JPH10303480A - 固体レーザー発振器 - Google Patents
固体レーザー発振器Info
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- JPH10303480A JPH10303480A JP10759697A JP10759697A JPH10303480A JP H10303480 A JPH10303480 A JP H10303480A JP 10759697 A JP10759697 A JP 10759697A JP 10759697 A JP10759697 A JP 10759697A JP H10303480 A JPH10303480 A JP H10303480A
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- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザー出力依存性が少く、かつビーム発散
角の小さい集光性の良好な固体レーザー発振器の提供。 【解決手段】 固体レーザー発振器1において、凸面鏡
のリアミラー3と、平面鏡の出力ミラー5との間に固体
レーザー媒質7を設け、前記リアミラーと前記レーザー
媒質中心までの距離L1 が前記出力ミラーと前記レーザ
ー媒質中心までの距離L2 より長いことを特徴とする固
体レーザー発振器。
角の小さい集光性の良好な固体レーザー発振器の提供。 【解決手段】 固体レーザー発振器1において、凸面鏡
のリアミラー3と、平面鏡の出力ミラー5との間に固体
レーザー媒質7を設け、前記リアミラーと前記レーザー
媒質中心までの距離L1 が前記出力ミラーと前記レーザ
ー媒質中心までの距離L2 より長いことを特徴とする固
体レーザー発振器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体レーザー発振器
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】高出力固体レーザー発振器には加工点に
おけるパワー密度を上げることが求められている。この
要求に応えるべく固体レーザー発振器においては、レー
ザー光の集光性能またはビーム品質を向上させたレーザ
ー光を細径の光ファイバーに入射する必要がある。通
常、高出力を取り出す目的の固体レーザー発振器では平
面または平面に近いミラーを用いて共振器を構成してい
る。
おけるパワー密度を上げることが求められている。この
要求に応えるべく固体レーザー発振器においては、レー
ザー光の集光性能またはビーム品質を向上させたレーザ
ー光を細径の光ファイバーに入射する必要がある。通
常、高出力を取り出す目的の固体レーザー発振器では平
面または平面に近いミラーを用いて共振器を構成してい
る。
【0003】また、固体レーザー発振器においては、レ
ーザーロッドを励起するために高輝度のキセノンランプ
またはクリプトンランプを、例えば、Nd−YAGレー
ザーロッドの周囲に配置してレーザーロッドを励起して
いるが、この励起光によりレーザーロッドの温度が上昇
するのを押さえるためにレーザーロッドの外側を冷却水
によって冷却するようにしている。その結果、レーザー
ロッド内部と外周部との間に温度勾配が発生し、これに
よってレーザーロッドの中心部と外側との屈折率に変化
が発生すると共に、レーザーロッド自体が凸レンズのよ
うな作用をするようになる。この様な現象は一般的に熱
レンズ効果と呼ばれている。
ーザーロッドを励起するために高輝度のキセノンランプ
またはクリプトンランプを、例えば、Nd−YAGレー
ザーロッドの周囲に配置してレーザーロッドを励起して
いるが、この励起光によりレーザーロッドの温度が上昇
するのを押さえるためにレーザーロッドの外側を冷却水
によって冷却するようにしている。その結果、レーザー
ロッド内部と外周部との間に温度勾配が発生し、これに
よってレーザーロッドの中心部と外側との屈折率に変化
が発生すると共に、レーザーロッド自体が凸レンズのよ
うな作用をするようになる。この様な現象は一般的に熱
レンズ効果と呼ばれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記熱レンズ効果は、
レーザー共振器の出力(または励起ランプへの投入電
力)によって変化するので、レーザービーム径やレーザ
ービームの発散角が出力によって変化することになる。
レーザービーム径やレーザービームの発散角の変化は、
細径の光ファイバーにレーザー光を入射する場合、光フ
ァイバーによって最大入射角が決まっているので、入射
レンズ上でのレーザー光のビーム径の変化は、そのまま
集光径の増大につながり集光性が損なわれることにな
る。
レーザー共振器の出力(または励起ランプへの投入電
力)によって変化するので、レーザービーム径やレーザ
ービームの発散角が出力によって変化することになる。
レーザービーム径やレーザービームの発散角の変化は、
細径の光ファイバーにレーザー光を入射する場合、光フ
ァイバーによって最大入射角が決まっているので、入射
レンズ上でのレーザー光のビーム径の変化は、そのまま
集光径の増大につながり集光性が損なわれることにな
る。
【0005】前記の如く平面または平面に近いミラーを
用いて共振器を構成した固体レーザー発振器において
は、基本モード径を大きくすることができないので、ビ
ームの品質を向上させることが困難である。そのため、
ビームの品質を改善する手段として、(a)細径レーザ
ーロッドの採用。(b)共振器長を長くする。(c)共
振器の中にアパーチャーを挿入する。(d)共振器を凹
面鏡と凹面鏡、または、凹面鏡と凸面鏡とで構成する。
(e)共振器の中にテレスコープを挿入する。など様々
の手段が用いられている。
用いて共振器を構成した固体レーザー発振器において
は、基本モード径を大きくすることができないので、ビ
ームの品質を向上させることが困難である。そのため、
ビームの品質を改善する手段として、(a)細径レーザ
ーロッドの採用。(b)共振器長を長くする。(c)共
振器の中にアパーチャーを挿入する。(d)共振器を凹
面鏡と凹面鏡、または、凹面鏡と凸面鏡とで構成する。
(e)共振器の中にテレスコープを挿入する。など様々
の手段が用いられている。
【0006】前述のビームの品質を改善する様々の手段
において、(a)の細径レーザーロッドの採用において
は、レーザー出力が低下するという問題がある。また、
(b)の共振器長を長くする方法では、レーザーの発振
領域が狭まり、かつコンパクトでなくなるという問題が
ある。(c)の共振器の中にアパーチャーを挿入する方
法は、低出力領域において効率が極端に低下すると共
に、入力に対するレーザー出力の直線性が失われて使用
しにくくなる。また、(d)または(e)の方法にあっ
ては、レーザーの発振領域が狭くなるという問題があ
る。そして、これらの(a)〜(e)の各種手段を用い
ても、レーザービーム径やレーザービームの発散角が出
力によって変化するという問題は解決されていない。
において、(a)の細径レーザーロッドの採用において
は、レーザー出力が低下するという問題がある。また、
(b)の共振器長を長くする方法では、レーザーの発振
領域が狭まり、かつコンパクトでなくなるという問題が
ある。(c)の共振器の中にアパーチャーを挿入する方
法は、低出力領域において効率が極端に低下すると共
に、入力に対するレーザー出力の直線性が失われて使用
しにくくなる。また、(d)または(e)の方法にあっ
ては、レーザーの発振領域が狭くなるという問題があ
る。そして、これらの(a)〜(e)の各種手段を用い
ても、レーザービーム径やレーザービームの発散角が出
力によって変化するという問題は解決されていない。
【0007】本発明は上述の如き問題に鑑みてなされた
ものであり、本発明の課題は、レーザー出力依存性が少
く、かつビーム発散角の小さい集光性の良好な固体レー
ザー発振器を提供することである。
ものであり、本発明の課題は、レーザー出力依存性が少
く、かつビーム発散角の小さい集光性の良好な固体レー
ザー発振器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の固体レ
ーザー発振器は、固体レーザー発振器において、凸面鏡
のリアミラーと、平面鏡の出力ミラーとの間に固体レー
ザー媒質を設け、前記リアミラーと前記レーザー媒質中
心までの距離が前記出力ミラーと前記レーザー媒質中心
までの距離より長いことを要旨とするものである。
ーザー発振器は、固体レーザー発振器において、凸面鏡
のリアミラーと、平面鏡の出力ミラーとの間に固体レー
ザー媒質を設け、前記リアミラーと前記レーザー媒質中
心までの距離が前記出力ミラーと前記レーザー媒質中心
までの距離より長いことを要旨とするものである。
【0009】請求項2に記載の固体レーザー発振器は、
固体レーザー発振器において、凸面鏡のリアミラーと、
凹面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザー媒質を設け、
前記リアミラーと前記レーザー媒質中心までの距離が前
記出力ミラーと前記レーザー媒質中心までの距離より長
いことを要旨とするものである。
固体レーザー発振器において、凸面鏡のリアミラーと、
凹面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザー媒質を設け、
前記リアミラーと前記レーザー媒質中心までの距離が前
記出力ミラーと前記レーザー媒質中心までの距離より長
いことを要旨とするものである。
【0010】請求項3に記載の固体レーザー発振器は、
請求項1または請求項2に記載の固体レーザー発振器に
おいて、前記リアミラーの曲率半径が0.3mから2.
0mの範囲にあることを要旨とするものである。
請求項1または請求項2に記載の固体レーザー発振器に
おいて、前記リアミラーの曲率半径が0.3mから2.
0mの範囲にあることを要旨とするものである。
【0011】請求項4に記載の固体レーザー発振器は、
請求項2に記載の固体レーザー発振器において、前記出
力ミラーの曲率半径が1.0mから曲率半径が∞(=平
面鏡)の範囲にある凹面鏡であることを要旨とするもの
である。
請求項2に記載の固体レーザー発振器において、前記出
力ミラーの曲率半径が1.0mから曲率半径が∞(=平
面鏡)の範囲にある凹面鏡であることを要旨とするもの
である。
【0012】したがって、請求項1、請求項2、請求項
3または請求項4に記載の発明によれば、リアミラーと
固体レーザー媒質とがガリレオ型のテレスコープ光学系
を構成し、固体レーザー媒質の熱レンズ効果を減少させ
る作用をなし、発散角が小さく集光性のよいレーザー出
力を得ることができる。また、発振器の安定動作領域も
広くなる。
3または請求項4に記載の発明によれば、リアミラーと
固体レーザー媒質とがガリレオ型のテレスコープ光学系
を構成し、固体レーザー媒質の熱レンズ効果を減少させ
る作用をなし、発散角が小さく集光性のよいレーザー出
力を得ることができる。また、発振器の安定動作領域も
広くなる。
【0013】請求項5に記載の固体レーザー発振器は、
請求項1に記載の固体レーザー発振器において、前記固
体レーザー媒質の両端面を凸面に形成したことを要旨と
するものである。
請求項1に記載の固体レーザー発振器において、前記固
体レーザー媒質の両端面を凸面に形成したことを要旨と
するものである。
【0014】したがって、固体レーザー媒質の両端面を
凸面に形成することにより、請求項1〜請求項4による
発明の作用に加え、レーザー発振の閾値の上昇を押さえ
ることができる。
凸面に形成することにより、請求項1〜請求項4による
発明の作用に加え、レーザー発振の閾値の上昇を押さえ
ることができる。
【0015】請求項6に記載の固体レーザー発振器は、
固体レーザー発振器において、凹面鏡のリアミラーと、
平面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザー媒質を設け、
前記リアミラーと前記レーザー媒質中心までの距離を前
記出力ミラーと前記レーザー媒質中心までの距離より長
く設けたことを要旨とするものである。
固体レーザー発振器において、凹面鏡のリアミラーと、
平面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザー媒質を設け、
前記リアミラーと前記レーザー媒質中心までの距離を前
記出力ミラーと前記レーザー媒質中心までの距離より長
く設けたことを要旨とするものである。
【0016】また、請求項7に記載の固体レーザー発振
器は、固体レーザー発振器において、凹面鏡のリアミラ
ーと、凹面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザー媒質を
設け、前記リアミラーと前記レーザー媒質中心までの距
離が前記出力ミラーと前記レーザー媒質中心までの距離
より長く、前記リアミラーの曲率半径は前記出力ミラー
の曲率半径より小さく設けたことを要旨とするものであ
る。
器は、固体レーザー発振器において、凹面鏡のリアミラ
ーと、凹面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザー媒質を
設け、前記リアミラーと前記レーザー媒質中心までの距
離が前記出力ミラーと前記レーザー媒質中心までの距離
より長く、前記リアミラーの曲率半径は前記出力ミラー
の曲率半径より小さく設けたことを要旨とするものであ
る。
【0017】請求項8に記載の固体レーザー発振器は、
請求項6または請求項7に記載の固体レーザー発振器に
おいて、前記リアミラーの曲率半径が0.2mから0.
4mの範囲にあることを要旨とするものである。
請求項6または請求項7に記載の固体レーザー発振器に
おいて、前記リアミラーの曲率半径が0.2mから0.
4mの範囲にあることを要旨とするものである。
【0018】請求項9に記載の固体レーザー発振器は、
請求項6、請求項7または請求項8に記載の固体レーザ
ー発振器において、前記出力ミラーの曲率半径が1.0
mから曲率半径が∞(=平面鏡)の範囲にある凹面鏡で
あることを要旨とするものである。
請求項6、請求項7または請求項8に記載の固体レーザ
ー発振器において、前記出力ミラーの曲率半径が1.0
mから曲率半径が∞(=平面鏡)の範囲にある凹面鏡で
あることを要旨とするものである。
【0019】したがって、請求項6、請求項7、請求項
8または請求項9に記載の発明によれば、リアミラーと
固体レーザー媒質とがケプラー型のテレスコープ光学系
を構成し、固体レーザー媒質の熱レンズ効果を減少させ
る作用をなし、発散角が小さく集光性のよいレーザー出
力を得ることができる。また、発振器の安定動作領域も
広くなる。
8または請求項9に記載の発明によれば、リアミラーと
固体レーザー媒質とがケプラー型のテレスコープ光学系
を構成し、固体レーザー媒質の熱レンズ効果を減少させ
る作用をなし、発散角が小さく集光性のよいレーザー出
力を得ることができる。また、発振器の安定動作領域も
広くなる。
【0020】請求項10に記載の固体レーザー発振器
は、請求項6、請求項7、請求項8または請求項9に記
載の固体レーザー発振器において、前記固体レーザー媒
質の両端面をの凸面に形成したことを要旨とするもので
ある。
は、請求項6、請求項7、請求項8または請求項9に記
載の固体レーザー発振器において、前記固体レーザー媒
質の両端面をの凸面に形成したことを要旨とするもので
ある。
【0021】したがって、固体レーザー媒質の両端面を
凸面に形成することにより、請求項6、請求項7、請求
項8または請求項9による発明の作用に加え、レーザー
発振の閾値の上昇を押さえることができる。
凸面に形成することにより、請求項6、請求項7、請求
項8または請求項9による発明の作用に加え、レーザー
発振の閾値の上昇を押さえることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る固体レーザー
発振器の第一の実施の形態を図面によって説明する。図
1は固体レーザー発振器(共振器)の構成を示したもの
である。なお、図1においては、レーザー媒質を励起す
るための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの光学系
以外の装置部品は省略してある。
発振器の第一の実施の形態を図面によって説明する。図
1は固体レーザー発振器(共振器)の構成を示したもの
である。なお、図1においては、レーザー媒質を励起す
るための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの光学系
以外の装置部品は省略してある。
【0023】さて、図1に示した固体レーザー発振器1
は、曲率半径がR1 の凸面鏡からなるリアミラー3と、
平面鏡(曲率半径が∞)からなる出力ミラー5との間に
長さL3 の固体レーザー媒質7を配置してなるものであ
る。この固体レーザー媒質7の両端面は適宜な曲率半径
R2 を有する凸面に形成してある。また、前記構成のレ
ーザー発振器1において、凸面鏡からなるリアミラー3
とレーザー媒質7の中心までの距離L1 は、出力ミラー
5とレーザー媒質7の中心までの距離L2 より長く設け
てある。
は、曲率半径がR1 の凸面鏡からなるリアミラー3と、
平面鏡(曲率半径が∞)からなる出力ミラー5との間に
長さL3 の固体レーザー媒質7を配置してなるものであ
る。この固体レーザー媒質7の両端面は適宜な曲率半径
R2 を有する凸面に形成してある。また、前記構成のレ
ーザー発振器1において、凸面鏡からなるリアミラー3
とレーザー媒質7の中心までの距離L1 は、出力ミラー
5とレーザー媒質7の中心までの距離L2 より長く設け
てある。
【0024】なお、前記固体レーザー媒質7としては、
YAG(Y3 Al5 O12:Nd3 +)、YLF(LiY
F4 :Nd3 + )、アレキサンドライト(BeAl2 O
4 :Cr3 + )、ルビー(Al2 O3 :Cr3 + )、C
TH:YAG、などのレーザー媒質のロッド材を使用す
ることができる。前記レーザー発振器1において、距離
L1 、距離L2 およびリアミラー3の曲率などはレーザ
ー発振器1が安定して発振できる領域に入るように適宜
に設定してある。
YAG(Y3 Al5 O12:Nd3 +)、YLF(LiY
F4 :Nd3 + )、アレキサンドライト(BeAl2 O
4 :Cr3 + )、ルビー(Al2 O3 :Cr3 + )、C
TH:YAG、などのレーザー媒質のロッド材を使用す
ることができる。前記レーザー発振器1において、距離
L1 、距離L2 およびリアミラー3の曲率などはレーザ
ー発振器1が安定して発振できる領域に入るように適宜
に設定してある。
【0025】前記レーザー発振器1において、固体レー
ザー媒質7が図示省略の励起光源で励起されるときに
は、固体レーザー媒質7の中心部と表面との間には、中
心部が高く表面が低い温度勾配が発生し、中心部と表面
側との屈折率が変化すると共に、固体レーザー媒質7が
謂ゆる熱レンズ効果により凸レンズの作用を有するよう
になる。なお、この熱レンズ効果はレーザー媒質の種類
によりその程度は相違する。
ザー媒質7が図示省略の励起光源で励起されるときに
は、固体レーザー媒質7の中心部と表面との間には、中
心部が高く表面が低い温度勾配が発生し、中心部と表面
側との屈折率が変化すると共に、固体レーザー媒質7が
謂ゆる熱レンズ効果により凸レンズの作用を有するよう
になる。なお、この熱レンズ効果はレーザー媒質の種類
によりその程度は相違する。
【0026】上記構成のレーザー発振器1において、前
記凸面鏡からなるリアミラー3は、基本モード径を拡大
する作用をなすと共に、熱レンズ効果により凸レンズの
作用を有するようになる固体レーザー媒質7とでガリレ
オ型のテレスコープを形成し、固体レーザー媒質の熱レ
ンズ効果を減少させる作用をなし、出力依存性が少な
く、かつ発散角の小さい集光性のよいレーザー出力を得
ることができる。また、レーザー発振器の安定動作領域
も広くなる。
記凸面鏡からなるリアミラー3は、基本モード径を拡大
する作用をなすと共に、熱レンズ効果により凸レンズの
作用を有するようになる固体レーザー媒質7とでガリレ
オ型のテレスコープを形成し、固体レーザー媒質の熱レ
ンズ効果を減少させる作用をなし、出力依存性が少な
く、かつ発散角の小さい集光性のよいレーザー出力を得
ることができる。また、レーザー発振器の安定動作領域
も広くなる。
【0027】また、上記の如き構成のレーザー発振器1
においては、レーザー発振の閾値が比較的に高くなる傾
向にあるが、この傾向に対しては前記固体レーザー媒質
7の両端面は適宜な曲率半R2 を有する凸面を設けたこ
とで前記レーザー発振の閾値を低減させることができ
る。
においては、レーザー発振の閾値が比較的に高くなる傾
向にあるが、この傾向に対しては前記固体レーザー媒質
7の両端面は適宜な曲率半R2 を有する凸面を設けたこ
とで前記レーザー発振の閾値を低減させることができ
る。
【0028】図2は本発明に係る固体レーザー発振器
(共振器)の第二の実施の形態を示したものである。な
お、図2においても図1と同様に、固体レーザー媒質を
励起するための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの
光学系以外の装置部品は省略してある。また、固体レー
ザー媒質には前記第一の実施の形態において使用したも
のと同一のものが使用できる。
(共振器)の第二の実施の形態を示したものである。な
お、図2においても図1と同様に、固体レーザー媒質を
励起するための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの
光学系以外の装置部品は省略してある。また、固体レー
ザー媒質には前記第一の実施の形態において使用したも
のと同一のものが使用できる。
【0029】第二の実施の形態のレーザー発振器10
は、曲率半径がR3 の凸面鏡からなるリアミラー11
と、曲率半径がR4 の凹面鏡からなる出力ミラー13と
の間に長さL6 の固体レーザー媒質15を配置してなる
ものである。なお、図2においても、レーザー媒質を励
起するための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの光
学系以外の装置部品は省略してある。また、このレーザ
ー発振器10においても、凸面鏡からなるリアミラー1
1とレーザー媒質15の中心までの距離L4 は、出力ミ
ラー13とレーザー媒質15の中心までの距離L5 より
長く設けてある。なお、レーザー発振器10において、
距離L4 、距離L5 およびリアミラー11の曲率などは
レーザー発振器10が安定して発振できる領域に入るよ
うに適宜に設定してある。
は、曲率半径がR3 の凸面鏡からなるリアミラー11
と、曲率半径がR4 の凹面鏡からなる出力ミラー13と
の間に長さL6 の固体レーザー媒質15を配置してなる
ものである。なお、図2においても、レーザー媒質を励
起するための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの光
学系以外の装置部品は省略してある。また、このレーザ
ー発振器10においても、凸面鏡からなるリアミラー1
1とレーザー媒質15の中心までの距離L4 は、出力ミ
ラー13とレーザー媒質15の中心までの距離L5 より
長く設けてある。なお、レーザー発振器10において、
距離L4 、距離L5 およびリアミラー11の曲率などは
レーザー発振器10が安定して発振できる領域に入るよ
うに適宜に設定してある。
【0030】上記構成のレーザー発振器10において、
前記凸面鏡からなるリアミラー11は、基本モード径を
拡大する作用をなすと共に、熱レンズ効果により凸レン
ズの作用を有するようになる固体レーザー媒質15とで
ガリレオ型のテレスコープを形成し、固体レーザー媒質
15の熱レンズ効果を減少させる作用をなし、出力依存
性が少なく、かつ発散角の小さい集光性のよいレーザー
出力を得ることができる。また、レーザー発振器10の
安定動作領域も広くなる。
前記凸面鏡からなるリアミラー11は、基本モード径を
拡大する作用をなすと共に、熱レンズ効果により凸レン
ズの作用を有するようになる固体レーザー媒質15とで
ガリレオ型のテレスコープを形成し、固体レーザー媒質
15の熱レンズ効果を減少させる作用をなし、出力依存
性が少なく、かつ発散角の小さい集光性のよいレーザー
出力を得ることができる。また、レーザー発振器10の
安定動作領域も広くなる。
【0031】図3は本発明に係る固体レーザー発振器
(共振器)の第三の実施の形態を示したものである。な
お、図3においても図1と同様に、固体レーザー媒質を
励起するための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの
光学系以外の装置部品は省略してある。また、固体レー
ザー媒質には前記第一の実施の形態において使用したも
のと同一のものが使用できる。
(共振器)の第三の実施の形態を示したものである。な
お、図3においても図1と同様に、固体レーザー媒質を
励起するための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの
光学系以外の装置部品は省略してある。また、固体レー
ザー媒質には前記第一の実施の形態において使用したも
のと同一のものが使用できる。
【0032】第三の実施の形態のレーザー発振器20
は、曲率半径がR5 の凹面鏡からなるリアミラー21
と、平面鏡(曲率半径が∞)からなる出力ミラー23と
の間に長さL9 の固体レーザー媒質25を配置してなる
ものである。この固体レーザー媒質25の両端面は適宜
な曲率半R6 を有する凸面に形成してある。また、リア
ミラー21とレーザー媒質25の中心までの距離L
7 は、出力ミラー23とレーザー媒質25の中心までの
距離L8 より長く設けてある。なお、レーザー発振器2
0において、距離L7 、距離L8 およびリアミラー21
の曲率などはレーザー発振器20が安定して発振できる
領域に入るように適宜に設定してある。
は、曲率半径がR5 の凹面鏡からなるリアミラー21
と、平面鏡(曲率半径が∞)からなる出力ミラー23と
の間に長さL9 の固体レーザー媒質25を配置してなる
ものである。この固体レーザー媒質25の両端面は適宜
な曲率半R6 を有する凸面に形成してある。また、リア
ミラー21とレーザー媒質25の中心までの距離L
7 は、出力ミラー23とレーザー媒質25の中心までの
距離L8 より長く設けてある。なお、レーザー発振器2
0において、距離L7 、距離L8 およびリアミラー21
の曲率などはレーザー発振器20が安定して発振できる
領域に入るように適宜に設定してある。
【0033】上記構成のレーザー発振器20において、
凹面鏡からなるリアミラー21と、固体レーザー媒質2
5とでケプラー型のテレスコープを形成し、固体レーザ
ー媒質25の熱レンズ効果を減少させる作用をなし、出
力依存性が少なく、かつ発散角の小さい集光性のよいレ
ーザー出力を得ることができる。また、レーザー発振器
20の安定動作領域も広くなる。
凹面鏡からなるリアミラー21と、固体レーザー媒質2
5とでケプラー型のテレスコープを形成し、固体レーザ
ー媒質25の熱レンズ効果を減少させる作用をなし、出
力依存性が少なく、かつ発散角の小さい集光性のよいレ
ーザー出力を得ることができる。また、レーザー発振器
20の安定動作領域も広くなる。
【0034】図4は本発明に係る固体レーザー発振器
(共振器)の第四の実施の形態を示したものである。な
お、図4においても図1と同様に、固体レーザー媒質を
励起するための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの
光学系以外の装置部品は省略してある。また、固体レー
ザー媒質には前記第一の実施の形態において使用したも
のと同一のものが使用できる。
(共振器)の第四の実施の形態を示したものである。な
お、図4においても図1と同様に、固体レーザー媒質を
励起するための光源やレーザー媒質用の冷却装置などの
光学系以外の装置部品は省略してある。また、固体レー
ザー媒質には前記第一の実施の形態において使用したも
のと同一のものが使用できる。
【0035】第四の実施の形態のレーザー発振器30
は、曲率半径がR7 の凹面鏡からなるリアミラー31
と、曲率半径がR8 の凹面鏡からなる出力ミラー33と
の間に長さL12の固体レーザー媒質35を配置してなる
ものである。前記リアミラー31とレーザー媒質35の
中心までの距離L10は、出力ミラー33とレーザー媒質
35の中心までの距離L11より長く設けてある。なお、
レーザー発振器30において、距離L10、距離L11およ
びリアミラー31の曲率などはレーザー発振器30が安
定して発振できる領域に入るように適宜に設定してあ
る。
は、曲率半径がR7 の凹面鏡からなるリアミラー31
と、曲率半径がR8 の凹面鏡からなる出力ミラー33と
の間に長さL12の固体レーザー媒質35を配置してなる
ものである。前記リアミラー31とレーザー媒質35の
中心までの距離L10は、出力ミラー33とレーザー媒質
35の中心までの距離L11より長く設けてある。なお、
レーザー発振器30において、距離L10、距離L11およ
びリアミラー31の曲率などはレーザー発振器30が安
定して発振できる領域に入るように適宜に設定してあ
る。
【0036】上記構成のレーザー発振器30において、
凹面鏡からなるリアミラー31と、固体レーザー媒質3
5とでケプラー型のテレスコープを形成し、固体レーザ
ー媒質35の熱レンズ効果を減少させる作用をなし、出
力依存性が少なく、かつ発散角の小さい集光性のよいレ
ーザー出力を得ることができる。また、レーザー発振器
30の安定動作領域も広くなる。
凹面鏡からなるリアミラー31と、固体レーザー媒質3
5とでケプラー型のテレスコープを形成し、固体レーザ
ー媒質35の熱レンズ効果を減少させる作用をなし、出
力依存性が少なく、かつ発散角の小さい集光性のよいレ
ーザー出力を得ることができる。また、レーザー発振器
30の安定動作領域も広くなる。
【0037】
【実施例】第一の実施の形態に対応する第一実施例を以
下に記載する。この固体レーザー発振器1は、レーザー
媒質7のリアミラー側の主平面から500mmの位置に
曲率半径R1 =600mmの凸面鏡をからなるリアミラ
ー3を、レーザー媒質7の出力ミラー側の主平面から2
00mmの位置に平面鏡(曲率半径が∞)からなる出力
ミラー5を配置した。使用したレーザー媒質7は、直径
8mm、L3 =152mmのYAG(Y3 Al5 O12:
Nd3 + )ロッドで、その両端面には曲率半径R2 =3
mの凸面加工を施してある。
下に記載する。この固体レーザー発振器1は、レーザー
媒質7のリアミラー側の主平面から500mmの位置に
曲率半径R1 =600mmの凸面鏡をからなるリアミラ
ー3を、レーザー媒質7の出力ミラー側の主平面から2
00mmの位置に平面鏡(曲率半径が∞)からなる出力
ミラー5を配置した。使用したレーザー媒質7は、直径
8mm、L3 =152mmのYAG(Y3 Al5 O12:
Nd3 + )ロッドで、その両端面には曲率半径R2 =3
mの凸面加工を施してある。
【0038】上記構成のレーザー発振器1の安定レーザ
ー発振領域は3.5kW〜10kWで、最大出力は35
0Wであった。また、全レーザー発振領域において、出
射ビームの直径の変化は0.2mm以下で、ビームの発
散角は2.2mrad以下であった。このレーザービー
ムを焦点距離20mmの凸レンズで集光したときの集光
径(スポット径)は100μm以下となり、コア直径が
200μmの光ファイバーに損失なく入射することがで
きた。また、全レーザー発振領域における焦点位置の変
化は50μm以下であった。
ー発振領域は3.5kW〜10kWで、最大出力は35
0Wであった。また、全レーザー発振領域において、出
射ビームの直径の変化は0.2mm以下で、ビームの発
散角は2.2mrad以下であった。このレーザービー
ムを焦点距離20mmの凸レンズで集光したときの集光
径(スポット径)は100μm以下となり、コア直径が
200μmの光ファイバーに損失なく入射することがで
きた。また、全レーザー発振領域における焦点位置の変
化は50μm以下であった。
【0039】なお、前記リアミラーの曲率半径R1 が
0.3m未満の場合には、レーザー動作範囲が5kW未
満となるため実用性に乏しい。また、曲率半径R1 が
2.0mを越える場合には、集光径が200μmを越え
てしまうため、コア径200μmの光ファイバーへの入
射が不可能となる。
0.3m未満の場合には、レーザー動作範囲が5kW未
満となるため実用性に乏しい。また、曲率半径R1 が
2.0mを越える場合には、集光径が200μmを越え
てしまうため、コア径200μmの光ファイバーへの入
射が不可能となる。
【0040】第二の実施の形態に対応する第二実施例を
以下に記載する。この固体レーザー発振器10は、この
レーザー媒質15のリアミラー側の主平面から500m
mの位置に曲率半径R3 =1000mmの凸面鏡をから
なるリアミラー11を、レーザー媒質15の出力ミラー
側の主平面から200mmの位置に曲率半径R4 =4,
000mmの凹面鏡からなる出力ミラー13を配置し
た。使用したレーザー媒質15は、直径8mm、L6 =
152mmのYAG(Y3 Al5 O12:Nd3 +)ロッ
ドで、その両端面は光軸に垂直な平面である。
以下に記載する。この固体レーザー発振器10は、この
レーザー媒質15のリアミラー側の主平面から500m
mの位置に曲率半径R3 =1000mmの凸面鏡をから
なるリアミラー11を、レーザー媒質15の出力ミラー
側の主平面から200mmの位置に曲率半径R4 =4,
000mmの凹面鏡からなる出力ミラー13を配置し
た。使用したレーザー媒質15は、直径8mm、L6 =
152mmのYAG(Y3 Al5 O12:Nd3 +)ロッ
ドで、その両端面は光軸に垂直な平面である。
【0041】上記構成のレーザー発振器1の安定レーザ
ー発振領域は2.5kW〜10kWで、最大出力は35
0Wであった。また、全レーザー発振領域において、出
射ビームの直径の変化は0.2mm以下で、ビームの発
散角は2.8mrad以下であった。このレーザービー
ムを焦点距離23mmの凸レンズで集光したときの集光
径(スポット径)は110μm以下となり、コア直径が
200μmの光ファイバーに損失なく入射することがで
きた。また、全レーザー発振領域における焦点位置の変
化は50μm以下であった。
ー発振領域は2.5kW〜10kWで、最大出力は35
0Wであった。また、全レーザー発振領域において、出
射ビームの直径の変化は0.2mm以下で、ビームの発
散角は2.8mrad以下であった。このレーザービー
ムを焦点距離23mmの凸レンズで集光したときの集光
径(スポット径)は110μm以下となり、コア直径が
200μmの光ファイバーに損失なく入射することがで
きた。また、全レーザー発振領域における焦点位置の変
化は50μm以下であった。
【0042】なお、前記出力ミラーの曲率半径R4 が1
m未満の場合には、ビーム発散角が5mradを越える
ため望ましくない。
m未満の場合には、ビーム発散角が5mradを越える
ため望ましくない。
【0043】第三の実施の形態に対応する第三実施例を
以下に記載する。この固体レーザー発振器20は、レー
ザー媒質25のリアミラー側の主平面から700mmの
位置に曲率半径R5 =300mmの凹面鏡をからなるリ
アミラー21を、レーザー媒質25の出力ミラー側の主
平面から200mmの位置に平面鏡(曲率半径が∞)か
らなる出力ミラー23を配置した。使用したレーザー媒
質25は、直径8mm、L9 =152mmのYAG(Y
3 Al5 O12:Nd3 + )ロッドで、その両端面には曲
率半径R6 =1mの凸面加工を施してある。
以下に記載する。この固体レーザー発振器20は、レー
ザー媒質25のリアミラー側の主平面から700mmの
位置に曲率半径R5 =300mmの凹面鏡をからなるリ
アミラー21を、レーザー媒質25の出力ミラー側の主
平面から200mmの位置に平面鏡(曲率半径が∞)か
らなる出力ミラー23を配置した。使用したレーザー媒
質25は、直径8mm、L9 =152mmのYAG(Y
3 Al5 O12:Nd3 + )ロッドで、その両端面には曲
率半径R6 =1mの凸面加工を施してある。
【0044】上記構成のレーザー発振器20の安定レー
ザー発振領域は3.5kW〜10kWで、最大出力は3
50Wであった。また、全レーザー発振領域において、
出射ビームの直径の変化は0.2mm以下で、ビームの
発散角は2.2mrad以下であった。このレーザービ
ームを焦点距離20mmの凸レンズで集光したときの集
光径(スポット径)は100μm以下となり、コア直径
が200μmの光ファイバーに損失なく入射することが
できた。また、全レーザー発振領域における焦点位置の
変化は50μm以下であった。
ザー発振領域は3.5kW〜10kWで、最大出力は3
50Wであった。また、全レーザー発振領域において、
出射ビームの直径の変化は0.2mm以下で、ビームの
発散角は2.2mrad以下であった。このレーザービ
ームを焦点距離20mmの凸レンズで集光したときの集
光径(スポット径)は100μm以下となり、コア直径
が200μmの光ファイバーに損失なく入射することが
できた。また、全レーザー発振領域における焦点位置の
変化は50μm以下であった。
【0045】なお、前記リアミラーの曲率半径R5 が
0.2m未満の場合には、レーザー動作範囲が5kW未
満となるため実用性が乏しい。また、曲率半径R5 が
0.4mを越える場合には、集光径が200μmを越え
るため、光ファイバーへの入射が不可能となる。
0.2m未満の場合には、レーザー動作範囲が5kW未
満となるため実用性が乏しい。また、曲率半径R5 が
0.4mを越える場合には、集光径が200μmを越え
るため、光ファイバーへの入射が不可能となる。
【0046】第四の実施の形態に対応する第四実施例を
以下に記載する。この固体レーザー発振器30は、レー
ザー媒質35のリアミラー側の主平面から700mmの
位置に曲率半径R7 =300mmの凹面鏡からなるリア
ミラー31を、レーザー媒質35の出力ミラー側の主平
面から200mmの位置に曲率半径R8 =1,500m
mの凹面鏡からなる出力ミラー33を配置した。使用し
たレーザー媒質35は、直径8mm、L12=152mm
のYAG(Y3 Al5 O12:Nd3 + )ロッドで、その
両端面は光軸に垂直な平面である。
以下に記載する。この固体レーザー発振器30は、レー
ザー媒質35のリアミラー側の主平面から700mmの
位置に曲率半径R7 =300mmの凹面鏡からなるリア
ミラー31を、レーザー媒質35の出力ミラー側の主平
面から200mmの位置に曲率半径R8 =1,500m
mの凹面鏡からなる出力ミラー33を配置した。使用し
たレーザー媒質35は、直径8mm、L12=152mm
のYAG(Y3 Al5 O12:Nd3 + )ロッドで、その
両端面は光軸に垂直な平面である。
【0047】上記構成のレーザー発振器30の安定レー
ザー発振領域は3kW〜10kWで、最大出力は350
Wであった。また、全レーザー発振領域において、出射
ビームの直径の変化は0.2mm以下で、ビームの発散
角は3.5mrad以下であった。このレーザービーム
を焦点距離25mmの凸レンズで集光したときの集光径
(スポット径)は100μm以下となり、コア直径が2
00μmの光ファイバーに損失なく入射することができ
た。また、全レーザー発振領域における焦点位置の変化
は50μm以下であった。
ザー発振領域は3kW〜10kWで、最大出力は350
Wであった。また、全レーザー発振領域において、出射
ビームの直径の変化は0.2mm以下で、ビームの発散
角は3.5mrad以下であった。このレーザービーム
を焦点距離25mmの凸レンズで集光したときの集光径
(スポット径)は100μm以下となり、コア直径が2
00μmの光ファイバーに損失なく入射することができ
た。また、全レーザー発振領域における焦点位置の変化
は50μm以下であった。
【0048】なお、前記出力ミラーの曲率半径R8 が1
m未満の場合には、ビーム発散角が5mradを越える
ため望ましくない。
m未満の場合には、ビーム発散角が5mradを越える
ため望ましくない。
【0049】
【発明の効果】請求項1、請求項2、請求項3または請
求項4に記載の発明によれば、出力変化に影響されない
発散角の小さい集光性のよいレーザー出力を得ることが
できる。また、発振器の安定動作領域も広くなる。
求項4に記載の発明によれば、出力変化に影響されない
発散角の小さい集光性のよいレーザー出力を得ることが
できる。また、発振器の安定動作領域も広くなる。
【0050】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4による発明の効果に加えてレーザー発振の閾
値の上昇を押さえることができる。
〜請求項4による発明の効果に加えてレーザー発振の閾
値の上昇を押さえることができる。
【0051】請求項6、請求項7、請求項8または請求
項9に記載の発明によれば、出力変化に影響されない発
散角の小さい集光性のよいレーザー出力を得ることがで
きる。また、発振器の安定動作領域も広くなる。
項9に記載の発明によれば、出力変化に影響されない発
散角の小さい集光性のよいレーザー出力を得ることがで
きる。また、発振器の安定動作領域も広くなる。
【0052】請求項10に記載の発明によれば、請求項
6、請求項7、請求項8または請求項9による発明の効
果に加えてレーザー発振の閾値の上昇を押さえることが
できる。
6、請求項7、請求項8または請求項9による発明の効
果に加えてレーザー発振の閾値の上昇を押さえることが
できる。
【図1】本発明に係る固体レーザー発振器の第一の実施
の形態を示した図。
の形態を示した図。
【図2】本発明に係る固体レーザー発振器の第二の実施
の形態を示した図。
の形態を示した図。
【図3】本発明に係る固体レーザー発振器の第三の実施
の形態を示した図。
の形態を示した図。
【図4】本発明に係る固体レーザー発振器の第四の実施
の形態を示した図。
の形態を示した図。
1、10、20、30 固体レーザー発振器 3、11、21、31 リアミラー 5、13、23、33 出力ミラー 7、15、25、35 固体レーザー媒質 L1 、L4 、L7 、L10 リアミラーとレーザー媒質の
中心までの距離 L2 、L5 、L8 、L11 出力ミラーとレーザー媒質の
中心までの距離 L3 、L6 、L9 、L12 固体レーザー媒質の長さ R2 、R6 レーザー媒質の両端面の曲率半径 R1 、R3 凸面鏡の曲率半径 R4 、R5 、R7 、R8 凹面鏡の曲率半径
中心までの距離 L2 、L5 、L8 、L11 出力ミラーとレーザー媒質の
中心までの距離 L3 、L6 、L9 、L12 固体レーザー媒質の長さ R2 、R6 レーザー媒質の両端面の曲率半径 R1 、R3 凸面鏡の曲率半径 R4 、R5 、R7 、R8 凹面鏡の曲率半径
Claims (10)
- 【請求項1】 固体レーザー発振器において、凸面鏡の
リアミラーと、平面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザ
ー媒質を設け、前記リアミラーと前記レーザー媒質中心
までの距離が前記出力ミラーと前記レーザー媒質中心ま
での距離より長いことを特徴とする固体レーザー発振
器。 - 【請求項2】 固体レーザー発振器において、凸面鏡の
リアミラーと、凹面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザ
ー媒質を設け、前記リアミラーと前記レーザー媒質中心
までの距離が前記出力ミラーと前記レーザー媒質中心ま
での距離より長いことを特徴とする固体レーザー発振
器。 - 【請求項3】 前記リアミラーの曲率半径が0.3mか
ら2.0mの範囲にあることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の固体レーザー発振器。 - 【請求項4】 前記出力ミラーの曲率半径が1.0mか
ら曲率半径が∞(=平面鏡)の範囲にある凹面鏡である
ことを特徴とする請求項2に記載の固体レーザー発振
器。 - 【請求項5】 前記固体レーザー媒質の両端面を凸面に
形成したことを特徴とする請求項1,請求項2,請求項
3または請求項4に記載の固体レーザー発振器。 - 【請求項6】 固体レーザー発振器において、凹面鏡の
リアミラーと、平面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザ
ー媒質を設け、前記リアミラーと前記レーザー媒質中心
までの距離を前記出力ミラーと前記レーザー媒質中心ま
での距離より長く設けたことを特徴とする固体レーザー
発振器。 - 【請求項7】 固体レーザー発振器において、凹面鏡の
リアミラーと、凹面鏡の出力ミラーとの間に固体レーザ
ー媒質を設け、前記リアミラーと前記レーザー媒質中心
までの距離が前記出力ミラーと前記レーザー媒質中心ま
での距離より長く、前記リアミラーの曲率半径は前記出
力ミラーの曲率半径より小さく設けたことを特徴とする
固体レーザー発振器。 - 【請求項8】 前記リアミラーの曲率半径が0.2mか
ら0.4mの範囲にあることを特徴とする請求項6また
は請求項7に記載の固体レーザー発振器。 - 【請求項9】 前記出力ミラーの曲率半径が1.0mか
ら曲率半径が∞(=平面鏡)の範囲にある凹面鏡である
ことを特徴とする請求項6、請求項7または請求項8に
記載の固体レーザー発振器。 - 【請求項10】 前記固体レーザー媒質の両端面を凸面
に形成したことを特徴とする請求項6、請求項7、請求
項8または請求項9に記載の固体レーザー発振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10759697A JPH10303480A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 固体レーザー発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10759697A JPH10303480A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 固体レーザー発振器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10303480A true JPH10303480A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14463178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10759697A Pending JPH10303480A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 固体レーザー発振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10303480A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2788893A1 (fr) * | 1999-01-26 | 2000-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | Dispositif laser et dispositif de traitement par laser |
| EP1089404A1 (en) * | 1999-09-28 | 2001-04-04 | ENEL S.p.A. | Resonator for solid-state laser source |
| JP2001320114A (ja) * | 2000-05-10 | 2001-11-16 | Inst Of Physical & Chemical Res | レーザー共振器 |
| US6819968B1 (en) * | 1998-03-04 | 2004-11-16 | Agilent Technologies, Inc. | Apparatus and method for manufacturing integrated circuit devices |
| US6956885B2 (en) | 2000-08-31 | 2005-10-18 | Powerlase Limited | Electromagnetic radiation generation using a laser produced plasma |
| JP2012522376A (ja) * | 2009-03-27 | 2012-09-20 | サイマー インコーポレイテッド | 再生リング共振器 |
| JP2014139969A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Mitsubishi Electric Corp | 固体レーザ増幅装置および多段レーザ増幅装置 |
| USRE45957E1 (en) | 2009-03-27 | 2016-03-29 | Cymer, Llc | Regenerative ring resonator |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP10759697A patent/JPH10303480A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6819968B1 (en) * | 1998-03-04 | 2004-11-16 | Agilent Technologies, Inc. | Apparatus and method for manufacturing integrated circuit devices |
| FR2788893A1 (fr) * | 1999-01-26 | 2000-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | Dispositif laser et dispositif de traitement par laser |
| EP1089404A1 (en) * | 1999-09-28 | 2001-04-04 | ENEL S.p.A. | Resonator for solid-state laser source |
| JP2001320114A (ja) * | 2000-05-10 | 2001-11-16 | Inst Of Physical & Chemical Res | レーザー共振器 |
| US6956885B2 (en) | 2000-08-31 | 2005-10-18 | Powerlase Limited | Electromagnetic radiation generation using a laser produced plasma |
| JP2012522376A (ja) * | 2009-03-27 | 2012-09-20 | サイマー インコーポレイテッド | 再生リング共振器 |
| USRE45957E1 (en) | 2009-03-27 | 2016-03-29 | Cymer, Llc | Regenerative ring resonator |
| JP2014139969A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Mitsubishi Electric Corp | 固体レーザ増幅装置および多段レーザ増幅装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040324 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061205 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |