JPH10300808A - 送電線の事故点標定方法 - Google Patents
送電線の事故点標定方法Info
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- JPH10300808A JPH10300808A JP10549397A JP10549397A JPH10300808A JP H10300808 A JPH10300808 A JP H10300808A JP 10549397 A JP10549397 A JP 10549397A JP 10549397 A JP10549397 A JP 10549397A JP H10300808 A JPH10300808 A JP H10300808A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 34
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 事故点の標定のための構成を簡略化すること
ができ、しかも直接波および最初の反射波の到達時間差
の自動計測を可能とする。 【解決手段】 送電線2の一端に設置したサージセンサ
4を用いて、サージ波形を取得してローパスフィルタ演
算を行い、ローパスフィルタ演算を施したサージ波形と
正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交点の時刻
を順次検出し第1番目のピークの交点の時刻と第2番目
のピークの交点の時刻との時間差をサージの直接波の到
達時刻とサージの最初の反射波の到達時刻との時間差T
1 として検出し、送電線2の一端と他端の間をサージが
往復するのに要する時間T2 とし、サージ伝搬速度をv
としたときに、送電線2の一端とサージが侵入した事故
点との距離LX を LX =v×(T2 −T1 )/2 に従って算出する。
ができ、しかも直接波および最初の反射波の到達時間差
の自動計測を可能とする。 【解決手段】 送電線2の一端に設置したサージセンサ
4を用いて、サージ波形を取得してローパスフィルタ演
算を行い、ローパスフィルタ演算を施したサージ波形と
正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交点の時刻
を順次検出し第1番目のピークの交点の時刻と第2番目
のピークの交点の時刻との時間差をサージの直接波の到
達時刻とサージの最初の反射波の到達時刻との時間差T
1 として検出し、送電線2の一端と他端の間をサージが
往復するのに要する時間T2 とし、サージ伝搬速度をv
としたときに、送電線2の一端とサージが侵入した事故
点との距離LX を LX =v×(T2 −T1 )/2 に従って算出する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送電線の一端に
設置したサージセンサを用いて、送電線における雷撃事
故時に生じるサージ波形を取得し、事故点からのサージ
の直接波が送電線の一端に到達した時刻とサージの送電
線の他端による最初の反射波が到達した時刻との時間差
を測定し、この時間差から事故点を標定する送電線の事
故点標定方法に関するものである。
設置したサージセンサを用いて、送電線における雷撃事
故時に生じるサージ波形を取得し、事故点からのサージ
の直接波が送電線の一端に到達した時刻とサージの送電
線の他端による最初の反射波が到達した時刻との時間差
を測定し、この時間差から事故点を標定する送電線の事
故点標定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二つの変電所間を結ぶ送電線に対する雷
撃事故の発生時において、送電線においてサージが侵入
した事故点を標定する従来方式として、パルスレーダー
方式、サージ受信方式、インピーダンス方式等がある
が、これらはいずれも、事故点監視のために送電線の両
端におけるパルスの送受信や商用周波数での電圧・電流
波形から事故点を標定する方法である。
撃事故の発生時において、送電線においてサージが侵入
した事故点を標定する従来方式として、パルスレーダー
方式、サージ受信方式、インピーダンス方式等がある
が、これらはいずれも、事故点監視のために送電線の両
端におけるパルスの送受信や商用周波数での電圧・電流
波形から事故点を標定する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、送電線の両端に事故点の検出装置を設置する
ことが必要で、事故点の標定のための構成が複雑であっ
た。このような問題に対し、本件出願人は既に、送電線
の片端に事故点の検出装置を設置するのみで、事故点を
標定することができ、事故点の標定のための構成を簡略
化できる送電線の事故点標定方法を提案している(特願
平6−151904号)。
方法では、送電線の両端に事故点の検出装置を設置する
ことが必要で、事故点の標定のための構成が複雑であっ
た。このような問題に対し、本件出願人は既に、送電線
の片端に事故点の検出装置を設置するのみで、事故点を
標定することができ、事故点の標定のための構成を簡略
化できる送電線の事故点標定方法を提案している(特願
平6−151904号)。
【0004】この送電線の事故点標定方法は、送電線の
一端に設置したサージセンサを用いて、送電線における
雷撃事故時に生じるサージ波形を取得し、事故点からの
サージの直接波が送電線の一端に到達した時刻とサージ
の送電線の他端による最初の反射波が到達した時刻との
時間差T1 を測定し、予め測定しておいた送電線の一端
および他端間をサージが往復する時間T2 およびサージ
の送電線中の伝搬速度vと上記の直接波と最初の反射波
の到達時間差T1 とから、送電線の一端とサージが侵入
した事故点との距離LX を
一端に設置したサージセンサを用いて、送電線における
雷撃事故時に生じるサージ波形を取得し、事故点からの
サージの直接波が送電線の一端に到達した時刻とサージ
の送電線の他端による最初の反射波が到達した時刻との
時間差T1 を測定し、予め測定しておいた送電線の一端
および他端間をサージが往復する時間T2 およびサージ
の送電線中の伝搬速度vと上記の直接波と最初の反射波
の到達時間差T1 とから、送電線の一端とサージが侵入
した事故点との距離LX を
【0005】
【数3】LX =v×(T2 −T1 )/2 に従って算出することにより事故点を標定するという方
法である。ところが、上記のようなサージ波形を利用し
て事故点を標定する方法では、取得される実雷波形とし
ては、ノイズや共振波形が含まれている波形が多く、そ
のため、取得したサージ波形中における事故点からのサ
ージの直接波および送電線の他端による最初の反射波の
特定が難しく、したがって直接波および反射波の到達時
間差の特定が困難であり、波形計測アルゴリズムの確立
ができず、サージ波形から自動的に到達時間差を求める
ことができなかった。そのため、作業員がサージ波形を
実際に見て、直接波および最初の反射波の到達時刻を推
定し、さらにそれらの到達時刻から到達時間差T1 を推
定し、上記の〔数3〕に代入することで、事故点を標定
するようにしている。
法である。ところが、上記のようなサージ波形を利用し
て事故点を標定する方法では、取得される実雷波形とし
ては、ノイズや共振波形が含まれている波形が多く、そ
のため、取得したサージ波形中における事故点からのサ
ージの直接波および送電線の他端による最初の反射波の
特定が難しく、したがって直接波および反射波の到達時
間差の特定が困難であり、波形計測アルゴリズムの確立
ができず、サージ波形から自動的に到達時間差を求める
ことができなかった。そのため、作業員がサージ波形を
実際に見て、直接波および最初の反射波の到達時刻を推
定し、さらにそれらの到達時刻から到達時間差T1 を推
定し、上記の〔数3〕に代入することで、事故点を標定
するようにしている。
【0006】しかしながら、サージ波形を見て到達時間
差T1 を推定して事故点を標定する方法では、到達時間
差T1 の自動計測が不可能で、標定を行う人間によって
標定値が異なるという問題があった。したがって、この
発明の目的は、送電線の一端に事故点の検出装置を設け
るだけで事故点の標定を行うことができて事故点の標定
のための構成を簡略化することができ、しかも直接波お
よび最初の反射波の到達時間差の自動計測を可能として
事故点の標定をサージ波形の取得から全て自動的に行う
ことができ、標定する人間による個人差をなくし、正確
な事故点の標定が可能な送電線の事故点標定方法を提供
することである。
差T1 を推定して事故点を標定する方法では、到達時間
差T1 の自動計測が不可能で、標定を行う人間によって
標定値が異なるという問題があった。したがって、この
発明の目的は、送電線の一端に事故点の検出装置を設け
るだけで事故点の標定を行うことができて事故点の標定
のための構成を簡略化することができ、しかも直接波お
よび最初の反射波の到達時間差の自動計測を可能として
事故点の標定をサージ波形の取得から全て自動的に行う
ことができ、標定する人間による個人差をなくし、正確
な事故点の標定が可能な送電線の事故点標定方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の送電線の
事故点標定方法は、送電線の一端に設置したサージセン
サを用いて、送電線における雷撃事故時に生じるサージ
波形を取得し、サージ波形に対してローパスフィルタ演
算を行い、ローパスフィルタ演算を施したサージ波形と
正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交点の時刻
を順次検出し第1番目のピークの交点の時刻と第2番目
のピークの交点の時刻との時間差を送電線に侵入したサ
ージの直接波が到達した時刻とサージの送電線の他端に
よる最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 として
検出し、送電線の一端とサージが侵入した事故点との距
離LX を〔数3〕に従って算出する。
事故点標定方法は、送電線の一端に設置したサージセン
サを用いて、送電線における雷撃事故時に生じるサージ
波形を取得し、サージ波形に対してローパスフィルタ演
算を行い、ローパスフィルタ演算を施したサージ波形と
正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交点の時刻
を順次検出し第1番目のピークの交点の時刻と第2番目
のピークの交点の時刻との時間差を送電線に侵入したサ
ージの直接波が到達した時刻とサージの送電線の他端に
よる最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 として
検出し、送電線の一端とサージが侵入した事故点との距
離LX を〔数3〕に従って算出する。
【0008】この方法によれば、送電線における雷撃事
故時に生じるサージ波形を取得し、取得したサージ波形
に基づいてサージの直接波が到達した時刻とサージの最
初の反射波が到達した時刻との時間差T1 を検出し、送
電線の一端とサージが侵入した事故点との距離LX を
〔数3〕に従って算出するので、送電線の一端にサージ
センサを含む事故点の検出装置を設けるだけで、事故点
の標定、つまり送電線の一端とサージが侵入した事故点
との距離LX を求め、事故点の標定を行うことができ
る。
故時に生じるサージ波形を取得し、取得したサージ波形
に基づいてサージの直接波が到達した時刻とサージの最
初の反射波が到達した時刻との時間差T1 を検出し、送
電線の一端とサージが侵入した事故点との距離LX を
〔数3〕に従って算出するので、送電線の一端にサージ
センサを含む事故点の検出装置を設けるだけで、事故点
の標定、つまり送電線の一端とサージが侵入した事故点
との距離LX を求め、事故点の標定を行うことができ
る。
【0009】また、取得したサージ波形に対してローパ
スフィルタ演算を行い、ローパスフィルタ演算を施した
サージ波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルと
の交点の時刻を順次検出し第1番目のピークの交点の時
刻と第2番目のピークの交点の時刻との時間差をサージ
の直接波が到達した時刻とサージの最初の反射波が到達
した時刻との時間差T1 として検出するので、直接波と
最初の反射波の到達時間差を自動的に求めることがで
き、直接波および最初の反射波の到達時間差の自動計測
を可能として事故点の標定をサージ波形の取得から全て
自動的に行うことができ、標定する人間による個人差を
なくし、正確な事故点の標定が可能となる。
スフィルタ演算を行い、ローパスフィルタ演算を施した
サージ波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルと
の交点の時刻を順次検出し第1番目のピークの交点の時
刻と第2番目のピークの交点の時刻との時間差をサージ
の直接波が到達した時刻とサージの最初の反射波が到達
した時刻との時間差T1 として検出するので、直接波と
最初の反射波の到達時間差を自動的に求めることがで
き、直接波および最初の反射波の到達時間差の自動計測
を可能として事故点の標定をサージ波形の取得から全て
自動的に行うことができ、標定する人間による個人差を
なくし、正確な事故点の標定が可能となる。
【0010】請求項2記載の送電線の事故点標定方法
は、請求項1記載の送電線の事故点標定方法において、
ローパスフィルタ演算を施したサージ波形を微分し、ロ
ーパスフィルタ演算を施したサージ波形と正負の所定の
サージ波検出用比較レベルとの交点の時刻におけるサー
ジ波形の微分値の絶対値が所定の到達波検出用比較レベ
ルより大きいときに到達波とし、所定の到達波検出用比
較レベルより小さいときにノイズとみなすことを特徴と
する。
は、請求項1記載の送電線の事故点標定方法において、
ローパスフィルタ演算を施したサージ波形を微分し、ロ
ーパスフィルタ演算を施したサージ波形と正負の所定の
サージ波検出用比較レベルとの交点の時刻におけるサー
ジ波形の微分値の絶対値が所定の到達波検出用比較レベ
ルより大きいときに到達波とし、所定の到達波検出用比
較レベルより小さいときにノイズとみなすことを特徴と
する。
【0011】この方法によれば、サージ波形中の到達波
とノイズとを区別することができ、ノイズによる誤標定
を防止することができる。請求項3記載の送電線の事故
点標定方法は、送電線の一端に設置したサージセンサを
用いて、送電線における雷撃事故時に生じるサージ波形
を取得し、サージ波形に対してローパスフィルタ演算を
行い、ローパスフィルタ演算を施したサージ波形の正負
のピークの出現時刻を順次検出し第1番目のピークの時
刻と第2番目のピークの時刻との時間差を送電線に侵入
したサージの直接波が送電線の一端に到達した時刻とサ
ージの送電線の他端による最初の反射波が到達した時刻
との時間差T1 として検出し、送電線の一端とサージが
侵入した事故点との距離LXを〔数3〕に従って算出す
ることを特徴とする。
とノイズとを区別することができ、ノイズによる誤標定
を防止することができる。請求項3記載の送電線の事故
点標定方法は、送電線の一端に設置したサージセンサを
用いて、送電線における雷撃事故時に生じるサージ波形
を取得し、サージ波形に対してローパスフィルタ演算を
行い、ローパスフィルタ演算を施したサージ波形の正負
のピークの出現時刻を順次検出し第1番目のピークの時
刻と第2番目のピークの時刻との時間差を送電線に侵入
したサージの直接波が送電線の一端に到達した時刻とサ
ージの送電線の他端による最初の反射波が到達した時刻
との時間差T1 として検出し、送電線の一端とサージが
侵入した事故点との距離LXを〔数3〕に従って算出す
ることを特徴とする。
【0012】この方法によれば、送電線の一端に設置し
たサージセンサを用いて、送電線における雷撃事故時に
生じるサージ波形を取得し、取得したサージ波形に基づ
いてサージの直接波が到達した時刻とサージの最初の反
射波が到達した時刻との時間差T1 を検出し、送電線の
一端とサージが侵入した事故点との距離LX を〔数3〕
に従って算出するので、送電線の一端にサージセンサを
含む事故点の検出装置を設けるだけで、事故点の標定、
つまり送電線の一端とサージが侵入した事故点との距離
LX を求め、事故点の標定を行うことができる。
たサージセンサを用いて、送電線における雷撃事故時に
生じるサージ波形を取得し、取得したサージ波形に基づ
いてサージの直接波が到達した時刻とサージの最初の反
射波が到達した時刻との時間差T1 を検出し、送電線の
一端とサージが侵入した事故点との距離LX を〔数3〕
に従って算出するので、送電線の一端にサージセンサを
含む事故点の検出装置を設けるだけで、事故点の標定、
つまり送電線の一端とサージが侵入した事故点との距離
LX を求め、事故点の標定を行うことができる。
【0013】また、取得したサージ波形に対してローパ
スフィルタ演算を行い、ローパスフィルタ演算を施した
サージ波形の正負のピークの出現時刻を順次検出し第1
番目のピークの時刻と第2番目のピークの時刻との時間
差をサージの直接波が送電線の一端に到達した時刻とサ
ージの最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 とし
て検出するので、直接波と最初の反射波の到達時間差を
自動的に求めることができ、直接波および最初の反射波
の到達時間差の自動計測を可能として事故点の標定をサ
ージ波形の取得から全て自動的に行うことができ、標定
する人間による個人差をなくし、正確な事故点の標定が
可能となる。
スフィルタ演算を行い、ローパスフィルタ演算を施した
サージ波形の正負のピークの出現時刻を順次検出し第1
番目のピークの時刻と第2番目のピークの時刻との時間
差をサージの直接波が送電線の一端に到達した時刻とサ
ージの最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 とし
て検出するので、直接波と最初の反射波の到達時間差を
自動的に求めることができ、直接波および最初の反射波
の到達時間差の自動計測を可能として事故点の標定をサ
ージ波形の取得から全て自動的に行うことができ、標定
する人間による個人差をなくし、正確な事故点の標定が
可能となる。
【0014】請求項4記載の送電線の事故点標定方法
は、請求項3記載の送電線の事故点標定方法において、
ローパスフィルタ演算を施したサージ波形を微分し、ロ
ーパスフィルタ演算を施したサージ波形の正負のピーク
の出現時刻におけるサージ波形の微分値の絶対値が所定
の到達波検出用比較レベルより大きいときに到達波と
し、所定の到達波検出用比較レベルより小さいときにノ
イズとみなすことを特徴とする。
は、請求項3記載の送電線の事故点標定方法において、
ローパスフィルタ演算を施したサージ波形を微分し、ロ
ーパスフィルタ演算を施したサージ波形の正負のピーク
の出現時刻におけるサージ波形の微分値の絶対値が所定
の到達波検出用比較レベルより大きいときに到達波と
し、所定の到達波検出用比較レベルより小さいときにノ
イズとみなすことを特徴とする。
【0015】この方法によれば、サージ波形中の到達波
とノイズとを区別することができ、ノイズによる誤標定
を防止することができる。
とノイズとを区別することができ、ノイズによる誤標定
を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕この発明の第1の実施の形態の送
電線の事故点標定方法について図1ないし図7を参照し
ながら説明する。
面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕この発明の第1の実施の形態の送
電線の事故点標定方法について図1ないし図7を参照し
ながら説明する。
【0017】図1は送電線に雷撃を受けたときに事故点
の標定を行う装置の概略図を示している。図1におい
て、1Aおよび1Bはそれぞれ変電所、2は変電所1
A,1B間を結ぶ事故点監視の対象となる送電線であ
り、例えば2つの変電所1A,1B間が一つの事故点監
視区間となっている。3は雷撃を示し、矢符の先端は事
故点7を示している。4は送電線2の一端(この例で
は、変電所1A)に設置したサージセンサで、サージ変
流器4Aおよびサージ変圧器4Bからなる。5は雷撃3
によって送電線2へ侵入したサージの波形を測定・記録
可能な波形測定装置で、変電所1Aに設置されている。
6は取得したサージ波形より事故点7からの直接波およ
び送電線2の他端(変電所1B)からの最初の反射波の
到達時間差を読み取って事故点を標定する演算処理装置
で、変電所1Aに設置されている。
の標定を行う装置の概略図を示している。図1におい
て、1Aおよび1Bはそれぞれ変電所、2は変電所1
A,1B間を結ぶ事故点監視の対象となる送電線であ
り、例えば2つの変電所1A,1B間が一つの事故点監
視区間となっている。3は雷撃を示し、矢符の先端は事
故点7を示している。4は送電線2の一端(この例で
は、変電所1A)に設置したサージセンサで、サージ変
流器4Aおよびサージ変圧器4Bからなる。5は雷撃3
によって送電線2へ侵入したサージの波形を測定・記録
可能な波形測定装置で、変電所1Aに設置されている。
6は取得したサージ波形より事故点7からの直接波およ
び送電線2の他端(変電所1B)からの最初の反射波の
到達時間差を読み取って事故点を標定する演算処理装置
で、変電所1Aに設置されている。
【0018】図2は、図1に示した系統において送電線
2に雷撃3を受けた場合のサージ波の伝搬・反射の様子
を示すもので、紙面の縦方向は時間軸を示し、矢印8
A,8Bはサージ波形の進行を示している。図2では、
送電線2に雷撃3が加えられたときに、サージセンサ4
が設置された送電線2の一端(変電所1A)には、まず
事故点7から入ったサージ波形が直接波(1波目)とし
て到達し、つぎに事故点7から入ったサージ波形が送電
線2の他端(変電所1B)で反射されて最初の反射波
(2波目)として到達し、つぎに1波目が送電線2の一
端(変電所1A)で反射され、さらに送電線2の他端
(変電所1B)で反射されて3波目として到達し、以下
同様にして4波目以降が到達する。
2に雷撃3を受けた場合のサージ波の伝搬・反射の様子
を示すもので、紙面の縦方向は時間軸を示し、矢印8
A,8Bはサージ波形の進行を示している。図2では、
送電線2に雷撃3が加えられたときに、サージセンサ4
が設置された送電線2の一端(変電所1A)には、まず
事故点7から入ったサージ波形が直接波(1波目)とし
て到達し、つぎに事故点7から入ったサージ波形が送電
線2の他端(変電所1B)で反射されて最初の反射波
(2波目)として到達し、つぎに1波目が送電線2の一
端(変電所1A)で反射され、さらに送電線2の他端
(変電所1B)で反射されて3波目として到達し、以下
同様にして4波目以降が到達する。
【0019】上記のように、送電線2の一端(変電所1
A)に順次到達するサージ波を、送電線2の一端(変電
所1A)に設けたサージセンサ4で検出して、波形測定
装置5で測定・記録する(取得する)。この波形測定装
置5で測定・記録されたサージ波(電圧波もしくは電流
波)は、概略、図3に示すような波形となる。図3にお
いては、直接波(1波目)の到達時刻から最初の反射波
(2波目)の到達時刻までの時間差をT1 (μs)と
し、直接波(1波目)の到達時刻から2回目の反射波
(3波目)の到達時刻までの時間、つまり送電線2の一
端と他端の間をサージが往復するのに要する時間をT2
(μs)としている。
A)に順次到達するサージ波を、送電線2の一端(変電
所1A)に設けたサージセンサ4で検出して、波形測定
装置5で測定・記録する(取得する)。この波形測定装
置5で測定・記録されたサージ波(電圧波もしくは電流
波)は、概略、図3に示すような波形となる。図3にお
いては、直接波(1波目)の到達時刻から最初の反射波
(2波目)の到達時刻までの時間差をT1 (μs)と
し、直接波(1波目)の到達時刻から2回目の反射波
(3波目)の到達時刻までの時間、つまり送電線2の一
端と他端の間をサージが往復するのに要する時間をT2
(μs)としている。
【0020】ここで、上記の時間T1 ,T2 を用いて、
事故点7の標定、つまり、送電線2の一端(変電所1
A)から事故点7までの距離を求める手順について、図
4を参照しながら説明する。図4において、LX (k
m)は送電線2の事故点7からサージセンサ4を設置し
た送電線2の一端(変電所1A)までの距離、LY (k
m)は送電線2の事故点7から送電線2の他端(変電所
1B)までの距離である。
事故点7の標定、つまり、送電線2の一端(変電所1
A)から事故点7までの距離を求める手順について、図
4を参照しながら説明する。図4において、LX (k
m)は送電線2の事故点7からサージセンサ4を設置し
た送電線2の一端(変電所1A)までの距離、LY (k
m)は送電線2の事故点7から送電線2の他端(変電所
1B)までの距離である。
【0021】送電線2中のサージ伝搬速度をv(km/
μs)とすると、サージ伝搬速度vは、
μs)とすると、サージ伝搬速度vは、
【0022】
【数4】v=2×(LX +LY )/T2 で表される。また、時間差T1 は
【0023】
【数5】 T1 =(2LY +LX )/v−LX /v =2LY /v で表される。したがって、距離LX は、
【0024】
【数6】LX =v×(T2 −T1 )/2 で求めることができる。つまり、雷撃3が生じたとき
に、サージ波形から、時間差T1 を求め、予め求めてお
いた時間T2 およびサージ伝播速度vと時間差T1とを
基に、上記の〔数6〕の演算を行うことにより、事故点
7を標定することができる。
に、サージ波形から、時間差T1 を求め、予め求めてお
いた時間T2 およびサージ伝播速度vと時間差T1とを
基に、上記の〔数6〕の演算を行うことにより、事故点
7を標定することができる。
【0025】送電線2に侵入したサージの直接波が送電
線2の一端に到達した時刻とサージの送電線2の他端に
よる最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 は、以
下のようにようにして自動的に求める。すなわち、送電
線2の一端に設置したサージセンサ4を用いて、送電線
2における雷撃事故時に生じるサージ波形を取得し、サ
ージ波形に対してローパスフィルタ演算(例えば、移動
平均演算)を行い、ローパスフィルタ演算を施したサー
ジ波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交
点の時刻を順次検出し第1番目のピークの交点の時刻と
第2番目のピークの交点の時刻との時間差を上記の時間
差T1 とする。
線2の一端に到達した時刻とサージの送電線2の他端に
よる最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 は、以
下のようにようにして自動的に求める。すなわち、送電
線2の一端に設置したサージセンサ4を用いて、送電線
2における雷撃事故時に生じるサージ波形を取得し、サ
ージ波形に対してローパスフィルタ演算(例えば、移動
平均演算)を行い、ローパスフィルタ演算を施したサー
ジ波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交
点の時刻を順次検出し第1番目のピークの交点の時刻と
第2番目のピークの交点の時刻との時間差を上記の時間
差T1 とする。
【0026】サージ伝搬速度vは送電線2の長さがわか
っておれば、〔数4〕に従って算出できるが、サージセ
ンサ4を含む事故点の検出装置の据え付け時に予め人工
雷試験もしくは変電所1Aでの遮断器動作による開閉サ
ージについて時間T2 を測定し、算出しておく。ここ
で、上記の事故点の標定のアルゴリズムについて、図5
の流れ図および図6および図7を参照しながら説明す
る。図6(a),(b),(c)は送電線路亘長15.
6kmの送電線で実際に発生した雷撃事故の一例の発生
時に取得した3相分のサージ電圧波形を示す波形図であ
り、図7(a),(b),(c)は図6のサージ電圧波
形に対して移動平均法によるローパスフィルタ演算を行
った後の3相分のサージ電圧波形を示す波形図である。
っておれば、〔数4〕に従って算出できるが、サージセ
ンサ4を含む事故点の検出装置の据え付け時に予め人工
雷試験もしくは変電所1Aでの遮断器動作による開閉サ
ージについて時間T2 を測定し、算出しておく。ここ
で、上記の事故点の標定のアルゴリズムについて、図5
の流れ図および図6および図7を参照しながら説明す
る。図6(a),(b),(c)は送電線路亘長15.
6kmの送電線で実際に発生した雷撃事故の一例の発生
時に取得した3相分のサージ電圧波形を示す波形図であ
り、図7(a),(b),(c)は図6のサージ電圧波
形に対して移動平均法によるローパスフィルタ演算を行
った後の3相分のサージ電圧波形を示す波形図である。
【0027】まず、図6に示されるようなサージ波形の
データをサンプリングによって取得する(ステップS
1)。つぎに、取得したサージ波形のサンプリングデー
タに対してローパスフィルタに通すことに相当するロー
パスフィルタ演算、例えば移動平均演算を行うことによ
り、図7に示すような高周波成分を除去したサージ波形
を得る(ステップS2)。
データをサンプリングによって取得する(ステップS
1)。つぎに、取得したサージ波形のサンプリングデー
タに対してローパスフィルタに通すことに相当するロー
パスフィルタ演算、例えば移動平均演算を行うことによ
り、図7に示すような高周波成分を除去したサージ波形
を得る(ステップS2)。
【0028】つぎに、ローパスフィルタ演算を行ったサ
ージ波形から波高値が最大となるピークの波高値を求め
るとともに(ステップS3)、ローパスフィルタ演算後
のサージ波形に対して微分演算を行い、微分サージ波形
を得る(ステップS4)。図7(a)のA相のサージ波
形では、波高値が最大となるピークの波高値は561A
(19.9μsの時点)であった。
ージ波形から波高値が最大となるピークの波高値を求め
るとともに(ステップS3)、ローパスフィルタ演算後
のサージ波形に対して微分演算を行い、微分サージ波形
を得る(ステップS4)。図7(a)のA相のサージ波
形では、波高値が最大となるピークの波高値は561A
(19.9μsの時点)であった。
【0029】つぎに、サージ波形における波高値が最大
となるピークの波高値を基にして正負のサージ波検出用
比較レベルを演算・設定する(ステップS5)。例え
ば、サージ波検出用比較レベルをピークの波高値の±1
/4に設定する。最大ピークの波高値が561Aの場
合、サージ波検出用比較レベルは140Aとなる。つぎ
に、ローパスフィルタ演算を行ったサージ波形とサージ
波検出用比較レベルとの交点の時刻を検出する(ステッ
プS6)。
となるピークの波高値を基にして正負のサージ波検出用
比較レベルを演算・設定する(ステップS5)。例え
ば、サージ波検出用比較レベルをピークの波高値の±1
/4に設定する。最大ピークの波高値が561Aの場
合、サージ波検出用比較レベルは140Aとなる。つぎ
に、ローパスフィルタ演算を行ったサージ波形とサージ
波検出用比較レベルとの交点の時刻を検出する(ステッ
プS6)。
【0030】つぎに、上記の交点の時刻は、正の交点で
は、正の微分値の点のみ記憶し、負の交点では、負の微
分値の点のみ記憶する(ステップS7)。これは、波形
ピークの前縁部分とサージ波検出用比較レベルとの交点
を記憶するということになる。つぎに、ステップS4の
演算結果に基づき、微分サージ波形の微分値の最大値に
基づいて到達波検出用比較レベル(絶対値)を設定する
(ステップS8)。この場合、到達波検出用比較レベル
は、例えば微分値の最大値の80%程度に設定される。
は、正の微分値の点のみ記憶し、負の交点では、負の微
分値の点のみ記憶する(ステップS7)。これは、波形
ピークの前縁部分とサージ波検出用比較レベルとの交点
を記憶するということになる。つぎに、ステップS4の
演算結果に基づき、微分サージ波形の微分値の最大値に
基づいて到達波検出用比較レベル(絶対値)を設定する
(ステップS8)。この場合、到達波検出用比較レベル
は、例えば微分値の最大値の80%程度に設定される。
【0031】つぎに、ステップS7で記憶した微分値の
絶対値を到達波検出用比較レベルより大きいかどうか判
定する(ステップS9)。ステップS9の判定結果がY
ESのときは波形ピークが到達波であるとみなし(ステ
ップS10)、NOのときは波形ピークがノイズである
とみなす(ステップS11)。
絶対値を到達波検出用比較レベルより大きいかどうか判
定する(ステップS9)。ステップS9の判定結果がY
ESのときは波形ピークが到達波であるとみなし(ステ
ップS10)、NOのときは波形ピークがノイズである
とみなす(ステップS11)。
【0032】ステップS9の判定結果がYESのとき
に、第1波目(直接波)および第2波目(反射波)を出
現時刻を検出・記憶する(ステップS12)。図7で
は、サージ波形とサージ波検出用比較レベルとの交点に
おいて、直接波に対応するもの(最初の交点)は19.
3μsのところに存在し、最初の反射波に対応するもの
(2番目の交点)は、63.3μsのところに存在す
る。なお、直接波のピークに対して最初の反射波のピー
クは逆極性となっており、この2つの時刻が記憶され
る。
に、第1波目(直接波)および第2波目(反射波)を出
現時刻を検出・記憶する(ステップS12)。図7で
は、サージ波形とサージ波検出用比較レベルとの交点に
おいて、直接波に対応するもの(最初の交点)は19.
3μsのところに存在し、最初の反射波に対応するもの
(2番目の交点)は、63.3μsのところに存在す
る。なお、直接波のピークに対して最初の反射波のピー
クは逆極性となっており、この2つの時刻が記憶され
る。
【0033】つぎに、第1波目(直接波)および第2波
目(反射波)の到達時間差T1 を演算する(ステップS
13)。この場合、時間差T1 は
目(反射波)の到達時間差T1 を演算する(ステップS
13)。この場合、時間差T1 は
【0034】
【数7】T1 =63.3−18.3=44.0μs である。つぎに、到達時間差に基づいて事故点7の標
定、つまり、〔数6〕の演算を行って送電線2の一端か
ら事故点7までの送電線2の長さを算出する(ステップ
S14)。本送電線2では、サージ伝搬速度vが0.2
94km/μsであり、T 2 =106μsであり、〔数
6〕の演算を行うと、LX =9.1kmとなった。
定、つまり、〔数6〕の演算を行って送電線2の一端か
ら事故点7までの送電線2の長さを算出する(ステップ
S14)。本送電線2では、サージ伝搬速度vが0.2
94km/μsであり、T 2 =106μsであり、〔数
6〕の演算を行うと、LX =9.1kmとなった。
【0035】なお、サージ伝搬速度vは、〔数4〕に基
づいて以下のようにして求めた。すなわち、
づいて以下のようにして求めた。すなわち、
【0036】
【数8】 v=2×15.6/106 =0.294(km/μs) となる。また、距離LX は以下のようにして算出した。
すなわち、
すなわち、
【0037】
【数9】 LX =0.294×(106−44)/2 ≒9.1(km) 一方、上記した送電線路亘長15.6kmの送電線で実
際に発生した雷撃事故の一例の場合、巡視結果による
と、送電線2の一端(変電所1A側)から9.4kmの
地点でA相に雷撃事故が発生していた。したがって、演
算により求めた距離LX は巡視結果に比べて−300m
の差でほぼ一致し、十分な精度が得られることが明らか
になった。
際に発生した雷撃事故の一例の場合、巡視結果による
と、送電線2の一端(変電所1A側)から9.4kmの
地点でA相に雷撃事故が発生していた。したがって、演
算により求めた距離LX は巡視結果に比べて−300m
の差でほぼ一致し、十分な精度が得られることが明らか
になった。
【0038】この実施の形態の送電線の事故点標定方法
によれば、送電線2の一端に設置したサージセンサ4を
用いて、送電線2における雷撃事故時に生じるサージ波
形を取得し、取得したサージ波形から送電線2に侵入し
たサージの直接波が送電線2の一端に到達した時刻とサ
ージの送電線2の他端による最初の反射波が到達した時
刻との時間差T1 を検出し、送電線2の一端とサージが
侵入した事故点との距離LX を〔数6〕に従って算出す
るだけで、送電線2の一端からサージが侵入した事故点
までの距離LX を求めることができ、したがって送電線
2の一端にサージセンサ4を含む事故点の検出装置を設
けるだけで事故点の標定を行うことができ、事故点の標
定のための構成を簡略化することができる。この結果、
事故点の検出装置の据え付け工事が簡単化され、装置台
数も少なく済むので、安価になる。また、サージ波形を
基に事故点の標定を行うため、高速動作が可能となる。
したがって、高速動作が可能な進行波リレーへも使用用
途が拡がる。また、取得したサージ波形に対してローパ
スフィルタ演算を行い、ローパスフィルタ演算を施した
サージ波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルと
の交点の時刻を順次検出し第1番目のピークの交点の時
刻と第2番目のピークの交点の時刻との時間差を送電線
2に侵入したサージの直接波が送電線2の一端に到達し
た時刻とサージの送電線2の他端による最初の反射波が
到達した時刻との時間差T1 として検出するので、直接
波と最初の反射波の到達時間差を自動的に求めることが
でき、直接波および最初の反射波の到達時間差の自動計
測を可能として事故点の標定をサージ波形の取得から全
て自動的に行うことができ、標定する人間による個人差
をなくし、正確な事故点の標定が可能となる。
によれば、送電線2の一端に設置したサージセンサ4を
用いて、送電線2における雷撃事故時に生じるサージ波
形を取得し、取得したサージ波形から送電線2に侵入し
たサージの直接波が送電線2の一端に到達した時刻とサ
ージの送電線2の他端による最初の反射波が到達した時
刻との時間差T1 を検出し、送電線2の一端とサージが
侵入した事故点との距離LX を〔数6〕に従って算出す
るだけで、送電線2の一端からサージが侵入した事故点
までの距離LX を求めることができ、したがって送電線
2の一端にサージセンサ4を含む事故点の検出装置を設
けるだけで事故点の標定を行うことができ、事故点の標
定のための構成を簡略化することができる。この結果、
事故点の検出装置の据え付け工事が簡単化され、装置台
数も少なく済むので、安価になる。また、サージ波形を
基に事故点の標定を行うため、高速動作が可能となる。
したがって、高速動作が可能な進行波リレーへも使用用
途が拡がる。また、取得したサージ波形に対してローパ
スフィルタ演算を行い、ローパスフィルタ演算を施した
サージ波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルと
の交点の時刻を順次検出し第1番目のピークの交点の時
刻と第2番目のピークの交点の時刻との時間差を送電線
2に侵入したサージの直接波が送電線2の一端に到達し
た時刻とサージの送電線2の他端による最初の反射波が
到達した時刻との時間差T1 として検出するので、直接
波と最初の反射波の到達時間差を自動的に求めることが
でき、直接波および最初の反射波の到達時間差の自動計
測を可能として事故点の標定をサージ波形の取得から全
て自動的に行うことができ、標定する人間による個人差
をなくし、正確な事故点の標定が可能となる。
【0039】また、ローパスフィルタ演算を施したサー
ジ波形を微分し、ローパスフィルタ演算を施したサージ
波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交点
の時刻におけるサージ波形の微分値の絶対値が所定の到
達波検出用比較レベルより大きいときに到達波とし、所
定の到達波検出用比較レベルより小さいときにノイズと
みなすので、サージ波形中の到達波とノイズとを区別す
ることができ、ノイズによる誤標定を防止することがで
きる。
ジ波形を微分し、ローパスフィルタ演算を施したサージ
波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交点
の時刻におけるサージ波形の微分値の絶対値が所定の到
達波検出用比較レベルより大きいときに到達波とし、所
定の到達波検出用比較レベルより小さいときにノイズと
みなすので、サージ波形中の到達波とノイズとを区別す
ることができ、ノイズによる誤標定を防止することがで
きる。
【0040】〔第2の実施の形態〕この発明の第2の実
施の形態の送電線の事故点標定方法について図8を参照
しながら説明する。この送電線の事故点標定方法は、
〔数6〕に従って距離LX を算出する点は第1の実施の
形態と同じであるが、その前処理としての到達時間差T
1 を求めるアルゴリズムが第1の実施の形態とは異な
る。
施の形態の送電線の事故点標定方法について図8を参照
しながら説明する。この送電線の事故点標定方法は、
〔数6〕に従って距離LX を算出する点は第1の実施の
形態と同じであるが、その前処理としての到達時間差T
1 を求めるアルゴリズムが第1の実施の形態とは異な
る。
【0041】送電線2に侵入したサージの直接波が送電
線2の一端に到達した時刻とサージの送電線2の他端に
よる最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 は、以
下のようにようにして自動的に求める。すなわち、送電
線2の一端に設置したサージセンサ4を用いて、送電線
2における雷撃事故時に生じるサージ波形を取得し、サ
ージ波形に対してローパスフィルタ演算(例えば、移動
平均演算)を行い、ローパスフィルタ演算を施したサー
ジ波形の正負のピークの出現時刻を順次検出し第1番目
のピークの時刻と第2番目のピークの時刻との時間差を
上記の時間差T 1 とする。
線2の一端に到達した時刻とサージの送電線2の他端に
よる最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 は、以
下のようにようにして自動的に求める。すなわち、送電
線2の一端に設置したサージセンサ4を用いて、送電線
2における雷撃事故時に生じるサージ波形を取得し、サ
ージ波形に対してローパスフィルタ演算(例えば、移動
平均演算)を行い、ローパスフィルタ演算を施したサー
ジ波形の正負のピークの出現時刻を順次検出し第1番目
のピークの時刻と第2番目のピークの時刻との時間差を
上記の時間差T 1 とする。
【0042】サージ伝搬速度vは送電線2の長さがわか
っておれば、〔数4〕に従って算出できるが、サージセ
ンサ4を含む事故点の検出装置の据え付け時に予め人工
雷試験もしくは変電所1Aでの遮断器動作による開閉サ
ージについて時間T2 を測定し、算出しておく。ここ
で、上記の事故点の標定のアルゴリズムについて、図8
の流れ図および図6および図7を参照しながら説明す
る。
っておれば、〔数4〕に従って算出できるが、サージセ
ンサ4を含む事故点の検出装置の据え付け時に予め人工
雷試験もしくは変電所1Aでの遮断器動作による開閉サ
ージについて時間T2 を測定し、算出しておく。ここ
で、上記の事故点の標定のアルゴリズムについて、図8
の流れ図および図6および図7を参照しながら説明す
る。
【0043】まず、図6に示されるようなサージ波形の
データをサンプリングによって取得する(ステップT
1)。つぎに、取得したサージ波形のサンプリングデー
タに対してローパスフィルタに通すことに相当するロー
パスフィルタ演算、例えば移動平均演算を行うことによ
り、図7に示すような高周波成分を除去したサージ波形
を得る(ステップT2)。
データをサンプリングによって取得する(ステップT
1)。つぎに、取得したサージ波形のサンプリングデー
タに対してローパスフィルタに通すことに相当するロー
パスフィルタ演算、例えば移動平均演算を行うことによ
り、図7に示すような高周波成分を除去したサージ波形
を得る(ステップT2)。
【0044】つぎに、ローパスフィルタ演算を行って高
周波成分を除去した後のサージ波形の波形ピークの出現
時刻を絶対値の大きい順に記憶する(ステップT3)。
これは、サージ波形のピークの極性が事故点7からの直
接波の波形ピークの極性と送電線2の他端からの反射波
の極性が逆になるからである。つぎに、ローパスフィル
タ演算後のサージ波形の微分演算を行い、微分サージ波
形を得る(ステップT4)。
周波成分を除去した後のサージ波形の波形ピークの出現
時刻を絶対値の大きい順に記憶する(ステップT3)。
これは、サージ波形のピークの極性が事故点7からの直
接波の波形ピークの極性と送電線2の他端からの反射波
の極性が逆になるからである。つぎに、ローパスフィル
タ演算後のサージ波形の微分演算を行い、微分サージ波
形を得る(ステップT4)。
【0045】つぎに、微分サージ波形の微分値の最大値
を基にして到達波検出用比較レベル(絶対値)を設定す
る(ステップT5)。つぎに、ステップT4で求めた微
分サージ波形におけるステップT3で記憶したサージ波
形の各波形ピークの出現時刻の微分値の絶対値を到達波
検出用比較レベルより大きいかどうか判定する(ステッ
プT6)。
を基にして到達波検出用比較レベル(絶対値)を設定す
る(ステップT5)。つぎに、ステップT4で求めた微
分サージ波形におけるステップT3で記憶したサージ波
形の各波形ピークの出現時刻の微分値の絶対値を到達波
検出用比較レベルより大きいかどうか判定する(ステッ
プT6)。
【0046】ステップT6の判定結果がYESのときは
波形ピークが到達波であるとみなし(ステップT7)、
NOのときは波形ピークがノイズであるとみなす(ステ
ップT8)。ステップT6の判定結果がYESのとき
に、第1波目(直接波)および第2波目(反射波)を出
現時刻を検出・記憶する(ステップT9)。図7(a)
では、例えば19.9μsの時点と、63.9μsの時
点とにピークがあり、63.9μsの時点のピークは−
205Aとなっている。
波形ピークが到達波であるとみなし(ステップT7)、
NOのときは波形ピークがノイズであるとみなす(ステ
ップT8)。ステップT6の判定結果がYESのとき
に、第1波目(直接波)および第2波目(反射波)を出
現時刻を検出・記憶する(ステップT9)。図7(a)
では、例えば19.9μsの時点と、63.9μsの時
点とにピークがあり、63.9μsの時点のピークは−
205Aとなっている。
【0047】つぎに、第1波目(直接波)および第2波
目(反射波)の到達時間差を演算する(ステップT1
0)。図7(a)の場合、
目(反射波)の到達時間差を演算する(ステップT1
0)。図7(a)の場合、
【0048】
【数10】T1 =63.9−19.9=44.0μs となる。つぎに、到達時間差に基づいて事故点7の標
定、つまり、〔数6〕の演算を行って送電線2の一端か
ら事故点7までの送電線2の長さを算出する(ステップ
T11)。本送電線2では、前述したように、サージ伝
搬速度vが0.294km/μsであり、T2 =106
μsであり、〔数6〕の演算を行うと、第1の実施の形
態と同様に、LX =9.1kmとなった。
定、つまり、〔数6〕の演算を行って送電線2の一端か
ら事故点7までの送電線2の長さを算出する(ステップ
T11)。本送電線2では、前述したように、サージ伝
搬速度vが0.294km/μsであり、T2 =106
μsであり、〔数6〕の演算を行うと、第1の実施の形
態と同様に、LX =9.1kmとなった。
【0049】一方、上記した送電線路亘長15.6km
の送電線で実際に発生した雷撃事故の一例の場合、巡視
結果によると、送電線2の一端(変電所1A側)から
9.4kmの地点でA相に雷撃事故が発生していたの
で、演算により求めた距離LX は巡視結果に比べて−3
00mの差でほぼ一致し、十分な精度が得られることが
明らかになった。
の送電線で実際に発生した雷撃事故の一例の場合、巡視
結果によると、送電線2の一端(変電所1A側)から
9.4kmの地点でA相に雷撃事故が発生していたの
で、演算により求めた距離LX は巡視結果に比べて−3
00mの差でほぼ一致し、十分な精度が得られることが
明らかになった。
【0050】この実施の形態によれば、送電線2の一端
に設置したサージセンサ4を用いて、送電線2における
雷撃事故時に生じるサージ波形を取得し、取得したサー
ジ波形から送電線2に侵入したサージの直接波が送電線
2の一端に到達した時刻とサージの送電線2の他端によ
る最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 を検出
し、送電線2の一端とサージが侵入した事故点との距離
LX を〔数6〕に従って算出するだけで、送電線2の一
端からサージが侵入した事故点までの距離LX を求める
ことができ、したがって送電線2の一端にサージセンサ
4を含む事故点の検出装置を設けるだけで事故点の標定
を行うことができ、事故点の標定のための構成を簡略化
することができる。この結果、事故点の検出装置の据え
付け工事が簡単化され、装置台数も少なく済むので、安
価になる。また、サージ波形を基に事故点の標定を行う
ため、高速動作が可能となる。したがって、高速動作が
可能な進行波リレーへも使用用途が拡がる。
に設置したサージセンサ4を用いて、送電線2における
雷撃事故時に生じるサージ波形を取得し、取得したサー
ジ波形から送電線2に侵入したサージの直接波が送電線
2の一端に到達した時刻とサージの送電線2の他端によ
る最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 を検出
し、送電線2の一端とサージが侵入した事故点との距離
LX を〔数6〕に従って算出するだけで、送電線2の一
端からサージが侵入した事故点までの距離LX を求める
ことができ、したがって送電線2の一端にサージセンサ
4を含む事故点の検出装置を設けるだけで事故点の標定
を行うことができ、事故点の標定のための構成を簡略化
することができる。この結果、事故点の検出装置の据え
付け工事が簡単化され、装置台数も少なく済むので、安
価になる。また、サージ波形を基に事故点の標定を行う
ため、高速動作が可能となる。したがって、高速動作が
可能な進行波リレーへも使用用途が拡がる。
【0051】また、取得したサージ波形に対してローパ
スフィルタ演算を行い、ローパスフィルタ演算を施した
サージ波形の正負のピークの出現時刻を順次検出し第1
番目のピークの時刻と第2番目のピークの時刻との時間
差を送電線2に侵入したサージの直接波が送電線2の一
端に到達した時刻とサージの送電線2の他端による最初
の反射波が到達した時刻との時間差T1 として検出する
ので、直接波と最初の反射波の到達時間差を自動的に求
めることができ、直接波および最初の反射波の到達時間
差の自動計測を可能として事故点の標定をサージ波形の
取得から全て自動的に行うことができ、標定する人間に
よる個人差をなくし、正確な事故点の標定が可能とな
る。
スフィルタ演算を行い、ローパスフィルタ演算を施した
サージ波形の正負のピークの出現時刻を順次検出し第1
番目のピークの時刻と第2番目のピークの時刻との時間
差を送電線2に侵入したサージの直接波が送電線2の一
端に到達した時刻とサージの送電線2の他端による最初
の反射波が到達した時刻との時間差T1 として検出する
ので、直接波と最初の反射波の到達時間差を自動的に求
めることができ、直接波および最初の反射波の到達時間
差の自動計測を可能として事故点の標定をサージ波形の
取得から全て自動的に行うことができ、標定する人間に
よる個人差をなくし、正確な事故点の標定が可能とな
る。
【0052】また、ローパスフィルタ演算を施したサー
ジ波形を微分し、ローパスフィルタ演算を施したサージ
波形の正負のピークの出現時刻におけるサージ波形の微
分値の絶対値が所定の到達波検出用比較レベルより大き
いときに到達波とし、所定の到達波検出用比較レベルよ
り小さいときにノイズとみなすので、サージ波形中の到
達波とノイズとを区別することができ、ノイズによる誤
標定を防止することができる。
ジ波形を微分し、ローパスフィルタ演算を施したサージ
波形の正負のピークの出現時刻におけるサージ波形の微
分値の絶対値が所定の到達波検出用比較レベルより大き
いときに到達波とし、所定の到達波検出用比較レベルよ
り小さいときにノイズとみなすので、サージ波形中の到
達波とノイズとを区別することができ、ノイズによる誤
標定を防止することができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の送電線の事故点標定方法
によれば、送電線の一端からサージが侵入した事故点ま
での距離を求めることができ、したがって送電線の一端
にサージセンサを含む事故点の検出装置を設けるだけで
事故点の標定を行うことができ、事故点の標定のための
構成を簡略化することができる。この結果、事故点の検
出装置の据え付け工事が簡単化され、装置台数も少なく
済むので、安価になる。また、サージ波形を基に事故点
の標定を行うため、高速動作が可能となる。したがっ
て、高速動作が可能な進行波リレーへも使用用途が拡が
る。また、直接波と最初の反射波の到達時間差を自動的
に求めることができ、直接波および最初の反射波の到達
時間差の自動計測を可能として事故点の標定をサージ波
形の取得から全て自動的に行うことができ、標定する人
間による個人差をなくし、正確な事故点の標定が可能と
なる。
によれば、送電線の一端からサージが侵入した事故点ま
での距離を求めることができ、したがって送電線の一端
にサージセンサを含む事故点の検出装置を設けるだけで
事故点の標定を行うことができ、事故点の標定のための
構成を簡略化することができる。この結果、事故点の検
出装置の据え付け工事が簡単化され、装置台数も少なく
済むので、安価になる。また、サージ波形を基に事故点
の標定を行うため、高速動作が可能となる。したがっ
て、高速動作が可能な進行波リレーへも使用用途が拡が
る。また、直接波と最初の反射波の到達時間差を自動的
に求めることができ、直接波および最初の反射波の到達
時間差の自動計測を可能として事故点の標定をサージ波
形の取得から全て自動的に行うことができ、標定する人
間による個人差をなくし、正確な事故点の標定が可能と
なる。
【0054】請求項2記載の送電線の事故点標定方法に
よれば、サージ波形中の到達波とノイズとを区別するこ
とができ、ノイズによる誤標定を防止することができ
る。請求項3記載の送電線の事故点標定方法によれば、
送電線の一端からサージが侵入した事故点までの距離を
求めることができ、したがって送電線の一端にサージセ
ンサを含む事故点の検出装置を設けるだけで事故点の標
定を行うことができ、事故点の標定のための構成を簡略
化することができる。この結果、事故点の検出装置の据
え付け工事が簡単化され、装置台数も少なく済むので、
安価になる。また、サージ波形を基に事故点の標定を行
うため、高速動作が可能となる。したがって、高速動作
が可能な進行波リレーへも使用用途が拡がる。
よれば、サージ波形中の到達波とノイズとを区別するこ
とができ、ノイズによる誤標定を防止することができ
る。請求項3記載の送電線の事故点標定方法によれば、
送電線の一端からサージが侵入した事故点までの距離を
求めることができ、したがって送電線の一端にサージセ
ンサを含む事故点の検出装置を設けるだけで事故点の標
定を行うことができ、事故点の標定のための構成を簡略
化することができる。この結果、事故点の検出装置の据
え付け工事が簡単化され、装置台数も少なく済むので、
安価になる。また、サージ波形を基に事故点の標定を行
うため、高速動作が可能となる。したがって、高速動作
が可能な進行波リレーへも使用用途が拡がる。
【0055】また、直接波と最初の反射波の到達時間差
を自動的に求めることができ、直接波および最初の反射
波の到達時間差の自動計測を可能として事故点の標定を
サージ波形の取得から全て自動的に行うことができ、標
定する人間による個人差をなくし、正確な事故点の標定
が可能となる。請求項4記載の送電線の事故点標定方法
によれば、サージ波形中の到達波とノイズとを区別する
ことができ、ノイズによる誤標定を防止することができ
る。
を自動的に求めることができ、直接波および最初の反射
波の到達時間差の自動計測を可能として事故点の標定を
サージ波形の取得から全て自動的に行うことができ、標
定する人間による個人差をなくし、正確な事故点の標定
が可能となる。請求項4記載の送電線の事故点標定方法
によれば、サージ波形中の到達波とノイズとを区別する
ことができ、ノイズによる誤標定を防止することができ
る。
【図1】送電線に雷撃を受けたときに事故点の標定を行
う装置の概略図である。
う装置の概略図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の送電線の事故点
標定方法において送電線に雷撃を受けた場合のサージ波
の伝搬・反射の様子を示す概略図である。
標定方法において送電線に雷撃を受けた場合のサージ波
の伝搬・反射の様子を示す概略図である。
【図3】サージ波の反射波形図である。
【図4】送電線の両端と事故点との距離を示す概略図で
ある。
ある。
【図5】この発明の第1の実施の形態における直接波と
最初の反射波の時間差を検出するアルゴリズムを示す流
れ図である。
最初の反射波の時間差を検出するアルゴリズムを示す流
れ図である。
【図6】この発明の第1の実施の形態において実際の雷
撃事故の発生時に取得した3相分のサージ電圧波形を示
す波形図である。
撃事故の発生時に取得した3相分のサージ電圧波形を示
す波形図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態においてローパス
フィルタ演算後の3相分のサージ電圧波形を示す波形図
である。
フィルタ演算後の3相分のサージ電圧波形を示す波形図
である。
【図8】この発明の第2の実施の形態における直接波と
最初の反射波の時間差を検出するアルゴリズムを示す流
れ図である。
最初の反射波の時間差を検出するアルゴリズムを示す流
れ図である。
【図9】先行技術における直接波と最初の反射波の時間
差を検出するアルゴリズムを示す流れ図である。
差を検出するアルゴリズムを示す流れ図である。
1A,1B 変電所 2 送電線 3 雷撃 4 サージセンサ 5 波形測定装置 6 演算処理装置 7 事故点
Claims (4)
- 【請求項1】 送電線の一端に設置したサージセンサを
用いて、前記送電線における雷撃事故時に生じるサージ
波形を取得し、前記サージ波形に対してローパスフィル
タ演算を行い、前記ローパスフィルタ演算を施したサー
ジ波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交
点の時刻を順次検出し第1番目のピークの交点の時刻と
第2番目のピークの交点の時刻との時間差を前記送電線
に侵入したサージの直接波が前記送電線の一端に到達し
た時刻と前記サージの前記送電線の他端による最初の反
射波が到達した時刻との時間差T1 として検出し、前記
送電線の一端と他端の間をサージが往復するのに要する
時間をT2 とし、サージ伝搬速度をvとしたときに、前
記送電線の一端と前記サージが侵入した事故点との距離
LX を 【数1】LX =v×(T2 −T1 )/2 に従って算出することを特徴とする送電線の事故点標定
方法。 - 【請求項2】 ローパスフィルタ演算を施したサージ波
形を微分し、前記ローパスフィルタ演算を施したサージ
波形と正負の所定のサージ波検出用比較レベルとの交点
の時刻における前記サージ波形の微分値の絶対値が所定
の到達波検出用比較レベルより大きいときに到達波と
し、前記所定の到達波検出用比較レベルより小さいとき
にノイズとみなすことを特徴とする請求項1記載の送電
線の事故点標定方法。 - 【請求項3】 送電線の一端に設置したサージセンサを
用いて、前記送電線における雷撃事故時に生じるサージ
波形を取得し、前記サージ波形に対してローパスフィル
タ演算を行い、前記ローパスフィルタ演算を施したサー
ジ波形の正負のピークの出現時刻を順次検出し第1番目
のピークの時刻と第2番目のピークの時刻との時間差を
前記送電線に侵入したサージの直接波が前記送電線の一
端に到達した時刻と前記サージの前記送電線の他端によ
る最初の反射波が到達した時刻との時間差T1 として検
出し、前記送電線の一端と他端の間をサージが往復する
のに要する時間をT2 とし、サージ伝搬速度をvとした
ときに、前記送電線の一端と前記サージが侵入した事故
点との距離LX を 【数2】LX =v×(T2 −T1 )/2 に従って算出することを特徴とする送電線の事故点標定
方法。 - 【請求項4】 ローパスフィルタ演算を施したサージ波
形を微分し、前記ローパスフィルタ演算を施したサージ
波形の正負のピークの出現時刻における前記サージ波形
の微分値の絶対値が所定の到達波検出用比較レベルより
大きいときに到達波とし、前記所定の到達波検出用比較
レベルより小さいときにノイズとみなすことを特徴とす
る請求項3記載の送電線の事故点標定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10549397A JPH10300808A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 送電線の事故点標定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10549397A JPH10300808A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 送電線の事故点標定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10300808A true JPH10300808A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14409133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10549397A Pending JPH10300808A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 送電線の事故点標定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10300808A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474192B1 (ko) * | 2002-11-13 | 2005-03-11 | 명지대학교 | 진행파를 이용한 송전 선로의 고장 지점 검출 방법 |
| WO2008154749A1 (fr) * | 2007-06-21 | 2008-12-24 | Hydro-Quebec | Appareil et méthode de surveillance d'une ligne de phase d'un tronçon d'une ligne de transport d'énergie électrique |
| CN102628913A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-08-08 | 清华大学 | 基于输电线路结构及地形的输电线路三维雷击计算方法 |
| CN103364691A (zh) * | 2013-07-09 | 2013-10-23 | 上海交通大学 | 一种架空线-电缆混合线路分布式故障测距方法 |
| JP2021050954A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 株式会社日立製作所 | 電力系統監視装置および方法 |
| CN119881562A (zh) * | 2025-03-28 | 2025-04-25 | 国网上海市电力公司 | 一种电缆局放信号多径干涉识别与补偿方法、设备及介质 |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP10549397A patent/JPH10300808A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474192B1 (ko) * | 2002-11-13 | 2005-03-11 | 명지대학교 | 진행파를 이용한 송전 선로의 고장 지점 검출 방법 |
| WO2008154749A1 (fr) * | 2007-06-21 | 2008-12-24 | Hydro-Quebec | Appareil et méthode de surveillance d'une ligne de phase d'un tronçon d'une ligne de transport d'énergie électrique |
| US8502542B2 (en) | 2007-06-21 | 2013-08-06 | Hydro Quebec | Apparatus and method for monitoring a phase line of a section of an electrical energy transmission line |
| EP2165403A4 (fr) * | 2007-06-21 | 2014-01-22 | Hydro Quebec | Appareil et méthode de surveillance d'une ligne de phase d'un tronçon d'une ligne de transport d'énergie électrique |
| CN102628913A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-08-08 | 清华大学 | 基于输电线路结构及地形的输电线路三维雷击计算方法 |
| CN102628913B (zh) * | 2012-04-09 | 2014-03-12 | 清华大学 | 基于输电线路结构及地形的输电线路三维雷击计算方法 |
| CN103364691A (zh) * | 2013-07-09 | 2013-10-23 | 上海交通大学 | 一种架空线-电缆混合线路分布式故障测距方法 |
| JP2021050954A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 株式会社日立製作所 | 電力系統監視装置および方法 |
| CN119881562A (zh) * | 2025-03-28 | 2025-04-25 | 国网上海市电力公司 | 一种电缆局放信号多径干涉识别与补偿方法、设备及介质 |
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