JPH10313290A - ディジタル伝送用受信機 - Google Patents

ディジタル伝送用受信機

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JPH10313290A
JPH10313290A JP9121875A JP12187597A JPH10313290A JP H10313290 A JPH10313290 A JP H10313290A JP 9121875 A JP9121875 A JP 9121875A JP 12187597 A JP12187597 A JP 12187597A JP H10313290 A JPH10313290 A JP H10313290A
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circuit
sample
signal
baseband signal
sampling
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JP9121875A
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Minoru Kubota
稔 窪田
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信したベースバンド信号を非同期でデータ
レートのn倍のサンプリングを行う場合に、抽出ベース
バンド信号データからさらに適切なサンプル点の該信号
データを選択し、シンボル間干渉の影響を受けないよう
にし、多値変調された当該信号に適したサンプル選択回
路を備えるディジタル伝送用受信機を提供する。 【解決手段】 受信アンテナ111からの受信信号を同
期検波し周波数変換回路112を通して得たベースバン
ド信号をデータレートのn倍のサンプリング周波数で抽
出しA/D変換するA/D変換回路113からの出力信
号を振幅保持回路1hで保持し、そこから連続するnサ
ンプルの組を分け、この組を信号の出力毎に順次所定の
変化パターンと演算/比較回路1rで比較して一致を判
断しその回数を各サンプル点毎に一定期間カウントし、
カウント数の多いm個(m≦n)のサンプル点の信号デ
ータを選択出力し復調に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル伝送受
信機に関し、より詳細には、限られた周波数帯域幅でよ
り高速にディジタルデータを伝送する為に用いられ、多
値変調信号を受信し復調するに適した受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディジタル伝送における
多値変調システムは多種多様であるため、以下では送信
機で複数のスペクトル拡散信号を多重し、搬送波をQA
M変調して伝送するシステムを代表例として従来技術に
ついて述ベる。図7は、スペクトル拡散通信システムを
構成する送信機の一例を示す図である。図7に示すよう
に送信機では、送信データをシリアル/パラレル変換回
路101により変換し、差動符号化回路102により差
動符号化を行い、スペクトル拡散回路103により各デ
ータを送信データよりも速いチップレートを有する同一
あるいは異なる拡散符号を用いてそれぞれ拡散し、信号
多重回路104により同一拡散符号の場合は拡散信号を
数チップずつ遅延させて多重し、異なる拡散符号の場合
は拡散信号を同一時間で多重し、D/A変換回路105
により多値レベルを有するベースバンドI,Q信号を得
る。こうして、得られたベースバンドI,Q信号は直交
変調回路106により90°位相の異なる2つの搬送波
を用いて直交変調され、送信アンテナ107を介して送
信される。一般に、周波数帯域の有効利用の為にD/A
変換前あるいは変換後にルートナイキスト特性あるいは
それを近似した特性を有するフィルタにより帯域制限が
行われる。
【0003】スペクトル拡散符号として同一あるいは異
なる符号を用いた場合のスペクトル拡散回路103及び
信号多重回路104の動作について説明する。図8は、
図7におけるスペクトル拡散回路及び信号多重回路にお
いて、同一の拡散符号を用いた場合の動作についての信
号線図を示す図である。ここでは、拡散符号として11
チップのバーカー符号(1,−1,1,1,−1,1,
1,1,−1,−1,−1)を用い、4,4,3チップ
の遅延間隔で3多重する場合を例としている。図8には
連続する信号の内の2ビット分を記している。スペクト
ル拡散回路103では、差動符号化された送信データD
1,D2,D3は4,4,3チップの遅延間隔を有し、そ
れぞれに同期した同一の拡散符号C1,C2,C3を乗算
することによって拡散信号S1,S2,S3が得られる。
【0004】次に信号多重回路104では、拡散信号S
1,S2,S3を同一時刻のチップ毎に加算し、本例の場
合には多値レベル3,1,−1,−3を有する多重信号
Smが得られる。この操作はIQ信号のそれぞれについ
て行われる。異なる拡散符号を用いた場合は、一般にそ
れぞれの送信データが異なる拡散符号により拡散され、
遅延なしに同一時刻で多重される点が図8と異なる。こ
れら以外にも多重方式は存在するが、いずれも多重によ
り多値レベルを有するベースバンドI,Q信号が得られ
る。
【0005】図9は、ディジタル伝送の1つであるスペ
クトル拡散通信システムを構成する受信機の一例を示す
図である。上述の送信機によるスペクトル拡散通信シス
テムでは、通常は逆拡散前のC/N値が極めて低く逆拡
散前にクロック再生を行う事は困難である。従って、こ
のような信号を受ける受信機では、図9に示すように受
信アンテナ111により多値変調された送信信号を受信
し、周波数変換回路112により受信信号を同期検波あ
るいは準同期検波によりベースバンドI,Q信号に周波
数変換し、A/D変換回路113によりI,Q信号を送
信機とは非同期の拡散符号のチップレートの整数倍の周
波数のクロック信号によりA/D変換し、スペクトル逆
拡散回路114により逆拡散を行い、差動復調回路11
5により復調データを得る。ここで、スペクトル逆拡散
回路114には、相関波形から相関周期を検出する為の
相関クロック再生機能が含まれている。一般に、A/D
変換前あるいは変換後にルートナイキスト特性あるいは
それを近似した特性を有するフィルタにより帯域制限が
行われる。
【0006】既にフィルタ処理されたベースバンドI,
Q信号をA/D変換回路113により送信機とは非同期
の拡散符号のチップレートの整数倍の周波数のクロック
信号によりA/D変換し、スペクトル逆拡散回路114
により逆拡散を行う操作について図10を用いて説明す
る。既にフィルタ処理されたベースバンドI,Q信号、
即ちA/D変換回路113への入力信号(図10
(a),参照)は、送信機とは非同期の拡散符号のチッ
プレートの整機倍(n倍)あるいはそれに近い発振周波
数を有するクロック信号のタイミング(図10(b),
参照)でA/D変換される。本例では3倍クロックの場
合を示している。A/D変換されたベースバンドI,Q
信号(図示せず)は、スペクトル逆拡散回路114の相
関器により拡散符号(図10(c),参照)と相関を得
る事で逆拡散を行うが、送信側で同一拡散符号を用いて
拡散した信号を数チップずつ遅延させて多重した場合
は、単一の拡散符号を有する単一の相関器により逆拡散
処理されシリアルに相関信号が得られ、送信側で異なる
拡散符号を用いて拡散した信号を同一時間で多重した場
合は、異なる拡散符号を有する複数の相関器により逆拡
散処理されパラレルに相関信号が得られる。ベースバン
ドI,Q信号がn倍の周波数でサンプリングされている
為に、いずれの場合も1つの拡散チップをそれぞれn個
連続して並べた拡散符号(図10(c),参照)が相関
処理に用いられる。具体的には、同時刻のベースバンド
I,Q信号のサンプル値と拡散符号が乗算され、拡散符
号の1周期分が総和され相関信号となる(図10
(d),参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなシステ
ムでは、周波数帯域を有効に活用する為に、送信側及び
受信側の総合特性としてナイキストフィルタを用いてシ
ンボル間干渉を生じることなく帯域制限が行われる(一
般には、ナイキストフィルタを厳密に実現することは難
しく、近似的な特性を有するフィルタが採用される)。
この帯域制限により受信機のフィルタ処理後のベースバ
ンドI,Q信号は、方形波状のディジタル信号ではなく
図10のA/D変換回路への入力信号(図10(a),
参照)のように滑らかな形状となる。A/D変換回路の
入力信号(図10(a),参照)を、オシロスコープ等
により一定周期の時間の繰り返しで表示すると、図11
のようなアイパターンと呼ばれる波形が現れる。上述の
例では多値レベルであるが、図11では簡便の為に2値
レベルとしている。理想的なナイキストフィルタ処理を
用いた場合、アイパターンのセンター(図11,参照)
でのみシンボル間干渉を生じない。
【0008】従って、クロック再生によりアイパターン
のセンター(図11,参照)をサンプリングできる場合
は理想的な誤り率特性が得られる。しかしながら、前述
のようにスペクトル拡散通信では逆拡散前のC/N値が
極めて低く逆拡散前にクロック再生が困難である為、ベ
ースバンドI,Q信号を送信側と非同期のチップレート
の整数倍のクロック信号を用いて非同期にA/D変換
し、1つの拡散チップをそれぞれn個連続して並べた拡
散符号を用いて相関処理を行う。1チップ内n個のサン
プルは極めて希にアイパターンのセンターに位置したサ
ンプルを除いてはすべてシンボル間干渉が含まれ、チッ
プのセンターから離れる程大きなシンボル間干渉を受け
る。これらのサンプルをすベて用いて相関処理を行うと
シンボル間干渉の影響により相関信号の値が変化する。
そして、相関信号の値が変化することにより復調データ
が変化し、誤り率特性が劣化することになる。本発明
は、上述した従来技術における問題点に鑑みてなされた
もので、受信したベースバンド信号を非同期でデータレ
ートのn倍のサンプリングを行う場合に、抽出ベースバ
ンド信号データからさらに適切なサンプル点の該信号デ
ータを選択し、シンボル間干渉の影響を受けず、多値変
調された当該信号に適したサンプル選択回路を備えるデ
ィジタル伝送用受信機を提供することをその解決すべき
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、受信
し、周波数変換されたベースバンド信号を該ベースバン
ド信号のデータレートのn倍(n:正の整数)のサンプ
リング周波数でサンプリングし、得た抽出ベースバンド
信号をA/D変換するA/D変換回路と、該A/D変換
回路の出力から元データを復調する復調回路を有するデ
ィジタル伝送用受信機において、前記A/D変換回路か
らサンプリング出力される毎に、その抽出ベースバンド
信号データとそれ以前に連続して出力された抽出ベース
バンド信号データとからなるnサンプル個の組を順次作
り、順次作られる該nサンプル個の抽出ベースバンド信
号データからなる組におけるデータ変化パターンを所定
の変化パターンと比較することによりそれらの間の一致
を判断し、その一致の判断結果を前記nサンプルの組の
各サンプル点毎に一致の回数として一定の期間カウント
し、そのカウント数の多いサンプル点を全サンプル点の
中から選択してそのサンプル点に対応する前記抽出ベー
スバンド信号データを復調回路に出力するサンプル選択
回路を備えるようにしたものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記所定の変化パターンを前記A/D変換回路への
入力信号のアイパターンにもとづいて設定するようにし
たものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記ベースバンド信号としてI,Q信号を用
いる場合に、前記サンプル選択回路は、前記I,Q信号
それぞれに対応した回路構成をとることにより該I,Q
信号毎にサンプル点の前記選択を行い、その選択された
サンプル点における抽出ベースバンド信号データを復調
回路に出力するようにしたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記ベースバンド信号としてI,Q信号を用
いる場合に、前記サンプル選択回路は、前記I,Q信号
それぞれについて各サンプル点毎に前記一定の期間にお
ける一致の回数のカウントを行い、前記I,Q信号に対
するそのカウント結果を各サンプル点で合計することに
より前記サンプル点として該I,Q信号に共通のサンプ
ル点の選択を行い、その選択されたサンプル点における
抽出ベースバンド信号データを復調回路に出力するよう
にしたものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれか1の発明において、前記サンプル選択回路は、前
記一定の期間毎に選択されるサンプル点のサンプリング
周期に対するタイミングの変化をk回分観測して、連続
したk1(k1<k)回で、あるサンプル点が選択され、
その前後はk1回観測した点とは別のサンプル点を前後
いずれも同じくして選択している場合、前記k1回の選
択サンプル点を前後と同じ選択サンプル点に再選択し
て、その選択されたサンプル点における抽出べースバン
ド信号データを復調回路に出力するようにしたものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明によるディジタル伝送用受
信機の実施形態におけるサンプリング動作は、概ね、以
下の様に行われる。図1は、本発明による受信装置の実
施形態におけるサンプリング動作の二つの状態(A)及
び(B)を説明するための図である。図1において、フ
ィルタ処理されたベースバンドI,Q信号の一部が示さ
れているが、この信号について、振幅変化を利用してサ
ンプリングされた抽出ベースバンド信号データを選択す
る方法として以下の説明が行われる。ここでは、2チッ
プ内で多値レベルの中で変動がない場合は対象とせず、
あるレベルから別のレベルへの変化に着目して、動作を
行うことが考えられている。従って、図1(A)に振幅
が減少してチップ(1)からチップ(2)になる場合
を、図1(B)に振幅が増加してチップ(1)からチッ
プ(2)になる場合を示す。本例ではチップ周期の3倍
クロックによりサンプリングした場合を示している。ま
ず、振幅が減少する図1(A)の場合について説明す
る。チップ周期とは非同期にチップ(1)とチップ
(2)の2チップ内で6個のサンプル〜が得られ
る。チップ(2)の各サンプルについて、次の操作を行
う。n1番目のサンプルの振幅をa(n1)として、それ
以前の3つのサンプルとの間の振幅変化が |a(n1−1)−a(n1)|<|a(n1−2)−a(n1)|<|a(n1−3)−a(n1)| …(条件式1) に一致するかどうかを調べる。サンプル〜でこれに
該当するサンプルはサンプル及びである。
【0015】次に、振幅が増加する図1(B)の場合に
同様の操作を行うと、チップ(2)内におけるサンプル
〜でこれに該当するサンプルはサンプル及びで
ある。一定期間にわたって、連続する3サンプルの一番
目、2番目及び3番目についてそれぞれ上記(条件式
1)に該当した回数をカウントすれば、チップのセンタ
ーに最も近い2番目のサンプルが最もカウント数が多く
なり選択される。サンプリングを拡散符号のチップと非
同期とし、チップ期間が不明である為、サンプル〜
、〜、あるいは〜のいずれかの3サンプル毎
の区切りで振幅変化を調べることになるが、いずれにし
てもチップのセンターに最も近いサンプルが選択され
る。多値レベルのいずれのレベルへの変化においても以
上の考え方は成立する。また、3倍以外のn倍クロック
にも拡張できる。
【0016】(実施形態1)図2は、本発明による実施
形態の構成の一例を示す図である。受信アンテナ11
1、周波数変換回路112、A/D変換回路113及び
差動復調回路115の働きは従来例と同じである。異な
る点はA/D変換回路113の出力にサンプル選択回路
1を設けるようにした点である。サンプル選択回路1
は、振幅保持回路1h、演算/比較回路1r及び一致信
号保持/積算回路1mから構成され、上記したサンプリ
ング後のサンプルベースバンド信号データの選択動作を
実行する。振幅保持回路1hは振幅の演算/比較を行う
為に必要な数の抽出(サンプル)ベースバンド信号の振
幅情報を保持し、演算/比較回路1rは振幅保持回路1
hから演算に必要な振幅情報を抜き出して演算及び比較
を行い、特定の振幅変化のパターンに一致するか、すな
わち、上記した(条件式1)に一致するかどうかを調べ
る。一致信号保持/積算回路1mは演算/比較回路1r
における演算及び比較結果を保持し、必要な期間の積算
を行う事により、適切なサンプル点(又はタイミング)
を決定し、振幅保持回路1hから決定されたサンプル点
に従って選択されたサンプルベースバンド信号の振幅情
報を抜き出す。この場合、抜き出されたサンプルがチッ
プのセンターに最も近いサンプルであるから、スペクト
ル逆拡散回路4によって選択される前の1/n個のサン
プル数に対応するタイミング間隔で得られるベースバン
ド信号データが逆拡散されることになる。
【0017】(実施形態2)図3は、本発明による実施
形態の構成の他の例を示す図である。受信アンテナ11
1、周波数変換回路112、A/D変換回路113及び
差動復調回路115の働きは従来例と同じである。この
実施形態において、A/D変換回路113からの出力で
あるベースバンドI,Q信号の各信号データに対応して
最適なサンプルデータを選択する。このため、ベースバ
ンドI,Q信号データをそれぞれの信号データ毎に設け
たサンプル選択回路1i,1qにより独立して処理す
る。サンプル選択回路1i,1qは実施形態1と同様の
構成で、それぞれに振幅保持回路1ih,1qh、演算
/比較回路1ir,1qr、一致信号保持/積算回路1
im,1qmを備え、同様の動作を行うものである。
【0018】(実施形態3)図4は、本発明による実施
形態の構成のさらに他の例を示す図である。サンプル選
択回路1′以外は実施形態1及び実施形態2と同じ構成
である。サンプル選択回路1′の構成は、実施形態2に
おいて、ベースバンドI,Q信号データに対して別々に
設けられていた一致信号保持/積算回路を一つにして一
致信号保持/積算回路1′mとし、ベースバンドI,Q
信号データそれぞれについて振幅保持回路1′ih,
1′qh及び演算/比較回路1′ir,1′qrにより
得た一致信号を合わせて積算しこの積算結果にもとづい
てサンプル点を選び、ベースバンドI,Q信号データに
対して同じサンプル点(又はタイミング)のサンプルデ
ータを選択する。
【0019】(実施形態4)図5は、本発明による実施
形態の構成のさらに他の例を示す図である。サンプル選
択回路1″以外は実施形態1〜3と同じ構成である。サ
ンプル選択回路1″の中で、振幅保持回路1h、演算/
比較回路1r及び一致信号保持/積算回路1mは実施形
態1と同様の構成である。異なる点は、一致信号保持/
積算回路1mにより選択されたサンプル点(又はタイミ
ング)の変化をk回分観測して、連続したk1(k1
k)回で、あるサンプル点が選択され、その前後はk1
回観測した点とは別のサンプル点を前後いずれも同じく
して選択している場合、前後と同じ選択サンプル点に修
正する選択サンプル点変化保護回路1pを設けるように
している。なお、この実施形態では、選択サンプル点変
化保護回路1pを実施形態1に対応して適用したが、実
施形態2あるいは実施形態3にも同様に適用できる。
【0020】ここで、上記した実施形態によって効果に
ついて述べると、従来例にも記載した同一の拡散符号を
用いて多重化した多値変調信号について、実施形態3を
実施した場合の誤り率特性の改善効果について、計算機
シミュレーションを行った結果を図6に示す。シミュレ
ーション条件は、次の通りである。送信側では、従来例
で述べた同一の拡散符号を用いて多重する場合で、拡散
符号として11チップのバーカー符号を使用し、2,
2,2,2,3チップの遅延間隔で5つの信号を多重す
る。受信側では、3倍の周波数でサンプリングし、実施
形態で述べた動作により3サンプルの中から1サンプル
を選択して復調した。この選択には、さらに、実施形態
4を用いた。図6に示すように、従来例に比べ誤り率
(BER)に改善が見られる。
【0021】
【発明の効果】請求項1に対応する効果:ディジタル伝
送におけるベースバンド信号、特に、多値変調された信
号であっても、当該信号に対して復調回路(実施例にお
いては、スペクトル逆拡散回路)の前段において誤りの
少ない適切なサンプルデータが選択される。ここでは、
n倍サンプリングで、一致数最大カウントのサンプルの
みを選択した場合に、スペクトル逆拡散回路等の復調回
路の動作周波数が1/nとなり、動作速度の要求が緩和
されることにより回路設計が容易になり、動作時の消費
電流も少なくなる。また、サンプル選択回路は、スペク
トル逆拡散回路等の復調回路の出力信号に対して相関ク
ロックの再生を行う相関クロック再生回路と同様の機能
を果たす為、同回路が不要となり回路規模を小さくでき
る。
【0022】更に、サンプル位置を正しく選択するに
は、ノイズの影響を避ける為に通常は情報量の多い振幅
情報を相当期間保持しなければならないが、本発明の場
合には保持が必要な振幅情報はnサンプル分のみと少な
く、情報量の少ない振幅変化の所定の変化パターンとの
一致/不一致の結果のみが積算期間(一定のカウント期
間)分だけ保持される為、回路規模が小さくて済む。
【0023】請求項2に対応する効果:請求項1の効果
に加えて、A/D変換回路への入力信号のアイパターン
にもとづいた所定の変化パターンを用いることにより、
最適な設計が可能となる。
【0024】請求項3に対応する効果:請求項1及び2
の効果に加えて、ベースバンド信号としてI,Q信号を
用いる場合にも、それに対応して適切なサンプルデータ
の選択動作を行うことができる。
【0025】請求項4に対応する効果:請求項1及び2
の効果に加えて、サンプル選択回路の構成を請求項3に
比べて簡略化することができ、さらに、条件によって
は、より適切なサンプル点を選択することが可能とな
る。
【0026】請求項5に対応する効果:請求項1ないし
4の効果に加えて、瞬時に生起する干渉信号や誤動作に
対して回路の動作を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル伝送用受信機の実施形
態におけるサンプリング動作の二つの状態(A)及び
(B)を説明するための図である。
【図2】本発明によるディジタル伝送用受信機の実施形
態の構成の一例を示す図である。
【図3】本発明によるディジタル伝送用受信機の実施形
態の構成の他の例を示す図である。
【図4】本発明によるディジタル伝送用受信機の実施形
態の構成のさらに他の例を示す図である。
【図5】本発明によるディジタル伝送用受信機の実施形
態の構成のさらに他の例を示す図である。
【図6】本発明によるディジタル伝送用受信機の実施形
態の効果を従来例と対比して示すC/N対BER特性図
である。
【図7】スペクトル拡散通信システムを構成する送信機
の一例を示す図である。
【図8】図7におけるスペクトル拡散回路及び信号多重
回路において、同一の拡散符号を用いた場合の動作につ
いての信号線図を示す図である。
【図9】スペクトル拡散通信システムを構成する受信機
の一例を示す図である。
【図10】図9の受信機におけるA/D変換及びスペク
トル逆拡散を行う場合の信号処理を説明するためのであ
る。
【図11】図9の受信機におけるA/D変換回路への入
力信号によるアイパターンを示す図である。
【符号の説明】
1,1i,1q,1′,1″…サンプル選択回路、1
h,1ih,1qh,1′ih,1′qh…振幅保持回
路、1m,1im,1qm,1′m…一致信号保持/積
算回路、1p…選択サンプル点変化保護回路、1r,1
ir,1qr,1′ir,1′qr…演算/比較回路、
4,114…スペクトル逆拡散回路、100…送信デー
タ、101…シリアル/パラレル変換回路、102…差
動符号化回路、103…スペクトル拡散回路、104…
信号多重回路、105…D/A変換回路、106…直交
変調回路、107…送信アンテナ、111…受信アンテ
ナ、112…周波数変換回路、113…A/D変換回
路、115…差動復調回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信し、周波数変換されたベースバンド
    信号を該ベースバンド信号のデータレートのn倍(n:
    正の整数)のサンプリング周波数でサンプリングし、得
    た抽出ベースバンド信号をA/D変換するA/D変換回
    路と、該A/D変換回路の出力から元データを復調する
    復調回路を有するディジタル伝送用受信機において、前
    記A/D変換回路からサンプリング出力される毎に、そ
    の抽出ベースバンド信号データとそれ以前に連続して出
    力された抽出ベースバンド信号データとからなるnサン
    プル個の組を順次作り、順次作られる該nサンプル個の
    抽出ベースバンド信号データからなる組におけるデータ
    変化パターンを所定の変化パターンと比較することによ
    りそれらの間の一致を判断し、その一致の判断結果を前
    記nサンプルの組の各サンプル点毎に一致の回数として
    一定の期間カウントし、そのカウント数の多いサンプル
    点を全サンプル点の中から選択してそのサンプル点に対
    応する前記抽出ベースバンド信号データを復調回路に出
    力するサンプル選択回路を備えるようにしたことを特徴
    とするディジタル伝送用受信機。
  2. 【請求項2】 前記所定の変化パターンを前記A/D変
    換回路への入力信号のアイパターンにもとづいて設定す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のディジタ
    ル伝送用受信機。
  3. 【請求項3】 前記ベースバンド信号としてI,Q信号
    を用いる場合に、前記サンプル選択回路は、前記I,Q
    信号それぞれに対応した回路構成をとることにより該
    I,Q信号毎にサンプル点の前記選択を行い、その選択
    されたサンプル点における抽出ベースバンド信号データ
    を復調回路に出力するようにしたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のディジタル伝送用受信機。
  4. 【請求項4】 前記ベースバンド信号としてI,Q信号
    を用いる場合に、前記サンプル選択回路は、前記I,Q
    信号それぞれについて各サンプル点毎に前記一定の期間
    における一致の回数のカウントを行い、前記I,Q信号
    に対するそのカウント結果を各サンプル点で合計するこ
    とにより前記サンプル点として該I,Q信号に共通のサ
    ンプル点の選択を行い、その選択されたサンプル点にお
    ける抽出ベースバンド信号データを復調回路に出力する
    ようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のディ
    ジタル伝送用受信機。
  5. 【請求項5】 前記サンプル選択回路は、前記一定の期
    間毎に選択されるサンプル点のサンプリング周期に対す
    るタイミングの変化をk回分観測して、連続したk
    1(k1<k)回で、あるサンプル点が選択され、その前
    後はk1回観測した点とは別のサンプル点を前後いずれ
    も同じくして選択している場合、前記k1回の選択サン
    プル点を前後と同じ選択サンプル点に再選択して、その
    選択されたサンプル点における抽出べースバンド信号デ
    ータを復調回路に出力するようにしたことを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれか1記載のディジタル伝送用
    受信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7151812B2 (en) 2002-05-10 2006-12-19 Oki Electric Industry Co., Ltd. Sample clock extracting circuit and baseband signal receiving circuit
US7558355B2 (en) 2003-12-15 2009-07-07 Oki Semiconductor Co., Ltd. Syncword detecting circuit and a baseband signal receiving circuit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7151812B2 (en) 2002-05-10 2006-12-19 Oki Electric Industry Co., Ltd. Sample clock extracting circuit and baseband signal receiving circuit
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