JPH10306775A - 湿式クラッチ装置を備えた流体機械 - Google Patents
湿式クラッチ装置を備えた流体機械Info
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- JPH10306775A JPH10306775A JP9117166A JP11716697A JPH10306775A JP H10306775 A JPH10306775 A JP H10306775A JP 9117166 A JP9117166 A JP 9117166A JP 11716697 A JP11716697 A JP 11716697A JP H10306775 A JPH10306775 A JP H10306775A
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Abstract
圧力源を得て、湿式クラッチ装置30を確実に作動させ
る。 【解決手段】 駆動軸5の回転により回転する駆動側ク
ラッチ板12に従動側クラッチ板11を対向配置し、こ
の従動側クラッチ板11に圧縮機1の作動部を連結す
る。駆動側クラッチ板12および従動側クラッチ板11
に押圧力を加えて、両クラッチ板11、12を圧着し、
一体に接続する制御ピストン8を備えるとともに、この
制御ピストン8の背圧室8aに制御圧力を加えるための
補助ポンプ15を駆動軸5の回転により作動させる。補
助ポンプ15のオイル吐出圧を電磁弁25とリリーフ弁
21aとにより制御して背圧室8aへの制御圧力を増減
する。この制御圧力の増減により、両クラッチ板11、
12間を断続する。
Description
により作動が断続される流体機械に関するもので、例え
ば、自動車用空調装置の冷媒圧縮機に用いて好適なもの
である。
では、湿式多板クラッチを用いた冷媒圧縮機において、
摩擦板を押し付ける押圧力を得るためにオイルポンプを
用いる例が開示されている。
イルポンプは、圧縮機内のオイル溜め部に蓄えられたオ
イルを吸入する構成となっているので、オイル溜め部の
オイルが、冷媒による持ち去りなどにより、十分な量が
蓄えられていない時にクラッチの連結が不能となる問題
がある。
ことが考えられるが、この対策ではオイルポンプの駆動
源が別途必要となるなど、流体機械の大型化やコストア
ップを招く。本発明は上記点に鑑み、流体機械の大型化
を招くことなく、安定した圧力源を得て、湿式クラッチ
装置を確実に作動させることを目的とする。
め、請求項1〜3記載の発明では、駆動軸(5)の回転
により回転する駆動側クラッチ板(12)に従動側クラ
ッチ板(11)を対向配置し、この従動側クラッチ板
(11)に主ポンプ(1)を連結し、駆動側クラッチ板
(12)および従動側クラッチ板(11)に押圧力を加
えて、両クラッチ板(11、12)を圧着し、一体に接
続するクラッチ板変位手段(8)、および駆動軸(5)
から回転動力が伝達されて液体状の作動流体を昇圧また
は減圧することによってクラッチ板変位手段(8)を両
クラッチ板(11、12)に押圧または開離させる圧力
制御装置(15、21a、23、25)を備え、この圧
力制御装置(15、21a、23、25)とクラッチ板
変位手段(8)とを連通する流体回路を、主ポンプ
(1)の流体回路と独立に構成したことを特徴としてい
る。
は主ポンプ(1)とは独立した回路であるから、主ポン
プ(1)側の作動流体の量に左右されることなく、常に
安定した圧力源を得ることができ、従って湿式クラッチ
装置(30)を常に確実に作動させることができる。し
かも、本発明の圧力制御装置は主ポンプ(1)の駆動軸
(5)の回転動力が伝達されて作動するものであるか
ら、主ポンプ(1)と一体化することができ、主ポンプ
(1)と湿式クラッチ装置(30)を含む流体機械全体
の小型化、コスト低減に貢献できる効果が大である。
記載のように、駆動軸(5)から回転動力が伝達されて
液体を圧送する補助ポンプ(15)と、この補助ポンプ
(15)の吐出流体の流路を切り替える弁手段(25)
と、補助ポンプ(15)の液体状の作動流体を所定の圧
力に制御するためのリリーフ弁(21a)と、作動流体
の昇圧、減圧に伴う液量の増減を吸収する液溜め部(2
3)とを備える構成とすることにより、好適に実施でき
る。
ンプ(15)を往復動ピストン(15a)を有する往復
動タイプのポンプとし、駆動軸(5)には往復動ピスト
ン(15a)を駆動するための偏心部(5a)を備える
ことを特徴としている。これにより、駆動軸(5)にて
補助ポンプ(15)を直接駆動でき、流体機械内蔵の補
助ポンプ(15)を極めて簡潔な構成とすることができ
る。
記載の各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形
態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
づいて説明する。図1は本発明を自動車用空調圧縮装置
の冷媒圧縮機に用いた一実施形態を示すものであり、図
1において、圧縮機1は本発明の主ポンプをなすもので
あって、スクロール型、斜板型等の周知の回転型圧縮機
であり、特に型式を選ばない。
には、駆動軸5が回転自在に軸支されており、この駆動
軸5の一端(図示左端部)はフロントハウジング2の一
端部に形成された開口部2aを通じて外部に突出してい
る。この駆動軸5の突出端部には動力伝達機構のプーリ
6が締結ボルト7により連結され、そして、この動力伝
達機構を経て自動車エンジンの回転出力部(クランクプ
ーリ)に駆動軸5は連結されている。従って、駆動軸5
は自動車エンジンの運転時にはエンジン回転動力にて常
時回転する。
グ2の開口部2aの内周面との間には、軸受3が配置さ
れ、駆動軸5の一端側が回転自在に支持されている。ま
た、駆動軸5の外周面とフロントハウジング2の開口部
2aの内周面との間には軸封装置4が設けられて、フロ
ントハウジング2内部の冷媒が外部へ漏れるのを阻止す
る。
従動軸13が配置されており、この従動軸13は軸受1
0によりフロントハウジング2に対して回転自在に支持
されている。また、駆動軸5の他端側は軸受14により
従動軸13に対して回転自在に支持されている。従動軸
13は拡大円筒部13aおよび偏心クランク部13bが
一体形成されており、偏心クランク部13bは圧縮機1
の圧縮機構(本例ではスクロール型圧縮機構の可動スク
ロール)を駆動する。
内周面と駆動軸5の他端側の外周面との間に、湿式の多
板摩擦クラッチ装置30が配置されている。このクラッ
チ装置30には円板状に形成された駆動側クラッチ板1
2および従動側クラッチ板11が備えられている。駆動
側クラッチ板12は駆動軸5の他端側の外周面に対して
軸方向に摺動可能で、かつ回転方向には一体に係止され
ている。また、従動側クラッチ板11は従動軸13の拡
大円筒部13aの内周面に対して軸方向に摺動可能で、
かつ回転方向には一体に係止されている。
チ板11は交互に多数枚配設され、そして、制御ピスト
ン8(クラッチ板変位手段)によりスラスト軸受9を介
在して上記両クラッチ板11、12のいずれか一方を他
方に向けて変位させ、これにより、上記両クラッチ板1
1、12を圧着して一体に接続するようにしてある。一
方、制御ピストン8からの押圧力から開放されると、上
記両クラッチ板11、12は図示しないバネ手段のバネ
力にて開離状態にされる。なお、制御ピストン8はリン
グ状の形状であり、駆動軸5の外周面から所定間隔をあ
けて駆動軸5と同心状に配置され、背圧室8aに加わる
制御圧力にて図1の右方へ変位する。
例では、往復動ピストン15aを有する往復動タイプの
ポンプを用いている。駆動軸5には偏心部5aが一体形
成されており、この偏心部5aの偏心量によって往復動
ピストン15aがコイルスプリング16のバネ力に抗し
て図1下方へ移動する。逆に、偏心部5aの偏心量が減
少することにより、コイルスプリング16のバネ力によ
って往復動ピストン15aが図1上方へ移動する。従っ
て、コイルスプリング16と偏心部5aとにより往復動
ピストン15aが図1の上下方向に往復運動する。
機1の作動流体である冷媒ガスの雰囲気中に配設されて
いる駆動軸5の偏心部5aによって駆動されるが、往復
動ピストン15aの外周部に設けられたシール機構(図
示省略)にて往復動ピストン15aが圧縮機1とは良好
にシールされている。これにより、補助ポンプ15を含
む圧力制御装置の油圧回路(流体回路)は、圧縮機1側
の冷媒回路(流体回路)と独立に構成されている。従っ
て、圧力制御装置の油圧回路に圧縮機1側の冷媒が出入
りすることはない。
5aにより駆動され往復運動を行うことで、リザーバ2
3に蓄えられたオイル(液状の作動流体)を吸入通路2
7、ピストン内通路15b、吸入弁17aを介して作動
室15cに吸入する。ここで、リザーバ23はオイルの
昇圧、減圧に伴う油圧回路内のオイル量の増減を吸収す
る液溜め部として作用するものであって、リザーバ23
の内部にはピストン23aが収納されており、このピス
トン23aにはコイルスプリング23aの微弱なバネ力
が作用するようになっている。そのため、ピストン23
aはリザーバ23内に流入してくるオイルの微弱な圧力
で変位することができ、ピストン23bの変位によりリ
ザーバ23の内部圧力は常に、制御ピストン8の押圧力
を開放するに十分な極低圧に保たれている。なお、リザ
ーバ23内部を大気開放として、大気圧としてもよい。
吐出されたオイルは吐出弁19aを介して吐出通路20
に吐出される。ここで、17b、19bはそれぞれ吸入
弁17a、吐出弁19aにバネ力を作用するコイルスプ
リングである。上記吐出通路20は制御ピストン8の背
圧室8aに連通するとともに電磁弁25およびリリーフ
弁21aに連通している。電磁弁25は、クラッチ装置
の断続、即ち、圧縮機1の作動断続を切り替えるための
弁手段であって、自動車用空調装置の制御装置26によ
り通電が断続されて、背圧室8aとリザーバ23との間
の流路を開閉するものである。
押圧力を得るために必要な所定圧力より所定値だけ高い
設定圧力にて開弁する。21aはリリーフ弁21の開弁
圧力を設定するコイルスプリングである。なお、本実施
形態では、補助ポンプ15、リリーフ弁21、リザーバ
23、および電磁弁25により圧力制御装置が構成され
ている。
を説明する。駆動軸5は自動車エンジンの回転出力部
(クランクプーリ)に連結されているため、自動車エン
ジンの運転時には常時回転している。従って、駆動軸5
の偏心部5aの回転に伴って、補助ポンプ15も常時作
動して、リザーバ23から吸入通路27を通してオイル
を吸入し、圧縮し、吐出している。
されると、制御装置26からの信号を受けて、電磁弁2
5が図2(a)に示すように閉状態になる。すると、背
圧室8aとリザーバ23との間が遮断されるので、制御
ピストン8の背圧室8aに補助ポンプ15の吐出圧が加
わる。この時、補助ポンプ15が吐出するオイル(作動
流体)は液体であり非圧縮性であるため、電磁弁25に
よって油圧回路系が密閉されると異常昇圧してしまう恐
れがあるので、電磁弁25と並列にリリーフ弁21を設
けて、リリーフ弁21によって補助ポンプ15の吐出圧
が所定の圧力になるように制御している。
わることにより、制御ピストン8が図示の右方向へ移動
するため、従動側クラッチ板11に図示の右方への押圧
力が作用する。この結果、従動側クラッチ板11が駆動
側クラッチ板12に圧着して、両クラッチ板11、12
が一体に接続される。従って、駆動軸5の回転がクラッ
チ装置30を介して従動軸13に伝達され、この従動軸
13が回転して、圧縮機1は圧縮作動を行う。
されると、制御装置26からの信号を受けて、電磁弁2
5が図2(b)に示すように開状態になる。すると、背
圧室8aとリザーバ23との間が連通するので、制御ピ
ストン8の背圧室8aが補助ポンプ15の吐出圧より開
放される。これにより、制御ピストン8によるクラッチ
装置30への押圧力が無くなり、クラッチ装置30の両
クラッチ板11、12相互の間が図示しないバネ手段に
より開離状態にされるため、駆動軸5から従動軸13へ
の回転伝達が遮断され、圧縮機1の作動は停止する。
チ装置30の接続のための圧力源として設けた圧力制御
装置は、圧縮機1とは独立した油圧回路であることか
ら、圧縮機1内のオイル溜め部のオイル量に左右される
ことなく、常に安定した圧力源として用いることがで
き、クラッチ装置30を常に確実に作動させることがで
きる。
補助ポンプ15として、往復動ピストン15aを用いた
往復動ポンプを用いているが、駆動軸5の回転を動力源
として作動する補助ポンプ15としては、他に、ローリ
ングピストン型のポンプとか、トロコイドポンプ等を使
用することもできる。
用空調装置の冷媒圧縮機に用いた場合について説明した
が、本発明は、冷媒圧縮機以外に種々な用途の流体機械
に広く適用可能である。
状態を示す油圧回路図、(b)は同実施形態の湿式クラ
ッチ装置の開離状態を示す油圧回路図である。
8…制御ピストン(クラッチ板変位手段)、11…従動
側クラッチ板、12…駆動側クラッチ板、13…従動
軸、15…補助ポンプ、15a…往復動ピストン、21
a…リリーフ弁、23…リザーバ、25…電磁弁。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動源から回転動力が伝達されて回転す
る駆動軸(5)と、 この駆動軸(5)の回転により回転する駆動側クラッチ
板(12)と、 この駆動側クラッチ板(12)と対向配置され、この駆
動側クラッチ板(12)に圧着すると、この駆動側クラ
ッチ板(12)と一体に回転可能な従動側クラッチ板
(11)と、 この従動側クラッチ板(11)に連結され、この従動側
クラッチ板(11)を通して回転動力が伝達され、ポン
プ作用を果たす主ポンプ(1)と、 前記駆動側クラッチ板(12)および従動側クラッチ板
(11)に押圧力を加えて、前記両クラッチ板(11、
12)を圧着し、一体に接続するクラッチ板変位手段
(8)と、 前記駆動軸(5)から回転動力が伝達されて液体状の作
動流体を昇圧または減圧することによって前記クラッチ
板変位手段(8)を前記両クラッチ板(11、12)に
押圧または開離させる圧力制御装置(15、21a、2
3、25)を備えるとともに、 この圧力制御装置(15、21a、23、25)と前記
クラッチ板変位手段(8)とを連通する流体回路を、前
記主ポンプ(1)の流体回路と独立に構成したことを特
徴とする湿式クラッチ装置を備えた流体機械。 - 【請求項2】 前記圧力制御装置は、前記駆動軸(5)
から回転動力が伝達されて液体を圧送する補助ポンプ
(15)と、 この補助ポンプ(15)の吐出流体の流路を切り替える
弁手段(25)と、 前記補助ポンプ(15)の液体状の作動流体を所定の圧
力に制御するためのリリーフ弁(21a)と、 前記作動流体の昇圧、減圧に伴う液量の増減を吸収する
液溜め部(23)とを備えることを特徴とする請求項1
に記載の湿式クラッチを備えた流体機械。 - 【請求項3】 前記補助ポンプ(15)は往復動ピスト
ン(15a)を有する往復動タイプのポンプであり、 前記駆動軸(5)には前記往復動ピストン(15a)を
駆動するための偏心部(5a)が備えられていることを
特徴とする請求項2に記載の湿式クラッチを備えた流体
機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11716697A JP3882262B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 湿式クラッチ装置を備えた流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11716697A JP3882262B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 湿式クラッチ装置を備えた流体機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10306775A true JPH10306775A (ja) | 1998-11-17 |
| JP3882262B2 JP3882262B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=14705090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11716697A Expired - Fee Related JP3882262B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 湿式クラッチ装置を備えた流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3882262B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009079757A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-04-16 | Honda Motor Co Ltd | 油圧式車両クラッチ機構及び方法 |
| US8900086B2 (en) | 2007-08-02 | 2014-12-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Hydraulic vehicle clutch system, drivetrain for a vehicle including same, and method |
| US9611906B2 (en) | 2007-08-02 | 2017-04-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Hydraulic vehicle clutch system and method |
| CN109563892A (zh) * | 2016-08-05 | 2019-04-02 | 日本电产东测株式会社 | 离合器控制装置 |
-
1997
- 1997-05-07 JP JP11716697A patent/JP3882262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPWO2018025891A1 (ja) * | 2016-08-05 | 2019-06-06 | 日本電産トーソク株式会社 | クラッチ制御装置 |
| CN109563892B (zh) * | 2016-08-05 | 2020-10-09 | 日本电产东测株式会社 | 离合器控制装置 |
| DE112017003928B4 (de) * | 2016-08-05 | 2021-03-11 | Nidec Tosok Corporation | Kupplungssteuerungsgerät |
| US11060570B1 (en) | 2016-08-05 | 2021-07-13 | Nidec Tosok Corporation | Clutch control device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3882262B2 (ja) | 2007-02-14 |
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