JPH10294985A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JPH10294985A
JPH10294985A JP9100598A JP10059897A JPH10294985A JP H10294985 A JPH10294985 A JP H10294985A JP 9100598 A JP9100598 A JP 9100598A JP 10059897 A JP10059897 A JP 10059897A JP H10294985 A JPH10294985 A JP H10294985A
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ring
magnet
magnetic
shaped
speaker
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Application number
JP9100598A
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English (en)
Inventor
Masao Fujihira
正男 藤平
Akira Yamagishi
亮 山岸
Ikuo Shinohara
幾夫 篠原
Akihiro Akiyama
明広 秋山
Naoki Watanabe
直樹 渡辺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた大きさの磁気回路を持つスピーカで
駆動力を増大させ、低域共振周波数の共振時のQを有効
にダンプさせる。 【解決手段】 第1の磁気回路内に第2の磁気回路を形
成する2個のマグネット3及び35を設けて、夫々の磁
気空隙部17及び38に上下にボイスコイル8及び36
を巻回したボイスコイルボビン8a及び/又は45を垂
下させて、2つのボイスコイル8及び36の駆動力を加
算させる様にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は限られた大きさの磁
気回路内でコーンの駆動力を増大させることの出来るス
ピーカに係わり、特に小型スピーカの低域共振周波数帯
域での共振時のQを有効にダンプ可能な小型スピーカに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スピーカとしては種々の形状
のものが提案されている。図7は従来の代表的なキャン
セルマグネットを用いたスピーカの断面図を示すもので
あり、円盤状のヨーク4の中央には該円盤状のヨーク4
と一体に構成された円柱状のセンタポール部4aが立設
されている。このヨーク4の上面外周縁近傍に厚み方向
にN.Sと着磁されたメインの駆動マグネット3が取り
付けられている。。
【0003】駆動マグネット3の上面には打ち抜き加工
等で製造された磁性体から成る同心円盤状のプレート1
が取り付けられている。又、ヨーク4の下端外周近傍に
は駆動マグネット3と反対方向に着磁された同心円盤状
のキャンセルマグネット5が取り付けられている。更に
プレート4からキャンセルマグネット5を覆うかたちで
有底円筒状のシールドカバー6が取り付けられて磁気回
路が構成される。
【0004】又、プレート1の上面には断面略々漏斗状
に形成したフレーム7が取り付けられ、更に、同心円状
のプレート内径1とセンタポール4aの外径間に形成さ
れる磁気空隙部17にはフレーム7に外周を固定した波
形ダンパー9で支持されたボイスコイル8aを巻回した
ボイスコイルボビン8が介在され、ボイスコイル8aが
磁気空隙部17内を図7で上下方向に揺動可能と成され
ている。
【0005】更に、フレーム7の最大直径内周部に外周
部を矢紙12で固定し、ボイスコイルボビン8に内周を
固定したエッジ13付の漏斗状のコーン10が取り付け
られている。
【0006】尚ボイスコイルボビン8の上面を覆う様に
ダスト浸入防止用のキャップ14が覆され、フレーム7
の外側壁に取り付けられた入力端子15から錦糸線16
を介してボイスコイルに音声信号が供給される。
【0007】上述の様な一般的な小型スピーカに多用さ
れているキャンセル型スピーカに対し、本出願人は特開
平7−38995号公報で磁気回路の同一ギャップ内で
低域音のボイスコイルが巻回された低音用ボビンの内周
側に高域用のボイスコイルが巻回された高域用ボビンが
位置する様に配置し、更にこれらのボビンが互いに独立
した振動が可能な様にダンプ材により緩やかに結合させ
て、これら2つのボイスコイルを磁気回路における同一
磁気空隙部内に配置したスピーカを提案している。
【0008】更に、本出願人は特開平7−250394
号公報で図8に示す様に第1の磁気回路25で形成され
るセンタポール対応部分にポール兼用ヨーク30より成
る第2の磁気回路26を同心的に形成した同軸型2ウエ
イスピーカも提案している。
【0009】図8は2ウエイスピーカの平面からみて開
口部の中心部を通り直径方向に沿って切断した側断面図
であり、図7との対応部分には同一符号を付けて重複説
明を省略するが、第1の磁気回路25は略々円盤状に形
成した純鉄等の板材で構成した下プレート27上にリン
グ状の駆動マグネット3を接着剤等で接合し、この駆動
マグネット上に下プレート27と同形同質の中心孔29
を有する上プレート1を接合し、フレーム7を上プレー
トに固定している。
【0010】第2の磁気回路26は上プレート1に穿っ
た中心孔29よりも第1の磁気空隙部17のギャップ幅
分小さい外径を有するポール兼用ヨーク30とマグネッ
ト31並びにセンタピース28で構成されている。
【0011】ポール兼用ヨーク30は有底円筒型に形成
され、円筒内の底部に円柱状の駆動マグネット3と同方
向に着磁した第2のマグネット31を植立させ、円柱状
の第2のマグネット31上に円盤状の純鉄等で構成した
センタピース28を接合して、第2の磁気空隙部32を
センタピース28の外径とポール兼用ヨーク30の内周
部間に形成する。
【0012】第1の磁気空隙部17内には低中音用のコ
ーン10を駆動するボイスコイルがボイスコイルボビン
8に巻回され上下に振動可能にダンパー9で保持され、
第2の磁気空隙部32内には高音用のエッジ22を有す
るダイヤフラム33を駆動するボイスコイル34が巻回
されたボイスコイルボビン34aはダンパー35で上下
に振動可能に保持されている。尚ダイヤフラム33の内
径部はボイスコイルボビン34aの上端に接合され、外
径部はコーン10の内径部近傍に接合されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図7で示した磁気シー
ルドスピーカは磁気遮蔽効果は充分であるが、小型スピ
ーカで使用されるスピーカボックスが小さい為に磁気漏
洩が重要な問題となり、磁気遮蔽効果の大きい磁気シー
ルドスピーカは非常に多く利用されているが、低域共振
周波数f0 における共振鋭度(Q)が大きく、充分な低
音放射が出来ない問題があった。
【0014】更に図8で示したスピーカでは第1及び第
2の磁気回路を用いて、同軸型2ウエイスピーカの磁気
回路の高さを小さくして小型化させることが出来るが、
小型スピーカを考えた時小さなボイスコイルボビンにシ
ョートボイスコイルが用いられ、磁気空隙部が小さい為
に音響インピーダンスも小さく、磁気回路の駆動マグネ
ットの磁気力も小さくなり、更に、低域での起磁力及び
低域共振周波数f0 の共振鋭度(Q)が大きくなる為に
低域を強力に放射させることが困難と成る。又、口径が
小さいので高域まで、音圧を放射してしまい、中低域用
スピーカを得るのも困難であった。
【0015】本発明は叙上の問題点を解消した、特に小
型スピーカに適した低音を力強く放射可能なスピーカを
得ようとするものであり、本発明が解決しようとする第
1の課題は簡単な磁気シールドスピーカにもなり、2個
のボイスコイルの駆動力を加算し、感度及び低域共振周
波数f0 に於ける共振時のQをダンプ出来て、低音放射
に有利な小型スピーカを提供しようとするものである。
【0016】本発明が解決しようとする第2の課題は2
つのボイスコイルのうち、下側に配設したボイスコイル
を高音用に上側に配設したボイスコイルを低中音用に用
いて同軸2ウエイ小型スピーカを得て広帯域再生可能な
低音を強力に放射出来るスピーカを提供するにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のスピーカ
はその例が図1に示されている様に第1の磁気回路を形
成する第1のリング状マグネット3とヨーク4上に立設
したセンタポール4a間に第1のリング状のマグネット
の厚みより薄い第2のリング状のマグネット35をヨー
ク4上に配設すると共に第1及び第2のリング状のマグ
ネット3及び35上に第1及び第2のプレート1及び3
7を配設して、第1及び第2のプレート1及び37とセ
ンタポール4aの外径間で第1及び第2の磁気空隙部1
7及び38を形成し、磁気空隙部17及び38に夫々第
1及び第2の駆動用コイル8及び36を配設して駆動力
を加算する様に成したものである。
【0018】本発明の第2のスピーカはその例が図5及
び図6に示される様に、中央に円柱状センタポール4a
を植立した板状のヨーク4上に第1のリング状のマグネ
ット3とリング状の第1のプレート1を積層して第1の
プレート1の内径とセンタポール4aの外径間に形成さ
れた第1の磁気空隙部17と、第1のプレート1上にリ
ング状の第2のマグネット40a又は40とリング状の
第2のプレート37を積層して第2のプレート37の内
径とセンタポール4aの外径間に形成された第2の磁気
空隙部38と、第1及び第2の磁気空隙部17及び38
内に少なくとも1つのボビン14の上下に巻回された少
なくとも1つのボイスコイル9a,41,42とを有
し、第1及び第2のマグネットの磁束を加算する様に成
したものである。
【0019】本発明の構成に依れば、第1の磁気回路内
に設けた第2の磁気回路によって磁気力が加算され、更
に、ボイスコイルボビンの上下に巻回したボイスコイル
の質量により、低域共振周波数f0 の共振時のQをダン
プ可能で且つ低域を強力に放射出来る小型スピーカを得
ることが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスピーカを図1乃
至図6について詳記する。尚、図7及び図8で説明した
従来構成のスピーカとの対応部分には同一符号を付して
説明する。
【0021】図1は本発明の小型スピーカの平面から視
て開口部の中心部を通る直径方向に沿って切断した側断
面図を示すものであり、スピーカ20のヨーク4は純鉄
等の板材から成る円盤状部と、この円盤状部の中心位置
に立設された円柱状のセンタポール4aと、このセンタ
ポール4aと同心円状に円盤状部に形成された段部から
成るマグネットガイド部4bが一体に形成されている。
【0022】上述のヨーク4の円盤状部上にフェライト
等の厚み方向にN.Sと着磁された或は無着磁のリング
状の外側マグネット3を接着剤を介して接着させる。リ
ング状の外側マグネット3の内径はヨーク4の円盤状部
に形成されたマグネットガイド部4bの段部に嵌合され
て、位置決めされる。
【0023】一般的な小型スピーカ20ではセンタポー
ル4aの外径と外側マグネット3の内径間の幅wはかな
り広くとられ、略々円筒状の空間部18を構成してい
る。
【0024】従って、本例のスピーカ20ではセンタポ
ール4aと外側マグネット3の内径内に形成された空間
部18内に内側マグネット35を配設させる。
【0025】内側マグネット35はサマリウム・コバル
ト、マグネット或はネオジウムマグネット等の厚み方向
にN.Sと着磁された或は無着磁のリング状と成され、
この内側マグネット35をヨーク4のマグネットガイド
4bの段部上に接着剤を介して接合させる。
【0026】次に、センタポール4aの外径に円筒状で
ギャップ幅の厚みを持つギャップガイド(図示せず)を
挿入し、内側及び外側マグネット35及び3の上面に夫
々接着剤を塗布した状態で、第2のプレート37及び第
1のプレート1に穿った透孔の内径をギャップガイドの
外径に挿入して、第2及び第1のプレート37及び1を
夫々のマグネット35及び3上面に接合する。
【0027】鋼材等で漏斗状に形成されたフレーム7は
第1のプレート1上に予め鋲等で固定するか、螺子等を
介して第1のプレート1上に螺着する様に成すことで磁
気回路の金物部分が完成される。
【0028】上述のギャップガイドをセンタポール4a
から抜いた後にボイスコイルボビン8の内周にスペーサ
を挿入し、ボイスコイル8a及び36が第1及び第2の
磁気空隙部17及び38内の所定位置に来る様にセッテ
ィングし、センタポール4aの先端からこのボイスコイ
ルボビン8とスペーサを挿入する。
【0029】次に、ボイスコイルボビン8の外周とフレ
ーム7の底面間に波形の下ダンパー9aと必要に応じて
上ダンパー9bを接合させて、ボイスコイルボビン8を
保持する。本例では、ボイスコイルボビン8が下方まで
延設され振動系の質量が増加するため2枚のダンパー9
a及び9bを用いるを可とする。この様にすれば長いボ
イスコイルボビンにより生ずるローリングを防止可能と
成る。
【0030】本例ではボイスコイルボビン8の長さを所
定の長さだけ長くして、コーン10に所定の質量を付加
する様に調整する。従って、ボイスコイルボビン8の先
端部は少なくとも空間部18内の第2の磁気空隙部38
より下面まで延設される。
【0031】更に、紙等から成るエッジ13の付いた漏
斗状のコーン10の内径をボイスコイルボビン8の上部
外径部に接合し、コーン10の最大直径部をフレーム7
の上部開口周縁部に矢紙12を介して固定し、ボイスコ
イルボビン8の内周に挿入したスペーサを抜いた後にボ
イスコイルボビン8の上端にはダスト浸入防止用のキャ
ップ14が接着される。錦糸線16はボイスコイル8a
に接続され、フレーム7に取り付けられた入力端子15
を介して音声信号がボイスコイル8aに供給される。
【0032】又、無着磁の外側及び内側のマグネット3
及び35を用いた場合には接着剤の接合が完全になった
状態で同時に着磁する様に成せばよい。
【0033】又、防磁型のマグネットを必要とする場合
には従来の図7と同様に外側及び内側マグネットと逆に
着磁したキャンセルマグネット5とシールドカバー6を
設ければよい。
【0034】上述構成のスピーカによれば第1の磁気空
隙部17及び第2の磁気空隙部38内のボイスコイル8
a及び36を直列又は並列的に接続すれば、コーン10
は第1及び第2の磁気空隙部17及び38の二つの磁路
内で鎖交する磁束によって生ずる誘起力を得るため、加
算された駆動力によって低音域で強力な放射を行うもの
が得られる。
【0035】又、ボイスコイルボビン8は第1及び第3
の磁気空隙部17及び38内で振動する上側のボイスコ
イル8a及び下側のボイスコイル36位置まで、通常の
ボイスコイルに比べて延設されているのでボイスコイル
ボビン8により質量は増加する。従って、この質量で最
低周波数での低域共振周波数f0 での共振時のQをダン
プすることが出来るので低音放射に有利な小型スピーカ
が得られる。
【0036】上述の構成のスピーカ20では第2の磁気
空隙部38内にボイスコイル36を配設したが図2に示
す様にこのボイスコイル36位置に導電体のショートコ
イル42を配設する様にしてもよい。
【0037】以下、図2によって、この例を説明するが
以下説明する各実施例では図1との対応部分には同一符
号を付して重複説明を省略し、図1との相違点のみを説
明する。
【0038】図2の場合は空間部18内に配設された内
側マグネット35の第2のプレート37とセンタポール
4a間の第2の磁気空隙部38はサマリウムコバルト等
の強力なマグネットを用いている為に第2の磁気空隙部
38の磁束密度は大きく、この部分に高音用の導電体の
ショートコイル(例えば銅のショートリング)を設ける
ことで導電体に電磁的な制動力を付与することが出来
る。従って、この制動力によりボイスコイルボビンの振
動系の音響インピーダンスを変化させることが出来、特
に低域共振周波数の共振時のQのダンプを行うことが出
来る小型スピーカが得られる。
【0039】図3及び図4は本発明のスピーカの更に他
の例を示すもので、同軸2ウエイスピーカとして用いる
もので空間部18に配された上下のボイスコイル8及び
36を高音用及び低中音用のコーンの駆動部と成したも
のである。
【0040】図3及び図4に於いても図1との相違点の
みを詳記する。図3の場合は第1の磁気空隙17内で振
動するボイスコイルボビン8は短くてもよく、このボイ
スコイルボビン8に巻回したボイスコイル8aは低中音
用のコーン10を駆動させる。本例では、このボイスコ
イルボビン8の内径とセンタポール4aの外径間に高音
用のボイスコイルボビン45を挿通し第2の磁気空隙部
38内に高音用のボイスコイル36を配設したもので、
高音用のボイスコイルボビン45はセンタポール4aを
突出して上方に延設され、センタポール4aの頂部と高
音用のボイスコイルボビン45の内周間に配設した高音
用のダンパー46で保持され、高音用ボイスコイルボビ
ン45の先端には高音用のダイヤフラム47が取り付け
られている。
【0041】図4の場合も図3と同様に同軸2ウエイス
ピーカを示すもので、第2の磁気空隙部38の高音用の
ボイスコイル36の配設位置にコイル48に対向してリ
ング状の駆動コイルを配設した場合である。この場合は
高音用のダイヤフラム47は駆動コイル49に流す音声
電流に対し、2次側の高音用ボイスコイル36に誘起さ
れた誘起電流によって振動される。即ち電磁誘導型スピ
ーカとしたものである。
【0042】図3及び図4の構成によれば下側のボイス
コイルを高音用、上側のボイスコイルを低中音用とする
ことが出来、再生帯域の広い、然も図8の従来例に比べ
低音を強力に放射可能な同軸2ウエイスピーカが得られ
る。
【0043】更に本発明の図2と同様のショートコイル
を用いた他の構成のスピーカを図5及び図6を用いて説
明する。図5の場合は防磁用の小型スピーカを得る場合
に有効なものであり、ヨーク4の円盤状部に形成したマ
グネットガイド4bの段部にリング状に形成した内径を
嵌合させ厚み方向にS.Nと着磁したリング状の駆動マ
グネット3を接合させ、同じくリング状の第1のプレー
ト1を駆動マグネット3上に接合する。更に駆動マグネ
ットと同径で逆にN.Sと着磁したキャンセルマグネッ
ト40を第1のプレート上に接合する。更に、このキャ
ンセルマグネット40上にリング状の第2のプレート3
7を接合して、ヨーク4の中心位置から植立させたセン
タポール4aの外径部に対し、このセンタポール4aの
上側に第2のプレート37の内径とセンタポール4aの
外径間に第2の磁気空隙部38を形成し、センタポール
4aの下側には第1のプレート1の内径とセンタポール
4aの外径間に第1の磁気空隙部17を形成する。
【0044】更にセンタポール4aに所定間隔で挿入さ
れ、ローリングを防止する為に2枚の上下ダンパー9a
及び9bで揺動自在に保持された比較的、長さの長いボ
イスコイルボビン40には上側の第2の磁気空隙部38
の対応位置には低音用のボイスコイル41を巻回し、下
側の第1の磁気空隙部17には導電体より成るショート
コイルのリングを配設し、高域を電磁的に制御させる様
に成し、更に、有底円筒状のシールドカバー43で駆動
マグネット3とキャンセルマグネット40を覆う様に成
されている。
【0045】この場合上側の第2の磁気空隙部38のギ
ャップ長を下側の第1の磁気空隙部17のギャップ長よ
り小さくし、キャンセルマグネット40による磁束通過
量を多くし、駆動マグネット3の起磁力は大きく、キャ
ンセルマグネット40の起磁力は小さいものを選択す
る。この様に構成すると小型で磁気遮蔽効果の大きく、
低域共振周波数f0 の共振時のQをダンプ可能なスピー
カが得られる。
【0046】図6に示す構成のスピーカは図1のスピー
カと同様に2つのマグネット3及び40aの磁束を加算
して強力な低音放射が可能なスピーカを得る場合の他の
構成を示すもので図5との対応部分には同一符号を付し
て重複説明を省略するが、第1のプレート1上に積層さ
れる第2のマグネット40aはキャンセルマグネットで
はなく駆動マグネット3と同一方向に磁気回路組立後に
着磁されている。この場合、第1のプレート1の位置で
はマグネット3と40aの略々中点位置になるので磁路
中をφで示す様な磁束が通ることになる第1のプレート
1の内径とセンタポール4aの外径間の第1の磁気空隙
部17位置に対応するボイスコイルボビンに導電性又は
非導電性の重錘44を配置する様に成す。この場合は重
錘44によって、質量Mを付加することと、電磁的制動
効果により音響インピーダンスを制御させることが出来
る。
【0047】上述の図5及び図6の構成でショートコイ
ルリング及び重錘位置にボイスコイルを配設する様にし
てもよいことは明らかである。
【0048】
【発明の効果】本発明は上述の様に構成させたので、2
個のボイスコイルの共動動作により駆動力が加算され、
感度及び最低の低域共振周波数f0 の共振時のQを小さ
く出来て低音放射に有利なスピーカが得られる。更に上
下のボイスコイルを低中音及び高音用の同軸2ウエイス
ピーカとすることで再生帯域の広い小型スピーカを得る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカの断面図である。
【図2】本発明の他のスピーカの断面図である。
【図3】本発明の更に他のスピーカの断面図(I)であ
る。
【図4】本発明の更に他のスピーカの断面図(II)であ
る。
【図5】本発明の更に他のスピーカの断面図(III )で
ある。
【図6】本発明の更に他のスピーカの断面図(IV)であ
る。
【図7】従来のスピーカの断面図である。
【図8】従来の他のスピーカの断面図である。
【符号の説明】
1,37 プレート、3 外側マグネット、4a セン
タポール、8 ボイスコイルボビン、8a,36 ボイ
スコイル、17,38 磁気空隙部、18 空間部、3
5 内側マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 明広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 渡辺 直樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の磁気回路を形成する第1のリング
    状マグネットとヨーク上に立設したセンタポール間に第
    1のリング状のマグネットの厚みより薄い第2のリング
    状のマグネットを該ヨーク上に配設すると共に該第1及
    び第2のリング状のマグネット上に第1及び第2のプレ
    ートを配設して、第1及び第2のプレートと該センタポ
    ールの外径間で第1及び第2の磁気空隙部を形成し、該
    磁気空隙部に夫々第1及び第2の駆動用コイルを配設し
    て駆動力を加算する様に成したことを特徴とするスピー
    カ。
  2. 【請求項2】 前記第2のリング状マグネットの起磁力
    は前記第1のリング状マグネットの起磁力より大なる材
    質を選択して成ることを特徴とする請求項1記載のスピ
    ーカ。
  3. 【請求項3】 前記第1の駆動コイルを低中音用とし、
    前記第2の駆動コイルを高音用として2つのボビンを介
    してコーン及びダイアフラムを振動させる様に成したこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスピーカ。
  4. 【請求項4】 前記第2の駆動コイルに高音用導電体シ
    ョトコイルを配したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3記載のいずれか1項記載のスピーカ。
  5. 【請求項5】 前記第2のプレートを駆動コイルとし、
    前記第2の駆動コイルに導電体のショートコイルを配し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれ
    か1項記載のスピーカ。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の駆動コイルの巻回さ
    れたボビンを2枚のダンパーで保持して成ることを特徴
    とする請求項1乃至請求項5記載のいずれか1項記載の
    スピーカ。
  7. 【請求項7】 中央に円柱状センタポールを植立した板
    状のヨーク上に第1のリング状のマグネットとリング状
    の第1のプレートを積層して第1のプレート内径と該セ
    ンタポール外径間に形成された第1の磁気空隙部と、 上記第1のプレート上にリング状の第2のマグネットと
    リング状の第2のプレートを積層して第2のプレート内
    径と上記センタポール外径間に形成された第2の磁気空
    隙部と、 上記第1及び第2の磁気空隙部内に少なくとも1つのボ
    ビンの上下に巻回された少なくとも1つのボイスコイル
    とを有し、 上記第1のマグネット及び上記第2のマグネットの磁束
    を加算する様に成したことを特徴とするスピーカ。
  8. 【請求項8】 前記第1の磁気空隙部のボイスコイルを
    ダイナミックスピーカ駆動用と成し、第2の磁気空隙部
    内にショートリング又は重錘を付加して成ることを特徴
    とする請求項7記載のスピーカ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115134723A (zh) * 2021-03-25 2022-09-30 阿尔卑斯阿尔派株式会社 扬声器
JP2024531854A (ja) * 2022-08-11 2024-09-03 エーエーシー マイクロテック(チャンヂョウ)カンパニー リミテッド 同軸スピーカー

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