JPH10297724A - 立体自動倉庫のラックの製作治具 - Google Patents

立体自動倉庫のラックの製作治具

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JPH10297724A
JPH10297724A JP12505797A JP12505797A JPH10297724A JP H10297724 A JPH10297724 A JP H10297724A JP 12505797 A JP12505797 A JP 12505797A JP 12505797 A JP12505797 A JP 12505797A JP H10297724 A JPH10297724 A JP H10297724A
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Kinzo Sugiyama
金蔵 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業の煩雑さを回避して作業能率を向上さ
せ、容易に同一ラックを形成して製品の精度を向上し、
クレーンの荷棚の検知を確実にする。 【解決手段】 複数本の支柱6を保持する架台16の長手
方向の一側にベースプレートが当接する、ゲージを有す
るゲージプレートを固定する。他側にトッププレートが
当接する、ゲージを有するゲージプレートを移動可能に
設ける。架台16の短手方向の一側に支柱6の外側位置を
決める位置決めストッパ33を固定し、他側に支柱6の内
側位置を決める幅決めストッパを固定する。また、支柱
6の外側位置に当接するクランプ35を設ける。架台16の
支柱6の間に、ラチス8の高さ方向を決めるラチス縦位
置決めピースを固定し、ラチス8の幅方向の位置決めを
するラチス横位置決めピースを設ける。架台16に、支柱
6に直交させて取り付ける荷棚7の位置決めをする荷棚
固定治具28を立設させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体自動倉庫のラ
ック構築物の構成部品であるラックを形成するラックの
製作治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製品、商品、または素材、部品、半製品
などの生産関連材料をパレット等に収納して、一時的
に、かつ、立体的に整理、保管し、これら製品等の荷物
の入出庫をコンピュータにより自動的に行う立体自動倉
庫は、在庫管理が容易、省力化等の利点があるため、近
年、物流業界等において多数導入されている。
【0003】上記立体自動倉庫の構造を、図23に基づい
て説明する。図に示すように、立体自動倉庫1はラック
構築物2と、このラック構築物2の内部に形成された通
路3を移動して製品等の荷物4を出し入れするスタッカ
ークレーン5(図24参照)とから概略構成されている。
【0004】ラック構築物2は、図25及び図26に示すよ
うに、適宜長さ(通常は略10メートル)の2本の支柱6
と、荷物4を保持する荷棚7(荷物4は、図27に示すよ
うに、二つの荷棚7の端部で保持される)と、補強用に
斜めに配置される、いわゆる筋交いのためのラチス8と
から構成されたラック9を、図28に示すように、フロア
10上に、横方向X及び縦方向Yと複数個、並設させると
共に、図29に示すように、上方向Uに複数段、積上げて
形成させたものである。
【0005】ラック9の2本の支柱6は、図30に示すよ
うに、角筒で形成したものであり、また、支柱6と支柱
6との間の、支柱6に直交させて取り付けた荷棚7も角
筒状の杆により四辺形の枠体に形成したものである。さ
らに、支柱6の間に溶着させた補強用のラチス8はパイ
プによって形成してある。
【0006】また、図25、図26に示すように、支柱6の
上部位置、略中間位置及び下部位置に、ラック構築物2
の構造を保持し、かつ、耐震構造の役目を果たすブレー
ス11(図23及び図29をも参照)掛合用のガセットプレー
ト12が溶着されている(図30は下部位置)。このガセッ
トプレート12のうち、図31に示すように、支柱6の中間
位置に取り付けられたものは、ブレース11を支柱6の中
間位置に掛合させるためのものである。また、図31の支
柱6は荷棚7を省略したものである。なお、図23におい
て、符号13で示すものは、スタッカークレーン5の走行
レールであり、符号Rで示すものはスタッカークレーン
5の走行方向である。
【0007】上述した立体自動倉庫1のラック構築物2
内の通路3(図28参照)をコンピュータと連動したスタ
ッカークレーン5が往復動して、所望する荷棚7を検知
しその荷棚7に荷物4を収納したり、また、荷物4を取
り出すべき荷棚7を検知してその荷棚7から荷物4を取
り出すようにしているので、ラック9の支柱6と支柱6
との組付位置や荷棚7の取付位置に誤差が生じている
と、コンピュータが所望する位置を正確に検知すること
ができない。
【0008】したがって、ラック9の一つ一つは精密に
製作されていなければならない。例えば、10mのラック
9を三段(三節)、積み上げて、30mに構築した場合、
30mで上下方向の荷棚7位置の誤差は±3mm以内でなけ
ればならない。このため従来は、建設するラック構築物
2の建物規模及び荷棚7の寸法を確認した後、支柱6等
に荷棚7やラチス8の溶接位置を罫(け)書きし、すな
わち、支柱6に荷棚7等の取付位置決めのための印を付
け、その印に合わせて前記各部材を溶接するようにして
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては、ラックの製作時、支柱に荷棚やラチス等の
取付位置を罫書きし、その罫書きした印に合わせて荷棚
等を溶着するようにしていたので、手数がかかって作業
が煩雑になり作業能率が低下する問題があった。
【0010】また、支柱等に罫書き線を引き、その印に
合わせて荷棚等を溶着するようにしていると、支柱によ
っては荷棚等の罫書き位置がずれていたり、また、溶接
位置に誤差が生じたりして、溶接の正確度が低下して、
同一のラックができにくいという問題があった。このよ
うに、ラックの溶接精度が低下すると、スタッカークレ
ーンが所望する荷棚を正確に検知することができないと
いう問題が発生した。
【0011】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、ラックを形成するための治具を形成
し、作業の煩雑さを回避させて、作業能率を向上させ、
さらに、容易に同一製品(ラック)を形成するようにし
て、製品の精度を向上させ、スタッカークレーンが荷棚
等を確実に検知できる立体自動倉庫のラックの製作治具
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フロア上に倒置させた複数本の支柱を並設保持する架台
を設け、該架台の長手方向の一側に前記支柱端部に取り
付けるベースプレートまたはジョイントプレートが当接
する、ゲージを有するゲージプレートを設け、前記架台
の長手方向の他側に前記支柱端部に取り付けるトッププ
レートまたはジョイントプレートが当接する、ゲージを
有するゲージプレートを移動可能に配設し、前記架台の
短手方向の一側に前記支柱の外側位置を決める位置決め
ストッパを固定し、前記架台の短手方向の他側に前記支
柱の内側位置を決める幅決めストッパを固定すると共
に、前記支柱の外側位置に当接するクランプを設け、前
記架台の上面の前記複数本の支柱の間に、斜めに配設し
たラチスの高さ方向の位置決めをするラチス縦位置決め
ピースを固定し、さらに、前記ラチスの幅方向の位置決
めをするラチス横位置決めピースを設け、前記架台に、
前記支柱に直交させて取り付ける四辺形の荷棚の位置決
めをする荷棚固定治具を立設したことを特徴とするもの
である。
【0013】このように、倒置させた複数本の支柱を並
設させるフロア上の架台の長手方向の一側に、ゲージを
有するゲージプレートを設けて、このゲージプレートに
支柱端部に取り付けるベースプレートまたはジョイント
プレートを当接させて位置決めさせ、この位置決めした
プレートに支柱を溶着させる。さらに、架台の長手方向
の他側にゲージを有するゲージプレートを移動可能に設
けて、このゲージプレートに支柱端部に取り付けるトッ
ププレートまたはジョイントプレートを当接させると共
に、ゲージプレートを移動させて支柱の長手方向の位置
決めを正確に行い、この位置決めしたプレートに支柱を
溶着させる。
【0014】架台の短手方向の一側に固定した位置決め
ストッパに支柱の外側位置を当接させて固定し、また、
架台の短手方向の他側に固定した幅決めストッパに支柱
の内側位置を当接させ、さらに、架台の短手方向の他側
に設けたクランプによって支柱の外側位置を当接させ支
柱の幅方向を固定する。そして、架台上面の複数本の支
柱の間に固定させたラチス用縦位置決めピースに斜めに
配設するラチスを載置させて、ラチスの高さ方向の位置
決めをする。また、ラチス横位置決めピースにラチスの
側部を当接させてラチスの幅方向の位置決めをする。さ
らに、架台に設けた荷棚固定治具に荷棚を当接させて支
柱に直交させた荷棚の位置決めをする。
【0015】請求項2記載の発明は、基礎ベースの長手
方向の両側に前記支柱の側部の位置決めをする側部位置
決め部材及び側部当たり部材を対向させて設けると共
に、前記基礎ベースの支柱の端部が位置する部位に前記
支柱の端部に当接して前記支柱の長さ方向の端部の位置
決めをする端部位置決め部材を固定し、さらに、前記基
礎ベースの長手方向上面に前記支柱に取り付けるガセッ
トプレートの位置決めをする、ゲージを有する複数個の
ゲージプレートを水平に配置したことを特徴とするもの
である。
【0016】このようにしたので、基礎ベースの長手方
向の上面に水平に配設した複数個のゲージプレートのゲ
ージに支柱に取り付けるためのガセットプレートを掛合
させてガセットプレートの位置決めをする。さらに、ガ
セットプレートの上面に支柱を載置し、支柱の一側部を
基礎ベースの長手方向の側部に設けた側部位置決め部材
に当接させ、さらに、支柱の他側部を側部当たり部材に
当接させて支柱の両側部の位置決めをする。そして、さ
らに、支柱の長さ方向の両端部を端部位置決め部材に当
接させて支柱全体を固定し、この状態で支柱とガセット
プレートとを溶着させて一体に固定する。
【0017】請求項3記載の発明は、基盤上に前記四辺
形の荷棚の長手部材の長さ方向に沿う部分の一側を位置
決めをする位置決めストッパを固定すると共に、他側を
位置決めするクランプ部材を配置し、前記荷棚の短手部
材の長さ方向に沿う部分の一側を位置決めをする位置決
めストッパを固定すると共に、他側を位置決めするクラ
ンプ部材を配置し、さらに、長手部材の一側端部を固定
する位置決めストッパを設けたことを特徴とするもので
ある。
【0018】このように構成して、基盤上に固定した位
置決めストッパに荷棚の長手部材の長さ方向に沿う部分
の一側を当接させて位置決め固定させると共に、基盤上
に配置したクランプ部材で長手部材の長さ方向に沿う部
分の他側の位置決めをする。さらに、基盤上に固定した
位置決めストッパに荷棚の短手部材の長さ方向に沿う部
分の一側を当接させて位置決め固定させると共に、基盤
上に配置したクランプ部材で短手部材の長さ方向に沿う
部分の他側の位置決めをする。そして、基盤上に固定し
た位置決めストッパに荷棚の長手部材の一側端部を当接
させて位置決め固定させて、荷棚全体の位置決め固定し
て各連結部を溶着固定する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を説明する。なお、従来の部材と同一の部材には同一の
符号を付してその説明を省略する。本発明は、立体自動
倉庫1のラック構築物2を構成するラック9を形成する
ための治具を製作し、精度よく同一寸法の部材(ラッ
ク)を製作しようとするものである。
【0020】図1及び図2に示すものは、ラック9の製
作治具15を使用してラック9を形成しているところであ
る。丸印の部分が本発明の製作手段を設けたところであ
る。まず、ラック9の製作治具15の架台16を、図3及び
図4に基づいて説明する。架台16は、フロア10上に配置
した2本の平行なI字形の基礎ベース(高さ略300mm)17
の上面適宜位置に、図5に示すように、角筒で形成され
た保持脚18(図6をも参照)を介して支柱受けベース19
(上面までの高さ保持脚18と合わせて略 320mm)を基礎
ベース17に直交させて配置すると共に、基礎ベース17の
下面適所に、基礎ベース17に直交させて角筒で形成され
た台座20(高さ略150mm)を配置させたものである。
【0021】なお、支柱受けベース19(長手方向の長さ
略2m)は角筒部材と、この角筒部材の上部両側に移動
可能に嵌合させたコ字形部材とにより形成されており、
いかなるラック9の幅にも対応できるようになっている
(延長させた際の長さ略3m)。コ字形部材は、通常、
ボルトによって角筒部材に固定されている。図5におい
て、符号21で示すものは、そのボルト孔である。また、
図3及び図4において、符号22で示すものは、保持脚18
(図5及び図6参照)を基礎ベース17に固定するための
ボルト孔である。図1において、符号Zはラック9の全
長を示しており、Z′はラック9の幅を示している。
【0022】次に、架台16の各位置、すなわち、図1及
び図2の丸印で示した位置に設けられた各々の手段につ
いて説明する。符号Aで示す部分における架台16の一側
には、図7に示すように、架台16に直交して、ゲージ取
付部材23が固定されており、このゲージ取付部材23に
は、支柱6の最下端に取付ける鉄板であるベースプレー
ト24及び、支柱6の継ぎ目に設けるジョイントプレート
の各々の位置決めをするゲージプレート25(図8参照)
が固着されている。
【0023】ゲージプレート25のベースプレート24側に
は、ベースプレート24等に形成されたボルト孔26に掛合
させる、ボルトの頭部を加工して形成されたゲージ27が
取り外し可能に取り付けられている。これによって、ゲ
ージプレート25をベースプレート24の直角度及びボルト
孔26のピッチに容易に対応させることができる。
【0024】符号Bで示す部分を、図9及び図10に基づ
いて詳述する。このBの部分には、図で示すように、荷
棚固定治具28が立設されている。荷棚固定治具28は2本
の基礎ベース17の間に設けた台座20または固定部材に固
着されている。荷棚固定治具28の上下部分には、図10で
示すように、荷棚7が所定寸法位置に直角に着いている
かどうかを見、これを調整する調整用セットピース29が
固定されている。
【0025】この調整用セットピース29は、支柱6上に
記載した罫書き線30に直角定規31を当て、実際に荷棚7
が直角に着いているか調整してから取り付けてある。こ
のように支柱6の一側に位置する荷棚7が支柱6に対し
て直角であれば(図10の90°で示す部分)、支柱6の他
側の荷棚7も支柱6に対して直角になる。なお、図10に
おいて、符号32で示すものは、荷棚7のずれを防止する
ために、基礎ベース17の上部に固定したずれ止めピース
である。
【0026】符号C及び符号Dで示す部分を、図11、図
12及び図13に基づいて詳述する。符号Cの部分で示す支
柱受けベース19には、図11及び図12で示すように、支柱
6が基礎ベース17の面に対して直角かどうかを確認す
る、支柱6が当たる位置決めストッパ33が固着されてい
る。また、Dの部分で示す支柱受けベース19には、図13
で示すように、位置決めストッパ33に当接した支柱6と
反対側の支柱6の内側にラック9の荷棚7の幅を決める
幅決めストッパ34が取り付けられている。符号35で示す
ものは、支柱6を固定するクランプである。なお、図13
において、符号Vはラック9を構築させた際、スタッカ
ークレーン5の通路側になる方向を示している。この通
路側には、支柱受けベース19上に支柱6を載置してラッ
ク9を組み立てる際、既に支柱6に装着してあるガセッ
トプレート12が位置しないようになっており、このガセ
ットプレート12のない部分とスタッカークレーン5の移
動する側とを一致させてある。
【0027】符号Eで示す部分を、図14及び図15に基づ
いて詳述する。符号Eで示す部分の支柱受けベース19の
上面にはラチス8の水平高さを合わせてラチスを保持す
るラチス縦位置決めピース36が固着されており、支柱受
けベース19の側面にはラチス横位置決めピース36が固着
されている。ラチス横位置決めピース36はラチス8と支
柱6との角度を合わせた後に、支柱受けベース19に固定
される。
【0028】符号Fで示す部分を、図16に基づいて詳述
する。符号Fで示す部分の基礎ベース17の上面には、支
柱6の側部にアングル材38を取り付ける場合、そのアン
グル材38が直角に取り付けられるように位置決めピース
39が固着されている。位置決めピース39は、図17で示す
ように、基礎ベース17の基準ベース面より直角定規31を
アングル材38に当てて調整後に固定してある。
【0029】符号Gで示す部分を、図18及び図19に基づ
いて詳述する。符号G部分の架台16の他側、すなわち、
基礎ベース17の他側には基礎ベース17に直交して移動可
動のゲージ取付部材40が設けられている。このゲージ取
付部材40には前述のベースプレート24に使用したものと
同じゲージプレート25が取り付けられ、ゲージプレート
25にはボルトの頭部を加工して形成されたゲージ27が所
定寸法で取り付けられている。
【0030】ゲージ27には支柱6の最上端に取り付けら
れるトッププレート41またはジョイントプレートに形成
されたボルト孔が嵌合する。なお、ゲージ取付部材40
は、クランプ部材42に取り付けられて可動可能になって
いる。
【0031】また、基礎ベース17の上面には板状の全長
決めストッパ43が立設、固着されており、このストッパ
43にゲージプレート25を当接させて支柱6の全長の位置
決めをする。
【0032】以上のように構成したので、2本の支柱6
に荷棚7、ラチス8及び端部のプレート、すなわち、ベ
ースプレート24、ジョイントプレート及びトッププレー
ト41等を溶着する際は、まず、図5に示す基礎ベース17
の上部に設けた支柱受けベース19の上面に、図1及び図
2に示すように、基礎ベース17に沿って、2本の支柱6
を平行に配置する。この支柱6には既にガセットプレー
ト12が取り付けられているが、このガセットプレート12
の取り付けについては後述する。
【0033】そして、図7に示すように、2本の支柱6
の一側(ベース側)に溶着する、例えば、ベースプレー
ト24のボルト孔26をゲージプレート25のゲージ27に嵌合
させて位置決めし、この位置決めされたベースプレート
24に支柱6の端部を矢印方向に移動させて押し付けて溶
着固定すると共に、図18及び図19に示すように、支柱6
の他側(トップ側)に溶着するトッププレート41または
ジョイントプレートのボルト孔を可動のゲージ取付部材
40のゲージプレート25のゲージ27に嵌合させ、さらに、
クランプ部材42により、ゲージ取付部材40を移動させ
て、ゲージプレート25を全長決めストッパ43に当接させ
て支柱6の全長の位置決めをする。支柱6端部のジョイ
ントプレートまたはトッププレート41とゲージプレート
25との接触面に隙間が生じる場合は、調整板を介在させ
れば、的確な位置決めが可能になる。
【0034】このとき、図11、図12及び図13に示すよう
に、一方の支柱6の外側を位置決めストッパ33に当接さ
せると共に、他方の支柱6の内側を幅決めストッパ34に
当接させ、さらに、他方の支柱6の外側をクランプ35で
押圧して支柱6が短手方向に動かないように固定する。
【0035】このように固定した平行の2本の支柱6の
間にラチス8を取り付ける。すなわち、図14及び図15に
示すように、まず、ラチス8の高さを合わせるためにラ
チス8をラチス縦位置決めピース36に載置して水平高さ
を決め、次いで、ラチス8の側部をラチス横位置決めピ
ース37に押し付けることによりラチス8の端部の斜めの
角度合わせ面が支柱6の外周面に隙間なく接触するの
で、その位置でラチス8を支柱6に溶着する。
【0036】また、2本の支柱6の間に荷棚7を取り付
ける際は、図9及び図10に示すように、荷棚固定治具28
に取り付けた、上下の調整用セットピース29に荷棚7を
当接させ、その位置で荷棚7を支柱6に溶接することに
より、荷棚7を支柱6に直角に、しかも、正確なピッチ
で溶着することができる。
【0037】さらに、支柱6にアングル部材38を固定す
る際は、図16及び図17に示すように、アングル部材38を
基礎ベース17に固着した位置決めピース39に当接させ、
その状態でアングル部材38を支柱6に溶着させる。この
ようにすれば、アングル部材38を支柱6に直角に取り付
けることが可能になる。
【0038】以上は、平行に配置した2本の支柱6に荷
棚7、ラチス8及び端部のプレートを溶着する治具につ
いて説明したが、この支柱6には既にガセットプレート
12が溶着されているので、このガセットプレート12を支
柱6に取り付ける取付治具を、図20及び図21に基づいて
説明する。
【0039】フロア10上に台座20を介して固定した1本
のガセットプレート12の取付用の基礎ベース44の長手方
向の側部にはコ字形の側部位置決め部材45がその閉塞壁
を基礎ベース44側に向けて立設固着されている。この側
部位置決め部材45の反対側の基礎ベース44の側部には支
柱6に直接当接する当たり部材46が立設されている(図
21参照)。
【0040】さらに、基礎ベース44の長手方向の両端部
近傍の上面部には、支柱6の端部に当接する端部位置決
め部材47が取り付けられている。また、基礎ベース44の
上面部の中央及び両端部には、図20に示すように、保持
部材48を介してゲージプレート25が水平に固定配置され
ている。
【0041】また、ゲージプレート25には複数の孔が形
成されており、これらの孔の内、ガセットプレート12の
孔の位置に対応した孔にボルトを加工して形成したゲー
ジ27が取り付けられている。ゲージプレート25はガセッ
トプレート12の取付位置により基礎ベース44の長手方向
の任意の位置に取り付けることができるようになってい
る。なお、図21において、符号49で示すものは、支柱6
と側部位置決め部材45との間を調整する調整部材であ
る。調整部材45は側部位置決め部材45の背面壁部に掛合
して吊り下げられている。
【0042】このように形成したので、支柱6にガセッ
トプレート12を溶着する際は、ゲージプレート25のゲー
ジ27にガセットプレート12の孔部を掛合させてからその
上面に支柱6を載置して支柱6の側部を側部位置決め部
材45及び側部当たり部材46によって位置決めすると共
に、支柱6の両端部を端部位置決め部材47によって位置
決め固定してから、支柱6とガセットプレート12とを溶
着する。このようにすれば、支柱6の所望する位置に的
確にガセットプレート12を固着させることが可能にな
る。
【0043】次に、荷棚7の製作治具50を図22に基づい
て説明する。この治具50は、基盤51の上面の、荷棚7の
長手部材7aが位置する、図22における、横方向の一側に
位置決めストッパ52を固定し、他側にクランプ53を配設
すると共に、荷棚7の短手部材7bが位置する、図22にお
ける、縦方向の一側に位置決めストッパ52を固定し、他
側にクランプ53を配設し、さらに、荷棚7の長手部材7a
の一方側の端部に位置決めストッパ52を固定したもので
ある。
【0044】このように構成した治具50を用いて荷棚7
を製作する場合、荷棚7の長手部材7aと短手部材7bとを
直交するように配置し、長手部材7a及び短手部材7bの横
方向の一側及び縦方向の一側を位置決めストッパ52に、
また、長手部材7aの端部を位置決めストッパ52に各々当
接させ、さらに、長手部材7a及び短手部材7bの横方向の
他側及び縦方向の他側をクランプ53によって押圧して位
置決めして、溶接することにより、長手部材7a及び短手
部材7bを直角に正確に溶着させることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、フロア上の、倒
置した複数本の支柱を並設させる架台の長手方向の一側
にゲージを有するゲージプレートを設けて、このゲージ
プレートに支柱端部に取り付けるベースプレートまたは
ジョイントプレートを当接させて位置決めしたので、ベ
ースプレートまたはジョイントプレートの直角度を確実
にだすことができる。
【0046】さらに、架台の長手方向の他側に移動可能
の、ゲージを有するゲージプレートを設けて、このゲー
ジプレートに支柱端部に取り付けるトッププレートまた
はジョイントプレートを当接させると共に、ゲージプレ
ートを移動させて支柱の長手方向の位置決めをしたの
で、トッププレートまたはジョイントプレートの直角度
及び全長の位置決めを正確に行うことができる。
【0047】架台の短手方向の一側に固定した位置決め
ストッパに支柱の外側位置を当接させたので、支柱の一
側の架台に面に対する直角度をだすことができる。ま
た、架台の短手方向の他側に固定した幅決めストッパに
支柱の内側位置を当接させたので、支柱の他側の、架台
の面に対する直角度をだすことができる。さらに、架台
の短手方向の他側に設けたクランプによって支柱の外側
位置を当接させたので、これによって、確実にラックの
幅決めをすることができる。
【0048】そして、架台上面の複数本の支柱の間に固
定させたラチス用縦位置決めピースに斜めに配設したラ
チスを載せ、ラチスの高さ方向の位置決めをし、また、
ラチス横位置決めピースにラチスの側部を当接させて幅
方向の位置決めしたので、ラチス両端の斜めの角度合わ
せ面を確実に支柱の内側に接触させて溶着させることが
できる。また、架台に設けた荷棚固定治具に荷棚を当接
させて支柱に直交させた荷棚の位置決めしたので、荷棚
の直角度及び荷棚の間隔ピッチを確実にだすことができ
る。
【0049】したがって、ラックの製作時に、その都
度、溶接のための罫書きをする必要がなく、また、ラッ
クが流れ作業によって製作できるので、作業が簡単にな
って作業能率を向上させることができる。また、治具の
架台に支柱を載置すれば、支柱の全体及び溶接位置を的
確に位置決めすることができる。これにより、溶接の正
確度が向上して同一のラックを確実に製作することがで
き、溶接精度を向上させることができる。このようにラ
ックの溶接精度が向上すると、スタッカークレーンが所
望する荷棚を確実に検知することができる。
【0050】請求項2記載の発明は、基礎ベースの長手
方向の上面に水平に配設した複数個のゲージプレートの
ゲージに支柱に取り付けるためのガセットプレートを掛
合させて位置決めをしたので、ガセットプレートの支柱
への取付位置を正確に位置決めすることができる。さら
に、ガセットプレートの上面に支柱を載置し、支柱の長
手方向に沿う部分の一側部を基礎ベースの側部に設けた
側部位置決め部材に当接させ、さらに、支柱の長手方向
の沿う部分の他側部を側部当たり部材に当接させて支柱
の両側部の位置決めをしたので、支柱の横方向を基礎ベ
ースに確実に固定することができる。さらに、支柱の長
さ方向の両端部を端部位置決め部材に当接させて支柱全
体を固定したので、支柱の長さ方向の位置決めを確実に
行うことができる。この状態で支柱とガセットプレート
とを溶着させて一体に固定すれば、ガセットを支柱の適
宜位置に的確に取り付けることができる。
【0051】請求項3記載の発明は、基盤上に固定した
位置決めストッパに荷棚の長手部材の長さ方向に沿う部
分の一側を当接させて位置決め固定させると共に、基盤
上に配置したクランプ部材で長手部材の長さ方向に沿う
部分の他側の位置決めをしたので、荷棚の長手部材の長
さ方向に沿う部分の両側を位置決めして固定することが
できる。さらに、基盤上に固定した位置決めストッパに
荷棚の短手部材の長さ方向に沿う部分の一側を当接させ
て位置決め固定させると共に、基盤上に配置したクラン
プ部材で短手部材の長さ方向に沿う部分の他側の位置決
めをしたので、荷棚の短手部材の長さ方向に沿う部分の
両側を位置決めして固定することができる。そして、基
盤上に固定した位置決めストッパに荷棚の長手部材の一
側端部を当接させて位置決め固定させたので、荷棚の長
手部材の一側端部及び荷棚全体を位置決めをして正確な
荷棚を製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す上面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明の基礎ベースの上面図である。
【図4】図3に示すものの正面図である。
【図5】図3に示すものに部材を追加して形成した架台
の側面図である。
【図6】図5に示す保持脚の上面図である。
【図7】図1に示すもののA部の拡大上面図である。
【図8】図7に示すもののゲージプレートのH矢視図で
ある。
【図9】図1に示すもののB部の拡大上面図である。
【図10】図9に示すもののI矢視図である。
【図11】図1に示すもののC部の拡大上面図である。
【図12】図11に示すもののJ矢視図である。
【図13】図1に示すもののC部及びD部の拡大側面図
である。
【図14】図1に示すもののE部の拡大上面図である。
【図15】図14に示すもののK矢視図である。
【図16】図1に示すもののF部の上面図である。
【図17】図16に示すもののL矢視図である。
【図18】図1に示すもののG部の拡大正面図である。
【図19】図18に示すもののM矢視図である。
【図20】本発明のラック用支柱にガセットプレートを
取付ける治具の正面図である。
【図21】図20に示すものの上面図である。
【図22】本発明のラック用荷棚を製作する治具の上面
図である。
【図23】立体自動倉庫のラック構築物を説明するため
の斜視図である。
【図24】立体自動倉庫のスタッカークレーンの模式図
である。
【図25】立体自動倉庫のラック構築物の一部であるラ
ックの正面図である。
【図26】図25に示すものの側面図である。
【図27】支柱に溶着した荷棚によって荷物を保持して
いるところを示す正面図である。
【図28】立体自動倉庫を模式的に示す上面図である。
【図29】立体自動倉庫を模式的に示す正面図である。
【図30】ラック下端部の斜視図である。
【図31】支柱の一例を示し、支柱背面側の上面図であ
る。
【符号の説明】
6 支柱 7 荷棚 8 ラチス 9 ラック 10 フロア 12 ガセットプレート 16 架台 24 トッププレート 25 ゲージプレート 27 ゲージ 28 荷棚固定治具 33 位置決めストッパ 34 幅決めストッパ 35 クランプ 36 ラチス縦位置決めピース 37 ラチス横位置決めピース 41 ベースプレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア上に倒置させた複数本の支柱を並
    設保持する架台を設け、該架台の長手方向の一側に前記
    支柱端部に取り付けるベースプレートまたはジョイント
    プレートが当接する、ゲージを有するゲージプレートを
    設け、前記架台の長手方向の他側に前記支柱端部に取り
    付けるトッププレートまたはジョイントプレートが当接
    する、ゲージを有するゲージプレートを移動可能に配設
    し、前記架台の短手方向の一側に前記支柱の外側位置を
    決める位置決めストッパを固定し、前記架台の短手方向
    の他側に前記支柱の内側位置を決める幅決めストッパを
    固定すると共に、前記支柱の外側位置に当接するクラン
    プを設け、前記架台の上面の前記複数本の支柱の間に、
    斜めに配設したラチスの高さ方向の位置決めをするラチ
    ス縦位置決めピースを固定し、さらに、前記ラチスの幅
    方向の位置決めをするラチス横位置決めピースを設け、
    前記架台に、前記支柱に直交させて取り付ける四辺形の
    荷棚の位置決めをする荷棚固定治具を立設したことを特
    徴とする立体自動倉庫のラックの製作治具。
  2. 【請求項2】 基礎ベースの長手方向の両側に前記支柱
    の側部の位置決めをする側部位置決め部材及び側部当た
    り部材を対向させて設けると共に、前記基礎ベースの支
    柱の端部が位置する部位に前記支柱の端部に当接して前
    記支柱の長さ方向の端部の位置決めをする端部位置決め
    部材を固定し、さらに、前記基礎ベースの長手方向上面
    に前記支柱に取り付けるガセットプレートの位置決めを
    する、ゲージを有する複数個のゲージプレートを水平に
    配置したことを特徴とする立体自動倉庫のラックの製作
    治具。
  3. 【請求項3】 基盤上に前記四辺形の荷棚の長手部材の
    長さ方向に沿う部分の一側を位置決めをする位置決めス
    トッパを固定すると共に、他側を位置決めするクランプ
    部材を配置し、前記荷棚の短手部材の長さ方向に沿う部
    分の一側を位置決めをする位置決めストッパを固定する
    と共に、他側を位置決めするクランプ部材を配置し、さ
    らに、長手部材の一側端部を固定する位置決めストッパ
    を設けたことを特徴とする立体自動倉庫のラックの製作
    治具。
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