JPH10303536A - 半田用フラックス這い上がり防止剤組成物 - Google Patents

半田用フラックス這い上がり防止剤組成物

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JPH10303536A
JPH10303536A JP10784097A JP10784097A JPH10303536A JP H10303536 A JPH10303536 A JP H10303536A JP 10784097 A JP10784097 A JP 10784097A JP 10784097 A JP10784097 A JP 10784097A JP H10303536 A JPH10303536 A JP H10303536A
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JP
Japan
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solvent
group
composition
polymer
chf
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JP10784097A
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English (en)
Inventor
Seisaku Kumai
清作 熊井
Toshiharu Otaka
俊治 尾高
Harumi Mihara
晴美 三原
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Seimi Chemical Co Ltd
Original Assignee
Seimi Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • H05K3/285Permanent coating compositions
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3452Solder masks

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】地球環境、作業環境上の問題がないフラックス
這い上がり防止剤の提供。 【解決手段】炭素数4〜14のポリフルオロアルキル基
を有する不飽和エステルの単独重合体もしくは共重合
体、または、炭素数4〜14のポリフルオロアルキル基
を有する不飽和エステルと該エステル以外の重合しうる
化合物との共重合体からなる重合体(A)、および、H
FC系溶剤またはHFE溶剤からなる溶剤(B)、を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板等に
電子部品を半田付けする際に、フラックスの這い上がり
を防止する目的で用いられる組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に各種部品を半田付けした
り、ICをICソケットに半田付けする場合等には、あ
らかじめフラックス処理をして半田の接着性を向上させ
ることが行われている。フラックスは酸性成分を含み腐
食性があるため、半田付けが不必要な部分にはフラック
スの浸透や付着を防ぐためにフラックス這い上がり防止
剤が塗布されている。
【0003】従来のフラックス這い上がり防止剤として
は、ポリフルオロアルキル基を含有する含フッ素化合物
またはポリフルオロアルキル基を含有する含フッ素重合
体を必須成分として含む組成物が開示されている(特開
昭60−49859)。そして、従来の這い上がり防止
剤組成物中には、ヘプタン等の炭化水素系溶剤、酢酸エ
チル等のエステル系溶剤、R−113等のクロロフルオ
ロカーボン(CFC)、沸点60〜120℃のペルフル
オロカーボン(PFC)、またはメタキシレンヘキサフ
ルオリド、またはパラキシレンヘキサフルオリド等の含
フッ素芳香族炭化水素系溶剤が溶剤として含まれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、炭化水素系溶
剤またはエステル系溶剤を含むものは、該有機溶剤が可
燃性を有するために作業領域の安全上の問題があった。
また、フラックス這い上がり防止剤中に含まれる含フッ
素化合物または含フッ素重合体は、通常フッ素含量が5
0%以上あり、炭化水素系有機溶剤への溶解性が低い問
題もあった。CFCを含むものは、CFCがオゾン層を
破壊する問題があり、R−113自体が、フロン規制に
より今後使用できない問題がある。PFCを含むもの
は、PFCが地球温暖化係数の高いものである問題があ
る。含フッ素芳香族炭化水素系溶剤を含むものは、可燃
性であり、臭気がひどい問題がある。
【0005】これに対して、含フッ素重合体中に炭化水
素系オレフィンを共重合体させ、有機溶剤への溶解性を
高める提案もある。しかし、フラックス這い上がり防止
性能が不十分になる問題がある。また、乳化剤を用いて
分散系にする試みもあるが、乳化安定性が不十分である
問題もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するためになされたものであり、下記重合体(A)
および下記溶剤(B)を含むことを特徴とする半田用フ
ラックス這い上がり防止剤組成物を提供する。 重合体(A):炭素数4〜14のポリフルオロアルキル
基を有する不飽和エステルの単独重合体もしくは共重合
体、または、炭素数4〜14のポリフルオロアルキル基
を有する不飽和エステルと該エステル以外の重合しうる
化合物との共重合体。 溶剤(B):ヒドロフルオロカーボン系溶剤、または、
ヒドロフルオロエーテル系溶剤。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における重合体(A)は、
炭素数4〜14のポリフルオロアルキル基を有する不飽
和エステルの単独重合体もしくは共重合体、または、炭
素数4〜14のポリフルオロアルキル基を有する不飽和
エステルと該エステル以外の重合しうる化合物との共重
合体である。以下において、「ポリフルオロアルキル
基」を「Rf 基」と記載する。
【0008】Rf 基は、アルキル基の水素原子の2個以
上がフッ素原子に置換された基を意味する。また、Rf
基中に非置換の水素原子が残っている場合に、該水素原
子は塩素原子に置換されていてもよい。たとえば、Rf
基は、末端部分がCF2 H−、CF2 Cl−等である基
であってもよい。
【0009】本発明におけるRf 基の炭素数は4〜14
であり、6〜12が好ましい。Rfの構造は直鎖または
分岐構造のいずれであってもよいが、直鎖構造が好まし
い。分岐構造である場合には、分岐部分がRf 基の末端
部分に存在し、かつ、短鎖である場合が好ましい。
【0010】Rf 基のフッ素原子数は、[(Rf 基中の
フッ素原子数)/(Rf 基に対応する同一炭素数のアル
キル基中に含まれる水素原子数)]×100%で表現し
た場合に60%以上が好ましく、特に80%以上が好ま
しく、とりわけ100%であるのが好ましい。なお、以
下においてアルキル基の水素原子の100%が置換され
たRf 基を「ペルフルオロアルキル基」と記載する。ペ
ルフルオロアルキル基の炭素数は6〜12が好ましい、
また、ペルフルオロアルキル基は、直鎖構造であるのが
好ましい。
【0011】炭素数4〜14のRf 基を含有する不飽和
エステルとしては、アクリロイル基またはメタクリロイ
ル基とRf 基とを含む化合物が好ましく、特に、下式a
で表される化合物が好ましい。 Rf1−Q1 −OCOC(R1 )=CH2 ・・式a
【0012】ただし、式aにおけるRf1は、炭素数4〜
14のRf 基を示し、Q1 に結合する炭素原子にフッ素
原子が結合している基である。Rf1は、炭素数4〜14
のペルフルオロアルキル基が好ましく、特に直鎖のペル
フルオロアルキル基が好ましい。Q1 は2価連結基を示
し、下式中に示される基が好ましい。R1 は水素原子ま
たはメチル基を示す。
【0013】式aで表される化合物としては、下記化合
物が挙げられる。 CF3 (CF27 (CH22 OCOCH=CH2
CF3 (CF27 (CH22 OCOC(CH3 )=
CH2 、CF3 (CF29 (CH22 OCOCH=
CH2 、CF3 (CF29 (CH22 OCOC(C
3 )=CH2 、(CF32 CF(CF26 (CH
22 OCOCH=CH2 、(CF32 CF(CF
26 (CH22 OCOC(CH3 )=CH2 、CF
3 (CF27 SO2 N(C37 )(CH22 OC
OCH=CH2 、CF3 (CF27 SO2 N(C3
7 )(CH22 OCOC(CH3 )=CH2
【0014】炭素数4〜14のRf 基を有する不飽和エ
ステルは、1種または2種以上を用いうる。2種以上を
用いる場合には、Rf 基部分の炭素数が異なる2種以上
の化合物を用いるのが好ましい。
【0015】重合体(A)は、炭素数4〜14のRf
を有する不飽和エステルの1種を重合させた単独重合体
または2種以上を重合させた共重合体、または、炭素数
4〜14のRf 基を有する不飽和エステル1種以上と該
不飽和エステル以外の重合しうる化合物(以下、該化合
物を「他の重合しうる化合物」と記す。)の1種以上と
を重合させた共重合体のいずれであってもよい。
【0016】他の重合しうる化合物としては、前記炭素
数4〜14のRf 基を有する不飽和エステル以外の化合
物であり、かつ、重合性の不飽和基を有する化合物であ
れば特に限定されず、公知ないしは周知の化合物が採用
できる。たとえば、エチレン、塩化ビニル、酢酸ビニ
ル、スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメ
タクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−
エチルヘキシルメタクリレート、ポリ(オキシアルキレ
ン)アクリレート、ポリ(オキシアルキレン)メタクリ
レート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート等が挙げられる。他の重合しうる化合物も、1種
または2種以上を用いうる。
【0017】重合体(A)は、溶剤(B)に分散性また
は可溶性であるのが好ましく、特に可溶性であるのが好
ましい。重合体(A)のフッ素含量は、50〜80重量
%が好ましく、特に60〜70重量%が好ましい。共重
合体とする場合には、重合体(A)中のRf 基を有する
不飽和エステルの割合は、60〜95重量%が好まし
く、特に80〜90重量%が好ましい。また、重合体
(A)の分子量は1×104 〜1×105 が好ましく、
特に2×104 〜5×104 が好ましい。組成物中の重
合体(A)の濃度は、0.01〜2重量%が好ましく、
特に0.1〜1.0重量%が好ましい。
【0018】重合体(A)の製造方法としては、Rf
を有する不飽和エステル、または、Rf 基を有する不飽
和エステルと他の重合しうる化合物とを、後述の溶剤
(B)に溶解させ、アゾ化合物や過酸化物等の重合開始
剤の存在下に、溶液重合させる方法が好ましい。また、
溶剤(B)以外の溶剤を用いて溶液重合を行い、重合後
に、該溶剤を溶剤(B)に置換してもよい。
【0019】本発明における溶剤(B)は、ヒドロフル
オロカーボン系溶剤、または、ヒドロフルオロエーテル
系溶剤である。溶剤(B)のうちヒドロフルオロカーボ
ン(HFCともいう)系溶剤としては、HFCとして知
られている化合物のうち、溶剤として使用可能なものの
なかから選ばれるのが好ましい。
【0020】HFC系溶剤は、オゾン層を破壊しない溶
剤である。また、同じフッ素化炭化水素系溶剤であって
も、芳香族炭化水素系溶剤であるメタキシレンヘキサフ
ルオリド、パラキシレンヘキサフルオリド等は、可燃性
物質であり、臭気の問題もあるのに対して、脂肪族炭化
水素系溶剤の部分フッ素化物であるHFC系溶剤は、大
部分が不燃性であり、かつ、臭気がない利点がある。ま
た、脂肪族炭化水素系溶剤の過フッ素化物(ペルフルオ
ロカーボン)は、オゾン層を破壊しない溶剤であるもの
の大気圏での残留性が非常に長く、高い赤外線吸収能に
より地球温暖化係数が高く、将来使用禁止となる可能性
が高い問題もある。これに対し、本発明におけるHFC
は、該問題がほとんどない利点もある。
【0021】HFCは鎖状または環状構造のいずれの構
造であってもよく、鎖状のHFCとしては、直鎖構造で
あっても分岐構造であってもよく直鎖構造が好ましい。
鎖状のHFCの炭素数は4〜7であるものが好ましい。
また、環状のHFCとしては、炭素数が4以上であるも
のが好ましく、特に4〜8が好ましい。さらに、HFC
は、飽和(不飽和結合を含まない)のHFCが好まし
い。
【0022】本発明におけるHFCとしては、以下のも
のが好ましい。 炭素数4の鎖状のHFCの例:CF3 CF2 CF2 CH
2 F、CF3 CF2 CH2 CF3 、CHF2 CF2 CF
2 CHF2 、CHF2 CHFCF2 CHF2 、CF3
2 CF2 CHF2 、CF3 CHFCH2 CF3 、CH
2 CHFCHFCHF2 、CF3 CH2 CF2 CH
3 、CF3 CF2 CH2 CH3 、CF3 CHFCF2
3 、CHF2 CH2 CF2 CH3
【0023】炭素数5の鎖状のHFCの例:CF3 CF
2 CF2 CHFCF3 、CHF2 CF2 CF2 CF2
3 、CHF2 CF2 CF2 CF2 CHF2 、CF3
H(CF3 )CH2 CF3 、CF3 CHFCF2 CH2
CF3 、CF3 CF(CF3 )CH2 CHF2 、CHF
2 CHFCF2 CHFCHF2 、CF3 CH2 CF2
2 CF3 、CHF2 CF2 CF2 CHFCH3 、CH
2 CH2 CF2 CH2 CHF2 、CF3 CH2 CH2
CH2 CF3 、CF3 CHFCHFCF2 CF3
【0024】炭素数6の鎖状のHFCの例:CF3 CF
2 CF2 CF2 CF2 CHF2 、CF3 CF2 CF2
2 CF2 CH2 F、CF3 CH(CF3 )CHFCF
2 CF3 、CHF2 CF2 CF2 CF2 CF2 CHF
2 、CF3 CF2 CH2 CH(CF3 )CF3 、CF3
CF2 CH2 CH2 CF2 CF3 、CF3 CH2 CF2
CF2 CH2 CF3 、CF3 CF2 CF2 CF2 CH2
CF3 、CF3 CH(CF3 )CH2 CH2 CF3 、C
HF2 CF2 CH2 CH2 CF2 CHF2 、CF3 CF
2 CF2 CH2 CH2 CH3
【0025】炭素数7以上のHFCの例:CF3 CF2
CF2 CF2 CF2 CF2 CHF2 、CF3 (CF2
7 CH2 CH3
【0026】環状のHFCの例(ただし、下記構造の両
末端の結合は連結して環構造を形成しているものとす
る):−CF2 CF2 CF2 CHFCF2 CHF−、−
CF2 CF2 CHFCHF−、−CF2 CF2 CF(C
3 )CH2 −、−CH2 CF2 CF2 CF2 −、−C
HFCHFCF2 CF2 CF2 CF2 −、−CH2 CH
FCF(CF3 )CF2 −、−CH2 CF2 CF2 CH
(CF3 )−、−CF2 CF2 CHFCHFCF2 CH
F−、−CF2 CF2 CH2 CH2 −、−CF2 CF
(CF3 )CH2 CH2 −、−CHFCHFCHFCH
FCF2 CF2 −、−CH2 CH2 CF2 CF2 CF2
CF2 −、−CH(CF3 )CH(CF3 )CF2 CF
2 CF2 CF2 −、−[C(CH322 CF(CF
3 )CF2 CF2 −、−CF2 CH2 CH2 CF(CH
3 )CF(CF3 )−。
【0027】また、ヒドロフルオロエーテル(HFEと
もいう)としては、環状であっても鎖状であってもよく
環状のものが入手しやすいことから好ましい。またHF
Eの炭素数は4〜7であるものが好ましい。HFEも飽
和のHFEが好ましい。
【0028】HFEとしては、下記化合物が挙げられ
る。 CH2 FCF2 OCHF2 、CF3 CF2 CF2 OCH
2 F、CHF2 CF2 CH2 OCH3 、CF3 CF2
2 OCHF2 、CHF2 CF2 CH2 OCF3 、CH
2 CF2 OCH2 CHF2 、CF3 CH2 OCF2
2 F、CF3 CF2 OCH2 CHF2 、CF3 CF2
CF2 OCH2 CH3 、CF3 CF2 CF2 OCH2
HF2 、CF3 CF2 CF2 OCH2 CF3 、CF3
2 CH2 OCF2 CHF2 、CHF2 CF2 CH2
CF2 CF3 、CF3 CF2 CH2 OCF2 CF3
(CF32 CHCF2 OCH3 、CF3 CF2 CF2
CH2 OCH3 、CF3 CHFCF2 CH2 OCHF
2 、CF3 CHFCF2 CH2 OCF3 、CF3 CF2
CF2 OCH2 CF2 CHF2 、CF3 CF2 CF2
CH2 CF2 CF3 、CF3 CF2 CF2 CF2 OCH
3 、CF3 CF2 CF2 CF2 OCH2 CH3
【0029】フラックス這い上がり防止剤組成物を処理
する方法としては、プリント基板等の部品に該組成物を
コーティングした後、加熱処理して溶剤を除去する方法
が好ましい。その際に溶剤の沸点が低すぎると溶剤除去
の速度が早すぎて皮膜に欠陥が生じ、フラックス這い上
がり防止特性が不十分となるおそれがあるため、溶剤
(B)の沸点は40℃以上が好ましい。一方、溶剤
(B)の沸点が高すぎると溶剤除去のためのエネルギー
コストが高くなり、また、溶剤が皮膜中に残存してフラ
ックス這い上がり防止特性が不十分となるおそれがある
ため、溶剤の沸点は140℃以下が好ましい。
【0030】すなわち、本発明における溶剤(B)とし
ては、沸点が40〜140℃の範囲にあるヒドロフルオ
ロカーボン系溶剤、または、ヒドロフルオロエーテル系
溶剤が好ましい。本発明における溶剤は、オゾン層を破
壊せず、地球温暖化ガスをほとんど生じない利点があ
り、また、大部分が不燃性であるため、安全性の点にお
いても優れている。
【0031】さらに、本発明における溶剤(B)は、プ
リント基板の樹脂材料を侵さないものであるのが好まし
く、特に2,3−ジヒドロデカフルオロペンタン(CF
3 CHFCHFCF2 CF3 :沸点55℃。商品名:バ
ートレルXF。)、[ペルフルオロ(n−)ブチル]メ
チルエーテル(CF3 (CF23 OCH3 :沸点60
℃)、[ペルフルオロ(n−)ブチル]エチルエーテル
(CF3 (CF23OC25 :沸点73℃)、1,
2−ジヒドロオクタフルオロシクロペンタン(沸点79
℃。商品名:ゼオローラ。)が特に好ましい。溶剤
(B)は1種のみを用いてもよく、2種以上を用いても
よい。
【0032】また、本発明の組成物は、溶剤(B)以外
の溶剤を含んでいてもよい。組成物中に含ませうる溶剤
(B)以外の溶剤としては、不活性流体であるPFC、
含フッ素芳香族系のメタキシレンヘキサフルオリド等が
挙げられる。溶剤(B)以外の溶剤量は、組成物中に3
0重量%以下であるのが好ましい。
【0033】さらに本発明の組成物は、他の成分を含ん
でいてもよい。他の成分としては、防錆効果を高めるた
めのアルキルメルカプタン類、ベンゾイミダゾール類等
の化合物が挙げられる。
【0034】本発明の組成物は、プリント基板の表面に
処理することにより重合体(A)の被膜が表面に形成さ
れたプリント基板を与える。本発明の組成物を適用する
箇所としては、プリント基板等のコンデンサ等の電子部
品を半田付けする際に、半田用フラックスの這い上がり
がおこりうる箇所が挙げられ、半田フラックスが不要な
箇所に付着するのを防止できる。たとえば、基板に取り
付ける電子部品の付け根部分、電子部品を取り付ける側
の基板表面、電子部品を取り付ける基板に設けられたス
ルーホール等が挙げられる。
【0035】
【実施例】
[例1]容量300mlのステンレス製オートクレーブ
に、CF3 (CF27 (CH22 OCOCH=CH
2 を54g、バートレルXFを116g、アゾビスイソ
ブチロニトリルを0.75g仕込み、窒素置換を行った
後、65℃で15時間反応させた。冷却後、ガスクロマ
トグラフで分析した結果、CF3 (CF27 (CH
22 OCOCH=CH2 の反応率は99%以上であっ
た。生成物は、透明な液状組成物であり、重合反応が順
調に進行したことがわかった。重合反応終了後の粗液の
可燃性試験を行い、不燃性であることを確認した。
【0036】[例2]容量300mlのステンレス製オ
ートクレーブに、CF3 (CF27 (CH22 OC
OCH=CH2 を44g、シクロヘキシルメタクリレー
トを10g、バートレルXFを116g、アゾビスイソ
ブチロニトリルを0.75g仕込み、窒素置換を行った
後、65℃で15時間反応させた。冷却後、ガスクロマ
トグラフで分析した結果、CF3 (CF27 (CH
22 OCOCH=CH2 およびシクロヘキシルメタク
リレートの反応率は99%以上であった。生成物は、透
明な液状組成物であり、重合反応が順調に進行したこと
がわかった。
【0037】[例3]溶剤をバートレルXFからゼオロ
ーラに変えたこと以外は、例2と同様の条件で重合反応
を行った。冷却後、ガスクロマトグラフで分析した結
果、反応率は99%以上であった。生成物は、透明な液
状組成物であり、重合反応が順調に進行したことがわか
った。また得られた液状組成物は不燃性であった。
【0038】[例4]溶剤をバートレルXFからCF3
(CF23 OCH3 に変えること以外は、例2と同様
の条件で重合反応を行った。冷却後、ガスクロマトグラ
フで分析した結果、反応率は99%以上であった。生成
物は、透明な液状組成物を与え、重合反応が順調に進行
したことがわかった。また得られた液状組成物は不燃性
であった。
【0039】[例5(比較例)]溶剤をバートレルXF
からヒドロフルオロクロロカーボン(CClF2
3:沸点32.1℃)に変えること以外は、例2と同
様の条件で重合反応を行った。冷却後、ガスクロマトグ
ラフで分析した結果、反応率は99%以上であった。生
成物は、透明な液状組成物を与え、重合反応が順調に進
行したことがわかった。
【0040】[評価方法] (1)造膜性の評価 例1〜5で得た液状組成物を、例1、2のものはバート
レルXFで、例3のものはゼオローラで、例4のものは
CF3 (CF)3 OCH3 で、例5のものはCClF2
CH3 で、ポリマー濃度が1重量%となるように希釈
し、試験用組成物1〜5を得た。それぞれの試験用組成
物をプリント基板の非半田面に塗布した後、加熱処理に
より溶剤を除去し、プリント基板表面に塗膜を形成させ
た。塗膜の表面の状態を目視で判定した。結果を表1に
示す。
【0041】(2)フラックス這い上がり防止性能の評
価 容器に約2mmの深さまでフラックスを入れ、その上に
(1)で作成した表面に塗膜が形成されたプリント基板
を乗せ、1分間放置した。1分後にプリント基板のスル
ーホールを通してフラックス這い上がりの有無を目視で
判定した。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明のフラックス這い上がり防止剤組
成物は、オゾン層破壊や地球温暖化の心配のない特定の
溶剤(B)を含むため、地球環境上きわめて有利な組成
物である。また、該溶剤(B)は、不燃性であり臭気の
問題もないため、作業環境上においても有利である。
【0044】さらに、該組成物の溶剤(B)は、重合体
(A)中のフッ素含量が増えたとしても溶解性にも優れ
るため、組成物中のフッ素含量を適宜変更させることも
できる。したがって、非常に汎用性にも優れる。さらに
該組成物は、従来と同等のフラックス這い上がり防止性
能を示し、かつ、優れた表面形状を有する塗膜を形成し
うる利点もある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記重合体(A)および下記溶剤(B)を
    含むことを特徴とする半田用フラックス這い上がり防止
    剤組成物。 重合体(A):炭素数4〜14のポリフルオロアルキル
    基を有する不飽和エステルの単独重合体もしくは共重合
    体、または、炭素数4〜14のポリフルオロアルキル基
    を有する不飽和エステルと該エステル以外の重合しうる
    化合物との共重合体。 溶剤(B):ヒドロフルオロカーボン系溶剤、または、
    ヒドロフルオロエーテル系溶剤。
  2. 【請求項2】溶剤(B)の沸点が、40〜140℃であ
    る請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】溶剤(B)が、不燃性の溶剤である請求項
    1または2記載の組成物。
  4. 【請求項4】溶剤(B)が、2,3−ジヒドロデカフル
    オロ(n−)ペンタン、[ペルフルオロ(n−)ブチ
    ル]メチルエーテル、[ペルフルオロ(n−)ブチル]
    エチルエーテル、または1,2−ジヒドロオクタフルオ
    ロシクロペンタンである請求項1、2または3記載の組
    成物。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の組成物で
    処理することにより、重合体(A)の被膜が表面に形成
    されたプリント基板。
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