JPH10290166A - 符号化方法及び符号化装置、復号化方法及び復号化装置 - Google Patents
符号化方法及び符号化装置、復号化方法及び復号化装置Info
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- JPH10290166A JPH10290166A JP9617597A JP9617597A JPH10290166A JP H10290166 A JPH10290166 A JP H10290166A JP 9617597 A JP9617597 A JP 9617597A JP 9617597 A JP9617597 A JP 9617597A JP H10290166 A JPH10290166 A JP H10290166A
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Abstract
や、画像データとその属性データとが混在するデータ列
を効率よく符号化/復号化する符号化/復号化方法及び
装置を提供する。 【解決手段】 シフトレジスタ43には、3ライン分の
入力データ31が保持される。入力データ31は、例え
ば画像データと属性データの混在したデータとする。テ
ンプレート抽出部44は画像データのみを参照するテン
プレート、テンプレート抽出部45は属性データのみを
参照するテンプレートに従って、シフトレジスタ43中
のデータを参照し、コンテキストを生成する。制御部4
8は入力データ31が画像データか属性データかに応じ
て制御信号49を出力し、コンテキスト選択部47は制
御信号49に応じてテンプレート抽出部44又は45を
選択し、コンテキスト3を予測部4に出力する。
Description
属性データとが混在するデータ列や、多値画像をレベル
プレーン展開したデータ列などを符号化する符号化方法
及びその装置、および、そのような符号化方法、装置に
よって符号化された符号データを復号する復号化方法お
よびその装置に関するものである。
辺の画素から注目画素の状態を予測し、予測した結果を
符号化する予測符号化方式がある。予測符号化において
は、注目画素と相関関係があると思われる周囲画素をマ
ルコフ情報源として予測に用いる。
と、間接的に決定する方法が知られている。予測値を直
接決定する方法としては、例えば特開平5−31637
0号公報で示されるように、複数の予測器の中から的中
率の高い予測器を適応的に切り替え、最終的に1つの予
測器を選択し、原画像の予測に使用する方法がある。ま
た、予測値を間接的に決定する方法としては、例えば、
予測値等の情報をメモリに格納し、周辺の画素値からメ
モリの情報を読み出して予測に使用する方法がある。
いる予測方式は、後者のメモリを用いた間接的に予測値
を決定する予測方式であり、周辺の複数画素の値をアド
レスとして、テーブルルクアップ方式で出力される予測
値を用い、予測誤差データを生成している。しかし、予
測画素の位置を全て固定とはせず、1画素のみ位置を可
変にし、予測的中率によって予測位置を変更させている
方式をとっている。ITU−T T.82、T−85で
定められたJBIG(Joint Bi−level
Image coding expert Grou
p)で用いられる予測方式は、上述の特公平6−956
45号公報に示されている予測方式であり、符号化状態
によって予測メモリの情報を更新していく学習型の方式
が採用されている。符号化には、注目画素を上述の予測
方式で予測した結果である予測誤差データが使用され
る。
号化する符号化部に、算術符号化が採用された。算術符
号化は、例えば特公平1−17295号公報に示されて
いるように、数直線上の領域を入力されたシンボルの
1,0の発生確率に合わせて分割し、入力シンボルの値
によって領域を選択する。このとき、予測と一致したシ
ンボル(優勢シンボル)をMPS(More Prob
able Symbol)、一致しないシンボル(劣性
シンボル)をLPS(Less Probable S
ymbol)と呼ぶ。このMPS、LPSの発生確率推
定値は、予測的中率などによって変化させる。JBIG
では、シンボルの出現確率の推定部にLPS発生時の確
率値(=領域幅LSZ)を持たせるとともに、その確率
推定値をシンボルの出現過程に応じて更新する学習機能
を持たせている。確率推定の学習機能は上述の予測値の
学習機能と連動する。この分割選択処理を情報源の出力
系列の分だけ行ない、最終段の分割で得られた領域内の
1点の2進小数表示で出力系列を表わす。
線で示した領域が、それぞれシンボルの符号化終了後の
有効領域である。初期状態では、有効領域は[0,1)
区間であり、LPS発生時の領域幅LSZ(0)が設定
されている。1−LSZ(0)がMPS発生時の領域幅
である。ここではシンボルが「0」のときをMPS、
「1」のときをLPSとする。図13において確率値は
2進数で示している。
「0」であるので、MPSの発生により有効領域は図1
3(A)においてハッチングを施した領域となる。そし
てこの有効領域内をLPS発生時とMPS発生時の領域
に分割する新たな領域幅LSZ(1)を設定する。次の
シンボルが「1」のときは、LPSの発生により図13
(B)においてハッチングを施した領域が有効領域とな
る。同様にして、3番目のシンボルが「0」のとき、図
13(C)においてハッチングを施した領域が有効領域
となり、さらに4番目のシンボルが「1」のとき、図1
3(D)においてハッチングを施した領域が有効領域と
なる。
れたシンボル列「0101」に対する符号は、図13
(D)における有効領域内の1点とすればよい。ここで
は、有効領域の基底、すなわち有効領域の最も小さい値
C(3)を符号として表わし、出力することになる。
有効領域の1点を符号とするため、領域を大きくとれ
ば、有効桁が減り符号量が減る。つまり、MPS発生時
にはなるべくLSZの値を小さくし、LPS発生時には
なるべくLSZの値を大きくすることによって、有効領
域を多く確保でき、符号量を減らすことができる。
符号化方式の概略図である。図中、1は画像データ、2
はコンテキスト生成部、3はコンテキスト、4は予測
部、5はステート、6は確率推定テーブル、7はLSZ
およびSW、8は予測値、9は算術符号化部、10は符
号データ、11は書き換えデータ、12は書き換え信号
である。
化部9に入力されるとともに、コンテキスト生成部2に
入力される。コンテキスト生成部2においては、注目画
素の予測を行なうために、周辺画素を使用して予測のモ
デルテンプレートを作成する。図15は、JBIGで使
用されるテンプレートの一例の説明図である。Pを注目
画素とすると、図15に示す参照画素X9 〜X0 を使用
するテンプレートが生成される。この参照画素X9 〜X
0 の値が210状態(コンテキスト)の10重マルコフ情
報源となり、そのまま予測部4にコンテキスト3として
入力され、予測に使用される。
対応した予測値8と、確率推定テーブル6を参照するた
めのステート5とを対にした予測テーブルが記憶されて
いる。参照画素X9 〜X0 の値であるコンテキスト3が
そのまま予測テーブルにアドレスとして入力され、予測
テーブルの1024個のエントリのいずれかが選択され
る。コンテキスト3により選択された予測テーブルのエ
ントリから予測値8およびステート5を取り出し、予測
値8を算術符号化部9へ入力し、また、ステート5を確
率推定テーブル6に入力する。図16は、予測部4に記
憶されている予測テーブルの一例の説明図である。図1
6に示した予測テーブルは、アドレスに対応して、予測
値とステートが対になって格納されている。なお、アド
レスは2進数で示しているが、これはコンテキストコン
テキスト3として入力される参照画素X9 〜X0 のそれ
ぞれの画素値に対応するものである。例えば、参照画素
X0 の値のみが「1」で他の参照画素は「0」であれ
ば、アドレス「0000000001」が参照され、予
測値「1」とステート「2」が得られる。
して、LPS発生時の領域幅LSZと、LPS発生時の
次のステート値であるNLPSおよびMPS発生時の次
のステート値であるNMPS、さらに正規化発生時に予
測値を書き換えるか否かを示すフラグであるSWが格納
されている。入力されたステート5に対応するLSZお
よびSW7を算術符号化部9に出力するとともに、NM
PS,NLPSを書き換えデータ11の一部として予測
部4へ送る。図17は、確率推定テーブル6の一例の説
明図である。図17では、ステート5の番号に対応し
て、LSZ、NMPS、NLPS、SWを対にして格納
している。例えばステートが「2」のとき、LSZとし
て「0x1114」、NLPSとして「16」、NMP
Sとして「3」、SWとして「0」が得られる。ここ
で、「0x」で始まる数値は16進数である。
れる予測値8と画像データ1とを比較し、一致していれ
ば符号化するシンボルを「0」、すなわちMPSが発生
したものとし、不一致であれば符号化するシンボルを
「1」、すなわちLPSが発生したものとする。そして
確率推定テーブル6から入力されるLSZを用い、図1
3で概略説明したように算術符号化を行なって符号デー
タ10を出力する。LPSが発生した場合には、確率推
定テーブル6から入力されるSWが予測値の書き換えを
可能としている場合(例えばSWが「1」の場合)に限
り、予測値を反転した新予測値を書き換えデータ11の
一部として予測部4に送るとともに書き換え信号12を
送り、予測部4に記憶されている予測テーブルの予測値
を書き換える。
いて、有効領域の有効桁を増やさないよう、有効領域は
つねに0.5以上1未満となるように調整されている。
この処理を正規化と呼ぶ。またLSZの値は必ず0.5
未満の値となるように確率推定テーブルを構成してお
く。これにより、LPS発生時には有効領域は0.5未
満となり、必ず正規化が発生する。さらに、MPS発生
時においても、新有効領域は、現有効領域から、LSZ
を減算して求めるため0.5未満となる可能性があり、
正規化が発生するケースがある。この正規化が発生した
場合に、予測部4に対して書き換え信号12を送る。予
測部4では、MPS発生時には確率推定テーブル6から
与えられるNMPSを、コンテキスト生成部2から与え
られているコンテキスト3のステートとして予測テーブ
ルに書き込む。また、LPS発生時には、確率推定テー
ブル6から与えられるNLPSをコンテキスト3のステ
ートとして予測テーブルに書き込む。このようにして予
測テーブルが更新された後、次の画像データ1について
の処理を開始する。
次書き換えてゆく学習型の予測/確率推定方式につい
て、具体例を用いながらさらに説明する。図18は、入
力される画像データの一具体例の説明図である。図18
では、図15に示すテンプレートの部分の画像データ1
のみを示している。図18に示すように、コンテキスト
X9 〜X0 が「0000000011」のとき、注目画
素Pが1であった場合を考える。予測部4の予測テーブ
ルおよび確率推定テーブル6は、それぞれ図16、図1
7に示す内容が設定されているものとする。
1」がコンテキスト3として予測部4に入力される。こ
の時、予測部4の予測テーブルのアドレス「00000
00011」には、図16に示すように、予測値「0」
とステート値「80」が格納されている。予測テーブル
から読み出されたステート値「80」は、確率推定テー
ブル6に入力される。次に確率推定テーブル6のステー
ト番号「80」が参照される。確率推定テーブル6には
図17に示す内容が設定されているので、そのステート
番号「80」に対応するLSZ値「0x5832」が読
み出され、算術符号化部9に出力される。
が、予測部4の予測テーブルから読み出された予測値は
「0」であるため、LPSが発生した、ということにな
る。LPSが発生した場合、確率推定テーブル6から読
み出されたLSZ値に対応する領域が基本的に次の有効
領域となる。LSZは、0.5未満であるから、0.5
以上1未満になるように正規化が行なわれ、ステート番
号「80」のNLPSの値「80」が予測部4の予測テ
ーブルのアドレス「0000000011」のステート
値として上書きされる。また、確率推定テーブル6のス
テート番号「80」のSWが「1」であるから、予測値
は反転されて「1」となり、予測部4の予測テーブルの
アドレス「0000000011」の予測値として上書
きされる。図19は、書き換え後の予測部テーブルの一
具体例の説明図である。このようにして図19に示すよ
うに、予測部のアドレス「0000000011」の予
測値およびステート値が書き換えられる。この書き換え
られた後の予測部を用いて次の画像データ1についての
予測を行なうことになる。次に同じコンテキストが入力
された場合は、予測値が1となっている。
発生した場合には、正規化を行なったときには予測部4
の予測テーブルのステート値をNMPS「81」に書き
換える。書き換え後、次に同じコンテキスト3が入力さ
れた場合、ステート値が「81」であり、このときのL
SZは図17から「0x4d1c」となる。この値は、
ステート値「80」のときのLSZ「0x5832」よ
りも小さく、つまりLPSが発生する確率が小さいこと
を意味する。これは、前回の同じコンテキストの時の予
測が当たったため、次に同じコンテキストが入力された
場合、MPSが発生時の領域幅を広げておき、再度予測
が当たった場合に有効領域を広くとれるようにしたもの
であり、最終的な有効領域を増大させ、符号量を減少さ
せることができる。
たがって予測部を順次書き換え、予測的中率を向上さ
せ、MPS発生数を増やすとともに、MPS/LPS発
生時の領域幅を制御して、符号化効率を向上させてい
る。
域分割を行ないながら実施される。符号化時と異なるの
は、符号化時は予測値と注目画素の比較を行ない、LP
S/MPSの領域を演算しながら求めるのに対し、復号
化時には、符号が、LPS/MPSのどちらの領域に入
っているかを演算で求め、次に周辺の復号済みの参照画
素から注目画素を逆予測しながら求める。
復号化方式の概略図である。図中、図14と同様の部分
には同じ符号を付して説明を省略する。21は算術復号
化部、22は逆予測部、23は逆予測値、24は書き換
えデータである。コンテキスト生成部2および逆予測部
22は、符号化時のコンテキスト生成部2および予測部
4とまったく同一に動作する。逆予測部22は符号化時
の予測部4と同一である。当然、確率推定テーブル6も
符号化時と同一のものが使用されなければならない。
データ1の注目画素の周辺の参照画素の値によりコンテ
キストが生成され、逆予測部22、確率推定テーブル6
から、LSZと逆予測値23が算術復号化部21に出力
される。
において、有効領域の比較が行なわれた後、逆予測値2
3を用いて画像データ1を出力する。図21は、算術復
号化部の基本動作の説明図である。まず、現有効領域か
ら確率推定テーブルより入力されたLSZ幅を減算し、 (有効領域−LSZ)を得る。この値を境にMPS領域
とLPS領域が分割される。次に入力された符号Cが、
先に求めた(有効領域−LSZ)の値より大きいか否か
を比較する。すなわち、 C>有効領域−LSZ の判定を行なう。この比較判定によって、注目画素がL
PSであるかMPSであるかが判定できるので、入力さ
れた逆予測値から、注目画素のレベルを求める。すなわ
ち、MPSであれば注目画素の値は逆予測値であり、L
PSであれば逆予測値を反転して注目画素の値とすれば
よい。以上の処理により、基本的に注目画素を復号でき
る。
らさらに、新有効領域の決定、符号−有効領域の減算等
の処理が必要となる。例えば図21に示した例では、符
号データCがLPS領域に存在するので、新たな有効領
域としてLPS領域を設定し、新たなLSZを設定して
上述の処理を繰り返し行なう。また、符号化時と同様に
して、予測部4に記憶されている予測テーブルの予測値
およびステート値の書き換えも行なわれる。
能率な2値画像の符号化および符号データの復号が達成
される。JBIGは2値の画像を対象とした規格である
が、他の画像データに対する応用も検討されている。例
えば安田浩編,「マルチメディア符号化の国際標準」,
平成3年,丸善,p.80〜81には、算術符号化の手
法を多値情報源に対して適用することが示唆されてい
る。また、2値データの符号化手法である算術符号化を
多値情報源に適用するため、多値情報源を例えばレベル
プレーン化、ビットプレーン化等の手法によって2値表
現化して符号化を行なえばよいことが記載されている。
ある。多値画像では、1画素あたり複数ビットによって
濃度を示している。ここで、各画素の濃度を表わすビッ
ト列の最上位ビットをMSB、最下位ビットをLSBと
して示している。ビットプレーン展開する際には、各画
素の同一位置の1ビットを取り出してそれぞれのプレー
ンを作成するとする。例えば各画素のMSBのみを取り
出すことによって、MSBのプレーンが作成される。作
成された各プレーンは各画素が1ビットのデータで構成
されており、2値画像と同様に扱うことができるので、
各プレーンごとに上述のJBIGを用いて符号化するこ
とができる。
それほど変化はないとみなすことができるので、この方
式によってMSBに近い高位のプレーンについては予測
が当たりやすくなり、符号量は少なくなる。しかし、低
位のプレーンでは小さな濃度変化によって値が変化する
ため、予測が当たりにくく、逆に符号量は多くなること
が知られている。これを解消するために、特開平6−2
61214号公報などで示されるように各プレーンごと
に異なる予測モデルを与えたり、ビットプレーン展開の
際にグレーコード変換を用いる方式なども知られてい
る。しかし、いずれにせよ、それぞれのプレーンで符号
が別々に生成されるため、これらのプレーンごとの符号
をそれぞれ管理する必要がある。また、復号時には、す
べてのプレーンを復号しないと各画素値が決定できない
ため、各プレーンごとに復号回路を必要としたり、ある
いは順次復号される画像をすべて蓄積しておくメモリが
必要となるという問題がある。
ある。レベルプレーン展開の場合には、各画素の濃度を
表わす複数のビット、すなわちMSBからLSBまでの
ビットをそのまま連結する。図23(B)には矩形によ
って多値画像の各画素を示しており、数字を記した画素
をそれぞれ画素0、画素1、画素2、...としてい
る。レベルプレーン展開したデータは図23(A)に示
すように、画素0のMSBからLSBまでのビットが並
び、続けて画素1のMSBからLSBまでのビットが、
さらに画素2のビットというように連続したデータとな
る。
方式を使用する場合、予測値やステートを書き換えて最
適な状態に近づけるため、予測的中率が向上する利点が
ある。しかし、相関の弱い、異質のデータが連続して入
カされる場合、JBIGの規格書通りの予測方式によっ
て予測を行なうと相関性の低いデータが予測に使用され
てしまうため、予測外れが多くなり、符号量が増加する
ことがある。
タを符号化する方式では、符号化処理/復号化処理は1
つの画像について1回で済み、また符号の管理も容易で
ある。しかし、レベルプレーン展開したデータでは、隣
接するビット間の相関は弱い。例えばビット間の相関を
重視する例えば図15に示すようなテンプレートを用い
て符号化処理を行なうことを考えると、同一画素中の濃
度を示す各ビットあるいは隣接する画素の高位のビット
と低位のビットという、相関の弱いビットを予測に使用
することになる。そのため、予測の的中率が低下し、予
測効率はビットプレーン展開の場合に比べて平均的に下
がるという問題があった。
タ列の一例の説明図である。図24では、各画素とも濃
度を3ビットで示している。例えば図15に示したテン
プレートを用いる場合を考え、画素1の1ビット目(M
SB)を注目画素とする。この注目画素に対して図15
の参照画素X0 ,X1 に対応する画素は、画素0の3ビ
ット目(LSB)の「0」、2ビット目の「1」であ
る。画素0の微妙な濃度の違いが画素1の大きな濃度変
化に影響を及ぼすことはなく、画素0の2ビット目、3
ビット目は、画素1の1ビット目とは相関が弱いと考え
られる。逆に、画素1の1ビット目を注目画素とした場
合に、相関が強いと考えられる画素0の1ビット目は予
測には使用されていない。このように相関が強いビット
を用いずに相関が弱いビットを予測に用いることになる
ため、予測的中率が低下し、符号量が増大する可能性が
ある。
8階調)程度の画像であれば、各レベルのビット間にあ
る程度の相関があるという見方もできるが、複写機等の
画像処理で通常使用される解像度である1画素あたり8
ビット(=256階調)程度になると、低位レベルのビ
ット間の相関は弱くなり、予測効率は悪くなることが容
易に推測される。さらに、このように相関の弱いモデル
を使用することにより、参照画素が全て0などといった
符号化効率を上げられるはずのコンテキストに対しても
予測外れを引き起こし、確率推定状態が定常より悪い状
態に遷移させてしまうという問題もある。
いても、JBIGによる符号化を行なうことが考えられ
る。図25は、従来の画像入出力装置において属性デー
タを伴って中間情報蓄積を行なう場合の一例を示すブロ
ック構成図である。図中、101は入力部、102は画
像処理部、103は画像符号化部、104は画像符号デ
ータ保持部、105は画像復号化部、106はTI分離
部、107はTIフラグ符号化部、108はTIフラグ
符号データ保持部、109はTIフラグ復号化部、11
0は出力部である。例えば複写機などにおいて、スキャ
ナ部で入力した画像等を出力部へ出力する場合、一般に
入力画像に対して濃度調整やフィルタ処理等の画像処理
を施している。これらの画像処理の処理精度を向上させ
るために、入力画像に対しテキストイメージ分離(以下
TI分離と呼ぶ)や、周波数帯域分離処理を施し、それ
ぞれの属性に合わせて異なる画像処理を施すことが行な
われている。例えばTI分離を行なう際には、もとの画
像データとともに、画像中の各画素がテキストイメージ
の部分なのかその他の例えば写真イメージ部分なのかを
示す属性データを付加する。属性データには上記以外
に、例えば文字原稿であれば、文字の輪郭部と輪郭以外
の箇所を示すものや、2値画像であれば、ディザ処理や
網点処理、誤差拡散処理等を分離するものなどがある。
入力された画像データは、画像処理部102で入力部1
01に特有の処理や他の共通の画像処理などを行ない、
画像符号化部103において例えばJBIG等の手法を
用いて符号化し、符号データを画像符号データ保持部1
04に格納する。一方、入力部101で入力された同じ
画像データはTI分離部106においてTI分離処理が
行なわれ、それぞれの画素や複数の画素群ごとにTI分
離フラグが生成される。このTI分離フラグをTIフラ
グ符号化部107で符号化し、TIフラグ符号データ保
持部108に格納する。
104から画像符号データを取り出し、画像復号化部1
05で復号して画像データを出力部110へ渡す。一
方、TIフラグ符号データ保持部108から、対応する
TIフラグ符号データを取り出し、TIフラグ復号化部
109において復号してTI分離フラグを出力部110
へ渡す。出力部110では、TI分離フラグを参照しな
がら画像データに対して出力のための画像処理を施し、
画像を出力する。
タとTIフラグ符号データが別々に保存されるため、画
像符号データとTIフラグ符号データとの対応を管理し
ておく必要があった。このような管理を簡易化するた
め、画像データと属性データを1つのデータ列としてお
くことが考えられる。画像データと属性データを混在さ
せた場合、そのまま符号化すれば1回で符号化できると
ともに、符号データの管理は容易になる。
ータを1つのデータ列にまとめる一つの方法として、す
べての画像データの後に属性データを続ける方法が考え
られる。しかしこの方法では、出力部110において出
力処理を行なう際には、画像データをすべて読み取った
後でなければ対応する属性データが得られないので、逐
次処理に不向きであるとともに、画像データを格納する
メモリ領域が必要となるため、得策ではない。
にまとめる他の方法として、それぞれの画素単位もしく
は一定のブロック単位でもとの画像データに属性データ
を付加する方法がある。図26は、属性データが混在し
た画像データの一例の説明図である。図26(A)に
は、1ビットの画素データの前に、その画素の属性デー
タを付加した例を示している。ここで、属性データは3
ビットである。また、図26(B)には、8画素分のデ
ータの前に1ビットの属性データを付加した例を示して
いる。このようなデータ構造では、1画素あるいは8画
素ごとに属性データと対応づけることができるので、1
画素あるいは8画素等の単位ごとに処理を開始すること
ができ、また、これらのデータを格納するメモリ領域も
少なくて済む。
対して上述のようなJBIG等の方法で符号化すると、
符号量が多くなるという問題がある。例えば図26
(A)に示すデータ構造の場合に、図15に示したよう
なテンプレートを用いると、画素0を注目画素とした場
合の参照画素X0 ,X1 は属性データの2ビット目と3
ビット目となる。しかし、属性データは画素の値とはほ
とんど関係なく、その値が設定されるので、画素0の予
測に、画素0とは相関の弱い属性データが参照されてし
まうことになる。そのため、予測外れが多くなり、符号
量が増加してしまう。さらに、参照画素が全て0などの
効率を上げられるはずのコンテキストに対しても、予測
外れが多発することが予想され、確率推定状態が定常よ
り悪い状態に遷移させてしまう問題がある。
属性を持つ画像を効率よく圧縮するために、例えば特開
平6−38048号公報には、属性信号によりテンプレ
ートや予測方式を切り替える方式が提案されている。し
かしこの文献では、属性データは圧縮せず、単に符号デ
ータ間に挿入されるため、属性信号を含めた全体の符号
量は大きくなるという問題があった。
情に鑑みてなされたもので、多値画像をレベルプレーン
展開したデータ列や、画像データとその属性データとが
混在するデータ列など、複数種類のデータが混在するデ
ータ列を効率よく符号化することのできる符号化方法及
び符号化装置を提供するとともに、そのような符号化方
法及び符号化装置で符号化された符号データを復号する
復号化方法及び復号化装置を提供することを目的とする
ものである。
例えば画像の属性データと画像データの2種類のデータ
が混在するデータ列や、各画素が複数のレベルのデータ
からなる多値画像をレベルプレーン展開し各レベルを異
なる種類としたデータ列など、複数種類のデータが混在
するデータ列を符号化する際に、符号化の対象となる注
目データの種類に応じて出現済みの同種類の複数の参照
データを選択する。例えばデータ列が画像データとその
属性データとが混在するデータ列の場合には、少なくと
も注目データが画像データの場合には出現済みの画像デ
ータの中から複数の参照データを選択する。画像データ
同士の間では、互いに相関が強いと考えられているの
で、選択された参照データは、それぞれ注目データと強
い相関を有すると考えられる。
ルプレーン展開し各レベルを異なる種類としたデータ列
の場合にも、注目データと同種類(すなわち同じレベ
ル)のデータを参照データとして選択する。多値画像で
は、ある注目画素とその周囲の画素との間の濃度変化は
小さいことが統計的に期待できる。そのため、各画素値
は多くの場合には近接した値を取ると考えてよく、各レ
ベルごとに見ると隣接した画素ではほとんど同じ値を取
ると考えられる。すなわち、ある画素のあるレベルを注
目データとしたとき、周囲の画素の注目データと同じレ
ベル(種類)のデータと注目データとは強い相関を有す
ると考えられる。
データ列においては同種類のデータ間で強い相関を有す
ることに着目し、符号化の対象となる注目データの種類
に応じて出現済みの同種類の複数の参照データを選択す
ることによって、注目データと強い相関を有するデータ
を参照データとして選択することができる。一般に、強
い相関を有する参照データから注目データの値を予測し
た場合、その的中率が高いことが知られている。上述の
ように注目データと強い相関を有するデータを参照デー
タとして選択することによって、的中率の高い予測を行
なうことができる。予測符号化では、予測が的中した場
合に符号量が少なくなるように符号を構成しているの
で、予測的中率を向上させることによって、符号量を減
らすことができ、効率よく符号化することができる。
タを用意し、注目データの種類に応じて切り換えて用い
ることができる。ある種類の注目データの予測の際に、
予測はずれによって予測データが書き換えられ、別の種
類の注目データの予測もはずれてしまうことがある。こ
のような場合には予測はずれによって符号量が増大する
要因となる。しかし、注目データの種類に応じて予測デ
ータを切り換えることにより、他の種類のデータに左右
されずに予測を行なうことができるので、その種類のデ
ータについては予測的中率を向上させることができ、全
体として符号量を減少させることができる。
ータとが混在するデータ列の場合の属性データの間で
は、属性データが単なるコードであることを考えると、
相関が弱いことが考えられる。また、データ列が多値画
像をレベルプレーン展開し各レベルを異なる種類とした
データ列の場合の少なくとも最下位ビットに対応するレ
ベルを含む所定の種類のデータの間では、画像の微小な
濃度変化によって値が変化するため、相関は弱いことが
考えられる。このような相関が弱い種類のデータでは、
予測を行なっても的中率は低く、逆に予測データを乱し
て的中率の高いデータについても予測的中率を低下させ
てしまう恐れがある。そのため、相関が弱い種類のデー
タについては、ある決まった所定の状態を参照データと
して選択したり、予測データを別にして、他の予測デー
タを乱さないようにする。これによって、的中率の高い
データについては予測的中率を低下させずに予測し、符
号化できるので、全体とすれば符号化効率を向上させる
ことができる。
数種類のデータが混在するデータ列を符号化する際に、
符号化の対象となる注目データの種類に応じて出現済み
の同種類の複数の参照データを選択することによって予
測的中率を向上させ、効率のよい符号化を行なうことが
できることに鑑み、コンテキスト生成部で符号化の対象
となる注目データの種類に応じて出現済みの同種類の複
数の参照データを選択する。コンテキスト生成部で選択
された参照データの状態から注目データの値を予測部で
予測することによって、予測的中率の高い予測値を出力
することができる。このように予測的中率の高い予測値
を用い、符号化部で予測符号化する。上述のように、予
測符号化では、予測が的中した場合に符号量が少なくな
るように符号を構成しているので、予測的中率を向上さ
せることによって、符号量を減らすことができ、符号量
の少ない符号データを生成する符号化装置を得ることが
できる。
同様にして逆予測を行なうことによって、効率よく符号
化された符号データを復号することができる復号化方法
および復号化装置を得ることができる。
態を示すブロック構成図である。図中、図14と同様の
部分には同じ符号を付して説明を省略する。31は入力
データ、32はコンテキスト生成部、33は符号化部、
41,42はラインメモリ、43はシフトレジスタ、4
4,45はテンプレート抽出部、46は固定コンテキス
ト部、47はコンテキスト選択部、48は制御部、49
は制御信号である。この例では、確率推定テーブル6と
算術符号化部9をまとめて符号化部31と示している。
コンテキスト生成部32は、符号化するデータに応じて
テンプレートを変更し、使用するテンプレートに従って
コンテキスト3を生成して予測部4に渡す。
1(B)に示している。ラインメモリ41,42は、複
数ラインからなるテンプレートを生成するために前ライ
ンおよび前々ラインのデータを保持する。ラインメモリ
41には入力データ31が入力され、1ライン前のデー
タを出力する。ラインメモリ42は、ラインメモリ41
から出力される1ライン前のデータが入力され、さらに
もう1ライン分遅延させて2ライン前のデータを出力す
る。シフトレジスタ43には、入力データ31と、ライ
ンメモリ41から出力される1ライン前のデータと、ラ
インメモリ42から出力される2ライン前のデータが入
力され、符号化する注目データの周辺の参照データとな
りうるデータを保持する。もちろん、ラインメモリを増
減し、参照するライン数を増加あるいは減少させてもよ
い。
レジスタ43に蓄えられたデータの任意の部分を抽出
し、予測用のコンテキストを生成する。テンプレート抽
出部44とテンプレート抽出部45では、それぞれ異な
るテンプレートが設定されており、設定されているテン
プレートに従ってコンテキストを生成する。固定コンテ
キスト部46では、入力データ31にかかわらず、常に
固定された所定のコンテキストを出力する。固定コンテ
キスト部46が出力するコンテキストとしては、なるべ
く、テンプレート抽出部44,45で生成される確率の
低いコンテキストとするとよい。これにより、固定コン
テキスト部46の出力が選択された際に予測部4内の予
測テーブルが書き変わっても、テンプレート抽出部4
4,45から出力されるコンテキストを用いた予測にな
るべく影響しないようにすることができる。
らの制御信号49に従って、テンプレート抽出部44,
45、固定コンテキスト部46の出力のうちのいずれか
を選択してコンテキスト3として出力する。なお、セレ
クタはテンプレート抽出部44,45や固定コンテキス
ト部46の前段に設けてもよい。制御部48は、入力デ
ータ31のデータフォーマットに従って、コンテキスト
選択部47に対して制御信号49を出力する。
けた例を示したが、3つ以上であってもよい。また、固
定コンテキスト部46を2つ以上設けたり、あるいは設
けなくてもよい。あるいは、テンプレート抽出部を1つ
と固定コンテキスト部の組み合わせであってもよい。
一例を説明する。符号化の対象となる入力データ31
は、コンテキスト生成部32のラインメモリ41及びシ
フトレジスタ43、及び、算術符号化部9に入力され
る。コンテキスト生成部32のラインメモリ41では入
力データ31を1ライン遅延させ、さらにラインメモリ
42ではもう1ライン遅延させる。シフトレジスタ43
には、入力データ31と1ライン前の入力データと2ラ
イン前の入力データが入力される。シフトレジスタ43
は、入力データ31が送られてくるタイミングに同期し
てデータをシフトし、参照データとなりうる3ラインの
データを保持している。
トレジスタ43に保持されているデータの中から、テン
プレートに従ってデータを取り出し、予測用のコンテキ
ストをそれぞれ生成する。また、固定コンテキスト部4
6からは、所定のコンテキストが出力されている。制御
部48は、入力データ31のデータフォーマットに従
い、符号化の対象である注目データの種類に応じて、な
るべく注目データと相関の強い参照データから構成され
るコンテキストを選択するように、制御信号49をコン
テキスト選択部47へ送る。コンテキスト選択部47
は、制御部48からの制御信号49に従って、テンプレ
ート抽出部44,45でそれぞれ生成されたコンテキス
ト、あるいは固定コンテキスト部46から出力される所
定のコンテキストのいずれかを選択し、コンテキスト3
として予測部4に出力される。
のでここでは説明を省略するが、上述のようにコンテキ
スト生成部32から出力されるコンテキスト3は、符号
化の対象である注目データと相関の強い参照データから
構成されているので、予測部4から出力される予測値は
入力データ31と一致する(予測が当たる)可能性が高
く、符号データ10の符号量を低減することができる。
をもとに、コンテキスト生成部32におけるコンテキス
トの生成についてさらに説明する。まず入力データ31
として画像データと属性データが混在するデータが入力
される場合について説明する。図2は、本発明の第1の
実施の形態において、各画素データに属性データが付加
された入力データのデータフォーマットの一例および使
用するテンプレートの一例の説明図、図3は、同じくコ
ンテキストの生成に用いられるデータの説明図である。
図2(A)に示す入力データ31のデータフォーマット
は、上述の図26(A)に示したものと同じである。こ
の例では、入力データ31は図2(A)に示したよう
に、1ビットの画素データdmnの前に、その画素の属性
を示す3ビットの属性データ(amn,bmn,cmn)が付
加されている。属性データは、例えばTI分離フラグ等
である。
ットの画像データと属性データが混在した入力データ3
1を効率よく予測するためには、図2(B)に示すよう
に、3bitおきのデータを参照するようなテンプレー
トを使用することが最も効率がよいと考えられる。図2
(B)において、Pが注目データであり、○印が参照デ
ータの位置を示している。図2(B)に○印で示す位置
のデータを参照し、コンテキストを生成することによっ
て、図15に示したコンテキストと同様に、10ビット
のコンテキストとなる。
ており、各データには識別のために図2(A)と同様の
記号を付してある。いま、図3(A)において、符号化
対象の注目データである入力データ31として、画素デ
ータであるデータd33が入力されたとする。このとき、
図2(B)に示すテンプレートを適用すると、図3
(A)において○印を付したd12,d13,d14,d21,
d22,d23,d24,d25,d31,d32の各データが参照
される。これらのデータはすべて画素データであり、相
関が強いと考えられる。また、これらのデータは属性デ
ータが挿入される前の画像データにおいて、図15に示
したテンプレートにおけるX0 〜X9 の位置の画素デー
タそのものである。このように、入力データが画素デー
タの場合には、図2(B)に示したテンプレートを用い
ることによって、属性データが挿入される前と同様のコ
ンテキストを作成することができる。
1として次のデータa34が入力されたとする。このデー
タa34は3ビットの属性データのうちの最初のビットで
ある。この場合に図2(B)に示すテンプレートを適用
すると、図3(B)において○印を付したa13,a14,
a15,a22,a23,a24,a25,a26,a32,a33の各
データが参照される。これらのデータはすべて3ビット
の属性データのうちの最初のビットである。同様にし
て、入力データ31として属性データの2番目のビッ
ト、3番目のビットが入力された場合も、図2(B)に
示すテンプレートを適用することによって、すべて属性
データの2番目のビット、3番目のビットが参照され
る。属性データが例えばTI分離フラグの場合、ある領
域内ではTI分離フラグのビット列は同一であることが
多いので、同じビット位置のデータは同じである可能性
が高い。そのため、参照されたデータは相関が強いと考
えられる。このように、入力データが属性データの場合
にも、図2(B)に示したテンプレートを用いることに
よって、予測が的中しやすいコンテキストを作成するこ
とができる。
が混在した図2(A)に示すようなデータフォーマット
のデータ列が入力される場合には、図2(B)に示すよ
うなテンプレートを用いることによって、符号化する注
目データが画素データの場合も属性データの場合も、注
目データと相関が強いデータを参照してコンテキストを
作成することができる。そのため、予測部4における予
測の的中率が向上し、符号データ10の符号量を低減す
ることができる。
2(B)に示した同じテンプレートを用いることができ
る。このような場合には、コンテキスト選択部47は、
図2(B)に示したテンプレートを用いてコンテキスト
を作成するテンプレート抽出部のみを選択する。図2
(A)に示したデータフォーマットの入力データのみを
扱う場合には、図2(B)に示したテンプレートを用い
るテンプレート抽出部を1つ備え、他のテンプレート抽
出部、固定コンテキスト部46、コンテキスト選択部4
7、制御部48を設けずに構成してもよい。
て、各画素データに属性データが付加された入力データ
のデータフォーマットの別の例および使用するテンプレ
ートの一例の説明図、図5は、同じくコンテキストの生
成に用いられるデータの説明図である。図4(A)に示
す入力データ31のデータフォーマットは、上述の図2
6(B)に示したものと同じである。この例では、入力
データ31は図4(A)に示したように、8画素ごとに
その先頭に1ビットの属性データamiが付加されてい
る。なお、画素データはdmnで示している。
ットの画像データと属性データが混在した入力データ3
1を効率よく予測するためのテンプレートは、画素デー
タの位置ごとに異なってくる。基本的には図15に示し
たテンプレート、すなわち図5(D)に示したテンプレ
ートを用いることによって効率よく予測可能なコンテキ
ストが得られる。しかし、属性データの両側2ビットず
つの画素データについて、このテンプレートを用いる
と、参照データとして属性データが含まれてしまう。属
性データは画素データと相関が弱いので、属性データを
含めて参照し、コンテキストを生成すると予測的中率が
低下する恐れがある。そのため、画素データの位置に応
じて、図4(B)〜(F)に示すようなテンプレートを
切り換えて用いることによって、属性データを参照せず
にコンテキストを生成することができる。なお、図4
(B)〜(F)において、Pが注目データであり、○印
が参照データの位置を示している。
ており、各データには識別のために図4(A)と同様の
記号を付してある。いま、図5(A)において、符号化
対象の注目データである入力データ31として、画素デ
ータであるデータd36が入力されたとする。このとき、
基本的なテンプレートである図4(D)に示すテンプレ
ートを適用しても、その中に属性データは含まれないの
で、図4(D)に示す基本的なテンプレートを用いて各
画素データを参照し、コンテキストを生成すればよい。
が入力される。今度は基本的なテンプレートである図4
(D)に示すテンプレートを適用すると、属性データa
22が含まれてしまう。そのため、この属性データa22を
除くような、図4(E)に示すテンプレートを用いる。
これによって、参照データ中に属性データを含まず、画
素データのみを参照してコンテキストを生成することが
できる。
が入力された場合も同様であり、図4(D)に示す基本
的なテンプレートを適用すると属性データa12,a22が
含まれてしまうので、図4(F)に示すテンプレートを
適用する。同様にして、画素データd39が入力された場
合には図4(B)に示すテンプレートを適用し、画素デ
ータd310 が入力された場合には図4(C)に示すテン
プレートを適用する。
ンプレートを変更することによって、注目データが画素
データの場合に属性データを参照せずに、相関の強い画
素データのみを参照してコンテキストを生成することが
できる。生成されたコンテキストを用いて予測を行なう
ことによって、属性データが混在していない場合と同様
の予測的中率で予測でき、全体の符号量を低減すること
ができる。
図2(B)に示したテンプレートと同様に、8データお
きに参照するテンプレートを用いることによって、属性
データのみを参照してコンテキストを生成することがで
きる。あるいは、固定コンテキスト部46の出力を選択
するように構成してもよい。例えばこの例よりもさらに
多数の画素、例えば1ないし数ラインに1ビットの属性
データが付加されたデータの場合には、属性データだけ
のテンプレートを生成することは不可能であるため、固
定コンテキスト部46が出力する固定のコンテキストを
選択するように構成するとよい。
(B)〜(F)に示した5つのテンプレートを用いてい
る。また、属性データについてもテンプレートを用いる
場合には、さらにもう1つのテンプレートを用いる。そ
のため、各テンプレートに対応して、5ないし6個のテ
ンプレート抽出部を設け、入力データ31に応じてコン
テキスト選択部47によって切り換えればよい。なお、
属性データについてテンプレートを用いる場合には、固
定コンテキスト部46を設けなくてもよい。
ベルプレーン展開したデータが入力される場合について
説明する。図6は、本発明の第1の実施の形態におい
て、レベルプレーン展開された入力データのデータフォ
ーマットの一例および使用するテンプレートの一例の説
明図、図7は、同じくコンテキストの生成に用いられる
データの説明図である。図6(A)に示す入力データ3
1のデータフォーマットは、基本的には上述の図24に
示したものと同じであり、この例では1画素あたり8ビ
ットで構成される例を示している。8ビットのうち、M
SBをレベル7とし、LSBをレベル0として、各ビッ
ト位置をレベルで呼ぶことにする。なお、多値画像デー
タは、グレーコード変換等がなされていない純粋な階調
データであるものとする。
値画像では、ある注目画素とその周囲の画素との間の濃
度の変化は小さいことが統計的に期待できる。そのた
め、各画素値は多くの場合には近接した値を取ると考え
てよい。画素値の変化が小さく、近接した値をとる場
合、多くの場合にはレベル0に近い下位の1ないし数ビ
ットの値が変化するのみで、レベル7を含む上位のビッ
トはほとんど変化しない。そのため、レベル7を含む上
位のビットでは、周囲の画素との間で相関が強いと考え
られる。すなわち、レベル7を含む上位のビットでは、
各画素の同一レベルを参照することによって、効率よく
予測を行なうことのできるコンテキストを作成すること
ができる。
トおきに参照データを設定したテンプレートを適用す
る。これによって、例えば図7(A)に示すように、注
目データがレベル7のデータである場合には、参照デー
タはすべてレベル7のデータとなる。同様に、注目デー
タがレベル6のデータである場合には、図7(B)に示
すように、参照データはすべてレベル6のデータとな
る。他のレベルについても同様に、同レベルのデータの
みを参照することができる。これによって、上位のデー
タについては、相関の強いデータを参照してコンテキス
トを作成できるので、予測的中率を高め、符号量を低減
することができる。
ものの、下位のビットでは微小な濃度変化でも値が変化
している。この例のように1画素あたり256階調(=
8ビット)の中間調画像では、実際に10階調未満の階
調変化がランダムに起こる。このように、下位のビット
における値の変化は、例えばレベル0のデータではほと
んどノイズと同様にランダムな値を取ると言っても過言
ではない。すなわち、下位のビットでは、周辺画素の同
じレベルのデータとの間の相関はあまり強くないと考え
られる。
タに対して、例えば図6(B)に示したようなテンプレ
ートを適用し、下位の同じレベルのデータを参照して
も、効率のよい予測を行なうことはできない。また、他
の効率のよい予測テンプレートを作成することは困難で
ある。つまり、どのようなテンプレートを作成しても、
それほど予測効率に影響しないと考えられる。しかし、
レベル7を含む上位のビットのデータと同じように、図
6(B)に示したテンプレートを適用すると、ある場合
には下位のビットに対するコンテキストとして、上位の
ビットのデータにおいて頻繁に出現するコンテキストと
同じコンテキストが生成される場合があり、その場合に
予測外れを引き起こして上位のビットのデータの予測的
中率が低下する可能性がある。
データで、階調が連続して60〜90程度であるとする
と、レベル7はほとんど全て0となり、使用されるコン
テキストもすべて0である。この場合、レベル7の予測
においては予測が当たりつづけるため、JBIGの算術
符号化方式では、符号がほとんど発生しない。ところ
が、レベル0で同じテンプレートを使用した場合、偶
然、すべて0のコンテキストが発生し、しかも予測外れ
を引き起こすことは十分に考えられる。この場合、この
コンテキストに対する確率推定テーブル6のSTATE
は、LSZ領域を増やす方向に変更されるので、その後
すべて0のコンテキストで予測が当たったとしても、符
号量は予測が当たり続けた場合に比べ、格段に落ちてし
まう。
ストを固定し、例えばJBIGのTP処理で使用される
ような、発生しにくいと考えられるテンプレートを固定
コンテキスト部46で発生し、これを用いるように構成
する。これにより、下位のビットのデータ自体の予測効
率はあまり上がらないが、他のレべルの予測に悪影響を
及ぼさないため、画像全体の符号量を低減させることが
できる。なお、固定コンテキスト部46で発生する固定
のコンテキストとしては、例えば図6(C)に示す各画
素位置の値を用いたものとすることができる。
プレートを用いるか、あるいは例えば図6(C)に示す
ような固定のコンテキストを選択するかは任意である。
例えば、レベル7〜1までについては図6(B)に示し
たテンプレートを用い、レベル0については固定のコン
テキストを用いるようにすることができる。この場合、
図6(B)に示したテンプレートを用いたコンテキスト
の作成をテンプレート抽出部44で行ない、図6(C)
に示した固定のコンテキストを固定コンテキスト部46
から出力させ、入力データ31のレベルによって、レベ
ル7〜1の時にはテンプレート抽出部44の出力を選択
し、レベル0の時には固定コンテキスト部46の出力を
選択するように、コンテキスト選択部47を制御すれば
よい。この場合、テンプレート抽出部45は不要である
ので設けなくてもよい。もちろん、テンプレート抽出部
45で中位のビットに対する他のテンプレートを適用
し、例えばレベル0、7以外のレベルについては、テン
プレート抽出部45の出力をコンテキスト選択部47が
選択するように構成してもよい。
ブロック構成図である。図中、図1と同様の部分には同
じ符号を付して説明を省略する。34は予測部、51,
52は予測メモリ、53,54はセレクタ、55は制御
部である。この第2の実施の形態では、予測部34に複
数の予測メモリ51,52を設け、データの種類によっ
て使用する予測メモリを選択するようにした例を示して
いる。なお、コンテキスト生成部32は、ラインメモリ
41,42と、シフトレジスタ43と、テンプレート抽
出部44によって構成し、従来のコンテキスト生成部2
と同様の構成としているが、テンプレート抽出部44に
おいてコンテキストを生成する際に、入力データ31に
応じたテンプレートを用いている。
えば図16に示したような予測テーブルが格納されてい
る。なお、予測テーブルに書き込まれている各コンテキ
ストに対応した予測値及びステートは、予測メモリ51
と予測メモリ52で異なっていてよい。また、予測メモ
リは3つ以上であってももちろんよい。
測メモリ52の出力のいずれかを選択し、予測値及びス
テートを出力する。セレクタ54は、予測テーブルに書
き戻す新予測値及びステートを、予測メモリ51あるい
は予測メモリ52のいずれかを選択して出力する。制御
部55は、符号化の対象である注目データの種類に応じ
てセレクタ53を制御し、予測メモリ51又は予測メモ
リ52の出力のいずれかを選択させる。また、符号化に
よって予測テーブルの変更を行なう際には、符号化を行
なった注目データの種類に応じてセレクタ54を制御
し、予測テーブルの変更を行なう予測メモリを選択させ
る。
一例を説明する。まず、図2(A)に示したように、画
素データと属性データとが混在した入力データの場合に
ついて説明する。図2(A)に示したデータフォーマッ
トの入力データの場合には、上述のように、画素データ
及び属性データとも、図2(B)に示したテンプレート
を用いてコンテキストを生成することが可能であった。
この場合、同じテンプレートを用いるものの、画素デー
タから生成されるコンテキストと、属性データから生成
されるコンテキストでは、データの性質の違いから異な
るコンテキストとなることが予想される。しかし、例え
ばすべて同じ属性データが付されている場合でも、画素
データから生成されるコンテキストが属性データから生
成されるコンテキストと同じコンテキストとなり、しか
も予測がはずれると、次の属性データの予測もはずれる
可能性があり、このような予測はずれによって符号量は
格段に多くなってしまう。
目データが画素データの場合には予測メモリ51を用
い、注目データが属性データの場合には予測メモリ52
を用いて予測を行なうように、セレクタ53で予測結果
を切り換える。これによって、画素データから生成した
コンテキストと属性データから生成したコンテキストが
同じであっても、互いの予測値に影響せず、予測的中率
を向上させることができる。これによって符号量を低減
することができる。
に、多値画像をレベルプレーン展開したデータが入力さ
れる場合について説明する。この場合には、上述のよう
に図6(B)に示す7ビットおきのテンプレートを用い
ることによって、すべてのレベルについて各レベルごと
のデータを参照してコンテキストを生成することができ
る。また、この例のようにレベルプレーン展開された多
値画像データでは、上位のレベルでは予測が当たりやす
く、下位のレベルでは予測がはずれやすいことは先に述
べたとおりである。上述の第1の実施の形態では予測が
はずれやすい下位のレベルでは固定のコンテキストを用
いる例を示したが、この第2の実施の形態では、同じテ
ンプレートを用い、各レベルの予測の的中率に応じて予
測メモリを分けて使用する。すなわち、予測が当たりや
すい上位のレベル、例えばレベル7〜5については、例
えば予測メモリ51を使用し、予測が当たりにくい下位
のレベル、例えばレベル4〜0については、例えば予測
メモリ52を使用する。そして、制御部55において注
目データのレベルを管理し、セレクタ53,54で予測
メモリを選択する。これによって、予測が当たりにくい
下位のレベルの予測によって予測メモリ51内の予測テ
ーブルが書き変わることはないので、上位のレベルにつ
いては下位のレベルの影響を受けずに予測が当たりやす
い状態が保たれる。そのため、全体として符号量を低減
させることができる。
る第1の変形例を示すブロック構成図である。図中、図
1及び図8と同様の部分には同じ符号を付して説明を省
略する。56は予測メモリである。この変形例では、コ
ンテキスト生成部32に、上述の第1の実施の形態と同
様に複数のテンプレート抽出部44,45を設け、さら
に固定コンテキスト部46を設けた例を示している。も
ちろん、複数のテンプレート抽出部のみとしてもよい
し、テンプレート抽出部を3以上設けてもよい。さら
に、この例ではコンテキスト選択部47を設けずに、各
テンプレート抽出部44,45及び固定コンテキスト部
46に対応した予測メモリ51,52,56を設けてい
る。
抽出部44,45および固定コンテキスト部46からそ
れぞれ出力されるコンテキストは、それぞれ対応する予
測メモリ51,52,56に入力され、予測値及びステ
ートが出力される。セレクタ53は、入力データ31の
種類に応じた予測メモリの出力を制御部55の制御に従
って選択する。これにより、入力データ31の種類に応
じた複数のテンプレートを用いてコンテキストを生成で
きるとともに、対応する予測メモリを用いることができ
る。そのため、各予測メモリの予測テーブルは、予測時
には他の種類のデータから生成したコンテキストに影響
されることなく、対応する種類のデータから生成したコ
ンテキストに対してのみ予測に用いられるので、予測的
中率が高くなり、全体の符号量を低減することができ
る。
ば図4(A)に示すように画像データと属性データが混
在したデータフォーマットの入力データや、多値画像を
レベルプレーン展開したデータに属性データが混在した
入力データなど、種々の異なる種類のデータが混在した
データ列に対応した効率のよい符号化を行なうことがで
きる。
ける第2の変形例を示すブロック構成図である。図中の
符号は図8と同様である。この第2の変形例では、固定
予測値及び固定ステートをセレクタ53で選択可能に構
成した例を示している。例えば上述の第1の実施の形態
において、コンテキスト生成部32の固定コンテキスト
部46を選択する場合とは、予測的中率が低い場合であ
る。このような場合には予測値がいずれの値であっても
それほど予測的中率は向上せず、例えば予測テーブルを
更新してもほとんど効果は上がらない。逆に、予測テー
ブルの更新を行なわなくてもよく、すなわち所定の予測
値を常に出力しても、予測的中率はほとんど変わらな
い。そのため、この第2の変形例では、コンテキスト生
成部32で固定コンテキスト部46を設ける代わりに、
固定予測値及び固定ステートをセレクタ53で選択する
ように構成している。
合、符号化部33から新予測値などの書き換えデータが
返される場合があるが、その場合にも固定予測値や固定
ステートを変更する必要はない。この場合、書き換えデ
ータが予測メモリ51に書き込まれないようにセレクタ
54を制御すればよい。
場合のみ示しているが、もちろん、複数であってよい。
また、第1の変形例と同様に、コンテキスト生成部32
内に複数のテンプレート抽出部を設けることもできる。
この場合、固定コンテキスト部46は不要である。
の実施の形態を示したが、このようにして符号化された
符号データを復号する場合においても、同じ操作により
原データに復元することができる。
すブロック構成図である。図中、図20と同様の部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。61は出力デー
タ、62はコンテキスト生成部、63は復号部である。
この例では、確率推定テーブル6と算術復号化部21を
まとめて復号部63として示している。図11(B)に
コンテキスト生成部62の構成例を示しているが、この
構成は図1(B)に示したコンテキスト生成部32の構
成と同一である。ラインメモリ41及びシフトレジスタ
43に入力されるデータが出力データ61である点が異
なるのみである。
61は、ラインメモリ41およびシフトレジスタ43に
入力される。シフトレジスタ43には、ラインメモリ4
1で1ライン分遅延した出力データとラインメモリ41
および42で2ライン分遅延した出力データも入力され
る。テンプレート抽出部44,45は、それぞれ異なる
テンプレートを有しており、それぞれのテンプレートに
従ってシフトレジスタ43内のデータを参照し、それぞ
れコンテキストを生成して出力する。また、固定コンテ
キスト部46は所定のコンテキストを出力する。コンテ
キスト選択部47は、復号される対象である注目データ
の種類に応じた制御部48からの制御信号49に従っ
て、テンプレート抽出部44,45および固定コンテキ
スト部46の出力のいずれかを選択し、逆予測部22へ
出力する。
使用するテンプレートは、符号化時に用いたものと同じ
テンプレートである。また、制御部48は、注目データ
の種類に応じ、符号化時と同じテンプレートが適用され
るテンプレート抽出部44,45あるいは固定コンテキ
スト部46が選択されるように制御する。
ータと属性データが混在したデータフォーマットのデー
タを符号化した符号データに対しては、例えばテンプレ
ート抽出部44において図2(B)に示すテンプレート
を用いて復号済みの出力データからコンテキストを作成
して予測を行なう。また、図4(A)に示したようなデ
ータフォーマットのデータを符号化した符号データであ
れば、テンプレート抽出部を5ないし6個設け、それぞ
れが図4(B)〜(F)に示すテンプレート及び必要に
応じて属性データ用のテンプレートのいずれかを用いて
コンテキストを生成するように構成すればよい。さら
に、図6に示したような多値画像をレベルプレーン展開
したデータを符号化した符号データであれば、例えばテ
ンプレート抽出部44において図6(B)に示すテンプ
レートを用いてコンテキストを作成し、固定コンテキス
ト部46から図6(C)に示すコンテキストが出力され
るように構成すればよい。他のデータフォーマットの場
合にも、同様にして符号化時と対応したテンプレートの
使用あるいは固定コンテキストの選択が行なわれるよう
に構成すればよい。
ンテキストは逆予測部22に入力され、逆予測値が算術
復号化部21へ、また、ステートが確率推定テーブル6
へ出力される。確率推定テーブル6は、ステートをもと
にLSZ,SW等の情報を読み出して算術復号化部21
へ送り、算術復号化部21はこれらの情報と逆予測値か
ら符号データ10を復号し、出力データ61として出力
する。また、必要に応じて新逆予測値などの書き換えデ
ータ24および書き換え信号12を逆予測部22へ送
り、逆予測テーブルの書き換えを行なう。
なって復号することにより、画像データと属性データが
混在したデータや、多値画像をレベルプレーン展開した
データ及びそのデータと属性データが混在したデータな
どが符号化された符号データについて、復号してもとの
データを復元することができる。
形態およびその第1、第2の変形例と同様の構成とする
ことができる。すなわち、図11(A)の逆予測部22
を図8や図10に示す予測部34と同様に構成したり、
コンテキスト生成部32及び逆予測部22を図9に示す
コンテキスト生成部32及び予測部34と同様に構成す
ることができる。
構成図である。図中、図25と同様の部分には同じ符号
を付して説明を省略する。111は混合部、112は符
号化部、113は符号データ格納部、114は復号化
部、115は分離部である。入力部101から入力され
た画像データは、画像処理部102で処理されて混合部
111に入力されるとともに、TI分離部106でTI
分離処理が施されてTI分離フラグが混合部111に入
力される。混合部111では、例えば図2(A)や図4
(A)に示すような画像データとTI分離フラグが混在
したデータを作成して符号化部112に渡す。符号化部
112は、上述の本発明の第1又は第2の実施の形態で
示した構成及び方法によって、画像データとTI分離フ
ラグが混在したデータを符号化し、符号データ格納部1
13に格納する。このとき、符号化部112では、上述
のように画像データとTI分離フラグとで異なるテンプ
レートを用いたり、あるいはTI分離フラグについては
固定のコンテキストを選択したり、さらにはそれぞれ別
の予測テーブルを用いて予測処理を行なうことによっ
て、符号量を低減している。
符号データを取り出し、復号化部114で復号して画像
データとTI分離フラグが混在したデータに戻し、分離
部15で画像データとTI分離フラグを分離して出力部
110に渡す。出力部110では、TI分離フラグを参
照しながら画像データに対して出力のための画像処理を
施して画像を形成する。
I分離フラグを混合して符号化しているので、符号デー
タ格納部113に格納された符号データの管理が容易で
ある。また、1ないし数画素のデータごとにTI分離フ
ラグを挿入したデータを符号化しているので、復号化し
ながら出力部110で処理を行なうことができ、出力部
110のバッファの容量を削減できるとともに、高速な
出力処理が可能である。このような画像データとTI分
離フラグとを混在させたデータを符号化した場合、従来
では符号量が非常に多くなったが、本発明を用いること
によって効率よく符号化され、符号量を低減することが
できる。そのため、1つの画像あたりの符号データ格納
部113に占める容量を削減でき、符号データ格納部1
13の容量削減あるいは多量の画像の保持が可能とな
る。
によれば、属性データと画像データが混在したデータ、
または、多値画像をレベルプレーン展開したデータ等、
複数種類のデータが混在するデータ列を符号化する符号
化する場合に、注目データの種類に応じて出現済みの同
種類の複数の参照データを選択し、選択された複数の参
照データの状態から注目データの値を予測し、該予測し
た値と注目データの値をもとに予測符号化する。同じ種
類の周辺のデータは相関が強いと考えられ、相関が強い
データを用いて予測を行なうと的中率がよいことを利用
し、参照データとして同種類の複数のデータを選択して
的中率を向上させることができる。通常、予測符号化で
は予測が的中する場合の符号データが少なくなるように
構成されているので、上述のように予測的中率を向上さ
せることによって符号量を減少させ、効率のよい符号化
を行なうことができる。
ては所定の状態を参照データとして選択したり、別の予
測テーブルを使用するように構成することによって、予
測効率の悪いデータの予測によって予測効率のよいデー
タが影響を受けないようにし、予測効率のよいデータの
種類については符号量が増加しないように符号化するこ
とにより、全体の符号量を低減することができる。
データ列を効率よく符号化できるので、それぞれの種類
ごとに別々に符号化する必要はなくなり、1つの符号デ
ータとして効率よく符号化することができるという効果
がある。
符号化装置として、コンテキスト生成部を注目データの
種類に応じて出現済みの同種類の複数の参照データを選
択するように構成したので、注目データと相関の強い同
種類のデータからなる参照データを出力することがで
き、予測部でこの参照データを用いることによって予測
的中率の高い予測値を出力できる。符号化部では予測値
と注目データをもとに予測符号化するが、予測値の予測
的中率が高いことから少ない符号量の符号データを生成
することができる。また、予測メモリを複数設けたり、
固定コンテキスト部を設け、予測的中率が悪いデータの
種類については、固定コンテキスト部で所定の状態を参
照データとして選択したり、他の種類のデータとは別の
予測メモリを使用するように構成することができる。こ
れによって、予測的中率の悪い種類のデータの予測によ
って予測的中率のよい種類のデータが影響を受けないよ
うにし、予測的中率のよい種類のデータについては符号
量が増加しないように符号化することにより、全体の符
号量を低減することができる。
同様にして逆予測を行なうことによって、効率よく符号
化された符号データを復号することができる復号化方法
および復号化装置を得ることができる。
成図である。
データに属性データが付加された入力データのデータフ
ォーマットの一例および使用するテンプレートの一例の
説明図である。
データに属性データが付加された入力データの一例にお
けるコンテキストの生成に用いられるデータの説明図で
ある。
データに属性データが付加された入力データのデータフ
ォーマットの別の例および使用するテンプレートの一例
の説明図である。
データに属性データが付加された入力データの別の例に
おけるコンテキストの生成に用いられるデータの別の例
の説明図である。
プレーン展開された入力データのデータフォーマットの
一例および使用するテンプレートの一例の説明図であ
る。
プレーン展開された入力データの一例におけるコンテキ
ストの生成に用いられるデータの説明図である。
成図である。
形例を示すブロック構成図である。
変形例を示すブロック構成図である。
構成図である。
る。
の概略図である。
の説明図である。
一例の説明図である。
る。
である。
説明図である。
の概略図である。
の説明図である。
を伴って中間情報蓄積を行なう場合の一例を示すブロッ
ク構成図である。
説明図である。
キスト、4…予測部、5…ステート、6…確率推定テー
ブル、7…LSZおよびSW、8…予測値、9…算術符
号化部、10…符号データ、11…書き換えデータ、1
2…書き換え信号、21…算術復号化部、22…逆予測
部、23…逆予測値、24…書き換えデータ、31…入
力データ、32…コンテキスト生成部、33…符号化
部、41,42…ラインメモリ、43…シフトレジス
タ、44,45…テンプレート抽出部、46…固定コン
テキスト部、47…コンテキスト選択部、48…制御
部、49…制御信号、34…予測部、51,52…予測
メモリ、53,54…セレクタ、55…制御部、56…
予測メモリ、61…出力データ、62…コンテキスト生
成部、63…復号部、101…入力部、102…画像処
理部、103…画像符号化部、104…画像符号データ
保持部、105…画像復号化部、106…TI分離部、
107…TIフラグ符号化部、108…TIフラグ符号
データ保持部、109…TIフラグ復号化部、110…
出力部、111…混合部、112…符号化部、113…
符号データ格納部、114…復号化部、115…分離
部。
Claims (11)
- 【請求項1】 複数種類のデータが混在するデータ列を
符号化する符号化方法において、前記データ列から符号
化の対象となる注目データを順次選択し、選択された注
目データの種類に応じて出現済みの同種類の複数の参照
データを選択し、選択された複数の参照データの状態か
ら注目データの値を予測し、該予測した値と注目データ
の値をもとに予測符号化することを特徴とする符号化方
法。 - 【請求項2】 前記注目データの値を予測する際に、前
記注目データの種類に応じた予測用のデータを用いて予
測を行なうことを特徴とする請求項1に記載の符号化方
法。 - 【請求項3】 前記データ列は画像の属性データと画像
データの2種類のデータが混在するデータ列であること
を特徴とする請求項1または2に記載の符号化方法。 - 【請求項4】 前記注目データが属性データの場合には
所定の状態を参照データとして選択し、前記注目データ
が画像データの場合には出現済みの画像データの中から
複数の参照データを選択することを特徴とする請求項3
に記載の符号化方法。 - 【請求項5】 前記データ列は、各画素が複数のレベル
のデータからなる多値画像をレベルプレーン展開し各レ
ベルを異なる種類としたデータ列であることを特徴とす
る請求項1または2に記載の符号化方法。 - 【請求項6】 前記注目データの種類が少なくとも最下
位ビットに対応するレベルを含む所定の種類である場合
には所定の状態を参照データとして選択し、前記注目デ
ータの種類が前記所定の種類以外である場合には前記注
目データを含む注目画素の周辺に位置する複数の画素に
おける注目データと同種類のデータを参照データとして
選択することを特徴とする請求項5に記載の符号化方
法。 - 【請求項7】 複数種類のデータが混在するデータ列を
符号化する符号化装置において、符号化の対象となる注
目データの種類に応じて出現済みの同種類の複数の参照
データを選択するコンテキスト生成部と、該コンテキス
ト生成部で選択された参照データの状態から注目データ
の値を予測して予測値を出力する予測部と、該予測部か
ら出力される予測値と注目データの値をもとに予測符号
化する符号化部を有することを特徴とする符号化装置。 - 【請求項8】 前記予測部は、それぞれ別の予測用のデ
ータが格納された複数の予測メモリと、前記注目データ
の種類に応じて前記予測メモリを切り換える切換手段を
有することを特徴とする請求項7に記載の符号化装置。 - 【請求項9】 前記コンテキスト生成部は、前記注目デ
ータが特定の種類の場合に所定の状態を参照データとし
て出力する固定コンテキスト部を含むことを特徴とする
請求項7または8に記載の符号化装置。 - 【請求項10】 複数種類のデータが混在するデータ列
を符号化した符号データを復号する復号化方法におい
て、次に予測復号されるデータを注目データとし、該注
目データの種類に応じて復号済みの同種類の複数の参照
データを選択し、選択された複数の参照データの状態か
ら注目データの値を逆予測し、該逆予測した値と注目デ
ータの値をもとに予測復号することを特徴とする復号化
方法。 - 【請求項11】 複数種類のデータが混在するデータ列
を符号化した符号データを復号する復号化装置におい
て、符号データとその予測値から符号データを予測復号
する復号部と、該復号部で次に予測復号される注目デー
タの種類に応じて復号済みの同種類の複数の参照データ
を選択するコンテキスト生成部と、該コンテキスト生成
部で選択された複数の参照データの状態から注目データ
の値を予測して予測値を前記復号部へ出力する予測部を
有することを特徴とする復号化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9617597A JP3235510B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 符号化方法及び符号化装置、復号化方法及び復号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9617597A JP3235510B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 符号化方法及び符号化装置、復号化方法及び復号化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10290166A true JPH10290166A (ja) | 1998-10-27 |
| JP3235510B2 JP3235510B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=14157999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9617597A Expired - Lifetime JP3235510B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 符号化方法及び符号化装置、復号化方法及び復号化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3235510B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002354268A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-06 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
| JP2007228582A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Samsung Electronics Co Ltd | 圧縮率の向上のために改善されたコンテキストモデル選択を使用するcabac符号化方法及び装置、並びにcabac復号化方法及び装置 |
-
1997
- 1997-04-14 JP JP9617597A patent/JP3235510B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002354268A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-06 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
| JP2007228582A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Samsung Electronics Co Ltd | 圧縮率の向上のために改善されたコンテキストモデル選択を使用するcabac符号化方法及び装置、並びにcabac復号化方法及び装置 |
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|---|---|
| JP3235510B2 (ja) | 2001-12-04 |
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