JPH10293252A - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒

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JPH10293252A
JPH10293252A JP9115086A JP11508697A JPH10293252A JP H10293252 A JPH10293252 A JP H10293252A JP 9115086 A JP9115086 A JP 9115086A JP 11508697 A JP11508697 A JP 11508697A JP H10293252 A JPH10293252 A JP H10293252A
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Motoyuki Otake
基之 大竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 望遠端状態から近距離合焦した場合でも小型
化を図れるズームレンズ鏡筒を提供すること。 【解決手段】 複数の可動レンズ群を有する変倍光学系
と前記複数の可動レンズ群を光軸方向に駆動する案内手
段とを備え、案内手段は、少なくとも広角端状態、中間
焦点距離状態及び望遠端状態の3つのレンズ位置状態に
可動レンズ群を停止可能であり、中間焦点距離状態は広
角端状態と望遠端状態の間に存在し、いずれのレンズ位
置状態においても、無限遠に位置する被写体の像が所定
の位置に保たれ、少なくとも望遠端状態において、無限
遠に位置する被写体から近距離に位置する被写体へ焦点
調節を行う場合に、複数の可動レンズ群が所定の位置の
被写体像の方向へ移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズームレンズ鏡
筒、特に広角端状態より望遠端状態までに所定のレンズ
焦点距離状態のみ存在するステップズーム(バリフォー
カルズーム)用のズームレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のレンズシャッター式カメラ用の撮
影レンズでは、ズームレンズが一般的となっている。
【0003】ズームレンズを制御するズームレンズ鏡筒
では、可動レンズ群がズームレンズ鏡筒内に設けられた
カムに従って光軸方向に移動することにより焦点距離が
変化する。そして、被写体位置の検出系からの出力に従
って、合焦駆動系を駆動することによりフォーカシング
レンズ群を光軸方向に移動させ、近距離合焦を行う方法
が広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭60−1024
37号公報に開示されたズームレンズ鏡筒は、広角端状
態より望遠端状態の間の所定の焦点距離状態のみ可動レ
ンズ群が停止可能である。ここでは、広角端状態から焦
点距離が大きくなる方向に可動レンズ群を移動させた場
合に、フィルム面上に結像する被写体位置が近距離に移
動するようにカム軌道を設定し、合焦駆動系を省くこと
で制御機構を簡素化している。
【0005】しかしながら、特開昭60−102437
号公報に開示されたズームレンズ鏡筒では、望遠端状態
において近距離合焦を行う際に、望遠端状態よりもレン
ズ全長が大きくなってしまい、カメラ本体の小型化に適
しておらず問題であった。
【0006】図13に特開昭60−102437号公報
に開示されているズームレンズ鏡筒のカム軌道の概略を
示す。図13において、Aは第1レンズ群の移動軌跡、
Bは第2レンズ群の移動軌跡をそれぞれ示し、a乃至g
はそれぞれの焦点距離における無限遠合焦状態(∞)の
レンズ位置状態を、a’乃至g’は前記各無限遠合焦状
態a乃至gから近距離合焦(MOD)を行った場合のレ
ンズ位置状態を示している。
【0007】図13から明らかなように、望遠端状態で
近距離合焦を行う際に、望遠端状態に比べてレンズ全長
がかなり大きくなる傾向にある。したがって、より被写
体に近づいた迫力のある写真を撮ろうとすると、レンズ
全長がより大きくなってしまい問題である。
【0008】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、小型化と低コスト化に適したズームレンズ
鏡筒及び変倍光学系を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のズームレンズ鏡筒は、複数の可動レンズ群を
有する変倍光学系と前記複数の可動レンズ群を光軸方向
に駆動する案内手段とを備えたズームレンズ鏡筒であっ
て、前記案内手段は、少なくとも広角端状態、中間焦点
距離状態及び望遠端状態の3つのレンズ位置状態に前記
可動レンズ群を停止可能であり、前記中間焦点距離状態
は前記広角端状態と前記望遠端状態の間に存在し、いず
れのレンズ位置状態においても、無限遠に位置する被写
体の像が所定の位置に保たれ、少なくとも望遠端状態に
おいて、前記無限遠に位置する被写体から近距離に位置
する被写体へ焦点調節を行う場合に、前記複数の可動レ
ンズ群が前記所定の位置の前記被写体像の方向へ移動す
ることを特徴としている。
【0010】かかる構成により、望遠端状態において近
距離の被写体(物体)に合焦した場合でも、可動レンズ
群が像側へ動くので、レンズ全長が長くならず、全系の
小型化を図ることが出来る。
【0011】通常、カメラ等に用いられる光学系では、
焦点距離fと像高yと画角θが y=f・tanθ となる射影方式を用いている。
【0012】従って、焦点距離が長い場合よりも焦点距
離が短い場合のほうが、焦点距離の変化による画角の変
化が大きい。撮影範囲は画角によって決まるため、本発
明においては、画角の変化がほぼ一定となるようなレン
ズ位置状態で変倍光学系が停止するようにズームレンズ
鏡筒を構成している。
【0013】以上のことから、本発明では、広角端状態
(レンズが停止可能な位置状態のうち、焦点距離が最も
短いレンズ位置状態)から望遠端状態(レンズが停止可
能な位置状態のうち、焦点距離が最も長いレンズ位置状
態)までレンズ位置状態が変化する際に、隣接するレン
ズ位置状態同士の焦点距離変化が次第に大きくなってい
る。
【0014】次に、レンズシャッター式カメラに好適な
撮影光学系について述べる。レンズシャッター式カメラ
は携帯性が重要視されるため、カメラ本体の小型化が重
要である。従って、撮影光学系はレンズ径が小型である
ことと、レンズ全長が短いことが必要とされる。具体的
な変倍光学系としては、例えば特開昭61−15115
号公報に開示された正負2群ズームレンズが知られてい
る。
【0015】正負2群ズームレンズは正屈折力を有する
第1レンズ群と負屈折力を有する第2レンズ群で構成さ
れ、第1レンズ群により形成される被写体像を第2レン
ズ群により拡大する光学系である。広角端状態より望遠
端状態まで第1レンズ群と第2レンズ群は、両群の間隔
を狭めるように物体側へ移動する。また、開口絞りは第
1レンズ群の最も像側に配置され、レンズ位置状態が変
化する際に第1レンズ群と一体的に移動する。
【0016】さらに、例えば特開平2−135312号
公報に開示された正正負3群ズームレンズや特開平3−
39920号公報に開示された正負正負4群ズームレン
ズ等も知られている。いずれも最も像側に負レンズ群を
配置し、負レンズ群よりも物体側に開口絞りを配置し
て、広角端状態より望遠端状態まで変倍する際に、開口
絞りと負レンズ群の間隔が減少するように、開口絞り及
び負レンズ群が物体側に移動している。
【0017】これらのレンズでは、レンズ系全体の屈折
力配置を正負とすることでレンズ全長の短縮化を図って
いる。また、広角端状態ではバックフォーカスを短く
し、負レンズ群を通過する軸外光束を光軸から離すこと
で、射出瞳位置を像面に近づけて負レンズ群のレンズ径
を小さくし、且つ軸上収差と軸外収差とを独立に補正し
ており、バックフォーカスの変化を大きくすることで、
負レンズ群を通過する軸外光束の高さを変倍時に大きく
変化させて、変倍時に発生する軸外収差の変動を良好に
補正している。
【0018】本発明においても、変倍光学系は最も像側
に負レンズ群を配置して、広角端状態より望遠端状態ま
ですべてのレンズ群を物体側に移動させている。かかる
構成により、レンズ全体の小型化を図り、収差を良好に
補正することが可能である。
【0019】また、本発明によるズームレンズ鏡筒は、
以下の条件式(1)、 0.1<(fa・|fb|)1/2/ft<1.0 (1) を満足する変倍光学系を備えることが望ましい。
【0020】条件式(1)は、望遠端状態における負レ
ンズ群と負レンズ群より物体側に配置されるレンズ群の
焦点距離の適切な範囲を定めている。ここで、faは望
遠端状態における前記負レンズ群より物体側に配置され
るレンズ群全体の合成焦点距離を、fbは前記負レンズ
群の焦点距離を、ftは望遠端状態におけるレンズ系全
体での焦点距離を表している。条件式(1)の上限値を
上回った場合、近距離合焦時に負レンズ群を像側に移動
させることができなくなってしまう。
【0021】逆に、下限値を下回った場合、負レンズ群
の横倍率が正に大きくなり過ぎて、負レンズ群のレンズ
位置精度が極端に大きくなって、レンズ停止精度によっ
て光学性能が著しく劣化してしまう。
【0022】レンズ系の小型化を図るには、負レンズ群
と負レンズ群より物体側に配置されるレンズ群の焦点距
離を小さくすることが肝要であり、条件式(1)の上限
値を0.5とすることが望ましい。
【0023】また、レンズ鏡筒には円筒状の鏡筒が一般
的に用いられ、モーターの回転力に従ってレンズ鏡筒の
一部が回転して、結果的に各レンズ群が光軸方向に移動
するが、本発明においては、各レンズ群の制御を容易に
行うために、所定のレンズ群がモーターの所定の回転量
に対して常にほぼ一定量だけ光軸方向に移動することが
望ましい。
【0024】ところで、本発明によるズームレンズ鏡筒
においては、上述の通り隣接するレンズ位置状態(無限
遠合焦)同士の焦点距離変化量が広角端状態より望遠端
状態へレンズ位置状態が変化するに従って大きくなって
おり、結果的にレンズ鏡筒に伝達されるモーターの駆動
量が大きくなる。
【0025】例えば、正負2群ズームレンズでは第1群
の像側に開口絞りが配置され、変倍時に第1群と一体的
に移動するので、開口絞りの最大径が同じである場合、
像面上の深度はレンズ位置状態によらずほぼ一定とな
る。
【0026】しかしながら、可動レンズ群を3つ以上有
する多群ズームレンズでは、焦点距離の変化よりもFナ
ンバーの変化が小さく、像面上の深度が広角端状態に比
べて望遠端状態で狭まる傾向にある。
【0027】レンズシャッター式カメラでは、被写体位
置を検出する検出系の出力に従い、レンズを駆動する
が、連続的にレンズ位置を位置決めするのではなく、階
段式に位置決めするため、所定の光学性能を得るのに必
要なステップ数が像面上の深度に基づき決定される。
【0028】従って、多群ズームレンズでは望遠端状態
の方が必要となるステップ数が多い分、近距離合焦時の
モーターの駆動量が大きいことが望ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0030】まず、本発明では、望遠端状態において
は、ズームレンズの各レンズ群を像側に移動させること
で近距離合焦を行っている。このように各レンズ群を像
側へ移動させても近距離合焦が出来る点について説明す
る。
【0031】従来、近距離合焦方法としては、(1)レ
ンズ系全体を一体的に移動する全体移動方式、(2)レ
ンズ系を構成するレンズ群のうち1つのレンズ群だけを
移動させる1群移動方式、(3)レンズ系を構成するレ
ンズ群のうち複数のレンズ群が異なる移動量で移動する
近距離補正方式の3つの方式が知られている。
【0032】一般的に、全体移動方式及び近距離補正方
式は単焦点レンズで用いられることが多く、1群移動方
式はズームレンズに適用されることが多い。
【0033】このうち、近距離補正方式は米国特許第
2,537.912号公報や特公昭45−39875号
公報において開示された方式であり、複数のレンズ群を
異なる移動量で移動させることにより、近距離合焦に発
生する収差の変動を良好に補正する方法である。
【0034】近距離補正方式では、一般的に各レンズ群
を物体側へ移動させている。通常撮影レンズは正の屈折
力を有しており、物体距離が短くなると像面位置は後側
へ移動するため、全体繰り出し方式ではレンズ系全体を
物体側へ移動させている。
【0035】しかしながら、本発明は、例えば異なる移
動量で移動するレンズ群の焦点距離を適切に設定するこ
とにより、各レンズ群を物体側ではなく像側に移動させ
た場合にも近距離合焦が行えることに着眼したものであ
る。
【0036】以下、各レンズ群を像側に移動させた際に
も近距離合焦が行える条件について説明する。
【0037】図1(a),(b)に本発明によるズーム
レンズ鏡筒に保持される変倍光学系の概念を示す。図1
(a),(b)に示す変倍光学系は、第1レンズ群G1
が正の屈折力、第2レンズ群G2が負の屈折力を有し、
広角端状態(a)より望遠端状態(b)まで、第1レン
ズ群G1と第2レンズ群G2の間隔を狭めるように各レ
ンズ群を物体側に移動させることにより焦点距離が大き
くなる。
【0038】また、光学系全体の屈折力φは、 φ=φ1+φ2−dφ1φ2 で表される。ここで、φ1は第1レンズ群G1の屈折
力、φ2は第2レンズ群G2の屈折力、dは主点間隔を
それぞれ表している。
【0039】従って、微小量だけ空気間隔が変化した際
の屈折力の変化Δφ/Δdは、 Δφ/Δd=−φ1φ2 である。空気間隔の変化が比較的小さい場合、焦点距離
の変化は像面位置の変化と大体同じであることから、第
1レンズ群G1と第2レンズ群G2の屈折力が大きい場
合に、像面位置の変化が大きい。
【0040】本発明に係る鏡筒に支持される変倍光学系
は、φ1>φ、|φ2|>φであり像面位置の変化が大
きため、第1レンズ群G1が像側に移動した際に発生す
る像面位置の変化を第1レンズ群G1と第2レンズ群G
2との間の空気間隔を変化させるように第2レンズ群G
2を移動させて打ち消すことが可能である。また、物体
側に移動させた際にも同様のことが言える。
【0041】これに対して、例えば、特公昭45−39
875号公報に開示されたレンズ系では、負レンズ群の
後方に置かれた正レンズ群内に、光束が平行に近くなる
適当な空気間隔を設定し、物体距離に応じてこの空気間
隔を変化させて近距離合焦時に発生する収差の変化を打
ち消すようにしている。従って、可変の空気間隔より物
体側に配置される部分群の屈折力はほぼ0であり、空気
間隔の変化に伴い発生する像面位置の変動は非常に小さ
い。このため、特公昭45−39875号公報に開示さ
れたレンズ系は物体側へ移動させた際にのみ、近距離合
焦が可能であった。
【0042】以上のことから、像側に移動させた際にも
近距離合焦可能とするには、屈折力の符号が異なるよう
な2つの部分群にレンズ系を分割して、近距離合焦時に
異なる移動量で移動させることが望ましいことがわか
る。
【0043】また、本発明によるズームレンズ鏡筒に保
持される他の変倍光学系を図2(a),(b)を用いて
説明する。
【0044】図2(a),(b)に示す変倍光学系は、
第1レンズ群G1は正の屈折力、第2レンズ群G2は正
の屈折力、第3レンズ群G3が負の屈折力を有してい
る。そして、広角端状態(a)より望遠端状態(b)ま
で、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増
大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が
減少するように、すべてのレンズ群が物体側へ移動す
る。
【0045】この変倍光学系は、第1レンズ群G1と第
2レンズ群G2との合成屈折力が強い正の屈折力であ
り、第3レンズ群G3が強い負屈折力であり、第2レン
ズ群G2と第3レンズ群G3との間隔を変化させること
で、無限遠位置から近距離物体まで各レンズ群を像側に
移動させて近距離合焦で行っている。
【0046】また、特公昭45―39875号公報で開
示されるように、光束が平行に近くなる空気間隔、具体
的には第1群と第2群との間に形成される空気間隔を変
化させることにより、近距離合焦時に発生する軸外収差
の変動を良好に補正している。
【0047】以上説明したように、正負2群ズームと正
正負3群ズームレンズにおいて、各レンズ群を像側に移
動させて近距離合焦を行うことができる。
【0048】また、本発明は、正負2群ズームレンズと
正正負3群ズームレンズに限定されるものではなく、正
負正負4群ズームレンズや負正負3群ズームレンズ、正
負正正負5群ズームレンズ等のレンズ系の最も像側に負
レンズ群が配置され、広角端状態より望遠端状態まで負
レンズ群が物体側へ移動する変倍光学系であれば適用で
きる。
【0049】以上のことに基づき、本発明においては、
上記構成の変倍光学系を組み込んだズームレンズ鏡筒に
おいて、近距離合焦時に、広角端状態では変倍光学系の
最も像側に配置される負レンズ群を物体側へ移動させる
ようにレンズ鏡筒を駆動し、望遠端状態では負レンズ群
を像側へ移動させるようにレンズ鏡筒を駆動させてい
る。これにより、所定量だけレンズ鏡筒が駆動された際
の負レンズ群の移動量を減らして、レンズ停止精度を高
め、且つ望遠端状態での近距離合焦時におけるレンズ全
長の短縮化を達成している。
【0050】以下に、本発明による各実施例について説
明する。なお、各実施例において非球面は次式で表され
る。
【0051】
【数1】 ここで、yは光軸からの高さ、xはサグ量、cは曲率、
κは円錐定数、C4,C6,…C10は非球面係数を表
している。
【0052】(第1実施例)本発明の第1実施例に係る
ズームレンズ鏡筒に保持される変倍光学系の移動軌跡を
図3(a)乃至(c)に示す。
【0053】図3(a)および(c)において、AXは
光軸、G1は正屈折力の第1レンズ群、G2は負屈折力
の第2レンズ群、4は絞り兼用のシャッター羽根で、図
中(a)が広角端状態(焦点距離が最も小さいレンズ位
置状態)、(c)が望遠端状態(焦点距離が最も大きい
レンズ位置状態)での第1レンズ群G1と第2レンズ群
G2とのレンズ位置関係を示している。同図(b)は広
角端状態より望遠端状態までの第1レンズ群G1の移動
軌跡A及び第2レンズ群G2の移動軌跡Bを示してい
る。
【0054】図3(b)で、a〜fは広角端状態から望
遠端状態までの停止可能な無限遠合焦状態におけるレン
ズ位置状態を示し、a’〜f’は広角端状態から望遠端
状態までの停止可能な最短撮影距離(近距離)合焦状態
におけるレンズ位置状態を示している。ここで、広角端
状態aより望遠端状態fまでレンズ位置状態が変化する
に従い、図4に示す第2レンズ鏡筒15の回転角が増加
する。すなわち、a〜a’、b〜b’、…、f〜f’に
対応するレンズ位置状態は、各レンズ位置状態a、b、
…、fにおいて近距離合焦した際に用いる範囲であり、
上述のようにa’〜f’が最短撮影距離状態である。
【0055】焦点距離を変化させる際には、各レンズ位
置状態a〜fに対応する鏡筒の回転角位置で鏡筒を停止
させる。また、近距離合焦を行う際には、レンズ位置状
態a〜fよりレンズ位置状態a’〜f’の方向に鏡筒を
回転させる。つまり、広角端状態aでは望遠端状態fの
方向に、望遠端状態fでは広角端状態aの方向にそれぞ
れ図4に示す第2レンズ鏡筒15が回転する。
【0056】第1実施例においては、第1レンズ群G1
の広角端状態からの移動量が図4に示す第2レンズ鏡筒
15の回転角に比例している。
【0057】図4(a)、(b)は、第1実施例に係る
ズームレンズ鏡筒をカメラ本体に組み込んだ際の断面図
を示し、(a)は広角端状態、(b)は望遠端状態をそ
れぞれ示している。
【0058】図4(a)、(b)において、AXは光
軸、G1は正の屈折力を有する第1レンズ群、G2は負
の屈折力を有する第2レンズ群、4は絞り兼用のシャッ
ター羽根、5は撮影画面で、11は第1レンズ群G1を
保持する第1レンズ室、12は第2レンズ群G2を保持
する第2レンズ室、13は第1レンズ室11が取り付け
られシャッターを駆動するシャッター部、14はシャッ
ター部13が取り付けられる第1レンズ鏡筒、15は内
部にヘリコイドが設けられ、第1レンズ鏡筒13の外周
部に設けられたヘリコイドを介してヘリコイド嵌合する
第2レンズ鏡筒、16は内部にヘリコイドが設けられ、
第2レンズ鏡筒15の外周部に設けられたヘリコイドを
介してヘリコイド嵌合する暗箱、17は直進筒、18は
第2レンズ室12の外周部に設けられた3本のフォロア
ーピンをそれぞれ示している。
【0059】モーターの駆動力が伝達される歯車(不図
示)が、第2レンズ鏡筒15の外周部に設けられたギア
と噛み合い、歯車の回転に従い暗箱16内のヘリコイド
に沿って第2レンズ鏡筒15が回転しながら、光軸方向
に移動する。直進筒17は暗箱16内に設けられた回転
止め(不図示)により回転が抑えられ、回転せずに第2
レンズ群G2とともに光軸方向に移動する。フォロアー
ピン18は、直進筒17に設けられた直進溝を介して第
2レンズ鏡筒15内部のカム溝と嵌合しており、第2レ
ンズ室12がカム溝に沿って光軸方向に回転せずに移動
する。第1レンズ鏡筒14は内壁に設けられた直線状の
凹部と直進筒17の外周部に設けられた直線状の凸部が
嵌合しており、第2レンズ鏡筒15の回転に従い、回転
せずに光軸方向に移動する。
【0060】図5は第2レンズ鏡筒15の内壁の一部を
展開した簡略図であって、第2レンズ室12を光軸方向
に案内するカム溝を示している。図5において、21は
3本のフォロアーピン18が嵌まるカム溝を示し、a〜
fがそれぞれレンズ位置状態a〜fに対応する。
【0061】図6は、本発明の第1実施例に係るズーム
レンズ鏡筒に保持される変倍光学系の広角端状態におけ
るレンズ断面図を示している。図中AXは光軸、6は像
面を示し、第1レンズ群G1は物体側に凹面を向けたメ
ニスカス形状の負レンズL11、物体側に凸面を向けた
メニスカス形状の負レンズL12、両凸レンズL13で
構成され、第2レンズ群G2は像側に凸面を向けたメニ
スカス形状の正レンズL21と物体側に凹面を向けたメ
ニスカス形状の負レンズL22で構成される。開口絞り
4は両凸レンズL13の像側に配置され、レンズ位置状
態が変化する際に第1レンズ群G1と一体的に移動す
る。
【0062】表1に、本発明における第1実施例の諸元
の値を掲げる。実施例の表中のfは焦点距離、FNOは
Fナンバー、2ωは画角を表し、屈折率はd線(λ=5
87.6nm)に対する値である。
【0063】
【表1】 f 30.90 〜 41.39 〜 50.65 〜 59.16 〜 67.92 〜 82.38 FNO 4.00 〜 5.36 〜 6.56 〜 7.66 〜 8.79 〜 10.66 2ω 56.070 〜 44.154 〜 37.044 〜 32.172 〜 28.288 〜 23.532゜ 面番号 曲率半径 面間隔 屈折率 アッベ数 1 -54.3647 1.00 1.77520 27.53 2 -244.1037 0.80 1.0 3 24.0722 1.50 1.58518 30.24 4 20.0351 2.80 1.0 5 59.3499 5.00 1.48749 70.45 6 -9.8674 1.00 1.0 7 0.0000 (D7) 1.0 8 -46.4513 3.00 1.58518 30.24 9 -19.1470 3.10 1.0 10 -8.8305 1.00 1.78590 43.93 11 -47.9595 (Bf) 1.0 第3面と第8面は非球面であり、非球面係数は以下に示
す通りである。 [第3面]κ=1.0000 C4 =−2.17730×10-4 C6 =−2.96510×10-6 C8 =−2.67780×10-8 C10=+8.53970×10-13 [第8面]κ=1.0000 C4 =+8.62470×10-4 C6 =+2.33470×10-6 C8 =−4.71990×10-8 C10=+6.11920×10-10 (可変間隔表) [無限遠合焦状態] レンズ位置状態 a b c d e f f 30.9000 41.3912 50.6476 59.1623 67.9160 82.3809 第2レンズ群筒回転角 0.000 25.750 31.813 49.875 68.250 99.750 1群移動量 0.0000 6.0000 12.5000 19.0000 26.0000 38.0000 2群移動量 0.0000 9.5049 17.8917 25.6059 33.5368 46.6414 D7 10.8800 7.3750 5.4883 4.2741 3.3432 2.2385 Bf 8.2498 17.7549 26.1413 33.8556 41.7865 54.8918 [近距離合焦状態]撮影距離1mに合焦時 レンズ位置状態 a' b' c' d' e' f' 第2レンズ群筒回転角 13.125 28.875 45.938 63.000 81.375 86.625 1群移動量 5.0000 11.0000 17.5000 24.0000 31.0000 33.0000 2群移動量 7.3870 16.0362 23.2780 30.7369 38.5070 40.6922 なお、回転角及び移動量は広角端状態aで0とする。 (条件式対応値) fa=+1.7040 fb=−19.6756 (1)(fa・|fb|)1/2/ft=0.251
【0064】(第2実施例)本発明の第2実施例による
ズームレンズ鏡筒に保持される変倍光学系の移動軌跡を
図7(a)乃至(c)に示す。
【0065】図7(a)、(c)において、AXは光
軸、G1は正屈折力の第1レンズ群、G2は正屈折力の
第2レンズ群、G3は負屈折力の第3レンズ群、4は絞
り兼用のシャッター羽根を示している。図中(a)が広
角端状態(焦点距離が最も小さいレンズ位置状態)で、
(c)が望遠端状態(焦点距離が最も大きいレンズ位置
状態)での第1レンズ群G1乃至第3レンズ群G3のレ
ンズ位置関係を示している。同図(b)は広角端状態よ
り望遠端状態までの第1レンズ群G1の移動軌跡A、第
2レンズ群G2の移動軌跡B及び第3レンズ群G3の移
動軌跡Cを示す。
【0066】図7(b)で、a〜dは広角端状態から望
遠端状態までの停止可能な無限遠合焦状態におけるレン
ズ位置状態に対応し、a’〜d’は広角端状態から望遠
端状態までの停止可能な最短撮影距離状態におけるレン
ズ位置状態に対応している。広角端状態aより望遠端状
態dまでレンズ位置状態が変化するに従い、第2レンズ
鏡筒15の回転角が増加する。すなわち、a〜a’、b
〜b’、c〜c’、d〜d’に対応するレンズ位置状態
は、レンズ位置状態a、b、c、dで近距離合焦した際
に用いる範囲であり、上述のようにa’〜d’が最短撮
影距離状態である。
【0067】焦点距離を変化させる際には、レンズ位置
状態a〜dに対応する鏡筒の回転角位置で鏡筒を停止す
る。また、近距離合焦を行う際には、レンズ位置状態a
〜dよりレンズ位置状態a’〜d’の方向に鏡筒を回転
させる。つまり、広角端状態aでは望遠端状態dの方向
に、望遠端状態dでは広角端状態aの方向にそれぞれ回
転レンズ鏡筒15が回転する。
【0068】図8は第2実施例によるズームレンズ鏡筒
の断面図を示し、(a)が広角端状態、(b)が望遠端
状態、(c)が格納状態をそれぞれ示している。
【0069】図8において、11は第1レンズ群G1を
保持する第1レンズ室、12は第2レンズ群G2を保持
する第2レンズ室、13は第1レンズ室11が取り付け
られシャッターを駆動するシャッター部、14はシャッ
ター部13が取り付けられる可動レンズ鏡筒、15は内
部にヘリコイドが設けられ、可動レンズ鏡筒13の外周
部に設けられたヘリコイドを介してヘリコイド嵌合する
回転レンズ鏡筒、16は内部にヘリコイドが設けられ、
回転レンズ鏡筒15の外周部に設けられたヘリコイドを
介してヘリコイド嵌合する暗箱、18は第2レンズ室1
2の外周部に設けられた3本のフォロアーピン、19は
第3レンズ群G3を保持する第3レンズ室、20は第3
レンズ室19の外周部に設けられた3本のフォロアーピ
ンをそれぞれ示している。
【0070】モーターの駆動力が伝達される歯車(不図
示)が、回転レンズ鏡筒15の外周部に設けられたギア
と噛み合い、歯車の回転に従い回転レンズ鏡筒15が回
転すると、可動レンズ鏡筒14が回転レンズ鏡筒15の
内壁に設けられたヘリコイドに沿って、且つ第2レンズ
室13の外周部に設けられた直進溝により回転が抑えら
れ、光軸方向に直進する。フォロアーピン18及び20
は回転レンズ鏡筒15に設けられたカム溝を介して暗箱
16内に設けられた直進溝に嵌合し、回転レンズ鏡筒1
5の回転に従って、カム溝に従って光軸方向に移動す
る。
【0071】図9は回転レンズ鏡筒の内壁の一部を展開
した簡略図であって、第2レンズ室12及び第3レンズ
室19を光軸方向に案内するカム溝の軌道を示してい
る。
【0072】図9において、21はフォロアーピン18
が嵌まるカム溝を示し、22はフォロアーピン20が当
てはまるカム溝を示し、第2レンズ群G2はカム溝21
によって光軸方向に案内され、図中z1(格納状態)及
びa1〜d1がそれぞれ第2レンズ群G2のレンズ位置
状態a〜dに対応し、z2(格納状態)及びa2〜d2
がそれぞれ第3レンズ群G3のレンズ位置状態a〜dに
対応している。
【0073】図10は、本発明の第2実施例による変倍
光学系の広角端状態におけるレンズ断面図を示し、図中
AXは光軸、6は像面を示し、第1レンズ群G1は物体
側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL11と両
凸レンズL12で構成され、第2レンズ群G2は物体側
に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と像側
に凹面を向けた接合面を有し、メニスカス形状の負レン
ズと両凸レンズが接合された接合正レンズL22で構成
され、第3レンズ群G3は像側に凸面を向けたメニスカ
ス形状の正レンズL31と物体側に凹面を向けたメニス
カス形状の負レンズL32で構成される。開口絞り4は
負レンズL21の物体側に配置され、レンズ位置状態が
変化する際に第2レンズ群G2と一体的に移動する。
【0074】以下の表2に、本発明における第2実施例
の諸元の値を掲げる。実施例の諸元表中のfは焦点距
離、FNOはFナンバー、2ωは画角を表し、屈折率は
d線(λ=587.6nm)に対する値である。
【0075】
【表2】 第10面と第11面は非球面であり、非球面係数は以下
に示す通りである。 [第10面] κ =+3.5603 C4 =+1.78012×10-4 C6 =+6.82210×10-7 C8 =+3.37043×10-10 C10=+8.14521×10-11 [第11面] κ =+3.7882 C4 =+1.06766×10-4 C6 =+1.96526×10-7 C8 =−1.98577×10-9 C10=+4.28900×10-11 (可変間隔表) [無限遠合焦状態] レンズ位置状態 a b c d f 23.1000 28.0000 35.0000 43.6500 回転レンズ鏡筒回転角 0.0000 11.3133 26.7759 46.3860 1群移動量 0.0000 3.7711 8.9253 15.4620 2群移動量 0.0000 1.9089 5.7135 11.1720 3群移動量 0.0000 3.7991 9.5199 16.5816 D4 1.2009 3.0630 4.4126 5.4909 D9 6.5334 4.6433 2.7270 1.1237 Bf 6.4276 10.2266 15.9475 23.0092 [近距離合焦状態]撮影距離0.8mに合焦時 レンズ位置状態 a' b' c' d' 回転レンズ鏡筒回転角 2.4000 7.7133 21.9759 40.3860 1群移動量 0.8000 2.5711 7.3253 13.4620 2群移動量 0.4302 1.3788 4.9942 9.8370 3群移動量 0.2919 2.1920 7.8321 14.3283 なお、回転角及び移動量は広角端状態aで0とする。 (条件式対応値) fa=17.5164 fb=−15.8792 (1)(fa・|fb|)1/2/ft=0.382
【0076】(第3実施例)第3実施例に係るズームレ
ンズ鏡筒に保持される変倍光学系の移動軌跡を図11
(a)乃至(c)に示す。図11(a)、(c)におい
て、AXは光軸、G1は正屈折力の第1レンズ群、G2
は正屈折力の第2レンズ群、G3は負屈折力の第3レン
ズ群、4は絞り兼用のシャッター羽根である。図中
(a)は広角端状態(焦点距離が最も小さいレンズ位置
状態)、(c)は望遠端状態(焦点距離が最も大きいレ
ンズ位置状態)での第1レンズ群G1乃至第3レンズ群
G3のレンズ位置関係を示している。(b)は広角端状
態より望遠端状態までの第1レンズ群G1の移動軌跡
A、第2レンズ群G2の移動軌跡B及び第3レンズ群G
3の移動軌跡Cを示している。
【0077】図11(b)で、zは格納状態、a〜dは
広角端状態から望遠端状態までの無限遠合焦状態となる
レンズ位置状態に対応し、広角端状態aより望遠端状態
dまでレンズ位置状態が変化するに従い、第2レンズ鏡
筒15の回転角が増加して、a〜a’、b〜b’、c〜
c’、d〜d’に対応するレンズ位置状態は、レンズ位
置状態a、b、c、dで近距離合焦した際に用いる範囲
で、a’〜d’は最短撮影距離状態である。
【0078】変倍時(焦点距離が変化する)には、まず
a0〜d0の基準位置状態にレンズ位置を位置決めす
る。次に、近距離合焦を行う際には、基準位置状態a0
〜d0よりレンズ位置状態a’〜d’の方向に鏡筒を回
転させる。つまり、広角端状態aでは望遠端状態dの方
向に、望遠端状態dでは広角端状態aの方向にそれぞれ
回転レンズ鏡筒15が回転する。従って、第3実施例で
は無限遠合焦状態においても、基準位置状態a0〜d0
よりレンズ位置状態a〜dへ移動する。なお、第3実施
例によるズームレンズ鏡筒の構成は、第2実施例と同じ
である。
【0079】第3実施例に係るズームレンズ鏡筒の制御
系を図12に示す。図12において、101は撮影者の
変倍操作を検出するためのズーミング操作部材、102
は回転レンズ鏡筒15の基準位置からの回転量を検出す
るためのレンズ位置検出部、103は被写体位置を検出
するための測距部、104は撮影者の撮影操作を検出す
るレリーズボタンである。また、変倍駆動量記憶部10
5及び合焦駆動係数記憶部106は所定値を記憶し、制
御部107はズームレンズ鏡筒を制御し、モーター10
8は回転レンズ鏡筒15を駆動し、ギア109はモータ
ー108より伝達される駆動力を回転レンズ鏡筒15に
伝達する。
【0080】ズーム操作部材101を操作すると、制御
部107はレンズ位置検出部102より出力されるレン
ズ位置情報から、隣接する物体側か、像側か(ズーム操
作部材の操作によって決定)の基準レンズ位置状態まで
の移動量を変倍駆動量記憶部105から得て、モーター
108へ駆動量を与える。
【0081】レリーズボタン104を操作すると、制御
部107はレンズ位置検出部102より出力されるレン
ズ位置情報から、合焦駆動係数記憶部106より合焦駆
動係数を得て、測距部103より出力される被写体位置
情報に基づき、駆動量を演算してモーター108へ駆動
量を与える。
【0082】第3実施例のズームレンズ鏡筒に組み込む
変倍光学系の諸元の値は、第2実施例と同じである。但
し、基準位置状態a0〜d0のレンズ位置状態を以下の
表3に示す。
【0083】
【表3】 (可変間隔表) [基準位置状態] レンズ位置状態 a0 b0 c0 d0 f 23.1000 28.0000 35.0000 43.6500 回転レンズ鏡筒回転角 -2.2446 5.5365 19.6017 38.1561 1群移動量 -0.7482 1.8455 6.5339 12.7187 2群移動量 -0.4033 1.0649 4.6364 7.3684 3群移動量 -0.2737 1.2176 7.0126 13.5230 D4 0.8560 1.9814 3.0984 4.5512 D9 6.4437 6.3806 4.1571 2.3787 Bf 6.1539 7.6266 13.4402 19.9506
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ズ
ームレンズ鏡筒、特に広角端状態より望遠端状態までに
所定のレンズ焦点距離状態のみ存在するステップズーム
用のズームレンズ鏡筒であって、望遠端状態において近
距離物体に合焦してもレンズ全長が長くならず、レンズ
の停止位置精度が高く、小型、低コスト化な鏡筒を達成
する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明によるズームレンズ鏡
筒に組み込まれた変倍光学系(2群)の屈折力の配置を
示す図である。
【図2】(a),(b)は本発明によるズームレンズ鏡
筒に組み込まれた変倍光学系(3群)の屈折力の配置を
示す図である。
【図3】(a)乃至(c)は本発明の第1実施例による
ズームレンズ鏡筒に組み込まれた変倍光学系の移動軌跡
を示す図である。
【図4】(a),(b)は第1実施例に係るズームレン
ズ鏡筒の断面図である。
【図5】第1実施例に係るズームレンズ鏡筒の第2レン
ズ鏡筒内壁の展開図である。
【図6】第1実施例に係るズームレンズ鏡筒に組み込ま
れた変倍光学系のレンズ断面図である。
【図7】(a)乃至(c)は本発明の第2実施例に係る
ズームレンズ鏡筒に組み込まれた変倍光学系の移動軌跡
を示す図である。
【図8】(a)乃至(c)は第2実施例に係るズームレ
ンズ鏡筒の断面図である。
【図9】第2実施例に係るズームレンズ鏡筒の第2レン
ズ鏡筒内壁の展開図である。
【図10】第2実施例に係るズームレンズ鏡筒に組み込
まれた変倍光学系のレンズ断面図である。
【図11】(a)乃至(c)は本発明の第3実施例に係
るズームレンズ鏡筒に組み込まれた変倍光学系の移動軌
跡を示す図である。
【図12】第3実施例によるズームレンズ鏡筒の制御の
概略を示す図である。
【図13】従来のズームレンズのレンズの移動軌跡を示
す図である。
【符号の簡単な説明】
AX 光軸 G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群 L11、L12、L22、L32 メニスカス負レン
ズ L13 両凸レンズ L21、L31 メニスカス正レンズ 4 シャッター羽根 5 撮影画面 11 第1レンズ室 12 第2レンズ室 13 シャッター部 14 第1(可動)レンズ鏡筒 15 第2(回転)レンズ鏡筒 16 暗箱 17 直進筒 18、20 フォロアーピン 19 第3レンズ室 101 ズーミング操作部材 102 レンズ位置検出部 103 測距部 104 レリーズボタン 105 変倍駆動量記憶部 106 合焦駆動係数記憶部 107 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の可動レンズ群を有する変倍光学系
    と前記複数の可動レンズ群を光軸方向に駆動する案内手
    段とを備えたズームレンズ鏡筒であって、 前記案内手段は、少なくとも広角端状態、中間焦点距離
    状態及び望遠端状態の3つのレンズ位置状態に前記可動
    レンズ群を停止可能であり、前記中間焦点距離状態は前
    記広角端状態と前記望遠端状態の間に存在し、いずれの
    レンズ位置状態においても、無限遠に位置する被写体の
    像が所定の位置に保たれ、 少なくとも望遠端状態において、前記無限遠に位置する
    被写体から近距離に位置する被写体へ焦点調節を行う場
    合に、前記複数の可動レンズ群が前記所定の位置の前記
    被写体像の方向へ移動することを特徴とするズームレン
    ズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記変倍光学系は最像側に負レンズ群を
    有し、前記広角端状態より前記望遠端状態までレンズ位
    置状態が変化する際に、前記負レンズ群が物体側へ移動
    することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ鏡
    筒。
  3. 【請求項3】 前記変倍光学系の前記負レンズ群より物
    体側に配置されるレンズ群全体の合成屈折力は正であ
    り、 望遠端状態における前記負レンズ群より物体側に配置さ
    れる前記レンズ群全体の合成焦点距離をfa、 前記負レンズ群の焦点距離をfb、 望遠端状態におけるレンズ系全体での焦点距離をftと
    するとき、 0.1<(fa・|fb|)1/2/ft<1.0 (1) の条件を満足することを特徴とする請求項2記載のズー
    ムレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 前記複数の可動レンズ群は駆動系の駆動
    力により光軸方向に移動し、前記変倍光学系は、前記駆
    動系の所定の駆動量によるレンズ移動量がレンズ位置状
    態に関わらず一定となるレンズ群を少なくとも1つ有す
    ることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 無限遠より所定の有限距離まで近距離合
    焦するために必要なレンズ駆動量が、前記広角端状態に
    比べて前記望遠端状態の方が大きいことを特徴とする請
    求項4記載のズームレンズ鏡筒。
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