JPH10297202A - 作業車用車輪 - Google Patents

作業車用車輪

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JPH10297202A
JPH10297202A JP11326297A JP11326297A JPH10297202A JP H10297202 A JPH10297202 A JP H10297202A JP 11326297 A JP11326297 A JP 11326297A JP 11326297 A JP11326297 A JP 11326297A JP H10297202 A JPH10297202 A JP H10297202A
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Masanori Nishimura
雅則 西村
Junichi Akaike
隼一 赤池
Mitsuo Shimada
光雄 島田
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Kyoritsu Noki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土や藁等の堆積物をさほど掻き出さないよう
にしながら、傾斜地でのずり落ちや横滑り、あるいは、
泥濘地等での沈み込み等を生じ難くでき、かつ、地面に
対して充分なグリップ力ないし推進力が得られるように
された作業車用車輪を提供する。 【解決手段】 多数の山状部(20c,20c,…)が
所定角度間隔(θ)をもって形成された鋸歯状ないし星
形状の外周形状を持つ左右一対の車板(20a,20
a)と、所定数の同寸法のアングル部材(20b,20
b,…)と、を備え、前記左右一対の車板(20a,2
0a)間に、前記アングル部材(20b,20b,…)
が前記所定角度(θ)間隔をもって、その一端部(20
1 )が前記車板(20a,20a)の外周半径(R
x)よりも小なる外周半径(Ry)の同心円上に位置す
るように配置され、互いに一体に結合されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行しながら草刈
り作業や散布作業等を行う作業車用の車輪に係り、特
に、傾斜地で等高線上を走行しながら、あるいは、泥濘
地等の不整地を走行しながら作業を行うのに好適な作業
車用車輪に関する。
【0002】
【従来の技術】傾斜地で等高線上を走行しながら、ある
いは、泥濘地等の不整地を走行しながら草刈り作業や散
布作業等を行う作業車用の車輪としては、機体のずり落
ちや横滑りを生じ難く、また、泥濘地等においても沈み
込み難く、地面に対して大きなグリップ力ないし推進力
が得られるような構造を持つことが望まれる。そのた
め、従来においては、外周部にスパイクやラグ等の突出
物を設けた作業車用車輪が各種提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た如くの従来の作業車用車輪においては、スパイクやラ
グ等の突出物が地中に突き刺さるように潜りこんで相当
量の土や藁等の堆積物を掻き出してしまうという問題が
あるとともに、傾斜地でのずり落ちや横滑り、あるい
は、泥濘地等での沈み込み等に対する対策が未だ充分で
はなく、また、地面に対するグリップ力ないし推進力を
さらに向上させることが強く要望されている。
【0004】また、作業車用車輪のうちの、回転駆動さ
れる駆動車軸を備えたもの、つまり駆動輪として用いら
れる作業車用車輪については、次のような問題があっ
た。すなわち、例えば、傾斜地(山地)を走行中に、駆
動輪の回転が倒木、ブッシュ、切り株、石等によって阻
害されて該駆動輪に大きな負荷が作用したとき、言い換
えれば、原動機の動力が伝達されているにも関わらず、
駆動輪の回転が何らかの理由で制限されるように事態が
発生すると、動力伝達系の各部、つまり、変速機の出力
軸、滑りが殆ど生じないチェーン式等の巻掛伝動機構の
スプロケットやチェーン、駆動車軸、等が折損等の重大
なダメージを受けてしまうおそれがある。
【0005】本発明は、前記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、土や藁等の堆積
物をさほど掻き出さないようにしながら、傾斜地でのず
り落ちや横滑り、あるいは、泥濘地等での沈み込み等を
生じ難くでき、かつ、地面に対して充分なグリップ力な
いし推進力が得られるようにされた作業車用車輪を提供
することにある。
【0006】本発明の他の目的は、前記作業用車輪を駆
動輪として用いた場合に、該駆動輪の回転が何らかの理
由で制限されるように事態が発生しても、動力伝達系の
各部が折損等の重大なダメージを受け難くできるように
された作業車用車輪を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る作業車用車輪は、所定数の山状部が所
定角度間隔をもって形成された鋸歯状ないし星形状の外
周形状を持つ左右一対の車板と、穴空き板材を前記車板
の外周半径よりも小なる外周半径を持つ円筒状に丸めて
形成された内筒輪と、を備え、前記左右一対の車板間
に、前記内筒輪が前記車板と共通の回転軸線を持つよう
に配置され、互いに一体に結合されていることを特徴と
している。
【0008】この場合、好ましい態様では、前記内筒輪
の穴空き板材として、エキスパンドメタルが用いられ
る。
【0009】このような構成とされた本発明の作業車用
車輪においては、例えば傾斜地では、左右一対の車板の
外周に形成された山状部が傾斜地盤に食い込むので、傾
斜地でのずり落ちや横滑りは殆ど生じない。また、車板
は板状であるので、土や藁等の堆積物をさほど掻き出さ
ない。さらに、例えば、泥濘地等の不整地では、前記車
板の山状部は沈み込むが、内筒輪が地面に接触して総接
地面積が増大し接地圧が低下するので、車輪の沈み込み
がそこで止められるとともに、内筒輪は地盤に広く浅く
食い込むので、充分なグリップ力ないし推進力が確保で
きる。
【0010】本発明に係る他の作業車用車輪は、多数の
山状部が所定角度間隔をもって形成された鋸歯状ないし
星形状の外周形状を持つ左右一対の車板と、所定数の同
寸法のアングル部材と、を備え、前記左右一対の車板間
に、前記アングル部材が前記所定角度間隔をもって、そ
の一端部が前記車板の外周半径よりも小なる外周半径の
同心円上に位置するように配置され、互いに一体に結合
されていることを特徴としている。
【0011】この場合、好ましい態様では、前記各アン
グル部材は、それが最も低い位置に回転せしめられたと
きにおいて、鉛直線に対してそれらの両辺が共に所定角
度傾斜した姿勢となるように前記一対の車板に結合され
る。
【0012】かかる構成とされた本発明の作業車用車輪
においても、例えば傾斜地では、左右一対の車板の外周
に形成された山状部が傾斜地盤に食い込むので、傾斜地
でのずり落ちや横滑りは殆ど生じない。また、車板は板
状であるので、土や藁等の堆積物をさほど掻き出さな
い。さらに、例えば、泥濘地等の不整地では、前記車板
の山状部は沈み込むが、アングル部材が地面に接触して
総接地面積が増大し接地圧が低下するので、車輪の沈み
込みがそこで止められるとともに、前記アングル部材は
地盤に広く浅く食い込むので、地面に対して充分なグリ
ップ力ないし推進力が確保できる。
【0013】本発明に係る他の別の作業車用車輪は、回
転駆動される駆動車軸を備えたもので、前記左右一対の
車板と前記駆動車軸との間に、前記車板に所定以上の負
荷が作用したとき前記駆動車軸を空転させるトルクリミ
ッターが介装されていることを特徴としている。
【0014】このようにされることにより、駆動輪の回
転が何らかの理由で制限されるように事態が発生して
も、動力伝達系の各部が折損等の重大なダメージを受け
難くできる。
【0015】なお、本発明の作業車用車輪は、あらゆる
作業車に使用できるものであるが、特に、傾斜地で等高
線上を走行しながら、あるいは、泥濘地等の不整地を走
行しながら作業を行う作業車に好適である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1、図2、図3は、本発明
に係る車輪の実施形態が使用された作業車の一例を示す
左側面図、平面図、正面図である。
【0017】まず、図示の作業車1を説明する。前記作
業車1は草刈り作業を行うためのもので、本体フレーム
2の略中央に原動機としての4サイクル内燃エンジンか
らなるパワープラント3が搭載されるとともに、その後
部中央下側に、本発明の一実施形態の作業車用車輪であ
る後述する単輪の駆動後輪20が配設されている。前記
本体フレーム2の後部上側には、左右のハンドル7,8
が斜め後方に向けて取り付けられ、このハンドル7,8
のグリップ7a,8a近傍には前記パワープラント3を
制御するスロットル操作レバー11、クラッチ操作レバ
ー12等が配設されている。
【0018】前記パワープラント3には、作業用動力取
り出し軸5(図2及び図4参照)及び走行用動力取り出
し軸6(図1及び図2参照)が設けられており、前記パ
ワープラント3の動力は前記作業用動力取り出し軸5か
らベルト−プーリ式巻掛伝動機構22及び動力伝達方向
変換機構24を介して草刈り刃(回転式ハンマナイフ)
50にその回転駆動力として伝達されるとともに、前記
走行用動力取り出し軸6からテレスコピック式ユニバー
サルドライブシャフト13、二段変速機14、チェーン
式巻掛伝動機構16を介して前記後輪20にその回転駆
動力として伝達されるようになっている。なお前記草刈
り刃50の下側には、それと一体に回転するようにスラ
イダーカップ51が取り付けられている。
【0019】前記作業用動力取り出し軸5と前記草刈り
刃50との間に介装されている前記動力伝達方向変換機
構24は、図4及び図5を参照すればよくわかるよう
に、前記本体フレーム2の前後方向に沿って配置された
前後方向動力伝達軸30(その中心軸線をCとする)、
及びこれに直交配置された縦方向動力伝達軸40とを備
えており、前記前後方向動力伝達軸30は、その後端部
が前記本体フレーム2に固定された固定ケース25内に
ボールベアリング31を介して回転自在に支持され、そ
の前端部が回動ケース26にボールベアリング34を介
して回転自在に支持されており、また、前記固定ケース
25の前端部及び前記回動ケース26の後端部との間に
も、それぞれボールベアリング32,33が介装されて
いる。
【0020】前記縦方向動力伝達軸40は、前記回動ケ
ース26の下部に固定された縦ケース27内にボールベ
アリング41,42を介して回転自在に支持されてい
る。
【0021】そして、前記前後方向動力伝達軸30の後
部側には、前記ベルト−プーリ式巻掛伝動機構22の出
力軸22aに設けられた第一出力傘歯車27に噛合する
第一入力傘歯車29が設けられ、その前部側には、前記
縦方向動力伝達軸40の上端部に設けられた第二入力傘
歯車39が噛合する第二出力傘歯車37が設けられてお
り、前記縦方向動力伝達軸40の下端部に設けられた前
記草刈り刃50は、前記前後方向動力伝達軸30と平行
な面内で回転するようになっている。
【0022】前記前後方向動力伝達軸30の前半部分が
収納されている前記回動ケース26は、その前端部が、
前記本体フレーム2にボルト45で垂下固着された支持
板44に、前記前後方向動力伝達軸30と同軸に固設さ
れた支軸46にベアリング47を介して回動自在に支持
されており、また、前記回動ケース26には、前記縦ケ
ース27の他に、前記草刈り刃50を覆う概略円筒状の
草刈りカバー36も固定されている。また、該草刈りカ
バー36の前部には、前方斜め上に突出するようにコ字
状の集草パイプ枠19が配設されている。
【0023】従って、これら回動ケース26、縦ケース
27、草刈り刃50等からなる作業部35は、前記前後
方向動力伝達軸30を揺動中心軸として、前記本体フレ
ーム2に対して上下揺動自在に配設されている。
【0024】前記作業部35の前記草刈りカバー36の
前部側のセンターライン上(平面視では前記前後方向動
力伝達軸30の中心軸線Cと重なる)には、図5〜図7
を参照すればよくわかるように、ピボット55が垂直上
向きに突設されている。このピボット55は、側面視概
略「く」字形断面を有する斜板ユニット52の二重壁状
基体部52Aに設けられた筒状部52Bに相対回動可能
に挿通せしめられており、その上部に上下方向規制部材
としてのボルト59が滑りワッシャ58を介して螺着さ
れており、前記斜板ユニット52は、前記ピボット55
により、前記草刈りカバー36と平行な面内、言い換え
れば前記前後方向動力伝達軸30と平行な面内で回動可
能に支持されている。
【0025】前記斜板ユニット52の前部側には、図7
を参照すればよくわかるように、前記草刈りカバー36
の前端部から前方へ突出する前輪支持用コ字状フレーム
56が取付金具53,53により取付固定され、このコ
字状フレーム56に設けられた支軸部57,57に、本
発明の一実施形態の作業車用車輪である後述する左右一
対の前輪10,10が遊転自在に支持されている。言い
換えれば、前記作業部35に前記前輪10,10が、前
記斜板ユニット52を介して前記支軸部57,57(回
動軸線O)と平行な面内で前後方向へ回動可能に支持さ
れている。
【0026】前記斜板ユニット52の後方側の縦面とさ
れる斜板部52aは、前記草刈りカバー36及び前記前
後方向動力伝達軸30の中心軸線Cに対して後方側に若
干傾斜しており、この斜板部52aの後面側左右両端部
に、前記本体フレーム2に前後方向に向けて平行に、か
つ、前記中心軸線(センターライン)Cを挟んで左右対
称となる位置に保持固定された二本の支持ロッド61,
62の先端部から左右にそれぞれ突出して軸支された押
し当て部材とされる樽形ローラ63,64が当接せしめ
られている。
【0027】前記に加え、本実施形態においては、前記
前輪10,10及び前記作業部35の上下揺動及び前記
前輪の回転軸線Oの前後方向の向きの変化を抑えるべ
く、前記斜板ユニット52と本体フレーム2との間に、
弾性付勢手段としての同じ強さの引張り力を有する一対
のコイルスプリング71,72が、平面視で前記前後方
向動力伝達軸30の中心軸線Cの左右にそれ挟んで左右
対称となる位置に平行に並設されている。
【0028】より詳細には、前記斜板ユニット52の二
重壁状基体部52Aの左右両端部付近には、前記中心軸
線(センターライン)Cを挟んで左右対称形の前側門形
支持部材73の両縦片部が前記取付金具53,53に植
立固定されており、また、前記一対の支持ロッド61,
6上には、前記中心軸線(センターライン)Cを挟んで
左右対称形の後側門形支持部材74の両縦片部が固設さ
れていて、これらの前側門形支持部材73と後側門形支
持部材74とを橋絡するように前記コイルスプリング7
1,72が張装されている。
【0029】また、前記前輪10,10及び前記作業部
35の上下揺動及び前記前輪10,10の回転軸線Oの
前後方向の向きの変化を必要に応じて阻止すべく、前記
支持ロッド61,62間に設けられた支持板66上に前
記斜板部52aの左右方向中央に形成された係止穴52
cに、前記ハンドル7に配設した操作レバー79を操作
することにより、ボーデンケーブル77を介して抜き差
しされるロックピン76を備えたロック機構75が配設
されている。
【0030】このような構成とされた本実施形態の前記
作業車1においては、図3を参照すればよくわかるよう
に、平地Eに対して傾斜した傾斜地Pで等高線上を走行
しながら草刈り作業を行う場合には、前記操作レバー7
9を操作して前記ロックピン76を前記斜板部52aの
係止穴52から引き抜いておくと、前記本体フレーム2
に配設された前記後輪20は、前記ハンドル7,8を操
作して鉛直線Gに沿うように立てられるが、前記本体フ
レーム2に対して前記前後方向動力伝達軸30を揺動中
心軸Cとして上下揺動自在とされた一対の前記前輪1
0,10は、前記傾斜面Pに対して略垂直に、従って鉛
直線Gに対しては傾斜した姿勢とされ、前記前輪10,
10が配設された前記作業部35は、前記傾斜面Pと略
平行に配置される。
【0031】この場合、前記本体フレーム2に対する前
記前輪10,10の上下揺動角度に応じて、言い換えれ
ば、傾斜地の傾斜角度に応じて、図6を参照すればよく
わかるように、前記前輪10,10及び前記作業部35
側に取り付けられた前記斜板ユニット52の前記斜板部
52aに対する前記本体フレーム2側に取り付けられた
前記樽形ローラ63,64の当接位置が変化せしめら
れ、前記前輪10の回転軸線Oの向きが仮想線O' で示
すように、前記前輪10,10が前進時に受ける抵抗に
より、傾斜地を登る方向に、何等操作を必要とせずに自
動的に変化せしめられる。
【0032】このように傾斜地において等高線上を走行
しながら作業を行う場合に、前記前輪10,10の回転
軸線Oの向きが傾斜地を登る方向に自動的に変化せしめ
られることにより、車体が下方に向かうことを自動的に
防止でき、そのため、作業を効率良く、容易かつ安全に
行うことができる。なお、斜面での施回時や平地での作
業時、移送時等には、前記ロック機構75を再びセット
しておくと、取り扱いが容易となる。
【0033】以上のような構成を有する前記作業車1に
使用されている本発明の一実施形態の作業車用車輪であ
る前記左右一対の前輪10,10は、同一構成のものが
使用されており、それぞれ図8(A)に部分拡大図示さ
れる如くの構成となっている。すなわち、前記前輪10
は、所定数(ここでは18個)の山状部10c,10
c,…が所定角度α(20度)間隔をもって形成された
鋸歯状ないし星形状の外周形状を持つ左右一対の鋼板製
の車板10a,10aと、鋼板に切目をつけて引張拡張
加工した帯状のエキスパンドメタル等の穴空き板材を、
前記車板10a,10aの外周半径Raよりも小なる外
周半径Rbを持つ円筒状に丸めて形成された内筒輪10
bと、を備えている。
【0034】そして、前記左右一対の車板10a,10
a間に、前記内筒輪10bが前記車板10a,10aと
共通の回転軸線(O)を持つように配置されて、互いに
一体に結合されている。
【0035】この場合、前記一方の車板10aの山状部
10c,10c,…と他方の車板10aの山状部10
c,10c,…とは側面視で重なるように対向配置され
ており、一つの山状部10cと隣り合う山状部10cと
がなす角度βは90度とされている。
【0036】また、前記内筒輪10bは、図8(B)に
示される如くに、引張拡張加工したとき菱形状に開く切
目が付けられた鋼板であるエキスパンドメタルが用いら
れて形成されており、その左右両端部が前記左右一対の
車板10a、10aに溶接等により一体的に接合されて
いる。
【0037】このような構成とされた前記前輪10,1
0においては、例えば傾斜地では、左右一対の前記車板
10a、10bの外周に形成された前記山状部10c,
10c,…が傾斜地盤に食い込むので、傾斜地でのずり
落ちや横滑りは殆ど生じない。また、前記車板10a,
10aは板状であるので、土や藁等の堆積物をさほど掻
き出さない。さらに、例えば、泥濘地等の不整地では、
前記車板10a,10aの前記山状部10c,10c,
…は沈み込むが、前記内筒輪10bが地面に接触して総
接地面積が増大し接地圧が低下するので、前記前輪1
0,10の沈み込みがそこで止められるとともに、前記
内筒輪10bは地盤に広く浅く食い込むので、充分なグ
リップ力ないし推進力が確保できる。
【0038】また、前記作業車1に使用されている本発
明の他の実施形態の作業車用車輪である前記駆動後輪2
0は、図9(A)、(B)にその下半部分が示されてい
るように、多数(ここでは24個)の山状部20c,2
0c,…が所定角度間隔θ(15度)をもって形成され
た鋸歯状ないし星形状の外周形状を持つ左右一対の車板
20a,20aと、所定数(ここでは前記山状部20c
と同数の24個)の同寸法の山形鋼製アングル部材20
b,20b,…と、前記車板20a,20aの内周部に
配設された内筒20eと、この内筒20eに溶接等によ
りその外周端面部が接合固定された駆動側穴付き円板2
0f及び支承環状円板20gと、を備えている。
【0039】そして、前記左右一対の車板20a,20
a間に、前記アングル部材20b,20b,…が所定角
度θ(15度)間隔をもって、その一端部20b1 が前
記車板10a,10aの外周半径Rxよりも小なる外周
半径Ryの同心円上(中心Q)に位置するように配置さ
れてそれらに結合されている。
【0040】この場合、前記各アングル部材20b,2
0b,…は、前記駆動後輪20が回転して最も低い位置
にせしめられたときにおいて、鉛直線Gに対してそれら
の両辺が共に傾斜した姿勢、ここでは、鈍角側の角度γ
が135度、鋭角側の角度が45度、となるように前記
一対の車板20a,20aに結合されている。
【0041】また、前記一方の車板20aの山状部20
c,20c,…と他方の車板20aの山状部20c,2
0c,…とは側面視で重なるように対向配置されてお
り、一つの山状部20cと隣り合う山状部20cとがな
す角度εは90度とされている。
【0042】かかる構成とされた前記後輪20において
も、例えば傾斜地では、前記左右一対の車板20a、2
0aの外周に形成された山状部20c,20cが傾斜地
盤に食い込むので、傾斜地でのずり落ちや横滑りは殆ど
生じない。また、前記車板20a,20aは板状である
ので、土や藁等の堆積物をさほど掻き出さない。さら
に、例えば、泥濘地等の不整地では、前記車板20a,
20aの山状部20c,20c,…は沈み込むが、前記
アングル部材20b,20b,…が地面に接触するの
で、前記後輪20の沈み込みがそこで止められるととも
に、前記アングル部材20b,20b,…は、その凹部
を後方に向けて配設されていて地盤に確実に食い込むの
で、充分なグリップ力ないし推進力が得られる。
【0043】一方、前記後輪20は、図10に示される
如くに、回転駆動される駆動車軸21を備えており、前
記左右一対の車板20a,20aと前記駆動車軸21と
の間に、前記車板20a,20aに所定以上の負荷が作
用したとき前記駆動車軸21を前記後輪20に対して空
転させるトルクリミッター90が介装されている。
【0044】これを詳細に説明すると、前記パワープラ
ント3の動力は、前記したように、前記走行用動力取り
出し軸6から前記ドライブシャフト13、前記二段変速
機14の出力軸14a、前記チェーン式巻掛伝動機構1
6を介して前記後輪20の前記駆動車軸21に伝達され
るようになっており、該駆動車軸21は、前記本体フレ
ーム2に保持された左右一対の側板17,18にベアリ
ング82,82を介して回転自在に支持されている。前
記左右一対の側板17,18における前記後輪20の中
央部の左右内側には、草木や石等の異物が前記後輪20
の前記内筒20eの内部に入らないようにするための保
護カバー84,84が取り付けられている。
【0045】そして、前記駆動車軸21の左端側には、
前記トルクリミッター90のハブ91が止めネジ96及
びキー89を介して一体回転するように外嵌固定されて
おり、前記駆動車軸21の右端側には、前記後輪20の
前記内筒20eに固定された前記支承環状円板20gに
連結固定される連結円板86の中央に固着された空転ス
リーブ85が、相対回転自在に外嵌されている。
【0046】前記ハブ91には、左側から順次、摩擦板
92、ブッシュ93及び前記後輪20の前記内筒20e
に固定された前記駆動側穴付き円板20f、摩擦板9
2、押圧プレート94、皿バネ95が外嵌されており、
右端側には調節ボルトセット96が配設されている。
【0047】したがって、前記トルクリミッター90に
おいては、前記駆動側穴付き円板20fに対する前記一
対の摩擦板92,92の押圧力を前記調節ボルトセット
97によって設定すれば、前記後輪20(の車板20
a,20a)に所定以上の負荷が作用するまでは、前記
駆動側穴付き円板20fと前記摩擦板92,92との間
の摩擦力により、前記後輪20と前記駆動車軸21とが
一体に回転するが、前記後輪20(の車板20a,20
a)に所定以上の負荷が作用すると、前記駆動側穴付き
円板20fと前記摩擦板92,92との間にスリップが
生じ、前記後輪20の車板20a,20aに対して前記
駆動車軸21が相対的に空転する。
【0048】このように、前記後輪20の車板20a,
20aと前記駆動車軸21との間に、前記車板20a,
20aに所定以上の負荷が作用したとき前記駆動車軸2
1を空転させる前記トルクリミッター90が介装されて
いることにより、前記後輪20の回転が何らかの理由で
制限されるように事態が発生しても、前記した如くの動
力伝達系の各部が折損等の重大なダメージを受け難くで
きる。
【0049】以上、本発明の一実施形態について詳述し
たが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しな
い範囲で、設計において、種々の変更ができるものであ
る。
【0050】例えば、前記実施形態においては、作業機
を草刈機として説明したが、該草刈機に限定されるもの
ではなく、散布作業機等他の作業機にも適用できるもの
である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の作業車用車輪においては、土や藁等の堆積物をさほ
ど掻き出さないようにしながら、傾斜地でのずり落ちや
横滑り、あるいは、泥濘地等での沈み込み等を生じ難く
でき、かつ、地面に対して充分なグリップ力ないし推進
力を得ることができる。
【0052】また、車輪と駆動車軸との間にトルクリミ
ッターが介装されることにより、駆動輪の回転が何らか
の理由で制限されるように事態が発生しても、動力伝達
系の各部が折損等の重大なダメージを受け難くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輪の実施形態が使用された作業
車の一例を示す概略左側面図。
【図2】図1に示される作業車の概略平面図。
【図3】図1に示される作業車の概略正面図。
【図4】図1に示される作業車の前半分の拡大図。
【図5】図4に示される作業車の主要部を拡大して示す
部分切欠拡大図。
【図6】図1に示される作業車の前部を示す拡大平面
図。
【図7】図1に示される作業車の前輪の取付態様の説明
に供される分解斜視図。
【図8】本発明に係る車輪の一実施形態である前輪を示
し、(A)は部分拡大側面図、(B)は前輪の内筒輪に
用いられたエキスパンドメタルを示す図。
【図9】本発明に係る車輪の他の実施形態である後輪の
下半分を示し、(A)は断面斜視図、(B)は左側面
図。
【図10】本発明に係る車輪の実施形態である後輪の横
断面図。
【符号の説明】
10 前輪(作業車用車輪) 10a 車板 10b 内筒輪 10c 山状部 20 後輪(作業車用車輪) 20a 車板 20b アングル部材 20b1 一端部 20c 山状部 21 駆動車輪 α 所定角度 θ 所定角度 γ 所定角度 Ra,Rb 外周半径(前輪) Rx,Ry 外周半径(後輪) 90 トルクリミッター O 前輪の回転軸線 G 鉛直線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数の山状部(10c,10c,…)
    が所定角度(α)間隔をもって形成された鋸歯状ないし
    星形状の外周形状を持つ左右一対の車板(10a,10
    a)と、穴空き板材を前記車板(10a,10a)の外
    周半径(Ra)よりも小なる外周半径(Rb)を持つ円
    筒状に丸めて形成された内筒輪(10b)と、を備え、
    前記左右一対の車板(10a,10a)間に、前記内筒
    輪(10b)が前記車板(10a,10a)と共通の回
    転軸線(O)を持つように配置され、互いに一体に結合
    されていることを特徴とする作業車用車輪。
  2. 【請求項2】 前記内筒輪(10b)の穴空き板材とし
    て、エキスパンドメタルが用いられていることを特徴と
    する請求項1に記載の作業車用車輪。
  3. 【請求項3】 多数の山状部(20c,20c,…)が
    所定角度間隔(θ)をもって形成された鋸歯状ないし星
    形状の外周形状を持つ左右一対の車板(20a,20
    a)と、所定数の同寸法のアングル部材(20b,20
    b,…)と、を備え、前記左右一対の車板(20a,2
    0a)間に、前記アングル部材(20b,20b,…)
    が前記所定角度(θ)間隔をもって、その一端部(20
    1 )が前記車板(20a,20a)の外周半径(R
    x)よりも小なる外周半径(Ry)の同心円上に位置す
    るように配置され、互いに一体に結合されていることを
    特徴とする作業車用車輪。
  4. 【請求項4】 前記各アングル部材(20b,20b,
    …)は、それが最も低い位置に回転せしめられたときに
    おいて、鉛直線Gに対してそれらの両辺が共に所定角度
    (γ)傾斜した姿勢となるように、前記一対の車板(2
    0a,20a)に結合されていることを特徴とする請求
    項3に記載の作業車用車輪。
  5. 【請求項5】 前記左右一対の車板(10a,10a,
    20a,20a)間に回転駆動される駆動車軸(21)
    を挿通し、前記一対の車板(10a,10a,20a,
    20a)と前記駆動車軸(21)との間に、前記車板
    (10a,10a,20a,20a)に所定以上の負荷
    が作用したとき前記駆動車軸(21)を空転させるトル
    クリミッター(90)が介装されていることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか一項に記載の作業車用車
    輪。
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