JPH10288595A - 窒素酸化物濃度検出装置 - Google Patents
窒素酸化物濃度検出装置Info
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- JPH10288595A JPH10288595A JP10031273A JP3127398A JPH10288595A JP H10288595 A JPH10288595 A JP H10288595A JP 10031273 A JP10031273 A JP 10031273A JP 3127398 A JP3127398 A JP 3127398A JP H10288595 A JPH10288595 A JP H10288595A
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Abstract
き、仮にセンサ温度が変化してもNOx濃度を正確に検
出できる窒素酸化物検出装置を提供する。 【解決手段】 拡散律速層4dを介して被測定ガス側に
連通した第1測定室20と、拡散制限層6d,22dを
介して第1測定室20と連通した第2測定室26を有
し、Vsセル6の出力が基準電圧VCOとなるように第1
ポンプ電流IP1を制御することにより、第1測定室20
から第2測定室26に流入する被測定ガスの酸素濃度を
一定に制御すると共に、第2ポンプセル8に定電圧を印
加して第2測定室26内のNOx成分を分解させて酸素
を汲み出すことにより、第2ポンプ電流IP2からNOx
濃度を検出する装置において、Vsセルの内部抵抗から
センサ温度を検出して、ヒータ12,14の通電電流量
を制御する。また、被測定ガスの温度が急変すると、セ
ンサ温度が変化するので、検出したセンサ温度の目標値
からのずれに応じて、検出した第2ポンプ電流IP2を補
正する。この結果、NOx濃度を高精度に検出できる。
Description
燃焼機器から排出される有害成分である窒素酸化物の濃
度を検出するための窒素酸化物濃度検出装置に関する。
て、例えば、ヨーロッパ特許出願公開明細書06787
40A1,SAE paper No.960334
P137〜142 1996等に開示されているよう
に、第1拡散律速層を介して被測定ガス側に連通された
第1測定室と、この第1測定室に第2拡散律速層を介し
て連通された第2測定室とを、酸素イオン伝導性の固体
電解質層にて形成し、第1測定室には、固体電解質層を
多孔質の電極で挟むことにより第1酸素ポンピングセル
と酸素濃度測定セルとを形成し、更に、第2測定室に
は、同じく固体電解質層を多孔質の電極で挟むことによ
り第2酸素ポンピングセルを形成することにより構成さ
れたセンサを用いて、内燃機関等の排気中の窒素酸化物
(NOx)の濃度を検出するようにしたものが知られて
いる。
は、酸素濃度測定セルからの出力電圧が予め設定された
一定値となるように第1酸素ポンピングセルに通電し
て、第1測定室から酸素を汲み出すことにより、第1測
定室内の酸素濃度(換言すれば第1測定室から第2測定
室に流入する被測定ガスの酸素濃度)を一定濃度に制御
しつつ、第2酸素ポンピングセルに一定電圧を印加し
て、第2測定室から更に酸素を汲み出す。そして、この
第2酸素ポンピングセルに流れる電流値から、被測定ガ
ス中のNOx濃度を検出する。
の排気中には、NOx以外に、酸素、一酸化炭素、二酸
化炭素等の他のガス成分が存在するが、上記窒素酸化物
濃度検出装置では、第1酸素ポンピングセルに電流を流
して第1測定室内の酸素のほとんどを抜き取り、更に、
その酸素が抜き取られた被測定ガスが流入する第2測定
室側で、第2酸素ポンピングセルに第2測定室内の酸素
を汲み出す方向に一定電圧を印加することにより、第2
酸素ポンピングセルを構成する多孔質電極の触媒機能に
よって、被測定ガス中のNOxを窒素と酸素とに分解し
て第2測定室から酸素を抜き取り、そのとき第2酸素ポ
ンピングセルに流れるポンプ電流を検出することによ
り、被測定ガス中の他のガス成分に影響されることな
く、被測定ガス中のNOx濃度を検出できるようにして
いる。
上記検出方法によってNOx濃度を正確に検出するに
は、センサを所定活性温度(例えば800℃以上)まで
加熱して、各セルを活性化させる必要があることから、
センサを加熱するためのヒータが別途設けられている。
を所定温度に制御する方法としては、固体電解質層を多
孔質電極で挟んだ酸素濃度測定セルにて排気中の酸素濃
度を検出する酸素センサにおいて一般的に利用されてい
る制御方法を利用することが考えられる。
は、例えば、特開昭59−163556号公報,特開昭
59−214756号公報等に開示されているように、
ヒータの発熱量が一定となるようにヒータへの通電量を
制御する方法、センサの温度が目標温度になるようにヒ
ータへの通電を予め設定した制御パターンで制御する方
法、センサ温度を検出してヒータへの通電量を制御する
方法等、種々の方法が知られており、窒素酸化物濃度検
出装置においても、こうした従来の制御方法を利用する
ことが考えられる。
度検出装置は、酸素センサとは異なり、センサに3個の
セルが設けられており、しかも、各セル毎にヒータを設
けてその温度を制御することは困難であることから、上
記従来の制御方法を如何に応用すればよいかが課題とな
っていた。
は、センサ温度が変化すると、第1酸素ポンピングセル
の通電により制御される第1測定室から第2測定室に流
入する被測定ガスの酸素濃度,延いては第2測定室内の
酸素濃度が変化して、NOx濃度の検出結果が大きく変
化することから、NOx濃度の検出精度を確保するに
は、センサの温度変化によって第1測定室から第2測定
室に流入する被測定ガスの酸素濃度が変化することのな
いように、温度制御を、簡単な構成で効率よく実行でき
るようにすることが要求されているが、従来ではこうし
た要求に充分応え得る温度制御方法が確立されておら
ず、簡単な構成で温度特性を確保した窒素酸化物濃度検
出装置が実現されるには至っていなかった。
置においては、センサ温度の変化によって検出結果が大
きく変化するので、その検出結果は、被測定ガスの温度
変化に影響されることもあり、センサの温度を正確に制
御できたとしても、被測定ガスの温度が変化する過渡時
には検出結果が一時的に変動するといった問題もある。
のであり、上記窒素酸化物濃度検出装置において、セン
サ温度を、NOx濃度の検出結果が変化することのない
ように、簡単な構成で効率よく制御できるようにするこ
とを第1の目的とし、この温度制御によっても制御しき
れない被測定ガスの温度変化に伴うNOx濃度の検出誤
差を補正してNOx濃度の検出精度を向上することを第
2の目的とする。
するためになされた請求項1に記載の発明は、酸素イオ
ン伝導性の固体電解質層を多孔質の電極で挟んでなる第
1酸素ポンピングセル及び酸素濃度測定セルを有し、第
1拡散律速層を介して被測定ガス側に連通された第1測
定室と、酸素イオン伝導性の固体電解質層を多孔質の電
極で挟んでなる第2酸素ポンピングセルを有し、第2拡
散律速層を介して前記第1測定室と連通された第2測定
室と、を備えたセンサ本体と、前記酸素濃度測定セルの
出力電圧が一定値となるように前記第1酸素ポンピング
セルにて前記第1測定室から酸素を汲み出し、前記第1
測定室から前記第2測定室に流入する被測定ガスの酸素
濃度を一定に制御するポンプ電流制御手段と、前記第2
酸素ポンピングセルに前記第2測定室から酸素を汲み出
す方向に一定電圧を印加する定電圧印加手段と、該一定
電圧の印加により前記第2酸素ポンピングセルに流れる
電流値に基づき被測定ガス中の窒素酸化物濃度を検出す
る窒素酸化物濃度検出手段と、前記センサ本体を窒素酸
化物濃度を検出可能な温度まで加熱するためのヒータ
と、を備えた窒素酸化物濃度検出装置において、前記酸
素濃度測定セルの温度を検出する温度検出手段と、該温
度検出手段にて検出された前記酸素濃度測定セルの温度
が予め設定された目標温度となるように、前記ヒータへ
の通電を制御するヒータ通電制御手段と、を設けたこと
を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の窒素酸化物
濃度検出装置において、前記温度検出手段にて検出され
た前記酸素濃度測定セルの温度の前記目標温度からのず
れに応じて、前記窒素酸化物濃度検出手段にて検出され
た窒素酸化物濃度を補正することにより、窒素酸化物濃
度の検出値を温度補償する補正手段を設けたことを特徴
とする。
検出装置は、前述した従来の窒素酸化物濃度検出装置と
同様、酸素イオン伝導性の固体電解質層を多孔質の電極
で挟んでなる第1酸素ポンピングセル及び酸素濃度測定
セルを有し、第1拡散律速層を介して被測定ガス側に連
通された第1測定室と、酸素イオン伝導性の固体電解質
層を多孔質の電極で挟んでなる第2酸素ポンピングセル
を有し、第2拡散律速層を介して前記第1測定室と連通
された第2測定室と、を備えたセンサ本体を用いて、被
測定ガス中のNOx濃度を検出するものであり、ポンプ
電流制御手段が、酸素濃度測定セルの出力電圧が一定値
となるように第1酸素ポンピングセルにて前記第1測定
室から酸素を汲み出し、第1測定室から第2測定室に流
入する被測定ガスの酸素濃度を一定に制御する。そし
て、定電圧印加手段が、第2酸素ポンピングセルに前記
第2測定室から酸素を汲み出す方向に一定電圧を印加
し、窒素酸化物濃度検出手段が、この一定電圧の印加に
よって第2酸素ポンピングセルに流れる電流値に基づ
き、被測定ガス中のNOx濃度を検出する。
おいても、従来装置と同様、センサ本体をNOx濃度を
検出可能な温度まで加熱するためのヒータが備えられる
が、このヒータへの通電は、ヒータ通電制御手段によ
り、温度検出手段にて検出された酸素濃度測定セルの温
度が予め設定された目標温度となるように制御される。
によれば、酸素濃度測定セルにより、NOx濃度の検出
精度に最も大きな影響を与える酸素濃度(詳しくは第1
測定室から第2測定室に流入する被測定ガスの酸素濃
度)を正確に検出できることになる。また、本発明のよ
うに、ヒータにより酸素濃度測定セルの温度を目標温度
に制御すれば、第1酸素ポンピングセル及び第2酸素ポ
ンピングセルの温度も略一定に制御できる。この結果、
本発明によれば、ポンプ電流制御手段による第1酸素ポ
ンピングセルの通電制御によって、第1測定室から第2
測定室に流入する被測定ガスの酸素濃度を予め設定され
た一定濃度に制御することができ、第2酸素ポンピング
セルに流れる電流から被測定ガス中のNOx濃度を正確
に検出できることになる。
濃度検出装置では、センサ本体を構成する3種のセルの
うち、NOx濃度の検出精度に最も影響を与える酸素濃
度(詳しくは第1測定室から第2測定室に流入する被測
定ガスの酸素濃度)を検出する酸素濃度測定セルの温度
が目標温度となるように、センサ本体を加熱するヒータ
への通電電流量を制御することにより、センサ本体の温
度変化の影響を受けることなくNOx濃度を正確に検出
できるようにしており、酸素濃度測定セルの温度を検出
する温度検出手段とその検出結果に応じてヒータへの通
電を制御するヒータ通電制御手段を設けるだけで、セン
サ本体の温度制御系を構成できるため、センサ本体の温
度制御を簡単な構成で効率よく行うことができる窒素酸
化物濃度検出装置を提供できる。
む被測定ガスの酸素濃度を測定するには、酸素濃度測定
セルの電極配置に注意する必要がある。即ち、酸素濃度
測定セルの電極の内、被測定ガスに接する側の電極(換
言すれば第1測定室側の電極)を、できるだけ第2拡散
律速層の近傍に配置することにより、第1測定室から第
2測定室に流入する被測定ガスの酸素濃度を正確に測定
することができる。
装置においては、補正手段が、温度検出手段にて検出さ
れた前記濃度測定セルの温度の目標温度からのずれに応
じて、窒素酸化物濃度検出手段にて検出された窒素酸化
物濃度を補正する。このため、本発明(請求項2)によ
れば、ヒータ通電制御手段によって温度制御を実行して
いるにもかかわらず、センサ本体の温度が目標温度にな
るように制御できない場合には、補正手段によって、N
Ox濃度の検出結果を温度補償することができ、NOx
濃度の検出精度をより向上することができる。
したような場合には、ヒータ通電制御手段による温度制
御によってセンサ本体の温度を制御しきれず、被測定ガ
スの温度変化に応じてセンサ本体の温度が一時的に変化
してしまうことがあるが、本発明によれば、このような
場合にもNOx濃度を正確に検出できることになり、N
Ox濃度の検出精度をより向上できるようになるのであ
る。
る温度検出手段としては、例えば、酸素濃度測定セル近
傍に温度検出用の素子を設けることによって実現するこ
ともできるが、この場合、センサ本体の構造が複雑にな
り、また酸素濃度測定セル自体の温度を正確に検出する
ことも難しい。
出手段を、酸素濃度測定セルの内部抵抗を検出するよう
に構成し、ヒータ通電制御手段において、その検出され
た酸素濃度測定セルの内部抵抗が目標温度に対応した所
定値となるように、ヒータへの通電を制御するようにす
ることが望ましい。
酸素濃度測定セルの温度に応じて変化する(温度が高く
なる程内部抵抗が低くなる)ことから、請求項3に記載
のように、酸素濃度測定セルの内部抵抗を検出するよう
にすれば、その検出した内部抵抗から、センサ本体に温
度検出用の素子を別途設けることなく、酸素濃度測定セ
ルの温度を正確に検出することができるようになり、セ
ンサ本体の温度制御を、より簡単且つ高精度に実行でき
ることになる。
度測定セルの内部抵抗を検出する場合、温度検出手段と
しては、例えば、酸素濃度測定セルに内部抵抗検出用の
定電圧を印加し、そのとき酸素濃度測定セルに流れる電
流量を検出するようにするとか、或いは酸素濃度測定セ
ルに内部抵抗検出用の定電流を流し、そのとき酸素濃度
測定セルの両端電圧を検出するようにすればよい。
抵抗を検出する際には、一時的に、ポンプ電流制御手段
と酸素濃度測定セルとの接続を遮断して、ポンプ電流制
御手段による第1酸素ポンピングセルの通電制御を停止
させる必要はある。つまり、内部抵抗検出のために酸素
濃度測定セルに通電すると、その両端電圧は、第1測定
室から第2測定室に流入する被測定ガスの酸素濃度とは
対応しない値となり、そのときポンプ電流制御手段の制
御動作を継続させると、第1測定室から第2測定室に流
入する被測定ガスの酸素濃度が誤制御されてしまうこと
から、酸素濃度測定セルの内部抵抗検出時には、こうし
た誤制御が生じることのないよう、ポンプ電流制御手段
による制御動作を停止させることが望ましい。
室から第2測定室に流入する被測定ガスの酸素濃度を検
出するためのものであり、このセルを構成する一対の多
孔質電極のうち、被測定ガスに接しない電極側の酸素濃
度は、一定の酸素濃度にする必要がある。そして、この
ためには、例えば、その電極側に、酸素濃度が一定の基
準ガス(例えば大気)を導入するようにしてもよいが、
このように外部から基準ガスを導入するには、センサ本
体に基準ガス導入のための空隙を設けなければならず、
センサ本体の構造が複雑になってしまう。
は反対側(つまり被測定ガスと接しない側)の多孔質電
極を基準酸素濃度とするには、請求項4に記載のよう
に、センサ本体において、酸素濃度測定セルの第1測定
室とは反対側の多孔質電極を閉塞すると共に、その閉塞
空間内の酸素の一部が漏出抵抗部を介して外部に漏出可
能に形成し、ポンプ電流制御手段側で、酸素濃度測定セ
ルに対して、第1測定室中の酸素を閉塞空間に汲み出す
方向に微小電流を流し、その閉塞空間を内部酸素基準源
として機能させつつ、酸素濃度測定セルに生じる起電力
が一定値となるように第1酸素ポンピングセルに流れる
電流量を制御するようにすればよい。つまり、このよう
に構成すれば、センサ本体に基準ガス導入のための空隙
を設ける必要はなく、センサ本体の構造を簡単にするこ
とができる。
素濃度測定セルの内部抵抗を測定するには、請求項4に
記載のように、ポンプ電流制御手段と酸素濃度測定セル
との接続を周期的に遮断して、その遮断時に、酸素濃度
測定セルに、内部酸素基準源生成用の微小電流よりも大
きな内部抵抗検出用電流を、微小電流とは逆方向に流
し、そのとき酸素濃度測定セルの電極間に生じる電圧か
ら、酸素濃度測定セルの内部抵抗を検出するように、温
度検出手段を構成することが望ましい。
と同方向に流すこともできるが、電極の劣化を抑えるた
めに通常とは逆方向に電流を流すことで、周期的に電極
を活性化させるという効果を持たせることができる。な
お、酸素濃度測定セルに電流を流した場合、酸素濃度測
定セルが発生する電圧(電極間電圧)は、酸素濃度測定
セルの内部抵抗だけでなく、各電極側の酸素濃度の比に
応じて発生する起電力によっても変化するが、酸素濃度
測定セルの各電極側の酸素濃度(つまり第1測定室から
第2測定室に流入する被測定ガスの酸素濃度及び閉塞空
間内の酸素濃度)は、夫々、微小電流の通電及びポンプ
電流制御手段による第1酸素ポンピングセルの通電制御
によって、略一定になっているため、内部抵抗検出用電
流の通電期間中の起電力は程一定であり、また、内部抵
抗検出用電流によって生じる逆起電力は、酸素濃度測定
セルの起電力変化に対して比較的大きいことから、本発
明によれば、この起電力の変化の影響を受けることなく
酸素濃度測定セルの内部抵抗を検出できる。
抵抗を検出するために、酸素濃度測定セルに内部抵抗検
出用電流を流した場合、酸素濃度測定セルは、固体電解
質体もしくは固体電解質体と電極との間で分極の方向が
変わるため、直ぐには、測定前と同じ様に、第1測定室
内の酸素濃度と閉塞空間内の酸素濃度との比に応じて起
電力を発生することはできず、僅かながら起電力ははず
れた値となる。従って、この分極が解消し、酸素濃度測
定セルにより、第1測定室から第2測定室に流入する被
測定ガスの酸素濃度を正確に検出できるようになるに
は、ある程度の時間を要し、内部抵抗検出直後から、ポ
ンプ電流制御手段の制御動作を再開させても、NOx濃
度を正確に検出することはできない。
確に検出できるようになるまでの時間(検出停止時間)
を短くにするには、請求項5に記載のように、酸素濃度
測定セルに内部抵抗検出用電流を流して内部抵抗を検出
した後、その内部抵抗検出用電流を逆方向に流すよう
に、温度検出手段を構成すればよい。
時には、酸素濃度測定セルに、内部抵抗検出用電流をパ
ルス状に1回ずつ交番に流すようにすれば、酸素濃度測
定セルの各電極側の酸素濃度が内部抵抗検出前の安定状
態に速やかに復帰することになり、内部抵抗検出後、N
Ox濃度を正確に検出できるようになるまでの時間を短
くできる。
している3種のセルのうち、NOx濃度の検出精度に最
も影響を与える酸素濃度(つまり、第1測定室から第2
測定室に流入する被測定ガスの酸素濃度)を検出する酸
素濃度測定セルの温度を、センサ本体の温度として検出
して、ヒータへの通電電流を制御するが、センサ本体の
構造によっては、第1酸素ポンピングセルや第2酸素ポ
ンピングセルの温度を目標温度付近に制御できないこと
も考えられる。
良好に得られるようにするには、請求項6に記載のよう
に、センサ本体において、第1酸素ポンピングセル,酸
素濃度測定セル及び第2酸素ポンピングセルは、夫々、
互いに異なる薄板状の固体電解質層に形成され、第1測
定室及び第2測定室は、各固体電解質層を、第1及び第
2酸素ポンピングセルを形成した固体電解質層を外側に
して、所定の間隙を介して積層することにより構成さ
れ、ヒータは、基板にヒータ配線を形成した薄板状の2
枚のヒータ基板からなり、各ヒータ基板をセンサ本体に
おける各固体電解質層の積層方向両側に所定の間隙を介
して夫々配置することにより、センサ本体を加熱可能に
構成され、しかも、第1拡散層を、第1酸素ポンピング
セルが形成された固体電解質層の、ヒータ基板に形成さ
れたヒータ配線の中央部との対向位置を含む箇所に形成
することが望ましい。
うに形成すれば、酸素濃度測定セルが形成された固体電
解質層が、第1酸素ポンピングセル及び第2酸素ポンピ
ングセルが形成された固体電解質層に挟まれ、更にその
積層方向両側にヒータ基板が配置されることになるの
で、ヒータの通電制御によって酸素濃度測定セルの温度
を目標温度に制御すれば、第1酸素ポンピングセル及び
第2酸素ポンピングセルをより確実に目標温度に制御す
ることができ、しかも第1拡散層から第1測定室に流入
する被測定ガスもヒータにより充分加熱することができ
るようになる。
センサ本体における各セルの温度のばらつきを発生し難
くすると共に、各セルが被測定ガスの温度の影響を受け
難くして、NOx濃度の検出精度をより向上することが
可能になる。またこの場合、請求項7に記載のように、
第2拡散律速層を、センサ本体を各固体電解質層の積層
方向から投影したときに第1拡散律速層の少なくとも一
部と重なるように形成し、この第2拡散律速層近傍に、
酸素濃度測定セルを配置するようにすれば、センサ本体
及びその内部の被測定ガスの温度を目標温度により確実
に制御することができ、NOx濃度の検出精度を向上で
きることになる。
る。図1は本発明が適用された実施例の窒素酸化物濃度
検出装置全体の構成を表す概略構成図、図2はこの窒素
酸化物濃度検出装置において用いられるNOxセンサ2
の分解斜視図である。
は、センサ本体としてのNOxセンサ2と、NOxセン
サ2を構成する第1酸素ポンピングセル(以下、第1ポ
ンプセルという)4及び酸素濃度測定セル(以下、Vs
セルという)6への通電及び通電経路の切り換えを行な
うための駆動回路40と、NOxセンサ2を構成する第
2酸素ポンピングセル(以下、第2ポンプセルという)
8に定電圧を印加してそのとき流れる電流(以下、第2
ポンプ電流という)IP2を検出する検出回路42と、N
Oxセンサ2に設けられた一対のヒータ12,14へ通
電して各セル4,6,8を加熱させるヒータ通電回路4
4と、駆動回路40及びヒータ通電回路44を駆動制御
すると共に、検出回路42からの検出信号VIP2 に基づ
き被測定ガス中のNOx濃度を演算する、マイクロコン
ピュータからなる電子制御回路(以下、ECUという)
50とから構成されている。
て、第1ポンプセル4は、板状に形成された固体電解質
層4aの両側に、夫々、矩形状の多孔質電極4b,4c
及びそのリード部4bl,4clを形成し、更に、多孔質電
極4b,4cの中心部分を貫通するように固体電解質層
4aに丸孔を穿設して、その丸孔に多孔質の充填材を詰
めることにより、拡散律速層4dを形成したものであ
る。
体電解質層4aと同形状の固体電解質層6aの両側に、
夫々、円形状の多孔質電極6b,6c及びそのリード部
6bl,6clを形成し、更に、多孔質電極6b,6cの中
心部分を貫通するように固体電解質層6aに丸孔を穿設
して、その丸孔に多孔質の充填材を詰めることにより、
拡散律速層6dを形成したものである。
b,6cと第1ポンプセル4の多孔質電極4b,4cと
は、固体電解質層4a,6a上での中心位置が略一致
し、Vsセル6と第1ポンプセル4とを積層した際、各
拡散律速層6d,4dが互いに対向するようにされてい
る。また、Vsセル6に形成される円形状の多孔質電極
6b,6cは、第1ポンプセル4に形成される矩形状の
多孔質電極4b,4cよりも小さくなっている。また、
Vsセル6の表裏面には、リード部6bl,6clからの電
流リークを防止するために、リード部6bl,6clを外側
から覆うようにアルミナ等からなる絶縁膜が形成されて
おり、しかも各リード部6bl,6cl間には、後述の通電
制御によって多孔質電極6c側に汲み込まれた酸素の一
部を多孔質電極6b側に漏出させる漏出抵抗部6fが形
成されている。
びVsセル6は、上記各固体電解質層4a,6aと同形
状の固体電解質層18を介して積層される。そして、こ
の固体電解質層18の各多孔質電極4c,6bとの対向
位置には、多孔質電極4cよりも大きな矩形状の孔が穿
設されており、この孔が第1測定室20として機能す
る。
上記各固体電解質層4a,6aと同形状の固体電解質層
22が積層される。そして、この固体電解質層22に
は、Vsセル6の拡散律速層6dと同位置に同寸法の丸
孔を穿設して、その丸孔に多孔質の充填材を詰めること
により、拡散律速層22dが形成されている。
ル4と同様、板状に形成された固体電解質層8aの両側
に、夫々、矩形状の多孔質電極8b,8c及びそのリー
ド部8bl,8clを形成したものである。そして、この第
2ポンプセル8は、固体電解質層18と全く同様に形成
された固体電解質層24を介して、Vsセル6に積層さ
れた固体電解質層22に積層される。この結果、固体電
解質層24に穿設された矩形状の孔が第2測定室26と
して機能することになる。
4,Vsセル6,第2ポンプセル8の積層体の両側、つ
まり、第1ポンプセル4と第2ポンプセル8の外側に
は、夫々、スペーサ28,29により所定間隔を開け
て、ヒータ12,14が積層される。
質層4a,6a,…と同形状のヒータ基板12a,12
c,14a,14cと、ヒータ基板12aと12cとの
間及びヒータ基板14aと14cとの間に夫々挟まれ、
各ヒータ基板内に埋設されて形成された、ヒータ配線1
2b,14b及びそのリード部12bl,14blとからな
り、スペーサ28,29は、このヒータ12,14が、
第1ポンプセル4及び第2ポンプセル8の多孔質電極4
b及び8cと、夫々、間隙を介して互いに対向するよう
に、ヒータ12,14と第1ポンプセル4及び第2ポン
プセル8との間に配置されている。
…を構成する固体電解質としては、ジルコニアとイット
リアの固溶体やジルコニアとカルシアの固溶体が代表的
なものであるが、他にハフニアの固溶体、ペロブスカイ
ト型酸化物固溶体、3価金属酸化物固溶体等も使用でき
る。また各固体電解質層4a,6a,8aの表面に設け
る多孔質電極には、触媒機能を有する白金やロジウム或
はその合金を使用するのが好ましい。そして、その形成
方法としては、たとえば、白金粉末に固体電解質層と同
じ材料の粉末を混合したものをペースト状とし、固体電
解質層上にスクリーン印刷し、次いで焼結する厚膜形成
方法や、溶射による被膜形成方法が知られている。ま
た、拡散律速層4d,6d,22dは、細い貫通孔を有
するセラミックスや多孔質セラミックスを使用するのが
好ましい。
b,14bは、セラミックスと白金又は白金合金の複合
材料とし、そのリード部12bl,14blは、抵抗値を低
下してリード部での電気ロスを低減するために、白金又
は白金合金とすることが好ましい。また、ヒータ基板1
2a,12b,14a,14c及びスペーサ28,29
には、アルミナ、スピネル、フォルステライト、ステア
タイト、ジルコニア等を用いることができる。
材質にジルコニアを用いた場合は、ヒータと各ポンプセ
ルを同時に一体化して焼結することができるので、NO
xセンサ2を作製する上で好適である。尚、この場合に
は、ヒータ配線12b及びそのリード部12blとヒータ
基板12a,12cとの間、及び、ヒータ配線14b及
びそのリード部14blとヒータ基板14a,14cとの
間に、夫々、絶縁層(アルミナ等からなる)を設ける。
には、各ポンプセルとの焼結時の収縮率差や熱膨張率差
によるクラックの発生等を防止するために、スペーサと
しては多孔質体を用いるとよい。また、ヒータと各ポン
プセルは別々に焼結して、後で、セメント等の無機質材
料をスペーサを兼ねた接合材として用いて接合する、と
いう方法で作ることも可能である。
の第1ポンプセル4及びVsセル6の第1測定室20側
の多孔質電極4c,6bは、抵抗器R1を介して接地さ
れており、他方の多孔質電極4b及び6cは、駆動回路
40に接続されている。駆動回路40は、一端に定電圧
VCPが印加され、他端が開閉スイッチSW1を介してV
sセル6の多孔質電極6cに接続された抵抗器R2と、
−側入力端子に開閉スイッチSW1を介してVsセル6
の多孔質電極6c及びコンデンサCpの一端が接続さ
れ、+側入力端子に基準電圧VCOが印加され、出力端子
が抵抗器R0を介して第1ポンプセル4の多孔質電極4
bに接続された差動増幅器AMPと、からなる制御部4
0aを備える。尚、コンデンサCpの他端は接地されて
いる。
がオン状態にあるときに次のように動作する。まず、抵
抗器R2を介してVsセル6に一定の微小電流iCPを流
すことにより、第1測定室20内の酸素をVsセル6の
多孔質電極6c側に汲み込む。この多孔質電極6cは、
固体電解質層22により閉塞されると共に、漏出抵抗部
6fを介して多孔質電極6b側と連通していることか
ら、微小電流iCPの通電により多孔質電極6c内の閉塞
空間は一定の酸素濃度となり、内部酸素基準源として機
能する。
c側が内部酸素基準源として機能すると、Vsセル6に
は、第1測定室20内の拡散律速層6d付近の酸素濃度
(換言すれば第1測定室20から拡散律速層6dを介し
て第2測定室26に流入する被測定ガスの酸素濃度)と
内部酸素基準源側の酸素濃度との比に応じた起電力が発
生し、多孔質電極6c側電圧Vsは、第1測定室20か
ら第2測定室26に流入する被測定ガスの酸素濃度に応
じた電圧となる。そしてこの電圧は、差動増幅器AMP
に入力されることから、差動増幅器AMPからは、基準
電圧VCOとその入力電圧との偏差(VCO−入力電圧)に
応じた電圧が出力され、この出力電圧が、抵抗器R0を
介して第1ポンプセル4の多孔質電極4bに印加され
る。
(以下、第1ポンプ電流という)IP1が流れ、この第1
ポンプ電流IP1により、Vsセル6に発生した起電力が
一定電圧となるように(換言すれば第1測定室20から
第2測定室26に流入する被測定ガスの酸素濃度が一定
濃度となるように)制御される。
ンプ電流制御手段として機能し、第1測定室20から第
2測定室26に流入する被測定ガスの酸素濃度が一定濃
度となるように、第1測定室20から外部に酸素を汲み
出す制御を実行する。なお、このように制御される第1
測定室20から第2測定室26に流入する被測定ガスの
酸素濃度は、第1ポンプ電流IP1の通電により第1測定
室20内の被測定ガス中のNOx成分を分解してしまう
ことのないよう、酸素が少し存在する低酸素濃度(例え
ば100ppm程度)となるように設定されており、こ
の酸素濃度を決定する基準電圧VCOには、100mV〜
200mV程度の値が設定される。また、差動増幅器A
MPの出力と多孔質電極4bとの間に設けられた抵抗器
R0は、第1ポンプ電流IP1を検出するためのものであ
り、その両端電圧VIP1は、第1ポンプ電流IP1の検出
信号としてECU50に入力される。
aに加えて、開閉スイッチSW2を介してVsセル6の
多孔質電極6cに接続され、多孔質電極6b−6c間に
上記微小電流iCPとは逆方向に定電流を流す定電流回路
40bと、開閉スイッチSW3を介してVsセル6の多
孔質電極6cに接続され、多孔質電極6b−6c間に上
記微小電流iCPと同方向に定電流を流す定電流回路40
cとが備えられている。
sセル6の内部抵抗RVSを検出するためのものである。
そして、この定電流の通電によりVsセル6の内部抵抗
RVSをECU50側で検出できるようにするために、多
孔質電極6c側電圧VsはECU50に入力される。な
お、各定電流回路40b,40cが流す定電流は、電流
方向が異なるだけで同じ電流値に設定されている。そし
て、この電流値は、抵抗器R2を介してVsセル6に供
給される微小電流iCPよりも大きい。
び40cと、Vsセル6の多孔質電極6cとの間に夫々
設けられた開閉スイッチSW1〜SW3は、ECU50
からの制御信号によりオン・オフされ、NOx濃度の検
出動作を行なう通常時には、開閉スイッチSW1のみが
オン状態となって制御部40aが動作し、Vsセル6の
内部抵抗RVSを検出する場合にのみ、開閉スイッチSW
1がオフ状態となって、開閉スイッチSW2,SW3が
順にオン状態に制御される。
の多孔質電極8b,8c間には、上記検出回路42を構
成する定電圧印加手段としての抵抗器R3を介して、定
電圧VP2が印加される。この定電圧VP2の印加方向は、
第2ポンプセル8において多孔質電極8cから8b側に
電流が流れて、第2測定室26内の酸素が外部に汲み出
されるように、多孔質電極8c側が正極,多孔質電極8
b側が負極となるように設定されている。また、この定
電圧VP2は、第1測定室20から拡散律速層6d,22
dを介して流入してくる第2測定室内の被測定ガス中の
NOx成分を分解して、その酸素成分を汲み出すことが
できる電圧、例えば450mVに設定されている。
加によって第2ポンプセル8に流れる第2ポンプ電流I
P2を電圧VIP2 に変換し、第2ポンプ電流IP2の検出信
号としてECU50に入力するためのものである。この
ように構成された本実施例の窒素酸化物濃度検出装置に
おいては、駆動回路40内の開閉スイッチSW1をオン
し、開閉スイッチSW2,SW3をオフしておけば、制
御部40aの動作によって、第1測定室20から第2測
定室26に流入する被測定ガスの酸素濃度が一定酸素濃
度に制御されるため、第2ポンプセル8に流れる第2ポ
ンプ電流IP2は、被測定ガス中の酸素濃度に殆ど影響さ
れず、NOx濃度に応じて変化するようになり、ECU
50側で第2ポンプ電流IP2の検出信号VIP2 を読み込
み、所定の演算処理を実行することにより、この検出信
号VIP2(換言すれば第2ポンプ電流IP2)から被測定
ガス中のNOx濃度を検出することができる。
るには、上記各セル4,6,8の温度、特に第1測定室
20内の酸素濃度を検出するVsセル6の温度を、一定
に制御する必要があり、このためには、ヒータ通電回路
44から各ヒータ12,14への通電電流量を、Vsセ
ル6の温度が目標温度となるように制御する必要があ
る。そこで、本実施例では、ECU50において、上記
開閉スイッチSW1〜SW3のオン・オフ状態を切り換
えることによりVsセル6の温度をその内部抵抗RVSか
ら検出し、この検出した内部抵抗RVSが一定値(つまり
Vsセル6の温度が目標温度)となるように、ヒータ通
電回路44からヒータ12,14への通電量を制御す
る。
検出のためにECU50において実行される制御処理に
ついて、図3及び図4に示すフローチャートに沿って説
明する。なお、図3は、NOx濃度を検出するためにE
CU50において繰返し実行されるNOx濃度検出処理
を表わし、図4は、Vsセル6の内部抵抗RVSを検出し
てヒータ12,14への通電を制御するためにECU5
0において一定時間T0(例えば1sec.)毎の割込み処
理として実行される内部抵抗検出処理を表わす。
は、まずS100(Sはステップを表わす)にて、当該
検出装置の起動後、ヒータ12,14への通電によって
NOxセンサ2が活性化したか否かを判断することによ
り、NOxセンサ2が活性化するのを待つ、活性化判定
処理を実行する。
部抵抗検出処理にて検出されるVsセル6の内部抵抗R
VSが予め設定された活性化判定値以下になったか否かを
判断することにより実行される。つまり、図5に示す如
く、Vsセル6の内部抵抗RVSは、素子温度が上昇して
Vsセル6が活性化するに従い減少するので、S100
では、ヒータ12,14への通電開始後、Vsセル6の
内部抵抗RVSが活性化判定値以下になったか否かを判断
することにより、素子温度が所定の活性化温度に達した
か否かを判断するのである。
ない初期化処理によって、駆動回路40内の開閉スイッ
チSW1がオン状態、開閉スイッチSW2,SW3がオ
フ状態に制御されるが、上記S100の活性化判定処理
によってNOxセンサ2が活性化温度近傍にまで上昇す
るまでの間は、駆動回路40内の差動増幅器AMPの動
作は停止される。
化したと判断されると、S110に移行し、検出回路4
2の抵抗器R3から入力される検出信号VIP2 を読み込
むことにより、第2ポンプ電流IP2を検出する。また続
くS120では、駆動回路40の抵抗器R0から入力さ
れるの検出信号VIP1 を読み込むことにより、第1ポン
プ電流IP1を検出する。そして、続くS130では、そ
の検出した第1ポンプ電流IP1に基づき、第2ポンプ電
流IP2に対する基準補正量を算出する。
よるポンプ電流制御によって、第1測定室20内の被測
定ガス中のNOx成分を分解してしまうことのないよ
う、第1測定室20から第2測定室26に流入する被測
定ガスの酸素濃度を低酸素濃度に制御しているが、第2
測定室26には、被測定ガス中のNOxだけでなく第1
測定質において残留している酸素も流入する。従って、
第2ポンプ電流IP2は、被測定ガス中のNOx濃度に対
応して変化するものの、被測定ガス中の酸素濃度の影響
も僅かながら受ける。図6は、NOxを含まない試験用
ガスを被測定ガスとして当該装置を動作させた際の第1
ポンプ電流IP1と第2ポンプ電流IP2の測定結果の一例
を表わしているが、この図からも明らかなように、第1
ポンプ電流IP1は被測定ガス中の酸素濃度に対応して一
定の傾きで変化し、第2ポンプ電流IP2も被測定ガス中
の酸素濃度の影響を受けて変化する。そして、その影響
は、酸素濃度が低い時に強くなる。
を被測定ガス中のNOx濃度のみに対応させるために、
上記のようにNOxを含まない被測定ガスを測定した際
に得られる酸素濃度に対応した第2ポンプ電流IP2の値
を、第2ポンプ電流IP2補正のためのオフセット値とし
てROM等の記憶媒体に予め記憶しておき、第1ポンプ
電流IP1から被測定ガス中の酸素濃度を検出して、この
酸素濃度に対応したオフセット値を、予め記憶したオフ
セット値データの中から読み出し、上記基準補正量とし
て設定するようにしているのである。
には、第1ポンプ電流IP1に対応してオフセット値(つ
まり基準補正量)を記憶したマップが使用され、第1ポ
ンプ電流IP1をパラメータとしてこのマップを検索する
ことにより、第1ポンプ電流IP1から直接基準補正量を
求める。
は、S140に移行し、後述の内部抵抗検出処理で得ら
れたVsセル6の内部抵抗RVSを読み込む。そして、続
くS150では、この読み込んだ内部抵抗RVSに基づ
き、第2ポンプ電流IP2に対する温度補正量を算出す
る。
出処理において、Vsセル6の内部抵抗RVSを検出し
て、その内部抵抗RVSが所定値となるように(換言すれ
ばNOxセンサ2の温度が所定の目標温度となるよう
に)、ヒータ12,14への通電を制御するが、被測定
ガスの温度が急変したような場合には、温度制御を被測
定ガスの温度変化に追従させることができず、NOxセ
ンサ2の温度が被測定ガスの温度変化によって変化する
ことがある。
いて内燃機関の排気中のNOx濃度を検出すべく、NO
xセンサ2を内燃機関の排気管に取り付け、当該装置を
動作させた場合の、NOxセンサ2の温度変化を測定し
た測定結果の一例を表わしている。この図から明らかな
ように、本実施例の検出装置では、後述の温度制御を行
なっているにもかかわらず、内燃機関の加速時に吸入空
気量の増大に伴いNOxセンサ温度が一時的に低下した
り、内燃機関の減速時に吸入空気量の減少に伴いNOx
センサ温度が一時的に上昇したりすると、その温度変化
の影響を受けて、第1ポンプ電流IP1,第2ポンプ電流
IP2が共に変化してしまい、特に第2ポンプ電流IP2
は、安定状態に戻るまでに約1分もの時間を要すること
になる。なお、これは、第1ポンプ電流IP2が排気温度
の影響を受けることにより第1測定室20から第2測定
室26に流入する被測定ガスの酸素濃度が目標濃度から
一旦ずれると、その後、その酸素濃度を目標濃度に戻す
のに時間がかかるためである。
が急変しても、第2ポンプ電流IP2からNOx濃度を正
確に検出できるようにするために、Vsセル6の内部抵
抗RVSからVsセル6の温度を求め、例えば図8に如き
温度補正量算出用のマップを用いて、第2ポンプ電流I
P2に対する温度補正量を求めるようにしているのであ
る。
素子温度から温度補正量を求めるように設定されている
が、Vsセル6の内部抵抗RVSをパラメータとする温度
補正量算出用のマップを予め設定しておけば、内部抵抗
RVSを温度に換算することなく、内部抵抗RVSから直接
温度補正量を求めることができる。また、例えば、素子
温度と目標温度(図8では目標温度が850℃となって
いる)との偏差をパラメータとするマップを予め設定し
ておき、素子温度の目標温度からのずれ(偏差)から温
度補正量を求めるようにしてもよく、或は、内部抵抗R
VSと目標温度に対応した目標抵抗値との偏差をパラメー
タとするマップを予め設定しておき、内部抵抗RVSの目
標抵抗値からのずれ(偏差)から温度補正量を求めるよ
うにしてもよい。
ると、S160に移行し、S110で検出した第2ポン
プ電流IP2に基準補正量及び温度補正量を加算すること
により、第2ポンプ電流IP2を補正する。そして、続く
S170では、この補正後の第2ポンプ電流IP2をNO
x濃度として出力し、再度S110に移行する。
をNOxセンサ2(詳しくはVsセル6)の温度に応じ
て補正するためのS150及びS160の処理が、本発
明の補正手段に相当する。そして、本実施例では、上記
NOx濃度検出処理において、第1ポンプ電流IP1に基
づき被測定ガス中の酸素濃度に応じて第2ポンプ電流I
P2を補正するための基準補正量と、Vsセル6の温度に
応じて第2ポンプ電流IP2を補正するための温度補正量
とを個々に求めて、第2ポンプ電流IP2を補正するもの
として説明したが、例えば、Vsセル6の温度毎に、基
準補正量算出用のマップを設定しておき、Vsセル6の
温度に応じて、基準補正量の算出に使用するマップを切
り換えることにより、被測定ガス中の酸素濃度とVsセ
ル6の温度とに応じて第2ポンプ電流IP2を補正するた
めの補正量を求めるようにしてもよく、或は、第1ポン
プ電流IP2とVsセル6の温度(又は内部抵抗RVS)を
パラメータとする補正量算出用の2次元マップを予め設
定しておき、このマップを用いて第2ポンプ電流IP2に
対する補正量を求めるようにしてもよい。
する。なお、この内部抵抗検出処理は、単にVsセル6
の内部抵抗RVSを検出する温度検出手段としての機能だ
けでなく、その検出結果からヒータ通電回路44を介し
てヒータ12,14への通電電流量を制御するヒータ通
電制御手段としての機能も有する。
と、S210にて、Vsセル6の多孔質電極6c側電圧
Vsを読み込み、これをVsセル6の基本検出電圧VS1
として設定する。そして、続くS220では、NOx濃
度検出のためにオン状態にされていた開閉スイッチSW
1をオフし、定電流回路40bに接続された開閉スイッ
チSW2をオンすることにより、Vsセル6に微小電流
iCPとは逆方向(つまり今まで内部酸素基準源となって
いた閉塞空間側から第1測定室20側に酸素を汲み込む
方向)に定電流を流す。
起動後、所定時間T1(例えば60μsec.)が経過した
か否かを判断することにより、所定時間T1が経過する
のを待ち、所定時間T1が経過すると、S240にて、
Vsセル6の多孔質電極6c側電圧Vsを読み込み、こ
れをVsセル6の抵抗検出電圧VS2として設定する。
S250に移行して、当該検出処理の起動後、所定時間
T2(例えば100μsec.)が経過したか否かを判断す
ることにより、所定時間T2が経過するのを待ち、所定
時間T2が経過すると、S260にて、当該検出処理の
起動後、一定時間T2の間オン状態となっていた開閉ス
イッチSW2をオフし、定電流回路40cに接続された
開閉スイッチSW3をオンすることにより、Vsセル6
に微小電流iCPと同方向(つまり第1測定室20内の酸
素を閉塞空間側に汲み込む方向)に定電流を流す。
と、S270に移行して、今度は、当該検出処理の起動
後、所定時間T3(例えば200μsec.)が経過したか
否かを判断することにより、所定時間T3が経過するの
を待ち、所定時間T3が経過すると、S280にて、開
閉スイッチSW3をオフする。この結果、駆動回路40
内の開閉スイッチSW1〜SW3は全てオフ状態とな
る。
の起動直後に設定した基本検出電圧VS1と所定時間T1
経過後に設定した抵抗検出電圧VS2との偏差△Vs(=
VS1−VS2)を求め、S300にて、この偏差△Vsか
らVsセル6の内部抵抗RVSを算出し、続くS310に
移行する。なお、本実施例における内部抵抗RVSの算出
手法については、後に詳しく説明する。
内部抵抗RVSと目標値との偏差、又は内部抵抗RVSから
得られるVsセル6の温度と目標温度との偏差に基づ
き、ヒータ12,14への通電電流量を増・減するため
の制御信号をヒータ通電回路44に出力し、ヒータ通電
回路44からヒータ12,14に供給される電流量を制
御する、ヒータ通電制御手段としての処理を実行する。
電回路44を、ヒータ12,14への通電・非通電を高
速に切り換え可能なスイッチング回路から構成した場合
には、その通電・非通電の切り換えを行なう駆動パルス
のデューティ比を制御するようにすればよく、ヒータ通
電回路44を、ヒータ12,14への通電電流を検出し
てヒータ12,14への出力電圧を制御可能な電圧制御
回路から構成した場合には、ヒータ電流の目標値となる
目標電圧を出力するようにすればよい。
ると、今度は、S320に移行して、当該検出処理の起
動後、所定時間T4(例えば500μsec.)が経過した
か否かを判断することにより、所定時間T4が経過する
のを待ち、所定時間T4が経過すると、S330にて、
当該検出処理の起動後、一定時間T4の間オフ状態とな
っていた開閉スイッチSW1をオンして、当該検出処理
を終了することにより、NOx濃度の検出動作を再開さ
せる。
に示す如く、処理が開始されると(時点t1)、駆動回
路40内の開閉スイッチSW1をオフして、Vsセル6
への微小電流iCPの通電及びポンプ電流制御を停止させ
ると共に、開閉スイッチSW2をオンして、Vsセル6
に微小電流iCPとは逆方向に定電流を流す。そして、そ
の後一定時間T1が経過すると(時点t2)、そのとき
の多孔質電極6c側電圧Vsを抵抗検出電圧VS2として
設定し、この抵抗検出電圧VS2と当該検出処理起動時の
多孔質電極6c側電圧Vs(つまり基本検出電圧VS1)
との偏差△VsからVsセル6の内部抵抗RVSを検出す
る。以下、この理由について説明する。
流を流した場合、Vsセル6の多孔質電極6c側電圧V
sは、Vsセル6の内部抵抗RVSだけでなく、各電極6
b,6c側の酸素濃度の比に応じて発生する起電力によ
っても変化する。そこで、本実施例では、内部抵抗検出
用の多孔質電極6c側電圧Vsがこの起電力の影響を受
け難くするために、微小電流ICPよりも大きな電流を流
して、Vsセル6の内部抵抗RVSによる電圧降下が大き
くなるようにしている。
酸素濃度は、ポンプ電流制御と微小電流ICPの通電とに
より、夫々、略一定になるため、Vsセル6の起電力も
略一定になる。従って、Vsセル6に定電流を流して、
そのときの多孔質電極6c側電圧Vsを検出するように
しても、この電圧値からVsセル6の内部抵抗RVSを略
正確に求めることができる。
ら第2測定室26に流入する被測定ガスの酸素濃度は、
ポンプ電流のフィードバック制御によって制御されるた
め、制御系の応答遅れ等によって変動しており、一定濃
度に固定されるものではない。また、第1測定室20か
ら第2測定室26に流入する被測定ガスの酸素濃度は、
NOxセンサ2の温度によっても変化する。従って、V
sセル6に内部抵抗RVS検出用の定電流を流すことによ
り検出した電圧Vsから内部抵抗RVSを求めた場合に
は、内部抵抗RVSに若干ではあるが、誤差が生じてしま
うことになる。
抵抗RVS,延いては素子温度をより正確に検出できるよ
うにするために、Vsセル6に内部抵抗RVS検出用の定
電流を流してから所定時間(例えば60μsec.)経過す
るまでの間の多孔質電極6c側電圧Vsの変化量(偏差
△Vs)を検出し、この偏差△Vsから内部抵抗RVSを
求めることにより、第1測定室20から第2測定室26
に流入する被測定ガスの酸素濃度が目標濃度からずれて
いる場合であっても、Vsセル6の内部抵抗RVS,延い
ては素子温度を正確に求めることができるようにしてい
るのである。
ては、偏差△Vsに対応して内部抵抗RVSを記憶したマ
ップを予め設定しておき、このマップを用いて内部抵抗
RVSを算出するようにすればよい。また次に、本実施例
の内部抵抗検出処理では、起動後、一定時間T1が経過
して、抵抗検出電圧VS2を設定すると(時点t2)、そ
の後更に所定時間(例えば40μsec.)が経過して、当
該検出処理起動後の経過時間がT2に達した時点t3
で、駆動回路40の開閉スイッチSW2をオフし、開閉
スイッチSW3をオンすることにより、Vsセル6に微
小電流iCPと同方向に定電流を流し、更に、一定時間
(例えば100μsec.)が経過して、当該検出処理起動
後の経過時間がT3に達すると(時点t4)、開閉スイ
ッチSW3をオフする。
RVSの検出のためにVsセル6の固体電解質体もしくは
電極と固体電解質体との間の分極を速やかに緩和するこ
とができ、Vsセル6を酸素濃淡電池セルとして速やか
に機能させることができる。従って、当該処理起動後、
NOx濃度の検出動作に入るまでの時間T4を、例えば
500μsec.というように、極めて短い時間にすること
ができ、NOx濃度の検出動作に影響を与えることな
く、Vsセル6の内部抵抗RVSを高精度に検出すること
が可能になる。
物濃度検出装置においては、NOx濃度の検出精度に最
も大きな影響を与える酸素濃度(詳しくは第1測定室2
0から第2測定室26に流入する被測定ガスの酸素濃
度)を検出するVsセル6の内部抵抗RVSからNOxセ
ンサ2の温度を検出し、この温度が目標温度(例えば8
50℃)となるように、ヒータ12,14への通電電流
量を制御し、しかも、検出した内部抵抗RVS又はこの内
部抵抗RVSから得られる素子温度が目標値から外れた場
合には、その偏差に応じた温度補正量にて、NOx濃度
の検出結果を表わす第2ポンプ電流IP2を補正すること
により、NOx濃度の検出結果を温度補償するようにさ
れている。このため、本実施例の窒素酸化物濃度検出装
置によれば、NOxセンサ2の温度に影響されることな
く、NOx濃度を常に高精度に検出することができる。
が、第1ポンプセル4,Vsセル6,第2ポンプセル8
の順に積層されると共に、その積層方向両側に、ヒータ
12,14が積層されており、しかも、その積層方向か
らNOxセンサ2を投影したときに、拡散律速層4dと
拡散律速層6d,22dとが重なり、これら各拡散律速
層を略中心位置で挟むように、ヒータ12,14のヒー
タ配線12b,14bが配置されている。従って、本実
施例では、こうしたNOxセンサ2の構造によって、ヒ
ータ12,14を用いて各セル4〜8を効率良く加熱す
ることができ、また、各拡散律速層を介して第1測定室
20及び第2測定室26内に流入する被測定ガスも効率
良く加熱することができるようになる。このため、本実
施例によれば、Vsセル6の温度を制御することによ
り、NOxセンサ2を構成する各セルの温度をより確実
に目標温度に制御することが可能になり、NOx濃度の
検出精度を向上できる。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、NOxセンサ2において、Vsセル6の多孔質電極
6b,6cは、板状に形成された固体電解質層6aの両
側に形成するものとして説明したが、Vsセル6は、第
1測定室20から第2測定室26に流入する被測定ガス
の酸素濃度を検出できればよいため、必ずしも上記実施
例のように構成する必要はなく、例えば、図10
(a),(b)に示す如く構成してもよい。
は、Vsセル6の第1測定室20側に配置される多孔質
電極6bを、第1測定室20に面する固体電解質層6a
の板面から拡散律速層6dに至る領域に形成したもので
あり、図10(b)に示すNOxセンサは、同じく多孔
質電極6bを、拡散律速層6dが形成される固体電解質
層6aの中空部内壁面に形成したものであるが、Vsセ
ル6の多孔質電極6bをこのように配置しても、Vsセ
ル6の両電極6b−6c間には、第1測定室20から第
2測定室26側に流入する被測定ガスの酸素濃度に対応
した電圧が発生することから、上記実施例と同様にNO
x濃度を検出できる。よって、図10(a),(b)の
ように構成されたNOxセンサであっても、上記実施例
と同様に本発明を適用することにより、上記実施例と同
様の効果を得ることができる。
P1の通電により被測定ガス中のNOx成分を分解してし
まうことのないよう、第1測定室20から第2測定室2
6に流入する被測定ガスの酸素濃度を、酸素が少し存在
する低酸素濃度に制御するものとして説明したが、第1
測定室20から第2測定室26に流入する被測定ガス中
の酸素を少なくすればする程、第2ポンプセル8による
NOx濃度の検出精度を向上できることから、例えば、
第1ポンプセル4にて、被測定ガス中のNOx成分を分
解してしまう程度に、第1測定室20内の酸素をポンピ
ングするようにしてもよい。具体的には、基準電圧VCO
を例えば350mV程度に設定することにより、第1ポ
ンプセル4に、第1測定室20内のNOx成分を分解す
る程度の第1ポンプ電流IP1を流し、第1測定室20か
ら第2測定室26に流入する被測定ガス中の酸素濃度を
充分小さくするのである。そして、このようにすれば、
第2ポンプ電流IP2のオフセット値を小さくして、NO
x濃度の検出精度を向上することが可能になる。
26に流入する被測定ガス中の酸素を零にすることはで
きないことから、NOx濃度を検出する際には、上記実
施例と同様、第1ポンプ電流IP1から得られる酸素濃度
に対応したオフセット値を基準補正量として求め、この
基準補正量と、Vsセル6の内部抵抗RVSに基づき求め
た温度補正量とを用いて、第2ポンプ電流IP2を補正す
ることにより、NOx濃度を求めることが望ましい。
被測定ガス中のNOx成分を分解することによって生じ
る電流成分も含まれることになるため、第1ポンプ電流
IP1から第2ポンプ電流IP2のオフセット値を求めるた
めのマップに加えて、第1ポンプセル4が分解したNO
x成分を補うためのゲインを第1ポンプ電流IP1から求
めるためのマップを、実験等により予め設定しておき、
これら各マップから求めたオフセット値とゲインとを用
いて、第2ポンプ電流IP2を、次式のように補正し、N
Ox濃度を求めるようにすればよい。
て求めたオフセット値及びゲインに基づき第2ポンプ電
流IP2を補正するための式であることから、前述の温度
補正量を用いて第2ポンプ電流IP2を補正する際には、
この式で求めたNOx濃度を更に温度補正量にて補正す
る必要はある。
を表わす概略構成図である。
視図である。
Ox濃度検出処理を表わすフローチャートである。
処理として実行される内部抵抗検出処理を表わすフロー
チャートである。
関係を表わすグラフである。
1ポンプ電流及び第2ポンプ電流との関係を表わすグラ
フである。
て生じる第1ポンプ電流及び第2ポンプ電流の変化を表
わすタイムチャートである。
用されるマップの一例を表わすグラフである。
するタイムチャートである。
成例を表す断面図である。
セル 8…第2ポンプセル 12,14…ヒータ 4a,6a,8a,18,22,24…固体電解質層 4b,4c,6b,6c,8b,8c…多孔質電極 4d,6d,22d…拡散律速層 6f…漏出抵抗部 12a,12c,14a,14c…ヒータ基板 12b,14b…ヒータ配線 20…第1測定室
26…第2測定室 40…駆動回路 40a…制御部 40b,40c
…定電流回路 42…検出回路 44…ヒータ通電回路 AMP…
差動増幅器 R0,R1,R2,R3…抵抗器 SW1,SW2,SW3…開閉スイッチ
Claims (7)
- 【請求項1】 酸素イオン伝導性の固体電解質層を多孔
質の電極で挟んでなる第1酸素ポンピングセル及び酸素
濃度測定セルを有し、第1拡散律速層を介して被測定ガ
ス側に連通された第1測定室と、酸素イオン伝導性の固
体電解質層を多孔質の電極で挟んでなる第2酸素ポンピ
ングセルを有し、第2拡散律速層を介して前記第1測定
室と連通された第2測定室と、を備えたセンサ本体と、 前記酸素濃度測定セルの出力電圧が一定値となるように
前記第1酸素ポンピングセルにて前記第1測定室から酸
素を汲み出し、前記第1測定室から前記第2測定室に流
入する被測定ガスの酸素濃度を一定に制御するポンプ電
流制御手段と、 前記第2酸素ポンピングセルに前記第2測定室から酸素
を汲み出す方向に一定電圧を印加する定電圧印加手段
と、 該一定電圧の印加により前記第2酸素ポンピングセルに
流れる電流値に基づき被測定ガス中の窒素酸化物濃度を
検出する窒素酸化物濃度検出手段と、 前記センサ本体を窒素酸化物濃度を検出可能な温度まで
加熱するためのヒータと、 を備えた窒素酸化物濃度検出装置において、 前記酸素濃度測定セルの温度を検出する温度検出手段
と、 該温度検出手段にて検出された前記酸素濃度測定セルの
温度が予め設定された目標温度となるように、前記ヒー
タへの通電を制御するヒータ通電制御手段と、 を設けたことを特徴とする窒素酸化物濃度検出装置。 - 【請求項2】 前記温度検出手段にて検出された前記酸
素濃度測定セルの温度の前記目標温度からのずれに応じ
て、前記窒素酸化物濃度検出手段にて検出された窒素酸
化物濃度を補正することにより、窒素酸化物濃度の検出
値を温度補償する補正手段を設けたことを特徴とする請
求項1に記載の窒素酸化物濃度検出装置。 - 【請求項3】 前記温度検出手段は、前記酸素濃度測定
セルの内部抵抗を検出することにより該セルの温度を検
出し、前記ヒータ通電制御手段は、該検出された前記酸
素濃度測定セルの内部抵抗が前記目標温度に対応した所
定値となるように、前記ヒータへの通電を制御すること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の窒素酸化物
濃度検出装置。 - 【請求項4】 前記センサ本体において、前記酸素濃度
測定セルの前記第1測定室とは反対側の多孔質電極は閉
塞されると共に、該閉塞空間内の酸素の一部を漏出抵抗
部を介して外部に漏出可能に形成されており、 前記ポンプ電流制御手段は、前記酸素濃度測定セルに前
記第1測定室中の酸素を前記閉塞空間に汲み出す方向に
微小電流を流して、該閉塞空間を内部酸素基準源として
機能させつつ、該酸素濃度測定セルに生じる起電力が一
定値となるように前記第1酸素ポンピングセルに流れる
電流量を制御し、 前記温度検出手段は、前記ポンプ電流制御手段と前記酸
素濃度測定セルとの接続を周期的に遮断して、該遮断時
に、前記酸素濃度測定セルに、前記微小電流よりも大き
な内部抵抗検出用電流を前記微小電流とは逆方向に流
し、そのとき前記酸素濃度測定セルの電極間に生じる電
圧から前記酸素濃度測定セルの内部抵抗を検出すること
を特徴とする請求項3に記載の窒素酸化物濃度検出装
置。 - 【請求項5】 前記温度検出手段は、前記酸素濃度測定
セルに前記内部抵抗検出用電流を流して内部抵抗を検出
した後、該酸素濃度測定セルに該内部抵抗検出用電流と
は逆方向に前記微小電流より大きな電流を流すことを特
徴とする請求項4に記載の窒素酸化物濃度検出装置。 - 【請求項6】 前記センサ本体において、前記第1酸素
ポンピングセル,酸素濃度測定セル及び第2酸素ポンピ
ングセルは、夫々、互いに異なる薄板状の固体電解質層
に形成され、前記第1測定室及び第2測定室は、該各固
体電解質層を、前記第1及び第2酸素ポンピングセルを
形成した固体電解質層を外側にして、所定の間隙を介し
て積層することにより構成され、 前記ヒータは、基板にヒータ配線を形成した薄板状の2
枚のヒータ基板からなり、各ヒータ基板を前記センサ本
体における各固体電解質層の積層方向両側に所定の間隙
を介して夫々配置することにより、前記センサ本体を加
熱可能に構成され、 しかも、前記第1拡散層を、前記第1酸素ポンピングセ
ルが形成された固体電解質層の、前記ヒータ基板に形成
されたヒータ配線の中央部との対向位置を含む箇所に形
成してなることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれ
か記載の窒素酸化物濃度検出装置。 - 【請求項7】 前記第2拡散律速層を、前記センサ本体
を前記各固体電解質層の積層方向から投影したときに前
記第1拡散律速層の少なくとも一部と重なるように形成
し、該第2拡散律速層近傍に、前記酸素濃度測定セルを
配置してなることを特徴とする請求項6に記載の窒素酸
化物濃度検出装置。
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|---|---|---|---|
| JP03127398A JP3431822B2 (ja) | 1997-02-13 | 1998-02-13 | 窒素酸化物濃度検出装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| JP2897197 | 1997-02-13 | ||
| JP9-28971 | 1997-02-13 | ||
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10288595A true JPH10288595A (ja) | 1998-10-27 |
| JP3431822B2 JP3431822B2 (ja) | 2003-07-28 |
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| JP03127398A Expired - Fee Related JP3431822B2 (ja) | 1997-02-13 | 1998-02-13 | 窒素酸化物濃度検出装置 |
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Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-02-13 JP JP03127398A patent/JP3431822B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2009168798A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-30 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ガスセンサ制御装置、及び窒素酸化物濃度検出方法 |
| US8394248B2 (en) | 2007-12-20 | 2013-03-12 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Gas sensor control device and nitrogen oxide concentration detection method |
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