JPH10311441A - バルブ - Google Patents

バルブ

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JPH10311441A
JPH10311441A JP11688697A JP11688697A JPH10311441A JP H10311441 A JPH10311441 A JP H10311441A JP 11688697 A JP11688697 A JP 11688697A JP 11688697 A JP11688697 A JP 11688697A JP H10311441 A JPH10311441 A JP H10311441A
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JP
Japan
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valve
communication
valve body
path
port
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JP11688697A
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English (en)
Inventor
Kazutomo Takahashi
一智 高橋
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Kyoshin Kogyo KK
Original Assignee
Kyoshin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体圧力や弁体の回動操作によって、シール
性及び操作性が損なわれることを解消し得るバルブを提
供する。 【解決手段】 流入路23と流出路25及び、流入路2
3と流出路25の他端側が連通口として開口する弁座面
31を底面に形成した弁体収容穴30を弁ケース26に
設け、弁体収容穴30には連通路34を備えた弁体33
を収容させ、押圧ばね部材36と連結部材38で弁座面
31側へ圧接させた状態で弁ケース26に弾性支持さ
せ、弁体33の上端側の弁棒32には弁体33を開弁位
置又は閉弁位置へ回動操作する回動操作手段39を設
け、弁体33の連通路34は両端側の弁口を弁座面31
に圧接する底面に開口させると共に、弁口を相互に連通
させる中間部分を弁体内部に埋設した。 【効果】 弁体の受圧面積を小さくすることで、比較的
小さなばね圧でも安定したシール性が得られ、ばね圧を
小さくして弁開閉操作を円滑にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧流体の流路を
開閉したり切換え分配するバルブに関し、例えばガスや
水道などの元栓として或いは化学薬品などの分析を行う
際などに流体試料を圧送する配管流路中に装着して使用
されるものであり、特に液体クロマトグラフィーによっ
て試料分析を行う際に使用されるサンプルインジェクタ
ー(試料注入部)などのように、小型軽量で耐圧性及び
耐薬品性を必要とする流路開閉又は切り換え用のバルブ
としての使用にはきわめて好適である。
【0002】
【従来の技術】この種のバルブとしては、例えば本件出
願人が既に実施している図1に示すようなバルブ1があ
り、このバルブ1は入出力流路の接続口2,3と連通孔
4,5を介してそれぞれ連通する弁孔6,7が上面の弁
座面に開口して穿設された弁座部材8と、この弁孔6,
7の間を連通または遮断する連通溝9が底面に穿設され
た弁体部材10を備え、前記弁座部材8と弁体部材10
は弁座面に底面が面接触する状態で弁ケース11内へ装
着させ、この弁ケース11の上端側に形成したねじ筒部
12には締め付けリング13を着脱可能に被着させると
共に、当該締め付けリング13と弁体部材10の間には
当該弁体部材10を弁座面へ圧接させる押圧ばね部材1
4とワッシャ15を設け、前記弁体部材10には弁棒1
6を一体形成して当該弁棒16の上端側は前記締め付け
リング13を挿通して外部に突設させ、この弁棒16の
上端側には操作ハンドル17が取り付けられたキャップ
18を装着し、前記ねじ筒部12の内周面には操作ハン
ドル17によって回転される弁体部材10の回転角度を
規制する摺動案内溝19を設け、この摺動案内溝19に
基部を弁体部材10に植設した係止ピン20が突出する
構造である。
【0003】前記バルブ1は、操作ハンドル17を回動
させると弁棒16を介して弁体部材10は弁座部材8の
弁座面上を圧接状態で摺動され、前記連通溝9の両端が
前記弁孔6,7と整合した位置では連通孔4,5を介し
て接続口2,3間の入出力流路が連通すると共に、それ
以外の不整合位置では流路が遮断される。
【0004】また、弁ケース11に対して締め付けリン
グ13を締め付けると、押圧ばね部材14の圧縮状態が
可変されてばね圧が増減され、弁座面に対する弁体部材
10の圧接状態を調整して取り扱う高圧流体の圧力に対
抗できるようにする。
【0005】なお、前記バルブ1に於ける弁座部材8と
弁体部材10および弁棒16は、摺動による摩耗を少な
くして高圧流体に対するシール性を高め且つ流体による
腐食などを防止するために、比較的柔軟性があり且つ摩
擦係数が小さくて而も耐薬品性に優れた例えばフッ素樹
脂などの合成樹脂材などが使用され、弁ケース11には
PEEK材又はフッ素樹脂などの合成樹脂材などが使用
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来構造
によるバルブ1の場合には、底部に穿設された横長の連
通溝9によって弁体部材10の受圧面積が大きく、弁座
面から引き離す方向へ高圧流体による強い押圧力が流路
側から弁体部材10に作用し、締め付けリング13の調
整による押圧ばね部材14のばね圧が弱いと流体漏れに
対するシール性が損なわれる恐れがあり、過剰にばね圧
を増加させるとその分だけ操作ハンドルによるバルブの
切換操作が重くなるので、取り扱う流体圧力に応じて必
要以上にばね圧を増加させない範囲内で適正に調整する
煩わしさがある。
【0007】また、流体が弁孔6,7から連通溝9へ移
送される際に流路の形状及び断面積が変わると、その際
に流速や流体圧が変化すると共に、乱流や滞留などが発
生し易くなって一定の層流状態が保持できなくなる恐れ
があり、特に分析用試料となる流体を移送する場合には
試料が攪拌されて分析の精度が阻害されたり、試料の一
部が弁座部材8と弁体部材10間の空隙に残留して、別
の試料分析を行う際に事前の洗浄でも除去されずに夾雑
物として分析の精度が阻害されたりする。
【0008】また、前記高圧流体の押圧力や締め付けリ
ング13のばね圧調整によってバルブの切換操作力が変
化すると共に、弁開閉の回転角度を規制する摺動案内溝
19に対する係止ピン20を弁体部材10に装着された
構造の場合には、摺動案内溝19に対する係止ピン20
の係合状態も変化して摺動摩擦力も増減するので、操作
ハンドル17の回転操作による円滑な弁開閉が損なわれ
る恐れもある。
【0009】更に、係止ピン20が装着される弁体部材
10に比較的柔軟性があるフッ素樹脂などの合成樹脂材
が使用されている場合には、開弁又は閉弁する際に操作
ハンドル17の回転操作で係止ピン20が摺動案内溝1
9の始端又は終端に係止される時に過大な回転操作力を
加えすぎると、弁体部材10に歪み変形を生じて弁座面
に対するシール性が損なわれる恐れもある。
【0010】そこで本発明では、流路を開閉するために
弁体部材の底面に設けた連通溝を受圧面積の小さい構造
にすることで、比較的小さなばね圧でも安定したシール
性が得られると共に、ばね圧を小さくすることによって
弁開閉操作を円滑にし、また形状と断面積がほぼ一定な
連続状の流路に形成することで、流体の攪拌や残留を少
なくするようにし、弁開閉の回転角度を規制する摺動案
内溝と係止ピンによる位置決め手段を弁体部材に影響を
与えない位置に移し替えることで、ばね圧調整による係
合状態の変化を無くして弁開閉操作を円滑にすると共
に、弁体部材の歪み変形を無くしてシール性が損なわれ
ないようにし、前記した従来技術における課題を解決し
得るバルブの提供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
本発明によるバルブでは、一端側が入力側接続口に連通
する流入路と、一端側が出力側接続口に連通する流出路
及び、これらの流入路と流出路の他端側が連通口として
それぞれ開口する弁座面を底面に形成した弁体収容穴を
弁ケースに設け、この弁体収容穴には前記連通口を連通
又は遮断させて流路の開閉又は切換を行う連通路を備え
た弁体を回動自在に収容させ、この弁体を押圧ばね部材
と連結部材によって弁座面側へ圧接させた状態で前記弁
ケースに弾性支持させると共に、前記弁体の上端側に弁
棒を設けて当該弁棒には弁体を開弁位置又は閉弁位置へ
回動操作する回動操作手段を設け、前記弁体の連通路は
両端側の弁口を前記弁座面に圧接する底面にそれぞれ開
口させると共に、当該弁口を相互に連通させる中間部分
を弁体内部に埋設した。
【0012】前記バルブにおいて、前記弁体の連通路と
弁ケースの流入路及び流出路は断面形状を円形とし、連
通路の弁口と流入路及び流出路の連通口は断面形状と断
面積がほぼ等しく形成されていることが望ましく、また
前記開弁位置と閉弁位置を設定するために、前記弁体の
回転角度を規制する位置決め手段を前記開閉操作手段と
前記弁ケースの間に設けることが望ましく、例えば前記
開閉操作手段は、前記弁ケースから突設された弁棒の上
端に装着された開閉操作ツマミで構成され、前記位置決
め手段は、前記弁ケース又は前記開閉操作ツマミの何れ
か一方から突設させた係止ピンと、何れか他方に凹設し
て前記係止ピンが係合される円弧状の摺動案内溝で構成
すると良い。
【0013】
【実施の形態】以下に、本発明によるバルブを図2〜8
で図示する実施の形態に基づいて詳細に説明するが、図
2はサンプルインジェクターに適用したバルブの斜視
図、図3は図2のバルブの縦断面図、図4は図2のバル
ブの動作状態の説明図、図5は図2のバルブをサンプル
インジェクターとした流体切換装置の平面図、図6は図
5の流体切換装置の動作を説明する回路図、図7は他の
実施形態による開閉バルブの説明図で、図8は本発明を
切換バルブに適用した実施形態である。
【0014】バルブ21は図1及び図2で示すように、
流入側接続口22に連通する流入路23と、流出側接続
口24に連通する流出路25とが穿設された弁ケース2
6によってステータ部が構成され、サンプルインジェク
ターに適用するこの実施形態では注射器を用いて流入路
23へ分析用試料液を圧入するために、流入路23を傾
斜状にして流入側接続口22にねじ穴を形成し、注射器
の装着孔27を設けたアダプター28をねじ込み接続さ
せ、流出側接続口24は後述する流体切換装置に接続し
て流出路25から分析用試料液を移送するために、流体
切換装置に直接又は配管用のコネクタにねじ込み接続で
きるねじ軸29を突出形成した。
【0015】弁ケース26には弁体収容穴30が穿設さ
れ、この弁体収容穴30の底面が形成する弁座面31に
前記流入路23及び流出路25端部の連通口23a,2
5aがそれぞれ開口されると共に、弁体収容穴30内に
は上端側に弁棒32を一体に形成した弁体33が回動自
在に嵌合され、この弁体33には両端側の弁口34a,
34bをそれぞれ底面に開口させると共に、この弁口3
4a,34bを相互に連結させる態様で中間部分を弁体
33の内部に埋設した連通路34が穿設され、この連通
路34は前記流入路23及び流出路25と断面がほぼ同
径で図4で示すように弁体33を回動させた際に、開弁
位置では双方の開口端部に形成された弁口と連通口が整
合して閉弁位置では不整合になるように配置されてい
る。
【0016】なお、図示の実施形態では弁ケース26と
弁棒32及び弁体33を機械加工する場合を想定して、
前記流入路23と流出路25及び連通路34は断面円形
に形成すると共に、開口側から穴加工できるように直線
の組合せとしたが、これに限定されること無く例えば樹
脂成形加工する場合にはそれに適合した形態にして実施
することができる。
【0017】弁体収容穴30に嵌合された弁体33は、
弁棒32の外周にはめ込んだ押圧ばね部材36によって
弾性状態で支持されると共に、弁棒32に外嵌させて弁
体収容穴30の上部側内周面に刻設したねじ溝37に螺
合させたばね受け兼用の連結部材38によって係止保持
されており、この実施形態では押圧ばね部材36として
複数枚の皿ばねを用い、連結部材38には工具を受容し
て回動させるための締付手段(図示しないが例えば上面
にすり割り)を設け、前記ステータ部に対して装着され
るロータ部を構成するが、ロータ部を装着する際にはね
じ溝37に螺合させた連結部材38の締め付けで押圧ば
ね部材36の圧縮変形状態を可変させ、弁座面31に対
する弁体33の圧接状態を所望に設定する。
【0018】弁棒32の上端には、弁体33を回動させ
て流路の開閉を行うための切換操作ツマミ39が装着さ
れるが、この切換操作ツマミ39は、ねじ穴に螺合させ
た止めねじ40の先端を弁棒32に設けた係止溝穴35
に嵌合することで連結され、また開弁位置と閉弁位置を
設定するために、切換操作ツマミ39の回転角度を規制
する位置決め手段が切換操作ツマミ39と弁ケース26
の間に設けられ、この実施形態では切換操作ツマミ39
の底面側外周に60°の円弧状に切り欠いた摺動案内溝
41を設け、この摺動案内溝41に弁ケース26の上面
から突出させた係止ピン42を係合させたが、係止ピン
41を切換操作ツマミ39側に植設して弁ケース26側
に設けた摺動案内溝41に係合させる実施形態もある。
【0019】なお、前記バルブ21に於ける弁体33お
よび弁棒32は、摺動による摩耗を少なくして高圧流体
に対するシール性を高め且つ流体による腐食などを防止
するために、比較的柔軟性があり且つ摩擦係数が小さく
て而も耐薬品性に優れた例えばフッ素樹脂などの合成樹
脂材などを使用し、弁ケース26にはPEEK材又はフ
ッ素樹脂などの合成樹脂材などを使用することが望まし
い。
【0020】また、図示の実施形態ではアダプター28
の装着孔27に注射器を挿入して試料液を圧入するよう
にしたが、アダプター282代えて配管チューブ付のコ
ネクタを流入側接続口22にねじ込み接続し、注射器や
注入用ポンプなどの圧送手段から配管チューブを介して
試料液を注入することも可能であり、更に流入側接続口
22を流出側接続口24と同様に雌形コネクタが接続さ
れるねじ軸にしたり、流出側接続口24を流入側接続口
22と同様に雄形コネクタが接続されるねじ穴にする実
施形態もある。
【0021】以上の実施形態によるバルブ21は、切換
操作ツマミ39の正転又は逆転によって摺動案内溝41
が係止ピン42に案内されながら、弁棒32及び弁体3
3が図4の開弁位置と閉弁位置の間を回動し、開弁位置
では連通路34両端の弁口34a,34bが弁座面31
に開口された流入路23の連通口23aと流出路25の
連通口25aに整合して流路を連通させ、閉弁位置では
連通路34両端の弁口34a,34bが流入路23の連
通口23aと流出路25の連通口25aに不整合とな
り、連通口23a及び連通口25aが弁体33底面の平
坦部によって閉塞されるので、流入路23と流出路25
間の流路が遮断される。
【0022】前記バルブ21を従来構造のバルブ1と比
較すると、ステータ部となる弁ケース26側の流入路2
3及び流出路25の連通口23a,25aと、ロータ部
となる弁体33側の連通路34の弁口34a,34bの
形状及び断面積がほぼ等しい状態で連設したことによ
り、流速や流体圧の変化を少なくすると共に乱流及び滞
留の発生を減少させた一定の層流状態で送液することが
できる。
【0023】また、高圧流体を受ける弁体33の受圧面
積を小さくしたことで流体漏れに対するシール性が向上
し、且つ押圧ばね部材36のばね圧調整に余裕ができた
ことによって連結部材38による過大な締付を必要とし
ないので、切換操作ツマミ39による流路の開閉操作を
スムースに行うことができる。
【0024】更に、切換操作ツマミ39の回転角度を規
制する位置決め手段を弁体33に影響を与えない切換操
作ツマミ39と弁ケース26の間に設けたことにより、
回動操作時における弁体33の変形による流体漏れを無
くし且つ、この回動操作時における弁体33の歪み変形
と前記流体圧による弁体33の押し上げ並びに前記ばね
圧調整などによって位置決め手段の係合状態が変化を受
けないので、切換操作ツマミ39の操作性が損なわれる
こと或いは開弁位置で連通路34と弁口34a,34b
の整合状態にズレを生ずるなどの恐れは解消される。
【0025】前記バルブ21は、例えば液体クロマトグ
ラフィーの分離カラムへ分析試料液を切り換え移送する
ために、図5で構造の概略を図6で動作状態の概略をそ
れぞれ示すように、サンプルインジェクターとして流体
切換装置43に装着させて使用することができるが、こ
のような使用の場合には特に本発明が具備する効果を有
効的に発揮することができる。
【0026】流体切換装置43は、ドーナツ状のステー
タ部44と、このステータ部44の軸心に装着されて切
換操作ハンドル45によって所定角度(図示の実施形態
では30°)に回動操作されるロータ部46を備えてお
り、ステータ部44には所定角度(図示した実施形態で
は30°)毎に放射方向へ通孔47a〜47fが穿設さ
れ、ロータ部46の外周にはステータ部44に設けた隣
接する2つの通孔の間を連通させる態様で円弧状に形成
された連通路48a〜48cが設けられ、前記通孔47
a〜47fの外周側端部には切換操作される各機器類が
接続されると共に、通孔47a〜47fの内周側端部は
連通路48a〜48cと整合する態様で開口されてい
る。
【0027】前記流体切換装置43では、例えば通孔4
7aにねじ軸29を介して前記サンプルインジェクタと
なるバルブ21を接続すると共に、他の通孔47b〜4
7fにコネクタ49と配管チューブ50を介して図示の
ように、分離カラム51,ループ(試料液の蓄積管路)
52,移動相の送液ポンプ53,廃液槽54とそれぞれ
接続させ、切換操作ハンドル45によるロータ部46の
回動で図6(a)又は図6(b)の状態に流路の切換操
作が行われ、分析が終了した後に内部に残留する古い試
料液を洗浄すると共に、新たに分析する試料液を一定内
容積のループ52内へ予め充填する際には図6(a)の
状態で使用され、分析を行う際には図6(b)の状態で
使用される。
【0028】図6(a)の状態でバルブ21及び流体切
換装置43の連通路48aを介して予めループ52内へ
充填された試料液は、図6(b)の状態で送液ポンプ5
3及び流体切換装置43の連通路48cを介して給送さ
れる移動相をキャリヤーとして分離カラム51へ圧送さ
れ、固定相が充填された分離カラム51中で所定の分析
作業が行われ、分析後の管路中の残留液は図6(a)の
状態でバルブ21を介して給送される洗浄液によって廃
液槽54へ排出され、次に分析する試料液が新たにルー
プ52内へ充填される。
【0029】分離カラム51に対する移動相の圧送は、
圧力の変動を少なくするために流路を切り換えに係わら
ず継続的に行われるが、図6(b)の状態から図6
(a)の状態へ流路を切り換えた際に、連通路48aを
介してループ52側から試料液の注入側へ圧力流体が逆
流する恐れがあるので、これを防止するために開閉バル
ブ21を用いたサンプルインジェクターを装着させたも
のであるから、開閉バルブには高圧流体の圧力に対抗し
得る高いシール性が必要であり、本願発明による前記バ
ルブ21はこのような使用に適合するものである。
【0030】即ち、シール性の向上と変動の少ない流体
給送を可能とした前記バルブ21をサンプルインジェク
ターに用いることにより、分析用試料となる流体を移送
する際に試料液が攪拌されて分析の精度が阻害された
り、試料の一部が弁ケース26と弁体33間の空隙に夾
雑物として残留して別の試料分析を行う際に精度が阻害
されたり恐れが無く、また試料液の注入側へ圧力流体が
逆流することを防止することが可能となり、一般的な用
途にも効果的に使用できるが特に液体クロマトグラフィ
ーによる微妙な試料分析には好適なバルブである。
【0031】次に、図7は本発明によるバルブの他の実
施形態を示すが、これらは弁体を含む開閉弁機構を備え
たロータ部に対するステータ部即ち弁ケース側の流入側
接続口と流入路及び流出側接続口と流出路の配置が異な
るだけで、ロータ部の構成並びにステータ部の基本的な
構造は先の実施形態のものと同様であり、従って同様に
機能する部分については先の実施形態と同じ符号を付し
て以下の説明を行い、重複する説明は省略する。
【0032】図7(a)のバルブ21Aは、弁体33の
軸心線に対して流入側接続口27と流出側接続口24が
直角な方向に配置されると共に、この流入側接続口27
と流出側接続口24が直列状に配置され、弁体33側に
穿設された連通路34の一端側(弁口34a)と流入側
接続口27の間を流入路23で連結し、連通路34の他
端側(弁口34b)と流出側接続口24の間を流出路2
5で連結するように、弁ケース26Aに流路が形成され
ている。
【0033】図7(b)のバルブ21Bは、弁体33の
軸心線に対して流入側接続口27と流出側接続口24が
平行な方向に配置されると共に、この流入側接続口27
と流出側接続口24が並列状に配置され、弁体33側に
穿設された連通路34の一端側(弁口34a)と流入側
接続口27の間を流入路23で連結し、連通路34の他
端側(弁口34b)と流出側接続口24の間を流出路2
5で連結するように、弁ケース26Bに流路が形成され
ている。
【0034】図7(c)のバルブ21Cは、弁体33の
軸心線に対して流入側接続口27と流出側接続口24が
直角な方向に配置されると共に、この流入側接続口27
と流出側接続口24が並列状に配置され、弁体33側に
穿設された連通路34の弁口34aと流入側接続口27
の間を流入路23で連結し、連通路34の弁口34bと
流出側接続口24の間を流出路25で連結するように、
弁ケース26Cに流路が形成されている。
【0035】図7(d)のバルブ21Dは、弁体33の
軸心線に対して流入側接続口27が平行な方向で流出側
接続口24が直角な方向にそれぞれ配置されると共に、
この流入側接続口27と流出側接続口24が直交状に配
置され、弁体33側に穿設された連通路34の一端側
(弁口34a)と流入側接続口27の間を流入路23で
連結し、連通路34の他端側(弁口34b)と流出側接
続口24の間を流出路25連結するように、弁ケース2
6Dに流路が形成されている。
【0036】図7(e)のバルブ21Eは、弁体33の
軸心線に対して流入側接続口27が直角な方向で流出側
接続口24が平行な方向にそれぞれ配置されると共に、
この流入側接続口27と流出側接続口24が直交状に配
置され、弁体33側に穿設された連通孔34の弁口34
aと流入側接続口27の間を流入路23で連結し、連通
孔34の弁口34bと流出側接続口24の間を流出路2
5で連結するように、弁ケース26Eに流路が形成され
ている。
【0037】更に、本発明によるバルブは、前記実施形
態で説明した流路の開閉だけではなく、例えば図8で示
す実施形態のように流路の切換用バルブにも適用できる
ものであり、このバルブ55では弁ケース56に1つの
流入側接続口57と複数(図示の例では2つ)の流出側
接続口58,59を設け、流入側接続口57に連通する
流入路60の連通口60aと流出側接続口58,59に
連通する流出路61,62の連通口61a,62aを弁
体収容穴63底面の弁座面64に開口させたステータ部
を構成している。
【0038】前記弁ケース56の弁体収容穴63内へ
は、前述した図2〜4で示す実施形態の場合と同様に弁
体33を回動自在に嵌合させた態様でロータ部を装着さ
せ、弁体33を回動操作した際に連通路34の弁口34
a,34bが流入路60の連通口60aと流出路61の
連通口61a又は、流入路60の連通口60aと流出路
62の連通口62aの何れかへ選択的に整合させ、連結
路34を介して流入路と流出路を連通させるように構成
されている。
【0039】なお、この実施形態では2つの流路切換を
行うバルブに付いて説明したが、同様の構造で3つ以上
の流路切換に適用するなど各種の変形が可能であり、例
えばスタータ部となる弁ケース側に弁座面へ一端側が開
口する6つの連孔を設けると共に、ロータ側となる弁体
に連通口がそれぞれ底面に開口する3つの連通路を設
け、図5及び図6に基づいて説明した流体切換装置と同
様に機能するバルブに適用することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上に説明した実施の形態でも明らかな
とおり、本発明のバルブでは流入路と流出路の連通口が
開口された弁座面に対し、この弁座面に圧接状態で底面
が着座する弁体に前記連通口の間を連通又は遮断させる
連通路を設け、この連通路は両端側の弁口を底面に開口
して中間部分を弁体内部に埋設し、弁体が流体圧を受け
る受圧面積を減少させる構成としたので、弁体を弁座面
に着座させる押圧ばね部材の作用が有効に機能してシー
ル効果が高まり、流体漏れ及び弁ケースと弁体間に夾雑
物として残留液が蓄積されることなどが解消されると共
に、過剰にばね圧を増大させる必要がないので、弁体を
回動させる際の操作も容易になる。
【0041】また、弁体の連通路と弁ケースの流入路及
び流出路は断面形状を円形とし、連通路の弁口と流入路
及び流出路の連通口は断面形状と断面積がほぼ等しく形
成すると流体の流れがスムースになり、特にサンプルイ
ンジェクターとして使用する際には、分析の精度を阻害
する恐れのある試料液の乱流や滞留或いは攪拌などを軽
減させることができる。
【0042】更に、弁体の回転角度を規制する位置決め
手段を弁体に影響を与えない開閉操作手段と弁ケースの
間に設けると、弁体を回動操作させた際に当該弁体が歪
み変形する恐れが無いので、シール性を低下させて流体
漏れを生じたり弁ケースと弁体間に夾雑物として残留液
が蓄積されることなどが解消されると共に、前記連通路
の弁口と流入路及び流出路の連通口の整合位置にズレを
生じたり、弁体を回動させる際の操作が損なわれたりす
ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来構造によるバルブの縦断面図。
【図2】本発明の実施形態によるバルブの外観斜視図。
【図3】図2のバルブの縦断面図。
【図4】図2のバルブに於ける開閉作動状態の説明図。
【図5】図2のバルブを使用した液体クロマトグラフィ
ーの流体切換装置の平面図。
【図6】図5の流体切換装置の動作を説明する回路図。
【図7】本発明の他の実施形態による開閉バルブの一部
を破断した状態の正面図。
【図8】本発明の他の実施形態による切換バルブの一部
を破断した状態の正面図。
【符号の説明】
21,21A〜21E,55 バルブ 22,57 流入側接続口 23,60 流入路 23a,25a 連通口 24,58,59 流出側接続口 25,61,62 流出路 26,56 弁ケース 27 装着孔 28 アダプター 29 ねじ軸 30,63 弁体収容穴 31,64 弁座面 32 弁棒 33 弁体 34 連通路 34a,34b 弁口 35 係止溝穴 36 押圧ばね部材 37 ねじ溝 38 連結部材 39 切換操作ツマミ 40 止めねじ 41 摺動案内溝 42 係止ピン 43 流体切換装置 44 ステータ部 45 切換操作ハンドル 46 ロータ部 47a〜47f 通孔 48a〜48c 連通路 49 コネクタ 50 配管チューブ 51 分離カラム 52 ループ 53 送液ポンプ 54 廃液槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側が入力側接続口に連通する流入路
    と、一端側が出力側接続口に連通する流出路及び、これ
    らの流入路と流出路の他端側が連通口としてそれぞれ開
    口する弁座面を底面に形成した弁体収容穴を弁ケースに
    設け、この弁体収容穴には前記連通口を連通又は遮断さ
    せて流路の開閉又は切換を行う連通路を備えた弁体を回
    動自在に収容させ、この弁体を押圧ばね部材と連結部材
    によって弁座面側へ圧接させた状態で前記弁ケースに弾
    性支持させると共に、前記弁体の上端側に弁棒を設けて
    当該弁棒には弁体を開弁位置又は閉弁位置へ回動操作す
    る回動操作手段を設け、前記弁体の連通路は両端側の弁
    口を前記弁座面に圧接する底面にそれぞれ開口させると
    共に、当該弁口を相互に連通させる中間部分を弁体内部
    に埋設したことを特徴とするバルブ。
  2. 【請求項2】 前記弁体の連通路と弁ケースの流入路及
    び流出路は断面形状を円形とし、連通路の弁口と流入路
    及び流出路の連通口は断面形状と断面積がほぼ等しく形
    成されている請求項1に記載のバルブ。
  3. 【請求項3】 前記開弁位置と閉弁位置を設定するため
    に、前記弁体の回転角度を規制する位置決め手段を前記
    開閉操作手段と前記弁ケースの間に設けた請求項1又は
    請求項2に記載のバルブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239780A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Uniflows Co Ltd 摺動式切換バルブ
CN112483679A (zh) * 2020-11-18 2021-03-12 深圳垦拓流体控制有限公司 一种长寿命结构的旋切阀
CN115949774A (zh) * 2022-10-31 2023-04-11 宁波拓普集团股份有限公司 一种五通水阀
CN115949772A (zh) * 2022-10-31 2023-04-11 宁波拓普集团股份有限公司 一种环型多通路阀芯结构及水阀

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