JPH10292281A - 古紙パルプの製造方法 - Google Patents
古紙パルプの製造方法Info
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- JPH10292281A JPH10292281A JP9346097A JP9346097A JPH10292281A JP H10292281 A JPH10292281 A JP H10292281A JP 9346097 A JP9346097 A JP 9346097A JP 9346097 A JP9346097 A JP 9346097A JP H10292281 A JPH10292281 A JP H10292281A
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- pulp
- paper
- waste paper
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/64—Paper recycling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 古紙パルプの強度改善のためミクロフィブリ
ル化繊維を配合するにあたり、紙力向上効果と抄紙マシ
ン操業性の両立をはかる。 【解決手段】 古紙パルプの調成方法において、古紙パ
ルプに分級処理を施して短繊維フラクションを除去し、
長繊維フラクションを得た後、該長繊維フラクションに
ミクロフィブリル化繊維を配合することを特徴とする。
ル化繊維を配合するにあたり、紙力向上効果と抄紙マシ
ン操業性の両立をはかる。 【解決手段】 古紙パルプの調成方法において、古紙パ
ルプに分級処理を施して短繊維フラクションを除去し、
長繊維フラクションを得た後、該長繊維フラクションに
ミクロフィブリル化繊維を配合することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は古紙パルプの製造方
法に関し、特に古紙パルプを含む紙、板紙の強度を向上
させるための方法に関する。
法に関し、特に古紙パルプを含む紙、板紙の強度を向上
させるための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙の強度(以下紙力と称する)としては
裂断長、破裂、引き裂き、耐折、層間強度、剛度などが
あるが、多くの場合これらの値は高いものが望まれる。
木材資源の保護や紙のリサイクルの観点から、古紙をパ
ルプ原料として用いることが多くなり、その使用比率も
増加する傾向にある。一般的に古紙パルプはバージンパ
ルプより強度が劣り、リサイクルの回数がますに従い劣
化して強度が低下していくことが知られている。また、
近年、原料古紙中のコート紙比率が高まり、古紙パルプ
中の灰分含有量が増大していることも強度低下の原因と
なっている。
裂断長、破裂、引き裂き、耐折、層間強度、剛度などが
あるが、多くの場合これらの値は高いものが望まれる。
木材資源の保護や紙のリサイクルの観点から、古紙をパ
ルプ原料として用いることが多くなり、その使用比率も
増加する傾向にある。一般的に古紙パルプはバージンパ
ルプより強度が劣り、リサイクルの回数がますに従い劣
化して強度が低下していくことが知られている。また、
近年、原料古紙中のコート紙比率が高まり、古紙パルプ
中の灰分含有量が増大していることも強度低下の原因と
なっている。
【0003】一般に紙力を向上させる方法としては、原
料パルプの叩解、紙力増強剤の使用、が挙げられる。原
料パルプの叩解を進めると紙力は向上するものの、濾水
性が悪くなり、抄紙速度が低下するので生産性が悪化す
る。特に、古紙パルプは微細繊維を多く含むため濾水性
が低く、叩解処理による強度向上には抄紙マシン操業の
面から限界がある。そこで、濾水性を悪化させずに紙力
を向上させるために、通常紙力増強剤を使用する。しか
しながら、紙力増強剤は高価であり、また抄紙系内の汚
れの原因ともなるため、その使用量は少ないほうが望ま
しい。また、近年、古紙パルプはコート紙由来のアニオ
ン性夾雑物を多く含むようになったため、紙力増強剤に
よる効果発現が低下している。最近、原料パルプにミク
ロフィブリル化繊維を配合する方法が提案されている。
例えば特開昭58−197400にはパルプを高圧下で
ホモジナイザー処理した微細繊維の添加、特開平6−1
336681および特開平7−229082にはパルプ
を湿式粉砕処理した微細繊維状セルロース物質の添加、
特開平8−109591には針葉樹パルプを高度粘状叩
解したパルプの添加、が開示されている。
料パルプの叩解、紙力増強剤の使用、が挙げられる。原
料パルプの叩解を進めると紙力は向上するものの、濾水
性が悪くなり、抄紙速度が低下するので生産性が悪化す
る。特に、古紙パルプは微細繊維を多く含むため濾水性
が低く、叩解処理による強度向上には抄紙マシン操業の
面から限界がある。そこで、濾水性を悪化させずに紙力
を向上させるために、通常紙力増強剤を使用する。しか
しながら、紙力増強剤は高価であり、また抄紙系内の汚
れの原因ともなるため、その使用量は少ないほうが望ま
しい。また、近年、古紙パルプはコート紙由来のアニオ
ン性夾雑物を多く含むようになったため、紙力増強剤に
よる効果発現が低下している。最近、原料パルプにミク
ロフィブリル化繊維を配合する方法が提案されている。
例えば特開昭58−197400にはパルプを高圧下で
ホモジナイザー処理した微細繊維の添加、特開平6−1
336681および特開平7−229082にはパルプ
を湿式粉砕処理した微細繊維状セルロース物質の添加、
特開平8−109591には針葉樹パルプを高度粘状叩
解したパルプの添加、が開示されている。
【0004】しかしながら、ミクロフィブリル化繊維の
紙力向上効果は、古紙パルプの場合、バージンパルプよ
りも小さい。これは以下のように説明される。すなわ
ち、ミクロフィブリル化繊維により繊維間のネットワー
クは補強されるが、このネットワークの発達が灰分の歩
留り向上をもたらす。ミクロフィブリル化繊維による強
度向上効果が灰分歩留り増による繊維間結合阻害により
相殺されると考えられる。このため、十分な紙力向上効
果を得るためにはミクロフィブリル化繊維の配合率が過
大となり、濾水性の低下をもたらし、抄紙マシン操業性
を悪化させる。
紙力向上効果は、古紙パルプの場合、バージンパルプよ
りも小さい。これは以下のように説明される。すなわ
ち、ミクロフィブリル化繊維により繊維間のネットワー
クは補強されるが、このネットワークの発達が灰分の歩
留り向上をもたらす。ミクロフィブリル化繊維による強
度向上効果が灰分歩留り増による繊維間結合阻害により
相殺されると考えられる。このため、十分な紙力向上効
果を得るためにはミクロフィブリル化繊維の配合率が過
大となり、濾水性の低下をもたらし、抄紙マシン操業性
を悪化させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】古紙パルプの強度改善
のためミクロフィブリル化繊維を配合するにあたり、紙
力向上効果と抄紙マシン操業性の両立をはかることを課
題とする。
のためミクロフィブリル化繊維を配合するにあたり、紙
力向上効果と抄紙マシン操業性の両立をはかることを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の構成を採る。即ち、本発明は以下の
3つの発明である。 (1) 古紙パルプに分級処理を施し短繊維フラクショ
ンを除去して長繊維フラクションを得た後、該長繊維フ
ラクションにミクロフィブリル化繊維を配合することを
特徴とする古紙パルプの製造方法。 (2) 前記(1)の分級処理において、処理前の古紙
パルプと処理後の長繊維フラクションのカナダ標準濾水
度の差が、50〜250ml、好ましくは80〜200
mlであることを特徴とする紙および古紙パルプの製造
方法。 (3) 長繊維フラクションに対して、ミクロフィブリ
ル化繊維を1〜10重量%配合することを特徴とする前
記(1)または(2)に記載の古紙パルプ製造方法。
め、本発明は以下の構成を採る。即ち、本発明は以下の
3つの発明である。 (1) 古紙パルプに分級処理を施し短繊維フラクショ
ンを除去して長繊維フラクションを得た後、該長繊維フ
ラクションにミクロフィブリル化繊維を配合することを
特徴とする古紙パルプの製造方法。 (2) 前記(1)の分級処理において、処理前の古紙
パルプと処理後の長繊維フラクションのカナダ標準濾水
度の差が、50〜250ml、好ましくは80〜200
mlであることを特徴とする紙および古紙パルプの製造
方法。 (3) 長繊維フラクションに対して、ミクロフィブリ
ル化繊維を1〜10重量%配合することを特徴とする前
記(1)または(2)に記載の古紙パルプ製造方法。
【0007】本発明の製造方法は、古紙パルプ製造プロ
セスにおいて、まず、古紙パルプを大量の水で希釈して
公知の方法で分級する。分級の条件は特に制限されない
が、パルプ濃度1.5%以下まで希釈した後に分級装置
に供することが望ましい。この分級処理により、古紙パ
ルプは長繊維に富む長繊維フラクションと、微細繊維、
灰分(内添填料、コート紙塗工層由来の顔料)に富む短
繊維フラクションをに分級される。ミクロフィブリル化
繊維配合による紙力向上効果発現のためには、長繊維フ
ラクションのカナダ標準濾水度(以下CSFと略)を処
理前の古紙パルプより50〜250ml、好ましくは8
0〜200ml上昇させることが必要である。CSFの
上昇が50ml未満では、灰分の除去が不十分であり、
微細繊維状セルロース物質の添加効果発現が不十分とな
る。また、CSFの上昇が250mlより大きくなる
と、いわゆるパルプ歩留りの低下が大きくなり、経済的
ではない。
セスにおいて、まず、古紙パルプを大量の水で希釈して
公知の方法で分級する。分級の条件は特に制限されない
が、パルプ濃度1.5%以下まで希釈した後に分級装置
に供することが望ましい。この分級処理により、古紙パ
ルプは長繊維に富む長繊維フラクションと、微細繊維、
灰分(内添填料、コート紙塗工層由来の顔料)に富む短
繊維フラクションをに分級される。ミクロフィブリル化
繊維配合による紙力向上効果発現のためには、長繊維フ
ラクションのカナダ標準濾水度(以下CSFと略)を処
理前の古紙パルプより50〜250ml、好ましくは8
0〜200ml上昇させることが必要である。CSFの
上昇が50ml未満では、灰分の除去が不十分であり、
微細繊維状セルロース物質の添加効果発現が不十分とな
る。また、CSFの上昇が250mlより大きくなる
と、いわゆるパルプ歩留りの低下が大きくなり、経済的
ではない。
【0008】ミクロフィブリル化繊維としては、原料、
製法は特に制限されないが、その配合により紙力向上効
果が発現するためには、フィブリル化が高度に進行して
いることが必要である。具体的には、カナダ標準濾水度
で120ml以下、もしくは、JAPAN TAPPI No.26-78
に規定される保水度が300%以上である。このような
ミクロフイブリル化繊維の製法としては、特開平7−2
29082号に記載されるように、セルロースパルプス
ラリーを振動型粉砕装置などにより衝撃、摩擦、剪断等
の力を与えて粉砕したものが挙げられる。また、特開平
8−109591号に記載されるように、木材パルプを
高度に粘状叩解したものも好ましく使用できる。
製法は特に制限されないが、その配合により紙力向上効
果が発現するためには、フィブリル化が高度に進行して
いることが必要である。具体的には、カナダ標準濾水度
で120ml以下、もしくは、JAPAN TAPPI No.26-78
に規定される保水度が300%以上である。このような
ミクロフイブリル化繊維の製法としては、特開平7−2
29082号に記載されるように、セルロースパルプス
ラリーを振動型粉砕装置などにより衝撃、摩擦、剪断等
の力を与えて粉砕したものが挙げられる。また、特開平
8−109591号に記載されるように、木材パルプを
高度に粘状叩解したものも好ましく使用できる。
【0009】長繊維フラクションに対するミクロフィブ
リル化繊維の配合量は、フィブリル化の程度にもよる
が、抄紙時の濾水性低下の問題から1〜10重量%であ
る。ミクロフィブリル化繊維の配合位置としては特に制
限はなく、分級処理後の長繊維フラクションに配合して
も、長繊維フラクションを他のパルプに配合した後でも
良い。
リル化繊維の配合量は、フィブリル化の程度にもよる
が、抄紙時の濾水性低下の問題から1〜10重量%であ
る。ミクロフィブリル化繊維の配合位置としては特に制
限はなく、分級処理後の長繊維フラクションに配合して
も、長繊維フラクションを他のパルプに配合した後でも
良い。
【0010】本発明を使用して製造される紙としては米
坪30〜100g/m2の包装紙、印刷紙、事務用紙などの
洋紙、米坪100g/m2以上の板紙、多層抄板紙きであ
る。多層抄き板紙は少なくとも表層、中層、裏層の3層
以上からなり、5〜9層構造が普通である。本発明を多
層抄き板紙に適用する場合は、表層または裏層、即ち、
最外層に適用することが好ましい。実施例に示すよう
に、本発明による紙力向上効果は特に耐折強度において
顕著であり、耐折れ適性を要求される板紙においては最
外層の耐折強度アップが重要なためである。最外層に用
いる古紙パルプを洗浄処理して生じる微細繊維、灰分を
含む洗浄濾液は中層に配合することにより有効利用が図
られる。
坪30〜100g/m2の包装紙、印刷紙、事務用紙などの
洋紙、米坪100g/m2以上の板紙、多層抄板紙きであ
る。多層抄き板紙は少なくとも表層、中層、裏層の3層
以上からなり、5〜9層構造が普通である。本発明を多
層抄き板紙に適用する場合は、表層または裏層、即ち、
最外層に適用することが好ましい。実施例に示すよう
に、本発明による紙力向上効果は特に耐折強度において
顕著であり、耐折れ適性を要求される板紙においては最
外層の耐折強度アップが重要なためである。最外層に用
いる古紙パルプを洗浄処理して生じる微細繊維、灰分を
含む洗浄濾液は中層に配合することにより有効利用が図
られる。
【0011】本発明の対象となる紙、板紙における古紙
パルプ配合量は以下の通りである。即ち、紙の場合、5
0〜100%である。板紙の場合、裏層に50〜100
%含むもので、他の表層、表下層、中層については特に
制限はない。いずれの場合も、古紙パルプは脱墨したパ
ルプ、脱墨していないパルプを含んでもよい。
パルプ配合量は以下の通りである。即ち、紙の場合、5
0〜100%である。板紙の場合、裏層に50〜100
%含むもので、他の表層、表下層、中層については特に
制限はない。いずれの場合も、古紙パルプは脱墨したパ
ルプ、脱墨していないパルプを含んでもよい。
【0012】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明する
が、本発明は実施例にかぎられるものではない。 <実施例>古紙パルプとして、雑誌100%の古紙を離解し
パルプAを得て、これを目標フリーネスに応じて希釈し
十分撹拌した後、150メッシュふるいでパルプ濃度10%に
濃縮し、微細繊維および灰分を洗浄除去し、長繊維フラ
クション(L.F.と略)であるパルプB、C、Dを得
た。表1に各パルプのCSF、歩留り、シートの物性値
を示す。なお、シートの米坪は60g/m2である。
が、本発明は実施例にかぎられるものではない。 <実施例>古紙パルプとして、雑誌100%の古紙を離解し
パルプAを得て、これを目標フリーネスに応じて希釈し
十分撹拌した後、150メッシュふるいでパルプ濃度10%に
濃縮し、微細繊維および灰分を洗浄除去し、長繊維フラ
クション(L.F.と略)であるパルプB、C、Dを得
た。表1に各パルプのCSF、歩留り、シートの物性値
を示す。なお、シートの米坪は60g/m2である。
【0013】
【表1】
【0014】本実施例で使用するミクロフィブリル化繊
維(M.F.F.と略)を表2.に示す
維(M.F.F.と略)を表2.に示す
【0015】
【表2】
【0016】表3に示す割合でパルプとM.F.F.を
配合し、配合後の物性値も併せて表3に記載した。ま
た、表4にはシートの物性値を記載した。
配合し、配合後の物性値も併せて表3に記載した。ま
た、表4にはシートの物性値を記載した。
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】各種測定値は以下により測定した。 裂断長 JIS P8113 耐折強度 JIS P8115 ただしMIT試験器 荷重0.5kgf 灰分 JIS P8128 ただし最高温度500℃
【0020】表1に示すように、分級処理前のパルプ
A、分級処理後の長繊維フラクションB、C、Dから得
られるシートの強度はほぼ同等である。これらにミクロ
フィブリル化繊維を配合して得られるシートの強度は、
配合なしのシート強度より向上するが、分級処理なし
(比較例1)、分級処理前後のCSFの上昇幅が50m
l未満(比較例2)では、その向上率が十分とは言えな
い。灰分の存在がミクロフィブリル化繊維の紙力向上効
果を阻害しているためである。また、濾水時間も長い。
これに対して、分級処理前後のCSF上昇幅が50ml
以上の長繊維フラクションを用いた実施例1,2,3で
は、濾水時間は分級処理前よりも短いながらも十分な紙
力向上効果が認められる。ただし、CSFの上昇幅が大
きくなるに従い、パルプ歩留まりが低下する。したがっ
て、ミクロフィブリル化繊維配合に先立つ古紙パルプの
分級処理おいては、その配合効果とパルプ歩留りの観点
から、処理前後のCSF上昇幅は50〜250ml、好
ましくは80〜200mlである。以上のように、古紙
パルプに対するミクロフィブリル化繊維の配合に際して
紙力発現効果と濾水性を両立させるためには、添加に先
立つ古紙パルプの分級処理が不可欠である。
A、分級処理後の長繊維フラクションB、C、Dから得
られるシートの強度はほぼ同等である。これらにミクロ
フィブリル化繊維を配合して得られるシートの強度は、
配合なしのシート強度より向上するが、分級処理なし
(比較例1)、分級処理前後のCSFの上昇幅が50m
l未満(比較例2)では、その向上率が十分とは言えな
い。灰分の存在がミクロフィブリル化繊維の紙力向上効
果を阻害しているためである。また、濾水時間も長い。
これに対して、分級処理前後のCSF上昇幅が50ml
以上の長繊維フラクションを用いた実施例1,2,3で
は、濾水時間は分級処理前よりも短いながらも十分な紙
力向上効果が認められる。ただし、CSFの上昇幅が大
きくなるに従い、パルプ歩留まりが低下する。したがっ
て、ミクロフィブリル化繊維配合に先立つ古紙パルプの
分級処理おいては、その配合効果とパルプ歩留りの観点
から、処理前後のCSF上昇幅は50〜250ml、好
ましくは80〜200mlである。以上のように、古紙
パルプに対するミクロフィブリル化繊維の配合に際して
紙力発現効果と濾水性を両立させるためには、添加に先
立つ古紙パルプの分級処理が不可欠である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、原料パルプとして強度
がでにくい古紙パルプの紙力向上方法として公知のミク
ロフィブリル化繊維を配合する場合、古紙パルプに分級
処理を施した後、ミクロフィブリル化繊維を配合するこ
とで、紙力向上効果と抄紙機における濾水性を両立させ
ることができる。また、特に耐折強度が向上するので、
板紙の外層に使用すれば表面割れの防止に役立つ。
がでにくい古紙パルプの紙力向上方法として公知のミク
ロフィブリル化繊維を配合する場合、古紙パルプに分級
処理を施した後、ミクロフィブリル化繊維を配合するこ
とで、紙力向上効果と抄紙機における濾水性を両立させ
ることができる。また、特に耐折強度が向上するので、
板紙の外層に使用すれば表面割れの防止に役立つ。
Claims (3)
- 【請求項1】 古紙パルプに分級処理を施し短繊維フラ
クションを除去して長繊維フラクションを得た後、該長
繊維フラクションにミクロフィブリル化繊維を配合する
ことを特徴とする古紙パルプの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の分級処理において、処
理前の古紙パルプと処理後の長繊維フラクションのカナ
ダ標準濾水度の差が、50〜250ml、好ましくは8
0〜200mlであることを特徴とする紙および古紙パ
ルプの製造方法。 - 【請求項3】 長繊維フラクションに対して、ミクロフ
ィブリル化繊維を1〜10重量%配合することを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の古紙パルプ製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9346097A JPH10292281A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 古紙パルプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9346097A JPH10292281A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 古紙パルプの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10292281A true JPH10292281A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14082955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9346097A Pending JPH10292281A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 古紙パルプの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10292281A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010513741A (ja) * | 2006-12-18 | 2010-04-30 | アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ | 紙製品を製造する方法 |
| JP2011524476A (ja) * | 2008-06-17 | 2011-09-01 | アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ | セルロース製品 |
| JP2013510249A (ja) * | 2009-11-06 | 2013-03-21 | ストラ エンソ オーワイジェイ | 紙または板紙製品の製造方法およびこれらの方法に従い製造される紙または板紙 |
| JP2020059936A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 大王製紙株式会社 | セルロース繊維のスラリー |
| CN114059377A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-02-18 | 山鹰国际控股股份公司 | 一种利用废纸浆生产箱板纸的方法 |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9346097A patent/JPH10292281A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010513741A (ja) * | 2006-12-18 | 2010-04-30 | アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ | 紙製品を製造する方法 |
| JP2011524476A (ja) * | 2008-06-17 | 2011-09-01 | アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ | セルロース製品 |
| US8388808B2 (en) | 2008-06-17 | 2013-03-05 | Akzo Nobel N.V. | Cellulosic product |
| JP2013510249A (ja) * | 2009-11-06 | 2013-03-21 | ストラ エンソ オーワイジェイ | 紙または板紙製品の製造方法およびこれらの方法に従い製造される紙または板紙 |
| US9175441B2 (en) | 2009-11-06 | 2015-11-03 | Stora Enso Oyj | Process for the production of a paper or board product and a paper or board produced according to the process |
| JP2020059936A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 大王製紙株式会社 | セルロース繊維のスラリー |
| CN114059377A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-02-18 | 山鹰国际控股股份公司 | 一种利用废纸浆生产箱板纸的方法 |
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