JPH10309471A - 触媒コンバータ用メタル担体およびその製造方法 - Google Patents
触媒コンバータ用メタル担体およびその製造方法Info
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- JPH10309471A JPH10309471A JP9119914A JP11991497A JPH10309471A JP H10309471 A JPH10309471 A JP H10309471A JP 9119914 A JP9119914 A JP 9119914A JP 11991497 A JP11991497 A JP 11991497A JP H10309471 A JPH10309471 A JP H10309471A
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Abstract
メタル担体において、渦巻状に巻回されたメタルハニカ
ム体2の中央部から外周部にかけ全体にわたり、座屈を
伴わずに良好に拡散接合する。 【解決手段】 帯状の平箔5と、これを波付け加工した
帯状の波箔6で各波の稜線が幅方向であるものとが、重
ねて渦巻状に巻回された多数の通気孔4を有するメタル
ハニカム体2が、金属製外筒3内に組込まれてなるメタ
ル担体1において、平箔5および波箔6の表面粗さが通
気孔4の方向(C方向)の平均粗さRacで0.001μ
m以上0.3μm以下である。また両箔の表面形状が、
同方向のPPIで100以上である。 【効果】 耐久性に優れかつ従来よりも低い温度で拡散
接合できる。また工業的に安定して製造できる。
Description
の排気ガスを浄化するために使用される触媒コンバータ
用メタル担体およびその製造法に関するものである。
バータとして、メタル担体が使用されてきている。従来
から触媒コンバータにはセラミックス担体が主に使用さ
れているが、耐熱性、低圧損および車体への搭載性の点
から、メタル担体の使用量が増大している。
耐熱性ステンレス鋼箔からなるメタルハニカム体2を金
属製の外筒3内に組込んで製造されている。メタルハニ
カム体2は、主として図2に示すように、厚さ50μm
程度の帯状の平箔5と、該平箔5を波付け加工した帯状
の波箔6とを重ね、巻取軸8の回りに矢印Bの方向に巻
回し、渦巻状にして製造される。帯状の波箔6には各波
の稜線7が幅方向に形成されており、渦巻状に巻回され
た円柱状のメタルハニカム体2は、円柱の軸方向に多数
の通気孔4を有している。そして、この通気孔に触媒を
担持させて触媒コンバータとしている。
の排ガスによる激しい熱サイクルに耐え、かつエンジン
からの激しい振動にも耐えるための優れた耐久性が要求
される。そのため従来のメタル担体1は、メタルハニカ
ム体2の平箔5と波箔6の接触部、およびメタルハニカ
ム体2の外周と外筒3の内周とが接合されている。接合
手段としては、ロウ付け、抵抗溶接、拡散接合が行われ
ているが、ロウ材や溶接治具等を用いることなく、高真
空下あるいは非酸化性雰囲気下で高温加熱することによ
り接合できる拡散接合が有利である。
料同士をたがいに密着させ、加熱中も終始面圧が加わる
ように加圧装置あるいはウエイトが使用される。ところ
が、上記のような渦巻状に巻回されたメタルハニカム体
2においては、外部から面圧を付与することができない
ので、巻回時、図2に示すように平箔5に対し矢印Aの
方向にバックテンションをかけ、あるいは外筒3に挿入
後、縮径することによって面圧を付与していた。
タルハニカム体2の外周部に面圧がかかり難く、外筒3
の縮径では中心部に面圧がかかり難い。そして両者を併
用しても、メタルハニカム体2の中心部と外周部の中間
部では面圧がかかり難かった。中間部に必要な面圧を付
与するために、バックテンションを高めると、中心部の
通気孔4が座屈し、縮径加工率を上げると、外周部の通
気孔4が座屈するという問題があった。
よび波箔6の表面粗さを小さくすることで、メタルハニ
カム体2の中間部が座屈しない範囲のバックテンション
および外筒縮径により、中心部から外周部まで良好に拡
散接合されることを見出だし、平箔5および波箔6の表
面粗さを、平均粗さ(Ra)で0.001μm以上0.
2μm以下とすることを特開平8−38912号公報に
より提案している。
る技術において、平箔5および波箔6の表面粗さは、平
均粗さRaで0.001μm以上0.2μm以下と限定
しているが、表面粗さの測定方向については言及してい
ない。また平箔5と波箔6の接触幅を30μm以上とし
ており、上記公報の実施例によると、平箔と波箔の接触
幅が20μmの場合Raが0.1μmでも接合不良が生
じている。
び波箔6の長さ方向(L方向)に測定した表面粗さが上
記範囲であっても、直角方向(C方向)に測定した表面
粗さが大きい場合は、拡散接合部の耐久性が不十分であ
る。さらに、拡散接合の際の加熱については、従来12
50℃以上の高温加熱が行われていたが、より低温で拡
散接合することが望まれていた。
浄化するために使用される触媒コンバータ用メタル担体
およびその製造法であって、渦巻状に巻回されたメタル
ハニカム体2が中央部から外周部にかけ全体にわたり座
屈などの変形がなく、良好に拡散接合された耐久性の優
れたメタル担体を提供することを目的とする。また拡散
接合のための加熱温度を従来よりも低温で行うことを目
的とする。
明の第1発明メタル担体は、耐熱性ステンレス鋼からな
る帯状の平箔と、該平箔を波付け加工した帯状の波箔で
各波の稜線が幅方向であるものとが、重ねて渦巻状に巻
回された多数の通気孔を有するメタルハニカム体が、金
属製外筒内に組み込まれてなるメタル担体において、前
記平箔および波箔の表面粗さが、前記通気孔方向の平均
粗さRacで0.001μm以上0.3μm以下であり、
かつ前記平箔と前記波箔の接触部が拡散接合により接合
されており、該接合部が高い拡散接合率を有するととも
に、前記平箔および前記波箔は耐熱性合金元素の蒸発が
抑止されていることを特徴とする触媒コンバータ用メタ
ル担体である。
鋼からなる帯状の平箔と、該平箔を波付け加工した帯状
の波箔で各波の稜線が幅方向であるものとが、重ねて渦
巻状に巻回された多数の通気孔を有するメタルハニカム
体が、金属製外筒内に組み込まれてなるメタル担体にお
いて、前記平箔および波箔の表面形状が、前記通気孔方
向の長さ1インチあたりのピーク数PPIで100以上
であり、かつ前記平箔と前記波箔の接触部が拡散接合に
より接合されており、該接合部が高い拡散接合率を有す
るとともに、前記平箔および前記波箔は耐熱性合金元素
の蒸発が抑止されていることを特徴とする触媒コンバー
タ用メタル担体である。
担体において、前記平箔および波箔の表面粗さが、前記
通気孔方向の平均粗さRacで0.001μm以上0.3
μm以下であり、かつ前記平箔および波箔の表面形状が
前記通気孔方向の長さ1インチあたりのピーク数PPI
で100以上であることが好ましい。また、前記拡散接
合が1100℃〜1250℃の温度でなされていること
が好ましい。
は、多数の通気孔を有するメタルハニカム体が金属製外
筒内に組み込まれてなるメタル担体の製造方法におい
て、耐熱性ステンレス鋼からなり、表面粗さが幅方向の
平均粗さRacで0.001μm以上0.3μm以下の帯
状の平箔を、波付け加工して各波の稜線が幅方向である
帯状の波箔とし、該波箔と前記平箔とを重ねて渦巻状に
巻回することにより前記メタルハニカム体とし、前記平
箔と前記波箔の接触部を拡散接合により接合すること
で、該接合部の拡散接合率を高めるとともに、前記平箔
および前記波箔の耐熱性合金元素の蒸発を抑止したこと
を特徴とする触媒コンバータ用メタル担体の製造方法で
ある。
ルハニカム体が金属製外筒内に組み込まれてなるメタル
担体の製造方法において、耐熱性ステンレス鋼からな
り、表面形状が幅方向の長さ1インチあたりのピーク数
PPIで100以上の帯状の平箔を、波付け加工して各
波の稜線が幅方向である帯状の波箔とし、該波箔と前記
平箔とを重ねて渦巻状に巻回することにより前記メタル
ハニカム体とし、前記平箔と前記波箔の接触部を拡散接
合により接合することで、該接合部の拡散接合率を高め
るとともに、前記平箔および前記波箔の耐熱性合金元素
の蒸発を抑止したことを特徴とする触媒コンバータ用メ
タル担体の製造方法である。
記平箔を、表面粗さが幅方向の平均粗さRacで0.00
1μm以上0.3μm以下のものとし、かつ、表面形状
が幅方向の長さ1インチあたりのピーク数PPIで10
0以上のものとすることが好ましく、さらに、前記拡散
接合を1100℃〜1250℃の温度で行うことが好ま
しい。
示すように、メタルハニカム体2が金属製の外筒3内に
組込まれている。メタルハニカム体2は、図2に示すよ
うに、耐熱性ステンレス鋼からなる帯状の平箔5と、該
平箔5を波付け加工した帯状の波箔6とを重ねて巻回
し、渦巻状にして製造される。帯状の波箔6には各波の
稜線7が幅方向に形成されており、渦巻状に巻回された
円柱状のメタルハニカム体2は、円柱の軸方向に多数の
通気孔4を有している。
熱性合金元素としてAl等を含有するフェライト系ステ
ンレス鋼、例えば20%Cr−5%Al鋼が採用され
る。また外筒3用の材料としては、メタルハニカム体2
ほどの耐熱性は要求されないので、Al等の耐熱性合金
元素を含有しないステンレス鋼を採用してもよい。
6の表面粗さが、通気孔4の方向の平均粗さRacで0.
001μm以上0.3μm以下であり、かつ平箔5と波
箔6の接触部が拡散接合により接合されている。そし
て、該接合部が高い拡散接合率を有するとともに、平箔
5および波箔6はAl等の耐熱性合金元素の蒸発が抑止
されている。平均粗さの測定方向は、巻回される前の平
箔5および波箔6においては、図2に示すように幅方向
つまり矢印Cの方向である。
は、外筒3に挿入された後、拡散接合処理される。この
拡散接合処理により、平箔5と波箔6の接触部が拡散接
合されるとともに、メタルハニカム体2の外周面と外筒
3の内周面とが、ロウ付けあるいは拡散接合により接合
される。拡散接合処理は、真空中あるいは非酸化性雰囲
気で加熱することにより行われる。
り、冷間圧延により製造される。その表面には通常、圧
延方向に筋が見られる。メタルハニカム体2において
は、図3の拡大図に示すように、平箔5および波箔6の
通気孔4の方向が、圧延方向に対して直交する方向、つ
まり矢印Cの方向となる。すなわち、通気孔4の方向の
平均粗さRacは圧延方向に見られる筋に対して直交する
方向に測定した平均粗さである。
合部を、通気孔4に直交する方向から、すなわち図3の
白矢印の方向から見たときのミクロ的な概念図を示す
と、図4(a)のように、接合前には平箔5および波箔
6の粗さ曲線で囲まれる空間がある。この空間に起因し
て、接合後に図4(b)のようにボイド9が生じる。
することで接合強度を増すことができる。すなわち図4
(b)において、接合線10の長さLに対する接合部分
の合計長さΣai の割合(これを拡散接合率という)を
高くすることで接合強度を増すことができる。ここで、
拡散接合率=Σai /L は、接合部について通気孔4
の方向の切断面を顕微鏡観察して求めることができる。
Racを0.001μm以上0.3μm以下とすること
で、図4(a)の粗さ曲線で囲まれる空間の高さを低く
し、平箔5と波箔6の接触部における拡散接合性を向上
させ、接合後のボイド9を減少させて拡散接合率を高め
たものである。したがって、触媒コンバータとして使用
したときの耐久性が優れている。
カム体の平箔5と波箔6の接合部について、上記切断面
を顕微鏡観察した。拡散接合は、真空度10-4Torr、1
250℃90分保持の条件で行った。その結果、図5に
示すようにRacを0.3μm以下とすることで拡散接合
率を0.3以上にすることができる。そして、拡散接合
率が0.3以上であれば、自動車エンジン等に搭載した
ときの耐久性に問題がないことを確認している。またR
acを0.001μm未満とすることは、工業的には製造
負荷が著しく増大する。したがって、上記のように限定
した。
6の長さ方向(L方向)の平均粗さであり、約0.2μ
m以下で拡散接合率との相関は認められない。図5にお
いてRac=0.03μm、0.30μm、0.41μm
の箔の表面の拡大図と粗さ曲線を図6、図7、図8に示
す。
される算術平均粗さ(Ra)について、JIS B 0651-197
6 で規定される触針式粗さ測定器により、JIS に準拠し
て測定したが、特に箔の変形の影響を排除して精確な測
定を行うために、供試材料と定盤の密着に留意した。触
針は、先端の曲率半径が1μmのものを使用し、カット
オフ値0.8mm、触針の走査速度0.3mm/秒、標点距
離4mmで測定した。
散接合性が優れているため、拡散接合処理時の加熱にお
いて、加熱温度を低下させ、あるいは加熱時間を短縮さ
せることができるので、Al等の耐熱性合金元素の蒸発
が抑止される。したがって触媒コンバータとしての使用
時の耐久性が優れている。
6の表面形状が、通気孔4の方向の長さ1インチあたり
のピーク数PPIで100以上であり、かつ平箔5と波
箔6の接触部が拡散接合により接合されている。そし
て、該接合部が高い拡散接合率を有するとともに、平箔
5および波箔6はAl等の耐熱性合金元素の蒸発が抑止
されている。PPIの測定方向は、巻回される前の平箔
5および波箔6においては、図2に示すように幅方向つ
まり矢印Cの方向である。
は、第1発明と同様、外筒3に挿入された後、拡散接合
処理され、平箔5と波箔6の接触部が拡散接合されると
ともに、メタルハニカム体2の外周面と外筒3の内周面
とが接合される。なお、PPIのような単位長さあたり
のピーク数については、表面粗さとしてJIS に規定され
ていないので、本発明では表面形状という。測定は触針
式粗さ測定器により行うことができ、上記Racと同様の
条件で測定した。
100以上とすることで、図4(a)の粗さ曲線で囲ま
れる空間のピッチを狭くし、平箔5と波箔6の接触部に
おける拡散接合性を向上させ、接合後のボイド9を減少
させて拡散接合率を高めたものである。したがって第1
発明と同様、触媒コンバータとして使用したときの耐久
性が優れている。
ニカム体の平箔5と波箔6の接合部について、上記切断
面を顕微鏡観察した。拡散接合は、真空度10-4Torr、
1250℃90分保持の条件で行った。その結果、図9
に示すようにPPIを100以上とすることで拡散接合
率を0.3以上にすることができる。なおPPIの上限
は特に定めないが、工業的に製造負荷を著しく増大させ
ることなく可能な範囲はおよそ2000以下の範囲であ
る。第2発明メタル担体も、上記のように拡散接合性が
優れているため、第1発明メタル担体と同様、拡散接合
処理時の加熱においてAl等の耐熱性合金元素の蒸発が
抑止され、したがって耐久性が優れている上記第1発明
メタル担体および第2発明メタル担体において、好まし
くは、平箔5および波箔6の表面粗さが、通気孔4の方
向の平均粗さRacで0.001μm以上0.3μm以下
であり、かつ平箔5および波箔6の表面形状が、通気孔
4の方向の長さ1インチあたりのピーク数PPIで10
0以上である。このような条件では拡散接合性がより向
上し、拡散接合率がより高まるとともに、耐熱性合金元
素の蒸発がより抑止され、耐久性の優れたメタル担体と
なる。
250℃の温度で行うことができる。従来から行われて
いる1250℃では拡散接合がより良好に行え、110
0℃以上の従来より低い温度でも、従来なみあるいはそ
れ以上の良好な拡散接合が行え、耐久性の優れたメタル
担体となる。
数の通気孔4を有するメタルハニカム体2が金属製の外
筒3内に組み込まれてなるメタル担体の製造法である。
図2に示すように、耐熱性ステンレス鋼からなる帯状の
平箔5および波箔6を重ねて渦巻状に巻回することによ
りメタルハニカム体2とし、平箔5と波箔6の接触部を
拡散接合により接合するにあたり、平箔5および波箔6
の幅方向の表面粗さあるいは表面形状を限定すること
で、両箔の接合部の拡散接合率を高めるとともに、耐熱
性合金元素の蒸発を抑止し、触媒コンバータとして使用
するときの耐久性を向上させたものである。
用の材料には、上記本発明メタル担体の説明において述
べた通りのものを採用できる。また拡散接合処理も、上
記のとおり、真空中あるいは非酸化性雰囲気での加熱処
理であり、巻回したメタルハニカム体2を外筒3内に挿
入した後に行うことで、平箔5と波箔6の接触部を拡散
接合するとともに、メタルハニカム体2の外周面と外筒
3の内周面とがロウ付けあるいは拡散接合により接合さ
れる。
向の平均粗さRacで0.001μm以上0.3μm以下
とし、波箔6は、このような表面粗さの平箔5を波付け
加工して各波の稜線が幅方向である帯状のものとする。
上記表面粗さの平箔5を得るには、冷間圧延において、
ロール長さ方向の平均粗さの小さいワークロールを使用
する。ワークロールは圧延により摩耗して表面粗さが小
さくなるので、長さ方向の平均粗さを必ずしも0.3μ
m以下とする必要はなく、少なくとも最終パス圧延前の
状態で0.3μm以下であればよい。そのため、仕上げ
圧延のパス回数や圧下率などに応じてワークロールの管
理を行うことで、上記のような平箔5を得ることができ
る。
ル担体において述べたとおりとする。Racをこのように
限定することで、上記のとおり、図5のように拡散接合
率を高めるとともに、平箔5および波箔6の耐熱性合金
元素の蒸発を抑止することができ、メタル担体の耐久性
が向上する。
の長さ1インチあたりのピーク数PPIで100以上と
し、波箔6は、このような表面形状の平箔5を波付け加
工して各波の稜線が幅方向である帯状のものとする。上
記表面形状の平箔5を得るには、冷間圧延において、ロ
ール長さ方向のPPIの小さいワークロールを使用す
る。第1発明法におけると同様、ワークロールは圧延に
より摩耗するので、長さ方向のPPIを必ずしも100
以上とする必要はなく、少なくとも最終パス圧延前の状
態で100以上あればよい。そのため、仕上げ圧延のパ
ス回数や圧下率などに応じてワークロールの管理を行う
ことで、上記のような平箔5を得ることができる。
タル担体において述べたとおりとする。PPIをこのよ
うに限定することで、上記のとおり、図9のように拡散
接合率を高めるとともに、平箔5および波箔6の耐熱性
合金元素の蒸発を抑止することができ、メタル担体の耐
久性が向上する。
て、平箔5として、表面粗さが幅方向の平均粗さRacで
0.001μm以上0.3μm以下であり、かつ表面形
状が幅方向の長さ1インチあたりのピーク数PPIで1
00以上のものとし、該平箔5と該平箔5を波付け加工
した波箔6とを重ねて渦巻状に巻回することが好まし
い。このような条件では、拡散接合率が確実に向上し、
耐久性の優れたメタル担体となる。
50℃の温度で行うことがより好ましい。従来から行わ
れている1250℃では、拡散接合率がより向上する。
そして1100℃以上のより低い温度でも、従来なみあ
るいはそれ以上の拡散接合率となり、さらに一層耐久性
の優れたメタル担体が得られる。
0mmのメタル担体を製造し、耐久試験を行った。 平箔:20Cr−5Alフェライト系ステンレス鋼箔、
厚さ50μm、幅100mm 波箔:同上平箔を波付け加工したもの、波高さ1.25
mm、ピッチ2.54mm 外筒:18Cr−8Ni耐熱ステンレス鋼管、肉厚1.
5mm、長さ100mm、外径102mm
形状:PPI=80 平箔に10kgf のバックテンションを加えながら波箔と
ともに巻回し、外径100mmのメタルハニカム体を作製
した。外筒の内面全面にろう材を塗布した後、このメタ
ルハニカム体を挿入した。その後、1250℃、10-4
Torrの高温高真空下で90分加熱して製造した。
形状:PPI=80 平箔に10kgf のバックテンションを加えながら波箔と
ともに巻回し、外径100mmのメタルハニカム体を作製
した。外筒の内面全面にろう材を塗布した後、このメタ
ルハニカム体を挿入した。その後、1250℃、10-4
Torrの高温高真空下で90分加熱して製造した。
形状:PPI=500 平箔に10kgf のバックテンションを加えながら波箔と
ともに巻回し、外径100mmのメタルハニカム体を作製
した。外筒の内面全面にろう材を塗布した後、このメタ
ルハニカム体を挿入した。その後、1250℃、10-4
Torrの高温高真空下で90分加熱して製造した。
形状:PPI=500 平箔に10kgf のバックテンションを加えながら波箔と
ともに巻回し、外径100mmのメタルハニカム体を作製
した。外筒の内面全面にろう材を塗布した後、このメタ
ルハニカム体を挿入した。その後、1250℃、10-4
Torrの高温高真空下で90分加熱して製造した。
形状:PPI=100 平箔に10kgf のバックテンションを加えながら波箔と
ともに巻回し、外径100mmのメタルハニカム体を作製
した。外筒の内面全面にろう材を塗布した後、このメタ
ルハニカム体を挿入した。その後、1250℃、10-4
Torrの高温高真空下で90分加熱して製造した。
形状:PPI=500 平箔に10kgf のバックテンションを加えながら波箔と
ともに巻回し、外径100mmのメタルハニカム体を作製
した。外筒の内面全面にろう材を塗布した後、このメタ
ルハニカム体を挿入した。その後、1150℃、10-4
Torrの高温高真空下で60分加熱して製造した。
形状:PPI=500 平箔に10kgf のバックテンションを加えながら波箔と
ともに、図10においてd1 =80mm、H1 =30mmと
なるように、1ターン相当長さにアルミナを塗布しなが
ら巻回し、外径100mmのメタルハニカム体を作製し
た。外筒の内面にはL1 =60mm、L2 =40mmとなる
ように、L2 の箇所にろう材を塗布し、L1 の箇所にア
ルミナを塗布したのち、このメタルハニカム体を挿入し
た。その後、1150℃、10-4Torrの高温高真空下で
60分加熱して製造した。
メタルハニカム体2の内部に、直径d1 =80mmで長さ
70mm(100−H1 )の1周分だけ、平箔と波箔が接
合されてない非接合部14を有し、メタルハニカム体2
と外筒3とは、長さL2 =40mmの接合部16で接合さ
れ、その上方のL1 =60mmの部位は非接合部15とな
っている。
〜6に対して冷押試験を実施したところ、従来例のメタ
ル担体1は、ズレが発生し不合格となったが、本発明例
のメタル担体2〜6は問題なく合格であった。冷押試験
は、図11に示すようにメタル担体1をダイス11に載
せ、上からロードセル13付きのポンチ12を押し込
み、ストローク−荷重曲線を記録するものである。
とした本発明例のメタル担体7を、ガソリンエンジンの
排気系に搭載し、加熱950℃10分、冷却150℃1
0分を1サイクルとする冷熱耐久試験を実施したとこ
ろ、900サイクル付与しても損傷せず合格であった。
れたメタルハニカム体が、中心部から外周部まで全体に
わたって変形や座屈を伴わず、高い拡散接合率で良好に
接合され、かつAl等の耐熱性合金元素の蒸発が抑止さ
れており、自動車エンジン等に搭載したて使用するとき
の耐久性に優れている。そして、従来よりも低い温度で
拡散接合することができる。また本発明法により、この
ような耐久性に優れたメタル担体を工業的に安定して製
造することができる。
す斜視図である。
視図である。
図であり、(a)は接合前の状態、(b)は接合後の状
態を示す。
するためのグラフである。
よび粗さを示す説明図である。
よび粗さを示す説明図である。
び粗さを示す説明図である。
明するためのグラフである。
す断面図である。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 耐熱性ステンレス鋼からなる帯状の平箔
と、該平箔を波付け加工した帯状の波箔で各波の稜線が
幅方向であるものとが、重ねて渦巻状に巻回された多数
の通気孔を有するメタルハニカム体が、金属製外筒内に
組み込まれてなるメタル担体において、前記平箔および
波箔の表面粗さが、前記通気孔方向の平均粗さRacで
0.001μm以上0.3μm以下であり、かつ前記平
箔と前記波箔の接触部が拡散接合により接合されてお
り、該接合部が高い拡散接合率を有するとともに、前記
平箔および前記波箔は耐熱性合金元素の蒸発が抑止され
ていることを特徴とする触媒コンバータ用メタル担体。 - 【請求項2】 耐熱性ステンレス鋼からなる帯状の平箔
と、該平箔を波付け加工した帯状の波箔で各波の稜線が
幅方向であるものとが、重ねて渦巻状に巻回された多数
の通気孔を有するメタルハニカム体が、金属製外筒内に
組み込まれてなるメタル担体において、前記平箔および
波箔の表面形状が、前記通気孔方向の長さ1インチあた
りのピーク数PPIで100以上であり、かつ前記平箔
と前記波箔の接触部が拡散接合により接合されており、
該接合部が高い拡散接合率を有するとともに、前記平箔
および前記波箔は耐熱性合金元素の蒸発が抑止されてい
ることを特徴とする触媒コンバータ用メタル担体。 - 【請求項3】 前記平箔および波箔の表面形状が、前記
通気孔方向の長さ1インチあたりのピーク数PPIで1
00以上であることを特徴とする請求項1記載の触媒コ
ンバータ用メタル担体。 - 【請求項4】 前記拡散接合が、1100℃〜1250
℃の温度でなされていることを特徴とする請求項1、2
または3記載の触媒コンバータ用メタル担体。 - 【請求項5】 多数の通気孔を有するメタルハニカム体
が金属製外筒内に組み込まれてなるメタル担体の製造方
法において、耐熱性ステンレス鋼からなり、表面粗さが
幅方向の平均粗さRacで0.001μm以上0.3μm
以下の帯状の平箔を、波付け加工して各波の稜線が幅方
向である帯状の波箔とし、該波箔と前記平箔とを重ねて
渦巻状に巻回することにより前記メタルハニカム体と
し、前記平箔と前記波箔の接触部を拡散接合により接合
することで、該接合部の拡散接合率を高めるとともに、
前記平箔および前記波箔の耐熱性合金元素の蒸発を抑止
したことを特徴とする触媒コンバータ用メタル担体の製
造方法。 - 【請求項6】 多数の通気孔を有するメタルハニカム体
が金属製外筒内に組み込まれてなるメタル担体の製造方
法において、耐熱性ステンレス鋼からなり、表面形状が
幅方向の長さ1インチあたりのピーク数PPIで100
以上の帯状の平箔を、波付け加工して各波の稜線が幅方
向である帯状の波箔とし、該波箔と前記平箔とを重ねて
渦巻状に巻回することにより前記メタルハニカム体と
し、前記平箔と前記波箔の接触部を拡散接合により接合
することで、該接合部の拡散接合率を高めるとともに、
前記平箔および前記波箔の耐熱性合金元素の蒸発を抑止
したことを特徴とする触媒コンバータ用メタル担体の製
造方法。 - 【請求項7】 前記平箔を、表面形状が幅方向の長さ1
インチあたりのピーク数PPIで100以上のものとす
ることを特徴とする請求項5記載の触媒コンバータ用メ
タル担体の製造方法。 - 【請求項8】 前記拡散接合を1100℃〜1250℃
の温度で行うことを特徴とする請求項5、6または7記
載の触媒コンバータ用メタル担体の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP11991497A JP3544451B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 触媒コンバータ用メタル担体およびその製造方法 |
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| TW086111758A TW365548B (en) | 1997-05-09 | 1997-08-15 | Metallic honeycomb body for supporting catalyst for purifying exhaust gas and process for producing the same |
| KR1019997010328A KR100357741B1 (ko) | 1997-05-09 | 1997-08-15 | 배기가스 정화 촉매용 메탈 허니콤체 및 그 제조방법과 금속박 |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6699587B2 (en) * | 2000-01-20 | 2004-03-02 | Nippon Steel Corporation | Rough surface finished metallic foil with good corrugation workability and catalyst support for exhaust gas purification |
| US6761980B2 (en) | 2000-11-15 | 2004-07-13 | Nissan Motor Co., Ltd. | Metallic catalyst carrier |
| CN116573604A (zh) * | 2023-05-29 | 2023-08-11 | 杭州微纳核芯电子科技有限公司 | 封装装置 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11991497A patent/JP3544451B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6699587B2 (en) * | 2000-01-20 | 2004-03-02 | Nippon Steel Corporation | Rough surface finished metallic foil with good corrugation workability and catalyst support for exhaust gas purification |
| US6761980B2 (en) | 2000-11-15 | 2004-07-13 | Nissan Motor Co., Ltd. | Metallic catalyst carrier |
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