JPH10307092A - 荷重発生方法及びその装置 - Google Patents

荷重発生方法及びその装置

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JPH10307092A
JPH10307092A JP11465797A JP11465797A JPH10307092A JP H10307092 A JPH10307092 A JP H10307092A JP 11465797 A JP11465797 A JP 11465797A JP 11465797 A JP11465797 A JP 11465797A JP H10307092 A JPH10307092 A JP H10307092A
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JP
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load
gravity
center
lever
transmission lever
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JP11465797A
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English (en)
Inventor
Hisanori Komai
尚紀 駒井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重を正確に制御して正確なデータを得るこ
とのできる荷重発生方法及びその装置を提供すること。 【解決手段】 レバー2の重心位置を変えるために、作
用点2b側に錘11により荷重をかけ、このレバー2の
重心位置と支点位置である軸4とを一致させる。同様に
レバー3についても、作用点6b側に錘11により荷重
をかけてこのレバー3の重心位置と軸5の位置とを一致
させる。これにより、双方のレバー2、3の軸4、5を
中心とする左右のトルクが均等になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、材料や部
品の疲労試験等を行うために、被試験体に所定の荷重を
所定の倍率で印加して、精度の高い荷重測定を行うため
の荷重発生方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気製品や機械製品等は、その
製品の構成部品や材料の物性値をパラメータとして、有
限要素法などの数値解析に基づく機械強度計算を行うこ
とでその製品の機械的な信頼性が保証されている。
【0003】従って、正確な物性値を得ることが必要で
あり、そのためには精度の高い疲労試験機を用い、様々
な材料試験を行い、材料の正確な物性値を測定する必要
がある。
【0004】特に、製品の寿命予測においては、製品の
部品や材料についての疲労試験の正確なデータ(物性
値)を得ることが重要である。
【0005】
【発明に至る経過】上記の如き試験に好適な疲労試験機
として、本出願人は既に、図19に示す如き試験機を提
起した。この疲労試験機は、駆動装置22にカム軸1a
を支軸されたカム1の駆動により、軸4で回動可能に支
持されたレバー2の一方の端部の作用点2aをカム1で
上下動させ、従動させるようになっている。
【0006】そして、このレバー2の他端部側には、別
のレバー3が軸5によって回動可能に支持され、このレ
バー3の一方の端部に設けられたピン6aがレバー2の
作用点2bに当接する。また、レバー3の他端部にはピ
ン6bが設けられ、ロッド14のアーム15aと15b
との間に介在している。
【0007】更に、レバー2のカム1側端部上には荷重
部7が設けられ、また、レバー3のピン6a側端部上に
は荷重部8が設けられ、これら荷重部7、8にかけられ
る荷重とカム1の駆動とによりアーム15a、15bを
介してロッド14を上下動させ、試験される試料に荷重
を印加する(ストレスを発生させる)ようになってい
る。
【0008】ロッド14の下端には試料の取付け部16
が設けられ、更にその下方には固定台が配され、試験さ
れる試料24(ここでは後述するプリント配線板33に
結合されたリード線34を示している。)の一部分がこ
の取付け部16と固定台17とによって疲労試験機に固
定されるようになっている。
【0009】ロッド14の上方には、ロッド14の上下
動を検出する変位検出センサー19が設けられ、更に、
固定台17の下方には、試料24に印加される荷重を検
出する荷重検出センサー(ロードセル)18が配され、
これらのセンサー18、19によって検出された検出値
はそれぞれの信号回路により制御装置20へ供給され
る。
【0010】制御装置20は、変位検出センサ19及び
荷重検出センサ18より供給される信号に基づいて、試
料24の破壊の検出、破壊までの荷重印加回数のカウン
ト等と共に測定した荷重印加回数等の試験結果を、記録
装置用出力21を介して、所定の記録装置(図示省略)
に出力するようになっている。
【0011】図19に示す如く、レバー2の作用点2a
と2bとの距離Lにおいて、レバー2の支点である軸4
と作用点2a間の距離l2 と、軸4と作用点2b間の距
離l1 との比は例えば5:1に形成されている。同様
に、レバー3のピン6aと6bとの距離L1 において、
このレバー3の支点である軸5とピン6a間の距離l4
と、軸5とピン6b間の距離l3 との比は例えば5:1
に(従って、5倍の荷重が出力されるように)形成され
ている。
【0012】図20は、図19の一部分を抽出して示し
た概略図であるが、カム1の回転によりカム1がレバー
2の作用点2aから離れ、レバー2の一方の端部が荷重
部7への荷重によって下がった状態を示している。従っ
て、レバー2が軸4を中心に反時計方向に回動し、作用
点2bがレバー3のピン6aを押し上げて軸5を中心に
レバー3を時計方向に回動させ、レバー3のピン6bが
アーム15bを介してロッド14を押し下げ、試料24
に圧縮荷重が印加され、破壊試験等が可能である。
【0013】また、図21は、図20と同じ部分の概略
図であるが、図20とは逆の状態を示している。即ち、
カム1の回転によりカム1がレバー2の作用点2aに当
接し、レバー2を押し上げている状態である。従って、
レバー2が時計方向に回動して作用点2bがレバー3の
ピン6aから離れ、レバー3は荷重部8の荷重のみによ
って反時計方向に回動し、ピン6bがアーム15aを介
してロッド14を押し上げ、試料24に対して引っ張り
荷重が印加され、クリープ試験等が可能である。
【0014】レバー2の荷重部7及びレバー3の荷重部
8には、試験される試料24の種類に応じてそれぞれ各
種の荷重をかけることができる。そして、図19に示す
ように、レバー2及びレバー3のそれぞれの支点となる
軸4、5を中心とするレバーの両端部までの長さの比
は、上記した如く5:1となっているので、梃子の原理
によって、それぞれのレバー2、3への荷重は反対側端
部において5倍の荷重(ストレス)が作用する。しか
も、各レバーの出力側のストロークは入力側(荷重部
側)の1/5ですむため、最終的には1/25のストロ
ークで荷重が出力されることになる。
【0015】即ち、図20のような状態の場合は、レバ
ー2の荷重部7の荷重が5倍となって作用点2bでレバ
ー3のピン6aに作用し、レバー3の荷重部8にかかる
荷重がないとすれば、この5倍になった荷重が更に5倍
となって反対側のピン6bからアーム15bを介してロ
ッド14に伝達される。但し、レバー3の荷重部8にも
荷重されるので、この荷重に相当する荷重が相殺され
る。
【0016】また、図21のような状態の場合は、レバ
ー2の荷重部7の荷重によるレバー3のピン6aへの作
用はないので、レバー3の荷重部8による荷重の5倍の
荷重がアーム15aを介してロッド14に伝達される。
しかも、この出力側でのレバーの上下動距離は入力側
(荷重部側)の上下動距離の1/5ですむため、1/5
と僅かなストロークで5倍の荷重が得られることにな
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図22に示す
如く、レバー2自体の重心位置25(以下、重心位置を
△又は▲で示す)は、レバー2のほぼ中心にあると考え
られるが、支点となる軸4は、作用点2b側に偏位(レ
バー3についても同様)している。従って、軸4を中心
とする両方のトルクが異なるため、上述の如き疲労試験
機においても、このトルクの差による誤差が加味される
ため、荷重部の大きさに正確に対応した正確な荷重デー
タが得られず、精度を要求される上記の如き疲労試験機
においても改善の余地がある。
【0018】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、荷重を正確に制御して正確なデータが得ら
れる荷重発生方法及びその装置を提供することを目的と
するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、誤差を生じさ
せないための効果的な制御の方法を見出し、本発明に到
達したものである。
【0020】即ち、本発明は、少なくとも1つの荷重伝
達レバーを介して所定の倍率で荷重を発生させるに際
し、前記荷重伝達レバーの重心位置を制御する重心位置
制御手段により前記重心位置を制御する荷重発生方法に
係るものである。
【0021】また、本発明は、少なくとも1つの荷重伝
達レバーを介して所定の倍率で荷重を発生させるため
に、前記荷重伝達レバーの重心位置を制御する重心位置
制御手段が設けられている荷重発生装置に係るものであ
る。
【0022】本発明の荷重発生方法及びその装置によれ
ば、荷重伝達レバーの重心位置を制御するので、例え
ば、荷重伝達レバーの重心位置をこの荷重伝達レバーの
支点位置と一致させることにより、支点位置を中心とす
る荷重伝達レバーの両側のトルクが均等になり、これに
基づく測定誤差をなくすことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の荷重発生方法及びその装
置においては、前記荷重伝達レバーの重心位置と支点位
置とを一致させて行うことが望ましい。
【0024】この場合、前記重心位置制御手段は、スト
レスを伝達する前記荷重伝達レバーの支点位置に対する
この荷重伝達レバーの重心位置に応じて、前記支点位置
に関し、前記重心位置とは反対側に所定の荷重をかけて
前記荷重伝達レバーの重心位置を制御してよい。
【0025】また、前記重心位置制御手段は、前記荷重
伝達レバーの所定の場所に錘を吊り下げてこの荷重伝達
レバーの重心位置を制御してよい。
【0026】また、前記重心位置制御手段は、前記荷重
伝達レバー上面の所定の場所に錘を取り付けてこの荷重
伝達レバーの重心位置を制御してよい。
【0027】また、前記重心位置制御手段は、前記荷重
伝達レバーの所定の場所の側方に取付け部を設け、この
取付け部に錘を取り付けて前記荷重伝達レバーの重心位
置を制御してよい。
【0028】また、前記重心位置制御手段は、前記荷重
伝達レバーの長さ、形状又は比重の調整により前記荷重
伝達レバーの重心位置を制御してよい。
【0029】また、前記荷重伝達レバーを、この荷重伝
達レバーの重心位置と支点位置とを予め一致させて形成
してよい。
【0030】更に、動力発生手段により発生させた動力
に応じて、少なくとも1つの荷重伝達レバーを介して所
定のストレスを所定の倍率で被試験体に発生させてよ
い。
【0031】上記の如くに構成することにより、材料及
び部品等の疲労試験を好適に行うことができる。
【0032】以下、本発明の好ましい実施の形態を説明
するが、本発明が以下の例に限定されるものでないこと
は勿論である。
【0033】図1は、本発明の実施の形態を示す疲労試
験機の概略図であるが、図示の如く、図19の例と基本
的な構造及び機構等は同様であるので、共通する部材に
ついては共通の符号を用いる。
【0034】従って、本例の疲労試験機においても、既
述した図19の試験機と同様に、駆動装置22のカム1
の駆動により、荷重部7を負荷しているレバー2の作用
点2a側がカム1に従動して上下動する。このため、軸
4を中心に反対側の作用点2bが回動してレバー3のピ
ン6aに作用し、荷重部8を負荷しているレバー3のピ
ン6a側がレバー2の作用点2bに従動する。これによ
りレバー3は軸5を中心に回動し、ピン6bが当接する
アーム15a又は15bを介してロッド14を上下動さ
せる。
【0035】そして、ロッド14の下部の取付け部16
と固定台17とによりこの疲労試験機に固定されている
試料24は、ロッド14の上下動によって荷重され、目
的に応じた試験が行われる。このロッド14の上下動は
ロッド上方の変位検出センサー19によって検出され、
また、試料に印加された荷重は固定台17下方の荷重検
出センサー(ロードセル)18によって検出される。
【0036】これらの検出センサー18、19による検
出値はそれぞれの信号回路により制御装置20へ供給さ
れ、制御装置20において、試料24の破壊の検出、破
壊までの印加荷重回数のカウント等の試験結果を、記録
装置用出力21を介して、所定の記録装置に出力する。
【0037】このように、本例の疲労試験機は、図19
の例と同様に作動するものであるが、本例の疲労試験機
が従来と異なる特筆すべき特徴は、図1に示す如く、レ
バー2、3のそれぞれの重心位置を制御する重心位置制
御手段が設けられ、レバー2、3の重心位置をそれぞれ
の支点となる軸(以下、支点と称することがある)4、
5に一致させていることである。
【0038】図2〜図4は、重心位置制御の基本的な方
法を示す図であり、まず、レバー2についてその方法を
説明する。
【0039】まず、図2において△で示すように、レバ
ー2の重心位置25はレバー2のほぼ中心にある。従っ
て、このレバー2の支点となる軸4が一方の作用点2b
寄りに偏位しているため、レバー2の重心25と支点で
ある軸4とは一致せず、このレバー2のトルクは作用点
2a側に多く発生し、反時計方向のトルクが生じる。
【0040】そこで、反対側の作用点2bの位置に、例
えば錘用の受け皿10を吊るせば、この受け皿10の重
量により、図2において▲で示すように、重心位置25
aを支点軸4寄りに移動させることができる。
【0041】更に、図3のように、受け皿10に適当な
重さの錘11を載せて荷重すれば、重心位置25aを支
点の軸4に一致させることができる。錘11の形状は、
例えば文銅のようにリング状に形成し、受け皿10に受
け軸10aを設けて係合させればよい。
【0042】また、図4に示す如く、例えば受け皿10
をレバー2の作用点2b側端部に取り付けた場合には、
この受け皿10のみの重量でレバー2の重心位置25a
は支点4の位置を超えて支点4の位置と一致しなくなる
こともあるので、受け皿10の取り付けを図2及び図3
で述べた位置に変える必要がある。このような現象は受
け皿10に載せる錘11が重過ぎた場合にも生じる。
【0043】また、レバー2のほぼ中央にある重心位置
25を、図4において仮想線で示すように、支点4とは
反対側に移動させて重心位置25bを形成することもで
きる。従って、この場合は支点4を中心とする左右のト
ルクの差は更に大きくなるが、作用点2a側のトルクが
増加した分を荷重部7にかける荷重において軽減するこ
とができ、更に荷重部7への荷重の調整により作用点2
b側の錘11を軽くすることもできる。
【0044】図5〜図7は、他方のレバー3の場合を示
す図である。即ち、レバー3は、図1に示すようにロッ
ド14のアーム15a、15b及びロッド14との干渉
を避けるために、錘11の取り付け位置を変え、図5は
レバー3の上にピン12を設けて錘11の孔を係合させ
ている。この場合、図1において仮想線で示すように、
レバー3のピン6b側を延設し、そこに錘11を取り付
けるようにしてもよい。
【0045】また、図6は第2の実施の形態であり、こ
の場合、レバー3の側方にブラケット13を設け、同様
にブラケット13に設けたピン12に錘11の孔を係合
させていることを示し、図6(a)はこの正面図、
(b)は平面図である。このようにしてレバー3の場合
もレバー3の重心位置25aを支点である軸5と一致さ
せることができる。
【0046】また、図7は更に他の実施の形態を示すも
のであり、図示の如く、ピン6a寄りのレバー3の本体
に切り欠き9を設けてこの部分の重量の軽減を図り、予
めレバー3自体の重心位置と軸5との間隔の開きを少な
くしているため、錘11の重量は軽くても重心位置25
aを軸5に一致させ易くすることができる。
【0047】上記の如く、レバー2、3それぞれの支点
位置である軸4、5とそれぞれの重心位置とを一致させ
ることにより、それぞれの軸4、5を中心とするレバー
の自重に基づく支点の左右でのトルクが等しくなる。従
って、前述した如きトルクの差が排除されるため、荷重
部7の重量に正確に対応した荷重が作用点に働き、これ
が更に所定倍率で出力側へ伝達されることになるから、
正確な荷重データを得ることができる。
【0048】即ち、最初の入力側であるレバー2の荷重
部7の荷重が正確に5倍となって、レバー3の入力側へ
伝達され、これを更に正確な5倍の荷重にしてこのレバ
ーの出力側へ伝達することができる。
【0049】本実施の形態の疲労試験機は、各種の材料
や部品等に繰り返して荷重を負荷させる疲労試験等に使
用するものであるが、被試験体は所定の規格に基づいた
形状のテストピースが用いられることが多い。図8及び
図9は、例えばこの疲労試験機で試験する電子部品のテ
ストピースの一例を示す図である。
【0050】図8は、プリント配線板とリード線とのは
んだ接合を試験する試料を示し、(a)は平面図、
(b)は(a)のA−A線断面図であり、プリント配線
板33におけるランド33aにおいて、リード線34が
はんだ35で接合された状態を示している。そして、こ
の試料は、取付け孔33bにおいて、ボルト23により
固定台17に固定される(図10参照)。
【0051】このようなリード部品の接合部のはんだ3
5は弾性限界が低いため、はんだ35の弾性限界より大
きい荷重が、容易には変形しないリード線34に加わる
と、はんだ35は破断に至る。このように、リード線3
4の弾性係数がはんだ35の弾性係数より大きく、荷重
により変形しにくい材料の場合(リード線34よりもは
んだ35の方が変形し易い場合)には、一定荷重で疲労
試験が行われる。
【0052】図9は、面実装IC(Integrated Circui
t)のはんだ付け試料を示し、(a)は平面図、(b)
は(a)のB−B線断面図である。この試料において
は、試験用IC38は、中央部で2つに分割された基板
37に、はんだ40により接合されている。
【0053】接合部のはんだ40は、図8(b)のはん
だ35と同様に、変形しにくいが、IC38のリード部
39は、容易に変形し、荷重を吸収する。従って、この
ような試料に、一定荷重を印加すると、その荷重の大き
さによっては、荷重を一回印加させただけで、リード部
39が大きく変形し、破断してしまうので、このような
試料には、一定変位を印加する疲労試験が行われる。
【0054】図10は、図8に示す試料を本例の疲労試
験機のロッド14に装着した状態を示している。この試
料においては、リード線34を荷重伝達ロッド14の取
付け部16に固定し、基板33を固定台17に固定す
る。これにより、荷重伝達用のロッド14より伝達され
る荷重が、はんだ35に加えられる。
【0055】図11は、図9に示す試料を本例の疲労試
験機のロッド14に装着した状態を示している。この試
料においては、2つに分割された基板37のうち、一方
を荷重伝達ロッド14に固定し、他方を固定台17に固
定する。これにより荷重伝達用のロッド14の上下動に
よる変位が、試料のリード部39に加えられる。
【0056】図12は、本実施の形態における制御装置
20の回路図を示している。前記した図1の制御装置2
0においては、制御回路41は、使用者の操作に応じた
入力装置からの信号に従って、駆動装置22を制御する
ようになっている。また、制御回路41は、比較回路4
3の信号により、試料24が所定の状態になったと判断
した場合、駆動装置22を停止させるようになってい
る。
【0057】更に、制御回路41は、変位検出センサ1
9からの信号を受け、その信号(変位量)をメモリ付き
カウンタ45に記憶させるようになっている。
【0058】ピーク検出回路42は、図13に示すグラ
フのような荷重検出センサ18からの信号により荷重印
加時のピーク荷重を検出し、その値を比較回路43及び
メモリ付きカウンタ45に出力するようになっている。
【0059】比較回路43は、ピーク検出回路42の信
号による荷重のピーク値を、メモリ44に記憶されてい
るところの予め設定された荷重のしきい値と比較し、そ
の結果を制御回路41に出力するようになっている。
【0060】メモリ付きカウンタ45は、ピーク検出回
路42の信号による荷重の値、及び制御回路41より信
号される変位の値を記憶すると共に、荷重及び変位の値
が信号された回数をカウントするようになっている。
【0061】出力回路46は、制御回路41を介して、
入力装置より所定の信号を供給されると、メモリ付きカ
ウンタ45より供給された荷重の印加回数などの、疲労
試験の結果を、記録装置用出力21を介して、所定の記
録装置(図示省略)に出力するようになっている。
【0062】次に、疲労試験における制御装置20の動
作について説明する。
【0063】使用者が入力装置で試験の開始操作を行う
と、制御回路41は、その操作に対応する信号を受け取
り、駆動装置22を動作させる。
【0064】そして、試料24に荷重(圧縮荷重の設定
値を+Fa、引っ張り荷重の設定値を−Faとする)が
印加されると、荷重検出センサ18は、図13に示すよ
うに、その荷重を検出し、その信号をピーク検出回路4
2に供給する。
【0065】ピーク検出回路42は、荷重検出センサ1
8による検出荷重のピーク値を比較回路43及びメモリ
付きカウンタ45に供給し、比較回路43は、そのピー
ク値と、メモリ44に記憶されている荷重しきい値の差
を計算し、その値を制御回路41に出力する。
【0066】制御回路41は、その値から試料24の状
態を把握する。そして、試料24に亀裂が生じたとき
(図13においては、試験回数がt1 であるとき)、荷
重検出センサ18で検出される荷重のうち、正負いずれ
かの検出荷重が減少する。制御回路41は、比較回路4
3からの比較結果から、ピーク検出回路42より供給さ
れる検出荷重が、メモリ44に記憶されているしきい値
(図13においては、圧縮荷重のしきい値を+Fb、引
っ張り荷重のしきい値を−Fbとする)より小さくなっ
たと判断すると、メモリ付きカウンタ45に、そのとき
の荷重印加回数を破壊回数として記憶させる。
【0067】そして、亀裂が進行し、試料24が破断し
たとき(図13においては、試験回数がt2 であると
き)、荷重検出センサ18で検出される荷重は、零に収
束していき、制御回路41は、比較回路43からの比較
結果から、試料24が破断したと判断すれば、駆動装置
22を停止させる。
【0068】このように試料24が破断した後、制御回
路41は、メモリ付きカウンタ45に破壊回数などの疲
労試験の結果を出力回路46に出力させる。そして、出
力回路46は、使用者による設定に従って、その疲労試
験の結果を記録装置用出力21を介して出力する。
【0069】以上のように、制御装置20は、使用者の
操作に応じて駆動装置22を制御し、試料24が破壊さ
れた場合、検出される荷重により試料24の破壊(破
断)を感知して、駆動装置22を停止させるようになさ
れている。なお、荷重の状況は常にモニターできる。
【0070】制御装置20において、破壊の検出のしき
い値を微小破壊に対応して設定し、亀裂が発生したとき
(破断する前)に、駆動装置22を停止させるようにす
ることで、光学的破壊検査などの実験用のサンプルとし
て利用される、亀裂が進展していない初期破壊のサンプ
ルを作成することもできる。
【0071】上記の如く構成した本実施の形態の疲労試
験機おいて、レバー2の荷重部7及びレバー3の荷重部
8にそれぞれ各種の荷重をかけ、荷重検出センサー18
で検出される荷重を測定した。その結果を次の表1に示
す。この表において(+)はロッドにかかる下向きの荷
重であり、(−)はロッドにかかる上向きの荷重を示し
ている。
【0072】
【0073】上記表1の測定結果から、本実施の形態の
疲労試験機のレバー2及び3の如く、これらのレバー
2、3の重心位置がそれぞれの支点位置である軸4、5
に一致されていれば、それぞれの軸4、5と作用点との
距離の構成比5:1に一致した荷重特性を示しているこ
とが分かる。従って、所定通り(計算通り)の荷重を試
料にかけることができ、荷重測定が正確となる。
【0074】上述した例による疲労試験機のレバー2の
重心位置制御方法は、図2〜図4について示した以外に
も例えば次のように実施することができる。図14〜図
18はそれぞれ変形例を示す図である。
【0075】即ち、図14は、レバー2の作用点2b側
に軸26を延設し、例えば、レバー2と同形状に形成さ
れた錘27に設けた係合孔27aを軸26に係合させ、
ビス28等で固定する。これにより、ビス28を緩めて
矢印方向に錘27をスライドさせることにより重心位置
25aを軸4と簡単に一致させることができる。
【0076】また、図15は、下部に突起を有する錘2
9の係合穴29aを、図14のように形成した軸26に
係合させ、同様にビス28等で固定したものであり、操
作は上記した図14の場合と同様である。
【0077】また、図16は、上記した図14における
軸にボルト状にねじ山を形成し、ナット状の錘30を設
けたものである。これにより重心位置の調整は更に容易
になる。
【0078】また、図17は、上記した図15における
錘29のように、レバー2の作用点2b側に突起部31
を形成し、予めレバー2の軸4とその重心位置25が一
致するように形成したものである。
【0079】同様に、図18の場合は、軸4を中心に作
用点2b側も反対側と同様に形成することによって、重
心位置25と軸4とを一致させて形成したものである。
これにより、前述した図2〜図4における吊り下げ式の
錘10は設けなくてもよく、これは、レバー3について
も適用することができる。
【0080】また、レバー2及び3において、例えば、
それぞれの軸4、5の近傍を境にレバー2、3の材質を
変えて、作用点2a側を軽い材質の材料で形成し、作用
点2b側を重い材質の材料で形成することもできる。こ
れにより、重心位置25と軸4、5とを一致させること
ができ、少なくとも双方のずれを少なくすることができ
る。
【0081】また、重心位置制御の方法は、上記したレ
バーの構造や形状以外のものであってもよく、例えば、
上記のような複数のレバー方式でなく、レバー3のみを
設けてカム1に従動させてもよい。この場合は、荷重部
8のみによる荷重により例えばクリープ試験を行うこと
ができる。
【0082】更に、使用する材料や材質等は適宜なもの
であってよく、上記した荷重発生方法や装置は疲労試験
機以外にも適用することができる。
【0083】上述した本実施の形態によれば、レバー
2、3の重心位置を容易に制御できるので、重心位置と
支点位置とを簡単に一致させることができ、レバー2、
3自体のトルクの差をなくすことができる。従って、被
試験体に対して小さいストロークにも拘らず、所定通り
の大きな荷重を印加することができ、材料や部品等の強
度計算のためのパラメータとして正確な物性値を得るこ
とができる。
【0084】しかも、構造が簡単であるので、新規の製
作は勿論、既存の疲労試験機の改良にも簡単に採り入れ
ることができ、経費面でも安価に実現することができ
る。
【0085】また、レバー2、3のそれぞれの荷重部
7、8と軸4、5間の距離と、軸4、5と作用点2a、
2b間の距離との構成比も可能な限り拡大すれば、更に
低荷重により大きな荷重をかけることも可能であり、荷
重部7、8にかける荷重の選択により被試験体に対して
大小任意な荷重をかけて試験を行うことができる。
【0086】
【発明の作用効果】上述した如く、本発明は、少なくと
も1つの荷重伝達レバーを介して所定の倍率で荷重を発
生させるに際し、前記荷重伝達レバーの重心位置を制御
する重心位置制御手段により前記重心位置を制御するの
で、この荷重伝達レバーの重心位置を任意の位置に変え
ることができる。従って、例えば、荷重伝達レバーの重
心位置を移動させて、この荷重伝達レバーの支点位置と
一致させれば、この荷重伝達レバーの支点位置を中心と
する両側のトルクが均等になり、これを疲労試験機に応
用すれば所定の荷重に基づいて所定の荷重を被試験体に
印加することができ、正確な測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による疲労試験機を示す概
略図である。
【図2】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制御
の方法を示す概略図である。
【図3】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制御
の方法を示す概略図である。
【図4】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制御
の方法を示す概略図である。
【図5】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制御
の方法を示す概略図である。
【図6】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制御
の方法を示し、(a)は正面図、(b)は平面図であ
る。
【図7】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制御
の方法を示す概略図である。
【図8】プリント基板にリード線を接合したテストピー
スを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線
断面図である。
【図9】面実装したICのテストピースを示し、(a)
は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図10】同、疲労試験機へのテストピースの装着状態
を示す要部の正面図である。
【図11】同、疲労試験機への他のテストピースの装着
状態を示す要部の正面図である。
【図12】同、疲労試験機の回路図である。
【図13】同、疲労試験機により検出される荷重を示す
グラフである。
【図14】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制
御方法の変形例を示す概略図である。
【図15】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制
御方法の他の変形例を示す概略図である。
【図16】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制
御方法の他の変形例を示す概略図である。
【図17】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制
御方法の他の変形例を示す概略図である。
【図18】同、疲労試験機におけるレバーの重心位置制
御方法の更に他の変形例を示す概略図である。
【図19】他の例による疲労試験機を示す概略図であ
る。
【図20】同、レバー作動の一段階を示す要部の概略図
である。
【図21】同、レバー作動の他の一段階を示す要部の概
略図である。
【図22】同、レバーの重心位置を示す概略図である。
【符号の説明】
1…カム、2、2A、3…レバー、2a、2b…作用
点、4、5、26、26A…軸、6a、6b、12…ピ
ン、7、8…荷重部、10…受け皿、10a…受け軸、
11、27、29、30…錘、13…ブラケット、14
…ロッド、15a、15b…アーム、16…取付け部、
18…荷重検出センサ、19…変位検出センサ、20…
制御装置、21…記録装置用出力、22…駆動装置、2
4…試料、25、25a、25b…重心、27a、29
a…係合穴、33…プリント配線板、34…リード線、
35、40…はんだ、37…基板、38…IC、39…
リード部
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの荷重伝達レバーを介し
    て所定の倍率で荷重を発生させるに際し、前記荷重伝達
    レバーの重心位置を制御する重心位置制御手段により前
    記重心位置を制御する荷重発生方法。
  2. 【請求項2】 前記荷重伝達レバーの重心位置と支点位
    置とを一致させて行う、請求項1に記載した荷重発生方
    法。
  3. 【請求項3】 前記重心位置制御手段が、ストレスを伝
    達する前記荷重伝達レバーの支点位置に対するこの荷重
    伝達レバーの重心位置に応じて、前記支点位置に関し、
    前記重心位置とは反対側に所定の荷重をかけて前記荷重
    伝達レバーの重心位置を制御する、請求項1に記載した
    荷重発生方法。
  4. 【請求項4】 前記重心位置制御手段が、前記荷重伝達
    レバーの所定の場所に錘を吊り下げてこの荷重伝達レバ
    ーの重心位置を制御する、請求項1に記載した荷重発生
    方法。
  5. 【請求項5】 前記重心位置制御手段が、前記荷重伝達
    レバー上面の所定の場所に錘を取り付けてこの荷重伝達
    レバーの重心位置を制御する、請求項1に記載した荷重
    発生方法。
  6. 【請求項6】 前記重心位置制御手段が、前記荷重伝達
    レバーの所定の場所の側方に取付け部を設け、この取付
    け部に錘を取り付けて前記荷重伝達レバーの重心位置を
    制御する、請求項1に記載した荷重発生方法。
  7. 【請求項7】 前記重心位置制御手段が、前記荷重伝達
    レバーの長さ、形状又は比重の調整により前記荷重伝達
    レバーの重心位置を制御する、請求項1に記載した荷重
    発生方法。
  8. 【請求項8】 前記荷重伝達レバーを、この荷重伝達レ
    バーの重心位置と支点位置とを予め一致させて形成して
    いる、請求項7に記載した荷重発生方法。
  9. 【請求項9】 動力発生手段により発生させた動力に応
    じて、少なくとも1つの荷重伝達レバーを介して所定の
    ストレスを所定の倍率で被試験体に発生させる、請求項
    1に記載した荷重発生方法。
  10. 【請求項10】 材料及び部品等の疲労試験を行う、請
    求項9に記載した荷重発生方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの荷重伝達レバーを介
    して所定の倍率で荷重を発生させるように構成され、前
    記荷重伝達レバーの重心位置を制御する重心位置制御手
    段が設けられている荷重発生装置。
  12. 【請求項12】 前記荷重伝達レバーの重心位置と支点
    位置とを一致させるように構成されている、請求項11
    に記載した荷重発生装置。
  13. 【請求項13】 前記重心位置制御手段が、前記ストレ
    スを伝達する前記荷重伝達レバーの支点位置に対するこ
    の荷重伝達レバーの重心位置に応じて、前記支点位置に
    関し、前記重心位置とは反対側に所定の荷重をかけて前
    記荷重伝達レバーの重心位置を制御するように構成され
    ている、請求項11に記載した荷重発生装置。
  14. 【請求項14】 前記重心位置制御手段が、前記荷重伝
    達レバーの所定の場所に錘を吊り下げてこの荷重伝達レ
    バーの重心位置を制御するように構成されている、請求
    項11に記載した荷重発生装置。
  15. 【請求項15】 前記重心位置制御手段が、前記荷重伝
    達レバー上面の所定の場所に錘を取り付けてこの荷重伝
    達レバーの重心位置を制御するように構成されている、
    請求項11に記載した荷重発生装置。
  16. 【請求項16】 前記重心位置制御手段が、前記荷重伝
    達レバーの所定の場所の側方に取付け部を設け、この取
    付け部に錘を取り付けて前記荷重伝達レバーの重心位置
    を制御するように構成されている、請求項11に記載し
    た荷重発生装置。
  17. 【請求項17】 前記重心位置制御手段が、前記荷重伝
    達レバーの長さ、形状又は比重の調整により前記荷重伝
    達レバーの重心位置を制御するように構成されている、
    請求項11に記載した荷重発生装置。
  18. 【請求項18】 前記荷重伝達レバーが、この荷重伝達
    レバーの重心位置と支点位置とを予め一致させて形成さ
    れている、請求項17に記載した荷重発生装置。
  19. 【請求項19】 動力発生手段により発生させた動力に
    応じて、少なくとも1つの荷重伝達レバーを介して所定
    のストレスを所定の倍率で被試験体に発生させるように
    構成されている、請求項11に記載した荷重発生装置。
  20. 【請求項20】 材料及び部品等の疲労試験を行うため
    に構成されている、請求項19に記載した荷重発生装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015033917A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 日本信号株式会社 しゃ断機用ウェイト装置、及び、しゃ断機
CN112985791A (zh) * 2021-02-09 2021-06-18 湖南三一塔式起重机械有限公司 塔机连接件疲劳耐久试验装置及试验方法

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