JPH10310581A - 複素環式エステル、アミド、チオエステルおよびケトンのn−オキシド - Google Patents

複素環式エステル、アミド、チオエステルおよびケトンのn−オキシド

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JPH10310581A
JPH10310581A JP10064463A JP6446398A JPH10310581A JP H10310581 A JPH10310581 A JP H10310581A JP 10064463 A JP10064463 A JP 10064463A JP 6446398 A JP6446398 A JP 6446398A JP H10310581 A JPH10310581 A JP H10310581A
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alkyl
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Gregory S Hamilton
エス.ハミルトン グレゴリー
Joseph P Steiner
ピー.スタイナー ジョセフ
Eric Burak
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イムノフィリンタンパク質、特にペプチジル−
プロリルイソメラーゼまたはロタマーゼ活性に関連する
酵素活性の阻害剤として使用するためのFKBP型イム
ノフィリンに対する親和性を有する小分子化合物の提
供。 【解決手段】複素環式エステル、アミド、チオエステ
ル、ケトンの神経栄養性低分子量の小分子N−オキシド
〔3−(3−ピリジル)−1−プロピル(2S)−1−
(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソペンチル)−2
−ピロリジンカルボキシレート,N−オキシド等〕神経
栄養的有効量の上記N−オキシドと担体からなる薬剤組
成物。神経栄養的有効量の上記N−オキシドを動物に投
与することからなる、損傷ニューロンの刺激方法、ニュ
ーロン再生の促進方法、神経変性の防止方法、神経学的
障害(アルツハイマー病,パーキンソン病,筋萎縮側索
硬化等)の治療方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FKBP型のイム
ノフィリンに対する親和性を有する神経栄養性(neurotr
ophic ) 低分子量、小分子複素環式エステルのN−オキ
シドおよびイムノフィリンタンパク質と関連する酵素活
性の阻害剤、特に、ペプチジル−プロリルイソメラーゼ
またはロタマーゼ酵素活性の阻害剤としてのその使用方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】イムノフィリンという用語は主要な免疫
抑制剤、シクロスポリンA(CsA)、FK506およ
びラパマイシンに対する受容体として機能する多くのタ
ンパク質を意味する。イムノフィリンの公知群はシクロ
フィリン、およびFK506結合タンパク質、即ちFK
BPである。シクロスポリンAはシクロフィリンに結合
し、FK506およびラパマイシンはFKBPに結合す
る。これらのイムノフィリン−薬剤複合体は種々の細胞
間信号変換系、特に免疫系および神経系と相互作用す
る。
【0003】イムノフィリンはペプチジル−プロリルイ
ソメラーゼ(PPIアーゼ)またはロタマーゼ酵素活性
を有することが知られている。ロタマーゼ活性はイムノ
フィリンタンパク質に関するペプチドおよびタンパク基
質のシスおよびトランス異性体の相互変換の触媒作用の
役目を果たすものであると決められている。
【0004】イムノフィリンは免疫組織において最初に
発見され、そして研究された。イムノフィリンのロタマ
ーゼ活性の阻害はT細胞の増殖の阻害を導き、それによ
り免疫抑制剤、例えばシクロスポリンA、FK506お
よびラパマイシンにより示される免疫抑制作用を引き起
こすことが当業者により当初推定された。さらに研究さ
れ、ロタマーゼ活性の阻害は、本質的に、そしてそれ自
体では、免疫抑制剤活性を生じないことが示されている
(Schreiber 等, Science, 1990, vol. 250, pp. 556-5
59)。また、免疫抑制は免疫抑制剤とイムノフィリンと
の複合体の形成に由来する。イムノフィリン−薬剤複合
体は作用のそれらの様式として第3のタンパク質の標的
と相互作用することが示されている(Schreiber 等, Ce
ll, 1991,vol. 66, pp. 807-815)。FKBP−FK5
06およびシクロフィリン−CsAの場合、イムノフィ
リン−薬剤複合体は酵素カルシニューリンに結合し、そ
してT細胞増殖を導く信号を伝達するT細胞受容体を阻
害する。同様に、FKBP−ラパマイシンはRAFT1
/FRAPタンパク質と相互作用し、そしてIL−2受
容体からの信号伝達を阻害する。
【0005】イムノフィリンは中枢神経系に高濃度で存
在することが見出されている。イムノフィリンは免疫系
に比べ中枢神経系に10−50倍豊富に存在する。神経
組織内でイムノフィリンは酸化窒素合成、神経伝達物質
放出およびニューロン突起伸長に影響を及ぼすようであ
る。
【0006】ピコモル濃度の免疫抑制剤、例えばFK5
06およびラパマイシンがPC12細胞および知覚神
経、すなわち後根ガングリオン(神経節)細胞(DR
G)における軸索の成長を刺激することが見出されてい
る(Lyons 等, Proc. of Natl. Acad. Sci., 1994, vo
l. 91, pp. 3191-3195 )。全身の動物実験において、
FK506は顔面神経損傷の後に神経再生を刺激するこ
とが見出されている。
【0007】驚くべきことに、FKBPに対する高い親
和性を有するある種の化合物が強力なロタマーゼ阻害剤
であり、そして優れた神経栄養作用を示すことが見出さ
れている。さらにまたこれらのロタマーゼ阻害剤は免疫
抑制剤活性が全くない。これらの発見は種々の末梢ニュ
ーロパシー(神経障害)の処置や中枢神経系(CNS)
のニューロン再成長の増加における免疫抑制剤の使用を
示唆する。神経変性障害、例えばアルツハイマー病、パ
ーキンソン病および筋萎縮側索硬化(ALS)が該障害
において影響を受けたニューロンの特定の集合に特異的
な神経栄養基質の損失または減少した利用可能性に起因
して生じ得ることが研究により示されている。
【0008】中枢神経系における特定のニューロン集合
体に影響を及ぼすいくつかの神経栄養因子は同定されて
いる。例えば、アルツハイマー病は神経成長因子(NG
F)の減少または損失に起因することが推定されてい
る。このため、アルツハイマー型老年性痴呆症(SDA
T)患者を変性性ニューロン集合体の残存を増加するよ
うに、外因性神経成長因子またはその他の神経栄養タン
パク質、例えば脳誘導成長因子、グリア誘導神経因子、
毛様体神経栄養因子およびニューロトロピン−3で治療
することが提案されている。
【0009】種々の神経学的疾病状態におけるこれらの
タンパク質の臨床への適用は、神経系の標的への、大き
いタンパク質の移送および生体利用可能性の難しさによ
り妨げられている。一方、神経栄養活性を有する免疫抑
制剤は比較的小さく、そして優れた生体利用可能性およ
び特異性を示す。しかしながら、長期にわたり投与され
ると、免疫抑制剤は、腎毒性、例えば糸球体濾過の損傷
および不可逆的な間隙性線維症(Kopp等, 1991, J. Am.
Soc. Nephrol. 1:162);神経学的欠損、例えば不随意
の震えまたは非特異的大脳アンギナ、例として非局在の
頭痛(De Greon等, 1987, N. Engl. J. Med. 317:86
1);および血管系の高血圧やそれに起因する合併症(K
ahan 等, 1989, N. Engl. J. Med. 321:1725 )等を含
む多くの非常に危険な副作用を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】免疫抑制性化合物の使
用に関連する副作用を防止するために、本発明は、軸索
の成長を増加し、そして種々の神経病理学的状態:物理
的損傷や疾病状態、例えば糖尿病による末梢神経損傷;
中枢神経系(脊髄および脳)への物理的損傷、発作を伴
う脳損傷;ならびに例えばパーキンソン病、アルツハイ
マー病および筋萎縮側索硬化のような神経変性に関連す
る神経学的障害を包含する、においてニューロン成長お
よび再生を促進し、その場合ニューロン修復を促進し得
る、ための小分子FKBPロタマーゼ阻害剤を含有す
る、非免疫抑制性化合物を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はFKBR型のイ
ムノフィリンに対する親和性を有する神経栄養性低分子
量、小分子化合物に関するものである。一度これらのタ
ンパク質に結合されると、神経栄養性化合物はイムノフ
ィリンタンパク質と関係がある酵素活性の強力な阻害
剤、特にペプチジル−プロリルイソメラーゼまたはロタ
マーゼ酵素活性の阻害剤となる。本発明の化合物の重要
な特徴はそれらの神経栄養活性に加えてそれらはいかな
る著しい免疫抑制剤活性を与えないことである。他の重
要な特徴はN−オキシド基のない化合物と比較して、生
体利用可能性および効力において予期されない増強を提
供するために特定のアミン基の相当するN−オキシドへ
の酸化を新規に追加することである。
【0012】特別には、本発明は次式I: 〔式中、AおよびBはそれらがそれぞれ結合されている
窒素原子および炭素原子と一緒になって、CH2 、O、
S、SO、SO2 、NHまたはNR1 のあらゆる組合せ
をあらゆる化学的に安定な酸化状態で含有する5−7員
の飽和または不飽和複素環式環を形成し、WはO、S、
CH2 またはH2 を表し、Rは場合により炭素原子数3
ないし8のシクロアルキル基で置換された炭素原子数1
ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニ
ル基、炭素原子数3もしくは5のシクロアルキル基、炭
素原子数5ないし7のシクロアルケニル基またはAr1
を表し、前記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキ
ル基またはシクロアルケニル基は場合により炭素原子数
1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
ケニル基またはヒドロキシ基で置換されていてもよく、
そしてAr1 は1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−
インドリル基、2−インドリル基、2−フリル基、3−
フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピリ
ジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基またはフェニ
ル基からなる群から選択され、水素原子、ハロ基、ヒド
ロキシル基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、炭素原
子数1ないし6の直鎖もしくは分岐アルキル基もしくは
アルケニル基、炭素原子数1ないし4のアルケニルオキ
シ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基およびアミノ基
からなる群から独立して選択される1ないし3個の置換
基を有し、XはO、NH、NR1 、S、CH、CR1
たはC(R1 2 を表し、Yは直接結合、または場合に
より炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル
基またはアルケニル基、または炭素原子数3ないし8の
シクロアルキル基、または炭素原子数5ないし7のシク
ロアルケニル基、またはヒドロキシル基、またはカニボ
ニル酸素原子、またはArで1またはそれ以上の位置に
おいて置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または分
岐鎖アルキル基またはアルケニル基を表し、前記アルキ
ル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケ
ニル基またはAr基は場合により炭素原子数1ないし4
のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルケニル基も
しくはヒドロキシ基、またはカニボニル酸素原子で置換
されていてもよく、または前記アルキル基、アルケニル
基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基またはAr
基の炭素原子のいずれも場合により、O、NH、N
2 、S、SOまたはSO2 で置き代えられ、R2 は水
素原子、炭素原子数1ないし4の直鎖または分岐鎖アル
キル基、炭素原子数3または4の直鎖または分岐鎖アル
ケニル基またはアルキニル基、および炭素原子数1ない
し4の架橋性アルキル基(ここで架橋は窒素原子と前記
異原子を含有する前記アルキル基またはアルケニル鎖の
炭素原子との間に形成されて環を形成し、該環は場合に
よりAr基に融合されている)からなる群から選択さ
れ、そしてZは対応するN−オキシドに酸化された芳香
族または第三アルキルアミンを表し、該芳香族アミンは
対応するN−オキシドに酸化されたArを表し、該Ar
は一、二または三環の炭素または複素環式環を表し、該
環は置換されていないか、または1ないし3つの位置に
おいてハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、トリフルオ
ロメチル基、炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖
アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数1ないし4
のアルコキシ基、炭素原子数1ないし4のアルケニルオ
キシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ基、
またはそれらの組合せで置換されており、個々の環の大
きさは5−6員であり、前記複素環式環はO、N、S、
およびそれらの組合せからなる群から選択される1−6
個の異原子を含有し、該異原子の少なくとも1つはNで
あり、そして前記アルキルアミンは対応するN−オキシ
ドに酸化されており、該アルキル基は場合により炭素原
子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはア
ルケニル基、または炭素原子数3ないし8のシクロアル
キル基、または炭素原子数5ないし7のシクロアルケニ
ル基、またはヒドロキシル基、またはカニボニル酸素原
子、またはArで1またはそれ以上の位置において置換
された炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキ
ル基またはアルケニル基を表し、前記アルキル基、アル
ケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基また
はAr基は場合により炭素原子数1ないし4のアルキル
基、炭素原子数1ないし4のアルケニル基、またはヒド
ロキシ基、またはカニボニル酸素原子で置換され、また
は前記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、
シクロアルケニル基またはAr基の炭素原子のいずれも
場合により、O、NH、NR1 、S、SOまたはSO2
で置き代えられ、そしてR1 は水素原子、炭素原子数1
ないし4の直鎖または分岐鎖アルキル基、炭素原子数3
または4の直鎖または分岐鎖アルケニル基またはアルキ
ニル基を表すか、またはR1 は上記のようなY−Zを表
す〕で表される化合物、またはそれらの薬学的に許容さ
れ得る塩に関する。
【0013】本発明の他の好ましい具体例は次式II: 〔式中、E、F、GおよびHは独立してCH2 、O、
S、SO、SO2 、NHまたはNR1 を表し、WはO、
S、CH2 またはH2 を表し、Rは場合により炭素原子
数3ないし8のシクロアルキル基で置換された炭素原子
数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアル
ケニル基、炭素原子数3もしくは5のシクロアルキル
基、炭素原子数5ないし7のシクロアルケニル基または
Ar1 を表し、前記アルキル基、アルケニル基、シクロ
アルキル基またはシクロアルケニル基は場合により炭素
原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
のアルケニル基またはヒドロキシ基で置換されていても
よく、そしてAr1 は1−ナフチル基、2−ナフチル
基、1−インドリル基、2−インドリル基、2−フリル
基、3−フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、
2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基また
はフェニル基からなる群から選択され、水素原子、ハロ
基、ヒドロキシル基、ニトロ基、トリフルオロメチル
基、炭素原子数1ないし6の直鎖もしくは分岐アルキル
基もしくはアルケニル基、炭素原子数1ないし4のアル
ケニルオキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基およ
びアミノ基からなる群から独立して選択される1ないし
3個の置換基を有し、XはO、NH、NR1 、S、C
H、CR1 またはC(R1 2 を表し、Yは直接結合、
または場合により炭素原子数1ないし6の直鎖または分
岐鎖アルキル基またはアルケニル基、または炭素原子数
3ないし8のシクロアルキル基、または炭素原子数5な
いし7のシクロアルケニル基、またはヒドロキシル基、
またはカニボニル酸素原子、またはArで1またはそれ
以上の位置において置換された炭素原子数1ないし6の
直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル基を表
し、前記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基、シクロアルケニル基またはAr基は場合により炭素
原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
のアルケニル基もしくはヒドロキシ基、またはカニボニ
ル酸素原子で置換され、または前記アルキル基、アルケ
ニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基または
Ar基の炭素原子のいずれも場合により、O、NH、N
2 、S、SOまたはSO2 で置き代えられ、R2 は水
素原子、炭素原子数1ないし4の直鎖または分岐鎖アル
キル基、炭素原子数3または4の直鎖または分岐鎖アル
ケニル基またはアルキニル基、および炭素原子数1ない
し4の架橋性アルキル基(ここで架橋は窒素原子と前記
異原子を含有する前記アルキル基またはアルケニル鎖の
炭素原子との間に形成されて環を形成し、該環は場合に
よりAr基に融合されている)からなる群から選択さ
れ、そしてZは対応するN−オキシドに酸化された芳香
族または第三アルキルアミンを表し、該芳香族アミンは
対応するN−オキシドに酸化されたArを表し、該Ar
は一、二または三環の炭素または複素環式環を表し、該
環は置換されていないか、または1ないし3つの位置に
おいてハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、トリフルオ
ロメチル基、炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖
アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数1ないし4
のアルコキシ基、炭素原子数1ないし4のアルケニルオ
キシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ基、
またはそれらの組合せで置換されており、個々の環の大
きさは5−6員であり、前記複素環式環はO、N、S、
およびそれらの組合せからなる群から選択される1−6
個の異原子を含有し、該異原子の少なくとも1つはNで
あり、そして前記アルキルアミンは対応するN−オキシ
ドに酸化されており、該アルキル基は場合により炭素原
子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはア
ルケニル基、または炭素原子数3ないし8のシクロアル
キル基、または炭素原子数5ないし7のシクロアルケニ
ル基、またはヒドロキシル基、またはカニボニル酸素原
子、またはArで1またはそれ以上の位置において置換
された炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキ
ル基またはアルケニル基を表し、前記アルキル基、アル
ケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基また
はAr基は場合により炭素原子数1ないし4のアルキル
基、炭素原子数1ないし4のアルケニル基、またはヒド
ロキシ基、またはカニボニル酸素原子で置換され、また
は前記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、
シクロアルケニル基またはAr基の炭素原子のいずれも
場合により、O、NH、NR1 、S、SOまたはSO2
で置き代えられ、そしてR1 は水素原子、炭素原子数1
ないし4の直鎖または分岐鎖アルキル基、炭素原子数3
または4の直鎖または分岐鎖アルケニル基またはアルキ
ニル基を表すか、またはR1 は上記のようなY−Zを表
す〕で表される化合物、またはそれらの薬学的に許容さ
れ得る塩である。
【0014】本発明の他の好ましい具体例は次式II
I: 〔式中、E、FおよびGは独立してCH2 、O、S、S
O、SO2 、NHまたはNR1を表し、WはO、S、C
2 またはH2 を表し、Rは場合により炭素原子数3な
いし8のシクロアルキル基で置換された炭素原子数1な
いし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル
基、炭素原子数3もしくは5のシクロアルキル基、炭素
原子数5ないし7のシクロアルケニル基またはAr1
表し、前記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基またはシクロアルケニル基は場合により炭素原子数1
ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルケ
ニル基またはヒドロキシ基で置換されていてもよく、そ
してAr1 は1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−イ
ンドリル基、2−インドリル基、2−フリル基、3−フ
リル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−ピリジ
ル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基またはフェニル
基からなる群から選択され、水素原子、ハロ基、ヒドロ
キシル基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、炭素原子
数1ないし6の直鎖もしくは分岐アルキル基もしくはア
ルケニル基、炭素原子数1ないし4のアルケニルオキシ
基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基およびアミノ基か
らなる群から独立して選択される1ないし3個の置換基
を有し、XはO、NH、NR1 、S、CH、CR1 また
はC(R1 2 を表し、Yは直接結合、または場合によ
り炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基
またはアルケニル基、または炭素原子数3ないし8のシ
クロアルキル基、または炭素原子数5ないし7のシクロ
アルケニル基、またはヒドロキシル基、またはカニボニ
ル酸素原子、またはArで1またはそれ以上の位置にお
いて置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐
鎖アルキル基またはアルケニル基を表し、前記アルキル
基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基またはAr基は場合により炭素原子数1ないし4の
アルキル基、炭素原子数1ないし4のアルケニル基もし
くはヒドロキシ基、またはカニボニル酸素原子で置換さ
れ、または前記アルキル基、アルケニル基、シクロアル
キル基、シクロアルケニル基またはAr基の炭素原子の
いずれも場合により、O、NH、NR2 、S、SOまた
はSO2 で置き代えられ、R2 は水素原子、炭素原子数
1ないし4の直鎖または分岐鎖アルキル基、炭素原子数
3または4の直鎖または分岐鎖アルケニル基またはアル
キニル基、および炭素原子数1ないし4の架橋性アルキ
ル基(ここで架橋は窒素原子と前記異原子を含有する前
記アルキル基またはアルケニル鎖の炭素原子との間に形
成されて環を形成し、該環は場合によりAr基に融合さ
れている)からなる群から選択され、そしてZは対応す
るN−オキシドに酸化された芳香族または第三アルキル
アミンを表し、該芳香族アミンは対応するN−オキシド
に酸化されたArを表し、該Arは一、二または三環の
炭素または複素環式環を表し、該環は置換されていない
か、または1ないし3つの位置においてハロ基、ヒドロ
キシル基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、炭素原子
数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアル
ケニル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、炭素
原子数1ないし4のアルケニルオキシ基、フェノキシ
基、ベンジルオキシ基、アミノ基、またはそれらの組合
せで置換されており、個々の環の大きさは5−6員であ
り、前記複素環式環はO、N、S、およびそれらの組合
せからなる群から選択される1−6個の異原子を含有
し、該異原子の少なくとも1つはNであり、そして前記
アルキルアミンは対応するN−オキシドに酸化されてお
り、該アルキル基は場合により炭素原子数1ないし6の
直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、また
は炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基、または炭
素原子数5ないし7のシクロアルケニル基、またはヒド
ロキシル基、またはカニボニル酸素原子、またはArで
1またはそれ以上の位置において置換された炭素原子数
1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケ
ニル基を表し、前記アルキル基、アルケニル基、シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基またはAr基は場合に
より炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1
ないし4のアルケニル基、またはヒドロキシ基、または
カニボニル酸素原子で置換され、または前記アルキル
基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基またはAr基の炭素原子のいずれも場合により、
O、NH、NR1 、S、SOまたはSO2 で置き代えら
れ、そしてR1 は水素原子、炭素原子数1ないし4の直
鎖または分岐鎖アルキル基、炭素原子数3または4の直
鎖または分岐鎖アルケニル基またはアルキニル基を表す
か、またはR1 は上記のようなY−Zを表す〕で表され
る化合物、またはそれらの薬学的に許容され得る塩であ
る。
【0015】本発明のさらに別の好ましい具体例は次式
IV: 〔式中、nは5−7員の複素環式環を形成する1、2ま
たは3を表し、WはO、S、CH2 またはH2 を表し、
Rは場合により炭素原子数3ないし8のシクロアルキル
基で置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐
鎖アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数3もしく
は5のシクロアルキル基、炭素原子数5ないし7のシク
ロアルケニル基またはAr1 を表し、前記アルキル基、
アルケニル基、シクロアルキル基またはシクロアルケニ
ル基は場合により炭素原子数1ないし4のアルキル基、
炭素原子数1ないし4のアルケニル基またはヒドロキシ
基で置換されていてもよく、そしてAr1 は1−ナフチ
ル基、2−ナフチル基、1−インドリル基、2−インド
リル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル
基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル
基、4−ピリジル基またはフェニル基からなる群から選
択され、水素原子、ハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ
基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし6の直
鎖もしくは分岐アルキル基もしくはアルケニル基、炭素
原子数1ないし4のアルケニルオキシ基、フェノキシ
基、ベンジルオキシ基およびアミノ基からなる群から独
立して選択される1ないし3個の置換基を有し、Xは
O、NH、NR1 、S、CH、CR1 またはC(R1
2 を表し、Yは直接結合、または場合により炭素原子数
1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケ
ニル基、または炭素原子数3ないし8のシクロアルキル
基、または炭素原子数5ないし7のシクロアルケニル
基、またはヒドロキシル基、またはカニボニル酸素原
子、またはArで1またはそれ以上の位置において置換
された炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキ
ル基またはアルケニル基を表し、前記アルキル基、アル
ケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基また
はAr基は場合により炭素原子数1ないし4のアルキル
基、炭素原子数1ないし4のアルケニル基もしくはヒド
ロキシ基、またはカニボニル酸素原子で置換され、また
は前記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、
シクロアルケニル基またはAr基の炭素原子のいずれも
場合により、O、NH、NR2 、S、SOまたはSO2
で置き代えられ、R2 は水素原子、炭素原子数1ないし
4の直鎖または分岐鎖アルキル基、炭素原子数3または
4の直鎖または分岐鎖アルケニル基またはアルキニル
基、および炭素原子数1ないし4の架橋性アルキル基
(ここで架橋は窒素原子と前記異原子を含有する前記ア
ルキル基またはアルケニル鎖の炭素原子との間に形成さ
れて環を形成し、該環は場合によりAr基に融合されて
いる)からなる群から選択され、そしてZは対応するN
−オキシドに酸化された芳香族または第三アルキルアミ
ンを表し、該芳香族アミンは対応するN−オキシドに酸
化されたArを表し、該Arは一、二または三環の炭素
または複素環式環を表し、該環は置換されていないか、
または1ないし3つの位置においてハロ基、ヒドロキシ
ル基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1
ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニ
ル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子
数1ないし4のアルケニルオキシ基、フェノキシ基、ベ
ンジルオキシ基、アミノ基、またはそれらの組合せで置
換されており、個々の環の大きさは5−6員であり、前
記複素環式環はO、N、S、およびそれらの組合せから
なる群から選択される1−6個の異原子を含有し、該異
原子の少なくとも1つはNであり、そして前記アルキル
アミンは対応するN−オキシドに酸化されており、該ア
ルキル基は場合により炭素原子数1ないし6の直鎖また
は分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、または炭素原
子数3ないし8のシクロアルキル基、または炭素原子数
5ないし7のシクロアルケニル基、またはヒドロキシル
基、またはカニボニル酸素原子、またはArで1または
それ以上の位置において置換された炭素原子数1ないし
6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル基を
表し、前記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基、シクロアルケニル基またはAr基は場合により炭素
原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
のアルケニル基、またはヒドロキシ基、またはカニボニ
ル酸素原子で置換され、または前記アルキル基、アルケ
ニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基または
Ar基の炭素原子のいずれも場合により、O、NH、N
1 、S、SOまたはSO2 で置き代えられ、そしてR
1 は水素原子、炭素原子数1ないし4の直鎖または分岐
鎖アルキル基、炭素原子数3または4の直鎖または分岐
鎖アルケニル基またはアルキニル基を表すか、またはR
1 は上記のようなY−Zを表す〕で表される化合物、ま
たはそれらの薬学的に許容され得る塩である。
【0016】好ましい態様において、Arはピロリジニ
ル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピラジル基、ピリダ
ジル基、キノリニル基およびイソキノリニル基からなる
群から選択される。本発明の特に好ましい化合物は以下
のものを包含する:3−(2−ピリジル)−1−プロピ
ル(2S)−1−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキ
ソペンチル)−2−ピロリジンカルボキシレート,N−
オキシド;3−(3−ピリジル)−1−プロピル(2
S)−1−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソペン
チル)−2−ピロリジンカルボキシレート,N−オキシ
ド;3−(4−ピリジル)−1−プロピル(2S)−1
−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソペンチル)−
2−ピロリジンカルボキシレート,N−オキシド;3−
(2−キノリル)−1−プロピル(2S)−1−(1,
1−ジメチル−1,2−ジオキソペンチル)−2−ピロ
リジンカルボキシレート,N−オキシド;3−(3−キ
ノリル)−1−プロピル(2S)−1−(1,1−ジメ
チル−1,2−ジオキソペンチル)−2−ピロリジンカ
ルボキシレート,N−オキシド;および3−(4−キノ
リル)−1−プロピル(2S)−1−(1,1−ジメチ
ル−1,2−ジオキソペンチル)−2−ピロリジンカル
ボキシレート,N−オキシド。
【0017】本発明はまた、神経栄養的に有効量の式
I、II、IIIまたはIVで表される化合物および薬
学的に許容され得る担体からなる薬剤組成物に関する。
本発明はさらに本発明の化合物を使用する方法を包含す
る。一つの好ましい態様は、神経栄養的に有効量の本発
明の化合物を動物に投与することからなる動物において
損傷ニューロンを刺激する方法を包含する。本発明のも
う一つの好ましい態様は、神経栄養的に有効量の本発明
の化合物を動物に投与することからなる動物においてニ
ューロン再生を促進する方法を包含する。本発明のさら
に別の好ましい態様は、神経栄養的に有効量の本発明の
化合物を動物に投与することからなる動物において神経
変性を防止する方法を包含する。別の態様は、神経栄養
的に有効量の本発明の化合物を動物に投与することから
なる動物において神経学的障害を治療する方法を包含す
る。
【0018】本発明の化合物が特に有用である神経学的
障害は、物理的損傷または疾病状態により引き起こされ
た末梢ニューロパシー、脳への物理的損傷、脊髄への物
理的損傷、脳損傷と関連する発作、および神経変性に関
連する神経学的障害からなる群から選択される。神経変
性に関連する神経学的障害の例はアルツハイマー病、パ
ーキンソン病、および筋萎縮側索硬化である。 図面の簡単な説明 図1は同時の薬物投与によるMPTP−毒性からの線条
TH神経支配密度の保護を示す棒グラフである。図1
は、本発明の化合物4mg/kgの投薬で、MPTP−
毒性からの線条神経の注目すべき保護が存在することを
示す。
【0019】定義 「アルキル基」は1ないし6個の炭素原子を含有する分
岐または非分岐飽和炭化水素鎖、例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、第三ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル
基等を特記しない限り意味する。「アルコキシ基」は次
式:−OR(式中、Rは上記したようなアルキル基を表
す)で表される基を意味する。好ましくは、Rは1ない
し3個の炭素原子を含有する分岐または非分岐飽和炭化
水素鎖である。「ハロ基」は特記しない限り、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を意味する。
【0020】「フェニル基」は、場合によりアルキル
基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロ基およびハロア
ルキル基からなる群から選択される置換基で一置換また
は多置換された全ての可能な異性体フェニル基を包含す
る。「炭素原子数1ないし6」という用語および標準的
な化学の命名法に見出される同様の述語は、アルキル鎖
およびアルケニル鎖に対して使用される場合に、下位の
鎖、例えば炭素原子数1ないし3、炭素原子数1ないし
4、炭素原子数1ないし5、炭素原子数1ないし6、炭
素原子数2ないし4、炭素原子数2ないし5、炭素原子
数2ないし6、炭素原子数3ないし5、炭素原子数3な
いし6、炭素原子数4ないし6およびそれらの変形種を
包含することが当業界で公知である。
【0021】「薬学的に許容され得る塩」という用語
は、所望の薬学的活性を保持し、かつ、生物学的または
その他にも望ましくないものではない、対象化合物の塩
を意味する。該塩は無機酸とで形成され得、例えば酢酸
塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、
安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸
塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン
酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸
塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、グ
ルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘ
プタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭素酸塩、ヨウ素
酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マ
レイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスル
ホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、チオシアン酸
塩、トシラートおよびウンデカン酸塩であってよい。塩
基性塩はアンモニウム塩、アルカリ金属塩、例えばナト
リウムおよびカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えば
カルシウムおよびマグネシウム塩、有機性塩基との塩、
例えばジシクロヘキシルアミン塩、N−メチル−D−グ
ルカミン、およびアミノ酸、例えばアルギニン、リジン
との塩等を包含する。また、塩基性窒素含有基は、例え
ばハロゲン化低級アルキル等の試薬、例えば塩化、臭化
およびヨウ化メチル、エチル、プロピルおよびブチル;
ジメチル、ジエチル、ジブチルおよびジアミルスルフェ
ートのようなジアルキルスルフェート、長鎖ハロゲン化
物、例えば塩化、臭化およびヨウ化デシル、ラウリル、
ミリスチルおよびステアリル、臭化ベンジルおよびフェ
ンエチルのようなアルアルキルハロゲン化物等で四級化
され得る。水溶性もしくは油溶性または分散性生成物が
それにより得られる。
【0022】本発明の化合物は少なくとも1つの非対称
中心を有し、そのため、立体異性体の混合物として、ま
たは個々のエナンチオマーもしくはジアステレオマーと
して製造され得る。個々の立体異性体は光学活性な出発
物質を用いることにより、合成のいくつかの適当な段階
で中間体のラセミまたは非ラセミ混合物を分割すること
により、または式(I)で表される化合物の分割により
得られ得る。個々の立体異性体ならびに立体異性体の混
合物(ラセミおよび非ラセミ体)は本発明の範囲内に包
括される。式Iの原子1でのS−立体異性体はそのより
高い活性の故に最も好ましい。
【0023】「異性体」は同じ分子式を有する異なる化
合物である。「立体異性体」は原子の立体配置のみが異
なる異性体である。「エナンチオマー」は互いが重ね合
わせることのできない鏡像体である一対の立体異性体で
ある。「ジアステレオマー」は互いが鏡像体ではない立
体異性体である。「ラセミ混合物」は個々のエナンチオ
マーを等量含有する混合物を意味する。「非ラセミ混合
物」は個々のエナンチオマーまたは立体異性体を異なる
量で含有する混合物である。
【0024】本明細書で使用されるような「治療(処
置,処理)」という用語は動物、特にヒトにおける疾病
および/または病態のあらゆる治療(処置,処理)を意
味し、そして以下のものを包含する: (i)疾病および/または病態になり得るが、未だそれ
を有するとは診断されていない対象における疾病および
/または病態からの予防; (ii)疾病および/または病態の阻害、すなわちその
進行の防止;または (iii)疾病および/または病態の軽減、すなわち疾
病および/または病態の緩解の招来。
【0025】「ニューロン活性をもたらす」に関連する
「もたらす」という用語は、所望の効果または結果を奏
するか、または生じることを意味し、そしてニューロン
の刺激、再生の促進、変性の防止、変性からの保護およ
び障害の治療を包含するが、それらに限定されない。本
発明の化合物の命名に使用される規則は、例として式I
Vで表される化合物を用いて下に示される。本発明の化
合物、特に式IV中、nが1を表し、Rが1,1−ジメ
チルペンチル基を表し、XがOを表し、Yが(CH2
3 を表し、そしてZが3−ピリジル−N−オキシド基を
表す化合物は、3−(3−ピリジル)−1−プロピル
(2S)−1−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソ
ペンチル)−2−ピロリジンカルボキシレート,N−オ
キシドと命名される。
【0026】本発明の化合物 本発明の神経栄養性低分子量の小分子FKBP阻害剤化
合物はFKBP型イムノフィリン、例えばFKBP12
に対する親和性を有する。本発明の神経栄養性化合物が
FKBP型イムノフィリンに結合される場合、それらは
プロリル−ペプチジルシス−トランスイソメラーゼ活
性、またはロタマーゼ、前記結合性タンパク質の活性を
阻害し、そして神経突起伸長を予期せぬことに刺激する
ことが見出されている。
【0027】これらの態様の特定の例は表1に示されて
いる。
【0028】式IVで表される最も好ましい化合物は以
下のとおりである:3−(2−ピリジル)−1−プロピ
ル(2S)−1−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキ
ソペンチル)−2−ピロリジンカルボキシレート,N−
オキシド;3−(3−ピリジル)−1−プロピル(2
S)−1−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソペン
チル)−2−ピロリジンカルボキシレート,N−オキシ
ド;3−(4−ピリジル)−1−プロピル(2S)−1
−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソペンチル)−
2−ピロリジンカルボキシレート,N−オキシド;3−
(2−キノリル)−1−プロピル(2S)−1−(1,
1−ジメチル−1,2−ジオキソペンチル)−2−ピロ
リジンカルボキシレート,N−オキシド;3−(3−キ
ノリル)−1−プロピル(2S)−1−(1,1−ジメ
チル−1,2−ジオキソペンチル)−2−ピロリジンカ
ルボキシレート,N−オキシド;および3−(4−キノ
リル)−1−プロピル(2S)−1−(1,1−ジメチ
ル−1,2−ジオキソペンチル)−2−ピロリジンカル
ボキシレート,N−オキシド。
【0029】本発明の化合物は立体異性体として、エナ
ンチオマーまたはジアステレオマーのいずれかで存在す
る。エナンチオマー、ラセミ体およびジアステレオマー
混合物が本発明の範囲内に包含される。エナンチオマー
およびジアステレオマーは当業者には公知の方法により
分割され得る。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の化合物の使用方法 本発明の化合物は、FK506結合性タンパク質、特に
神経組織の中に存在するFKBP12に対する親和性を
有する。本発明の化合物が神経組織の中のFKBPに結
合すると、それらは優れた神経栄養活性を示す。この活
性は、損傷を受けたニューロンの刺激、神経再生の促
進、神経変性の予防、神経変性からの神経の保護、及び
神経変性と末梢神経疾患とに関連することが知られてい
る幾つかの神経疾患の治療に役立つ。
【0031】前述の理由のために、本発明は更に、式
I,II,III又はIVで表わされる化合物の神経栄
養的な有効量を動物に施薬することからなる、動物にお
ける神経活性を生じさせる方法に関するものである。
【0032】好ましい態様において、神経活性は、損傷
を受けたニューロンの刺激、神経再生の促進、神経変性
の予防、神経変性からの保護、及び神経疾患の治療から
なる群から選択される。
【0033】治療され得る神経疾患は、下記のものを包
含するが、しかしこれらに限定されるものではない:三
叉神経痛;舌咽神経痛;ベル麻痺(Bell's Palsy);重症
筋無力症;筋ジストロフィー;筋萎縮性側索硬化症;進
行性筋萎縮症;進行性延髄受継筋萎縮症;破裂,破壊又
は脱無脊椎板症候群;頸椎症;叢障害(plexus disorder
s);胸郭出口破壊症候群;鉛,ダプソーン(dapsone) ,
ダニ,ポルフィリン症又はギラン−バレ症候群(Guillai
n-Barree) に起因した末梢神経症;アルツハイマー病;
及びパーキンソン病。
【0034】本発明の化合物は、下記の群から選択され
た神経疾患の治療に特に役立つ:物理的な外傷又は疾患
状態に起因した末梢神経疾患、脳への物理的な損傷、脊
髄への物理的な損傷、脳損傷に伴う発作、及び神経変性
に関連する神経疾患。神経変性に関連する神経疾患の例
は、アルツハイマー病、パーキンソン病及び筋萎縮性側
索硬化症である。
【0035】医薬組成物及び製剤 前記の目的のために、本発明の化合物は経口的に、非経
口的に、吸入スプレーにより、局所的に、直腸に、経鼻
で、経頬で、経膣で、又は慣用の非毒性の医薬的に許容
され得る担体、助剤及びビヒクルを含有する投与配合剤
中の移入レザバー(implanted reservoir) を介して施薬
されてよい。本文中で使用される用語「非経口」は、皮
下、静脈内、筋肉内、腹膜内、脊髄内、心室内、胸骨内
及び頭蓋内注射又は注入手技を包含する。
【0036】中枢神経系ターゲットに対して治療的に有
効であるためには、本発明の化合物は、抹消的に施薬さ
れた場合に、血液−脳関門を容易に通過すべきである。
血液−脳関門を通過することができない化合物は、心室
内の経路又は施薬のために適する他の該当する受渡し系
によって、脳に効果的に施薬することができる。
【0037】本発明の化合物は、例えば滅菌注入水性ま
たは油性懸濁液として、滅菌注入製剤の形態で施薬され
てよい。この懸濁液は適当な分散剤又は水和剤及び懸濁
剤を用いて当業界では公知の技術に従って製剤化され得
る。滅菌注入製剤はまた、非毒性で非経口に適合し得る
希釈剤又は溶剤中の滅菌注入液又は懸濁液、例えば1,
3−ブタンジオール中の溶液であってよい。使用され得
る適用可能なビヒクル及び溶剤は水、リンガー液及び等
張塩化ナトリウム液である。更に、滅菌固定油が溶剤又
は懸濁媒体として通常使用される。この目的のために、
合成モノ−又はジグリセリドを包含するあらゆる非刺激
性の固定油が使用され得る。脂肪酸、例えばオレイン酸
及びそのグリセリド誘導体(オリーブ油又はヒマシ油、
特にそれらのポリオキシエチル化体を包含する)は、注
入可能な製剤において有用である。これらの油溶液又は
懸濁液はまた、長鎖アルコール希釈剤又は分散剤を含有
し得る。
【0038】前記化合物はカプセル、錠剤、水性懸濁液
又は水溶液の形態で経口的に施薬されてよい。前記錠剤
は、ラクトース及びコーンスターチのような担体、及び
/又はステアリン酸マグネシウムのような滑剤を含んで
よい。カプセルは、ラクトース及び乾燥コーンスターチ
を包含する希釈剤を含んでよい。水性懸濁液は、活性成
分と組合せられる乳化剤及び懸濁剤を含んでよい。経口
投与の形態は、更に甘味料及び/又は香味料及び/又は
着色料を含んでよい。
【0039】本発明の化合物はまた、坐剤の形態で直腸
に施薬されてよい。これらの組成物は、室温で固体であ
るが、直腸温度で液体であり、そのため直腸内で融解し
て薬剤を放出するであろう適当な非刺激性の賦形剤と薬
剤とを混合することにより製造され得る。そのような物
質はココアバター、密蝋及びポリエチレングリコールを
包含する。
【0040】本発明の化合物はまた、特に治療が行われ
る状態が眼、皮膚又はより下部の腸管の神経学的障害を
包含する、局部適用により容易にアクセス可能な領域又
は器官を含む場合には、局部的に施薬されてよい。適当
な局部製剤は上記分野の各々のために容易に調製され
る。
【0041】眼への局部適用、又は眼への使用のため
に、前記化合物は等張pH調整滅菌生理食塩水中の微小
化懸濁液として、又は好ましくは、防腐薬例えば塩化ベ
ンジルアルコニウムを含み、若しくは含まずに等張pH
調整滅菌生理食塩水中の溶液として製剤化され得る。ま
た、眼への使用のために、前記化合物は軟膏例えばワセ
リン中に製剤化されてもよい。
【0042】皮膚への局部的適用のために、前記化合物
は該化合物が懸濁又は溶解されてその中に含有される適
当な軟膏、例えば以下のもの:鉱油、流動ワセリン、白
色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレ
ン・ポリオキシプロピレン化合物、乳化ワックス及び
水、の1種又はそれより多くとの混合物中に製剤化され
得る。また、前記化合物は、例えば以下のもの:鉱油、
ソルビタンモノステアレート、ポリソルベート60、セ
チルエステルワックス、セテアリールアルコール、2−
オクチルドデカノール、ベンジルアルコール及び水、の
1種又はそれより多くとの混合物中に懸濁又は溶解され
た活性化合物を含有する適当なローション又はクリーム
に製剤化されてよい。
【0043】より下部の腸管に対する局部適用は、直腸
坐剤製剤(上記参照)又は適当な浣腸製剤で行われ得
る。
【0044】前記有効化合物約0.1mgないし約10
000mgのオーダーでの投与レベルが上記状態の治療
に有用であり、約0.1mgないし約1000mgのレ
ベルが好ましい。単一投与形態を製造するために担体物
質と組合せられ得る有効成分の量は、治療される主体及
び施薬の特定のモードに応じて変化するであろう。
【0045】しかしながら、特定の患者に対する特定の
投与レベルは使用される特定化合物の活性、年齢、体
重、全般的な健康状態、性別、食事、施薬時間、排泄の
頻度、薬剤の併用、治療される特定の疾病の程度及び施
薬形態等の種々の因子に依存するであろう。
【0046】前記化合物はその他の神経栄養薬剤、例え
ば神経栄養成長因子(NGF)、グリア誘導神経因子、
脳誘導神経因子、毛様体神経栄養因子、及びニューロト
ロピン−3と共に施薬され得る。その他の神経栄養薬剤
の投与レベルは、前記の因子及び薬剤併用の神経栄養効
果に依存するであろう。
【0047】上述の如く、本発明の化合物はFK506
結合性タンパク質、特にFKBP12に対する親和性を
有する。FKBPのプロリル・ペプチジル・シス−トラ
ンス・イソメラーゼ活性の阻害は、この親和性の指標と
して測定されてよい。
【0048】Ki試験方法 本発明化合物のペプチジル−プロリルイソメラーゼ(ロ
タマーゼ)活性の阻害は、文献(Harding 等, Nature,1
989,341:758-760; Holt 等, J. Am. Chem. Soc.,115: 9
923-9938)に記載された公知方法により評価され得る。
これらの値は見掛けのKiとして得られ、そして表II
提示されている。モデル基質であるN−スクシニル−A
la−Ala−Pro−Phe−p−ニトロアニリド中
のアラニン−プロリン結合のシス−トランス異性化は、
基質のトランス体からパラニトロアニリドを放出するキ
モトリプシン結合アッセイにおいて分光光度法により追
跡される。異なる濃度の阻害剤の添加により引き起こさ
れるこの反応の阻害が決定され、そしてデータは阻害剤
濃度の関数としての1次速度定数における変化として分
析されて、見掛けのKi値が得られる。
【0049】プラスチック製キュベット中に、氷冷アッ
セイ緩衝液(25mM HEPES,pH7.8,10
0mM NaCl)950ml、FKBP(2.5mM
ジチオトレイトール)10ml、キモトリプシン(1m
M HCl中50mg/ml)25ml及びジメチルス
ルホキシド中で種々の濃度にある試験化合物10mlを
添加する。反応は基質(スクシニル−Ala−Phe−
Pro−Phe−パラ−ニトロアニリド,トリフルオロ
エタノール中の2.35mM LiCl中5mg/m
l)5mlの添加により開始される。
【0050】時間に対する390nmでの吸光度が分光
光度計を用いて90秒間追跡され、そして速度定数が時
間データファイルに対する吸光度から決定される。
【0051】個々の化合物に対するこれらの実験のデー
タは、欄“Ki”の下に表IIにまとめられている。
【0052】本発明の化合物の神経栄養効果は、以下の
記載の如く、イン・ビトロにおける細胞の生物学的実験
により示すことができる。
【0053】ニワトリ後根ガングリオン培養および軸索
成長 後根ガングリオンが妊娠10日目のニワトリの胚から切
断された。全体のガングリオン外植片が薄層マトリゲル
コート12ウエルプレート上で2mM グルタミンおよ
び10%ウシ胎児血清を補足し、そして10μM シト
シンβ−Dアラビノフラノシド(Ara C)をも含有
するリーボビッツ(Liebovitz) L15+高グルコース培
地と共に5%CO2 を含有する環境中37℃で培養され
た。24時間後、DRGは種々のイムノフィリンリガン
ドで処理された。薬剤処理48時間後、ガングリオンは
位相コントラストまたはツァイス・アキシオベルト(Zei
ssAxiovert)倒立顕微鏡を用いるホフマン・モジュレー
ションコントラストの下で可視化された。外植片の顕微
鏡写真が作成され、そして軸索成長が測定された。各実
験条件毎の測定された軸索の全数と共に、DRGの直径
より大きい軸索が陽性として計測された。3ないし4の
DRGがウエル毎に培養され、そして各処理は2重に行
われた。
【0054】本発明のN−オキシドの予期できない大き
な代謝安定性がインビトロアッセイにおいて説明され得
る。N−オキシドの代謝比率を直接に評価するための研
究において、マウス肝臓ミクロソームアッセイが下記の
ように第一通過代謝をモデル化するために使用された。
データは実施例1のN−オキシドをその親(非オキシド
化)化合物と比較して表され、N−オキシドが親化合物
より顕著に長い半減寿命を有することを示す。加えて、
精製されたエステラーゼ酵素を使用する研究(以下に詳
細に記載されるもの)は、実施例1のものが研究経過の
間にインビトロにおいて制限された脱エステル化を受け
るのに対し、前駆体化合物(非オキシド化親化合物)が
同じ反応条件下で顕著な分解を受けることを説明した。
【0055】ミクロソームアッセイ 種々の種からの肝臓ミクロソームが市販の供給者から購
入された。ミクロソームは出荷の前に定性される。反応
混合物はミクロソーム、5μM MgCl2 、1mM
NADP、4mM グルコース−6−リン酸(G−6−
P)、および1単位/4ml グルコース−6−リン酸
デヒドロゲナーゼ(G−6−P DH)を含有した。全
ての研究に対する最終ミクロソームタンパク質濃度は
0.2mg/mlであった。培養は1時間振盪水浴(3
7℃)中で行われた。反応は、反応混合物からアリコー
トを除去しそしてそれをアセトニトリルおよび生物分析
内部標準の等体積と共にチューブ中に入れることによっ
て終了された。これらの実験の結果は、表IIに化合物
半減寿命(t1/2 )として表される。
【0056】エステラーゼ活性 精製されたウサギ肝臓エステラーゼはシグマから購入さ
れた。酵素の5単位は0.05M トリスバッファ(p
H 7.5)2ml中に入れられた。培養は2時間行わ
れた。反応は、反応混合物からアリコートを除去しそし
てそれをアセトニトリルおよび生物分析内部標準の等体
積と共にチューブ中に入れることによって終了された。
これらの実験の結果は、表IIに化合物の酵素分解の比
率として表される。3−(ピリジル)−1−プロピル
(2S)−1−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソ
ペンチル)−2−ピロリジンカルボキシレート(”
親”)に対するこれらのインビトロ実験の結果は、表I
Iにまとめられる。
【0057】
【0058】パーキンソン病のMPTPモデル 本発明の化合物の顕著な神経栄養および神経発生効果
は、神経崩壊疾患の動物モデルにおいてさらに説明され
ることができる。マウスにおけるドパミン作用神経のM
PTP病変が、パーキンソン病の動物モデルとして使用
される。生後4週間のオスCD1ホワイトマウスが5日
間MPTP30mg/kgで投薬される。試験化合物
(4mg/kg)、または賦形剤が5日間MPTPと共
に、並びにさらに5日間MPTP処理の休止後に投薬さ
れる。MPTP処理後18日で、動物は殺され、そして
線条が切断されそして灌流固定される。免疫染色が、抗
チロシンヒドロキシラーゼ1gを使用して矢状および冠
状脳切断にドパミン作用神経の生存および回復を測定す
るために行われる。MPTPおよび賦形剤処理された動
物において、機能ドパミン作用末端の実質的な損失が非
病変動物と比較して観察される。試験化合物を投与され
る病変動物は、TH−染色ドパミン作用神経の明らかな
回復を示す。このモデルは、本発明の化合物を投与され
る動物の線条におけるTH−陽性ドパミン作用神経の回
復に対する測定を表す。表示対照および試験薬物を投与
されていない病変動物についてのデータもまた、本発明
の化合物を投与される病変動物からのデータに対して表
される。
【0059】表示対照および試験薬剤を投与されない病
変動物に対するデータは、図1において親化合物および
本発明の実施例1のものに対して表される。実施例1の
ものはインビトロではより効能が低いけれども、その予
期できないより良いバイオアベイラビリティーおよび薬
物動力学のために、神経崩壊のこのインビボモデルにお
いてより効能があることは明らかである。
【0060】
【実施例】以下の実施例は本発明の説明であり、そして
それにより本発明を制限するものではない。 実施例1 3−(3−ピリジル)−1−プロピル(2S)−1−
(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソペンチル)−2
−ピロリジンカルボキシレート、N−オキシドの合成
(1) メチル(2S)−1−(1,2−ジオキソ−2−メトキ
シエチル)−2−ピロリジンカルボキシレート 乾燥塩化メチル中のL−プロリンメチルエステル塩化水
素(3.08g;18.60ミリモル)の溶液を0℃ま
で冷却し、そしてトリエチルアミン(3.92g;3
8.74mM;2.1当量)と処理する。窒素雰囲気下
に形成されるスラリーを15分間攪拌した後、塩化メチ
レン(45ml)中のメチルオキサリルクロリド(3.
20g;26.12ミリモル)溶液を滴下して添加す
る。得られる混合物を0℃で1.5時間攪拌する。固体
を除去するために濾過した後、有機相を水で洗浄し、M
gSO4 上で乾燥し、そして濃縮する。粗製残渣をシリ
カゲルカラム上、ヘキサン中の50%酢酸エチルで溶離
して精製し、赤色がかった油状物として生成物3.52
g(88%)を得る。シス−トランスアミド回転異性体
の混合物;トランス回転異性体に対するデータを示す。
1H NMR(CDCl3 ):d 1.93(dm,2
H);2.17(m,2H);3.62(m,2H);
3.71(s,3H);3.79,3.84(s,3H
全体);4.86(dd,1H,J=8.4,3.
3)。
【0061】メチル(2S)−1−(1,2−ジオキソ
−3,3−ジメチルペンチル)−2−ピロリジンカルボ
キシレート テトラヒドロフラン(THF)30ml中のメチル(2
S)−1−(1,2−ジオキソ−2−メトキシエチル)
−2−ピロリジンカルボキシレート(2.35g;1
0.90ミリモル)の溶液を−78℃まで冷却し、そし
てTHF中の1,1−ジメチルプロピルマグネシウムク
ロリドの1.0M溶液14.2mlと処理する。得られ
る均質混合物を−78℃で3時間攪拌した後、混合物を
飽和塩化アンモニウム(100ml)中に注ぎ、そして
酢酸エチル中に抽出する。有機相を水で洗浄し、乾燥
し、そして濃縮し、さらに溶媒を除去して得られる粗製
物質をシリカゲルカラム上、ヘキサン中の25%酢酸エ
チルで溶離して精製し、無色油状物としてオキサメート
2.10g(75%)を得る。 1H NMR(CDCl
3 ):d 0.88(t,3H);1.22,1.26
(s,3H各々);1.75(dm,2H);1.87
−2.10(m,3H);2.23(m,1H);3.
54(m,2H);3.76(s,3H);4.52
(dm,1H,J=8.4,3.4)。
【0062】(2S)−1−(1,2−ジオキソ−3,
3−ジメチルペンチル)−2−ピロリジンカルボン酸 メチル(2S)−1−(1,2−ジオキソ−3,3−ジ
メチルペンチル)−2−ピロリジンカルボキシレート
(2.10g;8.23ミリモル)、1N LiOH
(15ml)およびメタノール(50ml)の混合物を
0℃で30分間および室温で一晩攪拌する。混合物を1
N HClでpH1まで酸性化し、水で希釈し、そして
塩化メチレン100ml中に抽出する。有機抽出物をブ
ライン(塩水)で洗浄し、そして濃縮し、さらに精製を
必要としない雪のような白色固体1.73g(87%)
を生成する。 1H NMR(CDCl3 ):d 0.8
7(t,3H);1.22,1.25(s,3H各
々);1.77(dm,2H);2.02(m,2
H);2.17(m,1H);2.25(m,1H);
3.53(dd,2H,J=10.4,7.3);4.
55(dd,1H,J=8.6,4.1)。
【0063】3−(3−ピリジル)−1−プロピル(2
S)−1−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソペン
チル)−2−ピロリジンカルボキシレート 塩化メチレン(100ml)中の(2S)−1−(1,
2−ジオキソ−3,3−ジメチルペンチル)−2−ピロ
リジンカルボン酸(4.58g;19ミリモル)、3−
ピリジンプロパノール(3.91g;28.5ミリモ
ル)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(6.27g、
30.4ミリモル)、カンファースルホン酸(1.47
g;6.33ミリモル)および4−ジメチルアミノピリ
ジン(773mg;6.33ミリモル)の混合物を窒素
雰囲気下で一晩攪拌する。反応混合物をセライトを通し
て固体を除去するために濾過し、そして真空中で濃縮す
る。粗製物質をエーテルのいくつかの部と共に粉砕し、
そしてエーテル部をセライトを通して固体を除去するた
めに濾過し、そして真空中で濃縮する。濃縮された濾液
をフラッシュカラム(勾配溶出、ヘキサン中の25%酢
酸エチルから純粋な酢酸エチル)によって精製し、無色
油状物(部分水和物)としてGPI 10465.47
g(80%)を得る。 1H NMR(CDCl3 ,30
0MHz):d 0.85(t,3H);1.23,
1.26(s,3H各々);1.63−1.89(m,
2H);1.90−2.30(m,4H);2.30−
2.50(m,1H);2.72(t,2H);3.5
3(m,2H);4.19(m,2H);4.53
(m,1H);7.22(m,1H);7.53(d
d,1H);8.45。C2028NO4 −0.25H2
Oに対する分析、計算:C,65.82;H,7.8
7;N,7.68。実測:C,66.01;H,7.8
5;N,7.64。
【0064】3−(3−ピリジル)−1−プロピル(2
S)−1−(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソペン
チル)−2−ピロリジンカルボキシレート、N−オキシ
ド 3−(3−ピリジル)−1−プロピル(2S)−1−
(3,3−ジメチル−1,2−ジオキソペンチル)−2
−ピロリジンカルボキシレート(190mg;0.52
ミリモル)およびm−クロロ過安息香酸(57%−86
%物質の160mg、0.53ミリモル)の混合物を、
塩化メチレン(20ml)中で室温で3時間攪拌する。
反応混合物を塩化メチレンで希釈し、そして1N Na
OHで二度洗浄する。有機抽出物を乾燥しそして濃縮し
そして粗製物質をクロマトグラフィーし、酢酸エチル中
の10%メタノールで溶離し、実施例1の化合物130
mgを得る。 1H NMR(CDCl3 ,300MH
z):d 0.83(t,3H);1.21(s,3
H);1.25(s,3H);1.75−2.23
(m,8H);2.69(t,2H,J=7.5);
3.52(t,2H,J=6.3);4.17(dd,
2H,J=6.3);4.51(m,1H);7.16
−7.22(m,2H);8.06−8.11(m,2
H)。C20282 5 −0.75H2 Oに対する分
析、計算:C,61.60;H,7.63;N,7.1
8。実測:C,61.79;H,7.58;N,7.2
3。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は同時の薬物投与によるMPTP−毒性か
らの線条TH神経支配密度の保護を示す棒グラフであ
る。図1は、本発明の化合物4mg/kgの投薬で、M
PTP−毒性からの線条神経の注目すべき保護が存在す
ることを示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ ピー.スタイナー アメリカ合衆国 メリーランド 21074 ハンプステッド シュガー メープル ス トリート 988 (72)発明者 エリック ブラク アメリカ合衆国 メリーランド 21050 フォレスト ヒル ビクトリアズ ウエイ 3004

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式: 〔式中、 AおよびBはそれらがそれぞれ結合されている窒素原子
    および炭素原子と一緒になって、CH2 、O、S、S
    O、SO2 、NHまたはNR1 のあらゆる組合せをあら
    ゆる化学的に安定な酸化状態で含有する5−7員の飽和
    または不飽和複素環式環を形成し、 WはO、S、CH2 またはH2 を表し、 Rは場合により炭素原子数3ないし8のシクロアルキル
    基で置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐
    鎖アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数3もしく
    は5のシクロアルキル基、炭素原子数5ないし7のシク
    ロアルケニル基またはAr1 を表し、前記アルキル基、
    アルケニル基、シクロアルキル基またはシクロアルケニ
    ル基は場合により炭素原子数1ないし4のアルキル基、
    炭素原子数1ないし4のアルケニル基またはヒドロキシ
    基で置換されていてもよく、そしてAr1 は1−ナフチ
    ル基、2−ナフチル基、1−インドリル基、2−インド
    リル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル
    基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル
    基、4−ピリジル基またはフェニル基からなる群から選
    択され、水素原子、ハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ
    基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし6の直
    鎖もしくは分岐アルキル基もしくはアルケニル基、炭素
    原子数1ないし4のアルケニルオキシ基、フェノキシ
    基、ベンジルオキシ基およびアミノ基からなる群から独
    立して選択される1ないし3個の置換基を有し、 XはO、NH、NR1 、S、CH、CR1 またはC(R
    1 2 を表し、 Yは直接結合、または場合により炭素原子数1ないし6
    の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、ま
    たは炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基、または
    炭素原子数5ないし7のシクロアルケニル基、またはヒ
    ドロキシル基、またはカニボニル酸素原子、またはAr
    で1またはそれ以上の位置において置換された炭素原子
    数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアル
    ケニル基を表し、前記アルキル基、アルケニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルケニル基またはAr基は場合
    により炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数
    1ないし4のアルケニル基もしくはヒドロキシ基、また
    はカニボニル酸素原子で置換されていてもよく、または
    前記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シ
    クロアルケニル基またはAr基の炭素原子のいずれも場
    合により、O、NH、NR2 、S、SOまたはSO2
    置き代えられ、R2 は水素原子、炭素原子数1ないし4
    の直鎖または分岐鎖アルキル基、炭素原子数3または4
    の直鎖または分岐鎖アルケニル基またはアルキニル基、
    および炭素原子数1ないし4の架橋性アルキル基(ここ
    で架橋は窒素原子と前記異原子を含有する前記アルキル
    基またはアルケニル鎖の炭素原子との間に形成されて環
    を形成し、該環は場合によりAr基に融合されている)
    からなる群から選択され、そしてZは対応するN−オキ
    シドに酸化された芳香族または第三アルキルアミンを表
    し、該芳香族アミンは対応するN−オキシドに酸化され
    たArを表し、該Arは一、二または三環の炭素または
    複素環式環を表し、該環は置換されていないか、または
    1ないし3つの位置においてハロ基、ヒドロキシル基、
    ニトロ基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし
    6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、
    炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数1な
    いし4のアルケニルオキシ基、フェノキシ基、ベンジル
    オキシ基、アミノ基、またはそれらの組合せで置換され
    ており、個々の環の大きさは5−6員であり、前記複素
    環式環はO、N、S、およびそれらの組合せからなる群
    から選択される1−6個の異原子を含有し、該異原子の
    少なくとも1つはNであり、そして前記アルキルアミン
    は対応するN−オキシドに酸化されており、該アルキル
    基は場合により炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐
    鎖アルキル基またはアルケニル基、または炭素原子数3
    ないし8のシクロアルキル基、または炭素原子数5ない
    し7のシクロアルケニル基、またはヒドロキシル基、ま
    たはカニボニル酸素原子、またはArで1またはそれ以
    上の位置において置換された炭素原子数1ないし6の直
    鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル基を表し、
    前記アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シ
    クロアルケニル基またはAr基は場合により炭素原子数
    1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
    ケニル基、またはヒドロキシ基、またはカニボニル酸素
    原子で置換され、または前記アルキル基、アルケニル
    基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基またはAr
    基の炭素原子のいずれも場合により、O、NH、N
    1 、S、SOまたはSO2 で置き代えられ、 Arはピロリジニル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピ
    ラジル基、ピリダジル基、キノリニル基およびイソキノ
    リニル基からなる群から選択され、そしてR1 は水素原
    子、炭素原子数1ないし4の直鎖または分岐鎖アルキル
    基、炭素原子数3または4の直鎖または分岐鎖アルケニ
    ル基またはアルキニル基を表すか、またはR1 は上記の
    ようなY−Zを表す〕で表される化合物、またはそれら
    の薬学的に許容され得る塩。
  2. 【請求項2】 FKBP型イムノフィリンに対する親和
    性を有する請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 FKBP型イムノフィリンがFKBP1
    2である請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 ロタマーゼ酵素活性を阻害し得る請求項
    1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 神経栄養的に有効量の請求項1記載の化
    合物および薬学的に許容され得る担体からなる薬剤組成
    物。
  6. 【請求項6】 神経栄養的に有効量の請求項1記載の化
    合物を動物に投与することからなる動物において損傷ニ
    ューロンを刺激する方法。
  7. 【請求項7】 神経栄養的に有効量の請求項1記載の化
    合物を動物に投与することからなる動物においてニュー
    ロン再生を促進する方法。
  8. 【請求項8】 神経栄養的に有効量の請求項1記載の化
    合物を動物に投与することからなる動物において神経変
    性を防止する方法。
  9. 【請求項9】 神経栄養的に有効量の請求項1記載の化
    合物を動物に投与することからなる動物において神経学
    的障害を治療する方法。
  10. 【請求項10】 神経学的障害が物理的損傷または疾病
    状態により引き起こされた末梢ニューロパシー、脳への
    物理的損傷、脊髄への物理的損傷、脳損傷と関連する発
    作、および神経変性に関連する神経学的障害からなる群
    から選択される請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 神経変性に関連する神経学的障害がア
    ルツハイマー病、パーキンソン病、および筋萎縮側索硬
    化からなる群から選択される請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 次式II: 〔式中、 E、F、GおよびHは独立してCH2 、O、S、SO、
    SO2 、NHまたはNR1 を表し、 WはO、S、CH2 またはH2 を表し、 Rは場合により炭素原子数3ないし8のシクロアルキル
    基で置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐
    鎖アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数3もしく
    は5のシクロアルキル基、炭素原子数5ないし7のシク
    ロアルケニル基またはAr1 を表し、前記アルキル基、
    アルケニル基、シクロアルキル基またはシクロアルケニ
    ル基は場合により炭素原子数1ないし4のアルキル基、
    炭素原子数1ないし4のアルケニル基またはヒドロキシ
    基で置換されていてもよく、そしてAr1 は1−ナフチ
    ル基、2−ナフチル基、1−インドリル基、2−インド
    リル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル
    基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル
    基、4−ピリジル基またはフェニル基からなる群から選
    択され、水素原子、ハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ
    基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし6の直
    鎖もしくは分岐アルキル基もしくはアルケニル基、炭素
    原子数1ないし4のアルケニルオキシ基、フェノキシ
    基、ベンジルオキシ基およびアミノ基からなる群から独
    立して選択される1ないし3個の置換基を有し、 XはO、NH、NR1 、S、CH、CR1 またはC(R
    1 2 を表し、 Yは直接結合、または場合により炭素原子数1ないし6
    の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、ま
    たは炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基、または
    炭素原子数5ないし7のシクロアルケニル基、またはヒ
    ドロキシル基、またはカニボニル酸素原子、またはAr
    で1またはそれ以上の位置において置換された炭素原子
    数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアル
    ケニル基を表し、前記アルキル基、アルケニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルケニル基またはAr基は場合
    により炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数
    1ないし4のアルケニル基もしくはヒドロキシ基、また
    はカニボニル酸素原子で置換され、または前記アルキル
    基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
    ル基またはAr基の炭素原子のいずれも場合により、
    O、NH、NR2 、S、SOまたはSO2 で置き代えら
    れ、R2 は水素原子、炭素原子数1ないし4の直鎖また
    は分岐鎖アルキル基、炭素原子数3または4の直鎖また
    は分岐鎖アルケニル基またはアルキニル基、および炭素
    原子数1ないし4の架橋性アルキル基(ここで架橋は窒
    素原子と前記異原子を含有する前記アルキル基またはア
    ルケニル鎖の炭素原子との間に形成されて環を形成し、
    該環は場合によりAr基に融合されている)からなる群
    から選択され、そしてZは対応するN−オキシドに酸化
    された芳香族または第三アルキルアミンを表し、該芳香
    族アミンは対応するN−オキシドに酸化されたArを表
    し、該Arは一、二または三環の炭素または複素環式環
    を表し、該環は置換されていないか、または1ないし3
    つの位置においてハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、
    トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし6の直鎖ま
    たは分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数
    1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数1ないし4のア
    ルケニルオキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、
    アミノ基、またはそれらの組合せで置換されており、個
    々の環の大きさは5−6員であり、前記複素環式環は
    O、N、S、およびそれらの組合せからなる群から選択
    される1−6個の異原子を含有し、該異原子の少なくと
    も1つはNであり、そして前記アルキルアミンは対応す
    るN−オキシドに酸化されており、該アルキル基は場合
    により炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキ
    ル基またはアルケニル基、または炭素原子数3ないし8
    のシクロアルキル基、または炭素原子数5ないし7のシ
    クロアルケニル基、またはヒドロキシル基、またはカニ
    ボニル酸素原子、またはArで1またはそれ以上の位置
    において置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または
    分岐鎖アルキル基またはアルケニル基を表し、前記アル
    キル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアル
    ケニル基またはAr基は場合により炭素原子数1ないし
    4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルケニル
    基、またはヒドロキシ基、またはカニボニル酸素原子で
    置換され、または前記アルキル基、アルケニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルケニル基またはAr基の炭素
    原子のいずれも場合により、O、NH、NR1 、S、S
    OまたはSO2 で置き代えられ、 Arはピロリジニル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピ
    ラジル基、ピリダジル基、キノリニル基およびイソキノ
    リニル基からなる群から選択され、そしてR1 は水素原
    子、炭素原子数1ないし4の直鎖または分岐鎖アルキル
    基、炭素原子数3または4の直鎖または分岐鎖アルケニ
    ル基またはアルキニル基を表すか、またはR1 は上記の
    ようなY−Zを表す〕で表される化合物、またはそれら
    の薬学的に許容され得る塩。
  13. 【請求項13】 FKBP型イムノフィリンに対する親
    和性を有する請求項12記載の化合物。
  14. 【請求項14】 FKBP型イムノフィリンがFKBP
    12である請求項13記載の化合物。
  15. 【請求項15】 ロタマーゼ酵素活性を阻害し得る請求
    項12記載の化合物。
  16. 【請求項16】 神経栄養的に有効量の請求項12記載
    の化合物および薬学的に許容され得る担体からなる薬剤
    組成物。
  17. 【請求項17】 神経栄養的に有効量の請求項12記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において損
    傷ニューロンを刺激する方法。
  18. 【請求項18】 神経栄養的に有効量の請求項12記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物においてニ
    ューロン再生を促進する方法。
  19. 【請求項19】 神経栄養的に有効量の請求項12記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において神
    経変性を防止する方法。
  20. 【請求項20】 神経栄養的に有効量の請求項12記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において神
    経学的障害を治療する方法。
  21. 【請求項21】 神経学的障害が物理的損傷または疾病
    状態により引き起こされた末梢ニューロパシー、脳への
    物理的損傷、脊髄への物理的損傷、脳損傷と関連する発
    作、および神経変性に関連する神経学的障害からなる群
    から選択される請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 神経変性に関連する神経学的障害がア
    ルツハイマー病、パーキンソン病、および筋萎縮側索硬
    化からなる群から選択される請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 次式III: 〔式中、 E、FおよびGは独立してCH2 、O、S、SO、SO
    2 、NHまたはNR1を表し、 WはO、S、CH2 またはH2 を表し、 Rは場合により炭素原子数3ないし8のシクロアルキル
    基で置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐
    鎖アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数3もしく
    は5のシクロアルキル基、炭素原子数5ないし7のシク
    ロアルケニル基またはAr1 を表し、前記アルキル基、
    アルケニル基、シクロアルキル基またはシクロアルケニ
    ル基は場合により炭素原子数1ないし4のアルキル基、
    炭素原子数1ないし4のアルケニル基またはヒドロキシ
    基で置換されていてもよく、そしてAr1 は1−ナフチ
    ル基、2−ナフチル基、1−インドリル基、2−インド
    リル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル
    基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル
    基、4−ピリジル基またはフェニル基からなる群から選
    択され、水素原子、ハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ
    基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし6の直
    鎖もしくは分岐アルキル基もしくはアルケニル基、炭素
    原子数1ないし4のアルケニルオキシ基、フェノキシ
    基、ベンジルオキシ基およびアミノ基からなる群から独
    立して選択される1ないし3個の置換基を有し、 XはO、NH、NR1 、S、CH、CR1 またはC(R
    1 2 を表し、 Yは直接結合、または場合により炭素原子数1ないし6
    の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、ま
    たは炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基、または
    炭素原子数5ないし7のシクロアルケニル基、またはヒ
    ドロキシル基、またはカニボニル酸素原子、またはAr
    で1またはそれ以上の位置において置換された炭素原子
    数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアル
    ケニル基を表し、前記アルキル基、アルケニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルケニル基またはAr基は場合
    により炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数
    1ないし4のアルケニル基もしくはヒドロキシ基、また
    はカニボニル酸素原子で置換され、または前記アルキル
    基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
    ル基またはAr基の炭素原子のいずれも場合により、
    O、NH、NR2 、S、SOまたはSO2 で置き代えら
    れ、R2 は水素原子、炭素原子数1ないし4の直鎖また
    は分岐鎖アルキル基、炭素原子数3または4の直鎖また
    は分岐鎖アルケニル基またはアルキニル基、および炭素
    原子数1ないし4の架橋性アルキル基(ここで架橋は窒
    素原子と前記異原子を含有する前記アルキル基またはア
    ルケニル鎖の炭素原子との間に形成されて環を形成し、
    該環は場合によりAr基に融合されている)からなる群
    から選択され、そしてZは対応するN−オキシドに酸化
    された芳香族または第三アルキルアミンを表し、該芳香
    族アミンは対応するN−オキシドに酸化されたArを表
    し、該Arは一、二または三環の炭素または複素環式環
    を表し、該環は置換されていないか、または1ないし3
    つの位置においてハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、
    トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし6の直鎖ま
    たは分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数
    1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数1ないし4のア
    ルケニルオキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、
    アミノ基、またはそれらの組合せで置換されており、個
    々の環の大きさは5−6員であり、前記複素環式環は
    O、N、S、およびそれらの組合せからなる群から選択
    される1−6個の異原子を含有し、該異原子の少なくと
    も1つはNであり、そして前記アルキルアミンは対応す
    るN−オキシドに酸化されており、該アルキル基は場合
    により炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキ
    ル基またはアルケニル基、または炭素原子数3ないし8
    のシクロアルキル基、または炭素原子数5ないし7のシ
    クロアルケニル基、またはヒドロキシル基、またはカニ
    ボニル酸素原子、またはArで1またはそれ以上の位置
    において置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または
    分岐鎖アルキル基またはアルケニル基を表し、前記アル
    キル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアル
    ケニル基またはAr基は場合により炭素原子数1ないし
    4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルケニル
    基、またはヒドロキシ基、またはカニボニル酸素原子で
    置換され、または前記アルキル基、アルケニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルケニル基またはAr基の炭素
    原子のいずれも場合により、O、NH、NR1 、S、S
    OまたはSO2 で置き代えられ、 Arはピロリジニル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピ
    ラジル基、ピリダジル基、キノリニル基およびイソキノ
    リニル基からなる群から選択され、そしてR1 は水素原
    子、炭素原子数1ないし4の直鎖または分岐鎖アルキル
    基、炭素原子数3または4の直鎖または分岐鎖アルケニ
    ル基またはアルキニル基を表すか、またはR1 は上記の
    ようなY−Zを表す〕で表される化合物、またはそれら
    の薬学的に許容され得る塩。
  24. 【請求項24】 FKBP型イムノフィリンに対する親
    和性を有する請求項23記載の化合物。
  25. 【請求項25】 FKBP型イムノフィリンがFKBP
    12である請求項24記載の化合物。
  26. 【請求項26】 ロタマーゼ酵素活性を阻害し得る請求
    項23記載の化合物。
  27. 【請求項27】 神経栄養的に有効量の請求項23記載
    の化合物および薬学的に許容され得る担体からなる薬剤
    組成物。
  28. 【請求項28】 神経栄養的に有効量の請求項23記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において損
    傷ニューロンを刺激する方法。
  29. 【請求項29】 神経栄養的に有効量の請求項23記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物においてニ
    ューロン再生を促進する方法。
  30. 【請求項30】 神経栄養的に有効量の請求項23記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において神
    経変性を防止する方法。
  31. 【請求項31】 神経栄養的に有効量の請求項23記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において神
    経学的障害を治療する方法。
  32. 【請求項32】 神経学的障害が物理的損傷または疾病
    状態により引き起こされた末梢ニューロパシー、脳への
    物理的損傷、脊髄への物理的損傷、脳損傷と関連する発
    作、および神経変性に関連する神経学的障害からなる群
    から選択される請求項31記載の方法。
  33. 【請求項33】 神経変性に関連する神経学的障害がア
    ルツハイマー病、パーキンソン病、および筋萎縮側索硬
    化からなる群から選択される請求項32記載の方法。
  34. 【請求項34】 次式IV: 〔式中、 nは5−7員の複素環式環を形成する1、2または3を
    表し、 WはO、S、CH2 またはH2 を表し、 Rは場合により炭素原子数3ないし8のシクロアルキル
    基で置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐
    鎖アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数3もしく
    は5のシクロアルキル基、炭素原子数5ないし7のシク
    ロアルケニル基またはAr1 を表し、前記アルキル基、
    アルケニル基、シクロアルキル基またはシクロアルケニ
    ル基は場合により炭素原子数1ないし4のアルキル基、
    炭素原子数1ないし4のアルケニル基またはヒドロキシ
    基で置換されていてもよく、そしてAr1 は1−ナフチ
    ル基、2−ナフチル基、1−インドリル基、2−インド
    リル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル
    基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル
    基、4−ピリジル基またはフェニル基からなる群から選
    択され、水素原子、ハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ
    基、トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし6の直
    鎖もしくは分岐アルキル基もしくはアルケニル基、炭素
    原子数1ないし4のアルケニルオキシ基、フェノキシ
    基、ベンジルオキシ基およびアミノ基からなる群から独
    立して選択される1ないし3個の置換基を有し、 XはO、NH、NR1 、S、CH、CR1 またはC(R
    1 2 を表し、 Yは直接結合、または場合により炭素原子数1ないし6
    の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、ま
    たは炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基、または
    炭素原子数5ないし7のシクロアルケニル基、またはヒ
    ドロキシル基、またはカニボニル酸素原子、またはAr
    で1またはそれ以上の位置において置換された炭素原子
    数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキル基またはアル
    ケニル基を表し、前記アルキル基、アルケニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルケニル基またはAr基は場合
    により炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数
    1ないし4のアルケニル基もしくはヒドロキシ基、また
    はカニボニル酸素原子で置換され、または前記アルキル
    基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
    ル基またはAr基の炭素原子のいずれも場合により、
    O、NH、NR2 、S、SOまたはSO2 で置き代えら
    れ、R2 は水素原子、炭素原子数1ないし4の直鎖また
    は分岐鎖アルキル基、炭素原子数3または4の直鎖また
    は分岐鎖アルケニル基またはアルキニル基、および炭素
    原子数1ないし4の架橋性アルキル基(ここで架橋は窒
    素原子と前記異原子を含有する前記アルキル基またはア
    ルケニル鎖の炭素原子との間に形成されて環を形成し、
    該環は場合によりAr基に融合されている)からなる群
    から選択され、そしてZは対応するN−オキシドに酸化
    された芳香族または第三アルキルアミンを表し、該芳香
    族アミンは対応するN−オキシドに酸化されたArを表
    し、該Arは一、二または三環の炭素または複素環式環
    を表し、該環は置換されていないか、または1ないし3
    つの位置においてハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、
    トリフルオロメチル基、炭素原子数1ないし6の直鎖ま
    たは分岐鎖アルキル基またはアルケニル基、炭素原子数
    1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数1ないし4のア
    ルケニルオキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基、
    アミノ基、またはそれらの組合せで置換されており、個
    々の環の大きさは5−6員であり、前記複素環式環は
    O、N、S、およびそれらの組合せからなる群から選択
    される1−6個の異原子を含有し、該異原子の少なくと
    も1つはNであり、そして前記アルキルアミンは対応す
    るN−オキシドに酸化されており、該アルキル基は場合
    により炭素原子数1ないし6の直鎖または分岐鎖アルキ
    ル基またはアルケニル基、または炭素原子数3ないし8
    のシクロアルキル基、または炭素原子数5ないし7のシ
    クロアルケニル基、またはヒドロキシル基、またはカニ
    ボニル酸素原子、またはArで1またはそれ以上の位置
    において置換された炭素原子数1ないし6の直鎖または
    分岐鎖アルキル基またはアルケニル基を表し、前記アル
    キル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シクロアル
    ケニル基またはAr基は場合により炭素原子数1ないし
    4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルケニル
    基、またはヒドロキシ基、またはカニボニル酸素原子で
    置換され、または前記アルキル基、アルケニル基、シク
    ロアルキル基、シクロアルケニル基またはAr基の炭素
    原子のいずれも場合により、O、NH、NR1 、S、S
    OまたはSO2 で置き代えられ、 Arはピロリジニル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピ
    ラジル基、ピリダジル基、キノリニル基およびイソキノ
    リニル基からなる群から選択され、そしてR1 は水素原
    子、炭素原子数1ないし4の直鎖または分岐鎖アルキル
    基、炭素原子数3または4の直鎖または分岐鎖アルケニ
    ル基またはアルキニル基を表すか、またはR1 は上記の
    ようなY−Zを表す〕で表される化合物、またはそれら
    の薬学的に許容され得る塩。
  35. 【請求項35】 FKBP型イムノフィリンに対する親
    和性を有する請求項34記載の化合物。
  36. 【請求項36】 FKBP型イムノフィリンがFKBP
    12である請求項35記載の化合物。
  37. 【請求項37】 ロタマーゼ酵素活性を阻害し得る請求
    項34記載の化合物。
  38. 【請求項38】 神経栄養的に有効量の請求項34記載
    の化合物および薬学的に許容され得る担体からなる薬剤
    組成物。
  39. 【請求項39】 神経栄養的に有効量の請求項34記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において損
    傷ニューロンを刺激する方法。
  40. 【請求項40】 神経栄養的に有効量の請求項34記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物においてニ
    ューロン再生を促進する方法。
  41. 【請求項41】 神経栄養的に有効量の請求項34記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において神
    経変性を防止する方法。
  42. 【請求項42】 神経栄養的に有効量の請求項34記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において神
    経学的障害を治療する方法。
  43. 【請求項43】 神経学的障害が物理的損傷または疾病
    状態により引き起こされた末梢ニューロパシー、脳への
    物理的損傷、脊髄への物理的損傷、脳損傷と関連する発
    作、および神経変性に関連する神経学的障害からなる群
    から選択される請求項42記載の方法。
  44. 【請求項44】 神経変性に関連する神経学的障害がア
    ルツハイマー病、パーキンソン病、および筋萎縮側索硬
    化からなる群から選択される請求項43記載の方法。
  45. 【請求項45】 以下の化合物群:3−(2−ピリジ
    ル)−1−プロピル(2S)−1−(1,1−ジメチル
    −1,2−ジオキソペンチル)−2−ピロリジンカルボ
    キシレート,N−オキシド;3−(3−ピリジル)−1
    −プロピル(2S)−1−(1,1−ジメチル−1,2
    −ジオキソペンチル)−2−ピロリジンカルボキシレー
    ト,N−オキシド;3−(4−ピリジル)−1−プロピ
    ル(2S)−1−(1,1−ジメチル−1,2−ジオキ
    ソペンチル)−2−ピロリジンカルボキシレート,N−
    オキシド;3−(2−キノリル)−1−プロピル(2
    S)−1−(1,1−ジメチル−1,2−ジオキソペン
    チル)−2−ピロリジンカルボキシレート,N−オキシ
    ド;3−(3−キノリル)−1−プロピル(2S)−1
    −(1,1−ジメチル−1,2−ジオキソペンチル)−
    2−ピロリジンカルボキシレート,N−オキシド;およ
    び3−(4−キノリル)−1−プロピル(2S)−1−
    (1,1−ジメチル−1,2−ジオキソペンチル)−2
    −ピロリジンカルボキシレート,N−オキシドから選択
    される化合物。
  46. 【請求項46】 FKBP型イムノフィリンに対する親
    和性を有する請求項45記載の化合物。
  47. 【請求項47】 FKBP型イムノフィリンがFKBP
    12である請求項46記載の化合物。
  48. 【請求項48】 ロタマーゼ酵素活性を阻害し得る請求
    項45記載の化合物。
  49. 【請求項49】 神経栄養的に有効量の請求項45記載
    の化合物および薬学的に許容され得る担体からなる薬剤
    組成物。
  50. 【請求項50】 神経栄養的に有効量の請求項45記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において損
    傷ニューロンを刺激する方法。
  51. 【請求項51】 神経栄養的に有効量の請求項45記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物においてニ
    ューロン再生を促進する方法。
  52. 【請求項52】 神経栄養的に有効量の請求項45記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において神
    経変性を防止する方法。
  53. 【請求項53】 神経栄養的に有効量の請求項45記載
    の化合物を動物に投与することからなる動物において神
    経学的障害を治療する方法。
  54. 【請求項54】 神経学的障害が物理的損傷または疾病
    状態により引き起こされた末梢ニューロパシー、脳への
    物理的損傷、脊髄への物理的損傷、脳損傷と関連する発
    作、および神経変性に関連する神経学的障害からなる群
    から選択される請求項53記載の方法。
  55. 【請求項55】 神経変性に関連する神経学的障害がア
    ルツハイマー病、パーキンソン病、および筋萎縮側索硬
    化からなる群から選択される請求項54記載の方法。
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