JPH10295357A - 薬用ワインの製造方法 - Google Patents

薬用ワインの製造方法

Info

Publication number
JPH10295357A
JPH10295357A JP12622597A JP12622597A JPH10295357A JP H10295357 A JPH10295357 A JP H10295357A JP 12622597 A JP12622597 A JP 12622597A JP 12622597 A JP12622597 A JP 12622597A JP H10295357 A JPH10295357 A JP H10295357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicinal
wine
fermentation
grass
grape juice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12622597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumiko Suzuki
由美子 鈴木
Mitsukatsu Sato
充克 佐藤
Yasuteru Sakamoto
恭輝 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mercian Corp
Original Assignee
Mercian Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mercian Corp filed Critical Mercian Corp
Priority to JP12622597A priority Critical patent/JPH10295357A/ja
Publication of JPH10295357A publication Critical patent/JPH10295357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alcoholic Beverages (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬用植物由来の有効成分がワイン中に十分抽
出され、しかも薬用植物特有の薬臭さが低減された薬用
ワインの製造方法の提供。 【解決手段】 薬用植物の共存下にぶどう果汁をエタノ
ール発酵させることを特徴とする薬用ワインの製造方
法。おたね人参、えびす草またはおとぎり草などの薬用
植物あるいはその破砕物を発酵前のぶどう果汁あるいは
発酵開始後0.5〜5日経過した発酵が進行している最
中の発酵液に対して、0.05〜10%程度添加してよ
く混合した後、5〜30℃にて約3〜30日間静置し、
薬用植物の共存下でエタノール発酵させ、薬用植物が含
有する有効成分を十分に液体部分に抽出する。その後、
薬用植物の残渣、酵母等の固形物を濾過等の操作により
除去して澄明な薬用ワインを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薬用植物由来の有効
成分がワイン中に十分抽出され、しかも薬用植物特有の
薬臭さが低減された薬用ワインの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より製造されてきた薬用酒は、薬用
植物をエタノール溶液に浸漬して製造されている。しか
し、通常の薬用酒は、薬用植物がもつ独特の漢方薬臭が
強く、また味についてもまろやかさに欠け、決して飲み
易いとは言えないものである。エタノール溶液としてワ
インを用いて、これに薬用植物を浸漬して製造した薬用
ワインも知られている。単なるエタノール水溶液を用い
て製造したものより、多少飲み易くなるが、しかし上記
した欠点は依然として解消されてはいない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、薬
用植物由来の薬用成分がワイン中に十分抽出され、しか
も薬用植物特有の薬臭さが低減された薬用ワインの製造
方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、種々の検討を行ったところ、薬用植物
をエタノール発酵がはじまる前のぶどう果汁に添加する
か、あるいは発酵の初期段階において添加して、エタノ
ール発酵を薬用植物の共存下に行うことにより、意外に
も薬用植物特有の薬臭さが低減された薬用ワインが得ら
れることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、薬用植物の共存下に
ぶどう果汁をエタノール発酵させることを特徴とする薬
用ワインの製造方法である。本発明の薬用ワインを製造
するには、まず後述する薬用植物あるいはその破砕物を
発酵前のぶどう果汁あるいは発酵開始後0.5〜5日経
過した発酵が進行している最中の発酵液に対して、0.
01〜10%程度添加してよく混合した後、5〜30℃
にて約3〜30日間静置し、薬用植物の共存下でエタノ
ール発酵させ、薬用植物が含有する有効成分を十分に液
体部分に抽出する。その後、薬用植物の残渣、酵母等の
固形物を濾過等の操作により除去して澄明な薬用ワイン
を製造するものである。
【0006】このように薬用植物を、ぶどう果汁をエタ
ノール発酵させる過程で共存させると、単に薬用植物を
エタノール溶液またはワインに浸漬させたものより、香
味がまろやかで飲み易いものが得られる。また、薬用植
物をエタノール発酵中に共存させると、後述するとおり
単に発酵時間と同時間、同程度の濃度のアルコール溶液
中に浸漬したものより多くの有効成分が溶液中に溶出し
ており高い薬効が期待される。理論に拘泥するものでは
ないが、ワイン酵母が分泌する各種酵素の影響あるいは
徐々に増加していくエタノール濃度の影響等によるもの
と思われる。
【0007】本発明に用いるぶどう果汁は、ぶどう果実
を除梗した後、単に破砕しただけの果皮が混入している
もの(赤ワインタイプ)、さらに圧搾・搾汁し固形物を
除去したもの(白ワインタイプ)のいずれでもよいが、
後述するとおり赤ワインタイプのものが薬用植物由来の
成分との相性がよく、香味共に違和感が少なくなじみや
すい性質の薬用ワインが得られるので特に好ましい。使
用できるぶどうの品種は、ワインの醸造に通常用いられ
ているものであれば、特に制限はなくカベルネ・ソービ
ニヨン、メルロー、マスカット・ベリー・A、シャルド
ネ、リースリング、甲州などの品種が好適に用いられ
る。また、果汁の糖度が低い場合には、予め、グルコー
ス、スクロース等の発酵性糖類を15〜25%(w/
v)となるように添加することができる。また、搾汁し
た果汁を濃縮して得た濃縮果汁を適宜希釈して用いても
よい。
【0008】また本発明で用いる薬用植物は、酵母によ
るぶどう果汁のエタノール発酵を阻害することがなけれ
ば、特に制限はないが、えびす草、おとぎり草、おたね
人参等が好適である。このうち、えびす草(Cassi
a obtusifolia)は決明子(けつめいし)
と命名されている生薬であり、一般には「はぶ茶」の名
前でよく知られている薬草である。緩下、整腸、健胃、
強壮、利尿などの薬効があるとされている。おとぎり草
(Hypericum erectum)は小連翹(し
ょうれんぎょう)と命名されている生薬であり、アント
ラキノン類(ヒペリシン等)、タンニンを含有してい
る。止血、鎮痛、収斂、利尿などの薬効があるとされて
いる。また、おたね人参(Panax ginsen
g)は人参(にんじん)と命名されている生薬であり、
一般には「朝鮮人参」の名前でよく知られている薬草で
ある。主成分として、精油(パナキシノール)、サポニ
ン(ギンセノシドRa〜h、Ro)を含有している。抗
疲労、強壮、強心、鎮静、食欲不振改善などの薬効があ
るとされている。その他、ガジュツ(莪じゅつ)、チン
ピ(陳皮)、ウイキョウ(茴香)、ショウキョウ(生
姜)、ウコン(鬱金)、ニンニク(大蒜)などの薬用植
物も用いることができる。
【0009】本発明の薬用ワインを発酵する際に要する
これら薬用植物の添加量は、ぶどう果汁に対して、一般
に0.05〜10%添加すればよい。もちろん使用する
薬用植物の種類やその組合わせ、あるいは原料となるぶ
どうの品種、ぶどう果汁の糖度、酸度等に合わせて適宜
変更することができるが、特に好適な添加量(ぶどう果
汁に対して)は、えびす草については、0.1〜5%、
おとぎり草については0.05〜5%、おたね人参につ
いては、0.1〜10%の範囲である。
【0010】これらの薬用植物は、そのままぶどう果汁
に添加してもよいが、予めコーヒーミル等の粉砕機を用
いて粉末状にしておくと、薬草中の有効成分が効率良く
抽出されるので好ましい。特におとぎり草の場合、その
まま発酵液に入れると傘状に開いて上面に浮遊し、液中
に分散しにくいので、粉末化の効果は大きい。
【0011】また、薬用植物を含んだぶどう果汁をエタ
ノール発酵させる際には、ぶどう果皮に付着している野
生酵母をそのまま利用してもよいが、発酵を促進、安定
させるためにワイン醸造用の酵母を別途、100〜50
00ppm程添加するとよい。使用できるワイン酵母
は、ワイン醸造に使用できるものであれば何でもよい
が、例えばLALVIN EC1118(LALLEM
AND AUSTRALIA PTY.LTD.製)、
ENOFERM R−2(LALLEMAND AUS
TRALIA PTY.LTD.製)等が好適に使用で
きる。
【0012】
【実施例】以下に実施例を示し本発明を具体的に説明す
るが本発明はこれらの実施例により何等限定されるもの
ではない。
【0013】実施例1 白ぶどう果汁(甲州種)に結晶グルコースを補糖し、糖
分20%(W/V)のぶどう果汁を調製した。この調整
済みぶどう果汁500mlを720mlのボトルに入
れ、さらに、表1に示す薬用植物各5gおよび水に戻し
た乾燥酵母(LALVIN EC1118:LALLE
MAND AUSTRALIA PTY.LTD.製)
1000ppmを添加し、よく撹拌混合した。これを2
0℃にて8日間静置して発酵させた後、濾過し、薬用ワ
インを調製した。
【0014】また、比較のために薬用植物を添加しない
で発酵させたもの、および10%(V/V)エタノール
水溶液に同濃度の薬用植物を同量、同時間浸漬したもの
を調製した。一般成分分析の結果を表1に、官能評価の
結果を表2にそれぞれ示す。一般成分分析は、後述する
実施例2〜6も含め、国税庁所定分析法に従い行った。
また、官能評価は、10人のパネラーの意見(5点:良
好〜3点:普通〜1点:不良)を美味しさを指標に酒質
を5点法で評価した平均値である。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】表1に示したとおり、えびす草1%添加区
およびおとぎり草1%添加区ともに、ぶどう果汁のエタ
ノール発酵は順調に進行した。最終的なエタノール濃度
は、薬草無添加のものとほとんど変わりなく、薬草を添
加してもエタノール発酵は阻害されない。色調はえびす
草添加区が濃黄色を呈し、おとぎり草添加区は、無添加
区と比較するとより黄色味が強く現れた。これは吸光度
からも確認された。また添加区は、ポリフェノール量が
増加し、特におとぎり草添加区では、無添加区の3倍も
含まれていた。さらに表2に示したとおり、発酵液中に
薬草を共存させエタノール発酵して得た薬用ワインは、
単にエタノール水溶液に薬草を浸漬して得たものより明
らかに飲み易く美味しい。
【0018】実施例2 使用する酵母をENOFERM R−2(LALLEM
AND AUSTRALIA PTY.LTD.製)と
した以外は、実施例1と同様の方法で薬用ワインを調製
した。一般成分分析の結果を表3に、官能評価の結果を
表4にそれぞれ示す。
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】実施例1と同様に、酵母としてENOFE
RM R−2を使用した場合においてもえびす草および
おとぎり草の各添加区は、順調にエタノール発酵が推移
し、薬草添加による悪影響は見られなかった(表3)。
色調、ポリフェノール量についてもLALVIN EC
1118酵母と同様の傾向が見られた。また、官能評価
についてもLALVIN EC1118と同様に浸漬法
にて調製されたものより飲み易く美味しいとの評価を得
た(表2および表4)。
【0022】実施例3 白ぶどう果汁(甲州種)に結晶グルコースを補糖し、糖
分20%(W/V)のぶどう果汁を調製した。この調製
済みぶどう果汁500mlを720mlのボトルに入
れ、さらに、表5に示す薬用植物各2.5gおよび水に
戻した乾燥酵母(LALVIN EC1118:LAL
LEMAND AUSTRALIA PTY.LTD.
製)1000ppmを添加し、よく撹拌混合した。この
とき、おとぎり草およびおたね人参は、予めコーヒーミ
ルにて粉末化して添加した。これを20℃にて8日間静
置して発酵させた後、濾過し、薬用ワインを調製した。
また、比較のために薬用植物を添加しないで発酵させた
ものを調製した。一般成分分析の結果を表5に、官能評
価の結果を表6にそれぞれ示す。
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】表5に示したとおり、えびす草、おとぎり
草およびおたね人参の各0.5%添加区ともに順調にエ
タノール発酵が進行している。また官能評価は、1%添
加区よりも全般的に良好であった。おたね人参について
はその評価がパネラーによって大きく分れ、好き嫌いが
はっきりする傾向が見られた。
【0026】実施例4 赤ぶどう果汁(メルロー種)に結晶グルコースを補糖
し、糖分20%(W/V)のぶどう果汁を調製した。こ
の調製済みぶどう果汁500mlを720mlのボトル
に入れ、さらに、表7に示す薬用植物各2.5gおよび
水に戻した乾燥酵母(LALVIN EC1118:L
ALLEMAND AUSTRALIAPTY.LT
D.製)1000ppmを添加し、よく撹拌混合した。
このとき、おとぎり草およびおたね人参は、予めコーヒ
ーミルにて粉末化して添加した。これを20℃にて8日
間静置して発酵させた後、濾過し、薬用赤ワインを調製
した。また、比較のために薬用植物を添加しないで発酵
させたものを調製した。一般成分分析の結果を表7に、
官能評価の結果を表8にそれぞれ示す。
【0027】
【表7】
【0028】
【表8】
【0029】表7に示すとおり、赤ワインタイプの場合
においても各添加区共にエタノール発酵は、順調に進ん
でいる。またおとぎり草およびおたね人参の各添加区
は、吸光度が幾分低下したが、目視では無添加のものと
は大差なかった。官能評価では、赤ワインタイプは、各
添加区共全体的になじみ易い酒質で良好であった。特に
えびす草添加区は、香味共に薬草特有の違和感がなく複
雑味があり、評価が高かった。
【0030】実施例5 赤ぶどう果汁(メルロー種)に結晶グルコースを補糖
し、糖分20%(W/V)のぶどう果汁を調製した。こ
の調製済みぶどう果汁500mlを720mlのボトル
に入れ、水に戻した乾燥酵母(LALVIN EC11
18:LALLEMAND AUSTRALIA PT
Y.LTD.製)1000ppmおよびおとぎり草をそ
れぞれ0.625g(0.125%(w/v))、1.
25g(0.25%(w/v))、2.5g(0.5%
(w/v))添加し、よく撹拌混合した。このとき、お
とぎり草は、予めコーヒーミルにて粉末化した後、添加
した。これを20℃にて8日間静置して発酵させた後、
濾過し、薬用ワインを調製した。また、比較のためにお
とぎり草を添加しないで発酵させたものを調製した。一
般成分分析の結果を表9に、官能評価の結果を表10に
それぞれ示す。
【0031】
【表9】
【0032】
【表10】
【0033】実施例6 赤ぶどう果汁(カベルネ・ソービニヨン種)に結晶グル
コースを補糖し、糖分20%(W/V)のぶどう果汁を
調製した。この調製済みぶどう果汁500mlを720
mlのボトルに入れ、水に戻した乾燥酵母(LALVI
N EC1118:LALLEMAND AUSTRA
LIA PTY.LTD.製)1000ppmおよびお
たね人参をそれぞれ2.5g(0.5%(w/v))、
5.0g(1.0%(w/v))添加し、よく撹拌混合
した。このとき、おたね人参は、予めコーヒーミルにて
粉末化して添加した。これを20℃にて8日間静置して
発酵させた後、濾過し、薬用ワインを調製した。また、
比較のためにおたね人参を添加しないで発酵させたもの
を調製した。一般成分分析の結果を表11に、官能評価
の結果を表12にそれぞれ示す。
【0034】
【表11】
【0035】
【表12】
【0036】実施例7 実施例1で調製した試料(A:えびす草0.5%(W/
V)添加発酵薬用ワイン、B:えびす草0.5%(W/
V)添加10%(V/V)エタノール浸漬液)において
溶出した薬用成分を逆相系カラムによる酸性条件下アセ
トニトリルのグラジエントにより下記の条件でHPLC
分析した。なお、各試料は、予めメンブレンフィルター
(ポアサイズ:0.45μm)にて濾過した後、分析に
供した。結果を表13に示す。なお、白ワイン中には、
吸収をもつ成分が少なく、また初発溶出液のアセトニト
リル濃度が15%(V/V)と高めに設定してあるの
で、白ワイン由来の成分は、保持時間10分以内にほと
んど溶出される。そのため10分以降に溶出されるえび
す草由来と考えられる成分を表示した。
【0037】(HPLC分析条件) カラム:CAPCELL PAK C18UG120
(資生堂株式会社製) カラムサイズ:4.6×250mm 粒径:5μm 溶液A:0.4%(V/V)リン酸 溶液B:80%アセトニトリル+20%溶液A 流速:1.0ml/分 サンプル注入量:20μl 検出:A280 カラム温度:40℃ グラジエント プログラム(分/溶液B濃度(%)):
0/18.8、30/37.5、65/100、70/
100、75/18.8、90/終了
【0038】
【表13】
【0039】えびす草を単にエタノール水溶液に浸漬し
て得たものより、えびす草共存下にエタノール発酵して
得たものの方が、えびす草由来と考えられる薬効成分の
ピーク数が多い。また表13に示すとおりピーク面積値
も大きいので質量共にえびす草の薬効成分が多く抽出さ
れていることが明らかである。なお、保持時間41.6
分を示す成分は、えびす草の主成分であるaurant
io−obtusinである(Natural Med
icines,1995,49(2),181−18
6)。
【0040】実施例8:成分分析/白ワイン/おとぎり
草/0.5%/EC1118 実施例1で調製した試料(C:おとぎり草0.5%(W
/V)添加発酵薬用ワイン、D:おとぎり草0.5%
(W/V)添加10%(V/V)エタノール浸漬液)に
おいて溶出した薬用成分を逆相系カラムによる酸性条件
下アセトニトリルのグラジエントにより実施例7に記載
した前処理、条件でHPLC分析した。結果を表14に
示す。なお、白ワイン中には、吸収をもつ成分が少な
く、また初発溶出液のアセトニトリル濃度が15%(V
/V)と高めに設定してあるので、白ワイン由来の成分
は、保持時間10分以内にほとんど溶出されるので、1
0分以降に溶出されるおとぎり草由来と考えられる成分
を表示した。
【0041】
【表14】
【0042】おとぎり草を単にエタノール水溶液に浸漬
して得たものに比べ、おとぎり草共存下にエタノール発
酵して得たものは、おとぎり草由来と考えられる薬効成
分のピーク数、面積値が大きく変化した。表14に示す
とおり保持時間15.4分および21.1分に現れる成
分は、大きく減少したが、保持時間27.3分の成分は
大きく増加し、また浸漬したものでは見られなかった保
持時間35.3分の成分が新たに出現した。なお、市販
標品との比較から、保持時間27.3分および35.3
分を示す成分は、各々フラボノールであるケルセチン
(Quercetin)およびケンフェロール(Kae
mpferol)と同定された。
【0043】以上のとおり発酵の過程で薬用植物の有効
成分が大きく変化するので、同じ原料を用いても、単に
薬用植物を浸漬して得た従来の薬用酒とは異なる酒質の
良好な薬用酒を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12G 1/00 C12G 1/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬用植物の共存下にぶどう果汁をエタノ
    ール発酵させることを特徴とする薬用ワインの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 薬用植物がおたね人参、えびす草または
    おとぎり草である請求項1に記載の薬用ワインの製造方
    法。
JP12622597A 1997-05-01 1997-05-01 薬用ワインの製造方法 Pending JPH10295357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12622597A JPH10295357A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 薬用ワインの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12622597A JPH10295357A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 薬用ワインの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10295357A true JPH10295357A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14929862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12622597A Pending JPH10295357A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 薬用ワインの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10295357A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166918A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Sakata Nobuo Shoten:Kk 酒類及びその製造方法
WO2007043017A3 (en) * 2005-10-13 2007-07-12 In Sung Lee Ginseng wine
JP2009512434A (ja) * 2005-10-22 2009-03-26 サン リー,イン きのこワイン
WO2011033453A1 (en) * 2009-09-18 2011-03-24 In Sung Lee Second run ginseng wine

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007043017A3 (en) * 2005-10-13 2007-07-12 In Sung Lee Ginseng wine
US7608287B2 (en) 2005-10-13 2009-10-27 In Sung Lee Ginseng wine
JP2009512434A (ja) * 2005-10-22 2009-03-26 サン リー,イン きのこワイン
JP2007166918A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Sakata Nobuo Shoten:Kk 酒類及びその製造方法
WO2011033453A1 (en) * 2009-09-18 2011-03-24 In Sung Lee Second run ginseng wine
CN102498199A (zh) * 2009-09-18 2012-06-13 李寅成 二道人参酒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6092126B2 (ja) アムラ由来成分含有果実系飲食品
CN1326986C (zh) 枸杞白兰地及其生产方法
JP4744661B2 (ja) 低アルコール飲料の製造方法
Butnariu et al. Biotechnology of flavored or special wines
CN107397227A (zh) 一种龙葵果多糖与龙葵果总生物碱提取物及其组合物
JP6947528B2 (ja) 発酵アルコール飲料及びその製造方法
CN105018270B (zh) 一种葡萄酒的酿造方法及酿造的葡萄酒
KR100664905B1 (ko) 포도복분자 와인 제조방법
CN112877165A (zh) 一种发酵型女贞苹果酒及其制备方法
CN103266041A (zh) 一种甜柿果露酒的酿造方法
KR101293694B1 (ko) 오미자 증류주 제조방법
JP3094103B1 (ja) ナシワインの醸造方法
JPH10295357A (ja) 薬用ワインの製造方法
KR20050066429A (ko) 복분자주의 제조방법
JP2007124938A (ja) ローズヒップエキスの製造方法及びそれを含む飲食品
DE2233038C3 (de) Verfahren zur Gewinnung von Duft-, Geschmacks- und/oder Aromastoffen aus Gewürzen, Früchten, Rinden, Büten, Beeren, Samen, Tabak und entsprechenden Pflanzenteilen und Pflanzenprodukten
EP3202883B1 (en) Manufacturing method for ethanol aqueous solution
JP2918147B2 (ja) 健康酢の製造方法
RU2203314C2 (ru) Способ производства вина виноградного оригинального
KR100557685B1 (ko) 음료형 건강 보조 식품의 제조방법
SU1028715A1 (ru) Способ производства плодово- годных вин
SU969236A1 (ru) Способ производства безалкогольного тонизирующего напитка
RU2265383C2 (ru) Напиток из натуральных трав
KR102829193B1 (ko) 일라이트 및 포도주 부산물과 생감을 이용한 식초의 제조방법 및 이 식초가 첨가된 화장품
RU2198573C2 (ru) Безалкогольный напиток

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040615