JPH10291878A - 乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料及びその製造方法 - Google Patents

乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料及びその製造方法

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JPH10291878A
JPH10291878A JP9103176A JP10317697A JPH10291878A JP H10291878 A JPH10291878 A JP H10291878A JP 9103176 A JP9103176 A JP 9103176A JP 10317697 A JP10317697 A JP 10317697A JP H10291878 A JPH10291878 A JP H10291878A
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organic fertilizer
charcoal
wood vinegar
zeolite
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Katsunari Yoshikawa
勝得 吉川
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RIVER WELL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乾燥生ごみが土壌中において肥料として有効に
作物に吸収され、作物の根毛の成育を促進し、ひいては
作物の免疫力を増大し、害虫が付き難く、かつ病気に罹
り難くい作物を成育させ、生ごみに重金属が含まれてい
ても作物に重金属が吸収されるのを抑制する作用のある
乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料の提供。 【解決手段】家庭、飲食店等から出る生ごみを乾燥し、
粉砕して粉状とし、粉状の乾燥生ごみを生成する。微粉
状のゼオライト及びに二酸化鉄の混合物に霧状の木酢を
塗吹し、醸成し、これを微粉状生ごみと撹拌し混合す
る。さらに、木酢及びステビアの混合液を微粉状の木炭
に塗吹し、これに微粉状のトルマリンを混ぜ、前記木酢
塗吹ゼオライト・二酸化鉄混合物にトルマリン混入・木
酢・ステビア塗吹木炭をさらに混ぜ、トロン光線を照射
して生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭や飲食店等か
ら排出される生ごみを乾燥して生成した乾燥生ごみと、
木炭やゼオライト等の多孔質材でなる土壌改良資材とを
混ぜてなる有機肥料に関し、特に作物の根毛を活性化
し、有害なガスの発生を抑制し、重金属を作物に吸収さ
れ難くし、土中酸素の供給を容易にすることにより、丈
夫で虫が付き難く、また病気に罹り難く、しかも食べて
安全な作物の成育に好適な有機肥料に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔質材でなる土壌改良資材として木炭
及びゼオライトが従来から知られている。木炭の細孔は
ゼオライトの細孔より径が大きい。そこで、土壌に混ぜ
られたとき、木炭は土壌の透水性を向上する効果に優れ
ている。他方、ゼオライトは、陽イオン交換容量が大き
いので土壌の保肥力の向上に用いられるとともに、吸着
力及び脱臭力に優れているので鶏ふんや家畜舎の悪臭除
去に用いられている。
【0003】従来、家庭や飲食店から毎日排出される生
ごみの大部分は、埋め立てられたり、焼却されたりして
処分されている。生ごみを容器内でEM菌などと混ぜて
保管し、発酵させることにより、生ごみを肥料化する試
みもなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、生ごみを埋
め立てる方法では、周囲の環境を悪化するので、埋め立
て場所の確保が容易でない。また、焼却すると、燃料を
消費し、地球の温室効果をもたらす二酸化炭素を大量に
発生し、その上に各種のごみを高温度に晒すので、ダイ
オキシン等の有害物質を生成してしまう。埋め立てにし
ても、焼却にしてもごみを資源として有効に利用せず、
多額の費用をかけて単に廃棄するだけである。
【0005】これに対し、発酵菌による肥料化の試み
は、生ごみを有用な資源と認識し、有用物たる肥料とし
て再生しようとする点で注目するべきである。しかし、
現在のところ、家庭用などの小規模な容器で簡易に有用
菌だけを発酵させる技術が確立されておらず、悪臭を発
生したり、作物に害を及ぼす物質の生成を伴ったりする
し、その上に、生成される肥料が水分を多量に含んでい
るので、回収運搬に多額の経費がかかる。このような事
情で、生ごみを発酵させ肥料化する生ごみの処分方法も
広く普及するまでには至っていない。
【0006】また、例えば、木炭やゼオライトなどの上
述の土壌改良資材を、上記生ごみ発酵肥料に単に混ぜた
だけでは前述の生ごみ発酵肥料に残された課題はなんら
解決しない。
【0007】生ごみの運搬及び保管を容易にするために
は、生ごみを乾燥して乾燥生ごみとすればよいが、単に
乾燥しただけの生ごみは土壌中において作物に栄養素と
して効率よく吸収されるとは必ずしも言えず、土壌中で
作物の根毛の成育を阻害するガスを発生したり、また生
ごみ中の重金属が作物に吸収される恐れがあったりす
る。
【0008】そこで、本発明の目的は、乾燥生ごみが土
壌中において肥料として有効に作物に吸収され、作物の
根毛の成育を促進し、ひいては作物の免疫力を増大し、
害虫が付き難く、かつ病気に罹り難くい作物を成育さ
せ、生ごみに重金属が含まれていても作物に重金属が吸
収されるのを抑制する作用のある乾燥生ごみ防虫防疫有
機肥料およびその製造方法の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次の手段を提供する。
【0010】家庭、飲食店等から出る生ごみを乾燥し
た乾燥生ごみに微粉末化された炭などの多孔質材を加え
てなる乾燥生ごみ有機肥料において、前記多孔質材がゼ
オライト及び木炭の内の少なくとも一方であり、該多孔
質材の少なくとも一部分には木酢が吹き付け塗布されて
いることを特徴とする防虫防疫有機肥料。
【0011】ステビア醸造成分が混ぜてあることを特
徴とする前記に記載の乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料。
【0012】トルマリン等の永久電極物質の微粉末が
混入してあることを特徴とする前記又はに記載の乾
燥生ごみ防虫防疫有機肥料。
【0013】二酸化鉄の微粉末が混入してあることを
特徴とする前記,又はに記載の乾燥生ごみ防虫防
疫有機肥料。
【0014】家庭、飲食店等から出る生ごみを乾燥し
た乾燥生ごみに、微粉末化された炭等の多孔質材を加え
てなる乾燥生ごみ有機肥料の製造方法において、前記多
孔質材に木酢を吹きつけ塗布する工程Aと、前記工程A
で生成された木酢塗布多孔質材を前記乾燥生ごみに混ぜ
る工程Bとを含んでなる乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料の
製造方法。
【0015】家庭、飲食店等から出る生ごみを乾燥し
た乾燥生ごみに、微粉末化された炭等の多孔質材を加え
てなる乾燥生ごみ有機肥料の製造方法において、前記多
孔質材がゼオライト及び木炭であり、前記ゼオライトに
木酢を吹きつけ塗布する第1の工程と、前記第1の工程
で生成された木酢塗布ゼオライトを前記乾燥生ごみに混
ぜる第2の工程と、前記木炭に木酢を吹きつけ塗布する
第3の工程と、前記第2の工程で生成された前記木酢塗
布ゼオライト混入乾燥生ごみに、前記第3の工程で生成
された木酢塗布木炭を混ぜる第4の工程とを含んでなる
乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料の製造方法。
【0016】前記第1の工程でゼオライトに吹きつけ
る木酢には予め微粉末の二酸化鉄が含ませてあり、前記
第3の工程で前記木炭に吹きつける木酢には予めステビ
ア醸造成分が含ませてあることを特徴とする前記に記
載の乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料の製造方法。
【0017】前記木炭にはトルマリン等の永久電極物
質の微粉末が混ぜてあることを特徴とする前記又は
に記載の乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料の製造方法。
【0018】
【実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態である乾
燥生ごみ防虫防疫有機肥料の製造工程を示す図である。
【0019】乾燥生ごみは、家庭や飲食店から排出され
た生ごみを家庭や飲食店でそれぞれ個別に乾燥容器内で
電熱等によりゆっくり時間を掛けて乾燥し、回収したも
のである。生ごみを発生場所において乾燥することによ
り、腐敗の起こる前に乾燥でき、発生場所における取扱
が容易になる。また、発生場所において乾燥することに
より、回収のための運搬時の重量が水分を含んだままの
ものに比べ格段に小さくなり、回収の際の取扱も容易に
なるから、回収費用が軽減される。また、乾燥生ごみ
は、水分を含んだままの生ごみに比べ、腐敗したり、変
質し難いから、容易に安価に保管できる。
【0020】木酢は、生の木を乾留して木炭を作る過程
で生成され、酢酸を主成分とし、鉄、マグネシュームそ
の他のミネラル等、植物の根に吸収されて有用な200
種にも及ぶ非常に多種の成分、並びにタールを含んでな
る。木酢は、植物の根に有用な成分をバランス良く含む
ので、土壌に含ませると、土壌中で病害虫、病害菌を忌
避させたり、好気性微生物を活性化させる等の働きを
し、発芽および発根を促進し、ひいては作物の成長を促
進し、作物の防虫、防疫能力を増大する。
【0021】二酸化鉄は、土壌中で有機物が分解する際
に発生するアンモニアガス、メタンガスなどの有害なガ
スを酸化還元反応(Fe2+→Fe3++e- )により還元分解
する。また、二酸化鉄は、2価鉄であり、土壌中で一部
は3価鉄となる。土壌中に2価鉄と3価鉄とがあると、
互いの間に電子が飛び交い、そのメカニズムのなかから
酸素を発生させる。この酸素が土壌中の根毛及び微生物
や小動物に供給され、土の団粒構造を発達させ、植物に
とって好ましい土壌環境を形成する。さらに、二酸化鉄
は、土壌中のリン酸が植物の根に吸収されるのを容易に
し、リン酸の肥効を高め、植物の成育を促進する。
【0022】ゼオライトは、三次元立体構造を有する鉱
物であり、多数の細孔を有する多孔質材であり、鶏ふん
などの臭気の元となるアンモニアや陽イオン金属などを
細孔の中に吸着するし、細孔に水分を吸着するので保水
能力を有し、土壌の乾き過ぎを防ぐともに、土壌中の余
分の水分を吸収するので、土壌中の水分を適切に調整す
るように作用する。ゼオライトは、前述のとおり、土壌
改良資材として良く知られている。
【0023】前述のとおり、木炭も多数の細孔を有する
多孔質材であり、その細孔の径がゼオライトより大き
く、透水性に優れた土壌改良資材として良く知られてい
る。また、木炭はアンモニアなどの臭気を細孔に吸着す
る。
【0024】トルマリンは、電気石と称されている誘電
体であり、電場に置かれなくても自ら電気分極を有する
極性結晶体であり、その分子式は WX3Y6(BO3)3Si6O18(O,OH,F)4 と表される。ここで、 W=Ca,K,Na, X=Al,Fe2+,Fe3+,L
i,Mg,Mn2+, Y=Al,Cr3+,Fe3+,V3+であり、W,X,Y に応じ
て色や、性質が異なるが、いずれも焦電効果及び圧電効
果を示す。トルマリンは、自ら電気分極して自発電極を
有し、永久的に電気双極子モーメントを有する結晶体で
あるから、永久電気双極子結晶と称することができる。
永久電気双極子結晶鉱物としては、トルマリンの他に太
陽石、花崗岩、硫黄石、ルビー等が自然界にあり、人工
的に製造したものもある。最も大きい電気双極子モーメ
ントを有する鉱物はトルマリンである。
【0025】このトルマリンは、空気中にあるとき、電
気分極により空気中の水分を電気分解し、H+及びOH-
イオンを生じる。電気分極により、両極間に電位差が生
ずるが、この電位差による微弱電流が水分を電気分解す
ると考えられる。トルマリンのプラス電極に宇宙線で生
じたマイナスイオンが吸引され、そのマイナスイオンの
電子が、継続的にトルマリンのプラス電極からトルマリ
ン内部を通ってトルマリンのマイナス電極に至り、マイ
ナス電極から電気力線に添ってプラス電極に微弱電流と
なって流れ込み、その微弱電流により空中の水分が電気
分解され、電気分解により生じたH+イオンは微弱電流の
電子で中和され、H2 分子になり、OH-イオンは周囲の
水分子と結合しヒドロキシルイオン(H3O2 - )となり、
ヒドルキシルイオンは永く中和されることなく互いに反
発し合って空中に浮遊するとの説が有力であるが、理論
的説明の不完全さに拘らず、トルマリンが空中にマイナ
スイオンを生成し続けることは多くの試験により確かめ
られている。ヒドロキシルイオンは一般にマイナス空気
イオンと呼ばれているものである。そして、トルマリン
における電気分極による両極間の電位差は、トルマリン
を微小化すればするほど高くなり、0.3ミクロンの微
粉末では100万ボルトにも達する。電極の電荷量が一
定のときの静電圧は、電極間の距離の2乗に反比例する
からであると説明されている。したがって、トルマリン
では、微粉末化することによりマイナスイオン生成能を
増大することができる。
【0026】丹波靱負氏著「水−いのちと健康の科学」
に述べられているように、トルマリンは遠赤外線を放射
する。前述のとおり、トルマリンには焦電効果があり、
温度変化があると電極に焦電気(ピロ電気)を生じ、こ
の焦電気が遠赤外線を放射するエネルギー源となってい
ると考えられている。
【0027】遠赤外線を照射された植物などの細胞が活
性化されることは良く知られている。トルマリンは、単
に遠赤外線放射効率がよいだけの物質ではなく、焦電気
により得たエネルギーに基づき遠赤外線を放射する点に
大きな特徴を有する。トルマリンの焦電気はトルマリン
の温度が10℃上昇すれば2倍に増大する。このこと
は、トルマリンによる遠赤外線の放射量は温度依存性が
高いことを意味する。土壌中のトルマリンの温度は環境
温度に応じて変化するから、肥料の一部として土壌中に
撒かれたトルマリンが放射する遠赤外線の量は環境温度
に応じて変化している。
【0028】遠赤外線は、物に吸収されると熱に変換さ
れる。そこで、土壌中のトルマリンの温度が変化し、放
射遠赤外線量が変化すると、その物の温度が変化し、そ
の温度の変化に基づき土壌中の液体や空気の流れが変化
し、即ち土壌中の液体及び空気が掻き回され、ひいては
液体や空気に含まれているマイナスイオンも掻き回さ
れ、マイナスイオンが土壌の各部に隈なく行き渡り、毛
根及び毛根に付随している微生物(根圏有用微生物)を
漏れなく活性化し、栄養素が土壌中の毛根から効率よく
吸収され、植物の成育を促進する。
【0029】さらに、実施の形態では、永久電気双極子
結晶鉱物(永久電極物質)としてトルマリンを用いた
が、永久電気双極子結晶鉱物としてはトルマリンだけで
なく太陽石、花崗岩、硫黄石、ルビー等の自然石、若し
くは永久電気双極子モーメントを有する人口合成鉱物、
又はそれ等の混合物樹脂も用いることができる。
【0030】ステビアは、南米原産の甘みの強い植物で
あり、ここでは数か月間発酵させたもので、液状のもの
を用いる。ステビアは、根圏有用微生物の餌となる炭水
化物、アミノ酸、有機酸、酵素類を含む。ステビアが毛
根付近にあることにより、根圏有用微生物が多量に繁殖
し、根毛を活性化し、病原菌の繁殖を抑制する。また、
その原理は今のところ明らかではないが、ステビアは水
に溶けているとき、水中の塩素イオンを減少させる作用
を有する。
【0031】図1の有機肥料製造工程では、木酢、二酸
化鉄、ゼオライト、木炭、トルマリン、ステビアを、土
壌中で最も有効に植物に作用するように乾燥生ごみに混
合し、防虫防疫能力に優れ、しかも安全な有機肥料を製
造する。安全な有機肥料とは、その有機肥料で育てた作
物は、人の食用に供されたときに人の健康を害する恐れ
のある成分を含まないと言う意味である。
【0032】家庭や飲食店で排出され、その場所で乾燥
された生ごみは回収され、この有機肥料製造工場へ集め
られる。集められた乾燥生ごみは工程P1で粉砕され、
粉末化される。回収される生ごみは各種の原料からなる
から、成分を均一化するために、工程P1では多量の粉
状乾燥生ごみが掻き混ぜられる。
【0033】工程P2では、粘度のかなりある液状の木
酢80wt%と微粉状の二酸化鉄20wt%とを混ぜて
第1の液状混合物を作る。工程P3では、微粉状のゼオ
ライトに、第1の液状混合物を霧状にして吹き付け、微
粉状ゼオライトに木酢及び二酸化鉄が良くまぶし付けら
れた状態のものを生成し、容器内で数日ないし数週間放
置し木酢を発酵させておく。この過程で木酢がゼオライ
トの細孔に滲み込み、木酢中のタール成分がその細孔の
周壁に付着する。
【0034】工程P4では、かなりの粘性のある木酢8
0wt%と、発酵させ液状化したステビア20wt%と
を混合し、第2の液状混合物を生成する。工程P5で
は、第2の液状混合物を霧状にして、霧状の第2の液状
混合物を微粉化した木炭に吹き付け、微粉化木炭に第2
の液状混合物がよくまぶし付けられた状態のものを生成
する。
【0035】工程P6では、0.3ミクロンという微細
な粉末トルマリンを前記工程P5で生成した木炭・木酢
・ステビア混合物に混ぜる。トルマリンの重量比は木炭
に対し3%とする。工程P6で生成された木炭・木酢・
ステビア・トルマリン混合物は容器内で数日ないし数週
間発酵させておく。この過程で木酢が木炭の細孔に滲み
込み、木酢中のタール成分がその細孔の周壁に付着す
る。
【0036】工程P7では、工程P3で生成したゼオラ
イト・木酢・二酸化鉄混合物と、工程P1で生成した微
細化乾燥生ごみとを混ぜ、撹拌する。この際に乾燥生ご
みに含まれているひ素(As)やカドミュウム(Cd)
といった有害な金属がゼオライトの細孔に吸着され、細
孔の周壁に付着しているタール成分により有害重金属は
ゼオライトに固定される。さらに、乾燥生ごみに含まれ
ている塩素含有分子における塩素成分は、二酸化鉄の塩
素分解作用により分解され、生ごみからかなりの塩素が
除去される。
【0037】工程P8では、工程P7で生成された生ご
みとゼオライト・木酢・二酸化鉄との混合物と、固定P
6で生成された木炭・木酢・ステビア・トルマリン混合
物とを撹拌し、混合する。ここでは、生ごみ中の水銀
(Hg)等の重金属が木炭の細孔に吸着され、木炭の細
孔の周壁に付着しているタール成分により水銀などの有
害重金属は木炭に固定される。木炭は、Hgを吸着する
性能には優れているが、AsやCdはほとんど吸着しな
い。また、ここではステビアの作用により生ごみ中の塩
分が分解される。
【0038】工程P9では、工程P8で生成された乾燥
生ごみ・ゼオライト・木酢・二酸化鉄・木炭・ステビア
・トルマリン混合物はトロン室に搬入され、γ(ガン
マ)線及びβ(ベータ)線でなるトロン光線を変動高磁
場下において照射される。変動高磁場は500ガウス、
5ガウス、100ガウスといったように、大きな磁場強
度を数秒とか数ミリ秒とかの時間に切り替える磁場のこ
とである。このトロン室では、長雨、寒冷、長暑などの
如く、土壌中の有機肥料が変質し易い環境においても、
有機肥料が腐敗等により品質を劣化することの少なくな
るような処理が加えられる。
【0039】図1の工程で生成された乾燥生ごみ有機肥
料を土壌に施肥することにより、白菜やキャベツ等の野
菜、みかんやりんご等の果樹の成育を促進し、それらの
植物に虫が付き難く、病気に罹り難い丈夫なものに成育
できる。
【0040】このような効果は、ゼオライト、木酢、二
酸化鉄、木炭、ステビア、トルマリンという土壌改良資
材の個別の作用に加えて、これらの複数の土壌改良資材
の個別の作用が好ましい方向に互いに助長し合うことに
負うところが大きい。
【0041】たとえば、ゼオライト及び木酢は、従来か
ら土壌改良資材として知られているが、微粉状ゼオライ
トに木酢を塗吹したものは知られていない。微粉状ゼオ
ライトに木酢を塗吹することにより、木酢がゼオライト
の細孔に浸透し、木酢のタール成分の粘着力により、そ
の細孔に吸着された重金属をゼオライトに固定し、植物
に重金属が吸収されるのを防止できる。
【0042】ゼオライトと同様に、木炭も土壌改良資材
して周知であるが、微粉状の木炭に木酢を塗吹したもの
は知られていない。微粉状の木炭に木酢を塗吹したもの
の効用は上にゼオライトについて述べたことがそのまま
いえる。
【0043】さらに、トルマリンが混合されているの
で、トルマリンの電気分解作用により生成されるマイナ
スイオンが根毛を活性化するし、トルマリンから放射さ
れる遠赤外線により根毛がさらに活性化される。しか
し、トルマリンはこれらの単体としての作用以上に、そ
の遠赤外線の作用により、および多分これにマイナスイ
オンの作用も加重されて、木酢、二酸化鉄、ステビアの
作用を活性化し、根毛の成長の促進、発芽の促進、根毛
に住む有用菌の増殖、アンモニアやメタンなどの有害な
ガスの発生の抑制、塩素含有分子からの塩素の分離、塩
分の分解などの土壌改良資材及び肥料の作用を格段に向
上する。
【0044】図2は、図1の第2室内の乾燥生ごみ有機
肥料において、塩素含有成分がトルマリンの電気分解作
用を受け、有機肥料のペーハー(PH)が時間とともに
改善され、中性の方向に変化する様子を示す図である。
【0045】図3は、図1の工程P3で生成されたゼオ
ライト・二酸化鉄・木酢混合物が水溶液相の重金属を時
間の経過に応じて除去する様子を示す図である。
【0046】また、図4は、同じく、図1の工程P3で
生成されたゼオライト・二酸化鉄・木酢混合物が、その
添加量に応じて、水溶液相の重金属を除去する様子を示
す図である。
【0047】図1の工程で生成される有機肥料は粉状で
あるが、これに天然水を加えて2〜3月の間に渡って醸
成し、液肥とすることもできる。液肥は水耕栽培に適し
ている。
【0048】なお、以上には本発明の一実施の形態を示
したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものでは
ない。たとえば、図1の工程のように、ゼオライト、木
酢、二酸化鉄、木炭、ステビア、トルマリンという土壌
改良資材・肥料のすべてを含むのではなく、これらの内
の一部分の土壌改良資材・肥料だけを組み合わせ、課題
を解決するための手段の欄に記載したような構成でも所
要の効果を上げることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、以上に詳しく述べたよ
うに、乾燥生ごみが土壌中において肥料として有効に作
物に吸収され、作物の根毛の成育を促進し、ひいては作
物の免疫力を増大し、害虫が付き難く、かつ病気に罹り
難くい作物を成育させ、生ごみに重金属が含まれていて
も作物に重金属が吸収されるのを抑制する作用のある乾
燥生ごみ防虫防疫有機肥料およびその製造方法を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である乾燥生ごみ防虫防
疫有機肥料の製造工程を示す図である。
【図2】図1の第2室内の乾燥生ごみ有機肥料におい
て、塩素含有成分がトルマリンの電気分解作用を受け、
有機肥料のペーハー(PH)が時間とともに改善され、
中性の方向に変化する様子を示す図である。
【図3】図1の工程P3で生成されたゼオライト・二酸
化鉄・木酢混合物が水溶液相の重金属を時間の経過に応
じて除去する様子を示す図である。
【図4】図1の工程P3で生成されたゼオライト・二酸
化鉄・木酢混合物が、その添加量に応じて、水溶液相の
重金属を除去する様子を示す図である。
【符号の説明】
P1〜P9・・・・・処理工程

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家庭、飲食店等から出る生ごみを乾燥した
    乾燥生ごみに微粉末化された炭などの多孔質材を加えて
    なる乾燥生ごみ有機肥料において、 前記多孔質材がゼオライト及び木炭の内の少なくとも一
    方であり、該多孔質材の少なくとも一部分には木酢が吹
    き付け塗布されていることを特徴とする防虫防疫有機肥
    料。
  2. 【請求項2】ステビア醸造成分が混ぜてあることを特徴
    とする請求項1に記載の乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料。
  3. 【請求項3】トルマリン等の永久電極物質の微粉末が混
    入してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の乾
    燥生ごみ防虫防疫有機肥料。
  4. 【請求項4】二酸化鉄の微粉末が混入してあることを特
    徴とする請求項1,2又は3に記載の乾燥生ごみ防虫防
    疫有機肥料。
  5. 【請求項5】家庭、飲食店等から出る生ごみを乾燥した
    乾燥生ごみに、微粉末化された炭等の多孔質材を加えて
    なる乾燥生ごみ有機肥料の製造方法において、 前記多孔質材に木酢を吹きつけ塗布する工程Aと、 前記工程Aで生成された木酢塗布多孔質材を前記乾燥生
    ごみに混ぜる工程Bとを含んでなる乾燥生ごみ防虫防疫
    有機肥料の製造方法。
  6. 【請求項6】家庭、飲食店等から出る生ごみを乾燥した
    乾燥生ごみに、微粉末化された炭等の多孔質材を加えて
    なる乾燥生ごみ有機肥料の製造方法において、 前記多孔質材がゼオライト及び木炭であり、 前記ゼオライトに木酢を吹きつけ塗布する第1の工程
    と、 前記第1の工程で生成された木酢塗布ゼオライトを前記
    乾燥生ごみに混ぜる第2の工程と、 前記木炭に木酢を吹きつけ塗布する第3の工程と、 前記第2の工程で生成された前記木酢塗布ゼオライト混
    入乾燥生ごみに、前記第3の工程で生成された木酢塗布
    木炭を混ぜる第4の工程とを含んでなる乾燥生ごみ防虫
    防疫有機肥料の製造方法。
  7. 【請求項7】前記第1の工程でゼオライトに吹きつける
    木酢には予め微粉末の二酸化鉄が含ませてあり、前記第
    3の工程で前記木炭に吹きつける木酢には予めステビア
    醸造成分が含ませてあることを特徴とする請求項6に記
    載の乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料の製造方法。
  8. 【請求項8】前記木炭にはトルマリン等の永久電極物質
    の微粉末が混ぜてあることを特徴とする請求項6又は7
    に記載の乾燥生ごみ防虫防疫有機肥料の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100314357B1 (ko) * 1999-07-24 2001-11-15 성경 폐기물을 이용한 비료 및 사료 제조방법
JP2017509570A (ja) * 2013-12-23 2017-04-06 インヴェンション センター コルラートルト フェレレーシュシェーギュー タールシャシャーグ 酸化鉄(iii)含有土壌結合組成物

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