JPH10302140A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH10302140A
JPH10302140A JP4610498A JP4610498A JPH10302140A JP H10302140 A JPH10302140 A JP H10302140A JP 4610498 A JP4610498 A JP 4610498A JP 4610498 A JP4610498 A JP 4610498A JP H10302140 A JPH10302140 A JP H10302140A
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pusher
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Masahiro Nishi
正博 西
Toshishige Ito
敏成 伊藤
Takanori Kanno
恭範 冠野
Masaki Fujinami
正樹 藤波
Masahiro Usui
雅裕 臼井
Hiroyuki Kakiuchi
弘行 垣内
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上下,左右に並ぶ多数のコラムで構築した商品
収納ラックに対し、各コラムごとに装備した商品払出し
機構の駆動系をコラムから分離して簡略化し、併せてラ
ックの商品収容効率を高める。 【解決手段】商品を前後一列に収納するコラム6を上下
段,左右列に並べて構築した商品収納ラック4に対し、
その前方にバケットユニット7を搭載したX−Y搬送機
構8を配備し、販売指令でバケットユニットを指定のコ
ラムにアクセスし、該コラムから払出した商品をバケッ
トに移載して商品取出口2aに送出するよう構成し、こ
こで、各コラムごとに装備した商品払出し機構に対し
て、そのその動力源として各コラムに共通な駆動装置を
バケットユニットに搭載し、バケットユニットを指定の
コラムにアクセスした位置でバケット側の駆動機構から
コラムの商品払出し機構に動力を伝達して商品を払い出
すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、缶入り飲料商
品,紙パック入り飲料商品,カップ商品,ペットボトル
商品などを販売する自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】頭記の自動販売機として、前面に商品取
出口付きの外扉を備えた本体ケースの庫内に、各コラム
ごとに前後一列に並べて商品を収納する商品収納コラム
を上下段,左右列に並べて構築した商品収納ラックを搭
載し、販売指令に基づき指定のコラムから商品を1個宛
払出して下方の商品取出口へ落下搬出するようにした自
動販売機が公知である。
【0003】また、商品収納ラックのコラムから払出し
た商品が商品取出口のボックス内に落下した際の着地衝
撃で破損するのを防ぐために、前記の商品収納ラックと
組合せてラックの前方側にエレベータ機構を配備し、コ
ラムから払出した商品をエレベータ機構に移載してソフ
トハンドリング式に商品取出口へ送出するようにした構
成のものも従来より知られている。
【0004】なお、紙パック,缶入りなどの飲料商品を
ホット商品,ないしはコールド商品として販売するこの
種の自動販売機では、本体ケースを断熱筐体で構成し、
さらに前面外扉の内側に断熱用の内扉を配して断熱構造
とした上で、庫内に冷却器,ヒータを装備して収納商品
を保冷,加温するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した自動販売機の
従来構成では、商品収納ラックの各コラムごとに、商品
払出し機構としてコラムのケース前端にゲート機構,お
よびケース内に整列した商品を背後から押し出すプッシ
ャ機構が組み込まれており、さらにこれら機構を作動さ
せる動力源として各コラムごとに電磁ソレノイド,駆動
モータ,あるいはプッシャ牽引用の駆動ばねを装備して
いる。
【0006】ところで、商品の多様化に伴い1台の自動
販売機で多種類の商品を併売する多セレクション自動販
売機では、セレクション(コラム)数が40〜50にも
なることから、各コラムごとに商品払出し機構の動力源
として電磁ソレノイド,駆動モータなどを1組ずつ組み
込んだ従来構成では多数台の動力装置が必要となって商
品収納ラックが非常にコスト高となるほか、これらの動
力装置の占有スペースも大きくなり、その分だけコラム
内に商品を収納するスペースが制限を受けてラックの商
品収納効率が低下する。
【0007】この発明は上記の点に鑑みなされたもので
あり、その目的は前記課題を解決し、商品収納ラックの
コラムに商品払出し機構の動力源を設けずに指定のコラ
ムから商品を払出した上で、ソフトハンドリング式に商
品取出口まで送出できるようにしてコストの低減化,並
びに商品収容効率の向上化を図り、併せて本体ケースの
前面扉,断熱内扉を透視扉して庫内の商品,および商品
の販売動作が外部から目視観察できるように構成した自
動販売機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、前面に商品取出口付き外扉,断
熱内扉を備えた本体ケースの庫内に、各コラムごとに商
品を前後一列に並べて収納する複数のコラムを上下段,
左右列に配列して構築した商品収納ラック、該商品収納
ラックの前方位置でコラムから払出した商品を受容する
バケットユニットと、該バケットユニットを搭載して上
下,左右に移動するX−Y搬送機構を装備し、販売指令
に基づき前記X−Y搬送機構を介して選択したコラムの
前方にバケットユニットをアクセスし、該コラムから払
出した商品をバケットユニットに移載し上で、バケット
ユニットを商品取出口の位置へ移動して商品を商品取出
口に搬出するようした構成を基本として、前記の各コラ
ムごとに商品払出し機構を動力源と切り離して装備する
とともに、前記商品払出し機構の動力源としてバケット
ユニットに共通な電動式の駆動機構を搭載し、バケット
ユニットを指定のコラムにアクセスした位置でバケット
ユニットに搭載した駆動機構をコラムの商品払出し機構
に伝動結合し、この状態でバケットユニット側からコラ
ムの払出し機構に動力を伝達して商品を払出すように構
成する(請求項1)。
【0009】上記構成によれば、多セレクションの商品
収納ラックを構築するコラムには個々に商品払出し機構
の駆動モータ,ソレノイドなどの動力源を装備する必要
がなく、商品販売時には指定のコラムにアクセスしたバ
ケットユニットに搭載した共通の電動式駆動機構からコ
ラム側の商品払出し機構に動力を伝達して商品の払出し
が行える。したがって、各コラムごとに商品払出し機構
の動力源を装備した構成と比べて大幅なコスト低減化が
図れるほか、コラム内の商品収納スペースも十分広く確
保できてラックの商品収納効率も向上する。また、コラ
ムからバケットユニットに移載された商品は、X−Y搬
送機構により外扉に開口する商品取出口の位置までソフ
トハンドリング式に下降搬送されるので、紙パック,ペ
ットボトル商品などでも破損のおそれなしに安全に商品
取出口に送出できる。
【0010】また、この発明によれば、前記構成を基本
として、商品収納ラックのコラム,X−Y搬送機構に搭
載したバケットユニットの構造、およびX−Y搬送機構
の移動制御について、次記のような具体的形態で実施す
ることができる。 (1) 商品収納ラックのコラムは、前方へ引出し可能な樋
状のケースからなり、かつ該コラムケースに装備した商
品払出し機構が、コラムケースの前部に配して収納商品
を拘束保持するゲート機構と、ケース内に配して収納商
品を前方に押し送りするベルト駆動式のプッシャ機構と
からなり、かつ前記各機構の動力伝達部材をバケットユ
ニットに搭載した駆動機構の動力出力部材に対向してコ
ラムケースの前端部に集中配備した構成とし(請求項
2)、具体的には商品払出し機構を次記のような構造で
構成する。
【0011】(i) 前記のゲート機構を、コラムの前端に
配した揺動式のゲート板と、該ゲート板の後部に連結し
た円筒カムと、該円筒カムに連繋してゲート板を開閉位
置に揺動操作する動力伝達部材としてのスライダと、該
スライダを待機位置に押圧する復帰ばねとの組合せから
構成し、かつ前記スライダの端面をコラムケースの側壁
前面に臨ませて配置し、指定コラムにバケットユニット
をアクセスした状態で、バケットユニット側からの操作
で前記スライダを押し込み操作することにより、ゲート
板を開放位置に揺動させてコラムの前端面を開放するよ
うにする(請求項3)。
【0012】(ii) 前項(i) におけるゲート板の形状
を、その先端が下向け屈曲した逆L字形となし、背の低
い商品,変形し易い紙パック商品などを販売待機位置に
安定よく保持できるようにする(請求項4)。 (iii) プッシャ機構を、ケースの長手方向に沿ってその
底部側に敷設したエンドレスベルトと、該ベルトに連結
してコラムケース内に起立するプッシャと、前記ベルト
の前端側プーリに連結してコラムケースの前端に配置し
た動力伝達部材としてのラック歯車とから構成し、指定
のコラムにアクセスしたバケットユニットから前記ラッ
ク歯車に動力を伝達することにより、ベルトを駆動して
プッシャを前進させ、コラムケース内に並ぶ商品を前方
に押し送りする(請求項5)。
【0013】また、コラム内に商品を補充する際に、プ
ッシャを手動操作で後退位置に移動させることができる
ようにするために、前記プッシャをエンドレスベルトに
対して手動操作で係脱可能に連結する(請求項6)、あ
るいはプッシャの背面にラチェット爪付きのクリップ部
材を取付けるとともに、コラムケースの底面側にはプッ
シャの移動経路に沿って前記ラチェット爪と噛み合うラ
チェット歯を設ける(請求項7)などの構成がある。
【0014】(2) 一方、前記のX−Y搬送機構に搭載し
たバケットユニットについて、この発明によれば、次記
のような具体的構造で構成するものとする。 (i) バケットユニットに搭載してコラム側の商品払出し
機構を駆動操作する電動式の駆動機構を、指定コラムへ
のアクセス位置で、請求項3に記載したスライダを前方
から押し込んでゲート機構を開放操作する電動式のピン
プッシャ機構と、請求項5に記載したラック歯車に噛み
合ってモータ出力をプッシャ機構に伝える連結歯車を含
む動力伝達系とで構成する(請求項8)。
【0015】(ii)ピンプッシャの前進動作に連動して連
結歯車を待機位置から動力伝達位置に向けてバケットユ
ニットの背後に突き出す操作機構を備える(請求項
9)。 (iii)前記バケットユニットの内部にコラムからの搬入
商品を検出する商品検知スイッチを備え、該スイッチの
検知信号を基に駆動機構をコラム側の商品払出し機構か
ら切り離して停止制御する(請求項10)。
【0016】(iv) バケットユニットの底部側に搬送コ
ンベヤを配備し、コラムから受け取った商品をコンベヤ
の搬送により商品取出口に搬出する(請求項11)。 (3) また、この発明によれば、X−Y搬送機構の制御に
関して、販売待機時にバケットユニットが待機するホー
ムポジションを設定するとともに、販売指令に基づきバ
ケットユニットをホームポジションから指定されたコラ
ムに向けて移動する際に、その停止位置の手前でX−Y
搬送機構の駆動モータを減速させる制御手段を備えるも
のとし(請求項12)、その減速制御手段は、具体的に
X−Y搬送機構のX軸,およびY軸方向の移動経路に沿
って敷設し、かつバケットユニットのホームポジショ
ン,および各コラムの位置に対応する停止位置,減速開
始位置を設定した位置検知板と、該位置検知板に設定し
た各位置を検出する位置センサと、および該位置センサ
の検知信号を基にX−Y搬送機構を運転制御する制御部
を備えて構成する(請求項13)。
【0017】かかる構成により、バケットユニットをホ
ームポジションから指定コラムに向けて移動する際に、
その停止位置の手前でX−Y搬送機構の駆動モータ減速
制御し、バケットユニットが停止位置を行き過ぎてオー
バーランするのを防止することができる。また、このよ
うな減速制御手段を設けることで、X−Y搬送機構の駆
動モータとして高価なステッピングモータ,ACサーボ
モータなどを採用することなしに、安価なDCモータを
採用してバケットユニットを精度よく指定のコラムへア
クセスできる。
【0018】(4) また、前記のように商品収納ラックに
バケットユニット付きX−Y搬送機構を組み合わせ、ラ
ックに収納した商品をX−Y搬送機構を介して商品取出
口へ搬送するようにした自動販売機について、この発明
によれば、 (i) 本体ケースの外扉,および断熱内扉の扉面の商品収
納ラックと対峙する扉面をそれぞれ透視扉板で構成する
とともに、外扉の一角に販売操作パネルを備え、該パネ
ル上に商品選択キー,通貨処理機構,および販売情報の
表示用ディスプレイなどを集中配備する(請求項1
4)。
【0019】かかる構成により、透明な外扉,断熱内扉
を透視して庫内側の商品収納ラックに収納した商品をシ
ョーケースと同じ感覚で直接確認でき、かつ販売時には
X−Y搬送機構(ロボットの一種)の動きと併せて、購
入商品がラックから商品取出口に出てくるまでの動作を
前方から観察できる。また、商品選択キーを含めて通貨
処理機構,および販売情報の表示用ディスプレイなどを
外扉の一角に形成した操作パネル上に集中配備したこと
により、透視扉の機能を阻害することがなく、かつ操作
パネルの背後側にも商品収納コラムを本体ケースの幅一
杯に配備することができ、それだけ本体ケースの庫内ス
ペースを有効活用して商品の収納数,セレクション数の
増大化が図れる。
【0020】(ii)また、前記の操作パネルに配備した商
品選択キーには、の組合せで選択商品を指定するテンキ
ー押ボタンを採用する(請求項15)。これにより、庫
内側に並ぶ多数の商品収納コラムごとに表示した商品番
号に合わせて所望の商品番号をパネル上のテンキーで集
中的に入力することができて操作性,サービス性が向上
する。かかる点、仮に庫内側の各商品収納コラムと個々
に対応する多数の商品選択ボタンを外扉の透明な扉板上
に分散配置した場合には、選択ボタンが目障りとなって
庫内が透視できる機能が損なわれる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面に
基づいて説明する。 〔自動販売機の全体構造〕まず、自動販売機の全体構成
を図1(a)〜(d) に示す。図において、1は自動販売機
の本体ケース(断熱筐体)、2は前面下部に商品取出口
2aを備えた外扉、3は内扉、4は各コラムごとに商品
5を前後一列に並べて収納する複数のコラム6を上下
段,左右列に配列して構築した商品収納ラック、7は商
品収納ラック4のコラム6から払出した商品をその前方
位置で受容するバケットユニット、8は該バケットユニ
ットを搭載して上下,左右に移動する直角座標形のX−
Y搬送機構であり、販売指令に基づき前記X−Y搬送機
構8をホームポジション(商品取出口2aに対応した待
機位置)から移動して指定されたコラム6の前方位置に
バケットユニット7をアクセスし、該コラムから払出し
た商品5をバケットユニット7に移載した後、再びX−
Y搬送機構8を下降移動してホームポジションに戻り、
この位置でバケットユニット7から商品5商品取出口2
aに商品を搬出するような構成となる。なお、図中で9
は本体ケース1の庫内底部側に設置した商品保冷用の冷
却器(冷凍機のエバポレータ)、10は冷凍機のコンデ
ンシングユニット、11はコラム6を前方へ引出し可能
に支持するラック支持枠である。
【0022】ここで、商品収納ラック4のコラム6は、
個々に前方へ引出して商品補充が行えるようにラック支
持枠11の上に搭載した引出し式のコラムとしてなり、
各コラム6ごとに、駆動モータ,ソレノイドなどの動力
源から切り離した駆動部を持たない商品払出し機構を備
えている。一方、バケットユニット7には、前記コラム
の商品払出し機構をバケット側から駆動するための動力
源として電動式の駆動機構を搭載しており、バケットユ
ニット7を指定のコラム6にアクセスした位置でバケッ
トユニットに搭載した駆動機構からコラム6の商品払出
し機構に動力を伝達して商品5を払出すようにしてい
る。なお、前記のコラム6,およびその商品払出し機
構、バケットユニット7,およびその内部に組み込んだ
電動式の駆動機構、およびX−Y搬送機構8について
は、項別に分けてその詳細構造を後述する。
【0023】また、当該自動販売機は、庫内の商品収納
ラック4に収納した商品5,および販売時に客の購入し
た商品がコラム6からバケットユニット7に移載されて
商品取出口2aへ取り出されるまでの販売動作の一連の
動きを外部から目視観察できるように、本体ケースの外
扉2,および断熱内扉3の商品収納ラック4と対峙する
扉面域をそれぞれ透視扉板で構成するとともに、その一
角を占有して外扉2の右側部分に販売操作パネル2bを
形成し、該パネル2aに数字キーの組合せで購入商品を
指定する入力部としてのテンキー押ボタンタン12,通
貨処理機構(コイン機構,ビルバリデータ,釣銭返却レ
バー)13,および販売情報を表示する液晶ディスプレ
イ14が配備されている。なお、15は釣銭返却口であ
る。
【0024】〔コラム,および商品払出し機構の構造〕
次に、前記商品収納ラック4のコラム6,およびコラム
6に組み込んだ商品払出し機構の詳細構造を図2〜図5
で説明する。まず、図2(a) 〜(c) において、コラム6
の本体は断面U字形になる樹脂成形品の樋状ケースで作
られており、該コラムケース6a内に商品5を前後一列
に並べて起立姿勢に収納する。また、コラムケース6a
には、商品払出し機構(駆動源とは切り離されている)
として、コラムケース6aの前端に配して商品5を収納
位置に拘束するゲート機構16と、商品5を背後から前
方に押し出すプッシャ機構17が組み込まれている。
【0025】ここで、ゲート機構16は一端をコラムケ
ース6aの側壁前端に軸支してコラム6の前端面に突き
出す揺動式のゲート板16aと、図5で示すようにゲー
ト板16aの後部に連結した円筒カム(周面上にリブ状
のカム突起が形成されている)16bと、該円筒カム1
6bに連繋してゲート板16aを開閉位置(閉位置を実
腺,開位置を鎖線で表す)に揺動操作するようコラムケ
ース6aの前端に動力伝達部材として組み込んだスライ
ダ16cと、該スライダ16cを待機位置に向けて背後
から押圧付勢する復帰ばね16dとの組合せからなる。
なお、円筒カム16b,スライダ16c,復帰ばね16
dはコラムケース6aの側壁内部に組み込み、側方から
カバー(図示せず)によって蓋をする。この組み込み状
態ではスライダ16cの前端面がコラムケース6aの前
方に露呈している。
【0026】かかる構成で、販売待機時にはスライダ1
6cが復帰ばね16dに押されて前方に突き出してお
り、ゲート板16aはコラム6の前面を横切ってコラム
ケース内に収納した商品5をその位置に拘束保持するよ
う閉位置に保持されている。この状態からスライダ16
cをバケットユニット側に搭載した駆動機構のピンプッ
シャ操作で押し込むと、該スライダ16cの頂部に設け
たカムガイド16eを介して円筒カム16bを回し、こ
れによりゲート板16aが実腺で示す閉位置から鎖線で
示す開位置に揺動し、コラムケース6aの前端面を開放
する。
【0027】なお、前記したゲート板16aは、図5に
示した「直片形」の形状から、図6で示すように「逆L
字形」に変更して実施することができる。すなわち、ゲ
ート板16aの形状が「直片形」であると、背の低い商
品はゲート板16aの下をすり抜けたり、商品容器の頭
部が抑えられて収納姿勢が後傾したするほか、さらに紙
パック商品などの場合には、背後からのプッシャ17b
の押し付けにより商品容器が逆“く”字形に変形したり
して、商品の払出し動作が正常に行われないことがあ
る。かかる点、図6のようにゲート板16aの形状を
「逆L字形」にすれば、ゲート板16aの先端部16a
-1でコラム6の最前列に並ぶ商品を前方から縦方向に押
さえ込むことができ、これにより背の低い商品がゲート
板16aの下をすり抜けたりする前記の払出し動作トラ
ブルを防止できる。
【0028】また、図2に戻って先記したプッシャ機構
17は、コラムケース6aの底部側で長手方向に沿い、
前後一対のプーリ間に張架したベルト(タイミングベル
ト)17aと、コラム内の最後列に並ぶ商品5の背後に
押し当てて前記ベルト17aに連結した衝立状のプッシ
ャ17bと、前記ベルト17aの前端側プーリに連結し
てその周面をコラムケース6aの前面に突き出した動力
伝達部材としてのラック歯車17cとからなる。また、
前記のプッシャ17bはベルトの裏面側に張り出した脚
片爪17dとプッシャ17bの背後に軸支連結したクリ
ップ17eの脚片との間でベルト17aを上下から挟持
して結合するようにしている。なお、クリップ17eは
脚片をベルト17aへ押し付けるようにばね付勢されて
いる。
【0029】かかる構成で、ゲート機構16のゲート板
16aを開放した状態で、ラック歯車17cにバケット
ユニット側から動力を伝達してベルト17aを前方へ周
回させると、これに連動してプッシャ17bが前進して
コラム内に並ぶ商品5を背後から押し送りする。これに
より、図2(c) で示すように最前列に並ぶ商品5がコラ
ム6の前方にアクセスして待機しているバケットユニッ
ト7に向けて払出される。なお、コラム6に商品5を補
充するに際してプッシャ17bをコラムケース6aの後
端位置まで後退させる場合には、先記したクリップ17
eを手動操作により点線位置に傾動してプッシャ17b
とベルト17aとの結合を弛めた上で、プッシャ17b
を後方にスライド移動する。
【0030】次に 前記したプッシャ機構17の別な実
施例を図3,図4に示す。この実施例においては、プッ
シャ17bを脚部をベルト17aに直結した上で、プッ
シャ17bの背後に軸支連結したクリップ17eの脚部
先端にラチェット爪17fを形成するとともに、該ラチ
ェット爪17fに対向してコラムケース6aの底部側に
はベルト17aを挟んで左右両サイドに沿ってラチェッ
ト歯17gを形成している。このラチェット歯17g
は、プッシャ17bを販売待機位置に係止拘束する役目
を果たすものであり、ラチェット歯17gの歯列がプッ
シャ17bの前進移動を許容し、後退を阻止するように
ように形成されている。
【0031】なお、コラム6に商品5を補充するに際し
てプッシャ17bをコラム6の後端位置まで後退させる
には、先記したクリップ17eを手動操作により弛めて
ラチェット歯17gとの係合を釈放した上で、ベルト機
構17aと連結したままプッシャ17bをプッシャ17
bを後方にスライド移動する。この場合に、プッシャ機
構17のベルト17aはフリーの状態にあり、プッシャ
17bの後退移動に従動する。
【0032】〔バケットユニットの構造〕次に、先記し
たバケットユニット7についての構造を、図7,図8に
示す実施例、およびこの実施例の構造一部を変更した図
9〜11に示す実施例で説明する。まず、図7,図8に
おいて、バケットユニット7は上面,前面,および後面
上半域を開放した箱体としてなり、その前面には捩じり
コイルばねで閉方向に付勢されたバケットフラッパ7a
を備えている。ここで、箱体の左右両部に画成したスペ
ース内には先述したコラム6の商品払出し機構に伝動連
結して動力を伝達する電動式の駆動機構が組み込まれ、
さらに箱体中央の商品収容スペースにはコラム6から搬
入した商品5を起立姿勢に制御する姿勢制御機構18,
および底部側に若干前傾姿勢に傾けて敷設して商品を商
品取出口2a(図1参照)に向けて送出する搬送コンベ
ヤ(ベルトコンベヤ)19を備えている。なお、バケッ
トユニット7は、その底部側のフレーム7bに配したガ
イドローラ7c(図8,図10参照)を介してX−Y搬
送機構8のX軸搬送部に案内支持されている。
【0033】ここで、前記した姿勢制御機構18は次の
ように構成されている。すなわち、図7,図8の実施例
では、バケットユニット7の内部空間を横切るように左
右側壁間に架設して前部上段,および後部中段に位置し
て段違いに並ぶ前後一対のガイドローラ18a,18b
が設けてあり、かつ各ガイドローラ18a,18bは搬
送コンベヤ19との間にタイミングベルト18cを掛け
渡してコンベヤモータ19aにより定方向(左回転)に
一括して駆動するようにしている。また、後部側のガイ
ドローラ19bの軸端(右側)には先記した連結歯車2
1に噛み合う伝動歯車2が結合されている。
【0034】一方、図9〜図11に示した実施例では、
商品の姿勢制御機構18として前記した前部上段に架設
したガイドローラ18aを固定式の商品規制板18dに
置き換え、かつ後部中段位置に架設したガイドローラ1
8bと搬送コンベヤ19との間にタイミングベルト18
cを掛け渡してコンベヤモータ19aによりガイドロー
ラ18aを定方向に回転駆動するようにした構成にな
る。また、この実施例ではバケットユニット7の前面に
配したバケットフラッパ7に対向してフラッパの開閉検
知スイッチ7a-1を装備している。
【0035】また、前記したバケットユニット7の右側
部には、先記した電動式の駆動機構として、商品収納ラ
ックのコラム6の前端部に組み込んだゲート機構16の
スライダ16cを前方から押し込んで開放操作する電動
式のピンプッシャ機構20と、コラム側に装備したプッ
シャ機構17のラック歯車17cに結合してバケットユ
ニット側から駆動モータによりベルト17aを周回駆動
する連結歯車21がバケットユニット7の後部から商品
収納ラックのコラム6に向け突き出すように組み込まれ
ている。
【0036】ここで、ピンプッシャ機構20は、プッシ
ュピン20aと、プッシュピン20aを前進,後退動作
させるナピアねじ機構20bと、そのプッシャモータ2
0cとから構成されている。一方、前記した連結歯車2
1は、図8で示すように揺動板21aに軸支されてお
り、この位置でガイドローラ18b(ガイドローラ18
bの機能については後記する)の軸端に歯車22を介し
て伝導連結されている。また、揺動板21aは歯車22
と同軸上で揺動可能に支持されており、かつばね21b
により連結歯車21をバケット内部に引き込む方向に付
勢されている。また、先記したピンプッシャ機構20の
前進動作に連動して連結歯車21が後退位置からバケッ
トユニット7の背後に突き出るようにしており、そのた
めに揺動板21aの上端にピン21cを突設し、このピ
ン21cをプッシュピン20aに連結したドグ20dで
押すようにしている。
【0037】さらに、バケットユニット7には、コラム
6から払出してバケットユニット7の移載する商品5を
検出するための商品検知スイッチ23を装備し、その検
知レバー23aがバケット内部の後部上面側に突き出し
ている。次に、図7,図8に示したバケットユニット7
を例に、商品収納ラックの各コラム6との間で行う商品
の移載動作を図12,図13に、またバケットユニット
7から商品取出口2aへの商品送出動作をそれぞれ図1
4で説明する。
【0038】すなわち、商品販売指令に基づき、X−Y
搬送機構8に搭載したバケットユニット7が待機位置
(ホームポジション)から移動して選択したコラム6の
前方位置にアクセスし、この位置で前記した先記したピ
ンプッシャ機構20のプッシャモータ20cを始動して
プッシュピン20aを突き出し操作すると、図12(a)
で示すようにプッシュピン20aがコラム6側に組み込
んだゲート機構16のスライダ16cの前端面に当たっ
てこれを押し込む。これにより、ゲート板16aが開位
置に回動してコラム6の前面を開放する。同時にピンプ
ッシャ機構20の前進操作に従動して連結歯車21がバ
ケットユニット7の背後に突き出し(図8,図10で示
すように、連結歯車21を軸支した揺動板21aが時計
方向に揺動して連結歯車21を商品収納コラムに向けて
バケットユニット7の背後に突き出す)、歯車21がコ
ラム6に組み込んだプッシャ機構17のラック歯車17
cに噛み合い、両者間に動力の伝達経路を形成する。こ
の状態から次にバケットユニット7に組み込んだコンベ
ヤモータ19aを始動すると、ベルト18c,ガイドロ
ーラ18b,伝導歯車22,および連結歯車21を介し
てコラム側のラック歯車17cに動力が伝達され、該歯
車17cを介してベルト17aを周回駆動する。これに
より、プッシャ17bが前進移動し、図12(b) のよう
にコラム6に収納した商品5を背後から押して最前列に
並ぶ商品5をその前方に待機しているバケットユニット
7に向けて払出す。
【0039】そして、図示のようにコラム6から払出し
た商品5がバケットユニット7の中に進入すると商品検
知スイッチ23が作動し、この商品検知スイッチ23の
信号を基に、若干タイミングを遅らしてコンベヤモータ
19aを停止制御するとともに、ピンプッシャ機構20
のプッシャモータ20cを再度始動し、背後に突き出し
ていたプッシュピン20aを待機位置に後退させる。こ
れにより、図12(c)で示すようにコラム側ではゲート
機構のゲート板16aが閉位置に戻り、同時に連結歯車
21も後退してバケットユニット7の中に引っ込むとと
もに、コラム側のラック歯車17cとの噛み合いが外れ
る。
【0040】一方、図12(b) の商品払出し動作によ
り、コラム6からバケットユニット7の中に前倒れ姿勢
で搬入した商品5は、次に述べるようにバケットユニッ
ト7に装備した姿勢制御機構18の動作により前倒し姿
勢から起立姿勢に立て直した上で、バケットの底部側に
敷設した搬送コンベヤ19の上に着地するように取り込
まれる。
【0041】次に、商品取り込み過程での商品5の姿勢
制御動作を図13で説明する。なお、図13において、
I〜Vはコラム6からバケットユニット7に移載された
商品5が搬送コンベヤ19の上に着地するまでの取り込
み動作の挙動を表している。すなわち、コラム6の前端
から前方に払出した商品5は、I→II→III で表すよう
に前傾姿勢でバケットユニット7の中に倒れ込んで商品
検知スイッチ23(図7,図9参照)を動作させるとと
もに、商品5の頂部がバケットユニット7の前部上段に
配したガイドローラ18a(図7,図8の実施例の場
合)、あるいは商品規制板18d(図9〜図11の実施
例の場合)に受け止められて、図示のように前倒れ姿勢
に寄り掛かる。そして、図12(c) のようにバケットユ
ニット7に搭載した駆動機構とコラム6の商品払出し機
構との間を切り離した後に、X−Y搬送機構8をY軸方
向に若干上昇移動させると、商品5の底面がバケットユ
ニット7の後部中段に組み込んだガイドローラ18bの
上に載るようになる。また、この上昇移動にタイミング
を合わせてコンベヤモータ19aを再始動する。これに
より、図7,図8の実施例ではガイドローラ18a,1
8bが、また図9〜図11の実施例では後部のガイドロ
ーラ18bが回転し、そのローラ送り動作で商品5が前
方へ迫り出すように送られ、III →IVのように商品5は
前傾姿勢から起き上がって起立姿勢に変わり、商品5の
底面が後部のガイドローラ18bから外れたところで、
底面を下に向けてIV→Vのように下方に落ち込んで搬送
コンベヤ19の上に起立姿勢で着地する。なお、コンベ
ヤモータ19aは、商品5が搬送ベルト19の上に着地
したところで停止させるために、例えば、商品検知スイ
ッチ23の動作時点から多少の遅れ時間を与えて停止制
御するか、あるいは搬送コンベヤ19の上に載った商品
5がバケットフラッパ7aを押した際に応動するフラッ
パ開閉検知スイッチ7a-1(図10参照)の動作信号で
コンベヤモータ19aを停止制御するようにしている。
【0042】なお、前記したバケットユニット7をコン
ベヤ6にアクセスした状態で、バケットユニット7とコ
ラム6との間に相対的な位置のずれがあると、バケット
側の動力伝達歯車21がコラム側のラック歯車17cに
うまく噛み合わなくなるおそれがある。この位置のずれ
はバケットユニット7を搭載したX−Y搬送機構8(図
1参照)の停止位置の誤差,商品収納ラック,商品の荷
重によるラックフレームの撓みなどが原因で生じる。そ
こで、バケットユニット/コラム間に生じたアクセス位
置のずれを補償してバケット側からコラム側のプッシャ
機構へ動力伝達を支障なく行えるようにするための対策
として、周面に歯列を形成してコラム側のラック歯車1
7cに動力を伝達する上下方向のタイミングベルト(図
示せず)を動力伝達歯車21に連結してバケットユニッ
ト7の背面側にに敷設し、このベルトを介してバケット
側からラック歯車17cに動力を伝達する方法がある。
【0043】次に、商品5を受容したバケットユニット
7を、X−Y搬送機構8の下降移動により外扉2の商品
取出口2aの位置へ搬送し、この位置で商品取出口2a
に商品を送り出す際の動作を図14で説明する。すなわ
ち、バケットユニット7が商品取出口2aの位置(ホー
ムポジション)に到達すると(この位置は図示されてな
い位置センサで検知する)、コンベヤモータ19a(図
7,図9参照)が始動して搬送コンベヤ19を矢印方向
に駆動する。これにより、搬送コンベヤ19の上に載っ
ていた商品5は、その頂部がガイドローラ18a,ない
しは商品規制板18dに拘束されつつ、コンベヤ19の
搬送動作により後傾姿勢に傾きながら前方に送られ、バ
ケットユニット7の前面に配したフラッパ7a,および
内扉3に備えた商品搬出口のフラッパ3aを押し開いて
商品取出口2aのボックス内に容器の底面を下に向けて
起立姿勢に落ち込んで搬出される。この状態になれば、
商品を購入した客は商品取出口2aのフラッパ扉2cを
押し開いてボックス内から商品5を取り出すことができ
る。この場合に、商品5は底面を下にして商品取出口2
aのボックス内に起立しているので、容器上面の飲み口
が汚損(商品取出口のボックス内底面には塵埃などが堆
積している)されるおそれがなく客に信頼感を与える。
【0044】なお、バケットユニット7から商品5が商
品取出口2aに搬出されると、その搬出過程で開放した
バケットユニット7のバケットフラッパ7aが閉位置に
復帰するので、このフラッパ開閉動作に応動するフラッ
パ開閉検知スイッチ7a-1(図10参照)の信号で搬送
コンベヤ19のコンベヤモータ19aを停止制御し、こ
れにより自動販売機が販売待機状態に復帰する。
【0045】〔X−Y搬送機構の構造,およびその運転
制御系〕次に、先記バケットユニット7を搭載したX−
Y搬送機構8の構成を図15に示す。また、その運転制
御系統を図16に、さらにその減速制御動作を図17で
説明する。まず、図15において、X−Y搬送機構8は
X軸搬送部8xとY軸搬送部8yとの組立体としてな
り、バケットユニット7はX軸搬送部8xに搭載し、そ
の底部側に敷設したガイドレールに沿ってX軸方向へ移
動可能に案内支持されている。また、X軸搬送部8xは
Y軸搬送部8yに連結してY軸方向に案内支持されてい
る。なお、8x-1はX軸モータ、8x-2はX軸モータ8
x-1とバケットユニット7との間に掛け渡したタイミン
グベルト、8y-1はY軸モータ、8Y-2はY軸方向のタ
イミングベルトである。かかる構成で、X軸搬送部8
x, Y軸搬送部8yを駆動することにより、バケットユ
ニット7 がX,Y軸方向に移動する。
【0046】また、前記のX−Y搬送機構8には、商品
販売時にバケットユニット7を指定したコラム位置にに
移動して停止するために後記のようなX−Y位置検知手
段を備えており、制御部からの指令でバケットユニット
6を選択したコラム,および商品取出口の位置(ホーム
ポジション)を移送するようにしている。すなわち、図
15,図16で示すように、X軸搬送部8x,およびY
軸搬送部8yには、それぞれX軸方向,Y軸方向に沿っ
て停止位置検知板23,24、および減速位置検知板2
5,26が敷設されており、各検知板23〜26に対向
してバケットユニット7の底面,およびX軸搬送部8x
の側板には停止位置検知センサ27,28、および減速
位置検知センサ29,30を備えている。
【0047】ここで、位置検知板23〜26はリブ状に
起立した細長い板であり、その長手方向に沿って図1の
ように上下段,左右列に並ぶ商品収納ラックの各コラム
6,および商品取出口2aに対応したバケットユニット
7の停止位置,および各停止位置の若干手前位置に設定
した減速開始位置にスリット状の溝がパターン形成され
ている。
【0048】また、前記の位置検知センサ27〜30
は、前記の位置検知板23〜26を挟んでその両側に対
向する発光素子と受光素子を組合せたホトインタラプタ
であり、前記した位置検知板のスリット溝以外では発光
素子から出射した光信号が検知板で遮光され、スリット
溝の位置では光信号がスリット溝を通して受光素子に受
光されて信号を出力する。そして、バケットユニット7
のX,Y軸方向の移動経路途上で、位置検知センサ27
〜30が位置検知板23〜26のスリット溝を通過する
ごとに信号を出力し、その信号をホームポジションを基
準にカウントすることでバケットユニット7の停止位
置,減速位置,ホームポジションの各位置を検出するよ
うにしている。
【0049】また、図16に示したX−Y搬送機構の運
転制御系統図において、31は制御部、32,33はX
軸モータ8x-1,Y軸モータ8y-1のドライバである。
そして、商品販売時には商品選択キー12(図1(a) 参
照)から入力した商品選択信号を基に、前記した位置検
知センサ27〜30の信号を制御部31に取り込んでX
軸モータ8x-1,Y軸モータ8y-1を運転制御し、バケ
ットユニットをホームポジションから選択したコラムの
位置に移動する。
【0050】この場合に、X−Y搬送機構8の移動途上
で制御部31が先記したX軸,Y軸の位置検知センサか
らの信号を逐次取り込んでバケットユニットの移動通過
位置を確認しつつ、バケットユニットが指定のコラム位
置に近づいたところで、その停止位置の若干手前でX軸
モータ8x-1,Y軸モータ8y-1を減速制御し、バケッ
トユニット7が指定コラムのアクセス位置からオーバー
ランすることなく停止するようにしている。
【0051】ここで、前記したX軸の停止位置検知板2
3,減速位置検知板25の位置検知パターンを図17
(a) に例示する。なお、図中でHPはホームポジショ
ン、X1,X2,X3 はホームポジションHPから右側へ順
に横並びするコラムと個々に対応する停止位置、x1,x
2,x3 は停止位置X1,X2,X3 の手前側に設定した減速
位置を表しており、停止位置検知板23,減速位置検知
板25の間では、ホームポジションHPは同じ位置に設
定され、停止位置と減速位置の間には駆動モータの減速
区間に対応したΔXの間隔が設定されている。
【0052】また、図17(b) はバケットユニット7を
ホームポジションHPから停止位置X3 のコラムへアク
セスする場合を例に、X軸の停止位置センサ27,減速
位置センサ29の信号,およびX軸モータ8x-1の動作
を表したタイムチャートであり、X−Y搬送機構8に搭
載したバケットユニット7が指定の停止位置X3 に到達
する手前で減速位置センサ29が減速位置x3 を検知す
ると、この信号を基に図15の制御部31からの指令で
モータを減速し、次いで停止位置センサ27が停止位置
X3 を検知したところで駆動モータを停止する。そし
て、この停止位置で先述した商品払出し動作を行う。
【0053】このように、X−Y搬送機構を指定のコラ
ムに到達する手前位置で減速制御することで、バケット
ユニットをホームポジションから選択されたコラムに向
けて移動する際にバケットユニットが慣性で所定の停止
位置からオーバーランすることがなくなり、指定の位置
に正しく停止できる。しかもこのような減速制御手段を
設けたことで、X−Y搬送機構の駆動モータとして高価
なステッピングモータ,ACサーボモータなどを採用す
ることなしに、安価なDCモータを採用してバケットユ
ニットを精度よくコラムへアクセスさせることが可能と
なる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
次記の効果を奏する。 (1) 商品収納ラックを構築する多数のコラムごとに個々
に装備した商品払出し機構に対し、この商品払出し機構
を操作する共通な駆動装置をX−Y搬送機構に搭載した
バケットユニットに装備し、バケットユニットを選択し
たコラムにアクセスした位置でバケットユニット側から
コラム側の商品払出し機構に動力を伝達して商品を払出
するようにした構成より、各コラムごとに商品払出し機
構の駆動源としてモータ,ソレノイドなどをコラムケー
ス内に組み込んだ方式と較べて大幅なコストの節減化が
図れるとともに、コラムには駆動源の組み込みスペース
が不要となるのでその分だけ商品収納スペースの拡大化
が図れて商品収納数を増すことかできる。また、コラム
からバケットユニットに移載した商品をX−Y搬送機構
によりソフトハンドリング式に商品取出口へ送出するこ
とで、衝撃に弱い紙パック商品,ペットボトル商品など
も商品取出口へ安全に搬出できる。
【0055】(2) また、この発明の構成を外扉,内扉を
透視扉で構成し外部から庫内を目視できるようにした自
動販売機に適用することにより、販売時には前面の透視
扉を透視して客の購入した商品が商品収納ラックのコラ
ムから払出されて商品取出口へ送出されるまでの動作が
興味深く観察できるなど、自動販売機のアピール性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による自動販売機の全体構成
図で、(a) は扉を外した庫内の正面図、(b) は縦断側面
図、(c) は正面図、(d) は扉扉開放状態を表す外観斜視
【図2】図1における商品収納ラックのコラム構成図で
あり、(a) は側面図、(b) は正面図、(c) は商品払出し
動作の説明図
【図3】図2と異なる実施例のコラムの構成図であり、
(a) は側面図、(b) は正面図
【図4】図3におけるプッシャ機構の要部構造を表す斜
視図
【図5】図3,図4におけるゲート機構の構成斜視図
【図6】図5のゲート板と形状の異なるゲート板を装備
したコラム前部の斜視図
【図7】図1におけるバケットユニットの内部機構を模
式的に表した透視俯瞰図
【図8】図7に示したバケットユニットをコラムにアク
セスして動力伝達を行っている状態の動作説明図
【図9】図7の構成一部を変更したバケットユニットの
内部機構を模式的に表した透視俯瞰図
【図10】図9に示したバケットユニットをコラムにア
クセスして動力伝達を行っている状態の動作説明図
【図11】図10の構成を構成斜視図
【図12】図7,図8に示したバケットユニットと商品
収納ラックのコラムとの間の商品受け渡し動作の説明図
であり、(a) はバケットユニットに搭載した駆動機構を
コラムの商品払出し機構に伝動連結した状態を表す図、
(b) はコラムからバケットユニットに商品を払出した状
態を表す図、(c) はバケットユニットの駆動機構をコラ
ムの商品払出し機構から切り離した状態を表す図
【図13】図12の商品受け渡し動作でコラムから払出
した商品をバケットユニットに取り込む際の姿勢制御の
動作説明図
【図14】バケットユニットに移載した商品を商品取出
口に送出する際の動作説明図
【図15】図1におけるX−Y搬送機構の構成斜視図
【図16】図15に示したX−Y搬送機構の運転制御系
統図
【図17】図16の運転制御系統による減速,停止動作
の説明図であり、(a) は停止位置検知板,減速位置検知
板のパターン図、(b) は停止位置センサ,減速位置セン
サの信号,および駆動モータの動作を表すタイムチーャ
ト図
【符号の説明】 1 本体ケース 2 外扉 2a 商品取出口 2b 販売操作パネル 3 内扉 4 商品収納ラック 5 商品 6 コラム 6a コラムケース 7 バケットユニット 7a バケットフラッパ 8 X−Y搬送機構 8x X軸搬送部 8y Y軸搬送部 8x-1 X軸モータ 8y-1 Y軸モータ 12 商品選択キー 13 金銭処理機構 14 液晶ディスプレイ 16 商品払出し機構のゲート機構 16a ゲート板 16b 円筒カム 16c スライダ 16d 復帰ばね 17 商品払出し機構のプッシャ機構 17a ベルト 17b プッシャ 18 商品姿勢制御機構 18a ガイドローラ 18b ガイドローラ 18c タイミングベルト 18d 商品規制板 19 搬送コンベヤ 19a コンベヤモータ 20 ピンプッシャ機構 21 連結歯車 21a 揺動板 23,24 停止位置検知板 25,26 減速位置検知板 27〜30 位置検知センサ 31 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤波 正樹 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 臼井 雅裕 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 垣内 弘行 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に商品取出口付き外扉,および内扉を
    備えた本体ケースの庫内に、各コラムごとに商品を前後
    一列に並べて収納する複数のコラムを上下段,左右列に
    配列して構築した商品収納ラック、該商品収納ラックの
    前方位置でコラムから払出した商品を受容するバケット
    ユニット、該バケットユニットを搭載して上下,左右に
    移動するX−Y搬送機構を装備し、販売指令に基づき前
    記X−Y搬送機構を移動して選択したコラムの前方にバ
    ケットユニットをアクセスし、該コラムから払出した商
    品をバケットユニットに移載して上で、バケットユニッ
    トを商品取出口の位置に移動して商品を搬出する自動販
    売機において、前記の各コラムごとに商品払出し機構を
    動力源と切り離して装備するとともに、前記商品払出し
    機構の動力源としてバケットユニットに共通な電動式の
    駆動機構を搭載し、バケットユニットを指定のコラムに
    アクセスした位置でバケットユニットに搭載した駆動機
    構をコラムの商品払出し機構に伝動結合し、この状態で
    バケットユニット側からコラムの払出し機構に動力を伝
    達して商品を払出すようにしたことを特徴とする自動販
    売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機において、商品
    収納ラックのコラムが前方へ引出し可能な樋状のケース
    からなり、かつ該コラムケースに装備した商品払出し機
    構が、コラムケースの前部に配して収納商品を拘束保持
    するゲート機構と、ケース内に配して収納商品を前方に
    押し送りするベルト駆動式のプッシャ機構とからなり、
    かつ前記各機構の動力伝達部材をバケットユニットに搭
    載した駆動機構の動力出力部材に対向してコラムケース
    の前端部に集中配備したことを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動販売機において、ゲー
    ト機構が、コラムの前端に配した揺動式のゲート板と、
    該ゲート板の後部に連結した円筒カムと、該円筒カムに
    連繋してゲート板を開閉位置に揺動操作する動力伝達部
    材としてのスライダと、該スライダを待機位置に押圧す
    る復帰ばねとの組合せからなり、かつ前記スライダの端
    面をコラムケースの側壁前面に臨ませて配置したことを
    特徴とする自動販売機。
  4. 【請求項4】請求項3記載の自動販売機において、ゲー
    ト板の形状を、その先端が下向けに屈曲した逆L字形と
    したことを特徴とする自動販売機。
  5. 【請求項5】請求項2記載の自動販売機において、プッ
    シャ機構が、ケースの長手方向に沿ってその底部側に敷
    設したエンドレスベルトと、該ベルトに連結してコラム
    ケース内に起立するプッシャと、前記ベルトの前端側プ
    ーリに連結してコラムケースの前端に配置した動力伝達
    部材としてのラック歯車とからなることを特徴とする自
    動販売機。
  6. 【請求項6】請求項5記載の自動販売機において、プッ
    シャをエンドレスベルトに対して係脱可能に連結したこ
    とを特徴とする自動販売機。
  7. 【請求項7】請求項5記載の自動販売機において、プッ
    シャの背後にラチェット爪付きのクリップ部材を取付け
    るとともに、コラムケースの底面側にはプッシャの移動
    経路に沿って前記クリップ部材のラチェット爪と噛み合
    ってプッシャの後退を阻止するラチェット歯を敷設した
    ことを特徴とする自動販売機。
  8. 【請求項8】請求項1記載の自動販売機において、バケ
    ットユニットに搭載した電動式の駆動機構が、指定コラ
    ムへのアクセス位置で、請求項3に記載したスライダを
    前方から押し込んでゲート機構を開放操作する電動式の
    ピンプッシャ機構と、請求項5に記載したラック歯車に
    噛み合ってモータ出力をプッシャ機構に伝える連結歯車
    を含む動力伝達系からなることを特徴とする自動販売
    機。
  9. 【請求項9】請求項8記載の自動販売機において、ピン
    プッシャの前進動作に連動して連結歯車を待機位置から
    コラム側のラック歯車に向けて突き出す操作機構を備え
    たことを特徴とする自動販売機。
  10. 【請求項10】請求項8記載の自動販売機において、バ
    ケットユニットにコラムからの移載商品を検出する商品
    検知スイッチを備え、該スイッチの検知信号を基に駆動
    機構をコラム側の商品払出し機構から切り離して停止制
    御することを特徴とする自動販売機。
  11. 【請求項11】請求項1記載の自動販売機において、バ
    ケットユニットの内部に、バケット内に取り込んだ商品
    を商品取出口へ搬出する搬送コンベヤを備えたことを特
    徴とする自動販売機。
  12. 【請求項12】請求項1記載の自動販売機において、X
    −Y搬送機構に搭載したバケットユニットに対し、販売
    待機時にバケットユニットが待機するホームポジション
    を設定するとともに、販売指令に基づきバケットユニッ
    トをホームポジションから指定されたコラムに向けて移
    動する際に、その停止位置の手前でX−Y搬送機構の駆
    動モータを減速させる制御手段を備えたことを特徴とす
    る自動販売機。
  13. 【請求項13】請求項12記載の自動販売機において、
    駆動モータの減速制御手段として、X−Y搬送機構のX
    軸,およびY軸方向の移動経路に沿って敷設し、かつバ
    ケットユニットのホームポジション,および各コラムの
    位置に対応する停止位置,減速開始位置を設定した位置
    検知板と、該位置検知板に設定した各位置を検出する位
    置センサと、および該位置センサの検知信号を基にX−
    Y搬送機構を運転制御する制御部を備えたことを特徴と
    する自動販売機。
  14. 【請求項14】請求項1記載の自動販売機において、本
    体ケースの外扉,内扉の商品収納ラックと対峙する扉面
    域をそれぞれ透視扉板で構成するとともに、外扉の一角
    に販売操作パネルを備え、該パネル上に商品選択キー,
    通貨処理機構,および販売情報の表示用ディスプレイな
    どを集中配備したことを特徴とする自動販売機。
  15. 【請求項15】請求項14記載の自動販売機において、
    商品選択キーが、数字キーの組合せで選択商品を指定す
    るテンキー式押ボタンであることを特徴とする自動販売
    機。
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