JPH10292553A - 板状構造材 - Google Patents
板状構造材Info
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- JPH10292553A JPH10292553A JP9110197A JP11019797A JPH10292553A JP H10292553 A JPH10292553 A JP H10292553A JP 9110197 A JP9110197 A JP 9110197A JP 11019797 A JP11019797 A JP 11019797A JP H10292553 A JPH10292553 A JP H10292553A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面から大きな圧力が加えられても、破壊さ
れ難い中空板材を提供しようとする。 【解決手段】 一様な厚みを持った表面部材と裏面部材
とが平行に並んでいる間に、複数個の隔壁部材をこれと
直交してさしわたし、全体を一体とした中空板材であっ
て、隔壁部材と表面部材又は裏面部材との交差部を中空
部の内側から肉盛りし、肉盛りした部分が表面部材又は
裏面部材に沿って延びる距離を、隔壁部材に沿って延び
る距離の1〜3倍とする。
れ難い中空板材を提供しようとする。 【解決手段】 一様な厚みを持った表面部材と裏面部材
とが平行に並んでいる間に、複数個の隔壁部材をこれと
直交してさしわたし、全体を一体とした中空板材であっ
て、隔壁部材と表面部材又は裏面部材との交差部を中空
部の内側から肉盛りし、肉盛りした部分が表面部材又は
裏面部材に沿って延びる距離を、隔壁部材に沿って延び
る距離の1〜3倍とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、構造材とくに中
空の板状構造材に関するものである。その構造材は、棚
板、屋根材、床材、梁材、コンクリートの型枠材、水槽
組立用単位板などとして使用できるものである。
空の板状構造材に関するものである。その構造材は、棚
板、屋根材、床材、梁材、コンクリートの型枠材、水槽
組立用単位板などとして使用できるものである。
【0002】
【従来の技術】中空板材は既に知られている。中空板材
とは、例えば図1に示したように、長尺の板1に長手方
向に貫通する中空部14を複数個設けたものである。こ
れは例えば棚板として使用できるものである。
とは、例えば図1に示したように、長尺の板1に長手方
向に貫通する中空部14を複数個設けたものである。こ
れは例えば棚板として使用できるものである。
【0003】図1に示した中空板材1は、これをさらに
正確に述べると、次のように定義される。すなわち、中
空板材1は、一様な厚みTを持った平坦な表面部材11
と裏面部材12とが間隔Dをあけて互いに平行に並んで
いる間に、厚みTを持った複数個の隔壁部材13をさし
わたし、隔壁部材13を互いに平行に位置させるととも
に表面部材11と裏面部材12と直交させて一体にし、
さらにこれらの部材を隔壁部材の延びる方向に延ばして
長尺にしたものである、と云うことができる。
正確に述べると、次のように定義される。すなわち、中
空板材1は、一様な厚みTを持った平坦な表面部材11
と裏面部材12とが間隔Dをあけて互いに平行に並んで
いる間に、厚みTを持った複数個の隔壁部材13をさし
わたし、隔壁部材13を互いに平行に位置させるととも
に表面部材11と裏面部材12と直交させて一体にし、
さらにこれらの部材を隔壁部材の延びる方向に延ばして
長尺にしたものである、と云うことができる。
【0004】また、上に述べた中空板材にさらにその長
手方向の両側縁に係止部を設けた中空板材も知られてい
る。それは図2に示した中空板材1である。図2の中空
板材1は、表面部材11と裏面部材12とが互いに平行
に並んでいる間に、これら部材と直交し長手方向を表面
部材11及び裏面部材12と合致させて互いに平行に延
びる複数個の長尺の隔壁部材13をさしわたして一体と
し、こうして得られた板材の長手方向の両側縁に側縁の
全長にわたって係止部15と16とを設けたものであ
る。
手方向の両側縁に係止部を設けた中空板材も知られてい
る。それは図2に示した中空板材1である。図2の中空
板材1は、表面部材11と裏面部材12とが互いに平行
に並んでいる間に、これら部材と直交し長手方向を表面
部材11及び裏面部材12と合致させて互いに平行に延
びる複数個の長尺の隔壁部材13をさしわたして一体と
し、こうして得られた板材の長手方向の両側縁に側縁の
全長にわたって係止部15と16とを設けたものであ
る。
【0005】係止部15と16とは断面U字状のもの
で、Uの開口は板材の表又は裏方向に向かっている。図
2に示した中空板材1では係止部15と16とが開口方
向を逆に向けているが、同じ方向に向けたものもある。
このような板材は意匠登録第417515号に屋根板材
として、また意匠登録第420666号に型材として紹
介されている。
で、Uの開口は板材の表又は裏方向に向かっている。図
2に示した中空板材1では係止部15と16とが開口方
向を逆に向けているが、同じ方向に向けたものもある。
このような板材は意匠登録第417515号に屋根板材
として、また意匠登録第420666号に型材として紹
介されている。
【0006】上に述べたような中空板材では、隔壁部材
と表面部材又は裏面部材との交差部分が、図2に示した
ようにこれまで直交するままにされて来た。すなわち、
その交差部分は、図2に示したように、隔壁部材13が
表面部材11及び裏面部材12と直交するままにされて
おり、従って中空部14は殆ど直角四辺形の断面を持つ
ものとされて来た。しかし、時には図1に示すように中
空部14の四隅が僅かに丸められることもあった。
と表面部材又は裏面部材との交差部分が、図2に示した
ようにこれまで直交するままにされて来た。すなわち、
その交差部分は、図2に示したように、隔壁部材13が
表面部材11及び裏面部材12と直交するままにされて
おり、従って中空部14は殆ど直角四辺形の断面を持つ
ものとされて来た。しかし、時には図1に示すように中
空部14の四隅が僅かに丸められることもあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明者は、図2に
示したような中空板材を硬質の合成樹脂で作り、これを
単位板として組立水槽を作ったところ、上述のような構
造の中空板材には意外な欠点のあることを見出した。そ
の欠点とは、水槽の底の周りにこの中空板材をその長手
方向を垂直にして固定し、板材の側縁同士を次々と気密
に接続して水槽の側壁を作り、こうして組み立てた水槽
の中に水を入れると、中空板材が水の圧力のために特定
のところで割れるに至るということである。特定なとこ
ろとは、図2で云えば、点線17で示した部分であっ
て、隔壁部材13が表面部材11又は裏面部材12と交
差する部分近くである。点線17の部分は、隔壁部材1
3によって補強されているところに近いから、強い筈で
あるのに意外にこの部分が弱いことが判明した。
示したような中空板材を硬質の合成樹脂で作り、これを
単位板として組立水槽を作ったところ、上述のような構
造の中空板材には意外な欠点のあることを見出した。そ
の欠点とは、水槽の底の周りにこの中空板材をその長手
方向を垂直にして固定し、板材の側縁同士を次々と気密
に接続して水槽の側壁を作り、こうして組み立てた水槽
の中に水を入れると、中空板材が水の圧力のために特定
のところで割れるに至るということである。特定なとこ
ろとは、図2で云えば、点線17で示した部分であっ
て、隔壁部材13が表面部材11又は裏面部材12と交
差する部分近くである。点線17の部分は、隔壁部材1
3によって補強されているところに近いから、強い筈で
あるのに意外にこの部分が弱いことが判明した。
【0008】この発明は、上述の実験によって発明者が
知った欠点を改良しようとして生まれたものである。す
なわち、この発明は、中空板材にその表面又は裏面から
大きな押圧力を加えても、容易に破壊されないような中
空板状構造材を提供しようとするものである。
知った欠点を改良しようとして生まれたものである。す
なわち、この発明は、中空板材にその表面又は裏面から
大きな押圧力を加えても、容易に破壊されないような中
空板状構造材を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】一般に、中空板材が大き
な面圧に耐えるようにするには、表面部材、裏面部材及
び隔壁部材のそれぞれの厚みを大きくすればよいことは
当然である。ところが、それには大量の材料が必要であ
って経済的でない。この発明者は限られた材料の範囲内
で、中空板状構造材として大きな面圧に耐えるようにす
るには、どのようにすべきかを考えた。その結果、表面
部材、裏面部材及び隔壁部材を何れもほぼ等しい厚みT
として、表面部材と裏面部材とを厚みTの8〜20倍の
間隔Dをあけて並べておき、その間に互いに平行な複数
個の隔壁部材をさしわたし、隔壁部材間の間隔を上記間
隔Dの2〜3倍とするのが、適していることを見出し
た。また、大きな面圧を受けて割れるのを防ぐには、隔
壁部材と表面部材又は裏面部材との交差部分に中空部の
内側から肉盛りして、そこに肉厚部を付設するのが適し
ていることを見出した。さらに、肉厚部は、隔壁部材に
沿って延びる距離よりも、表面部材又は裏面部材に沿っ
て延びる距離の方が大きいような断面三角形状のものと
するのが適していることを見出した。この発明は、この
ような知見に基づいて生まれたものである。
な面圧に耐えるようにするには、表面部材、裏面部材及
び隔壁部材のそれぞれの厚みを大きくすればよいことは
当然である。ところが、それには大量の材料が必要であ
って経済的でない。この発明者は限られた材料の範囲内
で、中空板状構造材として大きな面圧に耐えるようにす
るには、どのようにすべきかを考えた。その結果、表面
部材、裏面部材及び隔壁部材を何れもほぼ等しい厚みT
として、表面部材と裏面部材とを厚みTの8〜20倍の
間隔Dをあけて並べておき、その間に互いに平行な複数
個の隔壁部材をさしわたし、隔壁部材間の間隔を上記間
隔Dの2〜3倍とするのが、適していることを見出し
た。また、大きな面圧を受けて割れるのを防ぐには、隔
壁部材と表面部材又は裏面部材との交差部分に中空部の
内側から肉盛りして、そこに肉厚部を付設するのが適し
ていることを見出した。さらに、肉厚部は、隔壁部材に
沿って延びる距離よりも、表面部材又は裏面部材に沿っ
て延びる距離の方が大きいような断面三角形状のものと
するのが適していることを見出した。この発明は、この
ような知見に基づいて生まれたものである。
【0010】この発明は、一様な厚みTを持った平坦な
長尺の表面部材と裏面部材とが、厚みTの8〜20倍の
間隔Dをあけて互いに平行に並んでいる間に、これら部
材と直交し且つ長手方向を合致させて互いに平行に延び
る厚みTの長尺の隔壁部材をさしわたして一体とし、隔
壁部材間の間隔を上記間隔Dの2〜3倍とした長尺の中
空板材であって、上記隔壁部材と表面部材又は裏面部材
との交差部を中空部の内側から肉盛りし、肉盛りした部
分を隔壁部材に沿って上記厚みTの2〜3倍の距離Lに
まで広げるとともに、表面部材と裏面部材に沿って上記
距離Lの1ないし3倍の距離にまで広げたことを特徴と
する、板状構造材を提供するものである。
長尺の表面部材と裏面部材とが、厚みTの8〜20倍の
間隔Dをあけて互いに平行に並んでいる間に、これら部
材と直交し且つ長手方向を合致させて互いに平行に延び
る厚みTの長尺の隔壁部材をさしわたして一体とし、隔
壁部材間の間隔を上記間隔Dの2〜3倍とした長尺の中
空板材であって、上記隔壁部材と表面部材又は裏面部材
との交差部を中空部の内側から肉盛りし、肉盛りした部
分を隔壁部材に沿って上記厚みTの2〜3倍の距離Lに
まで広げるとともに、表面部材と裏面部材に沿って上記
距離Lの1ないし3倍の距離にまで広げたことを特徴と
する、板状構造材を提供するものである。
【0011】また、この発明は、上記の板状構造材の長
手方向の両側縁に側縁の全長にわたって延びる係止部を
付設し、係止部を横断面がU字状のものとし、Uの開口
を板の表又は裏方向に向かって開口させた板状構造材を
も提供するものである。
手方向の両側縁に側縁の全長にわたって延びる係止部を
付設し、係止部を横断面がU字状のものとし、Uの開口
を板の表又は裏方向に向かって開口させた板状構造材を
も提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明に係る板状構造材をその
実施の一例について図面に基づき説明すると、次のとお
りである。図3及び図4は、この発明に係る板状構造材
の一部切欠斜視図である。図5は、この発明に係る板状
構造材の接続状態を示す斜視図である。
実施の一例について図面に基づき説明すると、次のとお
りである。図3及び図4は、この発明に係る板状構造材
の一部切欠斜視図である。図5は、この発明に係る板状
構造材の接続状態を示す斜視図である。
【0013】図3において、2はこの発明に係る中空板
状構造材である。構造材2は、表面部材21と裏面部材
22とが間隔Dをあけて互いに平行に並んでいる間に、
これらの部材と直交し長手方向を合致させて互いに平行
に延びる隔壁部材23をさしわたし、全体を一体とした
中空板材である。これだけの関係では、図3の構造材2
は図1の構造材1と同じである。
状構造材である。構造材2は、表面部材21と裏面部材
22とが間隔Dをあけて互いに平行に並んでいる間に、
これらの部材と直交し長手方向を合致させて互いに平行
に延びる隔壁部材23をさしわたし、全体を一体とした
中空板材である。これだけの関係では、図3の構造材2
は図1の構造材1と同じである。
【0014】図3の構造材2が図1の構造材1と異なる
のは、表面部材21、裏面部材22及び隔壁部材23の
厚みが一様でないという点であって、それらの各部材は
互いに交差する部分を中心として厚みを大きくしている
という点である。表面部材21も、裏面部材22も、隔
壁部材23も、厚みの小さい部分では何れも厚みが等し
くTとされている。従って、図3の構造材2は、隔壁部
材23が表面部材21と裏面部材22と交差する部分に
おいて、点線で示された断面直角三角形の部分28だけ
肉盛りされた構造となっている。
のは、表面部材21、裏面部材22及び隔壁部材23の
厚みが一様でないという点であって、それらの各部材は
互いに交差する部分を中心として厚みを大きくしている
という点である。表面部材21も、裏面部材22も、隔
壁部材23も、厚みの小さい部分では何れも厚みが等し
くTとされている。従って、図3の構造材2は、隔壁部
材23が表面部材21と裏面部材22と交差する部分に
おいて、点線で示された断面直角三角形の部分28だけ
肉盛りされた構造となっている。
【0015】肉盛り部分28が隔壁部材23に沿って延
びる距離Lは、部分28が表面部材21又は裏面部材2
2に沿って延びる距離Mに等しいか、又はMよりも小さ
いことが必要である。具体的に云えば距離Mは距離Lの
1ないし3倍とされる。また、距離Lは厚みTの2〜3
倍とされる。但し、表面部材21、裏面部材22及び隔
壁部材23は、何れも厚みTの部分をその幅の3分の1
以上、好ましくは2分の1以上にわたって持つようにさ
れる。部分28が肉盛りされた結果、構造材2は、表面
又は裏面に沿って長く延ばされた八角形断面の中空部2
4を持つこととなる。この発明に係る構造材2はこのよ
うな点で従来の構造材1とは異なっている。
びる距離Lは、部分28が表面部材21又は裏面部材2
2に沿って延びる距離Mに等しいか、又はMよりも小さ
いことが必要である。具体的に云えば距離Mは距離Lの
1ないし3倍とされる。また、距離Lは厚みTの2〜3
倍とされる。但し、表面部材21、裏面部材22及び隔
壁部材23は、何れも厚みTの部分をその幅の3分の1
以上、好ましくは2分の1以上にわたって持つようにさ
れる。部分28が肉盛りされた結果、構造材2は、表面
又は裏面に沿って長く延ばされた八角形断面の中空部2
4を持つこととなる。この発明に係る構造材2はこのよ
うな点で従来の構造材1とは異なっている。
【0016】そのほかの構造材2の構成を説明すると次
のとおりである。表面部材21と裏面部材22とは厚み
Tの部分を基準にすると、間隔Dをあけて互いに平行に
並んでいるが、間隔Dは厚みTの8〜20倍となってい
る。また、隔壁部材23は厚みTの部分を基準にすると
間隔Aをあけて互いに平行に並んでいるが、間隔Aは間
隔Dの2〜3倍となっている。
のとおりである。表面部材21と裏面部材22とは厚み
Tの部分を基準にすると、間隔Dをあけて互いに平行に
並んでいるが、間隔Dは厚みTの8〜20倍となってい
る。また、隔壁部材23は厚みTの部分を基準にすると
間隔Aをあけて互いに平行に並んでいるが、間隔Aは間
隔Dの2〜3倍となっている。
【0017】図4は、この発明に係る他の中空板状構造
材3を示している。構造材3は長手方向の両側縁の側縁
の全長にわたって延びる係止部35と36とが余分に付
設されている点で図3に示した構造材2と異なってい
る。係止部35と36とは、断面がU字状の長尺体であ
って、Uの開口が係止部35では表面方向へ向き、係止
部36では裏面方向へ向いているが、両開口は同じ方向
に向いていてもよい。
材3を示している。構造材3は長手方向の両側縁の側縁
の全長にわたって延びる係止部35と36とが余分に付
設されている点で図3に示した構造材2と異なってい
る。係止部35と36とは、断面がU字状の長尺体であ
って、Uの開口が係止部35では表面方向へ向き、係止
部36では裏面方向へ向いているが、両開口は同じ方向
に向いていてもよい。
【0018】係止部35と36とは、何れもUの底に当
たる外面が、それぞれ裏面部材32及び表面部材31の
面と面一にされている。また、係止部35と36とは、
開口している溝内にUの突出した壁が嵌まり込めるよう
に作られ、互いに咬み合うようにされている。
たる外面が、それぞれ裏面部材32及び表面部材31の
面と面一にされている。また、係止部35と36とは、
開口している溝内にUの突出した壁が嵌まり込めるよう
に作られ、互いに咬み合うようにされている。
【0019】図4に示した構造材は、図2に示した中空
板材において、隔壁部材と表面部材又は裏面部材との交
差部を中空部の内側から肉盛りしただけのものに相当し
ている。その肉盛り部分は、図3に示した構造材2と同
じく、隔壁部材に沿って厚みTの2〜3倍の距離Lにま
で広がり、表面部材又は裏面部材に沿って上記距離Lの
1ないし3倍の距離Mにまで広がる関係になっている。
板材において、隔壁部材と表面部材又は裏面部材との交
差部を中空部の内側から肉盛りしただけのものに相当し
ている。その肉盛り部分は、図3に示した構造材2と同
じく、隔壁部材に沿って厚みTの2〜3倍の距離Lにま
で広がり、表面部材又は裏面部材に沿って上記距離Lの
1ないし3倍の距離Mにまで広がる関係になっている。
【0020】図4に示した構造材3は、一様な厚みTを
持った平坦な長尺の表面部材と裏面部材とが、厚みTの
8〜20倍の間隔Dをあけて互いに平行に並んでいる間
に、これら部材と直交し且つ長手方向を合致させて互い
に平行に延びる厚みTの隔壁部材を複数個さしわたして
一体とし、隔壁部材間の間隔を上記間隔Dの2〜3倍と
した長尺の中空板材であって、この板材の長手方向の両
側縁に側縁の全長にわたって延び、且つ板材の表又は裏
方向に向かって開口する断面U字状の係止部を設け、上
記隔壁部材と表面部材又は裏面部材との交差部を中空部
の内側から肉盛りして、肉盛りした部分を隔壁部材に沿
って上記厚みTの2〜3倍の距離Lにまで広げるととも
に、表面部材と裏面部材に沿って上記距離Lの1ないし
3倍の距離にまで広げたことを特徴とする構造材であ
る。
持った平坦な長尺の表面部材と裏面部材とが、厚みTの
8〜20倍の間隔Dをあけて互いに平行に並んでいる間
に、これら部材と直交し且つ長手方向を合致させて互い
に平行に延びる厚みTの隔壁部材を複数個さしわたして
一体とし、隔壁部材間の間隔を上記間隔Dの2〜3倍と
した長尺の中空板材であって、この板材の長手方向の両
側縁に側縁の全長にわたって延び、且つ板材の表又は裏
方向に向かって開口する断面U字状の係止部を設け、上
記隔壁部材と表面部材又は裏面部材との交差部を中空部
の内側から肉盛りして、肉盛りした部分を隔壁部材に沿
って上記厚みTの2〜3倍の距離Lにまで広げるととも
に、表面部材と裏面部材に沿って上記距離Lの1ないし
3倍の距離にまで広げたことを特徴とする構造材であ
る。
【0021】この発明に係る構造材は、合成樹脂を材料
として一体に成形される。合成樹脂としては硬質のもの
が用いられる。例えば、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂など、色々な樹脂を用いることができる。その
中ではポリエステル樹脂、とくに繊維で補強されたポリ
エステル樹脂で作ることが好ましく、その中でも繊維と
してガラス繊維を用い、ガラス繊維で補強されたポリエ
ステル樹脂で作ることが最も好ましい。
として一体に成形される。合成樹脂としては硬質のもの
が用いられる。例えば、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂など、色々な樹脂を用いることができる。その
中ではポリエステル樹脂、とくに繊維で補強されたポリ
エステル樹脂で作ることが好ましく、その中でも繊維と
してガラス繊維を用い、ガラス繊維で補強されたポリエ
ステル樹脂で作ることが最も好ましい。
【0022】この発明に係る構造材は、押し出し成形又
は引き抜き成形によって容易にこれを作ることができ
る。これらの成形法によって作るときは、構造材を連続
した長尺体として得ることができる。従って、この発明
に係る構造材は、長尺の素材から必要な長さを切り取っ
て使用することができるので、長手方向に継ぎ目のない
構造材として使用することができる。
は引き抜き成形によって容易にこれを作ることができ
る。これらの成形法によって作るときは、構造材を連続
した長尺体として得ることができる。従って、この発明
に係る構造材は、長尺の素材から必要な長さを切り取っ
て使用することができるので、長手方向に継ぎ目のない
構造材として使用することができる。
【0023】図3に示した構造材2は棚板などとして使
用するに適しており、図4に示した構造材3は、これを
多数互いに気密に接続して水槽の側壁などを作るのに適
している。図4の構造材3を互いに気密に接続する態様
が図5に示されている。
用するに適しており、図4に示した構造材3は、これを
多数互いに気密に接続して水槽の側壁などを作るのに適
している。図4の構造材3を互いに気密に接続する態様
が図5に示されている。
【0024】構造材3を互いに気密に接続するには、図
5に示すように、2つの構造材3と30とを並べ、まず
構造材3の係止部36を構造材30の係止部35と向き
合う位置に置き、次いで係止部35と36との間に横断
面が乙の字状のゴム製のパッキン4を介在させる。その
後に、係止部36の開口内に係止部35の突部を挿入す
る。すると、係止部35と係止部36とはパッキン4を
介して気密に接続され、その結果、構造材3と30とは
気密に接続されることとなる。このようにして構造材を
次々に接続して広い幅の水槽の側壁を組み立てることが
できる。
5に示すように、2つの構造材3と30とを並べ、まず
構造材3の係止部36を構造材30の係止部35と向き
合う位置に置き、次いで係止部35と36との間に横断
面が乙の字状のゴム製のパッキン4を介在させる。その
後に、係止部36の開口内に係止部35の突部を挿入す
る。すると、係止部35と係止部36とはパッキン4を
介して気密に接続され、その結果、構造材3と30とは
気密に接続されることとなる。このようにして構造材を
次々に接続して広い幅の水槽の側壁を組み立てることが
できる。
【0025】水槽の側壁を作るに適した構造材3の具体
的一例を挙げると、構造材全体の厚みが50mm、幅が
300〜1000mmのものである。そのとき厚みTは
2.5mm、距離Dは45mm、距離Aは100〜15
0mm、距離Lは5mm、距離Mは15mmのものであ
り、全体がガラス繊維補強ポリエステル樹脂で作られた
ものである。
的一例を挙げると、構造材全体の厚みが50mm、幅が
300〜1000mmのものである。そのとき厚みTは
2.5mm、距離Dは45mm、距離Aは100〜15
0mm、距離Lは5mm、距離Mは15mmのものであ
り、全体がガラス繊維補強ポリエステル樹脂で作られた
ものである。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、一様な厚みTを持っ
た長尺の表面部材と裏面部材とが、厚みTの8〜20倍
の間隔をあけて互いに平行に並んでいる間に、これら部
材と直交し且つ長手方向を合致させて互いに平行に延び
る厚みTの長尺の隔壁部材を複数個さしわたして一体と
し、隔壁部材間の間隔を上記間隔Dの2〜3倍として長
尺の中空板材を作ったので、これを作る材料を節約し、
その割には強度が大きくて取り扱い易い、実用に適した
板材とすることができる。その板材では、隔壁部材と表
面部材又は裏面部材との交差部を中空部の内側から肉盛
りして、肉盛りした部分を隔壁部材に沿って厚みTの2
〜3倍の距離Lにまで広げるとともに、表面部材と裏面
部材に沿って距離Lの1〜3倍の距離にまで広げて構造
材としたので、得られた構造材は表面又は裏面に大きな
圧力が加えられても、構造材の割れることがなく、従っ
て得られたものは強度の大きいものとなっている。しか
も、この構造材は横断面の形状が一定のものであるか
ら、押出成形又は引き抜き成形によって長尺のものとし
て作ることができるので、長手方向には継ぎ目のない希
望の長さを持ったものを得ることができる。従って、こ
の構造材は、棚板、梁材などとして有用なものである。
た長尺の表面部材と裏面部材とが、厚みTの8〜20倍
の間隔をあけて互いに平行に並んでいる間に、これら部
材と直交し且つ長手方向を合致させて互いに平行に延び
る厚みTの長尺の隔壁部材を複数個さしわたして一体と
し、隔壁部材間の間隔を上記間隔Dの2〜3倍として長
尺の中空板材を作ったので、これを作る材料を節約し、
その割には強度が大きくて取り扱い易い、実用に適した
板材とすることができる。その板材では、隔壁部材と表
面部材又は裏面部材との交差部を中空部の内側から肉盛
りして、肉盛りした部分を隔壁部材に沿って厚みTの2
〜3倍の距離Lにまで広げるとともに、表面部材と裏面
部材に沿って距離Lの1〜3倍の距離にまで広げて構造
材としたので、得られた構造材は表面又は裏面に大きな
圧力が加えられても、構造材の割れることがなく、従っ
て得られたものは強度の大きいものとなっている。しか
も、この構造材は横断面の形状が一定のものであるか
ら、押出成形又は引き抜き成形によって長尺のものとし
て作ることができるので、長手方向には継ぎ目のない希
望の長さを持ったものを得ることができる。従って、こ
の構造材は、棚板、梁材などとして有用なものである。
【0027】また、この発明は、上述の構造材の長手方
向の両側縁に、側縁の全長にわたって延び且つ板材の表
又は裏方向に向かって開口する断面U字状の係止部を付
設した、係止部付きの構造材も含んでいる。この係止部
付き板状構造材は、係止部を互いに咬み合わせることに
よって構造材を次々と接続し、幅を広げることができ
る。しかも、係止部にパッキンを介在させることによっ
て構造材を気密に接続することができる。従って、この
係止部付きの構造材を用いるときは、これによって大き
な圧力に耐えることが必要な水槽の側壁や、コンクリー
ト打設用型枠を容易に作ることができる。この発明は、
このような利益をもたらすものである。
向の両側縁に、側縁の全長にわたって延び且つ板材の表
又は裏方向に向かって開口する断面U字状の係止部を付
設した、係止部付きの構造材も含んでいる。この係止部
付き板状構造材は、係止部を互いに咬み合わせることに
よって構造材を次々と接続し、幅を広げることができ
る。しかも、係止部にパッキンを介在させることによっ
て構造材を気密に接続することができる。従って、この
係止部付きの構造材を用いるときは、これによって大き
な圧力に耐えることが必要な水槽の側壁や、コンクリー
ト打設用型枠を容易に作ることができる。この発明は、
このような利益をもたらすものである。
【図1】従来の中空板材の一部切欠斜視図である。
【図2】従来の他の中空板材の一部切欠斜視図である。
【図3】この発明に係る板状構造材の一部切欠斜視図で
ある。
ある。
【図4】この発明に係る他の板状構造材の一部切欠斜視
図である。
図である。
【図5】図4に示した板状構造材の接続状態を示した斜
視図である。
視図である。
1 従来の中空板材 11 表面部材 12 裏面部材 13 隔壁部材 14 中空部 15、16 係止部 2 この発明の板状構造材 21、31 表面部材 22、32 裏面部材 23、33 隔壁部材 24、34 中空部 35、36 係止部 28 肉盛り部 T 厚み D 表面部材と裏面部材との間の間隔 A 隔壁部材間の間隔 L 肉盛り部28が隔壁部材23に沿って
広がる距離 M 肉盛り部28が表面部材又は裏面部材
に沿って広がる距離
広がる距離 M 肉盛り部28が表面部材又は裏面部材
に沿って広がる距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 誠治 大阪府池田市天神1−9−6 203 (72)発明者 神田 利広 大阪府吹田市昭和町17−9 303
Claims (2)
- 【請求項1】 一様な厚みTを持った平坦な長尺の表面
部材と裏面部材とが、厚みTの8〜20倍の間隔Dをあ
けて互いに平行に並んでいる間に、これら部材と直交し
且つ長手方向を合致させて互いに平行に延びる厚みTの
長尺の隔壁部材を複数個さしわたして一体とし、隔壁部
材間の間隔を上記間隔Dの2〜3倍とした長尺の中空板
材であって、上記隔壁部材と表面部材又は裏面部材との
交差部を中空部の内側から肉盛りし、肉盛りした部分を
隔壁部材に沿って上記厚みTの2〜3倍の距離Lにまで
広げるとともに、表面部材と裏面部材に沿って上記距離
Lの1〜3倍の距離にまで広げたことを特徴とする、板
状構造材。 - 【請求項2】 一様な厚みTを持った平坦な長尺の表面
部材と裏面部材とが、厚みTの8〜20倍の間隔Dをあ
けて互いに平行に並んでいる間に、これら部材と直交し
且つ長手方向を合致させて互いに平行に延びる厚みTの
隔壁部材を複数個さしわたして一体とし、隔壁部材間の
間隔を上記間隔Dの2〜3倍とした長尺の中空板材であ
って、この板材の長手方向の両側縁に側縁の全長にわた
って延び、且つ板材の表又は裏方向に向かって開口する
断面U字状の係止部を設け、上記隔壁部材と表面部材又
は裏面部材との交差部を中空部の内側から肉盛りして、
肉盛りした部分を隔壁部材に沿って上記厚みTの2〜3
倍の距離Lにまで広げるとともに、表面部材と裏面部材
に沿って上記距離Lの1ないし3倍の距離にまで広げた
ことを特徴とする、板状構造材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9110197A JPH10292553A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 板状構造材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9110197A JPH10292553A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 板状構造材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10292553A true JPH10292553A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14529520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9110197A Withdrawn JPH10292553A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 板状構造材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10292553A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006511742A (ja) * | 2002-12-17 | 2006-04-06 | カザック コンポジッツ, インコーポレイテッド | 大型複合材構造物及び大型複合材構造物の製作方法 |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9110197A patent/JPH10292553A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006511742A (ja) * | 2002-12-17 | 2006-04-06 | カザック コンポジッツ, インコーポレイテッド | 大型複合材構造物及び大型複合材構造物の製作方法 |
| US8182643B2 (en) | 2002-12-17 | 2012-05-22 | Kazak Composites, Incorporated | Large composite structures and a process for fabricating large composite structures |
| KR101207575B1 (ko) * | 2002-12-17 | 2012-12-03 | 카자크 컴포지츠, 인코포레이티드 | 대규모 복합재료 구조물 및 대규모 복합재료 구조물의 제조방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040706 |