JPH10291832A - ガラスロービング - Google Patents
ガラスロービングInfo
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- JPH10291832A JPH10291832A JP9120276A JP12027697A JPH10291832A JP H10291832 A JPH10291832 A JP H10291832A JP 9120276 A JP9120276 A JP 9120276A JP 12027697 A JP12027697 A JP 12027697A JP H10291832 A JPH10291832 A JP H10291832A
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- Japan
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- strand
- strands
- glass
- glass roving
- roving
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- Granted
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- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 解舒した際にストランド束が広がりやすいた
め、FW成形や引き抜き成形で含浸不良が発生しにく
く、ガラス繊維と直角方向にも補強効果を持つガラスロ
ービングを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のガラスロービングは、第1のス
トランドの1本乃至複数本と、第1のストランドに比べ
て番手の小さい第2のストランドの複数本が合糸され、
円筒状に回巻きされてなるガラスロービングであって、
このガラスロービングを使用する際の回巻体内層からの
解舒方向と、このガラスロービングを製造する際の第1
のストランドの半分以上及び/又は第2のストランドの
半分以上のケーキ内層からの解舒方向が逆方向であるこ
とを特徴とする。
め、FW成形や引き抜き成形で含浸不良が発生しにく
く、ガラス繊維と直角方向にも補強効果を持つガラスロ
ービングを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のガラスロービングは、第1のス
トランドの1本乃至複数本と、第1のストランドに比べ
て番手の小さい第2のストランドの複数本が合糸され、
円筒状に回巻きされてなるガラスロービングであって、
このガラスロービングを使用する際の回巻体内層からの
解舒方向と、このガラスロービングを製造する際の第1
のストランドの半分以上及び/又は第2のストランドの
半分以上のケーキ内層からの解舒方向が逆方向であるこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
(FRP)の成形法であるフィラメントワインディング
成形(以下、FW成形という)や引き抜き成形等に用い
られるガラスロービングに関するものである。
(FRP)の成形法であるフィラメントワインディング
成形(以下、FW成形という)や引き抜き成形等に用い
られるガラスロービングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】FRPは、ガラス繊維等の補強繊維に液
状の熱硬化性樹脂を含浸させた後、樹脂を硬化させるこ
とによって製造されるものであり、従来からパイプや棒
材等として広く用いられている。
状の熱硬化性樹脂を含浸させた後、樹脂を硬化させるこ
とによって製造されるものであり、従来からパイプや棒
材等として広く用いられている。
【0003】このようなFRPの成形法としては、FW
成形法や引き抜き成形法等が知られている。FW成形法
は、パイプ状や円筒状の成形体を作製するのに適してお
り、液状の熱硬化性樹脂を含浸したガラスロービング等
の補強材に張力を加えた状態で型(マンドレル)に弛み
のない状態で巻き付けてから樹脂を硬化させる方法であ
る。
成形法や引き抜き成形法等が知られている。FW成形法
は、パイプ状や円筒状の成形体を作製するのに適してお
り、液状の熱硬化性樹脂を含浸したガラスロービング等
の補強材に張力を加えた状態で型(マンドレル)に弛み
のない状態で巻き付けてから樹脂を硬化させる方法であ
る。
【0004】また引き抜き成形法は、パイプ状、板状、
無空棒状の成形体を作製するのに適しており、液状の熱
硬化性樹脂を含浸させたガラスロービング等の補強材を
所定の断面形状を有する型を通しながら引き抜き、この
間に加熱して樹脂を硬化させる方法である。
無空棒状の成形体を作製するのに適しており、液状の熱
硬化性樹脂を含浸させたガラスロービング等の補強材を
所定の断面形状を有する型を通しながら引き抜き、この
間に加熱して樹脂を硬化させる方法である。
【0005】一般にこの種のガラスロービングを製造す
るには、まず直径が6〜15μmのガラスフィラメント
に集束剤を塗布した後、50〜1600本集束し、スト
ランド番手が20〜735番手のストランドとしてから
綾を掛けながらそろばん玉形状に巻き取ることによって
ケーキを形成した後で乾燥する。次いで、この乾燥した
ケーキを複数個準備し、各ケーキの内層からストランド
を解舒し、所定本数引き揃え、合糸する方法が採られ
る。
るには、まず直径が6〜15μmのガラスフィラメント
に集束剤を塗布した後、50〜1600本集束し、スト
ランド番手が20〜735番手のストランドとしてから
綾を掛けながらそろばん玉形状に巻き取ることによって
ケーキを形成した後で乾燥する。次いで、この乾燥した
ケーキを複数個準備し、各ケーキの内層からストランド
を解舒し、所定本数引き揃え、合糸する方法が採られ
る。
【0006】このようにして作製されたガラスロービン
グは、円筒状に回巻きされ、ロービングを使用解舒する
際に取り出すための開口部を一端に有する熱収縮フィル
ム等で包装されて出荷される。
グは、円筒状に回巻きされ、ロービングを使用解舒する
際に取り出すための開口部を一端に有する熱収縮フィル
ム等で包装されて出荷される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなケーキを
作製する場合、一般に同一の直径を有するガラスフィラ
メントを集束し、1本のストランドにしてから巻き取っ
たり、同一の直径を有するガラスフィラメントをほぼ同
一本数に分割し、集束して複数本のストランドにしてか
らそれらを巻き取る方法が採られる。
作製する場合、一般に同一の直径を有するガラスフィラ
メントを集束し、1本のストランドにしてから巻き取っ
たり、同一の直径を有するガラスフィラメントをほぼ同
一本数に分割し、集束して複数本のストランドにしてか
らそれらを巻き取る方法が採られる。
【0008】また通常、ガラスロービングは、ほぼ同一
の番手を有するストランドの複数本を合糸することによ
って作製されてから円筒状に回巻きされるが、一定の円
筒形状を得るためには、ガラスロービングを構成するス
トランド束全体のテンションを制御する必要がある。こ
のように同種のケーキから解舒されたストランドの場
合、その解舒テンションや最も簡便なテンション付与装
置であるバーテンサーによってかかるテンションのトー
タルタンションが各ストランドでほぼ均一となるため、
いずれのストランドもほとんど弛みがない状態で円筒状
に巻き取られる。
の番手を有するストランドの複数本を合糸することによ
って作製されてから円筒状に回巻きされるが、一定の円
筒形状を得るためには、ガラスロービングを構成するス
トランド束全体のテンションを制御する必要がある。こ
のように同種のケーキから解舒されたストランドの場
合、その解舒テンションや最も簡便なテンション付与装
置であるバーテンサーによってかかるテンションのトー
タルタンションが各ストランドでほぼ均一となるため、
いずれのストランドもほとんど弛みがない状態で円筒状
に巻き取られる。
【0009】そのためこのようなガラスロービングの回
巻体内層からガラスロービングを解舒し、これをFW成
形や引き抜き成形で樹脂に含浸しても、ストランド束が
広がりにくく、含浸不良が発生しやすくなる。
巻体内層からガラスロービングを解舒し、これをFW成
形や引き抜き成形で樹脂に含浸しても、ストランド束が
広がりにくく、含浸不良が発生しやすくなる。
【0010】特に引き抜き成形の場合、ガラス繊維がほ
とんど一方向に配向しているため、ガラス繊維と直角方
向にはほとんど補強効果がなく、成形品に落下等のわず
かな衝撃が加わったたけで破断することがある。
とんど一方向に配向しているため、ガラス繊維と直角方
向にはほとんど補強効果がなく、成形品に落下等のわず
かな衝撃が加わったたけで破断することがある。
【0011】このような成形品の破断を防止するため、
ガラスストランドを渦状に堆積した後、ストランドを接
着し、シート状にしたコンティニュアスストランドマッ
トやガラスストランドを10〜100mmに切断、無配
向に堆積した後、ストランドを接着し、シート状にした
チョップドストランドマットをロービングと併用し、成
形することがなされているが、この場合、コンティニュ
アスストランドマットやチョップドストランドマットが
高価であったり、成形時にこれらがちぎれやすい等の問
題がある。
ガラスストランドを渦状に堆積した後、ストランドを接
着し、シート状にしたコンティニュアスストランドマッ
トやガラスストランドを10〜100mmに切断、無配
向に堆積した後、ストランドを接着し、シート状にした
チョップドストランドマットをロービングと併用し、成
形することがなされているが、この場合、コンティニュ
アスストランドマットやチョップドストランドマットが
高価であったり、成形時にこれらがちぎれやすい等の問
題がある。
【0012】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、解舒した際にストランド束が広がりやすいため、F
W成形や引き抜き成形で含浸不良が発生しにくく、ガラ
ス繊維と直角方向にも補強効果を持つガラスロービング
を提供することを目的とする。
り、解舒した際にストランド束が広がりやすいため、F
W成形や引き抜き成形で含浸不良が発生しにくく、ガラ
ス繊維と直角方向にも補強効果を持つガラスロービング
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく種々の実験を繰り返した結果、ガラスロー
ビングを構成するストランド束を広がりやすくするに
は、番手の異なる2種類のストランドの複数本を使用す
ると共に、一部或いは全部のストランドのケーキ内層か
らの解舒方向と、ガラスロービングを使用する際の回巻
体内層からの解舒方向を逆にすれば良いことを見いだし
た。
を達成すべく種々の実験を繰り返した結果、ガラスロー
ビングを構成するストランド束を広がりやすくするに
は、番手の異なる2種類のストランドの複数本を使用す
ると共に、一部或いは全部のストランドのケーキ内層か
らの解舒方向と、ガラスロービングを使用する際の回巻
体内層からの解舒方向を逆にすれば良いことを見いだし
た。
【0014】つまりガラスロービングを番手の異なる2
種類のストランドから構成すると、番手の小さいストラ
ンドは、番手の大きいストランドに比べて剛直性に劣る
ため、若干弛んだ状態で合糸され、ガラスロービングよ
り解舒した際にストランド束は広がりやすくなる。
種類のストランドから構成すると、番手の小さいストラ
ンドは、番手の大きいストランドに比べて剛直性に劣る
ため、若干弛んだ状態で合糸され、ガラスロービングよ
り解舒した際にストランド束は広がりやすくなる。
【0015】また通常、ストランドは、合糸する際にケ
ーキの内層から解舒されるため、解舒されたストランド
の全てに、その解舒方向と逆方向の撚りがかかる。例え
ばケーキ内層からストランドが解舒される際、時計回り
に解舒されると、ストランドには反時計回りの撚り(Z
撚り)がかかり、逆にケーキ内層からストランドが解舒
される際、反時計回りに解舒されると、ストランドには
時計回りの撚り(S撚り)がかかることになる。
ーキの内層から解舒されるため、解舒されたストランド
の全てに、その解舒方向と逆方向の撚りがかかる。例え
ばケーキ内層からストランドが解舒される際、時計回り
に解舒されると、ストランドには反時計回りの撚り(Z
撚り)がかかり、逆にケーキ内層からストランドが解舒
される際、反時計回りに解舒されると、ストランドには
時計回りの撚り(S撚り)がかかることになる。
【0016】そのため例えば複数個のケーキ内層から時
計回りに解舒されたストランドを合糸、巻き取り、ガラ
スロービング回巻体を作製し、このガラスロービングの
回巻体内層から再度時計回りにガラスロービングを解舒
すると、ガラスロービングを構成するストランドには合
糸時と解舒使用時の2回に亘って反時計回りの解舒撚り
がかかることになり、ストランド束は広がりにくくなる
が、本発明ではガラスロービングの解舒使用時にストラ
ンドの撚りがほぐれるようにした。
計回りに解舒されたストランドを合糸、巻き取り、ガラ
スロービング回巻体を作製し、このガラスロービングの
回巻体内層から再度時計回りにガラスロービングを解舒
すると、ガラスロービングを構成するストランドには合
糸時と解舒使用時の2回に亘って反時計回りの解舒撚り
がかかることになり、ストランド束は広がりにくくなる
が、本発明ではガラスロービングの解舒使用時にストラ
ンドの撚りがほぐれるようにした。
【0017】すなわち本発明のガラスロービングは、第
1のストランドの1本及至複数本と、第1のストランド
に比べて番手の小さい第2のストランドの複数本が合糸
され、円筒状に回巻きされてなるガラスロービングであ
って、このガラスロービングを使用する際の回巻体内層
からの解舒方向と、このガラスロービングを製造する際
の第1のストランドの半分以上及び/又は第2のストラ
ンドの半分以上のケーキ内層からの解舒方向が逆方向で
あることを特徴とする。
1のストランドの1本及至複数本と、第1のストランド
に比べて番手の小さい第2のストランドの複数本が合糸
され、円筒状に回巻きされてなるガラスロービングであ
って、このガラスロービングを使用する際の回巻体内層
からの解舒方向と、このガラスロービングを製造する際
の第1のストランドの半分以上及び/又は第2のストラ
ンドの半分以上のケーキ内層からの解舒方向が逆方向で
あることを特徴とする。
【0018】また本発明のガラスロービングは、好まし
くは第1のストランドと第2のストランドの番手差が、
400番手以上であることを特徴とし、また第1のスト
ランドを構成するガラスフィラメントの単繊維直径が1
6μm以上であり、第2のストランドを構成するガラス
フィラメントの単繊維直径が15μm以下であることを
特徴とする。
くは第1のストランドと第2のストランドの番手差が、
400番手以上であることを特徴とし、また第1のスト
ランドを構成するガラスフィラメントの単繊維直径が1
6μm以上であり、第2のストランドを構成するガラス
フィラメントの単繊維直径が15μm以下であることを
特徴とする。
【0019】
【作用】本発明における第1のストランドは、第2のス
トランドに比べて、ストランド番手が大きいため、第1
のストランドは、第2のストランドに比べて剛直とな
る。よって第1のストランドを、第2のストランドと合
糸すると、その剛直さにより第1のストランドは合糸さ
れる際のテンションが第2のストランドのそれより大き
くなるため、第2のストランドは第1のストランドの周
囲に若干弛んだ状態で合糸されることになる。このこと
により、これらを合糸したガラスロービングを構成する
ストランド束は広がりやすくなる。
トランドに比べて、ストランド番手が大きいため、第1
のストランドは、第2のストランドに比べて剛直とな
る。よって第1のストランドを、第2のストランドと合
糸すると、その剛直さにより第1のストランドは合糸さ
れる際のテンションが第2のストランドのそれより大き
くなるため、第2のストランドは第1のストランドの周
囲に若干弛んだ状態で合糸されることになる。このこと
により、これらを合糸したガラスロービングを構成する
ストランド束は広がりやすくなる。
【0020】また本発明においては、ガラスロービング
を使用する際の回巻体内層からの解舒方向と、このガラ
スロービングを製造する際の第1のストランドの半分以
上及び/又は第2のストランドの半分以上のケーキ内層
からの解舒方向を逆方向にしているため、ガラスロービ
ングを使用する際に、一部或いは全部のストランドの撚
りがほぐれ、広がりやすくなる。
を使用する際の回巻体内層からの解舒方向と、このガラ
スロービングを製造する際の第1のストランドの半分以
上及び/又は第2のストランドの半分以上のケーキ内層
からの解舒方向を逆方向にしているため、ガラスロービ
ングを使用する際に、一部或いは全部のストランドの撚
りがほぐれ、広がりやすくなる。
【0021】さらに本発明においては、ガラスロービン
グを製造する際の第1のストランドのケーキ内層からの
解舒方向と、第2のストランドのケーキ内層からの解舒
方向を逆方向にすると、ガラスロービングの解舒時に撚
りがほぐされるストランド(ストランドA)と、さらに
撚りがかかるストランド(ストランドB)が併存するこ
とになるため、より好ましい。
グを製造する際の第1のストランドのケーキ内層からの
解舒方向と、第2のストランドのケーキ内層からの解舒
方向を逆方向にすると、ガラスロービングの解舒時に撚
りがほぐされるストランド(ストランドA)と、さらに
撚りがかかるストランド(ストランドB)が併存するこ
とになるため、より好ましい。
【0022】すなわち時計回りに解舒されたストランド
と、反時計回りに解舒されたストランドを合糸すると、
それらはお互い逆方向に解舒撚りがかかることになる。
こうして作製したガラスロービングを使用する際、回巻
体内層からの解舒時に一方のストランド(ストランド
A)は撚りがほぐされることになり、他方のストランド
(ストランドB)には、さらに撚りがかかることにな
る。
と、反時計回りに解舒されたストランドを合糸すると、
それらはお互い逆方向に解舒撚りがかかることになる。
こうして作製したガラスロービングを使用する際、回巻
体内層からの解舒時に一方のストランド(ストランド
A)は撚りがほぐされることになり、他方のストランド
(ストランドB)には、さらに撚りがかかることにな
る。
【0023】その結果、合糸された際には、ほぼ等長で
あったストランドA、Bは、ロービング回巻体から解舒
されることによって、ストランドAの見かけ糸長が長く
なり、ストランドBの見かけ糸長が短くなる。このこと
によりストランドAは、ストランドBの周囲に弛んで位
置する状態となり、ストランド束が広がりやすい。
あったストランドA、Bは、ロービング回巻体から解舒
されることによって、ストランドAの見かけ糸長が長く
なり、ストランドBの見かけ糸長が短くなる。このこと
によりストランドAは、ストランドBの周囲に弛んで位
置する状態となり、ストランド束が広がりやすい。
【0024】こうして作製されたガラスロービングをF
W成形や引き抜き成形に使用すると、ガラス繊維と直角
方向にも補強効果を持ち、また成形品での含浸不良が少
なくなり、良品率が向上する。
W成形や引き抜き成形に使用すると、ガラス繊維と直角
方向にも補強効果を持ち、また成形品での含浸不良が少
なくなり、良品率が向上する。
【0025】このような効果は、FW成形や引き抜き成
形を行う成形設備の含浸装置、マンドレル、金型にもよ
るが、通常、ガラスロービングの回巻体内層からの解舒
方向と、このガラスロービングを製造する際の第1のス
トランドの半分以上もしくは、第2のストランドの半分
以上のケーキ内層からの解舒方向が逆方向であれば得ら
れ、特にガラスロービング回巻体内層からの解舒方向
と、第2のストランドの半分以上のケーキ内層からの解
舒方向を逆方向にすると効果が大きい。さらにガラスロ
ービングの回巻体内層からの解舒方向と、第1のストラ
ンドの全てのケーキ内層からの解舒方向、又は第2のス
トランドの全てのケーキ内層からの解舒方向を逆方向に
した方が効果は顕著である。因みにここで言う半分以上
とは、番手を基準とするものである。
形を行う成形設備の含浸装置、マンドレル、金型にもよ
るが、通常、ガラスロービングの回巻体内層からの解舒
方向と、このガラスロービングを製造する際の第1のス
トランドの半分以上もしくは、第2のストランドの半分
以上のケーキ内層からの解舒方向が逆方向であれば得ら
れ、特にガラスロービング回巻体内層からの解舒方向
と、第2のストランドの半分以上のケーキ内層からの解
舒方向を逆方向にすると効果が大きい。さらにガラスロ
ービングの回巻体内層からの解舒方向と、第1のストラ
ンドの全てのケーキ内層からの解舒方向、又は第2のス
トランドの全てのケーキ内層からの解舒方向を逆方向に
した方が効果は顕著である。因みにここで言う半分以上
とは、番手を基準とするものである。
【0026】また本発明において第1のストランドと第
2のストランドの番手差を400番手以上にすると、第
2のストランドの弛みがより大きくなり、さらに第1の
ストランドを構成するガラスフィラメントの単繊維直径
を16μm以上、第2のストランドを構成するガラスフ
ィラメントの単繊維直径を15μm以下にすると、第1
のストランドを構成するガラスフィラメント自体が第2
のストランドを構成するガラスフィラメントより剛直と
なり、第1のストランドは、第2のストランドに比べて
より一層剛直となる。その結果、両者の糸長差が大きく
なり、且つ、ストランドの弛みがより大きくなり、スト
ランド束がさらに広がりやすくなるため好ましい。
2のストランドの番手差を400番手以上にすると、第
2のストランドの弛みがより大きくなり、さらに第1の
ストランドを構成するガラスフィラメントの単繊維直径
を16μm以上、第2のストランドを構成するガラスフ
ィラメントの単繊維直径を15μm以下にすると、第1
のストランドを構成するガラスフィラメント自体が第2
のストランドを構成するガラスフィラメントより剛直と
なり、第1のストランドは、第2のストランドに比べて
より一層剛直となる。その結果、両者の糸長差が大きく
なり、且つ、ストランドの弛みがより大きくなり、スト
ランド束がさらに広がりやすくなるため好ましい。
【0027】
【実施例】以下、本発明のガラスロービングを実施例及
び比較例に基づいて詳細に説明する。
び比較例に基づいて詳細に説明する。
【0028】(実施例1)まず単繊維直径18.7μm
のガラスフィラメントに集束剤を塗布した後、これらの
1600本を集束し、1150番手のストランド(第1
のストランド)としてから綾を掛けながらそろばん玉形
状に巻き取り、乾燥することによって強熱減量0.4重
量%のケーキ(第1のケーキ)を作製した。
のガラスフィラメントに集束剤を塗布した後、これらの
1600本を集束し、1150番手のストランド(第1
のストランド)としてから綾を掛けながらそろばん玉形
状に巻き取り、乾燥することによって強熱減量0.4重
量%のケーキ(第1のケーキ)を作製した。
【0029】また単繊維直径13.3μmのガラスフィ
ラメントに集束剤を塗布した後、これらの800本を集
束し、290番手のストランド(第2のストランド)と
してから綾を掛けながらそろばん玉形状に巻き取り、乾
燥することによって強熱減量0.4重量%のケーキ(第
2のケーキ)を作製した。
ラメントに集束剤を塗布した後、これらの800本を集
束し、290番手のストランド(第2のストランド)と
してから綾を掛けながらそろばん玉形状に巻き取り、乾
燥することによって強熱減量0.4重量%のケーキ(第
2のケーキ)を作製した。
【0030】上記集束剤としては、結束剤として酢ビエ
マルジョン(日本エヌエスシー株式会社製:ヨドゾール
LD−1010)を7.0重量%、シランカップリング
剤としてγ−メタクリロキシプロピル・トリメトキシシ
ラン(日本ユニカー株式会社製:A−174)を0.2
重量%、潤滑剤としてカチオン界面活性剤を0.03重
量%、残部水からなるものを使用した。
マルジョン(日本エヌエスシー株式会社製:ヨドゾール
LD−1010)を7.0重量%、シランカップリング
剤としてγ−メタクリロキシプロピル・トリメトキシシ
ラン(日本ユニカー株式会社製:A−174)を0.2
重量%、潤滑剤としてカチオン界面活性剤を0.03重
量%、残部水からなるものを使用した。
【0031】次に第1のケーキ2個の内層から第1のス
トランドを時計回りに解舒し、また第2のケーキ24個
の内層から第2のストランドを時計回りに解舒し、各ス
トランドを合糸してから円筒状に巻き取ることによっ
て、9260番手のガラスロービングの回巻体を作製し
た。
トランドを時計回りに解舒し、また第2のケーキ24個
の内層から第2のストランドを時計回りに解舒し、各ス
トランドを合糸してから円筒状に巻き取ることによっ
て、9260番手のガラスロービングの回巻体を作製し
た。
【0032】そして、このガラスロービング回巻体を3
個準備し、これらの内層から反時計回りにロービングを
解舒し、ニップロール式含浸槽にて不飽和ポリエステル
樹脂を含浸、0.5m/分の速さで引き抜き成形を実施
し、直径6mmの無空棒状引き抜き成形品を作製した。
尚、引き抜き成形の際にはストランド束の弛みが見られ
た。
個準備し、これらの内層から反時計回りにロービングを
解舒し、ニップロール式含浸槽にて不飽和ポリエステル
樹脂を含浸、0.5m/分の速さで引き抜き成形を実施
し、直径6mmの無空棒状引き抜き成形品を作製した。
尚、引き抜き成形の際にはストランド束の弛みが見られ
た。
【0033】こうして得られたFRP成形品の断面を目
視にて観察したところ、ストランドへの不飽和ポリエス
テル樹脂の含浸状態は良好であった。
視にて観察したところ、ストランドへの不飽和ポリエス
テル樹脂の含浸状態は良好であった。
【0034】(実施例2)実施例1の第1のケーキを2
個準備し、その内層から第1のストランドを反時計回り
に解舒した以外は、全て実施例1と同じ条件でガラスロ
ービングの回巻体を作製し、このガラスロービング回巻
体を3個準備し、これらの内層から反時計回りにガラス
ロービングを解舒し、ニップロール式含浸槽にて不飽和
ポリエステル樹脂を含浸、0.5m/分の速さで引き抜
き成形を実施し、直径6mmの無空棒状引き抜き成形品
を作製したところ、引き抜き成形の際に、ストランド束
の弛みが見られた。
個準備し、その内層から第1のストランドを反時計回り
に解舒した以外は、全て実施例1と同じ条件でガラスロ
ービングの回巻体を作製し、このガラスロービング回巻
体を3個準備し、これらの内層から反時計回りにガラス
ロービングを解舒し、ニップロール式含浸槽にて不飽和
ポリエステル樹脂を含浸、0.5m/分の速さで引き抜
き成形を実施し、直径6mmの無空棒状引き抜き成形品
を作製したところ、引き抜き成形の際に、ストランド束
の弛みが見られた。
【0035】こうして得られたFRP成形品の断面を目
視で観察したところ、ストランドへの不飽和ポリエステ
ル樹脂の含浸状態は良好であった。
視で観察したところ、ストランドへの不飽和ポリエステ
ル樹脂の含浸状態は良好であった。
【0036】(比較例)実施例1と同様に13.3μm
のガラスフィラメントに集束剤を塗布した後、これらの
800本を集束し、290番手のストランドとしてから
綾を掛けながらそろばん玉形状に巻き取り、乾燥するこ
とによって強熱減量0.4重量%のケーキを作製した。
のガラスフィラメントに集束剤を塗布した後、これらの
800本を集束し、290番手のストランドとしてから
綾を掛けながらそろばん玉形状に巻き取り、乾燥するこ
とによって強熱減量0.4重量%のケーキを作製した。
【0037】そしてこれらのケーキ32個の内層からス
トランドを反時計回りに解舒し、これらを合糸してから
円筒状に巻き取ることによって9280番手のガラスロ
ービングの回巻体を作製した。
トランドを反時計回りに解舒し、これらを合糸してから
円筒状に巻き取ることによって9280番手のガラスロ
ービングの回巻体を作製した。
【0038】次いでこのガラスロービング回巻体を3個
準備し、これらの内層から反時計回りにガラスロービン
グを解舒し、実施例1と同様の方法で直径6mmの無空
棒状引き抜き成形品を作製したところ、引き抜き成形の
際にストランド束の弛みは見られなかった。
準備し、これらの内層から反時計回りにガラスロービン
グを解舒し、実施例1と同様の方法で直径6mmの無空
棒状引き抜き成形品を作製したところ、引き抜き成形の
際にストランド束の弛みは見られなかった。
【0039】こうして得られたFRP成形品の断面を目
視にて観察したところ、ストランドへの不飽和ポリエス
テル樹脂の含浸状態に一部不具合があり、未含浸状態の
ストランドが観察された。
視にて観察したところ、ストランドへの不飽和ポリエス
テル樹脂の含浸状態に一部不具合があり、未含浸状態の
ストランドが観察された。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明のガラスロービング
をFW成形や引き抜き成形に使用すると、成形時にスト
ランド束が広がりやすく、樹脂のストランドへの含浸が
良好になり、成形品での含浸不良が少なくなり、良品率
が向上する。またガラス繊維と直角方向にも補強効果を
有する引き抜き成形品を得ることができる。
をFW成形や引き抜き成形に使用すると、成形時にスト
ランド束が広がりやすく、樹脂のストランドへの含浸が
良好になり、成形品での含浸不良が少なくなり、良品率
が向上する。またガラス繊維と直角方向にも補強効果を
有する引き抜き成形品を得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 福原 一馬 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 第1のストランドの1本乃至複数本と、
第1のストランドに比べて番手の小さい第2のストラン
ドの複数本が合糸され、円筒状に回巻きされてなるガラ
スロービングであって、このガラスロービングを使用す
る際の回巻体内層からの解舒方向と、このガラスロービ
ングを製造する際の第1のストランドの半分以上及び/
又は第2のストランドの半分以上のケーキ内層からの解
舒方向が逆方向であることを特徴とするガラスロービン
グ。 - 【請求項2】 第1のストランドと第2のストランドの
番手差が、400番手以上であることを特徴とする請求
項1記載のガラスロービング。 - 【請求項3】 第1のストランドを構成するガラスフィ
ラメントの単繊維直径が16μm以上であり、第2のス
トランドを構成するガラスフィラメントの単繊維直径が
15μm以下であることを特徴とする請求項1、2記載
のガラスロービング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12027697A JP3671601B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | ガラスロービングの解舒方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12027697A JP3671601B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | ガラスロービングの解舒方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10291832A true JPH10291832A (ja) | 1998-11-04 |
| JP3671601B2 JP3671601B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=14782236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12027697A Expired - Fee Related JP3671601B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | ガラスロービングの解舒方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3671601B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017048093A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 日本電気硝子株式会社 | ガラスチョップドストランドの製造方法、及びガラスチョップドストランドマットの製造方法 |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP12027697A patent/JP3671601B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017048093A (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 日本電気硝子株式会社 | ガラスチョップドストランドの製造方法、及びガラスチョップドストランドマットの製造方法 |
| WO2017038508A1 (ja) * | 2015-09-03 | 2017-03-09 | 日本電気硝子株式会社 | ガラスチョップドストランドの製造方法、及びガラスチョップドストランドマットの製造方法 |
| US20180237332A1 (en) * | 2015-09-03 | 2018-08-23 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Method for manufacturing glass chopped strand and method for manufacturing glass chopped strand mat |
| EP3345875A4 (en) * | 2015-09-03 | 2019-04-10 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | METHOD FOR PRODUCING GLASS FIBER INTERFACES AND METHOD FOR PRODUCING A FIBERGLASS SLIC MAT |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3671601B2 (ja) | 2005-07-13 |
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