JPH10307103A - 同位体分子分析装置 - Google Patents
同位体分子分析装置Info
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- JPH10307103A JPH10307103A JP11774597A JP11774597A JPH10307103A JP H10307103 A JPH10307103 A JP H10307103A JP 11774597 A JP11774597 A JP 11774597A JP 11774597 A JP11774597 A JP 11774597A JP H10307103 A JPH10307103 A JP H10307103A
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- light
- light beam
- cell
- transmitted
- polarization plane
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多量な自然分子中に存在する微量な同位体分
子の吸収スペクトルを精度よく計測する。 【解決手段】 光源21−1の光からモノクロメータ2
1−2により単色光を取り出す。その光をビームスプリ
ッタ23−1により偏光面が直交する二つの直線偏光の
光束に分ける。その一方をリファレンスセル26−1を
透過させ、他方を試料セル26−2を透過させる。セル
を透過した2本の光束を偏光プリズムを用いて重ね合わ
せ、この光束から、重ね合わせた2本の光束の各偏光面
に45度の角度をなす偏光面の光を偏光板27により取
り出してその強度を計測する。 【効果】 光の干渉を利用する事により二つのセルの吸
収の差分を精度よく測定出来る。
子の吸収スペクトルを精度よく計測する。 【解決手段】 光源21−1の光からモノクロメータ2
1−2により単色光を取り出す。その光をビームスプリ
ッタ23−1により偏光面が直交する二つの直線偏光の
光束に分ける。その一方をリファレンスセル26−1を
透過させ、他方を試料セル26−2を透過させる。セル
を透過した2本の光束を偏光プリズムを用いて重ね合わ
せ、この光束から、重ね合わせた2本の光束の各偏光面
に45度の角度をなす偏光面の光を偏光板27により取
り出してその強度を計測する。 【効果】 光の干渉を利用する事により二つのセルの吸
収の差分を精度よく測定出来る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分光光度計に関わ
り、特に高感度検出技術に関する。
り、特に高感度検出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高感度の分光光度計として、図1
に示すように構成されたダブルビーム分光光度計が広く
用いられている。このような分光光度計の具体的な例と
してはアプライド オプティックス 第33巻33号7
707ページ(1994)(AppliedOptics、vol33、No
33、p7707(1994) ) に装置構成が記載されているが、こ
こでは分かり易さの点から図1を用いて説明する。
に示すように構成されたダブルビーム分光光度計が広く
用いられている。このような分光光度計の具体的な例と
してはアプライド オプティックス 第33巻33号7
707ページ(1994)(AppliedOptics、vol33、No
33、p7707(1994) ) に装置構成が記載されているが、こ
こでは分かり易さの点から図1を用いて説明する。
【0003】図1の装置では光源からの光束を二つに分
割し、一方の光路中に分析試料の入ったセルを入れ、他
方の光路中には標準試料の入ったセルを置く。そして、
各セルを透過した光の強度を光検出器で測定すると図2
のようなスペクトルになる。そして、試料セルのスペク
トルと標準試料セルのスペクトルを測定しこの二つのス
ペクトル測定値の差から分析試料による吸収スペクトル
を算出する。
割し、一方の光路中に分析試料の入ったセルを入れ、他
方の光路中には標準試料の入ったセルを置く。そして、
各セルを透過した光の強度を光検出器で測定すると図2
のようなスペクトルになる。そして、試料セルのスペク
トルと標準試料セルのスペクトルを測定しこの二つのス
ペクトル測定値の差から分析試料による吸収スペクトル
を算出する。
【0004】図1において11は光源、12はモノクロメー
タ、13は光束分割器、14は試料セル、15はリファレンス
セル、16は光検出器で試料セル14を透過した光束の光強
度を計測用である。17はリファレンスセル15を透過した
光の計測用である。18は光検出器16と17の出力信号を取
り込み処理するためのデータ処理装置である。19は各種
データの記憶装置、20は表示装置、21はデータバスラ
インである。
タ、13は光束分割器、14は試料セル、15はリファレンス
セル、16は光検出器で試料セル14を透過した光束の光強
度を計測用である。17はリファレンスセル15を透過した
光の計測用である。18は光検出器16と17の出力信号を取
り込み処理するためのデータ処理装置である。19は各種
データの記憶装置、20は表示装置、21はデータバスラ
インである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1に示した従来の分
光分析装置では、分析試料濃度が低く試料による光吸収
が少ない場合には信号のSNが悪くなり高精度の測定が出
来なくなる欠点がある。この原因は各セルの透過光を光
検出器で電気信号に変換するときに発生するショットノ
イズにある。このノイズの自乗平均値は入射光強度に比
例しており、そして、ランダムに発生する。そのため、
このノイズは光検出器の出力電気信号の差分処理などで
除去することが出来ない。したがって、分析試料による
吸収が少なく、吸収に対応した電気信号の大きさが小さ
くなるとこのショットノイズが妨害となり精度良く測定
する事が出来なくなる。
光分析装置では、分析試料濃度が低く試料による光吸収
が少ない場合には信号のSNが悪くなり高精度の測定が出
来なくなる欠点がある。この原因は各セルの透過光を光
検出器で電気信号に変換するときに発生するショットノ
イズにある。このノイズの自乗平均値は入射光強度に比
例しており、そして、ランダムに発生する。そのため、
このノイズは光検出器の出力電気信号の差分処理などで
除去することが出来ない。したがって、分析試料による
吸収が少なく、吸収に対応した電気信号の大きさが小さ
くなるとこのショットノイズが妨害となり精度良く測定
する事が出来なくなる。
【0006】このような問題は特に試料が同位体分子な
どのように濃度の低い場合には深刻である。同位体分子
は分子を構成する幾つかの原子が同位体に置換された分
子であり、アイソトポマとも呼ばれることもある。一般
に、 自然分子に較べ同位体分子の量は極めて少なく、
主に自然分子からなる試料中の同位体分子を測定する場
合は、自然分子による大きな吸収と同位体分子による微
弱な吸収の両方を測定することが必要になる。
どのように濃度の低い場合には深刻である。同位体分子
は分子を構成する幾つかの原子が同位体に置換された分
子であり、アイソトポマとも呼ばれることもある。一般
に、 自然分子に較べ同位体分子の量は極めて少なく、
主に自然分子からなる試料中の同位体分子を測定する場
合は、自然分子による大きな吸収と同位体分子による微
弱な吸収の両方を測定することが必要になる。
【0007】原子の同位体には質量数の異なるいくつか
の同位体があるので、同位体分子も一種類の分子にたい
し、置換された原子の種類や、同位体の質量数により異
なった複数の同位体分子が存在する。また、同位体に置
換された原子の分子内の位置が異なることによっても別
の同位体分子となる。
の同位体があるので、同位体分子も一種類の分子にたい
し、置換された原子の種類や、同位体の質量数により異
なった複数の同位体分子が存在する。また、同位体に置
換された原子の分子内の位置が異なることによっても別
の同位体分子となる。
【0008】このような同位体分子を測定するための方
法としては質量数を利用する方法と光吸収スペクトルを
利用する方法がある。
法としては質量数を利用する方法と光吸収スペクトルを
利用する方法がある。
【0009】質量数を利用する方法は、質量分析計を用
いて同位体分子の質量数とその濃度を測定する方法であ
る。しかし、質量分析計のデータからは同位体分子内の
どの位置にある原子が置換されているのかを知ることが
出来ない。
いて同位体分子の質量数とその濃度を測定する方法であ
る。しかし、質量分析計のデータからは同位体分子内の
どの位置にある原子が置換されているのかを知ることが
出来ない。
【0010】一方、光吸収スペクトルを利用する方法で
は同位体分子の吸収スペクトルから吸収波長と吸収の大
きさ、自然分子の吸収スペクトルとの差などの情報が得
られる。これらのデータに基づいて同位体分子の量や置
換された原子の同位体分子内の位置を分析することが可
能となる。しかし、このような分析を可能にするために
は低濃度試料のスペクトルを高精度に測定することが必
要になる。
は同位体分子の吸収スペクトルから吸収波長と吸収の大
きさ、自然分子の吸収スペクトルとの差などの情報が得
られる。これらのデータに基づいて同位体分子の量や置
換された原子の同位体分子内の位置を分析することが可
能となる。しかし、このような分析を可能にするために
は低濃度試料のスペクトルを高精度に測定することが必
要になる。
【0011】本発明の目的は、同位体分子のような低濃
度試料の吸収スペクトルを測定し、さらには、そのスペ
クトルを用いて分子内の同位体に置換された原子位置の
解析を可能にするための分光分析装置を提供する亊であ
る。
度試料の吸収スペクトルを測定し、さらには、そのスペ
クトルを用いて分子内の同位体に置換された原子位置の
解析を可能にするための分光分析装置を提供する亊であ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】従来の測定方法では光検
出器によって発生されるショットノイズが大きいことが
低濃度試料の測定を妨げていた。この光検出器のノイズ
は光検出器に入射する光強度が大きいほど多くなる。
出器によって発生されるショットノイズが大きいことが
低濃度試料の測定を妨げていた。この光検出器のノイズ
は光検出器に入射する光強度が大きいほど多くなる。
【0013】この問題を解決するために、本発明では、
リファレンスセルを透過した光と試料セルを透過した光
を干渉させて、試料の光吸収に比例した強度の光成分を
合成し、その合成光の強度を測定する光検出方式を採用
する。すなわち、試料による吸収が少なくなるに従い光
検出器に入射する光の強度も小さくなるため、光検出器
から発生するショットノイズが減少し、同位体分子試料
など低濃度資料の高感度測定が可能になる。
リファレンスセルを透過した光と試料セルを透過した光
を干渉させて、試料の光吸収に比例した強度の光成分を
合成し、その合成光の強度を測定する光検出方式を採用
する。すなわち、試料による吸収が少なくなるに従い光
検出器に入射する光の強度も小さくなるため、光検出器
から発生するショットノイズが減少し、同位体分子試料
など低濃度資料の高感度測定が可能になる。
【0014】
実施例1 図3に本発明の実施例の一つを示す。はじめに装置の構
成と基本的な働きについて述べる。21−1は光源、2
1−2は光源からの光を単色光に分光するためのモノク
ロメータである。22−1はモノクロメータで選択され
た単色光の強度を変調するための変調器である。22−
2は光変調器の変調周波数を与える発振器である。光変
調器で変調した光をビームスプリッタ23−1で分割
し、その一方を偏光板23−2を通して偏光プリズム2
3−3に入射させる。偏光プリズムに入射した光は偏光
面が互いに直交する2光束に分割される。この偏光プリ
ズムは光学結晶を用いたものであっても、あるいは、誘
電体多層薄膜を利用した物であっても良い。
成と基本的な働きについて述べる。21−1は光源、2
1−2は光源からの光を単色光に分光するためのモノク
ロメータである。22−1はモノクロメータで選択され
た単色光の強度を変調するための変調器である。22−
2は光変調器の変調周波数を与える発振器である。光変
調器で変調した光をビームスプリッタ23−1で分割
し、その一方を偏光板23−2を通して偏光プリズム2
3−3に入射させる。偏光プリズムに入射した光は偏光
面が互いに直交する2光束に分割される。この偏光プリ
ズムは光学結晶を用いたものであっても、あるいは、誘
電体多層薄膜を利用した物であっても良い。
【0015】偏光プリズム23−3により分割された光
の一方はリファレンスガスセル26−1に入射させる。
他方の光束は試料ガスセル26−2に入射させる。26
−1と26−2のガスセルに入射させた光はガスセルを
複数回透過するようにガスセルの両側に配置した鏡24
−1と24−2、24−3と24−4の間を往復させ
る。ガスセル26−1と26−2を透過した光はその後
偏光プリズム23−4で重ね合わせて干渉させる。偏光
プリズム23−4で重ね合わせた光をさらに偏光板27
により特定の偏光面の光成分を取り出し、その偏光面の
光強度を光検出器28−1で検出する。
の一方はリファレンスガスセル26−1に入射させる。
他方の光束は試料ガスセル26−2に入射させる。26
−1と26−2のガスセルに入射させた光はガスセルを
複数回透過するようにガスセルの両側に配置した鏡24
−1と24−2、24−3と24−4の間を往復させ
る。ガスセル26−1と26−2を透過した光はその後
偏光プリズム23−4で重ね合わせて干渉させる。偏光
プリズム23−4で重ね合わせた光をさらに偏光板27
により特定の偏光面の光成分を取り出し、その偏光面の
光強度を光検出器28−1で検出する。
【0016】ビームスプリッタ23−1で分割された光
のうち、残りの光は別のリファレンスガスセル26−3
を透過させる。リファレンスガスセル26−3の透過光
強度を光検出器28−2により検出する。
のうち、残りの光は別のリファレンスガスセル26−3
を透過させる。リファレンスガスセル26−3の透過光
強度を光検出器28−2により検出する。
【0017】光検出器28−1と28−2の出力はロッ
クインアンプ28−3と28−4により、光変調器22
−1で変調した変調周波数成分の出力値を計測する。ロ
ックインアンプの出力はAD変換器28−5と28−6に
よりディジタル化したのち、データバスライン29を通
してデータ処理装置30−1に送る。同時にモノクロメ
ータからデータバスライン29を通して入射光の波長値
もデータ処理装置30−1に送る。そして、モノクロメ
ータの波長を走査して各波長のデータを計測する。計測
したデータ及びデータ処理装置30−1で処理したデー
タは記憶装置に保存される。また、処理結果は表示装置
に表示される。
クインアンプ28−3と28−4により、光変調器22
−1で変調した変調周波数成分の出力値を計測する。ロ
ックインアンプの出力はAD変換器28−5と28−6に
よりディジタル化したのち、データバスライン29を通
してデータ処理装置30−1に送る。同時にモノクロメ
ータからデータバスライン29を通して入射光の波長値
もデータ処理装置30−1に送る。そして、モノクロメ
ータの波長を走査して各波長のデータを計測する。計測
したデータ及びデータ処理装置30−1で処理したデー
タは記憶装置に保存される。また、処理結果は表示装置
に表示される。
【0018】次にこの発明においてどのようにしてノイ
ズ低減が実現されるのかについて説明する。 本発明の
リファレンスセルと試料セルを含んだ光学系の構成は図
4に示すようになる。偏光プリズム23ー3へ入射した
光は偏光プリズムによって互いに偏光面が直交した二つ
の直線偏光成分に二分される。偏光プリズム23ー3へ
入射する光強度をI。とすると、偏光板23−2と偏光
プリズム23−3の光軸調整によって、二分される光成
分の強度を等しく(I。/2)にすることが出来る。二
分された光成分をP 成分とS成分とするとその偏光面と
強度の関係は図5に示すようになる。図5において、矢
印の方向は偏光面の偏光方向を表し、矢印の大きさはそ
の方向に偏光した光の振幅を表している。
ズ低減が実現されるのかについて説明する。 本発明の
リファレンスセルと試料セルを含んだ光学系の構成は図
4に示すようになる。偏光プリズム23ー3へ入射した
光は偏光プリズムによって互いに偏光面が直交した二つ
の直線偏光成分に二分される。偏光プリズム23ー3へ
入射する光強度をI。とすると、偏光板23−2と偏光
プリズム23−3の光軸調整によって、二分される光成
分の強度を等しく(I。/2)にすることが出来る。二
分された光成分をP 成分とS成分とするとその偏光面と
強度の関係は図5に示すようになる。図5において、矢
印の方向は偏光面の偏光方向を表し、矢印の大きさはそ
の方向に偏光した光の振幅を表している。
【0019】リファレンスセルを透過したP 成分光と、
試料セルを透過したS成分光を偏光プリズム23ー4で
重ね合わせた後、この重ね合わせた光から偏光板27に
よって入射光の偏光面に直交する偏光成分を取り出す。
この光成分を検出光成分とすると第5図ではこの検出光
成分は偏光面方向が入射光I。の偏光面方向と90度の
光成分になる。
試料セルを透過したS成分光を偏光プリズム23ー4で
重ね合わせた後、この重ね合わせた光から偏光板27に
よって入射光の偏光面に直交する偏光成分を取り出す。
この光成分を検出光成分とすると第5図ではこの検出光
成分は偏光面方向が入射光I。の偏光面方向と90度の
光成分になる。
【0020】リファレンスセルと試料セルに同じ物質が
封入してあった場合にはファレンスセルの透過光と試料
セルの透過光は同じ光強度になる。そのため、図5にお
いてP成分とS成分の大きさは等しくなり、そのため、各
セルの透過光による検出光成分は大きさが等しく方向が
逆になるため、互いに打ち消しあって検出光成分の強度
はゼロになる。
封入してあった場合にはファレンスセルの透過光と試料
セルの透過光は同じ光強度になる。そのため、図5にお
いてP成分とS成分の大きさは等しくなり、そのため、各
セルの透過光による検出光成分は大きさが等しく方向が
逆になるため、互いに打ち消しあって検出光成分の強度
はゼロになる。
【0021】試料セルに標準物質の他に試料物質が入っ
ている時は試料セルの透過光強度はリファレンスセル透
過光強度に比べ試料物質によって吸収される分だけより
大きく減衰する。そのため、両者に差が生じ、 その差
によって検出光に対応した偏光成分が生じる。この偏光
成分の強度は試料吸収が少ない場合は小さな値となるた
め、光検出器によって発生するショットノイズも減少す
る。 その結果、 同位体分子のように低濃度の試料で
吸収が少なくても信号のSNが劣化することなく試料の吸
収スペクトルを測定する事が出来る。この方法で測定し
た吸収スペクトルは例えば図6のようになる。
ている時は試料セルの透過光強度はリファレンスセル透
過光強度に比べ試料物質によって吸収される分だけより
大きく減衰する。そのため、両者に差が生じ、 その差
によって検出光に対応した偏光成分が生じる。この偏光
成分の強度は試料吸収が少ない場合は小さな値となるた
め、光検出器によって発生するショットノイズも減少す
る。 その結果、 同位体分子のように低濃度の試料で
吸収が少なくても信号のSNが劣化することなく試料の吸
収スペクトルを測定する事が出来る。この方法で測定し
た吸収スペクトルは例えば図6のようになる。
【0022】実施例2 本実施例による装置の構成を図7に示す。本実施例の装
置構成は大部分が実施例1と同じであるが、異なる点は
リファレンスセルによる吸収スペクトルの測定方法であ
る。実施例1ではリファレンスセル26−3の透過光を
測定していたが本実施例では偏光プリズム23−4の透
過光を利用する。
置構成は大部分が実施例1と同じであるが、異なる点は
リファレンスセルによる吸収スペクトルの測定方法であ
る。実施例1ではリファレンスセル26−3の透過光を
測定していたが本実施例では偏光プリズム23−4の透
過光を利用する。
【0023】偏光プリズムではリファレンスセル26−
1を透過した光と試料セル26−2を透過した光を重ね
合わせるが、この偏光プリズムで重ねあわせた光は偏光
プリズムから2方向へ透過する。そのうち、一方は偏光
プリズム23−3へ入射した直線偏光の偏光面に対し直
交し、他方の偏光面は平行になる。偏光面が入射光の偏
光面に平行な光はリファレンスセル26−1の透過光と
試料セル26ー2の透過光の和になる。そのため、その
透過光の和の減衰はリファレンスセル26−1と試料セ
ル26ー2による吸収を表す。リファレンスセル26−
1と試料セル26ー2の中の物質は自然分子がほとんど
で、同位体分子種の量は微量であるため透過光の和の減
衰は自然分子による吸収となる。
1を透過した光と試料セル26−2を透過した光を重ね
合わせるが、この偏光プリズムで重ねあわせた光は偏光
プリズムから2方向へ透過する。そのうち、一方は偏光
プリズム23−3へ入射した直線偏光の偏光面に対し直
交し、他方の偏光面は平行になる。偏光面が入射光の偏
光面に平行な光はリファレンスセル26−1の透過光と
試料セル26ー2の透過光の和になる。そのため、その
透過光の和の減衰はリファレンスセル26−1と試料セ
ル26ー2による吸収を表す。リファレンスセル26−
1と試料セル26ー2の中の物質は自然分子がほとんど
で、同位体分子種の量は微量であるため透過光の和の減
衰は自然分子による吸収となる。
【0024】光検出器28ー1で検出する光を偏光面が
入射光に直交する光とすると、光検出器28ー7によっ
て検出する光は偏光面が入射光に平行する光となりその
強度の減衰は自然分子による吸収を表す。従って、光検
出器28ー7の出力を実施例1の光検出器28ー2の出
力の代わりに用いることで実施例1と同様に同位体分子
の測定を行う事が出来る。
入射光に直交する光とすると、光検出器28ー7によっ
て検出する光は偏光面が入射光に平行する光となりその
強度の減衰は自然分子による吸収を表す。従って、光検
出器28ー7の出力を実施例1の光検出器28ー2の出
力の代わりに用いることで実施例1と同様に同位体分子
の測定を行う事が出来る。
【0025】実施例3 図8に実施例3の装置構成を示す。この装置は実施例1
の装置の光源部分を波長走査型半導体レーザに置き換え
た構成となっている。図8において81−1は可変波長
半導体レーザ、81−2は電源、81−3は半導体レー
ザの発振波長を制御するための温度制御素子、81−4
は温度制御素子の制御装置である。81−5はレーザ光
を変調するための発振器、81−6は半導体レーザの出
力光を平行光に変換するためのコリメータである。
の装置の光源部分を波長走査型半導体レーザに置き換え
た構成となっている。図8において81−1は可変波長
半導体レーザ、81−2は電源、81−3は半導体レー
ザの発振波長を制御するための温度制御素子、81−4
は温度制御素子の制御装置である。81−5はレーザ光
を変調するための発振器、81−6は半導体レーザの出
力光を平行光に変換するためのコリメータである。
【0026】半導体レーザ81−1は電源81−2から
電流を供給する事でレーザ発振し、さらに、変調用の発
信器81−5によってレーザ光強度が変調される。さら
に、温度制御装置81−4によって温度制御素子を制御
し半導体レーザの温度を変化させる。この温度制御によ
りレーザ発振波長を走査する。レーザ発振波長を決める
半導体レーザの温度の値はデータバスラインを通してデ
ータ処理装置や記憶装置に送られる。半導体レーザ81
−1の発振レーザ光はコリメータ81−6により平行光
束に変換された後ビームスプリッタ23−1へ送られ
る。その後の作用は実施例1と同じである。
電流を供給する事でレーザ発振し、さらに、変調用の発
信器81−5によってレーザ光強度が変調される。さら
に、温度制御装置81−4によって温度制御素子を制御
し半導体レーザの温度を変化させる。この温度制御によ
りレーザ発振波長を走査する。レーザ発振波長を決める
半導体レーザの温度の値はデータバスラインを通してデ
ータ処理装置や記憶装置に送られる。半導体レーザ81
−1の発振レーザ光はコリメータ81−6により平行光
束に変換された後ビームスプリッタ23−1へ送られ
る。その後の作用は実施例1と同じである。
【0027】ここではレーザ光源として半導体レーザを
用いたが、波長走査可能な他の種類のレーザ装置であっ
ても良い。
用いたが、波長走査可能な他の種類のレーザ装置であっ
ても良い。
【0028】実施例4 図9に実施例4の装置構成を示す。この装置は実施例3
の装置においてセル26−1と26−2を透過する光の
光路長を2倍になるように構成を変更したものである。
図9において91−1と91−2は反射鏡、28−8は
光検出器である。
の装置においてセル26−1と26−2を透過する光の
光路長を2倍になるように構成を変更したものである。
図9において91−1と91−2は反射鏡、28−8は
光検出器である。
【0029】半導体レーザから偏光プリズム23−3に
入射した光は偏光プリズム23−3により偏光面が互い
に直交した2本の光束に分岐される。分岐された光はそ
れぞれセル26−1と26−2に入射し、セルの両端に
配置した反射鏡の間を多重反射した後各セルを透過す
る。セルを透過した光を反射鏡91−1と91−2によ
り逆方向に反射させる。反射した光はセル内の透過光路
を逆方向に進んで偏光プリズム23−3に戻り、この偏
光プリズムにより重ね合わさる。重なり合って干渉した
光のうち、半導体レーザから偏光プリズム23−3に入
射した光の偏光面に平行な偏光面成分は偏光板23−2
の方向に透過し、直交する偏光面成分は光検出器28−
8の方向に透過する。
入射した光は偏光プリズム23−3により偏光面が互い
に直交した2本の光束に分岐される。分岐された光はそ
れぞれセル26−1と26−2に入射し、セルの両端に
配置した反射鏡の間を多重反射した後各セルを透過す
る。セルを透過した光を反射鏡91−1と91−2によ
り逆方向に反射させる。反射した光はセル内の透過光路
を逆方向に進んで偏光プリズム23−3に戻り、この偏
光プリズムにより重ね合わさる。重なり合って干渉した
光のうち、半導体レーザから偏光プリズム23−3に入
射した光の偏光面に平行な偏光面成分は偏光板23−2
の方向に透過し、直交する偏光面成分は光検出器28−
8の方向に透過する。
【0030】セル26−1と26−2による透過光の吸
収が等しい場合には偏光プリズム23−3へ戻る光の強
度は等しくなり干渉した光の偏光面は半導体レーザから
偏光プリズム23−3に入射した光の偏光面に平行とな
るためすべてが半導体レーザ方向へ進み、光検出器28
−8の方向へ進む光成分はゼロとなる。
収が等しい場合には偏光プリズム23−3へ戻る光の強
度は等しくなり干渉した光の偏光面は半導体レーザから
偏光プリズム23−3に入射した光の偏光面に平行とな
るためすべてが半導体レーザ方向へ進み、光検出器28
−8の方向へ進む光成分はゼロとなる。
【0031】各セルによる吸収が異なり光プリズム23
−3に戻る光の強度に差がある場合は、その差分に比例
した光が光検出器28−8の方向に透過する。その透過
光強度を光検出器28−8により測定する事により試料
セルに含まれる微量な同位体分子を計測する。その際の
作用は実施例1と同じである。
−3に戻る光の強度に差がある場合は、その差分に比例
した光が光検出器28−8の方向に透過する。その透過
光強度を光検出器28−8により測定する事により試料
セルに含まれる微量な同位体分子を計測する。その際の
作用は実施例1と同じである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
微量な同位体分子の計測を精度よく行うことが出来る。
そのため、従来技術に比べ分子にかんするより詳細なデ
ータを得ることが可能になり、分子の生成原因の推定や
拡散などによる分子移動の追跡等が可能になる。
微量な同位体分子の計測を精度よく行うことが出来る。
そのため、従来技術に比べ分子にかんするより詳細なデ
ータを得ることが可能になり、分子の生成原因の推定や
拡散などによる分子移動の追跡等が可能になる。
【図1】従来技術による分光測定装置示す図。
【図2】従来技術によって測定した吸収スペクトルを示
す図。
す図。
【図3】本発明の第1の実施例の装置構成図。
【図4】本発明の光吸収検出部の構成図。
【図5】本発明による光検出部の動作機構説明図。
【図6】本発明による装置で測定したときのスペクトル
模数図。
模数図。
【図7】本発明の第2の実施例による装置構成図。
【図8】本発明の第3の実施例による装置構成図。
【図9】本発明の第4の実施例による装置構成図。
11…光源、12…モノクロメータ、13…光束分割
器、14…試料セル、15…リファレンスセル、16…
光検出器、17…光検出器、18…データ処理装置、1
9…記憶装置、20…表示装置、21…データバスライ
ン 21−1… 光源、 21−2…モノクロメータ、
22−1…光変調器、23−1…ビームスプリッタ、
23−2…偏光板、 23−3〜4…偏光プリズム、
24−1〜4…反射鏡、25−1〜3…反射鏡、25−
4〜5…光路長調整板、26−1…標準試料セル、26
−2…分析試料セル、26−3…標準試料セル、27…
偏光板、28−1〜2…光検出器、28−3〜4…ロッ
クインアンプ、28−5〜6…AD変換器、28−7〜8
…光検出器、29…データバスライン、30−1…デー
タ処理装置、30−2…表示装置、30−3…記憶装
置、81−1…半導体レーザ、81−2…電源、81−
3…温度制御素子、81−4…温度制御装置、81−5
…変調用発信器、81−6…コリメータ、91−1〜2
…反射鏡。
器、14…試料セル、15…リファレンスセル、16…
光検出器、17…光検出器、18…データ処理装置、1
9…記憶装置、20…表示装置、21…データバスライ
ン 21−1… 光源、 21−2…モノクロメータ、
22−1…光変調器、23−1…ビームスプリッタ、
23−2…偏光板、 23−3〜4…偏光プリズム、
24−1〜4…反射鏡、25−1〜3…反射鏡、25−
4〜5…光路長調整板、26−1…標準試料セル、26
−2…分析試料セル、26−3…標準試料セル、27…
偏光板、28−1〜2…光検出器、28−3〜4…ロッ
クインアンプ、28−5〜6…AD変換器、28−7〜8
…光検出器、29…データバスライン、30−1…デー
タ処理装置、30−2…表示装置、30−3…記憶装
置、81−1…半導体レーザ、81−2…電源、81−
3…温度制御素子、81−4…温度制御装置、81−5
…変調用発信器、81−6…コリメータ、91−1〜2
…反射鏡。
Claims (10)
- 【請求項1】光源装置からの光を直線偏光からなる光束
1と偏光面が該光束1の偏光面に直交する光束2に分岐
し、該光束1をセル1を透過させ、該光束2をセル2を
透過させた後、該光束1と該光束2を光学要素1を用い
て重ね合わせて光束3とし、該光束3から該光束1と該
光束2の偏光面にたいし45度の角度をなす偏光面の直
線偏光を透過させる偏光光学要素1を備えた光検出部を
含むことを特徴する同位体分子分析装置。 - 【請求項2】光源装置からの光を直線偏光からなる光束
1と偏光面が該光束1の偏光面に直交する光束2に分岐
し、該光束1をセル1を透過させ、該光束2をセル2を
透過させた後、該光束1と該光束2を偏光光学要素2を
用いて重ね合わせて光束3とし、該偏光光学要素2を該
光束3の偏光面が該光束1と該光束2の偏光面にたいし
45度の角度をなすように設置した事を特徴とする同位
体分子分析装置。 - 【請求項3】前記光源装置として発光要素と分光装置か
らなる特徴とする請求項1又は2記載の同位体分子分析
装置。 - 【請求項4】前記光源装置としてレーザを用いることを
特徴とする請求項1又は2記載の同位体分子分析装置。 - 【請求項5】前記光源装置として半導体レーザを用いる
ことを特徴とする請求項1又は2記載の同位体分子分析
装置。 - 【請求項6】前記半導体レーザが波長可変である事を特
徴とする請求項5記載の同位体分子分析装置。 - 【請求項7】前記偏光光学要素2と該偏光光学要素3に
多層薄膜を用いた偏光プリズムを使用した請求項2記載
の同位体分子分析装置。 - 【請求項8】前記偏光光学要素に結晶からなる偏光プリ
ズムを使用したことを特徴とする請求項1記載の同位体
分子分析装置。 - 【請求項9】前記セル1と前記セル2に入射した光束を
複数回セル内を往復させた後該セルを射出させるセルを
用いたことを特徴とする請求項1記載の同位体分子分析
装置。 - 【請求項10】光源装置からの光を直線偏光からなる光
束1と偏光面が該光束1の偏光面に直交する光束2に分
岐し、該光束1をセル1を透過させ、該光束2をセル2
を透過させた後、該光束1と該光束2を光学要素を用い
て重ね合わせて光束3とし、該光束3から該光束1と該
光束2の偏光面にたいし45度の角度をなす偏光面の直
線偏光を検出して該セル1と該セル2の光吸収の差を計
測する事を特徴とする同位体分子計測方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11774597A JPH10307103A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 同位体分子分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11774597A JPH10307103A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 同位体分子分析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10307103A true JPH10307103A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14719268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11774597A Pending JPH10307103A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 同位体分子分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10307103A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008145104A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Yokogawa Electric Corp | 波長特性測定装置 |
| CN119757262A (zh) * | 2024-12-03 | 2025-04-04 | 安徽养和医疗器械设备有限公司 | 一种光学检测系统及方法 |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP11774597A patent/JPH10307103A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008145104A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Yokogawa Electric Corp | 波長特性測定装置 |
| CN119757262A (zh) * | 2024-12-03 | 2025-04-04 | 安徽养和医疗器械设备有限公司 | 一种光学检测系统及方法 |
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