JPH1028981A - 塩素消毒処理システム - Google Patents

塩素消毒処理システム

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JPH1028981A
JPH1028981A JP18923796A JP18923796A JPH1028981A JP H1028981 A JPH1028981 A JP H1028981A JP 18923796 A JP18923796 A JP 18923796A JP 18923796 A JP18923796 A JP 18923796A JP H1028981 A JPH1028981 A JP H1028981A
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JP
Japan
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chlorine
ammonia
water
monochloramine
amount
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JP18923796A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Miyanoshita
友明 宮ノ下
Naoko Suzuki
菜穂子 鈴木
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Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的な薬剤の注入で、結合塩素の残留量を
適正に制御する。 【解決手段】 自動有効塩素・モノクロラミン測定器3
0により、モノクロラミンとジクロラミンを分離して測
定する。また、自動アンモニア測定器32においてアン
モニア性窒素を測定する。そして、これら測定値を制御
装置20に供給する。制御装置20は、両測定値から、
モノクロラミンとアンモニア性窒素の比が1:4にな
り、ジクロラミンが実質的に存在しなくなるように、次
亜塩素酸ナトリウム貯槽22からの塩素注入量及び硫酸
アンモニウム水溶液貯槽26からのアンモニア注入量を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水や工業用水を
製造する浄水処理等における消毒処理システム、特に結
合型塩素を用いる塩素消毒処理に関する。
【0002】
【従来の技術】水中に存在する大腸菌や一般細菌等を死
滅及び増殖抑制をする方法はこれまで種々提案されてい
る。この中で、塩素の酸化力を利用する塩素消毒は、最
も広く採用されている方法である。
【0003】この塩素消毒には、塩素を遊離塩素の形態
で消毒する方法と、アンモニアと反応して得られる結合
塩素(クロラミン)の形態で消毒する方法の2種類があ
る。なお、遊離塩素と結合塩素の和を有効塩素という。
しかし、現在のところ、遊離型塩素の形態で行う消毒が
一般的に採用されている。これは、遊離塩素の形態で消
毒を行う方法によれば、塩素の注入量に対して浄水中の
塩素濃度つまり殺菌力が一次的に変化するので、制御す
るのに有利であり、またその殺菌力が高いからである。
【0004】ここで、この遊離型塩素を利用する消毒方
法では、発ガン性物質とされているトリハロメタンを生
成してしまう可能性が危惧されている。すなわち、水道
水(上水)を製造する浄水場においては、通常河川水や
ダム湖沼水を原水とし、これを浄化処理している。そし
て、これら原水には、各種の有機物が含まれており、フ
ミン酸等のトリハロメタン前駆物質も含まれている場合
が多い。このため、浄水処理において、遊離型塩素を用
いて、消毒処理を行うとトリハロメタンが生成される可
能性がある。
【0005】一方、浄水処理の過程でトリハロメタンが
生成された場合には、これを除去することも可能であ
る。しかし、浄水処理後に遊離型塩素を残留させ給水す
る方法を採ると、配水管内等で残留するトリハロメタン
前駆物質と遊離塩素とが反応し、トリハロメタンが生成
する可能性がある。そして、場合によっては、給水栓出
口でのトリハロメタンの濃度がかなり高くなってしまう
ことも考えられる。
【0006】一方、結合塩素の形態で消毒を行う方法
は、遊離塩素に比べ殺菌力は数十分の一と低いが、トリ
ハロメタンの生成がほとんどない。従って、通常の遊離
塩素による塩素消毒処理後の水に所定量のアンモニア
(通常アンモニウム塩)を添加して、水中に残留する遊
離塩素を結合塩素にする方法が提案されている。これに
よって、殺菌力を維持しつつ、配水管内でのトリハロメ
タンの生成を防止することができる。
【0007】ここで、一般にアンモニアと塩素の反応に
は、不連続点(ブレークポイント)が存在することが知
られている。これについて、pHが中性付近であること
を前提に説明する。アンモニアに対する塩素の割合を0
から徐々に増加させていくと、図2に示すごとく始めは
塩素の割合が増すに従って、ほとんどがモノクロラミン
となり有効塩素量が増加する。ところが、ある割合(塩
素:アンモニア性窒素=1:5程度)に達するとジクロ
ラミンの割合を増しながらモノクロラミンが減少し始
め、有効塩素量も減少を始める。そして、更に塩素の割
合が増すと、有効塩素がほとんど存在しない点つまり不
連続点にいたる。なお、この不連続点を超えて塩素の割
合を増加させると、遊離塩素とトリクロラミンが増加し
て有効塩素が増加する。このように、不連続点を超える
までの塩素とアンモニアの反応は、複雑で場合によって
有効塩素が消失してしまう可能性がある。
【0008】そこで、結合塩素を利用する場合には、た
とえ塩素の割合が多少増加しても有効塩素が消失するよ
うな事態にならないようにするために、塩素の増加に対
して有効塩素量が増加する範囲、すなわち塩素の割合増
加に伴い有効塩素が増加する範囲(例えば図2の場合は
塩素添加率0〜5の範囲)に塩素とアンモニア性窒素の
割合をコントルールするのが好ましい。
【0009】しかしながら、河川水等比較的水質変動の
大きい原水を処理する場合、遊離塩素による消毒後に残
留する遊離塩素の量が大きく変動する。従って、アンモ
ニアの添加だけでは、配水における有効塩素量を所定値
に維持することができず、場合によっては塩素の添加も
必要となる。すなわち、配水(配水タンク中の処理水)
における有効塩素量を検出し、この検出値に基づいて塩
素の添加量を制御する、具体的には検出された有効塩素
量が所定値より少ない場合は塩素の添加量を増加するこ
とになる。
【0010】ところが、上述のように、塩素の添加量を
増加することで不連続点に近づき、有効塩素量が減少し
てしまう場合がある。そこで、通常の場合には、アンモ
ニアと塩素の両方の添加量を制御することで、処理水中
の有効塩素量を所定値に制御していた。すなわち、アン
モニアと塩素の両方の添加量を増減すれば、この増減に
伴って有効塩素も増減するため、不連続点のことは考慮
せずに、通常の制御と同様の制御が行える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
アンモニアと塩素の両方を一緒に増減する方法である
と、塩素剤(例えば、次亜塩素酸ナトリウム、塩素ガ
ス、次亜塩素酸カルシウムなど)及びアンモニア剤(硫
酸アンモニウムなど)が、過剰に供給されて不経済とな
る場合がある。
【0012】すなわち、塩素の比率の増加に伴い有効塩
素量が減少する傾向の位置にある場合(図2においては
塩素添加率5〜10の範囲)には、単に塩素の添加量を
減少することで、有効塩素量を上昇できる。このような
場合に、塩素及びアンモニアの両方の添加量を増加させ
るのは効率が悪い。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、薬剤の効率の良い添加により確実な有効塩素量を
確保できる塩素消毒処理システムを提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、水の塩素消毒
を行う塩素消毒処理システムであって、被処理水に塩素
剤を添加する塩素添加手段と、被処理水にアンモニア剤
を添加するアンモニア添加手段と、塩素及びアンモニア
の添加された処理水における結合型塩素をモノクロラミ
ンとジクロラミンとに分けて測定するクロラミン測定手
段と、このクロラミン測定手段により得た測定値に基づ
きアンモニア添加手段及び塩素添加手段における添加量
を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0015】このように、クロラミン測定手段は、モノ
クロラミンとジクロラミンの両方を別々に測定する。ア
ンモニアが存在する水に塩素を徐々に添加していくと、
当初モノクロラミンが生成され、有効塩素量が増加して
いくが、アンモニア性窒素と、塩素の比が5:1を超え
たあたりから、ジクロラミンが生成され始め、有効塩素
量が減少し始める。
【0016】本発明では、モノクロラミンとジクロラミ
ンの両方を測定するため、結合塩素の組成を知ることが
できる。そこで、塩素とアンモニアの比を塩素の増加に
伴い有効塩素が増加する位置、すなわち、主としてモノ
クロラミンが生成され、ジクロラミンが実質的に存在し
ない位置に制御することができる。従って、塩素及びア
ンモニアを常に最適な添加量として、必要な有効塩素量
を確保することができる。
【0017】また、本発明は、さらに、処理水のアンモ
ニア濃度を測定するアンモニア測定手段を有し、上記制
御手段は、アンモニア測定手段の測定値も利用してアン
モニア添加手段及び塩素添加手段における添加量を制御
することを特徴とする。
【0018】このように、アンモニアについても測定し
ておくことによって、より適切な塩素剤及びアンモニア
剤の添加量制御を行うことができる。
【0019】また、本発明は、さらに、処理水のpHを
調整するpH調整手段を有することを特徴とする。pH
を調整することによって、モノクロラミンとジクロラミ
ンの存在比を常に所定のものに維持することができ、よ
り正確な塩素剤及びアンモニア剤の添加量制御を行うこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。図1に、実施形態の一例の構成を示す。
【0021】まず、河川水等の流入水を凝集沈殿池10
に流入する。この凝集沈殿池10では、流入水に対し、
アルミ系の凝集剤などによる凝集沈殿処理を施す。そし
て、凝集沈殿処理水は、急速ろ過池12に供給され、こ
こで急速ろ過処理を受ける。
【0022】ここで、本実施形態では、凝集沈殿処理水
に対し、中間塩素処理を遊離塩素処理で行う。このため
に、第1の次亜塩素酸ナトリウム貯槽14からの次亜塩
素酸ナトリウムを第1の次亜塩素酸ナトリウム注入ポン
プ16により凝集沈殿処理水に添加し、これを急速ろ過
池12に供給する。従って、急速ろ過池12において、
塩素による消毒が行われる。この時の次亜塩素酸ナトリ
ウムの添加量は、通常の処理と同様に、不連続点を超え
て塩素を添加する遊離塩素処理、すなわち、急速ろ過池
12の出口水中に所定量の遊離塩素が残留し、アンモニ
ア性窒素が存在しないように処理している。
【0023】ここで、この中間塩素処理における次亜塩
素酸ナトリウムの添加量は、塩素要求量計等を利用し
て、適切なものに制御される。さらに、急速ろ過池12
の出口には、遊離塩素濃度を測定する自動遊離塩素測定
器18が設けられている。この自動遊離塩素測定器18
の出力は制御装置20に供給されており、この制御装置
20が第1の次亜塩素酸ナトリウム注入ポンプ16を制
御して、次亜塩素酸ナトリウムの添加量が適切な量にな
るように制御している。
【0024】しかし、このような制御をしても、急速ろ
過池12の出口における遊離塩素濃度は原水水質の変動
や制御の時間遅れ等の要因によってかなり変化する。そ
こで、第2の次亜塩素酸ナトリウム貯槽22と第2の次
亜塩素酸ナトリウム注入ポンプ24が設けられており、
遊離塩素濃度が所定の値より少ない場合は不足分の塩素
を急速ろ過池12の処理水に添加する。すなわち、制御
装置20が、自動遊離塩素測定器18の測定値に応じ
て、第2の次亜塩素酸ナトリウム注入ポンプ24を制御
し、急速ろ過池12の出口水に不足分の遊離塩素を供給
する。
【0025】さらに、本実施形態では、硫酸アンモニウ
ム水溶液貯槽26からの2%硫酸アンモニウム溶液を硫
酸アンモニウム水溶液注入ポンプ28により急速ろ過池
12の出口水に添加して、ここに含有されている遊離塩
素を結合塩素とする。
【0026】この硫酸アンモニウムの添加量も制御装置
20によって硫酸アンモニウム水溶液注入ポンプ28を
制御することによって調整する。ここで、この硫酸アン
モニウムの添加は、モノクロラミンは生成するがジクロ
ラミンは生成されないようにするために例えば塩素とア
ンモニア性窒素の比が1:4になるように行う。
【0027】すなわち、急速ろ過池12の出口での遊離
塩素濃度は自動遊離塩素測定器18によって測定され、
目標値よりも少ない場合は第2の次亜塩素酸ナトリウム
貯槽22より次亜塩素酸ナトリウムの不足分を加え、硫
酸アンモニウムを硫酸アンモニウム水溶液貯槽26より
硫酸アンモニウム水溶液注入ポンプ28にてほぼ一定量
加える。一方、遊離塩素が目標値よりも多い場合は、塩
素とアンモニアの比率が1:4になるように硫酸アンモ
ニウムのみを遊離塩素に比例して加える。
【0028】しかし、これらの操作は第2の次亜塩素酸
ナトリウム注入ポンプ24及び硫酸アンモニウム水溶液
注入ポンプ28の出力を自動的に調整しているだけであ
り、注入する薬品の有効濃度の変化や水質変動に対して
補正を行っていないため、実際に生成する結合塩素濃度
と目標値は必ずしも一致しない。そこで、本実施形態で
は、実際の有効塩素量及びモノクロラミン量を自動有効
塩素・モノクロラミン測定器30にて測定するととも
に、アンモニア性窒素濃度を自動アンモニア測定器32
にて測定する。この測定は、2〜10分間隔で行い、測
定値は制御装置20に供給される。制御装置20は、各
測定値に基づき、次亜塩素酸ナトリウムと硫酸アンモニ
ウムの過不足を判定し、次亜塩素酸ナトリウム注入用の
第2の次亜塩素酸ナトリウム注入ポンプ24と、硫酸ア
ンモニウム注入用の硫酸アンモニウム水溶液注入ポンプ
28の出力を調整する。
【0029】また、この時の急速ろ過池12の出口水の
pHは、pH測定器34にて測定される。そして、この
測定値は制御装置20に供給される。制御装置20は、
上記出口水のpHが、7.5±0.5となるように、硫
酸貯槽36より硫酸注入ポンプ38にて硫酸を注入、あ
るいは水酸化ナトリウム水溶液貯槽40より水酸化ナト
リウム水溶液注入ポンプ42にて水酸化ナトリウム溶液
を注入制御する。これによって、結合塩素を生成する処
理におけるpHを所定の範囲に収めることができる。な
お、処理済水は、浄水池44を介し、配水される。
【0030】ここで、結合塩素の生成について、説明す
る。必要な有効塩素量を確保し、モノクロラミンを主な
消毒剤とするには、塩素量とアンモニア量及びこれらの
比率を制御する必要がある。pH7.5の場合モノクロ
ラミン、ジクロラミン、残留アンモニア性窒素濃度は、
図2のような関係となる。従って、これらを測定するこ
とにより、任意の結合有効塩素濃度とするには、塩素を
減らすのか、アンモニアを増やすのか、塩素とアンモニ
アを増やすのか、塩素とアンモニアを減らすのかが判断
できる。
【0031】そこで、制御装置20は、第2の次亜塩素
酸ナトリウム注入ポンプ24、硫酸アンモニウム水溶液
注入ポンプ28を制御して、結合塩素(モノクロラミ
ン)が目標値になるとともに、ジクロラミンが存在しな
いようにする。これによって、図2における有効塩素量
が登り勾配のところ(図2において直線lの左側の領
域)に制御することができ、塩素剤及びアンモニア剤の
添加量を適切なものにできる。
【0032】例えば、点の場合は、アンモニアはその
ままで塩素を減らせば良く、点の場合は塩素はそのま
までアンモニアを増やせば良く、また点の場合は塩素
とアンモニアを比率を一定として増し、点の場合は比
率は一定でともに減らせば良い。
【0033】また、本実施形態では、自動有効塩素・モ
ノクロラミン測定器30により、モノクロラミン、ジク
ロラミンを別々に測定している。この分析は、試薬にフ
ェニル・アルセン・オキサイド(以後PAO)を用いた
電流滴定法によって行う。
【0034】この分析方法は一般に知られているが、こ
の滴定を自動滴定装置にて行う。この際の測定方法は以
下に示すとおりである。
【0035】(i)測定試料水のpHを7に調整する。
【0036】(ii)PAOを用いて電流滴定を行い遊
離塩素濃度を求める。この滴定により遊離塩素は中和さ
れる。
【0037】(iii)同じ試料水にヨウ化カリウムを
加えて、再度PAOを用いて電流滴定を行いモノクロラ
ミン濃度を求める。この滴定によりモノクロラミンは中
和される。
【0038】(iv)同じ試料水でpHを4に調整し、
さらにヨウ化カリウムを加えて、PAOを用いて電流滴
定を行い、ジクロラミン濃度を測定する。
【0039】そして、自動有効塩素・モノクロラミン測
定器30では、これら一連の分析操作を自動的に行い、
遊離塩素、モノクロラミン、ジクロラミンの濃度を別々
に出力して、制御装置20に供給する。
【0040】
【実施例】
(例1)例えば、急速ろ過池12出口での残留塩素の目
標値は2mg/lであり、自動遊離塩素測定器18にて
測定された遊離残留塩素濃度が1.0mg/lであった
とする。この場合、第2の次亜塩素酸ナトリウム注入ポ
ンプ24にて計算上有効塩素が1.0mg/l追加され
るように注入する。硫酸アンモニウムは硫酸アンモニウ
ム水溶液注入ポンプ28にて目標値である0.5mg/
l(2÷4)となるように注入する。
【0041】硫酸アンモニウムを注入後10〜30分経
過後の処理水のアンモニア性窒素濃度を自動アンモニア
測定器32にて測定し、また有効塩素濃度及びモノクロ
ラミン濃度を自動有効塩素・モノクロラミン測定器30
にて測定し、それらの値を制御装置20に供給する。制
御装置20は、自動アンモニア測定器32及び自動有効
塩素・モノクロラミン測定器30から供給される測定値
に基づき、図2におけるどの位置にあるかを正確に把握
し、これが目標位置にあるように、第2の次亜塩素酸ナ
トリウム注入ポンプ24及び硫酸アンモニウム水溶液注
入ポンプ28を調整する。
【0042】有効塩素−モノクロラミン濃度=ジクロラ
ミン濃度となる。そこで、例えば有効塩素濃度が目標値
である2mg/lよりも低く、ジクロラミンが存在し、
アンモニア性窒素濃度が0.2mg/l以下の場合、つ
まり図2の点のような場合には、アンモニア性窒素濃
度に対する塩素濃度が高い。このため、第2の次亜塩素
酸ナトリウム注入ポンプ24による次亜塩素酸ナトリウ
ムの注入量を低減する。これにより、有効塩素濃度を目
標値まで上昇させ、かつジクロラミンが存在しないよう
にすることができる。
【0043】(例2)例えば、急速ろ過池12出口での
残留塩素の目標値を2mg/lとし、自動遊離塩素測定
器18にて測定された遊離残留塩素濃度が2.5mg/
lであった場合、第1の次亜塩素酸ナトリウム注入ポン
プ16の出力をそれまでの出力を100%とした場合の
80%に落とす。硫酸アンモニウムは硫酸アンモニウム
水溶液注入ポンプ28にて目標値である0.5mg/l
より増加して0.63mg/l(2.5÷4)となるよ
うに注入される。この時、第2の次亜塩素酸ナトリウム
注入ポンプ24の出力は、0%となる。
【0044】硫酸アンモニウムを注入後10〜30分経
過後の被処理水のアンモニア性窒素濃度を自動アンモニ
ア測定器32にて、また有効塩素濃度及びモノクロラミ
ン濃度を自動有効塩素・モノクロラミン測定器30にて
測定し、それらの値を制御装置20に供給する。制御装
置20は、供給される測定値を演算して第2の次亜塩素
酸ナトリウム注入ポンプ24及び硫酸アンモニウム水溶
液注入ポンプ28の出力を調整する。
【0045】有効塩素−モノクロラミン濃度=ジクロラ
ミン濃度となるが、例えば有効塩素濃度が目標よりも高
く、ジクロラミンが存在せず、アンモニア性窒素濃度が
0.5mg/l以上の場合、つまり図2の点のような
場合アンモニア性窒素濃度、塩素濃度はともに高いが、
第2の次亜塩素酸ナトリウム注入ポンプ24の出力は0
%であるので、第1の次亜塩素酸ナトリウム注入ポンプ
16によって制御される急速ろ過池12出口での残留遊
離塩素濃度が目標値以下となるまで第2の次亜塩素酸ナ
トリウム注入ポンプ24のフィードバック制御はなされ
ない。
【0046】ただし、基本的には、急速ろ過池12出口
での遊離残留塩素濃度は目標値以下となるように、運転
を行うのでこのようなケースはほとんど起こらない。つ
まり通常は急速ろ過池12出口で不足する遊離塩素を補
足する第2の次亜塩素酸ナトリウム注入ポンプ24の出
力と硫酸アンモニウム水溶液注入ポンプ28の出力を自
動アンモニア測定器32及び自動有効塩素・モノクロラ
ミン測定器30より得られた値を演算し、フィードバッ
クして補正する。
【0047】以上説明したように、本発明によれば、モ
ノクロラミン、ジクロラミン、pH及びアンモニア性窒
素濃度を測定することにより、不連続点に対してどこに
位置しているのかが明確になる。従って、モノクロラミ
ンを任意の濃度にするのに、塩素を減らすのか、アンモ
ニアを増やすのか、塩素とアンモニアを増やすのかが判
断できる。従って、自動運転で安定した制御を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成を示す図である。
【図2】 塩素とアンモニア性窒素の注入比率の変化と
生成する塩素の形態とその比率の一例を示した説明図で
ある。
【符号の説明】
10 凝集沈殿池、12 急速ろ過池、14,22 次
亜塩素酸ナトリウム貯槽、16,24 次亜塩素酸ナト
リウム注入ポンプ、18 自動遊離塩素測定器、20
制御装置、26 硫酸アンモニウム水溶液貯槽、28
硫酸アンモニウム水溶液注入ポンプ、30 自動有効塩
素・モノクロラミン測定器、32 自動アンモニア測定
器、34 pH測定器、36 硫酸貯槽、38 硫酸注
入ポンプ、40 水酸化ナトリウム水溶液貯槽、42
水酸化ナトリウム水溶液注入ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 540 C02F 1/50 540B 550 550L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水の塩素消毒を行う塩素消毒処理システ
    ムであって、 被処理水に塩素剤を添加する塩素添加手段と、 被処理水にアンモニア剤を添加するアンモニア添加手段
    と、 塩素及びアンモニアの添加された処理水における結合型
    塩素をモノクロラミンとジクロラミンとに分けて測定す
    るクロラミン測定手段と、 このクロラミン測定手段により得た測定値に基づきアン
    モニア添加手段及び塩素添加手段における添加量を制御
    する制御手段と、 を有することを特徴とする塩素消毒処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 さらに、 処理水のアンモニア濃度を測定するアンモニア測定手段
    を有し、 上記制御手段は、アンモニア測定手段の測定値も利用し
    てアンモニア添加手段及び塩素添加手段における添加量
    を制御することを特徴とする塩素消毒処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のシステムにお
    いて、 さらに、 処理水のpHを調整するpH調整手段を有することを特
    徴とする塩素消毒処理システム。
JP18923796A 1996-07-18 1996-07-18 塩素消毒処理システム Pending JPH1028981A (ja)

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