JPH10298940A - 路上障害物自動探知式の除雪システム - Google Patents
路上障害物自動探知式の除雪システムInfo
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- JPH10298940A JPH10298940A JP9107538A JP10753897A JPH10298940A JP H10298940 A JPH10298940 A JP H10298940A JP 9107538 A JP9107538 A JP 9107538A JP 10753897 A JP10753897 A JP 10753897A JP H10298940 A JPH10298940 A JP H10298940A
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- obstacle
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- snow
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 除雪車に装備される除雪用機械部品に保護部
品を付加することなく、路上障害物との衝突による除雪
用機械部品の破損を確実に回避することができる新規な
路上障害物自動探知式の除雪システムを提供すること。 【解決手段】 除雪対象となる道路R上の障害物Mに関
する識別情報を信号Wとして発信する発信手段1と;こ
の発信手段1から発信された障害物識別情報を受信する
手段であって、道路Rを走行する除雪車Sに搭載された
受信手段2と;この受信手段2からの障害物識別情報を
受け取り演算して回避制御信号を出力する制御手段3
と;この制御手段3からの回避制御信号に基いて除雪車
Sの除雪用機械部品Spを所要タイミングで駆動して、
路上障害物Mの回避動作を行わせしめる駆動手段4とを
包含するという障害物探知手段を採用した。 【効果】 除雪作業におけるコスト低減および作業効率
の向上を図れる。
品を付加することなく、路上障害物との衝突による除雪
用機械部品の破損を確実に回避することができる新規な
路上障害物自動探知式の除雪システムを提供すること。 【解決手段】 除雪対象となる道路R上の障害物Mに関
する識別情報を信号Wとして発信する発信手段1と;こ
の発信手段1から発信された障害物識別情報を受信する
手段であって、道路Rを走行する除雪車Sに搭載された
受信手段2と;この受信手段2からの障害物識別情報を
受け取り演算して回避制御信号を出力する制御手段3
と;この制御手段3からの回避制御信号に基いて除雪車
Sの除雪用機械部品Spを所要タイミングで駆動して、
路上障害物Mの回避動作を行わせしめる駆動手段4とを
包含するという障害物探知手段を採用した。 【効果】 除雪作業におけるコスト低減および作業効率
の向上を図れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路上障害物自動探
知式の除雪システム、更に詳しくは、マンホールの蓋な
どの路上障害物を予め自動的に探知することにより、除
雪車に装備されるブレードやプラウなどの除雪用機械部
品に保護部品を付加することなく、路上障害物との衝突
による除雪用機械部品の破損を確実に回避することがで
き、しかも路上障害物に対する除雪オペレーターの監視
負担も軽減することができる新規な除雪システムに関す
るものであり、冬季における雪国の道路の除雪作業に大
いに役立つ。
知式の除雪システム、更に詳しくは、マンホールの蓋な
どの路上障害物を予め自動的に探知することにより、除
雪車に装備されるブレードやプラウなどの除雪用機械部
品に保護部品を付加することなく、路上障害物との衝突
による除雪用機械部品の破損を確実に回避することがで
き、しかも路上障害物に対する除雪オペレーターの監視
負担も軽減することができる新規な除雪システムに関す
るものであり、冬季における雪国の道路の除雪作業に大
いに役立つ。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、雪国の交通確保にはブレ
ードやスノープラウなどの除雪用機械部品を装着した除
雪車によって幹線道路の除雪が行われる。
ードやスノープラウなどの除雪用機械部品を装着した除
雪車によって幹線道路の除雪が行われる。
【0003】ところで、除雪対象となる道路上にはマン
ホールの蓋や橋梁ジョイントなどの凹凸部が散在してお
り、これら凹凸部に除雪車の除雪用機械部品が衝突して
除雪の障害となっている。このような路上障害物のため
に、除雪作業が中断したり、場合によっては、衝突した
機械部品が破損して部品交換が必要となったり、衝突に
よる影響で危険に晒されたりするという事態が生じるこ
ともあった。
ホールの蓋や橋梁ジョイントなどの凹凸部が散在してお
り、これら凹凸部に除雪車の除雪用機械部品が衝突して
除雪の障害となっている。このような路上障害物のため
に、除雪作業が中断したり、場合によっては、衝突した
機械部品が破損して部品交換が必要となったり、衝突に
よる影響で危険に晒されたりするという事態が生じるこ
ともあった。
【0004】そこで、除雪用機械部品およびこの部品に
連繋されている駆動機構の破損を防止するために、シヤ
ーピンやセーフティーガードなどの種々の保護部品が提
案されている。
連繋されている駆動機構の破損を防止するために、シヤ
ーピンやセーフティーガードなどの種々の保護部品が提
案されている。
【0005】なるほど、このような保護部品を付加する
ことによって除雪用機械部品および駆動機構の破損を最
小限に抑えることはできるが、付加された保護部品によ
り除雪車の機構が複雑になってコストが増大するうえ
に、シヤーピンなどの保護部品にあっては路上障害物に
衝突してシヤーピンが折断した後にその交換作業が必要
となって除雪作業の能率が悪くなるという欠点があっ
た。
ことによって除雪用機械部品および駆動機構の破損を最
小限に抑えることはできるが、付加された保護部品によ
り除雪車の機構が複雑になってコストが増大するうえ
に、シヤーピンなどの保護部品にあっては路上障害物に
衝突してシヤーピンが折断した後にその交換作業が必要
となって除雪作業の能率が悪くなるという欠点があっ
た。
【0006】しかも、保護部品を除雪用機械部品に付加
する手段は、その機械部品が路上障害物に衝突した際の
対策であり、路上障害物との衝突を予め回避するための
解決策には当然成り得なかった。この路上障害物の衝突
回避の判断は、除雪車の運転者が目視により行っている
が、如何に注意して路面を観察しても、雪で埋没してい
るマンホールの蓋などの路上障害物の位置を運転者が経
験と勘により正確に探し当てることは極めて困難であっ
た。そのため、除雪作業時の路上障害物に対する抜本的
な解決策が強く要望されていた。
する手段は、その機械部品が路上障害物に衝突した際の
対策であり、路上障害物との衝突を予め回避するための
解決策には当然成り得なかった。この路上障害物の衝突
回避の判断は、除雪車の運転者が目視により行っている
が、如何に注意して路面を観察しても、雪で埋没してい
るマンホールの蓋などの路上障害物の位置を運転者が経
験と勘により正確に探し当てることは極めて困難であっ
た。そのため、除雪作業時の路上障害物に対する抜本的
な解決策が強く要望されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の除雪
作業時に上記の如き路上障害物による問題があったこと
に鑑みて為されたものであり、除雪車に装備されるブレ
ードやプラウなどの除雪用機械部品に保護部品を付加す
ることなく、路上障害物との衝突による除雪用機械部品
の破損を確実に回避することができ、しかも路上障害物
に対する除雪オペレーターの監視負担も軽減することが
できる新規な路上障害物自動探知式の除雪システムを提
供することを目的としたものである。
作業時に上記の如き路上障害物による問題があったこと
に鑑みて為されたものであり、除雪車に装備されるブレ
ードやプラウなどの除雪用機械部品に保護部品を付加す
ることなく、路上障害物との衝突による除雪用機械部品
の破損を確実に回避することができ、しかも路上障害物
に対する除雪オペレーターの監視負担も軽減することが
できる新規な路上障害物自動探知式の除雪システムを提
供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記技術的課
題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照し
て説明すれば、次のとおりである。
題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照し
て説明すれば、次のとおりである。
【0009】即ち、本発明は、図1〜図5に示すよう
に、除雪対象となる道路R上の障害物Mに関する識別情
報を信号Wとして発信する発信手段1と;この発信手段
1から発信された障害物識別情報を受信する手段であっ
て、前記道路Rを走行する除雪車Sに搭載された受信手
段2と;この受信手段2からの障害物識別情報を受け取
り演算して回避制御信号を出力する制御手段3と;この
制御手段3からの回避制御信号に基いて除雪車Sの除雪
用機械部品Spを所要タイミングで駆動して、路上障害
物Mの回避動作を行わせしめる駆動手段4とを包含する
という障害物探知手段を採用することによって、上記課
題を解決した点に特徴がある。
に、除雪対象となる道路R上の障害物Mに関する識別情
報を信号Wとして発信する発信手段1と;この発信手段
1から発信された障害物識別情報を受信する手段であっ
て、前記道路Rを走行する除雪車Sに搭載された受信手
段2と;この受信手段2からの障害物識別情報を受け取
り演算して回避制御信号を出力する制御手段3と;この
制御手段3からの回避制御信号に基いて除雪車Sの除雪
用機械部品Spを所要タイミングで駆動して、路上障害
物Mの回避動作を行わせしめる駆動手段4とを包含する
という障害物探知手段を採用することによって、上記課
題を解決した点に特徴がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添附図面に示す実
施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、図1は本発
明の実施形態である除雪システムの概要を示した全体説
明図、図2は本実施形態除雪システムのブロック線図、
図3は本実施形態除雪システムにおけるICカード型発
信機の設置状態を示す斜視説明図、図4は本実施形態除
雪システムにおけるICカード型発信機の構成説明図、
図5は本実施形態除雪システムにおける除雪用機械部品
および駆動手段を拡大して示した側面説明図、図6は本
実施形態除雪システムにおける障害物回避動作の流れを
示すフロー説明図、図7は本実施形態除雪システムを橋
梁出入口の2箇所のジョイント障害物に適用した例を示
す平面説明図、図8は図7のジョイント障害物の回避動
作の流れを示すフロー説明図である。
施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、図1は本発
明の実施形態である除雪システムの概要を示した全体説
明図、図2は本実施形態除雪システムのブロック線図、
図3は本実施形態除雪システムにおけるICカード型発
信機の設置状態を示す斜視説明図、図4は本実施形態除
雪システムにおけるICカード型発信機の構成説明図、
図5は本実施形態除雪システムにおける除雪用機械部品
および駆動手段を拡大して示した側面説明図、図6は本
実施形態除雪システムにおける障害物回避動作の流れを
示すフロー説明図、図7は本実施形態除雪システムを橋
梁出入口の2箇所のジョイント障害物に適用した例を示
す平面説明図、図8は図7のジョイント障害物の回避動
作の流れを示すフロー説明図である。
【0011】まず、本発明の実施形態である除雪システ
ムを図1〜図5に基いて説明する。図面上、符号1で指
示するものは、除雪対象となる道路R上のマンホールの
蓋や橋梁ジョイント等の障害物Mに関する識別情報を信
号Wとして発信する手段である。この発信手段1は、障
害物識別情報を記憶・発信可能なICカード型発信機11
から成る。この発信機11は、前記障害物Mの路傍近くに
設置されており、図3に示すように、路傍に立設された
標識ポールPの内部に取り付けてある。なお、標識ポー
ルPは、大量の積雪により道路R上の路肩が埋まって見
えなくなった場合に路肩であることを示す目印となる。
前記ICカード型発信機11は、小型(幅54mm×奥行86mm
×厚さ7mm)かつ軽量(約50g)であり、標識ポールP
内の狭いスペースでも簡単に取付可能である。また、発
信機11は、標識ポールP以外に路側のガードレールやそ
の他道路構造物に付設してもよい。
ムを図1〜図5に基いて説明する。図面上、符号1で指
示するものは、除雪対象となる道路R上のマンホールの
蓋や橋梁ジョイント等の障害物Mに関する識別情報を信
号Wとして発信する手段である。この発信手段1は、障
害物識別情報を記憶・発信可能なICカード型発信機11
から成る。この発信機11は、前記障害物Mの路傍近くに
設置されており、図3に示すように、路傍に立設された
標識ポールPの内部に取り付けてある。なお、標識ポー
ルPは、大量の積雪により道路R上の路肩が埋まって見
えなくなった場合に路肩であることを示す目印となる。
前記ICカード型発信機11は、小型(幅54mm×奥行86mm
×厚さ7mm)かつ軽量(約50g)であり、標識ポールP
内の狭いスペースでも簡単に取付可能である。また、発
信機11は、標識ポールP以外に路側のガードレールやそ
の他道路構造物に付設してもよい。
【0012】上記のICカード型発信機11には、ROM
(Read-Only Memory)が内蔵されており、このROMに
路上障害物Mに関する識別情報が格納してある。この識
別情報はID(identification)コード番号形式となっ
ており、このIDコード番号は12ビットのデータから
成る。この12ビットのうち1ビットは緊急IDビッ
ト、9ビットは識別情報データビット、残りの2ビット
はパリティビットに割り当ててあり、識別情報データビ
ットに路上障害物Mの種類等を識別するための情報が書
き込んである。本実施形態の発信機11は、このようなI
D形式の障害物識別情報をROMから読み出して信号W
として自動的に間歇発信するよう構成されている(図4
参照)。本実施形態の発信機11においては、信号Wを伝
送する方法として電磁波を使用している。この電磁波の
自動発信の間隔は0.5 〜16秒の範囲内で設定可能であ
り、発信周波数帯は320MHz帯である。なお、使用してい
る電磁波は、免許手続が不要な微弱電波である。また、
発信機11にはリチウム電池が内蔵してあり、この電池の
寿命は約3ヵ月(雪国の冬季期間に略相当)であり、発
信機11を3ヵ月以上交換することなく使用したい場合に
は外付けの電池を発信機11に取り付けることも可能であ
る。発信手段1としては、路上障害物Mに関する識別情
報を信号Wにて発信可能であればどのようなタイプの発
信機でもよい。
(Read-Only Memory)が内蔵されており、このROMに
路上障害物Mに関する識別情報が格納してある。この識
別情報はID(identification)コード番号形式となっ
ており、このIDコード番号は12ビットのデータから
成る。この12ビットのうち1ビットは緊急IDビッ
ト、9ビットは識別情報データビット、残りの2ビット
はパリティビットに割り当ててあり、識別情報データビ
ットに路上障害物Mの種類等を識別するための情報が書
き込んである。本実施形態の発信機11は、このようなI
D形式の障害物識別情報をROMから読み出して信号W
として自動的に間歇発信するよう構成されている(図4
参照)。本実施形態の発信機11においては、信号Wを伝
送する方法として電磁波を使用している。この電磁波の
自動発信の間隔は0.5 〜16秒の範囲内で設定可能であ
り、発信周波数帯は320MHz帯である。なお、使用してい
る電磁波は、免許手続が不要な微弱電波である。また、
発信機11にはリチウム電池が内蔵してあり、この電池の
寿命は約3ヵ月(雪国の冬季期間に略相当)であり、発
信機11を3ヵ月以上交換することなく使用したい場合に
は外付けの電池を発信機11に取り付けることも可能であ
る。発信手段1としては、路上障害物Mに関する識別情
報を信号Wにて発信可能であればどのようなタイプの発
信機でもよい。
【0013】つぎに、符号2で指示するものは、前記発
信手段1から発信された路上障害物Mの識別情報を受信
する手段である。この受信手段2は、道路R上を走行す
る除雪車Sに搭載してあり、受信機21と受信アンテナ22
とから成る。この受信アンテナ22により受信した障害物
識別情報の信号Wを、スーパーヘテロダイン受信回路内
蔵の受信機21により信号変換している。なお、受信手段
2の電源は除雪車Sの車両電源(DC24V)を利用して
いる。
信手段1から発信された路上障害物Mの識別情報を受信
する手段である。この受信手段2は、道路R上を走行す
る除雪車Sに搭載してあり、受信機21と受信アンテナ22
とから成る。この受信アンテナ22により受信した障害物
識別情報の信号Wを、スーパーヘテロダイン受信回路内
蔵の受信機21により信号変換している。なお、受信手段
2の電源は除雪車Sの車両電源(DC24V)を利用して
いる。
【0014】符号3で指示するものは、前記受信手段2
からの障害物識別情報を受け取り演算して回避制御信号
を出力する制御手段である。この制御手段3はCPU内
蔵のパーソナルコンピューターから成り、これが除雪車
Sに搭載してある。パーソナルコンピューターの電源
は、除雪車Sの車両電源(DC24V)をDC/ACコン
バータ(図示せず)により交流に変換して利用してい
る。制御手段3は、受信機21から障害物Mの識別情報信
号を受け取るとともに、除雪車Sの車速信号を速度計5
から受け取り、後述の駆動手段を作動させるのに必要な
演算を行った後、この演算結果を障害物回避のための制
御信号として出力している。
からの障害物識別情報を受け取り演算して回避制御信号
を出力する制御手段である。この制御手段3はCPU内
蔵のパーソナルコンピューターから成り、これが除雪車
Sに搭載してある。パーソナルコンピューターの電源
は、除雪車Sの車両電源(DC24V)をDC/ACコン
バータ(図示せず)により交流に変換して利用してい
る。制御手段3は、受信機21から障害物Mの識別情報信
号を受け取るとともに、除雪車Sの車速信号を速度計5
から受け取り、後述の駆動手段を作動させるのに必要な
演算を行った後、この演算結果を障害物回避のための制
御信号として出力している。
【0015】符号4で指示するものは、前記制御手段3
からの回避制御信号に基いて除雪車Sの除雪用機械部品
Spを所要タイミングで駆動するための駆動手段であ
る。この駆動手段4は、図5に示すように、ブレードや
スノープラウ等の除雪用機械部品Spを駆動せしめる流
体圧アクチュエーター41(本実施形態では油圧シリンダ
ー)と、この流体圧アクチュエーター41の動作量を調節
する制御弁42(本実施形態では電磁弁)と、前記流体圧
アクチュエーター41の駆動源となるポンプ43(本実施形
態では油圧ポンプ)とから構成されている。これによ
り、マンホールの蓋や橋梁ジョイント等の障害物M上を
除雪車Sが通過する際に、これらの路上障害物Mに衝突
しないよう除雪車Sに装備された除雪用機械部品Spを
回避動作させて、その機械部品Spの破損を防止するこ
とができる。
からの回避制御信号に基いて除雪車Sの除雪用機械部品
Spを所要タイミングで駆動するための駆動手段であ
る。この駆動手段4は、図5に示すように、ブレードや
スノープラウ等の除雪用機械部品Spを駆動せしめる流
体圧アクチュエーター41(本実施形態では油圧シリンダ
ー)と、この流体圧アクチュエーター41の動作量を調節
する制御弁42(本実施形態では電磁弁)と、前記流体圧
アクチュエーター41の駆動源となるポンプ43(本実施形
態では油圧ポンプ)とから構成されている。これによ
り、マンホールの蓋や橋梁ジョイント等の障害物M上を
除雪車Sが通過する際に、これらの路上障害物Mに衝突
しないよう除雪車Sに装備された除雪用機械部品Spを
回避動作させて、その機械部品Spの破損を防止するこ
とができる。
【0016】ここで、上記の除雪システムにおける障害
物回避動作の流れを図6に基いて説明する。まず、除雪
対象となる道路R上の路側に設置された発信手段1から
信号W(本実施形態では微弱電波)として発信された路
上障害物Mに関するID形式の識別情報を、除雪車Sに
搭載された受信アンテナ22により受信して、当該障害物
識別情報を受信機21により信号変換する。次に、信号変
換された障害物識別情報を制御手段3が受け取り障害物
Mの内容(障害物Mの位置、種類、サイズ等)を判別す
るとともに、除雪車Sの車速信号を速度計5から入力す
る。次いで、これら障害物Mの位置情報と除雪車Sの車
速情報とから除雪車Sの除雪用機械部品Spの回避動作
を行うべきタイミング(除雪用機械部品Spが障害物M
に衝突するのを回避するために、現時点から何秒後に当
該機械部品Spを除雪位置から上方に揺動させ、かつ、
障害物M通過後に元の除雪位置に復帰させるタイミン
グ)を制御手段3により算出して回避制御信号として出
力する。このタイミングを算出する場合、路上障害物M
の位置を知らせる発信手段1の設置場所は障害物Mから
前方へ一定間隔離れた位置にあり、この一定距離は既知
とする。その後、駆動手段4は、制御手段3からの回避
制御信号に基いて、除雪車Sが障害物Mの位置に到達し
たならば、ブレードやスノープラウ等の除雪用機械部品
Spの回避動作をON状態にして当該機械部品Spを除
雪位置から上方に揺動させるとともに、除雪車Sが障害
物Mの位置を通過したならば、除雪用機械部品Spの回
避動作をOFF状態にして当該機械部品Spを下方に揺
動させて元の除雪位置に復帰させる。このような一連の
障害物探知および回避動作は自動的に行われる。
物回避動作の流れを図6に基いて説明する。まず、除雪
対象となる道路R上の路側に設置された発信手段1から
信号W(本実施形態では微弱電波)として発信された路
上障害物Mに関するID形式の識別情報を、除雪車Sに
搭載された受信アンテナ22により受信して、当該障害物
識別情報を受信機21により信号変換する。次に、信号変
換された障害物識別情報を制御手段3が受け取り障害物
Mの内容(障害物Mの位置、種類、サイズ等)を判別す
るとともに、除雪車Sの車速信号を速度計5から入力す
る。次いで、これら障害物Mの位置情報と除雪車Sの車
速情報とから除雪車Sの除雪用機械部品Spの回避動作
を行うべきタイミング(除雪用機械部品Spが障害物M
に衝突するのを回避するために、現時点から何秒後に当
該機械部品Spを除雪位置から上方に揺動させ、かつ、
障害物M通過後に元の除雪位置に復帰させるタイミン
グ)を制御手段3により算出して回避制御信号として出
力する。このタイミングを算出する場合、路上障害物M
の位置を知らせる発信手段1の設置場所は障害物Mから
前方へ一定間隔離れた位置にあり、この一定距離は既知
とする。その後、駆動手段4は、制御手段3からの回避
制御信号に基いて、除雪車Sが障害物Mの位置に到達し
たならば、ブレードやスノープラウ等の除雪用機械部品
Spの回避動作をON状態にして当該機械部品Spを除
雪位置から上方に揺動させるとともに、除雪車Sが障害
物Mの位置を通過したならば、除雪用機械部品Spの回
避動作をOFF状態にして当該機械部品Spを下方に揺
動させて元の除雪位置に復帰させる。このような一連の
障害物探知および回避動作は自動的に行われる。
【0017】上記の如き回避動作を行うことが可能な路
上障害物自動探知式の除雪システムにより、従来の如く
ブレードやスノープラウなどの除雪用機械部品Spにシ
ヤーピンやセーフティーガードなどの保護部品を付加し
てその機械部品Spが路上障害物Mに衝突した際の破損
を最小限に抑えるというその場逃れの消極的な措置でな
く、除雪作業時における路上障害物Mに対する抜本的な
解決策を提供することができる。即ち、路上障害物Mの
識別情報を発信する発信手段1と除雪車Sに搭載された
受信手段2とによって路上障害物Mを予め自動的に探知
するという方式を採用しているため、除雪車Sに装備さ
れる除雪用機械部品Spに保護部品を付加することな
く、除雪用機械部品Spが路上障害物Mに衝突するのを
確実に回避することができ、しかも路上障害物Mに対す
る除雪オペレーターの監視負担も大幅に軽減することが
できる。
上障害物自動探知式の除雪システムにより、従来の如く
ブレードやスノープラウなどの除雪用機械部品Spにシ
ヤーピンやセーフティーガードなどの保護部品を付加し
てその機械部品Spが路上障害物Mに衝突した際の破損
を最小限に抑えるというその場逃れの消極的な措置でな
く、除雪作業時における路上障害物Mに対する抜本的な
解決策を提供することができる。即ち、路上障害物Mの
識別情報を発信する発信手段1と除雪車Sに搭載された
受信手段2とによって路上障害物Mを予め自動的に探知
するという方式を採用しているため、除雪車Sに装備さ
れる除雪用機械部品Spに保護部品を付加することな
く、除雪用機械部品Spが路上障害物Mに衝突するのを
確実に回避することができ、しかも路上障害物Mに対す
る除雪オペレーターの監視負担も大幅に軽減することが
できる。
【0018】最後に、本実施形態除雪システムを橋梁出
入口の2箇所のジョイント障害物に適用した例を図7お
よび図8に基いて説明する。図7においては、橋梁B両
端の入口部にジョイント障害物M1 、出口部にジョイン
ト障害物M2 があり、これら障害物M1 とM2 の路側の
前方近傍に発信手段1が各々設置されている状態を示し
てある。橋梁Bの両端における2箇所のジョイント障害
物M1 とM2 を回避する手順は図6に示す手順と同様で
あり、橋梁入口部のジョイント障害物M1 に対して障害
物探知および回避動作を行い、橋梁B上を走行した後、
橋梁出口部のジョイント障害物M2 に対して同様の動作
を行う(図8参照)。このように複数の障害物M1 ,M
2 に対して連続的に自動回避動作を行うことができる。
入口の2箇所のジョイント障害物に適用した例を図7お
よび図8に基いて説明する。図7においては、橋梁B両
端の入口部にジョイント障害物M1 、出口部にジョイン
ト障害物M2 があり、これら障害物M1 とM2 の路側の
前方近傍に発信手段1が各々設置されている状態を示し
てある。橋梁Bの両端における2箇所のジョイント障害
物M1 とM2 を回避する手順は図6に示す手順と同様で
あり、橋梁入口部のジョイント障害物M1 に対して障害
物探知および回避動作を行い、橋梁B上を走行した後、
橋梁出口部のジョイント障害物M2 に対して同様の動作
を行う(図8参照)。このように複数の障害物M1 ,M
2 に対して連続的に自動回避動作を行うことができる。
【0019】本発明の実施形態は概ね上記のとおりであ
るが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決
してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の
変更が可能であって、例えば、道路R上の障害物Mとし
ては、マンホールの蓋や橋梁ジョイント以外に路面上の
種々の凹凸部があり、その凹凸部の路傍近くに発信手段
1を設置すれば凹凸状障害物を探知して回避することが
可能であり、また、除雪用機械部品Spとして幅方向に
伸縮可能なブレードを採用している場合には、道路Rの
道幅が変わる境界位置近傍に発信手段1を設置して道幅
に応じてブレードを幅方向に伸縮させることにより、ブ
レードが路側の構造物に衝突することなく除雪作業を安
全かつスムーズに行うことも可能である。さらに、発信
手段1を路上障害物Mの裏面等に直接取り付けたり、逆
に障害物Mの遙か遠方に設置した発信手段1から電磁波
を発信したりすることも可能であり、また、本実施形態
の駆動手段4として、流体圧駆動源でなく電気によるア
クチュエーターを使用することも可能であり、これら何
れの変更態様も本発明の技術的範囲に属することは言う
までもない。
るが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決
してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の
変更が可能であって、例えば、道路R上の障害物Mとし
ては、マンホールの蓋や橋梁ジョイント以外に路面上の
種々の凹凸部があり、その凹凸部の路傍近くに発信手段
1を設置すれば凹凸状障害物を探知して回避することが
可能であり、また、除雪用機械部品Spとして幅方向に
伸縮可能なブレードを採用している場合には、道路Rの
道幅が変わる境界位置近傍に発信手段1を設置して道幅
に応じてブレードを幅方向に伸縮させることにより、ブ
レードが路側の構造物に衝突することなく除雪作業を安
全かつスムーズに行うことも可能である。さらに、発信
手段1を路上障害物Mの裏面等に直接取り付けたり、逆
に障害物Mの遙か遠方に設置した発信手段1から電磁波
を発信したりすることも可能であり、また、本実施形態
の駆動手段4として、流体圧駆動源でなく電気によるア
クチュエーターを使用することも可能であり、これら何
れの変更態様も本発明の技術的範囲に属することは言う
までもない。
【0020】
【発明の効果】以上実施形態を挙げて説明したとおり、
本発明にあっては、路上障害物の識別情報を発信する発
信手段と除雪車に搭載された受信手段とによって当該障
害物を予め自動的に探知するという方式を採用している
ので、除雪車に装備される除雪用機械部品に保護部品を
付加することなく、除雪用機械部品が路上障害物に衝突
するのを確実に回避することができ、しかも路上障害物
に対する除雪オペレーターの監視負担も大幅に軽減する
ことができる。よって、除雪作業におけるコスト低減、
作業効率の向上、および安全性の向上を図ることが可能
となり、産業上の利用価値は頗る大である。
本発明にあっては、路上障害物の識別情報を発信する発
信手段と除雪車に搭載された受信手段とによって当該障
害物を予め自動的に探知するという方式を採用している
ので、除雪車に装備される除雪用機械部品に保護部品を
付加することなく、除雪用機械部品が路上障害物に衝突
するのを確実に回避することができ、しかも路上障害物
に対する除雪オペレーターの監視負担も大幅に軽減する
ことができる。よって、除雪作業におけるコスト低減、
作業効率の向上、および安全性の向上を図ることが可能
となり、産業上の利用価値は頗る大である。
【図1】本発明の実施形態である除雪システムの概要を
示した全体説明図である。
示した全体説明図である。
【図2】本実施形態除雪システムのブロック線図であ
る。
る。
【図3】本実施形態除雪システムにおけるICカード型
発信機の設置状態を示す斜視説明図である。
発信機の設置状態を示す斜視説明図である。
【図4】本実施形態除雪システムにおけるICカード型
発信機の構成説明図である。
発信機の構成説明図である。
【図5】本実施形態除雪システムにおける除雪用機械部
品および駆動手段を拡大して示した側面説明図である。
品および駆動手段を拡大して示した側面説明図である。
【図6】本実施形態除雪システムにおける障害物回避動
作の流れを示すフロー説明図である。
作の流れを示すフロー説明図である。
【図7】本実施形態除雪システムを橋梁出入口の2箇所
のジョイント障害物に適用した例を示す平面説明図であ
る。
のジョイント障害物に適用した例を示す平面説明図であ
る。
【図8】図7のジョイント障害物の回避動作の流れを示
すフロー説明図である。
すフロー説明図である。
M、M1 ・M2 ・・・・Mn 障害物 R 道路 S 除雪車 Sp 除雪用機械部品 B 橋梁 P 標識ポール W 信号 1 発信手段 11 ICカード型発信機 2 受信手段 21 受信機 22 受信アンテナ 3 制御手段 4 駆動手段 41 流体圧アクチュエーター 42 制御弁 43 ポンプ 5 速度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五代 均 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 鈴木 一雄 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 渡邊 眞二 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 (72)発明者 井上 修一 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 除雪対象となる道路R上の障害物Mに関
する識別情報を信号Wとして発信する発信手段1と;こ
の発信手段1から発信された障害物識別情報を受信する
手段であって、前記道路Rを走行する除雪車Sに搭載さ
れた受信手段2と;この受信手段2からの障害物識別情
報を受け取り演算して回避制御信号を出力する制御手段
3と;この制御手段3からの回避制御信号に基いて除雪
車Sの除雪用機械部品Spを所要タイミングで駆動し
て、路上障害物Mの回避動作を行わせしめる駆動手段4
とを包含することを特徴とした路上障害物自動探知式の
除雪システム。 - 【請求項2】 発信手段1が、複数種の凹凸状障害物M
1 ・M2 ・・・・Mn の種類に関する識別情報を発信する請
求項1記載の、路上障害物自動探知式の除雪システム。 - 【請求項3】 発信手段1が発信する信号Wとして電磁
波を使用している請求項1または2記載の、路上障害物
自動探知式の除雪システム。 - 【請求項4】 発信手段1が、路傍近くに設置されたI
Cカード型発信機11から成り、当該除雪車Sが当面しよ
うとする路上障害物Mの識別情報を発信する請求項1〜
3の何れか一つに記載の、路上障害物自動探知式の除雪
システム。 - 【請求項5】 除雪車Sの車速を速度計5から制御手段
3に入力して、除雪用機械部品Spの回避動作を行うべ
きタイミングを算出する請求項1〜4の何れか一つに記
載の、路上障害物自動探知式の除雪システム。 - 【請求項6】 駆動手段4が、除雪用機械部品Spを駆
動せしめる流体圧アクチュエーター41と、この流体圧ア
クチュエーター41の動作量を調節する制御弁42と、前記
流体圧アクチュエーター41の駆動源となるポンプ43とを
包含する請求項1〜5の何れか一つに記載の、路上障害
物自動探知式の除雪システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9107538A JPH10298940A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 路上障害物自動探知式の除雪システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9107538A JPH10298940A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 路上障害物自動探知式の除雪システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10298940A true JPH10298940A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14461738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9107538A Pending JPH10298940A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 路上障害物自動探知式の除雪システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10298940A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000017626A (ja) * | 1998-07-01 | 2000-01-18 | Takuwa:Kk | 路面の除雪方法および路面の除雪システム |
| JP2018177496A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | Ihi運搬機械株式会社 | 港湾荷役機械の自動運転システム |
| CN109208522A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-01-15 | 徐州徐工环境技术有限公司 | 清扫车 |
| CN109680639A (zh) * | 2019-02-15 | 2019-04-26 | 湖北聚力汽车技术股份有限公司 | 一种具备自动避让功能的吸尘车副吸盘 |
| JP2020125600A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 株式会社Nichijo | 除雪車両の制御装置 |
| JP2022134147A (ja) * | 2021-03-03 | 2022-09-15 | 国土交通省北陸地方整備局長 | スノープラウの道路段差回避システム、及びそれを備えた除雪車 |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP9107538A patent/JPH10298940A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000017626A (ja) * | 1998-07-01 | 2000-01-18 | Takuwa:Kk | 路面の除雪方法および路面の除雪システム |
| JP2018177496A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | Ihi運搬機械株式会社 | 港湾荷役機械の自動運転システム |
| CN109208522A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-01-15 | 徐州徐工环境技术有限公司 | 清扫车 |
| JP2020125600A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 株式会社Nichijo | 除雪車両の制御装置 |
| CN109680639A (zh) * | 2019-02-15 | 2019-04-26 | 湖北聚力汽车技术股份有限公司 | 一种具备自动避让功能的吸尘车副吸盘 |
| JP2022134147A (ja) * | 2021-03-03 | 2022-09-15 | 国土交通省北陸地方整備局長 | スノープラウの道路段差回避システム、及びそれを備えた除雪車 |
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