JPH10312220A - 2つのサーボ系間の追従制御方法 - Google Patents
2つのサーボ系間の追従制御方法Info
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- JPH10312220A JPH10312220A JP12104197A JP12104197A JPH10312220A JP H10312220 A JPH10312220 A JP H10312220A JP 12104197 A JP12104197 A JP 12104197A JP 12104197 A JP12104197 A JP 12104197A JP H10312220 A JPH10312220 A JP H10312220A
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- speed
- servo system
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2つのサーボ系間の追従制御において、遅い
系の速度ループによる応答遅れが原因となって加速度の
変化が大きい部分での同期誤差が補正できない問題点を
解決する。 【解決手段】 第1のサーボ系(応答の遅い系)の位置
検出信号Xsをサンプリングして得られた第2のサーボ
系(応答の速い系)の速度指令Xs’に補正係数K1を
乗じて第1の補正信号y1(t)を得、また第1のサー
ボ系の速度指令f(t)に補正係数K2を乗じて第2の
補正信号y2(t)を得、第1、第2の補正信号y1
(t)、y2(t)を加算して第2のサーボ系の速度偏
差を補正するとともに、第1のサーボ系の速度指令の微
分値d(f(t))/dtに補正係数K3を乗じて第3
の補正信号y3(t)を得、これを第1のサーボ系の速
度指令f(t)に加算して第1のサーボ系の速度ループ
の遅れを補正する。
系の速度ループによる応答遅れが原因となって加速度の
変化が大きい部分での同期誤差が補正できない問題点を
解決する。 【解決手段】 第1のサーボ系(応答の遅い系)の位置
検出信号Xsをサンプリングして得られた第2のサーボ
系(応答の速い系)の速度指令Xs’に補正係数K1を
乗じて第1の補正信号y1(t)を得、また第1のサー
ボ系の速度指令f(t)に補正係数K2を乗じて第2の
補正信号y2(t)を得、第1、第2の補正信号y1
(t)、y2(t)を加算して第2のサーボ系の速度偏
差を補正するとともに、第1のサーボ系の速度指令の微
分値d(f(t))/dtに補正係数K3を乗じて第3
の補正信号y3(t)を得、これを第1のサーボ系の速
度指令f(t)に加算して第1のサーボ系の速度ループ
の遅れを補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、速度の閉回路系を
マイナループとして持つ第1のサーボ系の位置検出信号
をサンプリングしてデジタル演算処理をした信号を、速
度の閉回路制御系をマイナループとして持つ第2のサー
ボ系の位置指令信号とすることにより、第2のサーボ系
の挙動を第1のサーボ系の挙動に追従させる2つのサー
ボ系間の追従制御方法に関する。
マイナループとして持つ第1のサーボ系の位置検出信号
をサンプリングしてデジタル演算処理をした信号を、速
度の閉回路制御系をマイナループとして持つ第2のサー
ボ系の位置指令信号とすることにより、第2のサーボ系
の挙動を第1のサーボ系の挙動に追従させる2つのサー
ボ系間の追従制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のサーボ系を同期して制御する場
合、通常次の二つの方法が考えられる。一つはサーボ系
の応答特性を一致させて、互いの指令を同期して出力す
る方法で、もう一つは応答特性を一致させることの難し
いサーボ系に対して、速い方の系を遅い方の系に同期さ
せて制御する方法である。前者は一般的なサーボモータ
同士の制御に用いられ、応答特性さえ一致させれば正確
な同期制御が可能である。しかし後者の場合遅い系への
指令を出力した後、その応答を観測しながら速い系への
指令を演算し、出力するため、観測時の遅れ時間が存在
し、速い系の応答をいくら速めても正確な同期(追従)
は不可能であった。
合、通常次の二つの方法が考えられる。一つはサーボ系
の応答特性を一致させて、互いの指令を同期して出力す
る方法で、もう一つは応答特性を一致させることの難し
いサーボ系に対して、速い方の系を遅い方の系に同期さ
せて制御する方法である。前者は一般的なサーボモータ
同士の制御に用いられ、応答特性さえ一致させれば正確
な同期制御が可能である。しかし後者の場合遅い系への
指令を出力した後、その応答を観測しながら速い系への
指令を演算し、出力するため、観測時の遅れ時間が存在
し、速い系の応答をいくら速めても正確な同期(追従)
は不可能であった。
【0003】そこで、第1のサーボ系の位置検出信号に
応じた第1の補正信号と、第1のサーボ系の速度の指令
信号から得られた第2の補正信号を発生し、これら第
1、第2の補正信号で第2のサーボ系の速度偏差を補正
するもの(特開昭63−268011)など、遅い系と
速い系の同期精度をよくするための制御方法が提案され
ている。図4は特開昭63−268011に開示された
制御方法の代表例を示す図である。図4の上段が第1の
サーボ系(応答の遅い系)であり、下段のループが第2
のサーボ系(応答の速い系)である。Ks、Kzは位置
ループの比例ゲイン、Gs、Gzは伝達関数、f(t)
は速度指令、d(f(t))/dtは速度指令の微分
値、∫f(τ)dτは位置指令、Xs’、Xz’は速
度、Xs、Xzは位置、kは定数、K1は応答に対する
補正係数、K2は指令に対する補正係数、Dはサンプリ
ング回路である。
応じた第1の補正信号と、第1のサーボ系の速度の指令
信号から得られた第2の補正信号を発生し、これら第
1、第2の補正信号で第2のサーボ系の速度偏差を補正
するもの(特開昭63−268011)など、遅い系と
速い系の同期精度をよくするための制御方法が提案され
ている。図4は特開昭63−268011に開示された
制御方法の代表例を示す図である。図4の上段が第1の
サーボ系(応答の遅い系)であり、下段のループが第2
のサーボ系(応答の速い系)である。Ks、Kzは位置
ループの比例ゲイン、Gs、Gzは伝達関数、f(t)
は速度指令、d(f(t))/dtは速度指令の微分
値、∫f(τ)dτは位置指令、Xs’、Xz’は速
度、Xs、Xzは位置、kは定数、K1は応答に対する
補正係数、K2は指令に対する補正係数、Dはサンプリ
ング回路である。
【0004】図4の制御方法は、第1のサーボ系の位置
検出信号Xsをサンプリングして得られた第2のサーボ
系の速度指令Xs’に補正係数K1を乗じて第1の補正
信号y1(t)を得、また第1のサーボ系の速度指令f
(t)に補正係数K2を乗じて第2の補正信号y2
(t)を得、第1、第2の補正信号y1(t)、y2
(t)を加算して第2のサーボ系の速度偏差を補正する
ものである。
検出信号Xsをサンプリングして得られた第2のサーボ
系の速度指令Xs’に補正係数K1を乗じて第1の補正
信号y1(t)を得、また第1のサーボ系の速度指令f
(t)に補正係数K2を乗じて第2の補正信号y2
(t)を得、第1、第2の補正信号y1(t)、y2
(t)を加算して第2のサーボ系の速度偏差を補正する
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した、特開昭63
−268011の制御方法では、ランプ入力についての
同期誤差補正は可能であるが、遅い系の指令速度および
指令加速度が大きくなると、遅い系の速度ループによる
応答遅れが原因となって加速度の変化が大きい部分、す
なわちステップ指令に近い部分での同期誤差が補正でき
ないという問題点があった。本発明の目的は、特開昭6
3−268011の制御方法において、遅い系の速度ル
ープの遅れを補正した応答特性の異なる制御対象間の正
確な同期制御が可能な、2つのサーボ系間の追従制御方
法を提供することにある。
−268011の制御方法では、ランプ入力についての
同期誤差補正は可能であるが、遅い系の指令速度および
指令加速度が大きくなると、遅い系の速度ループによる
応答遅れが原因となって加速度の変化が大きい部分、す
なわちステップ指令に近い部分での同期誤差が補正でき
ないという問題点があった。本発明の目的は、特開昭6
3−268011の制御方法において、遅い系の速度ル
ープの遅れを補正した応答特性の異なる制御対象間の正
確な同期制御が可能な、2つのサーボ系間の追従制御方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の2つのサーボ系間の追従制御方法の第1
は、第1のサーボ系の速度の指令信号に微分補償を加え
ることにより遅い系の応答の遅れを補正するものであ
る。本発明の2つのサーボ系間の追従制御方法の第2
は、第1系のサーボ系の位置の指令信号に微分補償を加
えることにより遅い系の応答の遅れを補正するものであ
る。各図の上段が第1のサーボ系(応答の遅い系)であ
り、下段のループが第2のサーボ系(応答の速い系)で
ある。Ks、Kzは位置ループの比例ゲイン、Gs、G
zは伝達関数、f(t)は速度指令、d(f(t))/
dtは速度指令の微分値、∫f(τ)dτは位置指令、
Xs’、Xz’は速度、Xs、Xzは位置、kは定数、
K1は応答に対する補正係数、K2は指令に対する補正
係数、K3は指令に対する微分補償係数、Dはサンプリ
ング回路である。
めに、本発明の2つのサーボ系間の追従制御方法の第1
は、第1のサーボ系の速度の指令信号に微分補償を加え
ることにより遅い系の応答の遅れを補正するものであ
る。本発明の2つのサーボ系間の追従制御方法の第2
は、第1系のサーボ系の位置の指令信号に微分補償を加
えることにより遅い系の応答の遅れを補正するものであ
る。各図の上段が第1のサーボ系(応答の遅い系)であ
り、下段のループが第2のサーボ系(応答の速い系)で
ある。Ks、Kzは位置ループの比例ゲイン、Gs、G
zは伝達関数、f(t)は速度指令、d(f(t))/
dtは速度指令の微分値、∫f(τ)dτは位置指令、
Xs’、Xz’は速度、Xs、Xzは位置、kは定数、
K1は応答に対する補正係数、K2は指令に対する補正
係数、K3は指令に対する微分補償係数、Dはサンプリ
ング回路である。
【0007】図2は本発明の第1に対応し、第1のサー
ボ系の位置検出信号Xsをサンプリングして得られた第
2のサーボ系の速度指令Xs’に補正係数K1を乗じて
第1の補正信号y1(t)を得、また第1のサーボ系の
速度指令f(t)に補正係数K2を乗じて第2の補正信
号y2(t)を得、第1、第2の補正信号y1(t)、
y2(t)を加算して第2のサーボ系の速度偏差を補正
するとともに、第1のサーボ系の速度指令の微分値d
(f(t))/dtに補正係数K3を乗じて第3の補正
信号y3(t)を得、これを第1のサーボ系の速度指令
f(t)に加算して第1のサーボ系の速度ループの遅れ
を補正するものである。図3の例は本発明の第2に対応
し、第1のサーボ系の位置検出信号Xsをサンプリング
して得られた第2のサーボ系の速度指令Xs’に補正係
数K1を乗じて第1の補正信号y1(t)を得、また第
1のサーボ系の位置指令∫f(τ)dτに補正係数K2
を乗じて第2の補正信号y2(t)を得、第1、第2の
補正信号y1(t)、y2(t)を加算して第2のサー
ボ系の速度偏差を補正するとともに、第1のサーボ系の
位置指令の微分値d(f(τ)dτ)/dtに補正係数
K3を乗じて第3の補正信号y3(t)を得、これを第
1のサーボ系の位置指令f(τ)dτに加算して第1の
サーボ系の速度ループの遅れを補正するものである。
ボ系の位置検出信号Xsをサンプリングして得られた第
2のサーボ系の速度指令Xs’に補正係数K1を乗じて
第1の補正信号y1(t)を得、また第1のサーボ系の
速度指令f(t)に補正係数K2を乗じて第2の補正信
号y2(t)を得、第1、第2の補正信号y1(t)、
y2(t)を加算して第2のサーボ系の速度偏差を補正
するとともに、第1のサーボ系の速度指令の微分値d
(f(t))/dtに補正係数K3を乗じて第3の補正
信号y3(t)を得、これを第1のサーボ系の速度指令
f(t)に加算して第1のサーボ系の速度ループの遅れ
を補正するものである。図3の例は本発明の第2に対応
し、第1のサーボ系の位置検出信号Xsをサンプリング
して得られた第2のサーボ系の速度指令Xs’に補正係
数K1を乗じて第1の補正信号y1(t)を得、また第
1のサーボ系の位置指令∫f(τ)dτに補正係数K2
を乗じて第2の補正信号y2(t)を得、第1、第2の
補正信号y1(t)、y2(t)を加算して第2のサー
ボ系の速度偏差を補正するとともに、第1のサーボ系の
位置指令の微分値d(f(τ)dτ)/dtに補正係数
K3を乗じて第3の補正信号y3(t)を得、これを第
1のサーボ系の位置指令f(τ)dτに加算して第1の
サーボ系の速度ループの遅れを補正するものである。
【0008】次に、図2の例について詳しく説明する。
この構成中、従来方法のK1、K2の定数設定にK3の
定数設定を加えたことが本方法にとって特に重要な点で
ある。従来の技術では同期期間中の第1のサーボ系と、
第2のサーボ系とも過渡状態を考慮せずに遅い系の速度
の閉回路系のマイナループのループゲイン(Gs)を無
限大として近似した場合の速度ランプ入力の場合につい
て説明していたが、本発明では遅い系の速度の閉回路系
のマイナループを一次遅れとして近似して評価した。た
だし、この時、速い系の速度の閉回路系のマイナループ
のループゲイン(Gz)は無限大とする。ここで、遅い
系の伝達関数は2次遅れとなるが、遅い系の速度指令値
にK3を乗じた微分補償をすることにより、位置の閉回
路の2次遅れを位置の一次遅れとして取り扱うことがで
きる。これによって速度ループの遅れを無視できる。
この構成中、従来方法のK1、K2の定数設定にK3の
定数設定を加えたことが本方法にとって特に重要な点で
ある。従来の技術では同期期間中の第1のサーボ系と、
第2のサーボ系とも過渡状態を考慮せずに遅い系の速度
の閉回路系のマイナループのループゲイン(Gs)を無
限大として近似した場合の速度ランプ入力の場合につい
て説明していたが、本発明では遅い系の速度の閉回路系
のマイナループを一次遅れとして近似して評価した。た
だし、この時、速い系の速度の閉回路系のマイナループ
のループゲイン(Gz)は無限大とする。ここで、遅い
系の伝達関数は2次遅れとなるが、遅い系の速度指令値
にK3を乗じた微分補償をすることにより、位置の閉回
路の2次遅れを位置の一次遅れとして取り扱うことがで
きる。これによって速度ループの遅れを無視できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の2つのサー
ボ系の追従制御方法の実施例が適用されたサーボシステ
ムのブロック図である。このシステムは同期タッピング
マシンに適用され、サーボモータ1、タコジェネレータ
2、パルスジェネレータ3、サ−ボドライブ4、D/A
変換器5、偏差カウンタ6、位置指令払い出し部7がS
軸(主軸駆動)のサーボ系を構成し、サーボモータ1
1、タコジェネレータ12、パルスジェネレータ13、
サ−ボドライブ14、D/A変換器15、加算器27、
偏差カウンタ16、乗算器18がZ軸(テーブル駆動
軸)のサーボ系を構成している。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の2つのサー
ボ系の追従制御方法の実施例が適用されたサーボシステ
ムのブロック図である。このシステムは同期タッピング
マシンに適用され、サーボモータ1、タコジェネレータ
2、パルスジェネレータ3、サ−ボドライブ4、D/A
変換器5、偏差カウンタ6、位置指令払い出し部7がS
軸(主軸駆動)のサーボ系を構成し、サーボモータ1
1、タコジェネレータ12、パルスジェネレータ13、
サ−ボドライブ14、D/A変換器15、加算器27、
偏差カウンタ16、乗算器18がZ軸(テーブル駆動
軸)のサーボ系を構成している。
【0010】定数設定器20、21、22にはそれぞれ
補正K1、K2、K3が、また同期速度比払い出し部2
6には定数kがマイクロコンピュータ8により設定され
る。現在値カウンタ9は主軸駆動のサーボ系の位置検出
信号Xsをサンプリング信号19よりサンプリングし、
位置信号Xs’を出力する。この位置信号Xs’は乗算
器18で定数kと乗算されて、Z軸のサーボ系の位置指
令信号となる。この位置指令信号は同期速度補正演算器
23で前回読みとり値との差をとった補正係数K1と乗
算されて第1の補正信号y1(t)となる。乗算器17
は位置指令払い出し部7から出力されるS軸駆動のサー
ボ系の位置指令信号αt2 に定数kを乗算する。この乗
算器17の出力を同期速度補正運算器24で微分後、補
正係数K2と乗算されて第2の補正信号y2(t)とな
る。これら第1、第2の補正信号y1(t)、y2
(t)は加算器27で偏差カウンタ16の出力と加算さ
れる。同期速度補正演算器25は位置指令払い出し部7
から出力されるS軸駆動のサーボ系の位置指令信号αt
2 を微分後、補正係数K3が乗算されて第3の補正信号
y3(t)となる。この第3の補正信号y3(t)を位
置指令αt2 に加算する。
補正K1、K2、K3が、また同期速度比払い出し部2
6には定数kがマイクロコンピュータ8により設定され
る。現在値カウンタ9は主軸駆動のサーボ系の位置検出
信号Xsをサンプリング信号19よりサンプリングし、
位置信号Xs’を出力する。この位置信号Xs’は乗算
器18で定数kと乗算されて、Z軸のサーボ系の位置指
令信号となる。この位置指令信号は同期速度補正演算器
23で前回読みとり値との差をとった補正係数K1と乗
算されて第1の補正信号y1(t)となる。乗算器17
は位置指令払い出し部7から出力されるS軸駆動のサー
ボ系の位置指令信号αt2 に定数kを乗算する。この乗
算器17の出力を同期速度補正運算器24で微分後、補
正係数K2と乗算されて第2の補正信号y2(t)とな
る。これら第1、第2の補正信号y1(t)、y2
(t)は加算器27で偏差カウンタ16の出力と加算さ
れる。同期速度補正演算器25は位置指令払い出し部7
から出力されるS軸駆動のサーボ系の位置指令信号αt
2 を微分後、補正係数K3が乗算されて第3の補正信号
y3(t)となる。この第3の補正信号y3(t)を位
置指令αt2 に加算する。
【0011】次に、本実施形態における効果について従
来例と比較して図5により説明する。図5(a)に示す
とおり、同期タッピング加工では一般的にS軸とZ軸の
速度は異なるため、S軸の始点からの位置フィードバッ
ク値に同期速度定数kを乗算した結果をZ軸の始点から
の位置フィードバック値と比較する。図5(b)に示す
とおり従来例では、同期タッピングを行う場合、補正係
数K1、K2を最適調整しても加速度の変化時の同期誤
差を除去できなかったが、図5(c)の本発明の実施形
態ではS軸の指令信号を補正係数K3の調整で微分補償
することによって、S軸速度ループの遅れを補正できる
ため、加速度の変化時の同期誤差を低減できる。
来例と比較して図5により説明する。図5(a)に示す
とおり、同期タッピング加工では一般的にS軸とZ軸の
速度は異なるため、S軸の始点からの位置フィードバッ
ク値に同期速度定数kを乗算した結果をZ軸の始点から
の位置フィードバック値と比較する。図5(b)に示す
とおり従来例では、同期タッピングを行う場合、補正係
数K1、K2を最適調整しても加速度の変化時の同期誤
差を除去できなかったが、図5(c)の本発明の実施形
態ではS軸の指令信号を補正係数K3の調整で微分補償
することによって、S軸速度ループの遅れを補正できる
ため、加速度の変化時の同期誤差を低減できる。
【0012】第1の補正信号y1(t)によって主に遅
い系の位置観測、および速い系への指令作成時の演算遅
れが補正され、第2の補正信号y2(t)によって主に
遅い系の指令の立ち上がり時の遅れが補正され、第3の
補正信号y3(t)によって遅い系の指令加速度の変化
に対する追従遅れが補正される。なお、補正係数K1、
K2は観測遅れ、演算処理による遅れ、およびZ軸の位
置ループゲインによって決まり、K1、K2の比率はZ
軸、S軸の位置ループゲインによって決まる。また、補
正係数K3はS軸の速度ループゲインによって決まる。
サンプリングタイムにより観測および演算処理による遅
れ時間は一定となり、Z軸とS軸の位置ループゲインか
ら補正係数K1、K2を設定することにより、またS軸
の速度ループゲインから補正係数K3を設定することに
より、Z軸とS軸の正確な追従制御が可能となった。こ
れにより従来よりも高速で高精度なタッピング加工が実
現できた。
い系の位置観測、および速い系への指令作成時の演算遅
れが補正され、第2の補正信号y2(t)によって主に
遅い系の指令の立ち上がり時の遅れが補正され、第3の
補正信号y3(t)によって遅い系の指令加速度の変化
に対する追従遅れが補正される。なお、補正係数K1、
K2は観測遅れ、演算処理による遅れ、およびZ軸の位
置ループゲインによって決まり、K1、K2の比率はZ
軸、S軸の位置ループゲインによって決まる。また、補
正係数K3はS軸の速度ループゲインによって決まる。
サンプリングタイムにより観測および演算処理による遅
れ時間は一定となり、Z軸とS軸の位置ループゲインか
ら補正係数K1、K2を設定することにより、またS軸
の速度ループゲインから補正係数K3を設定することに
より、Z軸とS軸の正確な追従制御が可能となった。こ
れにより従来よりも高速で高精度なタッピング加工が実
現できた。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来の技
術の、応答の遅い系の第1のサーボ系の指令信号に微分
補償を加えることにより、遅い系の速度ループの遅れを
補正して応答特性の異なる制御対象間の正確な同期制御
が可能となる効果がある。
術の、応答の遅い系の第1のサーボ系の指令信号に微分
補償を加えることにより、遅い系の速度ループの遅れを
補正して応答特性の異なる制御対象間の正確な同期制御
が可能となる効果がある。
【図1】本発明の2つのサーボ系間の追従制御方法が適
用されたサーボシステムのブロック図である。
用されたサーボシステムのブロック図である。
【図2】本発明の第1の原理図である。
【図3】本発明の第2の原理図である。
【図4】従来の技術の原理図の代表例を示す図である。
【図5】本発明を実施した時の従来方式とのS軸とZ軸
の同期誤差比較を示すタイミングチャートである。
の同期誤差比較を示すタイミングチャートである。
1、11 S軸サーボモータ、Z軸サーボモータ 2、12 タコジェネレータ 3、13 パルスジェネレータ 4、14 サ−ボドライブ 5、15 D/A変換器 6、16 偏差カウンタ 7 位置指令払い出し部 8 マイクロコンピュータ 9 現在値カウンタ 17、28 乗算器 19 サンプリング信号 20、21、22 定数設定器 23、24、25 同期速度補正演算器 26 同期速度払い出し部 27 加算器
Claims (2)
- 【請求項1】 速度の閉回路制御系をマイナループとし
て持つ第1のサーボ系の位置検出信号をサンプリングし
てデジタル演算処理をした信号を、速度の閉回路制御系
をマイナループとして持つ第2のサーボ系の位置指令信
号とすることにより、第2のサーボ系の挙動を第1のサ
ーボ系の挙動に追従させる2つのサーボ系間の追従制御
方法であって、第1のサーボ系の位置検出信号から得ら
れた位置信号に第1の補正係数を乗じて第1の補正信号
を発生し、第1のサーボ系の速度指令信号から得られた
速度信号に第2の補正係数を乗じて第2の補正信号を発
生し、第1の補正信号と第2の補正信号を加算し、該加
算信号で第2のサーボ系の速度制御系の速度偏差を補正
する、2つのサーボ系間の追従制御方法において、 第1のサーボ系の速度の指令信号に微分補償を加えるこ
とを特徴とする、2つのサーボ系間の追従制御方法。 - 【請求項2】 速度の閉回路制御系をマイナループとし
て持つ第1のサーボ系の位置検出信号をサンプリングし
てデジタル演算処理をした信号を、速度の閉回路制御系
をマイナループとして持つ第2のサーボ系の位置指令信
号とすることにより、第2のサーボ系の挙動を第1のサ
ーボ系の挙動に追従させる2つのサーボ系間の追従制御
方法であって、第1のサーボ系の位置検出信号から得ら
れた位置信号に第1の補正係数を乗じて第1の補正信号
を発生し、第1のサーボ系の速度指令信号から得られた
速度信号に第2の補正係数を乗じて第2の補正信号を発
生し、第1の補正信号と第2の補正信号を加算し、該加
算信号で第2のサーボ系の速度制御系の速度偏差を補正
する、2つのサーボ系間の追従制御方法において、 第1のサーボ系の位置の指令信号に微分補償を加えるこ
とを特徴とする、2つのサーボ系間の追従制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12104197A JPH10312220A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 2つのサーボ系間の追従制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12104197A JPH10312220A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 2つのサーボ系間の追従制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10312220A true JPH10312220A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14801363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12104197A Pending JPH10312220A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 2つのサーボ系間の追従制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10312220A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN121541489A (zh) * | 2026-01-19 | 2026-02-17 | 沈阳盛科祝融技术有限公司 | 一种用于多轴伺服系统的协同控制与扰动抑制方法 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP12104197A patent/JPH10312220A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN121541489A (zh) * | 2026-01-19 | 2026-02-17 | 沈阳盛科祝融技术有限公司 | 一种用于多轴伺服系统的协同控制与扰动抑制方法 |
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