JPH10308025A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JPH10308025A
JPH10308025A JP22851097A JP22851097A JPH10308025A JP H10308025 A JPH10308025 A JP H10308025A JP 22851097 A JP22851097 A JP 22851097A JP 22851097 A JP22851097 A JP 22851097A JP H10308025 A JPH10308025 A JP H10308025A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数種類のディスク領域に対して安定したトラ
ッキング制御を行うこと。 【解決手段】ディテクタ21の上流側の検出部A,Bか
ら得られる出力信号SA,SB の位相比較値と、検出部
C,Dから得られる出力信号SC ,SD の位相比較値と
を加算器23で加算してローパスフィルタ26を通すこ
とによってトラッキッグエラーTEを生成するようにし
た。またディテクタ21の上流側の検出部A,Bから得
られる出力信号SA ,SB の位相比較値または検出部
C,Dから得られる出力信号SC ,SD の位相比較値か
らトラッキッグエラーTEを生成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類のディス
ク状記録媒体の領域に対して安定したトラッキングサー
ボ制御を行うことができるディスクドライブ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】光学ディスク記録媒体としてCD(コン
パクトディスク)が広く普及しており、音楽用途をはじ
めとしてCD方式のディスクは各種分野で使用されてい
る。また音楽用CDは通常、再生専用メディアとされる
が、CD−R(コンパクトディスク−レコーダブル)と
呼ばれる追記型のディスクも開発されている。
【0003】一方、マルチメディア用途に好適な光学デ
ィスク記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc
/Digital Video Disc)と呼ばれるディスクも開発され
ている。DVDはビデオデータ、オーディオデータ、コ
ンピュータデータなどの広い分野で適応することが提唱
されている。またDVDはCDと同サイズのディスク
(直径12cm)でありながら、記録トラックの小ピッ
チ化やデータ圧縮技術等により、記録容量も著しく増大
されている。そして、このDVDでは再生専用のDVD
−ROM、1回だけ書き込み可能なDVD−R、何回で
も書き換え可能なDVD−RAMなどの種別が提案され
ている。
【0004】このような各種ディスク状記録媒体の記録
/再生を行うことができるディスクドライブ装置におい
ては、光スポットのトラッキングを制御するため、ディ
スクに形成されているピット列やグルーブなどのトラッ
クガイド情報に対する反射光から得られたトラッキング
エラー信号によって光学ヘッドの対物レンズを駆動させ
る2軸機構と光学ヘッド全体とディスク盤面の相対位置
をディスク半径方向に変位させるスレッド機構が設けら
れている。
【0005】光スポットのトラッキング制御方法として
は、3スポット法やプッシュプル法がよく知られてい
る。しかしながら、3スポット法はディスクの主データ
を検出するためのメインスポットとは別にトラッキング
エラー信号を検出するための2つのサイドスポットが必
要なため光学系が複雑になるという欠点や、グレーティ
ングが必要になるという欠点があった。
【0006】また、光スポットの左右の強度分布差から
トラッキングエラー信号を生成するプッシュプル法は、
3スポット法に比べて1つのスポットで光学系を構成で
きるという利点があるものの、トラッキング動作により
光学ヘッドの対物レンズがシフトするとプッシュプル信
号にオフセット電圧が生じるため、このオフセット電圧
を除去する工夫が必要になるという欠点があった。
【0007】そこで、上記したような欠点がないトラッ
キング制御方法として位相差法やヘテロダイン法が知ら
れている。位相差法は例えば図2に示すような検出部
A,B,C,Dからなる4分割ディテクタ21の対角に
位置する検出部A,Cの和信号(A+C)と、検出部
B,Dの和信号(B+D)との位相差によってトラッキ
ングエラー信号を得るようにしたものである。なお、そ
の詳細については特公平2−56734号公報に開示さ
れている。
【0008】また、位相差法の一種であるヘテロダイン
法は例えばディテクタ21の検出部A,B,C,Dの和
信号(A+B+C+D)と、差信号(A+C)−(B+
D)の立上り及び立ち下がり時のゼロクロス点を検出す
ることによって得られるサンプリングパルス信号からト
ラッキングエラー信号を得るようにしたものである。な
お、その詳細については特公平2−21056号公報に
開示されている。
【0009】しかしながら、上記したような位相差法や
ヘテロダイン法においては、後述するようにディスクに
トラックガイド情報として形成されているピットの深さ
が1/4波長(λ/4)の整数倍でない時は、ディテク
タ21の検出部A,Bと検出部C,Dとの間で投影され
る遠視野像の強度信号の位相にずれが生じる。このよう
に位相がズレた状態で例えばトラッキング動作のために
光学ヘッド部の対物レンズがトラックのラジアル方向に
移動した場合は、ディテクタ21の検出部A、Dと検出
部B,Cとの間、つまりディテクタ21のラジアル方向
の光強度がアンバランスになってしまう。
【0010】このため、位相差法やヘテロダイン法によ
ってトラッキングエラー信号を生成する場合、ピットの
深さが1/4波長の整数倍でないディスクではトラッキ
ングエラー信号にオフセット電圧が含まれ、このような
オフセット電圧が含まれたトラッキングエラー信号では
安定したトラッキングサーボ制御を行うことができない
という欠点があった。
【0011】ここで、ROMディスクなどに形成されて
いるピットの深さについて説明しておく。通常、ピット
とはディスクの製造過程でレーザが照射されるレジスト
部分のことを表しており、図12に示すようにディスク
の読み取り側(すなわち、光源のある側、光の入射する
側)から見て近い方がピットとされている。よって、本
明細書に記されているピットの深さは読み取り側をプラ
スとして定義している。
【0012】また、図13に示すようなRAMディスク
などの案内溝(グルーブ)が形成されているディスクも
同様に読み取り側から見て近い方がグルーブとされ、グ
ルーブの深さは読み取り側をプラスとして定義してい
る。
【0013】よって、例えば図14に示すような張り合
わせ型ROMディスクの場合は、読み取り側に近いA面
のROMディスクのピットの深さはプラスであり、読み
取り側から遠いB面のROMディスクのピットの深さは
マイナスとなる。
【0014】以下本明細書では、ピットの深さを表す単
位として波長の単位λの代わりにπ(π=λ/2)を用
いて説明する。従って、図14に示すようなピットの深
さが1/6波長とされる張り合わせ型ROMディスクの
B面ディスクのピットの深さは−π/3と表すこととす
る。
【0015】次に、ディスクに形成されているピットの
深さと、ディテクタ21の上流側の検出部A,Bと下流
側の検出部C,Dとの間で発生する位相差との関係を図
15を参照して説明する。なお、ディテクタ21の上流
側あるいは下流側とは、図2に示すようにディスクの回
転方向に対する位置であり、よってディテクタ21の上
流側がディスクの再生進行方向となる。
【0016】図15(a),(b)は、ディスクに形成
されているピット及びグルーブの深さと位相差の関係を
示した図である。図15(a)に示すようにディスク形
成されているピットの深さと、ディテクタ21の上流側
の検出部A,Bの出力信号と下流側の検出部C,Dの出
力信号との間に生じる位相差は、ピットの深さが1/2
波長(π)周期で同期するような波形の信号となる。ま
た、図15(b)に示すようにディスク形成されている
グルーブの深さと、ディテクタ21の上流側の検出部
A,Bの出力信号と下流側の検出部C,Dの出力信号と
の間に生じる位相差も、グルーブの深さが1/2波長
(π)周期で同期するような波形の信号となる。
【0017】但し、図15(a),(b)からわかるよ
うにピットの深さによって生じる位相差と、グルーブの
深さによって生じる位相差とでは、位相の進み(遅れ)
の特性が反転したものとなる。
【0018】従って、ディスクに形成されているピット
(グルーブ)の深さが1/2波長(π)より深いディス
クの場合は、ピット(グルーブ)の物理的な深さからπ
の整数倍を引いた量をピット(グルーブ)の深さとして
取り扱うことが可能になる。すなわち、例えば図15
(a)に示すように、ディスクに形成されているピット
の物理的な深さが1.4π(図中にAとして示されてい
る)の場合、ピットの深さは、この物理的なピットの深
さ(1.4π)からπを引いた量である0.4π(図中
にA’として示されている)として取り扱うことが可能
となる。よって、以下本明細書において言うピット(グ
ルーブ)の深さとは、物理的なピット(グルーブ)の深
さを示すものでなく、物理的なピット(グルーブ)の深
さからπの整数倍を差し引いたピットの深さを示すもの
とする。
【0019】図15(a)に示すようにディスクに形成
されているピットの深さが1/4波長(π/2)の整数
倍の時は、ディテクタ21の上流側に位置する検出部
A,Bの出力信号と、下流側に位置する検出部C,Dの
出力信号の位相は一致しており位相差は生じない。
【0020】ところが、ピットの深さがπ/2より浅く
なると、上流側の検出部A,Bの出力信号の位相が下流
側の検出部C,Dの出力信号の位相に対して進み、ピッ
トの深さがπ/4になった時に上流側の検出部A,Bの
出力信号の位相進みが最大になる。その後ピットの深さ
が浅くなるにしたがって上流側の検出部A,Bの出力信
号の位相進みが小さくなり、ピットの深さが0になった
時に上流側の検出部A,Bと下流側の検出部C,Dの出
力信号の位相が再び一致する。
【0021】一方、ピットの深さがπ/2より深くなる
と、上流側の検出部A,Bの出力信号の位相が下流側の
検出部C,Dの出力信号の位相に対して遅れ、ピットの
深さが3π/4になった時に上流側の検出部A,Bの出
力信号の位相遅れが最大になる。その後ピットの深さが
深くなるにしたがって上流側の検出部A,Bの出力信号
の位相遅れが小さくなり、ピットの深さがπになった時
に上流側の検出部A,Bと下流側の検出部C,Dの出力
信号の位相が再び一致する。
【0022】言い換えれば、ピットの深さがπ/2より
深くなると、下流側の検出部C,Dの出力信号の位相が
上流側の検出部A,Bの出力信号の位相に対して進み、
ピットの深さが3π/4になった時に下流側の検出部
C,Dの出力信号の位相進みが最大になる。その後ピッ
トの深さが深くなるにしたがって下流側の検出部C,D
の出力信号の位相進みが小さくなり、ピットの深さがπ
になった時に下流側の検出部C,Dと上流側の検出部
A,Bの出力信号の位相が再び一致する。
【0023】このようにROMディスクのピットの深さ
が1/4波長の整数倍でない時は、ディテクタ21の上
流側の検出部A,Bの出力信号と、下流側の検出部C,
Dの出力信号との間には、ROMディスクに形成されて
いるピットの深さに依存した位相差が生じることにな
り、この位相差がオフセット電圧としてトラッキングエ
ラー信号に含まれ、安定したトラッキング制御を行うこ
とができなくなるという問題点があった。
【0024】そこで、このような問題点を解決するため
に、ピットの深さが1/4波長より浅く形成されるディ
スクに対応する場合は、ディテクタ21の上流側の検出
部A,Bの出力信号を遅延させ、ピットの深さによって
ディテクタ21の上流側の検出部A,Bと下流側の検出
部C,Dとの間に生じる位相差を除去するようにしたト
ラッキング制御方式が例えば特公平6−3648号公報
に開示されている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、マル
チメディアの発達によりCDやDVDなどの異なる種類
のディスクやDVD−ROMやDVD−RAMなどのデ
ータ領域の形態が異なるディスクに対応するディスクド
ライブ装置が求められている。しかしながら、上記した
ようなトラッキング制御方式を採用したディスクドライ
ブ装置において、例えばピットの深さが1/4波長(2
/π)より浅いディスク(例えばCD)に対応するよう
にディテクタ21の上流側の検出部A,Bの出力信号を
遅延させた場合は、CDに対しては安定したトラッキン
グ制御を行うことができるが、CDとピットの深さが異
なる例えばDVD−ROMに対しては安定したトラッキ
ング制御を行うことができない。つまり、上記したよう
なトラッキング制御方式を採用したディスクドライブ装
置においては、ピットの深さが異なる複数のディスクに
対して、安定したトラッキングサーボ制御を行うことが
できないという欠点があった。
【0026】また、DVD−R、DVD−RAMなどの
ディスク、例えば相変化媒体などのレーザによる熱反射
の仕方によってクリスタル/アモルファスを相変化させ
ることができ、その反射率差や位相差、またはその両方
によって情報の記録再生を行うことができるディスクに
おいては、例えばトラックガイド情報としてグルーブ領
域に記録されているデータによってトラッキング制御が
行われることになるが、このようなディスクの場合はグ
ルーブの深さによってディテクタ21の上流側の検出部
A,Bの出力信号と、下流側の検出部C,Dの出力信号
との間に生じる位相差がピットの場合と反対になる。
【0027】すなわち、図15(b)に示すようにグル
ーブの深さが1/4波長(π/2)の整数倍となる時
は、ディテクタ21の上流側の検出部A,Bの出力信号
と下流側の検出部C,Dの出力信号の位相はピットの場
合と同様一致するが、グルーブの深さがπ/2より浅く
なると、上流側の検出部A,Bの出力信号の位相が下流
側の検出部C,Dの出力信号の位相に対して遅れ、グル
ーブの深さが浅くなるにしたがって検出部A,Bの出力
信号の位相遅れが大きくなる。そしてグルーブの深さが
π/4になった時に検出部A,Bの出力信号の位相遅れ
が最大になる。その後グルーブの深さが浅くなるにした
がって検出部A,Bの出力信号の位相遅れが小さくな
り、ピットの深さが0になった時に検出部A,Bと検出
部C,Dの出力信号の位相が再び一致する。
【0028】一方、グルーブの深さがπ/2より深くな
ると、上流側の検出部A,Bの出力信号の位相が下流側
の検出部C,Dの出力信号の位相に対して進み、グルー
ブが深くなるしたがってが位相進みが大きくなる。そし
てグルーブの深さが3π/4になった時に上流側の検出
部A,Bの出力信号の位相進みが最大になる。その後グ
ルーブの深さが深くなるにしたがって検出部A,Bの出
力信号の位相進みが小さくなり、グルーブの深さがπに
なった時に検出部A,Bの出力信号の位相と検出部C,
Dの出力信号の位相が再び一致する。
【0029】このようにグルーブの深さが1/4波長の
整数倍でない時は、ディテクタ21の上流側の検出部
A,Bの出力信号と下流側の検出部C,Dの出力信号と
の間に生じる位相差はピットの場合と逆になり、上記し
たようなトラッキング制御方式を採用したディスクドラ
イブ装置においては、トラックガイド情報がピットによ
って形成されるディスク(領域)と、トラックガイド情
報がグルーブあるいはランドに形成されるディスク(領
域)とに対して、安定したトラッキングサーボ制御を行
うことができないという欠点があった。
【0030】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、複数種類のディスク領域に対して安
定したトラッキング制御を行うことができるディスクド
ライブ装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のディスクドライブ装置は、第1〜第4の受
光領域を有し、第1、第2の受光領域と第3、第4の受
光領域とはディスク状記録媒体のトラック方向と直交す
る方向に対応する分割線で分割され、第1、第4の受光
領域と第2、第3の受光領域とはディスク状記録媒体の
トラック方向に対応する分割線によって分割されている
光検出手段と、第1〜第4の各受光領域から得られる信
号をそれぞれ遅延させる第1〜第4の遅延手段と、ディ
スク状記録媒体のドライブ実行領域の種類を判別するこ
とができる判別手段と、この判別手段の判別結果に基づ
いて、第1及び第2の遅延手段、または第3及び第4の
遅延手段の遅延時間を選択的に制御することができる遅
延制御手段と、第1〜第4の遅延手段から出力される出
力信号の位相差からトラッキング制御信号を生成するト
ラッキング制御信号生成手段とを備えるようにした。
【0032】また、トラッキング制御信号生成手段は、
第1の遅延手段の出力信号と第3の遅延手段の出力信号
の加算値と、第2の遅延手段の出力信号と第4の遅延手
段の出力信号の加算値との位相を比較してトラッキッグ
制御信号を生成するようにした。
【0033】また、前記トラッキング制御信号生成手段
は、第1の遅延手段の出力信号と第4の遅延手段の出力
信号の位相比較結果と、第2の遅延手段の出力信号と第
3の遅延手段の出力信号の位相比較結果を加算してトラ
ッキッグ制御信号を生成するようにした。
【0034】また、本発明のディスクドライブ装置は、
グルーブ領域を有するディスク状記録媒体に対してトラ
ッキング制御を行うディスクドライブ装置において、第
1〜第4の受光領域を有し、第1、第2の受光領域と第
3、第4の受光領域とはディスク状記録媒体のトラック
方向と直交する方向に対応する分割線で分割され、第
1、第4の受光領域と第2、第3の受光領域とはディス
ク状記録媒体のトラック方向に対応する分割線によって
分割されると共に、第1、第2の受光領域が再生進行方
向側(上流側)に配置されている光検出手段と、第3及
び第4の受光領域から得られる信号をそれぞれ遅延させ
る遅延手段と、第1及び第2の受光領域から出力される
出力信号と、遅延手段から出力される出力信号の位相差
からトラッキング制御信号を生成するトラッキング制御
信号生成手段とを備えるようにした。
【0035】また、本発明のディスクドライブ装置は、
第1〜第4の受光領域を有し、第1、第2の受光領域と
第3、第4の受光領域とはディスク状記録媒体のトラッ
ク方向と直交する方向に対応する分割線で分割され、第
1、第4の受光領域と第2、第3の受光領域とはディス
ク状記録媒体のトラック方向に対応する分割線によって
分割されている光検出手段と、第1の受光領域から得ら
れる信号と第2の受光領域から得られる信号の位相を比
較した位相比較値と、第3の受光領域から得られる信号
と第4の受光領域から得られる信号の位相を比較した位
相比較値とを加算してトラッキッグ制御信号を生成する
トラッキング制御信号生成手段とを備えるようにした。
【0036】そして、案内溝の深さが異なる複数種類の
ディスク状記録媒体またはエンボスピットの深さが異な
る複数種類のディスク状記録媒体のそれぞれに対応し
て、記録または再生動作が可能とされるようにした。そ
して、第1の受光領域、第2の受光領域、第3の受光領
域、第4の受光領域からそれぞれ得られる信号の低域成
分を除去して、それらの信号のトラック横断時のエンべ
ーロープが+/−対称となる状態とする処理を行った
後、位相比較を行って前記各位相比較値を得るようにし
た。
【0037】また、本発明のディスクドライブ装置は、
少なくとも、2以上の受光領域を有し、第1の受光領域
と第2の受光領域とはディスク状記録媒体のトラック方
向と直交する方向に対応する分割線で分割されている光
検出手段と、第1の受光領域から得られる信号と第2の
受光領域から得られる信号の位相を比較した位相比較値
からトラッキッグ制御信号を生成するトラッキング制御
信号生成手段とを備えるようにした。
【0038】そして、案内溝の深さが異なる複数種類の
ディスク状記録媒体またはエンボスピットの深さが異な
る複数種類のディスク状記録媒体のそれぞれに対応し
て、記録または再生動作が可能とされるようにした。そ
して、第1の受光領域から得られる信号と、第2の受光
領域から得られる信号の低域成分を除去して、それらの
信号のトラック横断時のエンべーロープが+/−対称と
なる状態にする処理を行った後、位相比較を行って前記
位相比較値を得るようにした。
【0039】請求項1乃至請求項4に記載の発明によれ
ば、判別手段によってディスクのドライブ実行領域の種
類を判別し、その判別結果に基づいて光検出手段の第
1、第2の受光領域、または第3、第4の受光領域の出
力信号を第1、第2の遅延手段、または第3、第4の遅
延手段によって遅延時間を選択的に制御することができ
るため、複数種類のディスクに対して安定したトラッキ
ング制御を行うことができるようになる。
【0040】また、請求項5乃至請求項10に記載の本
発明によれば、光検出手段の第1、第2の受光領域から
得られる信号の位相比較値と、第3、第4の受光領域か
ら得られる信号の位相比較値との間には、ディスクドラ
イブの実行領域の種類によって生じる位相差がないた
め、これらの位相比較値を加算してトラッキッグ制御信
号を生成する、あるいは光検出手段の第1の受光領域か
ら得られる信号と、第2の受光領域から得られる信号の
位相比較値からトラッキッグ制御信号を生成すること
で、より簡単な構成で複数種類のディスクに対して安定
したトラッキング制御を行うことができるようになる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である
ディスクドライブ装置を例にあげ次の順序で説明する。 <1.第1の実施の形態> 1−1.ディスクドライブ装置の再生系の要部の構成 1−2.トラッキング制御ブロックの構成 1−3.ディスクドライブ装置にROMタイプのディス
クが装填された場合 1−4.ディスクドライブ装置にRAMタイプのディス
クが装填された場合 1−5.トラッキング制御ブロックの他の構成 <2.第2の実施の形態> 2−1.トラッキング制御ブロックの構成 2−2.トラッキング制御ブロックの他の構成
【0042】<1.第1の実施の形態> 1−1.ディスクドライブ装置の再生系の要部の構成 図1は本例のディスクドライブ装置の再生系の要部の構
成を示したブロック図である。ディスクDは、ピットデ
ィスク(例えばCD、CD−ROM)やグルーブディス
ク(例えば、光磁気ディスク(MOディスク;Magnetic
Optical Disk))、DVD−R、DVD−RAM)を示
し、このディスクDはターンテーブル7に積載され、再
生動作時においてスピンドルモータ1によって一定線速
度(CLV:Constant Linear Velocity)あるいは一定
角速度(CAV:Constant Angular Velocity )で回転
駆動される。そしてピックアップ1によってディスクD
にピット形態で記録されているデータ(主データ)の読
み出しが行なわれる。
【0043】ピックアップ1には例えばDVD−RO
M、DVD−RAM、CD、MOに対応可能な光学系
(場合によっては複数の光学系)が設けられている。例
えばDVD−ROMに最適な光学系としてはレーザ光源
となるレーザダイオード4は出力するレーザーの中心波
長が650nmもしくは635nmのものとされ、また
対物レンズ2はNA=0.6 とされる。対物レンズ2は二
軸機構3によってトラッキング方向及びフォーカス方向
に移動可能に保持されている。
【0044】ディスクDに対してピックアップ1が用い
られてデータ読取動作が行なわれるわけであるが、ピッ
クアップ1においてはディスクDからの反射光情報はデ
ィテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信
号とされてRFアンプ9に供給される。RFアンプ9
は、電流電圧変換回路、増幅回路、マトリクス演算回路
等を備え、ディテクタ5からの信号に基づいて必要な信
号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サー
ボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキン
グエラー信号TE、いわゆる和信号であるプルイン信号
PIなどを生成する。なお、RFアンプ9内に設けられ
ているトラッキングエラー信号TEを生成するトラッキ
ング制御ブロックの構成は後述する。
【0045】ディテクタ5としては図2に示すようなデ
ィスクのトラックの接線方向と平行な分割線と、この分
割線と垂直な分割線によって4分割されたディテクタ2
1からなり、ディスクの回転方向に対して上流側に検出
部A,Bが、下流側に検出部C,Dがそれぞれ設けられ
ている。この場合フォーカスエラー信号FEは検出部
A,B,C,Dの出力について、(A+C)−(B+
D)の演算により生成される。またプルイン信号PI=
(A+B+C+D)となる。
【0046】RFアンプ9で生成される各種信号は、2
値化回路11、サーボプロセッサ14に供給される。即
ちRFアンプ9からの再生RF信号は2値化回路11
へ、フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TE、プルイン信号PIはサーボプロセッサ14に供
給される。
【0047】RFアンプ9で得られた再生RF信号は2
値化回路11で2値化されることで例えばDVDの場合
はいわゆるEFM+信号(8−16変調信号)とされ、
デコーダ12に供給される。デコーダ12ではEFM+
復調,CIRCデコード等を行ない、また必要に応じて
CD−ROMデコード、MPEGデコードなどを行なっ
てディスクDから読み取られた情報の再生を行なう。デ
コードされたデータはインターフェース部13を介して
ホストコンピュータなどの外部接続機器に供給される。
【0048】サーボプロセッサ14は、RFアンプ9か
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TEや、デコーダ12もしくはシステムコントローラ
10からのスピンドルエラー信号SPE等から、フォー
カス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サー
ボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
【0049】即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号、
トラッキングドライブ信号を生成し、二軸ドライバ16
に供給する。二軸ドライバ16はフォーカスドライブ信
号、トラッキングドライブ信号に基づいた電流をピック
アップ1における二軸機構3のフォーカスコイル、トラ
ッキングコイルに与え、二軸機構3を駆動することにな
る。これによってピックアップ1、RFアンプ9、サー
ボプロセッサ14、二軸ドライバ16によるトラッキン
グサーボループ及びフォーカスサーボループが形成され
る。
【0050】またサーボプロセッサ14はスピンドルモ
ータドライバ17に対して、スピンドルエラー信号SP
Eに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転を実行さ
せる。またサーボプロセッサ14はシステムコントロー
ラ11からのスピンドルキック(加速)/ブレーキ(減
速)制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生さ
せ、スピンドルモータドライバ17によるスピンドルモ
ータ6の起動または停止などの動作も実行させる。
【0051】サーボプロセッサ14は、例えばトラッキ
ングエラー信号TEの低域成分から得られるスレッドエ
ラー信号や、システムコントローラ10からのアクセス
実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を生成
し、スレッドドライバ17に供給する。スレッドドライ
バ17はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機構8
を駆動する。スレッド機構8とはピックアップ1の全体
をディスク半径方向に移動させる機構であり、スレッド
ドライバ17がスレッドドライブ信号に応じてスレッド
モータ8を駆動することで、ピックアップ1の適正なス
ライド移動が行なわれる。
【0052】ピックアップ1におけるレーザダイオード
4はレーザドライバ18によってレーザ発光駆動され
る。サーボプロセッサ14は、システムコントローラ1
0からの指示に基づいて再生時などにピックアップ1の
レーザ発光を実行すべきレーザドライブ信号を発生さ
せ、レーザドライバ18に供給する。これに応じてレー
ザドライバ18がレーザダイオード4を発光駆動するこ
とになる。
【0053】以上のようなサーボ及びデコードなどの各
種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシス
テムコントローラ10により制御される。例えば再生開
始、終了、トラックアクセス、早送り再生、早戻し再生
などの動作は、システムコントローラ10がサーボプロ
セッサ14やピックアップ1の動作を制御することで実
現される。
【0054】1−2.トラッキング制御ブロックの構成 次に、図3に上記したようなディスクドライブ装置のR
Fアンプ9に設けられているトラッキング制御ブロック
の構成を示す。この図において、破線で囲った遅延回路
部22には4分割ディテクタ21の検出部A,B,C,
Dの出力をそれぞれ遅延させる遅延回路22a,22
b,22c,22dが設けられている。
【0055】加算器23aは遅延回路22aからの出力
信号と遅延回路22cからの出力信号を加算して和信号
を出力する。加算器23bは遅延回路22bの出力信号
と遅延回路22dの出力信号を加算して和信号を出力す
る。
【0056】HPF・波形整形回路24a,24bは、
加算器23a,23bからそれぞれ出力される信号の波
形整形を行うと共に、高域通過フィルタ(HPF)によ
って低域成分を除去するようにされる。例えば装填され
たディスクがグルーブを有するディスクの場合、ディテ
クタ21の検出部A〜Dから得られる出力信号には、光
スポットがグルーブを横断する時に現れる光強度変化に
よる変調成分が含まれ、例えば図10(a)に示すよう
にその出力波形のエンベロープが+側と−側で非対称の
波形になる。このような出力信号Sを2値化してトラッ
キングエラー信号を生成した場合は、図10(b)に示
すようにトラック間Lのトラッキングエラー信号TEが
劣化することになる。
【0057】そこで、HPF・波形整形回路24a,2
4bには、ディテクタ21の検出部A〜Dから得られる
出力信号SA 〜SD に含まれるグルーブによる変調成分
(低域成分)を十分減衰することができるようなカット
オフ周波数の高いHPFを設けるようにしている。これ
により、ディテクタ21の検出部A〜Dから得られる出
力信号Sは、例えば図11(a)に示すようにグルーブ
による変調成分が除去された信号となり、図11(b)
に示すようなグルーブによる変調成分の影響による劣化
のないトラッキングエラー信号TEが得られることにな
る。
【0058】位相比較器25は、HPF・波形整形回路
24aの出力信号と、HPF・波形整形回路24bの出
力信号の位相を比較して比較信号を出力する。LPF2
6は低域通過フィルタであり、位相比較器25から出力
される比較信号を平滑してトラッキングエラー信号TE
として出力する。
【0059】ディスク判別回路27は、装填されたディ
スクの種類やディスク上での再生領域の種類(すなわち
ピット領域であるかグルーブ領域であるか)を判別する
判別回路とされており、例えば装填されたディスクの内
周側に記録された管理情報や再生時に読み出されるアド
レスによって領域の種類を判別する。
【0060】また、ディスク判別回路27はレーザ光が
ディスク表面に合焦した状態で得られる反射光情報と、
レーザ光がディスクの信号面に合焦した状態で得られる
反射光情報を用いてディスク種類を判別するようにして
もよい。すなわち、例えばレーザ光の合焦点位置を可変
範囲内で強制的に所定速度で変化させていきながら、光
量信号やフォーカスエラー信号からディスク表面に合焦
したタイミングとディスク信号面に合焦したタイミング
の時間差を計測し、その計測値に基づいてCDであるか
DVDであるかなどの判別を行うようにしても良い。
【0061】遅延制御回路28はディスク判別回路27
で判別された判別結果に基づいて、装填されたディスク
の種類や領域を判別し、遅延回路22a,22bあるい
は遅延回路22c,22dのいずれかの遅延回路の遅延
時間を制御している。つまり、遅延制御回路28はディ
スクや領域の判別結果に基づいて、トラックガイド情報
が形成されているピットやグルーブの深さによってディ
テクタ21の上流側の検出部A,Bの出力信号と下流側
の検出部C,Dの出力信号との間に生じる位相差をなく
すように遅延回路22a,22bあるいは遅延回路22
c,22dの遅延時間を制御している。
【0062】以下、上記したようなトラッキング制御ブ
ロックでトラッキングエラー信号を生成する場合の動作
について説明する。 1−3.ディスクドライブ装置にROMタイプのディス
クが装填された場合 まず、図1に示した本例のディスクドライブ装置のター
ンテーブル7にROMタイプのディスクが装填された場
合について説明する。ROMタイプのディスクが装填さ
れた場合は、先ずディスク判別回路27によって装填さ
れたディスクの種類が判別され、この判別結果が遅延制
御回路28に出力される。遅延制御回路28ではディス
ク判別回路27の判別結果に基づいて、遅延回路22
a,22bあるいは遅延回路22c,22dのいずれか
の遅延時間を制御することになる。
【0063】このようにディスク判別回路27でディス
クの種類が判別された状態で、ピックアップ1によって
データの読み出し動作が行われ、ピックアップ1におい
てはディスクからの反射光情報がディテクタ21で検出
されることになる。
【0064】ここで、装填されたディスクのピットの深
さ(ここでいうピットの深さとは上述したように実際の
物理的なピットの深さからπの整数倍を差し引いた深さ
である)より浅いディスク(例えばCD)である場合
は、ディテクタ21の上流側に位置する検出部A,Bか
ら出力される出力信号SA ,SB は、図4(a)に示す
ような波形となり、下流側に位置する検出部C,Dの出
力信号SC ,SD は図4(b)に示すような波形とな
る。
【0065】すなわち、ディテクタ21の上流側の検出
部A,Bの出力信号のSA ,SB は、下流側の検出部
C,Dの出力信号SC ,SD に比べて所定の時間Tだけ
位相が進んだ波形となり、このような出力信号SA 〜S
D がそれぞれ遅延回路22a〜22dに供給される。
【0066】この時、遅延回路22a〜22dは、遅延
制御回路28によって遅延回路22a,22bに供給さ
れるディテクタ21の上流側の検出部A,Bの出力信号
A,SB を時間Tだけ遅延させるように設定されてお
り、遅延回路22a〜22dから出力される出力信号S
A'〜SD'のうち、遅延回路22a,22bの出力信号S
A',SB'は、図4(c)に示すように破線で示した検出
部A,Bの出力信号SA ,SB を時間Tだけ遅延した信
号となる。つまり、遅延回路22a,22bの出力信号
A',SB'と、遅延回路22c,22dの出力信号
C',SD'の位相が一致することになる。
【0067】これにより、ピットの深さによってディテ
クタ21の上流側の検出部A,Bの出力信号SA ,SB
と下流側の検出部C,Dの出力信号SC ,SD との間に
生じた位相差が除去されることになる。よって、遅延回
路22a、22cの出力信号SA'、SC'が加算器23a
で加算されると共に、遅延回路22b、22dの出力信
号SB'、SD'が加算器23bで加算され、それぞれの和
信号がHPF・波形整形回路24a,24bで波形整形
された後、位相比較器25に供給される。そして位相比
較器25で位相比較が行われ、その比較信号がLPF2
6を介してトラッキングエラー信号として出力されるこ
とになる。
【0068】一方、装填されたディスクのピットの深さ
がπ/2より深くπより浅いディスクである場合は、デ
ィテクタ21の上流側に位置する検出部A,Bから出力
される出力信号SA ,SB に対して下流側に位置する検
出部C,Dの出力信号SC ,SD の位相が進むことにな
るが、この場合もディスク判別回路27でディスクの種
類を判別しているため、遅延制御回路28でディテクタ
21の下流側の検出部C,Dの出力信号SC ,SD を所
定の時間Tだけ遅延させるような制御を行うことができ
る。よって、ディテクタ21の上流側の検出部A,Bの
出力信号SA ,SB と下流側の検出部C,Dの出力信号
C ,SD との間に生じる位相差を除去することができ
る。
【0069】なお、何らかの事情により装填されたディ
スクの回転方向が図3に矢印で示した方向と逆方向に回
転しているとディスク判別回路27で判別された場合
は、ディテクタ21の上流側と下流側の位置が逆になる
ため、この場合は例えばピットの深さがπ/2より浅い
時は、遅延制御回路28でディテクタ21の下流側の検
出部C,Dの出力信号SC ,SD を所定の時間Tだけ遅
延させ、ピットの深さがπ/2より深くπより浅い時
は、ディテクタ21の上流側の検出部A,Bの出力信号
A ,SB を所定の時間Tだけ遅延させるようにすれば
よい。
【0070】1−4.ディスクドライブ装置にRAMタ
イプのディスクが装填された場合 次に、図1に示した本例のディスクドライブ装置にRA
Mディスク(すなわちグルーブ領域を有するディスク)
として、例えば磁界ピットによってトラックガイド情報
が記録されている光磁気ディスクが装填された場合につ
いて説明する。この場合も、先ずディスク判別回路27
によって装填されたディスクの種類が判別され、この判
別結果が遅延制御回路28に出力される。遅延制御回路
28ではディスク判別回路27の判別結果に基づいて、
遅延回路22a,22bあるいは遅延回路22c,22
dのいずれかの遅延時間を制御することになる。
【0071】このようにディスク判別回路27でディス
クの種類が判別された状態で、ピックアップ1によって
グルーブからの反射光情報がディテクタ21で検出され
ることになる。
【0072】ここで、装填されたディスクのグルーブの
深さ(ここでいうグルーブ深さとは上述したように実際
の物理的なグルーブの深さからπの整数倍を差し引いた
深さである)がπ/2より浅い場合は、ディテクタ21
の上流側に位置する検出部A,Bから出力される出力信
号SA ,SB は図5(a)に示すような波形となり、デ
ィテクタ21の下流側に位置する検出部C,Dの出力信
号SC ,SD は図5(b)に示すような波形となる。
【0073】すなわち、ディテクタ21の上流側の検出
部A,Bの出力信号のSA ,SB は、下流側の検出部
C,Dの出力信号SC ,SD に比べて時間Tだけ位相が
遅れた波形となり、このような出力信号SA 〜SD がそ
れぞれ遅延回路22a〜22dに供給される。
【0074】この時、遅延回路22a〜22dは遅延制
御回路28によって遅延回路22c,22dに供給され
るディテクタ21の下流側の検出部C,Dの出力信号S
C ,SD を時間Tだけ遅延させるように設定されてお
り、遅延回路22a〜22dから出力される出力信号S
A'〜SD'のうち、遅延回路22c,22dから出力され
る出力信号SC',SD'は、図5(c)に示すように、破
線で示した検出部C,Dの出力信号SC ,SD を時間T
だけ遅延した信号となる。すなわち、遅延回路22a,
22bの出力信号SA',SB'と、遅延回路22c,22
dの出力信号SC',SD'と位相が一致することになる。
【0075】これにより、グルーブの深さによってディ
テクタ21の上流側の検出部A,Bの出力信号SA ,S
B と下流側の検出部C,Dの出力信号SC ,SD との間
に生じた位相差が除去されることになる。よって、遅延
回路22a、22cの出力信号SA'、SC'が加算器23
aで加算されると共に、遅延回路22b、22dの出力
信号SB'、SD'が加算器23bで加算され、それぞれの
和信号がHPF・波形整形回路24a,24bでフィル
タリング及び波形整形された後、位相比較器25に供給
される。そして位相比較器25で位相比較が行われ、そ
の比較信号がLPF26を介してトラッキングエラー信
号として出力されることになる。
【0076】一方、装填されたディスクのグルーブの深
さがπ/2より深くπより浅いディスクである場合は、
ディテクタ21の下流側の検出部C,Dの出力信号S
C ,SD に対して上流側の検出部A,Bの出力信号S
A ,SB の位相が進むことになるが、この場合もディス
ク判別回路27でディスクの種類を判別しているため、
遅延制御回路28でディテクタ21の上流側の検出部
A,Bの出力信号SA ,SBを所定の時間Tだけ遅延さ
せるような制御を行うことができる。よって、ディテク
タ21の上流側の検出部A,Bの出力信号SA ,SB
下流側の検出部C,Dの出力信号SC ,SD との間に生
じる位相差を除去することができる。
【0077】なお、何らかの事情により装填されたディ
スクの回転方向が図3に矢印で示した方向と逆方向に回
転しているとディスク判別回路27で判別された場合
は、ディテクタ21の上流側と下流側の位置が逆になる
ため、この場合も上記同様、遅延制御回路28による遅
延回路22a,22bと遅延回路22c,22dの制御
を入れ替えるようにすればよい。
【0078】また、グルーブディスクの場合は、グルー
ブにデータが記録されるグルーブ記録方式とランドにデ
ータが記録されるランド記録方式があるが、上記説明は
グルーブ記録方式のものについてであり、ランド記録方
式の場合はディテクタ21の上流側の検出部A,Bの出
力信号SA ,SB と下流側の検出部C,Dの出力信号S
C ,SD との間に生じる位相差が上記図5に示した場合
と逆になる。よって、この場合も遅延制御回路28によ
る遅延回路22の制御を入れ替えるようにすれば良い。
【0079】このように本例のトラッキング制御ブロッ
クは、ディスク判別回路27でディスクの種類やディス
クの領域さらにはディスクの回転方向を判別し、その判
別結果に基づいて遅延制御回路28でディテクタ21の
上流側に位置する検出部A,Bあるいは下流側に位置す
る検出部C,Dの遅延時間を制御できるようにしている
ため、ディスクに形成されているピットやグルーブの深
さによって生じる上流側の検出部A,Bの出力信号と下
流側の検出部C,Dの出力信号との間の位相差をなくす
ことができる。よって、このようなトラッキング制御ブ
ロックを有するディスクドライブ装置においては、種類
の異なる複数のディスクや領域の異なる複数のディスク
に対して安定したトラッキングサーボ制御を行うことが
できるようになる。
【0080】1−5.トラッキング制御ブロックの他の
構成 次に、図6にトラッキング制御ブロックの他の構成例を
示す。なお、図3と同一ブロックには同一番号を付し説
明は省略する。この図に示すトラッキング制御ブロック
は、遅延回路22aの出力信号SA'がHPF・波形整形
回路24cに、遅延回路22bの出力信号SB'がHPF
・波形整形回路24bに、遅延回路22cの出力信号S
C'がHPF・波形整形回路24aに、遅延回路22dの
出力信号SD'がHPF・波形整形回路24dにそれぞれ
供給され、それぞれのHPF・波形整形回路24a〜2
4dで供給された出力信号SA'〜SD'の低域成分が除去
されると共に波形整形が行われる。
【0081】HPF・波形整形回路24a及びHPF・
波形整形回路24bの出力信号は位相比較25aに供給
され、HPF・波形整形回路24c及びHPF・波形整
形回路24dの出力信号は位相比較25bに出力され、
位相比較器25a,25bでそれぞれ位相比較が行われ
る。よって、位相比較器25aと位相比較器25bの出
力信号を加算器23で加算し、その和信号をLPF26
を介して出力すれば、トラッキングエラー信号TEを生
成することができる。
【0082】また、例えばディスクドライブ装置に装填
されるディスクがRAMタイプのディスクでグルーブの
深さ(ここでいうグルーブの深さとは上述したように実
際の物理的なグルーブの深さからπの整数倍を差し引い
た深さである)がπ/2より浅いディスクに限定されて
いる場合は、必ずディテクタ21の下流側の検出部C,
Dの出力信号SC ,SD の位相が進むためトラッキング
制御ブロックを図7に示すように構成すれば良い。すな
わち、この場合は遅延回路22としてディテクタ21の
下流側の検出部C,Dの出力信号SC ,SD を遅延させ
るための遅延回路22c,22dだけを設けるように構
成すれば良い。なお、他の構成は図3に示すトラッキン
グ制御ブロックと同一の構成とされるため説明は省略す
る。
【0083】このようにディスクドライブ装置に装填さ
れるディスクがRAMタイプのディスクでグルーブの深
さがπ/2より浅いディスクに限定されている場合は、
遅延回路22を簡略化することができる。
【0084】ところで、上記したような本発明の第1実
施の形態とされるディスクドライブ装置のトラッキング
制御ブロックでは、ディスク判別回路27でディスクの
種類やディスクの領域、さらにはディスクの回転方向を
判別し、その判別結果に基づいて遅延制御回路28でデ
ィテクタ21の上流側に位置する検出部A,Bあるいは
下流側に位置する検出部C,Dの遅延時間を制御するよ
うにしている。このため、例えばディスクに形成されて
いるピットあるいはグルーブの深さが異なる多数のディ
スクに対応したディスクドライブ装置に適用した場合
は、制御遅延制御回路28における遅延時間の切り替え
制御が煩雑になることが考えられる。
【0085】また、ディスクをCAV(角速度一定)方
式で回転駆動して再生するディスクドライブ装置に適用
した場合は、ディスクDの線速度が変化するごとにディ
テクタ21の上流側に位置する検出部A,Bあるいは下
流側に位置する検出部C,Dの遅延時間を制御する必要
がある。このため、CAV方式で回転駆動されるディス
クドライブ装置に適用した場合は、遅延制御回路28に
おける遅延時間の切り替え制御が困難になることが予想
される。
【0086】そこで、ディスクの種類や領域が異なる場
合でも遅延制御回路28における遅延時間の切り替え制
御を行う必要がなく、しかもCAV方式のディスクドラ
イブ装置に好適なトラッキング制御ブロックの構成を第
2の実施の形態として説明する。
【0087】<2.第2の実施の形態> 2−1.トラッキング制御ブロックの構成 図8に本発明の第2の実施の形態とされるディスクドラ
イブ装置のトラッキング制御ブロックの構成例を示す。
なお、図3と同一ブロックには同一番号を付し説明は省
略する。この図8に示すトラッキング制御ブロックは、
4分割ディテクタ21の検出部A,B,C,Dの出力信
号のうち、検出部Aからの出力信号SA がHPF・波形
整形回路24aに、検出部Bからの出力信号SB がHP
F・波形整形回路24bに、検出部Cからの出力信号S
C がHPF・波形整形回路24cに、検出部Dからの出
力信号SD がHPF・波形整形回路24dに、それぞれ
供給される。そして、HPF・波形整形回路24a〜2
4dでは、供給された出力信号SA 〜Sに含まれる低
域成分を除去すると共に、波形整形を行って出力するよ
うにされる。
【0088】HPF・波形整形回路24aとHPF・波
形整形回路24bの出力信号は、位相比較器25aに、
HPF・波形整形回路24cとHPF・波形整形回路2
4dの出力信号は位相比較器25bに、それぞれ出力さ
れて位相比較が行われる。そして、この位相比較器25
a,25bからそれぞれ出力される比較信号は、加算器
23で加算して、その和信号をLPF26を介してトラ
ッキングエラー信号TEとして出力するようにしてい
る。
【0089】このような構成とされるトラッキング制御
ブロックにおいては、ディテクタ21の検出部A〜Dか
らの出力信号S 〜SD をHPF・波形整形回路24
で波形整形した後、位相比較器25a,25bでディテ
クタ21の上流側の検出部A,Bからの出力信号SA
B 及び下流側の検出部C,Dからの出力信号SC ,S
D の位相比較をそれぞれ行うようにしている。すなわ
ち、位相比較器25a,25bでは、ディテクタ21の
上流側の検出部A,Bからの出力信号SA ,SB と、下
流側の検出部C,Dからの出力信号SC ,SD との位相
比較を行うようにしている。
【0090】この場合、位相比較器25a,25bから
それぞれ出力される比較信号の間には、ディスクの種類
や領域によって生じる位相差がないため、これらの比較
信号を加算器23で加算して、LPF26を通すこと
で、ディスクの種類や領域によって生じるオフセット電
圧のない安定したトラッキングエラー信号TEを生成す
ることができるようになる。
【0091】このように本発明の第2の実施の形態とさ
れるトラッキング制御ブロックによれば、ディスクの種
類や領域によってディテクタ21の上流側の検出部A,
Bからの出力信号SA,SB または下流側の検出部C,D
からの出力信号SC ,SD を位相差に応じて遅延させる
必要がない。このため、装填されるディスクの種類を判
別するディスク判別回路27や、ディテクタ21の上流
側の検出部A,Bや下流側の検出部C,Dからの出力信
号SA 〜SD を遅延させる遅延回路24a〜24d及び
この遅延回路24a〜24dを制御する遅延制御回路2
8を設けることなく、しかも遅延制御回路28における
遅延時間の切り替え制御を行うことなく、複数種類のデ
ィスクや複数の領域のディスクに対して安定したトラッ
キングエラー信号TEを生成することができるようにな
る。
【0092】2−2.トラッキング制御ブロックの他の
構成 次に、図9に本発明の第2の実施の形態とされるトラッ
キング制御ブロックの他の構成例を示す。なお、図3と
同一ブロックには同一番号を付し説明は省略する。この
図9に示すトラッキング制御ブロックの他の構成例とし
ては、4分割ディテクタ21の検出部A,B,C,Dの
出力信号のうち、検出部Aからの出力信号SA がHPF
・波形整形回路24aに、検出部Bからの出力信号SB
がHPF・波形整形回路24bに、それぞれ供給され
る。そして、HPF・波形整形回路24a,24bでは
供給された出力信号SA ,SB に含まれる低域成分が除
去すると共に波形整形を行って出力するようにされる。
【0093】HPF・波形整形回路24a及びHPF・
波形整形回路24bの出力信号は、位相比較器25に出
力されて位相比較が行われ、この位相比較器25から出
力される位相比較信号をLPF26を介してトラッキン
グエラー信号TEとして出力するようにしている。
【0094】このような構成とされるトラッキング制御
ブロックにおいては、ディテクタ21の検出部A,Bか
らの出力信号SA ,SB をHPF・波形整形回路24で
波形整形した後、位相比較器25で位相比較を行うよう
にしている。この場合、位相比較器25で位相比較され
る出力信号SA ,SB は、ディスクの種類や領域が異な
る場合でも位相差がないため、位相比較器25から出力
される比較信号には、ディスクの種類や領域によって生
じる位相差がないため、この比較信号をLPF26を通
すことでディスクの種類や領域によって生じるオフセッ
ト電圧のない安定したトラッキングエラー信号TEを生
成することができるようになる。
【0095】このような構成とされるトラッキング制御
ブロックは、ディテクタ21の上流側の検出部A,Bか
ら出力される出力信号SA ,SB の低域除去及び波形整
形を行うHPF・波形整形回路24a,24bと、この
HPF・波形整形回路24a,24bの出力信号を加算
する加算器25を設けることで構成することができるた
め、上記図8に示したトラッキング制御ブロックに比べ
て構成をより簡略化することができるようになる。な
お、本実施の形態においては、ディテクタ21の上流側
の検出部A,Bの出力信号SA ,SB に基づいてトラッ
キングエラー信号を生成するようにしているが、ディテ
クタ21の下流側の検出部C,Dから出力される出力信
号SC ,SD ,からトラッキングエラー信号を生成する
ようにしてもよい。
【0096】ところで、図8及び図9に示したHPF・
波形整形回路24a〜24dにおいても、ディテクタ2
1の検出部A〜Dからそれぞれ出力される出力信号SA
〜SD の波形整形を行うと共に、高域通過フィルタ(H
PF)によって低域成分を除去するようにされる。例え
ば上記同様に装填されたディスクがグルーブを有するデ
ィスクの場合、ディテクタ21の検出部A〜Dから得ら
れる出力信号には、光スポットがグルーブを横断する時
に現れる光強度変化による変調成分が含まれ、例えば図
10(a)に示すようにその出力波形のエンベロープが
+側と−側で非対称の波形になる。このような出力信号
Sを2値化してトラッキングエラー信号を生成した場合
は、図10(b)に示すようにトラック間Lのトラッキ
ングエラー信号TEが劣化することになる。
【0097】そこで、HPF・波形整形回路24a〜2
4dには、ディテクタ21の検出部A〜Dから得られる
出力信号SA 〜SD に含まれるグルーブによる変調成分
(低域成分)を十分減衰することができるようなカット
オフ周波数の高いHPFを設けるようにしている。これ
により、ディテクタ21の検出部A〜Dから得られる出
力信号Sは、例えば図11(a)に示すようにグルーブ
による変調成分が除去された信号となり、図11(b)
に示すようなグルーブによる変調成分の影響による劣化
のないトラッキングエラー信号TEが得られることにな
る。
【0098】なお、本例のトラッキング制御ブロックに
おいては、ディテクタ21の検出部A〜Dの出力信号の
位相差を比較してトラッキングエラー信号を生成する位
相差法を用いた場合について説明したが、例えばトラッ
キング制御ブロックをヘテロダイン法によって構成する
ことも当然可能である。
【0099】
【発明の効果】以上、説明したように請求項1乃至請求
項3に記載した本発明によれば、判別手段によってディ
スク状記録媒体の種類及ドライブ実行領域の種類を判別
し、その判別結果に基づいて光検出手段の第1、第2の
受光領域、または第3、第4の受光領域の出力信号を第
1、第2の遅延手段、または第3、第4の遅延手段によ
って遅延するようにしているため、複数種類のディスク
状記録媒体や複数の領域のディスク状記録媒体に対して
安定したトラッキング制御を行うことができる。
【0100】また、請求項4に記載した本発明によれ
ば、グルーブ領域を有するディスク状記録媒体に対して
トラッキング制御を行う場合は、第3、第4の受光領域
の出力信号を遅延させる第3、第4の遅延手段を設ける
ことでグルーブ領域を有する複数種類のディスク状記録
媒体に対して安定したトラッキング制御を行うことがで
きる。
【0101】また、請求項5、請求項8に記載の本発明
によれば、光検出手段の第1、第2の受光領域から得ら
れる信号の位相比較値と、第3、第4の受光領域から得
られる信号の位相比較値との間にはディスクのドライブ
実行領域の種類によって生じる位相差がないため、これ
らの位相比較値を加算してトラッキッグ制御信号を生成
する、あるいは光検出手段の第1、第2の受光領域から
得られる信号の位相比較値または第3、第4の受光領域
から得られる信号の位相比較値からトラッキッグ制御信
号を生成することができる。
【0102】従って、第1〜第4の受光領域から得られ
る信号をそれぞれ遅延させる遅延手段を設ける必要がな
く、しかもディスク状記録媒体の種類やディスク状記録
媒体の領域に応じて遅延制御手段によって遅延手段の遅
延制御を行うといった必要がないため、より簡単な構成
でトラッキング制御ブロック系を実現することができる
ようになる。
【0103】特に、ディスク状記録媒体をCAV(角速
度一定)方式で回転駆動するディスクドライブ装置に適
用した場合は、ディスク状記録媒体の線速度が変化する
ごとに遅延制御手段によって遅延手段の遅延時間を制御
する必要がないため、より効果を有するものである。
【0104】また、請求項6、請求項9に記載の本発明
によれば、ディスクに応じた遅延時間の切り換え等は不
要であるため、案内溝(グルーブ)の深さ、またはエン
ボスピットの深さが異なる複数種類のディスク状記録媒
体に対応するものとして好適なものである。
【0105】また、請求項7、請求項10に記載の本発
明によれば第1の受光領域〜第4の受光領域からそれぞ
れ得られる信号または第1、第2の受光領域からそれぞ
れ得られる信号のトラック横断時の低域成分を除去し
て、それらの信号のエンべーロープが対称となる状態と
しているため、品質の良いトラッキング制御信号が得ら
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるディスクドライブ装
置の再生系の要部の構成を示した図である。
【図2】ディテクタの構成を示した図である。
【図3】第1の実施の形態とされるトラッキング制御ブ
ロックの構成を示した図である。
【図4】ROMタイプのディスクが装填された時にディ
テクタの検出部から得られる出力信号の波形を示した図
である。
【図5】RAMタイプのタイプが装填された時にディテ
クタの検出部から得られる出力信号の波形を示した図で
ある。
【図6】第1の実施の形態とされるトラッキング制御ブ
ロックの他の構成を示した図である。
【図7】第1の実施の形態とされるRAMタイプのディ
スクでグルーブの深さがπ/2より浅いディスクに限定
される場合のトラッキング制御ブロックの構成を示した
図である。
【図8】第2の実施の形態とされるトラッキング制御ブ
ロックの構成を示した図である。
【図9】第2の実施の形態とされるトラッキング制御ブ
ロックの他の構成を示した図である。
【図10】RAMディスクを再生した時にディテクタの
検出部で得られる検出信号の波形及びその時のトラッキ
ングエラー信号の波形を示した図である。
【図11】RAMディスクを再生した時にディテクタの
検出部で得られる検出信号の波形及びその時のトラッキ
ングエラー信号の波形を示した図である。
【図12】ディスクのピットの深さについて説明した図
である。
【図13】ディスクのグルーブの深さについて説明した
図である。
【図14】張り合せ型ディスクのピットの深さについて
説明した図である。
【図15】ディスクに形成されるピット及びグルーブの
深さとディテクタの上流側に位置する検出部と下流側に
位置する検出部の位相差の関係を示した図である。
【符号の説明】 1 ピックアップ,2 対物レンズ,3 二軸機構,4
レーザダイオード,5 ディテクタ,6 スピンドル
モータ,7 ターンテーブル,8 スレッド機構,9
RFアンプ,10 システムコントローラ,11 2値
化回路,12デコーダ,13 インタフェース,14
サーボプロセッサ,15 スレッドドライバ,16 二
軸ドライバ,17 スピンドルドライバ,18 レーザ
ドライバ,21 ディテクタ,22 22a〜22d
遅延回路,23 加算器,2424a〜24d HPF
・波形整形回路,25 25a 25b 位相比較器,
26 LPF,27 ディスク判別回路,28 遅延制
御回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1〜第4の受光領域を有し、第1、第
    2の受光領域と第3、第4の受光領域とはディスク状記
    録媒体のトラック方向と直交する方向に対応する分割線
    で分割され、第1、第4の受光領域と第2、第3の受光
    領域とはディスク状記録媒体のトラック方向に対応する
    分割線によって分割されている光検出手段と、 前記第1〜第4の各受光領域から得られる信号をそれぞ
    れ遅延させる第1〜第4の遅延手段と、 ディスク状記録媒体のドライブ実行領域の種類を判別す
    ることができる判別手段と、 該判別手段の判別結果に基づいて、前記第1及び第2の
    遅延手段、または前記第3及び第4の遅延手段の遅延時
    間を選択的に制御することができる遅延制御手段と、 前記第1〜第4の遅延手段から出力される出力信号の位
    相差からトラッキング制御信号を生成するトラッキング
    制御信号生成手段と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記トラッキング制御信号生成手段は、
    前記第1の遅延手段の出力信号と前記第3の遅延手段の
    出力信号の加算値と、前記第2の遅延手段の出力信号と
    前記第4の遅延手段の出力信号の加算値との位相を比較
    してトラッキッグ制御信号を生成するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記トラッキング制御信号生成手段は、
    前記第1の遅延手段の出力信号と前記第4の遅延手段の
    出力信号の位相比較結果と、前記第2の遅延手段の出力
    信号と前記第3の遅延手段の出力信号の位相比較結果を
    加算してトラッキッグ制御信号を生成するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装
    置。
  4. 【請求項4】 グルーブ領域を有するディスク状記録媒
    体に対してトラッキング制御を行うディスクドライブ装
    置において、 第1〜第4の受光領域を有し、第1、第2の受光領域と
    第3、第4の受光領域とはディスク状記録媒体のトラッ
    ク方向と直交する方向に対応する分割線で分割され、第
    1、第4の受光領域と第2、第3の受光領域とはディス
    ク状記録媒体のトラック方向に対応する分割線によって
    分割されると共に、第1、第2の受光領域が再生進行方
    向側に配置されている光検出手段と、 前記第3及び第4の受光領域から得られる信号をそれぞ
    れ遅延させる遅延手段と、 前記第1及び第2の受光領域から出力される出力信号
    と、前記遅延手段から出力される出力信号の位相差から
    トラッキング制御信号を生成するトラッキング制御信号
    生成手段と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 第1〜第4の受光領域を有し、第1、第
    2の受光領域と第3、第4の受光領域とはディスク状記
    録媒体のトラック方向と直交する方向に対応する分割線
    で分割され、第1、第4の受光領域と第2、第3の受光
    領域とはディスク状記録媒体のトラック方向に対応する
    分割線によって分割されている光検出手段と、 前記第1の受光領域から得られる信号と前記第2の受光
    領域から得られる信号の位相を比較した位相比較値と、
    前記第3の受光領域から得られる信号と前記第4の受光
    領域から得られる信号の位相を比較した位相比較値と
    を、加算してトラッキッグ制御信号を生成するトラッキ
    ング制御信号生成手段と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 案内溝の深さが異なる複数種類のディス
    ク状記録媒体またはエンボスピットの深さが異なる複数
    種類のディスク状記録媒体のそれぞれに対応して、記録
    または再生動作が可能とされることを特徴とする請求項
    5に記載のディスクドライブ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の受光領域、前記第2の受光領
    域、前記第3の受光領域、前記第4の受光領域からそれ
    ぞれ得られる信号の低域成分を除去して、それらの信号
    のトラック横断時のエンべーロープが+/−対称となる
    状態とする処理を行った後、位相比較を行って前記各位
    相比較値を得ることを特徴とする請求項5に記載のディ
    スクドライブ装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも、2以上の受光領域を有し、
    第1の受光領域と第2の受光領域とはディスク状記録媒
    体のトラック方向と直交する方向に対応する分割線で分
    割されている光検出手段と、 前記第1の受光領域から得られる信号と前記第2の受光
    領域から得られる信号の位相を比較した位相比較値から
    トラッキッグ制御信号を生成するトラッキング制御信号
    生成手段と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  9. 【請求項9】 案内溝の深さが異なる複数種類のディス
    ク状記録媒体またはエンボスピットの深さが異なる複数
    種類のディスク状記録媒体のそれぞれに対応して、記録
    または再生動作が可能とされることを特徴とする請求項
    8に記載のディスクドライブ装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の受光領域から得られる信号
    と、前記第2の受光領域から得られる信号の低域成分を
    除去して、それらの信号のトラック横断時のエンべーロ
    ープが+/−対称となる状態にする処理を行った後、位
    相比較を行って前記位相比較値を得ることを特徴とする
    請求項8に記載のディスクドライブ装置。
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