JPH1030349A - 大架構塔状住宅建築物 - Google Patents

大架構塔状住宅建築物

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Publication number
JPH1030349A
JPH1030349A JP20425996A JP20425996A JPH1030349A JP H1030349 A JPH1030349 A JP H1030349A JP 20425996 A JP20425996 A JP 20425996A JP 20425996 A JP20425996 A JP 20425996A JP H1030349 A JPH1030349 A JP H1030349A
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JP
Japan
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water
floor
main pipe
space
horizontal
Prior art date
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Pending
Application number
JP20425996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Sugiyama
寛紀 杉山
Shinichi Nishio
新一 西尾
Hideaki Hibino
秀昭 日比野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
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Publication of JPH1030349A publication Critical patent/JPH1030349A/ja
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大地震に対して安全で、平面計画の自由度を向
上させ、外壁面開口率を向上させ、各配管等に対する、
施工、メンテナンス、検針等を1ヶ所で好都合に行える
ようにすること。 【解決手段】複数の面状耐震要素部材50からなる鉛直
方向筒枠構造体16と、その周囲の外殻構造物3を有
し、これらの間に複数の水平方向耐震構造体15を上下
方向の間隔L1で配設し、鉛直方向筒枠構造体16内に
吹き抜け空間16aを形成し、各フロア空間25には、
吹き抜け空間16aの外周に共用廊下106を、そして
その外周に複数の住戸105を配列設置し、吹き抜け空
間16aに、水、ガス、電気用の供給竪管115a及
び、廃水用の排水竪管119aを共用廊下106に隣接
して設置し、供給竪管115aに分岐供給管116a
を、排水竪管119aに分岐排水管119を、それぞれ
各住戸105に対応した形で接続して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層マンションなどに
適用するのに好適な大架構塔状住宅建築物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高層の塔状住宅建築物が高層マン
ション等として構築されており、このような建築物は、
柱、梁部材により構成される純ラーメン構造とすること
が多い。その他、超高層の事務所ビル等の例ではある
が、純ラーメン構造ではなく大架構柱梁(メガストラク
チャー)を採用することもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな純ラーメン構造による建築物では、該建築物が高層
化すればするほど、その分、柱部材等が支持すべき鉛直
荷重や水平荷重が大きくなるため、単位水平面積内にお
いて設置すべき柱部材の本数が増加する。これにより、
各フロア空間における平面計画の自由度が制約され都合
が悪かった。特に、マンション等である塔状住宅建築物
では、平常時に発生する微弱な振動を極力防止して居住
性を向上させる目的から鉄骨鉄筋コンクリート等が採用
されている。この場合、大地震時における柱部材の崩壊
等を防止し、安全性を確保するためには、柱部材の部材
断面を極力大きくして塑性率を低く抑えることが必要と
なって来る。よって、上述したような、各フロア空間に
おける平面計画の自由度の制約は更に大きくなる。
【0004】一方、超高層の事務所ビル等ではあるが、
上述したような大架構柱梁を採用することにより、単位
水平面積内において設置すべき柱部材の本数を極力減少
させることができ、よって各フロア空間における平面計
画の自由度を極力向上させることができた。しかしその
構造上、大架構柱を建物の外周部に配置する必要が生
じ、この大架構柱(通常この大架構柱はコアや設備等の
スペースとしてしか使用できない)の存在により、バル
コニや窓などの設置が制約されていた(即ち、外壁面開
口率の向上が困難であった。)。そのため、マンション
等の集合住宅である場合には、このような大架構柱梁を
採用することは計画上不可能であった。
【0005】また従来、複数のフロア空間が層状に形成
されたマンション等の集合住宅には、これら各フロア空
間の各住戸に、水、ガス、電気を供給するための竪方向
の供給本管や、これら各フロア空間の各住戸からの雑廃
水を輸送排出するための竪方向の雑排水本管が設けられ
ている。しかし、このような供給本管や雑排水本管を住
戸の外に配置し(できれば住戸の外であり、かつ共用廊
下の外に配置し)、各フロア空間における平面計画の自
由度を向上させることが望まれている。
【0006】更に、このような供給本管や雑排水本管を
極力1ヶ所にまとめて配置し、またこれら供給本管や雑
排水本管に対するメータユニット(メータボックス)を
極力1ヶ所にまとめ、施工、メンテナンス、検針等を極
力1ヶ所で好都合に行えるようにすることが望まれてい
る。
【0007】そこで本発明は上記事情に鑑み、高層マン
ション等の塔状住宅建築物において、大地震等に対して
安全で、かつ各フロア空間における平面計画の自由度を
極力向上させることができ、外壁面開口率を極力向上さ
せることができ、しかも供給本管や雑排水本管等に対す
る、施工、メンテナンス、検針等を極力1ヶ所で好都合
に行うことができる大架構塔状住宅建築物を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第1の
発明は、内部に複数のフロア空間(25)が上下層状に
形成された塔状住宅建築物(1)において、上下方向に
伸延した筒枠状構造体(16)を有し、前記筒枠状構造
体(16)は、面状に形成された複数の面状耐震要素部
材(50)により閉鎖水平断面形状を形成する形で形成
されており、前記筒枠状構造体(16)の周囲に、前記
塔状住宅建築物(1)の構造上の外周面(3a)を形成
する形で外殻構造体(3、60)を設け、前記複数のフ
ロア空間(25)は、前記筒枠状構造体(16)と前記
外殻構造体(3、60)の間に形成されており、前記筒
枠状構造体(16)と前記外殻構造体(3、60)との
間に、面状に形成された複数の耐震要素構造体(15)
を、これら筒枠状構造体(16)と外殻構造体(3、6
0)とを接続する形で上下方向に所定の間隔(L1)で
配設し、前記複数の耐震要素構造体(15)は、水平方
向においては、前記筒枠状構造体(16)を中心とする
放射方向に、前記筒枠状構造体(16)と前記外殻構造
体(3、60)とを接続する形で配置し、前記筒枠状構
造体(16)内に吹き抜け空間(16a)を上下方向に
連通伸延した形で形成し、前記各フロア空間(25)に
複数の住戸(105)を、前記吹き抜け空間(16a)
の周囲に沿って配列設置し、前記各フロア空間(25)
に共用廊下(106)を、前記複数の住戸(105)と
前記吹き抜け空間(16a)の間に挾まれた形で、前記
吹き抜け空間(16a)の周囲に沿って設置し、前記吹
き抜け空間(16a)に、水、ガス、電気を供給自在な
供給本管(115a)及び、廃水を輸送排出自在な雑排
水本管(119a)を、前記複数のフロア空間(25)
に亙って上下方向に設置し、前記供給本管(115a)
及び前記雑排水本管(119a)は、前記共用廊下(1
06)に隣接する形で配置し、前記供給本管(115
a)に、複数の供給横管(116a)を、前記各フロア
空間(25)の前記各住戸(105)に対応した形で、
これら対応した住戸(105)に、前記供給本管(11
5a)からの水、ガス、電気を供給自在に接続し、前記
雑排水本管(119a)に、複数の排水横管(119)
を、前記各フロア空間(25)の前記各住戸(105)
に対応した形で、これら対応した住戸(105)からの
雑廃水を前記雑排水本管(119a)に輸送自在に接続
して構成される。
【0009】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明の大架構塔状住宅建築物において、前記吹き抜け空間
(16a)に、前記供給本管(115a)及び前記雑排
水本管(119a)を被覆する形の収納ケーシング(1
20)を設けた。
【0010】また本発明のうち第3の発明は、第1の発
明の大架構塔状住宅建築物において、前記供給本管(1
15a)に、複数の水加熱器(111)を、前記各フロ
ア空間(25)の前記各住戸(105)にそれぞれ対応
した形で、かつ前記供給本管(115a)から水を受け
取り、受け取った水を加熱自在で、かつこれら対応した
住戸(105)に前記加熱した温水を供給自在な形で接
続設置し、前記水加熱器(111)は、前記共用廊下
(106)を挾んで該水加熱器(111)と対応した住
戸(105)と対向する形で、前記吹き抜け空間(16
a)に、前記供給本管(115a)及び前記雑排水本管
(119a)に隣接配置した。
【0011】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明の大架構塔状住宅建築物において、前記吹き抜け空間
(16a)に、スプリンクラ用水を供給自在なスプリン
クラ用水供給本管(115b)を、前記複数のフロア空
間(25)に亙って上下方向に設置し、前記スプリンク
ラ用水供給本管(115b)は、前記供給本管(115
a)及び前記雑排水本管(119a)に隣接配置し、前
記スプリンクラ用水供給本管(115b)に、複数のス
プリンクラ用水供給横管(116b)を、前記各フロア
空間(25)に対応した形で、該フロア空間(25)側
に、前記スプリンクラ用水供給本管(115b)からの
スプリンクラ用水を供給自在に接続し、前記各スプリン
クラ用水供給横管(116b)の前記フロア空間(2
5)側に、スプリンクラ端末ユニット(118)を、該
スプリンクラ用水供給横管(116b)により供給され
てきたスプリンクラ用水を前記各フロア空間(25)に
おいて散布自在な形で接続した。
【0012】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0013】
【作用】上記した構成により本発明のうち第1の発明で
は、筒枠状構造体(16)と耐震要素構造体(15)と
外殻構造体(3、60)により大架構柱梁を構成する構
造となっている。また、常時荷重(鉛直荷重)は主に外
殻構造体(3、60)側によって支持させ、また、地震
等の際に発生する水平力は主に筒枠状構造体(16)側
で抵抗させる構造になっている。更に、供給本管(11
5a)及び雑排水本管(119a)に対する、施工、メ
ンテナンス、検針等は、各フロア空間(25)の共用廊
下(106)に隣接した位置で行う。また、これら供給
本管(115a)及び雑排水本管(119a)は、吹き
抜け空間(16a)に設置され、住戸(105)側或い
は共用廊下(106)側には設置されない。
【0014】また本発明のうち第2の発明では、供給本
管(115a)及び雑排水本管(119a)は収納ケー
シング(120)により子供などによるいたずらから保
護される。
【0015】また本発明のうち第3の発明では、水加熱
器(111)に対する、施工、メンテナンス等は、供給
本管(115a)や雑排水本管(119a)に対する施
工、メンテナンス等を行う位置と略同じ場所で行う。ま
た、水加熱器(111)は、吹き抜け空間(16a)側
に設置され、住戸(105)側或いは共用廊下(10
6)側には設置されない。
【0016】また本発明のうち第4の発明では、スプリ
ンクラ用水供給本管(115b)に対する、施工、メン
テナンス等は、供給本管(115a)や雑排水本管(1
19a)に対する施工、メンテナンス等を行う位置と略
同じ場所で行う。また、スプリンクラ用水供給本管(1
15b)は、吹き抜け空間(16a)側に設置され、住
戸(105)側或いは共用廊下(106)側には設置さ
れない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による大架構塔状住宅建築物の一例
であるマンションにおける、梁部材や柱部材によるフレ
ーム構造物を示した模式斜視図、図2は、図1のフレー
ム構造物を示した水平断面図、図3は、図1のフレーム
構造物を示した側断面図、図4(a)は、図1のフレー
ム構造物に設置された制震梁を示した側面図、図4
(b)は、図4(a)のX1−Y1線断面図、図5は、
図1に示すマンションのフロア空間等の様子を示した水
平断面図、図6は、図5におけるシャフトケーシング付
近の拡大図、図7は、図6のI矢視図、図8は、図7の
X2−Y2線断面図、図9は、図7のX3−Y3線断面
図、図10は、本発明による大架構塔状住宅建築物の別
の一例であるマンションにおける、梁部材や柱部材によ
るフレーム構造物を示した模式斜視図、図11は、図1
0のフレーム構造物を示した水平断面図、図12は、別
の形のトラス構造を示した側面図、図13は、別の形の
トラス構造を示した側面図、図14は、別の形の水平方
向耐震構造体及び鉛直方向筒枠構造体を示した側面図で
ある。
【0018】本発明による大架構塔状住宅建築物の一例
であるマンション1は、図1乃至図3に示すように、地
盤2中に構築された図示しない基礎構造物上に立設され
た梁部材6、10や柱部材5、9等からなるフレーム構
造物100を有しており、フレーム構造物100は、外
殻構造物3と中核構造物7等から構成されている。外殻
構造物3は、図1乃至図3に示すように、前記基礎構造
物上に立設された複数の柱部材5を有している。なお、
本実施例ではこれら柱部材5は鋼管コンクリートとなっ
ているが、その他の実施例としてH鋼などによるもの又
は鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリートなどでも
可能である(しかし、鋼管コンクリートの採用により柱
部材の部材断面の縮小と工期短縮が容易に実現するの
で、鋼管コンクリートを採用することが望ましい。)。
そして、外殻構造物3の複数の柱部材5のうち、8本の
柱部材5A(なお、柱部材5Aは、前記複数の柱部材5
のうちの特定のものを区別して表記したものとする)
は、図2に示すように、水平断面において、対向した辺
どうしが平行且つ等しい長さである所定の8角形の頂点
に位置する形でそれぞれ配置されている。また、この8
角形の所定の1辺(図2の紙面で最も上側の辺)には、
該1辺の両端に配置された2つの柱部材5A、5Aの他
に、これら柱部材5A、5Aの間の位置において2つの
柱部材5B、5B(なお、柱部材5Bは、前記複数の柱
部材5のうちの柱部材5A以外の特定のものを区別して
表記したものとする)が配置されており、該1辺と対向
する別の1辺(図2の紙面で最も下側の辺)において
も、該別の1辺の両端に配置された2つの柱部材5A、
5Aの他に、これら柱部材5A、5Aの間の位置におい
て2つの柱部材5B、5Bが配置されている。更に、こ
れら1辺及び別の1辺の間に挟まれた2辺(図2の紙面
で最も右側の辺及び最も左側の辺)においても、該各辺
の両端に配置された2つの柱部材5A、5Aの他に、こ
れら柱部材5A、5Aの間の位置において2つの柱部材
5B、5Bが配置されている。そして、水平方向である
図の矢印A、B方向(即ち図2の紙面上下方向)及び、
該矢印A、B方向に直角な水平方向である図の矢印C、
D方向(即ち図2の紙面左右方向)に、互いに対向した
辺どうしでは、その対向方向に各柱部材5B、5Bが対
応して位置しており、従って、これら対応した柱部材5
B、5Bどうしを結んだ線は、井の字型の格子状に交差
している。
【0019】上述した8角形の周方向に隣接する柱部材
5A、5A間、柱部材5A、5B間、柱部材5B、5A
間には、水平方向に伸延した複数の梁部材6がそれぞれ
接続されており、隣接する各柱部材5、5間では、これ
らを接続する梁部材6は上下方向に複数となっている。
即ち、これら柱部材5A、5B、梁部材6によりラーメ
ン構造を構成する外側構造体41が形成されており、こ
の外側構造体41の外周面により、前記マンション1の
構造上の外周面である構造外周面3aが形成されてい
る。また、各柱部材5、5間の複数の梁部材6は、後述
する複数のフロア空間25の位置に対応して上下方向に
配置されている。なお、本実施例では、この梁部材6は
鉄骨コンクリート(鋼管コンクリート等)によるもので
あるが、その他の実施例としてH鋼などによるもの又は
鉄筋コンクリートなどでも可能である。また、隣接する
各柱部材5B、5B間には梁部材6が接続されていな
い。更に、外殻構造物3の複数の柱部材5のうち、上記
柱部材5A、5B以外の8つの柱部材5C(なお、柱部
材5Cは、前記複数の柱部材5のうちの柱部材5A、5
B以外のものを区別して表記したものとする)は、上述
した柱部材5Bのうち、水平断面において、互いに対応
した柱部材5B、5Bどうしを結んだ格子状に交差した
井の字型の線上に存在し、かつ8つの各柱部材5Bより
もやや内側に位置した形で、また各柱部材5Bと1対1
で対応した形で配置されている。これら8つの柱部材5
Cのうち、図の矢印A、B方向或いは矢印C、D方向に
隣接した2本1組の柱部材5C、5Cにおいて、各組の
柱部材5C、5C間には水平方向に伸延した複数の梁部
材6がそれぞれ接続されており、隣接する各柱部材5
C、5C間では、これらを接続する梁部材6は上下方向
に複数となっている。これら梁部材6の配置位置は、前
記外側構造体41における複数の梁部材6の配置位置と
対応している。これら柱部材5C、5C、梁部材6によ
り、ラーメン構造を構成する内側構造体40が形成され
ている。
【0020】以上のように構成された外側構造体41と
内側構造体40の間、具体的には互いに対応配置されて
いる柱部材5Bと柱部材5Cの間は、例えば図1乃至図
4に示すような複数の所定の制震梁17で接続されてい
る。なお、この制震梁17は、各柱部材5B、5C間に
複数設置されており、これら制震梁17の配置位置は、
前記外側構造体41及び内側構造体40における複数の
梁部材6の配置位置と対応している。各制震梁17は、
図4(a)及び図4(b)に示すように、柱部材5B、
5C間を接続した形のH型鋼からなる梁部材ユニット1
9を有しており、該梁部材ユニット19はその中央付近
を境界とする形で柱部材5C側の梁部材片20Pと、柱
部材5B側の梁部材片20Qとに分割されている。つま
り、これら梁部材片20P、20Qはそれぞれの先端を
突き合わした形で配置されている。なお、これら梁部材
片20P、20Qの先端部位では、これらの相対的変位
を妨げないように、各ウェブ20aにおいて切欠き21
がそれぞれ形成されている。更にこれら梁部材片20
P、20Qは、互いに突き合わされた先端部位におい
て、適宜な接続プレート22及びボルト、ナットを介し
て、互いのフランジ20b、20bを接続する形で、か
つ、低降伏点鋼からなるダンパ用プレート23及びボル
ト、ナットを介して、互いのウェブ20a、20aを接
続する形で接合されている。外殻構造物3は以上の外側
構造体41、内側構造体40、制震梁17で構成されて
いる。なお、他の実施例として外殻構造物3は任意の外
形をもち得る。
【0021】以上のように構成された外殻構造物3の内
側には、図1乃至図3に示すように、上述した中核構造
物7が設けられている。中核構造物7は、前記図示しな
い基礎構造物上に立設された4つの柱部材9を有してい
る(なお、本発明ではこれら柱部材9は鋼管コンクリー
トとなっているが、その他の実施例としてH鋼などによ
るもの又は鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンクリート
などでも可能である)。これら4つの柱部材9は、上述
した外殻構造物3の柱部材5のうち、水平断面におい
て、互いに対応した柱部材5B、5Bどうしを結んだ格
子状に交差した線での4つの交差点に対応した位置に配
置されている。これら各柱部材9と、上述した外殻構造
物3の柱部材5Cうち、図の矢印A、B方向或いは矢印
C、D方向に該柱部材9と隣接対向した柱部材5Cの間
には、水平方向に伸延した複数の梁部材10がそれぞれ
接続されており、隣接する各柱部材9、5C間では、こ
れらを接続する梁部材10は上下方向に複数となってい
る。また、これら複数の梁部材10は、上述した外殻構
造物3の複数の梁部材6或いは制震梁17の位置に対応
して配置されている。一方、図の矢印A、B方向或いは
矢印C、D方向に隣接した柱部材9、9間にも、水平方
向に伸延した複数の梁部材10がそれぞれ接続されてお
り、隣接する各柱部材9、9間では、これらを接続する
梁部材10は上下方向に複数となっている。しかし、各
柱部材9、9間の複数の梁部材10は、各柱部材9、5
C間における複数の梁部材10の上下方向の配置間隔と
は基本的に異なった配置間隔(後述)で配置されている
(なお本発明における柱部材9、9間の梁部材10の配
置間隔は、本実施例における配置間隔に限定されな
い。)。なお、本実施例では、この梁部材10はH鋼に
よるものであるが、その他の実施例として鉄筋コンクリ
ート又は鉄骨鉄筋コンクリートなどでも可能である。
【0022】ところで上述した複数の梁部材10のう
ち、各柱部材9、5C間の梁部材10における上下間隔
(従って、上述した外殻構造物3の複数の梁部材6或い
は制震梁17における上下間隔)は、図3に示すよう
に、基本的には所定の間隔H1であるが、特定の位置の
上下間隔、例えば図3に示す10階及び20階に相当す
る位置での上下間隔は、前記間隔H1よりも大きな間隔
H2(本実施例では間隔H1の1.5倍の大きさ)とな
っている。また、各柱部材9、9間の梁部材10におけ
る上下間隔は、図3に示すように、基本的には前記間隔
H1の3倍に相当する所定の間隔H3であり、これは例
えば図3に示すように1階〜3階に亙る上下間隔、4階
〜6階に亙る上下間隔、7階〜9階に亙る上下間隔、或
いは11階〜13階に亙る上下間隔、14階〜16階に
亙る上下間隔、17階〜19階に亙る上下間隔、或いは
21階〜23階に亙る上下間隔、24階〜26階に亙る
上下間隔、27階〜29階に亙る上下間隔……という形
で梁部材10が配置されている。ところが、特定の位置
での梁部材10、10間の上下間隔は前記間隔H2と等
しい大きさになっている。これは、10階及び20階に
相当する位置であり、従って10階及び20階に相当す
る位置では、各柱部材9、9間の梁部材10、10の上
下間隔は、上述した各柱部材9、5C間の梁部材10の
上下間隔と対応している。なお、図3に示すように、こ
のマンション1は30階建であり、30階の位置での、
柱部材9、9間の梁部材10、10の上下間隔は間隔H
2より小さい所定の間隔になっている。
【0023】上述したように、図3の10階及び及び2
0階の位置において、間隔H2で配置された上側或いは
下側の梁部材10に関しては、柱部材9、9間の梁部材
10と、柱部材9、5C間の梁部材10とが同一の高さ
位置にあることから、矢印A、B方向或いは矢印C、D
方向に柱部材9、9を介して接続された3つの梁部材1
0によって梁ユニット11がそれぞれ構成されていると
見做せる。また、図3の30階の位置において、所定の
間隔で配置された上側或いは下側の梁部材10に関して
は、柱部材9、9間の梁部材10と、柱部材9、5C間
の梁部材10とが同一の高さ位置にあることから、矢印
A、B方向或いは矢印C、D方向に柱部材9、9を介し
て接続された3つの梁部材10によって梁ユニット11
がそれぞれ構成されていると見做せる。ここで、図3の
10階及び及び20階及び30階の位置において、上下
に隣接した梁ユニット11、11間には、上下方向の複
数の接続柱12が適宜接続され、これら梁ユニット1
1、11間には、隣接する接続柱12、12間、或いは
隣接する接続柱12と柱部材9の間等において斜め方向
のブレース材13が設置されている。つまり、上下に隣
接した梁ユニット11、11、接続柱12、ブレース材
13により水平方向に伸延したトラス梁14が構成され
ている。なお、このトラス梁14の位置(10階と20
階)では梁部材10、10の間隔H2が通常の間隔H1
よりも大きくなっているので、その分、トラス梁14の
上下幅が大きくなり鉛直方向の剪断力に対する剛性が向
上されている。
【0024】また、矢印A、B方向或いは矢印C、D方
向に隣接した柱部材9、9間には、上下に隣接した梁部
材10、10の間(但し、図3の10階及び及び20階
及び30階の位置は除く)において斜め方向のブレース
材13が設置されている。つまり、4つの柱部材9及
び、隣接した柱部材9、9間の梁部材10、ブレース材
13等により上下方向に伸延した鉛直方向筒枠構造体1
6が構成されている。なお、図3の10階及び及び20
階及び30階の位置では、各トラス梁14と鉛直方向筒
枠構造体16が、各々の一部分を共有する形で交差接合
されている。以上のようにマンション1には、上下方向
に伸延した鉛直方向筒枠構造体16が設けられており、
該鉛直方向筒枠構造体16は、面状に形成された4つの
面状耐震要素部材50(図2の四角形断面における各辺
の位置に相当する部位であり、本実施例の場合には、隣
接する2本の柱部材9、9(又は隣接する柱部材9と接
続柱12)と上下に隣接する2本の梁部材10、10に
よって囲まれた4角形状構造に斜め方向のブレース材1
3、13を設置して構成した面状のトラス構造18が上
下方向等に複数個接続した形で構成されている。なお、
各面状耐震要素部材50が有するトラス構造18の大き
さ、数、配置状態は、この実施例だけに限定されな
い。)により閉鎖水平断面形状(即ち、面状のトラス構
造18により観念的に閉鎖された水平断面形状)を形成
する形で形成されている。この鉛直方向筒枠構造体16
の周囲には、マンション1の構造上の構造外周面3aを
形成する形で外殻構造物3が設けられている。また、鉛
直方向筒枠構造体16と外殻構造物3との間には、面状
に形成された複数の水平方向耐震構造体15、即ち上述
したトラス梁14のうち鉛直方向筒枠構造体16との共
有部位を除いた部分(なお、1つのトラス梁14は、鉛
直方向筒枠構造体16の両側に位置する形で2つの水平
方向耐震構造体15を有している。また、本実施例の場
合には、隣接する柱部材9と接続柱12(又は柱部材5
と接続柱12又は接続柱12、12)と上下に隣接する
2本の梁部材10、10によって囲まれた4角形状構造
に斜め方向のブレース材13、13を設置して構成した
面状のトラス構造18が水平方向等に複数個接続した形
で構成されている。なお、各水平方向耐震構造体15が
有するトラス構造18の大きさ、数、配置状態は、この
実施例だけに限定されない。)が、これら鉛直方向筒枠
構造体16と外殻構造物3とを接続する形で図3に示す
上下方向に所定の間隔L1(即ち上下に隣接する水平方
向耐震構造体15、15間には間隔H1の9倍に相当す
る間隔L1が形成されている)で配設されており、これ
ら水平方向耐震構造体15は、水平方向においては図2
に示すように、鉛直方向筒枠構造体16を中心とする放
射方向(矢印A、B、C、Dの各方向に向かってそれぞ
れ2本づつ)に、鉛直方向筒枠構造体16と外殻構造物
3とを接続する形で配置されている。
【0025】フレーム構造物100は、上述したように
外殻構造物3及び中核構造物7からなっており、このフ
レーム構造物100には、中核構造物7の鉛直方向筒枠
構造体16と外殻構造物3の間において、上述した複数
の梁部材6、10等に支持された形で複数のスラブ10
2が、図7乃至図9に示すように、上下層状に設置され
ている。従ってこれら上下に隣接するスラブ102、1
02の間には、図3及び図7乃至図9に示すように、前
記複数の梁部材6、10の上下間隔に対応した形で複数
のフロア空間25が上下層状に形成されている。各フロ
ア空間25の階高は、10階と20階では間隔H2に対
応した大きさであり、10階或いは20階以外の階では
間隔H1に対応した大きさである。つまり、10階と2
0階ではフロア空間25の階高が通常よりも大きくなっ
ているので、1.5層としての利用や設備の縦シャフト
を取り回すスペース(従ってトラス梁14の上下階では
シャフトの位置を変えられる)としての利用ができる。
【0026】また、フレーム構造物100のうち鉛直方
向筒枠構造体16の内部には、図5に示すように、スラ
ブ102等が設けられておらず、図3の1階から30階
まで上下方向に貫通したボイド空間となった吹き抜け空
間16aが形成されている。本実施例では、例えば吹き
抜け空間16aには、その上端側(屋上側)から自然光
が取り入れ自在になっており、該吹き抜け空間16aを
介して各フロア空間25に採光がなされ得るようになっ
ている。また、フレーム構造物100には、図5に示す
ように前記吹き抜け空間16aとは別の位置に、エレベ
ータや階段などからなる共用設備ユニット103が、複
数のスラブ102を上下に貫通する形で、従って複数の
フロア空間25に亙って設けられている(なお、共用設
備ユニット103は、吹き抜け空間16a内に設置する
ことも可能である。)。また、各スラブ102の上側に
は、図8及び図9に示すように、水平な床部材102a
が設置されており、このスラブ102と床部材102a
との間の部位(即ち、スラブ102の上方でかつ床部材
102aの下方の部位)は床下空間104aとなってい
る。また、この床部材102aの上方の部位(即ち、ス
ラブ102の下方でかつ床部材102aの上方の部位)
は床上空間104bとなっている。そして、各フロア空
間25の床上空間104bには、複数の住戸105(図
では4つ)及び共用廊下106等が設けられている。な
お、各床上空間104bの共用廊下106は、前記吹き
抜け空間16aを囲む形で、かつこの吹き抜け空間16
aに略隣接した形で、従って環状に配置されており、各
床上空間104bの複数の住戸105は、前記共用廊下
106の外周を囲む形で、該共用廊下106と略隣接し
て1列に並んだ略環状に配置されている。また、前記共
用設備ユニット103は、各床上空間104bにおいて
は、前記複数の住戸105が配列されてできる環の一部
に組み込まれた形で、従ってその両側において住戸10
5、105に隣接し、かつ吹き抜け空間16a側におい
て前記共用廊下106に隣接した形で配置されている。
【0027】また、各住戸105のうち、外殻構造物3
に隣接した部位はバルコニ部105aとなっており、バ
ルコニ部105a以外の部位はいわゆる室内となった居
住部105bとなっている。また、居住部105bとバ
ルコニ部105aとの間、居住部510bと共用廊下1
06との間、居住部105bと隣接する他の居住部10
5bとの間等には、図5、図8、図9に示すように、柱
部材5、梁部材6、スラブ102、床部材102a等と
一体的に形成された側壁107が適宜設けられている
(なお、図示していないが、各側壁107と接合して設
ける形で柱部材5や梁部材6以外の柱部材や梁部材を適
宜設けてもよい。)。更に、各フロア空間25のうち前
記吹き抜け空間16aに隣接する部位には、共用廊下1
06を通行する人等の落下等を防止するための防護柵1
09(例えば床側のスラブ102等と一体的に形成さ
れ、隣接する柱部材9、9間に設置された壁状の鉄筋コ
ンクリート)が設けられており、防護柵109は人等の
落下等を防止する高さをもって設けられているが、図7
乃至図9に示すように、各フロア空間25の側方全面を
覆うものではなく(床下空間104aは全て覆っている
が、床上空間104bは一部だけしか覆っていない)、
従って防護柵109の上側には共用廊下106に対して
採光等をなすための開口部109aが設けられている。
また、各共用廊下106の天井側には、図7乃至図9に
示すように、該共用廊下106の天井側のスラブ102
との間に天井空間130aを形成する形で廊下天井板1
30が、スラブ12や前記側壁107等に適宜接合され
た形で設置されている。なお、上述した各住戸105の
バルコニ部105aは、図2及び図5に示すように、外
殻構造物3に沿って設けられ、しかも外殻構造物3の各
制震梁17に隣接して配置されている。なお、図5は、
水平方向耐震構造体15が配置されている階(即ち、図
3で示す10、20、30階)以外の階のフロア空間2
5の様子を示している。水平方向耐震構造体15が配置
されている階では、該水平方向耐震構造体15の配置位
置に沿って側壁107等を設置するように計画するほう
がよい。
【0028】フレーム構造物100には、図5乃至図9
に示すように、上下方向に伸延した筒状のシャフトケー
シング120を複数有しており、各シャフトケーシング
120は前記防護柵109の共用廊下106と反対側
(即ち、吹き抜け空間16a内)に接合固定され、従っ
て上下層状に配置された複数の防護柵109に亙って接
合固定された形で設けられている。また、各フロア空間
25のレベルにおける各シャフトケーシング120の配
置位置は、該フロア空間25の各住戸105に対応した
位置になっており、例えば図5では、2つの隣接した住
戸105、105に対して1つのシャフトケーシング1
20が対応するようになっている。各シャフトケーシン
グ120内には、図6乃至図9に示すように、複数のフ
ロア空間25に対応した位置にユニット設置空間113
が上下に並んで配置され設けられており、また各シャフ
トケーシング120内には、上下に並んだ複数のユニッ
ト設置空間113に亙って配管配線ユニット115が上
下方向に収納されている。配管配線ユニット115は、
住戸用の給水、ガス、電気を供給自在な複数の供給竪管
115aと、雑廃水(即ち、台所や便所などからの廃
水)を輸送排出自在な複数の排水竪管119a及び、各
フロア空間25に設置されているスプリンクラ端末ユニ
ット118に供給すべき水を輸送することのできるスプ
リンクラ用給水竪管115bから構成されている。ま
た、各ユニット設置空間113には、電気式湯沸器など
である公知の熱交換器ユニット111が2台づつ、適宜
な取付部材を介してシャフトケーシング120に対して
固定的に設けられており、熱交換器ユニット111は、
給排水、ガス、電気等の使用量をそれぞれ計測し得る、
従って水道メータ、ガスメータ、電気メータ等からなる
図6に示す所定のメータユニット117(但し、2つの
熱交換器ユニット111、111間でメータユニット1
17、117は別個のものである)を介して前記供給竪
管115aから、水や電気等を受取自在で、受け取った
水を電力によって加熱して温水にすることができるよう
になっている。ところで、各ユニット設置空間113に
設けられた熱交換器ユニット111は、図6及び図7に
示すように、それぞれシャフトケーシング120におけ
る図の矢印A側の側部120a、矢印B側の側部120
b近傍に設置されている。なお、熱交換器ユニット11
1の前面部111aには、図8に示すように、操作スイ
ッチ112a等が設けられており、側部120a近傍に
配置された熱交換器ユニット111はその前面部111
aを矢印A方向に向け、側部120b近傍に配置された
熱交換器ユニット111はその前面部111aを矢印B
方向に向けている。また、熱交換器ユニット111の前
面部111aに対応して、側部120a、120bには
外側に開放自在(図9では紙面手前側に開放自在)、即
ち図6の矢印E、F方向に開閉自在の扉122が設けら
れている。
【0029】一方、シャフトケーシング120内の各供
給竪管115aには、図8に示すように、各ユニット設
置空間113において、前記メータユニット117、1
17を介して分岐供給管116aがそれぞれ接続されて
おり、各分岐供給管116aは各供給竪管115aから
水、ガス、電気等を取り出し自在になっている。また、
別の分岐供給管116aが該ユニット設置空間13内の
熱交換器ユニット111にも1対1で接続されており、
該分岐供給管116aは、接続された熱交換器ユニット
111から、該熱交換器ユニット111によって加熱さ
れた温水を取り出し自在になっている。更に、シャフト
ケーシング120内の各スプリンクラ用給水竪管115
bには、該シャフトケーシング120内に設置された図
示しない所定のスプリンクラ制御ユニット(流量を検知
して火災報知器設備等と連動させる信号を発信させると
いった機能を有したもの)を経由してスプリンクラ用分
岐管116bがそれぞれ接続されており、各スプリンク
ラ用分岐管116bは、接続された各スプリンクラ用給
水竪管115bから水を取り出し自在になっている。ま
た、これら分岐供給管116a及びスプリンクラ用分岐
管116bのうち、配管配線ユニット115或いは熱交
換器ユニット111とは反対側は、シャフトケーシング
120を貫通する形で、対応するフロア空間25の共用
廊下106側に到達しており、しかも共用廊下106の
うち前記天井空間130aに到達している。そして、各
分岐供給管116aは、天井空間130aを介して対応
する居住部105b(即ち、シャフトケーシング120
に対応した居住部105bのこと)に、側壁107等を
適宜貫通する形で到達しており、該居住部105bに
は、該分岐供給管116aを介して水、温水、ガス、電
気等が供給されるようになっている。また、各住戸10
5の天井側等には、供給されてきた水を火災発生時等に
散水することのできる(ヘッド等を含んだ)スプリンク
ラ端末ユニット118が設置されており、前記スプリン
クラ用給水竪管115bは、前記天井空間130aを介
して、これらスプリンクラ端末ユニット118に水を供
給自在に接続されている。
【0030】また、シャフトケーシング120内の配管
配線ユニット115のうち各排水竪管119aには、図
8に示すように、各ユニット設置空間113において、
前記メータユニット117、117をそれぞれ介して分
岐排水管119がそれぞれ接続されており、各分岐排水
管119は、接続された排水竪管119aに雑廃水を輸
送自在になっている。また、分岐排水管119のうち、
配管配線ユニット115とは反対側は、シャフトケーシ
ング120を貫通する形で、対応するフロア空間25の
床下空間104a側に到達しており、この床下空間10
4aを介して対応する居住部105b(即ち、シャフト
ケーシング120に対応した居住部105bのこと)の
真下の位置に到達している。即ち、該居住部105bか
ら排水される雑廃水が、該分岐排水管119を介して排
水されるようになっている(なお別の実施例として、二
重床を形成せず、分岐排水管119を天井空間130a
等に配管することも可能である。)。更に、各ユニット
設置空間113内の、上述したメータユニット117、
117は、図6に示すように、シャフトケーシング12
0における共用廊下106側の側部120c近傍に設置
されている。側部120c近傍に配置されたメータユニ
ット117、117はその表示部を共用廊下106方向
に向けている。また、メータユニット117、117の
表示部に対応して、シャフトケーシング120の側部1
20cには覗き窓123が、防護柵109上側の開口部
109aに対応して設けられており、共用廊下106側
から該覗き窓123を介してメータユニット117、1
17の表示等が容易に読み取れるようになっている。
【0031】一方、各居住部105bには空調器ユニッ
ト125が設けられている。空調器ユニット125は、
居住部105b内に配置された図示しない室内器及び、
図7及び図9に示すように、共用廊下106のうち、該
居住部105bの近傍の天井空間130a内に設置され
た室外器125aを有しており、図示しない室内器と室
外器125aとの間は、天井空間130aを介して敷設
された連絡配管125bにより接続されている。なお、
廊下天井板130のうち、室外器125aに対応した位
置には、図示しない通気穴が設けられている。
【0032】マンション1は以上のように鉛直方向筒枠
構造体16と水平方向耐震構造体15と外殻構造物3に
より大架構柱梁を構成する構造となっているので、純ラ
ーメン構造による建築物等に比べて、単位水平面積内に
おいて設置すべき柱部材5、9の本数を極力減少させる
ことができ、よって各フロア空間25における平面計画
の自由度を極力向上させることができる。しかも、大架
構柱である鉛直方向筒枠構造体16をフレーム構造物1
00の外周部に配置せず内部中央に配置し、該鉛直方向
筒枠構造体16を囲む形で、従って該フレーム構造物1
00の外周部には、外殻構造物3を配置したので、外壁
面開口率を極力向上させることができる。なお、大架構
柱である鉛直方向筒枠構造体16をフレーム構造物10
0の内部中央に配置しているので、該鉛直方向筒枠構造
体16のみでは地震等による水平力に対する転倒スパン
が比較的小さい。しかし、鉛直方向筒枠構造体16が水
平力を受けた場合には、その力の一部は複数の水平方向
耐震構造体15を介して、転倒スパンの比較的大きな外
殻構造物3側に鉛直方向力として伝達される仕組みにな
っており、鉛直方向筒枠構造体16の柱脚に過大な軸力
がかかることが防止され(フレーム構造体100の崩壊
等が防止され)安全性が高い。またこのようにマンショ
ン1では、常時荷重(鉛直荷重)は主に外殻構造物3側
によって支持させ、また、地震等の際に発生する水平力
は主に鉛直方向筒枠構造体16側で抵抗させる構造にな
っている。従って、外殻構造物3の外側構造体41等に
おける複数の柱部材5は、その単位水平面積内において
設置すべき本数を極力減少させることができるばかりで
なく、これら柱部材5を鉄骨鉄筋コンクリート等で形成
した場合でも、それらの部材断面を極力小さくすること
ができるので、各フロア空間25における平面計画の自
由度は向上する。更に外殻構造物3では、鉛直方向筒枠
構造体16側からの力を水平方向耐震構造体15から直
接受ける内側構造体40と、外側構造体41との間が制
震梁17により接続されているので、大地震等による水
平力の一部は、鉛直方向筒枠構造体16側から外殻構造
物3に伝達され、該外殻構造物3内で内側構造体40か
ら外側構造体41に伝達されようとする間に制震梁17
により効果的に吸収されるようになる。よって、特に外
側構造体41等の柱部材5や梁部材6が損傷を受けるこ
とは極力防止される。また、制震梁17が外殻構造物3
内にのみ設置されており、しかもこのような設置態様に
より地震エネルギーの吸収が効果的に行われ得るように
なっている。従って、従来のように多数の制震手段を建
物内の多様な箇所に設置することと異なり、限定された
設置場所に集中させることができるので、平面計画上の
自由度が向上する。また、これら制震梁17はマンショ
ン1の外周部である外殻構造物3に設置されているの
で、メンテナンスを行う上でマンション1の内部での工
事を極力避けることができ都合がよい。
【0033】また、前記バルコニ部105aは前記制震
梁17に隣接して配置されているので、制震梁17のメ
ンテナンスは該バルコニ部105a付近で行われるた
め、住戸屋内等に立ち入る必要がなく、また作業用の足
場が確保されているので都合がよい。
【0034】また、熱交換器ユニット111や供給竪管
115a、スプリンクラ用給水竪管115b、排水竪管
119aに対する施工、メンテナンス等は、共用廊下1
06に位置する作業員が、防護柵109上側の開口部1
09aを介してシャフトケーシング120の扉122を
図6の矢印E方向に開放し、例えば熱交換器ユニット1
11の前面部111aにおける操作スイッチ112a等
を操作する形で容易に行える。同様に、メータユニット
117における検針やメンテナンス等も覗き窓123等
を介して共用廊下106側から容易に行える。
【0035】なお上述した実施例では、鉛直方向筒枠構
造体16の各面状耐震要素部材50は、上下方向の柱部
材9或いは接続柱12、梁部材10、ブレース13から
なる複数のトラス構造18を有する形で構成されてい
る。しかし、各面状耐震要素部材50は、図14に示す
ように、ブレース13等を採用せず、柱部材9及び梁部
材10に設置された複数の耐震壁32を有する形で構成
してもよい(この場合、耐震壁32の一部には各フロア
空間25の共用廊下6と吹き抜け空間16aとを連通す
るための図示しない開口部が形成されることにな
る。)。なお、各面状耐震要素部材50の有するトラス
構造18や耐震壁32の個数等は任意であってよい。ま
た上述した実施例では、各水平方向耐震構造体15は、
上下方向の柱部材9或いは接続柱12、梁部材10、ブ
レース13からなる複数のトラス構造18を有する形で
構成されている。しかし、各水平方向耐震構造体15
は、図14に示すように、ブレース13等を採用せず、
柱部材9及び梁部材10に設置された複数の耐震壁32
を有する形で構成してもよい。なお、各水平方向耐震構
造体15の有するトラス構造18や耐震壁32の個数等
は任意であってよい。
【0036】また上述した実施例では、外殻構造物3の
内側構造体40と外側構造体41を接続する制震手段と
して、図4(a)及び図4(b)に示す制震梁17を採
用したが、制震手段はこのような鋼材ダンパ(弾塑性ダ
ンパ)を採用したもの以外にも、合成樹脂系ダンパ(粘
弾性ダンパ)、オイルダンパ(粘性ダンパ)、鉛ダンパ
(摩擦ダンパ)等のパッシブ系エネルギー吸収型のダン
パを採用可能である。
【0037】更に上述した実施例では、鉛直方向筒枠構
造体16の有するブレース材16は、単純な線状の鋼材
からなるものであったが、このようなブレース材16の
代わりに制震機能をもったものを採用することも可能で
ある。即ち、地震の大部分を負担する鉛直方向筒枠構造
体16に高い靭性と履歴性状を有する制震ブレースユニ
ット(後述)を使用し、大地震時に降伏することにより
大きな履歴エネルギーを吸収するようにする。これによ
り構造体の損傷が極力防止され、大地震に際しても安全
性が高い。また、大架構構造と該制震ブレースユニット
を組み込むことで、建物全体の水平剛性と耐力を設計上
想定する地震レベルに対し制御することが可能になり、
高い耐震安全性と経済性をもつ建築物とすることが可能
である。更に、制震ブレースユニットの組込み位置が居
室内ではないので、メンテナンスや交換においても便利
である。
【0038】例えば制震ブレースユニットは、例えば図
12に示す制震ブレースユニット43のように構成され
る。制震ブレースユニット43は、格子状に接続された
柱部材9、9及び梁部材10、10の4つの接続位置S
Zのうち、対向する2つの接続位置SZ、SZどうしを
連絡するX字型の形状に形成されている。即ち、制震ブ
レースユニット43は、前記各接続位置SZにそれぞれ
接合された4つのブラケット部45及び、1つの中央部
パネル部46を有しており、各ブラケット部45と中央
部パネル部46の間は、線状の低降伏点鋼材47及びジ
ョイント部材49、49(即ち、中央部パネル部46と
低降伏点鋼材47の間及び、ブラケット部45と低降伏
点鋼材47の間にそれぞれジョイント部材49が介在し
ている)によりそれぞれ接続されている。
【0039】また例えば制震ブレースユニットは、例え
ば図13に示す制震ブレースユニット53のように構成
される。制震ブレースユニット53は、格子状に接続さ
れた柱部材9、9及び梁部材10、10の4つの接続位
置SZのうち、対向する2つの接続位置SZ、SZどう
しを連絡するX字型の形状に形成されている。即ち、制
震ブレースユニット53は、前記各接続位置SZにそれ
ぞれ接合された4つのブラケット部55及び、1つの中
央部パネル部56を有しており、各ブラケット部55と
中央部パネル部56の間は、線状鋼材57によりそれぞ
れ接続されている。そして、中央パネル部56は低降伏
点鋼材でできている。なお、構造計画平面上平面的に複
数箇所ある鉛直方向筒枠構造体16のトラス構造18の
うち、上述したような制震ブレースユニット43、53
にするものと、弾性状態を維持するブレース材16等の
ようなブレースを用いたものとを混在させることも可能
であり、建築物全体の水平剛性を弾性時から塑性化した
後も制御可能になる。
【0040】また別の実施例として、上述した外殻構造
物3の代わりに、図10及び図11に示すように外殻構
造物60を設けてもよい。即ち、上述した外殻構造物3
では、外側構造体41の柱部材5Bと、内側構造体40
の柱部材5Cとが制震梁17で接続された構成をなして
いたが、外殻構造物60では、図10及び図11に示す
ように、柱部材5B、5Cと制震梁17による組立構造
体の位置に、これととってかわる形で柱部材61が設け
られている(つまり外殻構造物60では、外側構造体4
1と内側構造体40が柱部材61を共有した形になって
いる。また、外殻構造物60における柱部材61以外の
構成は外殻構造物3と同様である。)。なお、柱部材6
1は、柱部材5等よりも部材断面が十分大きなものにな
っており、これにより制震手段がなくとも外殻構造物6
0の損傷を極力少なくし得るようになっている。外殻構
造物60を採用することにより、マンション1は、風や
小規模地震などによって生じる微弱な水平力に対しては
極力振動しないようになっており、高い居住性を実現す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第1の
発明は、内部に複数のフロア空間25等のフロア空間が
上下層状に形成された塔状住宅建築物において、上下方
向に伸延した鉛直方向筒枠構造体16等の筒枠状構造体
を有し、前記筒枠状構造体は、面状に形成された複数の
面状耐震要素部材50等の面状耐震要素部材により閉鎖
水平断面形状を形成する形で形成されており、前記筒枠
状構造体の周囲に、前記塔状住宅建築物の構造上の構造
外周面3a等の外周面を形成する形で外殻構造物3、6
0等の外殻構造体を設け、前記複数のフロア空間は、前
記筒枠状構造体と前記外殻構造体の間に形成されてお
り、前記筒枠状構造体と前記外殻構造体との間に、面状
に形成された複数の水平方向耐震構造体15等の耐震要
素構造体を、これら筒枠状構造体と外殻構造体とを接続
する形で上下方向に間隔L1等の所定の間隔で配設し、
前記複数の耐震要素構造体は、水平方向においては、前
記筒枠状構造体を中心とする放射方向に、前記筒枠状構
造体と前記外殻構造体とを接続する形で配置し、前記筒
枠状構造体内に吹き抜け空間16a等の吹き抜け空間を
上下方向に連通伸延した形で形成し、前記各フロア空間
に複数の住戸105等の住戸を、前記吹き抜け空間の周
囲に沿って配列設置し、前記各フロア空間に共用廊下1
06等の共用廊下を、前記複数の住戸と前記吹き抜け空
間の間に挾まれた形で、前記吹き抜け空間の周囲に沿っ
て設置し、前記吹き抜け空間に、水、ガス、電気を供給
自在な供給竪管115a等の供給本管及び、廃水を輸送
排出自在な排水竪管119a等の雑排水本管を、前記複
数のフロア空間に亙って上下方向に設置し、前記供給本
管及び前記雑排水本管は、前記共用廊下に隣接する形で
配置し、前記供給本管に、複数の分岐供給管116a等
の供給横管を、前記各フロア空間の前記各住戸に対応し
た形で、これら対応した住戸に、前記供給本管からの
水、ガス、電気を供給自在に接続し、前記雑排水本管
に、複数の分岐排水管119等の排水横管を、前記各フ
ロア空間の前記各住戸に対応した形で、これら対応した
住戸からの雑廃水を前記雑排水本管に輸送自在に接続し
て構成される。つまり本発明による大架構塔状住宅建築
物では、筒枠状構造体と耐震要素構造体と外殻構造体に
より大架構柱梁を構成する構造となっているので、純ラ
ーメン構造による建築物等に比べて、単位水平面積内に
おいて設置すべき柱部材の本数を極力減少させることが
でき、よって各フロア空間における平面計画の自由度を
極力向上させることができる。しかも本発明では、大架
構柱である筒枠状構造体(この部位はボイド空間として
使用)を建築物の外周部に配置せず内部中央に配置し、
該筒枠状構造体を囲む形で、従って該建築物の外周部に
は、外殻構造体を配置したので、外壁面開口率を極力向
上させることができる。なお、本発明では大架構柱であ
る筒枠状構造体を建築物の内部中央に配置しているの
で、該筒枠状構造体のみでは地震等による水平力に対す
る転倒スパンが比較的小さい。しかし、筒枠状構造体が
水平力を受けた場合には、その力の一部は複数の耐震要
素構造体を介して、転倒スパンの比較的大きな外殻構造
体側に鉛直方向力として伝達される仕組みになってお
り、筒枠状構造体の柱脚に過大な軸力がかかることが防
止され(建築物の崩壊等が防止され)安全性が高い。ま
たこのように本発明では、常時荷重(鉛直荷重)は主に
外殻構造体側によって支持させ、また、地震等の際に発
生する水平力は主に筒枠状構造体側で抵抗させる構造に
なっている。従って、外殻構造体における複数の柱部材
5等は、その単位水平面積内において設置すべき本数を
極力減少させることができるばかりでなく、これら柱部
材を鉄骨鉄筋コンクリート等で形成した場合でも、それ
らの部材断面を極力小さくすることができるので、各フ
ロア空間における平面計画の自由度は向上する。また、
水平荷重に抵抗する大架構では、各要素の断面と形状の
調整により建物の強度と水平剛性を適正に制御でき、安
全性と経済性を両立させた設計が可能となる。更に本発
明では、供給本管及び雑排水本管に対する、施工、メン
テナンス、検針等を、各フロア空間の共用廊下に隣接し
た位置(吹き抜け空間の位置)で、従って極力1ヶ所
で、該共用廊下側から好都合に行うことができる。ま
た、これら供給本管及び雑排水本管は、吹き抜け空間に
設置されるので、住戸側或いは共用廊下側においては、
これら供給本管及び雑排水本管を設置しなくても済み、
その結果、住戸を含めた各フロア空間における平面計画
の自由度が極力向上される。これにより、上下階での各
住戸等におけるプランや用途の違いにも対応できる集合
住宅となる。特に、雑排水本管が住戸内の位置になくて
済むので平面プラン上の自由度の向上は非常に大きい。
【0042】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明の大架構塔状住宅建築物において、前記吹き抜け空間
に、前記供給本管及び前記雑排水本管を被覆する形のシ
ャフトケーシング120等の収納ケーシングを設けたの
で、供給本管及び雑排水本管は子供などによるいたずら
から保護される。従って、第1の発明による効果に加え
て、供給本管及び雑排水本管はいたずら等から保護さ
れ、故障や破損を極力防ぐことができる。またこれに加
えて、収納ケーシングにより外観が改善され、住宅内の
美観が向上される。
【0043】また本発明のうち第3の発明は、第1の発
明の大架構塔状住宅建築物において、前記供給本管に、
複数の熱交換器ユニット111等の水加熱器を、前記各
フロア空間の前記各住戸にそれぞれ対応した形で、かつ
前記供給本管から水を受け取り、受け取った水を加熱自
在で、かつこれら対応した住戸に前記加熱した温水を供
給自在な形で接続設置し、前記水加熱器は、前記共用廊
下を挾んで該水加熱器と対応した住戸と対向する形で、
前記吹き抜け空間に、前記供給本管及び前記雑排水本管
に隣接配置したので、第1の発明による効果に加えて、
水加熱器に対する、施工、メンテナンス等を、前記供給
本管や雑排水本管に対する施工、メンテナンス等を行う
位置と略同じ場所で行え、従って施工、メンテナンス等
は極力1ヶ所で、該共用廊下側から好都合に行うことが
できる。また、水加熱器も、吹き抜け空間側に設置され
るので、住戸側或いは共用廊下側においては、該水加熱
器を設置しなくても済み、その結果、住戸を含めた各フ
ロア空間における平面計画の自由度が更に向上される。
【0044】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明の大架構塔状住宅建築物において、前記吹き抜け空間
に、スプリンクラ用水を供給自在なスプリンクラ用給水
竪管115b等のスプリンクラ用水供給本管を、前記複
数のフロア空間に亙って上下方向に設置し、前記スプリ
ンクラ用水供給本管は、前記供給本管及び前記雑排水本
管に隣接配置し、前記スプリンクラ用水供給本管に、複
数のスプリンクラ用分岐管116b等のスプリンクラ用
水供給横管を、前記各フロア空間に対応した形で、該フ
ロア空間側に、前記スプリンクラ用水供給本管からのス
プリンクラ用水を供給自在に接続し、前記各スプリンク
ラ用水供給横管の前記フロア空間側に、スプリンクラ端
末ユニット118等のスプリンクラ端末ユニットを、該
スプリンクラ用水供給横管により供給されてきたスプリ
ンクラ用水を前記各フロア空間において散布自在な形で
接続したので、第1の発明による効果に加えて、スプリ
ンクラ用水供給本管に対する、施工、メンテナンス等
を、前記供給本管や雑排水本管に対する施工、メンテナ
ンス等を行う位置と略同じ場所で行え、従って施工、メ
ンテナンス等は極力1ヶ所で、該共用廊下側から好都合
に行うことができる。また、スプリンクラ用水供給本管
は、吹き抜け空間側に設置されるので、住戸側或いは共
用廊下側においては、該スプリンクラ用水供給本管を設
置しなくても済み、その結果、住戸を含めた各フロア空
間における平面計画の自由度が更に向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による大架構塔状住宅建築物の
一例であるマンションにおける、梁部材や柱部材による
フレーム構造物を示した模式斜視図である。
【図2】図2は、図1のフレーム構造物を示した水平断
面図である。
【図3】図3は、図1のフレーム構造物を示した側断面
図である。
【図4】図4(a)は、図1のフレーム構造物に設置さ
れた制震梁を示した側面図、図4(b)は、図4(a)
のX1−Y1線断面図である。
【図5】図5は、図1に示すマンションのフロア空間等
の様子を示した水平断面図である。
【図6】図6は、図5におけるシャフトケーシング付近
の拡大図である。
【図7】図7は、図6のI矢視図である。
【図8】図8は、図7のX2−Y2線断面図である。
【図9】図9は、図7のX3−Y3線断面図である。
【図10】図10は、本発明による大架構塔状住宅建築
物の別の一例であるマンションにおける、梁部材や柱部
材によるフレーム構造物を示した模式斜視図である。
【図11】図11は、図10のフレーム構造物を示した
水平断面図である。
【図12】図12は、別の形のトラス構造を示した側面
図である。
【図13】図13は、別の形のトラス構造を示した側面
図である。
【図14】図14は、別の形の水平方向耐震構造体及び
鉛直方向筒枠構造体を示した側面図である。
【符号の説明】
1……塔状住宅建築物、大架構塔状住宅建築物(マンシ
ョン) 3……外殻構造体(外殻構造物) 3a……外周面(構造外周面) 15……耐震要素構造体(水平方向耐震構造体) 16……筒枠状構造体(鉛直方向筒枠構造体) 16a……吹き抜け空間 25……フロア空間 50……面状耐震要素部材 60……外殻構造体(外殻構造物) 105……住戸 106……共用廊下 111……水加熱器(熱交換器ユニット) 115a……供給本管(供給竪管) 115b……スプリンクラ用水供給本管(スプリンクラ
用給水竪管) 116a……供給横管(分岐供給管) 116b……スプリンクラ用水供給横管(スプリンクラ
用分岐管) 118……スプリンクラ端末ユニット 119……排水横管(分岐排水管) 119a……雑排水本管(排水竪管) 120……収納ケーシング(シャフトケーシング) L1……間隔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に複数のフロア空間が上下層状に形成
    された塔状住宅建築物において、 上下方向に伸延した筒枠状構造体を有し、 前記筒枠状構造体は、面状に形成された複数の面状耐震
    要素部材により閉鎖水平断面形状を形成する形で形成さ
    れており、 前記筒枠状構造体の周囲に、前記塔状住宅建築物の構造
    上の外周面を形成する形で外殻構造体を設け、 前記複数のフロア空間は、前記筒枠状構造体と前記外殻
    構造体の間に形成されており、 前記筒枠状構造体と前記外殻構造体との間に、面状に形
    成された複数の耐震要素構造体を、これら筒枠状構造体
    と外殻構造体とを接続する形で上下方向に所定の間隔で
    配設し、 前記複数の耐震要素構造体は、水平方向においては、前
    記筒枠状構造体を中心とする放射方向に、前記筒枠状構
    造体と前記外殻構造体とを接続する形で配置し、 前記筒枠状構造体内に吹き抜け空間を上下方向に連通伸
    延した形で形成し、 前記各フロア空間に複数の住戸を、前記吹き抜け空間の
    周囲に沿って配列設置し、 前記各フロア空間に共用廊下を、前記複数の住戸と前記
    吹き抜け空間の間に挾まれた形で、前記吹き抜け空間の
    周囲に沿って設置し、 前記吹き抜け空間に、水、ガス、電気を供給自在な供給
    本管及び、廃水を輸送排出自在な雑排水本管を、前記複
    数のフロア空間に亙って上下方向に設置し、 前記供給本管及び前記雑排水本管は、前記共用廊下に隣
    接する形で配置し、 前記供給本管に、複数の供給横管を、前記各フロア空間
    の前記各住戸に対応した形で、これら対応した住戸に、
    前記供給本管からの水、ガス、電気を供給自在に接続
    し、 前記雑排水本管に、複数の排水横管を、前記各フロア空
    間の前記各住戸に対応した形で、これら対応した住戸か
    らの雑廃水を前記雑排水本管に輸送自在に接続して構成
    した大架構塔状住宅建築物。
  2. 【請求項2】前記吹き抜け空間に、前記供給本管及び前
    記雑排水本管を被覆する形の収納ケーシングを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の大架構塔状住宅建築物。
  3. 【請求項3】前記供給本管に、複数の水加熱器を、前記
    各フロア空間の前記各住戸にそれぞれ対応した形で、か
    つ前記供給本管から水を受け取り、受け取った水を加熱
    自在で、かつこれら対応した住戸に前記加熱した温水を
    供給自在な形で接続設置し、 前記水加熱器は、前記共用廊下を挾んで該水加熱器と対
    応した住戸と対向する形で、前記吹き抜け空間に、前記
    供給本管及び前記雑排水本管に隣接配置したことを特徴
    とする請求項1記載の大架構塔状住宅建築物。
  4. 【請求項4】前記吹き抜け空間に、スプリンクラ用水を
    供給自在なスプリンクラ用水供給本管を、前記複数のフ
    ロア空間に亙って上下方向に設置し、 前記スプリンクラ用水供給本管は、前記供給本管及び前
    記雑排水本管に隣接配置し、 前記スプリンクラ用水供給本管に、複数のスプリンクラ
    用水供給横管を、前記各フロア空間に対応した形で、該
    フロア空間側に、前記スプリンクラ用水供給本管からの
    スプリンクラ用水を供給自在に接続し、 前記各スプリンクラ用水供給横管の前記フロア空間側
    に、スプリンクラ端末ユニットを、該スプリンクラ用水
    供給横管により供給されてきたスプリンクラ用水を前記
    各フロア空間において散布自在な形で接続したことを特
    徴とする請求項1記載の大架構塔状住宅建築物。
JP20425996A 1996-07-15 1996-07-15 大架構塔状住宅建築物 Pending JPH1030349A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11324039A (ja) * 1998-05-13 1999-11-26 Taisei Corp 集合住宅における配管・配線システム
JP2002174042A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Arai Gumi Ltd スケルトン・インフィル集合住宅
JP2013208408A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高天井施設の排煙システム
JP2014231724A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 株式会社竹中工務店 建物
US10307833B2 (en) 2015-02-04 2019-06-04 No Screw Ltd. Cutting tool comprising a cutting tool holder and a cutting insert therefor

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