JPH10307004A - 被加工物認識装置 - Google Patents

被加工物認識装置

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JPH10307004A
JPH10307004A JP9116831A JP11683197A JPH10307004A JP H10307004 A JPH10307004 A JP H10307004A JP 9116831 A JP9116831 A JP 9116831A JP 11683197 A JP11683197 A JP 11683197A JP H10307004 A JPH10307004 A JP H10307004A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体ウェーハ等の被加工物の加工すべき領域
及び加工状況の認識を行うことができる被加工物認識装
置において、加工すべき領域及び加工状況を表面と裏面
の双方から認識できるようにする。 【解決手段】可視光及び赤外光を発光する発光体と、可
視光または赤外光のいずれか一方を透過する狭帯域フィ
ルタとを備えた被加工物認識装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ等
の被加工物を加工する際に、加工すべき領域を検出する
被加工物認識装置に関し、詳しくは、可視光、赤外光の
双方を認識することができる撮像手段を有し、可視光ま
たは赤外光のどちらかを適宜選択して撮像できるように
した被加工物認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の加工装置においては、加工前に被
加工物の加工すべき領域が検出される。例えば、図8に
示すような半導体ウェーハ60をダイシングするダイシ
ング装置においては、半導体ウェーハの切削位置を検出
し、切削位置と切削ブレードとの位置合わせを行うアラ
イメントが切削前に行われる。
【0003】被加工物である半導体ウェーハ60の表面
には、所定間隔を置いて格子状に配列された直線状領域
であるストリート61が存在する。そして、ストリート
61によって区画された多数の矩形領域62には、回路
パターンが施されている。このような半導体ウェーハ6
0は、ストリート61において切削(ダイシング)さ
れ、各矩形領域62ごとに分離されてチップとなる。
【0004】図9に示すダイシング装置70において
は、保持テープ71を介して表面側を上にしてウェーハ
73をフレーム72に保持させてチャックテーブル74
に載置し、アライメントユニット10において切削位置
のアライメントを行った後、切削ブレード75よってウ
ェーハ73の表面に形成されたストリート61をダイシ
ングすることにより、チップが形成される。
【0005】このとき、切削前のアライメントは、通常
はアライメントユニット10に備えた撮像手段によって
撮像されたウェーハ73の表面の画像に基づいて行われ
る。このアライメント時、撮像手段におけるウェーハ7
3の表面の撮像は、撮像手段内に備えた光源から発せら
れる可視光をウェーハ73の表面に照射し、反射する光
を撮像することにより行われるが、切削の途中若しくは
切削後においても同様の撮像は可能であり、切削の途中
若しくは切削後に撮像手段によりウェーハ73の表面が
撮像されると、図10に示すように、切削後に生じる切
削溝34がモニター76に表示される。
【0006】この切削溝34は完全に直線状に形成され
ているとは限らず、両側にチッピング(細かな欠け)3
7が生じている場合がある。このチッピング37は、切
削ブレード55の切れ味の低下等に起因して発生するも
のである。
【0007】従って、モニター76に表示された表面の
チッピング37の状態を観察すれば、切削ブレード75
の切れ味等の状態をある程度予測することができる。具
体的には、チッピング37の大きさや量、切削溝34の
幅等について、予め許容値を設定しておき、これらが許
容値以内か否かを画像処理により判断し、許容値を超え
ている場合には自動的にダイシングを中止し、切削ブレ
ード75をドレッシングしたり、新しい切削ブレードに
交換する等の対策を講じている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、極めて
薄型の半導体ウェーハ等においては、ダイシング前に遂
行される裏面研磨からダイシングまでの工程での半導体
ウェーハの破損を防止するために、保持テープの貼り替
えを行わないようにする必要がある。この場合には、研
磨した裏面側を上にしてそのままチャックテーブル54
に載置しなければならない。従って、このときは、切削
位置であるストリートの形成された表面が下側になって
載置されており、下側の面(表面)を撮像してアライメ
ント、表面に生じるチッピングの検出を行う必要があ
る。
【0009】また、通常通り表面側を上にして半導体ウ
ェーハをチャックテーブル54に載置してダイシングを
行った場合でも、裏面にも表面と同じようにチッピング
が生じる場合がある。この場合に、ダイシングを一度終
了させ、チャックテーブル54から一度ウェーハ53を
取り外して裏面のチッピング状態をチェックし、裏返し
てから再度チャックテーブル54に載置していたのでは
作業効率が悪い。従って、この場合にも、下側の面を撮
像して認識する必要がある。
【0010】その一方、撮像手段が下側の面の撮像機能
しかもたないとすれば、上側の面を撮像することができ
ない。また、上側の面の撮像用の撮像手段と、下側の面
の撮像用の撮像手段とを別個に設けたのでは、装置構成
が複雑となり、コストも増大する。
【0011】従って、従来の被加工物認識装置において
は、簡便な手段によって、被加工物の上側の面を認識す
ると共に、下側の面をも認識できるようにすることに解
決しなければならない課題を有している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、加工装置に装着され、被
加工物を認識して加工すべき領域を検出する認識装置で
あって、被加工物に可視光及び赤外光を照射する照明手
段と、被加工物において反射した可視光域から赤外光域
までの光を拡大する光学手段と、可視光域から赤外光域
までの光を認識できる撮像手段と、可視光及び赤外光の
みを透過する狭帯域フィルタとを含み、該狭帯域フィル
タは、可視光または赤外光のいずれか一方を選択的に透
過するようにした被加工物認識装置を提供するものであ
る。
【0013】上記のような装置構成とし、狭帯域フィル
タは、可視光または赤外光のいずれか一方を選択的に透
過するようにしたことにより、一つの装置で、被加工物
の表面及び裏面を認識することができる。
【0014】また、本発明においては、狭帯域フィルタ
は、波長が0.4〜0.8μmの可視光を透過する第一
の狭帯域フィルタと、波長が0.8〜10μmの赤外光
を透過する第二の狭帯域フィルタとからなること、狭帯
域フィルタは、照明手段、光学手段、撮像手段のいずれ
か一以上に配設されていること、被加工物は半導体ウェ
ーハであり、加工装置は半導体ウェーハをダイシングす
るダイシング装置であることを付加的要件として含んで
いる。
【0015】狭帯域フィルタは、波長が0.4〜0.8
μmの可視光を透過する第一の狭帯域フィルタと、波長
が0.8〜10μmの赤外光を透過する第二の狭帯域フ
ィルタとからなることにより、2つの狭帯域フィルタの
いずれか一方を選択するのみで、被加工物の表面若しく
は裏面を選択的に認識することができる。
【0016】また、狭帯域フィルタは、照明手段、光学
手段、撮像手段のいずれか一以上に配設されていること
により、複数の狭帯域フィルタを異なる箇所に配設する
こともでき、透過する光の制御をより柔軟に行うことが
できる。
【0017】更に、被加工物は半導体ウェーハであり、
加工装置は半導体ウェーハをダイシングするダイシング
装置であることにより、半導体ウェーハの切削前のアラ
イメントを表面及び裏面から行うことができ、また、ダ
イシングの途中またはダイシング後に切削溝の表面及び
裏面の状態を認識することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態のいく
つかの例について図面を参照して説明する。なお、従来
例と共通する部分については、理解を容易とするため、
従来例と同一の符号を付して説明する。
【0019】図1に示す第一の実施の形態における被加
工物認識装置10は、例えば、従来例で示したダイシン
グ装置70に装備されるもので、アライメントユニット
10を兼ねており、照明手段11と、光学手段12と、
撮像手段13とから構成されている。なお、被加工物認
識装置10は、アライメントユニットとは別体として別
途設けてもよい。
【0020】照明手段11は、内部に発光体14を備え
ており、この発光体14は、調光器15を介して電源
(図示せず)に接続され、可視光及び赤外光を発するこ
とができる。また、発光体14の下方には熱線吸収フィ
ルタ16が取り付けられている。
【0021】光学手段12には、対物レンズ17と、ハ
ーフミラー18と、狭帯域フィルタ19とを備えてい
る。対物レンズ17は、ウェーハ30と対峙する位置に
配設され、その上方に配設されたハーフミラー18はグ
ラスファイバー20を介して照明手段11と接続されて
いる。
【0022】また、ハーフミラー18の上方には狭帯域
フィルタ19が配設されており、この狭帯域フィルタ1
9には、0.4〜0.8μmの波長の可視光を透過する
第一の狭帯域フィルタ21及び0.8〜10μmの波長
の赤外光を透過する第二の狭帯域フィルタ22を備えて
いる。両者は水平方向に移動することにより、切り替え
可能となっており、可視光のみを透過させるときは第一
の狭帯域フィルタ21を、赤外光のみを透過させるとき
は第二の狭帯域フィルタ22を、それぞれ光軸が一致す
るように位置させる。
【0023】撮像手段13は、例えば、光域が広く可視
光から赤外光までを認識可能なCCDカメラ等からな
り、光学手段12に対して光軸が一致するよう配設され
ており、撮像した画像はモニター76に表示される。
【0024】ダイシングされるウェーハ30は、保持テ
ープ31を介して表面側を上にして(裏面を保持テープ
31に貼着して)フレーム32に保持されて、従来例で
示したダイシング装置70のチャックテーブル74に吸
引保持されている。
【0025】ウェーハ30をダイシングする際は、ウェ
ーハ30の表面30aに形成されたストリート33を検
出し、切削ブレード75との位置合わせ、即ち、アライ
メントが行われるが、本実施の形態においては、被加工
物認識装置10がアライメントユニットを兼ねているた
め、被加工物認識装置10によって前記アライメントが
行われる。
【0026】アライメントの後、図2に示すように、ス
トリート33は切削ブレード75によって切削される。
そして、切削された位置には切削溝34が形成される。
【0027】撮像時、ウェーハ30には、照明手段11
の発光体14から発せられる光がグラスファイバー2
0、ハーフミラー18を介して照射されている。ここで
照射される光には、可視光成分と赤外光成分の双方の成
分が含まれている。
【0028】そして、図3に示すように、ウェーハ30
に照射される光のうち、可視光35は、ウェーハ30の
表面30aにおいて反射する。また、図4に示すよう
に、赤外光36は、ウェーハ30を透過し、ウェーハ3
0の裏面30bにおいて反射する。そして、それぞれ反
射した可視光35及び赤外光36は、対物レンズ17に
よって捕らえられ、狭帯域フィルタ19に供給される。
【0029】ここで、狭帯域フィルタ19を左方向にス
ライドさせておくと、光軸位置には、狭帯域フィルタ1
9の右部分にある第一の狭帯域フィルタ21が位置し、
右方向にスライドさせておくと、光軸位置には、狭帯域
フィルタ19の左部分にある第二の狭帯域フィルタ22
が位置することになる。従って、狭帯域フィルタ19を
左方向にスライドさせれば、第一の狭帯域フィルタ21
によって、赤外光36は遮断され、ウェーハ30の表面
30aにおいて反射した可視光35のみが透過されて撮
像手段13に供給される。一方、狭帯域フィルタ19を
右方向にスライドさせれば、第二の狭帯域フィルタ22
によって、可視光35は遮断され、ウェーハ30の裏面
30bにおいて反射した赤外光36のみが透過されて撮
像手段13に供給される。
【0030】そして、撮像手段13は、ウェーハ30の
表面30aの状態を表示させたいときは、表面30aに
焦点を合わせることにより、また、ウェーハ30の裏面
30bの状態を表示させたいときは、裏面30bに焦点
を合わせて撮像することにより、どちらか片方のみの画
像をモニター76に表示させることができる。
【0031】即ち、ウェーハ30の表面30aにおいて
反射し、第一の狭帯域フィルタ21を透過した可視光が
撮像手段13によって撮像されると、表面13aを撮っ
た画像がモニター76に表示される。一方、裏面13b
において反射し、第二の狭帯域フィルタ22を透過した
赤外光が撮像手段13によって撮像されると、裏面30
bを撮った画像がモニター76に表示される。
【0032】切削途中若しくは切削後のウェーハ30の
表面30aにできた切削溝34を撮った画像は、従来と
同様に図10のようにモニター76に表示される。図1
0に示す画像においては、切削溝34の両側に細かな欠
け(チッピング)37が存在する。
【0033】一方、図5は、切削途中若しくは切削後の
ウェーハ30の裏面30bにできた切削溝34を撮った
画像の一例であり、裏面30bにおいても同じように切
削溝34の両側にチッピング38が発生している。
【0034】図6は、半導体ウェーハの材料として用い
られるシリコン(Si)、ガリウム砒素(GaAs)、
インジウム燐(InP)等の結晶の光透過率を示すグラ
フであり、いずれの材料においても、波長が0.8μm
〜10μmの赤外線領域で高い透過率が見られた。従っ
て、第二の狭帯域フィルタ22が、0.8μm〜10μ
mの赤外線のみを透過させる狭帯域フィルタであれば、
ウェーハ30を透過して裏面を認識できることがわか
る。
【0035】但し、解像度を高くするためには、0.8
μm〜2.0μmの赤外線を透過する狭帯域フィルタを
用いることが望ましい。従って、狭帯域フィルタ19と
は別に、更に0.8〜2.0μmの赤外光のみを透過す
る狭帯域フィルタを狭帯域フィルタ19の上部や、撮像
手段13内等に設ければ、更に解像度を高めることが可
能となる。
【0036】従来は、可視光によって表面30aを撮像
し、表面30aのみのチッピングの状態を検出してダイ
シングを続行すべきか否かを判断することがあり、この
場合は裏面に発生したチッピングを検出することができ
ないため、不良チップが形成されてしまうのを完全に回
避することは困難であった。
【0037】また、裏面30bのチッピングの状態を検
出する場合もあったが、その場合には、ダイシングを一
度終了させてチャックテーブル74からウェーハ30を
取り外し、裏返してから再度チャックテーブル74に載
置して撮像するという煩雑な作業を必要としていた。
【0038】しかしながら、本発明では、図4において
示したように、赤外光を照射し、赤外光の透過性によっ
てウェーハ30を裏返すことなく裏面30bを撮像する
ことができるため、裏面のチッピング38の状態を容易
に検出することができる。しかも、狭帯域フィルタ19
を左右にスライドさせて切り替えるのみで、表面30a
及び裏面30bの撮像を自在に切り替えて表面及び裏面
のチッピングの状態を検出することができるのである。
【0039】従って、撮像した画像に基づき、画像処
理、例えば、反射した可視光または赤外光の多値デジタ
ル信号への変換等を行い、変換後のデータに基づいて表
面30a及び裏面30bのチッピング35の大きさや
量、切削溝34の幅等を算出し、算出した値が予め設定
した許容値を超えている場合には、切削ブレード75に
切れ味の低下等の何らかの問題があると判断することが
できる。そして、切削ブレード75のドレッシング、新
しい切削ブレードへの交換等の策を講ずることにより、
チッピングによる不良チップが大量に発生してしまうの
を未然に防止することができるのである。
【0040】次に、図7に示す第二の実施の形態におけ
る被加工物認識装置40について説明する。この被加工
物認識装置40は、照明手段41、光学手段42、撮像
手段43とから構成される点で第一の実施の形態におけ
る被加工物認識装置10と同様であるが、照明手段41
及び光学手段42の構成、照明手段41と光学手段42
とが接続されていない点において、被加工物認識装置1
0とは異なっている。
【0041】照明手段41は、内部に可視光及び赤外光
を発することができる発光体44を備えており、この発
光体44は、調光器45を介して電源(図示せず)に接
続されている。そして、発光体44の下方には更に、ス
ライド式に配設した照射側の第一の狭帯域フィルタ4
6、開閉式に配設した照射側の第二の狭帯域フィルタ4
7を備えている。
【0042】照射側の第一の狭帯域フィルタ46は、可
視光のみを透過する狭帯域フィルタであり、図7に示し
たように左方向にスライドさせたときには光軸に位置し
て可視光のみを透過し、右方向にスライドさせたときに
は、光軸から外れて発光体44から発せられる光をその
まま通過させる。
【0043】一方、照射側の第二の狭帯域フィルタ47
は、赤外光のみを透過する狭帯域フィルタであり、閉め
たときには赤外光のみを透過し、開いたときには光をそ
のまま通過させてウェーハ30に照射する。
【0044】従って、照射側の第一の狭帯域フィルタ4
6を左方向にスライドさせると共に照射側の第二の狭帯
域フィルタ47を開ければ、可視光のみが照射され、照
射側の第一の狭帯域フィルタ46を右方向にスライドさ
せると共に照射側の第二の狭帯域フィルタ47を閉めれ
ば、赤外光のみが照射される。
【0045】このようにして照射された可視光または赤
外光は、ウェーハ30において反射し、光学手段42の
狭帯域フィルタ48を透過する。このとき、可視光が照
射される場合は、狭帯域フィルタ48を左方向にスライ
ドさせておけば、反射側の第一の狭帯域フィルタ49が
可視光をそのまま透過し、赤外光が照射される場合は、
狭帯域フィルタ48を右方向にスライドさせておけば、
反射側の第二の狭帯域フィルタ50によって赤外光がそ
のまま透過される。
【0046】即ち、狭帯域フィルタを二重に設けること
で、余分な成分が入らないようにし、ウェーハ30の表
面30a若しくは裏面30bの認識をより正確に行うこ
とができるのである。
【0047】なお、表面の認識はダイシング装置が置か
れる部屋の光だけで行うことも可能であるが、部屋の光
だけでは光量が少なく、表面を認識できない場合には、
可視光だけを照射できるという点でも照射側の第一の狭
帯域フィルタ46は有効である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る被加
工物認識装置は、被加工物に可視光及び赤外光を照射す
る照明手段と、被加工物において反射した可視光域から
赤外光域までの光を拡大する光学手段と、可視光域から
赤外光域までの光を認識できる撮像手段と、可視光及び
赤外光のみを透過する狭帯域フィルタとを含み、狭帯域
フィルタは、可視光または赤外光のいずれか一方を選択
的に透過するようにしたことにより、一つの装置で、被
加工物の表面及び裏面を認識することができるため、表
面認識用の装置と裏面認識用の装置とを別個に設ける必
要がなく、加工装置の構成が簡略化される。
【0049】狭帯域フィルタは、波長が0.4〜0.8
μmの可視光を透過する第一の狭帯域フィルタと、波長
が0.8〜10μmの赤外光を透過する第二の狭帯域フ
ィルタとからなることにより、2つの狭帯域フィルタの
いずれか一方を選択するのみで、被加工物の表面若しく
は裏面を選択的に認識することができるため、表面と裏
面との認識の切り替えを容易かつ迅速に行うことができ
る。
【0050】また、狭帯域フィルタは、照明手段、光学
手段、撮像手段のいずれか一以上に配設されていること
により、複数の狭帯域フィルタを異なる箇所に配設する
こともでき、透過する光の制御をより柔軟に行うことが
できる。例えば、照明手段及び光学手段に二重に狭帯域
フィルタを設けることにより、被加工物の表面または裏
面の認識をより正確に行うことができ、認識の信頼性が
増す。
【0051】更に、被加工物は半導体ウェーハであり、
加工装置は半導体ウェーハをダイシングするダイシング
装置であることにより、半導体ウェーハの切削前のアラ
イメントを表面及び裏面から行うことができ、また、ダ
イシングの途中またはダイシング後に切削溝の表面及び
裏面の状態を認識することができるため、裏面からアラ
イメントやチッピングの認識を行う際にも、半導体ウェ
ーハを裏返す必要がなくなり、作業工程が簡略化され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被加工物認識装置の第一の実施の
形態を示す説明図である。
【図2】切削されるウェーハを示す説明図である。
【図3】本発明に係る被加工物認識装置によるウェーハ
表面の認識方法を示す説明図である。
【図4】同被加工物認識装置によるウェーハ裏面の認識
方法を示す説明図である。
【図5】同被加工物認識装置により撮像したウェーハの
裏面の状態を示す説明図である。
【図6】同被加工物認識装置によって認識されるウェー
ハの材料となるシリコン等の光透過率を示すグラフであ
る。
【図7】同被加工物認識装置の第二の実施の形態を示す
説明図である。
【図8】切削前のウェーハの表面を示す説明図である。
【図9】従来の、及び、本発明に係る被加工物認識装置
が装備されるダイシング装置を示す斜視図である。
【図10】従来の、及び、本発明に係る被加工物認識装
置により認識した、ウェーハの切削途中または切削後の
表面の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10:被加工物認識装置 11:照明手段 12:光学
手段 13:撮像手段 14:発光体 15:調光器 16:熱線吸収フィルタ
17:対物レンズ 18:ハーフミラー 19:狭帯域フィルタ 20:グ
ラスファイバー 21:第一の狭帯域フィルタ 22:第二の狭帯域フィ
ルタ 30:ウェーハ 30a:表面 30b:裏面 31:
保持テープ 32:フレーム 33:ストリート 34:切削溝 35:可視光 36:赤外光 37:表面のチッピング 38:裏面のチッピング 40:被加工物認識装置 41:照明手段 42:光学
手段 43:撮像手段 44:発光体 45:調光器 46:照射側の第一の狭帯域フィルタ 47:照射側の
第二の狭帯域フィルタ 48:狭帯域フィルタ 49:反射側の第一の狭帯域フィルタ 50:反射側の
第二の狭帯域フィルタ 60:半導体ウェーハ 61:ストリート 62:矩形
領域 70:ダイシング装置 71:保持テープ 72:フレ
ーム 73:ウェーハ 74:チャックテーブル 75:切削ブレード 76:
モニター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工装置に装着され、被加工物を認識して
    加工すべき領域を検出する認識装置であって、被加工物
    に可視光及び赤外光を照射する照明手段と、被加工物に
    おいて反射した可視光域から赤外光域までの光を拡大す
    る光学手段と、可視光域から赤外光域までの光を認識で
    きる撮像手段と、可視光及び赤外光のみを透過する狭帯
    域フィルタとを含み、該狭帯域フィルタは、可視光また
    は赤外光のいずれか一方を選択的に透過するようにした
    被加工物認識装置。
  2. 【請求項2】狭帯域フィルタは、波長が0.4〜0.8
    μmの可視光を透過する第一の狭帯域フィルタと、波長
    が0.8〜10μmの赤外光を透過する第二の狭帯域フ
    ィルタとからなる請求項1に記載の被加工物認識装置。
  3. 【請求項3】狭帯域フィルタは、照明手段、光学手段、
    撮像手段のいずれか一以上に配設されている請求項1ま
    たは2に記載の被加工物認識装置。
  4. 【請求項4】被加工物は半導体ウェーハであり、加工装
    置は半導体ウェーハをダイシングするダイシング装置で
    ある請求項1、2、または3に記載の被加工物認識装
    置。
JP11683197A 1997-05-07 1997-05-07 ウェーハのチッピング検出方法 Expired - Lifetime JP3868056B2 (ja)

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