JPH10298575A - 防錆油組成物 - Google Patents
防錆油組成物Info
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- JPH10298575A JPH10298575A JP10767497A JP10767497A JPH10298575A JP H10298575 A JPH10298575 A JP H10298575A JP 10767497 A JP10767497 A JP 10767497A JP 10767497 A JP10767497 A JP 10767497A JP H10298575 A JPH10298575 A JP H10298575A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切削油などの加工油の混入があっても防錆性
能が損なわれない防錆油組成物を提供する。 【解決手段】 下記の三成分を配合した防錆油組成物 (A)オキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチ
レンアルキルアミン、モノアルキルアミン、ジアルキル
アミン、トリアルキルアミンおよびアルキレンジアミン
からえらんだアミン類(アルキル基の炭素数6〜24、
好ましくは8〜18)の1種または2種以上:0.1〜
30質量%、(B)芳香族スルホン酸のアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の塩基性または中性の塩、多価ア
ルコールのヒドロキシル基の一部を脂肪族カルボン酸ま
たは芳香族カルボン酸でエステル化した部分エステル、
および酸化ワックスのカルボキシル基の一部をエステル
化した部分エステルのアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の塩の1種または2種以上:1〜30質量%、なら
びに(C)基油として、防錆油に通常使用される鉱油で
あって、40℃における粘度が0.5〜20mm2/sの範
囲のもの:40〜98.9質量%。
能が損なわれない防錆油組成物を提供する。 【解決手段】 下記の三成分を配合した防錆油組成物 (A)オキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチ
レンアルキルアミン、モノアルキルアミン、ジアルキル
アミン、トリアルキルアミンおよびアルキレンジアミン
からえらんだアミン類(アルキル基の炭素数6〜24、
好ましくは8〜18)の1種または2種以上:0.1〜
30質量%、(B)芳香族スルホン酸のアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の塩基性または中性の塩、多価ア
ルコールのヒドロキシル基の一部を脂肪族カルボン酸ま
たは芳香族カルボン酸でエステル化した部分エステル、
および酸化ワックスのカルボキシル基の一部をエステル
化した部分エステルのアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の塩の1種または2種以上:1〜30質量%、なら
びに(C)基油として、防錆油に通常使用される鉱油で
あって、40℃における粘度が0.5〜20mm2/sの範
囲のもの:40〜98.9質量%。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属に切削、研
削、プレス、研磨など種々の加工を施した後にその加工
品に対して使用したとき、加工油が混入しても、防錆性
能が損なわれず確保できる防錆油組成物に関する。
削、プレス、研磨など種々の加工を施した後にその加工
品に対して使用したとき、加工油が混入しても、防錆性
能が損なわれず確保できる防錆油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】金属の加工に当って、多くの場合、切削
油、プレス油、研削油など、加工の種類に応じてさまざ
まな加工油を使用する。 通常これらの加工油には、油
性向上剤、極圧性向上剤などの添加剤が添加されている
し、加工に伴って金属の粉末が発生することもある。
加工後の部品にこのような添加剤や金属粉末が付着して
いると、錆びが発生しやすくなる。 そこで、金属粉末
を除去し、防錆性能を確保する目的で、加工後に、低粘
度の防錆油を適用することが行なわれている。しかし、
金属加工油が防錆油に混入することは避けがたく、しば
しば防錆油を新品に交換したり、加工後に予備洗浄ライ
ンを設置して金属加工油を除去したりする必要があっ
た。
油、プレス油、研削油など、加工の種類に応じてさまざ
まな加工油を使用する。 通常これらの加工油には、油
性向上剤、極圧性向上剤などの添加剤が添加されている
し、加工に伴って金属の粉末が発生することもある。
加工後の部品にこのような添加剤や金属粉末が付着して
いると、錆びが発生しやすくなる。 そこで、金属粉末
を除去し、防錆性能を確保する目的で、加工後に、低粘
度の防錆油を適用することが行なわれている。しかし、
金属加工油が防錆油に混入することは避けがたく、しば
しば防錆油を新品に交換したり、加工後に予備洗浄ライ
ンを設置して金属加工油を除去したりする必要があっ
た。
【0003】頻繁に防錆油を新油に交換するとなると、
コストが上昇することはもちろんであり、また交換時に
はラインの停止を余儀なくされるから、生産性にも影響
がある。 予備洗浄のラインを設ければラインを停止し
なくて済むが、それには設備費を要するのはもちろんの
こと、場所の確保、メンテナンスの必要など、新たな問
題が発生する。
コストが上昇することはもちろんであり、また交換時に
はラインの停止を余儀なくされるから、生産性にも影響
がある。 予備洗浄のラインを設ければラインを停止し
なくて済むが、それには設備費を要するのはもちろんの
こと、場所の確保、メンテナンスの必要など、新たな問
題が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような従来技術の問題にかんがみ、金属の加工を行な
っている現行のラインをそのまま使用することを前提と
して、切削油などの加工油の混入があっても防錆性能が
損なわれず、したがって防錆油を新油に交換する回数を
著しく低減することが可能であり、結果としてコストの
低減と生産性向上に寄与することができる、低粘度の、
洗浄油を兼ねた防錆油組成物を提供することにある。
のような従来技術の問題にかんがみ、金属の加工を行な
っている現行のラインをそのまま使用することを前提と
して、切削油などの加工油の混入があっても防錆性能が
損なわれず、したがって防錆油を新油に交換する回数を
著しく低減することが可能であり、結果としてコストの
低減と生産性向上に寄与することができる、低粘度の、
洗浄油を兼ねた防錆油組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の防錆油組成物は、下記の三成分からなる。
発明の防錆油組成物は、下記の三成分からなる。
【0006】(A)オキシエチレンアルキルアミン、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、モノアルキルアミ
ン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、アルキレ
ンジアミンおよびポリオキシエチレンアルキレンジアミ
ンからえらんだアミン類の1種または2種以上:0.1
〜30質量%、(B)芳香族スルホン酸塩、脂肪族カル
ボン酸および芳香族カルボン酸ならびにそれらのエステ
ルおよび塩からえらんだ酸または酸誘導体の1種または
2種以上:1〜30質量%、ならびに(C)基油:40
〜98.9質量%。
リオキシエチレンアルキルアミン、モノアルキルアミ
ン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、アルキレ
ンジアミンおよびポリオキシエチレンアルキレンジアミ
ンからえらんだアミン類の1種または2種以上:0.1
〜30質量%、(B)芳香族スルホン酸塩、脂肪族カル
ボン酸および芳香族カルボン酸ならびにそれらのエステ
ルおよび塩からえらんだ酸または酸誘導体の1種または
2種以上:1〜30質量%、ならびに(C)基油:40
〜98.9質量%。
【0007】
【発明の実施態様】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明の防錆油組成物を構成するA成分の
アミン類は、上記のように、オキシエチレンアルキルア
ミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、モノアルキ
ルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、ア
ルキレンジアミンおよびポリオキシエチレンアルキレン
ジアミンのいずれかである。 ここで「アルキル」の語
は、以下の記述を通じて、飽和脂肪族炭化水素基が10
0%を占める場合に限らず、モノ−またはジ−不飽和の
炭化水素基すなわちアルケニル基が、天然の油脂原料か
ら取得した脂肪酸に含有される程度の少量、混在する場
合を包含する。
アミン類は、上記のように、オキシエチレンアルキルア
ミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、モノアルキ
ルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、ア
ルキレンジアミンおよびポリオキシエチレンアルキレン
ジアミンのいずれかである。 ここで「アルキル」の語
は、以下の記述を通じて、飽和脂肪族炭化水素基が10
0%を占める場合に限らず、モノ−またはジ−不飽和の
炭化水素基すなわちアルケニル基が、天然の油脂原料か
ら取得した脂肪酸に含有される程度の少量、混在する場
合を包含する。
【0009】オキシエチレンアルキルアミンは下式で示
す構造をもつ二級または三級アミンであって、
す構造をもつ二級または三級アミンであって、
【0010】
【化1】
【0011】〔式中、R1 はアルキル基をあらわす。〕 このアルキル基は、炭素数が6〜24の範囲からえら
ぶ。 炭素数が6未満では防錆性が低く、一方、炭素数
が24を超えると、揮発性および溶解性が不足して、や
はり不都合である。 好ましい範囲は、8〜18であ
る。 好適なオキシエチレンアルキルアミンの具体例と
しては、オキシエチレンドデシルアミン、オキシエチレ
ンやしアミン、オキシエチレンオクタデシルアミン、オ
キシエチレン牛脂アミンなどがあげられる。
ぶ。 炭素数が6未満では防錆性が低く、一方、炭素数
が24を超えると、揮発性および溶解性が不足して、や
はり不都合である。 好ましい範囲は、8〜18であ
る。 好適なオキシエチレンアルキルアミンの具体例と
しては、オキシエチレンドデシルアミン、オキシエチレ
ンやしアミン、オキシエチレンオクタデシルアミン、オ
キシエチレン牛脂アミンなどがあげられる。
【0012】ポリオキシエチレンアルキルアミンは、下
式であらわされるような構造の
式であらわされるような構造の
【0013】
【化2】
【0014】アルキル基を1個または2個有するととも
に、エチレンオキサイドが複数付加した有機基を2個ま
たは1個有する三級アミンである。 アルキル基の炭素
数は、ここでも6〜24の範囲から選ぶ。 炭素数が6
未満であると防錆性が低く、24を超えると、揮発性お
よび溶解性が不足する。 好ましい炭素数は、やはり8
〜18である。 エチレンオキサイドの付加モル数n
は、2〜60の範囲が適当である。 60を超えると、
溶解性が低下する。 好ましくは2〜15である。好適
なポリオキシエチレンアルキルアミンの具体例として
は、ポリオキシエチレンドデシルアミン、ポリオキシエ
チレンやしアミン、ポリオキシエチレンオクタデシルア
ミン、ポリオキシエチレン牛脂アミンなどがあげられ
る。
に、エチレンオキサイドが複数付加した有機基を2個ま
たは1個有する三級アミンである。 アルキル基の炭素
数は、ここでも6〜24の範囲から選ぶ。 炭素数が6
未満であると防錆性が低く、24を超えると、揮発性お
よび溶解性が不足する。 好ましい炭素数は、やはり8
〜18である。 エチレンオキサイドの付加モル数n
は、2〜60の範囲が適当である。 60を超えると、
溶解性が低下する。 好ましくは2〜15である。好適
なポリオキシエチレンアルキルアミンの具体例として
は、ポリオキシエチレンドデシルアミン、ポリオキシエ
チレンやしアミン、ポリオキシエチレンオクタデシルア
ミン、ポリオキシエチレン牛脂アミンなどがあげられ
る。
【0015】モノアルキルアミン、ジアルキルアミンお
よびトリアルキルアミンは、アルキル基の少なくとも1
個が炭素数6〜24、好ましくは8〜18の長鎖アルキ
ル基である、一級、二級または三級のアミンである。
ジアルキルアミンおよびトリアルキルアミンの場合、長
鎖アルキル基以外の1個または2個の基は、炭素数24
まで、好ましくは18までの、短鎖または長鎖のアルキ
ル基である。 (ポリ)オキシエチレンアルキルアミンと
同様に、長鎖のアルキル基の炭素数が6未満であると防
錆性が低く、24を超えると揮発性および溶解性が悪く
なり、期待する性能を発揮できない。
よびトリアルキルアミンは、アルキル基の少なくとも1
個が炭素数6〜24、好ましくは8〜18の長鎖アルキ
ル基である、一級、二級または三級のアミンである。
ジアルキルアミンおよびトリアルキルアミンの場合、長
鎖アルキル基以外の1個または2個の基は、炭素数24
まで、好ましくは18までの、短鎖または長鎖のアルキ
ル基である。 (ポリ)オキシエチレンアルキルアミンと
同様に、長鎖のアルキル基の炭素数が6未満であると防
錆性が低く、24を超えると揮発性および溶解性が悪く
なり、期待する性能を発揮できない。
【0016】モノアルキルアミンの具体例としては、ド
デシルアミン、ココナットアミン、カプリルアミン、ミ
リスチルアミン、オクタデシルアミン、オレイルアミ
ン、牛脂アミンなどがあげられる。 ジアルキルアミン
の具体例としては、ジオレイルアミン、ジステアリルア
ミンなどがあげられる。 トリアルキルアミンの具体例
としては、ジメチルココナットアミン、ジメチルオクチ
ルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルラウリルア
ミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチル
アミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチルオレイル
アミン、ジラウリルモノメチルアミン、トリオクチルア
ミンなどがあげられる。
デシルアミン、ココナットアミン、カプリルアミン、ミ
リスチルアミン、オクタデシルアミン、オレイルアミ
ン、牛脂アミンなどがあげられる。 ジアルキルアミン
の具体例としては、ジオレイルアミン、ジステアリルア
ミンなどがあげられる。 トリアルキルアミンの具体例
としては、ジメチルココナットアミン、ジメチルオクチ
ルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルラウリルア
ミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチル
アミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチルオレイル
アミン、ジラウリルモノメチルアミン、トリオクチルア
ミンなどがあげられる。
【0017】アルキレンジアミンは、たとえば下式であ
らわされるような、
らわされるような、
【0018】
【化3】
【0019】〔式中、R2 はアルキレン基をあらわ
す。〕 アルキル基を1〜4個有する三級ジアミンである。 ア
ルキル基が1個のもの、つまり上式の構造をもつジアミ
ンが好ましい。 アルキレンジアミンにおいてもR1 の
アルキル基の炭素数は、6〜24の範囲から選ぶ。 炭
素数が6未満であると防錆性が低く、24を超えると揮
発性および溶解性が低下する。 好ましい炭素数は、8
〜18である。 R2 のアルキレン基の炭素数は、2〜
18の範囲から選ぶ。 18を超えると揮発性および溶
解性が低下する。 好適なジアミンの具体例としては、
ステアリルプロピレンジアミン、牛脂プロピレンジアミ
ン、オレイルプロピレンジアミンなどがあげられる。
す。〕 アルキル基を1〜4個有する三級ジアミンである。 ア
ルキル基が1個のもの、つまり上式の構造をもつジアミ
ンが好ましい。 アルキレンジアミンにおいてもR1 の
アルキル基の炭素数は、6〜24の範囲から選ぶ。 炭
素数が6未満であると防錆性が低く、24を超えると揮
発性および溶解性が低下する。 好ましい炭素数は、8
〜18である。 R2 のアルキレン基の炭素数は、2〜
18の範囲から選ぶ。 18を超えると揮発性および溶
解性が低下する。 好適なジアミンの具体例としては、
ステアリルプロピレンジアミン、牛脂プロピレンジアミ
ン、オレイルプロピレンジアミンなどがあげられる。
【0020】ポリオキシエチレンアルキレンジアミン
は、たとえば下式であらわされるような、
は、たとえば下式であらわされるような、
【0021】
【化4】
【0022】〔式中、R2 はアルキレン基をあらわ
す。〕 アルキル基を1〜3個、エチレンオキサイドが複数付加
した有機基を1〜3個有する三級ジアミンである。 ア
ルキル基が1個でエチレンオキサイドが複数個付加した
有機基が3個のもの、つまり上式の構造をもつジアミン
が好ましい。
す。〕 アルキル基を1〜3個、エチレンオキサイドが複数付加
した有機基を1〜3個有する三級ジアミンである。 ア
ルキル基が1個でエチレンオキサイドが複数個付加した
有機基が3個のもの、つまり上式の構造をもつジアミン
が好ましい。
【0023】ポリオキシエチレンアルキレンジアミンに
おいても、R1 のアルキル基の炭素数は6〜24の範囲
からえらぶ。 炭素数が6未満であると防錆性が低く、
24を超えると揮発性および溶解性が低下する。 好ま
しい炭素数は、8〜18である。 R2 のアルキレン基
の炭素数は、2〜18の範囲からえらぶ。 18を超え
ると、揮発性および溶解性が低下する。 好ましい炭素
数は2〜8である。エチレンオキサイドの付加モル数
は、2〜60の範囲が適当である。 60を超えると溶
解性が低下する。 好ましい範囲は、2〜15である。
おいても、R1 のアルキル基の炭素数は6〜24の範囲
からえらぶ。 炭素数が6未満であると防錆性が低く、
24を超えると揮発性および溶解性が低下する。 好ま
しい炭素数は、8〜18である。 R2 のアルキレン基
の炭素数は、2〜18の範囲からえらぶ。 18を超え
ると、揮発性および溶解性が低下する。 好ましい炭素
数は2〜8である。エチレンオキサイドの付加モル数
は、2〜60の範囲が適当である。 60を超えると溶
解性が低下する。 好ましい範囲は、2〜15である。
【0024】これらのA成分のアミン類は、1種単独で
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0025】本発明の防錆油を構成するB成分は、前述
したように、芳香族スルホン酸塩、脂肪族カルボン酸お
よび芳香族カルボン酸ならびにそれらのエステルおよび
塩からえらんだ、酸または酸誘導体である。
したように、芳香族スルホン酸塩、脂肪族カルボン酸お
よび芳香族カルボン酸ならびにそれらのエステルおよび
塩からえらんだ、酸または酸誘導体である。
【0026】芳香族スルホン酸塩は、石油系基油留分中
の芳香族炭化水素成分をスルホン化して得られる石油系
スルホン酸や、ジノニルナフタレンスルホン酸およびア
ルキルベンゼンスルホン酸のような合成スルホン酸の、
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩である。 塩
を構成する金属としては、Na,Ca,Ba,Mg,Z
nなどがあげられる。 この種のスルホン酸塩の一般的
なものは塩基価を示さず、「中性スルホネート」と呼ば
れている。 これに対し、このような中性スルホネート
に、金属の水酸化物、酸化物または炭酸塩を過剰に含有
させて塩基性を付与させたものが、「塩基性スルホネー
ト」である。 B成分の材料としては、中性のスルホネ
ートでも塩基性のスルホネートでもよく、とくに制限は
ない。
の芳香族炭化水素成分をスルホン化して得られる石油系
スルホン酸や、ジノニルナフタレンスルホン酸およびア
ルキルベンゼンスルホン酸のような合成スルホン酸の、
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩である。 塩
を構成する金属としては、Na,Ca,Ba,Mg,Z
nなどがあげられる。 この種のスルホン酸塩の一般的
なものは塩基価を示さず、「中性スルホネート」と呼ば
れている。 これに対し、このような中性スルホネート
に、金属の水酸化物、酸化物または炭酸塩を過剰に含有
させて塩基性を付与させたものが、「塩基性スルホネー
ト」である。 B成分の材料としては、中性のスルホネ
ートでも塩基性のスルホネートでもよく、とくに制限は
ない。
【0027】スルホネートは、1種単独で用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。 中性のス
ルホネートと塩基性のスルホネートとを併用すること
も、もちろん差し支えない。 使用する塩基性スルホネ
ートの塩基価(JIS K 2501に規定)について
も、とくに限定はない。
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。 中性のス
ルホネートと塩基性のスルホネートとを併用すること
も、もちろん差し支えない。 使用する塩基性スルホネ
ートの塩基価(JIS K 2501に規定)について
も、とくに限定はない。
【0028】脂肪族カルボン酸および芳香族カルボン酸
は、炭素数8〜54、好ましくは12〜36の炭化水素
基にカルボキシル基がついた構造のものであって、カル
ボキシル基の数は1個、2個または3個、つまりモノカ
ルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン酸のいずれを使
用してもよい。 炭化水素基の炭素数が8未満である
と、防錆性が低いことがあり、炭素数が36を超える
と、揮発性および溶解性が不足して、いずれも不適当で
ある。
は、炭素数8〜54、好ましくは12〜36の炭化水素
基にカルボキシル基がついた構造のものであって、カル
ボキシル基の数は1個、2個または3個、つまりモノカ
ルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン酸のいずれを使
用してもよい。 炭化水素基の炭素数が8未満である
と、防錆性が低いことがあり、炭素数が36を超える
と、揮発性および溶解性が不足して、いずれも不適当で
ある。
【0029】モノカルボン酸の具体例としては、オレイ
ン酸、ステアリン酸、やし脂肪酸などがあげられる。
ジカルボン酸の具体例としては、ダイマー酸、アルケニ
ルこはく酸およびその誘導体があげられる。 トリカル
ボン酸の具体例としては、トリマー酸があげられる。
ここで、ダイマー酸、トリマー酸とは、リノール酸のそ
れぞれ二量体、三量体を意味する。 このほか、極性基
をもつカルボン酸も、本発明のB成分として有用であ
る。 その具体例としては、オレオイルザルコシン、α
−メルカプトステアリン酸などがあげられる。
ン酸、ステアリン酸、やし脂肪酸などがあげられる。
ジカルボン酸の具体例としては、ダイマー酸、アルケニ
ルこはく酸およびその誘導体があげられる。 トリカル
ボン酸の具体例としては、トリマー酸があげられる。
ここで、ダイマー酸、トリマー酸とは、リノール酸のそ
れぞれ二量体、三量体を意味する。 このほか、極性基
をもつカルボン酸も、本発明のB成分として有用であ
る。 その具体例としては、オレオイルザルコシン、α
−メルカプトステアリン酸などがあげられる。
【0030】B成分のいまひとつのグループは、多価ア
ルコールの部分エステル、すなわち多価アルコールのヒ
ドロキシル基の一部をカルボン酸でエステル化した部分
エステルである。 具体的には、ソルビトール、トリメ
チロールプロパン、ペンタエリスリトール、しょ糖、グ
リセリンなどの多価アルコールと、オレイン酸、ラウリ
ル酸などのカルボン酸とのエステル化反応から得られた
ものである。 好ましい部分エステルとしては、ソルビ
トールまたはペンタエリスリトールとオレイン酸との反
応から得られる、ソルビタンモノオレートまたはペンタ
エリスリット・モノオレートがあげられる。
ルコールの部分エステル、すなわち多価アルコールのヒ
ドロキシル基の一部をカルボン酸でエステル化した部分
エステルである。 具体的には、ソルビトール、トリメ
チロールプロパン、ペンタエリスリトール、しょ糖、グ
リセリンなどの多価アルコールと、オレイン酸、ラウリ
ル酸などのカルボン酸とのエステル化反応から得られた
ものである。 好ましい部分エステルとしては、ソルビ
トールまたはペンタエリスリトールとオレイン酸との反
応から得られる、ソルビタンモノオレートまたはペンタ
エリスリット・モノオレートがあげられる。
【0031】酸化ワックス部分エステル金属塩は、石油
留分の精製時に得られるパラフィンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、ペトロラタムなどを酸化するこ
とによってカルボキシル基を導入した酸化ワックスに、
低級ないし高級アルコールを作用させてカルボキシル基
の一部をエステル化したものを原料とし、これにアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の塩基を反応させて、残
りのカルボキシル基の大部分を中和して得たものであ
る。 適切な金属量は2〜10質量%、好ましくは2〜
6質量%である。 若干の酸性基が残存して、中和滴定
においてアルカリを消費するものが有用であって、その
度合いは、全酸価が2〜10mg/KOHの範囲にあるものが
適切である。 全酸価が2mg/KOH未満であると、所期の
防錆効果が得られず、一方、10mg/KOHを超えても、そ
れ以上は防錆効果の向上が認められない。 好ましい酸
価の範囲は、2〜6mg/KOHである。 酸化ワックスの部
分エステル金属塩は、バリウムやカルシウムなどの塩
を、それぞれ単独に、または組み合わせて用いることが
できる。
留分の精製時に得られるパラフィンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、ペトロラタムなどを酸化するこ
とによってカルボキシル基を導入した酸化ワックスに、
低級ないし高級アルコールを作用させてカルボキシル基
の一部をエステル化したものを原料とし、これにアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の塩基を反応させて、残
りのカルボキシル基の大部分を中和して得たものであ
る。 適切な金属量は2〜10質量%、好ましくは2〜
6質量%である。 若干の酸性基が残存して、中和滴定
においてアルカリを消費するものが有用であって、その
度合いは、全酸価が2〜10mg/KOHの範囲にあるものが
適切である。 全酸価が2mg/KOH未満であると、所期の
防錆効果が得られず、一方、10mg/KOHを超えても、そ
れ以上は防錆効果の向上が認められない。 好ましい酸
価の範囲は、2〜6mg/KOHである。 酸化ワックスの部
分エステル金属塩は、バリウムやカルシウムなどの塩
を、それぞれ単独に、または組み合わせて用いることが
できる。
【0032】上記芳香族スルホン酸塩、脂肪族カルボン
酸および芳香族カルボン酸ならびにそれらのエステル
は、本発明の防錆油を構成するB成分としては、1種単
独で使用することもできるし、2種以上を組み合わせて
使用してもよい。
酸および芳香族カルボン酸ならびにそれらのエステル
は、本発明の防錆油を構成するB成分としては、1種単
独で使用することもできるし、2種以上を組み合わせて
使用してもよい。
【0033】上述したA成分およびB成分を添加する基
材となるC成分としては、従来から防錆油の基油として
使用されているもの、たとえばパラフィン系鉱油、ナフ
テン系鉱油などの各種鉱油、具体的には、灯油、軽油、
スピンドル油、マシン油、タービン油、モーター油など
の高度精製基油を使用すればよい。 基油の粘度は、通
常、40℃における粘度が0.5〜20mm2/s であるこ
とが好ましい。 これらの基油もまた、1種単独で用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
材となるC成分としては、従来から防錆油の基油として
使用されているもの、たとえばパラフィン系鉱油、ナフ
テン系鉱油などの各種鉱油、具体的には、灯油、軽油、
スピンドル油、マシン油、タービン油、モーター油など
の高度精製基油を使用すればよい。 基油の粘度は、通
常、40℃における粘度が0.5〜20mm2/s であるこ
とが好ましい。 これらの基油もまた、1種単独で用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0034】本発明の防錆油組成物において、A成分の
アミン類は、0.1〜30質量%、好ましくは0.5〜
10質量%を占める。 添加量が0.1質量%未満では
防錆効果が得られず、30質量%を超えて添加しても、
それ以上防錆効果の向上は望めない。 B成分のスルホ
ネート類、エステル類、カルボン酸類は、1〜30質量
%、好ましくは2〜15質量%である。 このスルホネ
ート類、エステル類、カルボン酸類が1質量%未満では
防錆効果が得られず、30質量%を超えて添加しても、
もはや防錆効果は高まらない。 C成分の基油は、40
〜98.5質量%、好ましくは75〜97.5質量%を
占める。
アミン類は、0.1〜30質量%、好ましくは0.5〜
10質量%を占める。 添加量が0.1質量%未満では
防錆効果が得られず、30質量%を超えて添加しても、
それ以上防錆効果の向上は望めない。 B成分のスルホ
ネート類、エステル類、カルボン酸類は、1〜30質量
%、好ましくは2〜15質量%である。 このスルホネ
ート類、エステル類、カルボン酸類が1質量%未満では
防錆効果が得られず、30質量%を超えて添加しても、
もはや防錆効果は高まらない。 C成分の基油は、40
〜98.5質量%、好ましくは75〜97.5質量%を
占める。
【0035】本発明の防錆油組成物には、必要に応じ
て、上記A〜C成分以外の成分、たとえばフェノール
系、アミン系などの酸化防止剤、シリコーン系、フッ素
系などの消泡剤、ベンゾトリアゾールまたはその誘導体
のような腐食防止剤を添加することができる。 これら
の成分の添加量は、本発明の防錆油組成物の性能を損な
わない範囲で、適宜選定すればよい。
て、上記A〜C成分以外の成分、たとえばフェノール
系、アミン系などの酸化防止剤、シリコーン系、フッ素
系などの消泡剤、ベンゾトリアゾールまたはその誘導体
のような腐食防止剤を添加することができる。 これら
の成分の添加量は、本発明の防錆油組成物の性能を損な
わない範囲で、適宜選定すればよい。
【0036】本発明の防錆油組成物の調製は、上記した
各成分を所定量、適宜の手段で混合することにより行な
うことができる。 混合の順序も任意である。
各成分を所定量、適宜の手段で混合することにより行な
うことができる。 混合の順序も任意である。
【0037】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例により、
さらに具体的に説明する。 ただし本発明は、これらの
例によって何ら制限されるものではない。
さらに具体的に説明する。 ただし本発明は、これらの
例によって何ら制限されるものではない。
【0038】実施例および比較例では、前記C成分であ
る基油に対し、必須の添加剤成分であるA成分およびB
成分を配合して防錆油組成物を調製し、それぞれの防錆
性能を評価した。 各実施例および各比較例の防錆油組
成物の調製に用いたA成分、B成分およびC成分は、そ
れぞれ次のとおりである。
る基油に対し、必須の添加剤成分であるA成分およびB
成分を配合して防錆油組成物を調製し、それぞれの防錆
性能を評価した。 各実施例および各比較例の防錆油組
成物の調製に用いたA成分、B成分およびC成分は、そ
れぞれ次のとおりである。
【0039】(A成分) オキシエチレンアルキルアミン: アルキル基の炭素数
が12のオキシエチレンドデシルアミン ポリオキシエチレンアルキルアミン: ポリオキシエチ
レン牛脂アミン(ポリオキシエチレン牛脂アミンのアル
キル基の炭素数はC14〜C18であり、その脂肪酸組成
は、C14のミリスチン酸2〜7%、C16のパルミチン酸
24〜32%、C18のステアリン酸14〜28%、C18
のオレイン酸39〜49%、C18のリノール酸0〜5%
である。 エチレンオキサイドの平均付加モル数は6で
ある。) モノアルキルアミン: ドデシルアミン ジアルキルアミン : ジステアリルアミン トリアルキルアミン: ジメチルラウリルアミン アルキレンジアミン: オレイルプロピレンジアミン ポリオキシエチレンアルキレンジアミン: ポリオキシ
エチレン牛脂プロピレンジアミン (アルキル基の炭素
数、脂肪酸の組成およびエチレンオキサイド平均付加モ
ル数は、上記ポリオキシエチレン牛脂アミンのそれらと
同じである。) (B成分) 芳香族スルホン酸塩: 塩基性スルホネートとしてはア
ルキルベンゼンスルホン酸カルシウム塩(全塩基価30
0mgKOH/g)、中性スルホネートとしてはジノニルナ
フタレンスルホン酸バリウム塩(全塩基価1.4mgKO
H/g) カルボン酸エステル類: 酸化ワックス部分エステルバ
リウム塩(Ba4%、全酸価4.0) カルボン酸: オレオイルザルコシン (C成分) 基 油: 高度に精製されたパラフィン系鉱油であっ
て、40℃における粘度が3mm2/sのもの。
が12のオキシエチレンドデシルアミン ポリオキシエチレンアルキルアミン: ポリオキシエチ
レン牛脂アミン(ポリオキシエチレン牛脂アミンのアル
キル基の炭素数はC14〜C18であり、その脂肪酸組成
は、C14のミリスチン酸2〜7%、C16のパルミチン酸
24〜32%、C18のステアリン酸14〜28%、C18
のオレイン酸39〜49%、C18のリノール酸0〜5%
である。 エチレンオキサイドの平均付加モル数は6で
ある。) モノアルキルアミン: ドデシルアミン ジアルキルアミン : ジステアリルアミン トリアルキルアミン: ジメチルラウリルアミン アルキレンジアミン: オレイルプロピレンジアミン ポリオキシエチレンアルキレンジアミン: ポリオキシ
エチレン牛脂プロピレンジアミン (アルキル基の炭素
数、脂肪酸の組成およびエチレンオキサイド平均付加モ
ル数は、上記ポリオキシエチレン牛脂アミンのそれらと
同じである。) (B成分) 芳香族スルホン酸塩: 塩基性スルホネートとしてはア
ルキルベンゼンスルホン酸カルシウム塩(全塩基価30
0mgKOH/g)、中性スルホネートとしてはジノニルナ
フタレンスルホン酸バリウム塩(全塩基価1.4mgKO
H/g) カルボン酸エステル類: 酸化ワックス部分エステルバ
リウム塩(Ba4%、全酸価4.0) カルボン酸: オレオイルザルコシン (C成分) 基 油: 高度に精製されたパラフィン系鉱油であっ
て、40℃における粘度が3mm2/sのもの。
【0040】防錆性能の評価方法は、次のとおりであ
る。 60mm×80mm×1.2mmのSPCC冷延鋼板
を、#240のサンドペーパーで長辺方向に均一に研磨
する。この鋼板をミネラルスピリット溶液中でガーゼで
軽くこすりながら、試験片に付着しているゴミ、ホコリ
などを洗い落とし、温風乾燥する。 その後、直ちに、
別に用意した沸騰メタノール中に1分間以上浸漬した
後、温風乾燥する。 こうして清浄にした鋼板を、切削
油(塩素3%、硫黄分1%含有)に浸漬後、各防錆油に
浸漬し、鋼板5枚を重ねてWクリップで固定する。 こ
れを50℃×95%RHの恒温槽内に水平に保持して、
1週間放置する。 一週間後、鋼板の合わせ面に発生す
る黒色の変色(ステイン)の発生状態を、下記の基準で
判定する: ●:ステイン発生なし ○:ステイン発生面積5%未満 △:ステイン発生面積5%以上〜20%未満 ×:ステイン発生面積20%以上。
る。 60mm×80mm×1.2mmのSPCC冷延鋼板
を、#240のサンドペーパーで長辺方向に均一に研磨
する。この鋼板をミネラルスピリット溶液中でガーゼで
軽くこすりながら、試験片に付着しているゴミ、ホコリ
などを洗い落とし、温風乾燥する。 その後、直ちに、
別に用意した沸騰メタノール中に1分間以上浸漬した
後、温風乾燥する。 こうして清浄にした鋼板を、切削
油(塩素3%、硫黄分1%含有)に浸漬後、各防錆油に
浸漬し、鋼板5枚を重ねてWクリップで固定する。 こ
れを50℃×95%RHの恒温槽内に水平に保持して、
1週間放置する。 一週間後、鋼板の合わせ面に発生す
る黒色の変色(ステイン)の発生状態を、下記の基準で
判定する: ●:ステイン発生なし ○:ステイン発生面積5%未満 △:ステイン発生面積5%以上〜20%未満 ×:ステイン発生面積20%以上。
【0041】[実施例1〜7]A成分、B成分およびC
成分を表1に掲げる割合(質量%)で配合し、防錆油組
成物を調製した。 それらの防錆油の防錆性能を評価し
た結果を、表1にあわせて示した。
成分を表1に掲げる割合(質量%)で配合し、防錆油組
成物を調製した。 それらの防錆油の防錆性能を評価し
た結果を、表1にあわせて示した。
【0042】 表 1 実 施 例 No. 1 2 3 4 5 6 7 A成分 オキシエチレンドデシルアミン 1 1 1 1 3 3 3 B成分 塩基性スルホネート 5 10 − − 5 − − 中性スルホネート − − − − − − 5 酸化ワックス部分エステルBa塩 − − 5 − − 5 − オレオイルザルコシン − − − 5 − − − C成分 基 油 94 89 94 94 92 92 92 防錆性能 ○ ○ ○ ○ ● ● ●。
【0043】[実施例8〜15]A成分、B成分および
C成分を表2に掲げる割合(質量%)で配合し、防錆油
組成物を調製した。 それらの防錆油の防錆性能を評価
した結果を、表2にあわせて示した。
C成分を表2に掲げる割合(質量%)で配合し、防錆油
組成物を調製した。 それらの防錆油の防錆性能を評価
した結果を、表2にあわせて示した。
【0044】 表 2 実 施 例 No. 8 9 10 11 12 13 14 15 A成分 オキシエチレンドデシルアミン 3 − − − − − − − ポリオキシエチレン牛脂アミン − 3 − − − − − 1.5 ト゛テ゛シルアミン - − 3 − − − − − ジステアリルアミン − − − 3 − − − − ジメチルラウリルアミン − − − − 3 − − − オレイルプロピレンジアミン − − − − − 3 − − ポリオキシエチレン 牛脂プロピレンジアミン − − − − − − 3 1.5 B成分 塩基性スルホネート − 5 5 5 5 5 5 5 オレオイルザルコシン 5 − − − − − − − C成分 基 油 92 92 92 92 92 92 92 92 防錆性能 ● ● ● ● ● ● ● ●。
【0045】[比較例1〜6]前記したC成分の基油
に、A成分またはB成分をどちらか一方だけ、表3に示
す割合で配合した。 評価試験の結果を、あわせて表3
に示す。
に、A成分またはB成分をどちらか一方だけ、表3に示
す割合で配合した。 評価試験の結果を、あわせて表3
に示す。
【0046】 表 3 比 較 例 No. 1 2 3 4 5 6 A成分 ポリオキシエチレン牛脂アミン − − − − − 5 B成分 塩基性スルホネート 5 10 5 5 − − オレオイルザルコシン − − − 5 5 − 酸化ワックス部分エステルBa塩 − − 5 − 5 − C成分 基 油 95 90 90 90 90 95 防錆性能 × × △ × △ ×。
【0047】
【発明の効果】本発明の防錆油組成物は、切削油のよう
な加工油が混入しても、その防錆性能を確保することが
できる。 従って本発明の防錆油組成物を使用すれば、
金属を種々の加工法により加工した後の防錆が、単に防
錆油を適用するだけで可能になる。 加工油の洗浄除去
のための設備を設ける必要はなく、防錆油を頻繁に交換
する必要もないから、実用上きわめて有用な防錆油であ
る。
な加工油が混入しても、その防錆性能を確保することが
できる。 従って本発明の防錆油組成物を使用すれば、
金属を種々の加工法により加工した後の防錆が、単に防
錆油を適用するだけで可能になる。 加工油の洗浄除去
のための設備を設ける必要はなく、防錆油を頻繁に交換
する必要もないから、実用上きわめて有用な防錆油であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10M 129:28 129:68) C10N 30:12
Claims (5)
- 【請求項1】 下記の三成分からなる防錆油組成物 (A)オキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチ
レンアルキルアミン、モノアルキルアミン、ジアルキル
アミン、トリアルキルアミン、アルキレンジアミンおよ
びポリオキシエチレンアルキレンジアミンからえらんだ
アミン類の1種または2種以上:0.1〜30質量%、
(B)芳香族スルホン酸塩、脂肪族カルボン酸および芳
香族カルボン酸ならびにそれらのエステルおよび塩から
えらんだ酸または酸誘導体の1種または2種以上:1〜
30質量%、ならびに(C)基油:40〜98.9質量
%。 - 【請求項2】 A成分のアミン類として、アルキル基が
炭素数6〜24、好ましくは8〜18のものを使用した
請求項1の防錆油組成物。 - 【請求項3】 B成分の酸誘導体として、芳香族スルホ
ン酸のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基性ま
たは中性の塩、多価アルコールの部分エステル、および
酸化ワックス部分エステル金属塩からえらんだものを使
用した請求項1の防錆油組成物。 - 【請求項4】 C成分の基油として、防錆油に使用され
る鉱油であって、40℃における粘度が0.5〜20mm
2/s の範囲のものを使用した請求項1の防錆油組成物。 - 【請求項5】 下記の三成分からなる防錆油組成物 (A)オキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチ
レンアルキルアミンおよびポリオキシエチレンアルキレ
ンジアミンからえらんだアミン類の1種または2種以
上:0.1〜30質量%、(B)芳香族スルホン酸塩お
よび酸化ワックス部分エステル金属塩からえらんだ1種
または2種以上:1〜30質量%、ならびに(C)基
油:40〜98.9質量%。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10767497A JPH10298575A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 防錆油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10767497A JPH10298575A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 防錆油組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10298575A true JPH10298575A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14465125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10767497A Pending JPH10298575A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 防錆油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10298575A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002092735A1 (en) * | 2001-05-11 | 2002-11-21 | Shell International Research Maatschappij B.V. | Lubricating oil composition comprising an additive combination of a carboxylic acid and an amine as ant-rust agent |
| JP2003013083A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-15 | Cosmo Sekiyu Lubricants Kk | グリース組成物 |
| JP2006219744A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Chubu Kiresuto Kk | 防錆添加剤および防錆油組成物、並びに金属材の防錆処理法 |
| JP2007039761A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Nippon Oil Corp | さび止め油組成物 |
| JP2007039764A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Nippon Oil Corp | さび止め油組成物 |
| JP2009227691A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-10-08 | Nippon Oil Corp | さび止め油組成物 |
| WO2010073939A1 (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-01 | 花王株式会社 | 熱間圧延油用潤滑油および熱間圧延板の製造方法 |
| JP2011074498A (ja) * | 2011-01-04 | 2011-04-14 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | さび止め油組成物 |
| JP2012012536A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑油組成物 |
| KR101150679B1 (ko) | 2010-03-19 | 2012-05-25 | 현대하이스코 주식회사 | 고온에서 내 오일 스테인성이 우수한 방청유 |
| KR101338757B1 (ko) * | 2012-10-12 | 2013-12-06 | 현대하이스코 주식회사 | 장기방청성이 우수한 합금화용융아연도금강판용 방청유 |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP10767497A patent/JPH10298575A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002092735A1 (en) * | 2001-05-11 | 2002-11-21 | Shell International Research Maatschappij B.V. | Lubricating oil composition comprising an additive combination of a carboxylic acid and an amine as ant-rust agent |
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| CN102264882A (zh) * | 2008-12-25 | 2011-11-30 | 花王株式会社 | 热轧油用润滑油及热轧板的制造方法 |
| KR101150679B1 (ko) | 2010-03-19 | 2012-05-25 | 현대하이스코 주식회사 | 고온에서 내 오일 스테인성이 우수한 방청유 |
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| KR101338757B1 (ko) * | 2012-10-12 | 2013-12-06 | 현대하이스코 주식회사 | 장기방청성이 우수한 합금화용융아연도금강판용 방청유 |
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