JPH10312713A - 電線・ケーブル - Google Patents
電線・ケーブルInfo
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- JPH10312713A JPH10312713A JP9137675A JP13767597A JPH10312713A JP H10312713 A JPH10312713 A JP H10312713A JP 9137675 A JP9137675 A JP 9137675A JP 13767597 A JP13767597 A JP 13767597A JP H10312713 A JPH10312713 A JP H10312713A
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- JP
- Japan
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- weight
- parts
- polyolefin
- sheath
- satisfying
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電線・ケーブルの被覆材を各層ごとに分別す
ることなく電線ケーブルの絶縁体やシースに再利用す
る。 【解決手段】 絶縁体,シース,介在物および押さえテ
ープを同一系統の樹脂で構成する。絶縁体およびシース
は下記の(A)の要件を満たす共重合体をベースとし、
押さえテープは(B)または(C)の要件を満たす共重
合体をベースとするテープとし、介在物はこのテープを
1軸延伸したものとする。 (A)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとをシン
グルサイト触媒を用いて共重合した共重合体で、Mw/M
n ≦2,密度0.91g/cm3 以下,MI≦3g/10min 。
(B)密度0.93〜0.94g/cm3,MI≦10g/10min の点
を除いてAと同じ共重合体。(C)エチレンと炭素数2
〜10のαオレフィンとを共重合した共重合体で、2≦
Mw/Mn ≦10,密度0.93〜0.94g/cm3,MI≦10g/10min
ることなく電線ケーブルの絶縁体やシースに再利用す
る。 【解決手段】 絶縁体,シース,介在物および押さえテ
ープを同一系統の樹脂で構成する。絶縁体およびシース
は下記の(A)の要件を満たす共重合体をベースとし、
押さえテープは(B)または(C)の要件を満たす共重
合体をベースとするテープとし、介在物はこのテープを
1軸延伸したものとする。 (A)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとをシン
グルサイト触媒を用いて共重合した共重合体で、Mw/M
n ≦2,密度0.91g/cm3 以下,MI≦3g/10min 。
(B)密度0.93〜0.94g/cm3,MI≦10g/10min の点
を除いてAと同じ共重合体。(C)エチレンと炭素数2
〜10のαオレフィンとを共重合した共重合体で、2≦
Mw/Mn ≦10,密度0.93〜0.94g/cm3,MI≦10g/10min
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線・ケーブルに関
するもので、特に解体して再利用する際に導体以外の全
ての被覆材を分別することなく一体で電線用被覆部材と
して再利用できる電線・ケーブルに関するものである。
するもので、特に解体して再利用する際に導体以外の全
ての被覆材を分別することなく一体で電線用被覆部材と
して再利用できる電線・ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線・ケーブルの再利用に関しては、ま
ず導体の再利用が挙げられる。銅やアルミなど導体の再
利用は電線事業発祥当時からなされており、電線・ケー
ブルを焼却して残った導体を再利用したり、電線を粉砕
して比重選別などの方法で被覆材と分離した導体を再利
用し、被覆材は埋立処分や焼却処分をしてきた。
ず導体の再利用が挙げられる。銅やアルミなど導体の再
利用は電線事業発祥当時からなされており、電線・ケー
ブルを焼却して残った導体を再利用したり、電線を粉砕
して比重選別などの方法で被覆材と分離した導体を再利
用し、被覆材は埋立処分や焼却処分をしてきた。
【0003】近年に至り、埋め立て処分地の不足、焼却
時の排ガスによる環境問題がクローズアップされる中
で、導体だけでなく被覆材の回収・再利用も進んでき
た。この再利用は概ね二つの手法がとられている。
時の排ガスによる環境問題がクローズアップされる中
で、導体だけでなく被覆材の回収・再利用も進んでき
た。この再利用は概ね二つの手法がとられている。
【0004】一つは被覆材全体を粉砕などして得られた
材料を電線・ケーブル以外の用途に用いるものである。
材料を電線・ケーブル以外の用途に用いるものである。
【0005】もう一つの手法は、一般に「皮剥ぎ」と呼
ばれる方法で、被覆材をシース,絶縁体などの部位別に
皮剥ぎし、選別して得られた材料をペレットなどに加工
し、電線の被覆材として再利用するものである。この場
合、介在物,押さえテープは産業廃棄物として焼却や埋
め立て処分されることが多い。
ばれる方法で、被覆材をシース,絶縁体などの部位別に
皮剥ぎし、選別して得られた材料をペレットなどに加工
し、電線の被覆材として再利用するものである。この場
合、介在物,押さえテープは産業廃棄物として焼却や埋
め立て処分されることが多い。
【0006】前者の手法は無人の解体設備ラインによる
解体・分別が容易であり、コスト的にも望ましい。しか
し、同一の被覆材のみで構成された電線の解体の場合は
別として、異なる材料を分別することなく混合した材料
は性能不均一で特性が劣り、電線・ケーブル用には適さ
ない。
解体・分別が容易であり、コスト的にも望ましい。しか
し、同一の被覆材のみで構成された電線の解体の場合は
別として、異なる材料を分別することなく混合した材料
は性能不均一で特性が劣り、電線・ケーブル用には適さ
ない。
【0007】すなわち、電線・ケーブルの多くは、導体
上に絶縁体,介在物,押さえテープ,シースを有してお
り、介在物はポリプロピレン,紙,ジュートなど、押さ
えテープはポリエステル,ポリエチレンテレフタレー
ト,綿などで構成されている。一方、絶縁体やシースは
ビニル,ポリエチレン,架橋ポリエチレン等で構成さ
れ、介在物や押さえテープとは異なる材質のものが使用
されている。絶縁体,シースにこれら異質の材料が混入
することで材料の物理的特性、特に引張強さ・伸びが極
端に低下するため、電線の被覆材としては再利用できな
くなる。のである。
上に絶縁体,介在物,押さえテープ,シースを有してお
り、介在物はポリプロピレン,紙,ジュートなど、押さ
えテープはポリエステル,ポリエチレンテレフタレー
ト,綿などで構成されている。一方、絶縁体やシースは
ビニル,ポリエチレン,架橋ポリエチレン等で構成さ
れ、介在物や押さえテープとは異なる材質のものが使用
されている。絶縁体,シースにこれら異質の材料が混入
することで材料の物理的特性、特に引張強さ・伸びが極
端に低下するため、電線の被覆材としては再利用できな
くなる。のである。
【0008】後者は、分別された材料を再利用するため
材料特性の均一化は図れる。しかし通常、種々の形状・
寸法をした束またはドラムに巻かれた電線・ケーブルを
人手により解体機に供給する必要から人件費などのコス
ト面で不利となっている。
材料特性の均一化は図れる。しかし通常、種々の形状・
寸法をした束またはドラムに巻かれた電線・ケーブルを
人手により解体機に供給する必要から人件費などのコス
ト面で不利となっている。
【0009】一方、ビニルを絶縁体,シースとする電線
・ケーブルは安価なうえ良好な難燃性を有するため電線
ケーブル材料の主流を占めているが、解体・回収した被
覆材は焼却すると有害なハロゲンガスを発生するため、
埋め立て処分しているのが現状である。電線・ケーブル
の被覆材に好適な難燃性樹脂組成物に関連する技術とし
て、特開平1-108235号公報および特開平5-247281号公報
に記載の発明が知られている。
・ケーブルは安価なうえ良好な難燃性を有するため電線
ケーブル材料の主流を占めているが、解体・回収した被
覆材は焼却すると有害なハロゲンガスを発生するため、
埋め立て処分しているのが現状である。電線・ケーブル
の被覆材に好適な難燃性樹脂組成物に関連する技術とし
て、特開平1-108235号公報および特開平5-247281号公報
に記載の発明が知られている。
【0010】前者は難燃剤として金属無機水酸化物を50
〜500重量部添加しており、後者はエチレンエチルアク
リレート共重合体とエチレン酢酸ビニル共重合体の混和
物をベース樹脂に用いている。
〜500重量部添加しており、後者はエチレンエチルアク
リレート共重合体とエチレン酢酸ビニル共重合体の混和
物をベース樹脂に用いている。
【0011】しかし、前者の技術は無機系難燃剤を多量
に添加しており、機械的強度や可撓性の低下を招く。ま
た、難燃剤に水酸化マグネシウムを用いた場合、大気中
のCO2 と水酸化マグネシウムが大気中の水分を介して
反応し、炭酸マグネシウムとなって材料表面が白くな
る。水酸化アルミニウムではこの問題は起こらないが、
水酸化アルミニウムは分解温度が水酸化マグネシウムに
比べて低いため、加工温度を上げると材料が発泡する。
に添加しており、機械的強度や可撓性の低下を招く。ま
た、難燃剤に水酸化マグネシウムを用いた場合、大気中
のCO2 と水酸化マグネシウムが大気中の水分を介して
反応し、炭酸マグネシウムとなって材料表面が白くな
る。水酸化アルミニウムではこの問題は起こらないが、
水酸化アルミニウムは分解温度が水酸化マグネシウムに
比べて低いため、加工温度を上げると材料が発泡する。
【0012】また、後者の技術の共重合体は、ポリエチ
レンだけをベースとした材料よりも難燃性は高くなる
が、機械的強度が弱くなる。
レンだけをベースとした材料よりも難燃性は高くなる
が、機械的強度が弱くなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主目
的は、粉砕解体などで回収した被覆材を分別することな
く電線・ケーブルの絶縁体やシースとして再利用できる
電線・ケーブルを提供することにある。
的は、粉砕解体などで回収した被覆材を分別することな
く電線・ケーブルの絶縁体やシースとして再利用できる
電線・ケーブルを提供することにある。
【0014】より具体的には、次のような電線・ケーブ
ルを提供することを目的とする。 繰り返し再利用された被覆材は劣化するためいずれ焼
却処分されることになるが、焼却時に人体に有害で且つ
腐食性を有するハロゲンガスを発生しないこと。
ルを提供することを目的とする。 繰り返し再利用された被覆材は劣化するためいずれ焼
却処分されることになるが、焼却時に人体に有害で且つ
腐食性を有するハロゲンガスを発生しないこと。
【0015】分別せずに回収された被覆材を電線・ケ
ーブルの絶縁材やシースに再利用した際、この電線・ケ
ーブルが必要な難燃性(JIS C 3005 の傾斜難燃)を有す
ること。
ーブルの絶縁材やシースに再利用した際、この電線・ケ
ーブルが必要な難燃性(JIS C 3005 の傾斜難燃)を有す
ること。
【0016】分別せずに回収された被覆材が所定の引
張強度および伸びを有すること。すなわち、JIS規格
などで電線・ケーブル用材料として定められている引張
強さ10MPa 以上、伸び350 %以上を確保すること。
張強度および伸びを有すること。すなわち、JIS規格
などで電線・ケーブル用材料として定められている引張
強さ10MPa 以上、伸び350 %以上を確保すること。
【0017】介在物にあっては最も一般的な1軸延伸
のポリプロピレン介在物と同等の熱収縮率を有するこ
と。すなわち、120 ℃の大気環境下で30分加熱したとき
の熱収縮率(熱収縮率=100 ×加熱後の長さ/加熱前の
長さ)を20%以下とすること。この条件を満たさない介
在物はシース押出時の熱で激しく収縮し、良好な形状の
電線・ケーブルを製造できなくなる。
のポリプロピレン介在物と同等の熱収縮率を有するこ
と。すなわち、120 ℃の大気環境下で30分加熱したとき
の熱収縮率(熱収縮率=100 ×加熱後の長さ/加熱前の
長さ)を20%以下とすること。この条件を満たさない介
在物はシース押出時の熱で激しく収縮し、良好な形状の
電線・ケーブルを製造できなくなる。
【0018】押さえテープは介在物の前段階生成物な
ので介在物と同一の樹脂ベースとすること。
ので介在物と同一の樹脂ベースとすること。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の事情に
鑑み種々検討を行った結果、絶縁体,シース,介在物,
押さえテープの各々に特定の共重合体を使用することに
よって前記の目的を達成できることを見い出して本発明
を完成するに至った。
鑑み種々検討を行った結果、絶縁体,シース,介在物,
押さえテープの各々に特定の共重合体を使用することに
よって前記の目的を達成できることを見い出して本発明
を完成するに至った。
【0020】すなわち、本発明は絶縁体とシースとを有
し、シースの内周に介在物および押さえテープの少なく
とも一方を具える電線・ケーブルにおいて、次の3つの
条件を満たすことを特徴とする。 ・絶縁体およびシースは下記の(A)の要件を満たす共
重合体をベースとする樹脂で構成される。 ・介在物は下記の(B)または(C)の要件を満たす共
重合体をベースとする樹脂からなるテープを1軸延伸し
たもので構成される。 ・押さえテープは下記の(B)または(C)の要件を満
たす共重合体をベースとする樹脂からなるテープであ
る。 (A)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとをシン
グルサイト触媒を用いて共重合した共重合体で次の条件
を満たすもの Mw/Mn ≦2 密度0.91g/cm3 以下
MI≦3g/10min (B)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとをシン
グルサイト触媒を用いて共重合した共重合体で次の条件
を満たすもの Mw/Mn ≦2 密度0.93〜0.94g/cm3
MI≦10g/10min (C)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとを共重
合した共重合体で次の条件を満たすもの 2≦Mw/Mn ≦10 密度0.93〜0.94g/cm3
MI≦10g/10min なお、各共重合体(A),(B),(C)において、よ
り好ましいαオレフィンの炭素数は6〜8である。
し、シースの内周に介在物および押さえテープの少なく
とも一方を具える電線・ケーブルにおいて、次の3つの
条件を満たすことを特徴とする。 ・絶縁体およびシースは下記の(A)の要件を満たす共
重合体をベースとする樹脂で構成される。 ・介在物は下記の(B)または(C)の要件を満たす共
重合体をベースとする樹脂からなるテープを1軸延伸し
たもので構成される。 ・押さえテープは下記の(B)または(C)の要件を満
たす共重合体をベースとする樹脂からなるテープであ
る。 (A)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとをシン
グルサイト触媒を用いて共重合した共重合体で次の条件
を満たすもの Mw/Mn ≦2 密度0.91g/cm3 以下
MI≦3g/10min (B)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとをシン
グルサイト触媒を用いて共重合した共重合体で次の条件
を満たすもの Mw/Mn ≦2 密度0.93〜0.94g/cm3
MI≦10g/10min (C)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとを共重
合した共重合体で次の条件を満たすもの 2≦Mw/Mn ≦10 密度0.93〜0.94g/cm3
MI≦10g/10min なお、各共重合体(A),(B),(C)において、よ
り好ましいαオレフィンの炭素数は6〜8である。
【0021】ここで、電線・ケーブルの具体的な構成と
しては、3芯のケーブルコアをシースで一括被覆したケ
ーブルが挙げられる。各コアは中心の導体に絶縁体を押
出被覆して構成される。これらコアを3芯より合わせ、
各コアの間に介在物を配置して全体の外形を円形とし
て、その外周を押さえテープで巻回する。そして、押さ
えテープの外周にシースを押出被覆してケーブルを構成
する。
しては、3芯のケーブルコアをシースで一括被覆したケ
ーブルが挙げられる。各コアは中心の導体に絶縁体を押
出被覆して構成される。これらコアを3芯より合わせ、
各コアの間に介在物を配置して全体の外形を円形とし
て、その外周を押さえテープで巻回する。そして、押さ
えテープの外周にシースを押出被覆してケーブルを構成
する。
【0022】また、本発明電線・ケーブルは以下に述べ
る(1) 〜(5) のいずれかの配合組成物で絶縁体やシース
を構成することを特徴とする。
る(1) 〜(5) のいずれかの配合組成物で絶縁体やシース
を構成することを特徴とする。
【0023】(1) 前記共重合体(A)80〜99 重量部と
下記の(D)20〜1重量部の合計100重量部に対して、
(E)50〜200重量部を含む組成物。 (D)ポリオレフィン系樹脂に酸無水物を0.1〜3 重量
%グラフト重合したポリオレフィン (E)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 不定形の扁平粒子 平均粒径が2〜6μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用
下記の(D)20〜1重量部の合計100重量部に対して、
(E)50〜200重量部を含む組成物。 (D)ポリオレフィン系樹脂に酸無水物を0.1〜3 重量
%グラフト重合したポリオレフィン (E)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 不定形の扁平粒子 平均粒径が2〜6μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用
【0024】(2) 上記(1) の組成物に、さらに無機充填
材(F)を(E)との合計で50〜200重量部含む組成
物。
材(F)を(E)との合計で50〜200重量部含む組成
物。
【0025】(3) 前記共重合体(A)30〜99 重量部と
下記の(G)70〜1重量部の合計100重量部に対して、
(H)1〜20重量部と(I)120〜200 重量部とを含む組
成物。 (G)エチレンに対し、不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸エステル又は酸無水物を10重量%以上共重合した
ポリオレフィン共重合体 (H)ポリオレフィン系樹脂に酸無水物を0.1〜3 重量
%グラフト重合したポリオレフィン (I)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 六角板状粒子 最大粒径が5μm以下で、かつ平均粒径が0.5〜2.0μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用
下記の(G)70〜1重量部の合計100重量部に対して、
(H)1〜20重量部と(I)120〜200 重量部とを含む組
成物。 (G)エチレンに対し、不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸エステル又は酸無水物を10重量%以上共重合した
ポリオレフィン共重合体 (H)ポリオレフィン系樹脂に酸無水物を0.1〜3 重量
%グラフト重合したポリオレフィン (I)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 六角板状粒子 最大粒径が5μm以下で、かつ平均粒径が0.5〜2.0μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用
【0026】(4) 前記共重合体(A)30〜70 重量部と
下記の(J)70〜30 重量部の合計100 重量部に対し
て、(K)50〜100重量部と(L)2〜15重量部とを含む
組成物。 (J)エチレンに対し、不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸エステル又は酸無水物を10重量%以上共重合した
ポリオレフィン共重合体 (K)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 不定形の扁平粒子 平均粒径が2〜6μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用 (L)赤リン
下記の(J)70〜30 重量部の合計100 重量部に対し
て、(K)50〜100重量部と(L)2〜15重量部とを含む
組成物。 (J)エチレンに対し、不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸エステル又は酸無水物を10重量%以上共重合した
ポリオレフィン共重合体 (K)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 不定形の扁平粒子 平均粒径が2〜6μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用 (L)赤リン
【0027】(5) 前記共重合体(A)30〜70 重量部と
下記の(M)70〜30 重量部の合計100 重量部に対し
て、(N)1〜20重量部と、(O)50〜100重量部と、
(P)2〜15重量部とを含む組成物。 (M)エチレンに対し、不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸エステル又は酸無水物を10重量%以上共重合した
ポリオレフィン共重合体 (N)ポリオレフィン系樹脂に酸無水物を0.1〜3 重量
%グラフト重合したポリオレフィン (O)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 六角板状粒子 最大粒径が5μm以下で、かつ平均粒径が0.5〜2.0μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用
(P)赤リン
下記の(M)70〜30 重量部の合計100 重量部に対し
て、(N)1〜20重量部と、(O)50〜100重量部と、
(P)2〜15重量部とを含む組成物。 (M)エチレンに対し、不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸エステル又は酸無水物を10重量%以上共重合した
ポリオレフィン共重合体 (N)ポリオレフィン系樹脂に酸無水物を0.1〜3 重量
%グラフト重合したポリオレフィン (O)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 六角板状粒子 最大粒径が5μm以下で、かつ平均粒径が0.5〜2.0μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用
(P)赤リン
【0028】上記の各発明における主な原料の詳細や条
件の限定理由は次の通りである。まず、ベース樹脂は、
最終的に焼却処分してもハロゲンガスを発生しないこと
と、経済性の観点からポリオレフィン系の材料とした。
絶縁体,シース,介在物,押さえテープの全てを同一系
統のポリオレフィン系の材料とすることで被覆材を分別
することなく一括して再利用することができる。
件の限定理由は次の通りである。まず、ベース樹脂は、
最終的に焼却処分してもハロゲンガスを発生しないこと
と、経済性の観点からポリオレフィン系の材料とした。
絶縁体,シース,介在物,押さえテープの全てを同一系
統のポリオレフィン系の材料とすることで被覆材を分別
することなく一括して再利用することができる。
【0029】この場合の樹脂の候補としては、高密度ポ
リエチレン,ポリプロピレン,エチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA),エチレン−アクリル酸エチル共重合
体(EEA),エチレンとαオレフィンとの共重合体で
ある低密度ポリエチレン(いわゆるL−LDPE)など
が挙げられる。ここで、高密度ポリエチレンやポリプロ
ピレンは押出加工性が悪く、完成したケーブルは硬すぎ
て十分な可撓性が得られない。また、EVA,EEAは
高価である。従って、エチレンとαオレフィンとの共重
合体である低密度ポリエチレンをベース樹脂に選択し
た。ただし、難燃性を重視する場合には、EVA,EE
Aを併用しても良い。
リエチレン,ポリプロピレン,エチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA),エチレン−アクリル酸エチル共重合
体(EEA),エチレンとαオレフィンとの共重合体で
ある低密度ポリエチレン(いわゆるL−LDPE)など
が挙げられる。ここで、高密度ポリエチレンやポリプロ
ピレンは押出加工性が悪く、完成したケーブルは硬すぎ
て十分な可撓性が得られない。また、EVA,EEAは
高価である。従って、エチレンとαオレフィンとの共重
合体である低密度ポリエチレンをベース樹脂に選択し
た。ただし、難燃性を重視する場合には、EVA,EE
Aを併用しても良い。
【0030】ポリオレフィン(A)の要件に関し、重量
平均分子量と数平均分子量の比Mw/Mn が2を越えると強
度が低くなる。また、密度が0.91g/cm3 を越えると、各
種難燃剤・添加剤を必要量添加することができない。さ
らに、メルトインデックス(温度190℃, 荷重2160g )
が3g/10min を越えると押し出し加工時に材料が柔らか
くなり過ぎて加工できない。
平均分子量と数平均分子量の比Mw/Mn が2を越えると強
度が低くなる。また、密度が0.91g/cm3 を越えると、各
種難燃剤・添加剤を必要量添加することができない。さ
らに、メルトインデックス(温度190℃, 荷重2160g )
が3g/10min を越えると押し出し加工時に材料が柔らか
くなり過ぎて加工できない。
【0031】ポリオレフィン(B)の要件に関し、重量
平均分子量と数平均分子量の比Mw/Mn が2を越えると強
度が低くなる。また、密度が0.93g/cm3 未満では押出成
形時の熱によって収縮していしまい、逆に0.94g/cm3 を
越えると各種難燃剤・添加剤を必要量添加することがで
きない。さらに、メルトインデックス(温度190℃,荷重
2160g )が10g/10min を越えると押出加工時に材料が柔
らかくなり過ぎて加工できない。
平均分子量と数平均分子量の比Mw/Mn が2を越えると強
度が低くなる。また、密度が0.93g/cm3 未満では押出成
形時の熱によって収縮していしまい、逆に0.94g/cm3 を
越えると各種難燃剤・添加剤を必要量添加することがで
きない。さらに、メルトインデックス(温度190℃,荷重
2160g )が10g/10min を越えると押出加工時に材料が柔
らかくなり過ぎて加工できない。
【0032】ポリオレフィン(C)の要件に関し、重量
平均分子量と数平均分子量の比Mw/Mn が2を未満のもの
は生産するのが困難であり、10を越えると強度が低下す
る。また、密度が0.93g/cm3 未満では押出成形時の熱に
よって収縮してしまい、逆に0.94g/cm3 を越えると各種
難燃剤・添加剤を必要量添加することができない。さら
に、メルトインデックス(温度190℃, 荷重2160g )が1
0g/10min を越えると押出加工時に材料が柔らかくなり
過ぎて加工できない。
平均分子量と数平均分子量の比Mw/Mn が2を未満のもの
は生産するのが困難であり、10を越えると強度が低下す
る。また、密度が0.93g/cm3 未満では押出成形時の熱に
よって収縮してしまい、逆に0.94g/cm3 を越えると各種
難燃剤・添加剤を必要量添加することができない。さら
に、メルトインデックス(温度190℃, 荷重2160g )が1
0g/10min を越えると押出加工時に材料が柔らかくなり
過ぎて加工できない。
【0033】ポリオレフィン(A)とポリオレフィン
(D)との配合量を限定したのは、1重量部未満では加
工性改善の効果が不十分で、20重量部を越えると親和性
が強くなり過ぎ、加工性が悪くなるからである。また、
ポリオレフィン(A)と、ポリオレフィン共重合体
(G),(J),(M)との各配合量を限定したのは、
ポリオレフィン(A)の下限値未満では電線形状に加工
した際に必要となる機械的強度(10MPa) が得られないか
らであり、上限値を越えると共重合体の比率が低下して
難燃性が低下するからである。
(D)との配合量を限定したのは、1重量部未満では加
工性改善の効果が不十分で、20重量部を越えると親和性
が強くなり過ぎ、加工性が悪くなるからである。また、
ポリオレフィン(A)と、ポリオレフィン共重合体
(G),(J),(M)との各配合量を限定したのは、
ポリオレフィン(A)の下限値未満では電線形状に加工
した際に必要となる機械的強度(10MPa) が得られないか
らであり、上限値を越えると共重合体の比率が低下して
難燃性が低下するからである。
【0034】なお、ポリオレフィン(A)や(B)の合
成に用いるシングルサイト触媒は公知の種々のものが利
用できる。例えば、周期率表3〜10族のランタノイド系
列の金属,金属配位錯体および活性化共触媒を含有する
触媒組成物(特開平6-306121号公報)などが挙げられ
る。
成に用いるシングルサイト触媒は公知の種々のものが利
用できる。例えば、周期率表3〜10族のランタノイド系
列の金属,金属配位錯体および活性化共触媒を含有する
触媒組成物(特開平6-306121号公報)などが挙げられ
る。
【0035】ポリオレフィン共重合体(G),(J),
(M)は、不飽和カルボン酸,不飽和カルボン酸エステ
ルまたは酸無水物の共重合量が10%未満では十分な難燃
性が得られない。共重合させる具体的な物質には、アク
リレートや酢酸ビニルなどが挙げられる。
(M)は、不飽和カルボン酸,不飽和カルボン酸エステ
ルまたは酸無水物の共重合量が10%未満では十分な難燃
性が得られない。共重合させる具体的な物質には、アク
リレートや酢酸ビニルなどが挙げられる。
【0036】無水マレイン酸などの酸無水物をグラフト
重合したポリオレフィン(D),(H),(N)は、酸
無水物のグラフト量が0.1 重量%未満では十分な親和性
が得られず、逆に3重量%を越えると親和性が強すぎて
加工面に支障を来す。また、ポリオレフィン(H),
(N)は、その配合量が1重量部未満ではCO2 との反
応による表面白化を抑制できない。逆に、20重量部を越
えると親和性が強くなり過ぎ、加工性が悪くなる。
重合したポリオレフィン(D),(H),(N)は、酸
無水物のグラフト量が0.1 重量%未満では十分な親和性
が得られず、逆に3重量%を越えると親和性が強すぎて
加工面に支障を来す。また、ポリオレフィン(H),
(N)は、その配合量が1重量部未満ではCO2 との反
応による表面白化を抑制できない。逆に、20重量部を越
えると親和性が強くなり過ぎ、加工性が悪くなる。
【0037】水酸化マグネシウムに関し、不定形のもの
(E),(K)はブルーサイト鉱石を粉砕して得ること
ができ、六角板状のもの(I),(O)は公知の手段に
より工業的に合成して得ることができる。
(E),(K)はブルーサイト鉱石を粉砕して得ること
ができ、六角板状のもの(I),(O)は公知の手段に
より工業的に合成して得ることができる。
【0038】不定形のもの(E),(K)は、平均粒径
が2μm未満では凝集して分散不良を起こし、逆に6μm
を越えても分散不良となる。この不定形の水酸化マグネ
シウム(E),(K)は、SiO2 CaO,CaCO3
をCaO換算で1〜2 重量%含み、かつFe2 O3 を0.1
〜1.0 重量%含有することが好ましい。これにより耐酸
性の向上を図ることができる。なお、これら(E),
(K)を定形のものにすれば耐酸性が劣る。
が2μm未満では凝集して分散不良を起こし、逆に6μm
を越えても分散不良となる。この不定形の水酸化マグネ
シウム(E),(K)は、SiO2 CaO,CaCO3
をCaO換算で1〜2 重量%含み、かつFe2 O3 を0.1
〜1.0 重量%含有することが好ましい。これにより耐酸
性の向上を図ることができる。なお、これら(E),
(K)を定形のものにすれば耐酸性が劣る。
【0039】また、六角板状のもの(I),(O)は、
最大粒径が5μmを越えると、そこが破壊起点になり強
度低下につながり易く、平均粒径が0.5μm 未満では凝
集して分散不良を起こし、逆に2μmを越えても分散不
良となる。なお、これら(I),(O)を不定形のもの
にすれば分散性が劣る。
最大粒径が5μmを越えると、そこが破壊起点になり強
度低下につながり易く、平均粒径が0.5μm 未満では凝
集して分散不良を起こし、逆に2μmを越えても分散不
良となる。なお、これら(I),(O)を不定形のもの
にすれば分散性が劣る。
【0040】これらの水酸化マグネシウム(E),
(I),(K),(O)は表面処理を施したものを用い
ることが必要である。表面処理材としては、ラウリン
酸,ステアリン酸,オレイン酸,バルミチン酸などの脂
肪酸や、リン酸トリフェニル,リン酸トリクレシルなど
のリン酸エステルが挙げられる。これらの表面処理材
は、特に水酸化マグネシウムの分散性の点で望ましい。
(I),(K),(O)は表面処理を施したものを用い
ることが必要である。表面処理材としては、ラウリン
酸,ステアリン酸,オレイン酸,バルミチン酸などの脂
肪酸や、リン酸トリフェニル,リン酸トリクレシルなど
のリン酸エステルが挙げられる。これらの表面処理材
は、特に水酸化マグネシウムの分散性の点で望ましい。
【0041】なお、上記の水酸化マグネシウム(E),
(I),(K),(O)の配合量を限定したのは、規定
値の下限未満ではこの組成物を電線の被覆層とした場合
に垂直トレイ燃焼試験に合格しないからであり、上限を
越えると電線被覆に要求される機械的強度(10MPa)が得
られないからである。
(I),(K),(O)の配合量を限定したのは、規定
値の下限未満ではこの組成物を電線の被覆層とした場合
に垂直トレイ燃焼試験に合格しないからであり、上限を
越えると電線被覆に要求される機械的強度(10MPa)が得
られないからである。
【0042】無機充填材(F)としては、炭酸カルシウ
ム,クレー,珪酸カルシウム,タルク,アルミナ,金属
粉(繊維),ガラス粉(繊維),炭素繊維などが挙げら
れる。無機充填材(F)の添加量は、形状を維持するた
めに必要な任意の量とすればよい。その効果は加工サイ
ズによって異なる上、水酸化マグネシウム(E)の添加
量によっても変わるが、概ね150 重量部以下であれば問
題ない。無機充填材(F)を添加する場合は、水酸化マ
グネシウム(E)との合計で50〜200重量部とする。
ム,クレー,珪酸カルシウム,タルク,アルミナ,金属
粉(繊維),ガラス粉(繊維),炭素繊維などが挙げら
れる。無機充填材(F)の添加量は、形状を維持するた
めに必要な任意の量とすればよい。その効果は加工サイ
ズによって異なる上、水酸化マグネシウム(E)の添加
量によっても変わるが、概ね150 重量部以下であれば問
題ない。無機充填材(F)を添加する場合は、水酸化マ
グネシウム(E)との合計で50〜200重量部とする。
【0043】赤リン(L),(P)は有毒なホスフィン
ガスの発生を防止するため、有機化合物または無機化合
物の少なくとも一方で被覆されたものを用いることが望
ましい。例えば、赤リンの粒子表面をエポキシ樹脂,フ
ェノール樹脂などで被覆したものや、水酸化アルミニウ
ム,亜鉛などで被覆し、さらに熱硬化性樹脂で被覆した
ものが挙げられる。赤リン(L),(P)の配合量を限
定したのは、2重量部未満では十分な難燃助剤効果が得
られず難燃性が不十分となり、15重量部を越えると難燃
助剤としての効果が頭打ちとなるからである。
ガスの発生を防止するため、有機化合物または無機化合
物の少なくとも一方で被覆されたものを用いることが望
ましい。例えば、赤リンの粒子表面をエポキシ樹脂,フ
ェノール樹脂などで被覆したものや、水酸化アルミニウ
ム,亜鉛などで被覆し、さらに熱硬化性樹脂で被覆した
ものが挙げられる。赤リン(L),(P)の配合量を限
定したのは、2重量部未満では十分な難燃助剤効果が得
られず難燃性が不十分となり、15重量部を越えると難燃
助剤としての効果が頭打ちとなるからである。
【0045】さらに、本発明樹脂組成物には、必要に応
じて酸化防止剤,安定剤,紫外線防止剤,銅害防止剤,
滑剤,顔料などを適量配合してもよい。
じて酸化防止剤,安定剤,紫外線防止剤,銅害防止剤,
滑剤,顔料などを適量配合してもよい。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まず、絶縁体およびシース用の材料に関する試験
例を示す。表1〜表4に示す各配合剤をオープンロール
で混練加工して組成物を得た後、「CO2 白化試験」,
「垂直トレイ燃焼試験」,「加工性」,「引張強度」に
関して評価を行った(試験例1〜4)。試験結果も併せ
て各表に示す。各試験の方法および評価基準は次の通り
である。
する。まず、絶縁体およびシース用の材料に関する試験
例を示す。表1〜表4に示す各配合剤をオープンロール
で混練加工して組成物を得た後、「CO2 白化試験」,
「垂直トレイ燃焼試験」,「加工性」,「引張強度」に
関して評価を行った(試験例1〜4)。試験結果も併せ
て各表に示す。各試験の方法および評価基準は次の通り
である。
【0047】CO2 白化試験 組成物を厚さ1mmのシートに加工した後、底面に水をは
ったデシケータ中にこのシートを吊し、CO2 ガスに25
℃で48時間さらして重量変化を測定する。重量増加量が
0.5 重量%以上では白色析出物が顕著であるため不良と
し、0.5 重量%未満は良好とした。
ったデシケータ中にこのシートを吊し、CO2 ガスに25
℃で48時間さらして重量変化を測定する。重量増加量が
0.5 重量%以上では白色析出物が顕著であるため不良と
し、0.5 重量%未満は良好とした。
【0048】垂直トレイ燃焼試験 断面積22mm2 の導体上に厚さ1.2mm の絶縁層をポリエチ
レンで形成し、この絶縁層の上にシースとして組成物を
1.5mm 厚で押出被覆したケーブルを作製する。このケー
ブルに対してIEEE383 に規定される垂直トレイ試験を実
施した。試験の判定基準に基づき、上端まで燃焼したも
のは不合格、しなかったものを合格とした。
レンで形成し、この絶縁層の上にシースとして組成物を
1.5mm 厚で押出被覆したケーブルを作製する。このケー
ブルに対してIEEE383 に規定される垂直トレイ試験を実
施した。試験の判定基準に基づき、上端まで燃焼したも
のは不合格、しなかったものを合格とした。
【0049】加工性 組成物を断面積2mm2 の導体上に0.8mm 厚で押出被覆し
て、押出線速が生産性の目安となる50m/分以上にしても
外観が良好なものを良好とし、メルトフラクチャー等の
外観不良が生じたものを不良とした。
て、押出線速が生産性の目安となる50m/分以上にしても
外観が良好なものを良好とし、メルトフラクチャー等の
外観不良が生じたものを不良とした。
【0050】引張強度 組成物を厚さ1mmのシートに加工して引張強度を測定す
る。電線規格である10MPa 以上のものを合格とし、それ
未満のものを不合格とした。
る。電線規格である10MPa 以上のものを合格とし、それ
未満のものを不合格とした。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】(試験例1)表1に示すように、実施例1
1,12はいずれの試験にも合格であった。これに対し、
無水マレイン酸変性ポリマーを含まない比較例11,ポリ
オレフィン(A)の配合量が80重量部未満の比較例12は
加工性の点で不十分であった。また、マルチサイト触媒
で合成したポリオレフィンを用いた比較例13,水酸化マ
グネシウムの配合量が多い比較例16は引張強度の点で不
合格であった。そして、水酸化マグネシウムの平均粒径
が小さい比較例14はCO2 白化試験で、水酸化マグネシ
ウムの少ない比較例15は垂直トレイ燃焼試験で不合格で
あった。
1,12はいずれの試験にも合格であった。これに対し、
無水マレイン酸変性ポリマーを含まない比較例11,ポリ
オレフィン(A)の配合量が80重量部未満の比較例12は
加工性の点で不十分であった。また、マルチサイト触媒
で合成したポリオレフィンを用いた比較例13,水酸化マ
グネシウムの配合量が多い比較例16は引張強度の点で不
合格であった。そして、水酸化マグネシウムの平均粒径
が小さい比較例14はCO2 白化試験で、水酸化マグネシ
ウムの少ない比較例15は垂直トレイ燃焼試験で不合格で
あった。
【0056】ポリオレフィン(A)は従来のポリオレフ
ィンよりも機械的強度が優れているため、より多くの難
燃剤を添加することができ、難燃助剤である赤リンを用
いなくても高難燃性を得ることができる。また、ポリオ
レフィン(D)を用いることにより、ポリオレフィン
(A)と水酸化マグネシウム(E1),(E2) または無機充
填材(F)との親和性を高めることができ、加工性に優
れた組成物を得ることができる。水酸化マグネシウム
(E1),(E2) は、その形状,粒径を特定したことにより
多量に添加してもCO2 による表面白化を抑えることが
できる。さらに、不燃性の無機充填材(F)を用いるこ
とにより、組成物の燃焼時の形状維持に寄与し、燃焼試
験に合格することができる。
ィンよりも機械的強度が優れているため、より多くの難
燃剤を添加することができ、難燃助剤である赤リンを用
いなくても高難燃性を得ることができる。また、ポリオ
レフィン(D)を用いることにより、ポリオレフィン
(A)と水酸化マグネシウム(E1),(E2) または無機充
填材(F)との親和性を高めることができ、加工性に優
れた組成物を得ることができる。水酸化マグネシウム
(E1),(E2) は、その形状,粒径を特定したことにより
多量に添加してもCO2 による表面白化を抑えることが
できる。さらに、不燃性の無機充填材(F)を用いるこ
とにより、組成物の燃焼時の形状維持に寄与し、燃焼試
験に合格することができる。
【0057】(試験例2)表2に示すように、実施例2
1,22はいずれの試験にも合格であった。一方、無水マ
レイン酸変性ポリマー(H)を含まない比較例11はCO
2 白化試験に関し、同変性ポリマーの配合量が多い比較
例22は加工性で、水酸化マグネシウム(H1)の少ない比較
例24は垂直トレイ燃焼試験に関して不十分であった。ま
た、ポリオレフィン(A)の配合量が少ない比較例23、
水酸化マグネシウム(I1)の多い比較例25、不定形の水酸
化マグネシウム(I')を用いた比較例26はいずれも強度不
足であった。
1,22はいずれの試験にも合格であった。一方、無水マ
レイン酸変性ポリマー(H)を含まない比較例11はCO
2 白化試験に関し、同変性ポリマーの配合量が多い比較
例22は加工性で、水酸化マグネシウム(H1)の少ない比較
例24は垂直トレイ燃焼試験に関して不十分であった。ま
た、ポリオレフィン(A)の配合量が少ない比較例23、
水酸化マグネシウム(I1)の多い比較例25、不定形の水酸
化マグネシウム(I')を用いた比較例26はいずれも強度不
足であった。
【0058】ポリオレフィン(A)を用いることにより
ポリオレフィン(G1),(G2) の強度不足を補い、ポリオレ
フィン(G1),(G2) はポリオレフィン(A)の難燃性の低
さをカバーする。また、変性ポリマー(H)を用いるこ
とによりポリオレフィン(A),(G1),(G2) と水酸化マ
グネシウム(I1),(I2) との親和性を高め、水酸化マグネ
シウム(I1),(I2) が大気中のCO2 と水分を介して反応
して表面白化する現象を抑制できる。さらに、六角板状
と均一な形状の水酸化マグネシウム(I1),(I2)を用いる
ことで、十分な機械的強度の組成物を得ることができ
る。
ポリオレフィン(G1),(G2) の強度不足を補い、ポリオレ
フィン(G1),(G2) はポリオレフィン(A)の難燃性の低
さをカバーする。また、変性ポリマー(H)を用いるこ
とによりポリオレフィン(A),(G1),(G2) と水酸化マ
グネシウム(I1),(I2) との親和性を高め、水酸化マグネ
シウム(I1),(I2) が大気中のCO2 と水分を介して反応
して表面白化する現象を抑制できる。さらに、六角板状
と均一な形状の水酸化マグネシウム(I1),(I2)を用いる
ことで、十分な機械的強度の組成物を得ることができ
る。
【0059】(試験例3)表3に示すように、実施例3
1,32はいずれの試験にも合格であった。一方、ポリオ
レフィン(A)の少ない比較例31、水酸化マグネシウム
(K1)の多い比較例35は強度が不十分で、水酸化マグネシ
ウム(K')の平均粒径が小さい比較例36はCO2 白化試験
に不合格であった。また、ポリオレフィン(A)の多い
比較例32、赤リンの少ない比較例33、水酸化マグネシウ
ム(K1)の少ない比較例34は垂直トレイ燃焼試験に不合格
であった。
1,32はいずれの試験にも合格であった。一方、ポリオ
レフィン(A)の少ない比較例31、水酸化マグネシウム
(K1)の多い比較例35は強度が不十分で、水酸化マグネシ
ウム(K')の平均粒径が小さい比較例36はCO2 白化試験
に不合格であった。また、ポリオレフィン(A)の多い
比較例32、赤リンの少ない比較例33、水酸化マグネシウ
ム(K1)の少ない比較例34は垂直トレイ燃焼試験に不合格
であった。
【0060】ポリオレフィン(A)を用いることにより
ポリオレフィン(J1),(J2) の強度不足を補い、ポリオレ
フィン(J1),(J2) はポリオレフィン(A)の難燃性の低
さをカバーする。また、水酸化マグネシウム(K1),(K
2) は、その形状,粒径を特定したことにより多量に添
加してもCO2 による表面白化を抑えることができる。
さらに、赤リン(L)を用いることで、水酸化マグネシ
ウム(K1),(K2) を多量に使用しなくても十分な難燃性
を得ることができる。従って、水酸化マグネシウム(K
1),(K2) を多量に用いることに伴う機械的強度の低下
を生じることがない。
ポリオレフィン(J1),(J2) の強度不足を補い、ポリオレ
フィン(J1),(J2) はポリオレフィン(A)の難燃性の低
さをカバーする。また、水酸化マグネシウム(K1),(K
2) は、その形状,粒径を特定したことにより多量に添
加してもCO2 による表面白化を抑えることができる。
さらに、赤リン(L)を用いることで、水酸化マグネシ
ウム(K1),(K2) を多量に使用しなくても十分な難燃性
を得ることができる。従って、水酸化マグネシウム(K
1),(K2) を多量に用いることに伴う機械的強度の低下
を生じることがない。
【0061】(試験例4)表4に示すように、実施例4
1,42はいずれの試験にも合格であった。一方、変性ポ
リマー(N)を含まない比較例41はCO2 白化試験に不
合格で、同ポリマー(N)の多い比較例42は加工性が不
十分であった。また、ポリオレフィン(A)の少ない比
較例43、水酸化マグネシウム(O1)の多い比較例47、水酸
化マグネシウム(O')の粒子が不定形の比較例48はいずれ
も強度不足であった。さらに、ポリオレフィン(A)の
多い比較例44、赤リン(P)の少ない比較例45、水酸化
マグネシウム(O1)の少ない比較例46はいずれも垂直トレ
イ燃焼試験に不合格であった。
1,42はいずれの試験にも合格であった。一方、変性ポ
リマー(N)を含まない比較例41はCO2 白化試験に不
合格で、同ポリマー(N)の多い比較例42は加工性が不
十分であった。また、ポリオレフィン(A)の少ない比
較例43、水酸化マグネシウム(O1)の多い比較例47、水酸
化マグネシウム(O')の粒子が不定形の比較例48はいずれ
も強度不足であった。さらに、ポリオレフィン(A)の
多い比較例44、赤リン(P)の少ない比較例45、水酸化
マグネシウム(O1)の少ない比較例46はいずれも垂直トレ
イ燃焼試験に不合格であった。
【0062】次に、介在物および押さえテープ用の材料
に関する試験例を説明する。表5〜表8に示す各配合剤
を混練加工して組成物を得た後、「テープ加工性」,
「ヤング率」,「熱収縮率」について評価した(試験例
5〜8)。ここでは、エチレンと共重合するαオレフィ
ンとして、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンを
選択した。テープ加工性はテープに加工できるかどう
か、ヤング率は1.0GPa以上を評価基準とした。また、熱
収縮率はテープに加工した各組成物を1軸延伸したもの
について、120 ℃の大気環境下で30分加熱したときの熱
収縮率(熱収縮率=100 ×加熱後の長さ/加熱前の長
さ)が20%以下となることを評価基準とした。その結果
も併せて表5〜表8に示す。
に関する試験例を説明する。表5〜表8に示す各配合剤
を混練加工して組成物を得た後、「テープ加工性」,
「ヤング率」,「熱収縮率」について評価した(試験例
5〜8)。ここでは、エチレンと共重合するαオレフィ
ンとして、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンを
選択した。テープ加工性はテープに加工できるかどう
か、ヤング率は1.0GPa以上を評価基準とした。また、熱
収縮率はテープに加工した各組成物を1軸延伸したもの
について、120 ℃の大気環境下で30分加熱したときの熱
収縮率(熱収縮率=100 ×加熱後の長さ/加熱前の長
さ)が20%以下となることを評価基準とした。その結果
も併せて表5〜表8に示す。
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】
【表7】
【0066】
【表8】
【0067】(試験例5,試験例6)表5,6に示すよ
うに、実施例51〜56および61〜66は、テープ加工性が良
好で、適度のヤング率を有し、熱収縮率も20%以下で
介在物として好適なことがわかる。
うに、実施例51〜56および61〜66は、テープ加工性が良
好で、適度のヤング率を有し、熱収縮率も20%以下で
介在物として好適なことがわかる。
【0068】(試験例7,試験例8)これに対して、密
度が0.925g/cm3の比較例51,53,61,63 は熱収縮率が90%
前後と大きく、エチレンと1−ブテンとの共重合体をベ
ース樹脂とした比較例65はテープに加工できなかった。
また、密度が0.945g/cm3の比較例52,54,62,64 およびポ
リプロピレンをベース樹脂とした比較例66は本試験にお
いては好結果を得ている。ただし、これらは後述する試
験例9〜14(「絶縁体・シースと介在物・押さえテー
プとを一体で回収した材料」を電線・ケーブルの絶縁
体,シースとして再利用した際の適性試験)において電
線の可撓性や物理的特性の点で不十分であった。
度が0.925g/cm3の比較例51,53,61,63 は熱収縮率が90%
前後と大きく、エチレンと1−ブテンとの共重合体をベ
ース樹脂とした比較例65はテープに加工できなかった。
また、密度が0.945g/cm3の比較例52,54,62,64 およびポ
リプロピレンをベース樹脂とした比較例66は本試験にお
いては好結果を得ている。ただし、これらは後述する試
験例9〜14(「絶縁体・シースと介在物・押さえテー
プとを一体で回収した材料」を電線・ケーブルの絶縁
体,シースとして再利用した際の適性試験)において電
線の可撓性や物理的特性の点で不十分であった。
【0069】さらに、絶縁体およびシース用の上記材料
と、介在物および押さえテープ用の上記材料とを一体で
回収し、この回収材料を電線・ケーブルの絶縁体やシー
スとして再利用する場合の適性について試験した(試験
例9〜14)。試験項目は、「押出加工性」,「引張強
さ」,「伸び」,「難燃性」,「電線の可撓性」であ
る。押出加工性は電線の絶縁体やシースとして押出加工
が良好に行えるかどうかを評価基準に判断した。押出加
工性の評価としては、組成物を断面積2mm2 の導体上に
0.8mm 厚で押出被覆し、押出線速を生産性の目安となる
50m/分以上にしても外観が良好なものを良好(○)と
し、メルトフラクチャー等の外観不良が生じたものを不
良とした。また、引張強さは10MPa 以上を、伸びは350
%以上を、難燃性はJIS C 3005の傾斜難燃試験に合格す
ることを評価基準とした。さらに、電線の可撓性は電線
として要求される可撓性を具えているかどうかを評価基
準とした。絶縁体およびシース用の材料と、介在物およ
び押さえテープ用の材料との組み合わせ、各試験結果を
表9〜表16に示す。なお、表中の「備考」には試験例
5〜8の結果も併せて考慮した評価を記載している。
と、介在物および押さえテープ用の上記材料とを一体で
回収し、この回収材料を電線・ケーブルの絶縁体やシー
スとして再利用する場合の適性について試験した(試験
例9〜14)。試験項目は、「押出加工性」,「引張強
さ」,「伸び」,「難燃性」,「電線の可撓性」であ
る。押出加工性は電線の絶縁体やシースとして押出加工
が良好に行えるかどうかを評価基準に判断した。押出加
工性の評価としては、組成物を断面積2mm2 の導体上に
0.8mm 厚で押出被覆し、押出線速を生産性の目安となる
50m/分以上にしても外観が良好なものを良好(○)と
し、メルトフラクチャー等の外観不良が生じたものを不
良とした。また、引張強さは10MPa 以上を、伸びは350
%以上を、難燃性はJIS C 3005の傾斜難燃試験に合格す
ることを評価基準とした。さらに、電線の可撓性は電線
として要求される可撓性を具えているかどうかを評価基
準とした。絶縁体およびシース用の材料と、介在物およ
び押さえテープ用の材料との組み合わせ、各試験結果を
表9〜表16に示す。なお、表中の「備考」には試験例
5〜8の結果も併せて考慮した評価を記載している。
【0070】
【表9】
【0071】
【表10】
【0072】
【表11】
【0073】
【表12】
【0074】
【表13】
【0075】
【表14】
【0076】
【表15】
【0077】
【表16】
【0078】(試験例9,試験例11,試験例13,試
験例15)表9,表11,表13および表15に示すよ
うに、シース,絶縁体,介在物,押さえテープのいずれ
も実施例に用いた組成材料を再利用した電線は各評価基
準を満たしている。従って、ベース樹脂としてはエチレ
ンとαオレフィンとを共重合したものであって、その密
度を0.93〜0.94g/cm3 とすることが適当であることがわ
かる。
験例15)表9,表11,表13および表15に示すよ
うに、シース,絶縁体,介在物,押さえテープのいずれ
も実施例に用いた組成材料を再利用した電線は各評価基
準を満たしている。従って、ベース樹脂としてはエチレ
ンとαオレフィンとを共重合したものであって、その密
度を0.93〜0.94g/cm3 とすることが適当であることがわ
かる。
【0079】(試験例10,試験例12,試験例14,
試験例16)これに対して、表10,表12,表14お
よび表16に示すように、シース,絶縁体は実施例の組
成材料とし、介在物,押さえテープは比較例の組成材料
として再利用した電線はいずれかの評価基準を満たすこ
とができず、再利用には不適当であることがわかる。
試験例16)これに対して、表10,表12,表14お
よび表16に示すように、シース,絶縁体は実施例の組
成材料とし、介在物,押さえテープは比較例の組成材料
として再利用した電線はいずれかの評価基準を満たすこ
とができず、再利用には不適当であることがわかる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明電線・ケー
ブルは次の効果を奏する。 電線・ケーブルの各被覆材(絶縁体,シース,介在
物,押さえテープ)を同一系統の樹脂組成物で構成する
ことで、被覆材の構成部位ごとに分別しなくても電線・
ケーブルの被覆材として再利用することができる。
ブルは次の効果を奏する。 電線・ケーブルの各被覆材(絶縁体,シース,介在
物,押さえテープ)を同一系統の樹脂組成物で構成する
ことで、被覆材の構成部位ごとに分別しなくても電線・
ケーブルの被覆材として再利用することができる。
【0081】繰り返しの再利用により被覆材が劣化し
て再利用できなくなり、焼却処分しても有害なハロゲン
ガスを発生しない。
て再利用できなくなり、焼却処分しても有害なハロゲン
ガスを発生しない。
【0082】本発明電線・ケーブルに用いる被覆材は
再利用する際でも押し出し加工性に優れる。従って、製
造性向上に効果的である。
再利用する際でも押し出し加工性に優れる。従って、製
造性向上に効果的である。
【0083】本発明電線・ケーブルに用いる被覆材は
機械的強度に優れる。電線規格である10MPa 以上の引張
強度を有するため、電線・ケーブルの絶縁体やシースと
して再利用に好適である。
機械的強度に優れる。電線規格である10MPa 以上の引張
強度を有するため、電線・ケーブルの絶縁体やシースと
して再利用に好適である。
【0084】本発明電線・ケーブルに用いる被覆材は
十分な難燃性を具える。垂直トレイ燃焼試験に合格でき
る難燃性を具え、難燃性の要求される種々の分野におい
て利用することができる。
十分な難燃性を具える。垂直トレイ燃焼試験に合格でき
る難燃性を具え、難燃性の要求される種々の分野におい
て利用することができる。
【0085】本発明電線・ケーブルに用いる被覆材は
CO2 による白化を抑制できる。水酸化マグネシウムの
形状,粒径の特定や水酸化マグネシウムとベース樹脂と
の親和性を高めることにより、水酸化マグネシウムとC
O2 との反応を抑制して白化を抑える。
CO2 による白化を抑制できる。水酸化マグネシウムの
形状,粒径の特定や水酸化マグネシウムとベース樹脂と
の親和性を高めることにより、水酸化マグネシウムとC
O2 との反応を抑制して白化を抑える。
【0086】本発明電線・ケーブルに用いる被覆材の
うち赤リンを用いないものでは、加工時の衝撃発火や、
有毒なホスフィンガス発生の危険性を排除できる。ま
た、赤リンを用いなくても高い難燃性を得られる。
うち赤リンを用いないものでは、加工時の衝撃発火や、
有毒なホスフィンガス発生の危険性を排除できる。ま
た、赤リンを用いなくても高い難燃性を得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01B 7/18 H01B 7/18 H E //(C08K 13/06 3:02 9:04)
Claims (6)
- 【請求項1】 絶縁体とシースとを有し、シースの内周
に介在物および押さえテープの少なくとも一方を具える
電線・ケーブルであって、 前記絶縁体およびシースは下記の(A)の要件を満たす
共重合体をベースとする樹脂で構成され、 前記介在物は下記の(B)または(C)の要件を満たす
共重合体をベースとする樹脂からなるテープを1軸延伸
したもので構成され、 前記押さえテープは下記の(B)または(C)の要件を
満たす共重合体をベースとする樹脂からなるテープであ
ることを特徴とする電線・ケーブル。 (A)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとをシン
グルサイト触媒を用いて共重合した共重合体で次の条件
を満たすもの Mw/Mn ≦2 密度0.91g/cm3 以下
MI≦3g/10min (B)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとをシン
グルサイト触媒を用いて共重合した共重合体で次の条件
を満たすもの Mw/Mn ≦2 密度0.93〜0.94g/cm3
MI≦10g/10min (C)エチレンと炭素数2〜10のαオレフィンとを共重
合した共重合体で次の条件を満たすもの 2≦Mw/Mn ≦10 密度0.93〜0.94g/cm3
MI≦10g/10min - 【請求項2】 絶縁体およびシースが、(A)80〜99
重量部と下記の(D)20〜1重量部の合計100 重量部に
対して、(E)50〜200重量部を含む樹脂組成物で構成
されることを特徴とする請求項1記載の電線・ケーブ
ル。 (D)ポリオレフィン系樹脂に酸無水物を0.1〜3 重量
%グラフト重合したポリオレフィン (E)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 不定形の扁平粒子 平均粒径が2〜6μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用 - 【請求項3】 無機充填材(F)を(E)との合計で50
〜200重量部含むことを特徴とする請求項2記載の電線
・ケーブル。 - 【請求項4】 絶縁体およびシースが(A)30〜99 重
量部と下記の(G)70〜1重量部の合計100 重量部に対
して、(H)1〜20重量部と(I)120〜200 重量部とを
含むことを特徴とする請求項1記載の電線・ケーブル。 (G)エチレンに対し、不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸エステル又は酸無水物を10重量%以上共重合した
ポリオレフィン共重合体 (H)ポリオレフィン系樹脂に酸無水物を0.1〜3 重量
%グラフト重合したポリオレフィン (I)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 六角板状粒子 最大粒径が5μm以下で、かつ平均粒径が0.5〜2.0μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用 - 【請求項5】 絶縁体およびシースが(A)30〜70 重
量部と下記の(J)70〜30 重量部の合計100 重量部に
対して、(K)50〜100重量部と(L)2〜15重量部とを
含むことを特徴とする請求項1記載の電線・ケーブル。 (J)エチレンに対し、不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸エステル又は酸無水物を10重量%以上共重合した
ポリオレフィン共重合体 (K)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 不定形の扁平粒子 平均粒径が2〜6μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用 (L)赤リン - 【請求項6】 絶縁体およびシースが(A)30〜70 重
量部と下記の(M)70〜30 重量部の合計100 重量部に
対して、(N)1〜20重量部と、(O)50〜100重量部
と、(P)2〜15重量部とを含むことを特徴とする電線
・ケーブル。 (M)エチレンに対し、不飽和カルボン酸,不飽和カル
ボン酸エステル又は酸無水物を10重量%以上共重合した
ポリオレフィン共重合体 (N)ポリオレフィン系樹脂に酸無水物を0.1〜3 重量
%グラフト重合したポリオレフィン (O)次の条件を満たす水酸化マグネシウム 六角板状粒子 最大粒径が5μm以下で、かつ平均粒径が0.5〜2.0μm 表面処理材として脂肪酸またはリン酸エステルを使用 (P)赤リン
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9137675A JPH10312713A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 電線・ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9137675A JPH10312713A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 電線・ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10312713A true JPH10312713A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15204199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9137675A Pending JPH10312713A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 電線・ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10312713A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008050575A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-03-06 | Ube-Maruzen Polyethylene Co Ltd | 難燃性樹脂組成物、それが含まれた電線被膜材及びそれによって被覆された電線 |
| JP2008063562A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-03-21 | Ube-Maruzen Polyethylene Co Ltd | 難燃性樹脂組成物、それが含まれた電線被膜材及びそれによって被覆された電線 |
| WO2011108718A1 (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-09 | 矢崎総業株式会社 | アルミニウム電線用難燃性樹脂組成物およびそれを用いたアルミニウム電線 |
| CN116013593A (zh) * | 2022-10-13 | 2023-04-25 | 天合光能股份有限公司 | 一种电缆及其护套组合物 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP9137675A patent/JPH10312713A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008050575A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-03-06 | Ube-Maruzen Polyethylene Co Ltd | 難燃性樹脂組成物、それが含まれた電線被膜材及びそれによって被覆された電線 |
| JP2008063562A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-03-21 | Ube-Maruzen Polyethylene Co Ltd | 難燃性樹脂組成物、それが含まれた電線被膜材及びそれによって被覆された電線 |
| WO2011108718A1 (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-09 | 矢崎総業株式会社 | アルミニウム電線用難燃性樹脂組成物およびそれを用いたアルミニウム電線 |
| US9406413B2 (en) | 2010-03-05 | 2016-08-02 | Yazaki Corporation | Flame-retardant resin composition for aluminum electric wire and aluminum electric wire using same |
| CN116013593A (zh) * | 2022-10-13 | 2023-04-25 | 天合光能股份有限公司 | 一种电缆及其护套组合物 |
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