JPH10304294A - ディジタル磁気記録再生装置 - Google Patents

ディジタル磁気記録再生装置

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JPH10304294A
JPH10304294A JP9105032A JP10503297A JPH10304294A JP H10304294 A JPH10304294 A JP H10304294A JP 9105032 A JP9105032 A JP 9105032A JP 10503297 A JP10503297 A JP 10503297A JP H10304294 A JPH10304294 A JP H10304294A
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猛規 古山
Hiroaki Kikuchi
弘晃 菊地
Hiroshi Kiriyama
宏志 桐山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路を増やすことなく内部基準信号のカラーフ
レーム位相に合った再生信号が得られるようにする。 【解決手段】再生時、コントロール信号の位相を4/3
フィールドだけ進相させて回転ドラムのロックを維持す
る。再生された圧縮ディジタル信号が第1のECCデコ
ーダに供給されて内符号による第1のエラー訂正処理が
なされ、エラー訂正処理された圧縮ディジタル信号が第
2のECCデコーダに供給されて外符号による第2のエ
ラー訂正処理がなされる。これらエンコーダ用メモリの
読み出しタイミングを調整(遅延)して、内部基準信号
とカラーフレーム位相が同期した再生出力信号を得る。
コントロール信号を進相させているので、記録時と再生
時とで回転位相を変えないでも回転ドラムのロックが保
たれる。デコーダ用メモリを使用するため回路を増やさ
ないでカラーフレーミングをとることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルビデオ
テープレコーダ(VTR)などに適用して好適なディジ
タル磁気記録再生装置に関する。詳しくは、回転ドラム
の回転位相を所定フィールドだけ進相させるか、若しく
は遅相させると共に、読み出したディジタル再生信号を
エラー訂正用デコーダで所定時間遅延させることによっ
て、回転ドラムのロック状態を外すことなく内部基準信
号のカラーフレーム位相に、そのカラーフレーム位相が
ロックした状態でディジタル再生信号が得られるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルVTRなどの磁気記録再生装
置、例えばハンディータイプのディジタルVTRでは、
内部で生成された内部基準信号(カラーフレーミング用
内部基準信号)に基づいて回転ドラムに対するサーボ信
号やテープに記録するフィールド周波数のコントロール
信号(CTL)などが生成される。そしてこの内部基準
信号に基づいてデジタル信号(デジタルビデオ信号やデ
ジタルオーディオ信号など)を記録したり、またこの内
部基準信号に基づいてデジタル再生信号を処理してい
る。
【0003】図6に示すような複数の磁気ヘッドを有す
る回転ドラムを用いたVTRに適用した場合を次に説明
する。同図に示す回転ドラム20には180°離れた位
置に片側4個づつ記録ヘッドRa〜Rhが取り付けられ
ると共に、これらと90°離れた位置に再生ヘッドPa
〜Phが取り付けられる。再生ヘッドPa〜Phは記録
モードのとき、記録と同時再生用の確認ヘッド(Con
fiヘッド)として使用される場合もある。これら磁気
ヘッドR、Pを使用したときのテープフォーマットの一
例を図7に示す。
【0004】同図はコンポーネント記録方式ディジタル
ビデオテープレコーダのフォーマットの例を示すもの
で、ビデオデータV1,V2の間に4チャネルのオーデ
ィオデータA1〜A4が記録される。SATはサーボ基
準信号であり、Tcaはアナログオーディオ信号用のキ
ュー(cue)トラックであり、TCはタイムコード用
トラックである。また、Ttcはコントロール信号CT
L用のトラックである。
【0005】1フィールドは3セグメント構成で、1セ
グメントは2つのトラックで構成されるので、1フレー
ムは6セグメント、12トラック構成となる。したがっ
て内部基準信号REFとセグメントとの関係は図8のよ
うなものとなる。この例ではデジタル信号を記録する場
合、内符号を用いたエラー訂正と外符号を用いたエラー
訂正を併用した場合を示す。また記録するビデオ信号と
してはNTSC方式のビデオ信号を例示する。
【0006】NTSC方式のビデオ信号の場合、同図A
の内部基準信号REFはカラーフレーミング(カラーフ
レーム位相)との関係から4フィールドシーケンス(カ
ラー位相単位)の信号形態となされる。同図Bはビデオ
サーボ用の信号SCであり、また同図Cに示すコントロ
ール信号CTLは4フィールドでカラーフレームが完結
するように、パルスのデューティーがフィールドによっ
て異ならされている。図ではパルスデューティーが65
%、50%、50%、50%となされている。
【0007】また、オーディオデータとの間ではオーデ
ィオデータのサンプリング周波数(44.1KHz)と
フィールド周波数(59.94Hz)との関係から5フ
ィールド完結となるので、5フィールドごとにサーボ信
号のデューティーを変更している。図では5フィールド
ごとに35%のデューティーとなされている。
【0008】内部基準信号REFとコントロール信号C
TLとは時間taだけ相対的にずらされており、そし
て、この例では同図Dのように内部基準信号REFに対
してtbだけ遅れて入力ビデオ信号Dinが入力する。
【0009】入力ビデオ信号Dinはディジタル変換処
理やエラー訂正用コード(ECCパリティーコード)を
付加するための処理などによってtc(同図D)なる遅
延が生ずる。tcだけ遅れて入力ディジタル信号を記録
すると、内部基準信号REFとフィールド位相が全く合
わなくなるので、実際に信号の記録が開始されるのは、
内部基準信号REFと同期をとる関係でさらにtdだけ
遅れることになる(同図E,F)。
【0010】また、1フィールド3セグメントの入力デ
ィジタル信号は、4つのヘッドRa〜Rd(Re〜R
h)で交互に順次記録されるものであるから、1セグメ
ントのデータはほぼ2/3フィールドの時間をかけて記
録されることになる。そのため、記録時間軸は同図Fの
ように1セグメントの2倍の長さとなる。
【0011】なお、4つのヘッドで記録する場合、その
記録タイミングは各ヘッド間に僅かな時間差が発生する
が、図8ではこれを省略して同一タイミングで記録され
ているように図示している。
【0012】図8G以降は記録時の確認再生モードでの
タイミングチャートを示す。再生ヘッドPは記録ヘッド
Rに対して90゜ずれているので、teだけ遅れて再生
される(同図G)。
【0013】この再生信号PBaが再生処理回路系に入
力することによって入力時と同様な時系列となる(同図
H)。この再生信号PBbに対して内符号によるECC
訂正処理を行い(同図I)、そしてこの訂正された再生
信号PBcに対してさらに外符号によるECC訂正処理
が行われるため(同図J)、それぞれ訂正処理時間によ
る信号の遅延tf、tgが生ずる。
【0014】内符号と外符号とによるエラー訂正処理が
済むと、ディジタルビデオ信号の復号化と伸張処理が行
われるが、この処理はフィールド単位で行われる。その
ため、エラー訂正処理されたディジタルビデオ信号PB
dに対して伸張処理されたディジタル再生信号PBoは
丁度1フィールド遅れで出力される(同図K)。
【0015】ここで、1フィールド遅れで出力されるデ
ィジタル再生信号PBoが内部基準信号REFに同期し
た状態で出力されるようにするため、ECCエンコーダ
から読み出されるタイミングが調整される。図の例で
は、それぞれ1.5セグメント分の遅延tf、tgを取
ることによって、内部基準信号REFに同期したディジ
タル再生信号PBoを出力させることができる。したが
って最終的に得られる再生信号PBoは同図Kに示すよ
うに内部基準信号REFに対して2.5フレーム遅れで
出力される。
【0016】以上の処理によって最終的に出力される確
認信号は内部基準信号に同期(フィールド同期)した状
態で出力されるが、図8Aのカラーフレーム位相とは同
期していない。1フィールド分だけずれている。
【0017】記録同時再生モードでもカラーフレーム位
相が合致していればよいが、カラーフレーム位相を合わ
せ込むことは困難であり、また記録同時再生モードは記
録状態を確認するだけであるので、カラーフレーム位相
まで一致させることもない。
【0018】しかし、この記録同時再生モードとは異な
り、通常の再生モードではディジタル再生信号のカラー
フレーム位相が内部基準信号REFのカラーフレーム位
相と一致する必要がある。それは、ディジタル再生信号
を利用して他のディジタルビデオ信号などと共に編集処
理などを行うにあたっては、他のディジタルビデオ信号
のカラーフレーム位相との関係で、それらとディジタル
再生信号のカラーフレーム位相が合致している必要があ
るからである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラーフレ
ームの位相を合わせるには図9A、B、Cのように、基
準同期信号REFに対して再生信号PBoを3フィール
ド分遅相(遅延)させるか、1フィールド分進相させれ
ばよい。3フィールド分遅延させるためには専用の遅延
回路を設ける必要があるので余り得策な解決手段とは言
い難い。
【0020】再生信号PBoを1フィールド進相させる
場合には、コントロール信号CTLも1フィールド分進
相させればよいが、そうすると今度は回転ドラム20の
サーボロックが外れてしまう。これは上述したように1
フィールドは6トラックで構成され、回転ドラム20の
1回転は8トラックであるから、1フィールド分は3/
4回転に相当する。ドラムロックは1回転単位であるか
ら、1フィールド分の進相処理を行うことによって回転
ドラム20のサーボロックが外れてしまうからである。
【0021】ここで、1回転をフィールドに換算する
と、8/6=4/3フィールドに相当する。したがっ
て、コントロール信号CTLを図9Eのように4/3フ
ィールド分だけ進相させると、この遅延量は回転ドラム
20の1回転分に相当するから回転ドラム20のサーボ
ロックが外れることはない。しかし、進相させたコント
ロール信号CTL′を使用する場合、再生信号PBoも
4/3フィールドずれることになるので、再生信号PB
oは内部基準信号REFに対して図9Eのように2/3
フィールド分だけずれてカラーフレーミングがとれなく
なってしまう。これでは初期の目的を達成できない。
【0022】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、回転ドラムのサーボロック状
態を保持しながら、内部基準信号とのカラーフレーム位
相の同期を、既存の回路を利用して実現できるディジタ
ル磁気記録再生装置を提案するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係るディジタル磁気
記録再生装置では、内部基準信号に基づいて生成された
コントロール信号に同期して圧縮ディジタル信号の記録
再生が行われるディジタル磁気記録再生装置において、
上記圧縮ディジタル信号の再生時、回転ヘッドのロック
を保持した状態で上記コントロール信号の位相を進相若
しくは遅相させると共に、再生された上記圧縮ディジタ
ル信号が第1のECCデコーダに供給されて第1のエラ
ー訂正処理がなされ、エラー訂正処理された上記圧縮デ
ィジタル信号が第2のECCデコーダに供給されて第2
のエラー訂正処理がなされると共に、上記第1および第
2のECCデコーダより出力される圧縮ディジタル信号
をそれぞれ遅延させて、上記内部基準信号とカラーフレ
ーム位相が同期した再生出力信号が得られるようになさ
れたことを特徴とする。
【0024】この発明では、コントロール信号を4/3
フィールド分だけ進相させる。そうすると、カラーフレ
ーム位相との関係から2/3フィールド分だけ再生信号
PBoと内部基準信号REFとがずれる。そこで、再生
信号PBoを4/3フィールド分だけ遅延する。この遅
延を第1および第2のエラー訂正用デコーダで行う。こ
れらエラー訂正用デコーダにはデータの読み出し方向を
選択するためのバッファ手段としてのメモリが設けられ
ているので、その読み出しタイミングをずらして、トー
タルで2/3フィールド分に相当する時間遅延させる。
【0025】そうして、第2のエラー訂正用デコーダの
伸張処理出力(1フィールド遅延出力)の位相は内部基
準信号REFのカラーフレーム位相に完全に同期した状
態で得られる。つまりカラーフレーミングが合ったディ
ジタル再生信号が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るディジタ
ル磁気記録再生装置の一実施形態を図面を参照して詳細
に説明する。この発明でも従来と同じように図6に示す
ような複数の磁気ヘッドで構成された回転ドラム20が
使用されて、図7に示すようなテープフォーマットでデ
ィジタル信号が記録再生されるものとする。また、回転
ドラム20に設けられた再生ヘッドPは記録時の同時再
生ヘッドとしても使用されるものとする。つまり、記録
信号確認機能を有した磁気記録再生装置に適用する場合
を実施の形態として例示する。
【0027】図1はこのディジタル式ビデオテープレコ
ーダ10に設けられた記録再生系の要部を示すもので、
端子101には記録すべきディジタル信号例えばディジ
タルビデオ信号、例えばNTSC方式のディジタルビデ
オ信号が供給される。ディジタルビデオ信号は入力アン
プ103を経由して圧縮処理される。
【0028】本例ではDCTを利用して圧縮・符号化す
る処理系が採用されており、そのため、このディジタル
ビデオ信号はDCT変換回路104でDCT係数に変換
される。そのため、ディジタルビデオ信号はまず、例え
ば8画素×8ラインを単位としてブロック化され、ブロ
ック単位でDCT係数が求められる。DCT係数はフィ
ールドシャッフリング回路105でフィールドを単位と
したシャッフリング処理が行われ、その後ビット・レー
ト・リダクション回路106で圧縮処理と符号化処理が
行われる。
【0029】圧縮符号化されたディジタルビデオ信号は
第1のエラー訂正用エンコーダ(ECCエンコーダ)1
07においてこの例ではエラー訂正用の外符号が生成さ
れる。
【0030】一方、端子109にはディジタルオーディ
オ信号が供給され、これが入力アンプ111を経てシャ
ッフリング回路112でビデオ信号と同じようなシャッ
フリング処理が行われる。その後、第1のエラー訂正用
エンコーダ(ECCエンコーダ)113にて外符号が生
成されて付加される。
【0031】ECC処理されたディジタルビデオ信号と
ディジタルオーディオ信号がそれぞれマルチプレクサ1
08に供給されて、図7に示すようなフォーマットに則
った時系列でディジタルビデオ信号とディジタルオーデ
ィオ信号とが出力されるようなマルチプレクス処理が施
される。
【0032】マルチプレクス処理されたディジタル記録
信号はID付加回路115においてカラーフレーム情報
やセグメント情報などの識別情報IDが付される。その
後第2のエラー訂正用エンコーダ117で内符号が生
成、付加されると共に、エラー訂正用の外符号と内符号
が付加されたこのディジタル記録信号に対しては次の同
期付加回路118でデータを識別するための同期データ
(シンク)が付加される。そして同期データが付加され
たディジタル記録信号はさらにエンコーダ119で、1
回転8トラック分のディジタル記録信号を、片側4つの
記録ヘッドRに交互に出力させるためのエンコード処理
(チャネル変換処理)がなされ、その後記録ヘッド12
0(=R)によって図7のようなパターンに記録され
る。
【0033】磁気テープ121に記録されたディジタル
記録信号を再生する再生系では上述したと逆の信号処理
を行ってディジタル再生信号が得られる。そのため、ま
ず再生ヘッド122(=P)で再生されたディジタル再
生信号はデコーダ123に供給され、片側4つの再生ヘ
ッドPから得られるディジタル再生信号が1回転8トラ
ック分の信号として出力されるようなデコード処理(チ
ャネル変換処理)がなされる。チャネル変換されたディ
ジタル再生信号は同期検出回路124に供給されて上述
した同期データの検出が行われる。
【0034】その後第1のエラー訂正用デコーダ125
で内符号によるエラー訂正処理が行われ、エラー訂正処
理されたディジタル再生信号はID検出回路126に供
給されて、ディジタル再生信号に付加したカラーフレー
ム情報やセグメント情報などが分離検出される。そし
て、デマルチプレクサ128でディジタルビデオ信号と
ディジタルオーディオ信号とに分離され、分離されたデ
ィジタルオーディオ信号は第2のエラー訂正用デコーダ
130に供給されて外符号によるエラー訂正処理が実行
される。エラー訂正されたこのディジタルオーディオ信
号はデシャッフリング回路131でシャッフル前のディ
ジタル信号に戻され、さらにエラー修正回路132によ
ってディジタル信号のエラー修正が行われる。そして出
力アンプ133を経て出力端子134にエラー訂正およ
びエラー修正されたディジタルオーディオ信号が出力さ
れる。
【0035】同様に、分離されたディジタルビデオ信号
は第2のエラー訂正用デコーダ136に供給されて外符
号によるエラー訂正処理が実行される。エラー訂正され
たこのディジタルオーディオ信号は逆ビット・レート・
リダクション回路137で復号化処理および伸張処理が
施され、元のビット長のディジタルビデオ信号となされ
る。その後、デシャッフリング回路138でシャッフル
前のディジタル信号に戻され、さらにエラー修正回路1
39によってディジタル信号のエラー修正が行われる。
そして出力アンプ140を経て出力端子141にエラー
訂正およびエラー修正されたディジタルビデオ信号が出
力される。
【0036】コントロール信号生成回路142で生成さ
れたコントロール信号CTLは専用の固定磁気ヘッド1
43を用いて磁気テープ121の長手方向に記録され
る。
【0037】この発明では上述したように、一対のエラ
ー訂正用デコーダ125および136を使用して再生さ
れたディジタルビデオ信号のカラーフレーム位相を内部
基準信号REFによって決まるカラーフレームの位相に
一致させるような処理が行われる。
【0038】その前提としてコントロール信号CTLは
再生モードのとき4/3フィールドだけ進相されるよう
な位相調整が行われる。これは例えば制御部としてのコ
ンピュータの介在の下で上述したコントロール信号生成
回路142の出力位相を調整すればよい。
【0039】さらに、ディジタルビデオ信号の遅延処理
が行われる。遅延処理は図1の再生系のうち、デコーダ
123から出力アンプ140までの間で行えばよいが、
取り扱うデータ量が少ない信号処理段階で行った方が便
利である。しかも信号を遅延させるためのメモリ手段と
して、既存のメモリ手段を活用できれば回路系を増やす
ことなく処理できるのでさらに便利である。
【0040】このような考えで、この発明では特にエラ
ー訂正用デコーダ125および136で装備されている
メモリ手段を活用することとする。図2はこれを説明す
るための概念図であって、説明の便宜上これらデコーダ
125,136を直結した構成とすると共に、その周辺
回路のみを図示してある。
【0041】端子1には図1のデコーダ123の出力
(ディジタル再生信号)が供給され、このディジタル再
生信号がエラー訂正用デコーダ125に供給されて内符
号を利用してエラー訂正処理が行われる。内符号は横方
向(水平方向)の訂正処理であるのに対し外符号処理は
縦方向(垂直方向)の処理であるため、デコーダ125
の後段には読み出し方向変換用のメモリ(バッファメモ
リ)4が設けられている。このメモリ4に対するリー
ド、ライト処理を行うため、端子13を介して同期検出
およびクロック生成回路14には再生コントロール信号
CTL′や同期コードが供給され、これより再生コント
ロール信号CTL′に同期したクロックCLK、水平お
よび垂直駆動パルスHD、VDが出力される。これらは
タイミング発生回路15に供給されるが、このタイミン
グ発生回路15にはさらに回転ドラム20に取り付けら
れた周波数発電機12からのパルス信号(FG信号)も
供給され、回転ドラム20の回転位相を検出できるよう
になっている。
【0042】タイミング発生回路15で生成されたライ
トパルスWPはライトアドレス発生回路5に供給され、
そのアドレスデータで内符号によるエラー訂正処理され
たディジタルビデオ信号がライトされる。またリードパ
ルスRPがリードアドレス発生回路6に供給されてその
リードアドレスに基づいてディジタルビデオ信号がリー
ドされる。リードタイミングについては後述する。
【0043】メモリ4に対するライト方向は横方向であ
るが、リード方向は縦方向である。この縦方向からリー
ドされたディジタルビデオ信号が第2のエラー訂正用デ
コーダ136に供給される。このデコーダ136で外符
号によるエラー訂正処理が行われる。
【0044】エラー訂正処理されたディジタル再生信号
は読み出し方向を縦方向から横方向に変換するためのメ
モリ(バッファメモリ)8にライトされる。このメモリ
8にも同様なライトアドレス発生回路9とリードアドレ
ス発生回路10が設けられ、ライトされたディジタルビ
デオ信号を所定のリードタイミングをもってリードする
ようにしている。
【0045】さて、コントロール信号CTL′を図3C
のように4/3フィールドだけ進相させると回転ドラム
20のドラムロックが外れないことは前述した。しか
し、これではディジタル再生信号PBoのカラーフレー
ム位相が1フィールド遅れるため、図3AおよびDのよ
うに内部基準信号REFのカラーフレーム位相と合わな
いまま出力されることも前述した。
【0046】進相したコントロール信号CTL′を使用
すると図3Dに示すようなディジタル再生信号PBaが
再生ヘッドPより得られ、デコーダ123でチャネル変
換すると同図Eのようにt1(=2/3フィールド)遅
れで1フィールド3セグメント構成のディジタル再生信
号PBbが得られる。
【0047】このディジタル再生信号PBbが内符号用
のデコーダ125に与えられ、エラー訂正処理されてt
2後に出力(上述したメモリ4の出力)される(図3
F)。t2遅れで出力されたこのディジタル再生信号P
Bcは外符号用のデコーダ136に供給され、ここで再
びエラー訂正処理されるので、さらにt3だけ遅延され
て出力される(図3G)。t3遅れで出力されたこのデ
ィジタル再生信号PBdは逆ビット・レート・リダクシ
ョン回路137に供給され、t4後つまり1フィールド
遅れで伸張されたディジタル再生信号PBoが出力され
る(図3H)。
【0048】最終的に得られるこのディジタル再生信号
PBoのカラーフレーム位相が内部基準信号REFのカ
ラーフレーム位相と同じになるためには、図3A、Hか
らも明らかなように再生ヘッドPで再生されてから逆ビ
ット・レート・リダクション回路137までの総遅延量
が1.5フレームとなればよい。デコーダ123の遅延
量は2/3フィールドであり、逆ビット・レート・リダ
クション回路137の遅延量は1フィールドであるか
ら、デコーダ125および136の総遅延量は4/3フ
ィールド=4セグメントとなるように選べばよい。デコ
ーダ125、136とも同じ遅延量に選んだ場合には、
それぞれで2/3フィールド分(=t2=t3=2セグ
メント)遅延させればよい。
【0049】そこで、デコーダ125と136にそれぞ
れ与えられる図2に示すリードパルスRPは、ライト開
始タイミングから2/3フィールドの時間差を持たせ
る。つまり2/3フィールド遅延させてそれぞれのメモ
リ4,7よりディジタル再生信号PBc、PBdが読み
出されることになる。
【0050】このようにコントロール信号CTL′の位
相を4/3フィールド進相させるとと共に、第1および
第2のエラー訂正用デコーダ125,136に設けられ
たメモリ4,7を利用してディジタル再生信号PBc、
PBdを2/3フィールド分づつ遅延させることによっ
て、最終的に出力されるディジタル再生信号PBoのカ
ラーフレーム位相を内部基準信号REFのカラーフレー
ム位相と一致させることができる。
【0051】上述したメモリ4の容量は、525本/6
0HzでNTSC方式によるビデオ信号の場合には、1
トラック2ECCブロック構成となり、1ECCブロッ
クは180×106バイト構成であるため、4Mバイト
のメモリで十分である。他方のメモリ7の容量はほぼ2
Mバイトのメモリで十分であるが、後述するようにNT
SC方式とは別のテレビション形式のビデオ信号も同時
に取り扱うことを考慮すると、メモリ7の容量も4Mバ
イトのものが使用される。
【0052】上述した例では、入力ビデオ信号としてカ
ラーフレームシーケンスとして2フレーム完結型のNT
SC方式のビデオ信号を例示したが、この発明ではこれ
以外のテレビション方式のビデオ信号でも取り扱うこと
ができる。
【0053】例えばPAL方式のテレビション信号は周
知のようにそのカラーフレームは4フレーム=8フィー
ルドシーケンスであるから、4フレームでカラーフレー
ム位相が一巡する。そのため、図4のようにサーボ信号
SCは同図Bのように8フィールドシーケンスとなり、
そのときのコントロール信号CTLは同図Cのようなデ
ューティーとなされている。
【0054】このようなサーボ信号SCおよびコントロ
ール信号CTLを使用して入力ビデオ信号であるディジ
タル記録信号を記録すると同図D以下のようなタイミン
グチャートとなる。この図は図8と殆ど同じであるので
対応する部分には同一符号を付し、その説明は割愛す
る。ただし、図4では再生ヘッドPで再生されたディジ
タル再生信号PBaについては図示されていない。
【0055】その詳細は割愛するとして、再生モードで
は8/3フィールド分だけコントロール信号CTLを遅
延(遅相)させると、回転ドラム20の回転位相を変え
ずにドラムロックをとることができる。そしてそうした
場合には、図4および図5に示すようにディジタル再生
信号PBaから丁度1.5フレーム遅れた時点がカラー
フレームのゼロ位相(第1フィールド目)となるから、
このゼロ位相にカラーフレームを合わせられるように上
述したメモリ4および7の遅延時間(リード開始時間)
が定められる。図ではそれぞれ2/3フィールド(=2
セグメント)分だけ遅延させてディジタル再生信号PB
c、PBd(図5F、G、H)を読み出すことによっ
て、逆ビット・レート・リダクション回路137からは
同図Iに示すように内部基準信号REFのカラーフレー
ム位相に同期したディジタル再生信号PBoが得られ
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明ではドラ
ムサーボ用のコントロール信号を進相若しくは遅相させ
ると共に、2つのECCデコーダでの読み出し遅延時間
を選ぶことによって内部基準信号のカラーフレーム位相
に同期したディジタル再生信号が得られるようにしたも
のである。
【0057】したがってこの発明では記録時と再生時と
で回転ドラムの回転位相を変えることなく処理できるこ
とに加え、特にハードウエアを増やさないでも既存のメ
モリを利用して信号を遅延させることができる特徴を有
する。
【0058】したがってこの発明に係るディジタル磁気
記録再生装置では、ハンディータイプのディジタルVT
Rなどに適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディジタル磁気記録再生装置の
一実施態様を示す系統図である。
【図2】図1の要部の系統図である。
【図3】NTSC方式におけるカラーフレーム位相の同
期化を説明するためのタイミングチャートを示す図であ
る。
【図4】PAL方式におけるカラーフレーム位相の同期
化を説明するためのタイミングチャートを示す図であ
る。
【図5】同じく、PAL方式におけるカラーフレーム位
相の同期化を説明するためのタイミングチャートを示す
図である。
【図6】ディジタル磁気記録再生装置に適用される回転
ドラムの一例を示す構成図である。
【図7】そのときのテープパターンを示す図である。
【図8】NTSC方式におけるカラーフレーム位相の同
期化を説明するためのタイミングチャートを示す図であ
る。
【図9】同じくカラーフレーム位相の同期化を説明する
ためのタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
10・・・ディジタルVTR、106・・・ビット・レ
ート・リダクション回路、107、113、117・・
・エラー訂正用エンコーダ、125,130,136・
・・エラー訂正用デコーダ、137・・・逆ビット・レ
ート・リダクション回路、142・・・コントロール信
号生成回路、121・・・磁気テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/92 H04N 5/92 H 9/79 9/79 K (72)発明者 菊地 弘晃 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 桐山 宏志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部基準信号に基づいて生成されたコン
    トロール信号に同期して圧縮ディジタル信号の記録再生
    が行われるディジタル磁気記録再生装置において、 上記圧縮ディジタル信号の再生時、回転ヘッドのロック
    を保持した状態で上記コントロール信号の位相を進相若
    しくは遅相させると共に、 再生された上記圧縮ディジタル信号が第1のECCデコ
    ーダに供給されて第1のエラー訂正処理がなされ、 エラー訂正処理された上記圧縮ディジタル信号が第2の
    ECCデコーダに供給されて第2のエラー訂正処理がな
    されると共に、 上記第1および第2のECCデコーダより出力される圧
    縮ディジタル信号をそれぞれ遅延させて、上記内部基準
    信号とカラーフレーム位相が同期した再生出力信号が得
    られるようになされたことを特徴とするディジタル磁気
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2のECCデコーダに設け
    られたメモリのリードタイミングをそれぞれ調整して、
    上記圧縮ディジタル信号を所定時間遅延させることによ
    ってカラーフレーム位相の合った再生出力信号が出力さ
    れるようになされたことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィジタル磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記圧縮ディジタル信号はNTSC方式
    若しくはPAL方式のテレビション信号であることを特
    徴とする請求項1記載のディジタル磁気記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100544089B1 (ko) * 2001-06-11 2006-01-23 후지쯔 가부시끼가이샤 기록 재생 장치, 신호 복호 회로, 에러 정정 방법, 및 반복형 복호기

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