JPH10288146A - ラジアルプランジャポンプ - Google Patents

ラジアルプランジャポンプ

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JPH10288146A
JPH10288146A JP9110232A JP11023297A JPH10288146A JP H10288146 A JPH10288146 A JP H10288146A JP 9110232 A JP9110232 A JP 9110232A JP 11023297 A JP11023297 A JP 11023297A JP H10288146 A JPH10288146 A JP H10288146A
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JP
Japan
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plunger
eccentric
cylinder
camshaft
cam roller
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Application number
JP9110232A
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English (en)
Inventor
Yukio Honmo
行雄 本望
Takehiko Hamada
武彦 浜田
Yutaka Enomoto
裕 榎本
Kenzo Iwano
健三 岩野
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GIJUTSU KAIHATSU SOGO KENKYUSHO KK
YUUEI KK
Original Assignee
GIJUTSU KAIHATSU SOGO KENKYUSHO KK
YUUEI KK
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Publication date
Application filed by GIJUTSU KAIHATSU SOGO KENKYUSHO KK, YUUEI KK filed Critical GIJUTSU KAIHATSU SOGO KENKYUSHO KK
Priority to JP9110232A priority Critical patent/JPH10288146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転・摺動部の焼付防止等を図ったラジアル
プランジャポンプを提供する。 【解決手段】 スラストリング66は、カーボン等のコ
ンパウンドを含有した高潤滑性ナイロン樹脂を素材とし
ており、その内周面に軸方向に沿って4本の円弧溝が形
成され、一方の側面にこれら円弧溝に連続するかたちで
4本の矩形溝が放射状に形成されている。また、ニード
ルローラ64の内輪65は、その内周面および外周面に
二硫化モリブデンがコーティングされ、偏心部62との
間およびニードルローラ64との間の摩擦係数が極めて
小さくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧燃料ポンプの
試験等に用いられるラジアルプランジャポンプに係り、
詳しくは、回転・摺動部の焼付防止等を図る技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ラジアルプランジャポンプは、高油圧を
発生する油圧ポンプとして、各種油圧装置等の油圧発生
源に用いられている。ラジアルプランジャポンプには、
固定シリンダ型と回転シリンダ型とがあるが、回転質量
が小さく、構造も比較的簡便であることから、特開平3
−175158号公報等に記載された固定シリンダ型が
主流となっている。固定シリンダ型ラジアルプランジャ
ポンプは、複数のプランジャ穴を放射状に形成する一体
または別体のシリンダと、各プランジャ穴内に摺動自在
に保持されたプランジャと、シリンダの中央に配置され
た偏心カムシャフトとからなっている。偏心カムシャフ
トの偏心カム面(あるいは、偏心部に回動自在に外嵌さ
れたカムローラ)はプランジャの端部に摺接しており、
原動機に駆動されて偏心カムシャフトが回転すると、各
プランジャがプランジャ穴内に順次押込まれ、これによ
り、プランジャ穴内に存在していた作動油等が吐出ポー
トを介して油圧装置等に供給される。
【0003】一方、自動車等に搭載される燃料噴射式の
火花点火エンジン(以下、ガソリンエンジンに代表させ
る)では、近年、旧来の吸気管噴射型に代わり、燃焼室
内にガソリンやアルコール等の低粘度燃料(以下、ガソ
リンに代表させる)を直接噴射する筒内噴射型が出現し
ている。筒内噴射型ガソリンエンジンでは、吸気行程や
圧縮行程において、最適なタイミングで適量のガソリン
を噴射できるため、吸気管噴射型ではなし得ない希薄混
合比での運転が実現される。これにより、吸気管噴射型
に比して燃料消費量や有害排出ガス成分の大幅な低減が
可能となり、省エネルギーや大気汚染抑制を高いレベル
で実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】筒内噴射型ガソリンエ
ンジンでは、圧縮行程中に正確な燃料噴射を行う都合
上、高燃圧(50kgf/cm2以上)を発生する燃料ポンプ
や、燃料ポンプから吐出された高圧ガソリンを噴射する
電磁燃料噴射弁等が必要となる他、燃料パイプやジョイ
ント類等から燃料リークがないことも求められる。その
ため、燃料系に対しては、各構成部品毎に耐圧テストが
行われると共に、エンジンの組立が完了した時点でリー
クテストが実施される。通常、この種のテストには前述
したラジアルプランジャポンプが用いられるが、ガソリ
ンをテスト圧力(例えば、100kgf/cm2以上)に昇圧
するにあたって種々の問題が発生していた。
【0005】例えば、偏心カムシャフトの偏心カム面
は、プランジャの端部(プランジャシュー)を強く押し
付けた状態で回転するため、潤滑性のないガソリン中で
はごく短時間で両者の摺動面に摩耗や焼付きが生じる。
また、偏心部にカムローラを外嵌させたものでは、偏心
部とカムローラとの摺接面において、相対回動による摩
耗や焼付きが生じる。そして、摩耗により発生した微細
な摩耗粉がガソリン中に混入した場合、これが被試験装
置内に流入して、電磁燃料噴射弁の噴射ノズル等の作動
を阻害する要因となっていた。そこで、発明者等は、偏
心カムシャフトの偏心部外周に円筒状のカムローラを外
嵌させると共に、両者の間にニードルローラを介装し、
ニードルローラの転動によってカムローラが抵抗なく回
転する構造を試みた。これにより、上述した摩耗や焼付
きを解消することができたが、ニードルローラの転動不
良に伴う別種の不具合が生じることがあった。
【0006】すなわち、ラジアルプランジャポンプの運
転時には、偏心カムシャフトの偏心部外周面とカムロー
ラの内周面とに対しニードルローラが転動するが、ガソ
リン中に微少な異物(スラッジや塵埃)が存在すると、
その転動が一瞬妨げられることがある。この場合、カム
ローラがごく短時間回転しなくなり、カムローラとプラ
ンジャシューとの接触面に摩耗や焼付きが生じたり、あ
るいは、ニードルローラが転動しないにも拘わらずカム
ローラが回転し続け、ニードルローラとカムローラとの
接触面に摩耗や焼付きが生じることがある。尚、従来の
ラジアルプランジャポンプでは、全ての作動部品が密閉
型のケーシングに収納されているため、ガソリンの汚損
状態やポンプ機構の作動不良等を外部から観測すること
ができなかった。
【0007】一方、ニードルローラは転動の際に若干発
熱することが避けられず、この熱は周囲のガソリン中に
放出される。ところが、ガソリンがニードルローラの周
囲で停滞する構造になっていると、低沸点流体であるガ
ソリンは、その温度が徐々に上昇し、終には沸騰して蒸
気となる。この場合、ニードルローラを始め、これに接
する偏心カムシャフトの偏心部外周やカムローラの内周
面の温度が急上昇し、ごく短時間でこれらの部品に摩耗
や焼付きが生じる。尚、発明者等は、リング状のシール
を用いてニードルローラの周囲にグリスを封入し、この
グリスによって潤滑を行うことも試みた。ところが、封
入性の高いシールを用いた場合には、摺動抵抗によりカ
ムローラと偏心カムシャフトとの間の相対回転が阻害さ
れる一方、封入性の低いシールを用いた場合には、浸透
性の高いガソリンがグリス中に浸入してこれを希釈・流
出させる等の問題を解決できなかった。
【0008】本発明は上記状況に鑑みなされたもので、
回転・摺動部の焼付防止等を図ったラジアルプランジャ
ポンプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、複数のプランジャ穴を放射状
に形成するシリンダと、前記各プランジャ穴内に摺動自
在に保持されたプランジャと、前記シリンダの中央に配
置された偏心カムシャフトとを有し、前記偏心カムシャ
フトを回転させることにより、前記偏心カムシャフトの
偏心部を介して前記プランジャを前記シリンダ内に押し
込み、これにより、当該シリンダ内の液体を加圧・吐出
するラジアルプランジャポンプにおいて、前記偏心カム
シャフトの偏心部に外嵌する円筒状のカムローラと、当
該偏心カムシャフトと当該カムローラとの間に介装され
た転がり軸受とを備え、前記偏心部の外周面と前記転が
り軸受と前記カムローラの内周面と前記カムローラの外
周面とプランジャのシュー部とのうちの少なくとも一つ
に低摩擦材をコーティングしたものを提案する。
【0010】この発明によれば、例えば、偏心部の外周
面に低摩擦材がコーティングされている場合、ガソリン
中に異物によって転がり軸受内での転動体の転動が妨げ
られても、転がり軸受とカムローラとが一体となって偏
心部のコーティング面を滑動し、カムローラとプランジ
ャシューとの接触面での焼付き等が起こらなくなる。
【0011】また、請求項2の発明では、複数のプラン
ジャ穴を放射状に形成するシリンダと、前記各プランジ
ャ穴内に摺動自在に保持されたプランジャと、前記シリ
ンダの中央に配置された偏心カムシャフトとを有し、前
記偏心カムシャフトを回転させることにより、前記偏心
カムシャフトの偏心部を介して前記プランジャを前記シ
リンダ内に押し込み、これにより、当該シリンダ内の液
体を加圧・吐出するラジアルプランジャポンプにおい
て、前記偏心カムシャフトの偏心部に外嵌する円筒状の
カムローラと、当該偏心カムシャフトと当該カムローラ
との間に介装された転がり軸受とを備え、前記偏心部の
外周面と前記転がり軸受と前記カムローラの内周面と前
記カムローラの外周面とプランジャのシュー部とのうち
の少なくとも一つに低摩擦材からなるリングを固着させ
たものを提案する。
【0012】この発明によれば、例えば、カムローラの
外周面に低摩擦材からなるリングが固着されている場
合、ガソリン中に異物によって転がり軸受内での転動体
の転動が妨げられても、プランジャシューがカムローラ
の外周面を滑動し、プランジャのととの接触面での焼付
き等が起こらなくなる。
【0013】また、請求項3の発明では、請求項1記載
のラジアルプランジャポンプにおいて、前記低摩擦材が
二硫化モリブデンまたは四弗化エチレンであるものを提
案する。
【0014】この発明によれば、低摩擦材の摩擦係数が
極めて小さいため、滑動の際における抵抗が殆どなくな
る一方、低摩擦材の化学的活性が低いため、流体との間
で化学反応を起こすこともなくなる。
【0015】また、請求項4の発明では、請求項2記載
のラジアルプランジャポンプにおいて、前記低摩擦材が
ナイロン系樹脂または四弗化エチレン系樹脂またはポリ
イミド系樹脂であるものを提案する。
【0016】この発明によれば、低摩擦材の摩擦係数が
極めて小さいため、滑動の際における抵抗が殆どなくな
る一方、低摩擦材の化学的活性が低いため、流体との間
で化学反応を起こすこともなくなる。
【0017】また、請求項5の発明では、複数のプラン
ジャ穴を放射状に形成するシリンダと、前記各プランジ
ャ穴内に摺動自在に保持されたプランジャと、前記シリ
ンダの中央に配置された偏心カムシャフトとを有し、前
記偏心カムシャフトを回転させることにより、前記偏心
カムシャフトの偏心部を介して前記プランジャを前記シ
リンダ内に押し込み、これにより、当該シリンダ内の液
体を加圧・吐出するラジアルプランジャポンプにおい
て、前記偏心カムシャフトの偏心部に外嵌する円筒状の
カムローラと、当該偏心カムシャフトと当該カムローラ
との間に介装された転がり軸受と、前記偏心カムシャフ
トの偏心部に嵌着され、前記カムローラの両側を係止す
る一対のスラストリングとを備え、当該スラストリング
の少なくとも一方には、前記カムローラに面した側面の
内周部を外周面に連通させる連通溝または連通孔を形成
したものを提案する。
【0018】この発明によれば、偏心カムシャフトと伴
にスラストリングが回転すると、連通溝あるいは連通孔
内の液体が遠心力により外周方向に排出され、これによ
り、転がり軸受の周囲を液体が循環する。
【0019】また、請求項6の発明では、複数のプラン
ジャ穴を放射状に形成するシリンダと、前記各プランジ
ャ穴内に摺動自在に保持されたプランジャと、前記シリ
ンダの中央に配置された偏心カムシャフトとを有し、前
記偏心カムシャフトを回転させることにより、前記偏心
カムシャフトの偏心部を介して前記プランジャを前記シ
リンダ内に押し込み、これにより、当該シリンダ内の液
体を加圧・吐出するラジアルプランジャポンプにおい
て、ポンプ外郭を構成するケーシングに、透明素材から
なる観測窓を形成したものを提案する。
【0020】この発明によれば、液体の汚損や作動部品
の故障等が生じた際には、テスト作業者が観測窓からこ
れを確認し、液体の交換やポンプの運転停止を行える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明に係るラジアルプランジャ
ポンプ(以下、ポンプと略称する)を備えた高圧ガソリ
ン供給システムの側面図である。尚、本実施形態では、
説明の便宜上、図1の左方を前方とする。
【0023】図1に示したように、高圧ガソリン供給シ
ステムは、ポンプ1と電動機2とを鋼板製の架台3に載
置したもので、電動機2の回転力がラバーカップリング
4を介してポンプ1に伝達される。図1中、5は脚であ
り、防震ゴム製のクッション6を介して架台3の下面四
隅に取り付けられている。7は鋼板製のポンプブラケッ
ト、8は鋼メッシュ製のカップリングカバーであり、こ
れらは溶接やボルト等により架台3の上面に固着されて
いる。また、ポンプ1の上面には、前後に吸入ポート9
と吐出ポート10とが形成されている。吸入ポート9に
は、ジョイント11を介して図示しないガソリン貯蔵槽
からの低圧ガソリン配管12が接続し、吐出ポート10
にはジョイント13を介して図示しない耐圧試験機への
高圧ガソリン配管14が接続する。
【0024】図2はポンプ1の内部構造を示す縦断面図
であり、同図に示すように、ポンプ1の外郭は、いずれ
も円形断面を有する、メインハウジング21と、吸入側
ハウジング22と、サイドカバー23とから形成されて
いる。
【0025】メインハウジング21の軸心部には、一対
のテーパローラベアリング31を介して、偏心カムシャ
フト32が回動自在に保持されている。図2中、33は
ディスタンスカラー、34はベアリングナット、35は
ロックワッシャである。メインハウジング11の後端面
には、Oリング36の保持に供されるOリングホルダ3
7がボルト止めされ、更に、Oリングホルダ37の後端
面には、キャップシール38の保持に供されるキャップ
シールホルダ39がボルト止めされている。尚、両テー
パローラベアリング31はグリスにより潤滑されてお
り、グリス中への塵埃や水等の浸入がOリング36とキ
ャップシール39とにより防止される。
【0026】メインハウジング21内には、吐出ポート
10に連通する円環状の集合路41と、この集合路41
と後述するポンプユニットとを連通する7本の連通路4
2とが形成されている。メインハウジング11の前端面
には、シールフランジ44とOリングホルダ45とがボ
ルト止めされ、これらにより、一対のキャップシール4
6とOリング47とが保持されている。キャップシール
46およびOリング47は、テーパローラベアリング3
1の潤滑用グリスにガソリンが浸入することを防止す
る。
【0027】図2,図3(図2中のA−A階段断面図)
に示したように、吸入側ハウジング22は円筒形状であ
り、その前後端部51,52がサイドカバー23の後端
面およびメインハウジング21の前端面の円環溝53,
54にそれぞれ嵌入し、これにより、ガソリン55の充
たされた液室56が形成されている。図中、57は液封
用のOリングであり、58は吸入側ハウジング22およ
びサイドカバー23をメインハウジング21に締結する
ボルトであり、59はドレンプラグである。
【0028】液室56内には、放射状に配置された7つ
のポンプユニット61と、偏心カムシャフト32の偏心
部62に外嵌したカムローラ63とからなる圧縮機構が
配設されている。ポンプユニット61は、メインハウジ
ング21の前端面にボルト止めされている。また、カム
ローラ63は、ニードルローラ64とその内輪65とを
介し、偏心カムシャフト32の偏心部62に保持されて
いる。本実施形態の場合、ニードルローラ64の内輪6
5は、その内周面および外周面に二硫化モリブデンがコ
ーティングされ、偏心部62との間およびニードルロー
ラ64との間の摩擦係数が極めて小さくなっている。図
中、66はニードルローラ64および内輪65の左右方
向の位置決めを行うスラストリングであり、偏心カムシ
ャフト32の偏心部62に嵌合している。
【0029】図4には、スラストリング66を斜視によ
り示してある。本実施形態のスラストリング66は、カ
ーボン等のコンパウンドを含有した高潤滑性ナイロン樹
脂を素材としており、その内周面に軸方向に沿って4本
の円弧溝67が形成され、一方の側面にこれら円弧溝6
7に連続するかたちで4本の矩形溝68が放射状に形成
されている。
【0030】サイドカバー23には、その中央部に円形
の窓穴71が形成されると共に、後端面にガラスホルダ
72を介して強化ガラスからなる観測窓73がボルト止
めされている。図中、74は液封用のOリングである。
【0031】図5には、ポンプユニット61の縦断面を
示してある。同図に示したように、ポンプユニット61
は、プランジャ穴81を有するシリンダ82と、プラン
ジャ穴81内に摺動自在に保持されたプランジャ83
と、プランジャ83をカムローラ63に押し付けるプラ
ンジャスプリング84とを主要構成部材としている。シ
リンダ82には、共に鋼球85と円錐スプリング86と
からなる、吸入側逆止弁87と吐出側逆止弁88とが内
蔵されている。図中、89はねじ込み型バルブシート、
90はプランジャ83とプランジャスプリング84との
間に介装されたスプリングガイド、91はC形止め輪、
92は液封用のOリングである。本実施形態の場合、ス
プリングガイド90は、低摩擦係数のポリイミド樹脂を
切削加工したもので、プランジャ83の貫通部位の内径
がプランジャ83の外径より大きくされ、これにより、
プランジャ83とスプリングガイド90との接触面積が
小さくなっている。
【0032】図6には、プランジャ83の半裁縦断面を
示してある。プランジャ83は、プランジャ穴81に嵌
合する円柱状のプランジャ部93と、カムローラ63に
接する円盤状のヒール部94とからなっており、プラン
ジャ部93には、比較的浅い複数本(本実施形態では、
3本)の環状溝95と比較的深い1本のリング溝96と
が形成され、リング溝96には図7に斜視を示したポリ
イミド樹脂製のシールリング97が係合している。尚、
シールリング97は、リング溝96の深さに対応して、
比較的幅の狭いものが用いられている。
【0033】プランジャ83は、芯金たるプランジャイ
ンナ98と、プランジャインナ98に外嵌してプランジ
ャ部93の外郭を形成するプランジャスリーブ99とか
らなっている。プランジャインナ98は、合金工具鋼
(本実施形態の場合、SKD1種)を切削成形し、真空
焼き入れ後に窒化処理を施こしたもので、基端側(ヒー
ル部94側)が太く、先端側が細い段付きに形成されて
いる。また、プランジャスリーブ99は、ポリイミド樹
脂を切削加工したもので、プランジャインナ98との間
に間隙ができないように形成され、両者は圧入・接着
(接着剤塗布後に圧入)により強固に固着されている。
尚、上述した環状溝95はプランジャスリーブ99に形
成されているが、リング溝96の内周部はプランジャイ
ンナ98に侵入するかたちとなっている。
【0034】本実施形態において、シールリング97お
よびプランジャスリーブ99の素材たるポリイミド樹脂
は、以下に列挙する物性を有している。
【0035】圧縮強さ:≧1,200 kgf/cm2(at 23℃) 動摩擦係数:≦0.25(at PV=500 kgf/cm2・m/mi
n),≦0.08(at PV=3,000 kgf/cm2・m/min) 限界PV値:≧3,000 kgf/cm2・m/min 曲強さ:≧1,800 kgf/cm2(at 23℃) 引張強さ:≧1,500 kgf/cm2(at 23℃),≧500 kgf/
cm2(at 250℃) 連続使用温度:≧250℃ 線膨張係数:≦4.0×10-5cm/cm/℃ 以下、本実施形態に係るガソリン加圧システムの作用を
説明する。
【0036】自動車燃料系等の耐圧試験を行う場合、試
験作業者は、高圧ガソリン供給システムに接続された耐
圧試験機に被試験機器をセットした後、図示しないコン
トロール装置を介して電動機2を起動する。すると、電
動機2に連結されたポンプ1の偏心カムシャフト32が
回転駆動され、これにより、偏心カムシャフト32の偏
心部62に嵌合したカムローラ63は、所定の偏心量を
もって偏心回転して、各ポンプユニット61のプランジ
ャ83を順次シリンダ82のプランジャ穴81に押し込
む。この際、カムローラ63は、ニードルローラ64を
介して偏心部62に回動自在に保持されているため、偏
心部62に対しては偏心回転量に等しい分だけ逆方向に
回転し、プランジャ83のヒール部94とは殆ど摺動し
ない。
【0037】一方、プランジャ83には、カムローラ6
3により押し込まれる際の面圧の不均一等により、プラ
ンジャ穴81に対する僅かな回転力が作用する。そし
て、本実施形態ではスプリングガイド90がポリイミド
樹脂により形成され、かつ、プランジャ83とスプリン
グガイド90との接触面積が小さくされているために、
プランジャ83とスプリングガイド90との間の摺動抵
抗がごく小さくなり、回転力によってプランジャ83が
徐々にかつ円滑に回転する。その結果、プランジャ83
のヒール部94は、長時間の運転によりカムローラ63
に対して均一に接触することになり、その偏摩耗が起こ
らなくなる。
【0038】ポンプユニット61では、プランジャ83
が押し込まれることにより、プランジャ穴81内に溜ま
っていたガソリンが加圧され、所定の圧力(本実施形態
では、50kgf/cm2以上)となった時点で吐出側逆止弁
88から連通路42内に流入する。高圧のガソリンは、
連通路42から集合路41を経て吐出ポート10に至
り、高圧ガソリン配管14を介して耐圧試験機に供給さ
れる。また、プランジャ83は、カムローラ63がシリ
ンダ82に対して離間すると、プランジャスプリング8
4のばね力により元位置に復帰し、その際に液室56内
のガソリン55が吸入側逆止弁87からプランジャ穴8
1内に流入する。そして、この作動が7つのポンプユニ
ット61で順次行われることにより、液室56内のガソ
リン55が耐圧試験機に連続的に圧送され、精度の高い
耐圧試験が実現される。
【0039】さて、ガソリン加圧システムが長期間に亘
り運転されると、ガソリン中の不揮発成分が固化してス
ラッジを生成したり、外部(ガソリン貯蔵槽の給油口
等)からガソリン中に塵埃が侵入することがある。そし
て、これらスラッジや塵埃が異物としてニードルローラ
64内(ケージとローラとの隙間等)に噛み込まれる
と、前述したように、ニードルローラ64が一瞬転動し
なくなることがある。
【0040】この場合、本実施形態では、コーティング
された二硫化モリブデンにより内輪65の偏心部62と
の間およびニードルローラ64との間の摩擦係数が極め
て小さいため、カムローラ63の偏心部62に対する回
転が確保される。すなわち、図8に示したように、カム
ローラ63とニードルローラ64とが一体となって内輪
65に対して回動したり、あるいは、図9に示したよう
に、カムローラ63とニードルローラ64と内輪65と
が一体となって偏心部62に対して回動することで、カ
ムローラ63が偏心部62に対して偏心回転量に等しい
分だけ逆方向に回転する。
【0041】これにより、カムローラ63の外周面とプ
ランジャ83のヒール部94との間で摺動が起こり難く
なり、従来装置で生じていた摩耗や焼付き等が防止され
る。尚、異物によるニードルローラ64の転動不良は、
通常、装置の運転に伴うガソリン55の流れによりごく
短時間で解消されることが多く、その後はニードルロー
ラ64の転動によりカムローラ63が円滑に回転するこ
とになる。尚、本実施形態では、内輪65の内外周面に
二硫化モリブデンをコーティングしたが、四弗化エチレ
ン等をコーティングしてもよいし、内輪65自体をナイ
ロン系樹脂や四弗化エチレン系樹脂、ポリイミド系樹脂
等により製作してもよく、これらの場合にも同様の効果
が得られる。
【0042】一方、ガソリンにスラッジや塵埃が混入し
た場合、上述したニードルローラ64の転動不良や被試
験装置への異物の流入を防ぐべく、ガソリン55の交換
やポンプ1の洗浄を行わねばならない。また、カムロー
ラ63やプランジャ83等に作動不良が生じた場合、こ
れらが破損等を起こす前に装置を停止し、分解修理等を
行う必要がある。この際、本実施形態では、試験作業者
は、観測窓73を覗くことにより、図10(図2中のB
矢視図)に示したように、ガソリンの清浄度や機構部品
の作動状態を容易に確認でき、適切な処理を速やかにと
ることができる。
【0043】また一方、本実施形態では、スラストリン
グ66に形成された円弧溝67と矩形溝68との作用に
より、ニードルローラ64内でのガソリンの流通が促進
され、ニードルローラ64の焼付き等が防止される。す
なわち、装置の運転によって偏心カムシャフト32と伴
にスラストリング66が回転すると、図11に示したよ
うに、矩形溝68内のガソリンは遠心力により液室65
側に放出されるため、円弧溝67内のガソリンが矩形溝
68に流入する。これにより、ニードルローラ64内で
は、ガソリンが、カムローラ63とスラストリング66
との間隙等から流入した後、円弧溝67側に流れること
になる。その結果、ニードルローラ64には液室56内
の比較的低温のガソリン55が常に循環することにな
り、前述したガソリンの停滞に起因するニードルローラ
等の摩耗や焼付きが防止される。
【0044】次に、プランジャ83について述べる。装
置が運転されると、偏心回転するカムローラ63により
シリンダ82のプランジャ穴81にプランジャ83が押
し込まれ、プランジャ83には吐出側の燃料圧力に応じ
た大きな軸力が作用する他、カムローラ63とプランジ
ャ83のヒール部94との位置関係等によっては、プラ
ンジャ部93に大きな曲げ力が作用する。しかし、本実
施形態では、プランジャインナ98の素材に高強度の合
金工具鋼が用いられ、更に基端側が太い段付きとなって
いるため、長期間に亘る使用が行われてもプランジャ部
93が曲げ変形することがない。
【0045】また、プランジャ83がプランジャ穴81
内を摺動する際には、多少なりとも摩擦熱が発生し、両
者の間に存在するガソリンの温度が上昇する。しかし、
本実施形態では、プランジャ部93に3本の環状溝95
が形成されているため、摺動面が少なくなることで摩擦
熱の発生が抑制されると同時に、環状溝95内でガソリ
ンの沸騰・気化が生じた場合には、これがシリンダ82
およびプランジャ83を冷却するように作用する。
【0046】図12,図13には、環状溝95の近傍に
おけるシリンダ82およびプランジャ83の拡大縦断面
を示してあるが、図12から判るように、環状溝95内
で沸騰・気化したガソリンは、その体積が急激に膨張す
ることも相俟って、プランジャ83の吸込行程でプラン
ジャ穴81(図中上方)内に気泡となって放出される。
これにより、環状溝95には、図13に示したように、
プランジャ83の圧縮行程で新たなガソリンが流入し、
シリンダ82およびプランジャ83の温度が低下する。
【0047】ポンプユニット61は、上述したように非
常に高い圧力を発生するため、シリンダ82からのガソ
リンのリークが問題となる。そこで、プランジャ83と
プランジャ穴81との間の軸封は、環状溝95によるラ
ビリンスシール作用と、リング溝96に嵌合したシール
リング97とに依っており、その他の部位の液封はOリ
ングによってなされている。シールリング97は、背圧
によりプランジャ穴81の壁面に押し付けられるが、そ
の押付力Fが過大である場合には、長期間に亘る運転に
よりプランジャ穴81の壁面が摩耗する。また、押付力
Fが大きい場合、プランジャ83が回転し難くなり、ヒ
ール部94に偏摩耗が起こる虞がある。しかし、本実施
形態では、リング溝96を深くし、幅の狭いシールリン
グ97を用いることにより、シールリング97がプラン
ジャ穴81の壁面に強く押し付けられることを防止し、
これにより、プランジャ83が容易に回転してヒール部
94の偏摩耗が起こり難くしている。
【0048】図14に示したように、シールリング97
の内径をD1,外径をD2,厚みをt、圧縮行程における
ガソリンの圧力をP(kgf/cm2)とすると、シールリン
グ97のプランジャ穴81への押付力F(kgf/cm2)は
以下の式で求められる。
【0049】 F=P×((π/4)×D12×t)×t/((π/4)×D22×t) =P×(D12/D22)×t 本実施形態のシールリング97では、D1をD2に対して
十分に小さくし、かつ、厚みtを比較的大きく(2mm以
上)とするしたことにより、押付力Fが必要以上に大き
くならず、これにより、プランジャ穴81の壁面の摩耗
をごく少なく抑えることができた。また、リング溝96
の内周部がプランジャインナ98に侵入すると共に、シ
ールリング97の内周側がプランジャインナ98に保持
されているため、ポンプユニット61の圧縮行程でシー
ルリング97に高圧が作用しても、プランジャスリーブ
99が挫屈することがない。
【0050】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、図15と図16とには、ヒール部94にポリイ
ミド樹脂製のシュー100を取り付けたプランジャ83
の半裁縦断面を示してある。
【0051】図15のプランジャ83は、ヒール部94
の中央部分に円形の保持凹部101を形成し、この保持
凹部101に円盤状のシュー100を埋め込んだもので
ある。シュー100は、その外周部に半径R(本実施形
態では、1.5mm)の面取り103が施される一方、
圧入・接着により保持凹部101に対して強固に固着さ
れている。このプランジャ83を採用することにより、
カムローラ63が摩擦係数の小さいシュー100と接触
することになり、長期間に亘る運転が行われてもカムロ
ーラ63やシュー100の摩耗が殆ど起こらなくなっ
た。また、シュー100は、ポンプユニット61の圧縮
行程においてカムローラ63から大きな力で押圧される
が、面取り103の作用によって外周部への応力集中が
起こらなくなり、該部の割れや欠けが防止される。
【0052】図16のプランジャ83は、ヒール部94
の中心に円柱状の保持軸部104を形成し、この保持軸
部104に円環状のシュー100を嵌合させたものであ
る。この例でも、シュー100は、その外周部に面取り
103が施される一方、圧入・接着により保持軸部10
4に対して強固に固着されている。この例でも、カムロ
ーラ63やプランジャ83に対する作用は図15のもの
と同様である。
【0053】また、上記実施形態では、プランジャイン
ナ98の素材として、合金工具鋼(SKD等)を用いた
が、ニッケルクロームモリブデン鋼(SNCM3やSN
CM等)を始め、軸受鋼(SUJ2等)や高速度工具鋼
(SKH9等)等の強靭な鋼種を用いてもよい。また、
上記実施形態は本発明をガソリン加圧システムに適用し
たものであるが、ガソホール(ガソリンとアルコールの
混合物)や軽油等の加圧に供されるラジアルプランジャ
ポンプに適用してもよい。その他、ラジアルプランジャ
ポンプの具体的構成や各部品の形状等についても、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
よれば、複数のプランジャ穴を放射状に形成するシリン
ダと、前記各プランジャ穴内に摺動自在に保持されたプ
ランジャと、前記シリンダの中央に配置された偏心カム
シャフトとを有し、前記偏心カムシャフトを回転させる
ことにより、前記偏心カムシャフトの偏心部を介して前
記プランジャを前記シリンダ内に押し込み、これによ
り、当該シリンダ内の液体を加圧・吐出するラジアルプ
ランジャポンプにおいて、前記偏心カムシャフトの偏心
部に外嵌する円筒状のカムローラと、当該偏心カムシャ
フトと当該カムローラとの間に介装された転がり軸受と
を備え、前記偏心部の外周面と前記転がり軸受と前記カ
ムローラの内周面と前記カムローラの外周面とプランジ
ャのシュー部とのうちの少なくとも一つに低摩擦材をコ
ーティングしたため、例えば、偏心部の外周面に低摩擦
材がコーティングされている場合、ガソリン中に異物に
よって転がり軸受内での転動体の転動が妨げられても、
転がり軸受とカムローラとが一体となって偏心部のコー
ティング面を滑動し、カムローラとプランジャシューと
の接触面での焼付き等が起こらなくなる。
【0055】また、本発明の請求項2によれば、複数の
プランジャ穴を放射状に形成するシリンダと、前記各プ
ランジャ穴内に摺動自在に保持されたプランジャと、前
記シリンダの中央に配置された偏心カムシャフトとを有
し、前記偏心カムシャフトを回転させることにより、前
記偏心カムシャフトの偏心部を介して前記プランジャを
前記シリンダ内に押し込み、これにより、当該シリンダ
内の液体を加圧・吐出するラジアルプランジャポンプに
おいて、前記偏心カムシャフトの偏心部に外嵌する円筒
状のカムローラと、当該偏心カムシャフトと当該カムロ
ーラとの間に介装された転がり軸受とを備え、前記偏心
部の外周面と前記転がり軸受と前記カムローラの内周面
と前記カムローラの外周面とプランジャのシュー部との
うちの少なくとも一つに低摩擦材からなるリングを固着
させたため、例えば、カムローラの外周面に低摩擦材か
らなるリングが固着されている場合、ガソリン中に異物
によって転がり軸受内での転動体の転動が妨げられて
も、プランジャシューがカムローラの外周面を滑動し、
プランジャのととの接触面での焼付き等が起こらなくな
る。
【0056】また、本発明の請求項3によれば、請求項
1記載のラジアルプランジャポンプにおいて、前記低摩
擦材が二硫化モリブデンまたは四弗化エチレンとしたた
め、低摩擦材の摩擦係数が極めて小さいため、滑動の際
における抵抗が殆どなくなる一方、低摩擦材の化学的活
性が低いため、流体との間で化学反応を起こすこともな
くなる。
【0057】また、請求項4の発明では、請求項2記載
のラジアルプランジャポンプにおいて、前記低摩擦材が
ナイロン系樹脂または四弗化エチレン系樹脂またはポリ
イミド系樹脂としたため、低摩擦材の摩擦係数が極めて
小さいため、滑動の際における抵抗が殆どなくなる一
方、低摩擦材の化学的活性が低いため、流体との間で化
学反応を起こすこともなくなる。
【0058】また、本発明の請求5によれば、複数のプ
ランジャ穴を放射状に形成するシリンダと、前記各プラ
ンジャ穴内に摺動自在に保持されたプランジャと、前記
シリンダの中央に配置された偏心カムシャフトとを有
し、前記偏心カムシャフトを回転させることにより、前
記偏心カムシャフトの偏心部を介して前記プランジャを
前記シリンダ内に押し込み、これにより、当該シリンダ
内の液体を加圧・吐出するラジアルプランジャポンプに
おいて、前記偏心カムシャフトの偏心部に外嵌する円筒
状のカムローラと、当該偏心カムシャフトと当該カムロ
ーラとの間に介装された転がり軸受と、前記偏心カムシ
ャフトの偏心部に嵌着され、前記カムローラの両側を係
止する一対のスラストリングとを備え、当該スラストリ
ングの少なくとも一方には、前記カムローラに面した側
面の内周部を外周面に連通させる連通溝または連通孔を
形成したため、偏心カムシャフトと伴にスラストリング
が回転すると、連通溝あるいは連通孔内の液体が遠心力
により外周方向に排出され、これにより、転がり軸受の
周囲を液体が循環して、転がり軸受や内輪等が冷却され
る。
【0059】また、本発明の請求項6によれば、複数の
プランジャ穴を放射状に形成するシリンダと、前記各プ
ランジャ穴内に摺動自在に保持されたプランジャと、前
記シリンダの中央に配置された偏心カムシャフトとを有
し、前記偏心カムシャフトを回転させることにより、前
記偏心カムシャフトの偏心部を介して前記プランジャを
前記シリンダ内に押し込み、これにより、当該シリンダ
内の液体を加圧・吐出するラジアルプランジャポンプに
おいて、ポンプ外郭を構成するケーシングに、透明素材
からなる観測窓を形成したため、液体の汚損や作動部品
の故障等が生じた際には、テスト作業者が観測窓からこ
れを確認し、液体の交換やポンプの運転停止を行えるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るガソリン加圧システ
ムを示す側面図である。
【図2】ラジアルプランジャポンプの内部構造を示す縦
断面図である。
【図3】図2中のA−A階段断面図である。
【図4】スラストリングの斜視図である。
【図5】ポンプユニットの内部構造を示す縦断面図であ
る。
【図6】プランジャの構造を示す縦断面図である。
【図7】シールリングの斜視図である。
【図8】ニードルローラの転動不良時における内輪の作
動状態を示す説明図である。
【図9】ニードルローラの転動不良時における内輪の作
動状態を示す説明図である。
【図10】図2中のB矢視図である。
【図11】スラストリングの作用を示す説明図である。
【図12】環状溝の作用を示す説明図である。
【図13】環状溝の作用を示す説明図である。
【図14】プランジャのシールリング取付部を示す拡大
図である。
【図15】プランジャの変形実施形態を示す半裁縦断面
図である。
【図16】プランジャの変形実施形態を示す半裁縦断面
図である。
【符号の説明】
1 ラジアルプランジャポンプ 2 電動機 9 吸入ポート 10 吐出ポート 21 メインハウジング 22 吸入側ハウジング 23 サイドカバー 32 偏心カムシャフト 41 集合路 42 連通路 61 ポンプユニット61 62 偏心部 63 カムローラ 64 ニードルローラ 65 内輪 66 スラストリング 67 円弧溝 68 矩形溝 81 プランジャ穴 82 シリンダ 83 プランジャ 87 吸入側逆止弁 88 吐出側逆止弁 93 プランジャ部 94 ヒール部 95 環状溝 96 リング溝 97 シールリング 98 プランジャインナ 99 プランジャスリーブ 100 シュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩野 健三 東京都千代田区三崎町3−7−5

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプランジャ穴を放射状に形成する
    シリンダと、前記各プランジャ穴内に摺動自在に保持さ
    れたプランジャと、前記シリンダの中央に配置された偏
    心カムシャフトとを有し、前記偏心カムシャフトを回転
    させることにより、前記偏心カムシャフトの偏心部を介
    して前記プランジャを前記シリンダ内に押し込み、これ
    により、当該シリンダ内の液体を加圧・吐出するラジア
    ルプランジャポンプにおいて、 前記偏心カムシャフトの偏心部に外嵌する円筒状のカム
    ローラと、 当該偏心カムシャフトと当該カムローラとの間に介装さ
    れた転がり軸受とを備え、 前記偏心部の外周面と前記転がり軸受と前記カムローラ
    の内周面と前記カムローラの外周面とプランジャのシュ
    ー部とのうちの少なくとも一つに低摩擦材をコーティン
    グしてなることを特徴とするラジアルプランジャポン
    プ。
  2. 【請求項2】 複数のプランジャ穴を放射状に形成する
    シリンダと、前記各プランジャ穴内に摺動自在に保持さ
    れたプランジャと、前記シリンダの中央に配置された偏
    心カムシャフトとを有し、前記偏心カムシャフトを回転
    させることにより、前記偏心カムシャフトの偏心部を介
    して前記プランジャを前記シリンダ内に押し込み、これ
    により、当該シリンダ内の液体を加圧・吐出するラジア
    ルプランジャポンプにおいて、 前記偏心カムシャフトの偏心部に外嵌する円筒状のカム
    ローラと、 当該偏心カムシャフトと当該カムローラとの間に介装さ
    れた転がり軸受とを備え、 前記偏心部の外周面と前記転がり軸受と前記カムローラ
    の内周面と前記カムローラの外周面とプランジャのシュ
    ー部とのうちの少なくとも一つに低摩擦材からなるリン
    グを固着させたことを特徴とするラジアルプランジャポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 前記低摩擦材が二硫化モリブデンまたは
    四弗化エチレンであることを特徴とする、請求項1記載
    のラジアルプランジャポンプ。
  4. 【請求項4】 前記低摩擦材がナイロン系樹脂または四
    弗化エチレン系樹脂またはポリイミド系樹脂であること
    を特徴とする、請求項2記載のラジアルプランジャポン
    プ。
  5. 【請求項5】 複数のプランジャ穴を放射状に形成する
    シリンダと、前記各プランジャ穴内に摺動自在に保持さ
    れたプランジャと、前記シリンダの中央に配置された偏
    心カムシャフトとを有し、前記偏心カムシャフトを回転
    させることにより、前記偏心カムシャフトの偏心部を介
    して前記プランジャを前記シリンダ内に押し込み、これ
    により、当該シリンダ内の液体を加圧・吐出するラジア
    ルプランジャポンプにおいて、 前記偏心カムシャフトの偏心部に外嵌する円筒状のカム
    ローラと、 当該偏心カムシャフトと当該カムローラとの間に介装さ
    れた転がり軸受と、 前記偏心カムシャフトの偏心部に嵌着され、前記カムロ
    ーラの両側を係止する一対のスラストリングとを備え、 当該スラストリングの少なくとも一方には、前記カムロ
    ーラに面した側面の内周部を外周面に連通させる連通溝
    または連通孔を形成したことを特徴とするラジアルプラ
    ンジャポンプ。
  6. 【請求項6】 複数のプランジャ穴を放射状に形成する
    シリンダと、前記各プランジャ穴内に摺動自在に保持さ
    れたプランジャと、前記シリンダの中央に配置された偏
    心カムシャフトとを有し、前記偏心カムシャフトを回転
    させることにより、前記偏心カムシャフトの偏心部を介
    して前記プランジャを前記シリンダ内に押し込み、これ
    により、当該シリンダ内の液体を加圧・吐出するラジア
    ルプランジャポンプにおいて、 ポンプ外郭を構成するケーシングに、透明素材からなる
    観測窓を形成したことを特徴とするラジアルプランジャ
    ポンプ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085288A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Ntn Corp プランジャ駆動構造
JP2007085289A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Ntn Corp プランジャ駆動構造
US8267590B2 (en) 2005-09-26 2012-09-18 Ntn Corporation Plunger driving structure
WO2023115330A1 (zh) * 2021-12-21 2023-06-29 张帆 一种采用滚动支撑的水润滑高压泵
KR102610182B1 (ko) * 2023-06-28 2023-12-06 한일마이크로텍(주) 석탄 분쇄장치용 레이디얼 피스톤 펌프

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