JPH10297982A - コンクリートプライマー樹脂組成物及びその構造体 - Google Patents
コンクリートプライマー樹脂組成物及びその構造体Info
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- JPH10297982A JPH10297982A JP10892597A JP10892597A JPH10297982A JP H10297982 A JPH10297982 A JP H10297982A JP 10892597 A JP10892597 A JP 10892597A JP 10892597 A JP10892597 A JP 10892597A JP H10297982 A JPH10297982 A JP H10297982A
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Abstract
材と直接接するプライマー層の性能は、防食塗装全体の
耐久性、信頼性に大きく影響する。特に基材の水分状態
により、接着強度が大きく変化するため従来のプライマ
ーでは、施工できないことがある。また、背水圧のかか
った状態での耐水接着試験等では、接着強度が低下し、
膨れ等の剥離が発生することがあった。 【解決手段】 本発明は、(A) 空乾性付与型不飽和エポ
キシエステル、(B) アルコキシシラン基含有不飽和単量
体と(C) 水酸基含有不飽和単量体からなることにより、
コンクリートの水分状態に関わらずプライマーとして使
用可能であり、硬化剤、促進剤と共にコンクリートに塗
布、硬化させることにより、コンクリートとの接着性、
耐久性に優れた塗膜を得ることができる。
Description
塗装においてプライマーとして使用する樹脂組成物に関
するものであり、基材との接着性に優れ、さらに後工程
に用いるアクリル系樹脂等のラジカル硬化型樹脂との接
着性にも優れるため、耐久性に優れた防食施工システム
を提供しようとするものである。
は、多数存在するが、中でもラジカル常温硬化型の不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、アクリル系
樹脂は速硬化性で、冬場の低温でも硬化可能であるため
需要が伸びている。ライニング材を施工する前のコンク
リート表面には、接着性を高めるためにプライマーを塗
布工程が通常行われている。しかし、従来前記の樹脂を
溶剤、重合性単量体等で低粘度化したプライマーは、コ
ンクリートとの接着性、耐久性に問題がある。よって一
般的には、プライマーにはイソシアネート化合物が用い
られている。
材のコンクリートの表面状態、水分の存在状況に大きく
左右される。特に打設直後、降雨後等の湿潤状態では既
存のプライマーでは、塗布不可能または、十分な接着強
度が得られないため、最表面が乾燥状態になるまで施工
日時を延期するのが普通であった。特に、イソシアネー
ト化合物は、水分等で自己架橋するのみで基材との化学
的結合に乏しく、多量の水分で発泡したりして、界面剥
離を起こす傾向がある。
る湿潤面プライマーとして幾つか市販されているが、我
々がテストした結果、乾燥接着に比べ湿潤時接着強度が
極めて低く実用性が乏しいことが判明した。
開平1−113471号公報、特開平1−113469
号公報で不飽和シラン化合物、不飽和イソシアネート化
合物を主成分とするアクリル系樹脂組成物が提案されて
いる。これは、アルコキシシラン化合物が加水分解後、
基材と化学的に結合するという公知の技術を利用したも
のだが、これも我々が実際にテストした結果、湿潤接着
強度が低く、さらに樹脂の嫌気性のため、表面が十分硬
化せず次工程に進めない等作業性に問題が有ることが判
明した。また、これはシラン化合物を多量に使用するた
め極めて高価であり、残念ながら実用性の低いものであ
った。さらに別の試みとして、特開平−2−15046
6号公報では、不飽和ポリエステル樹脂等と水硬化性珪
酸塩の混合物に硬化剤として水と有機過酸化物を添加し
複合硬化する施工法が提案されている。
厳密な管理が必要である。よって市場では、施工の簡単
な一液もしくは、二液タイプの硬化性樹脂が望まれてい
る。加えて長期の耐久性が有り、接着性能の安定した信
頼性ある材料が求められている。
ンクリートとの接着性、硬化性に優れる、後工程の樹脂
との接着性にも優れるコンクリートプライマー樹脂組成
物、及びそのコンクリート構造体にある。
めに鋭意研究した結果、空乾性付与成分含有不飽和エポ
キシエステル樹脂 (A)と、無機物と化学結合するアルコ
キシシラン基含有不飽和単量体 (B)と、接着界面の水分
を吸収する水酸基含有不飽和単量体 (C)と、粘度調節と
水分排除のために添加する、沸点120℃以下の親水性
水性有機溶剤 (D)からなる樹脂組成物を施工現場でラジ
カル重合により硬化させるプライマーが実用上十分な空
乾性を有し、且つ高い接着強度、耐久性等に優れた特性
を有することを見いだし本発明をするに至った。
エポキシエステル樹脂と、(B) アルコキシシラン基含有
るエチレン性不飽和単量体と、(C) 水酸基含有エチレン
性不飽和単量体からなることを特徴とするコンクリート
プライマー樹脂組成物、(A):(B)+(C) の割合が、90
〜60:10〜40重量%、且つ(B):(C)の割合が、2
5〜75:75〜25重量%であること、さらに沸点
が、120℃以下の親水性有機溶剤 (D)を含むこと、空
乾性付与型不飽和エポキシエステル樹脂 (A)が、芳香族
エポキシ樹脂と、(メタ)アクリル酸と、(メチル)テ
トラヒドロフタル酸もしくは、モノエステル化合物とを
エステル化して得られること、いづれか記載の樹脂組成
物を塗布してなることを特徴とするコンクリート構造体
を提供するものである。
ト表面が乾燥、湿潤状態に関わらず安定した高い接着強
度を示し、次工程に塗布するスチレン系ビニルエステル
樹脂、アクリル系樹脂何れに対しても安定した二次接着
性を発揮する。
シエステル樹脂(A)とは、芳香族多官能エポキシ化合物
と不飽和モノカルボン酸との反応物と、空乾性付与成分
とを反応することからなる。空乾性付与成分とは、好ま
しくは(メチル)テトラヒドロフタル酸及びそのモノエ
ステル化合物から選ばれる化合物との反応生成物を指称
するものである。
る芳香族多官能エポキシ化合物としては、代表的なもの
のみ例示するに止むれば、ビスフェノールA、F型及び
ノボラック型、臭素化ビスフェノール型、ビスフェノー
ルA、Fのアルキレンオキサイド付加物等がある。樹脂
粘度が低く、靱性の優れたビスフェノール型が好まし
く、望ましいエポキシ当量は、150〜1000g/e
qの範囲である。
ボン酸化合物としては、特に代表的のものを例示するに
止むれば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸モノエ
ステル、マレイン酸モノエステル、クロトン酸である。
これらは単独使用でも2種以上の併用であってもよい
が、耐水性、硬化性の点よりメタクリル酸の使用が望ま
しい。
及びモノエステル化合物として代表的なものにみ例示す
れば、テトラヒドロフタル酸、3−メチルテトラヒドロ
フタル酸、4−メチルテトラヒドロフタル酸、エンドメ
チレンテトラヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸ペ
ンタエリスリトールトリアリルエーテルモノエステル、
テトラヒドロフタル酸トリメチロールプロパンジアリル
エーテルモノエステル等である。これらは単独使用でも
2種以上の併用であってもよいが、表面硬化性の点より
3−メチルテトラヒドロフタル酸の使用が望ましい。
不飽和単量体(B) とは、同一分子内にアルコキシシラン
基と(メタ)アクリル基もしくは、ビニル基を含有する
化合物であり、前記の(A) 不飽和エポキシエステル樹脂
とラジカル共重合可能な単量体である。これらの化合物
(B) は、シランカップリング剤として市販されているも
のが使用可能である。それらの代表的なもののみ例示す
れば、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリルプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルプロピルトリ
エトキシシラン等である。これらは単独使用でも2種類
以上の併用であってもよいが、共重合性のよいメタクリ
ル基含有アルコキシシラン単量体の使用が望ましい。
(C)とは、同一分子内に1個以上の水酸基と(メタ)ア
クリル基もしくは、ビニル基を含有する化合物であり、
前記の不飽和エポキシエステル樹脂(A) とラジカル共重
合性のある単量体である。
れば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシエチルビニルエーテル等である。これら
は単独の使用でも2種類以上の併用であってもよいが、
共重合性と耐水性の点より、メタクリル基含有単量体の
使用が望ましく希釈性能の優れたものがさらによい。接
着性の点より、水酸基価が300〜800KOHmg/gの範
囲の単量体を用いるのが望ましい。
120度以下の親水水性有機溶剤(D)としては、ケトン
系、エーテル系、エステル系、アルコール系有機溶剤が
挙げられる。これらは単独に使用でも2種類以上の併用
であってもよいが希釈性に優れ、沸点が70℃以上のも
のが作業性が安定している。
が望ましい。例えば、ケトン系有機溶剤のメチルエチル
ケトン、メチルイソプロピルケトン、ジエチルケトン、
ジイソプロピルケトン等である。
率のもとに樹脂を調製することが肝要である。まず
(A):(B)+(C)の割合が、好ましくは90〜60:10〜40重量
%である。特に好ましくは、85〜65:15〜35重量%であ
る。この割合で得られる樹脂組成物は、表面硬化性、作
業性、接着性が良好である。さらに、基材コンクリート
の表面付近の状態が、乾燥、湿潤状態を問わず良好な接
着性能を発揮するためには、成分(B),(C) の混合比率が
極めて重要な因子である。安定した性能を発揮するよう
に設計すると、(B):(C)の割合が、好ましくは25〜75:
75〜25重量%となる。基材の種類、水分状態等により最
適比率は変化するが、特に好ましくは、50:50重量%付
近であり、接着性、表面硬化性が安定している。
(A),(B),(C) のみで十分粘度が低く作業性に問題がなけ
れば、添加の必要はないが、粘度が高い場合には、(D)
水溶性有機溶剤により粘度調節することが望ましい。水
溶性有機溶剤を用いることにより、減粘効果の他に、湿
潤状態での基材表面の水分をすばやく樹脂内に吸収し、
硬化後大気に放出する効果が認められる。
間で揮散し難く表面硬化性が悪くなり、次工程に速やか
に進めない等の問題がある。さらに作業性、安全性の点
より、特に沸点が70℃以上の溶剤の使用が好ましい。一
方、疎水性有機溶剤では、沸点が120℃ 以下であっても
湿潤状態の基材に均一に塗布することが難しく、接着性
も低い。
(A),(B),(C) との兼ね合いにより適宜選択、決定され
る。基材の湿潤状態に関わらず、作業性、硬化性、接着
性の高度のバランスを発揮できるように設計するもので
ある。
と親水性有機溶剤 (D)とを70〜90重量部:30〜10重量部
を相互溶解したものが硬化性、作業性上好ましい。
加するのが好ましい。該重合禁止剤としては、ハイドロ
キノン、モノ-t-ブチルハイドロキノン、1,4-ナフト
キノン、パラベンゾキノン、トルハイドロキノン、p-
t-ブチルカテコール、2,6-ジ-t-ブチル-4-メチル
フェノール、フェノチアジン、ナフテン酸銅、酢酸第二
銅等が挙げられ、適宜選択使用される。その使用量は樹
脂組成物中100〜2000ppmが好ましい。
して硬化する。添加し得る硬化剤としては、熱硬化剤、
紫外線硬化剤、電子線硬化剤から選択される1種類以上
のものが挙げられる。硬化剤の使用量は、樹脂組成物1
00重量部に対して通常0.1から10重量部、好まし
くは1から5重量部である。さらに硬化促進剤を併用す
ることが望ましい。
具体的にはジアシルパーオキサイド系、パーオキシエス
テル系、ハイドロパーオキサイド系、ジアルキルパーオ
キサイド系、ケトンパーオキサイド系、パーオキシケタ
ール系、アルキルパーエステル系、パーカーボネート系
等の公知の物が使用され、混練条件、養生温度等で適宜
選択される。
その具体的なものとしては、ベンゾインアルキルエーテ
ルのようなベンゾインエーテル系、ベンゾフェノン、ベ
ンジル、メチルオルソベンゾイルベンゾエートなどのベ
ンゾフェノン系、ベンジルジメチルケタール、2,2−
ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロピオフェノン、4−イソプロピル−2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピオフェノンなどのアセトフェノン
系、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサン
トン、2−イソプロピルチオキサントンなどのチオキサ
ントン系、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルフォ
スフィンオキシドなどのアシルフォスフィンオキシド系
などが挙げられる。
ンゼン、ジサルファイド系化合物等が挙げられる。光硬
化剤とは、ヒドロキシアルキルフェノン系化合物、アル
キルチオキサントン系化合物、スルホニウム塩系化合物
が挙げられる。
バルト、オクテン酸コバルトなどの有機金属塩が挙げら
れ、またアミン類にはジエチルアニリン、N,Nジメチ
ルパラトルイジン、N,N−ジ(ヒドロキシエチル)パ
ラトルイジン、N,N−ジ(ヒドロキシプロピル)パラ
トルイジン、N,Nジメチルパラ安息香酸エステル、フ
ェニルモルホリン等が挙げられ、硬化剤に合わせて適宜
選択、使用される。表面硬化性を向上させるためにコバ
ルト等の金属ドライヤーの使用が望ましい。好ましい添
加量は、樹脂組成物に対し0.1〜2重量部である。
の他のエチレン性不飽和単量体、例えば、スチレン、メ
チルメタクリレート、多価アルコールの(メタ)アクリ
ル酸エステル化合物等を少量なら添加可能である。しか
し、基材が湿潤状態の使用において、疎水性不飽和単量
体の添加は、接着性に悪影響を及ぼす。また著しく高い
親水性不飽和単量体の添加は、長期の耐水接着性に悪影
響を及ぼすことがあるよって充分試験した後、その他の
不飽和単量体の添加量を決定する必要がある。
有機繊維、金属繊維等を補強剤として10〜100重量
%添加して成形物とすることができる。本発明の組成物
に炭酸カルシウム、タルク、マイカ、クレー、シリカパ
ウダー、コロイダルシリカ、硫酸バリウム、水酸化アル
ミニウム、ガラス粉、ガラスビーズ、砂、珪砂等の充填
剤を配合してパテ、シーリング剤や被覆材として使用す
ることができる。同様に充分試験した後、添加量を決定
する必要があるのは言うまでもない。
加剤、骨材その他充填剤を配合した配合物は乾燥、湿潤
状態のコンクリート、モルタル等の基材にプライマーと
して幅広く塗工が可能で良好な基材接着性を示す。さら
に次工程で塗工する、アクリル樹脂、ビニルエステル樹
脂との接着性も良好であるため、耐久性に優れた防食塗
装システムを提供できる。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。また文章中「部」とあるのは、重量部を示すもの
である。
脂 (VE−1)の製造 温度計、攪拌機、不活性ガス導入口、及び還流冷却器を
備えた1リットルの四つ口フラスコにビスフェノールF
型エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業(株)製エピクロ
ン830、エポキシ当量174)を696部、3メチル
テトラヒドロ無水フタル酸83部、蒸留水9部、トリス
(ジメチルアミノ)フェノール1.5部を仕込み窒素雰
囲気下110℃で2時間反応した。酸価が1以下になっ
たのを確認して、メタクリル酸を253部、ハイドロキ
ノン0.8部加え、空気雰囲気下110℃で6時間反応
した。酸価が15以下となったのでトルハイドロキノン
0.1部とナフテン酸銅0.1部とメチルエチルケトン
を254部を加え、不揮発分80重量%、ガードナー粘
度S、ガードナーカラー4の樹脂液(中間体)を得た。
脂 (VE−2)の製造 製造例1の製造方法に準じてビスフェノールA型エポキ
シ樹脂(大日本インキ化学工業(株)製エピクロン85
0、エポキシ当量187)を748部、3メチルテトラ
ヒドロ無水フタル酸83部、蒸留水9部、トリス(ジメ
チルアミノ)フェノール1.5部を仕込み窒素雰囲気下
110℃で2時間反応した。酸価が1以下になったのを
確認して、メタクリル酸を253部、ハイドロキノン
0.8部加え、空気雰囲気下110℃で6時間反応し
た。酸価が15以下となったのでトルハイドロキノン
0.1部とナフテン酸銅0.1部とメチルエチルケトン
を273部を加え、不揮発分80重量%、ガードナー粘
度U、ガードナーカラー4の樹脂液(中間体)を得た。
脂 (VE−3)の製造 製造例1の製造方法に準じてビスフェノールF型エポキ
シ樹脂(大日本インキ化学工業(株)製エピクロン83
0、エポキシ当量174)を696部、ヘキサヒドロ無
水フタル酸77部、蒸留水9部、トリス(ジメチルアミ
ノ)フェノール1.5部を仕込み窒素雰囲気下110℃
で2時間反応した。酸価が1以下になったのを確認し
て、メタクリル酸を253部、ハイドロキノン0.8部
加え、空気雰囲気下110℃で6時間反応した。酸価が
15以下となったのでトルハイドロキノン0.1部とナ
フテン酸銅0.1部とメチルエチルケトンを257部を
加え、不揮発分80重量%、ガードナー粘度T、ガード
ナーカラー5の樹脂液(中間体)を得た。
脂 (VE−4)の製造 製造例1の製造方法に準じてビスフェノールA型エポキ
シ樹脂(大日本インキ化学工業(株)製エピクロン85
0、エポキシ当量174)を748部、メタクリル酸3
01部、トリス(ジメチルアミノ)フェノール2部、ハ
イドロキノン1.0部を仕込み空気雰囲気下110℃で
4時間反応した。酸価が40以下になったのを確認し
て、テトラヒドロフタル酸ペンタエリスリトールトリア
リルエーテルモノエステルを149部を加えさらに11
0℃で4時間反応した。酸価が15以下となったのでト
ルハイドロキノン0.12部とナフテン酸銅0.12部
とメチルエチルケトンを300部を加え、不揮発分80
重量%、ガードナー粘度R、ガードナーカラー5の樹脂
液(中間体)を得た。
〜6 上記で製造した不飽和エポキシエステル樹脂液(VE−
1〜4)80部と、エチレン性不飽和単量体20部を配
合した樹脂液100部に対し、6%ナフテン酸コバルト
を0.5部、N,N−ジ(ヒドロキシエチル)パラトル
イジンを0.2部を添加したプライマー樹脂を調整し
た。詳細な配合例を表−1に示す。得られた樹脂を用い
てコンクリート用プライマーとしての下記の評価試験を
行い、結果を表−2、−3に示した。 プライマー樹脂
組成物評価結果(試験法−1)、プライマー樹脂組成物
評価結果(試験法−2)
4及び比較例1〜3) 配合例1〜6で得られた樹脂100部に50%ベンゾイ
ルパーオキサイドを2.0部添加、均一攪拌後、市販の
JISコンクリート歩道板(30cm×30cm×6cm)に
厚さ約0.1mmになるようにプライマーを塗布し、室温
で約12時間放置した。塗布後、歩道板の上部より下約
5mmまでの水位になるように水槽に浸積して保存した。
約12時間後、表面硬化性を確認した後、次工程のライ
ニング剤2種類A、B半分づつ施工した。ライニング材
は以下の通りである。
オバーVU180)のみライニング B−スチレン系ビニルエステル樹脂(アトラック580
J)とガラス繊維(450 番)を2枚のFRPライニング (上記何れも、大日本インキ化学工業(株)製の熱硬化性
樹脂。使用している不飽和単量体は、メチルメタクリレ
ート、スチレン等で市販の防食用樹脂に一般的に使用さ
れているものである。) ライニング剤施工後2日以上放置し、プライマーの接着
強度を測定した。
キシ樹脂で表面を研磨したライニング剤に接着して室温
で約1日静置した後、市販の油圧式引っ張り試験機(モト
フシ゛製、フ゜ルケ゛ーシ゛)を用いて、室温で載荷速度1kgf/cm2/
secで試験した。その結果を表−2に示した。さらに長
期保存して接着耐久性も評価した。
させて評価した。 2)湿潤コンクリート面への接着性評価 ( 実施例5〜
8及び比較例3〜6) 実施例、比較例で得られた樹脂100部に50%ベンゾ
イルパーオキサイド2.0部添加、均一攪拌後、7日間
室温で水中に浸積させておいた市販の歩道板を水中より
引き上げ、ゴム製ヘラで表面の浮き水を除き、表面が濡
れ色状態である間に速やかに、厚さ約0.1mmになるよ
うにプライマーを塗布し、室温で約12時間放置した。
同様に塗布後、歩道板の上部より下約5mmまでの水位に
なるように水槽に浸積して保存した。約12時間後、表
面硬化性を確認した後、次工程のライニング剤2種類
A、B半分づつ施工した。ライニング剤施工後2日以上
放置し、プライマーの接着強度を同様にして測定した。
さらに同様に長期の接着耐久性も評価した。その結果を
表−3に示した。
能) ○:僅かに粘着性があるが、十分硬化している(歩行可
能) △:粘着性があり、硬化が不十分 (歩行は
難しい) ×:ほとんど液状で、硬化していない (歩行不
可)
2−湿潤面) ◎:アクリル、スチレン系樹脂とも使用可能、耐久性、
硬化性も良好 ○:アクリル、スチレン系樹脂とも使用可能、耐久性は
良好 △:アクリル、スチレン系樹脂とも使用可能、耐久性、
硬化性が不十分 ×:プライマーとしての使用は、かなり難しい
プライマー塗布約12時間で歩行可能で次工程に移れる
こと。接着性では、乾燥、湿潤に関わらず高い接着強度
を有すること。(最低でも 20 Kgf/cm2以上) さら
に、長期の耐水接着試験において安定した強度を示し、
必要最低以上の値を保持していることである。
る。 MeOSi γ-メタクリルフ゜ロヒ゜ルトリメトキシシラン HEMA ヒト゛ロキシエチルメタクリレート HPMA ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ルメタクリレート MMA メチルメタクリレート THFMA テトラヒト゛ロフリルメタクリレート MEK メチルエチルケトン
ちらのコンクリート基材に対しても安定した硬化性、接
着性能を示すのは、実施例のみである。
に調和しており、作業性の優れた2液硬化型のコンクリ
ートプライマーを提供できる。基材の水分状態に関わら
ず、安定した硬化性と接着性を示す。さらに、次工程に
塗布するライニング材とも良好な二次接着性を有し、耐
水接着性等の長期の耐久性も実用上十分である、このプ
ライマーからなる防食層は、長期にわたりコンクリート
構造物の劣化を防止することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A) 空乾性付与型不飽和エポキシエステ
ル樹脂と、 (B) アルコキシシラン基含有るエチレン性不飽和単量体
と、 (C) 水酸基含有エチレン性不飽和単量体からなることを
特徴とするコンクリートプライマー樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A):(B)+(C) の割合が、90〜60:
10〜40重量%、且つ(B):(C)の割合が、25〜7
5:75〜25重量%であることを特徴とする請求項1
記載のコンクリートプライマー樹脂組成物。 - 【請求項3】 さらに沸点が、120℃以下の親水性有
機溶剤 (D)を含むことを特徴とする請求項1〜2いずれ
か記載のコンクリートプライマー樹脂組成物。 - 【請求項4】 空乾性付与型不飽和エポキシエステル樹
脂 (A)が、芳香族エポキシ樹脂と、(メタ)アクリル酸
と、(メチル)テトラヒドロフタル酸もしくは、モノエ
ステル化合物とをエステル化して得られることを特徴と
する請求項1〜3いずれかの記載の樹脂組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜4いずれかに記載の樹脂組成
物を塗布してなることを特徴とするコンクリート構造
体。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10892597A JP4066081B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | コンクリートプライマー樹脂組成物及びその構造体 |
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|---|---|---|---|
| JP10892597A JP4066081B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | コンクリートプライマー樹脂組成物及びその構造体 |
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| JPH10297982A true JPH10297982A (ja) | 1998-11-10 |
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| JP10892597A Expired - Fee Related JP4066081B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | コンクリートプライマー樹脂組成物及びその構造体 |
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| JP (1) | JP4066081B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307174A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc | 二液硬化型水性ウレタンアルキッド樹脂組成物及びその用途 |
| JP2007070594A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-03-22 | Dainippon Ink & Chem Inc | ウレタン変性エポキシ樹脂組成物及びその硬化物 |
| JP2008063450A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Atomix Co Ltd | 水性プライマー |
| JP2010053239A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Dow Corning Toray Co Ltd | 光硬化型プライマー組成物、該組成物からなるプライマー層を備えた構造体およびその製造方法 |
| KR20240102255A (ko) * | 2022-12-26 | 2024-07-03 | 한국전자기술연구원 | 혼성 에폭시 시스템의 고내열 에폭시 접착 조성물 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10892597A patent/JP4066081B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| KR20240102255A (ko) * | 2022-12-26 | 2024-07-03 | 한국전자기술연구원 | 혼성 에폭시 시스템의 고내열 에폭시 접착 조성물 |
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