JPH10299739A - 締結装置 - Google Patents
締結装置Info
- Publication number
- JPH10299739A JPH10299739A JP12168097A JP12168097A JPH10299739A JP H10299739 A JPH10299739 A JP H10299739A JP 12168097 A JP12168097 A JP 12168097A JP 12168097 A JP12168097 A JP 12168097A JP H10299739 A JPH10299739 A JP H10299739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastening
- fastening member
- outer periphery
- operating member
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 締付トルクの管理機能を備えた締付工具を用
いることなく、締結部材を所定のトルクで確実に締め付
けることができ、かつ、締め付けが完了すると通常の工
具では容易に取り外すことができない締結装置を提供す
ること。 【解決手段】 締結装置を、外周を正六角柱形状に形成
するとともに、中心部に透孔11を穿設した操作部材1
と、外周を円柱形状に形成するとともに、中心部に雌ね
じ21を刻設した締結部材2と、操作部材1と締結部材
2とを接着する接着剤層3とから構成する。
いることなく、締結部材を所定のトルクで確実に締め付
けることができ、かつ、締め付けが完了すると通常の工
具では容易に取り外すことができない締結装置を提供す
ること。 【解決手段】 締結装置を、外周を正六角柱形状に形成
するとともに、中心部に透孔11を穿設した操作部材1
と、外周を円柱形状に形成するとともに、中心部に雌ね
じ21を刻設した締結部材2と、操作部材1と締結部材
2とを接着する接着剤層3とから構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、締結装置に関し、
特に、締付トルクの管理機能を備えた締付工具を用いる
ことなく、締結部材を所定のトルクで締め付けることが
でき、さらに、締め付けが完了すると通常の工具では容
易に取り外すことができない締結装置に関するものであ
る。
特に、締付トルクの管理機能を備えた締付工具を用いる
ことなく、締結部材を所定のトルクで締め付けることが
でき、さらに、締め付けが完了すると通常の工具では容
易に取り外すことができない締結装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、機械装置、機械部品等の締結に用
いられるボルト、ナット等の締結部材を所定のトルクで
締め付けるために、締付トルクの測定、管理機能を備え
た空気圧駆動のトルクレンチ等の締付工具が用いられて
いる。
いられるボルト、ナット等の締結部材を所定のトルクで
締め付けるために、締付トルクの測定、管理機能を備え
た空気圧駆動のトルクレンチ等の締付工具が用いられて
いる。
【0003】また、締結部材の締め付けが完了すると、
通常の工具では容易に取り外すことができないようにす
るために、トルクスボルト、トルクスナット等の特殊な
構造の締結部材が用いられている。
通常の工具では容易に取り外すことができないようにす
るために、トルクスボルト、トルクスナット等の特殊な
構造の締結部材が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の締付
トルクの測定、管理機能を備えた空気圧駆動のトルクレ
ンチは、設備にコストを要するとともに、駆動源の空気
圧の変動等によって設定トルクが変動しやすく、特に高
い締め付け精度が要求される場合には、他の締付トルク
の測定、管理機能を備えた締付工具を併用する必要があ
り、このため、締め付け作業の作業効率が低下するとと
もに、締付作業の確認漏れ等が起こりやすく、確実性の
点でも問題があった。
トルクの測定、管理機能を備えた空気圧駆動のトルクレ
ンチは、設備にコストを要するとともに、駆動源の空気
圧の変動等によって設定トルクが変動しやすく、特に高
い締め付け精度が要求される場合には、他の締付トルク
の測定、管理機能を備えた締付工具を併用する必要があ
り、このため、締め付け作業の作業効率が低下するとと
もに、締付作業の確認漏れ等が起こりやすく、確実性の
点でも問題があった。
【0005】また、従来用いられているトルクスボル
ト、トルクスナット等の特殊な構造の締結部材は、ある
程度の工具が揃っていれば、これを簡単に取り外すこと
ができるため、締め付けが完了すると通常の工具では容
易に取り外すことができないようにするという要求を完
全に満たすものではなかった。
ト、トルクスナット等の特殊な構造の締結部材は、ある
程度の工具が揃っていれば、これを簡単に取り外すこと
ができるため、締め付けが完了すると通常の工具では容
易に取り外すことができないようにするという要求を完
全に満たすものではなかった。
【0006】本発明は、上記従来の締結部材の有する問
題点を解決し、締付トルクの管理機能を備えた締付工具
を用いることなく、締結部材を所定のトルクで確実に締
め付けることができる締結装置を提供することを第1の
目的とする。また、本発明は、締め付けが完了すると通
常の工具では容易に取り外すことができない締結装置を
提供することを第2の目的とする。
題点を解決し、締付トルクの管理機能を備えた締付工具
を用いることなく、締結部材を所定のトルクで確実に締
め付けることができる締結装置を提供することを第1の
目的とする。また、本発明は、締め付けが完了すると通
常の工具では容易に取り外すことができない締結装置を
提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の締結装置は、ねじを形成した締結部材
と、所定のトルクが加わったときに締結部材から分離す
るように、締結部材に接着剤層を介して接着した操作部
材とからなることを特徴とする。
るため、本発明の締結装置は、ねじを形成した締結部材
と、所定のトルクが加わったときに締結部材から分離す
るように、締結部材に接着剤層を介して接着した操作部
材とからなることを特徴とする。
【0008】この場合において、締結部材に形成するね
じは、雌ねじ又は雄ねじとすることができる。
じは、雌ねじ又は雄ねじとすることができる。
【0009】また、操作部材の外周を正六角柱形状に形
成することができる。
成することができる。
【0010】この締結装置は、操作部材と締結部材とを
接着剤層を介して接着し、一体化した状態で、操作部材
を操作することにより、接着剤層を介して締結部材を締
め付ける。そして、操作部材に所定のトルクが加わる
と、接着剤層が破断し、それ以上の締め付けが行われ
ず、締付トルクの管理機能を備えた締付工具を用いるこ
となく、締結部材を所定のトルクで確実に締め付けるこ
とができる。また、操作部材は、締め付けが完了すると
締結部材から分離されるため、この締結部材の個数を管
理することにより、締付作業の確認を行うことができ
る。
接着剤層を介して接着し、一体化した状態で、操作部材
を操作することにより、接着剤層を介して締結部材を締
め付ける。そして、操作部材に所定のトルクが加わる
と、接着剤層が破断し、それ以上の締め付けが行われ
ず、締付トルクの管理機能を備えた締付工具を用いるこ
となく、締結部材を所定のトルクで確実に締め付けるこ
とができる。また、操作部材は、締め付けが完了すると
締結部材から分離されるため、この締結部材の個数を管
理することにより、締付作業の確認を行うことができ
る。
【0011】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の締結装置は、締結部材の外周を円柱形状に形成し
たことを特徴とする。
発明の締結装置は、締結部材の外周を円柱形状に形成し
たことを特徴とする。
【0012】この締結装置は、締め付けが完了すると、
操作部材が締結部材から分離し、外周を円柱形状に形成
した締結部材だけが残されるため、締結部材は通常の工
具では容易に取り外すことができないものとなる。
操作部材が締結部材から分離し、外周を円柱形状に形成
した締結部材だけが残されるため、締結部材は通常の工
具では容易に取り外すことができないものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の締結装置の実施の
形態を図面に基づいて説明する。
形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1に本発明の締結装置の第1実施例を示
す。この締結装置は、外周を正六角柱形状に形成すると
ともに、中心部に透孔11を穿設した操作部材1と、外
周を円柱形状に形成するとともに、中心部に雌ねじ21
を刻設した締結部材2と、操作部材1と締結部材2とを
接着する接着剤層3とからなる。
す。この締結装置は、外周を正六角柱形状に形成すると
ともに、中心部に透孔11を穿設した操作部材1と、外
周を円柱形状に形成するとともに、中心部に雌ねじ21
を刻設した締結部材2と、操作部材1と締結部材2とを
接着する接着剤層3とからなる。
【0015】この場合において、操作部材1の透孔11
の直径は、締結部材2の雌ねじ21と螺合する雄ねじの
直径よりも大径に形成し、雄ねじが透孔11内に挿通可
能に構成する。
の直径は、締結部材2の雌ねじ21と螺合する雄ねじの
直径よりも大径に形成し、雄ねじが透孔11内に挿通可
能に構成する。
【0016】また、本実施例においては、締結部材2の
外径は、操作部材1の外周に内接する円の直径と同じ
か、それよりも小径に形成し、操作部材1を操作するレ
ンチ、スパナ等の工具と締結部材2の外周とが抵触しな
いように構成するようにしているが、操作部材1を工具
により操作することが可能な場合には、締結部材2の外
径を操作部材1の外周に内接する円の直径より大きく形
成することもできる。
外径は、操作部材1の外周に内接する円の直径と同じ
か、それよりも小径に形成し、操作部材1を操作するレ
ンチ、スパナ等の工具と締結部材2の外周とが抵触しな
いように構成するようにしているが、操作部材1を工具
により操作することが可能な場合には、締結部材2の外
径を操作部材1の外周に内接する円の直径より大きく形
成することもできる。
【0017】また、接着剤層3は、操作部材1と締結部
材2とを接着し、一体化した状態で、操作部材1を操作
することにより、この接着剤層3を介して締結部材2を
締め付けることができるようにするとともに、操作部材
1に所定のトルクが加わると、この接着剤層3が破断
し、操作部材1と締結部材2とが分離することによりそ
れ以上の締め付けが行われず、締付トルクの管理機能を
備えた締付工具を用いることなく、締結部材2を所定の
トルク(本明細書において、「分離トルク」という。)
で締め付けることができるようにするものである。この
分離トルクの大きさは、接着剤層3に用いる接着剤の種
類、接着面積等を任意に設定することにより、調節する
ことができる。なお、接着面積は、例えば、操作部材1
と締結部材2の接着面にフランジを形成する等、その形
状を変更することにより調節する。接着剤層3に用いる
接着剤としては、要求される分離トルクの大きさ、操作
部材1及び締結部材2の材質等に応じて、各種の接着剤
を使用することができるが、本実施例においては、エポ
キシ樹脂系の接着剤、より具体的には、国際ケミカル株
式会社製のプラスセメントSAYー7(商品名)を使用
するようにした。
材2とを接着し、一体化した状態で、操作部材1を操作
することにより、この接着剤層3を介して締結部材2を
締め付けることができるようにするとともに、操作部材
1に所定のトルクが加わると、この接着剤層3が破断
し、操作部材1と締結部材2とが分離することによりそ
れ以上の締め付けが行われず、締付トルクの管理機能を
備えた締付工具を用いることなく、締結部材2を所定の
トルク(本明細書において、「分離トルク」という。)
で締め付けることができるようにするものである。この
分離トルクの大きさは、接着剤層3に用いる接着剤の種
類、接着面積等を任意に設定することにより、調節する
ことができる。なお、接着面積は、例えば、操作部材1
と締結部材2の接着面にフランジを形成する等、その形
状を変更することにより調節する。接着剤層3に用いる
接着剤としては、要求される分離トルクの大きさ、操作
部材1及び締結部材2の材質等に応じて、各種の接着剤
を使用することができるが、本実施例においては、エポ
キシ樹脂系の接着剤、より具体的には、国際ケミカル株
式会社製のプラスセメントSAYー7(商品名)を使用
するようにした。
【0018】なお、本実施例においては、操作部材1の
形状は、レンチ、スパナ等の一般的な工具によって操作
可能なように、外周を正六角柱形状に形成するようにし
ているが、これに限定されず、外周を正四角柱形状等の
正多角柱形状に形成したり、中心に六角レンチによって
操作可能なように六角穴を形成することもできる。
形状は、レンチ、スパナ等の一般的な工具によって操作
可能なように、外周を正六角柱形状に形成するようにし
ているが、これに限定されず、外周を正四角柱形状等の
正多角柱形状に形成したり、中心に六角レンチによって
操作可能なように六角穴を形成することもできる。
【0019】また、締結部材2の形状は、締め付けが完
了し、操作部材1が締結部材2から分離すると、締結部
材2を通常の工具では容易に取り外すことができないよ
うに、外周を円柱形状に形成するようにしているが、こ
れに限定されず、外周を球面形状、円錐形状等のレン
チ、スパナ等の一般的な工具が係止できない形状に形成
することもできる。
了し、操作部材1が締結部材2から分離すると、締結部
材2を通常の工具では容易に取り外すことができないよ
うに、外周を円柱形状に形成するようにしているが、こ
れに限定されず、外周を球面形状、円錐形状等のレン
チ、スパナ等の一般的な工具が係止できない形状に形成
することもできる。
【0020】次に、図2を用いて、この締結装置を用い
た締め付け作業の手順を説明する。操作部材1と締結部
材2とを接着剤層3を介して接着し、一体化した状態
で、締結部材2をスタッドボルト、ウエルドボルト等の
雄ねじ4に螺合し、操作部材1をレンチWにて回動操作
することにより、接着剤層3を介して締結部材2を締め
付ける(図2(a))。そして、締結部材2が被締結部
材5の表面に着座し、さらに締め付けが進行して操作部
材1に所定のトルクが加わると、接着剤層3が破断し、
それ以上の締め付けが行われず、締付トルクの管理機能
を備えた締付工具を用いることなく、締結部材2を所定
のトルクで締め付けることができる(図2(b))。ま
た、操作部材1は、締め付けが完了すると締結部材2か
ら分離されるため、この締結部材1の個数を管理するこ
とにより、締付作業の確認を行うことができる(図2
(c))。
た締め付け作業の手順を説明する。操作部材1と締結部
材2とを接着剤層3を介して接着し、一体化した状態
で、締結部材2をスタッドボルト、ウエルドボルト等の
雄ねじ4に螺合し、操作部材1をレンチWにて回動操作
することにより、接着剤層3を介して締結部材2を締め
付ける(図2(a))。そして、締結部材2が被締結部
材5の表面に着座し、さらに締め付けが進行して操作部
材1に所定のトルクが加わると、接着剤層3が破断し、
それ以上の締め付けが行われず、締付トルクの管理機能
を備えた締付工具を用いることなく、締結部材2を所定
のトルクで締め付けることができる(図2(b))。ま
た、操作部材1は、締め付けが完了すると締結部材2か
ら分離されるため、この締結部材1の個数を管理するこ
とにより、締付作業の確認を行うことができる(図2
(c))。
【0021】図3に本発明の締結装置の第2実施例を示
す。この締結装置は、外周を正六角柱形状に形成した操
作部材1Aと、外周を円柱形状に形成するとともに、中
心部に雌ねじ21を刻設した有底の袋ナット状の締結部
材2Aと、操作部材1Aと締結部材2Aとを接着する接
着剤層3とからなる。
す。この締結装置は、外周を正六角柱形状に形成した操
作部材1Aと、外周を円柱形状に形成するとともに、中
心部に雌ねじ21を刻設した有底の袋ナット状の締結部
材2Aと、操作部材1Aと締結部材2Aとを接着する接
着剤層3とからなる。
【0022】ところで、本実施例においては、締結部材
2Aの外径は、操作部材1Aの外周に内接する円の直径
と同じか、それよりも小径に形成し、操作部材1Aを操
作するレンチ、スパナ等の工具と締結部材2Aの外周と
が抵触しないように構成するようにしているが、操作部
材1Aを工具により操作することが可能な場合には、締
結部材2Aの外径を操作部材1Aの外周に内接する円の
直径より大きく形成することもできる。
2Aの外径は、操作部材1Aの外周に内接する円の直径
と同じか、それよりも小径に形成し、操作部材1Aを操
作するレンチ、スパナ等の工具と締結部材2Aの外周と
が抵触しないように構成するようにしているが、操作部
材1Aを工具により操作することが可能な場合には、締
結部材2Aの外径を操作部材1Aの外周に内接する円の
直径より大きく形成することもできる。
【0023】なお、本実施例の締結装置の接着剤層3の
材質等は、上記第1実施例の締結装置と同様である。
材質等は、上記第1実施例の締結装置と同様である。
【0024】次に、図4を用いて、この締結装置を用い
た締め付け作業の手順を説明する。操作部材1Aと締結
部材2Aとを接着剤層3を介して接着し、一体化した状
態で、締結部材2をボルトの雄ねじ4Aに螺合し、操作
部材1AをレンチWにて回動操作することにより、接着
剤層3を介して締結部材2Aを締め付ける(図4
(a))。そして、締結部材2Aが被締結部材5a,5
bの表面に着座し、さらに締め付けが進行して操作部材
1Aに所定のトルクが加わると、接着剤層3が破断し、
それ以上の締め付けが行われず、締付トルクの管理機能
を備えた締付工具を用いることなく、締結部材2Aを所
定のトルクで締め付けることができる(図4(b))。
また、操作部材1Aは、締め付けが完了すると締結部材
2Aから分離されるため、この締結部材1Aの個数を管
理することにより、締付作業の確認を行うことができる
(図4(c))。
た締め付け作業の手順を説明する。操作部材1Aと締結
部材2Aとを接着剤層3を介して接着し、一体化した状
態で、締結部材2をボルトの雄ねじ4Aに螺合し、操作
部材1AをレンチWにて回動操作することにより、接着
剤層3を介して締結部材2Aを締め付ける(図4
(a))。そして、締結部材2Aが被締結部材5a,5
bの表面に着座し、さらに締め付けが進行して操作部材
1Aに所定のトルクが加わると、接着剤層3が破断し、
それ以上の締め付けが行われず、締付トルクの管理機能
を備えた締付工具を用いることなく、締結部材2Aを所
定のトルクで締め付けることができる(図4(b))。
また、操作部材1Aは、締め付けが完了すると締結部材
2Aから分離されるため、この締結部材1Aの個数を管
理することにより、締付作業の確認を行うことができる
(図4(c))。
【0025】図5に本発明の締結装置の第3実施例を示
す。この締結装置は、上記第1実施例の締結装置の変形
例で、操作部材1Bと締結部材2Bの接着面を、凹凸状
の粗面12,22に形成したもので、これにより、接着
剤層による操作部材1Bと締結部材2Bの接着力を高
め、分離トルクの設定値を大きくすることができる。
す。この締結装置は、上記第1実施例の締結装置の変形
例で、操作部材1Bと締結部材2Bの接着面を、凹凸状
の粗面12,22に形成したもので、これにより、接着
剤層による操作部材1Bと締結部材2Bの接着力を高
め、分離トルクの設定値を大きくすることができる。
【0026】図6に本発明の締結装置の第4実施例を示
す。この締結装置は、レバー状に形成した操作部材1C
と、外周を円柱形状に形成するとともに、中心部に雌ね
じを刻設した有底の袋ナット状の締結部材2Cとを接着
剤層3を介して接着したもので、これにより、レンチ、
スパナ等の工具を用いることなく、レバー状に形成した
操作部材1Cを直接手で持って回動操作することによ
り、接着剤層3を介して締結部材2Cを締め付けること
ができるようにしたものである。
す。この締結装置は、レバー状に形成した操作部材1C
と、外周を円柱形状に形成するとともに、中心部に雌ね
じを刻設した有底の袋ナット状の締結部材2Cとを接着
剤層3を介して接着したもので、これにより、レンチ、
スパナ等の工具を用いることなく、レバー状に形成した
操作部材1Cを直接手で持って回動操作することによ
り、接着剤層3を介して締結部材2Cを締め付けること
ができるようにしたものである。
【0027】図7に本発明の締結装置の第5実施例を示
す。この締結装置は、外周を正六角柱形状に形成すると
ともに、中心部に透孔を穿設した操作部材1Dと、操作
部材1Dの透孔に先端を挿入できるように、外周を円柱
形状に形成するとともに、中心部に雌ねじ21を刻設し
た有底の袋ナット状の締結部材2Dと、操作部材1Dと
この操作部材1Dの透孔に先端を挿入した締結部材2D
とを接着する接着剤層3とからなる。このように、操作
部材1Dの透孔に締結部材2Dの先端を挿入して接着す
ることにより、接着剤層3による操作部材1Dと締結部
材2Dの接着力を高め、分離トルクの設定値を大きくす
ることができる。
す。この締結装置は、外周を正六角柱形状に形成すると
ともに、中心部に透孔を穿設した操作部材1Dと、操作
部材1Dの透孔に先端を挿入できるように、外周を円柱
形状に形成するとともに、中心部に雌ねじ21を刻設し
た有底の袋ナット状の締結部材2Dと、操作部材1Dと
この操作部材1Dの透孔に先端を挿入した締結部材2D
とを接着する接着剤層3とからなる。このように、操作
部材1Dの透孔に締結部材2Dの先端を挿入して接着す
ることにより、接着剤層3による操作部材1Dと締結部
材2Dの接着力を高め、分離トルクの設定値を大きくす
ることができる。
【0028】以上、雌ねじ21を刻設した締結部材を用
いた締結装置の実施例について説明したが、本発明の締
結装置は、これに限定されず、雄ねじを備えた締結部材
を用いることもできる。その一例(本発明の締結装置の
第6実施例)を図8に示す。この締結装置は、外周を正
六角柱形状に形成した操作部材1Eと、上部外周を円柱
形状に形成するとともに、下部に雄ねじ23を備えたボ
ルト状の締結部材2E、操作部材1と締結部材2とを接
着する接着剤層3とからなる。なお、本実施例の締結装
置の接着剤層3の材質等は、上記第1実施例の締結装置
と同様である。
いた締結装置の実施例について説明したが、本発明の締
結装置は、これに限定されず、雄ねじを備えた締結部材
を用いることもできる。その一例(本発明の締結装置の
第6実施例)を図8に示す。この締結装置は、外周を正
六角柱形状に形成した操作部材1Eと、上部外周を円柱
形状に形成するとともに、下部に雄ねじ23を備えたボ
ルト状の締結部材2E、操作部材1と締結部材2とを接
着する接着剤層3とからなる。なお、本実施例の締結装
置の接着剤層3の材質等は、上記第1実施例の締結装置
と同様である。
【0029】なお、本発明の締結装置は、上記の実施例
のものに限定されず、上記各実施例の構成を組み合わせ
て用いる等、その趣旨を逸脱しない範囲で構成を変更す
ることができる。
のものに限定されず、上記各実施例の構成を組み合わせ
て用いる等、その趣旨を逸脱しない範囲で構成を変更す
ることができる。
【0030】次に、本発明の締結装置の分離トルクの測
定結果を、上記第1実施例の締結装置を例に説明する。
接着面積と分離トルクの関係を調査するため、接着面積
を表1に示す3条件に設定し、その分離トルクを測定し
た。ここで、締結部材2には、M8、P1.25の雌ね
じを刻設し、操作部材1と締結部材2の接着面をアセト
ンで洗浄し、接着剤としてエポキシ樹脂系の接着剤であ
る国際ケミカル株式会社製のプラスセメントSAYー7
(商品名)を使用し、両者を接着した後、150℃で9
0分間乾燥し、常温になるまで放置してから、分離トル
クの測定を行った。その結果を図7及び表1に示す。
定結果を、上記第1実施例の締結装置を例に説明する。
接着面積と分離トルクの関係を調査するため、接着面積
を表1に示す3条件に設定し、その分離トルクを測定し
た。ここで、締結部材2には、M8、P1.25の雌ね
じを刻設し、操作部材1と締結部材2の接着面をアセト
ンで洗浄し、接着剤としてエポキシ樹脂系の接着剤であ
る国際ケミカル株式会社製のプラスセメントSAYー7
(商品名)を使用し、両者を接着した後、150℃で9
0分間乾燥し、常温になるまで放置してから、分離トル
クの測定を行った。その結果を図7及び表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】図7に示す測定結果からも明らかなとお
り、接着面積と分離トルクとは、正比例の関係にあり、
接着面積を変えることにより、所要の分離トルクを得る
ことが可能となる。
り、接着面積と分離トルクとは、正比例の関係にあり、
接着面積を変えることにより、所要の分離トルクを得る
ことが可能となる。
【0033】
【発明の効果】本発明の締結装置によれば、操作部材に
所定のトルクが加わると、接着剤層が破断し、それ以上
の締め付けが行われず、締付トルクの管理機能を備えた
締付工具を用いることなく、締結部材を任意かつ容易に
設定することができる所定のトルクで確実に締め付ける
ことができ、締め付け作業の作業効率を向上することが
できる。また、操作部材は、締め付けが完了すると締結
部材から分離されるため、この締結部材の個数を管理す
ることにより、締付作業の確認を行うことができ、締め
付け作業の確実性を向上することができる。さらに、操
作部材と締結部材を個別に設計、製造することができる
ため、例えば、1種類の操作部材を用いて、複数種類の
締結部材の締め付けを行うことができ、これにより、レ
ンチ、スパナ等の工具を変更することなく締め付け作業
を行うことができ、締め付け作業の作業効率を向上する
ことができる。
所定のトルクが加わると、接着剤層が破断し、それ以上
の締め付けが行われず、締付トルクの管理機能を備えた
締付工具を用いることなく、締結部材を任意かつ容易に
設定することができる所定のトルクで確実に締め付ける
ことができ、締め付け作業の作業効率を向上することが
できる。また、操作部材は、締め付けが完了すると締結
部材から分離されるため、この締結部材の個数を管理す
ることにより、締付作業の確認を行うことができ、締め
付け作業の確実性を向上することができる。さらに、操
作部材と締結部材を個別に設計、製造することができる
ため、例えば、1種類の操作部材を用いて、複数種類の
締結部材の締め付けを行うことができ、これにより、レ
ンチ、スパナ等の工具を変更することなく締め付け作業
を行うことができ、締め付け作業の作業効率を向上する
ことができる。
【0034】また、締結部材の外周を円柱形状に形成す
ることにより、締め付けが完了すると締結部材を通常の
工具では容易に取り外すことができないようにすること
ができる。
ることにより、締め付けが完了すると締結部材を通常の
工具では容易に取り外すことができないようにすること
ができる。
【図1】本発明の締結装置の第1実施例を示し、(a)
は平面図、(b)は正面図、(c)は正面縦断面図、
(d)は底面図である。
は平面図、(b)は正面図、(c)は正面縦断面図、
(d)は底面図である。
【図2】図1の締結装置を用いた締め付け作業の手順を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】本発明の締結装置の第2実施例を示し、(a)
は平面図、(b)は正面図、(c)は正面縦断面図、
(d)は底面図である。
は平面図、(b)は正面図、(c)は正面縦断面図、
(d)は底面図である。
【図4】図3の締結装置を用いた締め付け作業の手順を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】本発明の締結装置の第3実施例を示し、(a)
は接着前の状態の正面図、(b)はその外観斜視図であ
る。
は接着前の状態の正面図、(b)はその外観斜視図であ
る。
【図6】本発明の締結装置の第4実施例を示す外観斜視
図である。
図である。
【図7】本発明の締結装置の第5実施例を示し、(a)
は平面図、(b)は正面図、(c)は正面縦断面図、
(d)は底面図である。
は平面図、(b)は正面図、(c)は正面縦断面図、
(d)は底面図である。
【図8】本発明の締結装置の第6実施例を示し、(a)
は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
【図9】本発明の締結装置の接着面積と分離トルクの関
係を示すグラフ図である。
係を示すグラフ図である。
1,1A,1B,1C,1D,1E 操作部材 11 透孔 12 粗面 2,2A,2B,2C,2D,2E 操作部材 21 雌ねじ 22 粗面 23 雄ねじ 3 接着剤層
Claims (5)
- 【請求項1】 ねじを形成した締結部材と、所定のトル
クが加わったときに締結部材から分離するように、締結
部材に接着剤層を介して接着した操作部材とからなるこ
とを特徴とする締結装置。 - 【請求項2】 締結部材に雌ねじを形成したことを特徴
とする請求項1記載の締結装置。 - 【請求項3】 締結部材に雄ねじを形成したことを特徴
とする請求項1記載の締結装置。 - 【請求項4】 操作部材の外周を正六角柱形状に形成し
たことを特徴とする請求項1、2又は3記載の締結装
置。 - 【請求項5】 締結部材の外周を円柱形状に形成したこ
とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の締結装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12168097A JPH10299739A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 締結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12168097A JPH10299739A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 締結装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10299739A true JPH10299739A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14817225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12168097A Pending JPH10299739A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 締結装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10299739A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008072470A1 (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-19 | Daikin Industries, Ltd. | 管継手 |
| JP2011033175A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Aoyama Seisakusho Co Ltd | いじり防止ボルト及びその使用方法 |
| DE102008039431B4 (de) * | 2008-08-25 | 2013-08-29 | Cellpack Gmbh | Abreißschraube für Verbindungselemente von elektrischen Leitern |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP12168097A patent/JPH10299739A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008072470A1 (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-19 | Daikin Industries, Ltd. | 管継手 |
| AU2007330845B2 (en) * | 2006-12-12 | 2010-11-18 | Daikin Industries, Ltd. | Pipe joint |
| CN101535700B (zh) | 2006-12-12 | 2012-02-15 | 大金工业株式会社 | 管接头 |
| DE102008039431B4 (de) * | 2008-08-25 | 2013-08-29 | Cellpack Gmbh | Abreißschraube für Verbindungselemente von elektrischen Leitern |
| JP2011033175A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Aoyama Seisakusho Co Ltd | いじり防止ボルト及びその使用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |