JPH10292380A - 法面緑化工法 - Google Patents
法面緑化工法Info
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- JPH10292380A JPH10292380A JP11654197A JP11654197A JPH10292380A JP H10292380 A JPH10292380 A JP H10292380A JP 11654197 A JP11654197 A JP 11654197A JP 11654197 A JP11654197 A JP 11654197A JP H10292380 A JPH10292380 A JP H10292380A
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】土等の植生基材の不足から植栽が困難な、岩盤
法面や、既存あるいは新設の法面安定化構造物自体の表
面部分などに対する緑化に好適な法面緑化工法を提供
し、植栽範囲や植生基材の厚さ等に関する制約が伴わ
ず、木本類を含めた自由な植栽により、法面に対する立
体的かつより自然な緑化及び四季を通じての緑化を可能
にする。 【解決手段】傾斜した地盤1に対して複数本のロックボ
ルト等のアンカー材2を定着し、それらのアンカー材の
強力な定着力を介して、通水性を有し、かつ客土等の植
生基材に対する流出防止機能を有する耐候性マット4を
前記地盤1に対して間隔をあけた状態に支持することに
より、前記地盤1と耐候性マット4との間に植生基材の
収容空間を形成するとともに、その収容空間に流動化し
た植生基材を注入し、該植生基材に植物を植栽する。
法面や、既存あるいは新設の法面安定化構造物自体の表
面部分などに対する緑化に好適な法面緑化工法を提供
し、植栽範囲や植生基材の厚さ等に関する制約が伴わ
ず、木本類を含めた自由な植栽により、法面に対する立
体的かつより自然な緑化及び四季を通じての緑化を可能
にする。 【解決手段】傾斜した地盤1に対して複数本のロックボ
ルト等のアンカー材2を定着し、それらのアンカー材の
強力な定着力を介して、通水性を有し、かつ客土等の植
生基材に対する流出防止機能を有する耐候性マット4を
前記地盤1に対して間隔をあけた状態に支持することに
より、前記地盤1と耐候性マット4との間に植生基材の
収容空間を形成するとともに、その収容空間に流動化し
た植生基材を注入し、該植生基材に植物を植栽する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩盤法面や、既設
法枠あるいは新設法枠等の法面安定化構造物自体の表面
部分などのように、植物を植生することが困難であった
緑化工事に好適な法面緑化工法に関する。
法枠あるいは新設法枠等の法面安定化構造物自体の表面
部分などのように、植物を植生することが困難であった
緑化工事に好適な法面緑化工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、岩盤法面は岩肌が露出して土等の
植物を植生するために必要な植生基材がきわめて少ない
ため、岩盤法面の緑化は事実上困難な場合が多かった。
また、従来工法により法面の安定化のために設置された
既設の法枠や、新設の法枠などの安定化構造物自体の表
面は、コンクリート面が露出しているため植生は不可能
であった。さらに、従来から法枠の枠内に客土等の着生
基材を入れて緑化を図る方法も行われているが、法枠の
傾斜のため客土等の厚さが少なく、木本類を植栽するに
は着生基材の量が不足することから、事実上草本類によ
る緑化に制限されるという工法上の制約を伴った。した
がって、木本類及び草本類による立体的にも変化のある
緑化を実現したり、四季を通じて緑化を図るということ
は困難であった。
植物を植生するために必要な植生基材がきわめて少ない
ため、岩盤法面の緑化は事実上困難な場合が多かった。
また、従来工法により法面の安定化のために設置された
既設の法枠や、新設の法枠などの安定化構造物自体の表
面は、コンクリート面が露出しているため植生は不可能
であった。さらに、従来から法枠の枠内に客土等の着生
基材を入れて緑化を図る方法も行われているが、法枠の
傾斜のため客土等の厚さが少なく、木本類を植栽するに
は着生基材の量が不足することから、事実上草本類によ
る緑化に制限されるという工法上の制約を伴った。した
がって、木本類及び草本類による立体的にも変化のある
緑化を実現したり、四季を通じて緑化を図るということ
は困難であった。
【0003】そこで、法面上に複数本の縦梁を構築し、
その縦梁相互間に通水性及び可撓性を有するシート状物
を張設することにより、それらの隣接する縦梁自体、シ
ート状物及び地盤によって囲まれる空間を形成し、その
空間に流動化された土を注入して緑化を図る技術が公開
されている(特公平1−46652号公報)。しかしな
がら、この従来技術は、土等の植生基材の定着しにくい
法面に対して緑化が図れる点で優れているものの、法面
上に縦梁を構築する必要があるため、その分施工が面倒
になり、コストが嵩むことになるばかりでなく、前記縦
梁自体の表面部分には植栽が困難なことから、植栽可能
な範囲が縦梁相互間に制約される結果、緑化に縦方向の
不自然な筋が入ってしまうといった欠点があった。
その縦梁相互間に通水性及び可撓性を有するシート状物
を張設することにより、それらの隣接する縦梁自体、シ
ート状物及び地盤によって囲まれる空間を形成し、その
空間に流動化された土を注入して緑化を図る技術が公開
されている(特公平1−46652号公報)。しかしな
がら、この従来技術は、土等の植生基材の定着しにくい
法面に対して緑化が図れる点で優れているものの、法面
上に縦梁を構築する必要があるため、その分施工が面倒
になり、コストが嵩むことになるばかりでなく、前記縦
梁自体の表面部分には植栽が困難なことから、植栽可能
な範囲が縦梁相互間に制約される結果、緑化に縦方向の
不自然な筋が入ってしまうといった欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な現状に鑑みてなされたもので、土等の植生基材の不足
から植栽が困難な、岩盤法面や、既存あるいは新設の法
面安定化構造物自体の表面部分などに対する緑化に好適
な法面緑化工法を提供し、植栽範囲や植生基材の厚さ等
に関する制約が伴わず、木本類を含めた自由な植栽によ
り、法面に対する立体的かつより自然な緑化及び四季を
通じての緑化を可能にすることを目的とするものであ
る。
な現状に鑑みてなされたもので、土等の植生基材の不足
から植栽が困難な、岩盤法面や、既存あるいは新設の法
面安定化構造物自体の表面部分などに対する緑化に好適
な法面緑化工法を提供し、植栽範囲や植生基材の厚さ等
に関する制約が伴わず、木本類を含めた自由な植栽によ
り、法面に対する立体的かつより自然な緑化及び四季を
通じての緑化を可能にすることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、傾斜した地盤に対して複数本のロックボル
ト等のアンカー材を定着し、それらのアンカー材を介し
て、通水性を有し、かつ客土等の植生基材に対する流出
防止機能を有する耐候性マットを前記地盤に対して所要
の間隔をあけた状態に支持することにより、前記地盤と
耐候性マットとの間に植生基材の収容空間を形成したう
え、その収容空間へ流動化された植生基材を注入し、そ
の植生基材に植物を植栽するという技術手段を採用し
た。本発明では、以上のように、客土等の植生基材を収
容するための収容空間を形成する耐候性マットを地盤に
定着したアンカー材を介して支持するという手法を採用
したので、前記従来技術において必要であった面倒な縦
梁の設置は不要になるばかりでなく、その縦梁による植
栽範囲に対する制約や植生基材の厚さに関する制約がな
くなることから、木本類を含んだより自然な緑化が可能
になる。また、前記マットの耐候性と前記アンカー材を
介した支持とが相俟って、法面の傾斜角に関わらず前記
収容空間へ注入した植生基材の長期にわたる保持が可能
となり、しかも植生基材の収容空間の下面が地盤に接し
ていることから、植栽された植物が徐々に地盤に対して
確実に根を張ることになる結果、永続的な緑化を着実に
図ることが可能である。
決するため、傾斜した地盤に対して複数本のロックボル
ト等のアンカー材を定着し、それらのアンカー材を介し
て、通水性を有し、かつ客土等の植生基材に対する流出
防止機能を有する耐候性マットを前記地盤に対して所要
の間隔をあけた状態に支持することにより、前記地盤と
耐候性マットとの間に植生基材の収容空間を形成したう
え、その収容空間へ流動化された植生基材を注入し、そ
の植生基材に植物を植栽するという技術手段を採用し
た。本発明では、以上のように、客土等の植生基材を収
容するための収容空間を形成する耐候性マットを地盤に
定着したアンカー材を介して支持するという手法を採用
したので、前記従来技術において必要であった面倒な縦
梁の設置は不要になるばかりでなく、その縦梁による植
栽範囲に対する制約や植生基材の厚さに関する制約がな
くなることから、木本類を含んだより自然な緑化が可能
になる。また、前記マットの耐候性と前記アンカー材を
介した支持とが相俟って、法面の傾斜角に関わらず前記
収容空間へ注入した植生基材の長期にわたる保持が可能
となり、しかも植生基材の収容空間の下面が地盤に接し
ていることから、植栽された植物が徐々に地盤に対して
確実に根を張ることになる結果、永続的な緑化を着実に
図ることが可能である。
【0006】また、既設あるいは新設の法枠等の法面安
定化構造物を備える法面に対して本法面緑化工法を適用
する場合には、当該地盤に定着したアンカー材を介し
て、同地盤上の法面安定化構造物の上方に間隔をあけた
状態に耐候性マットを支持することにより、法面安定化
構造物の上方を含んだ形で法面の緑化を図ることができ
る。また、本法面緑化工法と同時に当該法面の安定化の
ために法枠等の法面安定化構造物を地盤上に新設する場
合には、同地盤に定着したアンカー材を介して法面安定
化構造物を支持するとともに、その法面安定化構造物に
結合された支持部材を介して前記耐候性マットを同法面
安定化構造物の上方に間隔をあけた状態に支持すること
によっても、法面安定化構造物の上方を含んだ形で法面
の緑化を図ることが可能である。以上により、前記従来
技術では不可能であった法枠等の法面安定化構造物の表
面を含めた形で、植栽範囲に制約を伴わない、より自然
な緑化が可能になる。
定化構造物を備える法面に対して本法面緑化工法を適用
する場合には、当該地盤に定着したアンカー材を介し
て、同地盤上の法面安定化構造物の上方に間隔をあけた
状態に耐候性マットを支持することにより、法面安定化
構造物の上方を含んだ形で法面の緑化を図ることができ
る。また、本法面緑化工法と同時に当該法面の安定化の
ために法枠等の法面安定化構造物を地盤上に新設する場
合には、同地盤に定着したアンカー材を介して法面安定
化構造物を支持するとともに、その法面安定化構造物に
結合された支持部材を介して前記耐候性マットを同法面
安定化構造物の上方に間隔をあけた状態に支持すること
によっても、法面安定化構造物の上方を含んだ形で法面
の緑化を図ることが可能である。以上により、前記従来
技術では不可能であった法枠等の法面安定化構造物の表
面を含めた形で、植栽範囲に制約を伴わない、より自然
な緑化が可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る緑化工法は、以上の
ように地盤に対して定着させたロックボルト等のアンカ
ー材の強力な定着力を介して前記耐候性マットを支持す
るので、法面の傾斜角に対する適応性が大きく、傾斜角
の大きい法面に対する緑化にも好適な工法である。ま
た、前記耐候性マットは、通水性を有し、かつ客土等の
植生基材に対する流出防止機能を有する耐候性を備えた
マットであれば、合成繊維等を用いて形成した適宜のマ
ットの使用が可能である。その場合、植生基材の流出防
止機能とは、必ずしも植生基材の流出を完全に防止でき
る場合に限定される必要はなく、植生基材の注入作業時
やその直後に多少の漏れが生じても、実用上、支障のな
い程度のものであれば、時間の経過によりやがて落着く
ことから特段の問題はない。また、その流出防止機能
は、植生基材の種類、特に個体の大きさに関係するもの
である。すなわち、植生基材の種類との関係から決る相
対的な概念である。そして、前記耐候性マットは、耐候
性を備えた樹脂ネットやワイヤネット等を重合して補強
した状態で前記アンカー材に対して支持するようにすれ
ば耐久性が向上される。また、アンカー材に対する固定
位置に関しては、植生基材としての厚さに見合った適宜
の高さに固定すればよく、地盤の多少の不陸はその耐候
性マットの張り方によって吸収してもよい。さらに、植
生基材の厚さによっては、それ自体の自重によって下方
へ徐々に流下してしまう場合も生じるので、地盤と耐候
性マットとの高さ方向の中間に、それらの地盤と耐候性
マットとの間隙に平行に樹脂ネット等からなる中間ネッ
トを設置することにより、前記収容空間を複数層に分割
したり、前記地盤と耐候性マットとの間隙を少なくとも
水平方向に細分化する仕切ネットを付設したりすること
により、前記植生基材の流下を抑制することができる。
なお、必要に応じて前記耐候性マットや植生基材に予め
植物の種子や栄養分等を混入しておくことも可能であ
る。
ように地盤に対して定着させたロックボルト等のアンカ
ー材の強力な定着力を介して前記耐候性マットを支持す
るので、法面の傾斜角に対する適応性が大きく、傾斜角
の大きい法面に対する緑化にも好適な工法である。ま
た、前記耐候性マットは、通水性を有し、かつ客土等の
植生基材に対する流出防止機能を有する耐候性を備えた
マットであれば、合成繊維等を用いて形成した適宜のマ
ットの使用が可能である。その場合、植生基材の流出防
止機能とは、必ずしも植生基材の流出を完全に防止でき
る場合に限定される必要はなく、植生基材の注入作業時
やその直後に多少の漏れが生じても、実用上、支障のな
い程度のものであれば、時間の経過によりやがて落着く
ことから特段の問題はない。また、その流出防止機能
は、植生基材の種類、特に個体の大きさに関係するもの
である。すなわち、植生基材の種類との関係から決る相
対的な概念である。そして、前記耐候性マットは、耐候
性を備えた樹脂ネットやワイヤネット等を重合して補強
した状態で前記アンカー材に対して支持するようにすれ
ば耐久性が向上される。また、アンカー材に対する固定
位置に関しては、植生基材としての厚さに見合った適宜
の高さに固定すればよく、地盤の多少の不陸はその耐候
性マットの張り方によって吸収してもよい。さらに、植
生基材の厚さによっては、それ自体の自重によって下方
へ徐々に流下してしまう場合も生じるので、地盤と耐候
性マットとの高さ方向の中間に、それらの地盤と耐候性
マットとの間隙に平行に樹脂ネット等からなる中間ネッ
トを設置することにより、前記収容空間を複数層に分割
したり、前記地盤と耐候性マットとの間隙を少なくとも
水平方向に細分化する仕切ネットを付設したりすること
により、前記植生基材の流下を抑制することができる。
なお、必要に応じて前記耐候性マットや植生基材に予め
植物の種子や栄養分等を混入しておくことも可能であ
る。
【0008】既存あるいは新設の法枠等の法面安定化構
造物の上方を含めて植生基材の収容空間を形成して緑化
を図る場合には、木本類は主として枠内空間に植栽し、
枠自体の上方には草本類を植栽できる程度の厚さの植生
基材を収容することにより、植生基材としての全体の厚
さを抑えることも可能である。既設の法面安定化構造物
に対して本緑化工法を適用するに際して、利用できる既
存のアンカー材がない場合には、地盤に対して新たなア
ンカー材を定着させ、これに対して前記耐候性マットを
支持することになる。他方、新設の法面安定化構造物の
場合には、その法面安定化構造物を地盤に対して定着さ
せるために設置するアンカー材を兼用して前記耐候性マ
ットを支持するように構成してもよく、専用のアンカー
材を設置して耐候性マットを支持するように構成しても
よい。また、地盤に定着したアンカー材を介して法面安
定化構造物を支持するとともに、その法面安定化構造物
に結合され、前記アンカー材の定着力を伝達可能な支持
部材を介して同法面安定化構造物の上方に間隔をあけた
状態に耐候性マットを支持するように構成することも可
能である。
造物の上方を含めて植生基材の収容空間を形成して緑化
を図る場合には、木本類は主として枠内空間に植栽し、
枠自体の上方には草本類を植栽できる程度の厚さの植生
基材を収容することにより、植生基材としての全体の厚
さを抑えることも可能である。既設の法面安定化構造物
に対して本緑化工法を適用するに際して、利用できる既
存のアンカー材がない場合には、地盤に対して新たなア
ンカー材を定着させ、これに対して前記耐候性マットを
支持することになる。他方、新設の法面安定化構造物の
場合には、その法面安定化構造物を地盤に対して定着さ
せるために設置するアンカー材を兼用して前記耐候性マ
ットを支持するように構成してもよく、専用のアンカー
材を設置して耐候性マットを支持するように構成しても
よい。また、地盤に定着したアンカー材を介して法面安
定化構造物を支持するとともに、その法面安定化構造物
に結合され、前記アンカー材の定着力を伝達可能な支持
部材を介して同法面安定化構造物の上方に間隔をあけた
状態に耐候性マットを支持するように構成することも可
能である。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は本発明を適用するに当って地盤に対し
て設置するアンカー材の割付状態を例示したアンカー材
の割付図、図2は本法面緑化工法の実施例における施工
状態を部分的に例示した縦断面図である。図中、1は本
緑化工事の対象である法面の地盤を示したものである。
本実施例では、図1に例示したように、地盤1に対しほ
ぼ格子状の各交点部に当る部分にアンカー材2を定着す
るように割付けている。それらのアンカー材2は、図2
に例示したように、地盤1の各割付位置に形成された削
孔3中に例えばネジ鉄筋や全ネジロックボルト等からな
る適宜のアンカー材2を挿入して注入されるグラウト材
などにより地盤1に対して定着される。
説明する。図1は本発明を適用するに当って地盤に対し
て設置するアンカー材の割付状態を例示したアンカー材
の割付図、図2は本法面緑化工法の実施例における施工
状態を部分的に例示した縦断面図である。図中、1は本
緑化工事の対象である法面の地盤を示したものである。
本実施例では、図1に例示したように、地盤1に対しほ
ぼ格子状の各交点部に当る部分にアンカー材2を定着す
るように割付けている。それらのアンカー材2は、図2
に例示したように、地盤1の各割付位置に形成された削
孔3中に例えばネジ鉄筋や全ネジロックボルト等からな
る適宜のアンカー材2を挿入して注入されるグラウト材
などにより地盤1に対して定着される。
【0010】地盤1の割付位置にアンカー材2を定着し
た後には、本実施例の場合には耐候性マット4と地盤1
との中間に中間ネット5を設置する実施形態を採用して
いることから、先ずその中間ネット5の張設作業から行
うことになる。なお、中間ネット5としては、土圧に耐
える強度を備え、植生基材に対して化学的に安定した適
宜の樹脂ネットなどが用いられる。その張設に当って
は、例えばアンカー材2の横方向の割付ピッチの略正数
倍の幅を有する帯状の樹脂ネット等をロール状に巻いて
ネットロールを形成しておき、そのネットロールを法面
の上方位置から下方に転がしながら帯幅に相当する列の
各アンカー材2に沿って広げ、そのアンカー材2の中間
位置に固定することにより簡便に張設することができ
る。なお、帯幅は隣接する中間ネット5同士が重合し得
る例えば20cm程度の重ね代を備えた幅に設定し、各中間
ネット5の両側辺部を重合しながらアンカー材2の中間
位置に固定する。
た後には、本実施例の場合には耐候性マット4と地盤1
との中間に中間ネット5を設置する実施形態を採用して
いることから、先ずその中間ネット5の張設作業から行
うことになる。なお、中間ネット5としては、土圧に耐
える強度を備え、植生基材に対して化学的に安定した適
宜の樹脂ネットなどが用いられる。その張設に当って
は、例えばアンカー材2の横方向の割付ピッチの略正数
倍の幅を有する帯状の樹脂ネット等をロール状に巻いて
ネットロールを形成しておき、そのネットロールを法面
の上方位置から下方に転がしながら帯幅に相当する列の
各アンカー材2に沿って広げ、そのアンカー材2の中間
位置に固定することにより簡便に張設することができ
る。なお、帯幅は隣接する中間ネット5同士が重合し得
る例えば20cm程度の重ね代を備えた幅に設定し、各中間
ネット5の両側辺部を重合しながらアンカー材2の中間
位置に固定する。
【0011】中間ネット5のアンカー材2の中間位置へ
の固定の仕方は、図2中のA部分を拡大して示した図3
に示したように、隣接する中間ネット5の側辺部同士を
重合した状態にアンカー材2に挿通し、上下から押え座
金6,7を介してコマ状底部を備えたコマナット8,9
によって締付けて挟持することにより行われる。図4
は、そのコマナット8,9を右半分を断面して示した片
側断面図である。図示のように、コマナット8,9は、
コマ状断面からなるコマ状底部aと、ナット部bとから
構成される。このコマナット8,9は、そのコマ状底部
aにゆるく係合する押え座金6,7を介して中間ネット
5を挟持することにより、該中間ネット5がアンカー材
2に対して正確に直交した状態になく傾斜している場合
にも支障なく対応できる。なお、下側のコマナット8の
位置決し、接着剤などを注してアンカー材に対して固定
してから以上の作業を進めると作業性が良好である。
の固定の仕方は、図2中のA部分を拡大して示した図3
に示したように、隣接する中間ネット5の側辺部同士を
重合した状態にアンカー材2に挿通し、上下から押え座
金6,7を介してコマ状底部を備えたコマナット8,9
によって締付けて挟持することにより行われる。図4
は、そのコマナット8,9を右半分を断面して示した片
側断面図である。図示のように、コマナット8,9は、
コマ状断面からなるコマ状底部aと、ナット部bとから
構成される。このコマナット8,9は、そのコマ状底部
aにゆるく係合する押え座金6,7を介して中間ネット
5を挟持することにより、該中間ネット5がアンカー材
2に対して正確に直交した状態になく傾斜している場合
にも支障なく対応できる。なお、下側のコマナット8の
位置決し、接着剤などを注してアンカー材に対して固定
してから以上の作業を進めると作業性が良好である。
【0012】次に、前記耐候性マット4の張設に関して
説明する。図3の部分拡大図に示したように、この耐候
性マット4の張設の仕方は、前述の中間ネット5の場合
と同様に、耐候性マット4の上下から押え座金10,1
1を介してコマ状底部aを備えたコマナット12,13
によって締付け、アンカー材2の上方位置に挟持するこ
とによって行われる。なお、本実施例では、耐候性マッ
ト4の下方に土圧を支持する樹脂ネット等からなる内側
ネット14、上方にワイヤメッシュ等からなる外側ネッ
ト15を耐候性マット4に沿わせるように張設すること
により補強する実施形態を採用している。耐候性マット
4としては、前述のように、合成繊維等から構成され、
通水性を有し、かつ客土等の植生基材に対する流出防止
機能を有する耐候性を備えた、例えば10mm程度の厚さを
有する適宜のマットが使用可能である。
説明する。図3の部分拡大図に示したように、この耐候
性マット4の張設の仕方は、前述の中間ネット5の場合
と同様に、耐候性マット4の上下から押え座金10,1
1を介してコマ状底部aを備えたコマナット12,13
によって締付け、アンカー材2の上方位置に挟持するこ
とによって行われる。なお、本実施例では、耐候性マッ
ト4の下方に土圧を支持する樹脂ネット等からなる内側
ネット14、上方にワイヤメッシュ等からなる外側ネッ
ト15を耐候性マット4に沿わせるように張設すること
により補強する実施形態を採用している。耐候性マット
4としては、前述のように、合成繊維等から構成され、
通水性を有し、かつ客土等の植生基材に対する流出防止
機能を有する耐候性を備えた、例えば10mm程度の厚さを
有する適宜のマットが使用可能である。
【0013】その張設に当っては、先ずコマナット12
をアンカー材2に対して後から注入される植生基材の厚
さに応じた高さに位置決めする。その位置決め後、接着
剤などを注して固定しておくと、その後の作業性が良好
である。しかる後、コマナット12の上方に押え座金1
0を挿入し、その上に、内側ネット14、耐候性マット
4、外側ネット15の順に張設する。この場合、それぞ
れの張設は、前述の中間ネット5の場合と同様に、ロー
ル状に巻いた状態にしておき、法面の上方位置から下方
へ向けて転がしながら広げることにより、簡便に張設す
ることができる。なお、その場合、耐候性マット4は、
植生基材に対する流出防止機能を備える必要があること
から、なるべく帯幅を大きくとり接続箇所を少なくする
ことが望ましい。また、隣接する耐候性マット4同士を
接続する場合には、その接続部を前記内側ネット14や
外側ナット15自体の接続部と重ならないようにずらし
てもよい。以上の張設作業においては、その進行状態に
応じて、外側ネット15の上方から押え座金11を介し
てコマナット13により順次、締付固定して法面全体に
張設することになる。なお、脹らみ防止等の必要に応じ
て、各ネット5,14,15の適宜部分に更に番線等を
用いて補強を施すことが可能なことはいうまでもない。
をアンカー材2に対して後から注入される植生基材の厚
さに応じた高さに位置決めする。その位置決め後、接着
剤などを注して固定しておくと、その後の作業性が良好
である。しかる後、コマナット12の上方に押え座金1
0を挿入し、その上に、内側ネット14、耐候性マット
4、外側ネット15の順に張設する。この場合、それぞ
れの張設は、前述の中間ネット5の場合と同様に、ロー
ル状に巻いた状態にしておき、法面の上方位置から下方
へ向けて転がしながら広げることにより、簡便に張設す
ることができる。なお、その場合、耐候性マット4は、
植生基材に対する流出防止機能を備える必要があること
から、なるべく帯幅を大きくとり接続箇所を少なくする
ことが望ましい。また、隣接する耐候性マット4同士を
接続する場合には、その接続部を前記内側ネット14や
外側ナット15自体の接続部と重ならないようにずらし
てもよい。以上の張設作業においては、その進行状態に
応じて、外側ネット15の上方から押え座金11を介し
てコマナット13により順次、締付固定して法面全体に
張設することになる。なお、脹らみ防止等の必要に応じ
て、各ネット5,14,15の適宜部分に更に番線等を
用いて補強を施すことが可能なことはいうまでもない。
【0014】図5は、図2中のB部分を拡大して示した
部分拡大図である。図示のように、前記耐候性マット4
の下方端部は、本実施例では地盤1上に形成されたコン
クリート構造部16に対して定着される短めのアンカー
材17を介して支持される。その場合、耐候性マット4
と地盤1との間に形成される植生基材の収容空間の下方
端部を塞ぐため、閉塞用マット18を前記アンカー材1
7を介して耐候性マット4と共に固定する。すなわち、
閉塞用マット18の下方端部を内側ネット19及び外側
ネット20と共に地盤1側と押え座金21との間に挟ん
でコマナット22により固定し、その上方端部を内側ネ
ット19及び外側ネット20と共に、前記耐候性マット
4、内側ネット14及び外側ネット15の下方端部と同
時に、図示の順序に重合した状態に押え座金23,24
間に挟んでコマナット25,26により締付固定する。
その場合、前記中間ネット5の下方端部も押え座金21
の下方に挿入して同時に固定する。さらに、必要に応じ
て、耐候性マット4の下方端部と閉塞用マット18の上
方端部との相互間及び閉塞用マット18の下方端部と地
盤1との相互間に植生基材の流出を防止し得るように適
宜処理を施す。なお、以上の耐候性マット4の下方端部
と地盤1との間隙を閉塞するための端部閉塞処理は、同
耐候性マット4の植生基材の注入口以外の他の周辺部に
対しても同様に施され、これにより前記植生基材の収容
空間の形成が完成することになる。
部分拡大図である。図示のように、前記耐候性マット4
の下方端部は、本実施例では地盤1上に形成されたコン
クリート構造部16に対して定着される短めのアンカー
材17を介して支持される。その場合、耐候性マット4
と地盤1との間に形成される植生基材の収容空間の下方
端部を塞ぐため、閉塞用マット18を前記アンカー材1
7を介して耐候性マット4と共に固定する。すなわち、
閉塞用マット18の下方端部を内側ネット19及び外側
ネット20と共に地盤1側と押え座金21との間に挟ん
でコマナット22により固定し、その上方端部を内側ネ
ット19及び外側ネット20と共に、前記耐候性マット
4、内側ネット14及び外側ネット15の下方端部と同
時に、図示の順序に重合した状態に押え座金23,24
間に挟んでコマナット25,26により締付固定する。
その場合、前記中間ネット5の下方端部も押え座金21
の下方に挿入して同時に固定する。さらに、必要に応じ
て、耐候性マット4の下方端部と閉塞用マット18の上
方端部との相互間及び閉塞用マット18の下方端部と地
盤1との相互間に植生基材の流出を防止し得るように適
宜処理を施す。なお、以上の耐候性マット4の下方端部
と地盤1との間隙を閉塞するための端部閉塞処理は、同
耐候性マット4の植生基材の注入口以外の他の周辺部に
対しても同様に施され、これにより前記植生基材の収容
空間の形成が完成することになる。
【0015】以上の耐候性マット18の張設作業及びそ
の周囲に対する端部閉塞処理作業が終了した場合には、
前記植生基材の注入作業に移行する。この植生基材の注
入作業は、客土などの植生基材に水等を加えることによ
り流動化し、コンクリート打設ポンプ車等を用いて耐候
性マット4の上方の周辺部に形成した注入口等を介して
耐候性マット4と地盤1との間に形成された収容空間に
注入することにより行われる。その場合、必要に応じ
て、耐候性マット4の適宜の中間部位に収容空間に連通
した注入用パイプを適宜本数、予め設置しておき、それ
らの注入用パイプを介して注入するようにしてもよい。
そして、耐候性マット4と地盤1との間に注入された客
土等からなる植生基材から余剰水の脱水が確認された後
には、木本類等の植栽が行われる。木本類の植栽に当っ
ては、例えば前記耐候性マット4の表面をナイフ等によ
り切断し、その開口部から植栽することができる。な
お、挿木でつきやすい猫柳などは、その下端部を耐候性
マット4を貫通させて植生基材に挿すことにより簡便に
植栽することができる。
の周囲に対する端部閉塞処理作業が終了した場合には、
前記植生基材の注入作業に移行する。この植生基材の注
入作業は、客土などの植生基材に水等を加えることによ
り流動化し、コンクリート打設ポンプ車等を用いて耐候
性マット4の上方の周辺部に形成した注入口等を介して
耐候性マット4と地盤1との間に形成された収容空間に
注入することにより行われる。その場合、必要に応じ
て、耐候性マット4の適宜の中間部位に収容空間に連通
した注入用パイプを適宜本数、予め設置しておき、それ
らの注入用パイプを介して注入するようにしてもよい。
そして、耐候性マット4と地盤1との間に注入された客
土等からなる植生基材から余剰水の脱水が確認された後
には、木本類等の植栽が行われる。木本類の植栽に当っ
ては、例えば前記耐候性マット4の表面をナイフ等によ
り切断し、その開口部から植栽することができる。な
お、挿木でつきやすい猫柳などは、その下端部を耐候性
マット4を貫通させて植生基材に挿すことにより簡便に
植栽することができる。
【0016】図6は、本発明の他の実施例を示した概略
縦断面図である。本実施例は、本発明を既存あるいは新
設の法枠を備える法面に対する緑化に適用した場合を示
したものである。本実施例は、図示のように、既設ある
いは新設の法枠27相互間の任意の部位にアンカー材2
を定着させ、そのアンカー材2を介して前記法枠27上
方に間隔をあけた状態に耐候性マット4を支持すること
により、地盤1と耐候性マット4との間に法枠27の上
方を含めた形で植生基材の収容空間を形成して緑化を図
るものである。したがって、法枠27自体の上方にも植
生基材の層が形成されることから、耐候性マット4の全
面において制約の伴わない自由な植栽が可能となり、従
来のように縦梁による不自然な縦筋が入るようなことは
なく、より自然な緑化が可能な点で特徴を有する。な
お、必要に応じて法枠27に図示しない支持部材を設置
し、その支持部材を介して耐候性マット4の支持を補強
することも可能である。図中、28は法枠27定着用の
アンカー材である。
縦断面図である。本実施例は、本発明を既存あるいは新
設の法枠を備える法面に対する緑化に適用した場合を示
したものである。本実施例は、図示のように、既設ある
いは新設の法枠27相互間の任意の部位にアンカー材2
を定着させ、そのアンカー材2を介して前記法枠27上
方に間隔をあけた状態に耐候性マット4を支持すること
により、地盤1と耐候性マット4との間に法枠27の上
方を含めた形で植生基材の収容空間を形成して緑化を図
るものである。したがって、法枠27自体の上方にも植
生基材の層が形成されることから、耐候性マット4の全
面において制約の伴わない自由な植栽が可能となり、従
来のように縦梁による不自然な縦筋が入るようなことは
なく、より自然な緑化が可能な点で特徴を有する。な
お、必要に応じて法枠27に図示しない支持部材を設置
し、その支持部材を介して耐候性マット4の支持を補強
することも可能である。図中、28は法枠27定着用の
アンカー材である。
【0017】図7は、本発明の更に他の実施例を示した
概略縦断面図である。本実施例は、本発明を法面の緑化
と共にその安定化のための法枠を新設する場合に好適な
緑化工法に関するものである。本実施例は、図示のよう
に、地盤1に対して定着したアンカー材29を介して法
枠30を支持するとともに、その法枠30に結合された
支持部材31を介して耐候性マット4を法枠30の上方
に間隔をあけた状態に支持することにより、地盤1と耐
候性マット4との間に法枠30の上方を含めた形で植生
基材の収容空間を形成して緑化を図るものである。した
がって、前記実施例と同様、法枠30自体の上方にも植
生基材の層が形成されることから、耐候性マット4の全
面において制約の伴わない自由な植栽が可能となり、従
来のように縦梁による不自然な縦筋が入るようなことは
なく、より自然な緑化が可能な点で特徴を有する。な
お、必要に応じて更に法枠30相互間に図示しないアン
カー材を設置して耐候性マット4の支持を補強してもよ
い。
概略縦断面図である。本実施例は、本発明を法面の緑化
と共にその安定化のための法枠を新設する場合に好適な
緑化工法に関するものである。本実施例は、図示のよう
に、地盤1に対して定着したアンカー材29を介して法
枠30を支持するとともに、その法枠30に結合された
支持部材31を介して耐候性マット4を法枠30の上方
に間隔をあけた状態に支持することにより、地盤1と耐
候性マット4との間に法枠30の上方を含めた形で植生
基材の収容空間を形成して緑化を図るものである。した
がって、前記実施例と同様、法枠30自体の上方にも植
生基材の層が形成されることから、耐候性マット4の全
面において制約の伴わない自由な植栽が可能となり、従
来のように縦梁による不自然な縦筋が入るようなことは
なく、より自然な緑化が可能な点で特徴を有する。な
お、必要に応じて更に法枠30相互間に図示しないアン
カー材を設置して耐候性マット4の支持を補強してもよ
い。
【0018】なお、以上に各実施例に関して説明した
が、前述のように、前記中間ネット5に代え、耐候性マ
ット4と地盤1との間に形成される植生基材の収容空間
に水平方向、すなわち横方向の仕切りネットを入れて植
生基材の下方への移動を防止するように構成してもよ
い。また、中間ネット5や内側ネット14、外側ネット
15としてネットを使用したが、必ずしもネットに限る
ことなく、十分な通水性を備え、植物の植栽作業に支障
がなく、土圧に有効な強度を有するものであればよい。
さらに、耐候性マット4として、例えば表面を天然繊
維、裏面を化学繊維から構成し、それらの中間部に植栽
作業に支障のない程度の大きめの開孔部を多数備えた多
孔アルミ箔等の反射材を挟んで一体化したものなどを用
いることにより保水性の向上を図ることも可能である。
が、前述のように、前記中間ネット5に代え、耐候性マ
ット4と地盤1との間に形成される植生基材の収容空間
に水平方向、すなわち横方向の仕切りネットを入れて植
生基材の下方への移動を防止するように構成してもよ
い。また、中間ネット5や内側ネット14、外側ネット
15としてネットを使用したが、必ずしもネットに限る
ことなく、十分な通水性を備え、植物の植栽作業に支障
がなく、土圧に有効な強度を有するものであればよい。
さらに、耐候性マット4として、例えば表面を天然繊
維、裏面を化学繊維から構成し、それらの中間部に植栽
作業に支障のない程度の大きめの開孔部を多数備えた多
孔アルミ箔等の反射材を挟んで一体化したものなどを用
いることにより保水性の向上を図ることも可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 (1)客土等の植生基材を収容するための収容空間を形
成する耐候性マットを地盤に定着したアンカー材の強力
な定着力を介して支持するという手法を採用したので、
従来技術において必要とされた面倒な縦梁の設置が不要
になるばかりでなく、前記縦梁による植栽範囲に対する
制約や植生基材の厚さに対する制約がなくなる結果、木
本類を含んだより自然な緑化が容易に図れる。 (2)マットの耐候性と地盤に定着したアンカー材を介
した支持とが相俟って、法面の傾斜角に関わらず収容空
間へ注入した植生基材の長期にわたる確実な保持が可能
となり、しかも植生基材の収容空間の下面が地盤に接し
ていることから、植栽された植物が徐々に地盤に対して
確実に根を張ることにより永続的な緑化を図ることが可
能である。 (3)法枠等の法面安定化構造物が設置済の法面、ある
いは法面安定化構造物を新設する法面に対して本法面緑
化工法を適用する場合には、それらの法面安定化構造物
の上方を含んだ形で植生基材の収容空間を形成して緑化
が図られることから、法枠等の法面安定化構造物自体に
よる植栽範囲に対する制約から従来生じた縦筋などを伴
わない、より自然な緑化が可能になる。
できる。 (1)客土等の植生基材を収容するための収容空間を形
成する耐候性マットを地盤に定着したアンカー材の強力
な定着力を介して支持するという手法を採用したので、
従来技術において必要とされた面倒な縦梁の設置が不要
になるばかりでなく、前記縦梁による植栽範囲に対する
制約や植生基材の厚さに対する制約がなくなる結果、木
本類を含んだより自然な緑化が容易に図れる。 (2)マットの耐候性と地盤に定着したアンカー材を介
した支持とが相俟って、法面の傾斜角に関わらず収容空
間へ注入した植生基材の長期にわたる確実な保持が可能
となり、しかも植生基材の収容空間の下面が地盤に接し
ていることから、植栽された植物が徐々に地盤に対して
確実に根を張ることにより永続的な緑化を図ることが可
能である。 (3)法枠等の法面安定化構造物が設置済の法面、ある
いは法面安定化構造物を新設する法面に対して本法面緑
化工法を適用する場合には、それらの法面安定化構造物
の上方を含んだ形で植生基材の収容空間を形成して緑化
が図られることから、法枠等の法面安定化構造物自体に
よる植栽範囲に対する制約から従来生じた縦筋などを伴
わない、より自然な緑化が可能になる。
【図1】 本発明の実施例におけるアンカー材の割付図
である。
である。
【図2】 本発明の実施例の施工状態を部分的に示した
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】 図2中のA部分を拡大して示した部分拡大図
である。
である。
【図4】 コマナットを右半分を断面して示した片側断
面図である。
面図である。
【図5】 図2中のB部分を拡大して示した部分拡大図
である。
である。
【図6】 本発明の他の実施例を示した概略縦断面図で
ある。
ある。
【図7】 本発明の他の実施例を示した概略縦断面図で
ある。
ある。
1…地盤、2…アンカー材、3…削孔、4…耐候性マッ
ト、5…中間ネット、6,7…押え座金、8,9…コマ
ナット、10,11…押え座金、12,13…コマナッ
ト、14…内側ネット、15…外側ネット、16…コン
クリート構造部、17…アンカー材、18…閉塞用マッ
ト、19…内側ネット、20…外側ネット、21…押え
座金、22…コマナット、23,24…押え座金、2
5,26…コマナット、27…法枠、28,29…アン
カー材、30…法枠、31…支持部材
ト、5…中間ネット、6,7…押え座金、8,9…コマ
ナット、10,11…押え座金、12,13…コマナッ
ト、14…内側ネット、15…外側ネット、16…コン
クリート構造部、17…アンカー材、18…閉塞用マッ
ト、19…内側ネット、20…外側ネット、21…押え
座金、22…コマナット、23,24…押え座金、2
5,26…コマナット、27…法枠、28,29…アン
カー材、30…法枠、31…支持部材
Claims (4)
- 【請求項1】 傾斜した地盤に対して複数本のロックボ
ルト等のアンカー材を定着し、それらのアンカー材を介
して、通水性を有し、かつ客土等の植生基材に対する流
出防止機能を有する耐候性マットを前記地盤に対して間
隔をあけた状態に支持することにより、前記地盤と耐候
性マットとの間に植生基材の収容空間を形成するととも
に、その収容空間に流動化した植生基材を注入し、該植
生基材に植物を植栽することを特徴とする法面緑化工
法。 - 【請求項2】 前記収容空間に注入された植生基材に少
なくとも木本類を植栽することを特徴とする請求項1に
記載された法面緑化工法。 - 【請求項3】 前記地盤に定着した前記アンカー材を介
して、同地盤上の法面安定化構造物の上方に間隔をあけ
た状態に前記耐候性マットを支持することにより、前記
地盤と耐候性マットとの間に植生基材の収容空間を形成
することを特徴とする請求項1又は2に記載された法面
緑化工法。 - 【請求項4】 傾斜した地盤に対して定着したロックボ
ルト等のアンカー材を介して法面安定化構造物を支持す
るとともに、該法面安定化構造物に結合された支持部材
を介して、通水性を有し、かつ客土等の植生基材に対す
る流出防止機能を有する耐候性マットを同法面安定化構
造物の上方に間隔をあけた状態に支持することにより、
前記地盤と耐候性マットとの間に植生基材の収容空間を
形成し、その収容空間に流動化した植生基材を注入し
て、該植生基材に植物を植栽することを特徴とする法面
緑化工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11654197A JPH10292380A (ja) | 1997-04-19 | 1997-04-19 | 法面緑化工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11654197A JPH10292380A (ja) | 1997-04-19 | 1997-04-19 | 法面緑化工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10292380A true JPH10292380A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14689680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11654197A Pending JPH10292380A (ja) | 1997-04-19 | 1997-04-19 | 法面緑化工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10292380A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006177057A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Tokyo Metropolis | 法枠工用の木材連結器および木製法枠工ユニット |
| KR100858315B1 (ko) | 2008-04-08 | 2008-09-11 | 박태영 | 환경친화적 사면 안정의 화단 조성에 의한 녹화 공법 및사면안정용 길이형 부재 |
| KR100920027B1 (ko) | 2007-08-03 | 2009-10-06 | 주식회사 벽진지오테크닉스 | 토목섬유 보강 커튼 월 구조 및 녹화공법 |
| KR101136372B1 (ko) * | 2011-11-16 | 2012-04-18 | 주식회사 비엠테크 | 녹생토 고정장치를 갖는 앵커체 및 이를 이용한 녹생토 시공방법 |
| KR101366845B1 (ko) * | 2012-07-25 | 2014-02-21 | 김계순 | 법면녹화 구조물 |
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