JPH10297364A - ブレーキレバー連動スイッチ - Google Patents

ブレーキレバー連動スイッチ

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JPH10297364A
JPH10297364A JP11156597A JP11156597A JPH10297364A JP H10297364 A JPH10297364 A JP H10297364A JP 11156597 A JP11156597 A JP 11156597A JP 11156597 A JP11156597 A JP 11156597A JP H10297364 A JPH10297364 A JP H10297364A
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switch
brake
brake lever
push rod
lever
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Akihiko Yamashita
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 スイッチケース83と、ブレーキレバー
64に連動してスイングさせる為に、スイッチケース8
3に取付けたスイングプレート85と、このスイングプ
レート85で押し下げる為に、スイッチケース83に取
付けるとともに、スイングプレート85の回転中心から
の距離が異なる複数本のプッシュロッド90,95と、
これらのプッシュロッド90,95に各々臨ませたスイ
ッチ手段86,87とからなる。 【効果】 複数のスイッチ手段の作動タイミングを容易
に異ならせることができる。また、ブレーキレバーとプ
ッシュロッドとの間にスイングプレートを介しているた
め、プッシュロッドの位置が変更しやすく、更に複数の
スイッチの取付位置の自由度を増すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブレーキレバー連動
スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、実開平56−63687号
公報「自動二輪車のストップランプスイッチ」で自動二
輪車等のブレーキレバーに連動するストップランプ表示
用のスイッチを提案した。
【0003】上記技術は、同公報の第1図及び第2図に
示される通り、ハンドル端部1に設けたブラケット1a
に取付けたスイッチ5と、このスイッチ5内に進退可能
に収納した可動棒6と、この可動棒6に取付けた通電体
10と、この通電体10に接触させ、接触部12a,1
2a’を通電体10の移動方向にずらした2つの固定接
点12,12’と、上記可動棒6の先部6aに当てたブ
レーキレバー3とを備えるものであり、これらの構成に
より、スイッチ作動時の接触抵抗を低減し、熱の発生量
を低減するとともに、各接点部材を小型化あるいは同一
形状のままスイッチ容量の増大を図ることができるよう
にしたものである。
【0004】本出願人は、更に、ハンドル端部に複数の
スイッチを設け、これらのスイッチをブレーキレバーで
連動させるように考案した。このような構成により、複
数のスイッチをブレーキレバーでほぼ同じタイミングで
作動させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば、ブレ
ーキレバーを握ってすぐにストップランプスイッチをオ
ンにし、ブレーキ作動前にすぐにストップランプを灯火
させ、ブレーキレバーを更に握って、ブレーキ作動後に
インヒビタースイッチをオンにしスタータを始動させた
い等、複数のスイッチの作動タイミングを異ならせたい
という要望に対しては、上記構成で満足させることは難
しい。そこで、本発明の目的は、複数のスイッチの作動
タイミングを容易に異ならせることのできるブレーキレ
バー連動スイッチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、スイッチケースと、ブレーキレ
バーに連動してスイングさせる為に、スイッチケースに
取付けたスイングプレートと、このスイングプレートで
押し下げる為に、スイッチケースに取付けるとともに、
スイングプレートの回転中心からの距離が異なる複数本
のプッシュロッドと、これらのプッシュロッドに各々臨
ませたスイッチ手段とからなる。
【0007】スイングプレートの回転中心からプッシュ
ロッドの距離を異ならせることで、複数のスイッチ手段
の作動タイミングを容易に異ならせることができる。ま
た、ブレーキレバーとプッシュロッドとの間にスイング
プレートを介しているため、プッシュロッドの位置が変
更しやすく、更に複数のスイッチの取付位置の自由度を
増すことができる。
【0008】請求項2は、複数のスイッチの一つを、ス
トップランプスイッチとし、別の一つを、インヒビター
スイッチとした。ストップランプスイッチとインヒビタ
ースイッチとの作動タイミングを異ならせることができ
る。
【0009】請求項3は、ストップランプスイッチのプ
ッシュロッドをスイングプレートの回転中心から遠い側
に配置し、インヒビタースイッチのプッシュロッドをス
イングプレートの回転中心から近い側に配置した。
【0010】ブレーキレバーを握ってすぐに、ブレーキ
作動前にストップランプをオンにしてストップランプを
灯火させ、ブレーキレバーを更に握って、ブレーキ作動
後にインヒビタースイッチをオンにしてスタータを始動
可能な状態にすることができる。また、ブレーキレバー
の握り量が小さくてもストップランプスイッチを作動さ
せることができ、素早くストップランプスイッチを作動
させることができる。
【0011】請求項4は、ストップランプスイッチの作
動前の初期状態からオンまでのストロークよりも、イン
ヒビタースイッチの作動前の初期状態からオンまでのス
トロークを大きくする構成とした。ストップランプスイ
ッチのオンからインヒビタースイッチのオンまでのブレ
ーキレバーのストロークを大きくすることができ、ブレ
ーキ効力を高めた状態でスタータを始動可能にすること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るスクータ型車両の側面
図である。二輪車としてのスクータ型車両1(以下、
「スクータ1」と記す。)は、クレードル型車体フレー
ム2と、この車体フレーム2のヘッドパイプ3に取付け
たフロントフォーク4と、このフロントフォーク4に取
付けた前輪5並びにフロントフェンダ6と、フロントフ
ォーク4に連結したハンドル7と、車体フレーム2の各
パイプで囲まれたクレードルスペース内に配置した燃料
タンク8、ラジエータ用リザーブタンク9並びにラジエ
ータ10とからなる。
【0013】また、スクータ1は、クレードルスペース
の後方に配置し前部に水冷エンジン11を備えたパワー
ユニット12と、このパワーユニット12の前部を車体
フレーム2に取付けるためのリンク機構13と、パワー
ユニット12の後端部を車体フレーム2に懸架するため
のリヤクッション14と、パワーユニット12の後部に
取付けた後輪15と、車体フレーム2の後部上部に配置
したシート16と、車体フレーム2を覆うボディカバー
17とからなる。
【0014】ボディカバー17は、ヘッドパイプ3の前
部及び前輪5の上部を覆うフロントカバー21と、この
フロントカバー21の後部を覆うインナカバー22と、
運転者の足を載せる低床式足載板としての左右のステッ
プフロア23(この図では手前側だけを示す。以下同
じ。)と、これらステップフロア23の外縁から下方へ
延ばした左右のフロアスカート24と、これらフロアス
カート24の下縁間を覆うアンダーカバー25とからな
る。
【0015】また、ボディカバー17は、インナカバー
22から後方へ延ばし車体フレーム2の長手中央を覆う
センターカバー26と、このセンターカバー26から後
方へ延ばし車体フレーム2の後部両側面を覆うサイドカ
バー27と、これらサイドカバー27の外縁から下方へ
延ばした左右のロアサイドカバー28と、これらロアサ
イドカバー28の後方で車体フレーム2の後端下部を覆
うリヤセンターカバー29と、このリヤセンターカバー
29の上方で車体フレーム2の後端上部を覆うリヤアッ
パカバー30とからなる。
【0016】ハンドル7は、ハンドル7を覆うハンドル
カバー33と、フロントカバー21の上方でハンドル7
に固定した透明のウインドスクリーン34と、このウイ
ンドスクリーン34の前面下部に設けたカバー部材とし
てのスクリーンガーニッシュ35とを備える。インナカ
バー22は両側部に、運転者の脚部前方を覆うレッグシ
ールド22aを備える。
【0017】図中、41はヘッドランプ、42はウイン
カー、43は給油用リッド、44は点火プラグ点検用リ
ッド、45はメインスタンド、46は空気清浄装置であ
るエアクリーナ、47はリヤグリップ、48はテールラ
ンプ、49はリヤフェンダである。
【0018】図2は本発明に係るパワーユニット後部に
設けたブレーキ装置の側面図であり、ブレーキ装置50
は、後述するドラムブレーキと、このドラムブレーキの
ブレーキシューを動かすカムと一体になったカム軸50
aと、このカム軸50aにボルトB1で固定したブレー
キアーム51と、このブレーキアーム51にナット付き
ボルト52を介して連結し且つカム軸50aに回動可能
に取付けたサブアーム53と、このサブアーム53に当
てて押圧可能とし、パワーユニット12にボルトB2,
B2にて取付けた液圧シリンダ54と、この液圧シリン
ダ54からブレーキアーム51に掛け渡した引張コイル
ばね55と、サブアーム53の端部にジョイント金具5
6を介して取付けたワイヤ57とからなるリヤブレーキ
機構59を備える。
【0019】ナット付きボルト52は、ブレーキアーム
51に対するサブアーム53の取付角度を調整すること
のできるアーム角度調整機構であり、ブレーキシューの
摩耗によってブレーキシューとブレーキドラムとの間の
広がった隙間を所定量に調整するためのものであり、サ
ブアーム53に回転可能に取付けたナット52aをブレ
ーキアーム51に揺り動かし可能に取付けたボルト52
b上を回すことで移動させて上記角度調整を行うもので
ある。
【0020】上記角度調整時、サブアーム53は、液圧
シリンダ54に位置決めされているので、ナット52a
を回すと、ブレーキアーム51がカム軸50aを中心に
左右に揺れる。ここで、53aはサブアーム53下端に
取付けた係止部、56aは係止部53aを移動可能にす
るためにジョイント金具56に設けた長孔である。
【0021】図3は本発明に係るブレーキ装置の系統図
であり、ブレーキ装置50は、図2に示したリヤブレー
キ機構59に加え、ハンドル7(図1参照)の右側部分
7aに設けた右ブレーキレバー61と、この右ブレーキ
レバー61を握ることにより作動する右マスタシリンダ
62と、このマスタシリンダ62から配管P1で接続し
たフロントディスクブレーキ63とからなる。
【0022】また、ブレーキ装置50は、ハンドル7の
左側部分7bに設けた左ブレーキレバー64と、この左
ブレーキレバー64を握ることにより作動する左マスタ
シリンダ65と、この左マスタシリンダ65から配管P
2で接続し、且つブレーキ液の液圧をフロントディスク
ブレーキ63とリヤブレーキ機構59とに分配し、更に
フロントディスクブレーキ63側への液圧供給をリヤブ
レーキ機構59より遅らせるためのディレイバルブ66
と、このディレイバルブ66とフロントディスクブレー
キ63とを接続する配管P3とからなる。
【0023】更に、ブレーキ装置50は、ディレイバル
ブ66と液圧シリンダ54との間の配管P4の途中に液
圧を調整するために設けたPCV(プレッシャコントロ
ールバルブ)67と、サブアーム53に取付けたワイヤ
57を引くことでブレーキ力保持を行うブレーキ力保持
機構70とからなる。
【0024】リヤブレーキ機構59は、ブレーキドラム
59aと、このブレーキドラム59aの内側に一端を揺
り動かし可能に支持し、他端をカム軸50aに固定した
カム(不図示)で移動可能とした一対のブレーキシュー
59b,59bと、これらブレーキシュー59b,59
b間に渡した引張コイルばね59cとからなるドラムブ
レーキ59dを備える。
【0025】フロントディスクブレーキ63は、前輪5
(図1参照)に固定したディスク63aと、このディス
ク63aを制動するためのパッド(不図示)及びパッド
を押圧するピストン(不図示)をそれぞれ収納する3つ
のシリンダ63b,63c,63dとを備える。シリン
ダ63b,63dは、右マスタシリンダ62からの液圧
が伝わるものであり、シリンダ63cは、左マスタシリ
ンダ65からの液圧が伝わるものである。
【0026】図4は本発明に係るハンドルの左側部分を
示す図であり、左ブレーキレバー64が回転する面(や
や車両前方に傾いている。)に直角な上側の方向から見
たものである。ブレーキ力保持機構70は、ハンドル7
に取付けたマスタシリンダ基部71と、このマスタシリ
ンダ基部71にボルトB3を中心に揺り動かし可能に取
付けた前述の左ブレーキレバー64と、この左ブレーキ
レバー64にビスB4で揺り動かし可能に取付け且つ端
部に前述のワイヤ57を取付けたブレーキ力保持アーム
72と、このブレーキ力保持アーム72の上方にビスB
4を中心に揺り動かし可能に配置し、且つスプリング7
3で反時計回りに回転力を与えたブレーキ力保持レバー
74と、このブレーキ力保持レバー74の一端を突き当
てて、引いたワイヤ57の戻りを阻止するための切欠き
75aを有するブラケット75とからなる。
【0027】ここで、7cはグリップである。64aは
アーム部であり、マスタシリンダ基部71に設けた前述
の左マスタシリンダ65のピストン65a先端を押すも
のである。72aはストッパであり、ブレーキ力保持レ
バー74の反時計回りの回転を止めるものである。
【0028】72bはピンであり、下方に押すことで左
ブレーキレバー64を握った時に左ブレーキレバー64
に引掛り、ブレーキ力保持アーム72を左ブレーキレバ
ー64と一体的に移動させるものである。76はワイヤ
57を収納したケーブルである。76aはケーブル76
のブラケット75への取付部である。
【0029】また、ハンドル7の左側部分7bは、マス
タシリンダ基部71の下部に左ブレーキレバー64を握
ることにより作動するレバー連動スイッチ80を備え
る。レバー連動スイッチ80は、左ブレーキレバー64
によってフロントディスクブレーキ63(図3参照)及
びリヤのドラムブレーキ59d(図3参照)を作動させ
る時に図示せぬストップランプを点灯させるためのスト
ップランプスイッチと、スタータを始動させる時に十分
なブレーキ力が得られるように、左ブレーキレバー64
でフロントディスクブレーキ63及びリヤのドラムブレ
ーキ59dを作動させ、ブレーキ力を保持させた状態で
スタータを始動可能にするインヒビタースイッチとを備
えるものである。
【0030】図5は本発明に係るハンドルの左側部分を
示す図であり、左ブレーキレバー64(図4参照)が回
転する面(やや車両前方に傾いている。)に沿う車両後
方側から見たものである。レバー連動スイッチ80は、
マスタシリンダ基部71の下部に設けた凸部71a,7
1bにビスB5,B5で取付けたものである。
【0031】図6は本発明に係るハンドルの左側部分を
示す図であり、左ブレーキレバー64が回転する面(や
や車両前方に傾いている。)に沿う車両前方側から見た
ものである。左ブレーキレバー64は、マスタシリンダ
基部71への取付側端部にレバー連動スイッチ80を作
動させるために下方に延ばしたスイッチ押圧部64bを
有する。
【0032】図7は図5の7−7線断面図であり、レバ
ー連動スイッチ80は、マスタシリンダ基部71へ取付
けるためのフランジ部81,82を一体成形したスイッ
チケース83と、このスイッチケース83に一端を支持
軸84で回転可能に支持し、他端を揺り動かすことので
きるスイングプレートであるスイッチプレート85と、
スイッチケース83の上部に構成したスイッチ手段であ
るインヒビタースイッチ部86と、スイッチケース83
の下部に構成した図8で詳述するスイッチ手段であるス
トップランプスイッチ部87とからなる。
【0033】スイッチプレート85は、左ブレーキレバ
ー64を握った時に、左ブレーキレバー64(図6参
照)のスイッチ押圧部64b(図6参照)によって押圧
されるものである。インヒビタースイッチ部86は、ス
イッチプレート85に一端を当てスイッチケース83に
形成した摺動孔83a内を移動する第1プッシュロッド
90と、この第1プッシュロッド90の他端に当てて角
部を支点に揺り動かすことのできる可動接点91a付き
スイッチ金具91と、外部に接続するための固定接点9
2a付きターミナル92及びターミナル93とからな
る。
【0034】94はスイッチ金具91の端部から可動接
点91aへ掛け渡したスプリングであり、第1プッシュ
ロッド90を押さない時には、可動接点91aを固定接
点92a側に倒し、第1プッシュロッド90を押した時
には、可動接点91aを固定接点92aから離すものあ
る。
【0035】図8は図5の8−8線断面図であり、スト
ップランプスイッチ部87は、スイッチプレート85に
一端を当てスイッチケース83に形成した摺動孔83b
内を移動する第2プッシュロッド95と、この第2プッ
シュロッド95の他端に当てて角部を支点に揺り動かす
ことのできる可動接点96a付きスイッチ金具96と、
外部に接続するための固定接点97a付きターミナル9
7及びターミナル98とからなる。
【0036】図7に示したように、第1プッシュロッド
90と第2プッシュロッド95とは、スイッチプレート
85の支持軸84からの距離を異ならせ、第1プッシュ
ロッド90を支持軸84から近い側に、第2プッシュロ
ッド95を支持軸84から遠い側に配置したものであ
る。支持軸84から第1プッシュロッド90までの距離
をL2、支持軸84から第2プッシュロッド95までの
距離をL1とする。また、第1プッシュロッド90と第
2プッシュロッド95とは、スイッチプレート85の幅
方向(図の表裏方向)にオフセットして配置したもので
ある。
【0037】図8において、99はスイッチ金具96の
端部から可動接点96aへ掛け渡したスプリングであ
り、第2プッシュロッド95を押さない時には、可動接
点96aを固定接点97a側に倒し、第2プッシュロッ
ド95を押した時には、可動接点96aを固定接点97
aから離すものある。
【0038】図9は本発明に係るスイッチプレートの斜
視図であり、スイッチプレート85は、鋼板をプレス成
形し、第1・第2プッシュロッド90,95(図7参
照)の両方を押圧するために幅広形状にしたものであ
り、左ブレーキレバー64(図6参照)の端部に当る先
端のアール部85aと、スイッチプレート85の傾きが
大きくなっても第1プッシュロッド90との接触を滑ら
かにする屈曲部85bと、支持軸84(図8参照)に取
付けるために折曲げて取付孔85c,85cを開けた軸
取付部85d,85dとを備える。
【0039】以上に述べたレバー連動スイッチ80の作
用を次に説明する。図10(a),(b)は本発明に係
るレバー連動スイッチの作用を説明する図(第1作用
図)であり、(a)はストップランプスイッチ部の初期
の状態、(b)はインヒビタースイッチ部の初期の状態
を示す。(a)において、左ブレーキレバー64を握ら
ない場合には、左ブレーキレバー64のスイッチ押圧部
64bに形成した押圧面64cは、スイッチプレート8
5を押圧し、第2プッシュロッド95を最も押込む。こ
こで、第2プッシュロッド95は、スイッチプレート8
5にスプリング99(図8参照)の弾性力で押圧される
ため、第2プッシュロッド95とスイッチプレート85
との間及びスイッチプレート85と押圧面64cとの間
に隙間はできない。従って、第2プッシュロッド95
は、左ブレーキレバー64の動きに遅れなく反応してス
トロークする。この時、可動接点96aは固定接点97
aから離れている。
【0040】(b)において、左ブレーキレバー64を
握らない場合には、左ブレーキレバー64の押圧面64
cは、スイッチプレート85を押圧し、第1プッシュロ
ッド90を最も押込む。なお、第1プッシュロッド90
は、スイッチプレート85を左ブレーキレバー64の押
圧面64cにスプリング94(図7参照)の弾性力で押
圧する押圧部材を兼ねるものである。この時、可動接点
91aは固定接点92aから離れている。
【0041】図11は本発明に係るレバー連動スイッチ
の作用を説明する図(第2作用図)であり、左ブレーキ
レバー64を握って角度をθ1だけ変位させると、スト
ップランプスイッチ部87の第2プッシュロッド95が
図10(a)に示した位置よりもS1だけ突出し、これ
に伴ってスイッチ金具96が反時計回りに回転し、可動
接点96aがスプリング99(図8参照)の引張力で固
定接点97a側に倒れ、固定接点97aに可動接点96
aが接触する。これにより、ストップランプスイッチ部
87はオンになり、図示せぬストップランプが点灯す
る。
【0042】図12は本発明に係るレバー連動スイッチ
の作用を説明する図(第3作用図)であり、左ブレーキ
レバー64を更に握って角度をθ2だけ変位させると、
インヒビタースイッチ部86の第1プッシュロッド90
が図10(b)に示した位置よりもS2だけ突出し、こ
れに伴ってスイッチ金具91が反時計回りに回転し、可
動接点91aがスプリング94(図7参照)の引張力で
固定接点92a側に倒れ、固定接点92aに可動接点9
1aが接触する。これにより、インヒビタースイッチ部
86はオンになり、図示せぬスタータを始動可能な状態
になる。
【0043】このように、第1・第2プッシュロッド9
0,95(図7参照)を支持軸84(図7参照)からの
距離を異ならせて配置したことで、ストップランプスイ
ッチ部87(図11参照)とインヒビタースイッチ部8
6との作動タイミングを異ならせることができる。ま
た、左ブレーキレバー64と第1・第2プッシュロッド
90,95との間にスイッチプレート85(図7参照)
を介しているため、第1・第2プッシュロッド90,9
5の位置が変更しやすく、更にストップランプスイッチ
部87とインヒビタースイッチ部86の取付位置の自由
度を増すことができる。
【0044】また、ストップランプスイッチ部87の第
2プッシュロッド95をスイッチプレート85の回転中
心から遠い側に配置し、インヒビタースイッチ部86の
第1プッシュロッド90をスイッチプレート85の支持
軸84から近い側に配置したたことで、左ブレーキレバ
ー64を握ってすぐに、ブレーキ作動前にストップラン
プをオンにしてストップランプを灯火させ、左ブレーキ
レバー64を更に握って、ブレーキ作動後にインヒビタ
ースイッチ部86をオンにしてスタータを始動可能な状
態にすることができる。
【0045】更に、ストップランプスイッチ部87を支
持軸84から遠い側に配置したことにより、ストップラ
ンプスイッチ部87を作動させるのに必要な第2プッシ
ュロッド95のストロークを確保するために、スイッチ
プレート85のスイング角、ひいては左ブレーキレバー
64の握り量を小さくすることができ、素早くストップ
ランプスイッチ部87を作動させることができる。
【0046】以上に述べたブレーキ力保持機構70の作
用を次に説明する。図13(a)〜(c)は本発明に係
るブレーキ力保持機構のブレーキ力保持までを説明する
図であり、ブレーキ力保持の操作順に説明する。なお、
各図の左側は平面図、右側はブレーキ力保持アームのピ
ンの高さ位置を示す断面図である。(a)は、ブレーキ
力保持機構70を作動させない初期の状態である。ブレ
ーキ力保持アーム72のピン72bはスプリング72c
によって上方に押上げられ、ブレーキ力保持アーム72
の上面から突出する。
【0047】(b)において、左手LHの人差し指Fで
ピン72bを押しながら左ブレーキレバー64を握って
いく。これにより、ピン72bが左ブレーキレバー64
に引掛り、ブレーキ力保持アーム72が左ブレーキレバ
ー64とともに動く。この時、ブレーキ力保持アーム7
2に取付けたワイヤ57が引かれる。
【0048】(c)において、更に左ブレーキレバー6
4を握っていくと、ピン72bは左ブレーキレバー64
との摩擦力で人差し指Fを離しても下降したままとな
る。この状態で右手RHの指でブレーキ力保持レバー7
4を時計回りに回し、ブレーキ力保持レバー74の先端
をブラケット75の切欠き75aに入れる。
【0049】ここで、左ブレーキレバー64から左手L
Hを離すと、ブレーキ力保持レバー74の先端が切欠き
75aに突き当たり、ブレーキ力保持アーム72は戻ら
なくなるため、ワイヤ57は引かれたままの状態とな
り、ブレーキ力保持状態となる。この時、ピン72b
は、左ブレーキレバー64と離れたので摩擦力がなくな
って、上方にわずかに移動し、回転したブレーキ力保持
レバー74の下面に当たった状態になる。
【0050】図14(a)〜(c)は本発明に係るブレ
ーキ力保持機構のブレーキ作動状態解除までを説明する
図であり、ブレーキ作動状態解除の操作順に説明する。
なお、各図の左側は平面図、右側はブレーキ力保持アー
ムのピンの位置を示す断面図である。(a)は、ブレー
キ力保持した状態であり、液圧は抜けており、左ブレー
キレバー64は戻っている。
【0051】(b)において、左手LHで左ブレーキレ
バー64を握ると、始めピン72bは(a)に示したよ
うに、下方に突出しているので、ブレーキ力保持アーム
72及びブレーキ力保持レバー74が共に動く。そし
て、ブレーキ力保持レバー74の先端が切欠き75aか
ら離れ、ブレーキ力保持レバー74はスプリング73
(図7参照)の回転力で反時計回りに回転するので、ピ
ン72bの上方押えが解除される。
【0052】(c)において、左ブレーキレバー64か
ら左手LHを離すと、左ブレーキレバー64が元の位置
に戻るのに伴い、ブレーキ力保持アーム72が戻り、ワ
イヤ57も戻り、ブレーキ作動状態が解除される。ピン
72bは左ブレーキレバー64から離れるので、上方へ
突出する。
【0053】以上に述べたブレーキ装置50の作用を次
に説明する。図3において、二輪車走行中又は、信号待
ち等の臨時の停止中に制動するには、右ブレーキレバー
61を握ってフロントディスクブレーキ63を作動させ
るとともに、左ブレーキレバー64を握ってフロントデ
ィスクブレーキ63とリヤブレーキ機構59との両方を
作動させる。制動を止めるには、右ブレーキレバー61
及び左ブレーキレバー64から手を離して元の位置に戻
す。
【0054】また、二輪車を駐車するには、左ブレーキ
レバー64を握ってブレーキ力保持アーム72に取付け
たワイヤ57を引き、ブレーキ力保持レバー74をブラ
ケット75に突き当ててブレーキ力保持機構70を作動
させる。ブレーキ力保持機構70の作動を解除するに
は、再び左ブレーキレバー64を握り、ブレーキ力保持
レバー74とブラケット75との結合を解除し、左ブレ
ーキレバー64と共にブレーキ力保持アーム72を初め
の位置に戻す。
【0055】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1のブレーキレバー連動スイッチは、スイ
ッチケースと、ブレーキレバーに連動してスイングさせ
る為に、スイッチケースに取付けたスイングプレート
と、このスイングプレートで押し下げる為に、スイッチ
ケースに取付けるとともに、スイングプレートの回転中
心からの距離が異なる複数本のプッシュロッドと、これ
らのプッシュロッドに各々臨ませたスイッチ手段とから
なるので、複数のスイッチ手段の作動タイミングを容易
に異ならせることができる。また、ブレーキレバーとプ
ッシュロッドとの間にスイングプレートを介しているた
め、プッシュロッドの位置が変更しやすく、更に複数の
スイッチの取付位置の自由度を増すことができる。
【0056】請求項2のブレーキレバー連動スイッチ
は、複数のスイッチの一つを、ストップランプスイッチ
とし、別の一つを、インヒビタースイッチとしたので、
ストップランプスイッチとインヒビタースイッチとの作
動タイミングを異ならせることができる。
【0057】請求項3のブレーキレバー連動スイッチ
は、ストップランプスイッチのプッシュロッドをスイン
グプレートの回転中心から遠い側に配置し、インヒビタ
ースイッチのプッシュロッドをスイングプレートの回転
中心から近い側に配置したので、ブレーキレバーを握っ
てすぐに、ブレーキ作動前にストップランプをオンにし
てストップランプを灯火させ、ブレーキレバーを更に握
って、ブレーキ作動後にインヒビタースイッチをオンに
してスタータを始動可能な状態にすることができる。ま
た、ブレーキレバーの握り量が小さくてもストップラン
プスイッチを作動させることができ、素早くストップラ
ンプスイッチを作動させることができる。
【0058】請求項4のブレーキレバー連動スイッチ
は、ストップランプスイッチの作動前の初期状態からオ
ンまでのストロークよりも、インヒビタースイッチの作
動前の初期状態からオンまでのストロークを大きくする
構成としたので、ストップランプスイッチのオンからイ
ンヒビタースイッチのオンまでのブレーキレバーのスト
ロークを大きくすることができ、ブレーキ効力を高めた
状態でスタータを始動可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型車両の側面図
【図2】本発明に係るパワーユニット後部に設けたブレ
ーキ装置の側面図
【図3】本発明に係るブレーキ装置の系統図
【図4】本発明に係るハンドルの左側部分を示す図
【図5】本発明に係るハンドルの左側部分を示す図
【図6】本発明に係るハンドルの左側部分を示す図
【図7】図5の7−7線断面図
【図8】図5の8−8線断面図
【図9】本発明に係るスイッチプレートの斜視図
【図10】本発明に係るレバー連動スイッチの作用を説
明する図(第1作用図)
【図11】本発明に係るレバー連動スイッチの作用を説
明する図(第2作用図)
【図12】本発明に係るレバー連動スイッチの作用を説
明する図(第3作用図)
【図13】本発明に係るブレーキ力保持機構のブレーキ
力保持までを説明する図
【図14】本発明に係るブレーキ力保持機構のブレーキ
作動状態解除までを説明する図
【符号の説明】
64…ブレーキレバー(左ブレーキレバー)、80…ブ
レーキレバー連動スイッチ(レバー連動スイッチ)、8
3…スイッチケース、84…回転中心(支持軸)、85
…スイングプレート、86,87…スイッチ手段(イン
ヒビタースイッチ部、ストップランプスイッチ部)、9
0,95…プッシュロッド(第1プッシュロッド、第2
プッシュロッド)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチケースと、ブレーキレバーに連
    動してスイングさせる為に、前記スイッチケースに取付
    けたスイングプレートと、このスイングプレートで押し
    下げる為に、前記スイッチケースに取付けるとともに、
    前記スイングプレートの回転中心からの距離が異なる複
    数本のプッシュロッドと、これらのプッシュロッドに各
    々臨ませたスイッチ手段とからなるブレーキレバー連動
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記複数のスイッチの一つは、ストップ
    ランプスイッチであり、別の一つは、インヒビタースイ
    ッチであることを特徴とする請求項1記載のブレーキレ
    バー連動スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記ストップランプスイッチのプッシュ
    ロッドを前記スイングプレートの回転中心から遠い側に
    配置し、前記インヒビタースイッチのプッシュロッドを
    スイングプレートの回転中心から近い側に配置したこと
    を特徴とする請求項2記載のブレーキレバー連動スイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 前記ストップランプスイッチの作動前の
    初期状態からオンまでのストロークよりも、前記インヒ
    ビタースイッチの作動前の初期状態からオンまでのスト
    ロークを大きくする構成としたことを特徴とする請求項
    3記載のブレーキレバー連動スイッチ。
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