JPH10311255A - 蒸発燃料蒸散防止装置、および燃料供給装置 - Google Patents
蒸発燃料蒸散防止装置、および燃料供給装置Info
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- JPH10311255A JPH10311255A JP12115297A JP12115297A JPH10311255A JP H10311255 A JPH10311255 A JP H10311255A JP 12115297 A JP12115297 A JP 12115297A JP 12115297 A JP12115297 A JP 12115297A JP H10311255 A JPH10311255 A JP H10311255A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンEの始動性を向上する。
【解決手段】 燃料タンク2とエンジンEの吸気管5の
吸入ポートとを連通するエバポ配管の途中に、燃料タン
ク2内で揮発した蒸発燃料を吸着する第1、第2キャニ
スタ21、22および強制的に蒸発燃料を圧送するパー
ジポンプを設けた。そして、第1キャニスタ21の出口
と吸気管5の吸入ポートとを連通する第1パージ通路と
第2キャニスタ22の出口と吸気管5の吸入ポートとを
連通する第2パージ通路とを切り替えるキャニスタ切替
弁23を設けた。そして、エンジンEの始動時に、第2
キャニスタ22内の蒸発燃料の積算量が設定積算量以上
の場合に、キャニスタ切替弁23をONして第2パージ
通路に切り替えて、第2キャニスタ22内の蒸発燃料を
吸気管5の吸入ポート内に導入するようにした。
吸入ポートとを連通するエバポ配管の途中に、燃料タン
ク2内で揮発した蒸発燃料を吸着する第1、第2キャニ
スタ21、22および強制的に蒸発燃料を圧送するパー
ジポンプを設けた。そして、第1キャニスタ21の出口
と吸気管5の吸入ポートとを連通する第1パージ通路と
第2キャニスタ22の出口と吸気管5の吸入ポートとを
連通する第2パージ通路とを切り替えるキャニスタ切替
弁23を設けた。そして、エンジンEの始動時に、第2
キャニスタ22内の蒸発燃料の積算量が設定積算量以上
の場合に、キャニスタ切替弁23をONして第2パージ
通路に切り替えて、第2キャニスタ22内の蒸発燃料を
吸気管5の吸入ポート内に導入するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に燃料を
供給する燃料供給装置に関するもので、特に内燃機関の
始動時に、キャニスタ内に吸着された蒸発燃料を内燃機
関に導入するようにした蒸発燃料蒸散防止装置に係わ
る。
供給する燃料供給装置に関するもので、特に内燃機関の
始動時に、キャニスタ内に吸着された蒸発燃料を内燃機
関に導入するようにした蒸発燃料蒸散防止装置に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、高揮発性油(例えばガソリン
等の燃料)を利用するガソリンエンジン搭載車等の自動
車においては、燃料タンク内で揮発した蒸発燃料(エバ
ポガス、ベーパとも言う)が大気中に放出されることを
防止するために、自動車に燃料蒸散防止装置(燃料蒸発
ガス規制装置、エバポシステムとも言う)を装着するこ
とが義務付けされている。
等の燃料)を利用するガソリンエンジン搭載車等の自動
車においては、燃料タンク内で揮発した蒸発燃料(エバ
ポガス、ベーパとも言う)が大気中に放出されることを
防止するために、自動車に燃料蒸散防止装置(燃料蒸発
ガス規制装置、エバポシステムとも言う)を装着するこ
とが義務付けされている。
【0003】その燃料蒸散防止装置は、燃料タンク内で
揮発した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、内燃機関の
吸気管とキャニスタとを連通するエバポ配管の途中に、
内燃機関の運転状態に応じて開閉されるパージ制御弁と
を備えている。そして、パージ制御弁が開かれると、キ
ャニスタに吸着した蒸発燃料が吸気管負圧によって内燃
機関の吸気管内に導入(パージ)されて燃料と混合され
る空気に混入させることで、蒸発燃料の蒸散を防止して
いる。
揮発した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、内燃機関の
吸気管とキャニスタとを連通するエバポ配管の途中に、
内燃機関の運転状態に応じて開閉されるパージ制御弁と
を備えている。そして、パージ制御弁が開かれると、キ
ャニスタに吸着した蒸発燃料が吸気管負圧によって内燃
機関の吸気管内に導入(パージ)されて燃料と混合され
る空気に混入させることで、蒸発燃料の蒸散を防止して
いる。
【0004】一方、内燃機関の吸気管には、電子制御燃
料噴射用の燃料噴射弁(インジェクタ)が取り付けられ
ている。この燃料噴射弁は、エンジンECUからの噴射
信号により液体燃料を吸気管に調量噴射するようになっ
ている。そして、エンジンECUでは、自動車の走行状
態に応じた最適な噴射燃料量(以下噴射量と略す)を決
定し、内燃機関に供給する噴射量は、燃料噴射弁の噴射
時間により制御されている。
料噴射用の燃料噴射弁(インジェクタ)が取り付けられ
ている。この燃料噴射弁は、エンジンECUからの噴射
信号により液体燃料を吸気管に調量噴射するようになっ
ている。そして、エンジンECUでは、自動車の走行状
態に応じた最適な噴射燃料量(以下噴射量と略す)を決
定し、内燃機関に供給する噴射量は、燃料噴射弁の噴射
時間により制御されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
自動車では、内燃機関が冷えた状態から始動した場合、
エンジンECUでは燃料噴射弁の噴射時間を、内燃機関
の始動後の噴射時間よりも長くして内燃機関に供給され
る噴射量を増加させている。これは、主に、燃料噴射弁
から噴射された液体燃料が付着する部分の温度が低いこ
とによる液体燃料の霧化の悪化に起因する。ところが、
内燃機関に供給される噴射量を増加させると言うこと
は、内燃機関の燃焼に寄与しない液体燃料も増加すると
いうことであり、排気ガスが悪化する。特に排気ガス中
にハイドロカーボン(HC)が増加するという問題が生
じている。
自動車では、内燃機関が冷えた状態から始動した場合、
エンジンECUでは燃料噴射弁の噴射時間を、内燃機関
の始動後の噴射時間よりも長くして内燃機関に供給され
る噴射量を増加させている。これは、主に、燃料噴射弁
から噴射された液体燃料が付着する部分の温度が低いこ
とによる液体燃料の霧化の悪化に起因する。ところが、
内燃機関に供給される噴射量を増加させると言うこと
は、内燃機関の燃焼に寄与しない液体燃料も増加すると
いうことであり、排気ガスが悪化する。特に排気ガス中
にハイドロカーボン(HC)が増加するという問題が生
じている。
【0006】そこで、内燃機関の始動時に、燃料蒸散防
止装置のキャニスタ内に吸着された蒸発燃料を内燃機関
に導入することにより、燃料消費率の増加による燃料経
済性の悪化を防止すると共に、HCエミッションを低減
することが考えられる。ところが、キャニスタ内の蒸発
燃料は、パージ制御弁が開かれる毎に、吸気管負圧によ
って内燃機関の吸気管内にパージされている。このた
め、内燃機関の始動時に、キャニスタ内に十分な量の蒸
発燃料が蓄えられているとは限らない。
止装置のキャニスタ内に吸着された蒸発燃料を内燃機関
に導入することにより、燃料消費率の増加による燃料経
済性の悪化を防止すると共に、HCエミッションを低減
することが考えられる。ところが、キャニスタ内の蒸発
燃料は、パージ制御弁が開かれる毎に、吸気管負圧によ
って内燃機関の吸気管内にパージされている。このた
め、内燃機関の始動時に、キャニスタ内に十分な量の蒸
発燃料が蓄えられているとは限らない。
【0007】したがって、内燃機関の始動時に、始動時
噴射量を補うのに十分な流量(パージ量)の蒸発燃料を
内燃機関に導入することができず、却ってキャニスタや
燃料タンク内の空気、およびキャニスタの大気孔より吸
引される空気も内燃機関に供給してしまう可能性があ
る。また、内燃機関の始動時は、吸気管負圧が十分発生
していないため、蒸発燃料を十分内燃機関に供給できな
い。この結果、内燃機関の燃焼に直接係わる空燃比が目
標空燃比よりも希薄化する(リーンとなる)ことによ
り、内燃機関の始動性を悪化させてしまい、内燃機関が
完爆せず内燃機関が始動しなくなるという不具合に至る
可能性がある。
噴射量を補うのに十分な流量(パージ量)の蒸発燃料を
内燃機関に導入することができず、却ってキャニスタや
燃料タンク内の空気、およびキャニスタの大気孔より吸
引される空気も内燃機関に供給してしまう可能性があ
る。また、内燃機関の始動時は、吸気管負圧が十分発生
していないため、蒸発燃料を十分内燃機関に供給できな
い。この結果、内燃機関の燃焼に直接係わる空燃比が目
標空燃比よりも希薄化する(リーンとなる)ことによ
り、内燃機関の始動性を悪化させてしまい、内燃機関が
完爆せず内燃機関が始動しなくなるという不具合に至る
可能性がある。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、内燃機関の空燃比が希
薄化することによる内燃機関の始動性の悪化を招くこと
なく、内燃機関の始動時の排気ガスの悪化を抑制するこ
とのできる蒸発燃料蒸散防止装置、および燃料供給装置
を提供することにある。また、内燃機関の始動時の燃料
経済性の悪化を防止することのできる燃料供給装置を提
供することにある。
薄化することによる内燃機関の始動性の悪化を招くこと
なく、内燃機関の始動時の排気ガスの悪化を抑制するこ
とのできる蒸発燃料蒸散防止装置、および燃料供給装置
を提供することにある。また、内燃機関の始動時の燃料
経済性の悪化を防止することのできる燃料供給装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1または請求項9
に記載の発明によれば、燃料タンク内で揮発した蒸発燃
料は、第1キャニスタ内に吸着されると共に、第2キャ
ニスタ内に吸着される。そして、内燃機関の始動後に
は、第1キャニスタ内に吸着された蒸発燃料が脱離して
第1パージ通路を通って内燃機関の吸気側に導入され
る。それによって、大気中に蒸発燃料が直接放出される
ことを防止できる。このとき、第2キャニスタ内には蒸
発燃料が蓄積される。
に記載の発明によれば、燃料タンク内で揮発した蒸発燃
料は、第1キャニスタ内に吸着されると共に、第2キャ
ニスタ内に吸着される。そして、内燃機関の始動後に
は、第1キャニスタ内に吸着された蒸発燃料が脱離して
第1パージ通路を通って内燃機関の吸気側に導入され
る。それによって、大気中に蒸発燃料が直接放出される
ことを防止できる。このとき、第2キャニスタ内には蒸
発燃料が蓄積される。
【0010】また、内燃機関の始動時には、第2キャニ
スタ内に蓄積されていた蒸発燃料が脱離して第2パージ
通路を通って内燃機関の吸気側に導入される。それによ
って、内燃機関の始動時の噴射量に相当する流量の蒸発
燃料を内燃機関の吸気側に導入することができる。した
がって、内燃機関が冷えた状態から始動した場合でも、
元々気化している蒸発燃料を内燃機関の吸気側に導入す
ることにより、内燃機関の燃焼に寄与しない液体燃料の
増加を抑えることができるので、排気ガスの悪化を抑え
ることができる。さらに、内燃機関の始動時に、燃料噴
射弁からの液体燃料の噴射量を減少、または、噴射を中
止しても、内燃機関を始動できるので、燃料消費率の減
少により燃料経済性を向上することができる。
スタ内に蓄積されていた蒸発燃料が脱離して第2パージ
通路を通って内燃機関の吸気側に導入される。それによ
って、内燃機関の始動時の噴射量に相当する流量の蒸発
燃料を内燃機関の吸気側に導入することができる。した
がって、内燃機関が冷えた状態から始動した場合でも、
元々気化している蒸発燃料を内燃機関の吸気側に導入す
ることにより、内燃機関の燃焼に寄与しない液体燃料の
増加を抑えることができるので、排気ガスの悪化を抑え
ることができる。さらに、内燃機関の始動時に、燃料噴
射弁からの液体燃料の噴射量を減少、または、噴射を中
止しても、内燃機関を始動できるので、燃料消費率の減
少により燃料経済性を向上することができる。
【0011】請求項2または請求項10に記載の発明に
よれば、第2パージ通路の途中にパージポンプを設ける
ことにより、仮に吸気管負圧の小さい内燃機関の始動時
であっても、第2キャニスタ内に蓄積されていた蒸発燃
料を内燃機関の吸気側に強制的に導入することができ
る。また、請求項3または請求項11に記載の発明によ
れば、第1キャニスタは第2キャニスタを介して蒸発燃
料が吸着される。つまり、第2キャニスタに優先的に蒸
発燃料を吸着させる。これにより、第2キャニスタ内に
内燃機関の始動に十分な蒸発燃料をより確実に吸着させ
ることができる。そして、請求項4または請求項12に
記載の発明によれば、通路切替手段を備え、この通路切
替手段を切替制御し、第2切替通路と連通路とを連通し
て第2パージ通路を形成、または、第1切替通路と連通
路とを連通して第1パージ通路を形成するようにしてい
る。これにより、通路切替手段と内燃機関の吸気側を連
通する連通路を第1パージ通路と第2パージ通路とで兼
用し、1本にすることができる。さらに、請求項5また
は請求項13に記載の発明によれば、第2キャニスタ内
に蓄積されていた蒸発燃料を内燃機関の各燃焼室の吸入
ポートに直接導入することにより、内燃機関の始動性を
向上できる。
よれば、第2パージ通路の途中にパージポンプを設ける
ことにより、仮に吸気管負圧の小さい内燃機関の始動時
であっても、第2キャニスタ内に蓄積されていた蒸発燃
料を内燃機関の吸気側に強制的に導入することができ
る。また、請求項3または請求項11に記載の発明によ
れば、第1キャニスタは第2キャニスタを介して蒸発燃
料が吸着される。つまり、第2キャニスタに優先的に蒸
発燃料を吸着させる。これにより、第2キャニスタ内に
内燃機関の始動に十分な蒸発燃料をより確実に吸着させ
ることができる。そして、請求項4または請求項12に
記載の発明によれば、通路切替手段を備え、この通路切
替手段を切替制御し、第2切替通路と連通路とを連通し
て第2パージ通路を形成、または、第1切替通路と連通
路とを連通して第1パージ通路を形成するようにしてい
る。これにより、通路切替手段と内燃機関の吸気側を連
通する連通路を第1パージ通路と第2パージ通路とで兼
用し、1本にすることができる。さらに、請求項5また
は請求項13に記載の発明によれば、第2キャニスタ内
に蓄積されていた蒸発燃料を内燃機関の各燃焼室の吸入
ポートに直接導入することにより、内燃機関の始動性を
向上できる。
【0012】請求項6または請求項14に記載の発明に
よれば、第2キャニスタ内に吸着されている蒸発燃料の
脱離特性が低下している場合、すなわち、温度検出手段
にて検出された第2キャニスタの周囲の温度が所定温度
よりも低い場合には、内燃機関の始動時であっても第2
キャニスタからの内燃機関の吸気側への蒸発燃料の供給
を中止するようにしている。それによって、内燃機関の
始動時に、蒸発燃料の脱離特性が悪く、始動時噴射量を
補うのに十分な流量の蒸発燃料を供給することができ
ず、却って第2キャニスタや燃料タンク内の空気を内燃
機関に導入してしまうことはない。したがって、内燃機
関の空燃比が目標空燃比よりも希薄化することを抑える
ことにより、内燃機関の始動性の悪化を抑えることがで
きる。
よれば、第2キャニスタ内に吸着されている蒸発燃料の
脱離特性が低下している場合、すなわち、温度検出手段
にて検出された第2キャニスタの周囲の温度が所定温度
よりも低い場合には、内燃機関の始動時であっても第2
キャニスタからの内燃機関の吸気側への蒸発燃料の供給
を中止するようにしている。それによって、内燃機関の
始動時に、蒸発燃料の脱離特性が悪く、始動時噴射量を
補うのに十分な流量の蒸発燃料を供給することができ
ず、却って第2キャニスタや燃料タンク内の空気を内燃
機関に導入してしまうことはない。したがって、内燃機
関の空燃比が目標空燃比よりも希薄化することを抑える
ことにより、内燃機関の始動性の悪化を抑えることがで
きる。
【0013】請求項7または請求項15に記載の発明に
よれば、第2キャニスタ内の蒸発燃料が所定量よりも少
ない場合には、第2キャニスタからの内燃機関の吸気側
への蒸発燃料の供給を中止するようにしている。これに
より、始動時噴射量を補うのに十分な量の蒸発燃料が貯
えられていない時に、第2キャニスタからの内燃機関の
吸気側に蒸発燃料を供給することがないため、内燃機関
に供給される混合気の空燃比の希薄化による内燃機関の
始動性の悪化を防止することができる。
よれば、第2キャニスタ内の蒸発燃料が所定量よりも少
ない場合には、第2キャニスタからの内燃機関の吸気側
への蒸発燃料の供給を中止するようにしている。これに
より、始動時噴射量を補うのに十分な量の蒸発燃料が貯
えられていない時に、第2キャニスタからの内燃機関の
吸気側に蒸発燃料を供給することがないため、内燃機関
に供給される混合気の空燃比の希薄化による内燃機関の
始動性の悪化を防止することができる。
【0014】具体的には、請求項8または請求項16に
記載の発明のように、タンク内温度検出手段にて検出さ
れた燃料タンク内の温度とタンク内圧力設定手段にて設
定された燃料タンク内の圧力とから、単位時間当りの蒸
発燃料の発生量を算出する。そして、算出した単位時間
当りの蒸発燃料の発生量から第2キャニスタ内の蒸発燃
料の積算量を算出し、その積算量を第2キャニスタ内の
蒸発燃料量とする。そして、内燃機関の始動時に、算出
された第2キャニスタ内の蒸発燃料量が設定量以上の場
合に、第2キャニスタ内に蓄積されていた十分な量の蒸
発燃料を内燃機関の吸気側に導入する。それによって、
内燃機関の始動時に、より確実に始動時噴射量を補うの
に十分な流量の蒸発燃料を導入することができる。な
お、始動時の噴射量を第2キャニスタから内燃機関の吸
気側に供給する蒸発燃料で全部補うようにしても良い
し、燃料噴射弁からの始動時噴射量を減らし、その減少
分だけ補うようにしても良い。
記載の発明のように、タンク内温度検出手段にて検出さ
れた燃料タンク内の温度とタンク内圧力設定手段にて設
定された燃料タンク内の圧力とから、単位時間当りの蒸
発燃料の発生量を算出する。そして、算出した単位時間
当りの蒸発燃料の発生量から第2キャニスタ内の蒸発燃
料の積算量を算出し、その積算量を第2キャニスタ内の
蒸発燃料量とする。そして、内燃機関の始動時に、算出
された第2キャニスタ内の蒸発燃料量が設定量以上の場
合に、第2キャニスタ内に蓄積されていた十分な量の蒸
発燃料を内燃機関の吸気側に導入する。それによって、
内燃機関の始動時に、より確実に始動時噴射量を補うの
に十分な流量の蒸発燃料を導入することができる。な
お、始動時の噴射量を第2キャニスタから内燃機関の吸
気側に供給する蒸発燃料で全部補うようにしても良い
し、燃料噴射弁からの始動時噴射量を減らし、その減少
分だけ補うようにしても良い。
【0015】
〔第1実施例の構成〕図1ないし図7は本発明の第1実
施例を示したもので、図1はガソリンエンジン搭載車等
の自動車の燃料配管系を示した図である。
施例を示したもので、図1はガソリンエンジン搭載車等
の自動車の燃料配管系を示した図である。
【0016】本実施例の燃料供給装置1は、ガソリンエ
ンジン(以下エンジンと略す)Eに燃料タンク2内の液
体燃料(例えばガソリン等の高揮発燃料)を噴射する液
体燃料噴射装置3と、そのエンジンEに燃料タンク2内
で揮発した蒸発燃料等を導入する蒸発燃料蒸散防止装置
4とを備えている。
ンジン(以下エンジンと略す)Eに燃料タンク2内の液
体燃料(例えばガソリン等の高揮発燃料)を噴射する液
体燃料噴射装置3と、そのエンジンEに燃料タンク2内
で揮発した蒸発燃料等を導入する蒸発燃料蒸散防止装置
4とを備えている。
【0017】エンジンEは、本発明の内燃機関に相当す
る部品で、ガソリンエンジン搭載車等の自動車の進行方
向の前方側に設けられるエンジンルーム内に搭載されて
いる。このエンジンEの吸気管(インテークマニホール
ド)5内には、アクセルペダル(図示せず)に連動して
開閉動作するスロットルバルブ6が設けられている。そ
して、エンジンEの吸気管5は、エンジンEのシリンダ
とピストンとの間に形成される燃焼室(図示せず)に接
続されている。さらに、その燃焼室は、排気ガスを排出
するための排気管7と接続されている。
る部品で、ガソリンエンジン搭載車等の自動車の進行方
向の前方側に設けられるエンジンルーム内に搭載されて
いる。このエンジンEの吸気管(インテークマニホール
ド)5内には、アクセルペダル(図示せず)に連動して
開閉動作するスロットルバルブ6が設けられている。そ
して、エンジンEの吸気管5は、エンジンEのシリンダ
とピストンとの間に形成される燃焼室(図示せず)に接
続されている。さらに、その燃焼室は、排気ガスを排出
するための排気管7と接続されている。
【0018】先ず、本実施例の燃料タンク2を図1に基
づいて簡単に説明する。この燃料タンク2は、自動車の
車室とトランクルームとの間に搭載されている。そし
て、燃料タンク2の側方には、内部に液体燃料を給油す
るための燃料給油通路を形成する円管状のフィラーネッ
ク8が上方へ斜めに延びるように設けられている。その
フィラーネック8の先端には、フィラーキャップ9が取
り付けられている。また、燃料タンク2の天井部分に
は、燃料タンク2内で揮発した蒸発燃料を蒸発燃料蒸散
防止装置4に吸着させるためのパージ孔が形成されてい
る。
づいて簡単に説明する。この燃料タンク2は、自動車の
車室とトランクルームとの間に搭載されている。そし
て、燃料タンク2の側方には、内部に液体燃料を給油す
るための燃料給油通路を形成する円管状のフィラーネッ
ク8が上方へ斜めに延びるように設けられている。その
フィラーネック8の先端には、フィラーキャップ9が取
り付けられている。また、燃料タンク2の天井部分に
は、燃料タンク2内で揮発した蒸発燃料を蒸発燃料蒸散
防止装置4に吸着させるためのパージ孔が形成されてい
る。
【0019】次に、本実施例の液体燃料噴射装置3を図
1に基づいて簡単に説明する。この液体燃料噴射装置3
は、燃料タンク2内の液体燃料を加圧供給する燃料ポン
プ11、エンジンEの吸気管5に設けられた燃料分岐管
12、この燃料分岐管12内に挿入された複数個の燃料
噴射弁(インジェクタ)13、および燃料ポンプ11と
燃料分岐管12とを連通する主燃料通路14等から構成
され、燃料ポンプ11および各燃料噴射弁13は図3に
示されるエンジン制御装置(以下エンジンECUと呼
ぶ)50により電子制御される。
1に基づいて簡単に説明する。この液体燃料噴射装置3
は、燃料タンク2内の液体燃料を加圧供給する燃料ポン
プ11、エンジンEの吸気管5に設けられた燃料分岐管
12、この燃料分岐管12内に挿入された複数個の燃料
噴射弁(インジェクタ)13、および燃料ポンプ11と
燃料分岐管12とを連通する主燃料通路14等から構成
され、燃料ポンプ11および各燃料噴射弁13は図3に
示されるエンジン制御装置(以下エンジンECUと呼
ぶ)50により電子制御される。
【0020】燃料ポンプ11は、液体燃料を燃料タンク
2から吸い上げて燃料分岐管12に圧送するもので、燃
料タンク2内に収容されている。また、燃料分岐管12
は、燃料ポンプ11から圧送されてきた液体燃料を各燃
料噴射弁13に分配するものである。そして、燃料噴射
弁13は、吸気管5に取り付けられた燃料分岐管12内
に収められ、エンジンECU50からの噴射信号に基づ
き、エンジンEの吸気管5の各吸入ポート内に液体燃料
を霧状に霧化して噴射する。また、燃料分岐管12に
は、圧力調整弁15が設けられており、燃料分岐管12
内の液体燃料の圧力はこの圧力調整弁15により所定の
圧力に調圧されている。調圧の際に余剰となる液体燃料
は、リターン配管16を通って燃料タンク2に戻され
る。
2から吸い上げて燃料分岐管12に圧送するもので、燃
料タンク2内に収容されている。また、燃料分岐管12
は、燃料ポンプ11から圧送されてきた液体燃料を各燃
料噴射弁13に分配するものである。そして、燃料噴射
弁13は、吸気管5に取り付けられた燃料分岐管12内
に収められ、エンジンECU50からの噴射信号に基づ
き、エンジンEの吸気管5の各吸入ポート内に液体燃料
を霧状に霧化して噴射する。また、燃料分岐管12に
は、圧力調整弁15が設けられており、燃料分岐管12
内の液体燃料の圧力はこの圧力調整弁15により所定の
圧力に調圧されている。調圧の際に余剰となる液体燃料
は、リターン配管16を通って燃料タンク2に戻され
る。
【0021】次に、本実施例の蒸発燃料蒸散防止装置4
を図1に基づいて簡単に説明する。この蒸発燃料蒸散防
止装置4は、エンジンEの吸気管5の各吸入ポートと燃
料タンク2のパージ孔とを連通するエバポ配管、このエ
バポ配管の途中に設けられた第1、第2キャニスタ2
1、22、後述するパージ通路を切り替えるキャニスタ
切替弁23、および吸気管5と第1、第2キャニスタ2
1、22との間のエバポ配管の途中に設けられた蒸発燃
料圧送機構24等の蒸発燃料配管系の各部品より構成さ
れている。
を図1に基づいて簡単に説明する。この蒸発燃料蒸散防
止装置4は、エンジンEの吸気管5の各吸入ポートと燃
料タンク2のパージ孔とを連通するエバポ配管、このエ
バポ配管の途中に設けられた第1、第2キャニスタ2
1、22、後述するパージ通路を切り替えるキャニスタ
切替弁23、および吸気管5と第1、第2キャニスタ2
1、22との間のエバポ配管の途中に設けられた蒸発燃
料圧送機構24等の蒸発燃料配管系の各部品より構成さ
れている。
【0022】エバポ配管には、燃料タンク2のパージ孔
と第1キャニスタ21の入口とを連通するキャニスタ連
通路25、第1キャニスタ21の出口とキャニスタ切替
弁23とを連通する第1切替通路26、第2キャニスタ
22の出口とキャニスタ切替弁23とを連通する第2切
替通路27、およびキャニスタ切替弁23と吸気管5の
各吸入ポートとを連通する連通路42が形成されてい
る。キャニスタ連通路25の途中には、第2キャニスタ
22が設けられている。そして、第1、第2切替通路2
6、27は、キャニスタ切替弁23から同じ通路上を辿
るように形成されている。
と第1キャニスタ21の入口とを連通するキャニスタ連
通路25、第1キャニスタ21の出口とキャニスタ切替
弁23とを連通する第1切替通路26、第2キャニスタ
22の出口とキャニスタ切替弁23とを連通する第2切
替通路27、およびキャニスタ切替弁23と吸気管5の
各吸入ポートとを連通する連通路42が形成されてい
る。キャニスタ連通路25の途中には、第2キャニスタ
22が設けられている。そして、第1、第2切替通路2
6、27は、キャニスタ切替弁23から同じ通路上を辿
るように形成されている。
【0023】第1キャニスタ21内には、蒸発燃料を吸
着する例えば活性炭等の吸着体(図示せず)が収納され
ている。これにより、第1キャニスタ21は、燃料タン
ク2内で揮発した蒸発燃料を第2キャニスタ22を介し
て吸着することができる。また、第1キャニスタ21に
は、大気に開放された大気孔28が形成されて、空気を
内部に吸入可能に構成されている。この大気孔28に
は、必要に応じてその大気孔28を閉塞するためのキャ
ニスタ制御弁(キャニスタコントロールバルブ)29が
取り付けられている。このキャニスタ制御弁29は、通
電されると閉弁する電磁式開閉弁である。
着する例えば活性炭等の吸着体(図示せず)が収納され
ている。これにより、第1キャニスタ21は、燃料タン
ク2内で揮発した蒸発燃料を第2キャニスタ22を介し
て吸着することができる。また、第1キャニスタ21に
は、大気に開放された大気孔28が形成されて、空気を
内部に吸入可能に構成されている。この大気孔28に
は、必要に応じてその大気孔28を閉塞するためのキャ
ニスタ制御弁(キャニスタコントロールバルブ)29が
取り付けられている。このキャニスタ制御弁29は、通
電されると閉弁する電磁式開閉弁である。
【0024】第2キャニスタ22は、エンジンEの始動
時に蒸発燃料を吸気管5の吸入ポートに導入させるため
の始動専用キャニスタである。この第2キャニスタ22
内には、第1キャニスタ21と同様にして、蒸発燃料を
吸着する例えば活性炭等の吸着体(図示せず)が収納さ
れている。これにより、第2キャニスタ22は、燃料タ
ンク2内で揮発した蒸発燃料を吸着することができる。
そして、第2キャニスタ22内に蒸発燃料が満タン(例
えば10g程度)になった後に、第1キャニスタ21に
蒸発燃料が吸着されるようになっている。
時に蒸発燃料を吸気管5の吸入ポートに導入させるため
の始動専用キャニスタである。この第2キャニスタ22
内には、第1キャニスタ21と同様にして、蒸発燃料を
吸着する例えば活性炭等の吸着体(図示せず)が収納さ
れている。これにより、第2キャニスタ22は、燃料タ
ンク2内で揮発した蒸発燃料を吸着することができる。
そして、第2キャニスタ22内に蒸発燃料が満タン(例
えば10g程度)になった後に、第1キャニスタ21に
蒸発燃料が吸着されるようになっている。
【0025】キャニスタ切替弁23は、本発明の通路切
替手段に相当する部品で、連通路42と第1切替通路2
6とからなる第1パージ通路と連通路42と第2切替通
路27とからなる第2パージ通路とを切り替える電磁式
2位置切替弁である。このキャニスタ切替弁23は、エ
ンジンEが始動された後(通電が停止された場合)には
第1パージ通路を介して第1キャニスタ21と吸気管5
の吸入ポートとを結ぶ側に設定される。また、キャニス
タ切替弁23は、エンジンEの始動中(通電された場
合)には第2パージ通路を介して第2キャニスタ22と
吸気管5の吸入ポートとを結ぶ側に設定される。
替手段に相当する部品で、連通路42と第1切替通路2
6とからなる第1パージ通路と連通路42と第2切替通
路27とからなる第2パージ通路とを切り替える電磁式
2位置切替弁である。このキャニスタ切替弁23は、エ
ンジンEが始動された後(通電が停止された場合)には
第1パージ通路を介して第1キャニスタ21と吸気管5
の吸入ポートとを結ぶ側に設定される。また、キャニス
タ切替弁23は、エンジンEの始動中(通電された場
合)には第2パージ通路を介して第2キャニスタ22と
吸気管5の吸入ポートとを結ぶ側に設定される。
【0026】次に、蒸発燃料圧送機構24を図1ないし
図3に基づいて説明する。ここで、図2は蒸発燃料圧送
機構24を示した図である。その蒸発燃料圧送機構24
は、第1、第2キャニスタ21、22内の蒸発燃料をエ
ンジンEの吸気管5に強制的に圧送する燃料駆動式のパ
ージポンプ30、このパージポンプ30を駆動する液体
燃料の流量を調節するバイパス弁(バイパスバルブ)3
1、およびエバポ配管を経てエンジンEの吸気管5に供
給(パージ)される蒸発燃料のパージ流量を調整するパ
ージ制御弁(パージコントロールバルブ)32等から構
成されている。なお、上述のキャニスタ切替弁23、キ
ャニスタ制御弁29、バイパス弁31およびパージ制御
弁32は、エンジンECU50と通信回線を介して接続
されるパージ制御装置(以下パージECUと呼ぶ)60
により制御される。
図3に基づいて説明する。ここで、図2は蒸発燃料圧送
機構24を示した図である。その蒸発燃料圧送機構24
は、第1、第2キャニスタ21、22内の蒸発燃料をエ
ンジンEの吸気管5に強制的に圧送する燃料駆動式のパ
ージポンプ30、このパージポンプ30を駆動する液体
燃料の流量を調節するバイパス弁(バイパスバルブ)3
1、およびエバポ配管を経てエンジンEの吸気管5に供
給(パージ)される蒸発燃料のパージ流量を調整するパ
ージ制御弁(パージコントロールバルブ)32等から構
成されている。なお、上述のキャニスタ切替弁23、キ
ャニスタ制御弁29、バイパス弁31およびパージ制御
弁32は、エンジンECU50と通信回線を介して接続
されるパージ制御装置(以下パージECUと呼ぶ)60
により制御される。
【0027】パージポンプ30は、燃料パイプ33内に
設けられ、液体燃料の流量に応じて回転速度が変化する
ベルトン水車34、およびこのベルトン水車34の回転
軸35にマグネットカップリング(図示せず)を介して
連結されたタービン(図示せず)を内蔵したポンプ本体
36等から構成されている。なお、燃料パイプ33内に
は、上流側と下流側とで主燃料通路14に連通する副燃
料通路37が形成されている。また、ポンプ本体36に
一体成形された入口パイプ38は、キャニスタ切替弁2
3を介して第1、第2キャニスタ21、22の出口に接
続されている。なお、入口パイプ38内には、第1、第
2パージ通路(連通路42)が形成されている。
設けられ、液体燃料の流量に応じて回転速度が変化する
ベルトン水車34、およびこのベルトン水車34の回転
軸35にマグネットカップリング(図示せず)を介して
連結されたタービン(図示せず)を内蔵したポンプ本体
36等から構成されている。なお、燃料パイプ33内に
は、上流側と下流側とで主燃料通路14に連通する副燃
料通路37が形成されている。また、ポンプ本体36に
一体成形された入口パイプ38は、キャニスタ切替弁2
3を介して第1、第2キャニスタ21、22の出口に接
続されている。なお、入口パイプ38内には、第1、第
2パージ通路(連通路42)が形成されている。
【0028】バイパス弁31は、副燃料通路37を流れ
る液体燃料を、パージポンプ30のベルトン水車34
(燃料パイプ33)から迂回させるバイパス通路39の
途中に設けられている。このバイパス弁31は、通電量
に応じてバイパス通路39の開口面積を変化させること
によりバイパス通路39の通路抵抗を調整する電磁式比
例制御弁である。これにより、バイパス弁31がバイパ
ス通路39の開口面積を小さくすればする程、燃料パイ
プ33内に流入する液体燃料の流量が増加するので、パ
ージポンプ30からの蒸発燃料の吐出量が増加する。逆
に、バイパス弁31がバイパス通路39の開口面積を大
きくすればする程、燃料パイプ33内に流入する液体燃
料の流量が減少するので、パージポンプ30からの蒸発
燃料の吐出量が減少する。
る液体燃料を、パージポンプ30のベルトン水車34
(燃料パイプ33)から迂回させるバイパス通路39の
途中に設けられている。このバイパス弁31は、通電量
に応じてバイパス通路39の開口面積を変化させること
によりバイパス通路39の通路抵抗を調整する電磁式比
例制御弁である。これにより、バイパス弁31がバイパ
ス通路39の開口面積を小さくすればする程、燃料パイ
プ33内に流入する液体燃料の流量が増加するので、パ
ージポンプ30からの蒸発燃料の吐出量が増加する。逆
に、バイパス弁31がバイパス通路39の開口面積を大
きくすればする程、燃料パイプ33内に流入する液体燃
料の流量が減少するので、パージポンプ30からの蒸発
燃料の吐出量が減少する。
【0029】したがって、バイパス弁31の通電量をパ
ージECU60にて制御することにより、パージポンプ
30からの蒸発燃料の吐出量を調節できる。例えばバイ
パス弁31の通電を停止(オフ)した場合には、バイパ
ス弁31が閉弁されるので、パージポンプ30からの蒸
発燃料の吐出量が最大吐出量(例えば40l/min〜
60l/min)となる。また、バイパス弁31を通電
(オン)した場合には、バイパス弁31が開弁されるの
で、パージポンプ30からの蒸発燃料の吐出量が最小吐
出量(例えば0l/min〜10l/min)となる。
ージECU60にて制御することにより、パージポンプ
30からの蒸発燃料の吐出量を調節できる。例えばバイ
パス弁31の通電を停止(オフ)した場合には、バイパ
ス弁31が閉弁されるので、パージポンプ30からの蒸
発燃料の吐出量が最大吐出量(例えば40l/min〜
60l/min)となる。また、バイパス弁31を通電
(オン)した場合には、バイパス弁31が開弁されるの
で、パージポンプ30からの蒸発燃料の吐出量が最小吐
出量(例えば0l/min〜10l/min)となる。
【0030】パージ制御弁32は、パージポンプ30の
ポンプ本体36の出口パイプ40内に形成される第1、
第2パージ通路(連通路42)を開閉するように設けら
れている。このパージ制御弁32は、開弁時間(オン時
間)と閉弁時間(オフ時間)とのデューティー比に基づ
いて、エンジンEの吸気管5に供給する蒸発燃料のパー
ジ流量を変化させる流量制御弁である。また、パージ制
御弁32は、通電されると開弁する電磁式開閉弁であ
る。これにより、第1、第2キャニスタ21、22内の
吸着体に吸着された蒸発燃料をエンジンEに供給するパ
ージ制御を停止する時には、パージ制御弁32を閉弁す
れば良い。ここで、上記構成のうち、キャニスタ切替弁
23、蒸発燃料圧送機構24、第1切替通路26、第2
切替通路27、連通路42および図3に示されるパージ
ECU60が本発明のパージ制御手段に相当する。
ポンプ本体36の出口パイプ40内に形成される第1、
第2パージ通路(連通路42)を開閉するように設けら
れている。このパージ制御弁32は、開弁時間(オン時
間)と閉弁時間(オフ時間)とのデューティー比に基づ
いて、エンジンEの吸気管5に供給する蒸発燃料のパー
ジ流量を変化させる流量制御弁である。また、パージ制
御弁32は、通電されると開弁する電磁式開閉弁であ
る。これにより、第1、第2キャニスタ21、22内の
吸着体に吸着された蒸発燃料をエンジンEに供給するパ
ージ制御を停止する時には、パージ制御弁32を閉弁す
れば良い。ここで、上記構成のうち、キャニスタ切替弁
23、蒸発燃料圧送機構24、第1切替通路26、第2
切替通路27、連通路42および図3に示されるパージ
ECU60が本発明のパージ制御手段に相当する。
【0031】次に、エンジンECU50およびパージE
CU60を図1および図3に基づいて説明する。ここ
で、図3は燃料供給装置1の制御系を示した図である。
エンジンECU50は、本発明の燃料噴射制御手段に相
当するもので、それ自体はCPU、ROM、RAMやタ
イマー回路を内蔵したエンジンEをコンピュータ制御す
るエンジン制御システム用のマイクロコンピュータであ
る。このエンジンECU50は、エンジン回転速度セン
サ51、車速センサ52、スロットル開度センサ53、
冷却水温センサ54、吸気温センサ55、吸気量センサ
56および酸素センサ57等よりなるエンジンEの運転
状態を知らせる信号およびパージECU60より信号を
入力する。
CU60を図1および図3に基づいて説明する。ここ
で、図3は燃料供給装置1の制御系を示した図である。
エンジンECU50は、本発明の燃料噴射制御手段に相
当するもので、それ自体はCPU、ROM、RAMやタ
イマー回路を内蔵したエンジンEをコンピュータ制御す
るエンジン制御システム用のマイクロコンピュータであ
る。このエンジンECU50は、エンジン回転速度セン
サ51、車速センサ52、スロットル開度センサ53、
冷却水温センサ54、吸気温センサ55、吸気量センサ
56および酸素センサ57等よりなるエンジンEの運転
状態を知らせる信号およびパージECU60より信号を
入力する。
【0032】そして、エンジンECU50は、各センサ
より入力したセンサ信号、パージECU60より受信し
た通信信号、およびROMに予め記憶された制御プログ
ラムに基づいて、エンジンEのアイドル回転速度制御、
燃料噴射量制御、燃料噴射時期制御、吸気絞り制御、空
燃比フィードバック制御および点火時期制御等のエンジ
ン制御を行うと共に、パージECU60の制御処理に必
要な信号をパージECU60に送信する。また、エンジ
ンECU50は、エンジンEの始動時にはパージECU
60から後述するエバポ噴射不実行信号が送信された時
には周知の始動時噴射制御を、始動後には周知の始動後
の噴射制御を実行する。
より入力したセンサ信号、パージECU60より受信し
た通信信号、およびROMに予め記憶された制御プログ
ラムに基づいて、エンジンEのアイドル回転速度制御、
燃料噴射量制御、燃料噴射時期制御、吸気絞り制御、空
燃比フィードバック制御および点火時期制御等のエンジ
ン制御を行うと共に、パージECU60の制御処理に必
要な信号をパージECU60に送信する。また、エンジ
ンECU50は、エンジンEの始動時にはパージECU
60から後述するエバポ噴射不実行信号が送信された時
には周知の始動時噴射制御を、始動後には周知の始動後
の噴射制御を実行する。
【0033】エンジン回転速度センサ51は、エンジン
Eのクランク軸の回転速度を検出する回転速度検出手段
である。また、車速センサ52は、例えばリードスイッ
チ式車速センサ、光電式車速センサ、MRE(磁気抵抗
素子)式車速センサ等よりなり、自動車の速度を検出す
る車速検出手段である。そして、スロットル開度センサ
53は、エンジンEの吸気管5内の配されたスロットル
バルブ6の開度を検出するスロットル開度検出手段であ
る。さらに、冷却水温センサ54は、エンジンEを冷却
する冷却水の温度を検出する冷却水温検出手段である。
Eのクランク軸の回転速度を検出する回転速度検出手段
である。また、車速センサ52は、例えばリードスイッ
チ式車速センサ、光電式車速センサ、MRE(磁気抵抗
素子)式車速センサ等よりなり、自動車の速度を検出す
る車速検出手段である。そして、スロットル開度センサ
53は、エンジンEの吸気管5内の配されたスロットル
バルブ6の開度を検出するスロットル開度検出手段であ
る。さらに、冷却水温センサ54は、エンジンEを冷却
する冷却水の温度を検出する冷却水温検出手段である。
【0034】また、吸気温センサ55は、本発明の温度
検出手段に相当するもので、エンジンEの吸気管5にエ
アフィルタを介して吸い込まれる空気の吸入温度を検出
する吸気温検出手段である。なお、吸気温センサ55の
代わりに、冷却水温センサ54や外気温度センサを利用
して、第2キャニスタ22の周囲の温度を検出するよう
にしても良い。
検出手段に相当するもので、エンジンEの吸気管5にエ
アフィルタを介して吸い込まれる空気の吸入温度を検出
する吸気温検出手段である。なお、吸気温センサ55の
代わりに、冷却水温センサ54や外気温度センサを利用
して、第2キャニスタ22の周囲の温度を検出するよう
にしても良い。
【0035】さらに、吸気量センサ56は、例えばエア
フローメータ等よりなり、エンジンEの吸気管5にエア
フィルタを介して吸い込まれる吸込空気の流量(吸入空
気流量)を検出する吸気量検出手段である。そして、酸
素センサ57は、エンジンEの排気管7内を流れる排気
ガス中の酸素濃度を検出する空燃比フィードバック用の
空燃比検出手段である。なお、これらの各センサは、エ
ンジンEの運転状態を検出する運転状態検出手段でもあ
る。
フローメータ等よりなり、エンジンEの吸気管5にエア
フィルタを介して吸い込まれる吸込空気の流量(吸入空
気流量)を検出する吸気量検出手段である。そして、酸
素センサ57は、エンジンEの排気管7内を流れる排気
ガス中の酸素濃度を検出する空燃比フィードバック用の
空燃比検出手段である。なお、これらの各センサは、エ
ンジンEの運転状態を検出する運転状態検出手段でもあ
る。
【0036】パージECU60は、それ自体はCPU、
ROM、RAMやタイマー回路を内蔵したパージ制御シ
ステム用およびエバポ噴射時期制御システム用のマイク
ロコンピュータである。このパージECU60は、イグ
ニッションスイッチ61の投入(オン)によりバッテリ
62から電源が供給され、タンク内圧センサ63および
タンク内温度センサ64より入力したセンサ信号、エン
ジンECU50より受信した通信信号(例えばエンジン
Eの運転状態を知らせる信号)を入力する。そして、パ
ージECU60は、各センサより入力したセンサ信号、
エンジンECU50より受信した通信信号、およびRO
Mに予め記憶された制御プログラムに基づいて、キャニ
スタ切替弁23、キャニスタ制御弁29、パージポンプ
30、バイパス弁31およびパージ制御弁32等を通電
制御する。
ROM、RAMやタイマー回路を内蔵したパージ制御シ
ステム用およびエバポ噴射時期制御システム用のマイク
ロコンピュータである。このパージECU60は、イグ
ニッションスイッチ61の投入(オン)によりバッテリ
62から電源が供給され、タンク内圧センサ63および
タンク内温度センサ64より入力したセンサ信号、エン
ジンECU50より受信した通信信号(例えばエンジン
Eの運転状態を知らせる信号)を入力する。そして、パ
ージECU60は、各センサより入力したセンサ信号、
エンジンECU50より受信した通信信号、およびRO
Mに予め記憶された制御プログラムに基づいて、キャニ
スタ切替弁23、キャニスタ制御弁29、パージポンプ
30、バイパス弁31およびパージ制御弁32等を通電
制御する。
【0037】タンク内圧センサ63は、燃料タンク2の
天井部分に取り付けられ、燃料タンク2内の内部圧力を
検出するタンク内圧力検出手段である。なお、タンク内
圧センサ63をエバポ配管や第1、第2キャニスタ2
1、22に取り付けてその内部圧力を検出するようにし
ても良い。また、タンク内温度センサ64は、燃料タン
ク2内の液体燃料からの蒸発量(エバポ量)を測定する
ために、燃料タンク2内の温度を検出するタンク内温度
検出手段である。なお、タンク内温度センサ64の代わ
りに、燃料タンク2の周囲の温度を検出する温度検出手
段を設けるようにしても良い。
天井部分に取り付けられ、燃料タンク2内の内部圧力を
検出するタンク内圧力検出手段である。なお、タンク内
圧センサ63をエバポ配管や第1、第2キャニスタ2
1、22に取り付けてその内部圧力を検出するようにし
ても良い。また、タンク内温度センサ64は、燃料タン
ク2内の液体燃料からの蒸発量(エバポ量)を測定する
ために、燃料タンク2内の温度を検出するタンク内温度
検出手段である。なお、タンク内温度センサ64の代わ
りに、燃料タンク2の周囲の温度を検出する温度検出手
段を設けるようにしても良い。
【0038】〔第1実施例のパージ制御およびエバポ噴
射制御〕次に、本実施例のパージ制御およびエバポ噴射
制御を図4ないし図7に基づいて簡単に説明する。ここ
で、図4はパージECU60によるパージ制御およびエ
バポ噴射制御を示したフローチャートである。なお、図
4のフローチャートは一定時間(例えば4msec〜8
msec)が経過する毎に実行される。
射制御〕次に、本実施例のパージ制御およびエバポ噴射
制御を図4ないし図7に基づいて簡単に説明する。ここ
で、図4はパージECU60によるパージ制御およびエ
バポ噴射制御を示したフローチャートである。なお、図
4のフローチャートは一定時間(例えば4msec〜8
msec)が経過する毎に実行される。
【0039】先ず、初期化が行われる(ステップS
1)。次に、エンジンECU50から以降の制御処理に
必要なセンサ信号を読み込む(ステップS2)。次に、
タンク内圧センサ63およびタンク内温度センサ64か
ら以降の制御処理に必要なセンサ信号を読み込む(ステ
ップS3)。
1)。次に、エンジンECU50から以降の制御処理に
必要なセンサ信号を読み込む(ステップS2)。次に、
タンク内圧センサ63およびタンク内温度センサ64か
ら以降の制御処理に必要なセンサ信号を読み込む(ステ
ップS3)。
【0040】次に、エンジンEが始動中であるか否かを
判定する。具体的には、イグニッションスイッチ61が
ONで、且つエンジン回転速度センサ51で検出される
エンジン回転速度(NE)が所定回転速度(NES:例
えば500rpm)以下の低速か否かを判定する(ステ
ップS4)。この判定結果がNOの場合には、図5のル
ーチンが起動して、始動後のパージ制御/エバポ噴射制
御を行い(ステップS5)、ステップS2の制御処理に
戻る。また、ステップS4の判定結果がYESの場合に
は、図7のルーチンが起動して、始動時のエバポ噴射制
御を行い(ステップS6)、ステップS2の制御処理に
戻る。
判定する。具体的には、イグニッションスイッチ61が
ONで、且つエンジン回転速度センサ51で検出される
エンジン回転速度(NE)が所定回転速度(NES:例
えば500rpm)以下の低速か否かを判定する(ステ
ップS4)。この判定結果がNOの場合には、図5のル
ーチンが起動して、始動後のパージ制御/エバポ噴射制
御を行い(ステップS5)、ステップS2の制御処理に
戻る。また、ステップS4の判定結果がYESの場合に
は、図7のルーチンが起動して、始動時のエバポ噴射制
御を行い(ステップS6)、ステップS2の制御処理に
戻る。
【0041】〔第1実施例の始動後のパージ制御/エバ
ポ噴射制御〕次に、本実施例の始動後のパージ制御/エ
バポ噴射制御を図5および図6に基づいて簡単に説明す
る。ここで、図5はパージECU60による始動後のパ
ージ制御/エバポ噴射制御を示したフローチャートであ
る。
ポ噴射制御〕次に、本実施例の始動後のパージ制御/エ
バポ噴射制御を図5および図6に基づいて簡単に説明す
る。ここで、図5はパージECU60による始動後のパ
ージ制御/エバポ噴射制御を示したフローチャートであ
る。
【0042】ステップS4の判定結果がNOの場合、す
なわち、エンジンEの始動後であると判定した場合に
は、キャニスタ切替弁23をOFFする。これにより、
第1切替通路26と連通路42からなる第1パージ通路
を介して第1キャニスタ21の出口と吸気管5の吸入ポ
ートとを連通する(ステップS11)。次に、図6のル
ーチンが起動して、通常のパージ流量制御を行う(ステ
ップS12)。
なわち、エンジンEの始動後であると判定した場合に
は、キャニスタ切替弁23をOFFする。これにより、
第1切替通路26と連通路42からなる第1パージ通路
を介して第1キャニスタ21の出口と吸気管5の吸入ポ
ートとを連通する(ステップS11)。次に、図6のル
ーチンが起動して、通常のパージ流量制御を行う(ステ
ップS12)。
【0043】次に、第2キャニスタ22内の蒸発燃料
(エバポガス)の積算量(EVPn)が設定積算量(E
VPs:例えば10g)以上であるか否かを判定する
(ステップS13)。この判定結果がYESの場合に
は、燃料タンク2内の内部圧力の設定圧力(TPs)を
高圧力(HI:例えば大気圧+20mmHg)に設定す
る(タンク内圧力設定手段:ステップS14)。これに
より、燃料タンク2内で揮発する蒸発燃料の発生量が少
なくなる。次に、ステップS16の制御処理に移行す
る。
(エバポガス)の積算量(EVPn)が設定積算量(E
VPs:例えば10g)以上であるか否かを判定する
(ステップS13)。この判定結果がYESの場合に
は、燃料タンク2内の内部圧力の設定圧力(TPs)を
高圧力(HI:例えば大気圧+20mmHg)に設定す
る(タンク内圧力設定手段:ステップS14)。これに
より、燃料タンク2内で揮発する蒸発燃料の発生量が少
なくなる。次に、ステップS16の制御処理に移行す
る。
【0044】また、ステップS13の判定結果がNOの
場合には、燃料タンク2内の内部圧力の設定圧力(TP
s)を低圧力(LO:例えば大気圧と一緒の圧力)に設
定する(タンク内圧力設定手段:ステップS15)。こ
れにより、燃料タンク2内で揮発する蒸発燃料の発生量
が多くなる。
場合には、燃料タンク2内の内部圧力の設定圧力(TP
s)を低圧力(LO:例えば大気圧と一緒の圧力)に設
定する(タンク内圧力設定手段:ステップS15)。こ
れにより、燃料タンク2内で揮発する蒸発燃料の発生量
が多くなる。
【0045】次に、下記の数1の式に基づいて、単位時
間当りの蒸発燃料の発生量(EVPg)を算出し、RA
Mに記憶されている蒸発燃料の発生量(EVPg)を更
新する(発生量演算手段:ステップS16)。
間当りの蒸発燃料の発生量(EVPg)を算出し、RA
Mに記憶されている蒸発燃料の発生量(EVPg)を更
新する(発生量演算手段:ステップS16)。
【数1】EVPg←f{(TPs),(TTh)} ここで、TPsはステップS14またはステップS15
で設定された燃料タンク2内の設定圧力で、TThはタ
ンク内温度センサ64により検出された燃料タンク2内
の温度である。
で設定された燃料タンク2内の設定圧力で、TThはタ
ンク内温度センサ64により検出された燃料タンク2内
の温度である。
【0046】次に、下記の数2の式に基づいて、第2キ
ャニスタ22内の蒸発燃料の積算量(EVPn)を算出
し、RAMに記憶されている積算量(EVPn)を更新
する(積算量演算手段:ステップS17)。
ャニスタ22内の蒸発燃料の積算量(EVPn)を算出
し、RAMに記憶されている積算量(EVPn)を更新
する(積算量演算手段:ステップS17)。
【数2】EVPn←EVPn+EVPg
【0047】〔第1実施例のパージ流量制御〕次に、本
実施例のパージ流量制御を図6に基づいて簡単に説明す
る。ここで、図6はパージECU60によるパージ流量
制御を示したフローチャートである。
実施例のパージ流量制御を図6に基づいて簡単に説明す
る。ここで、図6はパージECU60によるパージ流量
制御を示したフローチャートである。
【0048】先ず、パージ実行条件が成立しているか否
かを判定する(ステップS20)。この判定結果がNO
の場合には、パージ制御弁32をOFFしてパージ制御
/エバポ噴射制御を中止する(ステップS21)。次
に、図6のフローチャートを抜ける。ここで、パージ実
行条件の成立は、例えばスロットル開度が大きく、且つ
車速が高速域の時、空燃比のフィードバック制御を行っ
ている時、またはエンジン回転速度が高速で且つスロッ
トル開度が大きい高負荷走行ではない時に成立する。
かを判定する(ステップS20)。この判定結果がNO
の場合には、パージ制御弁32をOFFしてパージ制御
/エバポ噴射制御を中止する(ステップS21)。次
に、図6のフローチャートを抜ける。ここで、パージ実
行条件の成立は、例えばスロットル開度が大きく、且つ
車速が高速域の時、空燃比のフィードバック制御を行っ
ている時、またはエンジン回転速度が高速で且つスロッ
トル開度が大きい高負荷走行ではない時に成立する。
【0049】ステップS20の判定結果がYESの場合
には、パージ制御弁32をONしてパージポンプ30を
作動(ON)させる(ステップS22)。次に、エンジ
ンEの運転状態(例えば吸気温センサ55により検出さ
れた吸気温等)に基づく特性図(図示せず)に応じて、
吸気管5に導入する蒸発燃料の要求パージ流量(QPR
G)を決定する(ステップS23)。なお、蒸発燃料の
要求パージ流量はスロットル開度センサ53により検出
されたスロットル開度に応じて算出しても良い。
には、パージ制御弁32をONしてパージポンプ30を
作動(ON)させる(ステップS22)。次に、エンジ
ンEの運転状態(例えば吸気温センサ55により検出さ
れた吸気温等)に基づく特性図(図示せず)に応じて、
吸気管5に導入する蒸発燃料の要求パージ流量(QPR
G)を決定する(ステップS23)。なお、蒸発燃料の
要求パージ流量はスロットル開度センサ53により検出
されたスロットル開度に応じて算出しても良い。
【0050】次に、予めROMに記憶された設定パージ
流量(QLOW:例えば5l/min〜10l/mi
n)と決定した要求パージ流量(QPRG)とを比較し
て、要求パージ流量が設定パージ流量よりも小さい(Q
PRG<QLOW)流量であるか否かを判定する(ステ
ップS24)。このステップS24の判定結果がNOの
場合には、バイパス弁31を閉弁する(ステップS2
5)。これにより、吐出量が通常の吐出量(例えば40
l/min〜60l/min)となるようにパージポン
プ30が運転され、エバポ噴射制御が実行される。
流量(QLOW:例えば5l/min〜10l/mi
n)と決定した要求パージ流量(QPRG)とを比較し
て、要求パージ流量が設定パージ流量よりも小さい(Q
PRG<QLOW)流量であるか否かを判定する(ステ
ップS24)。このステップS24の判定結果がNOの
場合には、バイパス弁31を閉弁する(ステップS2
5)。これにより、吐出量が通常の吐出量(例えば40
l/min〜60l/min)となるようにパージポン
プ30が運転され、エバポ噴射制御が実行される。
【0051】次に、要求パージ流量に応じて、パージ制
御弁32のデューティ比(オンオフ比)を決定する(通
常流量決定手段:ステップS26)。次に、決定された
デューティ比となるように、パージ制御弁32のオン時
間とオフ時間を制御する(ステップS27)。その後
に、図6のフローチャートを抜ける。また、ステップS
24の判定結果がYESの場合には、バイパス弁31を
開弁する(ステップS28)。これにより、吐出量が低
吐出量(例えば0l/min〜10l/min)となる
ようにパージポンプ30が運転され、パージ制御が実行
される。次に、要求パージ流量に応じて、パージ制御弁
32のデューティ比(オンオフ比)を決定する(ステッ
プS29)。次に、ステップS27の制御処理に移行す
る。
御弁32のデューティ比(オンオフ比)を決定する(通
常流量決定手段:ステップS26)。次に、決定された
デューティ比となるように、パージ制御弁32のオン時
間とオフ時間を制御する(ステップS27)。その後
に、図6のフローチャートを抜ける。また、ステップS
24の判定結果がYESの場合には、バイパス弁31を
開弁する(ステップS28)。これにより、吐出量が低
吐出量(例えば0l/min〜10l/min)となる
ようにパージポンプ30が運転され、パージ制御が実行
される。次に、要求パージ流量に応じて、パージ制御弁
32のデューティ比(オンオフ比)を決定する(ステッ
プS29)。次に、ステップS27の制御処理に移行す
る。
【0052】〔第1実施例の始動時のエバポ噴射制御〕
次に、本実施例の始動時のエバポ噴射制御を図7に基づ
いて簡単に説明する。ここで、図7はパージECU60
による始動時のエバポ噴射制御を示したフローチャート
である。
次に、本実施例の始動時のエバポ噴射制御を図7に基づ
いて簡単に説明する。ここで、図7はパージECU60
による始動時のエバポ噴射制御を示したフローチャート
である。
【0053】ステップS4の判定結果がYESの場合、
すなわち、エンジンEの始動時であると判定した場合に
は、第2キャニスタ22の周囲の温度環境が、第2キャ
ニスタ22内の蒸発燃料が吸着体からの脱離特性が悪化
する温度環境にあるか否かを判定する。例えば、冷却水
温センサ54にて検出される冷却水温(THW)が設定
冷却水温(THWs:例えば−10℃)以上であるか否
かを判定する(第2キャニスタ温度検出手段:ステップ
S31)。この判定結果がNOの場合には、キャニスタ
切替弁23をOFFする。これにより、第1パージ通路
を介して第1キャニスタ21の出口と吸気管5の吸入ポ
ートとを連通する(ステップS32)。
すなわち、エンジンEの始動時であると判定した場合に
は、第2キャニスタ22の周囲の温度環境が、第2キャ
ニスタ22内の蒸発燃料が吸着体からの脱離特性が悪化
する温度環境にあるか否かを判定する。例えば、冷却水
温センサ54にて検出される冷却水温(THW)が設定
冷却水温(THWs:例えば−10℃)以上であるか否
かを判定する(第2キャニスタ温度検出手段:ステップ
S31)。この判定結果がNOの場合には、キャニスタ
切替弁23をOFFする。これにより、第1パージ通路
を介して第1キャニスタ21の出口と吸気管5の吸入ポ
ートとを連通する(ステップS32)。
【0054】次に、パージ制御弁32をOFFしてエバ
ポ噴射制御を中止する(ステップS33)。次に、各燃
料噴射弁13から噴射される液体燃料の噴射量を、エン
ジンEの運転状態に応じた通常の始動時噴射量とするよ
うに始動時エバポ噴射不実行信号を、エンジンECU5
0に送信する(ステップS34)。例えばエンジンEの
運転状態に応じた噴射量制御、すなわち、燃料噴射弁1
3の噴射時間を例えば0.05秒間〜0.50秒間に設
定する制御を行うように通信する。その後に、図7のフ
ローチャートを抜ける。
ポ噴射制御を中止する(ステップS33)。次に、各燃
料噴射弁13から噴射される液体燃料の噴射量を、エン
ジンEの運転状態に応じた通常の始動時噴射量とするよ
うに始動時エバポ噴射不実行信号を、エンジンECU5
0に送信する(ステップS34)。例えばエンジンEの
運転状態に応じた噴射量制御、すなわち、燃料噴射弁1
3の噴射時間を例えば0.05秒間〜0.50秒間に設
定する制御を行うように通信する。その後に、図7のフ
ローチャートを抜ける。
【0055】また、ステップS31の判定結果がYES
の場合には、同様に、第2キャニスタ22の温度環境
が、第2キャニスタ22内の蒸発燃料が吸着体からの脱
離特性が悪化する温度環境にあるか否かを判定する。例
えば、吸気温センサ55にて検出されるエンジンEの吸
気温(THA)が設定吸気温(THAs:例えば−10
℃)以上の高温であるか否かを判定する(第2キャニス
タ温度検出手段:ステップS35)。この判定結果がN
Oの場合には、ステップS32の制御処理に移行する。
なお、ステップS31およびステップS35はいずれか
一方の判定としても良い。
の場合には、同様に、第2キャニスタ22の温度環境
が、第2キャニスタ22内の蒸発燃料が吸着体からの脱
離特性が悪化する温度環境にあるか否かを判定する。例
えば、吸気温センサ55にて検出されるエンジンEの吸
気温(THA)が設定吸気温(THAs:例えば−10
℃)以上の高温であるか否かを判定する(第2キャニス
タ温度検出手段:ステップS35)。この判定結果がN
Oの場合には、ステップS32の制御処理に移行する。
なお、ステップS31およびステップS35はいずれか
一方の判定としても良い。
【0056】また、ステップS35の判定結果がYES
の場合には、図5のフローチャートのステップS17で
算出した、第2キャニスタ22内に吸着されている蒸発
燃料(エバポガス)の積算量(EVPn)が設定積算量
(EVPs:例えば10g)以上であるか否かを判定す
る(ステップS36)。この判定結果がNOの場合に
は、ステップS32の制御処理に移行する。
の場合には、図5のフローチャートのステップS17で
算出した、第2キャニスタ22内に吸着されている蒸発
燃料(エバポガス)の積算量(EVPn)が設定積算量
(EVPs:例えば10g)以上であるか否かを判定す
る(ステップS36)。この判定結果がNOの場合に
は、ステップS32の制御処理に移行する。
【0057】また、ステップS36の判定結果がYES
の場合には、キャニスタ切替弁23をONする。これに
より、連通路42と第2切替通路27とが連通されて第
2パージ通路を形成する(ステップS37)。次に、バ
イパス弁31を閉弁し、パージ制御弁32をONすると
共に、パージポンプ30を作動させる(ステップS3
8)。
の場合には、キャニスタ切替弁23をONする。これに
より、連通路42と第2切替通路27とが連通されて第
2パージ通路を形成する(ステップS37)。次に、バ
イパス弁31を閉弁し、パージ制御弁32をONすると
共に、パージポンプ30を作動させる(ステップS3
8)。
【0058】次に、各燃料噴射弁13から噴射される液
体燃料の噴射量を、第2キャニスタ22からエンジンE
に供給される蒸発燃料に相当する量だけ減量する、ある
いは噴射をカットすることを報せる始動時エバポ噴射実
行信号を、エンジンECU50に送信する(ステップS
39)。例えばエンジンEの運転状態に応じた噴射量制
御、すなわち、燃料噴射弁13の噴射時間を例えば0秒
間〜0.10秒間に設定する制御を行うように通信す
る。
体燃料の噴射量を、第2キャニスタ22からエンジンE
に供給される蒸発燃料に相当する量だけ減量する、ある
いは噴射をカットすることを報せる始動時エバポ噴射実
行信号を、エンジンECU50に送信する(ステップS
39)。例えばエンジンEの運転状態に応じた噴射量制
御、すなわち、燃料噴射弁13の噴射時間を例えば0秒
間〜0.10秒間に設定する制御を行うように通信す
る。
【0059】次に、一定時間(例えば0.5sec〜
2.0sec)が経過したか否かを判定する(ステップ
S40)。この判定結果がNOの場合には、ステップS
40の制御処理に戻る。また、ステップS40の判定結
果がYESの場合には、RAMに記憶されている第2キ
ャニスタ22内の蒸発燃料の積算量(EVPn)をリセ
ットする(ステップS41)。その後に、図7のフロー
チャートを抜ける。
2.0sec)が経過したか否かを判定する(ステップ
S40)。この判定結果がNOの場合には、ステップS
40の制御処理に戻る。また、ステップS40の判定結
果がYESの場合には、RAMに記憶されている第2キ
ャニスタ22内の蒸発燃料の積算量(EVPn)をリセ
ットする(ステップS41)。その後に、図7のフロー
チャートを抜ける。
【0060】〔第1実施例の作用〕次に、本実施例の燃
料供給装置1の作用を図1ないし図7に基づいて簡単に
説明する。
料供給装置1の作用を図1ないし図7に基づいて簡単に
説明する。
【0061】燃料タンク2内の液体燃料は、燃料タンク
2の周囲の温度が高くなると揮発して燃料タンク2の上
方に向かう。そして、燃料タンク2の上方に存する蒸発
燃料は、燃料タンク2の天井部分に形成されたパージ孔
からキャニスタ連通路25内に流入して第2キャニスタ
22内の吸着体に吸着されて第2キャニスタ22内に蓄
積される。そして、第2キャニスタ22内に蒸発燃料が
満タンになると、蒸発燃料は第1キャニスタ21内の吸
着体に吸着されて第1キャニスタ21内に蓄積される。
2の周囲の温度が高くなると揮発して燃料タンク2の上
方に向かう。そして、燃料タンク2の上方に存する蒸発
燃料は、燃料タンク2の天井部分に形成されたパージ孔
からキャニスタ連通路25内に流入して第2キャニスタ
22内の吸着体に吸着されて第2キャニスタ22内に蓄
積される。そして、第2キャニスタ22内に蒸発燃料が
満タンになると、蒸発燃料は第1キャニスタ21内の吸
着体に吸着されて第1キャニスタ21内に蓄積される。
【0062】そして、運転者がイグニッションスイッチ
61をONしてエンジンEの始動を行うと、始動時エバ
ポ噴射制御実行条件の成立および第2キャニスタ22内
の蒸発燃料の脱離特性等が判定される。そして、全ての
条件が満たされていると、パージポンプ30が作動を開
始し、且つキャニスタ切替弁23がONされる。これに
より、第2切替通路27と連通路42からなる第2パー
ジ通路を介して第2キャニスタ22の出口と吸気管5の
吸入ポートとが連通される。
61をONしてエンジンEの始動を行うと、始動時エバ
ポ噴射制御実行条件の成立および第2キャニスタ22内
の蒸発燃料の脱離特性等が判定される。そして、全ての
条件が満たされていると、パージポンプ30が作動を開
始し、且つキャニスタ切替弁23がONされる。これに
より、第2切替通路27と連通路42からなる第2パー
ジ通路を介して第2キャニスタ22の出口と吸気管5の
吸入ポートとが連通される。
【0063】したがって、第2キャニスタ22内の吸着
体に吸着されていた蒸発燃料は、吸着体から脱離して、
キャニスタ切替弁23、パージポンプ30およびパージ
制御弁32を経てエンジンEの吸気管5の各吸入ポート
に強制的に噴射される。このとき、各燃料噴射弁13か
ら噴射される燃料量は、第2キャニスタ22からエンジ
ンEに供給される蒸発燃料により補われる燃料分だけ減
量される、もしくは、第2キャニスタ22からエンジン
EにエンジンEの始動に十分な蒸発燃料が供給される時
には各燃料噴射弁13からの燃料噴射がカットされるの
で、エンジンEの各燃焼室内で燃焼に寄与しなかった未
燃焼燃料の残留は少なくなる。
体に吸着されていた蒸発燃料は、吸着体から脱離して、
キャニスタ切替弁23、パージポンプ30およびパージ
制御弁32を経てエンジンEの吸気管5の各吸入ポート
に強制的に噴射される。このとき、各燃料噴射弁13か
ら噴射される燃料量は、第2キャニスタ22からエンジ
ンEに供給される蒸発燃料により補われる燃料分だけ減
量される、もしくは、第2キャニスタ22からエンジン
EにエンジンEの始動に十分な蒸発燃料が供給される時
には各燃料噴射弁13からの燃料噴射がカットされるの
で、エンジンEの各燃焼室内で燃焼に寄与しなかった未
燃焼燃料の残留は少なくなる。
【0064】そして、エンジンEが始動した後は、キャ
ニスタ切替弁23がOFFされる。これにより、第1パ
ージ通路を介して第1キャニスタ21の出口と吸気管5
の吸入ポートとが連通される。そして、パージ/エバポ
噴射実行条件の成立が判定されて、全てのパージ/エバ
ポ噴射実行条件が満たされていると、パージポンプ30
が作動を開始する。
ニスタ切替弁23がOFFされる。これにより、第1パ
ージ通路を介して第1キャニスタ21の出口と吸気管5
の吸入ポートとが連通される。そして、パージ/エバポ
噴射実行条件の成立が判定されて、全てのパージ/エバ
ポ噴射実行条件が満たされていると、パージポンプ30
が作動を開始する。
【0065】したがって、第1キャニスタ21内に吸着
されていた蒸発燃料は、大気孔28から第1キャニスタ
21内に侵入した空気によって吸着体から脱離して、キ
ャニスタ切替弁23、パージポンプ30およびパージ制
御弁32を経てエンジンEの吸気管5の各吸入ポートに
強制的に導入される。これにより、燃料タンク2内で揮
発した蒸発燃料の大気中への放出が阻止される。このと
き、各燃料噴射弁13から吸気管5の各吸入ポート内に
噴射される液体燃料の噴射量は、エンジンEの運転状態
に応じた通常の噴射量とされているので、エンジンEの
各燃焼室内の空燃比がリーン化(希薄化)してエンジン
Eの出力が向上する。
されていた蒸発燃料は、大気孔28から第1キャニスタ
21内に侵入した空気によって吸着体から脱離して、キ
ャニスタ切替弁23、パージポンプ30およびパージ制
御弁32を経てエンジンEの吸気管5の各吸入ポートに
強制的に導入される。これにより、燃料タンク2内で揮
発した蒸発燃料の大気中への放出が阻止される。このと
き、各燃料噴射弁13から吸気管5の各吸入ポート内に
噴射される液体燃料の噴射量は、エンジンEの運転状態
に応じた通常の噴射量とされているので、エンジンEの
各燃焼室内の空燃比がリーン化(希薄化)してエンジン
Eの出力が向上する。
【0066】〔第1実施例の効果〕以上のように、本実
施例の燃料供給装置1は、エンジンEの始動時に第2キ
ャニスタ22内の蒸発燃料の積算量が設定積算量以上の
場合には、キャニスタ切替弁23をONして第2パージ
通路に切り替えるようにしている。それによって、エン
ジンEの始動時には、第2キャニスタ22内に蓄積され
ていた十分な積算量の蒸発燃料がエンジンEの吸気管5
の各吸入ポート内に噴射される。これにより、エンジン
Eの始動時噴射量を補うのに十分な燃料を、蒸発燃料と
いう霧化の良い状態でエンジンEの吸気側に導入するこ
とができる。
施例の燃料供給装置1は、エンジンEの始動時に第2キ
ャニスタ22内の蒸発燃料の積算量が設定積算量以上の
場合には、キャニスタ切替弁23をONして第2パージ
通路に切り替えるようにしている。それによって、エン
ジンEの始動時には、第2キャニスタ22内に蓄積され
ていた十分な積算量の蒸発燃料がエンジンEの吸気管5
の各吸入ポート内に噴射される。これにより、エンジン
Eの始動時噴射量を補うのに十分な燃料を、蒸発燃料と
いう霧化の良い状態でエンジンEの吸気側に導入するこ
とができる。
【0067】したがって、エンジンEが冷えた状態から
始動した場合でも、元々気化している蒸発燃料をエンジ
ンEの吸気管の吸入ポート内に噴射することにより、エ
ンジンEの燃焼に寄与しない液体燃料を減少できるの
で、排気ガス中のHCエミッションを低減することがで
きる。さらに、エンジンEの始動時に、燃料噴射弁13
から吸入ポートの壁面付着分を考慮した燃料増量を加味
した燃料噴射をすることなく蒸発燃料を供給することで
エンジンEを始動できるので、燃料消費率が減少するこ
とにより燃料経済性を向上することができる。
始動した場合でも、元々気化している蒸発燃料をエンジ
ンEの吸気管の吸入ポート内に噴射することにより、エ
ンジンEの燃焼に寄与しない液体燃料を減少できるの
で、排気ガス中のHCエミッションを低減することがで
きる。さらに、エンジンEの始動時に、燃料噴射弁13
から吸入ポートの壁面付着分を考慮した燃料増量を加味
した燃料噴射をすることなく蒸発燃料を供給することで
エンジンEを始動できるので、燃料消費率が減少するこ
とにより燃料経済性を向上することができる。
【0068】また、本実施例では、第1パージ通路と第
2パージ通路とを切り替える通路切替手段として2つの
設定位置を持つキャニスタ切替弁23を設けている。し
たがって、エンジンEの始動時に、仮に両方の第1、第
2キャニスタ21、22からエンジンEの吸気管5の吸
入ポート内に蒸発燃料を噴射するようにした場合には、
エンジンEの始動時に、噴射量の増加分に相当する正確
な流量の蒸発燃料を供給することができず、却って第1
キャニスタ21や燃料タンク2内の空気、更には大気孔
28から侵入する空気もエンジンEの吸気管の吸入ポー
ト内に導入してしまうという不具合が発生する。しか
し、本実施例では、2つの設定位置を持つキャニスタ切
替弁23を使用することにより、上記の不具合の発生は
なく、第2キャニスタ22内に蓄積された、噴射量の増
加分に相当する設定積算量の蒸発燃料をエンジンEの吸
気管の吸入ポート内に導入できるので、エンジンEの空
燃比が目標空燃比よりも希薄化することを抑えることに
より、エンジンEの始動性の悪化を抑えることができ
る。
2パージ通路とを切り替える通路切替手段として2つの
設定位置を持つキャニスタ切替弁23を設けている。し
たがって、エンジンEの始動時に、仮に両方の第1、第
2キャニスタ21、22からエンジンEの吸気管5の吸
入ポート内に蒸発燃料を噴射するようにした場合には、
エンジンEの始動時に、噴射量の増加分に相当する正確
な流量の蒸発燃料を供給することができず、却って第1
キャニスタ21や燃料タンク2内の空気、更には大気孔
28から侵入する空気もエンジンEの吸気管の吸入ポー
ト内に導入してしまうという不具合が発生する。しか
し、本実施例では、2つの設定位置を持つキャニスタ切
替弁23を使用することにより、上記の不具合の発生は
なく、第2キャニスタ22内に蓄積された、噴射量の増
加分に相当する設定積算量の蒸発燃料をエンジンEの吸
気管の吸入ポート内に導入できるので、エンジンEの空
燃比が目標空燃比よりも希薄化することを抑えることに
より、エンジンEの始動性の悪化を抑えることができ
る。
【0069】一方、エンジンEの始動時であっても、蒸
発燃料の噴射条件を満足していない場合には、キャニス
タ切替弁23をOFFして第1パージ通路に切り替える
ようにしている。このとき、燃料噴射弁13の噴射量
を、始動後噴射量よりも多い始動時噴射量となるよう
に、燃料噴射弁13の噴射期間を制御している。それに
よって、エンジンEの空燃比が目標空燃比よりも希薄化
することを抑えることができるので、エンジンEの始動
性が向上することにより、エンジンEが確実に完爆して
始動する。
発燃料の噴射条件を満足していない場合には、キャニス
タ切替弁23をOFFして第1パージ通路に切り替える
ようにしている。このとき、燃料噴射弁13の噴射量
を、始動後噴射量よりも多い始動時噴射量となるよう
に、燃料噴射弁13の噴射期間を制御している。それに
よって、エンジンEの空燃比が目標空燃比よりも希薄化
することを抑えることができるので、エンジンEの始動
性が向上することにより、エンジンEが確実に完爆して
始動する。
【0070】また、エンジンEの始動時であっても、第
2キャニスタ22内の吸着体に吸着されている蒸発燃料
の脱離特性が低下している場合、すなわち、冷却水温セ
ンサ54にて検出された冷却水温が設定冷却水温よりも
低下している時、あるいは吸気温センサ55にて検出さ
れた吸気温が設定吸気温よりも低下している時には、キ
ャニスタ切替弁23をOFFして第1パージ通路に切り
替えると共にパージ制御弁32を閉弁するようにしてい
る。
2キャニスタ22内の吸着体に吸着されている蒸発燃料
の脱離特性が低下している場合、すなわち、冷却水温セ
ンサ54にて検出された冷却水温が設定冷却水温よりも
低下している時、あるいは吸気温センサ55にて検出さ
れた吸気温が設定吸気温よりも低下している時には、キ
ャニスタ切替弁23をOFFして第1パージ通路に切り
替えると共にパージ制御弁32を閉弁するようにしてい
る。
【0071】したがって、エンジンEの始動時に、第2
キャニスタ22内の吸着体からの蒸発燃料の脱離特性が
悪く、燃料噴射弁13から噴射される噴射量の増加分に
相当する流量の蒸発燃料を供給することができず、却っ
て第2キャニスタ22や燃料タンク2内の空気もエンジ
ンEに導入してしまうことはない。これにより、エンジ
ン2の空燃比が目標空燃比よりも希薄化することを抑え
ることにより、エンジンEの始動性の悪化を抑えること
ができる。
キャニスタ22内の吸着体からの蒸発燃料の脱離特性が
悪く、燃料噴射弁13から噴射される噴射量の増加分に
相当する流量の蒸発燃料を供給することができず、却っ
て第2キャニスタ22や燃料タンク2内の空気もエンジ
ンEに導入してしまうことはない。これにより、エンジ
ン2の空燃比が目標空燃比よりも希薄化することを抑え
ることにより、エンジンEの始動性の悪化を抑えること
ができる。
【0072】〔第2実施例の構成〕図8は本発明の第2
実施例を示したもので、燃料供給装置の制御系を示した
図である。
実施例を示したもので、燃料供給装置の制御系を示した
図である。
【0073】本実施例の燃料供給装置1は、エンジンE
の吸気管5と第1、第2キャニスタ21、22とを連通
するエバポ配管内に形成される第1、第2パージ通路
(連通路42)の途中に、通電量(例えば印加電圧)に
応じて電動モータ等の電気式アクチュエータ(図示せ
ず)の回転速度が変化することにより、ポンプ本体から
の蒸発燃料の吐出量が変更されるモータ駆動(電動)式
のパージポンプ(本発明の蒸発燃料圧送手段に相当す
る)41を設けている。ここで、本実施例では、モータ
駆動式のパージポンプ41を使用しているので、第1実
施例のように、燃料配管系の配管を増やして取り回す必
要がない。これにより、燃料供給装置1および液体燃料
噴射装置3の部品点数や組付工数を低減できるので、製
品価格を低減できる。
の吸気管5と第1、第2キャニスタ21、22とを連通
するエバポ配管内に形成される第1、第2パージ通路
(連通路42)の途中に、通電量(例えば印加電圧)に
応じて電動モータ等の電気式アクチュエータ(図示せ
ず)の回転速度が変化することにより、ポンプ本体から
の蒸発燃料の吐出量が変更されるモータ駆動(電動)式
のパージポンプ(本発明の蒸発燃料圧送手段に相当す
る)41を設けている。ここで、本実施例では、モータ
駆動式のパージポンプ41を使用しているので、第1実
施例のように、燃料配管系の配管を増やして取り回す必
要がない。これにより、燃料供給装置1および液体燃料
噴射装置3の部品点数や組付工数を低減できるので、製
品価格を低減できる。
【0074】〔変形例〕第1実施例では、燃料噴射弁1
3に圧送される燃料により駆動される燃料駆動式のパー
ジポンプ30を使用したが、エンジンEにより駆動され
るエンジン駆動式のパージポンプを使用しても良い。な
お、副燃料通路37内を流れる燃料の代わりに、主燃料
通路14内を流れる液体燃料、あるいは燃料分岐管12
から燃料タンク2内に液体燃料を戻すためのリターン通
路内を流れる液体燃料によりパージポンプ30を駆動す
るようにしても良い。
3に圧送される燃料により駆動される燃料駆動式のパー
ジポンプ30を使用したが、エンジンEにより駆動され
るエンジン駆動式のパージポンプを使用しても良い。な
お、副燃料通路37内を流れる燃料の代わりに、主燃料
通路14内を流れる液体燃料、あるいは燃料分岐管12
から燃料タンク2内に液体燃料を戻すためのリターン通
路内を流れる液体燃料によりパージポンプ30を駆動す
るようにしても良い。
【0075】第1実施例では、パージポンプ30から燃
料を迂回させるバイパス通路39に、バイパス弁31を
設けたが、パージポンプ30に燃料を供給する副燃料通
路37内を流れる燃料の流量を調整する流量調整弁を設
けても良い。また、第2実施例では、モータ駆動式のパ
ージポンプ41の下流側にパージ制御弁32を設けてい
ないが、第1、第2実施例のようにパージポンプ41の
下流側にパージ制御弁32を設けても良い。
料を迂回させるバイパス通路39に、バイパス弁31を
設けたが、パージポンプ30に燃料を供給する副燃料通
路37内を流れる燃料の流量を調整する流量調整弁を設
けても良い。また、第2実施例では、モータ駆動式のパ
ージポンプ41の下流側にパージ制御弁32を設けてい
ないが、第1、第2実施例のようにパージポンプ41の
下流側にパージ制御弁32を設けても良い。
【0076】本実施例では、通路切替手段として2つの
設定位置を持つキャニスタ切替弁23を利用したが、通
路切替手段として第1、第2パージ通路をそれぞれ開閉
することが可能な電磁式開閉弁を利用しても良い。ま
た、電磁式のバルブだけでなく、エンジンEの始動時に
機械的に第1、第2パージ通路を切り替える切替弁を利
用しても良い。
設定位置を持つキャニスタ切替弁23を利用したが、通
路切替手段として第1、第2パージ通路をそれぞれ開閉
することが可能な電磁式開閉弁を利用しても良い。ま
た、電磁式のバルブだけでなく、エンジンEの始動時に
機械的に第1、第2パージ通路を切り替える切替弁を利
用しても良い。
【0077】本実施例では、第1、第2パージ通路を途
中で合流させてその途中から1本のパージ通路とした
が、第1、第2パージ通路を途中で合流させずに独立し
た2本のパージ通路で構成しても良い。また、第1、第
2キャニスタ21、22を別体で構成したが、1個のキ
ャニスタ内に仕切り部材を入れて両者をそれぞれ第1、
第2キャニスタとしても良い。さらに、本実施例では、
第2キャニスタ22を介して燃料タンク2内で発生した
蒸発燃料を第1キャニスタ21に吸着させているが、第
2キャニスタ22を介さずに直接燃料タンク2から第1
キャニスタ21に吸着させるようにしても良い。
中で合流させてその途中から1本のパージ通路とした
が、第1、第2パージ通路を途中で合流させずに独立し
た2本のパージ通路で構成しても良い。また、第1、第
2キャニスタ21、22を別体で構成したが、1個のキ
ャニスタ内に仕切り部材を入れて両者をそれぞれ第1、
第2キャニスタとしても良い。さらに、本実施例では、
第2キャニスタ22を介して燃料タンク2内で発生した
蒸発燃料を第1キャニスタ21に吸着させているが、第
2キャニスタ22を介さずに直接燃料タンク2から第1
キャニスタ21に吸着させるようにしても良い。
【図1】自動車の燃料配管系を示した構成図である(第
1実施例)。
1実施例)。
【図2】蒸発燃料圧送機構を示した概略図である(第1
実施例)。
実施例)。
【図3】燃料供給装置の制御系を示したブロック図であ
る(第1実施例)。
る(第1実施例)。
【図4】パージECUによるパージ制御およびエバポ噴
射制御を示したフローチャートである(第1実施例)。
射制御を示したフローチャートである(第1実施例)。
【図5】パージECUによる始動後のパージ制御/エバ
ポ噴射制御を示したフローチャートである(第1実施
例)。
ポ噴射制御を示したフローチャートである(第1実施
例)。
【図6】パージECUによるパージ流量制御を示したフ
ローチャートである(第1実施例)。
ローチャートである(第1実施例)。
【図7】パージECUによる始動時のエバポ噴射制御を
示したフローチャートである(第1実施例)。
示したフローチャートである(第1実施例)。
【図8】燃料供給装置の制御系を示したブロック図であ
る(第2実施例)。
る(第2実施例)。
E エンジン(内燃機関) 1 燃料供給装置 2 燃料タンク 3 液体燃料噴射装置 4 蒸発燃料蒸散防止装置 5 吸気管 11 燃料ポンプ 13 燃料噴射弁 21 第1キャニスタ 22 第2キャニスタ 23 キャニスタ切替弁(通路切替手段) 25 キャニスタ連通路 26 第1切替通路 27 第2切替通路 30 燃料駆動式のパージポンプ 32 パージ制御弁 41 モータ駆動式のパージポンプ 42 連通路 50 エンジンECU(燃料噴射制御手段) 54 冷却水温センサ(温度検出手段) 55 吸気温センサ(温度検出手段) 60 パージECU(パージ制御手段) 64 タンク内温度センサ(タンク内温度検出手段)
フロントページの続き (72)発明者 皆川 一二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内
Claims (16)
- 【請求項1】(a)内燃機関に供給する燃料を貯蔵する
燃料タンクと、 (b)この燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着する
第1キャニスタと、 (c)前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着する
第2キャニスタと、 (d)前記第1キャニスタと前記内燃機関の吸気側とを
連通する第1パージ通路と、 (e)前記第2キャニスタと前記内燃機関の吸気側とを
連通する第2パージ通路と、 (f)前記内燃機関の始動時に、前記第2キャニスタ内
の蒸発燃料を前記第2パージ通路を介して前記内燃機関
の吸気側に供給し、前記内燃機関の始動後に、前記第1
キャニスタ内の蒸発燃料を前記第1パージ通路を介して
前記内燃機関の吸気側に供給するパージ制御手段とを備
えた蒸発燃料蒸散防止装置。 - 【請求項2】前記パージ制御手段は、前記第2パージ通
路の途中に、前記第2キャニスタ内の蒸発燃料を前記内
燃機関に強制的に圧送するパージポンプを備え、 前記内燃機関の始動時に、前記パージポンプを作動させ
て前記第2キャニスタ内の蒸発燃料を前記内燃機関の吸
気側に供給することを特徴とする請求項1に記載の蒸発
燃料蒸散防止装置。 - 【請求項3】前記第1キャニスタは、前記第2キャニス
タを介して前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着
することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
蒸発燃料蒸散防止装置。 - 【請求項4】前記パージ制御手段は、前記第1パージ通
路と前記第2パージ通路とを切り替える通路切替手段
と、前記第1キャニスタと前記通路切替手段とを連通す
る第1切替通路と、前記第2キャニスタと前記通路切替
手段とを連通する第2切替通路と、前記通路切替手段と
前記内燃機関の吸気側とを連通する連通路と、この連通
路中に設けられており前記連通路を介して前記内燃機関
の吸気側に供給される蒸発燃料の供給量を調整するパー
ジ制御弁とを備え、 前記内燃機関の始動時は、前記パージ制御弁を開弁する
と共に、前記通路切替手段により前記第2切替通路と前
記連通路とを連通させることにより前記第2パージ通路
を形成し、 前記内燃機関の始動後は、前記パージ制御弁を開弁する
と共に、前記通路切替手段により前記第1切替通路と前
記連通路とを連通させることにより前記第1パージ通路
を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項3の
いずれか1つに記載の蒸発燃料蒸散防止装置。 - 【請求項5】前記第2パージ通路は、前記内燃機関の各
燃焼室の吸入ポートと前記第2キャニスタとを連通する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1
つに記載の蒸発燃料蒸散防止装置。 - 【請求項6】前記第2キャニスタの周囲の温度を検出す
る温度検出手段を備え、 前記パージ制御手段は、前記内燃機関の始動時に前記温
度検出手段にて検出された前記第2キャニスタの周囲の
温度が所定温度よりも低下している時には前記第2キャ
ニスタ内から前記内燃機関の吸気側への蒸発燃料の供給
を中止することを特徴とする請求項1ないし請求項5の
いずれか1つに記載の蒸発燃料蒸散防止装置。 - 【請求項7】前記パージ制御手段は、前記第2キャニス
タ内の蒸発燃料量を算出する蒸発燃料量演算手段を備
え、 前記内燃機関の始動時に前記蒸発燃料量演算手段にて算
出された前記第2キャニスタ内の蒸発燃料量が所定量よ
りも少ない時には前記内燃機関の始動時に前記第2キャ
ニスタ内から前記内燃機関の吸気側への蒸発燃料の供給
を中止することを特徴とする請求項1ないし請求項6の
いずれか1つに記載の蒸発燃料蒸散防止装置。 - 【請求項8】前記燃料タンク内の温度を検出するタンク
内温度検出手段と、 前記燃料タンク内の圧力を設定するタンク内圧力設定手
段とを備え、 前記蒸発燃料量演算手段は、前記タンク内温度検出手段
にて検出された前記燃料タンク内の温度と前記タンク内
圧力設定手段にて設定された前記燃料タンク内の圧力と
から単位時間当りの蒸発燃料の発生量を算出する発生量
演算手段と、この発生量演算手段にて算出された単位時
間当りの蒸発燃料の発生量を積算し、前記第2キャニス
タ内の蒸発燃料を算出する積算量演算手段とからなるこ
とを特徴とする請求項7に記載の蒸発燃料蒸散防止装
置。 - 【請求項9】(a)内燃機関に供給する燃料を貯蔵する
燃料タンクと、 (b)この燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着する
第1キャニスタと、 (c)前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着する
第2キャニスタと、 (d)前記第1キャニスタと前記内燃機関の吸気側とを
連通する第1パージ通路と、 (e)前記第2キャニスタと前記内燃機関の吸気側とを
連通する第2パージ通路と、 (f)前記内燃機関の始動時に、前記第2キャニスタ内
の蒸発燃料を前記第2パージ通路を介して前記内燃機関
の吸気側に供給し、前記内燃機関の始動後に、前記第1
キャニスタ内の蒸発燃料を前記第1パージ通路を介して
前記内燃機関の吸気側に供給するパージ制御手段と、 (g)前記内燃機関に燃料を供給する燃料ポンプと、 (h)この燃料ポンプから供給された燃料を前記内燃機
関に噴射する燃料噴射弁と、 (i)前記パージ制御手段にて前記第2キャニスタ内に
吸着された蒸発燃料が前記第2パージ通路を介して前記
内燃機関の吸気側に供給されている時、前記燃料噴射弁
にて前記内燃機関に噴射される燃料量を減少する、また
は、前記燃料噴射弁による前記内燃機関への燃料の噴射
を中止する燃料噴射制御手段とを備えた燃料供給装置。 - 【請求項10】前記パージ制御手段は、前記第2パージ
通路の途中に、前記第2キャニスタ内の蒸発燃料を前記
内燃機関に強制的に圧送するパージポンプを備え、 前記内燃機関の始動時に、前記パージポンプを作動させ
て前記第2キャニスタ内の蒸発燃料を前記内燃機関の吸
気側に供給することを特徴とする請求項9に記載の燃料
供給装置。 - 【請求項11】前記第1キャニスタは、前記第2キャニ
スタを介して前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸
着することを特徴とする請求項9または請求項10に記
載の燃料供給装置。 - 【請求項12】前記パージ制御手段は、前記第1パージ
通路と前記第2パージ通路とを切り替える通路切替手段
と、前記第1キャニスタと前記通路切替手段とを連通す
る第1切替通路と、前記第2キャニスタと前記通路切替
手段とを連通する第2切替通路と、前記通路切替手段と
前記内燃機関の吸気側とを連通する連通路と、この連通
路中に設けられており前記連通路を介して前記内燃機関
の吸気側に供給される蒸発燃料の供給量を調整するパー
ジ制御弁とを備え、 前記内燃機関の始動時は、前記パージ制御弁を開弁する
と共に、前記通路切替手段により前記第2切替通路と前
記連通路とを連通させることにより前記第2パージ通路
を形成し、 前記内燃機関の始動後は、前記パージ制御弁を開弁する
と共に、前記通路切替手段により前記第1切替通路と前
記連通路とを連通させることにより前記第1パージ通路
を形成することを特徴とする請求項9ないし請求項11
のいずれか1つに記載の燃料供給装置。 - 【請求項13】前記第2パージ通路は、前記内燃機関の
各燃焼室の吸入ポートと前記第2キャニスタとを連通す
ることを特徴とする請求項9ないし請求項12のいずれ
か1つに記載の燃料供給装置。 - 【請求項14】前記第2キャニスタの周囲の温度を検出
する温度検出手段を備え、 前記パージ制御手段は、前記内燃機関の始動時に前記温
度検出手段にて検出された前記第2キャニスタの周囲の
温度が所定温度よりも低下している時には前記第2キャ
ニスタ内から前記内燃機関の吸気側への蒸発燃料の供給
を中止することを特徴とする請求項9ないし請求項13
のいずれか1つに記載の燃料供給装置。 - 【請求項15】前記パージ制御手段は、前記第2キャニ
スタ内の蒸発燃料量を算出する蒸発燃料量演算手段を備
え、 前記内燃機関の始動時に前記蒸発燃料量演算手段にて算
出された前記第2キャニスタ内の蒸発燃料量が所定量よ
りも少ない時には前記内燃機関の始動時に前記第2キャ
ニスタ内から前記内燃機関の吸気側への蒸発燃料の供給
を中止することを特徴とする請求項9ないし請求項14
のいずれか1つに記載の燃料供給装置。 - 【請求項16】前記燃料タンク内の温度を検出するタン
ク内温度検出手段と、 前記燃料タンク内の圧力を設定するタンク内圧力設定手
段とを備え、 前記蒸発燃料量演算手段は、前記タンク内温度検出手段
にて検出された前記燃料タンク内の温度と前記タンク内
圧力設定手段にて設定された前記燃料タンク内の圧力と
から単位時間当りの蒸発燃料の発生量を算出する発生量
演算手段と、この発生量演算手段にて算出された単位時
間当りの蒸発燃料の発生量を積算し、前記第2キャニス
タ内の蒸発燃料を算出する積算量演算手段とからなるこ
とを特徴とする請求項15に記載の燃料供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12115297A JPH10311255A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 蒸発燃料蒸散防止装置、および燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12115297A JPH10311255A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 蒸発燃料蒸散防止装置、および燃料供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10311255A true JPH10311255A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14804145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12115297A Pending JPH10311255A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 蒸発燃料蒸散防止装置、および燃料供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10311255A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002174134A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-06-21 | Mazda Motor Corp | エンジンの制御装置 |
| US20090120064A1 (en) * | 2007-11-12 | 2009-05-14 | Ford Global Technologies, Llc | Engine Starting Control for Engine with Hydrocarbon Retaining System |
| WO2017074985A1 (en) * | 2015-10-26 | 2017-05-04 | Eaton Corporation | Fuel vapor recovery system |
| JP2017094892A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP12115297A patent/JPH10311255A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002174134A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-06-21 | Mazda Motor Corp | エンジンの制御装置 |
| US20090120064A1 (en) * | 2007-11-12 | 2009-05-14 | Ford Global Technologies, Llc | Engine Starting Control for Engine with Hydrocarbon Retaining System |
| US8448422B2 (en) * | 2007-11-12 | 2013-05-28 | Ford Global Technologies, Llc | Engine starting control for engine with hydrocarbon retaining system |
| WO2017074985A1 (en) * | 2015-10-26 | 2017-05-04 | Eaton Corporation | Fuel vapor recovery system |
| JP2017094892A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両 |
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