JPH10306790A - 分子ポンプ - Google Patents

分子ポンプ

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Publication number
JPH10306790A
JPH10306790A JP9113856A JP11385697A JPH10306790A JP H10306790 A JPH10306790 A JP H10306790A JP 9113856 A JP9113856 A JP 9113856A JP 11385697 A JP11385697 A JP 11385697A JP H10306790 A JPH10306790 A JP H10306790A
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JP
Japan
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temperature
rotor
casing
range
exhaust
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Application number
JP9113856A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Sakamoto
隆一 坂本
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
    • F04D19/04Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/60Fluid transfer
    • F05D2260/607Preventing clogging or obstruction of flow paths by dirt, dust, or foreign particles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高真空域〜低真空域においてロータ温度を定
範囲内に保って排気ガスの昇華による生成物付着をなく
す。 【解決手段】 ハウジング21の吸気側に第1ヒータ3
8と水ジャケット39を取り付け、排気側に第2ヒータ
40を取り付ける。ハウジング21内のロータ27の下
側に温度センサ41を取り付ける。制御部42は、温度
センサ41からの排気ガス温度と目標温度との差に応じ
て第2加熱制御部44の動作を制御して、ケーシング2
1の排気側温度を定範囲内に保つ。さらに、高周波モー
タ37の入力電流値Iと基準値I0との差の値に応じて
流量制御部46または第1加熱制御部48の動作を制御
して、ロータ27の温度をアルミニウムの耐熱温度12
0℃を越えない定範囲内に保つ。こうして、ロータ27
の温度を100℃〜110℃の定範囲内に保って排気ガ
スの昇華による生成物の付着を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分子ポンプの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】チャンバ内を高真空にする分子ポンプと
してターボ分子ポンプがある。このターボ分子ポンプ
は、図4に示すように、筒状のケーシング1と、このケ
ーシング1を支持するベース2と、ケーシング1内に在
ってベース2上に設けられたモータハウジング3と、こ
のモータハウジング3内に設けられたベアリング4,5
によって支承された回転軸6と、この回転軸6に固定さ
れたロータ7で概略構成される。そして、ロータ7の外
周には、ロータ翼8が多段に設けられている。また、ケ
ーシング1の内周面にはステータ翼9が多段に設けられ
て各ロータ翼8,8,…間に配置されている。
【0003】そして、上記ケーシング1のフランジ13
に接続されたチャンバ(図示せず)から吸気口14を通っ
て吸い込まれたガスを、ステータ翼9およびロータ翼8
によって圧縮して排気口15に向かって強制排気を行
う。尚、16は、上記ベース2の底部内に設けられたオ
イルタンクである。また、17は高周波モータである。
【0004】ところで、上記チャンバ内のプロセスガス
を排気する場合に、吸気口14から吸い込んだガスが昇
華して生成物となり、ターボ分子ポンプ内に堆積する場
合がある。こうした生成物は、高圧側であるロータ7の
排気側各部に堆積し易く、堆積した生成物による目詰ま
り等によって故障が発生することになる。そこで、加熱
手段を有して、この加熱手段からの熱で排気側を加熱し
て排気ガスを加熱し、昇華を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のターボ分子ポンプには、以下のような問題がある。
図5は、図4に示すターボ分子ポンプにおける吸入ガス
圧とケーシング1およびロータ7の温度との関係を示
す。図5において、吸入ガス圧が102Pa以上の低真空
領域では、ケーシング1およびロータ7は主に輻射と対
流とによって放熱するのでケーシング1とロータ7との
温度差は小さい。ところが、吸入ガス圧が10-8Pa〜
1Paの高真空領域〜中真空領域では、ロータ7周囲は
真空に近い環境であるからロータ7は輻射のみで放熱す
ることになる。これに対して、ケーシング1は主に輻射
と対流とによって放熱する。したがって、ケーシング1
はロータ7に比して温度が下がり易く、ケーシング1と
ロータ7との温度差は大きくなってケーシング1の温度
はロータ7の温度よりも約50℃下回ることになる。
【0006】以上のことから、上記加熱手段によって、
ターボ分子ポンプが使用されるガス圧の全範囲にわたっ
てケーシング1あるいはロータ7の温度を一定に保とう
とすると、以下のような問題が発生するのである。
【0007】図6は、図6(b)に示すように、上記ター
ボ分子ポンプのケーシング1の外周に上記加熱手段とし
てのヒータ18を取り付け、ケーシング1の排気口15
付近に設置された温度センサ19によって検出されるケ
ーシング1の温度が一定温度100℃を保つようにヒー
タ18の加熱量を制御した場合のロータ7の温度を示
す。この場合には、高真空域ではロータ7の温度はケー
シング1の温度よりも約50℃上回るので、ロータ7の
温度は約150℃となり、ロータ7の材料であるアルミ
ニウムの耐熱温度120℃を越えるので運転不可能にな
るという問題がある。
【0008】また、図7は、図7(b)に示すように、上
記ターボ分子ポンプのケーシング1の外周に上記加熱手
段としてのヒータ18を取り付け、ロータ7の温度がア
ルミニウムの耐熱温度120℃以下の一定温度100℃
を保つようにヒータ18の加熱量を制御した場合におけ
るケーシング1の温度を示す。ここで、ロータ7は数万
rpmの高速回転を行うので、ロータ7に直接温度センサ
を設置することができない。そこで、ケーシング1の吸
気口14に圧力センサ20を設置し、この圧力センサ2
0による吸入ガス圧(つまり、上記チャンバ内の真空度)
によって、図5よりロータ7の温度を推定するのであ
る。この場合には、高真空域〜中真空域では上記ケーシ
ング1の温度はロータ7の温度よりも約50℃下回るの
で、ケーシング1の温度は約50℃となり、排気ガスが
昇華して生成物が排気部に付くという問題がある。
【0009】そこで、この発明の目的は、高真空域〜低
真空域においてロータ温度を定範囲内に保って排気ガス
の昇華による生成物付着をなくすことができる分子ポン
プを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ケーシングとこのケーシン
グに内嵌されたロータを有する分子ポンプにおいて、上
記ケーシングの吸気側に設けられた温度調節手段と、上
記ケーシングの排気側に設けられた排気側加熱手段と、
上記ロータの負荷を検出するロータ負荷検出手段と、排
気ガス温度を検出する温度検出手段と、上記温度検出手
段の検出値に基づいて,上記ケーシングの排気側の温度
が定範囲内になるように上記排気側加熱手段を制御する
第1制御手段と、上記ロータ負荷検出手段の検出値に基
づいて,上記ロータの温度が定範囲内になるように上記
温度調節手段を制御する第2制御手段を備えたことを特
徴としている。
【0011】上記構成によれば、第1制御手段によっ
て、温度検出手段による排気ガス温度の検出値に基づい
て排気側加熱手段が制御されて、ケーシングの排気側の
温度が定範囲内に保たれる。そして更に、第2制御手段
によって、ロータ負荷検出手段の検出値に基づいて温度
調節手段が制御されて、ロータの温度が定範囲内に保た
れる。こうして、上記ロータ負荷検出手段によって検出
されるロータ負荷が変化しても、つまり吸入ガス圧が変
化しても、上記ロータの温度がアルミニウムの耐熱温度
以下であって排気ガスが昇華しないような定範囲内に保
たれる。したがって、本分子ポンプが使用される広いガ
ス圧範囲にわたって上記排気ガスの昇華による生成物の
付着がない。
【0012】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の分子ポンプにおいて、上記温度調節手段は、
吸気側加熱手段と吸気側冷却手段とを含んでいることを
特徴としている。
【0013】上記構成によれば、上記第2制御手段によ
って、上記温度調節手段としての吸気側加熱手段および
吸気側冷却手段が制御されて、上記ロータの温度が容易
に上記定範囲内に保たれる。
【0014】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係る発明の分子ポンプにおいて、上記第2制御手段は、
上記ロータ負荷検出手段の検出値が基準値以下である場
合には上記吸気側冷却手段を動作させる一方、上記ロー
タ負荷検出手段による検出値が上記基準値より大きい場
合には上記吸気側加熱手段を動作させるようになってい
ることを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、上記ロータ負荷検出手
段による検出値が基準値以下である場合、つまり、吸入
ガス圧が低圧〜中圧(高真空〜中真空)である場合には、
上記第2制御手段によって上記吸気側冷却手段が動作さ
れて上記ロータが輻射冷却される。一方、上記ロータ負
荷の検出値が基準値より大きい場合、つまり、排気ガス
圧が高圧(低真空)である場合には、上記第2制御手段に
よって上記吸気側加熱手段が動作されて上記ロータが輻
射加熱される。こうして、本分子ポンプが使用される広
いガス圧範囲にわたって、上記ロータの温度が確実に上
記定範囲内に保たれる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の分子
ポンプにおける概略断面図である。本実施の形態の分子
ポンプはねじポンプである。
【0017】ベース22,モータハウジング23,ベアリ
ング24,25,回転軸26,フランジ33,吸気口34,
排気口35,オイルタンク36および高周波モータ37
は、図4に示すターボ分子ポンプにおけるベース2,モ
ータハウジング3,ベアリング4,5,回転軸6,フランジ
13,吸気口14,排気口15,オイルタンク16および
高周波モータ17と同じ基本構成を有して、同様に機能
する。
【0018】ケーシング21の内周面にはステータ翼は
設けられてはいない。そして、ロータ27の外周には、
吸気口34から排気口35に向かう螺旋状のねじ28が
形成されている。そして、ロータ27の回転に伴って、
フランジ33に接続されたチャンバ(図示せず)から吸気
口34を通って吸い込まれたガスを、ロータ27のねじ
28,28間で構成されるねじ溝29によって圧縮して
排気口35に向かって強制排気する。
【0019】上記ハウジング21の吸気側外周に、上記
吸気側加熱手段としての第1ヒータ38と上記吸気側冷
却手段としての水ジャケット39を取り付けている。ま
た、ハウジング21の排気側外周に、上記排気側加熱手
段としての第2ヒータ40を取り付けている。さらに、
ハウジング21内におけるロータ27の下側には、温度
センサ41を取り付けている。そして、この温度センサ
41で検知された排気ガス温度を表す信号が制御部42
に入力される。また、この制御部42には、電流検出部
43で検出された高周波モータ37へ供給される電流値
Iを表す信号が入力される。
【0020】上記制御部42は、温度センサ41から入
力された信号に基づく排気ガス温度と目標温度との差に
応じて、ケーシング21の排気側の温度を上記目標温度
に保つための第2ヒータ40の加熱量を算出する。そし
て、この加熱量に基づく第2ヒータ40の電流値を第2
加熱制御部44に送出する。そうすると、第2加熱制御
部44は、内蔵するアンプの出力電流を上記電流値に再
設定する。こうして、ケーシング21の排気側温度が上
記目標温度になるように、第2ヒータ40の加熱量が制
御される。
【0021】さらに、上記制御部42は、上記電流検出
部43からの信号に基づく高周波モータ37の入力電流
値Iと基準値I0とに基づいて、 I−I0≦0 の場合にはロータ27の負荷が小さく、フランジ33に
接続されているチャンバ(図示せず)内は高真空〜中真空
になっているのであるから、図6(a)から分かるよう
に、ロータ27はアルミニウムの耐熱温度120℃を越
える可能性が高いと判定する。そして、図2に示すよう
に、電流値Iと基準値I0との差(I−I0)の値に応じて
ロータ27の温度を定範囲内に保つためのケーシング2
1の冷却量を求める。一方、 I−I0>0 の場合にはロータ27の負荷が大きく上記チャンバ内は
低真空であるから、図2に示すように、電流値Iと基準
値I0との差(I−I0)の値に応じてロータ27の温度を
定範囲内に保つためのケーシング21の加熱量を求め
る。すなわち、本実施の形態においては、上記電流検出
部43によって上記ロータ負荷検出手段を構成するので
ある。
【0022】尚、上記冷却量または加熱量は、例えば次
のようにして求める。すなわち、高周波モータ37の入
力電流値Iとその基準値I0との差(I−I0)の値と、ロ
ータ27の温度をアルミニウムの耐熱温度120℃を越
えない定範囲内に保つためのケーシング21の冷却量お
よび加熱量との関係(図2参照)を、テーブルにしてメモ
リ45に書き込んでおき、このテーブルを引くことによ
って求めるのである。尚、上記テーブルを用いずに、上
記差(I−I0)とケーシング21の冷却量および加熱量
との関係式を用いて、ケーシング21の冷却量あるいは
加熱量を演算によって求めても差し支えない。
【0023】そして、上記制御部42は、(I−I0)≦
0の場合には、上述のようにして求めたケーシング21
の冷却量に基づいて水ジャケット39の水の流量を算出
し、この算出した流量値に基づくバルブ47の開度を流
量制御部46に出力する。そうすると、流量制御部46
はバルブ47の開度を上記指示開度に再設定する。こう
して、ケーシング21の吸気側が冷却されて、ロータ2
7の温度がアルミニウムの耐熱温度120℃を越えない
定範囲内に保たれる。
【0024】一方、(I−I0)>0の場合には、上述の
ようにして求めたケーシング21の加熱量に基づいて第
1ヒータ38の電流値を算出し、この算出した電流値を
第1加熱制御部48に送出する。そうすると、第1加熱
制御部48は内蔵するアンプの出力電流を上記電流値に
再設定する。こうして、ケーシング21の吸気側が加熱
され、その輻射熱によってロータ27の温度が上記定範
囲内に保たれる。
【0025】すなわち、本実施の形態においては、上記
制御部42および第2加熱制御部44で上記第1制御手
段を構成し、制御部42,流量制御部46,バルブ47お
よび第1加熱制御部48で上記第2制御手段を構成する
のである。
【0026】図3は、上述したように、第1,第2ヒー
タ38,40の加熱量および水ジャケット39の冷却量
を制御した場合における吸入ガス圧とケーシング21お
よびロータ27の温度との関係を示す。図3より、上記
制御部42による第2ヒータ40の加熱量の制御の結
果、ケーシング21の下端部は約130℃に保たれ、ケ
ーシング21の中間部は約70℃に保たれ、ケーシング
21の上端部は約20℃に保たれていることが分かる。
また、このようにケーシング21の温度を一定に制御し
ただけでは、曲線Aで示すように高真空域でアルミニウ
ムの耐熱温度120℃を越えてしまうことになるロータ
27の温度が、制御部42による水ジャケット39の冷
却量あるいは第1ヒータ38の加熱量の制御の結果、線
分Bで示すように、高真空域〜低真空領域でアルミニウ
ムの耐熱温度120℃を越えない約100℃に保たれて
いることが分かる。
【0027】したがって、上記ねじポンプが使用される
広いガス圧領域において、ケーシング21およびロータ
27における排気側の温度を例えば100℃〜110℃
の定範囲内に保つことができ、排気ガスが昇華して生成
物が排気部に付かないようにできる。また、上記制御部
42によって、温度センサ41で検知された排気ガス温
度を監視することによって、上記第1,第2ヒータ38,
40の故障や水ジャケット39の断水を検知することが
できる。したがって、制御部42を、温度センサ41の
出力値が所定値範囲を逸脱すると警報を出力するように
構成することによって、当該ねじポンプの安全性向上お
よび信頼性の向上を図ることができる。
【0028】このように、本実施の形態においては、上
記ハウジング21の吸気側外周に、第1ヒータ38と水
ジャケット39を取り付ける。また、ハウジング21の
排気側外周に、第2ヒータ40を取り付ける。さらに、
ハウジング21内のロータ27の下側には、温度センサ
41を取り付けている。
【0029】そして、上記制御部42によって、温度セ
ンサ41からの排気ガス温度と目標温度との差に応じて
第2加熱制御部44の動作を制御して、ケーシング21
の排気側の温度が定範囲内に保たれるように第2ヒータ
40の加熱量を制御する。さらに、上記制御部42によ
って、高周波モータ37の入力電流値Iと基準値I0
の差が(I−I0)≦0の場合には、上記差の値に応じて
流量制御部46の動作を制御して、水ジャケット39の
流量を制御する。一方、(I−I0)>0の場合には、上
記差の値に応じて第1加熱制御部48の動作を制御し
て、第1ヒータ38の加熱量を制御する。こうして、ロ
ータ27の温度がアルミニウムの耐熱温度120℃を越
えない定範囲内に保つようにする。したがって、上記ね
じポンプが使用される広いガス圧範囲において、ロータ
27の温度が例えば100℃〜110℃の定範囲内に保
たれて、ロータ27の負荷−無負荷の繰り返し等におい
て、排気ガスの昇華による生成物の付着を防止できるの
である。
【0030】尚、上記実施の形態においては、上記高周
波モータ37の入力電流値Iと基準値I0との差の値に
基づいてロータ27の温度を推定しているが、ロータ2
7に近いモータハウジング23の上端部に温度センサ4
9を設け、上記電流値Iと基準値I0との差の値に温度
センサ49の検出温度を加味してロータ27の温度を推
定するようにしてもよい。こうすることによって、ロー
タ27の温度制御を更に精度よく行うことができる。ま
た、上記ロータ負荷として高周波モータ37への入力電
流値Iを用いているが、入力電力値を用いても構わな
い。
【0031】また、上記実施の形態においては、上記ケ
ーシング21の冷却手段を水ジャケット39で構成する
一方、上記第2制御手段を制御部42と流量制御部46
で構成する。そして、上記第2制御手段によって、ケー
シング21の冷却量を制御するようにしている。しかし
ながら、この発明はこれに限定されるものではなく、上
記第2制御手段を制御部42と水温制御部とで構成し
て、水ジャケット39に供給する水の温度を制御するよ
うにしても差し支えない。あるいは、上記冷却手段を空
冷装置で構成する一方、上記第2制御手段を制御部42
と風量制御部あるいは風温制御部とで構成して、空冷装
置の風量や風温を制御するようにしても差し支えない。
【0032】また、上記実施の形態においては、分子ポ
ンプとしてねじポンプを例に説明しているが、ターボ分
子ポンプや複合ポンプであっても同様の構成によってロ
ータの温度を例えば100℃〜110℃の定範囲内に保
つことができる。また、上記実施の形態においては、オ
イルタンク16を有する油潤滑軸受を備えた分子ポンプ
を例に説明しているが、磁気軸受を備えた分子ポンプで
あっても同様の構成によって同様の効果を得ることがで
きる。また、上記実施の形態においては、上記温度調節
手段として第1ヒータ38および水ジャケット39の両
方を有しているが、使用されるガス圧の範囲によって
は、第1ヒータ38あるいは水ジャケット39の何れか
一方のみを有するようにしても構わない。
【0033】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の分子ポンプは、第1制御手段によって、温度検
出手段による排気ガス温度の検出値に基づいて、ケーシ
ングの排気側に設けられた排気側加熱手段を制御してケ
ーシングの排気側の温度を定範囲内に保ち、第2制御手
段によって、ロータ負荷検出手段の検出値に基づいて、
上記ケーシングの吸気側に設けられた温度調節手段を制
御して上記ロータの温度を定範囲内に保つので、上記ロ
ータ負荷検出手段によって検出されるロータ負荷の範囲
(つまり、吸入ガス圧の範囲)にわたって、上記ロータの
温度が上記定範囲内に保たれる。したがって、上記ロー
タの温度が保たれる上記定範囲をアルミニウムの耐熱温
度以下であって排気ガスが昇華しないような温度範囲に
設定すれば、本分子ポンプが使用される広いガス圧範囲
にわたって、安定して、上記排気ガスの昇華による生成
物の付着を防止できる。
【0034】また、請求項2に係る発明の分子ポンプに
おける上記温度調節手段は、吸気側加熱手段と吸気側冷
却手段とを含んでいるので、上記ロータの温度を容易に
上記定範囲内に保つことができる。
【0035】また、請求項3に係る発明の分子ポンプに
おける上記第2制御手段は、上記ロータ負荷検出手段の
検出値が基準値以下である場合には上記吸気側冷却手段
を動作させる一方、上記ロータ負荷検出手段による検出
値が上記基準値より大きい場合には上記吸気側加熱手段
を動作させるので、上記排気ガス圧が低圧〜中圧(高真
空〜中真空)の場合には上記ロータが輻射冷却される一
方、上記排気ガス圧が高圧(低真空)の場合には上記ロー
タが輻射加熱される。したがって、この発明によれば、
本分子ポンプが使用される広いガス圧範囲にわたって、
上記ロータの温度を確実に上記定範囲内に保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の分子ポンプとしてのねじポンプの断
面図である。
【図2】図1における高周波モータの入力電流値とその
基準値に基づくケーシングの冷却量あるいは加熱量の算
出の説明図である。
【図3】図1に示すねじポンプにおける吸気ガス圧とケ
ーシングおよびロータの温度との関係を示す図である。
【図4】従来のターボ分子ポンプの断面図である。
【図5】図4におけるケーシングおよびロータの温度を
示す図である。
【図6】図4におけるケーシングの温度を100℃に保
った場合のロータの温度を示す図である。
【図7】図4におけるロータの温度を100℃に保った
場合のケーシングの温度を示す図である。
【符号の説明】
21…ケーシング、 27…ロータ、
29…ねじ溝、 34…吸気口、
35…排気口、 38…第1ヒー
タ、39…水ジャケット、 40…第2
ヒータ、41,49…温度センサ、 42…
制御部、43…電流検出部、 44…
第2加熱制御部、46…流量制御部、
48…第1加熱制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(21)と、このケーシング
    (21)に内嵌されたロータ(27)を有する分子ポンプに
    おいて、 上記ケーシング(21)の吸気側に設けられた温度調節手
    段(38,39)と、 上記ケーシング(21)の排気側に設けられた排気側加熱
    手段(40)と、 上記ロータ(27)の負荷を検出するロータ負荷検出手段
    (43)と、 排気ガス温度を検出する温度検出手段(41)と、 上記温度検出手段(41)の検出値に基づいて、上記ケー
    シング(21)の排気側の温度が定範囲内になるように上
    記排気側加熱手段(40)を制御する第1制御手段(42,
    44)と、 上記ロータ負荷検出手段(43)の検出値に基づいて、上
    記ロータ(27)の温度が定範囲内になるように上記温度
    調節手段(38,39)を制御する第2制御手段(42,4
    6,47,48)を備えたことを特徴とする分子ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分子ポンプにおいて、 上記温度調節手段は、吸気側加熱手段(38)と吸気側冷
    却手段(39)とを含んでいることを特徴とする分子ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の分子ポンプにおいて、 上記第2制御手段(42,46,47,48)は、上記ロー
    タ負荷検出手段(43)の検出値が基準値以下である場合
    には上記吸気側冷却手段(39)を動作させる一方、上記
    ロータ負荷検出手段(43)による検出値が上記基準値よ
    り大きい場合には上記吸気側加熱手段(38)を動作させ
    るようになっていることを特徴とする分子ポンプ。
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