JPH1029045A - 金属ストリップ鋳造方法及び装置 - Google Patents

金属ストリップ鋳造方法及び装置

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JPH1029045A
JPH1029045A JP9095915A JP9591597A JPH1029045A JP H1029045 A JPH1029045 A JP H1029045A JP 9095915 A JP9095915 A JP 9095915A JP 9591597 A JP9591597 A JP 9591597A JP H1029045 A JPH1029045 A JP H1029045A
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casting
metal
molten metal
roll
pool
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JP9095915A
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Chris Baharis
バハリス クリス
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BlueScope Steel Ltd
IHI Corp
Original Assignee
BHP Steel JLA Pty Ltd
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0622Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by two casting wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/064Accessories therefor for supplying molten metal
    • B22D11/0642Nozzles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な金属供給システムで溶融金属を鋳造溜
めのメニスカス域及び鋳造溜め端部の三重点域に急速供
給でき、低過熱で供給される溶融金属によりスカル欠陥
や割れ欠陥の形成なく鋳造を行う。 【解決手段】 一対の冷却した鋳造ロール16間に金属
供給ノズル19を介し溶融金属を導入し、ロール間隙上
方に支持され且つ側部堰板56(端クロージャ)により
ロール間隙端部を囲込まれた鋳造溜めを形成して凝固ス
トリップを鋳造する際に、溶融金属をノズル19から相
反方向に外向きの二連の噴射流として流出して鋳造溜め
表面の近辺の鋳造ロール16冷却表面に直接衝突させる
と共に、堰板56を非電導材料により構成して堰板56
の外側に配した誘導加熱素子101(導電体)に電流を
通すことにより堰板56及び鋳造溜め表面付近の溶融金
属を電磁誘導加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属ストリップの鋳
造に関する。特に鉄系金属ストリップの鋳造に適用され
るが、これに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】双ロール鋳造機で連続鋳造することによ
り金属ストリップを鋳造することが公知である。冷却さ
れて相反方向に回転する一対の水平鋳造ロール間に溶融
金属を導入し、動いているロール表面上で金属殻を凝固
させ、ロール間隙にてそれら金属殻を合体させ、凝固し
たストリップ品としてロール間隙から下方ヘ送給する。
本明細書では、「ロール間隙」という語はロール同士が
最接近する領域全般を指す。溶融金属は取鍋から小容器
へと注がれ、更にはそこからロール間隙上方に位置した
金属供給ノズルに流れてロール間隙へと向かい、その結
果、ロール間隙直上のロール鋳造表面に支持されロール
間隙長さ方向に延びる溶融金属の鋳造溜めを形成するこ
とができる。通常、この鋳造溜めの端を構成するのは、
鋳造溜め両端からの溢流をせき止めるようロール端面に
摺動係合して保持される側部堰又は側部プレートであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、双ロー
ル鋳造は、冷却によって急速に凝固する非鉄系金属には
ある程度の成功をおさめているが、凝固温度が高く、冷
却されたロール鋳造表面での不均一な凝固により欠陥を
生じやすい鉄系金属の鋳造技術に適用するにはいろいろ
問題がある。従って、金属を滑らかに且つ均一に鋳造溜
めへと且つ溜め内で流すよう金属供給ノズルの設計に多
くの留意が払われている。アメリカ特許第5,178,
205号及び第5,238,050号に開示の装置はい
ずれも、金属供給ノズルが鋳造溜め表面下へと延びてお
り、鋳造溜めに浸漬した金属供給ノズル底端の長孔出口
へと流下する溶融金属の運動エネルギを減らす手段を組
み入れている。アメリカ特許第5,178,205号に
開示の装置では、運動エネルギを減らすのは流れディフ
ューザである。流れディフューザは複数の流路とディフ
ューザ上方に位置したバッフルとを有しており、ディフ
ューザ下方では溶融金属が出口長孔を介して緩やかに且
つ均一に鋳造溜めへと流れ込むので乱れが最小となる。
アメリカ特許第5,238,050号に開示の装置で
は、溶融金属流が鋭角の衝突角度でノズル傾斜側壁面に
落下・衝突できるようになっているので、金属が該側壁
面に付着して出口流路へと向う流れシートを形成する。
ここでも、目的とするところは、鋳造溜めの乱れを最小
とするよう金属供給ノズルの底部から金属流を緩やかに
且つ均一に流出させることである。
【0004】新日本製鐵株式会社の特公平5−7053
7号公報も、鋳造溜めへ緩やかで均一な金属流を流下さ
せるようにした金属供給ノズルを開示している。この金
属供給ノズルには多孔のバッフル/ディフューザが備え
られていて、流下する溶融金属から運動エネルギを除去
し、運動エネルギを除去された金属流がノズル側壁の一
連の開口から鋳造溜めへと流れる。開口は、ロール間隙
長手方向にロール鋳造表面に沿って金属流が流れ込むよ
うな角度となっている。即ち、金属供給ノズルの一側の
開口がロール間隙長手方向に金属流を一方向に流入さ
せ、他側の開口が金属流をロール間隙長手方向の他方向
に流入させ、鋳造表面に沿った滑らかで均一な流れを造
り出すことにより鋳造溜め表面の乱れを最小とすること
を目的としている。
【0005】本発明者は鋭意試験・研究した結果、欠陥
の大きな原因は、鋳造溜め表面がロール鋳造表面と出会
う、いわゆる「メニスカス」又は「メニスカス域」にお
いて溶融金属が過早凝固することにあることを見知し
た。これらの域各々の溶融金属は隣接する鋳造表面の方
へ流れ、もしロール表面と均一に接触する前に溶融金属
の凝固が起きると、金属殻とロールとの間に不規則な初
期伝熱が生じやすく、結果として、窪み、さざ波マー
ク、湯境、割れ等の表面欠陥が形成されてしまう。
【0006】鋳造溜めに溶融金属を非常に均一に流入さ
せようとする従来の試みは、金属が最初に殻表面形成の
ために凝固する域、即ち、最終的に形成ストリップの外
表面となる域から外れて金属流を流入させるため、過早
凝固が或る程度激化するのを避けられず、従って、ロー
ル間の鋳造溜め表面域での溶融金属温度は流入する溶融
金属の温度よりもはるかに低い。メニスカス域での鋳造
溜め溶融金属温度が低くなりすぎると、割れや「メニス
カスマーク」(鋳造溜めレベルが不均一なままで固化す
るメニスカスにより生じるストリップ上のマーク)が非
常に起きやすい。従来、この問題を扱う1つのやり方と
して、流入する溶融金属に高レベルの過熱を与えること
により、ロール表面への到達前に凝固温度に達すること
なく溶融金属が鋳造溜め内で温度低下できるようにする
という仕方があったが、鋳造溜めのメニスカス域に金属
供給ノズルを直接差し入れて溶融金属の比較的急速な供
給を確保するという遥かに有効な方法が開発され、鋳造
ロール表面との接触前に溶融金属が過早固化するという
傾向が最小限になっている。この方法は、鋳造溜めへ絶
対的に着実な金属流を提供する場合よりも表面欠陥の回
避という点ではるかに有効であること、及び、ロール表
面に接触するまで金属凝固が起きないため鋳造溜め表面
の或る程度の変動を許容し得ることが判明している。流
入金属に必要な過熱の非常に大幅な削減も達成できる。
【0007】本出願人が開発した特殊な方法及び装置に
よれば、溶融金属は金属供給ノズルから相反方向に外向
きの二連の噴射流として流出し鋳造溜め表面の直ぐ近辺
に衝突する。これにより、比較的低レベルに過熱された
溶融金属で表面割れを形成することなく鋳造ができるこ
とが判明しているが、鋳造溜めの側部堰付近にいわゆる
スカル(skulls)という固形金属片が形成することによ
りいろいろ問題が生じ得る。これらの問題は流入溶融金
属の過熱を減らすことにより激化する。主に側部堰から
ロール端へと付随的に伝熱するために鋳造溜めからの熱
損失率は側部堰付近で一番大きく、この局部的な熱損失
の大きさが反映してこの域で固体金属のスカルが形成し
やすく、かなりの寸法に成長し、ロール間に落下して
「跳ね」散り、ストリップの欠陥を引き起し得る。
【0008】熱損失正味率は側部堰付近で大きいため、
スカルを防ごうとするならこれら域への入熱率を増やさ
ねばならない。例えば、出願人のアメリカ特許第5,2
21,511号に開示の金属供給ノズルに見られるよう
に、タンディッシュから別個の金属流を受ける、金属供
給ノズルの上部に坑道(galleries)を形成することに
よりこれらの「三重点」域に金属流を増加させるという
提案が以前になされているが、このようにするには、複
雑な坑道路を形成する必要があり、坑道内の金属の温度
低下のため溶融金属の高レベルの過熱も必要となる。
【0009】本発明によれば、鋳造溜め全体の過熱を著
しく増加させることなく、又、ロール間隙付近の鋳造溜
め下方域の金属凝固に悪影響を及ぼすことなく、「スカ
ル」の形成し得る鋳造溜め側部堰付近の鋳造溜め上部域
内の溶融金属を、充分に的を絞って電磁誘導加熱するこ
とにより、必要な正味入熱増加を達成できる。
【0010】新日本製鐵株式会社の特開昭62−771
56号は、双ロール鋳造機の側部堰付近での鋳造溜め電
磁誘導加熱を開示している先願であるが、この出願で
は、鋳造ロール間のほぼ中央垂直平面内に配したC字巻
きの誘導コイルを有する一対の誘導加熱装置を側部堰外
側に配置することにより誘導加熱を達成しており、鋳造
溜めの中央域では深さのほぼ全体に及ぶ拡散加熱が提供
される。本発明によれば、遥かに注意深く的を絞った、
スカルの形成が問題となる鋳造溜め上面のメニスカス域
で鋳造溜めに入る溶融金属の加熱が達成可能である。こ
れは、単一の閉鎖ループ状に形成して鋳造溜め上部付近
に配置した誘導加熱コイルにより、鋳造溜めの上表面に
わたり且つメニスカス域において的を絞った加熱が達成
される。
【0011】ヨーロッパ特許公開第491641号は、
薄い金属製の側部プレートで鋳造溜めを囲い、電磁誘導
コイルをこれらの側部プレートの外側に配して、側部プ
レートと鋳造溜めの金属を加熱するようにした双ロール
鋳造機を開示している。薄い金属製の側部プレートを使
っているために、プレートの溶融や変形を防ぐための外
部冷却手段が必要となり、溶融金属が冷却して厳しい問
題がいろいろと生じてしまうので、この熱損失につり合
う外部加熱手段が必須となる。このヨーロッパ文献に開
示の装置の誘導コイルは低周波数で操作され、鋳造ロー
ル間隙に隣接した下部域を含めて鋳造溜め端域全体にわ
たって拡散加熱が提供される。このことは、本発明によ
り達成可能な的を絞った加熱とは対照的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一対の
冷却した鋳造ロール間のロール間隙上方にロール間隙に
沿って配した細長の金属供給ノズルを介し溶融金属を鋳
造ロール間に導入し、ロール間隙上方に支持され且つ鋳
造溜め囲込み端クロージャによりロール間隙端部を囲込
まれた溶融金属の鋳造溜めを形成し、ロール間隙から下
方に送給される凝固ストリップを鋳造するよう鋳造ロー
ルを回転する金属ストリップ鋳造方法であって、溶融金
属を金属供給ノズルから相反方向に外向きの二連の噴射
流として流出して鋳造溜め表面の近辺の鋳造ロール冷却
表面に直接衝突させると共に、前記端クロージャを非電
導材料により構成して該端クロージャの外側に配した導
電体に電流を通すことにより前記端クロージャ及び鋳造
溜め表面付近の溶融金属を電磁誘導加熱することを特徴
とする金属ストリップ鋳造方法が提供される。
【0013】更に、本発明は、相互間にロール間隙を形
成する一対の平行な鋳造ロールと、両鋳造ロール間のロ
ール間隙上方にロール間隙に沿って配され且つ溶融金属
をロール間隙に供給してロール間隙上方に支持された溶
融金属の鋳造溜めを形成する細長の金属供給ノズルと、
前記対の鋳造ロール各端に一つずつ配された一対の鋳造
溜め囲込み端クロージャとで構成した金属ストリップ鋳
造装置であって、溶融金属を相反方向に外向きの二連の
噴射流として流出して鋳造溜め表面の近辺の鋳造ロール
冷却表面に直接衝突させるよう金属供給ノズルが長手方
向側面各々に沿った一連の側部開口を有し、前記端クロ
ージャが非電導材料から成るプレート状であり、前記端
クロージャ各々の外側に一つずつ一対の導電体を配し、
前記端クロージャと鋳造溜め表面付近の溶融金属に誘導
加熱を起こすため前記導電体に電流を供給する電気供給
手段を設け、各導電体が、ほぼ鋳造溜め表面の高さにあ
って鋳造溜め端部にわたって延びる比較的幅広の水平頂
部を、ロール間隙高さから上方に離間した比較的幅狭の
底部へと、下方に窄まる一対の側部により接続して成る
単一ループ状であることを特徴とする金属ストリップ鋳
造装置も提供する。
【0014】斯かる金属ストリップ鋳造装置における導
電体のループは、鋳造溜め深さの2/3より下に延びな
いようロール間隙上方に離間し、また、各ループの側部
が、各端クロージャと鋳造ロールとの接続部に倣って湾
曲していることが好ましく、更に好ましくは、ループの
底部が鋳造溜め表面高さの下方約70mm以内であると
良い。
【0015】更に、導電体のループは、中空金属チュー
ブから成る単一の台形ループとし、前記中空金属チュー
ブ内には冷却流体を循環させる冷却手段を設けると良
い。
【0016】また、導電体を通る電流は周波数6〜10
kHzの交流電流であることが好ましい。
【0017】更には、端クロージャのプレートがプレー
トホルダ内に保持され、該プレートホルダは鋳造ロール
に対して端クロージャを押圧可能なよう一対のスラスタ
シリンダ装置のピストンロッドに接続され、導電体がピ
ストンロッド上方に離間していることが好ましく、プレ
ートホルダがシリンダ装置のピストンロッドに枢支接続
されて端クロージャの傾動を可能にし、端クロージャの
傾動に干渉しないよう導電体がピストンロッドに対し固
定されていることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0019】図1〜図8は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、図示した鋳造装置は工場床12から立上
がった主機械フレーム11を有する。主機械フレーム1
1が支持する鋳造ロール台車13はアセンブリステーシ
ョン14と鋳造ステーション15との間を水平に移動可
能である。鋳造ロール台車13が担持する一対の平行な
鋳造ロール16には、鋳造時に取鍋17から分配器18
と金属供給ノズル19とを介して溶融金属が供給され
る。鋳造ロール16は水冷されているので、動いている
ロール表面に金属殻が形成されロール間隙にて合わされ
て、ロール出口で凝固金属ストリップ20が造られる。
この金属ストリップ20を主コイラ21に送って、次い
で第2コイラ22に送給し得る。容器23が鋳造ステー
ション15に隣接して主機械フレーム11に取付けられ
ているので、溶融金属を分配器18の溢れ口24を介し
て容器23へと逃すことができる。
【0020】鋳造ロール台車13を構成する台車フレー
ム31がホイール32によりレール33に載り、レール
33は主機械フレーム11の一部に沿って延びているの
で、鋳造ロール台車13全体がレール33に移動可能に
載っていることになる。台車フレーム31が担持する対
のロールクレードル34に鋳造ロール16が回転可能に
取付けられる。鋳造ロール台車13全体をレール33に
沿って移動させることができる複動油圧ピストンシリン
ダ装置39は鋳造ロール台車13の駆動ブラケット40
と主機械フレーム11との間に接続されて、鋳造ロール
台車13をアセンブリステーション14から鋳造ステー
ション15へ、又その逆へ移動させることができるよう
になっている。
【0021】鋳造ロール16は電動モータのロール駆動
軸41と台車フレーム31上のトランスミッションとを
介して相反方向に回転される。鋳造ロール16の銅製周
壁に形成され縦方向に延び周方向に離間した一連の水冷
通路には、回転グランド43を介して水冷ホース42に
接続されたロール駆動軸41内の水冷導管からロール端
を介し冷却水が供給される。鋳造ロール16の典型的な
大きさは径が約500mmで、最大2m幅のストリップ
品を造れるよう長さを最大2mにすることができる。
【0022】取鍋17は全く従来の構成であって、天井
クレーンからヨーク45を介し支持されており、高温金
属受けステーションから定位置へと移すことができる。
取鍋17に取付けられたストッパロッド46をサーボシ
リンダにより動かすことによって、溶融金属を取鍋17
から出口ノズル47と耐火シュラウド48を介して分配
器18へと流すことができる。
【0023】分配器18は、防食ライニングを備えた高
アルミナキャスタブル等の耐火材料で造られた広皿状の
ものである。分配器18の一側は取鍋17からの溶融金
属を受け、又、前記した溢れ口24を備えている。分配
器18の他側には縦方向に離間した一連の出口開口52
が備えられている。分配器18下部を担持する取付ブラ
ケット53は分配器18を台車フレーム31に取付ける
ためのものであって、取付ブラケット53に備えた開口
で台車フレーム31の位置合わせペグ54を受けて分配
器18を正確に位置決めするようになっている。
【0024】金属供給ノズル19はアルミナグラファイ
ト等の耐火材料で造られた細長体として形成され、下部
がテーパ状になっていて内方及び下方にすぼまっている
ので、鋳造ロール16間隙に挿入できる。取付ブラケッ
ト60は金属供給ノズル19を台車フレーム31で支持
するために備えられ、金属供給ノズル19上部には外方
に突出する側部フランジ55が形成されて取付ブラケッ
ト60上に位置する。
【0025】金属供給ノズル19は、分配器18の出口
開口52から流下する溶融金属を受ける、上方に開いた
ノズルトラフ61を有する。ノズルトラフ61の底部は
下方にすぼまった側壁62間に形成され、トラフ底部は
水平底部床63で閉じられる。各長手方向側壁62は、
側壁62を水平方向に貫通した円形孔の形の、一連の水
平方向に離間した側部開口64を穿孔されている。
【0026】溶融金属は一連の自由落下垂直流65とし
て分配器18の出口開口52から落下し、ノズルトラフ
61の底部に溶融金属のリザーバ66を形成する。溶融
金属がこのリザーバ66から側部開口64を介して流出
し、鋳造ロール16間のロール間隙上方に支持された鋳
造溜め68を形成する。鋳造溜め68を鋳造ロール16
端で囲込むのが一対の側部堰板56であり、それらは鋳
造ロール16の端部57に当てて保持されている。側部
堰板56は窒化硼素等の強耐火材料で造られ、プレート
ホルダ82に取り付けられる。プレートホルダ82は対
の流体圧シリンダ装置83の作動により可動であって、
側部堰板56を鋳造ロール16端に係合させて溶融金属
の鋳造溜めの端クロージャを形成する。
【0027】鋳造作業では、金属流を制御することによ
り、金属供給ノズル19下端が鋳造溜め68に浸漬する
高さに鋳造溜め68を保持し、金属供給ノズル19の2
連の水平方向に離間した側部開口64を鋳造溜め68の
表面のすぐ下に配置する。溶融金属は、鋳造溜め68表
面のすぐ近くで鋳造ロール16冷却表面に衝突するよ
う、側部開口64を介し鋳造溜め68表面の全般に近く
で二つの側方外方を向いた噴射流として流出する。この
ことにより、鋳造溜め68のメニスカス域に供給される
溶融金属の温度が最大となり、ストリップ表面での割れ
やメニスカスマークの形成が大幅に減少することが見出
された。
【0028】本発明によれば、一対の誘導加熱素子10
1が側部堰板56の直ぐ外側に配される。より明細に
は、側部堰板56がピボットピン84のまわりに旋回す
るのに側部堰板56の背部上部が干渉しないよう、誘導
加熱素子101はスラスタ体85に取り付けられる。
【0029】各側部堰板56は、幅広の頂部102と幅
狭の底部103と、鋳造ロール16の端部57に重なる
弧状の側部104とで構成された形状である。各誘導加
熱素子101は、装置使用時に鋳造溜め68上部に隣接
するよう各側部堰板56の背部に隣接配置したほぼ台形
の導電構造から成る。より詳しくは、各誘導加熱素子1
01は、平行なターミナルソケット105からほぼ矩形
断面の厚肉管状銅導電体が台形ループ状に延びて形成さ
れ、バスバー110により交流電流供給リード120に
接続された平行管状の導電部106を経てターミナルソ
ケット105を介して交流電流が供給される。冷却水は
図8に矢印121で示す如く導電部106を介してルー
プ内を循環され、別個の冷却水流が矢印122に示す如
くバスバー110内に通される。
【0030】各台形銅ループは、ほぼ鋳造溜め68表面
の高さに配した幅広の頂部107と、鋳造溜め68表面
よりも約70mm下方に配するよう構成された幅狭の底
部108とを有する。頂部107と底部108とは、鋳
造ロール16の湾曲に倣った弧状の側部109で接続さ
れる。
【0031】誘導加熱素子101は側部堰板56に直ぐ
に隣接した鋳造溜め68上部の溶融金属に誘導加熱を引
き起こすのに有効である。ループは鋳造溜め68のメニ
スカス域での三重点まわりで加熱を最大化するよう設計
される。これにより鋳造溜め68のこの域での「スカ
ル」形成が抑制されること、鋳造ロール16の長さ方向
全体にわたり均一な金属流を鋳造溜め68のメニスカス
域へ流す金属供給ノズルと相まって、鋳造用に供給され
る溶融金属の過熱を激減させることができること、及
び、70℃以下の過熱を達成できることが証明されてい
る。
【0032】非導電性の側部堰板56を用いることで、
成形した誘導加熱素子101により生じる電磁界が側部
堰板56を介して延び、側部堰板56を加熱することな
く且つ電磁界成形素子又は電磁界コンセントレータ素子
の必要性なく、鋳造溜め68の溶融金属の有効な加熱を
引き起こすことが判明している。しかしながら、電源要
件を減らす目的で適宜の電磁界成形コア片を導電体ルー
プの周りに設けて電磁界コンセントレータとして作用さ
せることも本発明の範囲内である。
【0033】図9及び図10は、低過熱鋳造時にスカル
が形成しない本発明の有効性を説明するものである。こ
れらの図は図1〜図6に示した如き双ロール鋳造機での
鋼ストリップ単一鋳造操業時の鋳造ロール分離力を計測
した結果を示している。図9は誘導加熱素子101へ通
電するスイッチを故意にオフにした時に計測した鋳造ロ
ール分離力を示しているが、時間全般にわたってロール
分離力が絶えず変動していることが見て取れる。ロール
分離力が変動することは鋳造ロール間隙をスカルが通る
ことに関連し、結果としてストリップに厳しい欠陥が形
成される。図10は誘導加熱素子101へ通電するスイ
ッチをオンにしてからのロール分離力の計測結果を示し
ており、ロール分離力の変動が収まることが見て取れ
る。このことはスカルの形成がなくなることに関連し、
ストリップに相応する欠陥が生じない。
【0034】1メートル幅の鋼ストリップを60m/分
の割で製造する普通の双ロール鋳造機の操業において、
誘導加熱素子101には周波数6〜10kHzで300
0〜8000ampの電流を供給する必要がある。従っ
て、誘導加熱素子101への全電力入力は加熱器一台当
たり10〜100kW程度である。
【0035】本発明による操業で注目すべき大切なこと
は、誘導加熱素子101が鋳造溜め68の下部へは延び
ていないことである。大きなダメージを与えるスカルが
深さ約70mmまでの鋳造溜め上部にしか形成されない
ことが判明しており、他方、鋳造溜め下部域では鋳造ロ
ールがロール間隙に近づくときに金属は既に凝固してい
るため、この段階で再加熱しないことが重要である。こ
のことは、ループをロール間隙上方に離間させて、鋳造
溜め深さの下から1/3の高さまで下方に延びないよう
にすることで確保できる。鋳造溜めの誘導加熱について
の従来技術では、鋳造溜めの全般的な加熱が行われるだ
けであり、鋳造溜め深さ全体を加熱する加熱器が用いら
れている。誘導加熱素子101を鋳造ロール間隙よりも
充分上方に配置することにより、誘導加熱素子101の
下に流体圧シリンダ装置83や関連するスラスタ構成部
分を配置することができ、前記したように干渉を起こし
たりスラスタ構成部品を不注意で加熱したりすることな
く側部堰板56をピボットピン84まわりに傾動でき
る。
【0036】以上説明した装置は単に例示のためのもの
であって、種々変更可能であるのは勿論である。例え
ば、図1〜図6に示した装置におけるようなタンディッ
シュ等の分配器から金属供給ノズルへと一連の自由落下
流で溶融金属を供給する代わりに、沈下型入口ノズルを
通して溶融金属を金属供給ノズルへ配給することが可能
である。この種の入口ノズルは、例えば本出願人の国際
出願PCT/AU97/00022に開示した如き単一
チューブでよい。このことにより、金属供給ノズル出口
を介し溶融金属の充分な直接流を鋳造溜めに沿って均一
に配給して、鋳造溜めのメニスカス域に急速に溶融金属
を配給することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属スト
リップ鋳造方法及び装置によれば、従来提案のような三
重点注入のための複雑な注入システムを必要とすること
なく、簡単な金属供給システムで溶融金属を鋳造溜めの
メニスカス域及び鋳造溜め端部の三重点域に急速供給で
き、低過熱で供給される溶融金属によりスカル欠陥や割
れ欠陥の形成なく鋳造を成し得るという優れた効果を奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す全体図であ
る。
【図2】図1に示した双ロール鋳造機の要部の詳細を示
す縦断面図である。
【図3】図2の断面に対し直角な向きの更なる縦断面図
である。
【図4】金属供給ノズル及び鋳造ロール隣接部分の拡大
縦断面図である。
【図5】金属供給ノズルの側面図である。
【図6】図3のVI−VI方向の矢視図である。
【図7】鋳造ロールを側部堰板及び誘導加熱素子と共に
示した端面図である。
【図8】図7の斜視図である。
【図9】誘導加熱を行わない場合のロール分離力計測結
果を示すグラフである。
【図10】誘導加熱を行った場合のロール分離力計測結
果を示すグラフである。
【符号の説明】
16 鋳造ロール 19 金属供給ノズル 20 金属ストリップ 56 側部堰板(端クロージャ) 64 側部開口 68 鋳造溜め 82 プレートホルダ 83 流体圧シリンダ装置(スラスタシリンダ
装置) 101 誘導加熱素子(導電体) 107 頂部 108 底部 109 側部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリス バハリス オーストラリア ビクトリア 3152 ウォ ンターナ ミルペラ クレッセント 84

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の冷却した鋳造ロール間のロール間
    隙上方にロール間隙に沿って配した細長の金属供給ノズ
    ルを介し溶融金属を鋳造ロール間に導入し、ロール間隙
    上方に支持され且つ鋳造溜め囲込み端クロージャにより
    ロール間隙端部を囲込まれた溶融金属の鋳造溜めを形成
    し、ロール間隙から下方に送給される凝固ストリップを
    鋳造するよう鋳造ロールを回転する金属ストリップ鋳造
    方法であって、溶融金属を金属供給ノズルから相反方向
    に外向きの二連の噴射流として流出して鋳造溜め表面の
    近辺の鋳造ロール冷却表面に直接衝突させると共に、前
    記端クロージャを非電導材料により構成して該端クロー
    ジャの外側に配した導電体に電流を通すことにより前記
    端クロージャ及び鋳造溜め表面付近の溶融金属を電磁誘
    導加熱することを特徴とする金属ストリップ鋳造方法。
  2. 【請求項2】 相互間にロール間隙を形成する一対の平
    行な鋳造ロールと、両鋳造ロール間のロール間隙上方に
    ロール間隙に沿って配され且つ溶融金属をロール間隙に
    供給してロール間隙上方に支持された溶融金属の鋳造溜
    めを形成する細長の金属供給ノズルと、前記対の鋳造ロ
    ール各端に一つずつ配された一対の鋳造溜め囲込み端ク
    ロージャとで構成した金属ストリップ鋳造装置であっ
    て、溶融金属を相反方向に外向きの二連の噴射流として
    流出して鋳造溜め表面の近辺の鋳造ロール冷却表面に直
    接衝突させるよう金属供給ノズルが長手方向側面各々に
    沿った一連の側部開口を有し、前記端クロージャが非電
    導材料から成るプレート状であり、前記端クロージャ各
    々の外側に一つずつ一対の導電体を配し、前記端クロー
    ジャと鋳造溜め表面付近の溶融金属に誘導加熱を起こす
    ため前記導電体に電流を供給する電気供給手段を設け、
    各導電体が、ほぼ鋳造溜め表面の高さにあって鋳造溜め
    端部にわたって延びる比較的幅広の水平頂部を、ロール
    間隙高さから上方に離間した比較的幅狭の底部へと、下
    方に窄まる一対の側部により接続して成る単一ループ状
    であることを特徴とする金属ストリップ鋳造装置。
  3. 【請求項3】 導電体のループが、鋳造溜め深さの2/
    3より下に延びないようロール間隙上方に離間する請求
    項2に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  4. 【請求項4】 導電体のループの側部が、各端クロージ
    ャと鋳造ロールとの接続部に倣って湾曲している請求項
    2又は3に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  5. 【請求項5】 導電体のループの底部が、鋳造溜め表面
    高さの下方約70mm以内である請求項2、3又は4に
    記載の金属ストリップ鋳造装置。
  6. 【請求項6】 導電体のループが、中空金属チューブか
    ら成る単一の台形ループであり、前記中空金属チューブ
    内に冷却流体を循環させる冷却手段を設けた請求項2乃
    至5のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造装置。
  7. 【請求項7】 導電体を通る電流が周波数6〜10kH
    zの交流電流である、請求項2乃至6のいずれかに記載
    の金属ストリップ鋳造装置。
  8. 【請求項8】 端クロージャがプレートホルダ内に保持
    され、該プレートホルダは鋳造ロールに対して端クロー
    ジャを押圧可能なよう一対のスラスタシリンダ装置のピ
    ストンロッドに接続され、導電体がピストンロッド上方
    に離間している請求項2、3又は4に記載の金属ストリ
    ップ鋳造装置。
  9. 【請求項9】 プレートホルダがシリンダ装置のピスト
    ンロッドに枢支接続されて端クロージャの傾動を可能に
    し、端クロージャの傾動に干渉しないよう導電体がピス
    トンロッドに対し固定されている請求項8に記載の金属
    ストリップ鋳造装置。
JP9095915A 1996-04-18 1997-04-14 金属ストリップ鋳造方法及び装置 Pending JPH1029045A (ja)

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KR970069192A (ko) 1997-11-07
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