JPH10296565A - ワークのクランプ装置 - Google Patents
ワークのクランプ装置Info
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- JPH10296565A JPH10296565A JP11402697A JP11402697A JPH10296565A JP H10296565 A JPH10296565 A JP H10296565A JP 11402697 A JP11402697 A JP 11402697A JP 11402697 A JP11402697 A JP 11402697A JP H10296565 A JPH10296565 A JP H10296565A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ワークの寸法誤差に拘わらず無理なく確実にク
ランプする。 【解決手段】ワーク受3には、ワークWの大径部W1 の
下面に当接するワーク受座17が収容され、その上方の
クランプアーム11の一端には、大径部W1 の上面に当
接する球面座23が収容されている。この球面座23は
球面凹部22によって全方向に摺動可能となっている。
又その側方でワーク受3とクランプアーム11には、ワ
ークWの小径部W2 を上下から挟持する受座38,38
´を備えたクランプピース34,34´が回転フリー状
態で収容されている。更にクランプアーム11は、支点
ピン14によって支点軸5に揺動可能に軸着されてお
り、クランプアーム11の他端を下方から押し上げるク
ランプピンによって、その一端をワーク受3側に付勢
し、ワークWを上下から挟持可能としている。
ランプする。 【解決手段】ワーク受3には、ワークWの大径部W1 の
下面に当接するワーク受座17が収容され、その上方の
クランプアーム11の一端には、大径部W1 の上面に当
接する球面座23が収容されている。この球面座23は
球面凹部22によって全方向に摺動可能となっている。
又その側方でワーク受3とクランプアーム11には、ワ
ークWの小径部W2 を上下から挟持する受座38,38
´を備えたクランプピース34,34´が回転フリー状
態で収容されている。更にクランプアーム11は、支点
ピン14によって支点軸5に揺動可能に軸着されてお
り、クランプアーム11の他端を下方から押し上げるク
ランプピンによって、その一端をワーク受3側に付勢
し、ワークWを上下から挟持可能としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに複数箇所
のボーリングやホーニング加工等を行う場合に有効なワ
ークのクランプ装置に関する。
のボーリングやホーニング加工等を行う場合に有効なワ
ークのクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボーリング加工やホーニング加工が複数
箇所行われるワーク(例えば図8,9に示すワークWは
コンプレッサのコネクティングロッドである)は、その
加工時には同図8,9に示すようなクランプ装置によっ
て固定される。即ちクランプ装置には、ワークWの大径
部W1 を載置する第一基準座90と、小径部W2 を載置
する第二基準座91と、載置されたワークWの長手方向
における大径部W1 の側面に当接する突き当てブロック
92と、その突き当てブロック92と直交状に設けら
れ、大径部W1 及び小径部W2 の側面に夫々当接するサ
イドロケートブロック93,94とが夫々備えられ、更
にサイドロケートブロック93,94の反対側には、大
径部W1 及び小径部W2 の側面に当接可能且つ揺動自在
で、サイドクランプシリンダ95によって前後移動され
る二股形状のサイドクランパー96が配されている。一
方、突き当てブロック92の裏側には、両端を揺動自在
に軸着され、一端はメインクランプシリンダ97のピス
トンロッド97aと連結されて上下動し、他端は第一基
準座90に載置された大径部W1 に当接可能な筒状のメ
インクランパー98を、ピン98a,98aで揺動可能
に軸着したメインクランプアーム99が配置されてい
る。
箇所行われるワーク(例えば図8,9に示すワークWは
コンプレッサのコネクティングロッドである)は、その
加工時には同図8,9に示すようなクランプ装置によっ
て固定される。即ちクランプ装置には、ワークWの大径
部W1 を載置する第一基準座90と、小径部W2 を載置
する第二基準座91と、載置されたワークWの長手方向
における大径部W1 の側面に当接する突き当てブロック
92と、その突き当てブロック92と直交状に設けら
れ、大径部W1 及び小径部W2 の側面に夫々当接するサ
イドロケートブロック93,94とが夫々備えられ、更
にサイドロケートブロック93,94の反対側には、大
径部W1 及び小径部W2 の側面に当接可能且つ揺動自在
で、サイドクランプシリンダ95によって前後移動され
る二股形状のサイドクランパー96が配されている。一
方、突き当てブロック92の裏側には、両端を揺動自在
に軸着され、一端はメインクランプシリンダ97のピス
トンロッド97aと連結されて上下動し、他端は第一基
準座90に載置された大径部W1 に当接可能な筒状のメ
インクランパー98を、ピン98a,98aで揺動可能
に軸着したメインクランプアーム99が配置されてい
る。
【0003】よってこのクランプ装置を用いる場合は、
ワークWの大径部W1 を突き当てブロック92とサイド
ロケートブロック93に、小径部W2 をサイドロケート
ブロック94に夫々当接させて位置決めを行った後、サ
イドクランプシリンダ95を作動させてサイドクランパ
ー96を突出させ、サイドロケートブロック93,94
との間でワークWを挟み込む。そしてメインクランプシ
リンダ97を作動させてメインクランプアーム99の一
端を上昇させ、他端のメインクランパー98を下降させ
て大径部W1 の上端面に押し当てると、ワークWが固定
されることとなる。
ワークWの大径部W1 を突き当てブロック92とサイド
ロケートブロック93に、小径部W2 をサイドロケート
ブロック94に夫々当接させて位置決めを行った後、サ
イドクランプシリンダ95を作動させてサイドクランパ
ー96を突出させ、サイドロケートブロック93,94
との間でワークWを挟み込む。そしてメインクランプシ
リンダ97を作動させてメインクランプアーム99の一
端を上昇させ、他端のメインクランパー98を下降させ
て大径部W1 の上端面に押し当てると、ワークWが固定
されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記コネクティングロ
ッド等の製品は、非鉄材料や質量の小さい材料を用いて
軽量化とコストダウンを図る傾向にあり、アルミダイキ
ャスト製のものが多く採用される。これは生産当初は良
いが、金型の劣化に伴い、又多個取りによる寸法のばら
つき等によって粗材の寸法精度が悪化し、大径部W1 や
小径部W2 における端面の平坦度や両端面の平行度、又
大径部W1 と小径部W2 間の端面の段差等にばらつきが
生じることが多い。しかし上記クランプ装置において
は、これらの寸法精度のばらつきに対応し切れないた
め、粗材によってクランプ力が不足したり、無理なクラ
ンプで粗材に歪み等を生じさせたりして、加工精度の低
下を招いてしまう。この原因を具体的に述べると、 寸法のばらつきに対応させるために、ここでは大径
部W1 の端面を基準とし、小径部W2 の下端面と第二基
準座91の上端面との間に隙間(ここでは0.3mm)を
確保している。よってワークWを確実にロックするため
に、サイドクランパー96とサイドロケートブロック9
3,94とによる水平方向の力を比較的大きくせざるを
得ない。この結果水平方向のクランプ力の増加により、
大径部W1や小径部W2 に変形をきたして歪みやねじれ
が発生する。 により小径部W2 へのクランプ力が比較的小さく
なるため、ホーニング加工等の切削抵抗の大きい加工に
対してクランプの信頼性が低くなる。 大径部W1 の上端面に当接するメインクランパー9
8がワークWの長手方向でのみ上下に揺動する形態であ
るから、大径部W1 の上端面の平坦度や両端面の平行度
のばらつきに全て対応できない。よって上下方向のクラ
ンプ力が不均等になったり、クランプ力が不足したりす
る。 ワークWの位置決めは、突き当てブロック92及び
サイドロケートブロック93,94によるものであるか
ら、ワークWのセッティング時に大径部W1 、小径部W
2 の中心と夫々の加工孔の中心とのずれが発生しやす
い。 という点から明らかである。
ッド等の製品は、非鉄材料や質量の小さい材料を用いて
軽量化とコストダウンを図る傾向にあり、アルミダイキ
ャスト製のものが多く採用される。これは生産当初は良
いが、金型の劣化に伴い、又多個取りによる寸法のばら
つき等によって粗材の寸法精度が悪化し、大径部W1 や
小径部W2 における端面の平坦度や両端面の平行度、又
大径部W1 と小径部W2 間の端面の段差等にばらつきが
生じることが多い。しかし上記クランプ装置において
は、これらの寸法精度のばらつきに対応し切れないた
め、粗材によってクランプ力が不足したり、無理なクラ
ンプで粗材に歪み等を生じさせたりして、加工精度の低
下を招いてしまう。この原因を具体的に述べると、 寸法のばらつきに対応させるために、ここでは大径
部W1 の端面を基準とし、小径部W2 の下端面と第二基
準座91の上端面との間に隙間(ここでは0.3mm)を
確保している。よってワークWを確実にロックするため
に、サイドクランパー96とサイドロケートブロック9
3,94とによる水平方向の力を比較的大きくせざるを
得ない。この結果水平方向のクランプ力の増加により、
大径部W1や小径部W2 に変形をきたして歪みやねじれ
が発生する。 により小径部W2 へのクランプ力が比較的小さく
なるため、ホーニング加工等の切削抵抗の大きい加工に
対してクランプの信頼性が低くなる。 大径部W1 の上端面に当接するメインクランパー9
8がワークWの長手方向でのみ上下に揺動する形態であ
るから、大径部W1 の上端面の平坦度や両端面の平行度
のばらつきに全て対応できない。よって上下方向のクラ
ンプ力が不均等になったり、クランプ力が不足したりす
る。 ワークWの位置決めは、突き当てブロック92及び
サイドロケートブロック93,94によるものであるか
ら、ワークWのセッティング時に大径部W1 、小径部W
2 の中心と夫々の加工孔の中心とのずれが発生しやす
い。 という点から明らかである。
【0005】一方このような加工精度の低下の他、上記
クランプ装置には、サイドクランプシリンダ95やメイ
ンクランプシリンダ97といったアクチュエータも夫々
必要となるため、クランプ装置に要するコストが大きく
なるという問題も生じている。
クランプ装置には、サイドクランプシリンダ95やメイ
ンクランプシリンダ97といったアクチュエータも夫々
必要となるため、クランプ装置に要するコストが大きく
なるという問題も生じている。
【0006】そこで請求項1に記載の発明は、ワーク自
身の寸法精度のばらつきに拘わらず、常にワークを無理
なく確実にクランプして、精度の高い加工を可能とする
クランプ装置を提供することを目的としたものである。
身の寸法精度のばらつきに拘わらず、常にワークを無理
なく確実にクランプして、精度の高い加工を可能とする
クランプ装置を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ワークの1の加工箇所の
下面に対応する下受座を備えたワーク受と、そのワーク
受の上方にあって、前記下受座と対向して前記ワークの
1の加工箇所の上面に対応する上受座を備えたクランプ
板と、そのクランプ板を前記ワーク受側へ付勢する付勢
手段と、を設けたワークのクランプ装置であって、前記
下受座又は前記上受座の何れか一方を、その一方が設け
られる前記ワーク受又は前記クランプ板に球面嵌合さ
せ、前記ワークに常に正対して当接可能とし、更に前記
ワーク受及びクランプ板における前記ワークの他の加工
箇所に対応する部分に、互いに対向し、前記ワークに当
接可能な上下一対の補助受座を、夫々同心円の円弧に沿
って移動可能に設けたことを特徴とするものである。又
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、ク
ランプ板によるクランプ・アンクランプの作動を簡単な
構成で一連で行うと共に、クランプ時の信頼性を高め、
更に装置全体の簡略化を目的として、前記請求項2に記
載の通りの構成としたものである。更に請求項3に記載
の発明は、請求項2の目的に加えて、より効果的な誤差
の吸収、特にワークの複数の被加工箇所間に段差がある
場合に生じる誤差を好適に吸収することを目的として、
前記クランプ板を、前記揺動する両端方向と直交する方
向の両端部を上下に揺動自在としたものである。
に、請求項1に記載の発明は、ワークの1の加工箇所の
下面に対応する下受座を備えたワーク受と、そのワーク
受の上方にあって、前記下受座と対向して前記ワークの
1の加工箇所の上面に対応する上受座を備えたクランプ
板と、そのクランプ板を前記ワーク受側へ付勢する付勢
手段と、を設けたワークのクランプ装置であって、前記
下受座又は前記上受座の何れか一方を、その一方が設け
られる前記ワーク受又は前記クランプ板に球面嵌合さ
せ、前記ワークに常に正対して当接可能とし、更に前記
ワーク受及びクランプ板における前記ワークの他の加工
箇所に対応する部分に、互いに対向し、前記ワークに当
接可能な上下一対の補助受座を、夫々同心円の円弧に沿
って移動可能に設けたことを特徴とするものである。又
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、ク
ランプ板によるクランプ・アンクランプの作動を簡単な
構成で一連で行うと共に、クランプ時の信頼性を高め、
更に装置全体の簡略化を目的として、前記請求項2に記
載の通りの構成としたものである。更に請求項3に記載
の発明は、請求項2の目的に加えて、より効果的な誤差
の吸収、特にワークの複数の被加工箇所間に段差がある
場合に生じる誤差を好適に吸収することを目的として、
前記クランプ板を、前記揺動する両端方向と直交する方
向の両端部を上下に揺動自在としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1はクランプ装置1の全体図で、
ホーニング機等のテーブル上に設置される装置本体2の
上面には、長方形のプレート状のワーク受3が固着さ
れ、その側方には、二段の有底孔4が形成されている。
この有底孔4には、図2にも示す如く、二段軸の下端に
ピニオン軸6を形成した回動軸としての支点軸5が、筒
状のガイドハウジング9に軸支される格好で収納されて
いる。尚10は支点軸5下端のフランジ7を支持するス
ラストワッシャーである。又支点軸5の上端は、常態で
は前記ワーク受3の長手方向と直交方向にある扁平な支
点部8を突設しており、その支点部8に、長手方向をワ
ーク受3と直交状に配置させたクランプ板としてのクラ
ンプアーム11を軸着している。このクランプアーム1
1は、下面中央に円形の突出部12を突設し、そこに前
記支点部8が挿入可能な長溝13を形成した長方形状の
プレートで、前記支点部8と突出部12とを短手方向に
貫通する支点ピン14によって軸着されるが、この状態
で支点部8と長溝13との間に形成される隙間により、
長手方向の両端の上下の揺動が許容される。又支点ピン
14は図2の如く、支点部8の貫通孔8aの中心に位置
する中心部と、突出部12に挿通する両端部のみが大径
部分14a,14a・・となる段形状を呈しているた
め、貫通孔8a内においては中心の大径部分14aのみ
が当接し、これを支点として小径部分14bが貫通孔8
aに当接するまで上下の揺動が許容される構成となり、
同時にクランプアーム11も短手方向の両端の上下の揺
動も許容されることになる。尚14cは支点ピン14の
位置決めピンである。更に支点部8におけるワーク受3
側には、支点軸5の軸心と平行に圧縮スプリング15が
収納されて長溝13の底面に当接し、クランプアーム1
1に図1の右回転方向への回転付勢を与えている。尚ク
ランプアーム11の突出部12とガイドハウジング9と
の間には、Vリング16が介在されている。
基づいて説明する。図1はクランプ装置1の全体図で、
ホーニング機等のテーブル上に設置される装置本体2の
上面には、長方形のプレート状のワーク受3が固着さ
れ、その側方には、二段の有底孔4が形成されている。
この有底孔4には、図2にも示す如く、二段軸の下端に
ピニオン軸6を形成した回動軸としての支点軸5が、筒
状のガイドハウジング9に軸支される格好で収納されて
いる。尚10は支点軸5下端のフランジ7を支持するス
ラストワッシャーである。又支点軸5の上端は、常態で
は前記ワーク受3の長手方向と直交方向にある扁平な支
点部8を突設しており、その支点部8に、長手方向をワ
ーク受3と直交状に配置させたクランプ板としてのクラ
ンプアーム11を軸着している。このクランプアーム1
1は、下面中央に円形の突出部12を突設し、そこに前
記支点部8が挿入可能な長溝13を形成した長方形状の
プレートで、前記支点部8と突出部12とを短手方向に
貫通する支点ピン14によって軸着されるが、この状態
で支点部8と長溝13との間に形成される隙間により、
長手方向の両端の上下の揺動が許容される。又支点ピン
14は図2の如く、支点部8の貫通孔8aの中心に位置
する中心部と、突出部12に挿通する両端部のみが大径
部分14a,14a・・となる段形状を呈しているた
め、貫通孔8a内においては中心の大径部分14aのみ
が当接し、これを支点として小径部分14bが貫通孔8
aに当接するまで上下の揺動が許容される構成となり、
同時にクランプアーム11も短手方向の両端の上下の揺
動も許容されることになる。尚14cは支点ピン14の
位置決めピンである。更に支点部8におけるワーク受3
側には、支点軸5の軸心と平行に圧縮スプリング15が
収納されて長溝13の底面に当接し、クランプアーム1
1に図1の右回転方向への回転付勢を与えている。尚ク
ランプアーム11の突出部12とガイドハウジング9と
の間には、Vリング16が介在されている。
【0009】又ワーク受3には、図2,3に示すよう
に、下端にフランジ18を周設した、下受座としての筒
状のワーク受座17が、Oリング19を介して下方から
嵌着され、フランジ18とワーク受3との間に介在され
た平行ピン20によって位置決めされている。このワー
ク受座17の上面には、3箇所均等に当接座21,21
・・が夫々突設されている。一方ワーク受座17の上方
に位置するクランプアーム11の一端には、ワーク受座
17の透孔17aと同径の透孔11aが形成されると共
に、その透孔11aの下方には球面凹部22が連設さ
れ、その球面凹部22に、同半径の球面部24を上部に
形成し、透孔11aと同径の透孔25を備えた上受座と
しての球面座23が収容されている。この球面座23
は、球面凹部22の開口付近で先細り形状となり、ワー
ク受座17の上面に対向する環状部26を形成してお
り、球面凹部22の開口の受座22aに載置されたリン
グスプリング28によって球面凹部22からの抜け止め
がなされている。又環状部26にはワーク受座17の当
接座21,21・・と相対する位置に夫々当接座27,
27・・が3箇所突設されている。尚球面座23上部の
球面部24には、リング状のエア溝24aが凹設される
と共に、そのエア溝24aの一部に、クランプアーム1
1に差し込まれた平行ピン29の先端が突出する凹部2
4bが形成されて、球面座23の回り止めが図られてい
る。こうしてワーク受3とクランプアーム11との間に
は、ワーク受座17と球面座23とによるワークWの大
径部W1 のクランプ部30が形成される。
に、下端にフランジ18を周設した、下受座としての筒
状のワーク受座17が、Oリング19を介して下方から
嵌着され、フランジ18とワーク受3との間に介在され
た平行ピン20によって位置決めされている。このワー
ク受座17の上面には、3箇所均等に当接座21,21
・・が夫々突設されている。一方ワーク受座17の上方
に位置するクランプアーム11の一端には、ワーク受座
17の透孔17aと同径の透孔11aが形成されると共
に、その透孔11aの下方には球面凹部22が連設さ
れ、その球面凹部22に、同半径の球面部24を上部に
形成し、透孔11aと同径の透孔25を備えた上受座と
しての球面座23が収容されている。この球面座23
は、球面凹部22の開口付近で先細り形状となり、ワー
ク受座17の上面に対向する環状部26を形成してお
り、球面凹部22の開口の受座22aに載置されたリン
グスプリング28によって球面凹部22からの抜け止め
がなされている。又環状部26にはワーク受座17の当
接座21,21・・と相対する位置に夫々当接座27,
27・・が3箇所突設されている。尚球面座23上部の
球面部24には、リング状のエア溝24aが凹設される
と共に、そのエア溝24aの一部に、クランプアーム1
1に差し込まれた平行ピン29の先端が突出する凹部2
4bが形成されて、球面座23の回り止めが図られてい
る。こうしてワーク受3とクランプアーム11との間に
は、ワーク受座17と球面座23とによるワークWの大
径部W1 のクランプ部30が形成される。
【0010】そしてクランプ部30の側方でクランプア
ーム11とワーク受3には、同心円の円弧となる案内部
32,32´と、その案内部32,32´の中心に夫々
形成されるアリ溝33,33´とを備えた一対の蒲鉾形
状の収容部31,31´が夫々凹設されており、その各
収容部31,31´に、補助受座としての一対のクラン
プピース34,34´が夫々収容されている。このクラ
ンプピース34,34´は、夫々収容部31,31´の
案内部32,32´と合致する曲面部35,35´を有
する同じ蒲鉾形状を呈し、曲面部35,35´には中間
部を除いてアリ形状の突条36,36´を設けて、夫々
突条36,36´とアリ溝33,33´との嵌合によ
り、各クランプピース34,34´は同心円上で回転可
能に案内される。尚クランプアーム11とワーク受3と
には、夫々上下からクランプピース34,34´の突条
36,36´の中間部に先端が突出するネジ37,37
´を螺合して、クランプピース34,34´の回転範囲
の規制と収納部31,31´からの脱却防止を図ってい
る。又両クランプピース34,34´の各対向面におけ
る外縁には、互いに対向するワークへの受座38,38
´と、互いに対向し同心円の中心を通る水平高さで当接
する規制部39,39´とが夫々突設されている。尚こ
こでは、受座38,38´の中心を結ぶ線が、クランプ
部30にセットされるワークWの大径部W1 と小径部W
2 との中心を結ぶ軸線と交わるものとなる。こうしてこ
こには、両クランプピース34,34´によって、ワー
クWの小径部W2 を挟持する補助クランプ部40が形成
される。
ーム11とワーク受3には、同心円の円弧となる案内部
32,32´と、その案内部32,32´の中心に夫々
形成されるアリ溝33,33´とを備えた一対の蒲鉾形
状の収容部31,31´が夫々凹設されており、その各
収容部31,31´に、補助受座としての一対のクラン
プピース34,34´が夫々収容されている。このクラ
ンプピース34,34´は、夫々収容部31,31´の
案内部32,32´と合致する曲面部35,35´を有
する同じ蒲鉾形状を呈し、曲面部35,35´には中間
部を除いてアリ形状の突条36,36´を設けて、夫々
突条36,36´とアリ溝33,33´との嵌合によ
り、各クランプピース34,34´は同心円上で回転可
能に案内される。尚クランプアーム11とワーク受3と
には、夫々上下からクランプピース34,34´の突条
36,36´の中間部に先端が突出するネジ37,37
´を螺合して、クランプピース34,34´の回転範囲
の規制と収納部31,31´からの脱却防止を図ってい
る。又両クランプピース34,34´の各対向面におけ
る外縁には、互いに対向するワークへの受座38,38
´と、互いに対向し同心円の中心を通る水平高さで当接
する規制部39,39´とが夫々突設されている。尚こ
こでは、受座38,38´の中心を結ぶ線が、クランプ
部30にセットされるワークWの大径部W1 と小径部W
2 との中心を結ぶ軸線と交わるものとなる。こうしてこ
こには、両クランプピース34,34´によって、ワー
クWの小径部W2 を挟持する補助クランプ部40が形成
される。
【0011】又ワーク受3の上面には、先端を山形に形
成し、ワークWの大径部W1 の側方に当接可能な2本の
当接腕42,42を伸長させた位置決めブロック41が
固定されている。一方ワーク受3におけるクランプピー
ス34,34´の前方(図3の右側)には、互いの対向
面がワークWの小径部W2 の側方に当接し、ワークW側
へ向かうに連れて広くなるテーパ状とした2枚の当接板
44,44を上端に備えた位置決めプレート43が、装
置本体2の前方に架設された第一平行ピン45によって
上端を前後へ揺動自在に軸着されている。この位置決め
プレート43は、その下端に凹設された水平な丸溝46
が、第一平行ピン45と平行に装置本体2の前方に架設
される第二平行ピン47に上方から被さることで、丸溝
46が第二平行ピン47に移動規制される間第一平行ピ
ン45を中心に揺動可能となっているが、装置本体2に
圧縮スプリング48によって前方へ付勢されて収納され
るガイドピン49の先端が位置決めプレート43の下端
を第二平行ピン47側へ押圧しており、これによって位
置決めプレート43上端の当接板44,44はクランプ
ピース34,34´側へ付勢されることになる。又位置
決めプレート43の背面には、ニードルピン50を挿着
した操作部51が固着されている。尚装置本体2には、
位置決めブロック41とワーク受3とに夫々同心で穿設
された透孔81,82の下方位置と、ワーク受座17の
透孔17aの下方位置及び下側のクランプピース34´
の下方位置とに夫々開口して互いに連通させる切削液の
供給孔80が形成されている。
成し、ワークWの大径部W1 の側方に当接可能な2本の
当接腕42,42を伸長させた位置決めブロック41が
固定されている。一方ワーク受3におけるクランプピー
ス34,34´の前方(図3の右側)には、互いの対向
面がワークWの小径部W2 の側方に当接し、ワークW側
へ向かうに連れて広くなるテーパ状とした2枚の当接板
44,44を上端に備えた位置決めプレート43が、装
置本体2の前方に架設された第一平行ピン45によって
上端を前後へ揺動自在に軸着されている。この位置決め
プレート43は、その下端に凹設された水平な丸溝46
が、第一平行ピン45と平行に装置本体2の前方に架設
される第二平行ピン47に上方から被さることで、丸溝
46が第二平行ピン47に移動規制される間第一平行ピ
ン45を中心に揺動可能となっているが、装置本体2に
圧縮スプリング48によって前方へ付勢されて収納され
るガイドピン49の先端が位置決めプレート43の下端
を第二平行ピン47側へ押圧しており、これによって位
置決めプレート43上端の当接板44,44はクランプ
ピース34,34´側へ付勢されることになる。又位置
決めプレート43の背面には、ニードルピン50を挿着
した操作部51が固着されている。尚装置本体2には、
位置決めブロック41とワーク受3とに夫々同心で穿設
された透孔81,82の下方位置と、ワーク受座17の
透孔17aの下方位置及び下側のクランプピース34´
の下方位置とに夫々開口して互いに連通させる切削液の
供給孔80が形成されている。
【0012】一方図1及び図4,5に示すように、装置
本体2には、前記支点軸5のピニオン軸6に噛合するラ
ック53を側面に形成したラック軸52が第一収納孔5
4内へスライド自在に収納されると共に、第一収納孔5
4の奥側に設けた圧縮スプリング55aによって装置本
体2からの突出方向へ付勢されている。又このラック軸
52には、圧縮スプリング55aと反対側に同軸でプッ
シュロッド56の先端が固定されており、プッシュロッ
ド56の後端は、ラック軸52の後端に外嵌される筒状
のプッシュピン57を同軸で遊挿している。このプッシ
ュピン57は、ラック軸52との間に介在させたリター
ンスプリング58によって、常態では先端のフランジ5
9が出口側に設けたキャップ60に当接する位置へ突出
している。尚圧縮スプリング55bは、プッシュロッド
56の先端に当接してこれを突出方向へ付勢している。
又第一収納孔54のやや上方位置には、平行に第二収納
孔61が形成され、そこにスライド軸としての傾斜ガイ
ド62がスライド自在に収納されている。この傾斜ガイ
ド62は、2本の圧縮スプリング63,63によってキ
ャップ60側へ付勢され、前記プッシュピン57のフラ
ンジ59に当接して突出位置を、第二収納孔61の奥に
設けたスプリングガイド64によって押込み位置を規制
されている。又傾斜ガイド62の上面には、キャップ6
0側から奥へ行くに従って上り傾斜となる断面T字状の
ガイド部65が形成されている。一方第二収納孔61に
は、垂直方向にクランプ孔66が連設されており、この
クランプ孔66に、装置本体2に固定された筒状のガイ
ドハウジング67と、そのガイドハウジング67に上下
動可能に軸支される押し上げ軸としてのクランプピン6
8とが夫々収納され、クランプピン68の下端は傾斜ガ
イド62のガイド部65をスライド自在に抱持する抱持
部68aが形成されている。更にクランプピン68の先
端には、上端を水平に切除した球状部69が形成され、
この球状部69に、圧縮スプリング15によって回転付
勢されるクランプアーム11の他端が当接可能となって
いるが、この他端には、下端を球状部69と同じ球面に
形成した球面ブッシュ70が設けられて、両者の当接状
態で球状同士での密接を可能としている。
本体2には、前記支点軸5のピニオン軸6に噛合するラ
ック53を側面に形成したラック軸52が第一収納孔5
4内へスライド自在に収納されると共に、第一収納孔5
4の奥側に設けた圧縮スプリング55aによって装置本
体2からの突出方向へ付勢されている。又このラック軸
52には、圧縮スプリング55aと反対側に同軸でプッ
シュロッド56の先端が固定されており、プッシュロッ
ド56の後端は、ラック軸52の後端に外嵌される筒状
のプッシュピン57を同軸で遊挿している。このプッシ
ュピン57は、ラック軸52との間に介在させたリター
ンスプリング58によって、常態では先端のフランジ5
9が出口側に設けたキャップ60に当接する位置へ突出
している。尚圧縮スプリング55bは、プッシュロッド
56の先端に当接してこれを突出方向へ付勢している。
又第一収納孔54のやや上方位置には、平行に第二収納
孔61が形成され、そこにスライド軸としての傾斜ガイ
ド62がスライド自在に収納されている。この傾斜ガイ
ド62は、2本の圧縮スプリング63,63によってキ
ャップ60側へ付勢され、前記プッシュピン57のフラ
ンジ59に当接して突出位置を、第二収納孔61の奥に
設けたスプリングガイド64によって押込み位置を規制
されている。又傾斜ガイド62の上面には、キャップ6
0側から奥へ行くに従って上り傾斜となる断面T字状の
ガイド部65が形成されている。一方第二収納孔61に
は、垂直方向にクランプ孔66が連設されており、この
クランプ孔66に、装置本体2に固定された筒状のガイ
ドハウジング67と、そのガイドハウジング67に上下
動可能に軸支される押し上げ軸としてのクランプピン6
8とが夫々収納され、クランプピン68の下端は傾斜ガ
イド62のガイド部65をスライド自在に抱持する抱持
部68aが形成されている。更にクランプピン68の先
端には、上端を水平に切除した球状部69が形成され、
この球状部69に、圧縮スプリング15によって回転付
勢されるクランプアーム11の他端が当接可能となって
いるが、この他端には、下端を球状部69と同じ球面に
形成した球面ブッシュ70が設けられて、両者の当接状
態で球状同士での密接を可能としている。
【0013】以上の如く構成されたクランプ装置1にお
いては、まず油圧シリンダ等の駆動手段によってプッシ
ュロッド56とプッシュピン57とを押し込むと、図5
の如くラック軸52が第一収納孔54の中間底54aに
当接するまで前進するため、ラック53と噛合するピニ
オン軸6と一体の支点軸5が回転し、上端に連結される
クランプアーム11を図5に示す位置まで90°水平回
転させる。又同時にプッシュピン57の押込みによりそ
のフランジ59に当接する傾斜ガイド62が前進するた
め、図6の二点鎖線で示すようにクランプピン68は相
対的にガイド部65に沿って下降する格好となる。よっ
て先端の球状部69と球面ブッシュ70とが離反し、ク
ランプアーム11の水平回転を妨げない。このクランプ
アーム11の回転により、ワーク受3の上方即ちクラン
プ部30と補助クランプ部40とが開放されるため、ワ
ークWの大径部W1 をワーク受座17に載せ、小径部W
2 を下側のクランプピース34´の受座38´にセット
することができる。このとき位置決めプレート43の操
作部51を外方へ引っ張って位置決めプレート43を外
方へやや倒した状態でワークWをセットし、操作部51
を放すと、ワークW側へ倒れる位置決めプレート43の
当接板44,44が小径部W2 の側方を押圧し、大径部
W1 側の位置決めブロック41との間でワークWを仮固
定できる。特に位置決めブロック41の当接腕42,4
2の山形形状と、当接板44,44のテーパ形状とによ
り、大径部W1 、小径部W2 は夫々適正なセット位置へ
自動的に案内され、がたつきも生じない。
いては、まず油圧シリンダ等の駆動手段によってプッシ
ュロッド56とプッシュピン57とを押し込むと、図5
の如くラック軸52が第一収納孔54の中間底54aに
当接するまで前進するため、ラック53と噛合するピニ
オン軸6と一体の支点軸5が回転し、上端に連結される
クランプアーム11を図5に示す位置まで90°水平回
転させる。又同時にプッシュピン57の押込みによりそ
のフランジ59に当接する傾斜ガイド62が前進するた
め、図6の二点鎖線で示すようにクランプピン68は相
対的にガイド部65に沿って下降する格好となる。よっ
て先端の球状部69と球面ブッシュ70とが離反し、ク
ランプアーム11の水平回転を妨げない。このクランプ
アーム11の回転により、ワーク受3の上方即ちクラン
プ部30と補助クランプ部40とが開放されるため、ワ
ークWの大径部W1 をワーク受座17に載せ、小径部W
2 を下側のクランプピース34´の受座38´にセット
することができる。このとき位置決めプレート43の操
作部51を外方へ引っ張って位置決めプレート43を外
方へやや倒した状態でワークWをセットし、操作部51
を放すと、ワークW側へ倒れる位置決めプレート43の
当接板44,44が小径部W2 の側方を押圧し、大径部
W1 側の位置決めブロック41との間でワークWを仮固
定できる。特に位置決めブロック41の当接腕42,4
2の山形形状と、当接板44,44のテーパ形状とによ
り、大径部W1 、小径部W2 は夫々適正なセット位置へ
自動的に案内され、がたつきも生じない。
【0014】次にプッシュロッド56とプッシュピン5
7との押込みを解除すると、圧縮スプリング55a,5
5b、及びリターンスプリング58の付勢によりラック
軸52とプッシュピン57とが夫々後退し、ラック軸5
2の後退によりピニオン軸6を介して支点軸5を右回転
させ、クランプアーム11を図5から右回りに水平回転
させる。そしてプッシュピン57のフランジ59がキャ
ップ60に当接する位置まで後退すると、クランプアー
ム11は90°回転して図7に示す元の位置に復帰す
る。尚図6,7に示すように装置本体2にはストッパピ
ン71が垂設されてクランプアーム11の側方に当接可
能となっているため、この90°回転時の正確な位置決
めがなされる。又同時に傾斜ガイド62も圧縮スプリン
グ63,63の付勢によって後退するため、ガイド部6
5に案内されるクランプピン68は上昇し、90°回転
して元の位置に復帰したクランプアーム11の球面ブッ
シュ70と再び当接してクランプアーム11の端部を押
し上げ、そのまま図1の左回転方向へ回転付勢すること
になる。こうしてワーク受座17にセットされたワーク
Wの大径部W1 の上面に球面座23が、下側のクランプ
ピース34´にセットされたワークWの小径部W2 の上
面に上側のクランプピース34が夫々位置し、図3にも
示すようにワーク受座17の当接座21,21・・と球
面座23の当接座27,27・・によってワークWの大
径部W1 が、クランプピース34,34´の受座38,
38´によって小径部W2 が夫々挟持固定される。
7との押込みを解除すると、圧縮スプリング55a,5
5b、及びリターンスプリング58の付勢によりラック
軸52とプッシュピン57とが夫々後退し、ラック軸5
2の後退によりピニオン軸6を介して支点軸5を右回転
させ、クランプアーム11を図5から右回りに水平回転
させる。そしてプッシュピン57のフランジ59がキャ
ップ60に当接する位置まで後退すると、クランプアー
ム11は90°回転して図7に示す元の位置に復帰す
る。尚図6,7に示すように装置本体2にはストッパピ
ン71が垂設されてクランプアーム11の側方に当接可
能となっているため、この90°回転時の正確な位置決
めがなされる。又同時に傾斜ガイド62も圧縮スプリン
グ63,63の付勢によって後退するため、ガイド部6
5に案内されるクランプピン68は上昇し、90°回転
して元の位置に復帰したクランプアーム11の球面ブッ
シュ70と再び当接してクランプアーム11の端部を押
し上げ、そのまま図1の左回転方向へ回転付勢すること
になる。こうしてワーク受座17にセットされたワーク
Wの大径部W1 の上面に球面座23が、下側のクランプ
ピース34´にセットされたワークWの小径部W2 の上
面に上側のクランプピース34が夫々位置し、図3にも
示すようにワーク受座17の当接座21,21・・と球
面座23の当接座27,27・・によってワークWの大
径部W1 が、クランプピース34,34´の受座38,
38´によって小径部W2 が夫々挟持固定される。
【0015】ここでクランプ部30においては、球面座
23が球面凹部22との球面すり合わせによって全方向
に摺動し、常に正対して大径部W1 に接触可能となるた
め、大径部W1 の上下端面間の平坦度や平行度が悪くて
もこれを吸収でき、上下の当接座27及び21を常に均
等に大径部W1 へ当接させることができる。同様に補助
クランプ部40においては、小径部W2 を挟持するクラ
ンプピース34,34´が収容部31,31´内で同心
円のアリ溝33,33´を案内に回転し、フリーな状態
で小径部W2 を挟持するため、小径部W2 の上下端面の
平坦度や平行度が悪くてもこれを吸収できる。加えてク
ランプアーム11自体が支点ピン14の揺動設定によ
り、短手方向の両端を揺動させるため、大径部W1 と小
径部W2 との高さのばらつきや両者の段差のばらつきを
吸収することができる。よってワークWは自身の寸法誤
差に拘わりなく、常に自然な形で全方向を確実にクラン
プされるため、その状態で加工を行えば、高い加工精度
を維持できる。又傾斜ガイド62、クランプピン68を
介して圧縮スプリング63,63の付勢によってクラン
プアーム11からのクランプ力を得ているから、加工中
にクランプ力が緩むようなことがない。尚加工終了後
は、前記と同様にプッシュロッド56とプッシュピン5
7との押込みによりクランプアーム11を回転させれ
ば、クランプ部30と補助クランプ部40とが開放さ
れ、ワークWの交換が行える。
23が球面凹部22との球面すり合わせによって全方向
に摺動し、常に正対して大径部W1 に接触可能となるた
め、大径部W1 の上下端面間の平坦度や平行度が悪くて
もこれを吸収でき、上下の当接座27及び21を常に均
等に大径部W1 へ当接させることができる。同様に補助
クランプ部40においては、小径部W2 を挟持するクラ
ンプピース34,34´が収容部31,31´内で同心
円のアリ溝33,33´を案内に回転し、フリーな状態
で小径部W2 を挟持するため、小径部W2 の上下端面の
平坦度や平行度が悪くてもこれを吸収できる。加えてク
ランプアーム11自体が支点ピン14の揺動設定によ
り、短手方向の両端を揺動させるため、大径部W1 と小
径部W2 との高さのばらつきや両者の段差のばらつきを
吸収することができる。よってワークWは自身の寸法誤
差に拘わりなく、常に自然な形で全方向を確実にクラン
プされるため、その状態で加工を行えば、高い加工精度
を維持できる。又傾斜ガイド62、クランプピン68を
介して圧縮スプリング63,63の付勢によってクラン
プアーム11からのクランプ力を得ているから、加工中
にクランプ力が緩むようなことがない。尚加工終了後
は、前記と同様にプッシュロッド56とプッシュピン5
7との押込みによりクランプアーム11を回転させれ
ば、クランプ部30と補助クランプ部40とが開放さ
れ、ワークWの交換が行える。
【0016】更に本実施の形態によれば、前述のように
ワークWを自然体で確実にクランプして、加工精度の向
上に寄与できるのに加え、クランプアーム11の水平回
転によるクランプ部30と補助クランプ部40との開放
からクランプアーム11の戻り回転によるワークWのク
ランプまでを、プッシュロッド56とプッシュピン57
とを作動させる油圧シリンダ等の1つのアクチュエータ
の制御のみで一連に行うことができるため、簡単で合理
的なクランプ動作が確保でき、コストアップの抑制にも
繋がる。一方本形態では、図1に示すように、装置本体
2に空気路72a、支点軸5の軸心に空気路73とが形
成され、装置本体2の外部から支点ピン14の中心部分
14aまで連続するエアの供給路が、又、支点軸5のフ
ランジ7に空気路73と交わる空気路74、有底孔4と
クランプ孔66とを連通させる空気路72b、クランプ
ピン68の軸心に空気路75、球面ブッシュ70の軸心
に空気路76、そしてクランプアーム11内に空気路7
7が夫々形成されて、クランプ状態で装置本体2の外部
から球面座23のエア溝24aまで連続するエアの供給
路が、更にクランプアーム11に空気路77と連通して
収容部31のアリ溝33へ開口する空気路78が、ワー
ク受3に装置本体2の空気路72cと連通して収容部3
1´のアリ溝33´へ開口する空気路79が夫々形成さ
れて、外部のコンプレッサーから常時エアを供給可能と
している。よって球面座23やクランプピース34,3
4´の摺動面に切粉やスラッジが侵入するのを防ぐこと
ができると共に、球面座23とクランプピース34,3
4´、そして支点ピン14を静圧受け状態にし、ワーク
の寸法誤差に対する追従性を向上させることが可能とな
る。
ワークWを自然体で確実にクランプして、加工精度の向
上に寄与できるのに加え、クランプアーム11の水平回
転によるクランプ部30と補助クランプ部40との開放
からクランプアーム11の戻り回転によるワークWのク
ランプまでを、プッシュロッド56とプッシュピン57
とを作動させる油圧シリンダ等の1つのアクチュエータ
の制御のみで一連に行うことができるため、簡単で合理
的なクランプ動作が確保でき、コストアップの抑制にも
繋がる。一方本形態では、図1に示すように、装置本体
2に空気路72a、支点軸5の軸心に空気路73とが形
成され、装置本体2の外部から支点ピン14の中心部分
14aまで連続するエアの供給路が、又、支点軸5のフ
ランジ7に空気路73と交わる空気路74、有底孔4と
クランプ孔66とを連通させる空気路72b、クランプ
ピン68の軸心に空気路75、球面ブッシュ70の軸心
に空気路76、そしてクランプアーム11内に空気路7
7が夫々形成されて、クランプ状態で装置本体2の外部
から球面座23のエア溝24aまで連続するエアの供給
路が、更にクランプアーム11に空気路77と連通して
収容部31のアリ溝33へ開口する空気路78が、ワー
ク受3に装置本体2の空気路72cと連通して収容部3
1´のアリ溝33´へ開口する空気路79が夫々形成さ
れて、外部のコンプレッサーから常時エアを供給可能と
している。よって球面座23やクランプピース34,3
4´の摺動面に切粉やスラッジが侵入するのを防ぐこと
ができると共に、球面座23とクランプピース34,3
4´、そして支点ピン14を静圧受け状態にし、ワーク
の寸法誤差に対する追従性を向上させることが可能とな
る。
【0017】尚上記形態では大径部と小径部とで被加工
部を2箇所備えたワークに用いるクランプ装置について
説明したが、小径部が複数あるもの等被加工部が3箇所
以上あるワークであっても、補助受座としてのクランプ
ピース34,34´を当該箇所に設けることで同様にク
ランプできる。又ここではクランプピース34,34´
を蒲鉾形状にして、1つの同心円の円弧上で移動する曲
面嵌合を採用しているが、球面座23と同様の曲面嵌合
にして、複数の同心円の円弧で移動できるようにしても
良い。一方球面座23はクランプアーム11側でなく、
ワーク受3側に設けることもできる。更にクランプアー
ム11と支点軸5との連結は、支点ピン14による軸着
以外に、クランプアーム11と球面座23とによるのと
同様に球面嵌合によって連結し、より効果的なワーク全
体の寸法誤差への対応を図っても良い。
部を2箇所備えたワークに用いるクランプ装置について
説明したが、小径部が複数あるもの等被加工部が3箇所
以上あるワークであっても、補助受座としてのクランプ
ピース34,34´を当該箇所に設けることで同様にク
ランプできる。又ここではクランプピース34,34´
を蒲鉾形状にして、1つの同心円の円弧上で移動する曲
面嵌合を採用しているが、球面座23と同様の曲面嵌合
にして、複数の同心円の円弧で移動できるようにしても
良い。一方球面座23はクランプアーム11側でなく、
ワーク受3側に設けることもできる。更にクランプアー
ム11と支点軸5との連結は、支点ピン14による軸着
以外に、クランプアーム11と球面座23とによるのと
同様に球面嵌合によって連結し、より効果的なワーク全
体の寸法誤差への対応を図っても良い。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ワーク
受側の下受座と補助受座と、クランプ板側の上受座と補
助受座とによって、誤差等を吸収でき、ワークを自然体
で確実に固定することができるため、ワークの寸法誤差
やそのばらつきに拘わらず、常に正確な加工が可能とな
る。又請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、ラック軸又はスライド軸のどちらか一方を弾
性部材の付勢に抗してスライド移動させれば、クランプ
板のアンクランプ位置への回転と押し上げ軸による付勢
解除が容易に行え、一方前記弾性部材の付勢に抗したス
ライド移動を解除すれば、弾性部材の付勢によってクラ
ンプ板はクランプ位置へ回転し、同時に押し上げ軸の上
昇によってワーク側へ付勢されることになるため、ワー
クのクランプ・アンクランプの動作が一連で簡単に行え
る。特にクランプ力は弾性部材により得ることになるか
ら、加工中にクランプが緩むことがなく、高い信頼性が
得られるのと共に、クランプ用の油圧シリンダ等が不要
となって、装置全体の構成も簡略化し、コストアップの
軽減にも繋がる。更に請求項3に記載の発明によれば、
請求項2の効果に加えて、クランプ板が前後左右端方向
で夫々揺動自在となるから、ワーク全体の寸法誤差を吸
収できる。特にワークの複数の被加工箇所間に段差があ
る場合等にその誤差や寸法のばらつきを効果的に吸収
し、より自然なクランプが実現可能となる。
受側の下受座と補助受座と、クランプ板側の上受座と補
助受座とによって、誤差等を吸収でき、ワークを自然体
で確実に固定することができるため、ワークの寸法誤差
やそのばらつきに拘わらず、常に正確な加工が可能とな
る。又請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、ラック軸又はスライド軸のどちらか一方を弾
性部材の付勢に抗してスライド移動させれば、クランプ
板のアンクランプ位置への回転と押し上げ軸による付勢
解除が容易に行え、一方前記弾性部材の付勢に抗したス
ライド移動を解除すれば、弾性部材の付勢によってクラ
ンプ板はクランプ位置へ回転し、同時に押し上げ軸の上
昇によってワーク側へ付勢されることになるため、ワー
クのクランプ・アンクランプの動作が一連で簡単に行え
る。特にクランプ力は弾性部材により得ることになるか
ら、加工中にクランプが緩むことがなく、高い信頼性が
得られるのと共に、クランプ用の油圧シリンダ等が不要
となって、装置全体の構成も簡略化し、コストアップの
軽減にも繋がる。更に請求項3に記載の発明によれば、
請求項2の効果に加えて、クランプ板が前後左右端方向
で夫々揺動自在となるから、ワーク全体の寸法誤差を吸
収できる。特にワークの複数の被加工箇所間に段差があ
る場合等にその誤差や寸法のばらつきを効果的に吸収
し、より自然なクランプが実現可能となる。
【図1】クランプ装置の説明図である。
【図2】クランプ部の組立て説明図である。
【図3】クランプ部の説明図である。
【図4】クランプアームの回転及び回転付勢機構の組立
て説明図である。
て説明図である。
【図5】クランプアームの動作状態を示す説明図であ
る。
る。
【図6】クランプアームの回転及び回転付勢機構の説明
図である。
図である。
【図7】クランプアームの動作状態を示す説明図であ
る。
る。
【図8】従来のクランプ装置の説明図である。
【図9】図8の平面説明図である。
1・・クランプ装置、2・・装置本体、3・・ワーク受
座、5・・支点軸、11・・クランプアーム、14・・
支点ピン、17・・ワーク受、23・・球面座、34,
34´・・クランプピース、41・・位置決めブロッ
ク、43・・位置決めプレート、52・・ラック軸、5
6・・プッシュロッド、57・・プッシュピン、62・
・傾斜ガイド、68・・クランプピン、W・・ワーク。
座、5・・支点軸、11・・クランプアーム、14・・
支点ピン、17・・ワーク受、23・・球面座、34,
34´・・クランプピース、41・・位置決めブロッ
ク、43・・位置決めプレート、52・・ラック軸、5
6・・プッシュロッド、57・・プッシュピン、62・
・傾斜ガイド、68・・クランプピン、W・・ワーク。
Claims (3)
- 【請求項1】 ワークの1の加工箇所の下面に対応する
下受座を備えたワーク受と、そのワーク受の上方にあっ
て、前記下受座と対向して前記ワークの1の加工箇所の
上面に対応する上受座を備えたクランプ板と、そのクラ
ンプ板を前記ワーク受側へ付勢する付勢手段と、を設け
たワークのクランプ装置であって、 前記下受座又は前記上受座の何れか一方を、その一方が
設けられる前記ワーク受又は前記クランプ板に球面嵌合
させ、前記ワークに常に正対して当接可能とし、更に前
記ワーク受及びクランプ板における前記ワークの他の加
工箇所に対応する部分に、互いに対向し、前記ワークに
当接可能な上下一対の補助受座を、夫々同心円の円弧に
沿って移動可能に設けたことを特徴とするワークのクラ
ンプ装置。 - 【請求項2】 前記クランプ板の中間部位を垂直な回動
軸の先端へ上下に揺動自在に連結すると共に、その揺動
する一端側に前記上受座と補助受座とを配置し、前記回
動軸には、その回動軸と直交状に配置されて前記回動軸
と噛合するラック軸をスライド自在に設けて、前記ラッ
ク軸のスライドにより前記回動軸とクランプ板とを回転
させて、前記クランプ板の上受座と補助受座とを、夫々
前記ワーク受側の下受座と補助受座に対向するクランプ
位置と、そのクランプ位置から離反するアンクランプ位
置との間を移動可能とする一方、前記付勢手段を、前記
ラック軸と平行に配置されるスライド自在なスライド軸
と、そのスライド軸のスライドに伴って上下動可能で、
且つ前記クランプ板の前記クランプ位置で上昇して前記
クランプ板の他端を押し上げ、前記一端を前記ワーク受
側へ付勢する垂直な押し上げ軸とし、更に弾性部材を用
いて、前記ラック軸を、前記クランプ板のクランプ位置
へ前記回動軸を回転させるスライド方向へ、前記スライ
ド軸を、前記押し上げ軸を上昇させるスライド方向へ夫
々付勢すると共に、前記ラック軸とスライド軸との前記
弾性部材の付勢に抗したスライド移動を互いに連動する
ものとした請求項1に記載のワークのクランプ装置。 - 【請求項3】 前記クランプ板を、前記揺動する両端方
向と直交する方向の両端部を上下に揺動自在とした請求
項2に記載のワークのクランプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11402697A JPH10296565A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | ワークのクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11402697A JPH10296565A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | ワークのクランプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10296565A true JPH10296565A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14627190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11402697A Pending JPH10296565A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | ワークのクランプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10296565A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1331061A1 (de) * | 2002-01-29 | 2003-07-30 | Alfing Kessler Sondermaschinen GmbH | Spannvorrichtung |
| CN111421363A (zh) * | 2020-05-21 | 2020-07-17 | 杭州富阳南方阀业有限公司 | 一种调节阀导向套加工的夹紧支撑装置 |
| CN112719964A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-04-30 | 益阳百炼链条科技有限公司 | 一种链条销轴多工位钻孔设备工件压紧装置 |
-
1997
- 1997-05-01 JP JP11402697A patent/JPH10296565A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1331061A1 (de) * | 2002-01-29 | 2003-07-30 | Alfing Kessler Sondermaschinen GmbH | Spannvorrichtung |
| CN111421363A (zh) * | 2020-05-21 | 2020-07-17 | 杭州富阳南方阀业有限公司 | 一种调节阀导向套加工的夹紧支撑装置 |
| CN112719964A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-04-30 | 益阳百炼链条科技有限公司 | 一种链条销轴多工位钻孔设备工件压紧装置 |
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