JPH10288466A - アルミニウム溶湯坩堝 - Google Patents
アルミニウム溶湯坩堝Info
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- JPH10288466A JPH10288466A JP9404397A JP9404397A JPH10288466A JP H10288466 A JPH10288466 A JP H10288466A JP 9404397 A JP9404397 A JP 9404397A JP 9404397 A JP9404397 A JP 9404397A JP H10288466 A JPH10288466 A JP H10288466A
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Landscapes
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- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルミニウム溶湯坩堝において、アルミニウ
ム材の補充時の溶湯の温度降下と介在物の巻き込みを防
止することで、ダイカスト手許炉として坩堝炉を使用し
た場合でも坩堝炉が本来の特長を最大限に活かすことが
できる坩堝を提供する。 【解決手段】 上部が開口した坩堝本体内に仕切材を立
設させて縦に溶解室と汲出室の2室に仕切られた容器構
造とし、前記2室を連通する連絡口を容器の底部近傍に
設けることで、前記溶解室に供給された前記アルミニウ
ム溶湯が前記連絡口を溶湯通路として前記汲出室に流入
するようにした。
ム材の補充時の溶湯の温度降下と介在物の巻き込みを防
止することで、ダイカスト手許炉として坩堝炉を使用し
た場合でも坩堝炉が本来の特長を最大限に活かすことが
できる坩堝を提供する。 【解決手段】 上部が開口した坩堝本体内に仕切材を立
設させて縦に溶解室と汲出室の2室に仕切られた容器構
造とし、前記2室を連通する連絡口を容器の底部近傍に
設けることで、前記溶解室に供給された前記アルミニウ
ム溶湯が前記連絡口を溶湯通路として前記汲出室に流入
するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は坩堝に関するもの
であり、より具体的にはダイカストの手許炉として坩堝
炉を使用した場合において、炉本体内に設置されたアル
ミニウム溶湯坩堝の容器構造に関するものである。
であり、より具体的にはダイカストの手許炉として坩堝
炉を使用した場合において、炉本体内に設置されたアル
ミニウム溶湯坩堝の容器構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイカストの手許炉として坩堝炉が使用
されている。この場合、上方に開口した坩堝を炉本体内
のほぼ中央に設置する。容器内にアルミニウムインゴッ
トが投入された坩堝はバーナーなどにより外周から加熱
される。アルミニウムインゴットは熱溶解されて所定の
温度のアルミニウム溶湯として保持される。アルミニウ
ム溶湯が少なくなるとアルミニウムインゴットや溶湯
(ホットチャージ)などのアルミニウム材を適宜に補充
することでアルミニウム溶湯が補給される。
されている。この場合、上方に開口した坩堝を炉本体内
のほぼ中央に設置する。容器内にアルミニウムインゴッ
トが投入された坩堝はバーナーなどにより外周から加熱
される。アルミニウムインゴットは熱溶解されて所定の
温度のアルミニウム溶湯として保持される。アルミニウ
ム溶湯が少なくなるとアルミニウムインゴットや溶湯
(ホットチャージ)などのアルミニウム材を適宜に補充
することでアルミニウム溶湯が補給される。
【0003】しかし、坩堝炉を手許炉として使用する場
合、アルミニウム材を補充するとき坩堝内に乱流が発生
する。この乱流は、坩堝底部に沈殿していた比重の重い
酸化物などの介在物をアルミニウム溶湯内に巻き込む。
このアルミニウム溶湯を汲み出して鋳込んだ場合、この
介在物は、ダイカストの切削加工時に工作機械の刃を欠
損させるハードスポットの原因となる。
合、アルミニウム材を補充するとき坩堝内に乱流が発生
する。この乱流は、坩堝底部に沈殿していた比重の重い
酸化物などの介在物をアルミニウム溶湯内に巻き込む。
このアルミニウム溶湯を汲み出して鋳込んだ場合、この
介在物は、ダイカストの切削加工時に工作機械の刃を欠
損させるハードスポットの原因となる。
【0004】また、アルミニウムの潜熱(融解熱)は9
4.8kcal/Kgであり、その比熱(個体0.25
kcal/Kg、液体0.26kcal/Kg)に比べ
著しく大きい。そのため、アルミニウムインゴットを補
充すると、アルミニウムの融点(約660℃)近傍に溶
湯温度が抑制されてしまう。このため汲み出し温度(約
720℃)に再び上昇させるための時間が長くかかり、
汲み出し作業を中断せざるを得ない。従って、製品の生
産効率が低下する。
4.8kcal/Kgであり、その比熱(個体0.25
kcal/Kg、液体0.26kcal/Kg)に比べ
著しく大きい。そのため、アルミニウムインゴットを補
充すると、アルミニウムの融点(約660℃)近傍に溶
湯温度が抑制されてしまう。このため汲み出し温度(約
720℃)に再び上昇させるための時間が長くかかり、
汲み出し作業を中断せざるを得ない。従って、製品の生
産効率が低下する。
【0005】そこで、近年箱形の溶湯容器を使用した溶
湯保持炉が実用化されつつある。これは、内壁に断熱材
を被着した箱形容器内に溶湯を入れ、容器の上方あるい
は容器内に設置されたヒータにより溶湯を直接加熱保持
している。断熱材としてはシャモット状の耐火断熱レン
ガやセラミックプレートが使用されている。
湯保持炉が実用化されつつある。これは、内壁に断熱材
を被着した箱形容器内に溶湯を入れ、容器の上方あるい
は容器内に設置されたヒータにより溶湯を直接加熱保持
している。断熱材としてはシャモット状の耐火断熱レン
ガやセラミックプレートが使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した箱形容器に使
用される断熱材の主な成分はSiO2 やAl2 O3 など
である。これらの成分はアルミニウム溶湯に長時間接触
することで反応し、いわゆる「おばけ」と呼ばれるコラ
ンダム塊が生成し容器内壁に付着する。この「おばけ」
は硬度が極めて高く除去することが困難である。これを
無理に除去しようとすれば容器内壁を破損してしまう可
能性が高い。そうなると炉全体を取り替えるしか方法が
なく、莫大な費用がかかる。もちろん、「おばけ」が溶
湯に混入して鋳込まれれば不良製品の原因ともなる。
用される断熱材の主な成分はSiO2 やAl2 O3 など
である。これらの成分はアルミニウム溶湯に長時間接触
することで反応し、いわゆる「おばけ」と呼ばれるコラ
ンダム塊が生成し容器内壁に付着する。この「おばけ」
は硬度が極めて高く除去することが困難である。これを
無理に除去しようとすれば容器内壁を破損してしまう可
能性が高い。そうなると炉全体を取り替えるしか方法が
なく、莫大な費用がかかる。もちろん、「おばけ」が溶
湯に混入して鋳込まれれば不良製品の原因ともなる。
【0007】そこで、本発明の目的は、ダイカスト手許
炉としての坩堝炉において、アルミニウム材の補充時の
溶湯の温度降下と介在物の巻き込みを防止するととも
に、坩堝炉が本来有している、省スペース、保守費用お
よび設備費の低減、間接加熱による溶湯のガス吸収の減
少とそれにともなうピンホールの発生低下あるいは「お
ばけ」に対しても安価な坩堝の交換のみで対応可能な
ど、箱形容器による溶湯保持炉にはない種々の長所を最
大限に活かすことができるアルミニウム溶湯坩堝を提供
することである。
炉としての坩堝炉において、アルミニウム材の補充時の
溶湯の温度降下と介在物の巻き込みを防止するととも
に、坩堝炉が本来有している、省スペース、保守費用お
よび設備費の低減、間接加熱による溶湯のガス吸収の減
少とそれにともなうピンホールの発生低下あるいは「お
ばけ」に対しても安価な坩堝の交換のみで対応可能な
ど、箱形容器による溶湯保持炉にはない種々の長所を最
大限に活かすことができるアルミニウム溶湯坩堝を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアルミニウム溶
湯坩堝は、上部が開口した坩堝本体内に仕切材を立設さ
せることで縦に溶解室と汲出室の2室に仕切られた容器
構造とし、さらに前記2室は堝底部近傍に適宜に設けら
れた連絡口で連通している。そして、前記溶解室に供給
された前記アルミニウム溶湯が前記連絡口を溶湯通路と
して前記汲出室に流入するようにしている。
湯坩堝は、上部が開口した坩堝本体内に仕切材を立設さ
せることで縦に溶解室と汲出室の2室に仕切られた容器
構造とし、さらに前記2室は堝底部近傍に適宜に設けら
れた連絡口で連通している。そして、前記溶解室に供給
された前記アルミニウム溶湯が前記連絡口を溶湯通路と
して前記汲出室に流入するようにしている。
【0009】さらに第2の発明では、坩堝本体内を仕切
材により縦に溶解室と鎮静室と汲出室の3室に仕切った
容器構造とし、前記溶解室と前記鎮静室を連通するため
の第1の連絡口と前記鎮静室と前記汲出室を連通するた
めの第2の連絡口をそれぞれ前記容器の底部近傍に適宜
に設け、前記溶解室に供給された前記アルミニウム溶湯
が前記2つの連絡口を溶湯通路として前記鎮静室を経て
前記汲出室に流入するとともに、この流入過程で当該溶
湯に含まれる酸化物などの介在物が底部に鎮静化される
ようにした。この3室に仕切られた容器構造は、縦に左
右の部屋に仕切るとともに前記左右の部屋の一方をさら
に上下の部屋に仕切ることで、縦長の溶解室と前記上下
の部屋の下方に位置する鎮静室とその上方に位置する汲
出室の3室とするように変更可能である。
材により縦に溶解室と鎮静室と汲出室の3室に仕切った
容器構造とし、前記溶解室と前記鎮静室を連通するため
の第1の連絡口と前記鎮静室と前記汲出室を連通するた
めの第2の連絡口をそれぞれ前記容器の底部近傍に適宜
に設け、前記溶解室に供給された前記アルミニウム溶湯
が前記2つの連絡口を溶湯通路として前記鎮静室を経て
前記汲出室に流入するとともに、この流入過程で当該溶
湯に含まれる酸化物などの介在物が底部に鎮静化される
ようにした。この3室に仕切られた容器構造は、縦に左
右の部屋に仕切るとともに前記左右の部屋の一方をさら
に上下の部屋に仕切ることで、縦長の溶解室と前記上下
の部屋の下方に位置する鎮静室とその上方に位置する汲
出室の3室とするように変更可能である。
【0010】前述した容器構造における前記仕切材は、
坩堝本体の内壁形状に沿って当接し、前記溶湯通路がこ
の仕切材に適宜な孔を穿設することで形成されるように
してもよい。そして、容器内の壁面の一部あるいは全面
を断熱材で被着することが望ましい。
坩堝本体の内壁形状に沿って当接し、前記溶湯通路がこ
の仕切材に適宜な孔を穿設することで形成されるように
してもよい。そして、容器内の壁面の一部あるいは全面
を断熱材で被着することが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明におけるアルミニ
ウム溶湯坩堝の実施例を含む坩堝炉の断面図である。炉
本体11内の燃焼室12のほぼ中央にアルミニウム溶湯
坩堝(以下、坩堝)1が開口部を上にして台13の上に
載っている。この坩堝1は燃焼室12の内壁に設置され
ているバーナーにより外周から加熱される。なお、炉本
体11には清掃口14や排気口15などが適宜設けられ
ている。坩堝本体1の容器部分である内側には仕切材2
が設置されている。この仕切材2が容器部分を縦に2分
することで溶解室3と汲出室4の2室に仕切られた容器
構造となっている。この2室の間は坩堝1の底部近傍に
設けられた連絡口5により互いに連通している。また、
容器部分の内壁面には必要に応じて断熱材6が被着され
る。
ウム溶湯坩堝の実施例を含む坩堝炉の断面図である。炉
本体11内の燃焼室12のほぼ中央にアルミニウム溶湯
坩堝(以下、坩堝)1が開口部を上にして台13の上に
載っている。この坩堝1は燃焼室12の内壁に設置され
ているバーナーにより外周から加熱される。なお、炉本
体11には清掃口14や排気口15などが適宜設けられ
ている。坩堝本体1の容器部分である内側には仕切材2
が設置されている。この仕切材2が容器部分を縦に2分
することで溶解室3と汲出室4の2室に仕切られた容器
構造となっている。この2室の間は坩堝1の底部近傍に
設けられた連絡口5により互いに連通している。また、
容器部分の内壁面には必要に応じて断熱材6が被着され
る。
【0012】以上の容器構造により、溶解室3に投入さ
れたアルミニウムインゴット(以下、インゴット)20
を加熱溶解したり、ホットチャージを補充するなどして
供給されたアルミニウム溶湯(以下、溶湯)30は連絡
口5を溶湯通路5として汲出室4に流入する。そして、
汲出室4に流入した溶湯30を所定の温度で汲み出すよ
うにした。つぎに、本発明による坩堝の使用状況を具体
例を挙げて説明する。
れたアルミニウムインゴット(以下、インゴット)20
を加熱溶解したり、ホットチャージを補充するなどして
供給されたアルミニウム溶湯(以下、溶湯)30は連絡
口5を溶湯通路5として汲出室4に流入する。そして、
汲出室4に流入した溶湯30を所定の温度で汲み出すよ
うにした。つぎに、本発明による坩堝の使用状況を具体
例を挙げて説明する。
【0013】具体例の坩堝を図2に示す。本体1は黒鉛
・炭化珪素質の黒鉛坩堝で、容器部分は210リットル
の容量を有している。仕切材2は熱伝導率0.4Kca
l/mhr℃の断熱ボード製で、開口部の中心を頂点と
して200゜の仕切角をもって開口部を分割している。
仕切材2の側面および下端面は坩堝本体1の容器形状に
沿って内壁に当接するとともにフェノール樹脂系の熱硬
化型接着剤で固着されている。屈曲した仕切材2の下端
の一辺には連絡口5が穿設されている。断熱材6は、仕
切材と同じ熱伝導率を有し、汲出室4の坩堝本体側内壁
面にのみ被着されている。さらに、溶解室3の開口部を
開閉自在の蓋(図示せず)で覆い、アルミニウム材の投
入時にのみ開けるようにした。この坩堝1の使用状況を
以下に述べる。
・炭化珪素質の黒鉛坩堝で、容器部分は210リットル
の容量を有している。仕切材2は熱伝導率0.4Kca
l/mhr℃の断熱ボード製で、開口部の中心を頂点と
して200゜の仕切角をもって開口部を分割している。
仕切材2の側面および下端面は坩堝本体1の容器形状に
沿って内壁に当接するとともにフェノール樹脂系の熱硬
化型接着剤で固着されている。屈曲した仕切材2の下端
の一辺には連絡口5が穿設されている。断熱材6は、仕
切材と同じ熱伝導率を有し、汲出室4の坩堝本体側内壁
面にのみ被着されている。さらに、溶解室3の開口部を
開閉自在の蓋(図示せず)で覆い、アルミニウム材の投
入時にのみ開けるようにした。この坩堝1の使用状況を
以下に述べる。
【0014】溶解室にインゴットを投入して1250℃
で加熱して溶湯を生成した。溶湯温度が720℃に達し
た後、毎分2.5kgの溶湯を汲出室より汲み出すとと
もに同じ重量のインゴットを同じ割合で溶解室に投入し
たところ、汲出室の温度が降下することなく一定温度の
溶湯を連続的に汲み出すことができた。
で加熱して溶湯を生成した。溶湯温度が720℃に達し
た後、毎分2.5kgの溶湯を汲出室より汲み出すとと
もに同じ重量のインゴットを同じ割合で溶解室に投入し
たところ、汲出室の温度が降下することなく一定温度の
溶湯を連続的に汲み出すことができた。
【0015】もちろん、具体例に限らず、仕切材の上端
面を弦として坩堝開口部を分割するようにしたり仕切材
を坩堝本体と一体成形するなど、仕切材の位置や形状あ
るいは設置方法などは適宜変更可能である。
面を弦として坩堝開口部を分割するようにしたり仕切材
を坩堝本体と一体成形するなど、仕切材の位置や形状あ
るいは設置方法などは適宜変更可能である。
【0016】図3は、本発明による坩堝の第2の実施例
における容器構造を示すための斜視図である。この坩堝
1は、仕切材2が開口部のほぼ中心から外周に向かって
3方向に設置されることで、開口部が扇状に分割されて
いる。これによって坩堝本体1内が縦に溶解室3と汲出
室4に加え鎮静室7の3室に仕切られた容器構造となっ
ている。仕切材5の底部近傍には溶解室3と鎮静室7を
連通する第1の連絡口5aと鎮静室7と汲出室4を連通
する連絡口5bが穿設されている。溶解室3に供給され
た溶湯は連絡口5a、5bを溶湯通路として鎮静室7を
経て汲出室4に流入する。この流入過程で溶湯に含まれ
る介在物が主に鎮静室7の底部に鎮静化される。なお、
この実施例のように3室を縦方向に分割するために開口
部を扇状に分割しないで、2つの仕切材を並行にして立
設させたり、あるいは開口部の内周の1点から仕切材の
上端面が2つの弦となるようにして開口部を分割するな
ど適宜変更が可能である。
における容器構造を示すための斜視図である。この坩堝
1は、仕切材2が開口部のほぼ中心から外周に向かって
3方向に設置されることで、開口部が扇状に分割されて
いる。これによって坩堝本体1内が縦に溶解室3と汲出
室4に加え鎮静室7の3室に仕切られた容器構造となっ
ている。仕切材5の底部近傍には溶解室3と鎮静室7を
連通する第1の連絡口5aと鎮静室7と汲出室4を連通
する連絡口5bが穿設されている。溶解室3に供給され
た溶湯は連絡口5a、5bを溶湯通路として鎮静室7を
経て汲出室4に流入する。この流入過程で溶湯に含まれ
る介在物が主に鎮静室7の底部に鎮静化される。なお、
この実施例のように3室を縦方向に分割するために開口
部を扇状に分割しないで、2つの仕切材を並行にして立
設させたり、あるいは開口部の内周の1点から仕切材の
上端面が2つの弦となるようにして開口部を分割するな
ど適宜変更が可能である。
【0017】さらに、前述した第2の実施例は、図4に
示すような第3の実施例に変更可能である。仕切材2
は、坩堝本体1を縦に仕切る仕切部2aと縦に仕切られ
た一方の部屋をさらに上下に2室に仕切る仕切部2bと
で構成されている。そして、この容器構造において、縦
長に仕切られた部屋3を溶解室3とし、上下に仕切られ
た部屋の下側を鎮静室7、その上の部屋4を汲出室4と
している。溶解室3に供給された溶湯は連絡口5a、5
bを溶湯通路として鎮静室7を経て汲出室4に流入す
る。この流入過程で介在物は、主に溶解室3の底部に鎮
静化される。そして、溶湯は鎮静室7から汲出室3へ至
る過程でさらに浄化される。
示すような第3の実施例に変更可能である。仕切材2
は、坩堝本体1を縦に仕切る仕切部2aと縦に仕切られ
た一方の部屋をさらに上下に2室に仕切る仕切部2bと
で構成されている。そして、この容器構造において、縦
長に仕切られた部屋3を溶解室3とし、上下に仕切られ
た部屋の下側を鎮静室7、その上の部屋4を汲出室4と
している。溶解室3に供給された溶湯は連絡口5a、5
bを溶湯通路として鎮静室7を経て汲出室4に流入す
る。この流入過程で介在物は、主に溶解室3の底部に鎮
静化される。そして、溶湯は鎮静室7から汲出室3へ至
る過程でさらに浄化される。
【0018】なお、前述した実施例のいずれにおいて
も、仕切材は坩堝の容器形状に沿って内壁に当接すると
ともに、仕切材に穿設された孔をもって溶湯通路として
いるが、仕切材の下端面あるいは側端面を坩堝内壁から
適宜な間隙をもって設置し、この間隙を溶湯通路として
もよい。また、断熱材は汲出室の坩堝本体側の内壁面に
限らず、溶解室や鎮静室の内壁あるいは仕切面など適宜
に被着されるものである。
も、仕切材は坩堝の容器形状に沿って内壁に当接すると
ともに、仕切材に穿設された孔をもって溶湯通路として
いるが、仕切材の下端面あるいは側端面を坩堝内壁から
適宜な間隙をもって設置し、この間隙を溶湯通路として
もよい。また、断熱材は汲出室の坩堝本体側の内壁面に
限らず、溶解室や鎮静室の内壁あるいは仕切面など適宜
に被着されるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明によによれば、坩堝炉においてア
ルミニウムインゴットの補給の際にも溶湯の温度を下げ
ることなく、連続的にアルミニウム溶湯を汲み出すこと
ができる。そして、仕切材が隔壁となることでアルミニ
ウム材の投入時に介在物が溶湯内に巻き込まれることが
ない。このため、この坩堝を使用した坩堝炉は、ダイカ
ストの手許炉として良好な性能を備えるとともに坩堝炉
本来の特性を最大限に発揮できる。しかも、従来の坩堝
に仕切材と連絡口を設けるだけの簡単な構造としている
ので、設備投資にかかる費用はきわめて僅かである。
ルミニウムインゴットの補給の際にも溶湯の温度を下げ
ることなく、連続的にアルミニウム溶湯を汲み出すこと
ができる。そして、仕切材が隔壁となることでアルミニ
ウム材の投入時に介在物が溶湯内に巻き込まれることが
ない。このため、この坩堝を使用した坩堝炉は、ダイカ
ストの手許炉として良好な性能を備えるとともに坩堝炉
本来の特性を最大限に発揮できる。しかも、従来の坩堝
に仕切材と連絡口を設けるだけの簡単な構造としている
ので、設備投資にかかる費用はきわめて僅かである。
【0020】さらに、溶解室と汲出室に鎮静室を加えた
3室を備えた容器構造とすることで、介在物を確実に鎮
静化させることができる。このため、ハードスポットな
どの不良原因の発生を皆無にし、製品の歩留まりを飛躍
的に向上させる。また、第3の発明における容器構造と
すれば、汲出室の開口部を広くとることができるため汲
み出し時の作業性を向上させる。これにより、生産性の
向上が期待できる。
3室を備えた容器構造とすることで、介在物を確実に鎮
静化させることができる。このため、ハードスポットな
どの不良原因の発生を皆無にし、製品の歩留まりを飛躍
的に向上させる。また、第3の発明における容器構造と
すれば、汲出室の開口部を広くとることができるため汲
み出し時の作業性を向上させる。これにより、生産性の
向上が期待できる。
【0021】加えて、容器形状に合わせて内壁に当接さ
せた仕切材に連絡口を穿設したり、内壁に断熱材を被着
させるなど、目的や要求される性能に合わせて容器構造
を容易に変更することもできる。
せた仕切材に連絡口を穿設したり、内壁に断熱材を被着
させるなど、目的や要求される性能に合わせて容器構造
を容易に変更することもできる。
【図1】本発明による実施例を含む坩堝炉の断面図であ
る。
る。
【図2】本発明による具体例の斜視図である。
【図3】本発明による第2の実施例の斜視図である。
【図4】本発明による第3の実施例の斜視図である。
1 坩堝 2 仕切材 3 溶解室 4 汲出室 5、5a、5b 連絡口 7 鎮静室 11 坩堝炉 30 アルミニウム溶湯
Claims (5)
- 【請求項1】 アルミニウム材を熱溶解することで生成
されたアルミニウム溶湯を所定の温度に保持するととも
に適宜汲み出すための坩堝であって、上部が開口した坩
堝本体の内側に立設された仕切材により縦に溶解室と汲
出室の2室に仕切られた容器構造をなし、前記2室を連
通するための適宜な連絡口を前記容器の底部近傍に設け
ることで、前記溶解室に供給された前記アルミニウム溶
湯が前記連絡口を溶湯通路として前記汲出室に流入する
ことを特徴とするアルミニウム溶湯坩堝。 - 【請求項2】 アルミニウム材を熱溶解することで生成
されたアルミニウム溶湯を所定の温度に保持するととも
に適宜汲み出すための坩堝であって、坩堝本体の内側に
設置された仕切材により縦に溶解室と鎮静室と汲出室の
3室に仕切られた容器構造をなし、前記溶解室と前記鎮
静室を連通するための第1の連絡口と前記鎮静室と前記
汲出室を連通するための第2の連絡口がそれぞれ前記容
器の底部近傍に適宜に設けられることで前記溶解室に供
給された前記アルミニウム溶湯が前記2つの連絡口を溶
湯通路として前記鎮静室を経て前記汲出室に流入すると
ともに、この流入過程で当該溶湯に含まれる酸化物など
の介在物が前記底部に鎮静化されることを特徴とするア
ルミニウム溶湯坩堝。 - 【請求項3】 アルミニウム材を熱溶解することで生成
されたアルミニウム溶湯を所定の温度に保持するととも
に適宜汲み出すための坩堝であって、上部が開口した坩
堝本体の内側に設置された仕切材により縦に左右の部屋
に仕切られるとともに前記左右の部屋の一方がさらに上
下の部屋に仕切られることで、縦長の溶解室と前記上下
の部屋の下方に位置する鎮静室とその上方に位置する汲
出室の3室に仕切られた容器構造をなし、前記溶解室と
前記鎮静室を連通するための第1の連絡口と前記鎮静室
と前記汲出室を連通するための第2の連絡口を適宜に設
けることで前記溶解室に供給された前記アルミニウム溶
湯が前記2つの連絡口を溶湯通路として前記鎮静室を経
て前記汲出室に流入するとともに、この流入過程で当該
溶湯に含まれる酸化物などの介在物が前記容器の底部に
鎮静化されることを特徴とするアルミニウム溶湯坩堝。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
仕切材を前記坩堝体の内壁形状に沿って当接させるとと
もに当該仕切材に前記溶湯通路となるための適宜な孔を
穿設することを特徴とするアルミニウム溶湯坩堝。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
容器内の壁面の一部あるいは全面が断熱材で被着されて
いることを特徴とするアルミニウム溶湯坩堝。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9404397A JPH10288466A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | アルミニウム溶湯坩堝 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9404397A JPH10288466A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | アルミニウム溶湯坩堝 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10288466A true JPH10288466A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14099549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9404397A Pending JPH10288466A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | アルミニウム溶湯坩堝 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10288466A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010032550A1 (ja) * | 2008-09-17 | 2010-03-25 | 日本軽金属株式会社 | 溶湯清浄化装置 |
| KR101230611B1 (ko) | 2012-06-26 | 2013-02-06 | 삼보산업(주) | 알루미늄-아연 합금 잉곳의 제조방법 및 제조장치 |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9404397A patent/JPH10288466A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010032550A1 (ja) * | 2008-09-17 | 2010-03-25 | 日本軽金属株式会社 | 溶湯清浄化装置 |
| JP2010070794A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Nippon Light Metal Co Ltd | 溶湯清浄化装置 |
| CN102149832A (zh) * | 2008-09-17 | 2011-08-10 | 日本轻金属株式会社 | 熔液净化装置 |
| KR101230611B1 (ko) | 2012-06-26 | 2013-02-06 | 삼보산업(주) | 알루미늄-아연 합금 잉곳의 제조방법 및 제조장치 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070417 |
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| A02 | Decision of refusal |
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