JPH10310045A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

車両用ブレーキ装置

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JPH10310045A
JPH10310045A JP18385297A JP18385297A JPH10310045A JP H10310045 A JPH10310045 A JP H10310045A JP 18385297 A JP18385297 A JP 18385297A JP 18385297 A JP18385297 A JP 18385297A JP H10310045 A JPH10310045 A JP H10310045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両制動時に、一つの配管系統における第1
及び第2の車輪のブレーキ液圧を調節することにより、
制動性能を向上することができる車両用ブレーキ装置を
提供すること。 【解決手段】 ステップ230では、各車輪毎に車輪ス
リップ量Xsを算出する。ステップ250では、車輪が
路面限界に近づいているか否かを、車輪スリップ量Xs
が所定の基準値KXs以上であるか否かによって判断す
る。ステップ260では、例えば右前輪FRが路面限界
に近づいていると判断されたので、第1の減圧制御弁1
5を連通状態にし、第1のホイールシリンダ9からブレ
ーキ液をリザーバ17に逃がして、第1のホイールシリ
ンダ圧を低減する。ステップ270では、ポンプ23を
駆動して、リザーバ17からブレーキ液を汲み上げ、第
2のホイールシリンダ圧を上昇させて、左後輪RLの制
動力を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のブレーキ
装置に関し、乗員のブレーキペダル操作によって制動力
が調節される車両用ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
a)従来より、車両制動時の制御として、車輪のスリッ
プ状態を検出し、該車輪のスリップ状態が所定以上とな
った場合(例えばスリップ率が基準値以上となった場
合)、そのスリップ状態を最適状態に制御するために、
ホイールシリンダ圧を低減して制動力を調節するいわゆ
るアンチスキッド制御が知られている。
【0003】上述したアンチスキッド制御などを行なう
ブレーキ装置には、4つの車輪のホイールシリンダに対
してブレーキ液圧を供給する配管が設けられており、こ
の配管としては、安全性などの観点から、例えばX配管
や前後配管などの様に、マスタシリンダから伸びる2系
統の配管が採用されている。即ち、各配管系統には、そ
れぞれ2つの車輪のホイールシリンダが接続されてい
る。
【0004】b)また、従来、特開昭61−20296
5号公報に記載されているアンチスキッド制御装置も知
られている。このアンチスキッド制御装置は、ポンプ吐
出をホイールシリンダに接続し、アンチスキッド制御時
にポンプによりホールシリンダ圧の増圧を実現してい
る。よって、アンチスキッド制御時に、ホイールシリン
ダ圧がマスタシリンダ圧よりも高くならない限りポンプ
吐出によるブレーキ液がマスタシリンダ側に流動せず、
ぺダルフィーリングが向上されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記a)の
技術では、上述した配管を有する構造にてアンチスキッ
ド制御を行なうブレーキ装置においては、例えば旋回時
に、1つの配管系統のうち、例えば内側の車輪が路面限
界に近づいた場合には、単にその車輪のマスタシリンダ
圧を低減する制御を行なうだけであるので、その車輪の
車輪ロックは防止できるかも知れないが、一つの配管系
統でみるとブレーキ液圧が低下することになるので、ト
ータルとして制動力が低下するという問題があった。
【0006】そこで本発明では、車両制動時に、一つの
配管系統における第1及び第2の車輪のブレーキ液圧を
調節することにより、制動性能を向上することができる
車両用ブレーキ装置を提供することを第1の目的とす
る。b)また、前記a)の技術においては、上述の公報
第1図に示されている如く、従来のアンチスキッド装置
では、管路21及び逆止弁31、管路30及び逆止弁3
4が配置されているため、マスタシリンダ圧よりも高い
ブレーキ液圧をホイールシリンダに加えることは不可能
であった。
【0007】よって、例えば1輪においてアンチスキッ
ド制御が開始されてホイールシリンダ圧が減圧された場
合、ポンプによる吸引吐出はリザーバに流入した減圧分
のブレーキ液を排出して減圧可能とするのみであり、減
圧分のブレーキ液を有効に利用していない。
【0008】このような点を鑑みて本発明では、一輪に
おいて減圧されたブレーキ液を有効に利用して他輪を例
えばマスタシリンダ圧より高く増圧し、車体挙動の安定
性を向上したり、あるいは制動距離を短縮したりするこ
とを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
a)そこで、前記第1の目的を達成するために、下記の
請求項1〜8の発明の構成を採用した。即ち請求項1の
発明では、乗員の踏力はブレーキペダルからブレーキ液
圧発生手段(例えばマスタシリンダ)に伝達されて、ブ
レーキ液圧を発生する。このブレーキ液圧は、第1の管
路を介して、第1及び第2の車輪制動力発生手段(例え
ばホイールシリンダ)に加えられて、第1及び第2の車
輪において制動力が発生する。
【0010】そして、判断手段によって、第1の車輪が
路面限界に近づいたと判断された場合には、第1の制御
手段によって、第1の管路を介して、ブレーキ液圧発生
手段及び第1の車輪制動力発生手段におけるブレーキ液
を、同時に収容手段(例えばリザーバ)に収容する。ま
た、第1の制御手段が実行された際には、略同時に、吸
引吐出手段(例えばポンプ)によって、収容手段に収容
されたブレーキ液を第1の管路中に吐出する。
【0011】つまり、本発明では、例えば、一つの配管
系統の2つの車輪のうち、一方の車輪(第1の車輪)が
路面限界に達した場合には、第1の車輪のホイールシリ
ンダに連通する第1の管路からブレーキ液をリザーバに
逃がして、一時的に第1の車輪のホイールシリンダ圧を
低減し、第1の車輪が路面限界に至ることを防止してい
る。それと同時に、ポンプによってリザーバからブレー
キ液を吸引して第1の管路に供給しているので、他方の
車輪(第2の車輪)のホイールシリンダ圧を増大するこ
とができる。これによって、第2の車輪の制動力が増加
するので、一つの配管系統におけるトータルとしての制
動力、ひいては車両全体おける制動力が向上することに
なる。
【0012】即ち、本発明では、例えば、路面限界に近
づいた第1の車輪のホイールシリンダのブレーキ液を、
簡易的に他方の(路面限界には遠い)第2の車輪のホイ
ールシリンダに移動することができるので、全体として
制動力を高めることができる。
【0013】また、リザーバにブレーキ液を収容する際
には、一時的にマスタシリンダ圧も低減するので、ペダ
ル反力が低減する。よって、乗員の踏込状態が一定であ
っても、ブレーキペダルが押し込まれる方向に動き、こ
れと同時に、ポンプによる汲み上げが行われるので、第
2の車輪のホイールシリンダ圧は、この押し込まれた分
だけ一層増大し、それによって制動力が増加することに
なる。
【0014】尚、ブレーキペダルが押し込まれる状態中
におけるポンプ吐出では、ペダル反力(板圧感)を殆ど
乗員に与えないので、ペダル反力による影響(例えばブ
レーキペダルの押し戻し感)を受けることはない。請求
項2の発明では、特に、判断手段によって、第1の車輪
が路面限界に近づいたと判断された場合には、第1の制
御手段によって、第1の管路を介して、ブレーキ液圧発
生手段及び第1の車輪制動力発生手段におけるブレーキ
液を同時に収容手段に収容する。同様に、判断手段によ
って、第2の車輪が路面限界に近づいたと判断された場
合には、第2の制御手段によって、第1の管路を介し
て、ブレーキ液圧発生手段及び第2の車輪制動力発生手
段におけるブレーキ液を同時に収容手段に収容する。
【0015】そして、第1の制御手段又は第2の制御手
段が実行された際には、吸引吐出手段によって、略同時
に、収容手段に収容されたブレーキ液を第1の管路中に
吐出する。つまり、本発明では、各車輪が路面限界に達
した場合に、例えば、各車輪のホイールシリンダからリ
ザーバにブレーキ液を逃がして、ホイールシリンダ圧を
低減するので、各車輪毎に車輪ロックに至ることを防止
することができる。それとともに、ポンプによって第1
の管路にブレーキ液を吐出するので、第1の制御手段又
は第2の制御手段が実行されていない側の車輪のホイー
ルシリンダ圧を増加させることができ、それによって、
その車輪の制動力を高めることができるので、トータル
として車両の制動力を向上することができる。
【0016】請求項3の発明では、特に、判断手段によ
って、第1の車輪が路面限界に近づいたと判断された場
合には、第1の制御手段によって、第1の調整弁を遮断
状態から連通状態に制御して、第1の還流管路を開い
て、ブレーキ液圧発生手段及び第1の車輪制動力発生手
段におけるブレーキ液を同時に収容手段に収容する。同
様に、判断手段によって、第2の車輪が路面限界に近づ
いたと判断された場合には、第2の制御手段によって、
第2の調整弁を遮断状態から連通状態に制御して、第2
の還流管路を開いて、ブレーキ液圧発生手段及び第2の
車輪制動力発生手段におけるブレーキ液を同時に収容手
段に収容する。
【0017】そして、第1の制御手段又は第2の制御手
段が実行された際には、吸引吐出手段によって、略同時
に、収容手段に収容されたブレーキ液を第1の管路中に
吐出する。つまり、本発明では、各車輪が路面限界に達
した場合に、第1の調整弁又は第2の調整弁を駆動し
て、例えば、各車輪のホイールシリンダからリザーバに
ブレーキ液を逃がして、ホイールシリンダ圧を低減する
ので、各車輪毎に車輪ロックに至ることを防止すること
ができる。それとともに、ポンプによって第1の管路に
ブレーキ液を吐出するので、第1の制御手段又は第2の
制御手段が実行されていない側の車輪のホイールシリン
ダ圧を増加させることができ、それによって、その車輪
の制動力を高めることができるので、トータルとして車
両の制動力を向上することができる。
【0018】請求項4の発明では、判断手段による判断
を、車輪スリップ量に基づいて行なうことができる。従
って、車輪スリップ量が所定値以上の場合に路面限界に
近づいたと判断することができる。請求項5の発明で
は、判断手段による判断を、車輪スリップ積算値に基づ
いて行なうことができる。従って、車輪スリップ積算値
が所定値以上の場合に路面限界に近づいたと判断するこ
とができる。
【0019】請求項6の発明では、判断手段による判断
を、スリップ率に基づいて行なうことができる。従っ
て、スリップ率が所定値以上の場合に路面限界に近づい
たと判断することができる。請求項7の発明では、判断
手段による判断を、ホイールシリンダ圧に基づいて行な
うことができる。従って、ホイールシリンダ圧が所定値
以上の場合に路面限界に近づいたと判断することができ
る。
【0020】請求項8の発明では、車輪制動力発生手段
におけるブレーキ液圧を調整して、制動状態を最適に保
つアンチスキッド制御手段を備えている。従って、路面
限界に達した車輪に対してアンチスキッド制御を行なう
ことができるので、制動力が向上するという利点があ
る。特に、上述したように、一方の車輪のホイールシリ
ンダから他方の車輪のホイールシリンダにブレーキ液を
移動させただだけでは、車輪ロックに至ることを防止で
きない場合に有効である。
【0021】b)また、前記第2の目的を達成するため
に、下記の請求項9〜18の発明の構成を採用した。請
求項9の発明では、車両制動時に、第1の車輪制動力発
生手段は、ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を
管路を介して受けて、第1の車輪に車輪制動力を発生
し、第2の車輪制動力発生手段は、ブレーキ液圧発生手
段からのブレーキ液圧を管路を介して受けて、第2の車
輪に車輪制動力を発生する。また、第1の減圧手段は、
第1の車輪制動力発生手段と第2の車輪制動力発生手段
との間におけるブレーキ液の流動を遮断しつつ、第1の
車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を減圧し、吸
引吐出手段は、第1の減圧手段により減圧された分のブ
レーキ液を吸引して第2の車輪制動力発生手段に向けて
吐出する。
【0022】そして、維持手段は、吸引吐出手段の実行
に伴って第2の車輪制動力発生手段におけるブレーキ液
圧が、第1のブレーキ液圧よりも高い第2のブレーキ液
圧となった際に、この第2のブレーキ液圧を維持する。
つまり、本発明では、一方の車輪側の例えばホイールシ
リンダにおいて減圧された分のブレーキ液を吸引して、
他方の車輪側の例えばホイールシリンダに供給してい
る。これにより、たとえ乗員によるブレーキペタルの踏
み増しがなくても、一輪において減圧されたブレーキ液
を有効に利用して他輪側のブレーキ液圧を例えばマスタ
シリンダ圧より高く増圧し、車体挙動の安定性を向上さ
せたり、制動距離を短縮することができる。
【0023】請求項10の発明では、車両制動時に、第
1の車輪制動力発生手段は、ブレーキ液圧発生手段から
のブレーキ液圧を管路を介して受けて、第1の車輪に車
輪制動力を発生し、第2の車輪制動力発生手段は、ブレ
ーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を管路を介して受
けて、第2の車輪に車輪制動力を発生する。第1の減圧
手段は、第1の車輪制動力発生手段と第2の車輪制動力
発生手段との間におけるブレーキ液の流動を遮断しつ
つ、第1の車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を
減圧し、第2の減圧手段は、第1の車輪制動力発生手段
と第2の車輪制動力発生手段との間におけるブレーキ液
の流動を遮断しつつ、第2の車輪制動力発生手段にかか
るブレーキ液圧を減圧するが、制御手段は、車体挙動に
応じてこの第1又は第2の減圧手段の一方を実行する。
【0024】そして、吸引吐出手段は、制御手段の実行
時に、制御手段による制御実行対象の減圧手段により減
圧された一方の車輪制動力発生手段からの減圧分のブレ
ーキ液を吸引して、他方の車輪制動力発生手段に向けて
吐出し、維持手段は、吸引吐出手段の実行に伴って他方
の車輪制動力発生手段におけるブレーキ液圧が第1のブ
レーキ液圧よりも高い第2のブレーキ液圧となった際
に、この第2のブレーキ液圧を維持する。
【0025】つまり、本発明では、第1及び第2の減圧
手段の実行を、例えば減速状態や旋回状態等の車両挙動
に応じて、制御手段によって切り換えている。そのた
め、例えば減速状態や旋回状態等の車両挙動に応じて、
適切な制動力配分をとすることができ、よって各輪にお
いて高い制動力が実現できるので、種々の運転状態にお
いても効果的に制動力を短縮することができる。
【0026】請求項11の発明では、制御手段は、車体
挙動として車両制動時における荷重移動を検出する荷重
移動検出手段を備えている。つまり、荷重移動を検出す
ることに車両挙動を正確に検知できるので、より精密な
制御を行なうことができる。
【0027】請求項12の発明では、制御手段は、荷重
移動検出手段の検出結果に基づいて、接地荷重が抜ける
車輪の車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を減圧
し、維持手段は、減圧分のブレーキ液により第2のブレ
ーキ液圧に増圧された接地荷重が増大する車輪の車輪制
動力発生手段にかかるブレーキ液圧を維持する。
【0028】本発明では、一方の荷重が小さくなる車輪
側のブレーキ液圧を低減して、他方の車輪側のブレーキ
液圧を増圧して保持するので、好ましい制動力配分とす
ることができる。請求項13の発明では、荷重移動検出
手段として、例えば前後Gセンサ等の車両制動時におけ
る車体減速度を検出する車体減速度検出手段を用いるこ
とができ、これらのセンサを用いると、荷重移動を容易
に且つ正確に検出することができる。
【0029】請求項14の発明では、荷重移動検出手段
として、例えばステアリング角を検出するステアリング
センサや横Gセンサ等の車両制動時における車両旋回状
態を検出する旋回状態検出手段を用いることができる。
これらのセンサを用いると、荷重移動を容易に且つ正確
に検出することができる。
【0030】請求項15の発明では、車両制動時に、第
1の車輪制動力発生手段は、ブレーキ液圧発生手段から
のブレーキ液圧を管路を介して受けて、第1の車輪に車
輪制動力を発生し、第2の車輪制動力発生手段は、ブレ
ーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を管路を介して受
けて、第2の車輪に車輪制動力を発生する。
【0031】更に、スリップ状態検出手段は、第1の車
輪及び第2の車輪のスリップ状態を検出すると、アンチ
スキッド制御手段は、そのスリップ状態に応じて、第1
及び第2の車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を
増減圧制御する。そして、吸引吐出手段は、アンチスキ
ッド制御手段により、第1又は第2の車輪制動力発生手
段にかかるブレーキ液圧の減圧が実行された際に、減圧
分のブレーキ液を吸引して管路中に吐出し、維持手段
は、吸引吐出手段の実行に伴って形成された第1のブレ
ーキ液圧よりも高い第2のブレーキ液圧を維持する。
【0032】つまり、本発明では、同一配管系統内にお
いて、現在制御対象でない方の車輪がアンチスキッド制
御されていない場合に、この車輪が発揮できる車輪制動
力に余裕があるため、アンチスキッド制御による減圧分
のブレーキ液を用いて、アンチスキッド制御されていな
い側の車輪の制動力を向上するものである。これによ
り、車両全体の制動力が向上するので、制動距離が短縮
するという効果がある。
【0033】請求項16の発明では、維持手段として、
ブレーキ液圧発生手段における第1のブレーキ液圧が所
定の折れ点圧より高い圧力である際に、少なくとも一方
の車輪制動力発生手段側からブレーキ液圧発生手段への
ブレーキ液の流動時には所定の減衰比にて圧力減衰する
ことによって車輪制動力発生手段のブレーキ液圧を第2
のブレーキ液圧に維持し、且つブレーキ液圧発生手段側
から少なくとも一方の車輪制動力発生手段側へのブレー
キ液の流動時及びブレーキ液圧発生手段における第1の
ブレーキ液圧が所定の折れ点圧以下である際の当該車輪
制動力発生手段側からブレーキ液圧発生手段へのブレー
キ液の流動時には実質的に圧力減衰なしにブレーキ液を
流動する手段を採用できる。
【0034】これは、いわゆる比例制御弁と呼ばれるも
のであり、これにより、差圧を保持する機能等を効果的
に実現することができる。請求項17の発明では、維持
手段として、ブレーキ液圧発生手段側と少なくとも一方
の車輪制動力発生手段側との間のブレーキ液の流動を連
通・遮断する2位置弁を用いることができる。
【0035】つまり、比例制御弁ではない2位置制御弁
によっても、前記請求項16の発明と同様な機能を実現
することができる。請求項18の発明では、維持手段と
して、ブレーキ液圧発生手段側と少なくとも一方の車輪
制動力発生手段側との間のブレーキ液の流動を達通・遮
断する2位置弁を採用できる。特に、この2位置弁は、
アンチスキッド制御手段により第1の車輪又は第2の車
輪の車輪制動力発生手段に対して増減圧制御が実行され
ている際に、ブレーキ液圧発生手段側と車輪制動力発生
手段側との間のブレーキ液の流動を遮断する遮断状態と
され、一方、第1の車輪及び第2の車輪の車輪制動力発
生手段に対して増減圧制御が実行されている際、もしく
はアンチスキッド制御手段が実行されていない際には、
ブレーキ液圧発生手段側と車輪制動力発生手段側との間
のブレーキ液の流動を許容する連通状態とされる。
【0036】つまり、この2位置弁は、第1及び第2の
車輪のうち、どちらか一方の車輪側に対してアンチスキ
ッド制御による増減圧制御が行われている場合には遮断
状態とされるので、これにより、増減圧制御輪における
例えばホイールシリンダ圧を保持することができる。ま
た、両方の車輪に対して増減圧制御が実行されている場
合には連通状態とされるので、例えば氷上等の低μ路に
おいてアンチスキッド制御性能を向上することができ
る。更に、アンチスキッド制御が実行されていない場合
には連通状態とされるので、通常のブレーキ操作が可能
である。
【0037】この様に2位置弁の動作を制御することに
より、アンチスキッド制御の状態に応じて、適切に必要
なブレーキ液圧を確保して、高い制動力を実現すること
ができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用ブレーキ装
置の好適な実施の形態を、例(実施例)を挙げて図面に
基づいて詳細に説明する。 (第1実施例)本実施例は、アンチスキッド制御を行な
うことが可能な前輪駆動の4輪車において、右前輪−左
後輪、左前輪−右後輪の各配管系統を備えるX配管の車
両に、本発明による車両用ブレーキ装置を適用した例で
ある。
【0039】a)まず、ブレーキ装置の基本構成を、図
1に示すブレーキ配管モデル図に基づいて説明する。
尚、説明を簡略化するために、以下の説明では特定の配
管系統(例えば右前輪及び左後輪)を例に挙げて説明す
る。図1において、車両に制動力を加える際に運転者に
よって踏み込まれるブレーキペダル1は、倍力装置3と
接続されており、ブレーキペダル1に加えられる踏力及
びペダルストロークがこの倍力装置3に伝達される。
【0040】マスタシリンダ(M/C)5は、倍力装置
3によって倍力されたブレーキ液圧を、ブレーキ配管全
体に加えるものであり、このマスタシリンダ5には、ブ
レーキ液を貯溜するマスタリザーバ7を備えている。前
記マスタシリンダ5にて発生したマスタシリンダ圧(M
/C圧)は、マスタシリンダ5と、右前輪FRに配設さ
れてこの車輪に制動力を加える第1のホイールシリンダ
(W/C)9と、左後輪RLに配設されてこの車輪に制
動力を加える第2のホイールシリンダ11とを結ぶ第1
の配管系統A内のブレーキ液に伝達される。同様にマス
タシリンダ圧は、左前輪と右後輪とに配設された各ホイ
ールシリンダとマスタシリンダ5とを結ぶ第2の配管系
統にも伝達されるが、第1の配管系統Aと同様の構成を
採用できるため、詳述しない。
【0041】前記第1の配管系統Aのブレーキ配管の構
成として、右前輪FR側には、マスタシリンダ5と第1
のホイールシリンダ9とを連通する管路A1aと、管路
A1aを開閉制御する電磁弁(第1の増圧制御弁)13
と、第1の増圧制御弁13と並列に設けられたチェック
弁19と、第1の増圧制御弁13と第1のホイールシリ
ンダ9との間の分岐点B1から分岐してリザーバ17に
至る管路A2aと、管路A2aを開閉制御する電磁弁
(第1の減圧制御弁=第1の調整弁)15とを備えてい
る。
【0042】また、左後輪RL側には、同様に、マスタ
シリンダ5と第2のホイールシリンダ11とを連通する
管路A1bと、管路A1bを開閉制御する電磁弁(第2
の増圧制御弁)14と、第2の増圧制御弁14と並列に
設けられたチェック弁21と、第2の増圧制御弁14と
第2のホイールシリンダ11との間の分岐点B2から分
岐してリザーバ17に至る管路A2bと、管路A2bを
開閉制御する電磁弁(第2の減圧制御弁=第2の調整
弁)16とを備えている。尚、管路A1a,A1bを管
路A1と総称する。
【0043】更に、各制御弁13〜16と並列にリザー
バ17から(マスタシリンダ5に連通する)管路A1の
分岐点B3に至る管路A3と、管路A3に設けられてリ
ザーバ17からブレーキ液を管路A1側に汲み上げるポ
ンプ23と、ポンプ23の上流側及び下流側に設けられ
たチェック弁25,27とを備えている。
【0044】上述したブレーキ配管では、右前輪FR及
び左後輪RLに対してアンチスキッド制御を行なう場合
には、各制御弁13〜16の開閉制御により、それぞれ
のホイールシリンダ圧を周知の増圧、保持又は減圧の状
態に設定して制動力を調節する。
【0045】特に、本実施例では、後述するように、各
減圧制御弁15,16及びポンプ23を駆動することに
より、第1及び第2のホイールシリンダ9,11間にお
いてブレーキ液を移動させて、それぞれのホイールシリ
ンダ圧(以下第1及び第2のホイールシリンダ圧と称
す)を調節する制御(以下調整制御と称する)が行われ
る。その場合は、両増圧制御弁13,14がオフで管路
A1が連通されており、路面限界に近いどちらかの車輪
側の減圧制御弁15,16をオンして管路A2を連通さ
せるとともに、ポンプ23を駆動する制御が行われる。
【0046】b)次に、本実施例の電気的構成を説明す
る。前記アンチスキッド制御及び調整制御等は、図2に
示す電子制御装置(ECU)30によって行われる。こ
のECU30は、周知のCPU30a、ROM30b、
RAM30c、入出力部30d、及びバスライン30e
等を備えたマイクロコンピュータとして構成されてい
る。
【0047】前記入出力部30dには、ブレーキペダル
1が踏み込まれ実質的に車両制動状態となったことを検
出するストップスイッチ31、各車輪毎の車輪速度を検
出する車輪速度センサ33、各車輪毎のホイールシリン
ダ圧を検出するW/C圧センサ35が接続されている。
また、入出力部30dには、第1及び第2の増圧制御弁
13,14、第1及び第2の減圧制御弁15,16、ポ
ンプ23が接続されている。
【0048】c)次に、このECU30にて行われる制
御処理について説明する。 まず、図3のフローチャートに基づいて、アンチスキ
ッド制御を開始する制御処理を説明する。図3のステッ
プ100にて、フラグをクリアする等の周知の状態初期
設定の処理を行なう。
【0049】続くステップ110では、各車輪の車輪速
度センサ33からの信号に基づいて、各車輪の車輪速度
VWを算出する。続くステップ120では、例えば各車
輪速度VWのうちの最大のものに基づいて、所定のガー
ドをかけて推定車体速度Vsを求める。
【0050】続くステップ130では、推定車体速度V
sと各車輪速度VWとに基づいて、下記式(1)より、
各車輪毎にスリップ率SWを算出する。 SW=(Vs−VW)/Vs …(1) 続くステップ140では、ストップスイッチ31がオン
か否か、即ちブレーキペダル1が踏み込まれたか否かを
判定する。ここで、肯定判断されるとステップ150に
進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
【0051】ステップ150では、制御対象となる車輪
におけるスリップ率SWが、所定値以上か否か、即ちア
ンチスキッド制御を行なうべき状態か否かを判定する。
ここで、肯定判断されるとステップ160に進み、一方
否定判断されると一旦本処理を終了する。
【0052】ステップ160では、アンチスキッド制御
を開始する条件が満たされたので、アンチスキッド制御
中であることを示すフラグABSFを1にセットする。
続くステップ170では、制御対象の車輪に応じて、そ
れぞれの増圧制御弁13,14や減圧制御弁15,16
を駆動してホイールシリンダ圧を制御する周知のアンチ
スキッド制御を行ない、一旦本処理を終了する。
【0053】次に、本実施例の要部である調整制御に
ついて、図4のフローチャートに基づいて説明する。こ
こでは、車輪スリップ量Xsに基づいて調整制御を行な
う例について説明する。図4のステップ200にて、周
知の状態初期設定の処理を行なう。
【0054】続くステップ210にて、各車輪の車輪速
度センサ33からの信号に基づいて、各車輪の車輪速度
VWを算出する。尚、この車輪速度VWは、前記ステップ
110にて求めたものをそのまま使用してもよい。続く
ステップ220では、例えば各車輪速度VWのうちの最
大のものに基づいて、所定のガードをかけて推定車体速
度Vsを求める。尚、この推定車体速度Vsは、前記ス
テップ120にて求めたものをそのまま使用してもよ
い。
【0055】続くステップ230では、推定車体速度V
sと各車輪速度VWとに基づいて、下記式(2)より、
各車輪毎に車輪スリップ量Xsを算出する。 Xs=(Vs−VW) …(2) 続くステップ240では、現在アンチスキッド制御中で
あるか否かを、前記フラグABSFが1であるか否かに
よって判定し、ここで、アンチスキッド制御中であると
判断されると前記ステップ210に戻り、一方そうでは
ないと判断されるとステップ250に進む。尚、このア
ンチスキッド制御中であるか否かの判定は省略すること
も可能である。ステップ250では、対象とする車輪が
路面限界に近づいているか否かを、前記ステップ230
で求めた車輪スリップ量Xsが所定の基準値KXs以上
であるか否かによって判断する。ここで、路面限界に近
づいていると判断されるとステップ260に進み、一方
そうではないと判断されると前記ステップ210に戻
る。
【0056】尚、この基準値KXsは、調整制御を行な
うタイミングが、アンチスキッド制御を行なうタイミン
グより早くなる値に設定しておく。従って、アンチスキ
ッド制御に先だって調整制御が実行されるので、場合に
よっては、アンチスキッド制御に入らないこともある。
【0057】ステップ260では、前記ステップ250
にて、当該車輪(以下の説明では右前輪FRを例に挙げ
て説明する)が路面限界に近づいていると判断されたの
で、第1の減圧制御弁15を連通状態にし、管路A1の
分岐点B1を介して第1のホイールシリンダ9等からブ
レーキ液をリザーバ17に逃がして、第1のホイールシ
リンダ圧を低減する。これによって、右前輪FRは、路
面限界から遠ざかる。
【0058】続くステップ270では、ポンプ23を駆
動して、リザーバ17からブレーキ液を汲み上げて分岐
点B3を介して管路A1に供給し、前記ステップ210
に戻る。このとき、左後輪RL側の第2の増圧制御弁1
4は連通状態であり、且つ第2の減圧制御弁16は遮断
状態であるので、管路A1側に供給されたブレーキ液は
管路A1bを介して第2のホイールシリンダ11に供給
され、それによって、第2のホイールシリンダ圧が増加
するので、左後輪RLの制動力が高まることになる。
【0059】尚、ポンプ23により管路A1に供給され
たブレーキ液は、第2のホイールシリンダ11だけでな
く第1のホイールシリンダ9にも供給されるが、ブレー
キ液は第1のホイールシリンダ9からリザーバ17に逃
がしている状態で、ある程度の圧力差が生じるので、結
果として、第1のホイールシリンダ圧は低減し、第2の
ホイールシリンダ圧は増加する。
【0060】d)次に、前記調整制御によるブレーキ液
圧の変動等の動作を、図5の説明図に基づいて説明す
る。図5に示す様に、あるタイミング(時点t1)でブ
レーキペダル1が踏込まれると、車輪にブレーキがかけ
られて、徐々にマスタシリンダ圧、第1のホイールシリ
ンダ圧、第2のホイールシリンダ圧、及びこの配管系統
Aにおける両車輪の制動力が上昇する。これにともなっ
て、図示しないが、車輪速度VWが低下し、徐々に車輪
スリップ量Xsが増大する。
【0061】そして、例えば右前輪FRにおいて、車輪
スリップ量Xsが基準値KXsを上回ると(時点t
2)、第1及び第2の増圧制御弁13,14は連通状態
で且つ第2の減圧制御弁16は遮断状態において、第1
の減圧制御弁15のみが駆動されて連通状態とされるの
で、ブレーキ液は第1のホイールシリンダ9側から流出
し、第1のホイールシリンダ圧が急速に低減する。
【0062】このとき(時点t2)、ポンプ23が駆動
され、リザーバ17からブレーキ液が管路A1に供給さ
れるので、そのブレーキ液のかなりの量が第2のホイー
ルシリンダ11に供給されて、第2のホイールシリンダ
圧が増加する。従って、両車輪の合計の制動力は、一時
的には第1のホイールシリンダ圧の低減によって低下す
るが、その後第2のホイールシリンダ圧が増加するの
で、結果として増加することになる。
【0063】この様に、本実施例では、各車輪の車輪ス
リップ量Xsを求め、この車輪スリップ量Xsが基準値
KXs以上となった場合、例えば右前輪FRが路面限界
に近づいたとみなして、第1の減圧制御弁15を駆動し
て、第1のホイールシリンダ9側からブレーキ液をリザ
ーバ17に逃がすとともに、ポンプ23を駆動させて、
第2のホイールシリンダ圧を上げている。
【0064】それによって、右前輪FRは路面限界から
遠ざかるので、車輪ロックに陥ることがなく、一方、
(まだ路面限界からは遠い)左後輪RLの制動力は高め
られるので、結果として、車両全体の制動力が高められ
ることになる。また、従来では、この様な場合では、右
前輪FRのアンチスキッド制御がすぐに開始されてしま
い、その分だけ乗員による操作性が損なわれるが、本実
施例では、ブレーキ液を移動させることにより、一旦ア
ンチスキッド制御に入る状態から遠ざかるので、乗員に
よる操作性が高まり、ドライブフィーリングが向上する
という利点がある。
【0065】なお、ここでいうアンチスキッド制御と
は、基準値KXsよりも大きい値に設定されている基準
値との比較において、制御対象の車輪がロック傾向であ
ると判断された場合に、ホイールシリンダ圧を十分減圧
できるようにマスタシリンダ5からホイールシリンダ9
への間のブレーキ液の流動を禁止して、ホイールシリン
ダ圧を減圧する制御以後を指す。
【0066】また、マスタシリンダ5からホイールシリ
ンダ9への流動を禁止するアンチスキッド制御では、乗
員のペダルフィーリングはポンプ吐出によるキックバッ
ク感のみであるが、本実施例における調整制御では、ホ
イールシリンダ圧の減圧とともにマスタシリンダ圧も低
下されるため、ブレーキペダル1の引き込み感があった
後に、ポンプ吐出および第2の減圧制御弁16の遮断に
よるキックバック感がおこる。すなわち、アンチスキッ
ド制御では減圧時にマスタシリンダ5からホイールシリ
ンダ9へのブレーキ液の流動が禁止されているため、板
圧感となり、この状態からポンプ吐出によるキックバッ
クが発生するが、調整制御によるペダル引き込み後のキ
ックバックでは、ブレーキペダル1および乗員の足にペ
ダル引き込みの慣性が働き、キックバック感が小さくな
る。よって、このような調整制御では、通常のアンチス
キッド制御に比べて乗員のペダルフィーリングを向上で
きるという効果がある。
【0067】なお、このような調整制御において、ステ
ップ260では第1の減圧制御弁15の連通遮断を、所
定時間(たとえば20mm/s)ごとに切換えるように
してもよい。このようにすれば、ブレーキペダル1の所
定以上の入り込みを抑制することができ、ペダルストロ
ークが所定以上となってマスタピストン(マスタシリン
ダ5内のピストン)が底付きする可能性を極力無くすこ
とができる。なお、このように、例えば第1の減圧制御
弁15のみの連通遮断を所定時間間隔ごとに繰り返す制
御を実行している最中においても、スリップ状態が悪化
していくようであれば、アンチスキッド制御が実行さ
れ、第1,第2の増圧制御弁13,14が遮断状態にさ
れ、十分な減圧量を稼ぐことができる。
【0068】また、ステップ260の第1の減圧制御弁
15の連通状態へのセットより、ステップ270のポン
プ駆動を先に行うようにしてもよい。すなわち、ポンプ
駆動には所定のタイムラグが存在することを考慮して、
先にポンプ23を駆動する指令を出力するようにしても
よい。なお、本実施例のように、ポンプ吐出指令よりも
先に、例えば第1の減圧制御弁15の連通指令をおこな
っても、現実には指令タイミングに時間的な差がほとん
どないため、ブレーキ圧力の制御自体には問題は生じな
い。
【0069】更に、本実施例は、車両が直進時又は旋回
時に限定されず実施することができる。尚、本実施例で
は、アンチスキッド制御中であるか否かを判定したが、
このアンチスキッド制御の判定を行わずに、つまり、ア
ンチスキッド制御とは別個に、調整制御の判定を行なっ
て、調整制御を実施してもよい。 (第2実施例)次に、第2実施例について説明する。
【0070】本実施例は、前記第1実施例とは、アンチ
スキッド制御を行なう構成を備えていない点が大きく異
なる。尚、前記第1実施例と同様な部分の説明は省略又
は簡略化し、ハード構成において同じものは同一番号を
使用する。 a)図6に示す様に、本実施例のブレーキ配管の第1の
配管系統Aにおいては、第1及び第2のホイールシリン
ダ9,11、第1及び第2の減圧制御弁15,16、リ
ザーバ17、ポンプ23、チェック弁25,27などが
配置されている。特に本実施例では、アンチスキッド制
御を行わないので、前記第1実施例の増圧制御弁を備え
ていない。
【0071】従って、本実施例では、後述する様に、調
整制御の場合には、それぞれの減圧制御弁15,16が
連通状態のときに、ポンプ23を駆動する制御が行われ
る。 b)次に、本実施例の調整制御について、図7のフロー
チャートに基づいて説明する。ここでは、車輪スリップ
積算値AXsを調整制御の判断基準に用いた例を説明す
る。
【0072】図8のステップ300にて、周知の状態初
期設定の処理を行なう。続くステップ310にて、各車
輪の車輪速度センサ33からの信号に基づいて、各車輪
の車輪速度VWを算出する。続くステップ320では、
例えば各車輪速度VWのうちの最大のものに基づいて、
所定のガードをかけて推定車体速度Vsを求める。
【0073】続くステップ330では、推定車体速度V
sと各車輪速度VWとに基づいて、前記式(2)より、
各車輪毎に車輪スリップ量Xsを算出する。続くステッ
プ340では、車輪スリップ量Xsを積算し、(ストッ
プスイッチ21がオンとなってからの)車輪スリップ積
算値AXsを算出する。
【0074】続くステップ350では、車輪スリップ積
算値AXsが、当該車輪(例えば右前輪FR)が路面限
界に近づいたことを示す所定の基準値KAXs以上か否
かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ360
に進み、一方否定判断されると前記ステップ310に戻
る。
【0075】ステップ360では、例えば右前輪FRが
路面限界に近づいたと判断されたので、第1の減圧制御
弁15を連通状態にする。これにより、ブレーキ液は第
1のホイールシリンダ9からリザーバ17に逃がされる
ので、第1のホイールシリンダ圧が低減する。これによ
り、右前輪FRは路面限界から遠ざかる。
【0076】続くステップ370では、ポンプ23を駆
動して、リザーバ17からブレーキ液を汲み上げて分岐
点B3を介して管路A1に供給し、前記ステップ310
に戻る。このとき、管路A1側に供給されたブレーキ液
は管路A1a側に供給されるだけでなく、管路A1bを
介して第2のホイールシリンダ11に供給されるが、左
後輪RL側の第2の減圧制御弁16は遮断状態であるの
で、第2のホイールシリンダ圧が増加し、それによっ
て、左後輪RLの制動力が高まる。
【0077】この様に、本実施例では、各車輪の車輪ス
リップ積算値AXsを求め、この車輪スリップ積算値A
Xsが基準値KAXs以上となった場合に、路面限界に
近づいた例えば右前輪FR側の第1の減圧制御弁15及
びポンプ23を駆動し、それによって、第1のホイール
シリンダ圧を低減するとともに、第2のホイールシリン
ダ圧を増加させている。
【0078】従って、本実施例の場合も、前記第1実施
例と同様に、その配管系統Aにおける左右輪の合計の制
動力が向上するという効果を奏する。特に本実施例で
は、調整制御の判断基準として、車輪スリップ積算値A
Xsを採用しているので、車輪スリップ量Xsを採用し
た場合と比較して、その精度が高いという利点がある。
【0079】尚、本実施例の構成に代えて、第1の減圧
制御弁15と管路A2a、もしくは、第2の減圧制御弁
16と管路A2bのどちらか一方のみを構成しても効果
がある。例えば、第1の減圧制御弁15と管路A2aを
設けた場合には、左後輪RLの制動力向上と、右前輪F
Rのロック防止との両立が可能となる。一方、第2の減
圧制御弁16と管路A2bを設けた場合には、右前輪F
Rの制動力向上と、左後輪RLのロック防止と、安定性
向上とを実現することが可能である。 (第3実施例)次に、図8〜図12に基づいて、第3実
施例について説明する。
【0080】図8は、本実施例におけるブレーキシステ
ム構成を示すものである。このブレーキシステムは、右
前輪FR−左後輪RLの各ホイールシリンダ41、42
にて第1の配管系統Aを構成し、左前輪FL−右後輪R
Rの各ホイールシリンダにて図示しない第2の配管系統
を構成するダイアゴナル配管のシステムである。
【0081】このシステムでは、乗員により踏み込み操
作されるブレーキペダル43のペダルストローク或は乗
員の踏力を、エンジンのインテークマニホールド負圧等
を用いて倍力するバキュームブースタ44が備えられて
おり、バキュームブースタ44の出力に応じて、マスタ
シリンダ46においてマスタシリンダ圧PMが発生され
る。尚、ブレーキペダル43及びマスタシリンダ46等
によりブレーキ液圧発生手段を構成する。
【0082】前記マスタシリンダ46は独自のマスタリ
ザーバ47を備えており、このマスタシリンダ46から
は、第1の配管系統Aと第2の配管系統が独立して延び
ている。尚、第1の配管系統Aと第2の配管系統とは同
様の構成を採用することができるため、第2の配管系統
の図示及び説明を省略する。
【0083】第1の配管系統Aは中途で分岐し、左後輪
RL側の(第2の)ホイールシリンダ42と接続される
管路A1と、右前輪FR側の(第1の)ホイールシリン
ダ41と接続される管路A2とを備えている。第1の配
管系統Aには、点線で囲うアンチスキッド用アクチュエ
ータBが設けられている。このアンチスキッド用アクチ
ュエータBは、リザーバ48から吸引したブレーキ液を
管路A2に吐出するように配置されたポンプ49と、
(第1,第2の)増圧制御弁51,52及び(第1,第
2の)減圧制御弁53,54によって構成されている。
尚、以下の説明では、ホイールシリンダ41,42、増
圧制御弁51,52及び減圧制御弁53,54の第1及
び第2の区別は省略する。
【0084】前記増圧制御弁51,52は管路A1,A
2にそれぞれ配置され、この増圧制御弁51,52の弁
体位置は、通用ブレーキ時では図示の連通位置とされて
いる。そして、ECU60(図11参照)からの制御信
号により所定の電力供給源から各増圧制御弁51,52
が電力供給を受けた際には、各増圧制御弁51,52は
ON状態となり各弁位置は遮断位置となる。
【0085】一方、減圧制御弁53,54は各ホイール
シリンダ41,42とリザーバ48とを結ぶ管路に配置
され、各減圧制御弁53,54の弁位置は、通常ブレー
キ時では図示の遮断位置とされている。これら減圧制御
弁53,54の弁位置は、電力供給を受けたON状態に
おいて遮断位置となる。これら各弁51,52,53,
54は2ポート2位置弁であり、電磁ソレノイドの起磁
力により弁体が移動する電磁弁により構成されている。
【0086】また、管路A2におけるポンプ吐出の接続
先よりもマスタシリンダ46側において、比例制御弁5
6が配置されている。この比例制御弁56は、従来後輪
側の管路に配置される周知の構造のものを採用できる。
この比例制御弁56の従来の使われ方は、マスタシリン
ダ圧PMが所定の折れ点圧力P以上となった際に、図9
の一点破線に示す如く基圧であるマスタシリンダ圧PM
を所定減衰比にて減衰してホイールシリンダ41,42
に流動させるものである。
【0087】このような作用の比例制御弁56を、本実
施例では、基圧がホイールシリンダ41側となるように
従来と比べて逆接する。即ち、図9の実線にて示すよう
に、マスタシリンダ圧PM及びホイールシリンダ圧PW
が折れ点圧力P以上である際に、ホイールシリンダ41
側がマスタシリンダ圧PMより高くなればマスタシリン
ダ46側に所定の減衰比にて減衰して流動する。比例制
御弁56は、この減衰作用によってホイールシリンダ4
1側の圧力をマスタシリンダ圧PMよりも高く保持する
ことが可能である。
【0088】また、図10に示すように、ECU(電子
制御装置)60は、周知のCPU60a、ROM60
b、RAM60c、入出力部60d等を備え、ストップ
スイッチ61、車輪速度センサ62、及びステアリング
63(図8参照)の回転角ωを検出するステアリングセ
ンサ64等からの信号を入力して各種の演算を行なうと
ともに、増圧制御弁51,52、減圧制御弁53,5
4、及びポンプ49等を駆動するための信号を出力す
る。
【0089】次に、図11のフローチャートに基づい
て、ECU60において行われる制御フローについて説
明する。図示しないイグニッションスイッチのON動作
等に伴って制御フローがスタートし、ステップ400に
おいて各種フラグ等の状態初期設定を実行する。
【0090】ステップ410では、車輪速度センサ63
からの出力信号に基づいて、各車輪の車輪速度VWを演
算する。ステップ420では、各車輪の車輪速度VW等
に基づいて、車体速度VBを演算する。尚、この車体速
度VBとしては、例えば車輪速度VWの最大値を採用して
もよいし、前記第1実施例の様に、車輪速度VWの最大
値に所定のガードをかけた推定車体速度Vsを採用して
よい。
【0091】ステップ430では、制御対象輪の車輪加
速度dVWが演算される。ステップ440では、車輪速
度VW及び車体速度VB等に基づいて、例えば前記式
(1)を用いて、現フローの制御対象輪のスリップ率S
Wを演算する。ステップ450では、ストップスイッチ
61からの出力信号に基づいて、ストップスイッチ61
がON状態であるか否かが判定される。ここで否定判断
された場合にはステップ410に戻り、一方肯定判断さ
れた場合にはステップ460に進む。
【0092】ステップ460では、制御対象輪のスリッ
プ率SWが所定スリップ率KS(例えば15〜20%)
以上であるか否かが判断される。ここで否定判断された
場合にはステップ410に戻り、一方肯定判断された場
合にはステップ470に進む。
【0093】ステップ470では、制御対象輪の車輪加
速度dVWが正の値であるか否か(0より大きいか否
か)が判断される。ここで肯定判断された場合にはステ
ップ480に進み、一方否定判断された場合にはステッ
プ490に進む。ステップ480では、制御対象輪のス
リップが復帰傾向にあるとして、車輪の慣性モーメント
等を考慮してこの時点からパルス増圧を所定時間もしく
は所定パルス数行い、その後ステップ410に戻る。
【0094】尚、パルス増圧とは、例えばホイールシリ
ンダ42をパルス増圧する際では、減圧制御弁54がO
FF状態の遮断位置で、増圧制御弁52への通電を所定
時間毎にON・OFFして連通・遮断位置を繰り返す制
御である。また、パルス増圧の前に圧力を保持するいわ
ゆる保持制御を所定時間行ってもよい。
【0095】一方、ステップ490では、制御対象輪の
スリップ状態が過大であるとして、制御対象輪のホイー
ルシリンダにかかるブレーキ液圧を減圧制御し、その後
ステップ410に戻る。例えば、制御対象輪が右前輪F
Rであり、この右前輪FRのスリップ状態が過大であれ
ば、アンチスキッド制御において増圧制御弁51がON
されて保持位置となり、減圧制御弁53がONされて連
通位置となる。これにより、ホイールシリンダ41に加
えられていたブレーキ液圧はリザーバ48に向けて減圧
流動する。尚、このステップ490においてアンチスキ
ッド制御が開始されるとともにポンプ49に通電が開始
され駆動されはじめ、アンチスキッド制御の終了まで駆
動が持続される。
【0096】次に、図12及び図13に基づいて、上述
した制御による作用効果について説明する。図12に示
すタイムチャートにおいて、車両制動時の時間t1にお
いて、車輪スリップ率SWが所定スリップ率KS以上と
なりアンチスキッド制御(ABS制御)が開始される
と、アンチスキッド制御の制御対象輪が時間t2まで減
圧制御される。この際、前後輪の車輪制動力配分を図1
3の一点破線に示すように車両規格として設定されてい
れば、前輪が先にロック傾向に陥ることとなる。
【0097】図13に示す実線は、理想制動力配分線で
ある。即ち、前後輪における車輪制動力の配分がこの配
分線上であれば、前後輪が同時にロックする制動力配分
である。尚、前輪、後輪の車輪制動力は、同等のブレー
キ液圧がホイールシリンダに加えられたとしても、ホイ
ールシリンダ径或はブレーキパッド面積等によって相違
するが、ここでは説明を簡略化するために、前後輪の車
輪制動力は、前後輪それぞれのホイールシリンダにかか
るブレーキ液圧が同等であれば、同様の車輪制動力を発
揮することとする。
【0098】この理想制動力配分線(実線)に対して、
通常の車両では、前記図9の一点破線にて示したような
比例制御弁の作用を用いて、図13の一点破線にて示す
ように前後制動力配分が設定される。即ち、現実的なホ
イールシリンダ圧PWの範囲において、横軸を前輪制動
力(前輪ホイールシリンダ圧PW)、縦軸を後輪制動力
(後輪ホイールシリンダ圧PW)とすれば、前後輪が発
揮する車輪制動力比率が理想制動力配分線よりも下側で
ある前輪先行ロック側に設定される。
【0099】このような構成では、車両制動時に前輪先
行ロックするように前後制動力配分が設定されるように
する。即ち、図13の一点破線にて示した制動力配分に
設定する。この際には右前輪FRがアンチスキッド制御
開始されて減圧制御されたら、この減圧分のブレーキ液
が後輪側に加えられることとなり、ホイールシリンダ4
2のブレーキ液圧はマスタシリンダ圧PMよりも高い第
2のブレーキ液圧となる。
【0100】つまり、図13における領域βは、理想制
動力配分と比較して後輪側の車輪制動力が不足している
領域であるが、この領域βにおける後輪の不足分の車輪
制動力を前輪の減圧分のブレーキ液量によって補うこと
ができ理想制動力配分に近づけることができる。 (第4実施例)次に図14に基づいて、第4実施例につ
いて説明する。
【0101】この図14に示すブレーキシステムは、第
3実施例と同様ダイアゴナル配管にて構成されている。
尚、図8に示したブレーキシステムにおける各構成と同
様の作用効果を有するものには同様の符号を付し、説明
を略する。また、本実施例のECU等の構成及び制御フ
ローは前述の図10及び図11にて説明したものと実質
的に同様のものが採用できるため説明を略する。
【0102】この図14に示すブレーキシステムでは、
マスタシリンダ46と逆接された比例制御弁56との間
から延びる管路A2が左後輪RLのホイールシリンダ4
2に接続されている。また、比例制御弁56とポンプ4
9の吐出口との間から延びる管路A1は右前輪FRのホ
イールシリンダ41に接続されている。
【0103】この様に、本実施例では、前記第3実施例
の図8に示したブレーキシステムとは、比例制御弁56
による保持作用が前後輪で反対に作用するように構成さ
れている。即ち、左後輪RLのホイールシリンダ42は
マスタシリンダ圧のみを受け、右前輪FRのホイールシ
リンダ41は、マスタシリンダ圧に加えてホイールシリ
ンダ42の減圧分のブレーキ液がポンプ49により吸引
吐出された際のブレーキ液量によるブレーキ液圧を享受
する。このように比例制御弁56は前輪側のホイールシ
リンダ41にかかるブレーキ液圧をマスタシリンダ圧P
Mよりも高い第2のブレーキ液圧に保持する保持作用を
有するように配置される。
【0104】本実施例においては、図13の点線にて示
す前後制動力配分に設定する。この際では、前後輪の車
輪制動力が所定以上となるホイールシリンダ圧PW=K
P(=マスタシリンダ圧PM)の際に後輪側の車輪制動
力が前輪側を越える。よって、このブレーキ液圧KP以
上にて車輪制動力が発揮された場合には、路面状況に応
じて後輪側が前輪よりも先行ロックする(領域αに相
当)。
【0105】よって、このような制動力配分設定を車両
に行っておけば、所定のマスタシリンダ圧PM=KP以
上において、後輪側のホイールシリンダ42においてア
ンチスキッド制御が実行され、減圧制御がなされる。こ
の時点を図12における時間t1とすれば、右前輪FR
は時間t1近傍ではアンチスキッド制御が実行されてい
ない状態が想定される。
【0106】時間t1からホイールシリンダ42の減圧
制御がなされ、時間t2においてこの輪の車輪加速度d
VWが正の値となったとすると、減圧制御が終了されて
パルス増圧が行なわれる。尚、時間t1〜t2の間におい
てホイールシリンダ41側がアンチスキッド制御されて
いなければ、ホイールシリンダ42の減圧分のブレーキ
液がリザーバを介してポンプ49により吸引され、ホイ
ールシリンダ41に向けて吐出される。この際、元々マ
スタシリンダ圧PMを備えていたホイールシリンダ41
において減圧分のブレーキ液量が足されるため、マスタ
シリンダ圧PMよりも高い第2のブレーキ液圧が形成さ
れる。この第2のブレーキ液圧は、マスタシリンダ圧が
折れ点圧力P以上であれば比例制御弁56の作用により
保持され、ホイールシリンダ41の圧力はマスタシリン
ダ圧PMよりも高くなる。
【0107】また、時間t2〜t3の間アンチスキッド制
御対象輪のホイールシリンダ42がパルス増圧された
後、スリップ状態が所定以上となった時間t3において
再度減圧制御がなされる。この際の減圧分のブレーキ液
量もアンチスキッド制御がなされていない前輪側のホイ
ールシリンダ41に吐出され、ホイールシリンダ41側
の第2のブレーキ液圧はさらに高くなる。尚、時間t2
〜t3までの間においてホイールシリンダ42がマスタ
シリンダ圧PMを用いてパルス増圧されている際におい
ても、比例制御弁56の圧力保持作用が前輪側のホイー
ルシリンダ41にのみ作用する位置に比例制御弁56が
配置されているため、第2のブレーキ液圧は変わらずに
保持される。
【0108】このようにして前輪側のホイールシリンダ
圧PWが後輪側の減圧制御に応じて第2のブレーキ液圧
に順次増大されていくため、たとえ乗員によるブレーキ
ペダル43の踏み増しがなくても前輪側の車輪制動力を
増大でき、制動距離を短縮できる。
【0109】また、後輪側の車輪の減圧分のブレーキ液
を用いて前輪側のホイールシリンダをマスタシリンダ圧
PMより高くすれば、前輪もアンチスキッド制御に入ら
せることができる可能性が高くなる。更に、後輪側の車
輪がアンチスキッド制御に入った際には、実質的にこの
後輪は最大の車輪制動力を発揮していることになる。
【0110】この際に、前輪側の車輪も減圧分のブレー
キ液量によってアンチスキッド制御に入らせることがで
きれば、前輪側も最大の車輪制動力を発揮することがで
き、前後輪の車輪制動力のバランスを向上することがで
きる。よって、前後輪における車体前後方向の路面反力
及びサイドフォースを一定範囲にすることができ、アン
ダステア、オーバステアを回避し、車体挙動を安定させ
ることができる。
【0111】尚、図13の点線の如く車輪制動力配分を
設定した際には、領域αにおいて後輪側のホイールシリ
ンダ圧PWがアンチスキッド制御により減圧されれば前
後輪の制動力配分を理想制動力配分線上に極力のせるこ
とができ、これによっても制動距離短縮及び車体挙動の
安定性の向上が達成される。
【0112】また、第2のホイールシリンダ圧を保持す
る際に前述を比例制御弁56を用いているが、この比例
制御弁56は、マスタシリンダ圧PMに応じてホイール
シリンダ側からマスタシリンダ側へのブレーキ液の流動
を機械的にいつでも可能としているため、マスタシリン
ダ圧PMの変動状態に代表される乗員の操作意思に応じ
たホイールシリンダ圧制御を余分な制御負担をかけずに
実現できるという効果を備える。即ち、乗員によるペダ
ルが戻された際には、これに応動して各ホイールシリン
ダ圧が機械的に減圧される。
【0113】尚、通常では後輪先行ロックは車体の安定
性が悪化するため避けられているが、アンチスキッド制
御を備えていれば、車体安定性を確保することができる
ため、図13の前後制動力配分を設定することができ
る。 (第5実施例)次に、図15及び図16に基づいて第5
実施例について説明する。尚、前記図8に示したブレー
キシステムにおける各構成と同様の作用効果を有するも
のには同様の符号を付し、説明を略する。
【0114】本実施例では、ホイールシリンダ圧PWが
マスタシリンダ圧PMよりも高い第2のブレーキ液圧と
なった際にマスタシリンダ46側とホイールシリンダ4
1,42側とのブレーキ液圧の差圧を保持するものとし
て、比例制御弁の代わりに、連通・遮断の2位置を備え
る制御弁71を採用する。
【0115】この制御弁71は、通常ブレーキ状態では
弁位置が図示の位置である連通位置にある。そして、こ
の制御弁71よりもホイールシリンダ41,42側のブ
レーキ配管にポンプ吐出先が接続される。尚、第1の配
管系統Aにおいて、ホイールシリンダ41側とホイール
シリンダ42側とに分岐する点は、制御弁71よりもホ
イールシリンダ41,42側に設けられている。
【0116】また、制御弁71と並列に逆止弁72が設
けられ、この逆止弁72はマスタシリンダ46側から各
ホイールシリンダ41,42側へのブレーキ液の流動の
みを許容する向きに接続されている。更に、制御弁71
と並列に差圧弁73が設けられる。この差圧弁43は、
ホイールシリンダ側のブレーキ液圧がマスタシリンダ圧
PMよりも所定圧(例えば50kgf/cm2)以上高
くなった時のみにホイールシリンダ41,42側からマ
スタシリンダ46側へのブレーキ液の流動を許容するも
のである。
【0117】前記逆止弁72は、制御弁71が遮断故障
もしくは詰まり等の不具合を生じた時に少なくとも通常
ブレーキを補償するものである。また、差圧弁73は、
ホイールシリンダ41,42側の管路におけるブレーキ
液圧が許容圧を越えた場合に、ブレーキ液をマスタシリ
ンダ46側に逃がし、管路保護を行うものである。尚、
これら逆止弁72、差圧弁73は、制御弁71の性能及
び管路耐圧性能等に応じて廃することも可能である。
【0118】次に、このような構成のシステムに対する
制御フローの一例を図16のフローチャートに基づいて
説明する。図16に示す様に、制御フローがスタートす
るとステップ500からステップ560まで、図11に
おいて詳述したと同様の処理を行う。
【0119】そして、ステップ550においてストップ
スイッチ61がON状態でないと判断された場合、或は
ステップ560においてスリップ率SWが過大ではない
と否定判断された場合には、ステップ630に進み、フ
ラグFにアンチスキッド制御中でないことを示す0をセ
ットする。
【0120】その後、ステップ640において制御弁7
1をOFFする信号を出力する。即ち、制御弁71を連
通位置に維持する。そしてステップ510に戻り制御フ
ローを繰り返す。一方、ステップ560において肯定判
断された場合には、過大なスリップ状態であるとして、
ステップ570にて、現在の制御対象輪をアンチスキッ
ド制御することを示すフラグFに1をセットする。
【0121】続くステップ580では、同一配管系統に
おける現在の制御対象輪でない方のフラグFが1にセッ
トされているか否かを判断する。例えば現在の制御対象
輪が右前輪FRであれば、左後輪RLがアンチスキッド
制御が中であるか否かを判断する。そして、ステップ5
80において肯定判断された場合にはステップ600に
進み、一方否定判断された場合にはステップ590に進
む。
【0122】ステップ590では、制御弁71をONし
て弁位置を遮断位置とし、ステップ600に進む。ステ
ップ600では、制御対象輪の車輪加速度dVWが正の
値となったか否かを判断する。ここで肯定判断されると
ステップ610に進み、一方否定判断されるとステップ
620に進む。
【0123】ステップ620では、制御対象輪に対する
減圧制御を実行する。一方、ステップ610では、制御
対象輪に対するパルス増圧制御を所定時間或は所定パル
ス数実行し、前記ステップ510に戻る。尚、パルス増
圧によるホイールシリンダ圧の増圧の前に、増圧制御弁
及び減圧制御弁共に遮断位置とされる保持制御が所定時
間実行されるようにしてもよい。また、パルス増圧の初
期出力において、この保持制御と同様の結果となるよう
に制御してもよい。これは制御対象輪のホイールシリン
ダ圧PWの減圧とポンプ吐出による他輪の増圧とにおい
て時間差が生じるため、制御対象輪の減圧制御における
増圧制御弁の遮断状態時のみで減圧分の全てのブレーキ
液を他輪のホイールシリンダに向けて吐出することがで
きない可能性があるが、制御対象輪の減圧制御後ホイー
ルシリンダ圧を保持するようにすれば、この保持時にお
いても増圧制御弁は遮断状態であるため、ポンプ吸引吐
出によるブレーキ液は、非制御対象輪側のホイールシリ
ンダにかかるからである。
【0124】このように制御される際にも、上述の第3
及び第4実施例と同様の作用効果を得ることができる。
尚、この実施例の場合では、前後輪制動力配分は、図1
3における点線或は一点破線のどちらに設定しておいて
も効果を得ることができる。本実施例では、同一配管系
統内において現在の制御対象輪でない方の車輪がアンチ
スキッド制御されていない場合、この車輪が発揮できる
車輪制動力に余裕があるため、アンチスキッド制御によ
る減圧分のブレーキ液量によりマスタシリンダ圧PMよ
り高く増圧される。
【0125】また、同一配管系統内において現在の制御
対象輪でない方の車輪がアンチスキッド制御されていな
い場合のみ制御弁71が遮断位置とされ、ホイールシリ
ンダ側の圧力を保持することができる。更に、同一配管
系統内の両輪がアンチスキッド制御に入った際には制御
弁71はOFFの状態のままであるため、アンチスキッ
ド制御性能を向上することができる。例えば氷上等の低
μ路では、アンチスキッド制御中の増圧制御(パルス増
圧)においてホイールシリンダ圧を増圧する基圧が高い
と、増圧制御方法いかんによっては直ぐにロック傾向に
陥り減圧制御時間が長くなる。この際には制動距離が延
びる不具合が考えられるが、本実施例の如く、両輪とも
アンチスキッド制御に入った際にマスタシリンダ側とホ
イールシリンダ側とを遮断する制御弁71を連通状態に
すれば、このような不具合を生じることはない。 (第6実施例)次に、図17〜図20に基づいて第6実
施例について説明する。尚、本実施例の制御フローを実
現するブレーキシステム及びその電気的構成の一例とし
て、前記図15及び図10において詳述した構成を採用
することができる。
【0126】図17に示す様に、制御フローがスタート
すると、ステップ700で状態初期設定を行う。ステッ
プ710では、ステアリングセンサ63からの出力信号
に基づいてステアリング角ωを検出する。このステアリ
ング角ωは車輪の切れ角に対応するものとして採用され
ている。
【0127】続くステップ720では、マスタシリンダ
圧PMを検出する。このマスタシリンダ圧PMは図示し
ないマスタシリンダ圧センサ等から検出するようにすれ
ばよい。尚、マスタシリンダ圧PMと同等のパラメータ
としてペダルストローク値ペダル踏力値等を所定のセン
サにより検出して代用してもよい。
【0128】続くステップ730ではマスタシリンダ圧
PMが所定圧力KPMよりも高いか否かが判断される。
ここで否定判断された場合にはステップ710に戻り、
一方肯定判断された場合には、乗員のペダル踏み込みに
より所定以上の車両制動状態とされているとしてステッ
プ740に進む。
【0129】ステップ740では、ステアリング角ωの
絶対値が所定角Kωよりも大きいか否かが判断される。
尚、ステアリング角ωの正負の符号により車両旋回方向
が判断される。このステップ740において否定判断さ
れた場合にはステップ710に戻り、一方肯定判断され
た場合には所定以上の旋回状態であるとしてステップ7
50に進む。
【0130】ステップ750では、所定以上の旋回制動
状態であるとして、ポンプ49の駆動を開始する。尚、
所定以上の旋回制動状態としては、例えば乗員のペダル
操作による車体挙動操作では車体挙動の自由がきかず、
車体挙動が不安定になるような急旋回制動が挙げられ
る。このポンプ駆動は、ステップ730又は740にお
いて否定判断されるまで、或は車体速度VBが所定速度
以下となった状態(例えば停止状態)にて駆動解除され
るようにしてもよい。
【0131】ステップ760では、制御弁71をONし
て遮断位置とし、マスタシリンダ46側と各ホイールシ
リンダ41,42側とのブレーキ液の流動を禁止する。
ステップ770では、ステアリング角ωの正負の符号に
より判断された旋回方向において内輪側の後輪をパルス
減圧する。このパルス減圧は、図18に示すステアリン
グ角ωと減圧パルス比との関係マップに基づいて制御さ
れるようにしてもよい。即ち、ステアリング角が所定角
Kωより大きい際に、このステアリング角ωが大きくな
るにつれて減圧パルス比を大きくする。尚、減圧パルス
比は、車体速度VB及び車体減速度dVBを加えて制御す
るようにしてもよい。例えば車体減速度dVB或は車体
速度VBが大きくなるにつれて減圧パルス比を大きくす
る。
【0132】尚、減圧パルス比とは、図19に示すよう
に、単位時間T1当たりの減圧弁のOFF(遮断位置)
に対するON(連通位置)状態の比率であり、減圧パル
ス比=0%であれば単位時間中OFFで、減圧パルス比
=100%であれば単位時間中ONである。
【0133】次に、このように制御した際の各ホイール
シリンダ圧の時間変化等について図20に基づいて説明
する。図20に示す様に、時間t1においてブレーキペ
ダル43が踏み込まれ、マスタシリンダ圧PMが各ホイ
ールシリンダ41,42に加えられはじめる。時間t2
においてステアリング63が回転されはじめられ、時間
t3においてステアリング角ωが所定角Kωよりも大き
くなる。そして、時間t4においてマスタシリンダ圧P
Mが所定圧力KPMよりも大きくなったとすれば、制御
弁71がONされ遮断位置とされる。これと同時に旋回
内輪側のホイールシリンダ圧が減圧制御され、この減圧
分のブレーキ液が旋回外輪側のホイールシリンダに加え
られる。よって、この旋回外輪側のブレーキ液圧は一点
鎖線で示すマスタシリンダ圧PMよりも高い第2のブレ
ーキ液圧となり、旋回内輪側のブレーキ液圧は一点鎖線
で示すマスタシリンダ圧よりも低い圧力となる。
【0134】これによって、旋回制動状態に沿つた車輪
制動力を各車輪にて発揮できる。即ち、荷重移動によっ
て接地荷重が減少した旋回内輪側にかかるブレーキ液圧
が減少され且つ接地荷重が増えた旋回外輪側をマスタシ
リンダ圧より高くするように、マスタシリンダ圧PMを
基準に旋回内外輪ホイールシリンダ圧を増減することに
よって、各車輪が発揮する前後方向路面反力及びサイド
フォースのバランスを全体的に向上することができる。
【0135】また、最もアンチスキッド制御に入りやす
い旋回内側の後輪に対してアンチスキッド制御による減
圧以前にフィードフォワード制御が実現でき、アンチス
キッド制御の実行を遅らせることができる。 (第7実施例)次に、図21及び図22に基づいて第7
実施例について説明する。この第7実施例における制御
フローも前記図15及び図10において詳述したブレー
キシステム及びその電気的構成を採用することができ
る。
【0136】図21に示す様に、制御フローがスタート
すると、ステップ800において状態初期設定を行う。
続くステップ810において車輪速度VWを検出する。
続くステップ820では、車体速度VBを演算する。
【0137】続くステップ830では、図示しないマス
タシリンダ圧センサの出力に基づいたマスタシリンダ圧
PMを検出する。続くステップ840では、車体速度V
Bの時間変化或は図示しない車体前後方向加速度センサ
からの出力等に基づいて車体減速度dVBを演算する。
続くステップ850では、マスタシリンダ圧PMが所定
圧力KPMよりも大きいか否かが判断され、否定判断さ
れた場合にはステップ810に戻り、一方肯定判断され
た場合にはステップ860に進む。
【0138】ステップ860では、車体減速度dVBが
所定車体減速度KdVB(例えば0.3G)よりも大き
いか否かが判断される。この所定車体減速度KdVB
は、乗員によりある程度大きな車両制動状態が要求され
ている状態或は車体の前後方向の荷重移動がある程度大
きく発生する状態を鑑みて設定するようにしてもよい。
このステップ860にて否定判断された場合にはステッ
プ810に戻り、一方肯定判断された場合にはステップ
870に進む。
【0139】ステップ870では、後輪側のホイールシ
リンダ圧を所定時間パルス減圧する。このパルス減圧比
は、例えば図22に示すように、車体減速度dVBの大
きさに連れて大きくなるように設定しておいてもよい。
また、後輪側のパルス減圧の開始と同時にポンプ駆動を
実行開始する。このポンプ駆動は、ステップ850又は
860において否定判断されるまで、或は車体速度VB
が所定速度以下となった状態(例えば停止状態)にて駆
動解除されるようにしてもよい。
【0140】このような制御が実行された際には、車両
の前後方向の荷重移動により、後輪側の接地荷重が低く
なった分抜かれたブレーキ液量を用いて、前輪側のブレ
ーキ液圧を第2のブレーキ液圧に増大するフィードフォ
ワード制御を実現できる。また、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、本発明の範囲内の各種の態様
にて実施できることは勿論である。
【0141】(1)例えば前記第1実施例では、調整制
御を行なうための判断基準として、車輪スリップ量Xs
を採用し、第2実施例では、車輪スリップ積算値AXs
を採用したが、それ以外に下記の手段を採用できる。 例えば、判断基準として、各車輪のスリップ率を使用
することができる。
【0142】例えば、判断基準として、各車輪のホイ
ールシリンダ圧を使用することができる。この場合、W
/C圧センサ27によって検出したホイールシリンダ圧
が基準値以上となった場合に、車輪が路面限界に近づい
たと見なして、調整制御を行なう。
【0143】例えば、判断基準として、車体減速度を
使用することができる。例えば、車体減速度が0.5G
以上の様な場合、即ち、高い制動力が付加されている場
合に、調整制御(例えば第1の減圧制御弁15を連通状
態にする連通制御)を実行すれば、疑似的なポンピング
となり、対象輪がロック状態に陥ることを遅延すること
ができる。
【0144】(2)また、前記第3、4実施例における
比例制御弁56の代わりに、第5実施例における制御弁
71を採用して制御するようにしてもよい。逆に第5実
施例における制御弁71の代わりに第3、4実施例にお
ける比例制御弁56を採用してもよい。
【0145】尚、制御弁71を用いる際には、マスタシ
リンダ圧PM或はペダルストロークの減少変化に応じ
て、制御弁71のONを解除するようにし、乗員による
減圧意思に沿ったホイールシリンダ圧制御を実現するよ
うにしてもよい。 (3)更に、第6実施例における旋回状態の検知をステ
アリングセンサの代わりに、横加速度センサからの出力
に応じて旋回状態を検知するようにしてもよい。
【0146】(4)尚、第3〜第5実施例と第6及び第
7実施例とは任意に組み合わせて制御するようにしても
よい。 (5)前記各実施例では、X配管を例にとって説明した
が、例えば前後配管などの様に、一方の車輪側から他方
の車輪側にブレーキ液を移動できる配管であれば、各種
の配管に適用できる。例えば、第6実施例を右前輪FR
−左前輪FL、右後輪RR−左後輪RLの各配管系統を
有する前後配管の車両に適用するようにしてもよい。
【0147】(6)上述までの実施例では乗員のブレー
キペダルによりバキュームブースタを介して直接的にマ
スタシリンダ圧PMを発生するシステムに本発明を適用
していたが、例えば乗員によるブレーキペダル操作を電
気信号に変えて、この電気信号によりブレーキ液圧発生
源においてマスタシリンダ圧PMとしてのブレーキ液圧
を発生するいわゆるブレーキ・バイ・ワイヤーのシステ
ムに適用してもよい。
【0148】(7)また、危険回避等を行う自動ブレー
キに適用してもよい。この自動ブレーキの際にはマスタ
シリンダ圧をバキュームブースタを制御することにより
発生させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のブレーキ配管モデル図である。
【図2】 第1実施例の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 第1実施例のアンチスキッド制御処理を示す
フローチャートである。
【図4】 第1実施例の調整制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】 第1実施例の制御による動作を示す説明図で
ある。
【図6】 第2実施例のブレーキ配管モデル図である。
【図7】 第2実施例の調整制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】 第3実施例のブレーキ配管モデル図である。
【図9】 第3実施例の比例制御弁の動作を示すグラフ
である。
【図10】 第3実施例の電気的構成を示すブロック図
である。
【図11】 第3実施例の制御処理を示すフローチャー
トである。
【図12】 第3実施例の制御による状態を示す説明図
である。
【図13】 第3実施例の車輪の制動力配分を示す説明
図である。
【図14】 第4実施例のブレーキ配管モデル図であ
る。
【図15】 第5実施例のブレーキ配管モデル図であ
る。
【図16】 第5実施例の制御処理を示すフローチャー
トである。
【図17】 第6実施例の制御処理を示すフローチャー
トである。
【図18】 第6実施例のステアリング角と減圧パルス
比との関係を示すグラフである。
【図19】 第6実施例の減圧制御弁のON・OFFの
状態を示す説明図である。
【図20】 第6実施例の制御による状態を示す説明図
である。
【図21】 第7実施例の制御処理を示すフローチャー
トである。
【図22】 第7実施例の車体減速度と減圧パルス比と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1,43…ブレーキペダル 5,46…マスタシリンダ 9,41…第1のホイールシリンダ 11,42…第2のホイールシリンダ 13,51…第1の増圧制御弁 14,52…第2の増圧制御弁 15,53…第1の減圧制御弁 16,54…第2の減圧制御弁 17,48…リザーバ 23,49…ポンプ 30,60…電子制御装置(ECU) 31,61…ストップスイッチ 33,62…車輪速度センサ 63…ステアリングセンサ 71…制御弁 A…第1の配管系統 A1,A1a,A1b,A2a,A2b,A3…管路 B1,B2,B3…分岐点

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両制動時に乗員に操作されるブレーキ
    ペダルと、 該ブレーキペダルの操作に応じたブレーキ液圧を発生す
    るブレーキ液圧発生手段と、 該ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧が伝達され
    て、第1の車輪に制動力を発生する第1の車輪制動力発
    生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧が伝達さ
    れて、第2の車輪に制動力を発生する第2の車輪制動力
    発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と前記第1及び第2の車輪制
    動力発生手段とを連通する第1の管路と、 該第1の管路内のブレーキ液を収容可能な収容手段と、 前記第1の車輪及び第2の車輪がそれぞれ路面限界に近
    づいたか否かを判断する判断手段と、 該判断手段によって、前記第1の車輪が路面限界に近づ
    いたと判断された場合には、前記第1の管路を介して、
    前記ブレーキ液圧発生手段及び前記第1の車輪制動力発
    生手段におけるブレーキ液を同時に前記収容手段に収容
    する第1の制御手段と、 前記第1の制御手段が実行された際に、略同時に、前記
    収容手段に収容されたブレーキ液を前記第1の管路中に
    吐出する吸引吐出手段と、 を備えることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 車両制動時に乗員に操作されるブレーキ
    ペダルと、 該ブレーキペダルの操作に応じたブレーキ液圧を発生す
    るブレーキ液圧発生手段と、 該ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧が伝達され
    て、第1の車輪に制動力を発生する第1の車輪制動力発
    生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧が伝達さ
    れて、第2の車輪に制動力を発生する第2の車輪制動力
    発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と前記第1及び第2の車輪制
    動力発生手段とを連通する第1の管路と、 該第1の管路内のブレーキ液を収容可能な収容手段と、 前記第1の車輪及び第2の車輪がそれぞれ路面限界に近
    づいたか否かを判断する判断手段と、 該判断手段によって、前記第1の車輪が路面限界に近づ
    いたと判断された場合には、前記第1の管路を介して、
    前記ブレーキ液圧発生手段及び前記第1の車輪制動力発
    生手段におけるブレーキ液を同時に前記収容手段に収容
    する第1の制御手段と、 前記判断手段によって、前記第2の車輪が路面限界に近
    づいたと判断された場合には、前記第1の管路を介し
    て、前記ブレーキ液圧発生手段及び前記第2の車輪制動
    力発生手段におけるブレーキ液を同時に前記収容手段に
    収容する第2の制御手段と、 前記第1の制御手段又は前記第2の制御手段が実行され
    た際に、略同時に、前記収容手段に収容されたブレーキ
    液を前記第1の管路中に吐出する吸引吐出手段と、 を備えることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 車両制動時に乗員に操作されるブレーキ
    ペダルと、 該ブレーキペダルの操作に応じたブレーキ液圧を発生す
    るブレーキ液圧発生手段と、 該ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧が伝達され
    て、第1の車輪に制動力を発生する第1の車輪制動力発
    生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧が伝達さ
    れて、第2の車輪に制動力を発生する第2の車輪制動力
    発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段から延び、途中で枝別れし
    て、それぞれの端部が前記第1及び第2の車輪制動力発
    生手段に接続される第1の管路と、 該第1の管路内のブレーキ液を収容可能な収容手段と、 一端が前記第1の管路を介して前記第1の車輪制動力発
    生手段に接続され、他端が前記収容手段に接続される第
    1の還流管路と、 一端が前記第1の管路を介して前記第2の車輪制動力発
    生手段に接続され、他端が前記収容手段に接続される第
    2の還流管路と、 前記第1の還流管路に配設され、当該第1の還流管路を
    連通・遮断する第1の調整弁と、 前記第2の還流管路に配設され、当該第2の還流管路を
    連通・遮断する第2の調整弁と、 前記第1の車輪及び第2の車輪がそれぞれ路面限界に近
    づいたか否かを判断する判断手段と、 該判断手段によって、前記第1の車輪が路面限界に近づ
    いたと判断された場合には、前記第1の調整弁を遮断状
    態から連通状態に制御する第1の制御手段と、 前記判断手段によって、前記第2の車輪が路面限界に近
    づいたと判断された場合には、前記第2の調整弁を遮断
    状態から連通状態に制御する第2の制御手段と、 前記第1の制御手段又は前記第2の制御手段が実行され
    た際に、略同時に、前記収容手段に収容されたブレーキ
    液を前記第1の管路中に吐出する吸引吐出手段と、 を備えることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段による判断が、車輪スリッ
    プ量に基づいて行われることを特徴とする前記請求項1
    〜3のいずれか記載の車両用ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段による判断が、車輪スリッ
    プ積算値に基づいて行われることを特徴とする前記請求
    項1〜3のいずれか記載の車両用ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 前記判断手段による判断が、スリップ率
    に基づいて行われることを特徴とする前記請求項1〜3
    のいずれか記載の車両用ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 前記判断手段による判断が、ホイールシ
    リンダ圧に基づいて行われることを特徴とする前記請求
    項1〜3のいずれか記載の車両用ブレーキ装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記車輪制動力発生手段における
    ブレーキ液圧を調整して、制動状態を最適に保つアンチ
    スキッド制御手段を備えたことを特徴とする前記請求項
    1〜7のいずれか記載の車両用ブレーキ装置。
  9. 【請求項9】 車両制動時に、第1のブレーキ液圧を発
    生するブレーキ液圧発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
    第1の車輪に車輪制動力を発生する第1の車輪制動力発
    生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
    第2の車輪に車輪制動力を発生する第2の車輪制動力発
    生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と、前記第1及び第2の車輪
    制動力発生手段とを連通する管路と、 前記第1の車輪制動力発生手段と前記第2の車輪制動力
    発生手段との間におけるブレーキ液の流動を遮断しつ
    つ、前記第1の車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液
    圧を減圧する第1の減圧手段と、 該第1の減圧手段により減圧された分のブレーキ液を吸
    引して前記第2の車輪制動力発生手段に向けて吐出する
    吸引吐出手段と、 該吸引吐出手段の実行に伴って前記第2の車輪制動力発
    生手段におけるブレーキ液圧が、前記第1のブレーキ液
    圧よりも高い第2のブレーキ液圧となった際に、この第
    2のブレーキ液圧を維持する維持手段と、 を備えることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  10. 【請求項10】 車両制動時に、第1のブレーキ液圧を
    発生するブレーキ液圧発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
    第1の車輪に車輪制動力を発生する第1の車輪制動力発
    生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
    第2の車輪に車輪制動力を発生する第2の車輪制動力発
    生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と前記第1及び第2の車輪制
    動力発生手段とを連通する管路と、 前記第1の車輪制動力発生手段と前記第2の車輪制動力
    発生手段との間におけるブレーキ液の流動を遮断しつ
    つ、前記第1の車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液
    圧を減圧する第1の減圧手段と、 前記第1の車輪制動力発生手段と前記第2の車輪制動力
    発生手段との間におけるブレーキ液の流動を遮断しつ
    つ、前記第2の車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液
    圧を減圧する第2の減圧手段と、 車体挙動に応じて前記第1又は第2の減圧手段の一方を
    実行する制御手段と、 前記制御手段の実行時に、当該制御手段による制御実行
    対象の減圧手段により減圧された一方の車輪制動力発生
    手段からの減圧分のブレーキ液を吸引して、他方の車輪
    制動力発生手段に向けて吐出する吸引吐出手段と、 該吸引吐出手段の実行に伴って前記他方の車輪制動力発
    生手段におけるブレーキ液圧が前記第1のブレーキ液圧
    よりも高い第2のブレーキ液圧となった際に、この第2
    のブレーキ液圧を維持する維持手段と、 を備えることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記車体挙動として
    車両制動時における荷重移動を検出する荷重移動検出手
    段を備えることを特徴とする前記請求項10に記載の車
    両用ブレーキ装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記荷重移動検出手
    段の検出結果に基づいて、接地荷重が抜ける車輪の前記
    車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を減圧し、 前記維持手段は、前記減圧分のブレーキ液により前記第
    2のブレーキ液圧に増圧された前記接地荷重が増大する
    車輪の車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧を維持
    することを特徴とする前記請求項11に記載の車両用ブ
    レーキ装置。
  13. 【請求項13】 前記荷重移動検出手段として、車両制
    動時における車体減速度を検出する車体減速度検出手段
    を備えることを特徴とする請求項11又は12に記載の
    車両用ブレーキ装置。
  14. 【請求項14】 前記荷重移動検出手段として、車両制
    動時における車両旋回状態を検出する旋回状態検出手段
    を備えることを特徴とする前記請求項11又は12に記
    載の車両用ブレーキ装置。
  15. 【請求項15】 車両制動時に、第1のブレーキ液圧を
    発生するブレーキ液圧発生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
    第1の車輪に車輪制動力を発生する第1の車輪制動力発
    生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段からのブレーキ液圧を受けて
    第2の車輪に車輪制動力を発生する第2の車輪制動力発
    生手段と、 前記ブレーキ液圧発生手段と前記第1及び第2の車輪制
    動力発生手段とを連通する管路と、 前記第1の車輪及び第2の車輪のスリップ状態を検出す
    るスリップ状態検出手段と、 前記スリップ状態に応じて、前記第1及び第2の車輪制
    動力発生手段にかかるブレーキ液圧を増減圧制御するア
    ンチスキッド制御手段と、 該アンチスキッド制御手段により、前記第1又は第2の
    車輪制動力発生手段にかかるブレーキ液圧の減圧が実行
    された際に、この減圧分のブレーキ液を吸引して、前記
    管路中に吐出する吸引吐出手段と、 該吸引吐出手段の実行に伴い、前記管路中に前記第1の
    ブレーキ液圧よりも高い第2のブレーキ液圧を形成する
    とともに、この第2のブレーキ液圧を維持する維持手段
    と、 を備えることを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  16. 【請求項16】 前記維持手段は、前記管路に配設さ
    れ、 前記ブレーキ液圧発生手段における第1のブレーキ液圧
    が所定の折れ点圧より高い圧力である際に、少なくとも
    一方の前記車輪制動力発生手段側から前記ブレーキ液圧
    発生手段へのブレーキ液の流動時には所定の減衰比にて
    圧力減衰することによって当該車輪制動力発生手段のブ
    レーキ液圧を前記第2のブレーキ液圧に維持し、且つ前
    記ブレーキ液圧発生手段側から少なくとも一方の前記車
    輪制動力発生手段側へのブレーキ液の流動時及び前記ブ
    レーキ液圧発生手段における第1のブレーキ液圧が所定
    の折れ点圧以下である際の当該車輪制動力発生手段側か
    ら前記ブレーキ液圧発生手段へのブレーキ液の流動時に
    は実質的に圧力減衰なしにブレーキ液を流動することを
    特徴とする前記請求項9〜15のいずれかに記載の車両
    用ブレーキ装置。
  17. 【請求項17】 前記維持手段は、前記管路に配設さ
    れ、 前記ブレーキ液圧発生手段側と少なくとも一方の前記車
    輪制動力発生手段側との間のブレーキ液の流動を連通・
    遮断する2位置弁であることを特徴とする前記請求項9
    〜15のいずれかに記載の車両用ブレーキ装置。
  18. 【請求項18】 前記維持手段は、前記管路に配設さ
    れ、前記ブレーキ液圧発生手段側と少なくとも一方の前
    記車輪制動力発生手段側との間のブレーキ液の流動を達
    通・遮断する2位置弁であり、 この2位置弁は、前記アンチスキッド制御手段により第
    1の車輪又は第2の車輪の車輪制動力発生手段に対して
    増減圧制御が実行されている際に、前記ブレーキ液圧発
    生手段側と前記車輪制動力発生手段側との間のブレーキ
    液の流動を遮断する遮断状態とされ、 一方、第1の車輪及び第2の車輪の車輪制動力発生手段
    に対して増減圧制御が実行されている際、もしくは前記
    アンチスキッド制御手段が実行されていない際には、前
    記ブレーキ液圧発生手段側と前記車輪制動力発生手段側
    との間のブレーキ液の流動を許容する連通状態とされる
    ことを特徴とする前記請求項15に記載の車両用ブレー
    キ装置。
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JP2007062418A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Komatsu Ltd アンチロックブレーキシステム制御装置
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