JPH1029742A - シート部材の位置合わせ方法、および、それが用いられる位置合わせ装置 - Google Patents
シート部材の位置合わせ方法、および、それが用いられる位置合わせ装置Info
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- JPH1029742A JPH1029742A JP20314796A JP20314796A JPH1029742A JP H1029742 A JPH1029742 A JP H1029742A JP 20314796 A JP20314796 A JP 20314796A JP 20314796 A JP20314796 A JP 20314796A JP H1029742 A JPH1029742 A JP H1029742A
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- jig
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート部材が基台の被取付面に対して位置合
わせされて載置されるまでの一連の作業時間を短縮する
ことができ、しかも、組付装置の小型化を図ることがで
きること。 【解決手段】 シート部材122の接合面122sを素
子基板121の被取付面121aに位置合わせを行うに
あたり、シート部材122の接合面122sを素子基板
121の被取付面121aに対して近接させるべくフィ
ンガー部139を所定の位置まで下降させ、かつ、基準
保持面139GSを素子基板121における基準保持面
139GSに対向する基準当接面121ksに当接させ
る状態で位置調整を行うもの。
わせされて載置されるまでの一連の作業時間を短縮する
ことができ、しかも、組付装置の小型化を図ることがで
きること。 【解決手段】 シート部材122の接合面122sを素
子基板121の被取付面121aに位置合わせを行うに
あたり、シート部材122の接合面122sを素子基板
121の被取付面121aに対して近接させるべくフィ
ンガー部139を所定の位置まで下降させ、かつ、基準
保持面139GSを素子基板121における基準保持面
139GSに対向する基準当接面121ksに当接させ
る状態で位置調整を行うもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート部材が配さ
れるべき基台の被取付面に対しシート部材の接合面の位
置合わせを行うシート部材の位置合わせ方法、および、
それが用いられる位置合わせ装置に関する。
れるべき基台の被取付面に対しシート部材の接合面の位
置合わせを行うシート部材の位置合わせ方法、および、
それが用いられる位置合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の小部品を互いに組み付ける組付ロ
ボット装置は、例えば、組付作業ステーションにおいて
小部品としてのシート部材が載置されるべき基台に対向
配置される。組付ロボット装置においてシート部材を保
持する搬送治具は、基台の被取付面まで所定の動作経路
に沿って移動された後、その搬送治具が駆動制御されて
シート部材が基台の被取付面に対して位置合わせされて
載置される。
ボット装置は、例えば、組付作業ステーションにおいて
小部品としてのシート部材が載置されるべき基台に対向
配置される。組付ロボット装置においてシート部材を保
持する搬送治具は、基台の被取付面まで所定の動作経路
に沿って移動された後、その搬送治具が駆動制御されて
シート部材が基台の被取付面に対して位置合わせされて
載置される。
【0003】このような装置においては、搬送治具はシ
ート部材の接合面に対して裏面側となる表面部分を例え
ば吸着部材に供給される空気圧より保持している。
ート部材の接合面に対して裏面側となる表面部分を例え
ば吸着部材に供給される空気圧より保持している。
【0004】また、シート部材の基台の被取付面に対す
る位置合わせ、および、載置を高精度に行う場合、搬送
治具は、シート部材を、その接合面と基台の被取付面と
が互いに向かい合い、かつ、略平行となるように保持し
基台の被取付面の上方に配置する必要がある。搬送治具
により保持されたシート部材の接合面と基台の被取付面
とが互いに向かい合い、かつ、許容される平行度が保た
れて配置されているか否かは、予め、検査作業ステーシ
ョンにおいて、基台の被取付面のシート部材の接合面に
対するその平行度、および、シート部材の厚さが1枚の
シート部材および1個の基台ごと測定器具により検査さ
れる。その後、検査基準に合格したシート部材および基
台が搬送治具により保持され組付作業ステーションに搬
送される。
る位置合わせ、および、載置を高精度に行う場合、搬送
治具は、シート部材を、その接合面と基台の被取付面と
が互いに向かい合い、かつ、略平行となるように保持し
基台の被取付面の上方に配置する必要がある。搬送治具
により保持されたシート部材の接合面と基台の被取付面
とが互いに向かい合い、かつ、許容される平行度が保た
れて配置されているか否かは、予め、検査作業ステーシ
ョンにおいて、基台の被取付面のシート部材の接合面に
対するその平行度、および、シート部材の厚さが1枚の
シート部材および1個の基台ごと測定器具により検査さ
れる。その後、検査基準に合格したシート部材および基
台が搬送治具により保持され組付作業ステーションに搬
送される。
【0005】そして、シート部材の基台の被取付面に対
する位置合わせにあたっては、搬送治具が、保持される
シート部材の基台の被取付面に対する位置が所定の正規
の位置となるように駆動制御される。搬送治具の位置制
御にあたっては、シート部材の基台の被取付面に対する
位置を撮影するビデオカメラなどの撮像装置からの撮像
信号が用いられる。即ち、撮像装置によって得られた撮
像信号に基づく所定の画像処理を行い、シート部材の相
対位置データを送出する画像処理装置が備えられてい
る。
する位置合わせにあたっては、搬送治具が、保持される
シート部材の基台の被取付面に対する位置が所定の正規
の位置となるように駆動制御される。搬送治具の位置制
御にあたっては、シート部材の基台の被取付面に対する
位置を撮影するビデオカメラなどの撮像装置からの撮像
信号が用いられる。即ち、撮像装置によって得られた撮
像信号に基づく所定の画像処理を行い、シート部材の相
対位置データを送出する画像処理装置が備えられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、搬送治具が組
付作業ステーションと検査作業ステーションとの間を移
動する時間、および、上述のような検査時間が必要とな
るのでシート部材が基台の被取付面に対して位置合わせ
されて載置されるまでの一連の作業時間が比較的長くか
かるという不都合がある。また、シート部材の位置合わ
せにあたっては、基台の被取付面に平行な仮想平面内に
設けられる直交座標系の各座標軸に沿った位置調整をそ
れぞれ、行う必要があるので上述の画像処理系が直交座
標系の各座標軸に対応させて複数設けられている。従っ
て、組付装置の大型化に繋がるという問題がある。
付作業ステーションと検査作業ステーションとの間を移
動する時間、および、上述のような検査時間が必要とな
るのでシート部材が基台の被取付面に対して位置合わせ
されて載置されるまでの一連の作業時間が比較的長くか
かるという不都合がある。また、シート部材の位置合わ
せにあたっては、基台の被取付面に平行な仮想平面内に
設けられる直交座標系の各座標軸に沿った位置調整をそ
れぞれ、行う必要があるので上述の画像処理系が直交座
標系の各座標軸に対応させて複数設けられている。従っ
て、組付装置の大型化に繋がるという問題がある。
【0007】以上の問題点を考慮し、本発明は、シート
部材が配されるべき基台の被取付面に対しシート部材の
接合面の位置合わせを行うシート部材の位置合わせ方
法、および、それが用いられる位置合わせ装置であっ
て、シート部材が基台の被取付面に対して位置合わせさ
れて載置されるまでの一連の作業時間を短縮することが
でき、しかも、組付装置の小型化を図ることができるシ
ート部材の位置合わせ方法、および、それが用いられる
位置合わせ装置を提供することを目的とする。
部材が配されるべき基台の被取付面に対しシート部材の
接合面の位置合わせを行うシート部材の位置合わせ方
法、および、それが用いられる位置合わせ装置であっ
て、シート部材が基台の被取付面に対して位置合わせさ
れて載置されるまでの一連の作業時間を短縮することが
でき、しかも、組付装置の小型化を図ることができるシ
ート部材の位置合わせ方法、および、それが用いられる
位置合わせ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るシート部材の位置合わせ方法は、接
合面部を有し、磁性材料で作られたシート部材を磁力に
より保持する搬送治具を、接合面部がシート部材の接合
面部が当接される被取付面を有する基台の被取付面に対
向する位置に配置する工程と、搬送治具の基台の被取付
面に対する一方向の位置が規制される状態で搬送治具に
保持されたシート部材の基台の所定位置に対する位置調
整を行う工程と、基台の所定位置に対する位置調整がな
されたシート部材を搬送治具から離す工程とを含んで構
成される。
めに、本発明に係るシート部材の位置合わせ方法は、接
合面部を有し、磁性材料で作られたシート部材を磁力に
より保持する搬送治具を、接合面部がシート部材の接合
面部が当接される被取付面を有する基台の被取付面に対
向する位置に配置する工程と、搬送治具の基台の被取付
面に対する一方向の位置が規制される状態で搬送治具に
保持されたシート部材の基台の所定位置に対する位置調
整を行う工程と、基台の所定位置に対する位置調整がな
されたシート部材を搬送治具から離す工程とを含んで構
成される。
【0009】本発明に係るシート部材の位置合わせ装置
は、シート部材における接合面部に直交する端面を選択
的に保持する搬送治具を有し、シート部材が配される被
取付面を有する基台に対向して配される位置調整機構部
と、搬送治具に保持されたシート部材の基台の被取付面
に対する相対位置を検出する位置検出部と、位置調整機
構部に、搬送治具と基台との間において対向するそれぞ
れの端面が互いに当接されて搬送治具の基台の被取付面
に対する一方向の位置が規制される状態で位置検出部か
らの検出出力に基づいて搬送治具に保持されたシート部
材の基台の被取付面に対する位置調整を行う動作を行わ
せる制御部とを備えて構成される。
は、シート部材における接合面部に直交する端面を選択
的に保持する搬送治具を有し、シート部材が配される被
取付面を有する基台に対向して配される位置調整機構部
と、搬送治具に保持されたシート部材の基台の被取付面
に対する相対位置を検出する位置検出部と、位置調整機
構部に、搬送治具と基台との間において対向するそれぞ
れの端面が互いに当接されて搬送治具の基台の被取付面
に対する一方向の位置が規制される状態で位置検出部か
らの検出出力に基づいて搬送治具に保持されたシート部
材の基台の被取付面に対する位置調整を行う動作を行わ
せる制御部とを備えて構成される。
【0010】
(第1実施例)図4は、本発明に係るシート部材の位置
合わせ方法の一例が適用されるシート部材を含んでなる
インクジェットヘッドの主要な構成要素を概略的に示す
斜視図である。
合わせ方法の一例が適用されるシート部材を含んでなる
インクジェットヘッドの主要な構成要素を概略的に示す
斜視図である。
【0011】図4において、インクジェットヘッド12
5は、インクに熱を与えるための発熱抵抗体が複数個の
第2液流路にそれぞれ配列される素子基板121と、素
子基板121の被取付面に位置決め配される分離壁と称
されるシート部材122と、シート部材122がその溝
を覆うように接合されることにより複数の第1液流路を
形成する溝付天板123と、素子基板121、シート部
材122、溝付天板123、および、図示が省略される
部品と支持体120とを一体化させる押さえバネ124
とを含んで構成されている。
5は、インクに熱を与えるための発熱抵抗体が複数個の
第2液流路にそれぞれ配列される素子基板121と、素
子基板121の被取付面に位置決め配される分離壁と称
されるシート部材122と、シート部材122がその溝
を覆うように接合されることにより複数の第1液流路を
形成する溝付天板123と、素子基板121、シート部
材122、溝付天板123、および、図示が省略される
部品と支持体120とを一体化させる押さえバネ124
とを含んで構成されている。
【0012】素子基板121は、非磁性材料で作られそ
の発熱抵抗体を選択的に駆動させるための電気的な機能
素子、例えば、スイッチング素子が複数設けられてい
る。略長方形の薄膜状とされるシート部材122は、金
属製の磁性材料、例えば、ニッケル材料で作られ、短辺
の長さ、長辺の長さ、厚さが例えば、それぞれ、2〜1
0(mm)、4〜20(mm)、3〜20(μm)とさ
れる。シート部材122は、素子基板121の各発熱抵
抗体に対向配置される複数の可動壁122aを有してい
る。
の発熱抵抗体を選択的に駆動させるための電気的な機能
素子、例えば、スイッチング素子が複数設けられてい
る。略長方形の薄膜状とされるシート部材122は、金
属製の磁性材料、例えば、ニッケル材料で作られ、短辺
の長さ、長辺の長さ、厚さが例えば、それぞれ、2〜1
0(mm)、4〜20(mm)、3〜20(μm)とさ
れる。シート部材122は、素子基板121の各発熱抵
抗体に対向配置される複数の可動壁122aを有してい
る。
【0013】溝付天板123は、シート部材122とに
より形成される複数の第1液流路を通じてそれぞれ供給
されるインクを吐出する複数のインク吐出口123aを
前面部に備えている。
より形成される複数の第1液流路を通じてそれぞれ供給
されるインクを吐出する複数のインク吐出口123aを
前面部に備えている。
【0014】支持体120には、素子基板121にワイ
ヤ120aを介して接続され素子基板121に電気信号
を供給するプリント配線基板120Aが設けられてい
る。プリント配線基板120Aは、インクジェットヘッ
ド125が選択的に装着される記録部側に電気的に接続
されるコンタクトバッド群120Bが設けられている。
なお、インクジェットヘッド125における構成および
動作等の詳細については、後述する。
ヤ120aを介して接続され素子基板121に電気信号
を供給するプリント配線基板120Aが設けられてい
る。プリント配線基板120Aは、インクジェットヘッ
ド125が選択的に装着される記録部側に電気的に接続
されるコンタクトバッド群120Bが設けられている。
なお、インクジェットヘッド125における構成および
動作等の詳細については、後述する。
【0015】図3は、本発明に係るシート部材の位置合
わせ方法の一例が適用される組付装置の概略構成を示
す。
わせ方法の一例が適用される組付装置の概略構成を示
す。
【0016】図3に示す組付装置は、組み付けられるべ
きシート部材122が載置されるハンドリングステーシ
ョンBST、および、シート部材122を素子基板12
1に組み付ける組付ステーションASTに対向配置され
る。組付装置は、互いに対向配置される一対のテーブル
ベース部材126上に図3に示す座標軸Xに沿って摺動
可能に支持される第1の可動テーブル部材127と、第
1のテーブル部材127の上面に図3に示す座標軸Xに
直交する座標軸Yに沿って摺動可能に支持される第2の
可動テーブル部材128と、第2の可動テーブル部材1
28の上面に設けられワークとしてのシート部材122
を保持するハンド部130を有するハンド部基台129
とを主要な構成要素として含んで構成されている。
きシート部材122が載置されるハンドリングステーシ
ョンBST、および、シート部材122を素子基板12
1に組み付ける組付ステーションASTに対向配置され
る。組付装置は、互いに対向配置される一対のテーブル
ベース部材126上に図3に示す座標軸Xに沿って摺動
可能に支持される第1の可動テーブル部材127と、第
1のテーブル部材127の上面に図3に示す座標軸Xに
直交する座標軸Yに沿って摺動可能に支持される第2の
可動テーブル部材128と、第2の可動テーブル部材1
28の上面に設けられワークとしてのシート部材122
を保持するハンド部130を有するハンド部基台129
とを主要な構成要素として含んで構成されている。
【0017】第1の可動テーブル部材127は、図示が
省略されるその雌ねじ部がテーブルベース部材126に
おける座標軸X方向の両端部に回動可能に支持されるボ
ールねじ軸132にはめ合わされている。座標軸X方向
に伸びるボールねじ軸132の一端部には、駆動部とし
てのステッピングモータ133が連結されている。ステ
ッピングモータ133には、第1の可動テーブル部材1
27の移動量を検出するアブソリュート型のエンコーダ
部133Eが備えられている。ステッピングモータ13
3は後述する駆動回路部162からの駆動制御パルス信
号により駆動制御される。また、エンコーダ部133E
は、第1の可動テーブル部材127の移動量をあらわす
検出出力信号ST1を送出する。これにより、ステッピ
ングモータ133が駆動されるとき、第1の可動テーブ
ル部材127がハンドリングステーションBSTと組付
ステーションASTとの間を座標軸X方向に沿って所定
の移動量だけ往復動されることとなる。
省略されるその雌ねじ部がテーブルベース部材126に
おける座標軸X方向の両端部に回動可能に支持されるボ
ールねじ軸132にはめ合わされている。座標軸X方向
に伸びるボールねじ軸132の一端部には、駆動部とし
てのステッピングモータ133が連結されている。ステ
ッピングモータ133には、第1の可動テーブル部材1
27の移動量を検出するアブソリュート型のエンコーダ
部133Eが備えられている。ステッピングモータ13
3は後述する駆動回路部162からの駆動制御パルス信
号により駆動制御される。また、エンコーダ部133E
は、第1の可動テーブル部材127の移動量をあらわす
検出出力信号ST1を送出する。これにより、ステッピ
ングモータ133が駆動されるとき、第1の可動テーブ
ル部材127がハンドリングステーションBSTと組付
ステーションASTとの間を座標軸X方向に沿って所定
の移動量だけ往復動されることとなる。
【0018】第2の可動テーブル部材128は、図示が
省略されるその雌ねじ部がテーブルベース部材126に
おける座標軸Y方向の端部に回動可能に支持されるボー
ルねじ軸134にはめ合わされている。ボールねじ軸1
34の一端部には、駆動部としてのステッピングモータ
135が連結されている。ステッピングモータ135に
は、第2の可動テーブル部材128の座標軸X方向の移
動量を検出するアブソリュート型のエンコーダ部135
Eが備えられている。ステッピングモータ135は後述
する駆動回路部162からの駆動制御パルス信号により
駆動制御される。また、エンコーダ部135Eは、第2
の可動テーブル部材128の座標軸Y方向の移動量をあ
らわす検出出力信号ST2を送出する。これにより、ス
テッピングモータ135が駆動されるとき、第2の可動
テーブル部材128が座標軸Y方向に沿って所定の移動
量だけ往復動されることとなる。
省略されるその雌ねじ部がテーブルベース部材126に
おける座標軸Y方向の端部に回動可能に支持されるボー
ルねじ軸134にはめ合わされている。ボールねじ軸1
34の一端部には、駆動部としてのステッピングモータ
135が連結されている。ステッピングモータ135に
は、第2の可動テーブル部材128の座標軸X方向の移
動量を検出するアブソリュート型のエンコーダ部135
Eが備えられている。ステッピングモータ135は後述
する駆動回路部162からの駆動制御パルス信号により
駆動制御される。また、エンコーダ部135Eは、第2
の可動テーブル部材128の座標軸Y方向の移動量をあ
らわす検出出力信号ST2を送出する。これにより、ス
テッピングモータ135が駆動されるとき、第2の可動
テーブル部材128が座標軸Y方向に沿って所定の移動
量だけ往復動されることとなる。
【0019】ハンド部基台129における座標軸Y方向
の端部には、図3に示す座標軸XおよびYに直交する座
標軸Zに沿って広がりハンド部130を上下方向に摺動
可能に支持する支持受部129Aが設けられている。支
持受部129Aは、ハンド部130を支持する湾曲状の
摺接面が形成される摺接部129aを有している。支持
受部129Aの内部には、一端側が回動可能に支持され
上下方向に伸びるボールねじ軸137が挿入されてい
る。ボールねじ軸137の他端部には、ハンド部130
の雌ねじ部がはめ合わされている。ボールねじ軸137
の一端には駆動部としてのステッピングモータ136が
連結されている。ステッピングモータ136には、ハン
ド部130の座標軸Z方向の移動量を検出するアブソリ
ュート型のエンコーダ部136Eが備えられている。ス
テッピングモータ136は後述する駆動回路部162か
らの駆動制御パルス信号により駆動制御される。また、
エンコーダ部136Eは、ハンド部130の座標軸Z方
向の移動量をあらわす検出出力信号ST3を送出する。
これにより、ステッピングモータ136が駆動されると
き、ハンド部130が支持受部129Aの摺接部129
aに案内支持され座標軸Z方向に沿って所定の移動量だ
け往復動されることとなる。
の端部には、図3に示す座標軸XおよびYに直交する座
標軸Zに沿って広がりハンド部130を上下方向に摺動
可能に支持する支持受部129Aが設けられている。支
持受部129Aは、ハンド部130を支持する湾曲状の
摺接面が形成される摺接部129aを有している。支持
受部129Aの内部には、一端側が回動可能に支持され
上下方向に伸びるボールねじ軸137が挿入されてい
る。ボールねじ軸137の他端部には、ハンド部130
の雌ねじ部がはめ合わされている。ボールねじ軸137
の一端には駆動部としてのステッピングモータ136が
連結されている。ステッピングモータ136には、ハン
ド部130の座標軸Z方向の移動量を検出するアブソリ
ュート型のエンコーダ部136Eが備えられている。ス
テッピングモータ136は後述する駆動回路部162か
らの駆動制御パルス信号により駆動制御される。また、
エンコーダ部136Eは、ハンド部130の座標軸Z方
向の移動量をあらわす検出出力信号ST3を送出する。
これにより、ステッピングモータ136が駆動されると
き、ハンド部130が支持受部129Aの摺接部129
aに案内支持され座標軸Z方向に沿って所定の移動量だ
け往復動されることとなる。
【0020】ハンド部130の端部には、シート部材1
22を保持する搬送治具としての電磁石ユニット139
Gを有するフィンガー部139が座標軸Y方向に伸びて
連結されている。電磁石ユニット139Gは、シート部
材122を保持する基準保持面139GSを有してい
る。電磁石ユニット139Gは、後述する駆動回路部1
62からの駆動制御信号により駆動制御され、選択的に
着磁状態、もしくは、非着磁状態がとられる。図3にお
いては、フィンガー部139が待機位置にある場合を示
す。
22を保持する搬送治具としての電磁石ユニット139
Gを有するフィンガー部139が座標軸Y方向に伸びて
連結されている。電磁石ユニット139Gは、シート部
材122を保持する基準保持面139GSを有してい
る。電磁石ユニット139Gは、後述する駆動回路部1
62からの駆動制御信号により駆動制御され、選択的に
着磁状態、もしくは、非着磁状態がとられる。図3にお
いては、フィンガー部139が待機位置にある場合を示
す。
【0021】ハンドリングステーションBSTには、シ
ート部材122が載置される基準平坦面部138aを有
するワーク支持台138が備えられている。
ート部材122が載置される基準平坦面部138aを有
するワーク支持台138が備えられている。
【0022】組付ステーションASTにおいては、テー
ブルベース部材126に略平行に伸びるテーブルベース
部材140が配されている。テーブルベース部材140
には、その両端部が回動可能に支持されるボールねじ軸
141が設けられている。テーブルベース部材140の
上面部には、ボールねじ軸141にはめ合わされる雌ね
じ部を有し摺動可能に支持される移動テーブル142が
備えられている。
ブルベース部材126に略平行に伸びるテーブルベース
部材140が配されている。テーブルベース部材140
には、その両端部が回動可能に支持されるボールねじ軸
141が設けられている。テーブルベース部材140の
上面部には、ボールねじ軸141にはめ合わされる雌ね
じ部を有し摺動可能に支持される移動テーブル142が
備えられている。
【0023】移動テーブル142上には、ワークとして
の支持体120および素子基板121が載置される定盤
143aが固定されるワーク台143が設けられてい
る。定盤143aの表面は、比較的高精度とされる平面
度を有する平坦面を有している。平坦面には、支持体1
20を平坦面における所定の位置に規制する位置規制ピ
ン143bが設けられている。
の支持体120および素子基板121が載置される定盤
143aが固定されるワーク台143が設けられてい
る。定盤143aの表面は、比較的高精度とされる平面
度を有する平坦面を有している。平坦面には、支持体1
20を平坦面における所定の位置に規制する位置規制ピ
ン143bが設けられている。
【0024】また、定盤143aの上方には、素子基板
121およびシート部材122を撮影する撮像装置14
4を含んでなる画像処理装置163が配されている。撮
像装置144は、例えば、光電変換素子としてCCD
(チャージカップルドディバイス)が内蔵されたビデオ
カメラとされ、素子基板121に設けられる位置決め用
のマークとシート部材122に設けられる位置決め用の
マークとを撮影し、画像信号としてそれを信号処理部に
送出するものとされる。信号処理部は画像信号に基づき
所定の信号処理を行いマークの形状をあらわす画像デー
タDGを形成し、それを後述する制御ユニット160に
供給する。
121およびシート部材122を撮影する撮像装置14
4を含んでなる画像処理装置163が配されている。撮
像装置144は、例えば、光電変換素子としてCCD
(チャージカップルドディバイス)が内蔵されたビデオ
カメラとされ、素子基板121に設けられる位置決め用
のマークとシート部材122に設けられる位置決め用の
マークとを撮影し、画像信号としてそれを信号処理部に
送出するものとされる。信号処理部は画像信号に基づき
所定の信号処理を行いマークの形状をあらわす画像デー
タDGを形成し、それを後述する制御ユニット160に
供給する。
【0025】このように構成される組付装置は、ティー
チングプレイバック方式とされ、組付装置におけるハン
ド部130およびフィンガー部139は、予め設定され
た各ティーチングポイントが連なる動作経路に沿って移
動せしめられる。
チングプレイバック方式とされ、組付装置におけるハン
ド部130およびフィンガー部139は、予め設定され
た各ティーチングポイントが連なる動作経路に沿って移
動せしめられる。
【0026】組付装置には、さらに加えて組付装置の動
作制御を行う制御ユニット160が備えられている。
作制御を行う制御ユニット160が備えられている。
【0027】制御ユニット160には、エンコーダ部1
33E、135E、および、136Eからの検出出力信
号ST1、ST2、および、ST3と、画像処理装置1
63からの画像データDGとが供給される。
33E、135E、および、136Eからの検出出力信
号ST1、ST2、および、ST3と、画像処理装置1
63からの画像データDGとが供給される。
【0028】制御ユニット160は、例えば、ホストコ
ンピュータから供給される動作プログラムデータ、ハン
ド部130およびフィンガー部139の動作経路デー
タ、および、各座標軸における予め設定された各ティー
チングポイントの位置データ、速度データ、画像処理装
置163からの画像データDGなどを記憶するメモリ部
160mを備えている。
ンピュータから供給される動作プログラムデータ、ハン
ド部130およびフィンガー部139の動作経路デー
タ、および、各座標軸における予め設定された各ティー
チングポイントの位置データ、速度データ、画像処理装
置163からの画像データDGなどを記憶するメモリ部
160mを備えている。
【0029】制御ユニット160は、組付装置の動作制
御にあたり、ハンドリングステーションBSTにおいて
図3に示されるように、予め、1枚のシート部材122
が図示が省略される搬送装置によりワーク支持台138
の基準平坦面部138aの隅部に配される。また、組付
ステーションASTにおいては、図示が省略される搬送
装置により所定の位置に素子基板121が固定された支
持体120が位置規制ピン143bにより規制されて定
盤143aに載置される。
御にあたり、ハンドリングステーションBSTにおいて
図3に示されるように、予め、1枚のシート部材122
が図示が省略される搬送装置によりワーク支持台138
の基準平坦面部138aの隅部に配される。また、組付
ステーションASTにおいては、図示が省略される搬送
装置により所定の位置に素子基板121が固定された支
持体120が位置規制ピン143bにより規制されて定
盤143aに載置される。
【0030】その際、シート部材122の長辺がワーク
支持台138の長手方向の周縁部に一致し、かつ、シー
ト部材122の接合面122sがワーク支持台138の
基準平坦面部138aに当接している。また、素子基板
121の長辺がワーク支持台138に載置されるシート
部材122の長辺に略平行に配され、かつ、素子基板1
21の被取付面146aが、撮像装置144に対して対
向配置されている。
支持台138の長手方向の周縁部に一致し、かつ、シー
ト部材122の接合面122sがワーク支持台138の
基準平坦面部138aに当接している。また、素子基板
121の長辺がワーク支持台138に載置されるシート
部材122の長辺に略平行に配され、かつ、素子基板1
21の被取付面146aが、撮像装置144に対して対
向配置されている。
【0031】制御ユニット160は、読み出された動作
プログラムデータに基づいて先ず、ハンド部130およ
びフィンガー部139における電磁石ユニット139G
の基準保持面139GSを、初期位置から移動させてワ
ーク支持台138の側端面部に当接させるべくステッピ
ングモータ133、135、136の動作にそれぞれ対
応する駆動制御信号Cx、Cy、および、Czを形成
し、それを駆動回路部162に供給する。
プログラムデータに基づいて先ず、ハンド部130およ
びフィンガー部139における電磁石ユニット139G
の基準保持面139GSを、初期位置から移動させてワ
ーク支持台138の側端面部に当接させるべくステッピ
ングモータ133、135、136の動作にそれぞれ対
応する駆動制御信号Cx、Cy、および、Czを形成
し、それを駆動回路部162に供給する。
【0032】駆動回路部162は、各駆動制御信号C
x、Cy、および、Czに基づいて移動量をあらわす駆
動パルス信号KPx、KPy、KPzを形成し、それを
ステッピングモータ133、135、136に供給す
る。これにより、電磁石ユニット139Gの基準保持面
139GSがワーク支持台138の側端面部に当接され
るとともに基準保持面139GSの中央部分がシート部
材122の側端面に近接される。
x、Cy、および、Czに基づいて移動量をあらわす駆
動パルス信号KPx、KPy、KPzを形成し、それを
ステッピングモータ133、135、136に供給す
る。これにより、電磁石ユニット139Gの基準保持面
139GSがワーク支持台138の側端面部に当接され
るとともに基準保持面139GSの中央部分がシート部
材122の側端面に近接される。
【0033】次に、制御ユニット160は、検出出力信
号ST1、ST2、および、ST3に基づいて電磁石ユ
ニット139Gの基準保持面139GSがワーク支持台
138の側端面部に当接されたと判断したとき、駆動制
御信号Cx、Cy、および、Czの供給を停止し、電磁
石ユニット139Gを着磁状態とすべく駆動制御信号C
dを形成しそれを駆動回路部162に供給する。駆動回
路部162は駆動制御信号Cdに基づいて駆動信号Kg
を形成しそれを電磁石ユニット139Gに供給する。
号ST1、ST2、および、ST3に基づいて電磁石ユ
ニット139Gの基準保持面139GSがワーク支持台
138の側端面部に当接されたと判断したとき、駆動制
御信号Cx、Cy、および、Czの供給を停止し、電磁
石ユニット139Gを着磁状態とすべく駆動制御信号C
dを形成しそれを駆動回路部162に供給する。駆動回
路部162は駆動制御信号Cdに基づいて駆動信号Kg
を形成しそれを電磁石ユニット139Gに供給する。
【0034】これにより、図2に示されるように、基準
保持面139GSには、ワーク支持台138の基準平坦
面部138aに略平行な磁界GAが形成される。
保持面139GSには、ワーク支持台138の基準平坦
面部138aに略平行な磁界GAが形成される。
【0035】その結果、シート部材122の長辺の側端
面122eが基準保持面139GSに保持され、シート
部材122が基準保持面139GSに対して略垂直に磁
力により支持されることとなる。
面122eが基準保持面139GSに保持され、シート
部材122が基準保持面139GSに対して略垂直に磁
力により支持されることとなる。
【0036】続いて、制御ユニット160は、図1の
(A)および図2に示されるように、基準保持面139
GSに保持されたシート部材122の接合面122sが
組付ステーションASTにおけるワーク台143におけ
る素子基板121の被取付面121aに略平行に対向す
る所定の設定位置に、フィンガー部139を移動させ
る。さらに、制御ユニット160は、図1の(B)に示
されるように、その位置からシート部材122の接合面
122sを素子基板121の被取付面121aに対して
近接させるべくフィンガー部139を所定の位置まで下
降させ、かつ、基準保持面139GSを素子基板121
における基準保持面139GSに対向する基準当接面1
46ksに当接させるべく駆動制御信号Cx、Cy、お
よび、Czを形成し、それを駆動回路部162に供給す
る。
(A)および図2に示されるように、基準保持面139
GSに保持されたシート部材122の接合面122sが
組付ステーションASTにおけるワーク台143におけ
る素子基板121の被取付面121aに略平行に対向す
る所定の設定位置に、フィンガー部139を移動させ
る。さらに、制御ユニット160は、図1の(B)に示
されるように、その位置からシート部材122の接合面
122sを素子基板121の被取付面121aに対して
近接させるべくフィンガー部139を所定の位置まで下
降させ、かつ、基準保持面139GSを素子基板121
における基準保持面139GSに対向する基準当接面1
46ksに当接させるべく駆動制御信号Cx、Cy、お
よび、Czを形成し、それを駆動回路部162に供給す
る。
【0037】そして、制御ユニット160はそのままの
状態でシート部材122の素子基板121に対する位置
合わせを行う。シート部材122の素子基板121に対
する位置合わせにあたり、シート部材122の表面、お
よび、素子基板121の被取付面121aには、例え
ば、図2に示されるように、それぞれの十字状のマーク
を互いに重ねて一致させることにより素子基板121の
各発熱抵抗体の位置と各可動壁122aの位置とが正規
の位置関係となるように十字状のマーク122ma、お
よび、122maが設けられている。マーク122m
a、および、122maは、互いに同一の幅、および、
長さを有する形状とされる。また、マーク122ma、
および、122maは、それぞれ、同一の間隔をもって
設けられている。
状態でシート部材122の素子基板121に対する位置
合わせを行う。シート部材122の素子基板121に対
する位置合わせにあたり、シート部材122の表面、お
よび、素子基板121の被取付面121aには、例え
ば、図2に示されるように、それぞれの十字状のマーク
を互いに重ねて一致させることにより素子基板121の
各発熱抵抗体の位置と各可動壁122aの位置とが正規
の位置関係となるように十字状のマーク122ma、お
よび、122maが設けられている。マーク122m
a、および、122maは、互いに同一の幅、および、
長さを有する形状とされる。また、マーク122ma、
および、122maは、それぞれ、同一の間隔をもって
設けられている。
【0038】これにより、素子基板121の各発熱抵抗
体の位置と各可動壁122aの位置とが正規の位置関係
となるとき、即ち、シート部材122が素子基板121
の被取付面121aにおける正規の位置に位置合わせさ
れたとき、予め撮影されて得られたマーク122maの
像と撮影されているマーク122maの像とが重ね合わ
されるとき一致することとなる。一方、素子基板121
の各発熱抵抗体の位置と各可動壁122aの位置とが正
規の位置関係にない場合、予め撮影されて得られたマー
ク122maの像と撮影されているマーク122maの
像とが重ね合わされるとき一致しないこととなる。
体の位置と各可動壁122aの位置とが正規の位置関係
となるとき、即ち、シート部材122が素子基板121
の被取付面121aにおける正規の位置に位置合わせさ
れたとき、予め撮影されて得られたマーク122maの
像と撮影されているマーク122maの像とが重ね合わ
されるとき一致することとなる。一方、素子基板121
の各発熱抵抗体の位置と各可動壁122aの位置とが正
規の位置関係にない場合、予め撮影されて得られたマー
ク122maの像と撮影されているマーク122maの
像とが重ね合わされるとき一致しないこととなる。
【0039】制御ユニット160は、画像処理装置16
3からのマーク122maについての画像データDGを
予めメモリ部160mに記憶し、メモリ部160mから
読み出されたマーク122maについての画像データと
得られたマーク122maのついての画像データDGと
を比較し、その画像データDGが互いにマーク122m
aについての画像データに一致するように位置調整すべ
く駆動制御信号Cxを形成し、それを駆動回路部162
に供給する。
3からのマーク122maについての画像データDGを
予めメモリ部160mに記憶し、メモリ部160mから
読み出されたマーク122maについての画像データと
得られたマーク122maのついての画像データDGと
を比較し、その画像データDGが互いにマーク122m
aについての画像データに一致するように位置調整すべ
く駆動制御信号Cxを形成し、それを駆動回路部162
に供給する。
【0040】従って、基準保持面139GSが基準当接
面146ksに摺接される状態で位置調整されるので図
2に示される座標軸Yの方向の位置調整は不要とされ座
標軸X方向のみの位置調整で容易に座標軸XおよびY平
面上の位置合わせが可能となる。
面146ksに摺接される状態で位置調整されるので図
2に示される座標軸Yの方向の位置調整は不要とされ座
標軸X方向のみの位置調整で容易に座標軸XおよびY平
面上の位置合わせが可能となる。
【0041】制御ユニット160は、その画像データD
Gが相互に一致したと判断したとき、シート部材122
の接合面122sを素子基板121の被取付面121a
に対して近接させ当接させるべくフィンガー部139を
その位置から所定の移動量をもってさらに下降させるべ
く駆動制御信号Czを形成し、それを駆動回路部162
に供給する。これにより、図1の(C)に示されるよう
に、シート部材122の接合面122sが素子基板12
1の被取付面121aに載置される。
Gが相互に一致したと判断したとき、シート部材122
の接合面122sを素子基板121の被取付面121a
に対して近接させ当接させるべくフィンガー部139を
その位置から所定の移動量をもってさらに下降させるべ
く駆動制御信号Czを形成し、それを駆動回路部162
に供給する。これにより、図1の(C)に示されるよう
に、シート部材122の接合面122sが素子基板12
1の被取付面121aに載置される。
【0042】その際、制御ユニット160は、電磁石ユ
ニット139Gへの駆動制御信号Cdの供給を停止し、
また、フィンガー部139を初期の待機位置に戻すべ
く、駆動制御信号Cx、Cy、および、Czを形成し、
それを駆動回路部162に供給する。なお、素子基板1
21の被取付面121aには、予め、仮止め用の液体が
塗布されている。
ニット139Gへの駆動制御信号Cdの供給を停止し、
また、フィンガー部139を初期の待機位置に戻すべ
く、駆動制御信号Cx、Cy、および、Czを形成し、
それを駆動回路部162に供給する。なお、素子基板1
21の被取付面121aには、予め、仮止め用の液体が
塗布されている。
【0043】従って、シート部材122が素子基板12
1の被取付面146aに貼り合わされることとなる。そ
の後、図示が省略される搬送装置によりシート部材12
2が素子基板121の被取付面121aに貼り合わされ
た支持体120が別の作業ステーションに移送され、新
たな支持体120および素子基板121がワーク台14
3に装着される。
1の被取付面146aに貼り合わされることとなる。そ
の後、図示が省略される搬送装置によりシート部材12
2が素子基板121の被取付面121aに貼り合わされ
た支持体120が別の作業ステーションに移送され、新
たな支持体120および素子基板121がワーク台14
3に装着される。
【0044】(第2実施例)上述の例においては、図1
の(B)に示される状態でマーク122maおよびマー
ク122maに基づく画像に基づいて座標軸X方向の位
置調整が行われるが、かかる例に限られることなく、例
えば、図5に示されるように、シート部材145の所定
の位置に予め長方形の透孔145Hを設け、また、素子
基板146の被取付面146a内の隅部に位置決めピン
146Pを設けるもとで、シート部材122の素子基板
121の被取付面121aに対する座標軸X方向の位置
調整が行われてもよい。
の(B)に示される状態でマーク122maおよびマー
ク122maに基づく画像に基づいて座標軸X方向の位
置調整が行われるが、かかる例に限られることなく、例
えば、図5に示されるように、シート部材145の所定
の位置に予め長方形の透孔145Hを設け、また、素子
基板146の被取付面146a内の隅部に位置決めピン
146Pを設けるもとで、シート部材122の素子基板
121の被取付面121aに対する座標軸X方向の位置
調整が行われてもよい。
【0045】図5に示される例の場合においては、位置
決めピン146Pは、例えば、直径、被取付面146a
からの先端までの高さが、それぞれ、20〜1145μ
m、10〜30μmである。また、透孔145Hの面積
は位置決めピン146Pの横断面積の約2倍以上に設定
されている。これは、ハンドリングステーションBST
において、シート部材145が電磁石ユニット139G
の基準保持面139GSにより保持されるとき、シート
部材145の基準保持面139GSに対する相対位置の
所定の基準位置からの誤差を考慮し、組付ステーション
ASTにおいて、基準保持面139GSが素子基板12
1における基準保持面139GSに対向する基準当接面
146ksに当接される状態のとき、位置決めピン14
6Pが常に透孔145H内に挿入できるようにするため
である。
決めピン146Pは、例えば、直径、被取付面146a
からの先端までの高さが、それぞれ、20〜1145μ
m、10〜30μmである。また、透孔145Hの面積
は位置決めピン146Pの横断面積の約2倍以上に設定
されている。これは、ハンドリングステーションBST
において、シート部材145が電磁石ユニット139G
の基準保持面139GSにより保持されるとき、シート
部材145の基準保持面139GSに対する相対位置の
所定の基準位置からの誤差を考慮し、組付ステーション
ASTにおいて、基準保持面139GSが素子基板12
1における基準保持面139GSに対向する基準当接面
146ksに当接される状態のとき、位置決めピン14
6Pが常に透孔145H内に挿入できるようにするため
である。
【0046】かかるもとで、制御ユニット160は図1
の(B)に示されると同様に、基準保持面139GSが
素子基板121における基準保持面139GSに対向す
る基準当接面146ksに当接される状態でシート部材
145の透孔145H内に位置決めピン146Pの先端
部が挿入されて、さらに、図5の一点鎖線で示される位
置、即ち、シート部材145の接合面145aが被取付
面146aに当接するまで電磁石ユニット139Gを下
降させるべく駆動制御信号Czを形成し、それを駆動回
路部162に供給する。その後、制御ユニット160は
図5の矢印Xaの示す方向にシート部材145を所定の
移動量だけ移動させて座標軸X方向の位置調整を行うた
めに駆動制御信号Cxを形成し、それを駆動回路部16
2に供給する。移動量は、例えば、位置決めピン146
Pの先端部が透孔145Hの一方の内周面に近接するま
での最大距離とされる。そして、制御ユニット160
は、上述の例と同様に、電磁石ユニット139Gへの駆
動制御信号Cdの供給を停止する。
の(B)に示されると同様に、基準保持面139GSが
素子基板121における基準保持面139GSに対向す
る基準当接面146ksに当接される状態でシート部材
145の透孔145H内に位置決めピン146Pの先端
部が挿入されて、さらに、図5の一点鎖線で示される位
置、即ち、シート部材145の接合面145aが被取付
面146aに当接するまで電磁石ユニット139Gを下
降させるべく駆動制御信号Czを形成し、それを駆動回
路部162に供給する。その後、制御ユニット160は
図5の矢印Xaの示す方向にシート部材145を所定の
移動量だけ移動させて座標軸X方向の位置調整を行うた
めに駆動制御信号Cxを形成し、それを駆動回路部16
2に供給する。移動量は、例えば、位置決めピン146
Pの先端部が透孔145Hの一方の内周面に近接するま
での最大距離とされる。そして、制御ユニット160
は、上述の例と同様に、電磁石ユニット139Gへの駆
動制御信号Cdの供給を停止する。
【0047】さらに、図6に示される例においては、図
5に示される例では、シート部材145の所定の位置に
予め長方形の透孔145Hを設け、また、素子基板14
6の被取付面146a内の隅部に位置決めピン146P
を設けるものであるが、その代わりに、素子基板146
の被取付面146a領域の周縁部近傍に同様な位置決め
ピン146Pを設け、シート部材122には透孔を設け
ないものである。
5に示される例では、シート部材145の所定の位置に
予め長方形の透孔145Hを設け、また、素子基板14
6の被取付面146a内の隅部に位置決めピン146P
を設けるものであるが、その代わりに、素子基板146
の被取付面146a領域の周縁部近傍に同様な位置決め
ピン146Pを設け、シート部材122には透孔を設け
ないものである。
【0048】(第3実施例)図6に示される例において
は、制御ユニット160は図1の(B)に示されると同
様に、基準保持面139GSが素子基板121における
基準保持面139GSに対向する基準当接面146ks
に当接される状態で図6の一点鎖線で示される位置、即
ち、シート部材122の接合面122aが被取付面14
6aに当接するまで電磁石ユニット139Gを下降させ
るべく駆動制御信号Czを形成し、それを駆動回路部1
62に供給する。その後、制御ユニット160は図5の
矢印Xbの示す方向にシート部材122を所定の移動量
だけ移動させて座標軸X方向の位置調整を行うために駆
動制御信号Cxを形成し、それを駆動回路部162に供
給する。移動量は、例えば、シート部材122の短辺に
おける端面が位置決めピン146Pに近接するまでの最
大距離とされる。そして、制御ユニット160は、上述
の例と同様に、電磁石ユニット139Gへの駆動制御信
号Cdの供給を停止する。
は、制御ユニット160は図1の(B)に示されると同
様に、基準保持面139GSが素子基板121における
基準保持面139GSに対向する基準当接面146ks
に当接される状態で図6の一点鎖線で示される位置、即
ち、シート部材122の接合面122aが被取付面14
6aに当接するまで電磁石ユニット139Gを下降させ
るべく駆動制御信号Czを形成し、それを駆動回路部1
62に供給する。その後、制御ユニット160は図5の
矢印Xbの示す方向にシート部材122を所定の移動量
だけ移動させて座標軸X方向の位置調整を行うために駆
動制御信号Cxを形成し、それを駆動回路部162に供
給する。移動量は、例えば、シート部材122の短辺に
おける端面が位置決めピン146Pに近接するまでの最
大距離とされる。そして、制御ユニット160は、上述
の例と同様に、電磁石ユニット139Gへの駆動制御信
号Cdの供給を停止する。
【0049】従って、図5および図6に示される例によ
っても基準保持面139GSが基準当接面146ksに
摺接される状態で位置調整されるので座標軸Yの方向の
位置調整は不要とされ座標軸X方向のみの位置調整で座
標軸XおよびY平面上の位置合わせが可能となる。
っても基準保持面139GSが基準当接面146ksに
摺接される状態で位置調整されるので座標軸Yの方向の
位置調整は不要とされ座標軸X方向のみの位置調整で座
標軸XおよびY平面上の位置合わせが可能となる。
【0050】(第4実施例)上述の図1〜図6に示され
る例においては、図1の(A)に示されるように、電磁
石ユニット139Gの基準保持面139GSに保持され
たシート部材122の接合面122aと素子基板121
における被取付面121aとが互いに平行な状態が保た
れているが、例えば、支持体120に固定された素子基
板121の厚さのばらつきにより厚さが全体にわたって
一様でないとき、あるいは、支持体120の厚さのばら
つきにより支持体120の厚さが一様でないとき、基準
保持面139GSに保持されたシート部材122の接合
面122aと素子基板121における被取付面121a
とが互いに平行な状態が保たれない場合がある。
る例においては、図1の(A)に示されるように、電磁
石ユニット139Gの基準保持面139GSに保持され
たシート部材122の接合面122aと素子基板121
における被取付面121aとが互いに平行な状態が保た
れているが、例えば、支持体120に固定された素子基
板121の厚さのばらつきにより厚さが全体にわたって
一様でないとき、あるいは、支持体120の厚さのばら
つきにより支持体120の厚さが一様でないとき、基準
保持面139GSに保持されたシート部材122の接合
面122aと素子基板121における被取付面121a
とが互いに平行な状態が保たれない場合がある。
【0051】このような場合における本発明に係るシー
ト部材の位置合わせ方法の一例を図7の(A)〜(E)
に示す。なお、図7の(A)〜(E)においては、図1
および図2に示す例における同一の構成部品は同一の符
号を付して示し、その重複説明を省略する。
ト部材の位置合わせ方法の一例を図7の(A)〜(E)
に示す。なお、図7の(A)〜(E)においては、図1
および図2に示す例における同一の構成部品は同一の符
号を付して示し、その重複説明を省略する。
【0052】素子基板147の厚さは全体にわたり一様
でなく、素子基板147における被取付面147aは、
例えば、電磁石ユニット139Gの基準保持面139G
Sに保持されたシート部材122の接合面122aに対
して座標軸Xに沿って一方に傾斜しているものである。
また、被取付面147aには、上述の例と同様に、それ
ぞれの十字状のマークを互いに重ねて一致させることに
より素子基板147の各発熱抵抗体の位置と各可動壁1
22aの位置とが正規の位置関係となるように一対の十
字状のマーク147maが設けられている。
でなく、素子基板147における被取付面147aは、
例えば、電磁石ユニット139Gの基準保持面139G
Sに保持されたシート部材122の接合面122aに対
して座標軸Xに沿って一方に傾斜しているものである。
また、被取付面147aには、上述の例と同様に、それ
ぞれの十字状のマークを互いに重ねて一致させることに
より素子基板147の各発熱抵抗体の位置と各可動壁1
22aの位置とが正規の位置関係となるように一対の十
字状のマーク147maが設けられている。
【0053】かかる構成のもとで、制御ユニット160
は、図7の(A)に示されるように、基準保持面139
GSに保持されたシート部材122の接合面122sが
組付ステーションASTにおけるワーク台143におけ
る素子基板147の被取付面147aに対向する所定の
設定位置に、フィンガー部139を移動させる。制御ユ
ニット160は、さらに、図7の(B)に示されるよう
に、その位置からシート部材122の接合面122sを
素子基板147の被取付面147aに対して近接させる
べくフィンガー部139を所定の位置まで下降させ、か
つ、基準保持面139GSを素子基板147における基
準保持面139GSに対向する基準当接面147ksに
当接させるべく駆動制御信号Cx、Cy、および、Cz
を形成し、それを駆動回路部162に供給する。
は、図7の(A)に示されるように、基準保持面139
GSに保持されたシート部材122の接合面122sが
組付ステーションASTにおけるワーク台143におけ
る素子基板147の被取付面147aに対向する所定の
設定位置に、フィンガー部139を移動させる。制御ユ
ニット160は、さらに、図7の(B)に示されるよう
に、その位置からシート部材122の接合面122sを
素子基板147の被取付面147aに対して近接させる
べくフィンガー部139を所定の位置まで下降させ、か
つ、基準保持面139GSを素子基板147における基
準保持面139GSに対向する基準当接面147ksに
当接させるべく駆動制御信号Cx、Cy、および、Cz
を形成し、それを駆動回路部162に供給する。
【0054】続いて、制御ユニット160はそのままの
状態で図7の(B)、および、(C)に示されるよう
に、先ず、シート部材122の接合面122sの一部が
素子基板147の最も厚い部分の被取付面147aに当
接し、次に、シート部材122が被取付面147aに倣
い、シート部材122の接合面122sの全面を素子基
板147の被取付面147aに対して当接させるべくフ
ィンガー部139をその位置から所定の移動量をもって
さらに下降させるべく駆動制御信号Czを形成し、それ
を駆動回路部162に供給する。これにより、図7の
(C)に示されるように、シート部材122の接合面1
22sが素子基板147の被取付面147aに載置され
る。なお、シート部材122は基準保持面139GSに
所定の保磁力で保持されるがシート部材122の接合面
122sの一部が素子基板147の最も厚い部分の被取
付面147aに当接した後、シート部材122の接合面
122sの他の部分は基準保持面139GSの下方への
移動に追従して被取付面147aに当接せしめられるこ
ととなる。
状態で図7の(B)、および、(C)に示されるよう
に、先ず、シート部材122の接合面122sの一部が
素子基板147の最も厚い部分の被取付面147aに当
接し、次に、シート部材122が被取付面147aに倣
い、シート部材122の接合面122sの全面を素子基
板147の被取付面147aに対して当接させるべくフ
ィンガー部139をその位置から所定の移動量をもって
さらに下降させるべく駆動制御信号Czを形成し、それ
を駆動回路部162に供給する。これにより、図7の
(C)に示されるように、シート部材122の接合面1
22sが素子基板147の被取付面147aに載置され
る。なお、シート部材122は基準保持面139GSに
所定の保磁力で保持されるがシート部材122の接合面
122sの一部が素子基板147の最も厚い部分の被取
付面147aに当接した後、シート部材122の接合面
122sの他の部分は基準保持面139GSの下方への
移動に追従して被取付面147aに当接せしめられるこ
ととなる。
【0055】続いて、制御ユニット160は図7の
(D)に示されるように、一旦、フィンガー部139
を、基準保持面139GSが基準当接面147ksに摺
接される状態で上方に所定の移動量をもって移動させた
後、上述の例の同様にマーク122ma、および、51
22maに基づいて位置合わせを行い、再び、シート部
材122の接合面122sの全面を素子基板147の被
取付面147aに対して当接させるべくフィンガー部1
39をその位置から所定の移動量をもってさらに矢印U
Dの示す方向に下降させるべく駆動制御信号Czを形成
し、それを駆動回路部162に供給する。
(D)に示されるように、一旦、フィンガー部139
を、基準保持面139GSが基準当接面147ksに摺
接される状態で上方に所定の移動量をもって移動させた
後、上述の例の同様にマーク122ma、および、51
22maに基づいて位置合わせを行い、再び、シート部
材122の接合面122sの全面を素子基板147の被
取付面147aに対して当接させるべくフィンガー部1
39をその位置から所定の移動量をもってさらに矢印U
Dの示す方向に下降させるべく駆動制御信号Czを形成
し、それを駆動回路部162に供給する。
【0056】これにより、図7の(E)に示されるよう
に、シート部材122の接合面122sが素子基板14
7の被取付面147aに載置される。その際、制御ユニ
ット160は、上述の例と同様に、電磁石ユニット13
9Gへの駆動制御信号Cdの供給を停止し、また、フィ
ンガー部139を初期の待機位置に戻すべく、駆動制御
信号Cx、Cy、および、Czを形成し、それを駆動回
路部162に供給する。
に、シート部材122の接合面122sが素子基板14
7の被取付面147aに載置される。その際、制御ユニ
ット160は、上述の例と同様に、電磁石ユニット13
9Gへの駆動制御信号Cdの供給を停止し、また、フィ
ンガー部139を初期の待機位置に戻すべく、駆動制御
信号Cx、Cy、および、Czを形成し、それを駆動回
路部162に供給する。
【0057】従って、基準保持面139GSに保持され
たシート部材122の接合面122aと素子基板147
における被取付面147aとが互いに平行な状態が保た
れない場合であっても適正な位置合わせが行われること
となる。
たシート部材122の接合面122aと素子基板147
における被取付面147aとが互いに平行な状態が保た
れない場合であっても適正な位置合わせが行われること
となる。
【0058】(第5実施例)さらに、図7に示される例
においては、制御ユニット160は図7の(D)に示さ
れるように、一旦、フィンガー部139を、基準保持面
139GSが基準当接面147ksに摺接される状態で
上方に所定の移動量をもって移動させた後、上述の例の
同様にマーク122ma、および、5122maに基づ
いて位置合わせを行っているが、その代わりに、一旦、
フィンガー部139を、基準保持面139GSが基準当
接面147ksに摺接される状態で上方に所定の移動量
をもって移動させる動作を省略した例を図8に示す。
においては、制御ユニット160は図7の(D)に示さ
れるように、一旦、フィンガー部139を、基準保持面
139GSが基準当接面147ksに摺接される状態で
上方に所定の移動量をもって移動させた後、上述の例の
同様にマーク122ma、および、5122maに基づ
いて位置合わせを行っているが、その代わりに、一旦、
フィンガー部139を、基準保持面139GSが基準当
接面147ksに摺接される状態で上方に所定の移動量
をもって移動させる動作を省略した例を図8に示す。
【0059】図8に示される例においては、制御ユニッ
ト160は、図8のAおよびBに示されるように、図7
の(A)および(B)に示される例と同様に、基準保持
面139GSに保持されたシート部材122の接合面1
22sが組付ステーションASTにおけるワーク台14
3における素子基板147の被取付面147aに対向す
る所定の設定位置に、フィンガー部139を移動させ
る。制御ユニット160は、さらに、その位置からシー
ト部材122の接合面122sを素子基板147の被取
付面147aに対して近接させるべくフィンガー部13
9を所定の位置まで下降させ、かつ、基準保持面139
GSを素子基板147における基準保持面139GSに
対向する基準当接面147ksに当接させるべく駆動制
御信号Cx、Cy、および、Czを形成し、それを駆動
回路部162に供給する。
ト160は、図8のAおよびBに示されるように、図7
の(A)および(B)に示される例と同様に、基準保持
面139GSに保持されたシート部材122の接合面1
22sが組付ステーションASTにおけるワーク台14
3における素子基板147の被取付面147aに対向す
る所定の設定位置に、フィンガー部139を移動させ
る。制御ユニット160は、さらに、その位置からシー
ト部材122の接合面122sを素子基板147の被取
付面147aに対して近接させるべくフィンガー部13
9を所定の位置まで下降させ、かつ、基準保持面139
GSを素子基板147における基準保持面139GSに
対向する基準当接面147ksに当接させるべく駆動制
御信号Cx、Cy、および、Czを形成し、それを駆動
回路部162に供給する。
【0060】続いて、制御ユニット160はそのままの
状態で図8の(C)に示されるように、シート部材12
2が被取付面147aに倣い、シート部材122の接合
面122sの全面を素子基板147の被取付面147a
に対して当接させるべくフィンガー部139をその位置
から所定の移動量をもってさらに下降させるべく駆動制
御信号Czを形成し、それを駆動回路部162に供給す
る。これにより、図8の(C)に示されるように、シー
ト部材122の接合面122sが素子基板147の被取
付面147aに載置される。
状態で図8の(C)に示されるように、シート部材12
2が被取付面147aに倣い、シート部材122の接合
面122sの全面を素子基板147の被取付面147a
に対して当接させるべくフィンガー部139をその位置
から所定の移動量をもってさらに下降させるべく駆動制
御信号Czを形成し、それを駆動回路部162に供給す
る。これにより、図8の(C)に示されるように、シー
ト部材122の接合面122sが素子基板147の被取
付面147aに載置される。
【0061】続いて、制御ユニット160はシート部材
122の接合面122sが素子基板147の被取付面1
47aに摺接される状態で上述の例の同様にマーク12
2ma、および、147maに基づいて図8の(C)に
示す矢印Xcの示す方向の位置合わせを行うべく駆動制
御信号Cxを形成し、それを駆動回路部162に供給す
る。これにより、図8の(D)に示されるように、シー
ト部材122の接合面122sが素子基板147の被取
付面147aにおける所定の位置に載置される。
122の接合面122sが素子基板147の被取付面1
47aに摺接される状態で上述の例の同様にマーク12
2ma、および、147maに基づいて図8の(C)に
示す矢印Xcの示す方向の位置合わせを行うべく駆動制
御信号Cxを形成し、それを駆動回路部162に供給す
る。これにより、図8の(D)に示されるように、シー
ト部材122の接合面122sが素子基板147の被取
付面147aにおける所定の位置に載置される。
【0062】従って、基準保持面139GSに保持され
たシート部材122の接合面122aと素子基板147
における被取付面147aとが互いに平行な状態が保た
れない場合であっても適正な位置合わせが行われ、しか
も、図7に示される例に比して一連の組付作業時間が短
縮されることとなる。
たシート部材122の接合面122aと素子基板147
における被取付面147aとが互いに平行な状態が保た
れない場合であっても適正な位置合わせが行われ、しか
も、図7に示される例に比して一連の組付作業時間が短
縮されることとなる。
【0063】なお、第4の実施例、第5の実施例におい
て、上述の第2の実施例、第3の実施例が適用されるよ
うに構成されてもよい。
て、上述の第2の実施例、第3の実施例が適用されるよ
うに構成されてもよい。
【0064】本発明によれば、以下に述べるような効果
を有する。
を有する。
【0065】(イ)シート部材と搬送治具との接触部
が、小さいため搬送治具によるシート部材の破損、変形
の可能性が小さくなる。(シート部材は非常に薄く破
損、変形を起こしやすい) (ロ)磁力を用いてシート部材が搬送治具に保持されて
いる。この保持状態において、シート部材に外力を加え
ると保持状態が変化する。この機能を利用することで、
つまり、シート部材と基台との接合面をならすことでシ
ート部材と基台との接合面のセルフ平行出しを行うこと
ができる。
が、小さいため搬送治具によるシート部材の破損、変形
の可能性が小さくなる。(シート部材は非常に薄く破
損、変形を起こしやすい) (ロ)磁力を用いてシート部材が搬送治具に保持されて
いる。この保持状態において、シート部材に外力を加え
ると保持状態が変化する。この機能を利用することで、
つまり、シート部材と基台との接合面をならすことでシ
ート部材と基台との接合面のセルフ平行出しを行うこと
ができる。
【0066】(ハ)シート部材の保持状態が変化するの
で適切な手段で外力を加えればシート部材は、変形、破
損することはない。また、シート部材を破損することな
く突き当て基準で突き当てることができるため位置合わ
せにおいて突き当て方式を採用できる。
で適切な手段で外力を加えればシート部材は、変形、破
損することはない。また、シート部材を破損することな
く突き当て基準で突き当てることができるため位置合わ
せにおいて突き当て方式を採用できる。
【0067】(ニ)(ロ)、(ハ)により、装置が簡略
化が可能となり、装置コストの削減、装置規模の縮小が
できた。
化が可能となり、装置コストの削減、装置規模の縮小が
できた。
【0068】(ホ)画像処理やシート部材と基台との平
行出し器(レーザ変位計)による検査等の工程がなくな
るためタクトアップが図れる。
行出し器(レーザ変位計)による検査等の工程がなくな
るためタクトアップが図れる。
【0069】まず本実施形態例では液体を吐出するため
の、気泡に基づく圧力の伝搬方向や気泡の成長方向を制
御することで吐出力や吐出効率の向上を図る場合の例を
説明する。
の、気泡に基づく圧力の伝搬方向や気泡の成長方向を制
御することで吐出力や吐出効率の向上を図る場合の例を
説明する。
【0070】図9はこのような本実施形態例の液体吐出
ヘッドを液流路方向で切断した断面模式図を示してお
り、図10はこの液体吐出ヘッドの部分破断斜視図を示
している。
ヘッドを液流路方向で切断した断面模式図を示してお
り、図10はこの液体吐出ヘッドの部分破断斜視図を示
している。
【0071】本実施形態例の液体吐出ヘッドは、液体を
吐出するための吐出エネルギー発生素子として、液体に
熱エネルギーを作用させる発熱体2(本実施形態例にお
いては40μm×105μmの形状の発熱抵抗体)が素
子基板1に設けられており、この素子基板上に発熱体2
に対応して液流路10が配されている。液流路10は吐
出口18に連通していると共に、複数の液流路10に液
体を供給するための共通液室13に連通しており、吐出
口から吐出された液体に見合う量の液体をこの共通液室
13から受け取る。
吐出するための吐出エネルギー発生素子として、液体に
熱エネルギーを作用させる発熱体2(本実施形態例にお
いては40μm×105μmの形状の発熱抵抗体)が素
子基板1に設けられており、この素子基板上に発熱体2
に対応して液流路10が配されている。液流路10は吐
出口18に連通していると共に、複数の液流路10に液
体を供給するための共通液室13に連通しており、吐出
口から吐出された液体に見合う量の液体をこの共通液室
13から受け取る。
【0072】この液流路10の素子基板上には、前述の
発熱体2に対向するように面して、金属等の弾性を有す
る材料で構成され、平面部を有する板状の可動部材31
が片持梁状に設けられている。この可動部材の一端は液
流路10の壁や素子基板上に感光性樹脂などをパターニ
ングして形成した土台(支持部材)34等に固定されて
いる。これによって、可動部材は保持されると共に支点
(支点部分)33を構成している。
発熱体2に対向するように面して、金属等の弾性を有す
る材料で構成され、平面部を有する板状の可動部材31
が片持梁状に設けられている。この可動部材の一端は液
流路10の壁や素子基板上に感光性樹脂などをパターニ
ングして形成した土台(支持部材)34等に固定されて
いる。これによって、可動部材は保持されると共に支点
(支点部分)33を構成している。
【0073】この可動部材31は、液体の吐出動作によ
って共通液室13から可動部材31を経て吐出口18側
へ流れる大きな流れの上流側に支点(支点部分;固定
端)33を持ち、この支点33に対して下流側に自由端
(自由端部分)32を持つように、発熱体2に面した位
置に発熱体2を覆うような状態で発熱体から15μm程
度の距離を隔てて配されている。この発熱体と可動部材
との間が気泡発生領域となる。なお発熱体、可動部材の
種類や形状および配置はこれに限られることなく、後述
するように気泡の成長や圧力の伝搬を制御しうる形状お
よび配置であればよい。なお、上述した液流路10は、
後に取り上げる液体の流れの説明のため、可動部材31
を境にして直接吐出口18に連通している部分を第1の
液流路14とし、気泡発生領域11や液体供給路12を
有する第2の液流路16の2つの領域に分けて説明す
る。
って共通液室13から可動部材31を経て吐出口18側
へ流れる大きな流れの上流側に支点(支点部分;固定
端)33を持ち、この支点33に対して下流側に自由端
(自由端部分)32を持つように、発熱体2に面した位
置に発熱体2を覆うような状態で発熱体から15μm程
度の距離を隔てて配されている。この発熱体と可動部材
との間が気泡発生領域となる。なお発熱体、可動部材の
種類や形状および配置はこれに限られることなく、後述
するように気泡の成長や圧力の伝搬を制御しうる形状お
よび配置であればよい。なお、上述した液流路10は、
後に取り上げる液体の流れの説明のため、可動部材31
を境にして直接吐出口18に連通している部分を第1の
液流路14とし、気泡発生領域11や液体供給路12を
有する第2の液流路16の2つの領域に分けて説明す
る。
【0074】発熱体2を発熱させることで可動部材31
と発熱体2との間の気泡発生領域11の液体に熱を作用
し、液体にUSP4,723,129に記載されている
ような膜沸騰現象に基づく気泡を発生させる。気泡の発
生に基づく圧力と気泡は可動部材に優先的に作用し、可
動部材31は図9(b)、(c)もしくは図10で示さ
れるように支点33を中心に吐出口側に大きく開くよう
に変位する。可動部材31の変位若しくは変位した状態
によって気泡の発生に基づく圧力の伝搬や気泡自身の成
長が吐出口側に導かれる。
と発熱体2との間の気泡発生領域11の液体に熱を作用
し、液体にUSP4,723,129に記載されている
ような膜沸騰現象に基づく気泡を発生させる。気泡の発
生に基づく圧力と気泡は可動部材に優先的に作用し、可
動部材31は図9(b)、(c)もしくは図10で示さ
れるように支点33を中心に吐出口側に大きく開くよう
に変位する。可動部材31の変位若しくは変位した状態
によって気泡の発生に基づく圧力の伝搬や気泡自身の成
長が吐出口側に導かれる。
【0075】ここで、本形態の基本的な吐出原理の一つ
を説明する。本形態において最も重要な原理の1つは、
気泡に対面するように配された可動部材が気泡の圧力あ
るいは気泡自体に基づいて、定常状態の第1の位置から
変位後の位置である第2の位置へ変位し、この変位する
可動部材31によって気泡の発生に伴う圧力や気泡自身
を吐出口18が配された下流側へ導くことである。
を説明する。本形態において最も重要な原理の1つは、
気泡に対面するように配された可動部材が気泡の圧力あ
るいは気泡自体に基づいて、定常状態の第1の位置から
変位後の位置である第2の位置へ変位し、この変位する
可動部材31によって気泡の発生に伴う圧力や気泡自身
を吐出口18が配された下流側へ導くことである。
【0076】この原理を可動部材を用いない従来の液流
路構造を模式的に示した図11と本実施形態例の図12
とを比較してさらに詳しく説明する。なおここでは吐出
口方向への圧力の伝搬方向をVA、上流側への圧力の伝
搬方向をVBとして示した。
路構造を模式的に示した図11と本実施形態例の図12
とを比較してさらに詳しく説明する。なおここでは吐出
口方向への圧力の伝搬方向をVA、上流側への圧力の伝
搬方向をVBとして示した。
【0077】図11で示されるような従来のヘッドにお
いては、発生した気泡40による圧力の伝搬方向を規制
する構成はない。このため気泡40の圧力伝搬方向はV
1〜V8のように気泡表面の垂線方向となり様々な方向
を向いていた。このうち、特に液吐出に最も影響を及ぼ
すVA方向に圧力伝搬方向の成分を持つものは、V1〜
V4即ち気泡のほぼ半分の位置より吐出口に近い部分の
圧力伝搬の方向成分であり、液吐出効率、液吐出力、吐
出速度等に直接寄与する重要な部分である。さらにV1
は吐出方向VAの方向に最も近いため効率よく働き、逆
にV4はVAに向かう方向成分は比較的少ない。
いては、発生した気泡40による圧力の伝搬方向を規制
する構成はない。このため気泡40の圧力伝搬方向はV
1〜V8のように気泡表面の垂線方向となり様々な方向
を向いていた。このうち、特に液吐出に最も影響を及ぼ
すVA方向に圧力伝搬方向の成分を持つものは、V1〜
V4即ち気泡のほぼ半分の位置より吐出口に近い部分の
圧力伝搬の方向成分であり、液吐出効率、液吐出力、吐
出速度等に直接寄与する重要な部分である。さらにV1
は吐出方向VAの方向に最も近いため効率よく働き、逆
にV4はVAに向かう方向成分は比較的少ない。
【0078】これに対して、図12で示される本発明の
場合には、可動部材31が図11の場合のように様々な
方向を向いていた気泡の圧力伝搬方向V1〜V4を下流
側(吐出口側)へ導き、VAの圧力伝搬方向に変換する
ものであり、これにより気泡40の圧力が直接的に効率
よく吐出に寄与することになる。そして、気泡の成長方
向自体も圧力伝搬方向V1〜V4と同様に下流方向に導
かれ、上流より下流で大きく成長する。このように、気
泡の成長方向自体を可動部材によって制御し、気泡の圧
力伝搬方向を制御することで、吐出効率や吐出力また吐
出速度等の根本的な向上を達成することができる。
場合には、可動部材31が図11の場合のように様々な
方向を向いていた気泡の圧力伝搬方向V1〜V4を下流
側(吐出口側)へ導き、VAの圧力伝搬方向に変換する
ものであり、これにより気泡40の圧力が直接的に効率
よく吐出に寄与することになる。そして、気泡の成長方
向自体も圧力伝搬方向V1〜V4と同様に下流方向に導
かれ、上流より下流で大きく成長する。このように、気
泡の成長方向自体を可動部材によって制御し、気泡の圧
力伝搬方向を制御することで、吐出効率や吐出力また吐
出速度等の根本的な向上を達成することができる。
【0079】次に図9に戻って、本実施形態例の液体吐
出ヘッドの吐出動作について詳しく説明する。
出ヘッドの吐出動作について詳しく説明する。
【0080】図9(a)は、発熱体2に電気エネルギー
等のエネルギーが印加される前の状態であり、発熱体が
熱を発生する前の状態である。ここで重要なことは、可
動部材31が、発熱体の発熱によって発生した気泡に対
し、この気泡の少なくとも下流側部分に対面する位置に
設けられていることである。つまり、気泡の下流側が可
動部材に作用するように、液流路構造上では少なくとも
発熱体の面積中心3より下流(発熱体の面積中心3を通
って流路の長さ方向に直交する線より下流)の位置まで
可動部材31が配されている。
等のエネルギーが印加される前の状態であり、発熱体が
熱を発生する前の状態である。ここで重要なことは、可
動部材31が、発熱体の発熱によって発生した気泡に対
し、この気泡の少なくとも下流側部分に対面する位置に
設けられていることである。つまり、気泡の下流側が可
動部材に作用するように、液流路構造上では少なくとも
発熱体の面積中心3より下流(発熱体の面積中心3を通
って流路の長さ方向に直交する線より下流)の位置まで
可動部材31が配されている。
【0081】図9(b)は、発熱体2に電気エネルギー
等が印加されて発熱体2が発熱し、発生した熱によって
気泡発生領域11内を満たす液体の一部を加熱し、膜沸
騰に伴う気泡を発生させた状態である。
等が印加されて発熱体2が発熱し、発生した熱によって
気泡発生領域11内を満たす液体の一部を加熱し、膜沸
騰に伴う気泡を発生させた状態である。
【0082】このとき可動部材31は気泡40の発生に
基づく圧力により、気泡40の圧力の伝搬方向を吐出口
方向に導くように第1位置から第2位置へ変位する。こ
こで重要なことは前述したように、可動部材31の自由
端32を下流側(吐出口側)に配置し、支点33を上流
側(共通液室側)に位置するように配置して、可動部材
の少なくとも一部を発熱体の下流部分すなわち気泡の下
流部分に対面させることである。
基づく圧力により、気泡40の圧力の伝搬方向を吐出口
方向に導くように第1位置から第2位置へ変位する。こ
こで重要なことは前述したように、可動部材31の自由
端32を下流側(吐出口側)に配置し、支点33を上流
側(共通液室側)に位置するように配置して、可動部材
の少なくとも一部を発熱体の下流部分すなわち気泡の下
流部分に対面させることである。
【0083】図9(c)は気泡40がさらに成長した状
態であるが、気泡40発生に伴う圧力に応じて可動部材
31はさらに変位している。発生した気泡は上流より下
流に大きく成長すると共に可動部材の第1の位置(点線
位置)を越えて大きく成長している。このように気泡4
0の成長に応じて可動部材31が徐々に変位して行くこ
とで気泡40の圧力伝搬方向や堆積移動のしやすい方
向、すなわち自由端側への気泡の成長方向を吐出口に均
一的に向かわせることができることも吐出効率を高める
と考えられる。可動部材は気泡や発泡圧を吐出口方向へ
導く際もこの伝達の妨げになることはほとんどなく、伝
搬する圧力の大きさに応じて効率よく圧力の伝搬方向や
気泡の成長方向を制御することができる。
態であるが、気泡40発生に伴う圧力に応じて可動部材
31はさらに変位している。発生した気泡は上流より下
流に大きく成長すると共に可動部材の第1の位置(点線
位置)を越えて大きく成長している。このように気泡4
0の成長に応じて可動部材31が徐々に変位して行くこ
とで気泡40の圧力伝搬方向や堆積移動のしやすい方
向、すなわち自由端側への気泡の成長方向を吐出口に均
一的に向かわせることができることも吐出効率を高める
と考えられる。可動部材は気泡や発泡圧を吐出口方向へ
導く際もこの伝達の妨げになることはほとんどなく、伝
搬する圧力の大きさに応じて効率よく圧力の伝搬方向や
気泡の成長方向を制御することができる。
【0084】図9(d)は気泡40が、前述した膜沸騰
の後気泡内部圧力の減少によって収縮し、消滅する状態
を示している。
の後気泡内部圧力の減少によって収縮し、消滅する状態
を示している。
【0085】第2の位置まで変位していた可動部材31
は、気泡の収縮による負圧と可動部材自身のばね性によ
る復元力によって図9(a)の初期位置(第1の位置)
に復帰する。また、消泡時には、気泡発生領域11での
気泡の収縮体積を補うため、また、吐出された液体の体
積分を補うために上流側(B)、すなわち共通液室側か
ら流れのVD1、VD2のように、また、吐出口側から
流れのVcのように液体が流れ込んでくる。
は、気泡の収縮による負圧と可動部材自身のばね性によ
る復元力によって図9(a)の初期位置(第1の位置)
に復帰する。また、消泡時には、気泡発生領域11での
気泡の収縮体積を補うため、また、吐出された液体の体
積分を補うために上流側(B)、すなわち共通液室側か
ら流れのVD1、VD2のように、また、吐出口側から
流れのVcのように液体が流れ込んでくる。
【0086】以上、気泡の発生に伴う可動部材の動作と
液体の吐出動作について説明したが、以下に本実施形態
例の液体吐出ヘッドにおける液体のリフィルについて詳
しく説明する。
液体の吐出動作について説明したが、以下に本実施形態
例の液体吐出ヘッドにおける液体のリフィルについて詳
しく説明する。
【0087】図9を用いて本実施形態例における液供給
メカニズムをさらに詳しく説明する。
メカニズムをさらに詳しく説明する。
【0088】図9(c)の後、気泡40が最大体積の状
態を経て消泡過程に入ったときには、消泡した体積を補
う体積の液体が気泡発生領域に、第1液流路14の吐出
口18側と第2液流路16の共通液室側13から流れ込
む。可動部材31を持たない従来の液流路構造において
は、消泡位置に吐出口側から流れ込む液体の量と共通液
室から流れ込む液体の量は、気泡発生領域より吐出口に
近い部分と共通液室に近い部分との流抵抗の大きさに起
因する(流路抵抗と液体の慣性に基づくものであ
る。)。
態を経て消泡過程に入ったときには、消泡した体積を補
う体積の液体が気泡発生領域に、第1液流路14の吐出
口18側と第2液流路16の共通液室側13から流れ込
む。可動部材31を持たない従来の液流路構造において
は、消泡位置に吐出口側から流れ込む液体の量と共通液
室から流れ込む液体の量は、気泡発生領域より吐出口に
近い部分と共通液室に近い部分との流抵抗の大きさに起
因する(流路抵抗と液体の慣性に基づくものであ
る。)。
【0089】このため、吐出口に近い側の流抵抗が小さ
い場合には、多くの液体が吐出口側から消泡位置に流れ
込みメニスカスの後退量が大きくなることになる。特
に、吐出効率を高めるために吐出口に近い側の流抵抗を
小さくして吐出効率を高めようとするほど、消泡時のメ
ニスカスMの後退が大きくなり、リフィル時間が長くな
って高速印字を妨げることとなっていた。
い場合には、多くの液体が吐出口側から消泡位置に流れ
込みメニスカスの後退量が大きくなることになる。特
に、吐出効率を高めるために吐出口に近い側の流抵抗を
小さくして吐出効率を高めようとするほど、消泡時のメ
ニスカスMの後退が大きくなり、リフィル時間が長くな
って高速印字を妨げることとなっていた。
【0090】これに対して本実施形態例は可動部材31
を設けたため、気泡の体積Wを可動部材31の第1位置
を境に上側をW1、気泡発生領域11側をW2とした場
合、消泡時に可動部材が元の位置に戻った時点でメニス
カスの後退は止まり、その後残ったW2の体積分の液体
供給は主に第2流路16の流れVD2からの液供給によ
って成される。これにより、従来、気泡Wの体積の半分
程度に対応した量がメニスカスの後退量になっていたの
に対して、それより少ないW1の半分程度のメニスカス
後退量に抑えることが可能になった。
を設けたため、気泡の体積Wを可動部材31の第1位置
を境に上側をW1、気泡発生領域11側をW2とした場
合、消泡時に可動部材が元の位置に戻った時点でメニス
カスの後退は止まり、その後残ったW2の体積分の液体
供給は主に第2流路16の流れVD2からの液供給によ
って成される。これにより、従来、気泡Wの体積の半分
程度に対応した量がメニスカスの後退量になっていたの
に対して、それより少ないW1の半分程度のメニスカス
後退量に抑えることが可能になった。
【0091】さらに、W2の体積分の液体供給は消泡時
の圧力を利用して可動部材31の発熱体側の面に沿っ
て、主に第2液流路の上流側(VD2)から強制的に行
うことができるためより速いリフィルを実現できた。
の圧力を利用して可動部材31の発熱体側の面に沿っ
て、主に第2液流路の上流側(VD2)から強制的に行
うことができるためより速いリフィルを実現できた。
【0092】ここで特徴的なことは、従来のヘッドで消
泡時の圧力を用いたリフィルを行った場合、メニスカス
の振動が大きくなってしまい画像品位の劣化につながっ
ていたが、本実施形態例の高速リフィルにおいては可動
部材によって吐出口側の第1液流路14の領域と、気泡
発生領域11との吐出口側での液体の流通が抑制される
ためメニスカスの振動を極めて少なくすることができる
ことである。
泡時の圧力を用いたリフィルを行った場合、メニスカス
の振動が大きくなってしまい画像品位の劣化につながっ
ていたが、本実施形態例の高速リフィルにおいては可動
部材によって吐出口側の第1液流路14の領域と、気泡
発生領域11との吐出口側での液体の流通が抑制される
ためメニスカスの振動を極めて少なくすることができる
ことである。
【0093】このように本実施形態例は、第2流路16
の液供給路12を介しての発泡領域への強制リフィル
と、上述したメニスカス後退や振動の抑制によって高速
リフィルを達成することで、吐出の安定や高速繰り返し
吐出、また記録の分野に用いた場合、画質の向上や高速
記録を実現することができる。
の液供給路12を介しての発泡領域への強制リフィル
と、上述したメニスカス後退や振動の抑制によって高速
リフィルを達成することで、吐出の安定や高速繰り返し
吐出、また記録の分野に用いた場合、画質の向上や高速
記録を実現することができる。
【0094】本実施形態例の構成においてはさらに次の
ような有効な機能を兼ね備えている。それは、気泡の発
生による圧力の上流側への伝搬(バック波)を抑制する
ことである。発熱体2上で発生した気泡の内、共通液室
13側(上流側)の気泡による圧力は、その多くが、上
流側に向かって液体を押し戻す力(バック波)になって
いた。このバック波は、上流側の圧力と、それによる液
移動量、そして液移動に伴う慣性力を引き起こし、これ
らは液体の液流路内へのリフィルを低下させ高速駆動の
妨げにもなっていた。本実施形態例においては、まず可
動部材31によって上流側へのこれらの作用を抑えるこ
とでもリフィル供給性の向上をさらに図っている。
ような有効な機能を兼ね備えている。それは、気泡の発
生による圧力の上流側への伝搬(バック波)を抑制する
ことである。発熱体2上で発生した気泡の内、共通液室
13側(上流側)の気泡による圧力は、その多くが、上
流側に向かって液体を押し戻す力(バック波)になって
いた。このバック波は、上流側の圧力と、それによる液
移動量、そして液移動に伴う慣性力を引き起こし、これ
らは液体の液流路内へのリフィルを低下させ高速駆動の
妨げにもなっていた。本実施形態例においては、まず可
動部材31によって上流側へのこれらの作用を抑えるこ
とでもリフィル供給性の向上をさらに図っている。
【0095】次に、本実施形態例の更なる特徴的な構造
と効果について、以下に説明する。
と効果について、以下に説明する。
【0096】本実施形態例の第2液流路16は、発熱体
2の上流に発熱体2と実質的に平坦につながる(発熱体
表面が大きく落ち込んでいない)内壁を持つ液体供給路
12を有している。このような場合、気泡発生領域11
および発熱体2の表面への液体の供給は、可動部材31
の気泡発生領域11に近い側の面に沿って、VD2のよ
うに行われる。このため、発熱体2の表面上に液体が淀
むことが抑制され、液体中に溶存していた気体の析出
や、消泡できずに残ったいわゆる残留気泡が除去され易
く、また、液体への蓄熱が高くなりすぎることもない。
従って、より安定した気泡の発生を高速に繰り返し行う
ことができる。なお、本実施形態例では実質的に平坦な
内壁を持つ液体供給路12を持つもので説明したが、こ
れに限らず、発熱体表面となだらかに繋がり、なだらか
な内壁を有する液供給路であればよく、発熱体上に液体
の淀みや、液体の供給に大きな乱流を生じない形状であ
ればよい。
2の上流に発熱体2と実質的に平坦につながる(発熱体
表面が大きく落ち込んでいない)内壁を持つ液体供給路
12を有している。このような場合、気泡発生領域11
および発熱体2の表面への液体の供給は、可動部材31
の気泡発生領域11に近い側の面に沿って、VD2のよ
うに行われる。このため、発熱体2の表面上に液体が淀
むことが抑制され、液体中に溶存していた気体の析出
や、消泡できずに残ったいわゆる残留気泡が除去され易
く、また、液体への蓄熱が高くなりすぎることもない。
従って、より安定した気泡の発生を高速に繰り返し行う
ことができる。なお、本実施形態例では実質的に平坦な
内壁を持つ液体供給路12を持つもので説明したが、こ
れに限らず、発熱体表面となだらかに繋がり、なだらか
な内壁を有する液供給路であればよく、発熱体上に液体
の淀みや、液体の供給に大きな乱流を生じない形状であ
ればよい。
【0097】また、気泡発生領域への液体の供給は、可
動部材の側部(スリット35)を介してVD1から行わ
れるものもある。しかし、気泡発生時の圧力をさらに有
効に吐出口に導くために図9で示すように気泡発生領域
の全体を覆う(発熱体面を覆う)ように大きな可動部材
を用い、可動部材31が第1の位置へ復帰することで、
気泡発生領域11と第1液流路14の吐出口に近い領域
との液体の流抵抗が大きくなるような形態の場合、前述
のVD1から気泡発生領域11に向かっての液体の流れ
が妨げられる。しかし、本発明のヘッド構造において
は、気泡発生領域に液体を供給するための流れVD1が
あるため、液体の供給性能が非常に高くなり、可動部材
31で気泡発生領域11を覆うような吐出効率向上を求
めた構造を取っても、液体の供給性能を落とすことがな
い。
動部材の側部(スリット35)を介してVD1から行わ
れるものもある。しかし、気泡発生時の圧力をさらに有
効に吐出口に導くために図9で示すように気泡発生領域
の全体を覆う(発熱体面を覆う)ように大きな可動部材
を用い、可動部材31が第1の位置へ復帰することで、
気泡発生領域11と第1液流路14の吐出口に近い領域
との液体の流抵抗が大きくなるような形態の場合、前述
のVD1から気泡発生領域11に向かっての液体の流れ
が妨げられる。しかし、本発明のヘッド構造において
は、気泡発生領域に液体を供給するための流れVD1が
あるため、液体の供給性能が非常に高くなり、可動部材
31で気泡発生領域11を覆うような吐出効率向上を求
めた構造を取っても、液体の供給性能を落とすことがな
い。
【0098】ところで、可動部材31の自由端32と支
点33の位置は、例えば図13で示されるように、自由
端が相対的に支点より下流側にある。このような構成の
ため、前述した発泡の際に気泡の圧力伝搬方向や成長方
向を吐出口側に導く等の機能や効果を効率よく実現でき
るのである。さらに、この位置関係は吐出に対する機能
や効果のみならず、液体の供給の際にも液流路10を流
れる液体に対する流抵抗を小さくしでき高速にリフィル
できるという効果を達成している。これは図13に示す
ように、吐出によって後退したメニスカスMが毛管力に
より吐出口18へ復帰する際や、消泡に対しての液供給
が行われる場合に、液流路10(第1液流路14、第2
液流路16を含む)内を流れる流れS1、S2、S3に
対し、逆らわないように自由端と支点33とを配置して
いるためである。
点33の位置は、例えば図13で示されるように、自由
端が相対的に支点より下流側にある。このような構成の
ため、前述した発泡の際に気泡の圧力伝搬方向や成長方
向を吐出口側に導く等の機能や効果を効率よく実現でき
るのである。さらに、この位置関係は吐出に対する機能
や効果のみならず、液体の供給の際にも液流路10を流
れる液体に対する流抵抗を小さくしでき高速にリフィル
できるという効果を達成している。これは図13に示す
ように、吐出によって後退したメニスカスMが毛管力に
より吐出口18へ復帰する際や、消泡に対しての液供給
が行われる場合に、液流路10(第1液流路14、第2
液流路16を含む)内を流れる流れS1、S2、S3に
対し、逆らわないように自由端と支点33とを配置して
いるためである。
【0099】補足すれば、本実施形態例の図9において
は、前述のように可動部材31の自由端32が、発熱体
2を上流側領域と下流側領域とに2分する面積中心3
(発熱体の面積中心(中央)を通り液流路の長さ方向に
直交する線)より下流側の位置に対向するように発熱体
2に対して延在している。これによって発熱体の面積中
心位置3より下流側で発生する液体の吐出に大きく寄与
する圧力、又は気泡を可動部材31が受け、この圧力及
び気泡を吐出口側に導くことができ、吐出効率や吐出力
を根本的に向上させることができる。
は、前述のように可動部材31の自由端32が、発熱体
2を上流側領域と下流側領域とに2分する面積中心3
(発熱体の面積中心(中央)を通り液流路の長さ方向に
直交する線)より下流側の位置に対向するように発熱体
2に対して延在している。これによって発熱体の面積中
心位置3より下流側で発生する液体の吐出に大きく寄与
する圧力、又は気泡を可動部材31が受け、この圧力及
び気泡を吐出口側に導くことができ、吐出効率や吐出力
を根本的に向上させることができる。
【0100】さらに、加えて上記気泡の上流側をも利用
して多くの効果を得ている。
して多くの効果を得ている。
【0101】また、本実施形態例の構成においては可動
部材31の自由端が瞬間的な機械的変位を行っているこ
とも、液体の吐出に対して有効に寄与している考えられ
る。
部材31の自由端が瞬間的な機械的変位を行っているこ
とも、液体の吐出に対して有効に寄与している考えられ
る。
【0102】(実施形態例2)以下、図面を参照して本
発明の他の実施形態例について説明する。
発明の他の実施形態例について説明する。
【0103】本実施形態例においても主たる液体の吐出
原理については先の実施形態例と同じであるが、本実施
形態例においては液流路を複流路構成にすることで、さ
らに熱を加えることで発泡させる液体(発泡液)と、主
として吐出される液体(吐出液)とを分けることができ
るものである。
原理については先の実施形態例と同じであるが、本実施
形態例においては液流路を複流路構成にすることで、さ
らに熱を加えることで発泡させる液体(発泡液)と、主
として吐出される液体(吐出液)とを分けることができ
るものである。
【0104】図14は、本実施形態例の液体吐出ヘッド
の流路方向の断面模式図を示しており、図15はこの液
体吐出ヘッドの部分破断斜視図を示している。
の流路方向の断面模式図を示しており、図15はこの液
体吐出ヘッドの部分破断斜視図を示している。
【0105】本実施形態例の液体吐出ヘッドは、液体に
気泡を発生させるための熱エネルギーを与える発熱体2
が設けられた素子基板1上に、発泡用の第2液流路16
があり、その上に吐出口18に直接連通した吐出液用の
第1液流路14が配されている。
気泡を発生させるための熱エネルギーを与える発熱体2
が設けられた素子基板1上に、発泡用の第2液流路16
があり、その上に吐出口18に直接連通した吐出液用の
第1液流路14が配されている。
【0106】第1液流路の上流側は、複数の第1液流路
に吐出液を供給するための第1共通液室15に連通して
おり、第2液流路の上流側は、複数の第2液流路に発泡
液を供給するための第2共通液室に連通している。
に吐出液を供給するための第1共通液室15に連通して
おり、第2液流路の上流側は、複数の第2液流路に発泡
液を供給するための第2共通液室に連通している。
【0107】但し、発泡液と吐出液を同じ液体とする場
合には、共通液室を一つにして共通化させてもよい。
合には、共通液室を一つにして共通化させてもよい。
【0108】第1と第2の液流路の間には、金属等の弾
性を有する材料で構成された分離壁30が配されてお
り、第1液流路と第2の液流路とを区分している。な
お、発泡液と吐出液とができる限り混ざり合わない方が
よい液体の場合には、この分離壁によってできる限り完
全に第1液流路14と第2液流路16の液体の流通を分
離した方がよいが、発泡液と吐出液とがある程度混ざり
合っても、問題がない場合には、分離壁に完全分離の機
能を持たせなくてもよい。
性を有する材料で構成された分離壁30が配されてお
り、第1液流路と第2の液流路とを区分している。な
お、発泡液と吐出液とができる限り混ざり合わない方が
よい液体の場合には、この分離壁によってできる限り完
全に第1液流路14と第2液流路16の液体の流通を分
離した方がよいが、発泡液と吐出液とがある程度混ざり
合っても、問題がない場合には、分離壁に完全分離の機
能を持たせなくてもよい。
【0109】発熱体の面方向上方への投影空間(以下吐
出圧発生領域という。;図14中のAの領域とBの気泡
発生領域11)に位置する部分の分離壁は、スリット3
5によって吐出口側(液体の流れの下流側)が自由端
で、共通液室(15、17)側に支点33が位置する片
持梁形状の可動部材31となっている。この可動部材3
1は、気泡発生領域11(B)に面して配されているた
め、発泡液の発泡によって第1液流路側の吐出口側に向
けて開口するように動作する(図中矢印方向)。図15
においても、発熱体2としての発熱抵抗部と、この発熱
抵抗部に電気信号を印加するための配線電極5とが配さ
れた素子基板1上に、第2の液流路を構成する空間を介
して分離壁30が配置されている。
出圧発生領域という。;図14中のAの領域とBの気泡
発生領域11)に位置する部分の分離壁は、スリット3
5によって吐出口側(液体の流れの下流側)が自由端
で、共通液室(15、17)側に支点33が位置する片
持梁形状の可動部材31となっている。この可動部材3
1は、気泡発生領域11(B)に面して配されているた
め、発泡液の発泡によって第1液流路側の吐出口側に向
けて開口するように動作する(図中矢印方向)。図15
においても、発熱体2としての発熱抵抗部と、この発熱
抵抗部に電気信号を印加するための配線電極5とが配さ
れた素子基板1上に、第2の液流路を構成する空間を介
して分離壁30が配置されている。
【0110】可動部材31の支点33、自由端32の配
置と、発熱体との配置の関係については、先の実施形態
例と同様にしている。
置と、発熱体との配置の関係については、先の実施形態
例と同様にしている。
【0111】また、先の実施形態例で液供給路12と発
熱体2との構造の関係について説明したが、本実施形態
例においても第2液流路16と発熱体2との構造の関係
を同じくしている。
熱体2との構造の関係について説明したが、本実施形態
例においても第2液流路16と発熱体2との構造の関係
を同じくしている。
【0112】次に図16を用いて本実施形態例の液体吐
出ヘッドの動作を説明する。
出ヘッドの動作を説明する。
【0113】ヘッドを駆動させるにあたっては、第1液
流路14に供給される吐出液と第2の液流路16に供給
される発泡液として同じ水系のインクを用いて動作させ
た。
流路14に供給される吐出液と第2の液流路16に供給
される発泡液として同じ水系のインクを用いて動作させ
た。
【0114】発熱体2が発生した熱が、第2液流路の気
泡発生領域内の発泡液に作用することで、先の実施形態
例で説明したのと同様に発泡液にUSP4,723,1
29に記載されているような膜沸騰現象に基づく気泡4
0を発生させる。
泡発生領域内の発泡液に作用することで、先の実施形態
例で説明したのと同様に発泡液にUSP4,723,1
29に記載されているような膜沸騰現象に基づく気泡4
0を発生させる。
【0115】本実施形態例においては、気泡発生領域の
上流側を除く、3方からの発泡圧の逃げがないため、こ
の気泡発生にともなう圧力が吐出圧発生部に配された可
動部材6側に集中して伝搬し、気泡の成長をともなって
可動部材6が図16(a)の状態から図16(b)のよ
うに第1液流路側に変位する。この可動部材の動作によ
って第1液流路14と第2液流路16とが大きく連通
し、気泡の発生に基づく圧力が第1液流路の吐出口側の
方向(A方向)に主に伝わる。この圧力の伝搬と、前述
のような可動部材の機械的変位によって液体が吐出口か
ら吐出される。
上流側を除く、3方からの発泡圧の逃げがないため、こ
の気泡発生にともなう圧力が吐出圧発生部に配された可
動部材6側に集中して伝搬し、気泡の成長をともなって
可動部材6が図16(a)の状態から図16(b)のよ
うに第1液流路側に変位する。この可動部材の動作によ
って第1液流路14と第2液流路16とが大きく連通
し、気泡の発生に基づく圧力が第1液流路の吐出口側の
方向(A方向)に主に伝わる。この圧力の伝搬と、前述
のような可動部材の機械的変位によって液体が吐出口か
ら吐出される。
【0116】次に、気泡が収縮するに伴って可動部材3
1が図16(a)の位置まで戻ると共に、第1液流路1
4では吐出された吐出液体の量に見合う量の吐出液体が
上流側から供給される。本実施形態例においても、この
吐出液体の供給は前述の実施形態例と同様に可動部材が
閉じる方向であるため、吐出液体のリフィルを可動部材
で妨げることがない。
1が図16(a)の位置まで戻ると共に、第1液流路1
4では吐出された吐出液体の量に見合う量の吐出液体が
上流側から供給される。本実施形態例においても、この
吐出液体の供給は前述の実施形態例と同様に可動部材が
閉じる方向であるため、吐出液体のリフィルを可動部材
で妨げることがない。
【0117】本実施形態例は、可動部材の変位に伴う発
泡圧力の伝搬、気泡の成長方向、バック波の防止等に関
する主要部分の作用や効果については先の第1実施形態
例と同じであるが、本実施形態例のような2流路構成を
とることによって、さらに次のような長所がある。
泡圧力の伝搬、気泡の成長方向、バック波の防止等に関
する主要部分の作用や効果については先の第1実施形態
例と同じであるが、本実施形態例のような2流路構成を
とることによって、さらに次のような長所がある。
【0118】すなわち、上述の実施形態例の構成による
と、吐出液と発泡液とを別液体とし、発泡液の発泡で生
じた圧力によって吐出液を吐出することができる。この
ため従来、熱を加えても発泡が十分に行われにくく吐出
力が不十分であったポリエチレングリコール等の高粘度
の液体であっても、この液体を第1の液流路に供給し、
発泡液に発泡が良好に行われる液体(エタノール:水=
4:6の混合液1〜2cP程度等)や低沸点の液体を第
2の液流路に供給することで良好に吐出させることがで
きる。
と、吐出液と発泡液とを別液体とし、発泡液の発泡で生
じた圧力によって吐出液を吐出することができる。この
ため従来、熱を加えても発泡が十分に行われにくく吐出
力が不十分であったポリエチレングリコール等の高粘度
の液体であっても、この液体を第1の液流路に供給し、
発泡液に発泡が良好に行われる液体(エタノール:水=
4:6の混合液1〜2cP程度等)や低沸点の液体を第
2の液流路に供給することで良好に吐出させることがで
きる。
【0119】また、発泡液として、熱を受けても発熱体
の表面にコゲ等の堆積物を生じない液体を選択すること
で、発泡を安定化し、良好な吐出を行うことができる。
の表面にコゲ等の堆積物を生じない液体を選択すること
で、発泡を安定化し、良好な吐出を行うことができる。
【0120】さらに、本発明のヘッドの構造においては
先の実施形態例で説明したような効果をも生じるため、
さらに高吐出効率、高吐出力で高粘性液体等の液体を吐
出することができる。
先の実施形態例で説明したような効果をも生じるため、
さらに高吐出効率、高吐出力で高粘性液体等の液体を吐
出することができる。
【0121】また、加熱に弱い液体の場合においてもこ
の液体を第1の液流路に吐出液として供給し、第2の液
流路で熱的に変質しにくく良好に発泡を生じる液体を供
給すれば、加熱に弱い液体に熱的な害を与えることな
く、しかも上述のように高吐出効率、高吐出力で吐出す
ることができる。
の液体を第1の液流路に吐出液として供給し、第2の液
流路で熱的に変質しにくく良好に発泡を生じる液体を供
給すれば、加熱に弱い液体に熱的な害を与えることな
く、しかも上述のように高吐出効率、高吐出力で吐出す
ることができる。
【0122】<その他の実施形態例>以上、本発明に適
用しうる液体吐出ヘッドや液体吐出方法の要部の実施形
態例について説明を行ったが、以下にこれらの実施形態
例に好ましく適用できる実施態様例について図面を用い
て説明する。但し、以下の説明においては前述の1流路
形態の実施形態例と2流路形態の実施形態例のいずれか
を取り上げて説明する場合があるが特に記載しない限
り、両実施形態例に適用しうるものである。
用しうる液体吐出ヘッドや液体吐出方法の要部の実施形
態例について説明を行ったが、以下にこれらの実施形態
例に好ましく適用できる実施態様例について図面を用い
て説明する。但し、以下の説明においては前述の1流路
形態の実施形態例と2流路形態の実施形態例のいずれか
を取り上げて説明する場合があるが特に記載しない限
り、両実施形態例に適用しうるものである。
【0123】<第2液流路と可動部材との配置関係>図
17は、上述の可動部材31と第2の液流路16との配
置関係を説明するための図であり、同図(a)は分離壁
30、可動部材31近傍を上方から見た図であり、同図
(b)は、分離壁30を外した第2液流路16を上方か
ら見た図である。そして、同図(c)は、可動部材6と
第2液流路16との配置関係を、これらの各要素を重ね
ることで模式的に示した図である。なお、いずれの図も
図面下方が吐出口が配されている前面側である。
17は、上述の可動部材31と第2の液流路16との配
置関係を説明するための図であり、同図(a)は分離壁
30、可動部材31近傍を上方から見た図であり、同図
(b)は、分離壁30を外した第2液流路16を上方か
ら見た図である。そして、同図(c)は、可動部材6と
第2液流路16との配置関係を、これらの各要素を重ね
ることで模式的に示した図である。なお、いずれの図も
図面下方が吐出口が配されている前面側である。
【0124】本実施形態例の第2の液流路16は発熱体
2の上流側(ここでの上流側とは第2共通液室側から発
熱体位置、可動部材、第1流路を経て吐出口に向う大き
な流れの中の上流側のことである。)に狭窄部19を持
っており、発泡時の圧力が第2液流路16の上流側に容
易に逃げることを抑制するような室(発泡室)構造とな
っている。
2の上流側(ここでの上流側とは第2共通液室側から発
熱体位置、可動部材、第1流路を経て吐出口に向う大き
な流れの中の上流側のことである。)に狭窄部19を持
っており、発泡時の圧力が第2液流路16の上流側に容
易に逃げることを抑制するような室(発泡室)構造とな
っている。
【0125】従来のヘッドのように、発泡する流路と液
体を吐出するための流路とが同じで、発熱体より液室側
に発生した圧力が共通液室側に逃げないように狭窄部を
設けるヘッドの場合には、液体のリフィルを充分考慮し
て、狭窄部における流路断面積があまり小さくならない
構成を採る必要があった。
体を吐出するための流路とが同じで、発熱体より液室側
に発生した圧力が共通液室側に逃げないように狭窄部を
設けるヘッドの場合には、液体のリフィルを充分考慮し
て、狭窄部における流路断面積があまり小さくならない
構成を採る必要があった。
【0126】しかし、本実施形態例の場合、吐出される
液体の多くを第1液流路内の吐出液とすることができ、
発熱体が設けられた第2液流路内の発泡液はあまり消費
されないようにできるため、第2液流路の気泡発生領域
11への発泡液の充填量は少なくて良い。従って、上述
の狭窄部19における間隔を数μm〜十数μmと非常に
狭くできるため、第2液流路で発生した発泡時の圧力を
あまり周囲に逃がすことをさらに抑制でき、集中して可
動部材側に向けることができる。そしてこの圧力を可動
部材31を介して吐出力として利用することができるた
め、より高い吐出効率、吐出力を達成することができ
る。ただ、第1液流路16の形状は上述の構造に限られ
るものではなく、気泡発生に伴う圧力が効果的に可動部
材側に伝えられる形状であれば良い。
液体の多くを第1液流路内の吐出液とすることができ、
発熱体が設けられた第2液流路内の発泡液はあまり消費
されないようにできるため、第2液流路の気泡発生領域
11への発泡液の充填量は少なくて良い。従って、上述
の狭窄部19における間隔を数μm〜十数μmと非常に
狭くできるため、第2液流路で発生した発泡時の圧力を
あまり周囲に逃がすことをさらに抑制でき、集中して可
動部材側に向けることができる。そしてこの圧力を可動
部材31を介して吐出力として利用することができるた
め、より高い吐出効率、吐出力を達成することができ
る。ただ、第1液流路16の形状は上述の構造に限られ
るものではなく、気泡発生に伴う圧力が効果的に可動部
材側に伝えられる形状であれば良い。
【0127】なお、図17(c)で示されるように可動
部材31の側方は、第2液流路を構成する壁の一部を覆
っており、このことで、可動部材31の第2液流路への
落ち込みが防止できる。これによって、前述した吐出液
と発泡液との分離性をさらに高めることができる。ま
た、気泡のスリットからの逃げの抑制ができるため、さ
らに吐出圧や吐出効率を高めることができる。さらに、
前述の消泡時の圧力による上流側からのリフィルの効果
を高めることができる。
部材31の側方は、第2液流路を構成する壁の一部を覆
っており、このことで、可動部材31の第2液流路への
落ち込みが防止できる。これによって、前述した吐出液
と発泡液との分離性をさらに高めることができる。ま
た、気泡のスリットからの逃げの抑制ができるため、さ
らに吐出圧や吐出効率を高めることができる。さらに、
前述の消泡時の圧力による上流側からのリフィルの効果
を高めることができる。
【0128】なお、図16(b)においては、可動部材
6の第1の液流路14側への変位に伴って第2の液流路
4の気泡発生領域で発生した気泡の一部が第1の液流路
14側に延在しているが、この様に気泡が延在するよう
な第2流路の高さにすることで、気泡が延在しない場合
に比べ更に吐出力を向上させることができる。この様に
気泡が第1の液流路14に延在するようにするために
は、第2の液流路16の高さを最大気泡の高さより低く
することが望ましく、この高さを数μm〜30μmとす
ることが望ましい。なお、本実施形態例においてはこの
高さを15μmとした。
6の第1の液流路14側への変位に伴って第2の液流路
4の気泡発生領域で発生した気泡の一部が第1の液流路
14側に延在しているが、この様に気泡が延在するよう
な第2流路の高さにすることで、気泡が延在しない場合
に比べ更に吐出力を向上させることができる。この様に
気泡が第1の液流路14に延在するようにするために
は、第2の液流路16の高さを最大気泡の高さより低く
することが望ましく、この高さを数μm〜30μmとす
ることが望ましい。なお、本実施形態例においてはこの
高さを15μmとした。
【0129】<可動部材および分離壁>図18は可動部
材31の他の形状を示すもので、35は、分離壁に設け
られたスリットであり、このスリットによって、可動部
材31が形成されている。同図(a)は長方形の形状で
あり、(b)は支点側が細くなっている形状で可動部材
の動作が容易な形状であり、同図(c)は支点側が広く
なっており、可動部材の耐久性が向上する形状である。
動作の容易性と耐久性が良好な形状として、図22
(a)で示したように、支点側の幅が円弧状に狭くなっ
ている形態が望ましいが、可動部材の形状は第2の液流
路側に入り込むことがなく、容易に動作可能な形状で、
耐久性に優れた形状であればよい。
材31の他の形状を示すもので、35は、分離壁に設け
られたスリットであり、このスリットによって、可動部
材31が形成されている。同図(a)は長方形の形状で
あり、(b)は支点側が細くなっている形状で可動部材
の動作が容易な形状であり、同図(c)は支点側が広く
なっており、可動部材の耐久性が向上する形状である。
動作の容易性と耐久性が良好な形状として、図22
(a)で示したように、支点側の幅が円弧状に狭くなっ
ている形態が望ましいが、可動部材の形状は第2の液流
路側に入り込むことがなく、容易に動作可能な形状で、
耐久性に優れた形状であればよい。
【0130】先の実施形態例においては、板状可動部材
31をおよびこの可動部材を有する分離壁5は厚さ5μ
mのニッケルで構成したが、これに限られることなく可
動部材、分離壁を構成する材質としては発泡液と吐出液
に対して耐溶剤性があり、可動部材として良好に動作す
るための弾性を有し、微細なスリットが形成できるもの
であればよい。
31をおよびこの可動部材を有する分離壁5は厚さ5μ
mのニッケルで構成したが、これに限られることなく可
動部材、分離壁を構成する材質としては発泡液と吐出液
に対して耐溶剤性があり、可動部材として良好に動作す
るための弾性を有し、微細なスリットが形成できるもの
であればよい。
【0131】可動部材の材料としては、耐久性の高い、
銀、ニッケル、金、鉄、チタン、アルミニュウム、白
金、タンタル、ステンレス、りん青銅等の金属、および
その合金、または、アクリロニトリル、ブタジエン、ス
チレン等のニトリル基を有する樹脂、ポリアミド等のア
ミド基を有する樹脂、ポリカーボネイト等のカルボキシ
ル基を有する樹脂、ポリアセタール等のアルデヒド基を
持つ樹脂、ポリサルフォン等のスルホン基を持つ樹脂、
そのほか液晶ポリマー等の樹脂およびその化合物、耐イ
ンク性の高い、金、タングステン、タンタル、ニッケ
ル、ステンレス、チタン等の金属、これらの合金および
耐インク性に関してはこれらを表面にコーティングした
もの若しくは、ポリアミド等のアミド基を有する樹脂、
ポリアセタール等のアルデヒド基を持つ樹脂、ポリエー
テルエーテルケトン等のケトン基を有する樹脂、ポリイ
ミド等のイミド基を有する樹脂、フェノール樹脂等の水
酸基を有する樹脂、ポリエチレン等のエチル基を有する
樹脂、ポリプロピレン等のアルキル基を持つ樹脂、エポ
キシ樹脂等のエポキシ基を持つ樹脂、メラミン樹脂等の
アミノ基を持つ樹脂、キシレン樹脂等のメチロール基を
持つ樹脂およびその化合物、さらに二酸化珪素等のセラ
ミックおよびその化合物が望ましい。
銀、ニッケル、金、鉄、チタン、アルミニュウム、白
金、タンタル、ステンレス、りん青銅等の金属、および
その合金、または、アクリロニトリル、ブタジエン、ス
チレン等のニトリル基を有する樹脂、ポリアミド等のア
ミド基を有する樹脂、ポリカーボネイト等のカルボキシ
ル基を有する樹脂、ポリアセタール等のアルデヒド基を
持つ樹脂、ポリサルフォン等のスルホン基を持つ樹脂、
そのほか液晶ポリマー等の樹脂およびその化合物、耐イ
ンク性の高い、金、タングステン、タンタル、ニッケ
ル、ステンレス、チタン等の金属、これらの合金および
耐インク性に関してはこれらを表面にコーティングした
もの若しくは、ポリアミド等のアミド基を有する樹脂、
ポリアセタール等のアルデヒド基を持つ樹脂、ポリエー
テルエーテルケトン等のケトン基を有する樹脂、ポリイ
ミド等のイミド基を有する樹脂、フェノール樹脂等の水
酸基を有する樹脂、ポリエチレン等のエチル基を有する
樹脂、ポリプロピレン等のアルキル基を持つ樹脂、エポ
キシ樹脂等のエポキシ基を持つ樹脂、メラミン樹脂等の
アミノ基を持つ樹脂、キシレン樹脂等のメチロール基を
持つ樹脂およびその化合物、さらに二酸化珪素等のセラ
ミックおよびその化合物が望ましい。
【0132】分離壁の材質としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リブタジエン、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート、ポリ
イミド、ポリサルフォン、液晶ポリマー(LCP)等の
近年のエンジニアリングプラスチックに代表される耐熱
性、耐溶剤性、成型性の良好な樹脂、およびその化合
物、もしくは、二酸化珪素、チッ化珪素、ニッケル、
金、ステンレス等の金属、合金およびその化合物、もし
くは表面にチタンや金をコーティングしたものが望まし
い。
リプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リブタジエン、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエーテルサルフォン、ポリアリレート、ポリ
イミド、ポリサルフォン、液晶ポリマー(LCP)等の
近年のエンジニアリングプラスチックに代表される耐熱
性、耐溶剤性、成型性の良好な樹脂、およびその化合
物、もしくは、二酸化珪素、チッ化珪素、ニッケル、
金、ステンレス等の金属、合金およびその化合物、もし
くは表面にチタンや金をコーティングしたものが望まし
い。
【0133】また、分離壁の厚さは、分離壁としての強
度を達成でき、可動部材として良好に動作するという観
点からその材質と形状等を考慮して決定すればよいが、
0.5μm〜10μm程度が望ましい。
度を達成でき、可動部材として良好に動作するという観
点からその材質と形状等を考慮して決定すればよいが、
0.5μm〜10μm程度が望ましい。
【0134】なお、可動部材31を形成するためのスリ
ット35の幅は本実施形態例では2μmとしたが、発泡
液と吐出液とが異なる液体であり、両液体の混液を防止
したい場合は、スリット幅を両者の液体間でメニスカス
を形成する程度の間隔とし、夫々の液体同士の流通を抑
制すればよい。例えば、発泡液として2cP(センチポ
アズ)程度の液体を用い、吐出液として100cP以上
の液体を用いた場合には、5μm程度のスリットでも混
液を防止することができるが、3μm以下にすることが
望ましい。
ット35の幅は本実施形態例では2μmとしたが、発泡
液と吐出液とが異なる液体であり、両液体の混液を防止
したい場合は、スリット幅を両者の液体間でメニスカス
を形成する程度の間隔とし、夫々の液体同士の流通を抑
制すればよい。例えば、発泡液として2cP(センチポ
アズ)程度の液体を用い、吐出液として100cP以上
の液体を用いた場合には、5μm程度のスリットでも混
液を防止することができるが、3μm以下にすることが
望ましい。
【0135】本発明における可動部材としてはμmオー
ダーの厚さ(tμm)を対象としており、cmオーダー
の厚さの可動部材は意図していない。μmオーダーの厚
さの可動部材にとって、μmオーダーのスリット幅(W
μm)を対象とする場合、製造のバラツキをある程度考
慮することが望ましい。
ダーの厚さ(tμm)を対象としており、cmオーダー
の厚さの可動部材は意図していない。μmオーダーの厚
さの可動部材にとって、μmオーダーのスリット幅(W
μm)を対象とする場合、製造のバラツキをある程度考
慮することが望ましい。
【0136】スリットを形成する可動部材の自由端ある
いは/且つ側端に対向する部材の厚みが可動部材の厚み
と同等の場合(図16等)、スリット幅と厚みの関係を
製造のバラツキを考慮して以下のような範囲にすること
で発泡液と吐出液の混液を安定的に抑制することができ
る。このことは限られた条件ではあるが設計上の観点と
して、3cp以下の粘度の発泡液に対して高粘度インク
(5cp、10cp等)を用いる場合、W/t≦1を満
足するようにすることで、2液の混合を長期にわたって
抑制することが可能な構成となった。
いは/且つ側端に対向する部材の厚みが可動部材の厚み
と同等の場合(図16等)、スリット幅と厚みの関係を
製造のバラツキを考慮して以下のような範囲にすること
で発泡液と吐出液の混液を安定的に抑制することができ
る。このことは限られた条件ではあるが設計上の観点と
して、3cp以下の粘度の発泡液に対して高粘度インク
(5cp、10cp等)を用いる場合、W/t≦1を満
足するようにすることで、2液の混合を長期にわたって
抑制することが可能な構成となった。
【0137】本発明の「実質的な密閉状態」を与えるス
リットとしては、このような数μmオーダであればより
確実である。
リットとしては、このような数μmオーダであればより
確実である。
【0138】<2流路構成のヘッド構造>以下に、第
1、第2の共通液室に異なる液体を良好に分離して導入
でき部品点数の削減を図れ、コストダウンを可能とする
液体吐出ヘッドの構造例について説明する。
1、第2の共通液室に異なる液体を良好に分離して導入
でき部品点数の削減を図れ、コストダウンを可能とする
液体吐出ヘッドの構造例について説明する。
【0139】図19は、このような液体吐出ヘッドの構
造を示す模式図であり、先の実施形態例と同じ構成要素
については同じ符号を用いており、詳しい説明はここで
は省略する。
造を示す模式図であり、先の実施形態例と同じ構成要素
については同じ符号を用いており、詳しい説明はここで
は省略する。
【0140】本実施形態例においては、溝付き部材50
は、吐出口18を有するオリフィスプレート51と、複
数の第1液流路14を構成する複数の溝と、複数の液流
路14に共通して連通し、各第1の液流路3に液体(吐
出液)を供給するための第1の共通液室15を構成する
凹部とから概略構成されている。
は、吐出口18を有するオリフィスプレート51と、複
数の第1液流路14を構成する複数の溝と、複数の液流
路14に共通して連通し、各第1の液流路3に液体(吐
出液)を供給するための第1の共通液室15を構成する
凹部とから概略構成されている。
【0141】この溝付部材50の下側部分に分離壁30
を接合することにより複数の第1液流路14を形成する
ことができる。このような溝付部材50は、その上部か
ら第1共通液室15内に到達する第1液体供給路20を
有している。また、溝付部材50は、その上部から分離
壁30を突き抜けて第2共通液室17内に到達する第2
の液体供給路21を有している。
を接合することにより複数の第1液流路14を形成する
ことができる。このような溝付部材50は、その上部か
ら第1共通液室15内に到達する第1液体供給路20を
有している。また、溝付部材50は、その上部から分離
壁30を突き抜けて第2共通液室17内に到達する第2
の液体供給路21を有している。
【0142】第1の液体(吐出液)は、図19の矢印C
で示すように、第1液体供給路20を経て、第1の共通
液室15、次いで第1の液流路14に供給され、第2の
液体(発泡液)は、図19の矢印Dで示すように、第2
液体供給路21を経て、第2共通液室17、次いで第2
液流路16に供給されるようになっている。
で示すように、第1液体供給路20を経て、第1の共通
液室15、次いで第1の液流路14に供給され、第2の
液体(発泡液)は、図19の矢印Dで示すように、第2
液体供給路21を経て、第2共通液室17、次いで第2
液流路16に供給されるようになっている。
【0143】本実施形態例では、第2液体供給路21
は、第1液体供給路20と平行して配されているが、こ
れに限ることはなく、第1共通液室15の外側に配され
た分離壁30を貫通して、第2共通液室17に連通する
ように形成されればどのように配されてもよい。
は、第1液体供給路20と平行して配されているが、こ
れに限ることはなく、第1共通液室15の外側に配され
た分離壁30を貫通して、第2共通液室17に連通する
ように形成されればどのように配されてもよい。
【0144】また、第2液体供給路21の太さ(直径)
に関しては、第2液体の供給量を考慮して決められる。
第2液体供給路21の形状は丸形状である必要はなく、
矩形状等でもよい。
に関しては、第2液体の供給量を考慮して決められる。
第2液体供給路21の形状は丸形状である必要はなく、
矩形状等でもよい。
【0145】また、第2共通液室17は、溝付部材50
を分離壁30で仕切ることによって形成することができ
る。形成の方法としては、図20で示す本実施形態例の
分解斜視図のように、素子基板上にドライフィルムで共
通液室枠と第2液路壁を形成し、分離壁を固定した溝付
部材50と分離壁30との結合体と素子基板1とを貼り
合わせることにより第2共通液室17や第2液流路16
を形成してもよい。
を分離壁30で仕切ることによって形成することができ
る。形成の方法としては、図20で示す本実施形態例の
分解斜視図のように、素子基板上にドライフィルムで共
通液室枠と第2液路壁を形成し、分離壁を固定した溝付
部材50と分離壁30との結合体と素子基板1とを貼り
合わせることにより第2共通液室17や第2液流路16
を形成してもよい。
【0146】本実施形態例では、アルミニュウム等の金
属で形成された支持体70上に、前述のように、発泡液
に対して膜沸騰による気泡を発生させるための熱を発生
する発熱体としての電気熱変換素子が複数設けられた素
子基板1が配されている。
属で形成された支持体70上に、前述のように、発泡液
に対して膜沸騰による気泡を発生させるための熱を発生
する発熱体としての電気熱変換素子が複数設けられた素
子基板1が配されている。
【0147】この素子基板1上には、第2液路壁により
形成された液流路16を構成する複数の溝と、複数の発
泡液流路に連通し、それぞれの発泡液路に発泡液を供給
するための第2共通液室(共通発泡液室)17を構成す
る凹部と、前述した可動壁31が設けられた分離壁30
とが配されている。
形成された液流路16を構成する複数の溝と、複数の発
泡液流路に連通し、それぞれの発泡液路に発泡液を供給
するための第2共通液室(共通発泡液室)17を構成す
る凹部と、前述した可動壁31が設けられた分離壁30
とが配されている。
【0148】符号50は、溝付部材である。この溝付部
材は、分離壁30と接合されることで吐出液流路(第1
液流路)14を構成する溝と、吐出液流路に連通し、そ
れぞれの吐出液流路に吐出液を供給するための第1の共
通液室(共通吐出液室)15を構成するための凹部と、
第1共通液室に吐出液を供給するための第1供給路(吐
出液供給路)20と、第2の共通液室17に発泡液を供
給するための第2の供給路(発泡液供給路)21とを有
している。第2の供給路21は、第1の共通液室15の
外側に配された分離壁30を貫通して第2の共通液室1
7に連通する連通路に繋がっており、この連通路によっ
て吐出液と混合することなく発泡液を第2の共通液室1
5に供給することができる。
材は、分離壁30と接合されることで吐出液流路(第1
液流路)14を構成する溝と、吐出液流路に連通し、そ
れぞれの吐出液流路に吐出液を供給するための第1の共
通液室(共通吐出液室)15を構成するための凹部と、
第1共通液室に吐出液を供給するための第1供給路(吐
出液供給路)20と、第2の共通液室17に発泡液を供
給するための第2の供給路(発泡液供給路)21とを有
している。第2の供給路21は、第1の共通液室15の
外側に配された分離壁30を貫通して第2の共通液室1
7に連通する連通路に繋がっており、この連通路によっ
て吐出液と混合することなく発泡液を第2の共通液室1
5に供給することができる。
【0149】なお、素子基板1、分離壁30、溝付天板
50の配置関係は、素子基板1の発熱体に対応して可動
部材31が配置されており、この可動部材31に対応し
て吐出液流路14が配されている。また、本実施形態例
では、第2の供給路を1つ溝付部材に配した例を示した
が、供給量に応じて複数設けてもよい。さらに吐出液供
給路20と発泡液供給路21の流路断面積は供給量に比
例して決めればよい。
50の配置関係は、素子基板1の発熱体に対応して可動
部材31が配置されており、この可動部材31に対応し
て吐出液流路14が配されている。また、本実施形態例
では、第2の供給路を1つ溝付部材に配した例を示した
が、供給量に応じて複数設けてもよい。さらに吐出液供
給路20と発泡液供給路21の流路断面積は供給量に比
例して決めればよい。
【0150】このような流路断面積の最適化により溝付
部材50等を構成する部品をより小型化することも可能
である。
部材50等を構成する部品をより小型化することも可能
である。
【0151】以上説明したように本実施形態例によれ
ば、第2液流路に第2液体を供給する第2の供給路と、
第1液流路に第1液体を供給する第1の供給路とが同一
の溝付部材としての溝付天板からなることにより部品点
数が削減でき、工程の短縮化とコストダウンが可能とな
る。
ば、第2液流路に第2液体を供給する第2の供給路と、
第1液流路に第1液体を供給する第1の供給路とが同一
の溝付部材としての溝付天板からなることにより部品点
数が削減でき、工程の短縮化とコストダウンが可能とな
る。
【0152】また第2液流路に連通した第2の共通液室
への、第2液体の供給は、第1液体と第2液体を分離す
る分離壁を突き抜ける方向で第2液流路によって行なわ
れる構造であるため、前記分離壁と溝付部材と発熱体形
成基板との貼り合わせ工程が1度で済み、作りやすさが
向上すると共に、貼り合わせ精度が向上し、良好に吐出
することができる。
への、第2液体の供給は、第1液体と第2液体を分離す
る分離壁を突き抜ける方向で第2液流路によって行なわ
れる構造であるため、前記分離壁と溝付部材と発熱体形
成基板との貼り合わせ工程が1度で済み、作りやすさが
向上すると共に、貼り合わせ精度が向上し、良好に吐出
することができる。
【0153】また、第2液体は、分離壁を突き抜けて第
2液体共通液室へ供給されるため、第2液流路に第2液
体の供給が確実となり、供給量が十分確保できるため、
安定した吐出が可能となる。
2液体共通液室へ供給されるため、第2液流路に第2液
体の供給が確実となり、供給量が十分確保できるため、
安定した吐出が可能となる。
【0154】<液体吐出ヘッドの製造>次に、本実施形
態例の液体吐出ヘッドの製造工程について説明する。
態例の液体吐出ヘッドの製造工程について説明する。
【0155】図10で示したような液体吐出ヘッドの場
合には、素子基板1上に可動部材31を設けるための土
台34をドライフィルム等をパターニングすることで形
成し、この土台34に可動部材31を接着、もしくは溶
着固定した。その後、各液流路10を構成する複数の溝
と吐出口18と共通液室13を構成する凹部を有する溝
付部材を、溝と可動部材が対応するような状態で素子基
板1に接合することで形成した。
合には、素子基板1上に可動部材31を設けるための土
台34をドライフィルム等をパターニングすることで形
成し、この土台34に可動部材31を接着、もしくは溶
着固定した。その後、各液流路10を構成する複数の溝
と吐出口18と共通液室13を構成する凹部を有する溝
付部材を、溝と可動部材が対応するような状態で素子基
板1に接合することで形成した。
【0156】次に、図14や図20で示されるような2
流路構成の液体吐出ヘッドの製造工程について説明す
る。
流路構成の液体吐出ヘッドの製造工程について説明す
る。
【0157】大まかには、素子基板1上に第2液流路1
6の壁を形成し、その上に分離壁30を取り付け、さら
にその上に第1液流路14を構成する溝等が設けられた
溝付き部材50を取り付ける。もしくは、第2液流路1
6の壁を形成した後、この壁の上に分離壁30を取り付
けた溝付き部材50を接合することでヘッドの製造を行
った。
6の壁を形成し、その上に分離壁30を取り付け、さら
にその上に第1液流路14を構成する溝等が設けられた
溝付き部材50を取り付ける。もしくは、第2液流路1
6の壁を形成した後、この壁の上に分離壁30を取り付
けた溝付き部材50を接合することでヘッドの製造を行
った。
【0158】さらに第2液流路の作製方法について詳し
く説明する。
く説明する。
【0159】図21(a)〜(e)は、本実施形態例の
液体吐出ヘッドの製造方法の第1の実施例を説明するた
めの概略断面図である。
液体吐出ヘッドの製造方法の第1の実施例を説明するた
めの概略断面図である。
【0160】本実施形態例においては、(a)に示すよ
うに、素子基板(シリコンウエハ)1上に半導体製造工
程で用いるのと同様の製造装置を用いてハフニュウムボ
ライドやチッ化タンタル等からなる発熱体2を有する電
気熱変換用素子を形成した後、次工程における感光性樹
脂との密着性の向上を目的として素子基板1の表面に洗
浄を施した。さらに、密着性を向上させるには、素子基
板表面に紫外線−オゾン等による表面改質を行った後、
例えばシランカップリング剤(日本ユニカ製:A18
9)をエチルアルコールで1重量%に希釈した液を上記
改質表面上にスピンコートすることで達成される。
うに、素子基板(シリコンウエハ)1上に半導体製造工
程で用いるのと同様の製造装置を用いてハフニュウムボ
ライドやチッ化タンタル等からなる発熱体2を有する電
気熱変換用素子を形成した後、次工程における感光性樹
脂との密着性の向上を目的として素子基板1の表面に洗
浄を施した。さらに、密着性を向上させるには、素子基
板表面に紫外線−オゾン等による表面改質を行った後、
例えばシランカップリング剤(日本ユニカ製:A18
9)をエチルアルコールで1重量%に希釈した液を上記
改質表面上にスピンコートすることで達成される。
【0161】次に、表面洗浄を行い、密着性を向上した
基板1上に、(b)に示すように、紫外線感光性樹脂フ
ィルム(東京応化製:ドライフィルム オーディルSY
−318)DFをラミネートした。
基板1上に、(b)に示すように、紫外線感光性樹脂フ
ィルム(東京応化製:ドライフィルム オーディルSY
−318)DFをラミネートした。
【0162】次に、(c)に示すように、ドライフィル
ムDF上にフォトマスクPMを配し、このフォトマスク
PMを介してドライフィルムDFのうち、第2の流路壁
として残す部分に紫外線を照射した。この露光工程は、
キヤノン(株)製:MPA−600を用いて行い、約6
00mJ/cm2 の露光量で行った。
ムDF上にフォトマスクPMを配し、このフォトマスク
PMを介してドライフィルムDFのうち、第2の流路壁
として残す部分に紫外線を照射した。この露光工程は、
キヤノン(株)製:MPA−600を用いて行い、約6
00mJ/cm2 の露光量で行った。
【0163】次に、(d)に示すように、ドライフィル
ムDFを、キシレンとブチルセルソルブアセテートとの
混合液からなる現像液(東京応化製:BMRC−3)で
現像し、未露光部分を溶解させ、露光して硬化した部分
を第2液流路16の壁部分として形成した。さらに、素
子基板1表面に残った残渣を酸素プラズマアッシング装
置(アルカンテック社製:MAS−800)で約90秒
間処理して取り除き、引き続き、150℃で2時間、さ
らに紫外線照射100mJ/cm2 を行って露光部分を
完全に硬化させた。
ムDFを、キシレンとブチルセルソルブアセテートとの
混合液からなる現像液(東京応化製:BMRC−3)で
現像し、未露光部分を溶解させ、露光して硬化した部分
を第2液流路16の壁部分として形成した。さらに、素
子基板1表面に残った残渣を酸素プラズマアッシング装
置(アルカンテック社製:MAS−800)で約90秒
間処理して取り除き、引き続き、150℃で2時間、さ
らに紫外線照射100mJ/cm2 を行って露光部分を
完全に硬化させた。
【0164】以上の方法により、上記シリコン基板から
分割、作製される複数のヒータボード(素子基板)に対
し、一様に第2の液流路を精度よく形成することができ
る。シリコン基板を、厚さ0.05mmのダイヤモンド
ブレードを取り付けたダイシングマシン(東京精密製:
AWD−4000)で各々のヒータボード1に切断、分
離した。分離されたヒータボード1を接着剤(東レ製:
SE4400)でアルミベースプレート70上に固定し
た(図27)。次いで、予めアルミベースプレート70
上に接合しておいたプリント配線基板71と、ヒータボ
ード1とを直径0.05mmのアルミワイヤ(図示略)
で接続した。
分割、作製される複数のヒータボード(素子基板)に対
し、一様に第2の液流路を精度よく形成することができ
る。シリコン基板を、厚さ0.05mmのダイヤモンド
ブレードを取り付けたダイシングマシン(東京精密製:
AWD−4000)で各々のヒータボード1に切断、分
離した。分離されたヒータボード1を接着剤(東レ製:
SE4400)でアルミベースプレート70上に固定し
た(図27)。次いで、予めアルミベースプレート70
上に接合しておいたプリント配線基板71と、ヒータボ
ード1とを直径0.05mmのアルミワイヤ(図示略)
で接続した。
【0165】次に、このようにして得られたヒータボー
ド1に、図21(e)に示すように、上述の方法で溝付
部材50と分離壁30との接合体を位置決め接合した。
すなわち、分離壁30を有する溝付部材とヒータボード
1とを位置決めし、押さえバネ78により係合、固定し
た後、インク・発泡液用供給部材80をアルミベースプ
レート70上に接合固定し、アルミワイヤ間、溝付部材
50とヒータボード1とインク・発泡液用供給部材80
との隙間をシリコーンシーラント(東芝シリコーン製:
TSE399)で封止して完成させた。
ド1に、図21(e)に示すように、上述の方法で溝付
部材50と分離壁30との接合体を位置決め接合した。
すなわち、分離壁30を有する溝付部材とヒータボード
1とを位置決めし、押さえバネ78により係合、固定し
た後、インク・発泡液用供給部材80をアルミベースプ
レート70上に接合固定し、アルミワイヤ間、溝付部材
50とヒータボード1とインク・発泡液用供給部材80
との隙間をシリコーンシーラント(東芝シリコーン製:
TSE399)で封止して完成させた。
【0166】以上の製法で、第2の液流路を形成するこ
とにより、各ヒータボードのヒータに対して位置ズレの
ない精度の良い流路を得ることができる。特に、溝付部
材50と分離壁30とをあらかじめ先の工程で接合して
おくことで、第1液流路14と可動部材31の位置精度
を高めることができる。
とにより、各ヒータボードのヒータに対して位置ズレの
ない精度の良い流路を得ることができる。特に、溝付部
材50と分離壁30とをあらかじめ先の工程で接合して
おくことで、第1液流路14と可動部材31の位置精度
を高めることができる。
【0167】そして、これらの高精度製造技術によっ
て、吐出安定化が図られ印字品位が向上する。また、ウ
エハ上に一括で形成することが可能なため、多量に低コ
ストで製造することが可能である。
て、吐出安定化が図られ印字品位が向上する。また、ウ
エハ上に一括で形成することが可能なため、多量に低コ
ストで製造することが可能である。
【0168】なお、本実施形態例では、第2の液流路を
形成するために紫外線硬化型のドライフィルムを用いた
が、紫外域、特に248nm付近に吸収帯域をもつ樹脂
を用い、ラミネート後、硬化させ、エキシマレーザで第
2の液流路となる部分の樹脂を直接除去することによっ
ても得ることが可能である。
形成するために紫外線硬化型のドライフィルムを用いた
が、紫外域、特に248nm付近に吸収帯域をもつ樹脂
を用い、ラミネート後、硬化させ、エキシマレーザで第
2の液流路となる部分の樹脂を直接除去することによっ
ても得ることが可能である。
【0169】図22(a)〜(d)は、本実施形態例の
液体吐出ヘッドの製造方法の第2の実施形態例を説明す
るための概略断面図である。
液体吐出ヘッドの製造方法の第2の実施形態例を説明す
るための概略断面図である。
【0170】本実施形態例においては、(a)に示すよ
うに、SUS基板100上に厚さ15μmのレジスト1
01を第2の液流路の形状でパターニングした。
うに、SUS基板100上に厚さ15μmのレジスト1
01を第2の液流路の形状でパターニングした。
【0171】次に、(b)に示すように、SUS基板1
00に対して電気メッキを行ってSUS基板100上に
ニッケル層102を同じく15μm成長させた。メッキ
液としては、スルフォミン酸ニッケルに応力減少剤(ワ
ールドメタル社製:ゼロオール)とほう酸、ピット防止
剤(ワールドメタル社製:NP−APS)、塩化ニッケ
ルを使用した。電着時の電界のかけ方としては、アノー
ド側に電極を付け、カソード側に既にパターニングした
SUS基板100を取り付け、メッキ液の温度を50℃
とし、電流密度を5A/cm2 とした。
00に対して電気メッキを行ってSUS基板100上に
ニッケル層102を同じく15μm成長させた。メッキ
液としては、スルフォミン酸ニッケルに応力減少剤(ワ
ールドメタル社製:ゼロオール)とほう酸、ピット防止
剤(ワールドメタル社製:NP−APS)、塩化ニッケ
ルを使用した。電着時の電界のかけ方としては、アノー
ド側に電極を付け、カソード側に既にパターニングした
SUS基板100を取り付け、メッキ液の温度を50℃
とし、電流密度を5A/cm2 とした。
【0172】次に、(c)に示すように、上記のような
メッキを終了したSUS基板100に超音波振動を与
え、ニッケル層102の部分をSUS基板100から剥
離し、所望の第2の液流路を得た。
メッキを終了したSUS基板100に超音波振動を与
え、ニッケル層102の部分をSUS基板100から剥
離し、所望の第2の液流路を得た。
【0173】一方、電気熱変換用素子を配設したヒータ
ボードを、半導体と同様の製造装置を用いてシリコンウ
エハに形成した。このウエハを先の実施例と同様に、ダ
イシングマシンで各々のヒータボードに分離した。この
ヒータボード1を、予めプリント基板104が接合され
たアルミベースプレート70に接合し、プリント基板7
1とアルミワイヤ(図示略)とを接続することで電気的
配線を形成した。このような状態のヒータボード1上
に、図22(d)に示すように、先の工程で得た第2液
流路と位置決め固定した。この固定に際しては、後工程
で第1の実施形態例と同様に分離壁を固定した天板と押
さえバネによって係合・密着されるため、天板接合時に
位置ズレが発生しない程度に固定されていれば十分であ
る。
ボードを、半導体と同様の製造装置を用いてシリコンウ
エハに形成した。このウエハを先の実施例と同様に、ダ
イシングマシンで各々のヒータボードに分離した。この
ヒータボード1を、予めプリント基板104が接合され
たアルミベースプレート70に接合し、プリント基板7
1とアルミワイヤ(図示略)とを接続することで電気的
配線を形成した。このような状態のヒータボード1上
に、図22(d)に示すように、先の工程で得た第2液
流路と位置決め固定した。この固定に際しては、後工程
で第1の実施形態例と同様に分離壁を固定した天板と押
さえバネによって係合・密着されるため、天板接合時に
位置ズレが発生しない程度に固定されていれば十分であ
る。
【0174】本実施形態例では、上記位置決め固定に紫
外線硬化型接着剤(グレースジャパン製:アミコンUV
−300)を塗布し、紫外線照射装置を用い、露光量を
100mJ/cm2 として約3秒間で固定を完了した。
外線硬化型接着剤(グレースジャパン製:アミコンUV
−300)を塗布し、紫外線照射装置を用い、露光量を
100mJ/cm2 として約3秒間で固定を完了した。
【0175】本実施形態例の製法によれば、発熱体に対
して位置ズレのない精度の高い第2の液流路を得ること
ができることに加え、ニッケルで流路壁を形成している
ため、アルカリ性の液体に強く、信頼性の高いヘッドを
提供することが可能となる。
して位置ズレのない精度の高い第2の液流路を得ること
ができることに加え、ニッケルで流路壁を形成している
ため、アルカリ性の液体に強く、信頼性の高いヘッドを
提供することが可能となる。
【0176】図23(a)〜(d)は、本実施形態例の
液体吐出ヘッドの製造方法の第3の実施形態例を説明す
るための概略断面図である。
液体吐出ヘッドの製造方法の第3の実施形態例を説明す
るための概略断面図である。
【0177】本実施形態例においては、(a)に示すよ
うに、アライメント穴あるいはマーク100aを有する
厚さ15μmのSUS基板100の両面にレジスト31
を塗布した。ここで、レジストとしては、東京応化製の
PMERP−AR900を使用した。
うに、アライメント穴あるいはマーク100aを有する
厚さ15μmのSUS基板100の両面にレジスト31
を塗布した。ここで、レジストとしては、東京応化製の
PMERP−AR900を使用した。
【0178】この後、(b)に示すように、素子基板1
00のアライメント穴100aに合わせて、露光装置
(キヤノン(株)製:MPA−600)を用いて露光
し、第2の液流路を形成すべき部分のレジスト103を
除去した。露光は800mJ/cm2 の露光量で行っ
た。
00のアライメント穴100aに合わせて、露光装置
(キヤノン(株)製:MPA−600)を用いて露光
し、第2の液流路を形成すべき部分のレジスト103を
除去した。露光は800mJ/cm2 の露光量で行っ
た。
【0179】次に、(c)に示すように、両面のレジス
ト103がパターニングされたSUS基板100を、エ
ッチング液(塩化第2鉄または塩化第2銅の水溶液)に
浸漬し、レジスト103から露出している部分をエッチ
ングした後、レジストを剥離した。
ト103がパターニングされたSUS基板100を、エ
ッチング液(塩化第2鉄または塩化第2銅の水溶液)に
浸漬し、レジスト103から露出している部分をエッチ
ングした後、レジストを剥離した。
【0180】次に、(d)に示すように、先の製造方法
の実施例と同様に、ヒータボード1上に、エッチングさ
れたSUS基板100を位置決め固定して第2の液流路
4を有する液体吐出ヘッドを組み立てた。
の実施例と同様に、ヒータボード1上に、エッチングさ
れたSUS基板100を位置決め固定して第2の液流路
4を有する液体吐出ヘッドを組み立てた。
【0181】本実施形態例の製法によれば、ヒータに対
し位置ズレのない精度の高い第2液流路4を得ることが
できることに加え、SUSで流路を形成しているため、
酸やアルカリ性の液体に強く信頼性の高い液体吐出ヘッ
ドを提供することができる。
し位置ズレのない精度の高い第2液流路4を得ることが
できることに加え、SUSで流路を形成しているため、
酸やアルカリ性の液体に強く信頼性の高い液体吐出ヘッ
ドを提供することができる。
【0182】以上説明したように、本実施形態例の製造
方法によれば、素子基板状に予め第2液流路の壁を配設
することによって、電気熱変換体と第2液流路とが高精
度に位置決めすることが可能となる。また、切断、分離
前の基板上の多数の素子基板に対して第2の液流路を同
時に形成することができるので、多量に、かつ、低コス
トの液体吐出ヘッドを提供することができる。
方法によれば、素子基板状に予め第2液流路の壁を配設
することによって、電気熱変換体と第2液流路とが高精
度に位置決めすることが可能となる。また、切断、分離
前の基板上の多数の素子基板に対して第2の液流路を同
時に形成することができるので、多量に、かつ、低コス
トの液体吐出ヘッドを提供することができる。
【0183】また、本実施形態例の製造方法の液体吐出
ヘッドの製造方法を実施することによって得られた液体
吐出ヘッドは、発熱体と第2液流路とが高精度に位置決
めされているので、電気熱変換体の発熱による発泡の圧
力を効率よく受けることができ、吐出効率に優れたもの
となる。
ヘッドの製造方法を実施することによって得られた液体
吐出ヘッドは、発熱体と第2液流路とが高精度に位置決
めされているので、電気熱変換体の発熱による発泡の圧
力を効率よく受けることができ、吐出効率に優れたもの
となる。
【0184】<液体吐出ヘッドカートリッジ>次に、上
記実施形態例に係る液体吐出ヘッドを搭載した液体吐出
ヘッドカートリッジを概略説明する。
記実施形態例に係る液体吐出ヘッドを搭載した液体吐出
ヘッドカートリッジを概略説明する。
【0185】図27は、前述した液体吐出ヘッドを含む
液体吐出ヘッドカートリッジの模式的分解斜視図であ
り、液体吐出ヘッドカートリッジは、主に液体吐出ヘッ
ド部200と液体容器90とから概略構成されている。
液体吐出ヘッドカートリッジの模式的分解斜視図であ
り、液体吐出ヘッドカートリッジは、主に液体吐出ヘッ
ド部200と液体容器90とから概略構成されている。
【0186】液体吐出ヘッド部200は、素子基板1、
分離壁30、溝付部材50、押さえバネ78、液体供給
部材80、支持体70等から成っている。素子基板1に
は、前述のように発泡液に熱を与えるための発熱抵抗体
が、複数個、列状に設けられており、また、この発熱抵
抗体を選択的に駆動するための機能素子が複数設けられ
ている。この素子基板1と可動壁を持つ前述の分離壁3
0との間に発泡液路が形成され発泡液が流通する。この
分離壁30と溝付天板50との接合によって、吐出され
る吐出液体が流通する吐出流路(不図示)が形成され
る。
分離壁30、溝付部材50、押さえバネ78、液体供給
部材80、支持体70等から成っている。素子基板1に
は、前述のように発泡液に熱を与えるための発熱抵抗体
が、複数個、列状に設けられており、また、この発熱抵
抗体を選択的に駆動するための機能素子が複数設けられ
ている。この素子基板1と可動壁を持つ前述の分離壁3
0との間に発泡液路が形成され発泡液が流通する。この
分離壁30と溝付天板50との接合によって、吐出され
る吐出液体が流通する吐出流路(不図示)が形成され
る。
【0187】押さえバネ78は、溝付部材50に素子基
板1方向への付勢力を作用させる部材であり、この付勢
力により素子基板1、分離壁30、溝付部材50と、後
述する支持体70とを良好に一体化させている。
板1方向への付勢力を作用させる部材であり、この付勢
力により素子基板1、分離壁30、溝付部材50と、後
述する支持体70とを良好に一体化させている。
【0188】支持体70は、素子基板1等を支持するた
めのものであり、この支持体70上にはさらに素子基板
1に接続し電気信号を供給するための回路基板71や、
装置側と接続することで装置側と電気信号のやりとりを
行うためのコンタクトパッド72が配置されている。
めのものであり、この支持体70上にはさらに素子基板
1に接続し電気信号を供給するための回路基板71や、
装置側と接続することで装置側と電気信号のやりとりを
行うためのコンタクトパッド72が配置されている。
【0189】液体容器90は、液体吐出ヘッドに供給さ
れる、インク等の吐出液体と気泡を発生させるための発
泡液とを内部に区分収容している。液体容器90の外側
には、液体吐出ヘッドと液体容器との接続を行う接続部
材を配置するための位置決め部94と接続部を固定する
ための固定軸95が設けられている。吐出液体の供給
は、液体容器の吐出液体供給路92から接続部材の供給
路81を介して液体供給部材80の吐出液体供給路83
に供給され、各部材の吐出液体供給路20を介して第1
の共通液室に供給される。発泡液も同様に、液体容器の
供給路93から接続部材の供給路82を介して液体供給
部材80の発泡液供給路84に供給され、各部材の発泡
液体供給路21を介して第2液室に供給される。
れる、インク等の吐出液体と気泡を発生させるための発
泡液とを内部に区分収容している。液体容器90の外側
には、液体吐出ヘッドと液体容器との接続を行う接続部
材を配置するための位置決め部94と接続部を固定する
ための固定軸95が設けられている。吐出液体の供給
は、液体容器の吐出液体供給路92から接続部材の供給
路81を介して液体供給部材80の吐出液体供給路83
に供給され、各部材の吐出液体供給路20を介して第1
の共通液室に供給される。発泡液も同様に、液体容器の
供給路93から接続部材の供給路82を介して液体供給
部材80の発泡液供給路84に供給され、各部材の発泡
液体供給路21を介して第2液室に供給される。
【0190】以上の液体吐出ヘッドカートリッジにおい
ては、発泡液と吐出液が異なる液体である場合も、供給
を行いうる供給形態および液体容器で説明したが、吐出
液体と発泡液体とが同じである場合には、発泡液と吐出
液の供給経路および容器を分けなくてもよい。
ては、発泡液と吐出液が異なる液体である場合も、供給
を行いうる供給形態および液体容器で説明したが、吐出
液体と発泡液体とが同じである場合には、発泡液と吐出
液の供給経路および容器を分けなくてもよい。
【0191】なお、この液体容器には、各液体の消費後
に液体を再充填して使用してもよい。このためには液体
容器に液体注入口を設けておくことが望ましい。又、液
体吐出ヘッドと液体容器とは一体であってもよく、分離
可能としてもよい。
に液体を再充填して使用してもよい。このためには液体
容器に液体注入口を設けておくことが望ましい。又、液
体吐出ヘッドと液体容器とは一体であってもよく、分離
可能としてもよい。
【0192】<液体吐出装置>図24は、前述の液体噴
射ヘッドを搭載した液体吐出装置の概略構成を示してい
る。本実施例では特に吐出液体としてインクを用いたイ
ンク吐出記録装置を用いて説明する液体吐出装置のキャ
リッジHCは、インクを収容する液体タンク部90と液
体吐出ヘッド部200とが着脱可能なヘッドカートリッ
ジを搭載しており、被記録媒体搬送手段で搬送される記
録紙等の被記録媒体150の幅方向に往復移動する。
射ヘッドを搭載した液体吐出装置の概略構成を示してい
る。本実施例では特に吐出液体としてインクを用いたイ
ンク吐出記録装置を用いて説明する液体吐出装置のキャ
リッジHCは、インクを収容する液体タンク部90と液
体吐出ヘッド部200とが着脱可能なヘッドカートリッ
ジを搭載しており、被記録媒体搬送手段で搬送される記
録紙等の被記録媒体150の幅方向に往復移動する。
【0193】不図示の駆動信号供給手段からキャリッジ
上の液体吐出手段に駆動信号が供給されると、この信号
に応じて液体吐出ヘッドから被記録媒体に対して記録液
体が吐出される。
上の液体吐出手段に駆動信号が供給されると、この信号
に応じて液体吐出ヘッドから被記録媒体に対して記録液
体が吐出される。
【0194】また、本実施例の液体吐出装置において
は、被記録媒体搬送手段とキャリッジを駆動するための
駆動源としてのモータ111、駆動源からの動力をキャ
リッジに伝えるためのギア112、113キャリッジ軸
85等を有している。この記録装置及びこの記録装置で
行う液体吐出方法によって、各種の被記録媒体に対して
液体を吐出することで良好な画像の記録物を得ることが
できた。
は、被記録媒体搬送手段とキャリッジを駆動するための
駆動源としてのモータ111、駆動源からの動力をキャ
リッジに伝えるためのギア112、113キャリッジ軸
85等を有している。この記録装置及びこの記録装置で
行う液体吐出方法によって、各種の被記録媒体に対して
液体を吐出することで良好な画像の記録物を得ることが
できた。
【0195】図25は、本発明の液体吐出方法および液
体吐出ヘッドを適用したインク吐出記録を動作させるた
めの装置全体のブロック図である。
体吐出ヘッドを適用したインク吐出記録を動作させるた
めの装置全体のブロック図である。
【0196】記録装置は、ホストコンピュータ300よ
り印字情報を制御信号として受ける。印字情報は印字装
置内部の入力インタフェイス301に一時保存されると
同時に、記録装置内で処理可能なデータに変換され、ヘ
ッド駆動信号供給手段を兼ねるCPU302に入力され
る。CPU302はROM303に保存されている制御
プログラムに基づき、前記CPU302に入力されたデ
ータをRAM304等の周辺ユニットを用いて処理し、
印字するデータ(画像データ)に変換する。
り印字情報を制御信号として受ける。印字情報は印字装
置内部の入力インタフェイス301に一時保存されると
同時に、記録装置内で処理可能なデータに変換され、ヘ
ッド駆動信号供給手段を兼ねるCPU302に入力され
る。CPU302はROM303に保存されている制御
プログラムに基づき、前記CPU302に入力されたデ
ータをRAM304等の周辺ユニットを用いて処理し、
印字するデータ(画像データ)に変換する。
【0197】またCPU302は前記画像データを記録
用紙上の適当な位置に記録するために、画像データに同
期して記録用紙および記録ヘッドを移動する駆動用モー
タを駆動するための駆動データを作る。画像データおよ
びモータ駆動データは、各々ヘッドドライバ307と、
モータドライバ305を介し、ヘッド200および駆動
モータ306に伝達され、それぞれ制御されたタイミン
グで駆動され画像を形成する。
用紙上の適当な位置に記録するために、画像データに同
期して記録用紙および記録ヘッドを移動する駆動用モー
タを駆動するための駆動データを作る。画像データおよ
びモータ駆動データは、各々ヘッドドライバ307と、
モータドライバ305を介し、ヘッド200および駆動
モータ306に伝達され、それぞれ制御されたタイミン
グで駆動され画像を形成する。
【0198】上述のような記録装置に適用でき、インク
等の液体の付与が行われる被記録媒体としては、各種の
紙やOHPシート、コンパクトディスクや装飾板等に用
いられるプラスチック材、布帛、アルミニュウムや銅等
の金属材、牛皮、豚皮、人工皮革等の皮革材、木、合板
等の木材、竹材、タイル等のセラミックス材、スポンジ
等の三次元構造体等を対象とすることができる。
等の液体の付与が行われる被記録媒体としては、各種の
紙やOHPシート、コンパクトディスクや装飾板等に用
いられるプラスチック材、布帛、アルミニュウムや銅等
の金属材、牛皮、豚皮、人工皮革等の皮革材、木、合板
等の木材、竹材、タイル等のセラミックス材、スポンジ
等の三次元構造体等を対象とすることができる。
【0199】また上述の記録装置として、各種の紙やO
HPシート等に対して記録を行うプリンタ装置、コンパ
クトディスク等のプラスチック材に記録を行うプラスチ
ック用記録装置、金属板に記録を行う金属用記録装置、
皮革に記録を行う皮革用記録装置、木材に記録を行う木
材用記録装置、セラミックス材に記録を行うセラミック
ス用記録装置、スポンジ等の三次元網状構造体に対して
記録を行う記録装置、又布帛に記録を行う捺染装置等を
も含むものである。
HPシート等に対して記録を行うプリンタ装置、コンパ
クトディスク等のプラスチック材に記録を行うプラスチ
ック用記録装置、金属板に記録を行う金属用記録装置、
皮革に記録を行う皮革用記録装置、木材に記録を行う木
材用記録装置、セラミックス材に記録を行うセラミック
ス用記録装置、スポンジ等の三次元網状構造体に対して
記録を行う記録装置、又布帛に記録を行う捺染装置等を
も含むものである。
【0200】またこれらの液体吐出装置に用いる吐出液
としては、夫々の被記録媒体や記録条件に合わせた液体
を用いればよい。
としては、夫々の被記録媒体や記録条件に合わせた液体
を用いればよい。
【0201】<記録システム>次に、本発明の液体吐出
ヘッドを記録ヘッドとして用い被記録媒体に対して記録
を行う、インクジェット記録システムの一例を説明す
る。
ヘッドを記録ヘッドとして用い被記録媒体に対して記録
を行う、インクジェット記録システムの一例を説明す
る。
【0202】図26は、前述した本発明の液体吐出ヘッ
ド201を用いたインクジェット記録システムの構成を
説明するための模式図である。本実施例における液体吐
出ヘッドは、被記録媒体150の記録可能幅に対応した
長さに360dpiの間隔で吐出口を複数配したフルラ
イン型のヘッドであり、イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),ブラック(Bk)の4色に対応
した4つのヘッドをホルダ202によりX方向に所定の
間隔を持って互いに平行に固定支持されている。
ド201を用いたインクジェット記録システムの構成を
説明するための模式図である。本実施例における液体吐
出ヘッドは、被記録媒体150の記録可能幅に対応した
長さに360dpiの間隔で吐出口を複数配したフルラ
イン型のヘッドであり、イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),ブラック(Bk)の4色に対応
した4つのヘッドをホルダ202によりX方向に所定の
間隔を持って互いに平行に固定支持されている。
【0203】これらのヘッドに対してそれぞれ駆動信号
供給手段を構成するヘッドドライバ307から信号が供
給され、この信号に基づいて各ヘッドの駆動が成され
る。
供給手段を構成するヘッドドライバ307から信号が供
給され、この信号に基づいて各ヘッドの駆動が成され
る。
【0204】各ヘッドには、吐出液としてY,M,C,
Bkの4色のインクがそれぞれ204a〜204dのイ
ンク容器から供給されている。なお、符号204eは発
泡液が蓄えられた発泡液容器であり、この容器から各ヘ
ッドに発泡液が供給される構成になっている。
Bkの4色のインクがそれぞれ204a〜204dのイ
ンク容器から供給されている。なお、符号204eは発
泡液が蓄えられた発泡液容器であり、この容器から各ヘ
ッドに発泡液が供給される構成になっている。
【0205】また、各ヘッドの下方には、内部にスポン
ジ等のインク吸収部材が配されたヘッドキャップ203
a〜203dが設けられており、非記録時に各ヘッドの
吐出口を覆うことでヘッドの保守を成すことができる。
ジ等のインク吸収部材が配されたヘッドキャップ203
a〜203dが設けられており、非記録時に各ヘッドの
吐出口を覆うことでヘッドの保守を成すことができる。
【0206】符号206は、先の各実施例で説明したよ
うな各種、非記録媒体を搬送するための搬送手段を構成
する搬送ベルトである。搬送ベルト206は、各種ロー
ラにより所定の経路に引き回されており、モータドライ
バ305に接続された駆動用ローラにより駆動される。
うな各種、非記録媒体を搬送するための搬送手段を構成
する搬送ベルトである。搬送ベルト206は、各種ロー
ラにより所定の経路に引き回されており、モータドライ
バ305に接続された駆動用ローラにより駆動される。
【0207】本実施例のインクジェット記録システムに
おいては、記録を行う前後に被記録媒体に対して各種の
処理を行う前処理装置251および後処理装置252を
それぞれ被記録媒体搬送経路の上流と下流に設けてい
る。
おいては、記録を行う前後に被記録媒体に対して各種の
処理を行う前処理装置251および後処理装置252を
それぞれ被記録媒体搬送経路の上流と下流に設けてい
る。
【0208】前処理と後処理は、記録を行う被記録媒体
の種類やインクの種類に応じて、その処理内容が異なる
が、例えば、金属、プラスチック、セラミックス等の被
記録媒体に対しては、前処理として、紫外線とオゾンの
照射を行い、その表面を活性化することでインクの付着
性の向上を図ることができる。また、プラスチック等の
静電気を生じやすい被記録媒体においては、静電気によ
ってその表面にゴミが付着しやすく、このゴミによって
良好な記録が妨げられる場合がある。このため、前処理
としてイオナイザ装置を用い被記録媒体の静電気を除去
することで、被記録媒体からごみの除去を行うとよい。
また、被記録媒体として布帛を用いる場合には、滲み防
止、先着率の向上等の観点から布帛にアルカリ性物質、
水溶性物質、合成高分子、水溶性金属塩、尿素およびチ
オ尿素から選択される物質を付与する処理を前処理とし
て行えばよい。前処理としては、これらに限らず、被記
録媒体の温度を記録に適切な温度にする処理等であって
もよい。
の種類やインクの種類に応じて、その処理内容が異なる
が、例えば、金属、プラスチック、セラミックス等の被
記録媒体に対しては、前処理として、紫外線とオゾンの
照射を行い、その表面を活性化することでインクの付着
性の向上を図ることができる。また、プラスチック等の
静電気を生じやすい被記録媒体においては、静電気によ
ってその表面にゴミが付着しやすく、このゴミによって
良好な記録が妨げられる場合がある。このため、前処理
としてイオナイザ装置を用い被記録媒体の静電気を除去
することで、被記録媒体からごみの除去を行うとよい。
また、被記録媒体として布帛を用いる場合には、滲み防
止、先着率の向上等の観点から布帛にアルカリ性物質、
水溶性物質、合成高分子、水溶性金属塩、尿素およびチ
オ尿素から選択される物質を付与する処理を前処理とし
て行えばよい。前処理としては、これらに限らず、被記
録媒体の温度を記録に適切な温度にする処理等であって
もよい。
【0209】一方、後処理は、インクが付与された被記
録媒体に対して熱処理、紫外線照射等によるインクの定
着を促進する定着処理や、前処理で付与し未反応で残っ
た処理剤を洗浄する処理等を行うものである。
録媒体に対して熱処理、紫外線照射等によるインクの定
着を促進する定着処理や、前処理で付与し未反応で残っ
た処理剤を洗浄する処理等を行うものである。
【0210】なお、本実施例では、ヘッドとしてフルラ
インヘッドを用いて説明したが、これに限らず、前述し
たような小型のヘッドを被記録媒体の幅方向に搬送して
記録を行う形態のものであってもよい。
インヘッドを用いて説明したが、これに限らず、前述し
たような小型のヘッドを被記録媒体の幅方向に搬送して
記録を行う形態のものであってもよい。
【0211】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るシート部材の位置合わせ方法およびそれが用いら
れる位置合わせ装置によれば、搬送治具の基台の被取付
面に対する一方向の位置が規制される状態で搬送治具に
保持されたシート部材の基台の所定位置に対する位置調
整が行われるのでシート部材の基台に対する相対位置を
検出し画像データを送出する一方向の画像処理系が不要
となるので組付装置の小型化を図ることができる。
に係るシート部材の位置合わせ方法およびそれが用いら
れる位置合わせ装置によれば、搬送治具の基台の被取付
面に対する一方向の位置が規制される状態で搬送治具に
保持されたシート部材の基台の所定位置に対する位置調
整が行われるのでシート部材の基台に対する相対位置を
検出し画像データを送出する一方向の画像処理系が不要
となるので組付装置の小型化を図ることができる。
【0212】また、搬送治具を、接合面部が基台の被取
付面に当接し倣う位置に配置し、搬送治具の基台の被取
付面に対する一方向の位置が規制されるもとで、搬送治
具に保持されたシート部材の基台の所定位置に対する位
置調整を行う場合においては、シート部材の接合面の基
台の被取付面に対する平行度を検査する工程が不要とな
るのでシート部材が基台の被取付面に対して位置合わせ
されて載置されるまでの一連の作業時間を短縮できるこ
ととなる。従って、平行度を検査する検査作業ステーシ
ョンも設ける必要もなくなる。
付面に当接し倣う位置に配置し、搬送治具の基台の被取
付面に対する一方向の位置が規制されるもとで、搬送治
具に保持されたシート部材の基台の所定位置に対する位
置調整を行う場合においては、シート部材の接合面の基
台の被取付面に対する平行度を検査する工程が不要とな
るのでシート部材が基台の被取付面に対して位置合わせ
されて載置されるまでの一連の作業時間を短縮できるこ
ととなる。従って、平行度を検査する検査作業ステーシ
ョンも設ける必要もなくなる。
【0213】また、本発明によれば、以下に述べるよう
な効果を有する。
な効果を有する。
【0214】(イ)シート部材と搬送治具との接触部
が、小さいため搬送治具によるシート部材の破損、変形
の可能正が小さくなる。(シート部材は非常に薄く破
損、変形を起こしやすい) (ロ)磁力を用いてシート部材を搬送治具に保持されて
いる。この保持状態において、シート部材に外力を加え
ると保持状態が変化する。この機能を利用することで、
つまり、シート部材と基台との接合面をならすことでシ
ート部材と基台との接合面のセルフ平行出しを行うこと
ができる。
が、小さいため搬送治具によるシート部材の破損、変形
の可能正が小さくなる。(シート部材は非常に薄く破
損、変形を起こしやすい) (ロ)磁力を用いてシート部材を搬送治具に保持されて
いる。この保持状態において、シート部材に外力を加え
ると保持状態が変化する。この機能を利用することで、
つまり、シート部材と基台との接合面をならすことでシ
ート部材と基台との接合面のセルフ平行出しを行うこと
ができる。
【0215】(ハ)シート部材の保持状態が変化するの
で適切な手段で外力を加えればシート部材は、変形、破
損することはない。また、シート部材を破損することな
く突き当て基準で突き当てることができるため位置合わ
せにおいて突き当て方式を採用できる。
で適切な手段で外力を加えればシート部材は、変形、破
損することはない。また、シート部材を破損することな
く突き当て基準で突き当てることができるため位置合わ
せにおいて突き当て方式を採用できる。
【0216】(ニ)(ロ)、(ハ)により、装置が簡略
化が可能となり、装置コストの削減、装置規模の縮小が
できた。
化が可能となり、装置コストの削減、装置規模の縮小が
できた。
【0217】(ホ)画像処理やシート部材と基台との平
行出し器(レーザ変位計)等工程がなくなるためタクト
アップが図れる。
行出し器(レーザ変位計)等工程がなくなるためタクト
アップが図れる。
【図1】(A)〜(C)は、本発明に係るシート部材の
位置合わせ方法およびそれが用いられる位置合わせ装置
の第1の実施例の動作説明に供される図である。
位置合わせ方法およびそれが用いられる位置合わせ装置
の第1の実施例の動作説明に供される図である。
【図2】本発明に係るシート部材の位置合わせ方法およ
びそれが用いられる位置合わせ装置の一例の動作説明に
供される斜視図である。
びそれが用いられる位置合わせ装置の一例の動作説明に
供される斜視図である。
【図3】本発明に係るシート部材の位置合わせ方法の一
例が適用された位置合わせ装置の概略構成を示す斜視図
である。
例が適用された位置合わせ装置の概略構成を示す斜視図
である。
【図4】本発明に係るシート部材の位置合わせ方法およ
びそれが用いられる位置合わせ装置の一例が適用されて
組立てられるインクジェットヘッドを示す分解斜視図で
ある。
びそれが用いられる位置合わせ装置の一例が適用されて
組立てられるインクジェットヘッドを示す分解斜視図で
ある。
【図5】本発明に係るシート部材の位置合わせ方法およ
びそれが用いられる位置合わせ装置の第2の実施例の動
作説明に供される図である。
びそれが用いられる位置合わせ装置の第2の実施例の動
作説明に供される図である。
【図6】本発明に係るシート部材の位置合わせ方法およ
びそれが用いられる位置合わせ装置の第3の実施例の動
作説明に供される図である。
びそれが用いられる位置合わせ装置の第3の実施例の動
作説明に供される図である。
【図7】(A)〜(E)は、本発明に係るシート部材の
位置合わせ方法およびそれが用いられる位置合わせ装置
の第4の実施例の動作説明に供される図である。
位置合わせ方法およびそれが用いられる位置合わせ装置
の第4の実施例の動作説明に供される図である。
【図8】(A)〜(D)は、本発明に係るシート部材の
位置合わせ方法およびそれが用いられる位置合わせ装置
の第5の実施例の動作説明に供される図である。
位置合わせ方法およびそれが用いられる位置合わせ装置
の第5の実施例の動作説明に供される図である。
【図9】本発明が適用される液体吐出ヘッドの一例を示
す模式断面図である。
す模式断面図である。
【図10】本発明が適用される液体吐出ヘッドの部分破
断斜視図である。
断斜視図である。
【図11】従来のヘッドにおける気泡からの圧力伝搬を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図12】本発明が適用されるヘッドにおける気泡から
の圧力伝搬を示す模式図である。
の圧力伝搬を示す模式図である。
【図13】本発明が適用されるヘッドの内部の液体の流
れを説明するための模式図である。
れを説明するための模式図である。
【図14】本発明が適用される実施例における液体吐出
ヘッド(2流路)の断面図である。
ヘッド(2流路)の断面図である。
【図15】本発明が適用される実施例における液体吐出
ヘッドの部分破断斜視図である。
ヘッドの部分破断斜視図である。
【図16】可動部材の動作を説明するための図である。
【図17】可動部材と液流路の構造を説明するための図
である。
である。
【図18】可動部材における他の形状の説明に供される
図である。
図である。
【図19】本発明が適用される液体吐出ヘッドの供給路
を説明するための断面図である。
を説明するための断面図である。
【図20】本発明が適用されるヘッドの分解斜視図であ
る。
る。
【図21】本発明が適用される液体吐出ヘッドの製造方
法を説明するための工程図である。
法を説明するための工程図である。
【図22】本発明が適用される液体吐出ヘッドの製造方
法を説明するための工程図である。
法を説明するための工程図である。
【図23】本発明が適用される液体吐出ヘッドの製造方
法を説明するための工程図である。
法を説明するための工程図である。
【図24】液体吐出装置の概略構成図である。
【図25】装置ブロック図である。
【図26】液体吐出記録システムを示す図である。
【図27】本発明に係るシート部材の位置合わせ方法の
一例が適用されうる液体吐出ヘッドカートリッジの分解
斜視図である。
一例が適用されうる液体吐出ヘッドカートリッジの分解
斜視図である。
120 支持体 121、146、147 素子基板 121a、146a、147a 被取付面 122、145 シート部材 122s、145a 接合面 139 フィンガー部 139G 電磁石ユニット 139GS 基準保持面 144 撮像装置 160 制御ユニット 163 画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木上 博之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 林崎 公之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 深井 恒 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小野 敬之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 樫野 俊雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中田 佳恵 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 接合面部を有し、磁性材料で作られたシ
ート部材を磁力により保持する搬送治具を、該接合面部
が該シート部材の接合面部が当接される被取付面を有す
る基台の該被取付面に対向する位置に配置する工程と、 前記搬送治具の基台の該被取付面に対する一方向の位置
が規制される状態で該搬送治具に保持された該シート部
材の前記基台の所定位置に対する位置調整を行う工程
と、 前記基台の所定位置に対する位置調整がなされたシート
部材を前記搬送治具から離す工程と、を含んで構成され
るシート部材の位置合わせ方法。 - 【請求項2】 接合面部を有し、磁性材料で作られたシ
ート部材を磁力により保持する搬送治具を、該接合面部
が該シート部材の接合面部が当接される被取付面を有す
る基台の該被取付面に当接し倣う位置に配置する工程
と、 前記搬送治具により保持される前記シート部材の接合面
を基台の該被取付面に対し離隔させ、前記搬送治具の基
台の該被取付面に対する一方向の位置が規制されるもと
で、該搬送治具に保持された該シート部材の前記基台の
所定位置に対する位置調整を行う工程と、 前記基台の所定位置に対する位置調整がなされたシート
部材を前記搬送治具から離す工程と、を含んで構成され
るシート部材の位置合わせ方法。 - 【請求項3】 接合面部を有し、磁性材料で作られたシ
ート部材を磁力により保持する搬送治具を、該接合面部
が該シート部材の接合面部が当接される被取付面を有す
る基台の該被取付面に当接し倣う位置に配置する工程
と、 前記搬送治具により保持される前記シート部材の接合面
を基台の該被取付面に対し摺接させ、前記搬送治具の基
台の該被取付面に対する一方向の位置が規制されるもと
で、該搬送治具に保持された該シート部材の前記基台の
所定位置に対する位置調整を行う工程と、 前記基台の所定位置に対する位置調整がなされたシート
部材を前記搬送治具から離す工程と、を含んで構成され
るシート部材の位置合わせ方法。 - 【請求項4】 磁性材料で作られたシート部材における
接合面部に直交する端面を磁力により保持する搬送治具
を、該接合面部が該シート部材の接合面部が当接される
被取付面を有する基台の該被取付面に対向する位置に配
置する工程と、 前記搬送治具の基台の該被取付面に対する一方向の位置
が規制される状態で、前記搬送治具の基台の該被取付面
に対する他方向に沿って該搬送治具に保持された該シー
ト部材の前記基台の所定位置に対する位置調整を、該被
取付面に設けられた位置標識に基づき行う工程と、 前記基台の所定位置に対する位置調整がなされたシート
部材を前記搬送治具から離す工程と、を含んで構成され
るシート部材の位置合わせ方法。 - 【請求項5】 第1の位置標識を有し、磁性材料で作ら
れたシート部材における接合面部に直交する端面を磁力
により保持する搬送治具を、該接合面部が該シート部材
の接合面部が当接される被取付面を有する基台の該被取
付面に対向する位置に、配置する工程と、 前記搬送治具の基台の該被取付面に対する一方向の位置
が規制される状態で、前記搬送治具の基台の該被取付面
に対する他方向に沿って該搬送治具に保持された該シー
ト部材の前記基台の所定位置に対する位置調整を、該被
取付面に設けられた第2の位置標識、および、前記第1
の位置標識に基づき行う工程と、 前記基台の所定位置に対する位置調整がなされたシート
部材を前記搬送治具から離す工程と、を含んで構成され
るシート部材の位置合わせ方法。 - 【請求項6】 前記搬送治具の基台の該被取付面に対す
る一方向の位置が、搬送治具と基台との間における対向
する面が相互に当接されることにより規制されることを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のシート部材
の位置合わせ方法。 - 【請求項7】 前記搬送治具が磁力により選択的に前記
シート部材における接合面部に直交する端面を保持する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシー
ト部材の位置合わせ方法。 - 【請求項8】 前記シート部材が可動部を有する薄膜状
部材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
記載のシート部材の位置合わせ方法。 - 【請求項9】 前記搬送治具の磁力により保持されて前
記シート部材の接合面が一方向に移動されて前記基台の
被取付面に当接されるとき、さらに該搬送治具が前記一
方向に沿って移動されるとき該シート部材の該搬送治具
に対する相対位置が変位可能とされることを特徴とする
請求項2または3記載のシート部材の位置合わせ方法。 - 【請求項10】前記搬送治具における保持部は、平坦面
を有し、該平坦面に対して略垂直に形成される磁界によ
り発生する前記磁力により前記シート部材を前記磁界の
磁力線に沿って該平坦面に対して略垂直に保持すること
を特徴とする請求項1記載のシート部材の位置合わせ方
法。 - 【請求項11】 前記搬送治具における保持部が前記シ
ート部材を保持する場合、該シート部材に外力が作用さ
れて該保持部の該シート部材に対する保持状態が変化す
ることを特徴とする請求項1記載のシート部材の位置合
わせ方法。 - 【請求項12】 シート部材における接合面部に直交す
る端面を選択的に保持する搬送治具を有し、該シート部
材が配される被取付面を有する基台に対向して配される
位置調整機構部と、 前記搬送治具に保持されたシート部材の前記基台の該被
取付面に対する相対位置を検出する位置検出部と、 前記位置調整機構部に、前記搬送治具と前記基台との間
において対向するそれぞれの端面が互いに当接されて前
記搬送治具の基台の該被取付面に対する一方向の位置が
規制される状態で前記位置検出部からの検出出力に基づ
いて該搬送治具に保持された該シート部材の前記基台の
被取付面に対する位置調整を行う動作を行わせる制御部
と、 を具備して構成されるシート部材の位置合わせ装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20314796A JPH1029742A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | シート部材の位置合わせ方法、および、それが用いられる位置合わせ装置 |
| US08/870,356 US6516509B1 (en) | 1996-06-07 | 1997-06-06 | Method of manufacturing a liquid jet head having a plurality of movable members |
| DE69726494T DE69726494T2 (de) | 1996-06-07 | 1997-06-09 | Verfahren zur Herstellung eines Bestandteiles mit bewegbarem Teil zum Ausstossen von Flüssigkeit, und Verfahren zur Herstellung eines solche Bestandteile verwendenden Kopfes, und so hergestellter Flüssigkeitsausstosskopf |
| EP97303960A EP0811494B1 (en) | 1996-06-07 | 1997-06-09 | Method for manufacturing a component having a movable member for use of liquid discharge, and method for manufacturing a liquid jet head using such component, and liquid jet head manufactured by such method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20314796A JPH1029742A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | シート部材の位置合わせ方法、および、それが用いられる位置合わせ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1029742A true JPH1029742A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16469208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20314796A Pending JPH1029742A (ja) | 1996-06-07 | 1996-07-12 | シート部材の位置合わせ方法、および、それが用いられる位置合わせ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1029742A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7503942B2 (en) | 2003-09-18 | 2009-03-17 | Tdk Corporation | Method of making electrochemical device |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP20314796A patent/JPH1029742A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7503942B2 (en) | 2003-09-18 | 2009-03-17 | Tdk Corporation | Method of making electrochemical device |
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