JPH10299251A - コンクリート構造物の施工法 - Google Patents
コンクリート構造物の施工法Info
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- JPH10299251A JPH10299251A JP12156497A JP12156497A JPH10299251A JP H10299251 A JPH10299251 A JP H10299251A JP 12156497 A JP12156497 A JP 12156497A JP 12156497 A JP12156497 A JP 12156497A JP H10299251 A JPH10299251 A JP H10299251A
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Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セメントまたは高炉スラグ等の微粒子をペー
スト状に生成したものを、上記空隙部にポンプの圧力を
利用して充填し、コンクリート構造物のヒビ我を簡便に
補修することができるコンクリート構造物のヒビ割れ補
修方法を提供する。 【解決手段】 未固化状態のコンクリートに、ポンプの
圧力を利用してセメントまたは高炉スラグ等の微粒子を
ペースト状にしてコンクリート中の空隙部に圧入するこ
とを特徴とするコンクリート構造物のヒビ割れ補修方
法。
スト状に生成したものを、上記空隙部にポンプの圧力を
利用して充填し、コンクリート構造物のヒビ我を簡便に
補修することができるコンクリート構造物のヒビ割れ補
修方法を提供する。 【解決手段】 未固化状態のコンクリートに、ポンプの
圧力を利用してセメントまたは高炉スラグ等の微粒子を
ペースト状にしてコンクリート中の空隙部に圧入するこ
とを特徴とするコンクリート構造物のヒビ割れ補修方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、打ち込まれた生
コンクリート中にセメントまたは高炉スラグ等の微粒子
をペースト状にして補充圧入するコンクリート構造物の
ヒビ割れ補修方法に関する。
コンクリート中にセメントまたは高炉スラグ等の微粒子
をペースト状にして補充圧入するコンクリート構造物の
ヒビ割れ補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、我国においてはポンプ工法(生コ
ンクリートをポンプの圧力で打ち込み場所まで圧送する
工法)が広く普及しており、多くの作業現場でこの工法
が採用されている。一般に、ポンプ工法では生コンクリ
ートを圧送する関係上、比較的水量の多い軟練りの生コ
ンクリートが使用されている。
ンクリートをポンプの圧力で打ち込み場所まで圧送する
工法)が広く普及しており、多くの作業現場でこの工法
が採用されている。一般に、ポンプ工法では生コンクリ
ートを圧送する関係上、比較的水量の多い軟練りの生コ
ンクリートが使用されている。
【0003】そして、上記生コンクリートにはセメン
ト、水、骨材(砂、砂利)等の材料が含まれるが、コン
クリートの流動性を高めるために水の含有量が多く(ス
ランプが大きい)、このような生コンクリートを打込ん
だ場合には、余分な水及び打込み中に巻き込まれた空気
の気泡等がコンクリート中に混在して硬化することにな
る。
ト、水、骨材(砂、砂利)等の材料が含まれるが、コン
クリートの流動性を高めるために水の含有量が多く(ス
ランプが大きい)、このような生コンクリートを打込ん
だ場合には、余分な水及び打込み中に巻き込まれた空気
の気泡等がコンクリート中に混在して硬化することにな
る。
【0004】コンクリートは打ち込みの後、型枠内のす
みずみまで充填され、かつ、コンクリートが密実になる
よう充分締め固めなければならない。スランプが適切な
コンクリートを用いた打ち込みによれば、コンクリート
の強度、耐久性、水密性などの優れたコンクリートの形
成に役立つことになる。
みずみまで充填され、かつ、コンクリートが密実になる
よう充分締め固めなければならない。スランプが適切な
コンクリートを用いた打ち込みによれば、コンクリート
の強度、耐久性、水密性などの優れたコンクリートの形
成に役立つことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コンクリートは、セメントペーストの乾燥収縮に伴い、
多くのヒビ割れが生じることはよく知られているが、こ
の乾燥収縮に伴うヒビ割れは、コンクリートの宿命とも
言われ、殆どのコンクリート構造物に見られるのが現状
である。
コンクリートは、セメントペーストの乾燥収縮に伴い、
多くのヒビ割れが生じることはよく知られているが、こ
の乾燥収縮に伴うヒビ割れは、コンクリートの宿命とも
言われ、殆どのコンクリート構造物に見られるのが現状
である。
【0006】このようなヒビ割れは、コンクリートの耐
久性や強度等を著しく損ねるばかりではなく、ヒビ割れ
幅が0.2mmを越えるものに対しての補修、即ち、こ
のヒビ割れにより発生する空隙部を埋める補修が必要不
可欠となっている。
久性や強度等を著しく損ねるばかりではなく、ヒビ割れ
幅が0.2mmを越えるものに対しての補修、即ち、こ
のヒビ割れにより発生する空隙部を埋める補修が必要不
可欠となっている。
【0007】このようなヒビ割れを防ぐ手段としては、
セメントペースト中の水分を減らしたり、コンクリート
表面付近に鉄筋を配置して、該鉄筋の拘束力でヒビ割れ
の発生を防止する等、種々の提案がなされてはいるもの
の、練り混ぜ水によってコンクリート内部に無数の空隙
が発生するのを防ぐことは、事実上困難であり、事前に
ヒビ割れを有効に防止する手段は、現状では見当たらな
い。
セメントペースト中の水分を減らしたり、コンクリート
表面付近に鉄筋を配置して、該鉄筋の拘束力でヒビ割れ
の発生を防止する等、種々の提案がなされてはいるもの
の、練り混ぜ水によってコンクリート内部に無数の空隙
が発生するのを防ぐことは、事実上困難であり、事前に
ヒビ割れを有効に防止する手段は、現状では見当たらな
い。
【0008】そこで、従来では、事後的な手段ではある
が、上記空隙を補修する方法として、圧力を加えて空隙
を壊す方法や、遠心力を与えて空隙を壊す方法或は材料
を充填して空隙を埋める方法等が種々提案されている。
が、上記空隙を補修する方法として、圧力を加えて空隙
を壊す方法や、遠心力を与えて空隙を壊す方法或は材料
を充填して空隙を埋める方法等が種々提案されている。
【0009】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、所謂事後的な
手段の内、材料を充填して空隙を埋める方法に属する発
明であり、セメントまたは高炉スラグ等の微粒子をペー
スト状に生成したものを、上記空隙部にポンプの圧力を
利用して充填し補修することを特徴とするコンクリート
構造物のヒビ割れ補修方法を提供しようとするものであ
る。
ものであって、その目的とするところは、所謂事後的な
手段の内、材料を充填して空隙を埋める方法に属する発
明であり、セメントまたは高炉スラグ等の微粒子をペー
スト状に生成したものを、上記空隙部にポンプの圧力を
利用して充填し補修することを特徴とするコンクリート
構造物のヒビ割れ補修方法を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るコンクリート構造物のヒビ割れ補修
方法は、未固化状態のコンクリートに、ポンプの圧力を
利用してセメントまたは高炉スラグ等の微粒子をペース
ト状にしてコンクリート中の空隙部に圧入することを特
徴とするものである。
め、この発明に係るコンクリート構造物のヒビ割れ補修
方法は、未固化状態のコンクリートに、ポンプの圧力を
利用してセメントまたは高炉スラグ等の微粒子をペース
ト状にしてコンクリート中の空隙部に圧入することを特
徴とするものである。
【0011】この発明において用いられる高炉スラグ
は、セメント粉より細かな粒径の潜在水硬性を有するも
のが用いられ、セメントのアルカリ性による刺激で硬化
するものが用いられる。
は、セメント粉より細かな粒径の潜在水硬性を有するも
のが用いられ、セメントのアルカリ性による刺激で硬化
するものが用いられる。
【0012】この場合、上記セメントまたは高炉スラグ
等の微粒子をペースト状に生成したもの(以下、補修用
セメントという。)は、コンクリート打設したときに、
該コンクリート内に挿入され振動を与えるバイブレータ
の抜き穴を利用し充填するのが、新たな穴をあける必要
がなく施工が容易となるので好適である。勿論、空隙が
大きな場合には、上記ポンプに接続されたパイプを空隙
部の奥に挿入し、補修用セメントを注入し充填すればよ
い。
等の微粒子をペースト状に生成したもの(以下、補修用
セメントという。)は、コンクリート打設したときに、
該コンクリート内に挿入され振動を与えるバイブレータ
の抜き穴を利用し充填するのが、新たな穴をあける必要
がなく施工が容易となるので好適である。勿論、空隙が
大きな場合には、上記ポンプに接続されたパイプを空隙
部の奥に挿入し、補修用セメントを注入し充填すればよ
い。
【0013】また、この発明において用いることができ
るポンプは、セメントペーストのような粘性を有する流
動体を圧送できるポンプであれば公知の各種のポンプを
用いることができるが、例えば、市販されている「グリ
ースポンプ」のようなポンプを用いるのが好適である。
るポンプは、セメントペーストのような粘性を有する流
動体を圧送できるポンプであれば公知の各種のポンプを
用いることができるが、例えば、市販されている「グリ
ースポンプ」のようなポンプを用いるのが好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態例に
係るコンクリート構造物のヒビ割れ補修方法を詳細に説
明する。
係るコンクリート構造物のヒビ割れ補修方法を詳細に説
明する。
【0015】図1に示すように、先ず、セメントまたは
高炉スラグ等の微粒子をペースト状に生成した補修用セ
メント1を、グリースポンプ2に連通接続されたパイプ
3を介して、コンクリート構造物4に生成された空隙部
5に充填する。
高炉スラグ等の微粒子をペースト状に生成した補修用セ
メント1を、グリースポンプ2に連通接続されたパイプ
3を介して、コンクリート構造物4に生成された空隙部
5に充填する。
【0016】このとき、上記パイプ3の先端部は、上記
空隙部5の最深部分まで挿入するのが望ましく、上記補
修用セメント1の注入を開始した後は、上記パイプ3を
補修セメント注入速度に対応させて徐々に引き抜くこと
で、密に充填することができ空隙部5を完全に埋めるこ
とができる。
空隙部5の最深部分まで挿入するのが望ましく、上記補
修用セメント1の注入を開始した後は、上記パイプ3を
補修セメント注入速度に対応させて徐々に引き抜くこと
で、密に充填することができ空隙部5を完全に埋めるこ
とができる。
【0017】本形態例において、補修用セメント1は、
セメント及び骨材(砂、砂利等)等が混合生成されたも
のの他、高炉スラグを用いることができる。この高炉ス
ラグは、セメント粉より細かな粒径の潜在水硬性を有す
るものが用いられ、セメントのアルカリ性による刺激で
硬化する性質を有している。
セメント及び骨材(砂、砂利等)等が混合生成されたも
のの他、高炉スラグを用いることができる。この高炉ス
ラグは、セメント粉より細かな粒径の潜在水硬性を有す
るものが用いられ、セメントのアルカリ性による刺激で
硬化する性質を有している。
【0018】このようにして、補修用セメント1をグリ
ースポンプ2で空隙部5に徐々に充填することで、コン
クリート強度を低下させるヒビ割れを、同質材で塞ぐこ
とができ、また、この補修用セメント1との結合によ
り、コンクリート強度の復元を図ることができる。この
とき、空隙部5内の空気は、補修用セメント1が空隙部
5の最深部から徐々に充填し、この充填された補修用セ
メント1内に気泡が発生しないように留意して施工を行
なうことが重要である。
ースポンプ2で空隙部5に徐々に充填することで、コン
クリート強度を低下させるヒビ割れを、同質材で塞ぐこ
とができ、また、この補修用セメント1との結合によ
り、コンクリート強度の復元を図ることができる。この
とき、空隙部5内の空気は、補修用セメント1が空隙部
5の最深部から徐々に充填し、この充填された補修用セ
メント1内に気泡が発生しないように留意して施工を行
なうことが重要である。
【0019】従って、上記実施の形態例によれば、補修
用セメント1がコンクリート構造物の空隙部5に充填さ
れることで、コンクリート密度は高められて、密実で強
度、耐久性等の性能を、容易な施工作業により現場で復
元させることができる。
用セメント1がコンクリート構造物の空隙部5に充填さ
れることで、コンクリート密度は高められて、密実で強
度、耐久性等の性能を、容易な施工作業により現場で復
元させることができる。
【0020】また、この形態例にあっては、ポンプ圧力
を利用して補修用セメント1をパイプ3で充填すること
ができるので、例えば、鉄筋が近接しているような狭い
部位でも、該補修用セメント1の充填作業を簡単に行な
うことができる。
を利用して補修用セメント1をパイプ3で充填すること
ができるので、例えば、鉄筋が近接しているような狭い
部位でも、該補修用セメント1の充填作業を簡単に行な
うことができる。
【0021】さらに、充填する補修用セメント1の材料
混合の割合、充填時間、パイプ3の空隙部5への挿入の
程度等を制御することでコンクリート構造物の補修品質
を所望どうりに改善できる。さらに、上記充填作業を行
った箇所は、作業跡が目視で観察できることから、後で
作業状況の検査をするのが容易である。
混合の割合、充填時間、パイプ3の空隙部5への挿入の
程度等を制御することでコンクリート構造物の補修品質
を所望どうりに改善できる。さらに、上記充填作業を行
った箇所は、作業跡が目視で観察できることから、後で
作業状況の検査をするのが容易である。
【0022】尚、上記形態例では、補修用セメント1を
圧送するポンプとして「グリースポンプ」を用いた場合
を例にとり説明したが、この発明にあってはこれに限定
されるものではなく、粘性がある流動体を所要の圧力で
送出できるものであれば、公知の各種ポンプの他、公知
の各種圧送手段を適用することができる。
圧送するポンプとして「グリースポンプ」を用いた場合
を例にとり説明したが、この発明にあってはこれに限定
されるものではなく、粘性がある流動体を所要の圧力で
送出できるものであれば、公知の各種ポンプの他、公知
の各種圧送手段を適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るコ
ンクリート構造物のヒビ割れ補修方法によれば、極めて
簡便な作業により、コンクリート構造物のヒビ割れを簡
単に補修することができ、これによりコンクリートの密
度が高められ、密実で強度の回復を図り、耐久性の向上
を図ることができる、という優れた効果が得られる。
ンクリート構造物のヒビ割れ補修方法によれば、極めて
簡便な作業により、コンクリート構造物のヒビ割れを簡
単に補修することができ、これによりコンクリートの密
度が高められ、密実で強度の回復を図り、耐久性の向上
を図ることができる、という優れた効果が得られる。
【図1】この発明の実施の一形態例に係るコンクリート
材料充填装置の構成を示す全体図である。
材料充填装置の構成を示す全体図である。
1 補修用セメント 2 グリースポンプ 3 パイプ 4 コンクリート構造物 5 空隙部
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 コンクリート構造物の施工法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、打ち込まれた生
コンクリート中にセメント又は高炉スラグ等の微粒子を
ペースト状にして圧入するコンクリート構造物の施工法
に関する。
コンクリート中にセメント又は高炉スラグ等の微粒子を
ペースト状にして圧入するコンクリート構造物の施工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、我国においてはポンプ工法(生コ
ンクリートをポンプの圧力で打ち込み場所まで圧送する
工法)が広く普及しており、多くの作業現場でこの工法
が採用されている。一般に、ポンプ工法では生コンクリ
ートを圧送する関係上、比較的水量の多い軟練りの生コ
ンクリートが使用されている。
ンクリートをポンプの圧力で打ち込み場所まで圧送する
工法)が広く普及しており、多くの作業現場でこの工法
が採用されている。一般に、ポンプ工法では生コンクリ
ートを圧送する関係上、比較的水量の多い軟練りの生コ
ンクリートが使用されている。
【0003】そして、上記生コンクリートにはセメン
ト、水、骨材(砂、砂利)等の材料が含まれるが、コン
クリートの流動性を高めるために水の含有量が多く(ス
ランプが大きい)、このような生コンクリートを打込ん
だ場合には、余分な水及び打込み中に巻き込まれた空気
の気泡等がコンクリート中に混在して硬化することにな
る。
ト、水、骨材(砂、砂利)等の材料が含まれるが、コン
クリートの流動性を高めるために水の含有量が多く(ス
ランプが大きい)、このような生コンクリートを打込ん
だ場合には、余分な水及び打込み中に巻き込まれた空気
の気泡等がコンクリート中に混在して硬化することにな
る。
【0004】コンクリートは打ち込みの後、型枠内のす
みずみまで充填され、かつ、コンクリートが密実になる
よう充分締め固めなければならない。スランプが適切な
コンクリートを用いた打ち込みによれば、コンクリート
の強度、耐久性、水密性などの優れたコンクリートの形
成に役立つことになる。
みずみまで充填され、かつ、コンクリートが密実になる
よう充分締め固めなければならない。スランプが適切な
コンクリートを用いた打ち込みによれば、コンクリート
の強度、耐久性、水密性などの優れたコンクリートの形
成に役立つことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コンクリートは、セメントペーストの乾燥収縮に伴い、
多くの割れが生じることはよく知られているが、この乾
燥収縮に伴う割れは、コンクリートの宿命とも言われ、
殆どのコンクリート構造物に見られるのが現状である。
コンクリートは、セメントペーストの乾燥収縮に伴い、
多くの割れが生じることはよく知られているが、この乾
燥収縮に伴う割れは、コンクリートの宿命とも言われ、
殆どのコンクリート構造物に見られるのが現状である。
【0006】このような割れは、コンクリートの耐久性
や強度等を著しく損ねるばかりではなく、割れ幅が0.
2mmを越えるものに対しての充填、即ち、この割れに
より発生する空隙部を埋める充填作業や補修作業が必要
不可欠となっている。
や強度等を著しく損ねるばかりではなく、割れ幅が0.
2mmを越えるものに対しての充填、即ち、この割れに
より発生する空隙部を埋める充填作業や補修作業が必要
不可欠となっている。
【0007】このような割れを防ぐ手段としては、セメ
ントペースト中の水分を減らしたり、コンクリート表面
付近に鉄筋を配置して、該鉄筋の拘束力で割れの発生を
防止する等、種々の提案がなされてはいるものの、練り
混ぜ水によってコンクリート内部に無数の空隙が発生す
るのを防ぐことは、事実上困難であり、事前に割れを有
効に防止する手段は、現状では見当たらない。
ントペースト中の水分を減らしたり、コンクリート表面
付近に鉄筋を配置して、該鉄筋の拘束力で割れの発生を
防止する等、種々の提案がなされてはいるものの、練り
混ぜ水によってコンクリート内部に無数の空隙が発生す
るのを防ぐことは、事実上困難であり、事前に割れを有
効に防止する手段は、現状では見当たらない。
【0008】そこで、従来では、事後的な手段ではある
が、上記空隙を補修する方法として、圧力を加えて空隙
を壊す方法や、遠心力を与えて空隙を壊す方法或は材料
を充填して空隙を埋める方法等が種々提案されている。
が、上記空隙を補修する方法として、圧力を加えて空隙
を壊す方法や、遠心力を与えて空隙を壊す方法或は材料
を充填して空隙を埋める方法等が種々提案されている。
【0009】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、材料を充填し
て空隙を埋める方法に属する発明であり、セメントまた
は高炉スラグ等の微粒子をペースト状に生成したもの
を、上記空隙部にポンプの圧力を利用して充填し或は補
修することを特徴とするコンクリート構造物の施工法を
提供しようとするものである。
ものであって、その目的とするところは、材料を充填し
て空隙を埋める方法に属する発明であり、セメントまた
は高炉スラグ等の微粒子をペースト状に生成したもの
を、上記空隙部にポンプの圧力を利用して充填し或は補
修することを特徴とするコンクリート構造物の施工法を
提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るコンクリート構造物の施工法は、未
固化状態のコンクリートに、ポンプの圧力を利用してセ
メントまたは高炉スラグ等の微粒子をペースト状にして
コンクリート中の空隙部に圧入することを特徴とするも
のである。
め、この発明に係るコンクリート構造物の施工法は、未
固化状態のコンクリートに、ポンプの圧力を利用してセ
メントまたは高炉スラグ等の微粒子をペースト状にして
コンクリート中の空隙部に圧入することを特徴とするも
のである。
【0011】この発明において用いられる高炉スラグ
は、セメント粉より細かな粒径の潜在水硬性を有するも
のが用いられ、セメントのアルカリ性による刺激で硬化
するものが用いられる。
は、セメント粉より細かな粒径の潜在水硬性を有するも
のが用いられ、セメントのアルカリ性による刺激で硬化
するものが用いられる。
【0012】この場合、上記セメントまたは高炉スラグ
等の微粒子をペースト状に生成したもの(以下、補修用
セメントという。)は、コンクリート打設したときに、
該コンクリート内に挿入され振動を与えるバイブレータ
の抜き穴を利用し充填するのが、新たな穴をあける必要
がなく施工が容易となるので好適である。勿論、空隙が
大きな場合には、上記ポンプに接続されたパイプを空隙
部の奥に挿入し、充填或は補修用セメントを注入すれば
よい。
等の微粒子をペースト状に生成したもの(以下、補修用
セメントという。)は、コンクリート打設したときに、
該コンクリート内に挿入され振動を与えるバイブレータ
の抜き穴を利用し充填するのが、新たな穴をあける必要
がなく施工が容易となるので好適である。勿論、空隙が
大きな場合には、上記ポンプに接続されたパイプを空隙
部の奥に挿入し、充填或は補修用セメントを注入すれば
よい。
【0013】また、この発明において用いることができ
るポンプは、セメントペーストのような粘性を有する流
動体を圧送できるポンプであれば公知の各種のポンプを
用いることができるが、例えば、市販されている「グリ
ースポンプ」のようなポンプを用いるのが好適である。
るポンプは、セメントペーストのような粘性を有する流
動体を圧送できるポンプであれば公知の各種のポンプを
用いることができるが、例えば、市販されている「グリ
ースポンプ」のようなポンプを用いるのが好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態例に
係るコンクリート構造物の施工法を詳細に説明する。
係るコンクリート構造物の施工法を詳細に説明する。
【0015】図1に示すように、先ず、セメントまたは
高炉スラグ等の微粒子をペースト状に生成した充填用セ
メント1を、グリースポンプ2に連通接続されたパイプ
3を介して、コンクリート構造物4に生成された空隙部
5に充填する。
高炉スラグ等の微粒子をペースト状に生成した充填用セ
メント1を、グリースポンプ2に連通接続されたパイプ
3を介して、コンクリート構造物4に生成された空隙部
5に充填する。
【0016】このとき、上記パイプ3の先端部は、上記
空隙部5の最深部分まで挿入するのが望ましく、上記充
填用セメント1の注入を開始した後は、上記パイプ3を
補修セメント注入速度に対応させて徐々に引き抜くこと
で、密に充填することができ空隙部5を完全に埋めるこ
とができる。
空隙部5の最深部分まで挿入するのが望ましく、上記充
填用セメント1の注入を開始した後は、上記パイプ3を
補修セメント注入速度に対応させて徐々に引き抜くこと
で、密に充填することができ空隙部5を完全に埋めるこ
とができる。
【0017】本形態例において、充填用セメント1は、
セメント及び骨材(砂、砂利等)等が混合生成されたも
のの他、高炉スラグを用いることができる。この高炉ス
ラグは、セメント粉より細かな粒径の潜在水硬性を有す
るものが用いられ、セメントのアルカリ性による刺激で
硬化する性質を有している。
セメント及び骨材(砂、砂利等)等が混合生成されたも
のの他、高炉スラグを用いることができる。この高炉ス
ラグは、セメント粉より細かな粒径の潜在水硬性を有す
るものが用いられ、セメントのアルカリ性による刺激で
硬化する性質を有している。
【0018】このようにして、充填用セメント1をグリ
ースポンプ2で空隙部5に徐々に充填することで、コン
クリート強度を低下させる割れを、同質材で塞ぐことが
でき、また、この充填用セメント1との結合により、コ
ンクリート強度の復元を図ることができる。このとき、
空隙部5内の空気は、充填用セメント1が空隙部5の最
深部から徐々に充填し、この充填された充填用セメント
1内に気泡が発生しないように留意して施工を行なうこ
とが重要である。
ースポンプ2で空隙部5に徐々に充填することで、コン
クリート強度を低下させる割れを、同質材で塞ぐことが
でき、また、この充填用セメント1との結合により、コ
ンクリート強度の復元を図ることができる。このとき、
空隙部5内の空気は、充填用セメント1が空隙部5の最
深部から徐々に充填し、この充填された充填用セメント
1内に気泡が発生しないように留意して施工を行なうこ
とが重要である。
【0019】従って、上記実施の形態例によれば、充填
用セメント1がコンクリート構造物の空隙部5に充填さ
れることで、コンクリート密度は高められて、密実で強
度、耐久性等の性能を、容易な施工作業により現場で復
元させることができる。
用セメント1がコンクリート構造物の空隙部5に充填さ
れることで、コンクリート密度は高められて、密実で強
度、耐久性等の性能を、容易な施工作業により現場で復
元させることができる。
【0020】また、この形態例にあっては、ポンプ圧力
を利用して充填用セメント1をパイプ3で充填すること
ができるので、例えば、鉄筋が近接しているような狭い
部位でも、該充填用セメント1の充填作業を簡単に行な
うことができる。
を利用して充填用セメント1をパイプ3で充填すること
ができるので、例えば、鉄筋が近接しているような狭い
部位でも、該充填用セメント1の充填作業を簡単に行な
うことができる。
【0021】さらに、充填する充填用セメント1の材料
混合の割合、充填時間、パイプ3の空隙部5への挿入の
程度等を制御することでコンクリート構造物の充填品質
・補修品質を所望どうりに改善できる。さらに、上記充
填作業を行った箇所は、作業跡が目視で観察できること
から、後で作業状況の検査をするのが容易である。
混合の割合、充填時間、パイプ3の空隙部5への挿入の
程度等を制御することでコンクリート構造物の充填品質
・補修品質を所望どうりに改善できる。さらに、上記充
填作業を行った箇所は、作業跡が目視で観察できること
から、後で作業状況の検査をするのが容易である。
【0022】尚、上記形態例では、充填用セメント1を
圧送するポンプとして「グリースポンプ」を用いた場合
を例にとり説明したが、この発明にあってはこれに限定
されるものではなく、粘性がある流動体を所要の圧力で
送出できるものであれば、公知の各種ポンプの他、公知
の各種圧送手段を適用することができる。
圧送するポンプとして「グリースポンプ」を用いた場合
を例にとり説明したが、この発明にあってはこれに限定
されるものではなく、粘性がある流動体を所要の圧力で
送出できるものであれば、公知の各種ポンプの他、公知
の各種圧送手段を適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るコ
ンクリート構造物の施工法によれば、極めて簡便な作業
により、コンクリート構造物の割れを簡単に充填し或は
補修することができ、これによりコンクリートの密度が
高められ、密実で強度の回復を図り、耐久性の向上を図
ることができる、という優れた効果が得られる。
ンクリート構造物の施工法によれば、極めて簡便な作業
により、コンクリート構造物の割れを簡単に充填し或は
補修することができ、これによりコンクリートの密度が
高められ、密実で強度の回復を図り、耐久性の向上を図
ることができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係るコンクリート
材料充填装置の構成を示す全体図である。
材料充填装置の構成を示す全体図である。
【符号の説明】 1 充填用セメント 2 グリースポンプ 3 パイプ 4 コンクリート構造物 5 空隙部
Claims (2)
- 【請求項1】 未固化状態のコンクリートに、ポンプの
圧力を利用してセメントまたは高炉スラグ等の微粒子を
ペースト状にしてコンクリート中の空隙部に圧入するこ
とを特徴とするコンクリート構造物のヒビ割れ補修方
法。 - 【請求項2】 前記セメントまたは高炉スラグ等の微粒
子をペースト状に生成したものは、コンクリート打設し
たときに、該コンクリート内に挿入され振動を与えるバ
イブレータの抜き穴を利用してポンプ圧力で充填される
ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート構造物
のヒビ割れ補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12156497A JPH10299251A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | コンクリート構造物の施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12156497A JPH10299251A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | コンクリート構造物の施工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10299251A true JPH10299251A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14814363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12156497A Pending JPH10299251A (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | コンクリート構造物の施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10299251A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022049516A (ja) * | 2020-09-16 | 2022-03-29 | Fsテクニカル株式会社 | セメントスラリーおよびセメントスラリーの注入方法 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP12156497A patent/JPH10299251A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022049516A (ja) * | 2020-09-16 | 2022-03-29 | Fsテクニカル株式会社 | セメントスラリーおよびセメントスラリーの注入方法 |
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