JPH10290820A - 貼付シートの貼付用補助具、それを製造するための型紙、及びそれを用いた貼付シートの貼付方法 - Google Patents

貼付シートの貼付用補助具、それを製造するための型紙、及びそれを用いた貼付シートの貼付方法

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JPH10290820A
JPH10290820A JP10201597A JP10201597A JPH10290820A JP H10290820 A JPH10290820 A JP H10290820A JP 10201597 A JP10201597 A JP 10201597A JP 10201597 A JP10201597 A JP 10201597A JP H10290820 A JPH10290820 A JP H10290820A
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光政 椛島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般的な貼付シートを、一部も無駄にするこ
となく、所望の部位に簡便にかつ確実に皺が入らないよ
うに貼り付けることが可能な貼付シートの貼付用補助具
を提供すること。 【解決手段】 貼付シートを所望の部位に貼り付けるの
を補助するための補助具であって、内縁の寸法が前記貼
付シートの外縁よりも大きい枠体と、前記枠体の内縁か
ら内側に向けて形成された、前記貼付シートの周縁部の
一部を一時的に固定するための突部とを備えることを特
徴とする、貼付シートの貼付用補助具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼付シートを所望
の部位に貼り付けるのを補助するための補助具、その補
助具を製造するための型紙、並びにその補助具を用いた
貼付シートの貼付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】貼付シートを所望の部位に貼り付ける際
には、通常、先ずその粘着面に貼着された剥離紙(セパ
レータ)を除去した後、貼付シートの端部等を把持した
状態で位置決めして貼り付けられる。しかし、剥離紙を
除去した後は貼付シートの粘着面同士並びに粘着面と指
がくっつき易く、取扱いがやっかいであるため、所望の
部位に正確にかつ貼付シートに皺が入らないように貼り
付けることは困難であり、所望の部位が本人の背面であ
る場合は尚更困難であった。
【0003】そこで、従来は、図10に示したように基
材81と粘着剤82とからなる粘着シート83の粘着面
に貼着したセパレータ84に中ぬき用の切れ目85を設
け、セパレータ84の周縁部を残した状態で貼り付ける
ことが可能な粘着シートが知られている(実開昭61-163
628号公報)。また、図11に示したように支持体91
と粘着剤92とからなる粘着シート93の支持体背面に
裏打部材94を設けかつ粘着面に貼着したセパレータ9
5、粘着剤92及び支持体91に中ぬき用の切れ目96
を設け、セパレータ95の周縁部を残した状態で貼り付
けた後に裏打部材94をセパレータ95、粘着剤92及
び支持体91の周縁部と共に除去することが可能な粘着
シートが知られている(特開平5-38348号公報)。
【0004】しかしながら、図10に示したようにセパ
レータの周縁部を残した状態で貼り付ける粘着シートの
場合は、貼り付け時におけるセパレータ周縁部の除去が
困難であり、またその際に粘着シートの周縁部が捲り上
がってしまうという問題があった。また、図11に示し
たようにセパレータの周縁部を残した状態で貼り付けた
後に裏打部材をセパレータ、粘着剤及び支持体の周縁部
と共に除去する場合は、粘着シートの周縁部が無駄にな
ってしまうという問題があった。更に、上述のような従
来の粘着シートにあっては、特殊なセパレータや付加的
な裏打部材を予め粘着シートに貼着しておく必要がある
ため、粘着シートの製造工程が複雑となりかつコストが
向上するという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の有する課題に鑑みてなされたものであり、一般的な
貼付シートを、一部も無駄にすることなく、所望の部位
に簡便にかつ確実に皺が入らないように貼り付けること
が可能な貼付シートの貼付用補助具、それを製造するた
めの型紙、並びにそれを用いた貼付シートの貼付方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、貼り付けるべき貼
付シートの外縁よりも大きい内縁を有する枠体と、その
内縁に設けられた突部とを備えた貼付用補助具を用いる
ことによって上記目的が達成されることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、貼付シートを所望の
部位に貼り付けるのを補助するための補助具であって、
内縁の寸法が前記貼付シートの外縁よりも大きい枠体
と、前記枠体の内縁から内側に向けて形成された、前記
貼付シートの周縁部の一部を一時的に固定するための突
部とを備えることを特徴とする、貼付シートの貼付用補
助具にある。
【0008】また、本発明は、貼付シートを所望の部位
に貼り付けるのを補助するための補助具を製造するため
の型紙であって、内縁の寸法が前記貼付シートの外縁よ
りも大きい枠体と、前記枠体の内縁から内側に向けて形
成された、前記貼付シートの周縁部の一部を一時的に固
定するための突部とを備える前記補助具の形状が表され
ていることを特徴とする型紙にある。
【0009】更に、本発明は、貼付シートを所望の部位
に貼り付けるのを補助するための補助具であって、内縁
の寸法が前記貼付シートの外縁よりも大きい枠体と、前
記枠体の内縁から内側に向けて形成された突部とを備え
る貼付用補助具の該突部に、前記貼付シートの周縁部の
粘着面の一部を一時的に固定する工程と、前記貼付シー
トの粘着面を所望の部位に貼り付ける工程と、前記突部
が前記貼付シートと前記所望の部位との間から該貼付シ
ートの反対側に移動するようにして前記補助具を前記貼
付シートから取り外す工程と、を含むことを特徴とす
る、貼付シートの貼付方法にある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。尚、図面中、
同一又は相当部分には同一符号を付することとする。
【0011】先ず、本発明の貼付シートの貼付用補助具
について説明する。図1は、本発明の補助具1の好適な
一実施形態を示す平面図である。補助具1は、矩形の枠
体2と、その内縁2aから内側に向けて形成された擬扇
形の突部3とを備えており、突部3は内縁2aの角部に
それぞれ一体的に形成されている。
【0012】図1中、補助具1を用いて所望の部位に貼
り付けるべき貼付シート(例えば医療用貼付シート)の
外縁(周縁)を一点鎖線4で示してある。図1に示すよ
うに、補助具1の枠体2の内縁2aの寸法(X1,Y1)
が貼付シートの外縁4の寸法(X2,Y2)よりも大きく
なっている。そして、枠体2の内縁2aと貼付シートの
外縁4との間隔{(X1−X2)/2,(Y1−Y2)/
2}は、好ましくは0.5〜100mm程度、より好ま
しくは1〜50mm、特に好ましくは3〜30mmであ
る。内縁2aと外縁4との間隔が上記下限未満では、貼
付シートの周縁部と枠体2との重なりが生じるおそれが
高まり、かかる重なりに起因して貼付シートの周縁部の
捲り上がりや皺の発生が生じ易くなる傾向にある。他
方、内縁2aと外縁4との間隔が上記上限を超えると、
使用する貼付シートに比べて補助具1が大きくなり過ぎ
てしまい、補助具1の取扱いが困難な場合が生じる傾向
にある。
【0013】また、図1に示すように、貼付シートの角
部がそれぞれ突部3の一部に重なるようになっており、
これらの部分が貼付シートの角部を一時的に固定(仮貼
り)するための部分(仮貼り部)3aを構成している。
そして、突部3における貼付シートが一時的に固定され
る部分3aの合計面積は、貼付シートの粘着面の面積
(X2×Y2)に対して、好ましくは0.1〜30%程
度、より好ましくは0.5〜20%、特に好ましくは1
〜10%である。仮貼り部3aの合計面積が上記下限未
満では、突部3に貼付シートの粘着面がそれ自体の粘着
力によって一時的に固定されにくくなる傾向にある。他
方、仮貼り部3aの合計面積が上記上限を超えると、貼
付シートを所望の部位に貼り付けた際に突部3に対する
粘着力に比較して前記部位に対する粘着力が大きくなり
にくくなり、補助具1を取り外す際に貼付シートも一緒
に剥がれてしまったり、またその際に突部3によって一
時的に持ち上げられる部分が拡大して貼付シートに皺が
発生してしまうおそれが生じる傾向にある。
【0014】更に、補助具1においては、枠体2及び突
部3が貼付シートよりも大きな剛性(こわさ)を有して
おり、かかる枠体2及び突部3の剛性によって、貼付シ
ートの角部を突部3に一時的に固定した状態で枠体2の
一部を把持した場合であっても貼付シートの一部同士が
接触しないようになっている。なお、補助具1の剛性
は、枠体2及び突部3を構成する材料、枠体2の幅(枠
体2の内縁2aと外縁2bとの間の距離)及び厚さ等に
依存する。従って、使用する材料に応じて枠体2の幅は
適宜決定されるが、2〜100mm程度となるようにな
っていることが好ましい。枠体2の幅が上記下限未満で
はその剛性が充分な大きさに達しない場合が生じ易くな
る傾向にあり、他方、上記上限を超えると補助具1の取
扱いが困難な場合が生じる傾向にあるからである。ま
た、枠体2の厚さも使用する材料に応じて適宜決定され
るが、取扱い性等の点から0.1〜10mm程度が好ま
しい。なお、枠体2は硬質である必要はなく、その厚み
方向に撓ませることができ、かつ外力を取り除いた際に
元の形状に復元する程度の剛性(弾性)を有することが
好ましい。枠体2を厚み方向に撓ませることができた方
が身体の丸みをおびた部位等に対して貼付シートをより
確実に貼り付けることが容易となる傾向にあり、また枠
体2に復元力があった方が補助具1の繰り返し使用がよ
り容易となる傾向にあるからである。
【0015】補助具1の枠体2及び突部3を構成する材
料は、上記剛性を達成できるものであればよく、特に制
限はされないが、紙、板紙、厚紙、各種合成樹脂シー
ト、ゴムシート、金属シート、不織布(フェルト等)、
織布、あるいはこれらの複合材(例えば積層材)が挙げ
られ、製造コストを低く抑えられる点からは板紙や厚紙
が好ましく、使用可能回数を向上させられる点からは各
種合成樹脂シートが好ましい。各種合成樹脂シートとし
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリス
チレン、ナイロン、ポリウレタン、ベークライト(フェ
ノール樹脂)、アクリル樹脂、シリコーン樹脂等の合成
樹脂からなるシートが挙げられる。また、ゴムシートと
しては、天然ゴム又は合成ゴム(ジエン系ゴム、オレフ
ィン系ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴ
ム等)からなるシートが挙げられる。なお、貼付シート
の包装材や、包装材の補強材を補助具1の材料として用
いるようにしてもよい。
【0016】そして、少なくとも突部3の貼付シートが
一時的に固定される側の面は、そこに貼着された貼付シ
ートが適度に剥がれ易くなり、また貼付シートを剥がし
た後に粘着剤がそこに残存しない程度の非粘着性を有す
ることが好ましい。突部3の上記面と貼付シートとの間
の貼着力が強過ぎると、補助具1を取り外す際に突部3
によって一時的に持ち上げられる部分が拡大して貼付シ
ートに皺が発生してしまうおそれが生じる傾向にあり、
また補助具1の繰り返し使用が困難となる傾向にあるか
らである。そのため、補助具1における少なくとも突部
3の貼付シートが一時的に固定される側の面は、シリコ
ーン樹脂被覆、ポリテトラフルオロエチレン被覆等の加
工処理が施されていてもよい。
【0017】本発明の補助具1によって貼り付けること
が可能な貼付シートは特に制限されず、例えば一般的な
市販の医療用貼付シートの身体への貼り付けに有効に使
用される。このような医療用貼付シートとしては、シッ
プ剤、テープ剤、リザーバー型テープ剤、創傷被覆剤、
絆創膏等が挙げられ、より具体的には、例えば、紙、織
布、不織布、各種合成樹脂、金属等からなる基材の表面
に、鎮痛消炎剤等の薬効成分を含有するゴム系、アクリ
ル系、シリコーン系、ビニルエーテル系等の粘着剤を塗
布し、更にその表面に透明フィルム、紙等の剥離材(ラ
イナー、セパレータ)を貼着したいわゆる貼付剤が挙げ
られる。
【0018】次に、本発明の補助具を用いて貼付シート
を所望の部位に貼り付ける方法の好適な一実施形態につ
いて説明する。先ず、基材5及び粘着剤6からなる貼付
シート(例えば医療用貼付シート)7の表面から剥離紙
(図示せず)を剥がし取り、粘着面8を上側にして配置
する。次いで、図2に示すように、補助具1の突部3が
それぞれ貼付シート7の粘着面8の角部8aに重なるよ
うにして補助具1を貼付シート7の上に載せる。そし
て、突部3を粘着面8の角部8aに軽く押さえ付けるこ
とによって、粘着面8の角部8aがそれ自体の粘着力に
よって突部3に一時的に固定される。
【0019】このようにして貼付シート7を一時的に保
持した補助具1の枠体2を把持し、貼付シート7の粘着
面8が所望の部位(例えば身体の所望の部位)に一致す
るようにして補助具1を貼付シート7と共にその部位に
あてがう。その際、枠体2と貼付シート7の粘着面8と
の間には隙間があるため、枠体2を把持した指が粘着面
8に触れることが防止される。また、枠体2の一端を把
持した状態であっても、補助具1によって貼付シート7
を平面状又は緩やかに湾曲した状態で移動させることが
でき、粘着面8の一部同士の接触も防止される。従っ
て、所望の部位がたとえ本人の背面であっても、その部
位に貼付シート7を簡便にかつ確実にあてがうことがで
き、しかもその際に貼付シート7に皺が入らない。
【0020】次いで、貼付シート7を所望の部位に押さ
え付けることによって粘着面8の角部8a以外の部分8
bを前記その部位に貼り付けた後、図3に示すように、
枠体2を持って、突部3が貼付シート7と所望の部位と
の間から貼付シート7の反対側に移動(図3中、矢線A
で示す)するようにして補助具1を貼付シート7から取
り外す。なお、図3においては一の角部3のみが外れた
状態を示してあるが、そのまま補助具1を持ち上げるこ
とによって他の角部3も同様に外れ、貼付シート7から
の補助具1の取り外しが完了することとなる。その際、
角部8a以外の部分8bによって貼付シート7は身体に
しっかりと粘着されているため、貼付シート7の角部8
aのみが一時的に僅かに持ち上げられるだけで補助具1
が容易に取り外される。しかも、貼付シート7の一時的
に持ち上がった部分はそれ自体の復元力によって再び所
望の部位に貼り付くため、必ずしも貼付シート7の角部
8aを再度押さえ付ける必要はない。また、枠体2と貼
付シート7の粘着面8との間には隙間があるため、補助
具1を取り外す際に枠体2が粘着面8に触れることがな
く、貼付シート7の角部8a以外の周縁部の捲り上がり
が生じない。従って、補助具1を取り外す際において
も、所望の部位にあてがわれた貼付シート7にずれが生
じたり皺が入ることなく、貼付シート7の貼り付けが完
了する。
【0021】このように、本発明の補助具1を使用する
ことによって貼り付けられる貼付シート7は一般的なも
のであり、しかも貼付シート7を一切無駄にすることな
く貼り付けられる。従って、従来のように貼付シートの
無駄は生じず、しかも特殊なセパレータや付加的な裏打
部材を予め設けておく必要がないため、貼付シートの製
造工程が複雑化したりコストが向上することはない。し
かも、本発明の補助具1は繰り返し使用することが可能
であり、上記の工程を繰り返すことによって貼付シート
7が順次所望の部位に貼り付けられる。
【0022】次に、上記補助具を製造するための本発明
の型紙の好適な一実施形態について説明する。図4に示
すように、型紙10の表面には、前述の枠体2と突部3
とを備える前記補助具1に対応する形状(枠体2に対応
する形状2’、突部3に対応する形状3’、補助具1に
対応する形状1’)が線図(図4においては破線2
a’,2b’,3b’)によって表されている。型紙1
0の材料は特に制限されないが、切断が容易なものが好
ましく、紙、織布、不織布、各種合成樹脂等が挙げられ
る。また、貼付シートの包装材を型紙10の材料として
用いるようにしてもよい。なお、枠体2に対応する形状
2’及び突部3に対応する形状3’の大きさ等は、枠体
2及び突部3について前述した大きさ等と同様である。
【0023】このような型紙10を、補助具1を形成す
べき材料の上に載せ、補助具1に対応する形状1’の外
縁2b’及び内縁2a’,3b’に沿って型紙10と共
に前記材料を切り抜くことによって、補助具1を製造す
ることができる。このように、本発明の型紙10を用い
ることによって、本発明の補助具1が簡便にかつ効率的
に製造される。
【0024】以上、本発明の補助具および型紙の好適な
実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではない。
【0025】例えば、本発明の補助具においては、図5
に示すように、枠体2の内縁2a及び突部3の内縁3b
に、ミシン目や切り込みのような弱化部12を介して打
ち抜き部13が更に連設されていてもよい。このように
打ち抜き部13を備えた補助具1は板状であるため、例
えば貼付シートの包装材や、包装材の補強材としてその
まま使用可能であり、また打ち抜き部13によって枠体
2等の折れ曲がりが防止される。そして、補助具として
使用する際に、弱化部12を切断して打ち抜き部13を
枠体2及び突部3から取り除くことによって、前述の枠
体2及び突部3からなる補助具1が容易に得られる。
【0026】また、前述の補助具における突部3は擬扇
型であったが、図6に示すように、突部3は略三角形で
あってもよい。このように突部3が略三角形である補助
具1は、突部3が擬扇型である補助具1に比べて枠体2
の内縁2a及び突部3の内縁3bの形状が単純となり、
補助具1の製造がより容易となる。
【0027】更に、前述の補助具における突部3は矩形
の内縁2aの角部に形成されていたが、突部3の位置は
角部に限定されず、貼付シート7をその一部同士が接触
しないように保持できれば内縁2aの角部以外の箇所に
突部3が形成されていてもよい。突部3の数も4個に限
定されるものではなく、貼付シート7をその一部同士が
接触しないように保持できれば1〜3個又は5個以上で
あってもよい。なお、貼付シート7の角部8aが突部3
に重なるように突部3を配置してあることが好ましい。
このように配置してあると、突部3を貼付シート7から
取り外す際に一時的に持ち上がる箇所が角部8aのみと
なり、角部8aはより確実に復元力によって再び貼り付
くことができる傾向にあるからである。
【0028】また、前述の補助具における枠体2は矩形
であったが、図7に示すように、使用する貼付シートの
外縁4の形状に応じて枠体2は円形又は楕円形であって
もよい。
【0029】更に、前述の補助具における枠体2と突部
3とは一体的に形成されていたが、これに限定されるも
のではなく、図8に示すように別個に形成された突部3
を枠体2に接合したものであってもよい。すなわち、図
8に示す補助具1は枠体2と突部形成部材9とを備えて
おり、突部形成部材9は突部3を形成すべき突部形成部
9aと枠体2に接着されるべき接着部9bとからなって
いる。そして、接着部9bを枠体2の角部に接着するこ
とによって枠体2の内縁2aの角部に突部3が形成され
るようになっている。このように、枠体2と突部3とを
別部材とすることによって、枠体2と突部3とをそれぞ
れ別の材料から作製することが可能となり、例えば突部
形成部材9のみを合成樹脂シートや表面処理した厚紙で
作製し、枠体2は製造コストが安価な普通の厚紙で作製
することも可能となる。
【0030】前述の補助具における枠体2の内縁2aと
外縁2bとはほぼ平行であったが、枠体2の外縁2bの
形状は特に制限されるものではなく、使用者が把持し易
い形状を適宜選択して採用してもよい。また、補助具1
を手の届かないような部位にあてがうための取っ手等を
枠体2に更に取り付けてもよい。
【0031】また、枠体2の内縁2aと突部3の内縁3
bとの接続部分の形状は、図1に示すような鋭角、図6
に示すような鈍角、又は図8に示すような直角に屈曲し
ている形状に限定されず、図9に示すようになだらかに
湾曲した形状となっていてもよい。なお、突部3は必ず
しも板状である必要はなく、孔、凹部、凸部等が突部に
形成されていてもよい。また、枠体2は完全に閉じてい
る必要はなく、少なくとも一部が開いていてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の貼付用補
助具を用いて本発明の貼付方法にしたがって貼付シート
を所望の部位に貼り付けるようによれば、一般的な貼付
シートを、一部も無駄にすることなく、所望の部位に簡
便にかつ確実に皺が入らないように貼り付けることが可
能となる。
【0033】また、本発明の型紙によれば、本発明の貼
付用補助具を簡便にかつ効率的に製造することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補助具の好適な一実施形態を示す平面
図である。
【図2】図1に示す補助具を貼付シートに貼り付ける状
態を示す分解斜視図である。
【図3】貼付シートを所望の部位に貼り付けた後に、図
1に示す補助具を取り外す状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の型紙の好適な一実施形態を示す平面図
である。
【図5】本発明の補助具の好適な他の実施形態を示す平
面図である。
【図6】本発明の補助具の好適な更に他の実施形態を示
す平面図である。
【図7】本発明の補助具の好適な更に他の実施形態を示
す平面図である。
【図8】本発明の補助具の好適な更に他の実施形態を示
す平面図である。
【図9】本発明の補助具の好適な更に他の実施形態の一
部を示す平面図である。
【図10】従来の粘着シートの一例を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の粘着シートの他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…補助具、1’…補助具の形状、2…枠体、2’…枠
体の形状、2a…枠体内縁、2b…枠体外縁、3…突
部、3’…突部の形状、3a…仮貼り部、3b…突部内
縁、4…貼付シート外縁、5…基材、6…粘着剤、7…
貼付シート、8…粘着面、9…突部形成部材、9a…突
部形成部、9b…接着部、10…型紙、12…弱化部、
13…打ち抜き部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼付シートを所望の部位に貼り付けるの
    を補助するための補助具であって、内縁の寸法が前記貼
    付シートの外縁よりも大きい枠体と、前記枠体の内縁か
    ら内側に向けて形成された、前記貼付シートの周縁部の
    一部を一時的に固定するための突部とを備えることを特
    徴とする、貼付シートの貼付用補助具。
  2. 【請求項2】 前記枠体が矩形であり、前記突部が前記
    枠体の内縁の角部に一体的に形成されていることを特徴
    とする、請求項1に記載の貼付用補助具。
  3. 【請求項3】 前記突部が擬扇形であることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の貼付用補助具。
  4. 【請求項4】 前記突部が略三角形であることを特徴と
    する、請求項1又は2に記載の貼付用補助具。
  5. 【請求項5】 前記貼付用補助具が、 前記枠体、及び前記突部を形成すべき突部形成部と前記
    枠体に接着されるべき接着部とを備える突部形成部材、
    からなることを特徴とする、請求項1に記載の貼付用補
    助具。
  6. 【請求項6】 前記枠体及び前記突部が、前記貼付シー
    トよりも大きな剛性を有することを特徴とする、請求項
    1〜5のうちのいずれか一項に記載の貼付用補助具。
  7. 【請求項7】 前記枠体の内縁が、該内縁と前記貼付シ
    ートの外縁との間隔が0.5〜100mmとなる大きさ
    を有しており、かつ前記突部が、前記貼付シートの該突
    部に一時的に固定される部分の合計面積が該貼付シート
    の粘着面の面積の0.1〜30%となる大きさを有して
    いる、ことを特徴とする、請求項1〜6のうちのいずれ
    か一項に記載の貼付用補助具。
  8. 【請求項8】 前記枠体の内縁及び前記突部の内縁に弱
    化部を介して打ち抜き部が更に連設されていることを特
    徴とする、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の
    貼付用補助具。
  9. 【請求項9】 前記貼付シートが医療用貼付シートであ
    り、前記所望の部位が身体の所望の部位であることを特
    徴とする、請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の
    貼付用補助具。
  10. 【請求項10】 貼付シートを所望の部位に貼り付ける
    のを補助するための補助具を製造するための型紙であっ
    て、内縁の寸法が前記貼付シートの外縁よりも大きい枠
    体と、前記枠体の内縁から内側に向けて形成された、前
    記貼付シートの周縁部の一部を一時的に固定するための
    突部とを備える前記補助具の形状が表されていることを
    特徴とする型紙。
  11. 【請求項11】 貼付シートを所望の部位に貼り付ける
    のを補助するための補助具であって、内縁の寸法が前記
    貼付シートの外縁よりも大きい枠体と、前記枠体の内縁
    から内側に向けて形成された突部とを備える貼付用補助
    具の該突部に、前記貼付シートの周縁部の粘着面の一部
    を一時的に固定する工程と、 前記貼付シートの粘着面を所望の部位に貼り付ける工程
    と、 前記突部が前記貼付シートと前記所望の部位との間から
    該貼付シートの反対側に移動するようにして前記補助具
    を前記貼付シートから取り外す工程と、を含むことを特
    徴とする、貼付シートの貼付方法。
  12. 【請求項12】 前記枠体の内縁及び前記突部の内縁に
    弱化部を介して打ち抜き部が更に連設されており、 前記弱化部を切断して前記枠体及び前記突部から前記打
    ち抜き部を取り除く工程を更に含むことを特徴とする、
    請求項11に記載の貼付方法。
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