JPH10305881A - 排液機構 - Google Patents

排液機構

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JPH10305881A
JPH10305881A JP9114503A JP11450397A JPH10305881A JP H10305881 A JPH10305881 A JP H10305881A JP 9114503 A JP9114503 A JP 9114503A JP 11450397 A JP11450397 A JP 11450397A JP H10305881 A JPH10305881 A JP H10305881A
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JP
Japan
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liquid
floating body
tube
drainage mechanism
suction port
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JP9114503A
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English (en)
Inventor
Yukiyori Hatsutori
雪頼 服部
Toshiyuki Omori
利幸 大森
Susumu Ogiwara
進 荻原
Katsuaki Oshima
勝明 大島
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の姿勢や液の残量に関係なく、安定
した液の排出が可能な排液機構を提供することである。 【解決手段】 液が収納された容器に設けられる排液機
構であって、液の排出量を制御するバルブと、一端が前
記バルブに接続された、可撓性を有するチューブと、こ
のチューブの他端側に連結された浮き体と、この浮き体
と共に変移し、前記チューブ内の誘導路を経て前記バル
ブにつながる液の吸い込み口と、前記浮き体が液面に浮
遊した状態では、前記吸い込み口が液中に存在するよう
前記浮き体の姿勢を規制する錘とを具備してなる排液機
構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエアゾール
容器などの排液機構に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】地肌に直接噴射するタ
イプの液剤が充填されたエアゾール容器は、傾いた状態
や真横になった状態、更には倒立状態で使用される。こ
のため、排液機構としては、エアゾール容器がいかなる
姿勢であっても液剤の排出が可能であるよう構成された
ものが用いられている。その代表例としては、実公平6
−15855号公報に開示された液体噴出容器が備える
排液機構が挙げられる。
【0003】この排液機構は、可撓性に富んだ樹脂材料
からなるチューブの下端側に、錘を半球状のキャップに
収納した状態で取り付けてなるものである。それが組み
込まれたエアゾール容器を傾けると、錘は、重力によっ
てより低い位置、つまり液剤が流動していく方向に変移
する。したがって、チューブの吸い込み口は、エアゾー
ル容器の姿勢に関係なく、液中に存在するようになる。
【0004】ところが、こうした排液機構でも、状況に
よっては液剤が排出されなくなることがあった。これ
は、次のような現象が原因となって引き起こされてい
る。すなわち、エアゾール容器を正立状態から傾けてい
くと、水平位置を過ぎて、ある臨界角度を迎えた時点
で、錘に働く重力によって生じる容器内面に沿った下向
きの力が、錘に働く摩擦力よりも大きくなり、その結
果、錘が動きだす。しかし、液剤の残量が少なくなって
くると、エアゾール容器の傾斜角度が臨界角度に達する
前に、液剤が吸い込み口の周囲には存在しなくなり、液
剤を排出することが不可能となる。
【0005】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、容器の姿勢や液の残量に関係なく、安定した液の
排出が可能な排液機構を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、液が収納
された容器に設けられる排液機構であって、液の排出量
を制御するバルブと、一端が前記バルブに接続された、
可撓性を有するチューブと、このチューブの他端側に連
結された浮き体と、この浮き体と共に変移し、前記チュ
ーブ内の誘導路を経て前記バルブにつながる液の吸い込
み口と、前記浮き体が液面に浮遊した状態では、前記吸
い込み口が液中に存在するよう前記浮き体の姿勢を規制
する錘とを具備してなることを特徴とする排液機構によ
って解決される。
【0007】特に、液が収納された容器に設けられる排
液機構であって、前記容器内の液に圧力を加える加圧手
段と、液を吐出させるノズルと、このノズルにつなが
り、液の排出量を制御するバルブと、一端が前記バルブ
に接続された、可撓性を有するチューブと、このチュー
ブの他端側に連結された浮き体と、この浮き体と共に変
移し、前記チューブ内の誘導路を経て前記バルブにつな
がる液の吸い込み口と、前記浮き体が液面に浮遊した状
態では、前記吸い込み口が液中に存在するよう前記浮き
体の姿勢を規制する錘とを具備してなることを特徴とす
る排液機構によって解決される。
【0008】すなわち、本発明の排液機構は、液の吸い
込み口が浮き体と共に変移し、錘の作用によって、常
時、液中に存在するようになっている。このため、容器
の姿勢にかかわらず、例えば容器が水平状態であって
も、また、倒立状態であっても、それに関係なく、吸い
込み口から液を取り込むことができ、安定した液の排出
が可能となる。そして、本発明の排液機構では、錘のみ
を用いた場合のごとく、容器の傾斜角度がある値に達す
るまで、吸い込み口が液の流動する方向に変移できない
といった不具合は発生しない。つまり、容器を傾斜させ
れば、それに即応して、吸い込み口は液と共に変移でき
る。よって、液の残量が少なくなってきた場合でも、液
が吸い込み口の周囲に存在しなくなるといった状況は発
生せず、確実に液を排出することができる。
【0009】なお、上記排液機構は、浮き体にその中心
を通る貫通孔が形成されてなると共に、前記浮き体は、
前記貫通孔とチューブ内の誘導路とがつながるよう前記
チューブの他端側に連結されてなり、かつ、錘は前記浮
き体において前記チューブの他端側に連結された側と反
対の側に配設されてなり、更に前記貫通孔につながる液
の吸い込み口が前記錘の周囲に形成されてなる構造とす
ることができる。
【0010】あるいは、浮き体にその中心を通る貫通孔
が形成されてなると共に、前記浮き体は、前記貫通孔と
チューブ内の誘導路とがつながるよう前記チューブの他
端側に連結されてなり、かつ、錘は前記浮き体において
前記チューブの他端側に連結された側と反対の側に配設
されてなり、更に前記浮き体の貫通孔につながる液の吸
い込み口が前記錘を貫通する一つもしくは複数の孔から
構成されてなる構造とすることができる。
【0011】そして、浮き体にその表面から突出するよ
う軸体が設けられてなると共に、前記浮き体は、前記軸
体にチューブを被着させることで前記チューブの他端側
に連結されてなり、かつ、前記軸体の周面において、前
記チューブで被われない位置は前記チューブ内の誘導路
につながる液の吸い込み口が形成されてなり、更に前記
軸体付きの浮き体が液面に浮遊した状態では、前記吸い
込み口が液中に存在するよう錘が配設されてなる構造と
することができる。特に、浮き体にその表面から突出す
るよう軸体が設けられてなると共に、前記浮き体は、前
記軸体にチューブを被着させることで前記チューブの他
端側に連結されてなり、かつ、前記軸体の周面におい
て、前記チューブで被われない位置は前記チューブ内の
誘導路につながる液の吸い込み口が形成されてなり、更
に錘は前記浮き体の中心より前記軸体に近い位置に配設
されてなる構造とすることができる。
【0012】なお、上記排液機構におけるチューブをコ
イル状のものとしてなることが好ましい。これによっ
て、チューブと容器内面との接触面積は僅かなものとな
るからチューブが容器内面に張り付くことはなく、これ
に起因したトラブルが発生しない。また、上記排液機構
の加圧手段としては、容器内に加圧充填されたガスを用
いることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下で本発明の第1実施形態とし
て説明する排液機構は、液が収納された容器に設けられ
るものであって、前記容器内の液に圧力を加える加圧手
段と、液を吐出させるノズルと、このノズルにつなが
り、液の排出量を制御するバルブと、一端が前記バルブ
に接続された、可撓性を有するチューブと、このチュー
ブの他端側に連結された浮き体と、この浮き体と共に変
移し、前記チューブ内の誘導路を経て前記バルブにつな
がる液の吸い込み口と、前記浮き体が液面に浮遊した状
態では、前記吸い込み口が液中に存在するよう前記浮き
体の姿勢を規制する錘とを具備してなる。特に、浮き体
にはその中心を通る貫通孔が形成されてなると共に前記
浮き体は、前記貫通孔とチューブ内の誘導路とがつなが
るよう前記チューブの他端側に連結されてなり、かつ、
錘は前記浮き体において前記チューブの他端側に連結さ
れた側と反対の側に配設されてなり、更に前記貫通孔に
つながる液の吸い込み口が前記錘の周囲に形成されてい
る。そして、加圧手段としては、容器内に加圧充填され
たガスを用いている。
【0014】次に、図1〜図5を用いて、上記第1実施
形態を更に詳しく説明する。なお、図1は排液機構が設
けられた容器(エアゾール容器)の断面図、図2は排液
機構の要部断面図、図3は排液機構の要部底面図、図4
はエアゾール容器を水平位置から更に傾斜させた状態で
の断面図、図5はエアゾール容器を倒立させた状態での
断面図である。
【0015】各図中、1は排液機構の設けられるエアゾ
ール容器であり、その内部には、例えば地肌に直接噴射
されるタイプの液剤が充填されている。なお、図示して
はいないが、通常、エアゾール容器1の上端部には、外
観を良好なものとするための肩カバーが装着される。本
実施形態の排液機構は、図1から判るように、主とし
て、バルブ2、チューブ3、浮き体4、そして錘5から
なる。
【0016】バルブ2は液剤の排出量を制御するもので
あり、このバルブ2のステムに取り付けられたノズル
(押しボタン)6を押し下げることで開放される。これ
によって、その開度および開放時間に見合った分量の液
剤がエアゾール容器1内から排出され、ノズル6の細孔
7から吐出する。なお、ここで使用したバルブ2は、既
存のものであってもよいから、内部構造の説明は省略す
る。
【0017】一端がバルブ2に接続されてなるチューブ
3は、可撓性を有するフレキシブルなものであって、本
実施形態では、このチューブ3をポリエチレン樹脂から
構成している。チューブ3の他端側に連結された浮き体
4は、比重が1より小さな材料、例えばポリスチレン樹
脂から構成されている。本実施形態では、浮き体4を球
状としたが、その形状はこれに限定されることはなく、
卵形状、円柱状、角柱状、円錐状、角錐状、更には正八
面体などの多面体状とすることもできる。
【0018】浮き体4には、その中心を通り、直径に沿
って延びる貫通孔8が形成されている。この貫通孔8の
一方の開口側には、突起9が存在する。突起9は筒状の
ものであって、その内部空間は貫通孔8から連続してい
る。したがって、突起9にチューブ3を被着させること
で浮き体4をチューブ3の他端側に連結すると、貫通孔
8とチューブ3内の誘導路とがつながった状態となる。
なお、突起9の外周面には返し10が形成されているの
で、突起9に被着されたチューブ3が簡単に抜け取れる
ことはない。
【0019】錘5は、浮き体4に形成された貫通孔8の
もう一方の開口側、すなわち浮き体4におけるチューブ
3の他端側に連結された側と反対の側に、大部分が浮き
体4に埋め込まれた状態で設けられている。これによっ
て、浮き体4が液面に浮遊した状態では、後述する液剤
の吸い込み口が、常時、液中に存在するよう浮き体4の
姿勢が規制される。本実施形態では、錘5が球面の一部
を構成するよう、それを浮き体4と一体化させている
が、錘5は球面から突出するよう設けられていてもよ
い。
【0020】浮き体4に埋設された錘5の周囲には、図
3に示すごとく、液剤の吸い込み口11が90°間隔で
形成されている。吸い込み口11は、貫通孔8およびチ
ューブ3内の誘導路を介してバルブ2につながってい
る。そして、浮き体4と共に変移することができる。本
実施形態では、浮き体4に設けた、錘5を収納するため
の凹部の面に、貫通孔8につながる溝12を形成してお
き、錘5を浮き体4の凹部に収めた際に錘5と溝12と
の間に形成される開口を液剤の吸い込み口11としてい
る。
【0021】上記排液機構は、バルブ2、チューブ3、
浮き体4、錘5、ノズル6、そして液剤の吸い込み口1
1と共に、エアゾール容器1内の液剤に圧力を加えるた
めの加圧手段を備える。ここでは、加圧手段として、エ
アゾール容器1内に加圧充填されたLPガスを用いた。
エアゾール容器1内の液剤は、バルブ2が開放される
と、LPガスの圧力によって、吸い込み口11からチュ
ーブ3内に送り込まれ、開放されたバルブ2を経て、ノ
ズル6から吐出する。
【0022】上述したごとく構成してなる排液機構にお
いては、エアゾール容器1が図1のように正立状態であ
る場合、液剤の吸い込み口11は、錘5の作用によって
液中に存在する。したがって、液剤は確実にエアゾール
容器1内から排出される。正立状態からエアゾール容器
1を傾けていくと、液剤はより低位な方向へと流動す
る。その際、液面に浮遊させた浮き体4も、液剤の動き
に即応して、それと共に変移していく。ゆえに、図4に
示すごとく、エアゾール容器1が水平位置を超えて傾け
られた場合でも、液剤の吸い込み口11は常に液中に存
在し、錘のみを用いた従来機構のような不具合、すなわ
ち液剤の残量が少ない場合、吸い込み口の周囲に液剤が
存在しなくなり、液剤が排出不能になるといった問題が
起きない。
【0023】そして、図4の状態から更にエアゾール容
器1を傾斜させ、図5のように完全な倒立状態とした場
合でも、本実施形態の排液機構では、液剤の吸い込み口
11は液中に存在し、液剤の排出は確実になされる。す
なわち、本実施形態の排液機構は、エアゾール容器1の
姿勢や液剤の残量に関係なく、吸い込み口11から確実
に液剤を吸い込むことが可能であり、安定して液剤を排
出することができる。
【0024】次に、図6および図7を用いて、本発明の
第2実施形態を説明する。但し、全体の構成について
は、上記第1実施形態と同じであるから、以下では第1
実施形態との相違点を中心に説明する。なお、図6は排
液機構の要部断面図、図7は排液機構の要部底面図であ
る。この第2実施形態の排液機構は、浮き体にその中心
を通る貫通孔が形成されてなると共に、前記浮き体は、
前記貫通孔とチューブ内の誘導路とがつながるよう前記
チューブの他端側に連結されてなり、かつ、錘は前記浮
き体において前記チューブの他端側に連結された側と反
対の側に配設されてなり、更に前記浮き体の貫通孔につ
ながる液の吸い込み口が前記錘を貫通する一つもしくは
複数の孔から構成されてなるものである。
【0025】すなわち、本実施形態の排液機構も、第1
実施形態と同様、チューブ21、浮き体22、錘23を
備える。このうち、浮き体22は、その中心を通る貫通
孔24と、チューブ21が被着される突起25とを有す
る。また、突起25と反対の位置には、錘23を収納す
るための凹部が形成されている。但し、この凹部は、錘
23の外形に対応した単なる円錐形のものではなく、後
述する錘23の貫通孔につながる集液空間26を具備し
ている。
【0026】浮き体22の凹部に収納される錘23に
は、複数の貫通孔27が形成されている。本実施形態で
は、錘23に直接形成したこの貫通孔27の開口を、浮
き体22の貫通孔24につながる液剤の吸い込み口28
としている。したがって、バルブが開放されると、エア
ゾール容器内の液剤は、吸い込み口28から集液空間2
6に送り込まれ、更にチューブ21内の誘導路を経て、
ノズルから吐出する。
【0027】こうした構造の排液機構にあっても、第1
実施形態と同様、エアゾール容器の姿勢や液剤の残量に
関係なく、吸い込み口28から液剤を吸い込むことが可
能であり、安定して液剤を排出できる。次に、図8およ
び図9を用いて、本発明の第3実施形態を説明する。但
し、この第3実施形態の排液機構についても、基本的な
技術思想は第1実施形態と同じであるから、以下では第
1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、図8は
排液機構が設けられたエアゾール容器の断面図、図9は
排液機構の要部断面図である。
【0028】この第3実施形態の排液機構は、浮き体に
その表面から突出するよう軸体が設けられてなると共
に、前記浮き体は、前記軸体にチューブを被着させるこ
とで前記チューブの他端側に連結されてなり、かつ、前
記軸体の周面において、前記チューブで被われない位置
は前記チューブ内の誘導路につながる液の吸い込み口が
形成されてなり、更に前記軸体付きの浮き体が液面に浮
遊した状態では、前記吸い込み口が液中に存在するよう
錘が配設されてなるものである。言い換えれば、第3実
施形態の排液機構は、浮き体にその表面から突出するよ
う軸体が設けられてなると共に、前記浮き体は、前記軸
体にチューブを被着させることで前記チューブの他端側
に連結されてなり、かつ、前記軸体の周面において、前
記チューブで被われない位置は前記チューブ内の誘導路
につながる液の吸い込み口が形成されてなり、更に錘は
前記浮き体の中心より前記軸体に近い位置に配設されて
なるものである。
【0029】すなわち、本実施形態の排液機構も、第1
実施形態と同様、バルブ31、チューブ32、浮き体3
3を備える。なお、特に図示してはいないが、液剤を吐
出させるノズルは、バルブ31のステムに取り付けられ
る。浮き体33には、その表面から突出するよう軸体3
4が設けられている。この軸体34の内部には、図9か
ら判るように、L字状の誘導路35が形成されている。
ここでは、この誘導路35の軸体周面側開口を液剤の吸
い込み口36としている。
【0030】チューブ32は、吸い込み口36を閉塞し
ないよう軸体34の下部に被着されており、これによっ
て浮き体33はチューブ32に連結される。なお、軸体
34には周方向に沿った溝を形成しているので、被着さ
れたチューブ32が簡単に抜け取れることはない。軸体
34の上端には、吸い込み口36が常に液中に存在する
よう浮き体33の姿勢を規制する錘37が取り付けられ
ている(この状態では、錘37は浮き体33の中心より
も軸体34に近い位置に存在する)。軸体34は、この
錘37を浮き体33の凹部に嵌合させることで、浮き体
33に固定される。
【0031】こうした構造の排液機構にあっても、バル
ブ31が開放されると、エアゾール容器内の液剤は、常
に液中に存在する吸い込み口36から誘導路35内に送
り込まれ、更にチューブ32内の誘導路を経て、ノズル
から吐出する。したがって、エアゾール容器の姿勢や液
剤の残量に関係なく、吸い込み口36から液剤を吸い込
むことが可能であり、安定して液剤を排出できる。
【0032】なお、本実施形態では、開口面積の大きな
吸い込み口を一つだけ設けたものを挙げたが、軸体34
の周面に開口面積の小さな吸い込み口を複数設けてもよ
い。次に、図10を用いて本発明の第4実施形態を説明
する。但し、この第4実施形態の排液機構についても、
基本構造は第1実施形態と同じであるから、以下では第
1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、図10
は排液機構が設けられたエアゾール容器の断面図であ
る。
【0033】この第4実施形態の排液機構も、第1実施
形態と同様、バルブ41、チューブ42、浮き体43、
錘44を備えるが、チューブ42として、直状ではなく
コイル状のものを用いたことを特徴とする。本実施形態
では、自然状態でのチューブ42の巻き径を4〜22m
mとした。これは、エアゾール容器口径の1/5〜9/
10に相当する。
【0034】上記のごとく、チューブ42をコイル状と
した場合、直状のものに比べて、エアゾール容器の内面
に接する面積は僅かである。ゆえに、チューブ42が摩
擦係数の高い材料から構成されていても、それがエアゾ
ール容器の内面に張り付いてしまうことがなく、これに
起因したトラブルが起きない。なお、本実施形態では、
チューブ42として巻き径が均一なものを用いたが、こ
れ以外にも、例えば浮き体43側に向かって巻き径が徐
々に大きくなるよう構成されたコイル状のチューブや、
逆に、バルブ41側に向かって巻き径が徐々に大きくな
るよう構成されたコイル状のチューブを用いることもで
きる。
【0035】上記第1〜第4実施形態では、本発明の排
液機構をエアゾール容器と組み合わせてなるものについ
て説明したが、トリガータイプと呼ばれる手動排液式の
容器にも応用できる。この場合、トリガータイプ容器の
ポンプ機構が、エアゾール容器における加圧充填ガスに
相当する役割を果たす。
【0036】
【発明の効果】容器の姿勢や液の残量に関係なく、安定
した液の排出が可能である。特に、エアゾール容器と組
み合わせた場合、ガスだけが排出されることはなく、液
を完全に使い切ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の排液機構が設けられたエアゾー
ル容器の断面図
【図2】第1実施形態の排液機構の要部断面図
【図3】第1実施形態の排液機構の要部底面図
【図4】エアゾール容器を水平位置から更に傾斜させた
状態での断面図
【図5】エアゾール容器を倒立させた状態での断面図
【図6】第2実施形態の排液機構の要部断面図
【図7】第2実施形態の排液機構の要部底面図
【図8】第3実施形態の排液機構が設けられたエアゾー
ル容器の断面図
【図9】第3実施形態の排液機構の要部断面図
【図10】第4実施形態の排液機構が設けられたエアゾ
ール容器の断面図
【符号の説明】
1 エアゾール容器 2 バルブ 3 チューブ 4 浮き体 5 錘 6 ノズル 8 貫通孔 11 吸い込み口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 勝明 東京都墨田区文花二丁目1番3号 花王株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液が収納された容器に設けられる排液機
    構であって、 液の排出量を制御するバルブと、 一端が前記バルブに接続された、可撓性を有するチュー
    ブと、 このチューブの他端側に連結された浮き体と、 この浮き体と共に変移し、前記チューブ内の誘導路を経
    て前記バルブにつながる液の吸い込み口と、 前記浮き体が液面に浮遊した状態では、前記吸い込み口
    が液中に存在するよう前記浮き体の姿勢を規制する錘と
    を具備してなることを特徴とする排液機構。
  2. 【請求項2】 液が収納された容器に設けられる排液機
    構であって、 前記容器内の液に圧力を加える加圧手段と、 液を吐出させるノズルと、 このノズルにつながり、液の排出量を制御するバルブ
    と、 一端が前記バルブに接続された、可撓性を有するチュー
    ブと、 このチューブの他端側に連結された浮き体と、 この浮き体と共に変移し、前記チューブ内の誘導路を経
    て前記バルブにつながる液の吸い込み口と、 前記浮き体が液面に浮遊した状態では、前記吸い込み口
    が液中に存在するよう前記浮き体の姿勢を規制する錘と
    を具備してなることを特徴とする排液機構。
  3. 【請求項3】 浮き体にはその中心を通る貫通孔が形成
    されてなると共に、前記浮き体は、前記貫通孔とチュー
    ブ内の誘導路とがつながるよう前記チューブの他端側に
    連結されてなり、かつ、錘は前記浮き体において前記チ
    ューブの他端側に連結された側と反対の側に配設されて
    なり、更に前記貫通孔につながる液の吸い込み口が前記
    錘の周囲に形成されてなることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の排液機構。
  4. 【請求項4】 浮き体にはその中心を通る貫通孔が形成
    されてなると共に、前記浮き体は、前記貫通孔とチュー
    ブ内の誘導路とがつながるよう前記チューブの他端側に
    連結されてなり、かつ、錘は前記浮き体において前記チ
    ューブの他端側に連結された側と反対の側に配設されて
    なり、更に前記浮き体の貫通孔につながる液の吸い込み
    口が前記錘を貫通する一つもしくは複数の孔から構成さ
    れてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の排液機構。
  5. 【請求項5】 浮き体にはその表面から突出するよう軸
    体が設けられてなると共に、前記浮き体は、前記軸体に
    チューブを被着させることで前記チューブの他端側に連
    結されてなり、かつ、前記軸体の周面において、前記チ
    ューブで被われない位置は前記チューブ内の誘導路につ
    ながる液の吸い込み口が形成されてなり、更に前記軸体
    付きの浮き体が液面に浮遊した状態では、前記吸い込み
    口が液中に存在するよう錘が配設されてなることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の排液機構。
  6. 【請求項6】 浮き体にはその表面から突出するよう軸
    体が設けられてなると共に、前記浮き体は、前記軸体に
    チューブを被着させることで前記チューブの他端側に連
    結されてなり、かつ、前記軸体の周面において、前記チ
    ューブで被われない位置は前記チューブ内の誘導路につ
    ながる液の吸い込み口が形成されてなり、更に錘は前記
    浮き体の中心より前記軸体に近い位置に配設されてなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排液
    機構。
  7. 【請求項7】 チューブをコイル状のものとしたことを
    特徴とする請求項1〜請求項6いずれかに記載の排液機
    構。
  8. 【請求項8】 加圧手段が、容器内に加圧充填されたガ
    スであることを特徴とする請求項2〜請求項7いずれか
    に記載の排液機構。
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