JPH1030352A - パレット落下防止装置 - Google Patents

パレット落下防止装置

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JPH1030352A
JPH1030352A JP18508596A JP18508596A JPH1030352A JP H1030352 A JPH1030352 A JP H1030352A JP 18508596 A JP18508596 A JP 18508596A JP 18508596 A JP18508596 A JP 18508596A JP H1030352 A JPH1030352 A JP H1030352A
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lever
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Sadahiro Murakami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作時の騒音を低減可能なパレット落下防止
装置を提供する。 【解決手段】 シャフト27に回動自在に取り付けられ
たレバー28は、ロッド30を介して電磁ソレノイド3
2の可動鉄芯31に連結されている。電磁ソレノイド3
2を励磁すると可動鉄芯31が吸引されるため、レバー
28は図1(a)の退避位置に保持され、励磁を止める
と、レバー28は自重で図1(b)に示す設定位置に移
動する。一端が側壁24に固定された取付金具34に固
定され、他端が可動鉄芯31の取付杵35に固定された
コイルばね36は、レバー28が自重で退避位置から設
定位置へ移動する際に、その移動とは反対方向にレバー
28を付勢すると共に、保持壁38と接触しない位置に
レバー28を停止させる。このため、レバー28が移動
を停止する際に、保持壁38と衝突することがなく、衝
突音(騒音)が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車を載置する
パレットを昇降させる立体駐車機に取り付けられ、該パ
レットの落下を防止するパレット落下防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の駐車スペースを確保
するために、自動車を載置するパレットを、モータに駆
動されたチェーンによって昇降させる立体駐車機が実用
化されている。ここで、このような立体駐車機において
は、パレットを上昇させた位置に保持する場合、通常、
チェーンによりパレットを保持しているが、万が一、こ
のチェーンが切れた場合にでもパレットが落下しないよ
うにするため、パレット落下防止装置が装着されてい
る。
【0003】そして、この種のパレット落下防止装置
は、パレットの昇降経路に出し入れ可能なレバーを備え
ており、レバーをパレットの昇降経路に突出させること
でパレットを支えると共に、レバーをパレットの昇降経
路から退避させることでパレットの昇降の妨げにならな
いように構成されている。
【0004】このように、レバーを突出/退避させるた
めの機構の一つとして、例えば、レバーを回動自在に取
り付けると共に、このレバーの下部に当接して、該レバ
ーをパレットの昇降経路に突出させた設定位置に保持す
る保持部材と、ロッドを介してレバーに連結された可動
鉄芯を通電によって吸引し、レバーを設定位置からパレ
ットの昇降経路に交差しない退避位置まで回動させる電
磁ソレノイドとを設けたものが知られている。
【0005】そして、このような機構を有するパレット
落下防止装置では、レバーは、電磁ソレノイドへの通電
によって退避位置に保持され、通電を止めることによっ
て設定位置に保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような装
置では、レバーを退避位置から設定位置へ移動させる時
に、レバーを自重又は設定位置方向に向けて付勢するば
ねによって回動させ、保持部材に衝突させることによっ
て停止させているため、その衝突の際に大きな騒音が発
生するという問題があった。
【0007】また、レバーを設定位置から退避位置へ移
動させる時も、可動鉄芯の動作に伴って、電磁ソレノイ
ドから騒音が発生するという問題があった。即ち、この
種の電磁ソレノイドでは、可動鉄芯に作用する吸引力を
大きくするために、吸引された可動鉄芯の端部と対向す
る位置に、その移動を規制するストッパを兼ねた磁性材
が配置されており、吸引された可動鉄芯が、この磁性材
に衝突して騒音が発生するのである。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するために、
動作時の騒音を低減可能なパレット落下防止装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、所
定の支持軸に回動自在に取り付けられ、自動車を載置す
るパレットの昇降経路に突出可能に形成されたパレット
受け部と、該パレット受け部に当接して、該パレット受
け部を上記パレットの昇降経路に突出させた設定位置に
保持する保持部材と、外部からの指令に従い、上記パレ
ット受け部を、上記保持部材から引き離す方向に回動さ
せ、上記パレットの昇降経路とは交差しない退避位置に
保持するアクチュエータと、を備えたパレット落下防止
装置において、上記パレット受け部を自重によって上記
退避位置から上記設定位置へ回動させた時に、上記パレ
ット受け部を、弾性力によって回動を阻止する方向に付
勢するばね部材を設けたことを特徴とする。
【0010】このように構成された本発明のパレット落
下防止装置においては、外部から指令に従って、アクチ
ュエータが、パレット受け部を支持部材から引き離す方
向に回動させることにより、パレット受け部は、パレッ
トを支持可能な設定位置からパレットを昇降可能とする
退避位置まで移動し、この退避位置で保持される。
【0011】一方、アクチュエータの駆動をやめ、アク
チュエータの可動部が自由に動作できる状態にすると、
パレット受け部は、自重によって退避位置から設定位置
に向けて回動する。このとき、ばね部材が、パレット受
け部を、弾性力によって回動を阻止する方向に付勢する
ため、パレット受け部は、十分に減速された状態で保持
部材に当接する。
【0012】従って、本発明のパレット落下防止装置に
よれば、パレット受け部と保持部材とが当接する際に発
生する衝突音を低減させることができる。次に請求項2
に記載の発明は、請求項1に記載のパレット落下防止装
置において、上記ばね部材の弾性力は、上記パレット受
け部に加わる重力と上記保持部材の近傍にて均衡し、上
記保持部材が上記パレット受け部から離れた位置に保持
されるよう設定されていることを特徴とする。
【0013】従って、本発明のパレット落下防止装置に
よれば、パレット受け部を退避位置から設定位置に移動
させた時に、パレット受け部は、保持部材に当接するこ
となく停止して、その場に保持されるため、衝突時の騒
音を防止することができる。なお、保持部材は、パレッ
トが実際に落下して、パレット受け部に自重以上の大き
な力が加えられた場合にのみ、パレット受け部を支持す
ることになる。
【0014】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のパレット落下防止装置におい
て、上記ばね部材は、上記パレット受け部が上記保持部
材近傍の所定区間内にある場合にのみ弾性力を発生する
ことを特徴とする。即ち、ばね部材は、保持部材近傍の
所定区間内という短い区間でのみ変形して弾性力を発生
すればよいようにされている。
【0015】従って、本発明のパレット落下防止装置に
よれば、ばね部材の変形量を小さくできるため、ばね部
材の精度や強度の耐久性、延いては装置の信頼性を向上
させることができる。なお、ばね部材として、請求項4
に記載のように、パレット受け部或は該パレット受け部
と共に動作するアクチュエータの可動部を釣支する伸縮
ばねを用いてもよいし、請求項5に記載のように、パレ
ット受け部を直接付勢するように支持軸に巻き付けられ
たねじりばねを用いてもよい。
【0016】次に、請求項6に記載の発明は、請求項1
ないし請求項5のいずれかに記載のパレット落下防止装
置において、上記アクチュエータは、リング状に巻回さ
れた磁気コイルと、該磁気コイルの中空部に摺動可能に
挿通され、一端に接続されたリンク部材を介して上記パ
レット受け部を駆動する可動鉄芯と、を備え、上記可動
鉄芯の移動が規制されることのないように構成されてい
ることを特徴とする。
【0017】つまり、本発明のパレット落下防止装置に
おいては、電磁コイルを励磁して可動鉄芯を吸引した時
に、可動鉄芯と衝突して可動鉄芯の移動を規制する部材
が存在しないため、可動鉄芯の移動時に、衝突音等の騒
音を発生させることがない。従って、本発明のパレット
落下防止装置によれば、パレット受け部を設定位置から
保持位置に移動させる時にも、騒音の発生を防止でき
る。
【0018】なお、本発明における電磁ソレノイドで
は、吸引された可動鉄芯の端部と対向する位置に磁性材
が配置されていないため、該位置に磁性材が配置されて
いるものと比べて、可動鉄芯に作用する吸引力が弱い
が、本発明のパレット落下防止装置では、ばね部材によ
って、パレット受け部を設定位置から退避位置に回動さ
せる向きに付勢力が働いてるため、比較的小さな吸引力
で、パレット受け部を回動させることができる。その結
果、磁性材を配置しなくても、電磁ソレノイドを大型化
することなく装置を構成できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図3は、(a)が第1実施例のパレット落
下防止装置が適用された立体駐車機の概略構成を表す側
面図、(b)がそのA−A断面図である。
【0020】図3に示すように、立体駐車機2は、上下
2段に自動車を駐車可能に構成されたものであり、上段
に駐車する自動車を載置するためのパレット4と、パレ
ット4を昇降して上段位置或は下段位置に保持する昇降
機構6と、昇降機構6を駆動するモータ8と、昇降機構
6及びモータ8等の動作を制御する制御装置10とによ
り構成されている。
【0021】このうち、昇降機構6は、パレット4の長
手方向に沿った両側部に夫々2本ずつ立設された合計4
本の支柱Pと、パレット4の長手方向に沿った各側部毎
に設けられた各2本の支柱Pに夫々固定される2本の桁
Kとを備えている。そして、各支柱Pの上部には、スプ
ロケット12が設けられており、各スプロケット12に
は、パレット4を昇降させるチェーン14が掛け止めら
れている。なお、各スプロケット12は、パレット4の
長手方向の両端部に位置するもの毎に、夫々共通の駆動
軸16,17に取り付けられており、一方の駆動軸16
は、モータ8により直接回転駆動され、他方の駆動軸1
7は、各駆動軸16,17に取り付けられた駆動力伝達
用のスプロケット13及びチェーン15を介して回転駆
動される。
【0022】また、各桁Kの下部には、本実施例のパレ
ット落下防止装置20が夫々2個ずつ、ボルトによって
固定されている。ここで、図2は、パレット落下防止装
置20の正面図であり、(a)はカバー取付時、(b)
はカバー除去時の状態を表す。また、図1は図2(a)
におけるB−B断面図であり、(a)がレバー退避時、
(b)がレバー設定時の状態を表す。
【0023】図1,2に示すように、パレット落下防止
装置20は、当該装置20を桁Kへ固定するためのネジ
孔22aが形成された取付板22と、取付板22から垂
設された一対の側壁24とからなる筐体を備えており、
その前面と後面とには、樹脂製のカバー25,26が取
り付けられている。なお、前面のカバー25には、後述
するレバー28を出し入れするための開口25aが形成
されている。
【0024】そして、筐体の内部には、両側壁24によ
って支持されたシャフト27に回動自在に取り付けられ
たパレット受け部としてのレバー28と、レバー28の
側壁からシャフト27と並行に突設された取付軸28a
に揺動可能に取り付けられたロッド30と、レバー28
の上方に配置され、ロッド30の一端が揺動可能に取り
付けられた可動鉄芯31を吸引してロッド30を上方に
引き上げる電磁ソレノイド32と、側壁24に固定され
たL字状の取付金具34に一端が固定され、他端が可動
鉄芯31に螺合されたネジからなる取付杵35に固定さ
れたコイルばね36と、側壁24に固定され、レバー2
8が所定位置に移動すると取付軸28aと接触してレバ
ー28の移動を検出する図示しないマイクロスイッチと
が設けられている。
【0025】また、レバー28の下部には、側壁24と
一体に形成された保持部材としての保持壁38と、保持
壁38の前面に、保持壁38の上部よりわずかに突出す
るように接着されたゴム板40が設けられている。ここ
で、図4は、電磁ソレノイド32の構成を表す説明図で
あり、(a)は正面図、(b)は一部破断面を含む側面
図である。
【0026】図4に示すように、電磁ソレノイド32
は、中空のボビン42に巻回された磁気コイル44と、
ボビン42の中空部に摺動可能に挿通された可動鉄芯3
1と、ホビン42の両端に夫々設けられたリング状のフ
ランジ45と、ボビン42,磁気コイル44,フランジ
45を収納するケース46と、ケース46を側壁24に
固定するための取付金具48と、磁気コイル44への通
電を行うためのリード線49とにより構成されている。
【0027】なお、ケース46と磁気コイル44との隙
間には、磁気コイル44の放熱を向上させ、防水性を確
保すると共に、磁気コイル44のがたつきを防止するた
めに、エポキシ樹脂50が充填されている。また、ケー
ス46及びフランジ45は同じ磁性材料からなり、可動
鉄芯31と共に、磁気コイル44が発生する磁束を通す
ための磁路を形成するようにされている。更に可動鉄芯
31の先端部には、ロッド30固定用のネジ孔31a
と、取付杵35固定用のネジ孔31bとが形成されてい
る。
【0028】この様に構成された電磁ソレノイド32に
おいては、リード線49からの通電がなく、磁気コイル
44が励磁されていない場合、可動鉄芯31はボビン4
2の中空部を自由に摺動する。一方、リード線49から
の通電があり、磁気コイル44が励磁されると、可動鉄
芯31はボビン42の中空部内に吸引され、図4(b)
に示す位置に保持される。
【0029】次に、本実施例のパレット落下防止装置2
0の動作について説明する。まず、電磁ソレノイド32
が励磁されていない場合、可動鉄芯31は自由に摺動可
能な状態にある。このため、レバー28は、その自重に
よって回動し、図1(b)に示すように、レバー28の
先端部をカバー25の開口25aから外部に突出させた
位置(以下、設定位置と呼ぶ)に保持される。
【0030】なお、この設定位置とは、レバー28,ロ
ッド30,可動鉄芯31に加わる重力と、可動鉄芯31
の移動と共に引き伸ばされたコイルばね36の弾性力と
が均衡する位置であり、レバー28の下部が、保持壁3
8及びゴム板40と接することのないようにされてい
る。
【0031】このように、レバー28が設定位置にある
時に電磁ソレノイド32を励磁すると、可動鉄芯31が
電磁ソレノイド32の内部に吸引されることにより、ロ
ッド30は上方に引き上げられる。その結果、レバー2
8は、図1(a)に示すように、その全体が筐体内に収
納される位置(以下、退避位置と呼ぶ)まで回動する。
【0032】このとき、レバー28(及びロッド30,
可動鉄芯31)は、コイルばね36によって回動を助け
る方向に付勢されているので、電磁ソレノイド32は、
比較的小さな吸引力にてレバー28を回動させることが
できる。また、レバー28が退避位置にある時に、電磁
ソレノイド32の励磁を止めると、可動鉄芯31は再び
自由に摺動可能な状態になるため、レバー28は、レバ
ー28,ロッド30,可動鉄芯31に加わる重力によっ
て回動し、設定位置に戻る。
【0033】このとき、レバー28(及びロッド30,
可動鉄芯31)は、コイルばね36によって回動とは逆
方向に付勢されているので、ゆっくりと設定位置まで回
動する。そして設定位置近傍で振動しながら最終的に設
定位置に保持されるが、設定位置近傍で振動しても、ゴ
ム板40と接触するだけで、保持壁38とは接触せず、
騒音が発生することなく回動を停止する。
【0034】なお、パレット落下防止装置20は、立体
駐車機2において、設定位置に保持されたレバー28
が、パレット4の昇降経路と交差するように配設され、
パレット4を支持するチェーン14が切れた時には、レ
バー28によりパレット4を支持する。このとき、レバ
ー28は、パレット4の重みで設定位置からされに回動
するが、保持壁38がレバー28の下部に当接して、レ
バー28の回動を止めるため、パレット4はレバー28
の位置から落下することなく確実に支持される。
【0035】また、パレット4の昇降時には、電磁ソレ
ノイド32を励磁すれば、レバー28をパレット4の昇
降経路から退避させることができるため、パレット4の
昇降を妨げることがない。以上説明したように、本実施
例のパレット落下防止装置20では、レバー28を設定
位置から退避位置へ回動させる方向に付勢するコイルば
ね36を設け、レバー28が退避位置から設定位置まで
移動する時の移動速度が小さくなるようにされていると
共に、コイルばね36の弾性力とレバー28(及びロッ
ド30,可動鉄芯31)に加わる重力とは、レバー28
と保持壁38とが接触しない設定位置にて均衡するよう
にされている。
【0036】従って、本実施例のパレット落下防止装置
20によれば、レバー28を退避位置から設定位置まで
回動させた時に、レバー28を保持壁38に衝突させる
ことなく設定位置に停止させることができ、その結果、
レバー28と保持壁38とが衝突することによる騒音の
発生を防止することができる。
【0037】また、本実施例のパレット落下防止装置2
0によれば、電磁ソレノイド32(ボビン42)の中空
部に、吸引力を向上させるための磁性体等を設けること
なく、可動鉄芯31が自由に摺動できるようにされてい
るので、電磁ソレノイド32を励磁して可動鉄芯31を
吸引した時に可動鉄芯31が衝突音を発生することがな
い。
【0038】なお、本実施例で用いられる電磁ソレノイ
ド32は、ボビン42の中空部に磁性体を設けたタイプ
の電磁ソレノイドに比べて吸引力が劣るが、本実施例で
は、コイルばね36の付勢により比較的小さな吸引力で
レバー28を移動させることができるため、必要な吸引
力を発生させるために電磁ソレノイド32を大型化する
ことなく、装置を構成できる。
【0039】更に、本実施例のパレット落下防止装置2
0によれば、筐体の前後を覆うカバー25,26とし
て、樹脂製のものを使用しているため、当該装置20を
軽量化することができ、しかも、樹脂製のカバー25,
26は、筐体内部で発生した騒音と共鳴することがない
ため、騒音を最大限に低減できる。
【0040】ここで、上記実施例では、コイルばね36
を取付杵35に固定し、レバー28を退避位置から設定
位置まで回動させる時に、その動き始めから回動とは逆
方向の付勢力がレバー28に加えられるように構成され
ているが、図5(a)に示すように、レバー28が退避
位置にある時に、コイルばね36と取付杵35とは、互
いに離れた状態にあり、レバー28が回動して可動鉄芯
31が所定長さだけ引き出されると、図5(b)に示す
ように、コイルばね36の端部と取付杵35とが互いに
係合して、以後、コイルばね36が回動とは逆方向の付
勢力を発生するように構成してもよい。
【0041】この場合、コイルばね36の変形量が小さ
いため、コイルばね36の耐久性と設定位置の精度とを
向上させることができ、延いては、当該装置20の信頼
性を向上させることができる。また、上記実施例では、
コイルばね36を用いているが、図6に示すように、棒
状の金属材料を二次元的に稲妻形に屈曲してなるジグザ
グばね37を用いてもよい。このジグザグばね37の一
端は取付金具34に固定され、長孔のリング37aが形
成された他端は、取付杵35を遊嵌するように構成され
ている。
【0042】そして、図6(a)(及び図6(c)の実
線)に示すように、電磁ソレノイド32が励磁され可動
鉄芯31が吸引されることにより、レバー(ここでは図
示せず)が退避位置まで回動すると、リング37aの上
端に係合した取付杵35により圧縮されたジグザグばね
37は、可動鉄心31を押し下げる方向に付勢力を発生
し、レバーが必要以上に回動してしまうことを防止す
る。即ち、レバーが所定の退避位置より回動しすぎる
と、電磁ソレノイド32の励磁を止めた時に、レバー
は、逆方向に回動してしまったり、回動できずに停止し
たままでいたりする場合があり、このような事態が発生
することを防止しているのである。
【0043】一方、図6(b)(及び図6(c)の点
線)に示すように、電磁ソレノイド32の励磁を止める
ことにより、レバーが回動して電磁ソレノイド32から
可動鉄芯31が所定長さだけ引き出されると、リング3
7aの下端に係合した取付杵35により引き伸ばされた
ジグザグばね37は、以後、可動鉄芯31を引き上げる
方向、即ちレバーの回動とは逆方向の付勢力を発生す
る。
【0044】このように一端にリング37aが形成さ
れ、該リング37aにより取付杵35を遊嵌するように
構成されたジグザグばね37を用いることにより、図5
に示したコイルばね36を用いた場合と同様の効果が得
られるだけでなく、電磁ソレノイド32を励磁した時に
はレバーが必要以上に回動しないため、電磁ソレノイド
32の励磁を止めた時にレバーを確実に設定位置まで回
動させることができ、装置の信頼性を向上させることが
できる。
【0045】また、ジグザグばね37は、二次元的に屈
曲されたものであり、横から見ると、図6(c)に示す
ように極めて薄い形状をしているため、幅の狭い位置に
も好適に配設することができ、延いては装置を小型化す
ることができる。次に、第2実施例について説明する。
【0046】本実施例のパレット落下防止装置20a
は、コイルばね36(及びそれに附属する取付金具3
4,取付杵35)を用いる代わりに、ねじりばね52を
用いた以外は、第1実施例のパレット落下防止装置20
と全く同様である。即ち、図7,図8に示すように、本
実施例のパレット落下防止装置20aは、シャフト27
に巻き付けられたねじりばね52を備えており、ねじり
ばね52の一端は、ねじりばね52が回転しないよう
に、側壁24に形成された固定孔24aに固定され、他
端は、レバー28の取付軸28aに固定されている。
【0047】なお、図8では、本実施例の特徴部分であ
るねじりばね52の構成を見やすくするために、保持壁
38及びゴム板40を省略している。そして、ねじりば
ね52は、レバー28が図7(a)に示す退避位置にあ
る時に、緩んだ状態にあり、レバー28を図7(b)に
示す設定位置に向けて回動させると弾性力が発生し、回
動とは逆方向にレバー28を付勢する。また、電磁ソレ
ノイド32が励磁されていない時に、レバー28は、レ
バー28,ロッド30,可動鉄芯31に加わる重力と、
ねじりばね52の弾性力とが均衡する位置(設定位置)
に保持され、その設定位置は、保持壁38及びゴム板4
0に接触しないように設定されている。
【0048】即ち、第1実施例とは、使用するばねの種
類と、ばねの取付位置とが異なるだけで、パレット落下
防止装置20aとしての動作は、第1実施例と全く同様
である。従って、本実施例のパレット落下防止装置20
aでも、第1実施例と全く同様の効果を得ることができ
る。
【0049】なお、本実施例においても、ねじりばね5
2の一端を取付軸28aに固定するのではなく、レバー
28が所定量だけ回動すると、ねじりばね52と取付軸
28aとが係合して、その場所からねじりばね52によ
る付勢が開始されるように構成してもよい。
【0050】次に、第3実施例について説明する。本実
施例のパレット落下防止装置20bは、第2実施例のパ
レット落下防止装置20aとは、ねじりばねの形状、及
びレバーの構成が一部異なるだけであるので、この異な
る部分についてのみ説明する。
【0051】図9に示すように、本実施例のパレット落
下防止装置20bにおいて、レバー28は、保持壁38
の上端と対向する面の上部に、取付軸28aと並行に突
設された規制軸28bを備えている。そして、規制軸2
8bの一端には、ゴムリング29が取り付けられてお
り、レバー28が自由に回動した場合、レバー28より
先にこのゴムリング29が、保持壁38の上端に当接す
るようにされている。
【0052】一方、ねじりばね53は、シャフトの周囲
を巻回するように配置された本体53aと、ねじ止め可
能な長孔を有する固定部53bと、取付軸28a及びゴ
ムリング29の間に突出された接触部53cとを備えて
いる。なお、接触部53cの先端には樹脂がコーティン
グされており、取付軸28aが接触した時の衝撃を吸収
するようにされている。
【0053】そして、ねじりばね53は、固定部53b
を挿通して側壁24に形成されたネジ孔24bに螺合さ
れるネジ54により、側壁24に固定されている。な
お、図9(a)では、図8と同様に、本実施例の特徴部
分であるねじりばね52の構成を見やすくするために、
保持壁38を省略している。
【0054】このように構成されたパレット落下防止装
置20bでは、電磁ソレノイド32が励磁されていない
場合、レバー28は、その先端を筐体から突出させた設
定位置まで自重によって回動する。このとき、ねじりば
ね53は、図9(c)に示すように、取付軸28aと接
触して回動とは反対方向の付勢力を発生し、レバー28
を、該レバー28の下端及びゴムリング29が保持壁3
8と接触しない位置に保持する。
【0055】一方、電磁ソレノイド32が励磁された場
合、可動鉄芯31が吸引されることにより、レバー28
は、その先端を筐体内に退避させた退避位置まで回動す
る。このとき、ねじりばね53は、図9(b)に示すよ
うに、ゴムリング29と接触して、レバー28が必要以
上に回動することを防止する。
【0056】以上説明したように、本実施例のパレット
落下防止装置20bによれば、レバー28が退避位置か
ら設定位置に回動する時には、取付軸28aがねじりば
ね53と接触して、レバー28の移動速度が小さくなる
ようにされていると共に、レバー28と保持壁38とが
接触しない位置に保持されるようにされているので、レ
バー28と保持壁38とが衝突することによる騒音の発
生を防止することができる。
【0057】また、本実施例のパレット落下防止装置2
0によれば、電磁ソレノイド32が励磁され、レバー2
8が設定位置から退避位置に回動する時には、規制軸2
8bに取り付けられたゴムリング29がねじりばね53
と接触し、レバー28が必要以上に回動することがない
ようにされているので、電磁ソレノイド32の励磁を止
めた時に、レバー28を確実に設定位置まで回動させる
ことができ、装置の信頼性を向上させることができる。
【0058】更に、本実施例では、接触部53cの先端
部にコーティングされた樹脂が、接触部53cと取付部
28aとの衝突時の衝撃を吸収し、また規制軸28bに
取り付けられたゴムリング29が、接触部53cとゴム
リング29との衝突時の衝撃を吸収するため、動作時の
騒音をより低減することができる。
【0059】また更に、本実施例では、ねじりばね53
は、固定部53bの長孔にネジ54を取り付けることで
側壁24に固定されているので、ねじりばね53の取付
位置を調整することができる。このため、繰り返し使用
されることにより、ねじりばね53の弾性が劣化し、レ
バー28と保持壁38とが接触して騒音を発生するよう
になったとしても、ねじりばね53の取付位置を調整し
て、レバー28と保持壁38とが接触しないように再設
定することができ、部品(ねじりばね53)を交換する
ことなく長期に渡って使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のパレット落下防止装置の構成及
び動作を表す断面図である。
【図2】 第1実施例のパレット落下防止装置の正面図
である。
【図3】 パレット落下防止装置が適用された立体駐車
機の概要を表す説明図である。
【図4】 電磁ソレノイドの正面図及び一部破断面を含
む側面図である。
【図5】 コイルばねの他の取付状態、及び動作を表す
説明図である
【図6】 コイルばねの代わりジグザグばねを使用した
場合の取付状態、及び動作を表す説明図である。
【図7】 第2実施例のパレット落下防止装置の構成及
び動作を表す断面図である。
【図8】 第2実施例のパレット落下防止装置の正面図
である。
【図9】 第3実施例のパレット落下防止装置の構成及
び動作を表す説明図である。
【符号の説明】
2…立体駐車機 4…パレット 6…昇
降機構 8…モータ 10…制御装置 12,1
3…スプロケット 14,15…チェーン 16,17…駆動軸 20,20a,20b…パレット落下防止装置 2
2…取付板 24…側壁 25,26…カバー 27…
シャフト 28…レバー 28a…取付軸 28b
…規制軸 29…ゴムリング 30…ロッド 31…
可動鉄芯 32…電磁ソレノイド 34…取付金具 35…
取付杵 36…コイルばね 37…ジグザグばね 38…
保持壁 40…ゴム板 42…ボビン 44…
磁気コイル 45…フランジ 46…ケース 48…
取付金具 49…リード線 50…エポキシ樹脂 52,
53…ねじりばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の支持軸に回動自在に取り付けら
    れ、自動車を載置するパレットの昇降経路に突出可能に
    形成されたパレット受け部と、 該パレット受け部に当接して、該パレット受け部を上記
    パレットの昇降経路に突出させた設定位置に保持する保
    持部材と、 外部からの指令に従い、上記パレット受け部を、上記保
    持部材から引き離す方向に回動させ、上記パレットの昇
    降経路とは交差しない退避位置に保持するアクチュエー
    タと、 を備えたパレット落下防止装置において、 上記パレット受け部を自重によって上記退避位置から上
    記設定位置へ回動させた時に、上記パレット受け部を、
    弾性力によって回動を阻止する方向に付勢するばね部材
    を設けたことを特徴とするパレット落下防止装置。
  2. 【請求項2】 上記ばね部材の弾性力は、上記パレット
    受け部に加わる重力と上記保持部材の近傍にて均衡し、
    上記保持部材が上記パレット受け部から離れた位置に保
    持されるよう設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載のパレット落下防止装置。
  3. 【請求項3】 上記ばね部材は、上記パレット受け部が
    上記保持部材近傍の所定区間内にある場合にのみ弾性力
    を発生することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のパレット落下防止装置。
  4. 【請求項4】 上記ばね部材は、上記パレット受け部或
    は該パレット受け部と共に動作する上記アクチュエータ
    の可動部を釣支する伸縮ばねであることを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパレット落下
    防止装置。
  5. 【請求項5】 上記ばね部材は、上記支持軸に巻き付け
    られたねじりばねであることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれかに記載のパレット落下防止装置。
  6. 【請求項6】 上記アクチュエータは、 リング状に巻回された磁気コイルと、 該磁気コイルの中空部に摺動可能に挿通され、一端に接
    続されたリンク部材を介して上記パレット受け部を駆動
    する可動鉄芯と、 を備え、上記可動鉄芯の移動が規制されることのないよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項5のいずれかに記載のパレット落下防止装置。
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