JPH10298717A - 表面特性およびエッチング性に優れたFe−Ni系合金薄板 - Google Patents

表面特性およびエッチング性に優れたFe−Ni系合金薄板

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JPH10298717A
JPH10298717A JP9118759A JP11875997A JPH10298717A JP H10298717 A JPH10298717 A JP H10298717A JP 9118759 A JP9118759 A JP 9118759A JP 11875997 A JP11875997 A JP 11875997A JP H10298717 A JPH10298717 A JP H10298717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面特性およびエッチング性に優れたFe−
Ni系合金薄板を提供する。 【解決手段】 重量%にて、Ni:30〜50%、M
n:0.05〜0.5%、Si:0.001〜0.02
%、Al≦0.0015%、O≦150ppmを含有し
かつ、Mn(重量%)/Si(重量%)による値が20
以上、好ましくは60以上であるFe−Ni系合金薄板
である。好ましくは、Al≦0.0005%、Si≦
0.01%、O≦90ppmとし、あるいはさらに、S
≦0.005%、B≦0.005%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に使用さ
れるシャドウマスクやIC用リードフレームなどの製造
に適する表面特性およびエッチング性に優れたFe−N
i系合金薄板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、Fe−Ni系合金薄板は、そ
の優れた低熱膨張特性やメッキ付着性から、シャドウマ
スクやIC用リードフレームなどの電子部品用素材とし
て使用されている。上述したような電子部品用Fe−N
i系合金薄板には、例えば、シャドウマスクとしての電
子透過孔やリードフレームとしてのインナーリードの形
成という微細なフォトエッチング加工が施されるが、最
近の高精細化や高集積化に伴って、そのエッチング性の
向上やそれに附随した更なる薄板化は、いっそう求めら
れている。
【0003】エッチング性の改善手段としては、従来よ
り、エッチング腐食されにくいAl23系介在物の低減
や微細化によるものがあるが、最近では、エッチング面
の荒れの原因となるNiなどの成分偏析の軽減が注目さ
れている。そして、更なる薄板化を達成する手段として
も、上述したAl23系介在物の低減が挙げられる。
【0004】Fe−Ni系合金の製造における従来の精
錬工程は、その脱酸処理過程において、脱酸能の高いA
lが主な脱酸剤として使用されてきた。そのため、精錬
後の溶湯中には、Alによる脱酸効果によって生成され
たAl23が残留し、その結果、造塊後の鋼塊組織中に
おいてもAl23系介在物として確認される。このAl
23系介在物は、その融点や硬度の高さから、その後の
鍛造やソーキング処理を経ても分解、拡散され難く、更
には、熱間圧延しても展伸性に劣る上に、冷間圧延して
も微細にならない。
【0005】その結果、厚さが0.25mmといった薄
板になると、表面にAl23系介在物の露出が発生する
ことが懸念され、ロール疵やロール巻き上げ工程などに
よって表面疵の原因となり、さらには、エッチング後の
パターン形状の歪みといったエッチング不良など品質劣
化の原因となるのである。さらに、今後の特性向上に則
して、従来のFe−Ni系合金を厚さ0.15mmの薄
板にもすると、Al23系介在物に起因する表面疵の発
生はより顕著となり、もはや、従来のFe−Ni系合金
薄板には限界の厚さであった。
【0006】このような問題に対し、例えば、特開平7
−252604号は、Fe−Ni系合金に含有されるA
l量を0.02%、好ましくは0.01%以下に限定す
ることで、低延性のAl23系介在物の発生を抑え、優
れた表面特性を得る方法を提案している。また、上述し
たFe−Ni系合金薄板に生じるNi成分偏析の低減方
法としては、例えば、特開昭60−128253号およ
び特開平1−252725号は、インゴットあるいはス
ラブにソーキング処理を行なう方法を提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法は、Fe
−Ni系合金薄板に生じる表面疵やNi偏析を低減する
方法として有効である。
【0008】しかし、上述した特開平7−252604
号の方法をしても、組織中のAl23系介在物の十分な
低減には至らず、薄板の表面特性やエッチング性の改善
においては、依然として問題が残り得るものである。ま
た、特開昭60−128253号や特開平1−2527
25号の方法をしても、Ni偏析は十分には軽減され
ず、依然としてエッチング性の改善に問題を残すもので
あった。
【0009】そこで、本発明は、以上の点に鑑み、介在
物に起因する表面疵などを防ぎかつ、Ni偏析を軽減す
ることで、厚さ0.15mm以下という薄板化によって
も、優れた表面特性とエッチング性を備えたFe−Ni
系合金薄板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】まず、本発明者らは、F
e−Ni系合金中に存在するAl23系介在物とその生
成すべき条件との関係について綿密なる研究を行なっ
た。
【0011】その結果、組織中に存在するAl23系介
在物の発生程度は、Alの含有量に加えて、Fe−Ni
系合金を構成する他の元素およびその組成に大きく支配
されるという知見を得た。そして、Al23系介在物の
低減を成し得る合金組成について、更なる研究を行なっ
た結果、Al量の低減に加えて、SiとOの含有量を適
確に調整しかつ、MnとSiの相互含有量比を制御する
ことが最も重要であることを突きとめた。
【0012】また、本発明者らは、上述したSi、O量
の調整およびMnとSiの相互含有量比の制御によって
組織中のAl23系介在物を低減したFe−Ni系合金
薄板は、組織中のNi偏析度が軽減されるという新規の
効果を見いだした。
【0013】そして、これらの知見に鑑みて、最適な合
金組成を検討した結果、本発明の合金組成であれば、A
23系介在物に起因する表面特性およびエッチング性
の劣化に加えて、Ni偏析に起因するエッチング不良を
も解消でき、表面特性およびエッチング性に優れたFe
−Ni系合金薄板となることを突きとめたのである。
【0014】すなわち、本発明のFe−Ni系合金薄板
は、重量%にて、Ni:30〜50%、Mn:0.05
〜0.5%、Si:0.001〜0.02%、Al≦
0.0015%、O≦150ppmを含有しかつ、Mn
(重量%)/Si(重量%)≧20を満たすものであ
り、本発明のFe−Ni系合金薄板であれば、優れた表
面特性およびエッチング性を具備させることができるの
である。
【0015】好ましくは、上記の組成において、Al≦
0.0005%あるいはO≦90ppmあるいはSi≦
0.01%に調整したFe−Ni系合金薄板であり、ま
たは、Mn(重量%)/Si(重量%)≧60のFe−
Ni系合金薄板である。
【0016】また、本発明のFe−Ni系合金薄板は、
熱間加工性の向上の目的でSおよびBの含有量をS≦
0.005%、B≦0.005%に調整することが可能
である。
【0017】上述した本発明のFe−Ni系合金薄板で
あれば、厚さ0.15mm以下の薄板化によっても、優
れた表面特性とエッチング性を達成することができるの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の最大の特徴の一つは、A
l量の低減に加えて、SiとOの含有量およびMnとS
iの相互含有量比を適確に制御することによって、表面
特性およびエッチング性に優れたFe−Ni系合金薄板
を提供できるところにある。
【0019】従来のFe−Ni系合金薄板は、介在物の
組成および制御方法に依然として不十分な点が残り、特
に、組織中のAl23系介在物の低減が不十分であった
ため、圧延工程における表面疵の発生が懸念された。
【0020】つまり、Fe−Ni系合金の製造における
従来の精錬工程は、その脱酸処理に使用する脱酸剤とし
て主にAlを使用していたため、造塊後の鋼塊組織中に
Al23系介在物が形成されるのである。そして、この
Al23系介在物は、融点が1600℃以上と高い高硬
度介在物であるため、その後の鍛造、あるいはソーキン
グ処理を経ても分解、拡散されることがなく、その結
果、圧延後の薄板表面にAl23に起因する疵が生じて
しまうのである。
【0021】そこで、本発明者らは、圧延工程における
表面疵の発生防止を目的として、Alを主な脱酸材とす
る従来方法に代わる脱酸手段を検討した。その結果、S
i、Oの含有量およびMnとSiの含有量比を適確に制
御すれば、強脱酸剤であるAlの含有量を低減しても十
分な脱酸処理を行なうことが可能であり、そして、薄板
化の際の表面特性にも優れたFe−Ni系合金薄板を提
供できることを突きとめた。
【0022】そして、上述の知見に基づき、組織中のA
23系介在物の状態とSi、O、Mn/Si比との相
関について更なる研究を行ない、最も優れた表面特性を
得るに最適な合金組成をついに突きとめたのである。す
なわち、本発明の組成を満足するように制御されたFe
−Ni系合金薄板であれば、その十分な脱酸処理と共
に、Al23系介在物の十分な低減による優れた表面特
性とすることができ、Al23系介在物に起因するエッ
チング不良をも十分に解消できるのである。
【0023】また、従来のFe−Ni系合金薄板は、そ
の組織中に生じるNiの成分偏析が顕著であったため、
そのNi偏析に起因して、エッチング後のパターン面に
「すじむら」と呼ばれる荒れを生じることが懸念され
た。この問題に対しても、本発明のFe−Ni系合金薄
板は、その組織において従来よりNi偏析が軽減されて
おり、その結果、Ni偏析によるエッチング不良をも低
減することができるのである。
【0024】本発明の合金組成を満足させることによっ
て組織中に含まれるAl23系介在物を低減すること
で、Ni偏析が軽減されるメカニズムは不明である。し
かし、本発明者らは、Ni偏析の発生およびその程度
が、造塊工程における凝固過程に支配されることに加え
て、Fe−Ni系合金溶湯中に存在する高融点のAl2
3が、凝固過程におけるNi偏析の発生程度に影響を
及ぼすことを確認している。つまり、凝固過程におい
て、既にAl23が低減されている本発明のFe−Ni
系合金薄板は、Al23系介在物に起因するNi偏析が
軽減されているのである。
【0025】次に、本発明の効果を、図をもって説明す
る。図1は、造塊後に1280℃にて40時間のソーキ
ング処理を施したFe−Ni系合金鋼塊の組織を示すも
のである。図1において、左側は、400倍の光学顕微
鏡にて観察したミクロ写真であり、介在物の評価に利用
するものである。そして、右側は、EPMAにて面分析
したNiの濃度分布を色の濃淡で示した模式図であり、
色の濃淡が著しい部分ほどNiの濃度差つまり、Ni偏
析が著しいことを示している。
【0026】また、図1のうち、(1)の鋼塊は、後の
実施例に示す試料No.4の組成を満たすものであり、
本発明のFe−Ni系合金薄板に対応するものである。
そして(2)の鋼塊は、従来のAl脱酸剤による強脱酸
を適用した試料No.21に対応する従来例である。
【0027】従来例に対応する鋼塊(2)のミクロ写真
には、多数のAl23系介在物が認められる。上述した
ように、鋼塊の組織中に存在するAl23系介在物は、
その後の鍛造を経ても分解、拡散され難く、更には、熱
間圧延しても展伸性に劣る上に、冷間圧延しても微細に
ならないため、鋼塊(2)は、薄板とした際に、表面疵
の発生が懸念されるのである。
【0028】一方、本発明に対応する鋼塊(1)のミク
ロ写真の場合、Al23系介在物が低減されており、代
わって球状の介在物が認められる。そして、調査・分析
したところ、この球状介在物は、MnO−SiO2系共
晶型介在物であることが認められた。
【0029】ここで、MnO−SiO2系共晶型介在物
について説明する。図2は、従来より知られるMnO−
SiO2二元系状態図(第3版鉄鋼便覧(I)より抜
粋)であり、MnO−SiO2系共晶型介在物の特性を
簡便に説明する上で有効である。図2において、本発明
の言うところのMnO−SiO2系共晶型介在物とは、
Mn2SiO4およびMnSiO3の組成を有する化合物
で囲まれた(ロドナイト+テフロイト)の組成領域を指
し、これは、Al23系介在物はもちろん、他のMnO
−SiO2二元系組成域に比べても、融点が低いことが
わかる。
【0030】つまり、Fe−Ni系合金組織中に存在す
る介在物が低融点・低硬度のMnO−SiO2系共晶型
介在物であれば、従来の鍛造および熱間圧延温度におい
て、その介在物の十分な微細化と展伸が可能なので、優
れた脱酸処理性に加えて、介在物に起因する表面疵およ
びエッチング不良の発生を防止することができるのであ
る。特に、重量%にて、約62%MnO−SiO2の組
成を有する共晶型介在物は、その融点が1251℃であ
り、本発明の組織中における好ましい介在物状態であ
る。
【0031】また、鋼塊組織のNi偏析を示す図におい
て、組織中にAl23系介在物が多量に残存する従来例
(2)は、Ni成分の濃度変化を示す濃淡に局部的な変
化があることから、Ni偏析の発生が著しいことがわか
る。しかし、本発明の鋼塊(1)は、その濃淡が均一で
あり、よって、Ni偏析が緩和されているのである。つ
まり、本発明であれば、その造塊工程において発生する
Ni偏析が、従来に比べて十分に解消できる。そして、
その後の鍛造工程によって、拡散による更なるNi偏析
の軽減が可能なので、その結果、薄板のエッチング性を
向上させることができるのである。
【0032】また、上述した本発明のFe−Ni系合金
薄板の効果を得るにあたっては、造塊法によらず、連続
鋳造法によってもよい。この場合、本発明にかかるFe
−Ni系合金溶湯はAl23の含有量が低減されている
ため、タンディシュ内にAl23系介在物の除去装置、
例えば、フィルターなどを設ける必要も無く、製造コス
ト面にも優れるのである。
【0033】以下に、本発明の効果を達成できるFe−
Ni系合金薄板として、その成分構成を述べる。
【0034】Niは、Fe−Ni系合金の低熱膨張特性
に大きな影響を及ぼす元素である。IC用リードフレー
ムやシャドウマスクに用いられる電子部品材料は、Si
チップやパッケージ、ブラウン管に用いられるガラス素
材などに近い熱膨張係数を得る必要があり、特にシャド
ウマスクに関しては、その低熱膨張特性によって色ずれ
を防止する。よって、本発明は、上記の効果を達成する
含有量として、30〜50%とした。
【0035】Mnは、脱酸元素であると同時に、組織中
に生成されるMnO−SiO2系共晶型介在物の構成元
素である。0.05%より低いと脱酸効果に劣り、0.
5%を越えるとエッチング速度を低下させるため、その
含有量を0.05〜0.5%とした。
【0036】Siは、脱酸元素であると同時に、Mnと
同じく、MnO−SiO2系共晶型介在物の構成元素で
ある。0.001%より低いと脱酸効果に劣り、0.0
2%を越えると必要以上のMnO−SiO2系共晶型介
在物が生成されてしまい、かえってエッチング性に悪影
響を及ぼす。よって、本発明の効果を達成するに十分な
Si含有量として、0.001〜0.02%を規定し
た。好ましくは、0.01%以下とする。
【0037】Alは、Al23系介在物の生成における
中心元素であり、低減することが好ましい。本発明にお
いては、Al含有量を0.0015%以下まで低減する
ことで、Al23系介在物による障害は回避できるた
め、その上限を0.0015%とした。また、Al含有
量を0.001%以下にすることで、Al23系介在物
の更なる低減が可能であり、好ましくは、0.0005
%以下とすることが望ましい。
【0038】Oは、合金中に含まれるMnおよびSiの
量に応じて、MnO−SiO2系共晶型介在物の総生成
量を支配する重要な含有元素である。MnやSiの含有
量に応じたOの含有量として150ppmを越えると、
必要以上のMnO−SiO2系共晶型介在物が生成され
てしまい、かえってエッチング性に悪影響を及ぼす。ま
た、過剰のOの含有は、SiO2といった表面特性やエ
ッチング性に害を及ぼす介在物をも生成する原因ともな
り、よって、本発明の効果を達成するO含有量として、
その上限を150ppmとした。好ましくは、90pp
m以下とする。
【0039】次に、本発明の効果を達成するにあたっ
て、最も重要な値であるMn(重量%)/Si(重量
%)について説明する。上述したように、本発明のSi
は、溶湯中のMnおよびOと結合することで、MnO−
SiO2系共晶型介在物を構成する元素である。しか
し、Mn含有量に対して、Siの含有量が多くなると、
その合金中に生成されるSiO2系介在物の量が増え、
表面特性やエッチング性にかえって悪影響を及ぼす。
【0040】つまり、SiはMnに比べて、その酸素と
の親和力が大きいため、所定のMn量に対してSiが過
度に含有されると、組織中の介在物がSiO2に支配さ
れてしまうのである。上述したように、SiO2系介在
物は、表面特性やエッチング性の劣化の原因となるた
め、低減することが望ましく、そこで、本発明者らは、
SiO2系介在物の低減に最適なMn(重量%)/Si
(重量%)比をMnO−SiO2系共晶型介在物の生成
と共に検討したのである。
【0041】その結果、本発明の効果を得るにあたって
は、Oの含有量が150ppm以下かつ、Mnの含有量
をSi含有量の少なくとも20倍(重量%比)とするこ
とが重要である知見に到達した。よって、本発明のFe
−Ni系合金薄板は、その成分組成において、Mn(重
量%)/Si(重量%)による値を20以上とするもの
であり、好ましくは、60以上である。
【0042】また、本発明は、SおよびBの含有量を調
整することで、更なる熱間加工性の向上が可能である。
Sは、合金中の結晶粒界に偏析して、粒界を脆化させ、
その結果、熱間加工における粒界割れを生じる原因とな
る。よって、本発明は、その含有量として0.005%
を上限とした。Bも、Sと同じく、粒界を脆化させるこ
とで、熱間加工性を劣化させる原因となる元素である。
よって、その含有量としては、0.005%を上限とし
た。
【0043】よって、本発明は、Al量の低減に加え
て、SiとOの含有量を適確に調整しかつ、MnとSi
の相互含有量比を制御することによって、十分な脱酸処
理と共に、組織中に残存するAl23系介在物およびN
i偏析の低減が可能となる。その結果、特性向上に伴う
厚さ0.15mm以下といった薄板化によっても、優れ
た表面特性を達成でき、そして、優れたエッチング性を
も達成することができるのである。
【0044】なお、本発明の効果を達成するにおいて、
より好ましいFe−Ni系合金薄板としては、Fe−3
0〜50%Niを基にその組成の組み合わせを、Mn:
0.05〜0.5%、Si:0.001〜0.01%、
Al≦1ppm、O:60〜70ppmかつ、Mn(重
量%)/Si(重量%)≧20に調整することが望まし
い。
【0045】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、試料の作製にさきがけて、真空溶解によって所定の
成分に調整したFe−Ni系合金溶湯を鋳造し、鋼塊を
得る。次に、この鋼塊に1280℃にて40時間のソー
キング処理を施した後、鍛造して熱間圧延用スラブを作
製した。そして、以上の工程によって作製されたFe−
Ni系合金スラブを熱間圧延し、その後、焼鈍と冷間圧
延を繰り返すことで、本発明および比較例となる所定の
板厚のFe−Ni系合金薄板試料を得た。表1は、本発
明および比較例となる試料について、その板厚および組
成を示すものである。
【0046】
【表1】
【0047】まず、その表面特性の評価として、薄板表
面を目視観察した。そのうち、介在物に起因する疵が認
められず、十分に優れた表面特性を有するものを△、そ
して、更に表面特性に優れるものとして○、特に優れる
ものについては二重丸で評価し、また、劣るものを×と
した。ただし、取り扱いによる疵など、介在物を原因と
しない疵については、評価対象から除くものとする。そ
の評価結果を表1に併せて示す。
【0048】本発明を満たす試料No.1〜18は、そ
の組織中のAl23系介在物が低減されているため、板
厚を0.15mm以下としても、表面に介在物に起因す
る疵が認められず、表面特性に優れたFe−Ni系合金
薄板であることがわかる。そのうち、試料No.1〜3
および12、13を除く本発明の試料は、AlやSiあ
るいはOの含有量を低く調整しているため、Al23
介在物に加え、SiO2系など他の介在物をも更に低減
でき、その結果、更なる表面特性の向上が達成されてい
る。特に、試料No.8および18は、更なるAlの低
減も手伝って、非常に良好な表面特性を呈しており、試
料No.18は、厚さ0.13mmという薄板化におい
ても、なお優れた表面特性を保っている。
【0049】一方、本発明の比較例である試料No.1
9〜22は、その組織中にAl23系介在物やSiO2
系介在物が存在するため、表面疵が生じており、表面特
性に劣るものとなった。試料No.21は、従来のAl
による強脱酸処理を適用した試料であるが、先述したよ
うに、組織中に多数のAl23系介在物が残存するた
め、優れた表面特性に欠けるものである。試料No.2
0は、Mn/Siの含有量比こそ本発明を満たすが、精
練工程における高Al化から、依然として組織中に多く
のAl23系介在物が残存し、やはり、表面特性に劣る
ものとなる。また、試料No.19および22は、本発
明のAl量を満たしてはいるが、Si量が高い上に、M
n/Siの含有量比が本発明を下回るため、組織中に多
数のSiO2系介在物が存在する結果となり、表面の清
浄性が劣化する。
【0050】以上より、本発明を満たすFe−Ni系合
金薄板であれば、厚さ0.15mm以下としても、優れ
た表面特性を得ることが可能であることが確認できた。
【0051】次に、表1に示す試料にエッチング処理を
施し、そのエッチング性を評価した。エッチング条件と
しては、表1の試料表面に、φ200μmの開孔を有す
るフォトレジスト膜を形成してから、42ボーメの塩化
第二鉄溶液を用いて、60℃×5分間のスプレーエッチ
ングを行うものとした。そして、エッチング孔の形状に
歪みが無く、エッチング面にも荒れが生じず、十分に優
れたエッチング性を有するものを△、そして、更にエッ
チング性に優れるものを○、特に優れるものは二重丸で
評価し、また、劣るものを×とした。その評価結果を表
1に併せて示す。
【0052】本発明を満たす試料No.1〜18は、そ
の組織中のAl23系介在物が低減されており、Ni偏
析も軽減されているため、板厚を0.15mm以下とし
ても、エッチング形状や面に歪み、荒れが認められず、
エッチング性に優れたFe−Ni系合金薄板であること
がわかる。そのうち、試料No.1〜3および12、1
3を除く本発明の試料は、AlやSiあるいはOの含有
量を低く調整しているため、Al23系介在物に加え、
SiO2系など他の介在物をも更に低減でき、その結
果、更なるエッチング性の向上が達成されている。特
に、試料No.8および18は、更なるAlの低減によ
って、その結果、更なるAl23系介在物の低減とNi
偏析の軽減がなされており、非常に良好なエッチング性
を呈している。
【0053】一方、本発明の比較例である試料No.1
9〜22は、その組織中にAl23系介在物やSiO2
系介在物、そして著しいNi偏析が存在するため、エッ
チング不良が生じた。試料No.21は、従来のAlに
よる強脱酸処理を適用した試料であるが、先述したよう
に、組織中に多数のAl23系介在物が残存する上に、
Ni偏析も目立つため、優れたエッチング性に欠けるも
のである。試料No.20は、Mn/Siの含有量比こ
そ本発明を満たすが、精練工程における高Al化から、
依然として組織中に多くのAl23系介在物およびNi
偏析が残存し、やはり、エッチング性に劣るものとな
る。また、試料No19および22は、本発明のAl量
を満たしてはいるが、Si量が高い上に、Mn/Siの
含有量比が本発明を下回るため、組織中に多数のSiO
2系介在物が存在する結果となり、エッチング性が劣化
する。
【0054】
【発明の効果】本発明であれば、十分な脱酸処理と共
に、組織中のAl23およびNi偏析の低減を達成した
Fe−Ni系合金薄板とすることが可能である。その結
果、本発明のFe−Ni系合金薄板は、板厚を0.15
mm以下としても、優れた表面特性とエッチング性を備
えるものである。これによって、本発明のFe−Ni系
合金薄板は、シャドウマスクやIC用リードフレームな
どに使用される電子部品用材料の更なる品質向上化に対
応が可能でありかつ、従来の製造方法にも別段の変更を
必要としないことから、工業上の効果は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例にかかるFe−Ni系合金
鋼塊のミクロ組織を示す顕微鏡写真およびNiの偏析状
況を示す模式図である。
【図2】本発明のMnO−SiO2系共晶介在物の組成
を説明するMnO−SiO2二元系状態図(第3版鉄鋼
便覧(I)より抜粋)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 31/20 H01J 31/20 A H01L 23/50 H01L 23/50 V (72)発明者 高尾 秀実 島根県安来市安来町2107番地2 日立金属 株式会社安来工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%にて、Ni:30〜50%、M
    n:0.05〜0.5%、Si:0.001〜0.02
    %、Al≦0.0015%、O≦150ppmを含有し
    かつ、Mn(重量%)/Si(重量%)≧20であるこ
    とを特徴とする表面特性およびエッチング性に優れたF
    e−Ni系合金薄板。
  2. 【請求項2】 重量%にて、Al≦0.0005%であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の表面特性およびエ
    ッチング性に優れたFe−Ni系合金薄板。
  3. 【請求項3】 重量%にて、Si≦0.01%であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし2に記載の表面特性およ
    びエッチング性に優れたFe−Ni系合金薄板。
  4. 【請求項4】 重量%にて、O≦90ppmであること
    を特徴とする請求項1ないし3に記載の表面特性および
    エッチング性に優れたFe−Ni系合金薄板。
  5. 【請求項5】 Mn(重量%)/Si(重量%)≧60
    であることを特徴とする請求項1ないし4に記載の表面
    特性およびエッチング性に優れたFe−Ni系合金薄
    板。
  6. 【請求項6】 重量%にて、S≦0.005%、B≦
    0.005%を含有することを特徴とする請求項1ない
    し5に記載の表面特性およびエッチング性に優れたFe
    −Ni系合金薄板。
  7. 【請求項7】 板厚が0.15mm以下であることを特
    徴とする請求項1ないし6に記載の表面特性およびエッ
    チング性に優れたFe−Ni系合金薄板。
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