JPH1029466A - ラゲッジボックス - Google Patents

ラゲッジボックス

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JPH1029466A
JPH1029466A JP20298496A JP20298496A JPH1029466A JP H1029466 A JPH1029466 A JP H1029466A JP 20298496 A JP20298496 A JP 20298496A JP 20298496 A JP20298496 A JP 20298496A JP H1029466 A JPH1029466 A JP H1029466A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衝突事故の際の衝撃エネルギーを吸収して車体
フレームの変形を防ぐために自動車のトランクルーム内
に載置収納されるラゲッジボックスであり、その軽量化
を図るとともに、該ラゲッジボックスを軽量でありなが
らも充分なエネルギー吸収性能を有するものとする。 【解決手段】ラゲッジボックス1を密度0.06〜0.
30g/cm3 のポリプロピレン系樹脂発泡粒子成型体
から構成するとともに、該ボックス1内の収納部2に全
体又は少なくとも一部がT字型構造のリブ3が設け、該
リブ3によって上記収納部2を複数の収納区画2a、2
a、・・・に仕切る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のトランクル
ーム内に載置収納されるラゲッジボックスに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自動車の高性能化に伴い車体構造の安全設計が重視され
るようになってきており、なかでも衝突事故の際の衝撃
エネルギーを吸収して車体フレームの変形を防ぐこと
で、衝突時に乗員の居住空間を維持し得る車体構造が注
目されている。
【0003】ところで一般的な自動車は、前部にエンジ
ンルームが形成され、その内部にエンジンが搭載されて
いる。このため前方衝突の場合には、ある程度のエネル
ギー吸収効果が期待でき、衝突時に乗員居住空間部の車
体構造が変形するに至ってしまうことが比較的少ない。
【0004】これに対して後方衝突の場合には、自動車
の後部に形成されるトランクルームは中空構造になって
いるため、前方衝突の場合に得られるようなエネルギー
吸収効果は期待できず、衝突時の衝撃で乗員居住空間部
の車体構造が変形してしまうことが多い。特に、1BO
Xカー、2BOXカーと称される形態の自動車にあって
は、乗員の居住空間とトランクルームとの間に明確な仕
切りがなく、後部構造を衝撃に強いものとするのは構造
的に難しい。
【0005】ここでトランクルームの内部構造をみてみ
ると、その底面部には通常、木製合板、インシュレーシ
ョンボード、厚紙、合成樹脂板、FRP板等の芯材を不
織布等の表面材で被覆したトランクフロアー板材が敷設
されている。また、工具類を収納するラゲッジボックス
をトランクルーム内に載置収納するようにしたものも一
部の市販車にみうけられる。
【0006】しかしながら、トランクルームの底面部に
上記の如き板材が敷設されていても、この板材に衝突時
の衝撃エネルギーを吸収するのに充分なエネルギー吸収
性能は期待できない。
【0007】一方、ラゲッジボックスをトランクルーム
内に載置収納した場合、ラゲッジボックスはボックス構
造を有しているため、これを載置収納する位置によって
はエネルギー吸収効果を期待できなくもないが、従来の
ラゲッジボックスはインジェクション成形品又はインジ
ェクションブロー成形品であり、衝突時の衝撃を充分に
吸収できるようにするには、肉厚を厚くする等してその
剛性を高める必要がある。このためラゲッジボックスに
エネルギー吸収性能をもたせようとすると必然と重量が
増加してしまい、ラゲッジボックスの重量増加はその取
扱いが不便となるばかりか、車体重量の増加にもつなが
り燃費の低下を招くという問題もある。
【0008】また、トランクルーム内にラゲッジボック
スを載置収納する場合には、走行時の振動に共鳴してラ
ゲッジボックスから異音が発生したり、発生した異音が
ラゲッジボックス内でコモリ音として増幅されてしまう
というような問題もあり、このための対策を講じる必要
もある。スチール製の板材をラゲッジボックスの上に載
せたり、ラゲッジボックスの蓋、更には本体に鉛を入れ
る等してラゲッジボックスの振動を抑え、これによって
異音が生じないようにすることも可能ではあるが、この
ように対処した場合にはラゲッジボックスの重量増加は
免れない。
【0009】本発明者らは上記の如き問題に鑑み、自動
車の車体構造を強化するために、トランクルーム内に載
置収納するラゲッジボックスの軽量化を図るとともに、
軽量でありながらも充分なエネルギー吸収性能を有する
ラゲッジボックスを提供すべく鋭意研究を重ねた結果、
本発明を完成するに至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち本発明ラゲッジボッ
クスは、自動車のトランクルーム内に載置収納されるラ
ゲッジボックスであって、該ラゲッジボックスが密度
0.06〜0.30g/cm3 のポリプロピレン系樹脂
発泡粒子成型体からなり、ボックス内収納部が全体又は
少なくとも一部がT字型構造のリブにより複数の収納区
画に仕切られていることを特徴とする。
【0011】また本発明ラゲッジボックスは、ポリプロ
ピレン系樹脂発泡粒子成型体の密度ρ(g/cm3
と、該成型体の20℃における50%圧縮時のエネルギ
ー吸収量E20(kg・cm/cm3 )との間に、下記式
(1)なる関係を有しているのが好ましい。 E20/ρ ≧ 45 (kg・cm/g) ・・・・・・(1)
【0012】また本発明にあっては、ポリプロピレン系
樹脂発泡粒子成型体が、平均粒径1.0〜7.0mm、
平均気泡径100〜350μm、独立気泡率90%以上
の発泡粒子を型内成形してなるものであるのが好まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明ラゲッジボックスを
図面に基づき説明する。図1は本発明ラゲッジボックス
の一例を示す斜視図である。また図2は本発明ラゲッジ
ボックスの他の一例を示す斜視図であり、図3は更に他
の一例を示す平面図である。
【0014】本発明ラゲッジボックス1は、該ボックス
1内の収納部2に全体又は少なくとも一部がT字型構造
のリブ3が設けられており、該リブ3によって収納部2
が複数の収納区画2a、2a、・・・に仕切られてい
る。
【0015】本発明でいう「全体がT字型構造のリブ」
とは、図1に示す態様の如くラゲッジボックス1内の相
対する内壁の一方の内壁から他方の内壁に延びるリブ3
aと、これに略直角に交わるリブ3bとから構成される
ような平面T字状のリブをいうものとする。
【0016】一方、「少なくとも一部がT字型構造のリ
ブ」とは、少なくともリブ3の一部がT字型構造であり
さえすれば良く、例えば図2に示すように、全体が十字
型構造であってその一部に上記の如きT字型構造となる
部分が含まれるようなリブをいうものとする。従って、
発明でいう「少なくとも一部がT字型構造のリブ」に
は、図3(a)、(b)、(c)に示すような態様のも
のも含まれる。尚、これらの態様のものは、例えば図中
斜線で示す部分がT字型構造となっている。
【0017】上記の如きリブ3は、後述するような型内
成形法によりラゲッジボックス1内に一体的に形成され
るのが好ましいが、本発明ではリブ3をラゲッジボック
ス1とは別体に形成し、これを適宜手段によりラゲッジ
ボックス1内に接合することもできる。
【0018】更に本発明にあっては、例えば図4に示す
ように、リブ3aの所定位置に切欠溝7aを設けるとと
もに、これと相対するボックス1の内壁にも切欠溝7b
を設け、両切欠溝7a、7bの間にリブ構成片3cを着
脱自在に取り付けてリブ3を構成することもできる。
【0019】リブ3を上記の如く構成すると、収納区画
2a、2a、・・・の仕切り方をラゲッジボックス1に
収納する収納物の形状や大きさに応じて適宜変更するこ
とができる。このような態様で本発明を実施する場合
も、リブ3a及びリブ構成片3cから構成されるリブ3
の全体又は少なくとも一部がT字型構造を有していれば
良く、図4に示す態様では、例えば図中一点鎖線で囲む
部分がT字型構造となっている。
【0020】本発明においてボックス1内の収納部2に
設ける全体又は少なくとも一部がT字型構造のリブ3
は、収納部2を複数の収納区画2a、2a、・・・に仕
切るだけでなく、本発明ラゲッジボックス1にエネルギ
ー吸収性能を付与するための補強材としての役割をも兼
ね備えている。
【0021】本発明にあっては、ラゲッジボックス1を
後述するような特定のポリプロピレン系樹脂発泡粒子成
型体で構成し、ボックス1内の収納部2に設けるリブ3
の形状を全体又は少なくとも一部がT字型構造のものと
することで、ラゲッジボックス1の軽量化を図るととも
に、該ラゲッジボックス1のエネルギー吸収性能を優れ
たものとすることができる。
【0022】ラゲッジボックス1への収納物の収納性や
該ボックス1の軽量性を考慮するとともに、補強材とし
てのリブ3の作用を考慮してラゲッジボックス1のエネ
ルギー吸収性能をより優れたものとするには、ラゲッジ
ボックス1を平面から見たときの該ボックス1全体の面
積に占めるリブ3の部分の面積(図2に示す態様のもの
を例にとれば、図中斜線で示した部分の面積)の割合
が、3〜6%となるようにするのが好ましく、またリブ
3の肉厚は6〜20mmであるのが好ましい。
【0023】ここで図示する例にあっては、便宜上ラゲ
ッジボックス1の形状を直方体状のものとしているが、
本発明ラゲッジボックス1の形状は直方体状には限られ
ず、トランクルームの構造や、ラゲッジボックス1を載
置収納する位置に応じて、その形状を任意に変更するこ
とができる。
【0024】即ち、一般に自動車のトランクルーム内は
タイヤハウス等が突出していたり、スペアタイアが格納
されている等、複雑な構造を有しており、またその構造
は車種によってもまちまちである。本発明ラゲッジボッ
クス1は自動車のトランクルーム内、例えば図7、8に
示すようにトランクルーム9の底面部にトランクルーム
9の幅方向にわたって載置収納されるが、ラゲッジボッ
クス1をトランクルーム9内に載置収納する際の納まり
具合が良くなるように、ラゲッジボックス1の形状はト
ランクルーム7の構造や、ラゲッジボックス1を載置収
納する位置に応じて適宜選択することができる。但し、
充分なエネルギー吸収性能を得るにはラゲッジボックス
1の肉厚は6〜20mmであるのが好ましい。尚、図中
8は自動車、10はスペアタイア、11はバンパー、1
2は座席シートを示している。
【0025】本発明ラゲッジボックス1を上記の如く自
動車のトランクルーム内に載置収納すれば、後方衝突の
際の衝撃エネルギーが該ラゲッジボックス1に吸収さ
れ、これによって自動車の後部構造を強化することがで
きる。尚、一部の市販車には前部にトランクルームが形
成されているものもあるが、本発明ラゲッジボックス1
はこのような自動車にも適用可能であり、この場合には
自動車の前部構造が強化されることになる。
【0026】本発明ラゲッジボックス1は、トランクル
ームの底面部の全面にわたって載置収納されるように構
成されていても良く、トランクルームの底面部の一部
(例えばスペアタイヤの上等)に載置収納されるように
構成されていても良いが、ラゲッジボックス1をトラン
クルーム内に載置収納した際に、該ボックス1内に設け
たリブ3のT字型構造を形成する部分のうち、ボックス
1内の相対する内壁の一方の内壁から他方の内壁に延び
る部分(図1に示す態様を例にとれば、リブ3aがこれ
に相当)が、自動車のバンパーと平行に位置するように
構成するのが好ましい。本発明ラゲッジボックスをこの
ように構成すれば、リブ3が補強材として有効に作用
し、ラゲッジボックス1のエネルギー吸収性能が最大限
に発揮される。
【0027】更に本発明ラゲッジボックス1は、該ボッ
クス1と同一の素材からなる蓋体4と組み合わせ、蓋付
きのラゲッジボックス1として用いるのが好ましい。こ
の場合蓋体4はラゲッジボックス1の上面を覆う蓋とな
るだけでなく、ラゲッジボックス1のエネルギー吸収性
能を向上させるための構造材ともなる。従って、このよ
うな蓋体4をラゲッジボックス1と組み合わせて用いる
(即ちラゲッジボックス1の上面を蓋体4で覆い、これ
をトランクルーム内に載置収納する)ことで、ラゲッジ
ボックス1のエネルギー吸収性能をより優れたものとす
ることができる。
【0028】上記蓋体4の表面側及び/又は裏面側には
補強用のリブ5を設けることができる。蓋体4に設ける
リブの具体的な形態は特に問われず、例えば、図1に示
す蓋体4のように不連続の格子状に設けても、図6
(d)に示すような連続した格子状に設けても良く、或
いは図6(e)に示すように十字状の独立したリブ5、
5、・・・を散点状に設けたものであっても良い。
【0029】このようなリブ5を蓋体4に設けることに
より、ラゲッジボックス1をトランクルーム内に載置収
納した状態での水平方向からの衝撃に対する強度を向上
させることができるのみならず、垂直方向の荷重に対す
る強度を向上させることもでき、例えば蓋体4の上に荷
物を載せたときや人が乗ったとき等に該蓋体4が撓むの
を防ぐことができる。
【0030】また蓋体4の裏面側にリブ5を設ける場合
には、図1、5に示すように蓋体4に設けたリブ5が、
ラゲッジボックス1に設けたリブ3や、ラゲッジボック
ス1の内壁と嵌合するようにして、蓋体4のズレ防止を
図ることができる。尚、図5は図1に示す例において、
ラゲッジボックス1の上面を蓋体4で覆った状態のもの
のV−V線断面図である。
【0031】ラゲッジボックス1をトランクルーム内に
載置収納するにあたり、該ボックス1に蓋体4を組み合
わせて用いない場合は、従来からのトランクフロアー板
材でラゲッジボックスの上面を覆うようにしても良い。
また上記蓋体4はトランクルームフロアー板材を兼ねる
ように構成することもでき、蓋体4はラゲッジボックス
よりも大きなものであっても良い。更にラゲッジボック
ス1や蓋体4には、装飾のために表面にシボ加工を施し
たり、不織布、フェルト、織布等の表皮材を積層したり
することができる。
【0032】本発明ラゲッジボックス1は、例えば、ポ
リプロピレン系樹脂発泡粒子を成型用の金型内に充填し
た後に、該発泡粒子を蒸気等で加熱して粒子相互を融着
せしめる、所謂型内成形法によって得られたポリプロピ
レン系樹脂発泡粒子成型体より構成される。尚、前述の
蓋体4もラゲッジボックス1と同様のポリプロピレン系
樹脂発泡粒子成型体から構成される。また、前述したよ
うにリブ3をラゲッジボックス1と別体に形成する場合
や、リブ構成片3cをラゲッジボックス1に着脱自在に
取り付けるように構成する場合には、リブ3やリブ構成
片3cは、ポリプロピレン系樹脂発泡体から構成するの
が好ましい。
【0033】ポリプロピレン系樹脂としては、ポリプロ
ピレン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−
ブテン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン共重合
体等が例示されるが、これらの中でもポリプロピレン、
プロピレン−ブテン共重合体が好ましい。これらのポリ
プロピレン系樹脂には、本発明の効果が損なわれない範
囲で必要に応じて他の成分を共重合又はブレンドするこ
とができる。またポリプロピレン系樹脂は架橋したもの
でも無架橋のものでも良いが、特に無架橋のものが好ま
しい。
【0034】上記ポリプロピレン系樹脂発泡粒子は、例
えば、密閉容器内でペレット状のプロピレン系樹脂粒子
と発泡剤とを水等の分散媒に分散させ、該樹脂粒子が軟
化する温度以上に加熱して樹脂粒子に発泡剤を含浸させ
た後、容器の一端を開放して樹脂粒子と分散媒とを容器
内より低圧の雰囲気下(通常は大気圧下)に放出して樹
脂粒子を発泡することにより得られる。
【0035】本発明ラゲッジボックス1を構成するポリ
プロピレン系樹脂発泡粒子成型体は、このようなポリプ
ロピレン系樹脂発泡粒子を必要に応じて空気、酸素、窒
素、二酸化炭素等の無機ガス又はこれらの無機ガスとヘ
キサン、ヘプタン、1,1,1,2−テトラフルオロエ
タン、1,1−ジフルオロエタン等の揮発性発泡剤との
混合ガスにより加圧処理して発泡粒子に0.3〜2.0
kg/cm2 (G)程度の内圧を付与した後、該発泡粒
子を所望の形状の金型に充填し、2.5〜5.0kg/
cm2 (G)程度の蒸気により粒子を発泡膨張させ、粒
子相互間を融着せしめる等により製造することができ
る。
【0036】本発明にあっては上記成型体としては、密
度ρが0.06〜0.30g/cm3 、好ましくは0.
075〜0.20g/cm3 のものを用いる。密度ρが
上記範囲を越えると重量大となりラゲッジボックス1の
軽量化が図れなくなってしまう。一方、密度ρが上記範
囲に満たないと充分なエネルギー吸収性能が得られず、
所望のエネルギー吸収性能を確保しようとするとラゲッ
ジボックス1の肉厚を厚くしなければならない。この結
果ラゲッジボックス1の重量が大となり、結局ラゲッジ
ボックス1の軽量化が図れない。また密度ρを上記範囲
とすることにより、ラゲッジボックス1の遮音性も良好
なものとなる。
【0037】また上記成型体は密度ρと、該成型体の2
0℃における50%圧縮時のエネルギー吸収量E20(k
g・cm/cm3 )との間に、 E20/ρ ≧ 45 kg・cm/g ・・・・・・(1) 好ましくは、 E20/ρ ≧ 50 kg・cm/g なる関係を有するのが好ましい。
【0038】密度ρと20℃における50%圧縮時のエ
ネルギー吸収量E20(kg・cm/cm3 )との間に、
上記関係が成り立たつポリプロピレン系樹脂発泡粒子成
型体により本発明ラゲッジボックス1を構成すること
で、該ラゲッジボックス1の単位重量当たりのエネルギ
ー吸収率を高くすることができ、より軽量で且つエネル
ギー吸収性能に優れたラゲッジボックス1となる。
【0039】上記ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成型体
の20℃における50%圧縮時のエネルギー吸収量E20
(kg・cm/cm3 )は、該成型体から切り出した縦
50mm、横50mm、厚さ25mmの試験片を用い、
該試験片についてJIS Z0234 A法に準拠して
圧縮試験を行なったときに得られる20℃における圧縮
歪率−圧縮応力曲線において、圧縮歪率が50%となる
点までの面積(図9中斜線部分)として求められる。
尚、図9は密度0.127g/cm3 のポリプロピレン
系樹脂発泡粒子成型体の上記圧縮試験における圧縮歪率
−圧縮応力曲線である。
【0040】ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成型体が、
密度ρと20℃における50%圧縮時のエネルギー吸収
量E20との間に前記(1)式なる関係を有するために
は、プロピレン系樹脂発泡粒子として、例えば、球状に
近く、平均粒径1.0〜7.0mm、好ましくは1.5
〜3.5mm、平均気泡径100〜350μm、好まし
くは120〜300μm、独立気泡率90%以上である
ものを用い、前述したような型内成形法によって該成型
体を製造すれば良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明ラゲッジボッ
クスは、密度0.06〜0.30g/cm3 のポリプロ
ピレン系樹脂発泡粒子成型体からなり、ボックス内収納
部が全体又は少なくとも一部がT字型構造のリブにより
複数の収納区画に仕切られているため、充分なエネルギ
ー吸収性能を有するものであるから、該ラゲッジボック
スを自動車のトランクルーム内に載置収納すれば、自動
車の後部構造の強化を図ることができる。しかも上記構
成の本発明ラゲッジボックスは軽量であるため、トラン
クルーム内からの取り出し等が容易であり、取扱いが便
利のものである上、燃費の低下を招くこともない。また
走行時の振動に共鳴してラゲッジボックスから異音が発
生することもなく遮音性にも優れている。
【0042】またラゲッジボックスを構成するポリプロ
ピレン系樹脂発泡粒子成型体に、該成型体の密度ρと、
該成型体の20℃における50%圧縮時のエネルギー吸
収量E20(kg・cm/cm3 )との間に、特定の関係
を有するものを用いることで、ラゲッジボックスの単位
重量当たりのエネルギー吸収率を高くすることができ、
より軽量で且つエネルギー吸収性能に優れたラゲッジボ
ックスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ラゲッジボックスの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明ラゲッジボックスの他の一例を示す斜視
図である。
【図3】本発明ラゲッジボックスの他の一例を示す平面
図である。
【図4】本発明ラゲッジボックスの他の一例を示す斜視
図である。
【図5】図1に示す一例において、ラゲッジボックスの
上面を蓋体で覆った状態のもののV−V線断面図であ
る。
【図6】蓋体の一例を示す平面図である。
【図7】本発明ラゲッジボックスをトランクルーム内に
載置収納した状態を示す概略図である。
【図8】本発明ラゲッジボックスをトランクルーム内に
載置収納した状態を示す概略図である。
【図9】ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成型体から切り
出した試験片の圧縮試験における圧縮歪率−圧縮応力曲
線である。
【符号の説明】
1 ラゲッジボックス 2 収納部 2a 収納区画 3 リブ 8 自動車 9 トランクルーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のトランクルーム内に載置収納され
    るラゲッジボックスであって、該ラゲッジボックスが密
    度0.06〜0.30g/cm3 のポリプロピレン系樹
    脂発泡粒子成型体からなり、ボックス内収納部が全体又
    は少なくとも一部がT字型構造のリブにより複数の収納
    区画に仕切られていることを特徴とするラゲッジボック
    ス。
  2. 【請求項2】ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成型体の密
    度ρ(g/cm3 )と、該成型体の20℃における50
    %圧縮時のエネルギー吸収量E20(kg・cm/c
    3 )との間に、下記(1)式なる関係を有している請
    求項1記載のラゲッジボックス。 E20/ρ ≧ 45 (kg・cm/g) ・・・・・・(1)
  3. 【請求項3】ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成型体が、
    平均粒径1.0〜7.0mm、平均気泡径100〜35
    0μm、独立気泡率90%以上の発泡粒子を型内成形し
    てなるものである請求項1又は2記載のラゲッジボック
    ス。
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