JPH1030735A - 二重シール弁 - Google Patents

二重シール弁

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JPH1030735A
JPH1030735A JP18488796A JP18488796A JPH1030735A JP H1030735 A JPH1030735 A JP H1030735A JP 18488796 A JP18488796 A JP 18488796A JP 18488796 A JP18488796 A JP 18488796A JP H1030735 A JPH1030735 A JP H1030735A
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piston
shaft
drive mechanism
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁開閉駆動機構の構造のコンパクト化を可
能にすると共に、誤作動を生じることがなく安全に使用
できる二重シール弁を提供すること。 【解決手段】 上部流路1と下部流路2との連通路3に
弁座6を設け、弁座6の内周側に係合する第1弁体7を
第1弁軸8に、弁座6の上部側に押接係合する第2弁体
9を第2弁軸10に設け、第1弁軸8を弁開閉駆動機構
28に連動連結し、第1弁軸8の上動に伴って第2弁体
9が追従移動する二重シール弁であって、弁開閉駆動機
構28は、ピストン29が嵌装された固定シリンダ30
内の上部にばね受け31を配置し、ばね受け31とピス
トン29との間に、第2ばね32と、ばね受け31に対
し伸縮自在に連結されて第2ばね32の伸びを一定範囲
に制限するばね制限ストッパー33とを介装してなるこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品製造、醸造等
の機械やプラントにおける液体流通ラインに使用される
二重シール弁に関するもので、流路を二重にシールする
ことにより二液の混合を防止する弁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の一般的な二重シール弁は、上部
流路と下部流路との間に形成した連通路に弁座を設け、
弁座の内周側に摺接係合する第1弁体を第1弁軸に、ま
た弁座の上部側に押接係合する第2弁体を第2弁軸に設
け、第1弁軸及び2弁軸を弁開閉駆動機構により適宜に
駆動させることによって、第1弁体及び第2弁体が閉じ
た弁全閉状態と両弁体が開いた弁全開状態とを実行させ
るようにしたものであるが、上記弁全閉状態及び弁全開
状態に加えて、第1弁体が若干開き第2弁体が閉じた弁
部分開状態、または第1弁体が閉じ第2弁体が若干開い
た弁部分開状態を実行させるようにしたものが、例えば
特開平7−253167号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の二重
シール弁では、弁全閉及び弁全開状態と弁部分開状態と
を実行させるための2つの弁開閉駆動機構を上下に連設
しているが、上部側弁開閉駆動機構のシリンダと下部側
弁開閉駆動機構のシリンダとが、第1弁軸を気密状態で
挿通する隔壁を介して互いに独立して設けられ、両シリ
ンダには、上部側のシリンダ内に上下一対のピストン、
下部側のシリンダ内に1つのピストンの3つのピストン
が配設され、しかも上部側シリンダ内の両ピストンとピ
ストンロッドに対し摺動可能に設けてあることから、気
密シール部が多数箇所にわたり複雑化して製作上の困難
を来す上、構造のコンパクト化に難点があり、また上部
側シリンダのピストンがフリー状態に設けてあるため、
弁全開動作時等に引っ掛かったりして誤作動を生じる問
題があった。
【0004】本発明は、弁開閉駆動機構の構造のコンパ
クト化を可能にすると共に、誤作動を生じることがなく
安全に使用できる二重シール弁を提供することを課題と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1に係る二重シール弁は、上部流路1と下部
流路2との間に形成した連通路3に弁座6を設け、弁座
6の内周側に係合する第1弁体7を第1弁軸8に、また
弁座6の上部側に押接係合する第2弁体9を、第1弁軸
8に摺動可能で且つ第1ばね11により常時下向きに付
勢されるように嵌装される第2弁軸10に設けると共
に、第1弁軸8を弁開閉駆動機構28に連動連結し、開
弁時に弁開閉駆動機構28の作動による第1弁軸8の上
動に伴って第2弁体9が追従移動する二重シール弁であ
って、弁開閉駆動機構28は、第1弁軸8をピストンロ
ッドとしてこれに固定したピストン29を固定シリンダ
30内に嵌挿したエアシリンダからなり、固定シリンダ
30内の上部にばね受け31を配置し、このばね受け3
1とピストン29との間には、このピストン29と第2
弁軸10との間に介装される前記第1ばね11よりばね
力の大きい第2ばね32と、前記ピストンロッドに固定
され且つばね受け31に対し伸縮自在に連結されて、第
2ばね32の伸びを一定範囲に制限するばね制限ストッ
パー33とを介装し、固定シリンダ30にはピストン2
9を挟む上下両室30a,30bに対するエアの給排を
行うエア給排ポート34,35を設けてなることを特徴
とする。
【0006】請求項2は、請求項1に記載の二重シール
弁において、前記弁開閉駆動機構28の下方にエアシリ
ンダからなる第2の弁体開閉駆動機構36を設け、この
第2の弁体開閉駆動機構36は、前記固定シリンダ30
の下部に連通して形成された第2シリンダ37と、この
シリンダ37に内嵌されると共に第2弁軸10に外嵌さ
れて所定ストロークS1上下動する第2ピストン38
と、第2ピストン38を下動限位置に付勢する第3ばね
39と、第2シリンダ37の下部室37aに対するエア
の給排を行うエア給排ポート40とを備え、上記下部室
37aへのエアの供給による第2ピストン38の上動に
伴い第2弁軸10が前記第1ばね11の付勢力に抗して
上動し、第2弁体9を開放させるようになっていること
を特徴とする。
【0007】請求項3は、請求項2に記載の二重シール
弁において、第3ばね39により下動限位置に付勢され
る第2ピストン38の内周側上端部38bと、第1ばね
11により閉弁位置に付勢される第2弁軸10の所要位
置に設けたストッパー43との間に、第2ピストン38
のストロークS1より短い軸方向遊びS2を設けて、第
2弁軸10のストロークがS1−S2となるようにした
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る二重シール
弁の全体をa−a線で二分した下半分の縦断面図で、図
2は上半分を示している。これらの図において、1は上
部流路、2は下部流路で、これらの流路1,2は互いに
平行または交差方向に形成されていて、両流路1,2の
間には連通路3が形成され、また両流路1,2における
連通路3と同軸上に対向する部位に上部開口部4及び下
部開口部5が形成され、そして連通路3には弁座6が装
着されている。上部流路1及び下部流路2に、それぞれ
例えば飲料液または洗浄液を流通させるようになってい
る。
【0009】7は、弁座6の内周側に係合する第1弁体
で、上部開口部4から連通路3を通って下部開口部5側
に挿入された第1弁軸8の中間軸部8bの下端部に一体
形成されている。この第1弁体7の下部には中空状の下
部軸部8cが同軸一体形成され、また中間軸部8bの上
部には上部軸部8aが、通常はねじ結合により同軸に連
設されている(図1及び図2には、中間軸部8bと上部
軸部8aとが一体に形成されたものとして図示してい
る)。これら上部軸部8aと中間軸部8bと下部軸部8
cとによって第1弁軸8が形成される。
【0010】9は、第1弁体7の上側に位置して弁座6
の上部側に上方より押接係合する第2弁体で、第1弁軸
8の上部軸部8aから中間軸部8bにわたって套嵌され
た第2弁軸10の下端部に一体に形成されており、この
第2弁軸10は、後述するようにコイルばねからなる第
1ばね11によって常時下向きに付勢され、それにより
第2弁体9を弁座6の上部側に押し付けている。尚、こ
の第2弁軸10は、上部軸部10aとこれにねじ結合さ
れた下部軸部10bとからなるもので、下部軸部10b
の下端部に第2弁体9が形成される。
【0011】図3以降の図面をも参照して明らかなよう
に、第1弁体7には、弁座6の内周側座面6aに摺動可
能に密接する主環状パッキン12がパッキン取付用嵌合
溝7aに嵌合されて取り付けられ、第2弁体9には、弁
座6の上部側座面6bに上方より密接する副環状パッキ
ン13がパッキン取付用嵌合溝9aに嵌合されて取り付
けられている。上部流路1の上部開口部4には、この上
部開口部4から上方へ突出する第2弁軸10の下部軸部
10bを摺動可能に支持する環状部材14が設けられ、
この環状部材14は、ヨーク15の基部15aと、これ
の下端部で下部軸部10bに密接するパッキン16を含
んで構成される。また、下部流路2の下部開口部5に
は、この下部開口部5から下方へ突出する第1弁軸8の
下部軸部8cを摺動可能に支持する環状部材17が設け
られ、この環状部材17は、スリーブ18の径大基部1
8aと、これの上端部で下部軸部8cに密接するパッキ
ン19を含んで構成される。
【0012】図1に示すように、第2弁軸10の下部軸
部10bには洗浄液供給口20が設けられ、この洗浄液
供給口20は、連通孔21を介して、第1弁軸8の中間
軸部8bに設けられた内部通路22に通じ、この内部通
路22は、中間軸部8bの下端部に放射状に設けられた
複数の洗浄液噴出孔23に通じている。しかして、洗浄
液供給口20より洗浄液を供給すると、その洗浄液は、
連通孔21より中間軸部8bの内部通路22に入り、下
端部の各洗浄液噴出孔23から、第1弁体7と第2弁体
9と弁座6との間に形成される環状室24内に噴出し
て、この環状室23の内部を洗浄した後、複数の通孔2
5を通って下部軸部8c内部の排出路26から外部に排
出される。尚、洗浄液供給口20には洗浄液ホース接続
用の口金27がヨーク15の窓15aを通して取り付け
られる。
【0013】また、図2を参照すると、この図において
28は、第1弁体7及び第2弁体9の開閉を司る第1の
弁開閉駆動機構であり、この弁開閉駆動機構28は、第
1弁軸8の上部軸部8aをピストンロッドとし、これに
固定したピストン29を固定シリンダ30内に嵌装した
エアシリンダからなるもので、固定シリンダ30内の上
部にばね受け31が配置され、このばね受け31とピス
トン29との間には、このピストン29と第2弁軸10
との間に介装された第1ばね11よりばね力の大きいコ
イルばねからなる第2ばね32と、前記ピストンロッド
8aに固定され且つ前記ばね受け31に対し伸縮自在に
連結されて、前記第2ばね32の伸びを一定範囲に制限
するばね制限ストッパー33とが介装され、そして固定
シリンダ30には、ピストン29を隔ててその上下両室
30a,30bに対しエアの給排を行うエア給排ポート
34,35が設けられている。
【0014】前記ばね受け31は、第2ばね32の一端
部を受けるリング状のばね受け本体31oと、これと同
心状に一体形成された円筒部材31aとからなり、前記
ばね制限ストッパー33は、ピストンロッド(第1弁軸
8の上部軸部8a)に外嵌されて定位置に固定されると
共にばね受け31の円筒部材31aに摺動可能に内嵌さ
れる円筒部材33aからなるもので、常時は図2に示す
ように、第2ばね32の付勢力で両円筒部材31a,3
3aの先端係合部が互いに係合することによって、ばね
受け31とストッパー33とが最大に伸びた状態で連結
され、それにより第2ばね32がそれ以上伸びないよう
に制限されている。
【0015】従って、この第1の弁開閉駆動機構28に
よると、固定シリンダ30のピストン29を挟んでその
上下両室30a,30bのいずれにも圧力エアが供給さ
れていない時には、図2に示すように、ピストン29と
第2弁軸10の上部軸部10aとの間に介装された第1
ばね11の付勢力により、第1弁軸8が上方へ、第2弁
軸10が下方へそれぞれ付勢されて、第1弁体7が主環
状パッキン12を介して弁座6の内周側座面6aに密接
係合すると共に、第2弁体9が副環状パッキン13を介
して弁座6の上部側座面6bに密接係合し、図3に示す
ような弁全閉状態となる。
【0016】そして、エア給排ポート35より固定シリ
ンダ30の下部室30bに圧力エアが供給されると、ピ
ストン29が第2ばね32の付勢力に抗して上昇し、こ
れに伴い前記ストッパー33の円筒状部材33aがばね
受け31の円筒部材31aに対し収縮作動して、第1弁
軸8が上動を開始し、その途上で第1弁体7の上端部が
図4に示すように第2弁体9の内周側下部に当接し、こ
の当接状態で第1弁体7が第2弁体9を押し上げて共上
がりしながら、両弁体7,9が弁座6から上方へ離間
し、しかしてピストンロッド8aの上端側に嵌装された
ストローク設定リングRが固定シリンダ30の上壁部3
0cに当接することで、ピストン29が上動限位置に至
り、第1弁体7及び第2弁体9は、図5に示すような弁
全開状態となる。
【0017】また、上記の弁全開状態において固定シリ
ンダ30の下部室30bの圧力エアを排出させることに
より、ばね受け31が固定シリンダ30の上壁部30c
に押し付けられたまま、ピストン29が第2ばね32の
付勢力によって下降し、これに伴い第1弁軸8及び第2
弁軸10が下動して、第1弁体7及び第2弁体9は図3
に示すような弁全閉状態に戻る。尚、弁全閉状態(図3
参照)と弁全開状態(図5参照)でのピストン29のス
トロークSaは、固定シリンダ30の上壁部30cに当
接する上記ストローク設定リングRによって設定され
る。
【0018】また、図1及び図2に示す弁全閉状態にお
いて、エア給排ポート34から固定シリンダ30の上部
室30aに圧力エアが供給されると、前記ばね制限スト
ッパー33によって第2ばね32の伸びが制限されてい
るから、上部室30aの圧力上昇によりピストン29が
下方に押されて、第2ばね32及びばね受け31と共に
一体となって下降し、それに伴い第1弁軸8が第1ばね
11に付勢力に抗して下動し、第1弁体7の主環状パッ
キン12が弁座6の内周側座面6aを下方へ摺動して離
間し、図6に示すように第1弁体7のみが僅かに開いた
弁部分開状態となる。このように、固定シリンダ30の
上部室30aに圧力エアを供給することにより、第1弁
軸8を単独で下動させて、第1弁体7のみを部分開状態
とすることができる。この場合、ピストン29は、図2
に示される位置から下降を開始し、後述する第2シリン
ダ37の上端に当接して停止する。従って、そのストロ
ークは同図に示すSbとなり、このストロークSb分だ
け第1弁軸8が第2弁軸10と独立して上下動すること
になる。
【0019】前記第1の弁開閉駆動機構28の下方に
は、同じくエアシリンダからなる第2の弁体開閉駆動機
構36が設けられている。この第2の弁体開閉駆動機構
36は、第1の弁開閉駆動機構28の固定シリンダ30
下部にこれと連通して形成された第2シリンダ37と、
この第2シリンダ37に内嵌されると共に第2弁軸10
の上部軸部10aに外嵌された状態で所定ストローク上
下動する第2ピストン38と、この第2ピストン38を
下動限位置に付勢するコイルばねからなる第3ばね39
と、第2ピストン38の下部室30aに対するエアの給
排を行うエア給排ポート40とから構成されている。図
2から分かるように、第2シリンダ37は、前記第1弁
開閉駆動機構28の固定シリンダ30の下端部にねじ結
合により連結されていると共に、この第2シリンダ37
の上部室37bと前記第1弁開閉駆動機構28における
固定シリンダ30の下部室30bとが互いに連通するよ
うに形成されている。
【0020】図2において、41は第2ピストン38の
下動限位置を規制するストッパーで、第2シリンダ37
の下壁部側に形成され、また42は第2ピストン38の
上動限位置を規制するストッパーで、第2シリンダ37
の上壁部側に形成されている。しかして、第2ピストン
38は、下動限位置規制ストッパー41と上動限位置規
制ストッパー42との間において当該ピストン38の外
周側上端部38aと上動限位置規制ストッパー42との
間隔に相当するストロークS1を上下動するが、第3ば
ね39により下動限位置に付勢された第2ピストン38
の内周側上端部38bと、第1ばね11により閉弁位置
に付勢された第2弁軸10の上部軸部10aに突設され
たストッパー43との間に、前記ストロークS1よりも
短い軸方向の遊びS2が設けられているため、この第2
ピストン38が下動限位置から上動限位置までストロー
クS1を上動することにより、第2弁軸10は、実際に
は第2ピストン38のストロークS1と前記軸方向遊び
S2との差(S1−S2)分だけ上動することになる。
このように、第3ばね39で下動限位置に付勢される第
2ピストン38の内周側上端部38bと、第2ばね32
で閉弁位置に付勢される第2弁軸10側のストッパー4
3との間に、第2ピストン38のストロークS1より短
い軸方向遊びS2を設けることにより、第2ばね32の
付勢力を第2弁軸10に対して有効に作用させて、第2
弁体9を弁座6の上部側座面6bに確実に押接係合させ
ることができる。
【0021】この第2の弁開閉駆動機構36にあって
は、図2のように第2ピストン38が下動限位置に保持
されている状態から、エア給排ポート40より第2シリ
ンダ37の下部室37aに圧力エアが供給されると、第
2ピストン38が上動を開始するが、そのピストン38
の内周側上端部38bが第2弁軸10のストッパー42
に当たるまでは、第2弁軸10は第2弁体9を閉じる下
降位置に保持されたままである。しかして、第2弁軸1
0は、第2ピストン38の内周側上端部38bがストッ
パー42に当たった後、第2ピストン38の上動に伴っ
て押し上げられ、このピストン38の外周側上端部38
aが上動限位置規制ストッパー42に当たるまで上動
し、それにより図7に示すように第2弁体9のみが僅か
に開いた弁部分開状態となる。また、上記下部室37a
の圧力エアを抜くことにより、第2ピストン38が第3
ばね39により押し下げられると共に、第2弁軸10は
第2ばね32により下動し、第2弁体9は閉弁状態とな
る。
【0022】以上のような構成を有する二重シール弁の
使用において、第1の弁開閉駆動機構28における固定
シリンダ30の下部室30bに圧力エアが供給されてい
ない状態のときには、図1〜図3に示すように、第1弁
体7が主環状パッキン12を介して弁座6の内周側座面
6aに密接係合すると共に、第1ばね11により押し下
げる第2弁軸10によって第2弁体9が副環状パッキン
13を介して弁座6の上部側座面6bに押接係合して、
第1弁体7及び第2弁体9が共に閉じた弁全閉状態とな
り、しかして上部流路1と下部流路2とを連通する連通
路3は、下部流路2側の第1弁体7と上部流路1側の第
2弁体9とによって二重シールされた状態で閉塞され、
上部流路1を流れる液体と下部流路2を流れる液体との
混合が防止される。
【0023】そして、上記固定シリンダ30の下部室3
0bに圧力エアが供給されると、図4に示すように第1
弁軸8の上動に伴って第1弁体7が第2弁体9を押し上
げて共上がりしながら、両弁体7,9が弁座6から上方
へ十分に離間して図5に示すような弁全開状態となり、
これにより連通路3が開通し、この連通路3を介して上
部流路1と下部流路2とを連通させることができる。
【0024】また、粘性の高い液体等のように洗浄のし
難い液体を使用する時は、第1弁体7及び第2弁体9の
一方を閉じ、他方を僅かに開けて、開けた方のパッキン
部分を洗浄液により洗浄しながら、その洗浄液を排出す
る。例えば、上部流路1に高粘性の飲料水を流通させ、
下部流路2に洗浄液を流通させる場合には、固定シリン
ダ30の上部室30aに圧力エアを供給すると、上部室
30aの圧力上昇によりピストン29が伸びを制限され
ている第2ばね32と共に下降し、それに伴い第1弁軸
8が下動して、第1弁体7の主環状パッキン12が弁座
6の内周側座面6aを下方へ摺動して離間し、図6に示
すように第1弁体7のみが僅かに開いた弁部分開状態と
なる。しかして、下部流路2からの洗浄液は、図6の矢
印で示すように、第1弁体7と弁座6との間の間隙を通
って、第1弁体7と第2弁体9と弁座6との間に形成さ
れる環状室24内に導入され、その間に第1弁体7の主
環状パッキン12部分及び環状室2の内部を洗浄し、そ
の後第1弁軸8の下部軸部8c内部の排出路26を通っ
て外部に排出される。
【0025】また、下部流路2に高粘性の飲料水を流通
させ、上部流路1に洗浄液を流通させる場合には、第2
の弁開閉駆動機構36における第2シリンダ37の下部
室37aに圧力エアを供給すると、第2ピストン38が
上動する途上でこのピストン38にて第2弁軸10が押
し上げられ、第2ピストン38が所定ストロークS1上
動することにより、第2弁軸10が前記軸方向遊びS2
分を差し引いたストローク(S1−S2)だけ上動し
て、図7に示すように第2弁体9のみが僅かに開いた弁
部分開状態となる。しかして、上部流路1からの洗浄液
は、図7の矢印で示すように、第2弁体9と弁座6の上
部側座面6bとの間の間隙を通過し更に第1弁体7と第
2弁体9と弁座6との間に形成される環状室24内を巡
回して、第1弁体7の副環状パッキン13部分及び環状
室2の内部を洗浄した後、第1弁軸8の下部軸部8c内
部の排出路26を通って外部に排出される。
【0026】
【発明の作用及び効果】請求項1に係る二重シール弁
は、第1弁体及び第2弁体の開閉を司る弁開閉駆動機構
は、第1弁軸をピストンロッドとしてこれに固定した1
つのピストンを固定シリンダ内に嵌挿したエアシリンダ
からなるものであって、固定シリンダ内の上部にばね受
けを配置し、ばね受けと前記ピストンとの間に、ピスト
ンと第2弁軸との間に介装される第1ばねよりばね力の
大きい第2ばねと、ピストンロッドに固定され且つばね
受けに対し伸縮自在に連結されて、第2ばねの伸びを一
定範囲に制限するばね制限ストッパーとを介装したもの
であるから、固定シリンダの上下両室のいずれにも圧力
エアが供給されていない時には、第1ばねにより第1弁
軸が上方へ、第2弁軸が下方へそれぞれ付勢されて、第
1弁体が弁座の内周側に係合すると共に、第2弁体が弁
座の上部側に係合して、弁全閉状態となる。そして、固
定シリンダの下部室に圧力エアが供給されると、ピスト
ンが第2ばねの付勢力に抗して上昇し、これに伴いばね
制限ストッパーがばね受けに対し収縮して、第1弁軸が
上動を開始し、その途上で第1弁体が第2弁体を押し上
げて共上がりしながら両弁体が弁座から上方へ離間して
弁全開状態となる。上記下部室の圧力エアを抜くと、第
2ばねの付勢力で第1弁軸が元の位置へ下動して、第1
弁体及び第2弁体が共に閉じた弁全閉状態となる。
【0027】また、弁全閉状態において、固定シリンダ
の上部室に圧力エアが供給されると、ばね制限ストッパ
ーによって第2ばねの伸びが制限されているから、ピス
トンが下方に押されて第2ばね及びばね受けと一体に下
降し、それに伴い第1弁軸が第1ばねにに抗して下動
し、第1弁体のみが開いた弁部分開状態となる。かくし
て、固定シリンダの上部室に圧力エアを供給することに
より、第1弁体が開き第2弁体が閉じた部分開状態とな
る。
【0028】従って、この発明によれば、上記弁開閉駆
動機構により固定シリンダの下部室に対する圧力エアの
給排を行わせることによって、弁全開状態あるいは弁全
閉状態とすることができ、また固定シリンダの上部室に
圧力エアを供給することによって、第1弁体が開き第2
弁体が閉じた部分開状態とすることができる。しかし
て、この弁開閉駆動機構は、固定シリンダ内にピストン
を1つだけ、しかもピストンロッドに固定して設けたも
のであるから、気密シール部が1箇所で済み、構造の簡
素化と製作の容易化を図ることができ、またピストンが
作動不良を起こすことがなく、従って弁が誤作動を生ず
るようなことがない。
【0029】請求項2に係る発明にあっては、第1の弁
開閉駆動機構の下方に第2の弁開閉駆動機構を設けたこ
とにより、上述した請求項1の発明の作用に加え、次の
ような作用をする。即ち、第2ピストンが下動限位置に
保持されている状態から、第2シリンダの下部室に圧力
エアが供給されると、第2ピストンの上動に伴って第2
弁軸が押し上げられ、第2弁体のみが開いた弁部分開状
態となり、また上記下部室の圧力エアを抜くことによ
り、第2ピストンが第3ばねにより押し下げられ、第2
弁軸が第2ばねにより下動し、第2弁体は閉弁状態とな
る。
【0030】しかして、この発明によれば、第2弁開閉
駆動機構における第2シリンダは、第1弁開閉駆動機構
の固定シリンダ下部に、冒頭に述べた従来装置のように
隔壁を介在することなく、その固定シリンダに連通して
形成されたものであるから、構造の簡略化、コンパクト
化が可能となり、従って製作の容易化を図ることができ
る。
【0031】請求項3によれば、第3ばねで下動限位置
に付勢される第2ピストンの内周側上端部と、第2ばね
で閉弁位置に付勢される第2弁軸に設けたストッパーと
の間に、第2ピストンのストロークS1より短い軸方向
遊びを設けることにより、第2ばねの付勢力を第2弁軸
に対して有効に作用させて、第2弁体を弁座の上部側に
確実に押接係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る二重シール弁の下半分を示す縦
断面図であり、a−a線が上半分との分割線である。
【図2】 同二重シール弁の上半分を示す縦断面図であ
る。
【図3】 弁全閉状態にある二重シール弁中心部を示す
縦断面図である。
【図4】 弁全閉状態から開弁状態に移行している状態
を示す二重シール弁の中心部の縦断面図である。
【図5】 弁全開状態にある二重シール弁中心部を示す
縦断面図である。
【図6】 第1弁体が僅かに開いた弁部分開状態を示す
縦断面図である。
【図7】 第2弁体が僅かに開いた弁部分開状態を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 上部流路 2 下部流路 3 連通路 6 弁座 7 第1弁体 8 第1弁軸 9 第2弁体 10 第2弁軸 11 第1ばね 28 第1の弁開閉駆動機構 29 ピストン 30 固定シリンダ 30a 上部室 30b 下部室 31 ばね受け 32 第2ばね 33 ばね制限ストッパー 34 エア給排ポート 35 エア給排ポート 36 第2の弁開閉駆動機構 37 第2シリンダ 38 第2ピストン 39 第3ばね 40 エア給排ポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部流路と下部流路との間に形成した連
    通路に弁座を設け、弁座の内周側に係合する第1弁体を
    第1弁軸に、また弁座の上部側に押接係合する第2弁体
    を、第1弁軸に摺動可能で且つ第1ばねにより常時下向
    きに付勢されるように嵌装される第2弁軸に設けると共
    に、第1弁軸を弁開閉駆動機構に連動連結し、開弁時に
    弁開閉駆動機構の作動による第1弁軸の上動に伴って第
    2弁体が追従移動する二重シール弁であって、弁開閉駆
    動機構は、第1弁軸をピストンロッドとしてこれに固定
    したピストンを固定シリンダ内に嵌挿したエアシリンダ
    からなり、固定シリンダ内の上部にばね受けを配置し、
    このばね受けとピストンとの間には、このピストンと第
    2弁軸との間に介装される前記第1ばねよりばね力の大
    きい第2ばねと、前記ピストンロッドに固定され且つば
    ね受けに対し伸縮自在に連結されて、第2ばねの伸びを
    一定範囲に制限するばね制限ストッパーとを介装し、固
    定シリンダにはピストンを挟む上下両室に対するエアの
    給排を行うエア給排ポートを設けてなることを特徴とす
    る二重シール弁。
  2. 【請求項2】 前記弁開閉駆動機構の下方にエアシリン
    ダからなる第2の弁体開閉駆動機構を設け、この第2の
    弁体開閉駆動機構は、前記固定シリンダの下部に連通し
    て形成された第2シリンダと、このシリンダに内嵌され
    ると共に第2弁軸に外嵌されて所定ストロークS1上下
    動する第2ピストンと、第2ピストンを下動限位置に付
    勢する第3ばねと、第2シリンダの下部室に対するエア
    の給排を行うエア給排ポートとを備え、上記下部室への
    エアの供給による第2ピストンの上動に伴い第2弁軸が
    前記第1ばねの付勢力に抗して上動し、第2弁体を開放
    させるようになっている請求項1に記載の二重シール
    弁。
  3. 【請求項3】 第3ばねにより下動限位置に付勢される
    第2ピストンの内周側上端部と、第1ばねにより閉弁位
    置に付勢される第2弁軸の所要位置に設けたストッパー
    との間に、第2ピストンのストロークS1より短い軸方
    向遊びS2を設けて、第2弁軸のストロークがS1−S
    2となるようにした請求項2に記載の二重シール弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009512823A (ja) * 2005-10-24 2009-03-26 ズュートモ ホールディング ゲーエムベーハー パイプ分岐装置
JP2010525370A (ja) * 2007-04-25 2010-07-22 バイオ−ラッド ラボラトリーズ インコーポレーティッド 充填する機能、中身を出す機能、および定置洗浄機能を有するクロマトグラフィカラム
JP2011519402A (ja) * 2008-02-29 2011-07-07 イーストマン コダック カンパニー デュアルシーティングクイック接続弁
CN115111005A (zh) * 2022-07-05 2022-09-27 中国航发贵阳发动机设计研究所 一种用于航空发动机引气位置调节的引气转换装置

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